1: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:08:59.74 ID:kAVLUHuM0
奈緒(凛と加蓮が、事務所に来てからというものずっと神妙な顔をしている)
奈緒(二人は頻繁に時計を気にしていて、午後2時50分くらいからはソファに座ってスマホを睨んでいる)
奈緒(何をそこまで待っているんだ……? オーディションの結果とか?)
346プロガゴゴ3ジヲオツタエシマス
奈緒「あっ、もう3時か」
凛「……!」バッ
加蓮「……!」バッ
奈緒(素早い動きでスマホを起動した?)
奈緒「……なあ、二人は何をそんなに気にしてたんだ?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455631739
奈緒(二人は頻繁に時計を気にしていて、午後2時50分くらいからはソファに座ってスマホを睨んでいる)
奈緒(何をそこまで待っているんだ……? オーディションの結果とか?)
346プロガゴゴ3ジヲオツタエシマス
奈緒「あっ、もう3時か」
凛「……!」バッ
加蓮「……!」バッ
奈緒(素早い動きでスマホを起動した?)
奈緒「……なあ、二人は何をそんなに気にしてたんだ?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455631739
2: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:11:02.34 ID:kAVLUHuM0
凛「……来た」フルフル
奈緒「えっ? 何が?」
加蓮「セーフティ解除!」ダダダッ
奈緒「!?」
凛「この瞬間を待っていたんだー!」ダダダッ
奈緒「な、なに!?」
奈緒(ふ、二人がすごい勢いでスマホをタッチし始めた!?)
奈緒「えっ? 何が?」
加蓮「セーフティ解除!」ダダダッ
奈緒「!?」
凛「この瞬間を待っていたんだー!」ダダダッ
奈緒「な、なに!?」
奈緒(ふ、二人がすごい勢いでスマホをタッチし始めた!?)
3: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:13:16.07 ID:kAVLUHuM0
奈緒「り、凛……? 一体何が来たんだ?」
凛「ぐっ……ああああああああああ!」
奈緒「ひゃっ!? き、急に叫ぶなよ! というか、アイドルがあげちゃいけない叫びだったぞ!」
加蓮「凛、過去を振り返る暇はないよ。暗い過去は輝く未来でこそ照らせるのだから」ダダダッ
奈緒「加蓮も何言ってるかわからない……」
凛「くっ……! もってよ……私のスタージュエル……!」
奈緒「……スタージュエル?」
凛「ぐっ……ああああああああああ!」
奈緒「ひゃっ!? き、急に叫ぶなよ! というか、アイドルがあげちゃいけない叫びだったぞ!」
加蓮「凛、過去を振り返る暇はないよ。暗い過去は輝く未来でこそ照らせるのだから」ダダダッ
奈緒「加蓮も何言ってるかわからない……」
凛「くっ……! もってよ……私のスタージュエル……!」
奈緒「……スタージュエル?」
4: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:14:57.33 ID:kAVLUHuM0
奈緒「えーと、ああ、今日ガチャの更新日だったか」スマホキドウ
奈緒「おっ! 私がSSRになってる! そっかぁ……ついにか……へへっ」
奈緒「あっ……ひょっとして、私がガチャに追加されるのを待ってたのか?」
凛「そうだよ。奈緒がSSRになるのをずっと待っていた」ダダダッ
加蓮「私もTPでユニット組みたかったんだから」ダダダッ
奈緒「へ、へえ……ま、まあ私もTPで組みたかったから嬉しい、なんて……」
奈緒「……うん、嬉しいんだけど」
凛「スタージュエルが死ぬ……!? なに……!?」
加蓮「1%の壁なんて、アイドルなら乗り越えられる……!」
奈緒(鬼気迫る表情でガチャ回す姿は正直怖い……)
奈緒「おっ! 私がSSRになってる! そっかぁ……ついにか……へへっ」
奈緒「あっ……ひょっとして、私がガチャに追加されるのを待ってたのか?」
凛「そうだよ。奈緒がSSRになるのをずっと待っていた」ダダダッ
加蓮「私もTPでユニット組みたかったんだから」ダダダッ
奈緒「へ、へえ……ま、まあ私もTPで組みたかったから嬉しい、なんて……」
奈緒「……うん、嬉しいんだけど」
凛「スタージュエルが死ぬ……!? なに……!?」
加蓮「1%の壁なんて、アイドルなら乗り越えられる……!」
奈緒(鬼気迫る表情でガチャ回す姿は正直怖い……)
5: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:16:51.18 ID:kAVLUHuM0
~10分経過~
凛「加蓮、スタージュエルの残りは!」
加蓮「……250!」
凛「一発勝負か……」
奈緒「な、なあそろそろ退いた方が……」
加蓮「ああああああああ!」ポチッ
奈緒「聞いてないし……」
ライラさん『ライラさんですよー』
加蓮「うわああああああ! 引けませええええん!」
凛「加蓮、スタージュエルの残りは!」
加蓮「……250!」
凛「一発勝負か……」
奈緒「な、なあそろそろ退いた方が……」
加蓮「ああああああああ!」ポチッ
奈緒「聞いてないし……」
ライラさん『ライラさんですよー』
加蓮「うわああああああ! 引けませええええん!」
6: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:18:30.02 ID:kAVLUHuM0
