1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:03:57.96 ID:WA7qlmat0
パー子「あたしの方が・・・ずっと1号の事好きだもん・・・」
パー子「あたしが星野スミレって正体を明かせば・・・・きっと振り向いてくれる」
パー子「・・でも、そしたらもう二度とパー子としては見てくれない」
パー子「パー子として接してくれる1号が好きなのに・・・」
パー子「・・・・・でももう少しでバードマンと一緒に遠い星へ旅立ってしまう」
パー子「・・・・決めた、あたしはパー子のまま告白する」
パー子「このまま離れちゃうなんて絶対に嫌・・・」
パー子「よし、当たって砕けろよ!パワッチ!!!」バビューン
パー子「あたしが星野スミレって正体を明かせば・・・・きっと振り向いてくれる」
パー子「・・でも、そしたらもう二度とパー子としては見てくれない」
パー子「パー子として接してくれる1号が好きなのに・・・」
パー子「・・・・・でももう少しでバードマンと一緒に遠い星へ旅立ってしまう」
パー子「・・・・決めた、あたしはパー子のまま告白する」
パー子「このまま離れちゃうなんて絶対に嫌・・・」
パー子「よし、当たって砕けろよ!パワッチ!!!」バビューン
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:04:54.41 ID:WA7qlmat0
パーマン「もう少しで地球とも皆ともお別れかあ、寂しいなあ」ビューン
パー子「あっ、いたいた・・・1号!ちょっと話があるんだけど・・」
パーマン「やあパー子。どうしたんだい?あらたまって」
パー子「あの・・・あの・・・ね?じ、実はあたし・・・」モジモジ
パーマン「なんだよ??モジモジして気持ち悪いなあ・・・」
パー子「・・・・・・気持ち悪いですってぇええええ!!!?」ゴゴゴゴゴ
パーマン「・・・アワワワ」
パー子「どっせーーーーい!」バチコーン
パーマン「ふぎゃああああああああああああああ」ピューン
パー子「・・・ハッ!?や、やだあたしったら!ど、どこに飛んでったのかしら!?」
パー子「あっ、いたいた・・・1号!ちょっと話があるんだけど・・」
パーマン「やあパー子。どうしたんだい?あらたまって」
パー子「あの・・・あの・・・ね?じ、実はあたし・・・」モジモジ
パーマン「なんだよ??モジモジして気持ち悪いなあ・・・」
パー子「・・・・・・気持ち悪いですってぇええええ!!!?」ゴゴゴゴゴ
パーマン「・・・アワワワ」
パー子「どっせーーーーい!」バチコーン
パーマン「ふぎゃああああああああああああああ」ピューン
パー子「・・・ハッ!?や、やだあたしったら!ど、どこに飛んでったのかしら!?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:06:38.36 ID:WA7qlmat0
パーマン「・・・・・・」キュウ
みっちゃん「何か隕石みたいなのが飛んできたと思ったら・・・パーマン!」
パーマン「・・・み、みっちゃん・・・・」ガク
みっちゃん「酷い怪我・・・看病しなきゃ!あたしの家に連れていくわよ!!!」グッ
みっちゃんの部屋
みっちゃん「パーマン・・・大丈夫・・!?」
パーマン「うーん・・・うーん・・・」
みっちゃん「いつも世界の平和を守って、こんなに傷だらけになって・・・なんて素敵なお方なの・・・」
パー子「・・・・お邪魔します」ガチャ
みっちゃん「何か隕石みたいなのが飛んできたと思ったら・・・パーマン!」
パーマン「・・・み、みっちゃん・・・・」ガク
みっちゃん「酷い怪我・・・看病しなきゃ!あたしの家に連れていくわよ!!!」グッ
みっちゃんの部屋
みっちゃん「パーマン・・・大丈夫・・!?」
パーマン「うーん・・・うーん・・・」
みっちゃん「いつも世界の平和を守って、こんなに傷だらけになって・・・なんて素敵なお方なの・・・」
パー子「・・・・お邪魔します」ガチャ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:07:17.86 ID:WA7qlmat0
みっちゃん「・・・!!パ、パー子さん・・!?」
パー子「勝手に入ってごめんなさいね、今1号連れて行くから」
