1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:23:53.69 ID:Pfj5LrRq0
?「そうだ」

男「大体どこだよここ!?家寝てたはずなのに…」

?「ここは我々、神の住む世界」

男「神の住む世界?」

ベルデ「自己紹介が遅れたな、私はベルデ
そしてここが宇宙を司る神の園、ガイラーク」

男「ガイラーク…
(きっと夢だろ、だったら楽しまなきゃ!)で、何で俺が神なんだよ!」

ベルデ「ガイラークとは反対の位置に存在する悪魔の園…デーモンドから宣戦布告を受けたのだ…
その為の戦力として、お前は素晴らしくふさわしい」

男「宣戦布告…!?」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:27:10.34 ID:Pfj5LrRq0
ベルデ「奴ら悪魔は我々のガイラークをもうばうつもりなのだ!」

男「そうなんだ
で、何で俺が?俺は至って普通の高校生だぜ?」

ベルデ「お前には隠された力がある…」

男「そうなのか!?」

ベルデ「ああ…それこそ…(ガイラークを支配するほどの力をな…)」

男「(なんだか楽しい夢だぜ!)」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:29:55.17 ID:Pfj5LrRq0
男「よし引き受けた!」

ベルデ「そうか…実に頼もしい…
早速お前の力を引き出す師匠を紹介しよう」

ヨーニャ「えと…初めまして!ヨーニャです!」

男「女の子?」

ベルデ「彼女は見た目こそただの女の子だが、人を鍛える才能に於いては神一倍だ
ガイラークの神々をまとめる私が言うのだから間違いない」

男「ふーん、こんな女の子にね……」ポン

ヨーニャ「な、ししょーに何するんですか!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:33:18.00 ID:Pfj5LrRq0
ベルデ「これから1ヶ月間、お前はヨーニャの家で修行しながら過ごしてもらう」

男「え、こんな女の子と一緒の家で?(むふふ……ラッキー)」

ベルデ「そして1ヶ月後、我々と共に悪魔を追い払ってくれ」

男「もちろんだぜ!」

ベルデ「では、よろしく頼む……」

男「消えた!?」

ヨーニャ「神様には不思議な力があるの!人間から見たらね!」

男「ふーん、ヨーニャにも?」

ヨーニャ「もちろん!」

男「そうには見えないけど」

ヨーニャ「なにさ!私だって色々使えるもん!」

男「じゃあ何か、使ってみせてよ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:36:26.81 ID:Pfj5LrRq0
ヨーニャ「うーん、そうだ!」

ヨーニャ「えいっ!」

男「わっ!いきなり目の前に家が!」

ヨーニャ「家が現れたんじゃなくて、私達が瞬間移動したんだよ!」

男「へえ~…」

ヨーニャ「ここが私の家だよ
さ、どうぞ!」

男「お邪魔しまーす」

男「広い部屋と扉が二つ?(人間の家とはまたずいぶん違うんだな)」

ヨーニャ「この広い部屋は人間で言う居間、こっちの扉は君の部屋だよ!」

男「この扉は?」

ヨーニャ「それは私の部屋!絶対覗かないでよね!」

男「わかってるって!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:40:39.37 ID:Pfj5LrRq0
ヨーニャ「それじゃ今日は急だったし、ご飯食べて寝よっか!」

男「うん(何だか長い夢だなあ)」

ヨーニャ「はい、これがご飯!」

男「え…なにこれ」

ヨーニャ「私の好物、ヨガラプスだよ?」

男「あ、そうですか…(やっぱり神は食べるものも違うのか)」

ヨーニャ「さ、どうぞ!」

男「う、うん…」

ヨーニャ「」ニヤニヤ

男「(絶対良いコメントを期待してる…)」パクッ

ヨーニャ「どう…かな?
お口にあった?」

男「う…」

ヨーニャ「う?」

男「うまい!!こんなうまいのは初めて食べたよ!」

ヨーニャ「本当!?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:43:07.52 ID:Pfj5LrRq0
男「ふいーごちそうさま!」

ヨーニャ「ごちそうさま!」

ヨーニャ「じゃあ、お風呂入って寝ようか!」

男「おう!」

ヨーニャ「お先どうぞ」

男「分かった」

そして

ヨーニャ「じゃあおやすみ!」

男「おやすみ!」

1日目 終わり

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:44:49.17 ID:Pfj5LrRq0
2日目

男「おはよう」

ヨーニャ「おはようございます!早速修行しましょう!」

男「え?もう?」

ヨーニャ「当たり前ですよ!朝に悪魔が来たらどうするんですか!」

男「それは…
というか、ヨーニャって敬語だったっけ?」

ヨーニャ「師匠モードになったら敬語になるんです!
さ、びしばし行きますよ!」

男「ふぁ~あ、ふぁい…」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:50:37.24 ID:Pfj5LrRq0
ヨーニャ「まずは神の力、ネモカを使えないと話にならないので、それを身に付けましょう!」

