1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:27:08.06 ID:AwG3BGUG0
C.C.「だから、お腹に私たちの子供がいるんだよ、パパ」

ルルーシュ「」

C.C.「どうしたパパ、顔が真っ青だぞ。このあいだはあんなにハッスルしてたのに」

ルルーシュ「・・・C.C.」

C.C.「なんだいパパ?」

ルルーシュ「とりあえず、パパと呼ぶのをよしてくれないか。」

C.C.「どうしてだ。せっかく私たちの合作が私に宿ったというのに。」

ルルーシュ「し、しかしっ、身に覚えが

C.C.「なくても私は覚えている。この身にしっかりと刻まれたんだからな」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:30:38.01 ID:AwG3BGUG0
ルルーシュ「し、しかしっ、身に覚えが

C.C.「なくても私は覚えている。この身にしっかりと刻まれたんだからな」

ルルーシュ「・・・お、おいおい。・・・ちょっと待ってくれ。俺が・・・パパ?・・・父親?この歳で?」

C.C.「名前は何がいいかなー?」サスサス

ルルーシュ「は、腹をさするな!」

C.C.「なにをそんなにあわてているんだ?パパ。」

ルルーシュ「パパと呼ぶな!」

C.C.「お前のパパは薄情だなー」サスサス

ルルーシュ「・・・・・・」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:33:16.94 ID:AwG3BGUG0
ルルーシュ「・・・・・・背負えというのか。・・・俺に。」

C.C.「パパ・・・・・・」

ルルーシュ「・・・だとしても」

C.C.「?」

ルルーシュ「・・・何故だ?」

C.C.「そりゃおまえ、やればできるし・・・」

ルルーシュ「そうじゃない・・・!」

ルルーシュ「何故ッ!俺はッ!覚えていないッ!!」

C.C.「え?」

ルルーシュ「せっかく!せっかく●●を卒業したというのに!!せっかく!こんな美女とにゃんにゃんしたのに!!」

ルルーシュ「何故ッ!!俺はッ!!覚えていないッ!!!」

C.C.「えー」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:36:22.71 ID:AwG3BGUG0
ルルーシュ「何故・・・何故だぁ・・・ううっ」グスッ

C.C.「な、なくなよパパ・・・」ヨシヨシ

ルルーシュ「・・・うう、うわああああああああああああああ」ガバッ
タタタタタタ......

C.C.「・・・こんなときでも仮面はしっかり持っていくんだな」

C.C.「・・・・・・」

C.C.「・・・・・・」ニヤッ

C.C.「ふっふっふ・・・ルルーシュめ、こんなにあっさり騙されるとは。さすがは●●といったところか」

C.C.「まったく、エイプリルフールにすら気づけないあの慌てっぷりといったら・・・」ニヤニヤ

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:38:44.81 ID:AwG3BGUG0
C.C.「面白そうだし、しばらくパパの気分で居させてあげるか・・・。」

C.C.「それに、私のこと美女って・・・ふふっ」ニマニマ

C.C.「・・・・・・さて、ピザでも・・・」

―――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――

ゼロ「ディートハルトか?」

ディートハルト『はい。』

ゼロ「やつは予想通りに動いた。」ニヤ

ディートハルト『では、以降は予定通りに』

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:40:50.78 ID:AwG3BGUG0
―――――――――前日3月31日・会議室――――――――

ディートハルト「さて、もう議題は片付いたことですし、ゼロ、今日の会議はこれで・・・」

ゼロ「・・・ああ。そのまえに、私から皆にお願いがある」

藤堂「お願い?」

ゼロ「明日は、4月1日。エイプリルフールだ」

ゼロ「極めて私的な頼みで申し訳ないが、C.C.、やつをギャフンと言わせるのに協力してほしいのだ。」

扇「・・・ぅん?」

ディートハルト「・・・・・・ゼロ。C.C.とエイプリルフール、そして黒の騎士団、これらに一体どういった関係が?」

ゼロ「フッ、ディートハルトよ。エイプリルフールがどのような日か、知っているか」

ディートハルト「それくらいの常識、もちろんです。毎年4月1日には、嘘をついてもよい、という風習のことですよね?」

ゼロ「そうだ。敵、つまりC.C.は、エイプリルフールにかこつけてかならず嘘をついてくる。
    それも、私をあせらすためのたちの悪い嘘をな。」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:42:52.89 ID:AwG3BGUG0
ゼロ「そこで、やつがついた嘘に全力で騙され、そして逆にC.C.をあせらせてやるのだ・・・!」