みっちゃん「・・・パーマンは今酷い怪我してるんです!私が看病しますから!!」キッ
パー子「なんですってぇ!?1号の面倒はあたしが見るから結構よ!」キッ
みっちゃん「・・・まるで女房気取りですね。そんなにあたしに取られたくないんですか?」
パー子「・・・」ピクッ
みっちゃん「・・・パー子さん、もしかして貴方もパーマンの事を・・・」
パー子「は、はあ!?こ、こんな奴どうなったっていいわよ!早く遠い星にでもどこへでも行っちゃえばいいんだわ!」
みっちゃん「パー子さん・・・!?酷いわ・・・!!!」
パー子「・・ふ、ふんだ」
パーマン「・・・そうなんだ」ムクリ
パー子「勝手に入ってごめんなさいね、今1号連れて行くから」
みっちゃん「・・・パーマンは今酷い怪我してるんです!私が看病しますから!!」キッ
パー子「なんですってぇ!?1号の面倒はあたしが見るから結構よ!」キッ
みっちゃん「・・・まるで女房気取りですね。そんなにあたしに取られたくないんですか?」
パー子「・・・」ピクッ
みっちゃん「・・・パー子さん、もしかして貴方もパーマンの事を・・・」
パー子「は、はあ!?こ、こんな奴どうなったっていいわよ!早く遠い星にでもどこへでも行っちゃえばいいんだわ!」
みっちゃん「パー子さん・・・!?酷いわ・・・!!!」
パー子「・・ふ、ふんだ」
パーマン「・・・そうなんだ」ムクリ
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:08:36.59 ID:WA7qlmat0
みっちゃん「パーマン!!!気付いたのね!!」
パー子「・・・あ・・・・・!」
パーマン「・・・パー子、君がそう思ってるならそれでもいい。僕ももう君の顔なんて見たくもないと思ってた所だ」
パー子「あ・・・ち、ちが・・・これは・・・」オロオロ
パーマン「お望み通り、遠い星へ行ってやるさ!パー子、君とは絶交だ!
見送りに来なくていいし、地球に戻って来ても二度と話しかけないでくれ!!」
パー子「そ、そんな・・・・あたしは・・・そんなつもりじゃ・・・」
パーマン「みっちゃん、看病ありがとうね。じゃあ僕帰るよ。パワーッチ!」ビューン
みっちゃん「あっ、パーマン!・・・行っちゃった・・」
パー子「・・・・・・」
みっちゃん「パーマン・・・・凄く怒ってたわよ」
パー子「・・・・」
パー子「・・・あ・・・・・!」
パーマン「・・・パー子、君がそう思ってるならそれでもいい。僕ももう君の顔なんて見たくもないと思ってた所だ」
パー子「あ・・・ち、ちが・・・これは・・・」オロオロ
パーマン「お望み通り、遠い星へ行ってやるさ!パー子、君とは絶交だ!
見送りに来なくていいし、地球に戻って来ても二度と話しかけないでくれ!!」
パー子「そ、そんな・・・・あたしは・・・そんなつもりじゃ・・・」
パーマン「みっちゃん、看病ありがとうね。じゃあ僕帰るよ。パワーッチ!」ビューン
みっちゃん「あっ、パーマン!・・・行っちゃった・・」
パー子「・・・・・・」
みっちゃん「パーマン・・・・凄く怒ってたわよ」
パー子「・・・・」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:09:38.60 ID:WA7qlmat0
みっちゃん「早く追いかけて謝りに・・・っ!?」
パー子「・・・ぐすっ・・・ひぐっ・・ふぇ・・・」ボロボロ
みっちゃん「・・パー子さん!?」
パー子「ひぐっ・・・嫌われちゃった・・1号に・・嫌われちゃったよぉ~~~」フエエエエエン
みっちゃん「・・・・・・・パー子さん・・・」
パー子「・・・ぐすっ・・・ひぐっ・・ふぇ・・・」ボロボロ
みっちゃん「・・パー子さん!?」
パー子「ひぐっ・・・嫌われちゃった・・1号に・・嫌われちゃったよぉ~~~」フエエエエエン
みっちゃん「・・・・・・・パー子さん・・・」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:11:17.66 ID:WA7qlmat0
パーマン「ったく・・・パー子の奴。こんなに頭に来たのは初めてだ」プンスカ
パーマン「今日はもう帰って休もう・・・」イテテ
ピロリロピロリロ
パーマン「っ!!何かあったのか!?」