男「ネモカ?」

ヨーニャ「ネモカは昨日見せた瞬間移動とかそういうのが使える力ってことです」

男「あれが使えるようになるのか~」

ヨーニャ「多分君がネモカを使えるようになるには半月ほどかかります」

男「え?そんなに?」

ヨーニャ「人間ですから…」

男「ま、いいや
早速修行を初めてくれぃ!」

ヨーニャ「はい!
まずはですね…」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:53:19.09 ID:Pfj5LrRq0
ヨーニャ「さて、そろそろお昼にしよう!」

男「いつまでこの修行やるの?」

ヨーニャ「うーん、1週間くらい」

男「えっそんなに!
同じことを1週間もやり続けるのか…」

ヨーニャ「人間には本来ネモカは使えないから仕方ないよ!」

そして1週間後...

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:55:34.98 ID:Pfj5LrRq0
男「ふぃーこの修行は今日で終わりだっけ」

ヨーニャ「うん!次からは別のことだよ」

男「楽し―――――」

ドーン!

男「な、なんだ!?」

ヨーニャ「外に行ってみましょう!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 20:59:28.56 ID:Pfj5LrRq0
?「よう…」

男「お前は…?」

ヨーニャ「悪魔!」

男「悪魔!?」

レコグ「そう…俺の名はレコグ…悪魔だ」

ヨーニャ「何しに来たんですか!」

レコグ「無論、若い芽を摘みに来たのさ…お前のことだ小僧!」

男「え?俺?」

サーイル「そういうことだ」

ヨーニャ「サーイル!?」

男「知り合い?」

ヨーニャ「神の1柱のはずですが…」

サーイル「最後まで気づかなかったようだな」

ヨーニャ「え!?」

サーイル「俺はスパイだ!」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:04:02.11 ID:Pfj5LrRq0
ヨーニャ「そんな…」

サーイル「行くぜ!レコグ!」

レコグ「おう!」

「ダブルコイグルエーダ!」

ヨーニャ「!?」

ドーン!

男「ヨーニャ!大丈夫?」

ヨーニャ「…」

男「ヨーニャ!!」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:04:58.58 ID:Pfj5LrRq0
レコグ「一撃で沈みやがった!」

サーイル「教える才能と戦う才能は別だからな」

レコグ「次はお前の番だ!小僧!」

男「(どうせ夢なんだ…ここで死んだって…)」

男「(いや、この夢をまだ終わらせはしねえ!)」

「ダブルコイグルエーダ!」

サーイル「これでお前は終わりだ!」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:08:47.02 ID:Pfj5LrRq0
男「(使い方は分からねえけど…やるしかねえ!
ネモカを!)」

キュイイイン

サーイル「!?
なに、弾道が変わって…こっちの方へ!?」

レコグ「一旦退避だ!」

サーイル「おう!」

男「ネモカが…使えた…?」

ヨーニャ「すごいよ…君…」

男「ヨーニャ!大丈夫なのか!?」

ヨーニャ「うん…もうすぐ治療班が来るから…
それよりネモカ…使えたね…」

男「ああ!」

ヨーニャ「(ベルデ様が勧めただけのことはある…これならあの技も…)」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:20:01.80 ID:Pfj5LrRq0
10日目

ヨーニャ「おはよう!」

男「もう大丈夫なの?」

ヨーニャ「うん!ネモカがあるからね」

男「あ、そっか…(心配して損した気がする)」

ヨーニャ「じゃ早速、ネモカを使ってみてください!」

男「へ?」

ヨーニャ「ほら、昨日使ってたじゃないですか!」

男「…」

ヨーニャ「…」

男「…
ごめん、あの時は夢中だったから」

ヨーニャ「しょうがないですね…
じゃあ予定通り修行を進めましょう」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:23:10.16 ID:Pfj5LrRq0
そして...

20日目

ヨーニャ「もうこんな上級ネモカが使えるんですか?」

男「うん…この教科書に書いてあった通りにやっただけだけど…」

ヨーニャ「(やっぱり飲み込みが早いですね…)」

ドーン!

男「なんだ!?」

ヨーニャ「デジャヴですね、外に行ってみましょう!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:26:48.46 ID:Pfj5LrRq0
レコグ「よう…」

サーイル「久しぶりだな…」

男「レコグ!サーイル!」

レコグ「あの時は油断したが次はこうは行かねえぞ…」

ヨーニャ「私だって!」

レコグ「キュカエン!」

男「巨大な火の玉が!」

ヨーニャ「シルト!」

男「すごい!巨大なシールドが!」

ヨーニャ「君のししょーですから!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:29:35.69 ID:Pfj5LrRq0
サーイル「くっ…こうなりゃあれだ!」

レコグ「おう!」

「ダブルコイグルエーダ!」

ヨーニャ「シルト!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

男「衝撃波で地面が…!」

ドーン!