藤堂「なるほど。つまり、奴が嘘をついたことを、後悔させてやればいいのだな?」

ゼロ「そういうことだ。こんな私的な頼みだが、きいてくれるか。」

玉城「ったりめぇよ!なんてったって、俺とゼロは親友だからな!」

杉山「ゼロにはいつも世話になってるしな。その恩返しになるなら。」

ゼロ「すまない。」

扇「ゼロ、C.C.の嘘にあわせるのはいいけど、あまり俺たちのアドリブに期待されても・・・」

ゼロ「ああ、その点は問題ない。奴がつきそうな嘘を予測して書面にまとめておいた。
    今日の資料の一番下の紙に書いてある。各自それを見て明日に備えてくれ」

ゼロ「ああそれと、玉城」コソ

玉城「なんだよ親友?」コソ

ゼロ「お前だけに教えておくが、明日C.C.が言うことは実は本当のことなんだ。お前にだけは教えておく」コソ

玉城「マジで?ゼロ、明日はこの玉城様に任せとけ!」

ゼロ(これで玉城対策は完了)

一同「「「」」」

ゼロ「ではまた明日。」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:46:16.16 ID:AwG3BGUG0
――――――――――――――――4月1日・斑鳩艦内――――――――――――――
ゼロ「扇、南、玉城、藤堂、朝比奈、千葉はポイント4、ディートハルトはポイント3、カレンは作戦に移れ」

ゼロ(よし、これですべての条件はクリアーされた。C.C.もこれにこりて少しは常識を身につけてくれればいいが・・・)

―――――――――――――ゼロの部屋の前―――――――――
カレン(いまC.C.はピザを食べてるはずだから、C.C.を畳み掛けるように押し切る。そして部屋から連れ出すのが私の役目)

カレン「カレンです。失礼します」
プシュッ

C.C.「なんだカレンか」

カレン「・・・C.C.!ルルーシュと結婚するって、一体どういうことよ!」

C.C.「・・・ん?」

カレン「妊娠したんだってね。・・・・・・C.C.、私はルルーシュのことを祝福するつもりだけど、」

カレン「・・・ルルーシュを泣かせたら、ただじゃ置かないからね。」

C.C.「女の子が言うセリフじゃないだろ・・・」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:49:51.34 ID:AwG3BGUG0
C.C.「なあカレン、もしかして、私とルルーシュが本当に結婚する騒ぎになってる・・・のか?」

カレン「チッ、まあいいわ、とにかくついてきなさい」グイ

C.C.「うわっ、ちょっとまてカレン、これは

カレン「いいから!ついて来なさい!」グイグイ

C.C.「か、カレン!どこに連れて行くつもりだ!放せ!!」ジタバタ

C.C.(まずい、まずいぞ。つい出来心であんな嘘をついてしまったがために・・・)

C.C.(どうする、ショックイメージでとりあえずこの場は乗り切るか。いやでも・・・)

ディートハルト「おや?そこにいるのはC.C.!妊娠祝賀会の準備が整っていますので、食堂まできて頂けますか?」

C.C.「え?妊娠祝賀って、ちょっと待ってくれ、どういう

カレン「つまり、黒の騎士団全員で、あんたのおめでたを祝おうって会よ」グイグイ

C.C.「んな!え、待ってくれカレン、これは誤解だ!エイプリ

カレン「だーもう、うるさい!みんなであんたを祝福してやるのよ!何が文句あるの!」グイグイ

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:51:49.66 ID:AwG3BGUG0
C.C.「・・・誤解、なんだよぉ・・・・・・」