パーやん「1号、港でタンカーの事故やで!急いで出動や!」
パーマン「なんだって!?・・・了解ッ!」バビューン
パーマン「今日はもう帰って休もう・・・」イテテ
ピロリロピロリロ
パーマン「っ!!何かあったのか!?」
パーやん「1号、港でタンカーの事故やで!急いで出動や!」
パーマン「なんだって!?・・・了解ッ!」バビューン
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:13:05.03 ID:WA7qlmat0
事故現場
パーマン「酷い・・・タンカーが火の海だ・・・・!」
ブービー「ウッキー」
パーやん「遅いでっせ!パー子はんにも伝えておきましたけど何か様子が変やったなあ」
パーマン「いいよあんな奴。被害状況は!?」
パーやん「何人か船員さんが残ってはるで。タンカーの外壁は固くてわしらのパワーじゃとても破壊出来ん。
船内に入って地道に救出するしかないでっしゃろな」
パーマン「わかった。パーやんは火がこれ以上燃え広がらない様に消火活動。
ブービーと僕は船内で救助活動をする!」
ブービー「ウッキー」バビュン
パーやん「了解でっせ!」バビュン
パーマン「酷い・・・タンカーが火の海だ・・・・!」
ブービー「ウッキー」
パーやん「遅いでっせ!パー子はんにも伝えておきましたけど何か様子が変やったなあ」
パーマン「いいよあんな奴。被害状況は!?」
パーやん「何人か船員さんが残ってはるで。タンカーの外壁は固くてわしらのパワーじゃとても破壊出来ん。
船内に入って地道に救出するしかないでっしゃろな」
パーマン「わかった。パーやんは火がこれ以上燃え広がらない様に消火活動。
ブービーと僕は船内で救助活動をする!」
ブービー「ウッキー」バビュン
パーやん「了解でっせ!」バビュン
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:13:56.87 ID:WA7qlmat0
タンカー内
パーマン「ブービーは船首の方へ!僕は船尾の方を見てくる!!」
ブービー「ウッキー」ビューン
パーマン「くぅ、凄い火と煙だ・・・誰かー!誰かいませんかぁー!」
船員1「た・・・たすけ・・・足が・・・挟まって・・・」ハアハア
パーマン「いた!今助けます!!」グギギギ
船員1「あ、ありがとうパーマン・・・お、奥にまだ仲間が・・・」ゼエゼエ
パーマン「わかりました、でもまずは貴方の救助が先です」
船員1「ここからなら一人で脱出出来るから、先に仲間を・・・俺に構わず行ってくれ」ゼエゼエ
パーマン「で、でも貴方だってこのままじゃ危険だ・・!」
船員1「た、頼む・・・!被害は奥の方が酷いんだ!」ゼエゼエ
パーマン「・・・・わかりました。貴方は急いで脱出して下さいね!」ビューン
パーマン「ブービーは船首の方へ!僕は船尾の方を見てくる!!」
ブービー「ウッキー」ビューン
パーマン「くぅ、凄い火と煙だ・・・誰かー!誰かいませんかぁー!」
船員1「た・・・たすけ・・・足が・・・挟まって・・・」ハアハア
パーマン「いた!今助けます!!」グギギギ
船員1「あ、ありがとうパーマン・・・お、奥にまだ仲間が・・・」ゼエゼエ
パーマン「わかりました、でもまずは貴方の救助が先です」
船員1「ここからなら一人で脱出出来るから、先に仲間を・・・俺に構わず行ってくれ」ゼエゼエ
パーマン「で、でも貴方だってこのままじゃ危険だ・・!」
船員1「た、頼む・・・!被害は奥の方が酷いんだ!」ゼエゼエ
パーマン「・・・・わかりました。貴方は急いで脱出して下さいね!」ビューン
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:14:59.95 ID:WA7qlmat0
船尾
パーマン「ここは・・・まだ引火してない重油タンクが沢山ある・・・いつ爆発してもおかしくないぞ・・・!」
パーマン「誰かー!誰かいませんかー!」
船員2「パー・・マン・・・」
パーマン「いた!今助けます!すぐ脱出しますから!!!さあ捕まって・・・パワッチ!」バビュン
船外
パーマン「ふう・・・・何とか脱出出来た」
パーやん「1号はん、火は正直消し止められまへん・・・今船員に人数確認して貰ってますわ」
ブービー「ウッキー」
パーマン「船首にももう人はいないか・・任務完了かな」