凛「私、止まる気はないよ……」
奈緒「やめろ凛! もう3回もコンビニでItuneカードを買ってるんだぞ!」
凛「SSR奈緒を引くまで止まるわけには……」
奈緒「落ち着け凛! お前はガチャに呑まれている!」
凛「それがなに! SSR奈緒を引こうとしてるんだ! ちひろさんに魂を売るくらい……!」
奈緒「そんなにガチャを回し続けたら、心が壊れて人間じゃなくなる!」
加蓮「大きい……SSR封筒かな? いや、違う、違うね。SSR封筒はもっとこう、バーって刺繍が入ってるし!」
加蓮「おかしいなぁ……ちひろさん、おーい、出してくださいよ、ねえ……」
奈緒「もう壊れてる奴がいるぞ!?」
奈緒「やめろ凛! もう3回もコンビニでItuneカードを買ってるんだぞ!」
凛「SSR奈緒を引くまで止まるわけには……」
奈緒「落ち着け凛! お前はガチャに呑まれている!」
凛「それがなに! SSR奈緒を引こうとしてるんだ! ちひろさんに魂を売るくらい……!」
奈緒「そんなにガチャを回し続けたら、心が壊れて人間じゃなくなる!」
加蓮「大きい……SSR封筒かな? いや、違う、違うね。SSR封筒はもっとこう、バーって刺繍が入ってるし!」
加蓮「おかしいなぁ……ちひろさん、おーい、出してくださいよ、ねえ……」
奈緒「もう壊れてる奴がいるぞ!?」
7: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:20:00.70 ID:kAVLUHuM0
奈緒「もうやめろ! やめてくれ! これ以上傷ついていく二人を見たくない!」
凛「だけど、SSR奈緒を引かないと……TPが……」
奈緒「TPを組むならNでも出来るだろ!? そこまで傷つく必要なんて無い!」
加蓮「それは……強者の理屈だよ……」
加蓮「私の音ゲースキルじゃ、N奈緒だとライフもスコアも足りない……」
凛「私は、ただSSR衣装で踊る奈緒を見たかった……それなのに……」
凛「だけど、SSR奈緒を引かないと……TPが……」
奈緒「TPを組むならNでも出来るだろ!? そこまで傷つく必要なんて無い!」
加蓮「それは……強者の理屈だよ……」
加蓮「私の音ゲースキルじゃ、N奈緒だとライフもスコアも足りない……」
凛「私は、ただSSR衣装で踊る奈緒を見たかった……それなのに……」
8: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:24:35.42 ID:kAVLUHuM0
奈緒「……加蓮、凛」
奈緒「……ありがとう、二人とも。そこまで私を思ってくれて」ダキッ
奈緒「だから、もういいんだ。私をこんなに思ってくれる二人が、私の事で傷つくのは嫌なんだ……」
奈緒「それに恒常追加だから、いつかきっと引ける……その『いつか』が今日じゃなかっただけだよ……」
奈緒「だから……」
凛「……奈緒」
加蓮「……奈緒」
奈緒「……ありがとう、二人とも。そこまで私を思ってくれて」ダキッ
奈緒「だから、もういいんだ。私をこんなに思ってくれる二人が、私の事で傷つくのは嫌なんだ……」
奈緒「それに恒常追加だから、いつかきっと引ける……その『いつか』が今日じゃなかっただけだよ……」
奈緒「だから……」
凛「……奈緒」
加蓮「……奈緒」
9: ◆QbMLM0d8YE 2016/02/16(火) 23:27:23.64 ID:kAVLUHuM0
凛「……うん、そうだね奈緒」
加蓮「私たちには1/1奈緒がいるんだ……」
奈緒「うん、その言い方はやめて?」
凛「じゃあ、奈緒。SSR衣装着て私たちの前で踊ってくれる?」
奈緒「うん……うん?はぁ!? ど、どうしてそういう話になるんだ!?」
凛「私の心は、SSR衣装を着て踊る奈緒を見ないと癒やされないから……」
凛「そうでもしないと、まだガチャに手が伸びそうになって……」
加蓮「私も……Cuのダンスをする奈緒を見ないと駄目そう……」
奈緒「なんでCu指定なんだよ! Trancing Pulseとかあるだろ!」
加蓮「ああ……さよなら凛……」
凛「加蓮……! 駄目、気をしっかり!」
奈緒「あーもう! わかったよ! やればいいんだろやれば!」
幸子「あのプロデューサーさん……奈緒さんたちは、事務所の一角で何をしてるんですか?」
奈緒「はっだかーになっちゃおうかなー!」カオマッカ
りんかれん「なっちゃえー!」サイリウムブンブン
おわり
加蓮「私たちには1/1奈緒がいるんだ……」
奈緒「うん、その言い方はやめて?」
凛「じゃあ、奈緒。SSR衣装着て私たちの前で踊ってくれる?」
奈緒「うん……うん?はぁ!? ど、どうしてそういう話になるんだ!?」
凛「私の心は、SSR衣装を着て踊る奈緒を見ないと癒やされないから……」
凛「そうでもしないと、まだガチャに手が伸びそうになって……」
加蓮「私も……Cuのダンスをする奈緒を見ないと駄目そう……」
奈緒「なんでCu指定なんだよ! Trancing Pulseとかあるだろ!」
加蓮「ああ……さよなら凛……」
凛「加蓮……! 駄目、気をしっかり!」
奈緒「あーもう! わかったよ! やればいいんだろやれば!」
幸子「あのプロデューサーさん……奈緒さんたちは、事務所の一角で何をしてるんですか?」
奈緒「はっだかーになっちゃおうかなー!」カオマッカ
りんかれん「なっちゃえー!」サイリウムブンブン
おわり
引用元: ・凛「……」加蓮「……」奈緒「……」
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