カレン「ほら!さっさと歩く!」グイグイ

C.C.「くっ・・・ピ、ピザは出るんだろうな?」

C.C.(だめだ、もう引き返せない。このまま進むしかないのか・・・)

C.C.「・・・うぅ」グス

カレン「ち、ちょっとなに涙目になってんのよ!マタニティーブルってやつ?」グイグイ
――――――――――――――――――――――――
――――――――――
ディートハルト「ゼロ、食堂まで誘導することに成功しました。」

ゼロ『わかった』

ゼロ(ふふふふふふ、ふふふははははははは!ついに、ついにあの魔女の度肝を抜くときが来たか!ふははははははは!!)

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:54:04.27 ID:AwG3BGUG0
―――――――――――――――――食堂――――――――――――――――
カレン「ほらC.C.!さっさと食堂に入って」

C.C.「わかった、わかったから押すな!」ガチャ

一同「結婚、おめでとうございまーす!!!!」

パンパンパンパン

C.C.「!!??」

カレン「ほら、どうしたのC.C.、あんたが主役なんだから早く入って」ニヤ

C.C.「あ、ああ。」

藤堂「結婚、おめでとう」ガシ(握手

C.C.「あ、ありがとう」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 22:56:15.18 ID:AwG3BGUG0
扇「おめでとう!」

南「おめでとう」

千葉「おめでとう、C.C.」

杉山「クエックエ!」

朝比奈「おめっとさん!」

玉城「めでてぇな、親友!」

C.C.「・・・玉城、貴様と親友になった覚えはない」

玉城「バッカだなーC.C.!俺の親友の花嫁なんだから、俺の親友に決まってんだろ!」

C.C.「は、花嫁・・・///」

カレン「なーに赤くなってるのよ!ほら、あそこで新郎が待ってるから、早く行ってやりなさい!」

ゼロ「・・・C.C.」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:00:33.43 ID:AwG3BGUG0
C.C.「ゼロ、実はお前に言わなければいけないことg

ゼロ「C.C.!お前を必ず幸せにする!だから、結婚してくれ!!」

C.C.「・・・・・・へ?」

ゼロ「たとえ身に覚えがないといっても、お前のお腹に私の子供がいるのなら!私に!養わせてくれないか!!」

ゼロ「C.C.!わたしはお前を、愛している!!一緒に、なろう・・・。」

C.C.(なにを・・・何を言ってるんだこの坊やは!私が、坊やと、結婚!?)///

C.C.(・・・私があんな嘘をついたばっかりに、こんな・・・取り返しのつかないことに・・・・・・)

C.C.「・・・うぅっ」グスグス

ゼロ「なっ、C.C.!どうした!」

ゼロ(まずい!さすがに追い詰めすぎたか・・・!)

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:04:27.47 ID:AwG3BGUG0
藤堂「ゼロ、どのような理由があろうと、女性を泣かせるのは・・・」

ゼロ「!」

千葉「・・・女の敵」ジト

扇「ゼロサイテー」

ゼロ「ち、ちょっとまってくれ!」

C.C.「ゼロ!」

ゼロ「・・・C.C.」

C.C.「ありがとう、ゼロ。うれしいよ。お前がそんなこと言ってくれるなんて・・・」ダキッ

ゼロ(・・・!!?)

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:07:46.94 ID:AwG3BGUG0
C.C.「ゼロ、今日は何の日だ?」

ゼロ「・・・・・・エイプリルフールだ」

C.C.「違うな、間違っているぞゼロ」

ゼロ「?」

C.C.「今日はな、私とお前の、結婚記念日だ」ギュッ

ゼロ「」

一同「「「」」」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:11:04.72 ID:AwG3BGUG0
―――――――――――――ゼロの部屋――――――――――――――