船員2「せ、船員1がいません!!」
パーやん「な、なんやて!?」
パーマン「ここは・・・まだ引火してない重油タンクが沢山ある・・・いつ爆発してもおかしくないぞ・・・!」
パーマン「誰かー!誰かいませんかー!」
船員2「パー・・マン・・・」
パーマン「いた!今助けます!すぐ脱出しますから!!!さあ捕まって・・・パワッチ!」バビュン
船外
パーマン「ふう・・・・何とか脱出出来た」
パーやん「1号はん、火は正直消し止められまへん・・・今船員に人数確認して貰ってますわ」
ブービー「ウッキー」
パーマン「船首にももう人はいないか・・任務完了かな」
船員2「せ、船員1がいません!!」
パーやん「な、なんやて!?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:16:08.62 ID:WA7qlmat0
パーマン「・・・も、もしかして、自分で脱出出来るって言った人・・・」
パーやん「・・・1号はん!?どうして一人で残したんや!」
パーマン「脱出途中にもいなかったから・・・てっきりもう脱出したと・・・」ガクガク
ブービー「ウッキー!!!」
パーやん「1号はん・・・もうタンカーは沈没しかけとる。いつ爆発するかもわからん・・」
パーマン「・・・まだ間に合うかも知れない!今から助けに行く!」バビュン
パーやん「っ!?無茶や!やめとき!!!あんさんも無事に帰れまへんでー!!!」
再びタンカー内
ゴオオオオオ
パーマン「ここだ・・・ここら辺で別れた筈・・・・ゲホッ、ゲホッ」
船員1「パー・・マン・・・」ゼエゼエ
パーマン「・・・!見つけた!良かった無事で・・・さあここはもう危険です、すぐ脱出しますよ!!!」
船員1「す・・・すみません・・・結局動けなくなって・・・」ゲホゲホ
パーマン「さあ掴まって・・・うっ、げほげほげほ!!!」
パー子「1号、あんたはもう限界よ。私がおぶるわ。さあ替わって」
パーやん「・・・1号はん!?どうして一人で残したんや!」
パーマン「脱出途中にもいなかったから・・・てっきりもう脱出したと・・・」ガクガク
ブービー「ウッキー!!!」
パーやん「1号はん・・・もうタンカーは沈没しかけとる。いつ爆発するかもわからん・・」
パーマン「・・・まだ間に合うかも知れない!今から助けに行く!」バビュン
パーやん「っ!?無茶や!やめとき!!!あんさんも無事に帰れまへんでー!!!」
再びタンカー内
ゴオオオオオ
パーマン「ここだ・・・ここら辺で別れた筈・・・・ゲホッ、ゲホッ」
船員1「パー・・マン・・・」ゼエゼエ
パーマン「・・・!見つけた!良かった無事で・・・さあここはもう危険です、すぐ脱出しますよ!!!」
船員1「す・・・すみません・・・結局動けなくなって・・・」ゲホゲホ
パーマン「さあ掴まって・・・うっ、げほげほげほ!!!」
パー子「1号、あんたはもう限界よ。私がおぶるわ。さあ替わって」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:17:16.03 ID:WA7qlmat0
パーマン「・・・パー子!?・・・今更来てなんだよ、この人は僕が助ける」ゼエゼエ
パー子「そんな事言ってる場合じゃないわ。船員さんの命がかかってるし、1号だって・・」
パーマン「僕の事なんてどうでもいいんだろ!!!・・邪魔だからどけよ!!!」グイッ
パー子「あ・・・・・」
パーマン「さあ、行きましょう。もうすぐですから・・・」ゼエゼエ
カッ! ドオオオオオオオオン!!!!
パーマン「うっ、うわああああああああああ!?」
パー子「っ!?・・・・・1号!!!」バッ
ドッグワアアアアン ガラガラガラガラ・・・・
ゴオオオオオオオオ・・・・・・
パーマン「・・・う・・・い、生きてる・・・せ、船員さん!?大丈夫ですか!?」ハアハア
船員1「は、はい・・・あの方が・・かばってくれて・・・」ゼエゼエ
パー子「う・・・」ハーハー
パー子「そんな事言ってる場合じゃないわ。船員さんの命がかかってるし、1号だって・・」
パーマン「僕の事なんてどうでもいいんだろ!!!・・邪魔だからどけよ!!!」グイッ
パー子「あ・・・・・」
パーマン「さあ、行きましょう。もうすぐですから・・・」ゼエゼエ
カッ! ドオオオオオオオオン!!!!