男「ごほっごほっ…」

サーイル「ちっ…」

ヨーニャ「私をなめてもらっちゃこまります!」

レコグ「仕方ねえ…あれを使うときが来たな」

サーイル「そうだな」

男「あれ…?」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:32:30.93 ID:Pfj5LrRq0
「行くぜ!」

「ハイパーダブルコイグルエーダ!」

ヨーニャ「アルティシルト!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ヨーニャ「くっ…押されてます!」

サーイル「勝った!」

男「まだだ!」

ヨーニャ「え?」

男「修行の成果を見せるよ、ヨーニャ!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:36:45.48 ID:Pfj5LrRq0
男「Погодите Дайте подумать」

ヨーニャ「この詠唱…まさか!!
(一部のものにしか扱えない、アルティ系をも越す最上級魔法を身に付けてたんですか…!?)」

男「ルイーナ テネブラエ」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:43:27.27 ID:Pfj5LrRq0
サーイル「な、なんだ!?」

レコグ「闇に吸い込まれてゆく…」

「うわああああ!!」

男「…」フラッ

ヨーニャ「大丈夫ですか!?」

男「何とか…」

ヨーニャ「それにしてもすごいですよ!
アルティ系よりも強い、神の中でも唱えられない人が多いネモカ、通称『魔法』を唱えるなんて
しかも魔法の中でも最上級ですよ!?」

男「びっくりした…?驚かすために覚えておいたんだ…」

ヨーニャ「もう…びっくりしましたよ!」

ヨーニャ「今日はもう寝ましょう」

男「うん…」

ヨーニャ「(この調子なら本当に…あの技を…)」

20日目 終わり

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:46:46.60 ID:Pfj5LrRq0
21日目

ヨーニャ「今日からはあの技を身につけてもらいましょう」

男「あの技?」

ヨーニャ「そう…
古文書にしか記されていない、ベルデ様でも扱うことのできない技を…」

男「そ、そんなすごい技を…」

ヨーニャ「君ならきっと、悪用もしないし覚えることもできます」

男「おう!やってやるぜ!」

そして...

決戦の日

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:53:24.41 ID:Pfj5LrRq0
男「神ってこんなにいたんだ」

ヨーニャ「はい、会う機会がなかったから知らなかったでしょうけどね…」

ベルデ「皆の者!来るぞ!」

男「!」

?「よう、久しぶりだな…ベルデ」

男「あれは…?」

ヨーニャ「悪魔界の王、レギア」

男「レギア…」

レギア「ベルデ…この世界の王は俺だ
お前はお役御免なんだよ」

ベルデ「レギア…貴様はあまりにも残虐すぎる…
貴様の為にこの座を空けるつもりはない」

レギア「そうか…なら、力づくだ!
お前ら!行けえ!」

悪魔達「おう!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 21:55:52.14 ID:Pfj5LrRq0
ヨーニャ「来ます!」

男「おう!」

悪魔A「ウォースイ!」

ヨーニャ「シルト!」

男「アルティアクア!」

レギア「さて、雑魚共が争ってる内に…
お前を殺す、ベルデ」

ベルデ「やってみるがいい!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:01:00.85 ID:Pfj5LrRq0
レギア「アグニ!」

ベルデ「強力な炎だ…だが軽い!
アルティアクア!10連打!」

レギア「10連打!?さすがの俺のアグニでもこれは防げないぜ」

ひょいひょい

ベルデ「避けおったか」

レギア「俺の最強の技を見せてやる」

ベルデ「最強の技?」

レギア「シンデスモス テス テレイオテトス」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:04:21.41 ID:Pfj5LrRq0
ベルデ「な、何だこの光は!?」

レギア「雑魚もろとも消えな!」

ピカーン

悪魔B「レギア様!我々まで巻き込ん―――」

ヨーニャ「な、なんですかこの光!?」

男「ルイーナ スクトゥム!!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:11:11.29 ID:Pfj5LrRq0
レギア「俺以外消えたか…
ハーハッハ!ついに俺が全ての世界を統べる王となる時が来たのだ!」

男「まだ終わってない!」

レギア「!?
お前は…」

男「お前を王にはしない」

ヨーニャ「(あの時、レギアの技に気付いたのは君だけ…
すごい…)」

レギア「ハーハッハ!俺を王にしないだと?
確かに俺の技を防いだのは褒めてやる
だが…」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:18:11.51 ID:Pfj5LrRq0
レギア「俺の本当の最強技を前にどこまでやれるかな?」