ルルーシュ「C.C.、そろそろ正座は」

C.C.「だまれ●●!お前は一生正座していろ」

ルルーシュ「くッ」

C.C.「●●坊やが調子に乗った罰だ」

ルルーシュ「・・・・・・すまなかった」ボソ

C.C.「ん?なにか言ったか?ど・う・て・い?」

咲世子「」ジー

ルルーシュ「すまなかったC.C.!」ドゲザー

C.C.「誠意が足りない」ゲシ

ルルーシュ「すみませんでした!俺なんかが調子に乗っちゃって」

C.C.「ふふ。もう一度」

ルルーシュ「すみませんでしたぁ」

C.C.「ふん、まあいい」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:12:18.37 ID:AwG3BGUG0
ルルーシュ「・・・魔女め」ボソ

C.C.「なんか言ったか、●●?」

ルルーシュ「いえなにも」

C.C.「さて、謝罪はいまのでよしとしてやるとして、賠償がまだだな」

ルルーシュ「くッ、ピザだな、何ヶ月、いや、何年分だ・・・」

C.C.「・・・ふふっ、まったく、これだから●●は」

ルルーシュ「なに?・・・・・・」

C.C.「私が欲しいものはな・・・・・・」

ルルーシュ「・・・・・・」ゴク

咲世子「」ジー

C.C.「・・・お前の、言葉だ」

ルルーシュ「・・・・・・ん?」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:13:26.85 ID:AwG3BGUG0
C.C.「さっきルルーシュが、わたしにくれた愛の告白
    たとえ嘘でも、嬉しかった・・・・・・。」

C.C.「だから、ルルーシュ。さっきの言葉を、もう一度わたしに言ってくれないか」

ルルーシュ「・・・フッ、わかった、いいだろう!」

C.C.「・・・」ゴクリ

ルルーシュ「ゲフン」///

ルルーシュ「・・・・・・C.C.、俺は、お前を愛している。必ず幸せにする。だから、・・・・・・けっきょn

C.C.「ハァ・・・」

ルルーシュ「しまった、緊張のあまり噛んでしまった!C.C.もう一度!もう一度だけチャンスをくれ!」

C.C.「・・・いや、ルルーシュ。あれだけで、十分私は嬉しかったよ・・・・・・。」///

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:17:32.06 ID:AwG3BGUG0
ルルーシュ「C.C.・・・」

C.C.「」///

咲世子「」ジー

ルルーシュ「・・・・・・」

C.C.「」//

ルルーシュ「・・・ゲフン」//

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:18:30.84 ID:AwG3BGUG0
C.C.「・・・あー、もう!う、嘘だ!嬉しかったってのは!だからやめろ恥ずかしい!今日はエイプリルフールだろ!?」タジッ

ルルーシュ「・・・え?・・・嘘?え?」

C.C.「そもそも!お前の言葉が欲しいっていうのがまず嘘だ!いいな!?嘘!あれは嘘!冗談!!」///

ルルーシュ「C.C.・・・お前、・・・・・・ひょっとして照れてr

C.C.「照れてない!!」

咲世子「あらあら」

C.C.「ほわぁ!咲世子!貴様いつから!?」

咲世子「私のことはお気になさらず」

ルルーシュ「咲世子、C.C.が照れてしまったのだが、俺はどうすr

C.C.「だから照れてない!!!」///

終わり

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:21:24.00 ID:AwG3BGUG0
―――――――その夜・食堂――――――――――――

杉山「いやー、今日はおもしろかったな」

南「ああ。戦のときもゼロはあそこまであせらないよな」

ディートハルト「ゼロの意外な一面、とでもいいましょうか」

藤堂「ああ、ゼロは女の涙に弱い」

ラクシャータ「まさかあのゼロがねぇ」

玉城「案外ゼロのやつ、●●だったりしてな」

扇「あはははは、そんなわけないだろ玉城ぃ」ウィー

千葉「まあ、あのゼロのことだし、夜のほうも百戦錬磨なんだろう」

南「玉城、ハイボールおかわり」

杉山「俺も頼む」

カレン「・・・うぅ、コークハイおかわり・・・・」グス

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――――――――
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92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:31:22.28 ID:AwG3BGUG0
扇死ね

引用元: C.C.「妊娠した」ルルーシュ「・・・・・・は?」