男「本当の最強技?」

ヨーニャ「(ベルデ様にすら気付かせないあの技の更に上を持ってるというんですか…!?)」

レギア「マソラ」

ドン

男「…?」

ヨーニャ「何が起きたんですか?」

レギア「試しに攻撃してみな」

ヨーニャ「え…?」

男「そこまで言うならやってやるぜ
ルイーナ アクア!」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:21:34.88 ID:Pfj5LrRq0
レギア「ハーハッハ!ハーハッハッハッハ!」

男「全く聞いていない…!」

レギア「この技をかけた俺は無敵!
お前らはどうあがいても絶望だぜ!」

ヨーニャ「あの技を使うしかないですね」

男「おう」

レギア「ん?」

男「お前は終わりだ」

レギア「ハッタリか?」

男「オミニス」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:25:34.31 ID:Pfj5LrRq0
シーン

レギア「何も起きねえじゃねえか!ハーハッハ!」

男「お前は死ぬ」

レギア「何を言っ――――」

ドクン

レギア「な、何だ…!」

ドクン

レギア「一体何が…!」

男「オムニス
それは言ったことが本当になる技」

レギア「ば、馬鹿な!」

男「全能な神は今までにもいたはずだ、遠い昔にな
お前はもうすぐ、心臓を大破させて死ぬ」

レギア「そ、そんな…
う、嘘だ…嘘だろ!」

パァン

レギア「…」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:28:48.83 ID:Pfj5LrRq0
男「この戦いで死んだ神は復活する」

ベルデ「こ、ここは…」

ヨーニャ「すごいです…」

男「え?」

ヨーニャ「この技を覚える為に修行しましたけど、結局覚えられませんでした
それなのにこんな土壇場で…」

男「最初に悪魔がやってきたと同じだよ
夢中だったからさ」

ベルデ「やはり見込んだ通りだった」

男「ベルデ…」

ベルデ「お前こそ、私の座を譲るにふさわしい」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:32:12.85 ID:Pfj5LrRq0
男「いや、いいよ」

ベルデ「え?」

男「これは夢だからさ、どうせもうすぐ俺は目覚める
だからお別れだ」

ヨーニャ「そんな…」

ベルデ「そうか…
ガイラークを救ってくれて感謝している」

ヨーニャ「私、君と過ごした1ヶ月間、とても楽しかった!
そ、それに…
(ここを逃したらもう…!)
す、好きです!」

男「え!?」

ヨーニャ「うぅ…」

男「ああ、俺もだ
また会おうぜ」

ヨーニャ「男くん…」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:34:12.58 ID:Pfj5LrRq0
チュンチュン

ジリリリリ

ポチッ

男「うーん…朝か…」

男「(やっぱり、あの1ヶ月間は夢だったんだな…)」

男「学校行くか」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:35:41.07 ID:Pfj5LrRq0
学校

男「よっ」

友「おっす
知ってるか?今日外国人の転校生が来るらしいぜ!
しかも飛び級で!急に決まったらしいんだけどよ」

男「まじで?」

...

先生「今日は転校生が来ています」

「ざわざわ」

先生「入ってきてください!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:38:12.92 ID:Pfj5LrRq0
転校生「皆さんこんにちは!」

男「お前は…!」

ヨーニャ「私の名前はヨーニャです!よろしく!」

「小さいな」「飛び級らしいぜ」

先生「じゃあヨーニャさんの席は…あそこ、男くんの隣が空いてるね」

ヨーニャ「男くん、これからよろしくね!」

男「(やっぱりあれは…)」

男「また会ったな!」

ヨーニャ「え?」

男「これからもよろしくな、ヨーニャ!」

終わり

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 22:43:23.39 ID:Pfj5LrRq0
はい、というわけで終わりです!
え?最後の
男「(やっぱりあれは…)」
の意味が分からない?
じゃあ俺が解説してしんぜよう!
まず、男はガイラークで「オムニス」という技を使った
ここでオムニスの効果について思い出して欲しい
そう、オムニスは「言ったことが本当になる」技だった
つまり、オムニスを使った後は言ったことが本当になるのだ
ここで大事なワードを抜き出そう
それは
男「これは夢だからさ、どうせもうすぐ俺は目覚める
だからお別れだ」

男「ああ、俺もだ
また会おうぜ」
オムニスの能力で、これらを言ってしまったことにより、本当に夢になって、ヨーニャとまた会うことが出来たのだ
つまり本当は夢じゃなかった、だから男「(やっぱりあれは…)」とやっぱり夢じゃなかったと再確認してるのだ
以上!
ヨーニャ「支援ありがとうございました!」

引用元: 男「俺が…神?」