パーマン「うっ、うわああああああああああ!?」
パー子「っ!?・・・・・1号!!!」バッ
ドッグワアアアアン ガラガラガラガラ・・・・
ゴオオオオオオオオ・・・・・・
パーマン「・・・う・・・い、生きてる・・・せ、船員さん!?大丈夫ですか!?」ハアハア
船員1「は、はい・・・あの方が・・かばってくれて・・・」ゼエゼエ
パー子「う・・・」ハーハー
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:18:28.08 ID:WA7qlmat0
パーマン「・・・!!パー子!!!まさか僕達を・・!?」
パー子「・・・ほ・・ほらね・・1号はあたしがいないと・・・・・ゴホッ、ゲハッ!!」コプッ
パーマン「・・・血!?パー子!!!だいじょう・・・うっ!」
船員1「ああ・・・脇腹に・・・パイプが・・・・!!」ゼエゼエ
パーやん「1号はーん!パー子はーん!」ビューン
パーマン「パーやん!!パー子が大怪我してる!!!パーやんは船員さんと行ってくれ!
僕はパー子と一緒に脱出する!!」
パーやん「了解!!二人とも急いで脱出するんやで!!!」ビューン
パー子「1号・・・あたし・・・酷い事言ったバチが当たっちゃったんだね・・・」ハアハア
パーマン「何言ってんだよ!・・パイプを抜かないと身動きが取れない・・・今抜いてやるからな!」ギギギギ
パー子「・・・うっ!!うああああああ!!!ゲホッ!ゴボッ!!」ドプッ
パー子「・・・ほ・・ほらね・・1号はあたしがいないと・・・・・ゴホッ、ゲハッ!!」コプッ
パーマン「・・・血!?パー子!!!だいじょう・・・うっ!」
船員1「ああ・・・脇腹に・・・パイプが・・・・!!」ゼエゼエ
パーやん「1号はーん!パー子はーん!」ビューン
パーマン「パーやん!!パー子が大怪我してる!!!パーやんは船員さんと行ってくれ!
僕はパー子と一緒に脱出する!!」
パーやん「了解!!二人とも急いで脱出するんやで!!!」ビューン
パー子「1号・・・あたし・・・酷い事言ったバチが当たっちゃったんだね・・・」ハアハア
パーマン「何言ってんだよ!・・パイプを抜かないと身動きが取れない・・・今抜いてやるからな!」ギギギギ
パー子「・・・うっ!!うああああああ!!!ゲホッ!ゴボッ!!」ドプッ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:20:10.00 ID:WA7qlmat0
パーマン「くっ、深く刺さっててとても抜けやしない・・・このまま抜いたら更に出血が・・・くっ、どうすれば・・・!」
パー子「い・・・1号・・・」ハーハー
パーマン「パー子、待ってろ、今何とかしてやるからな!!」
パー子「・・いいの・・あたしを置いて行って・・・あたしの事は・・もういいから・・・」ゼーハー
パーマン「・・・なっ!?仲間を置いてそんな事出来るか!!!」ゼエゼエ
パー子「いいの・・1号はこれからバード星で立派なスーパーマンになるんでしょ?
あたし・・・ゲホッ!・・応援してるから・・・迷惑かもだけど・・・応援してるから・・」ゼーハーゼーハー
パーマン「駄目だ!そんなのどうでもいい!パー子の方がずっと大事だ!!!」
パー子「い・・・1号・・・」ハーハー
パーマン「パー子、待ってろ、今何とかしてやるからな!!」
パー子「・・いいの・・あたしを置いて行って・・・あたしの事は・・もういいから・・・」ゼーハー
パーマン「・・・なっ!?仲間を置いてそんな事出来るか!!!」ゼエゼエ
パー子「いいの・・1号はこれからバード星で立派なスーパーマンになるんでしょ?
あたし・・・ゲホッ!・・応援してるから・・・迷惑かもだけど・・・応援してるから・・」ゼーハーゼーハー
パーマン「駄目だ!そんなのどうでもいい!パー子の方がずっと大事だ!!!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:21:09.52 ID:WA7qlmat0
パー子「・・・ほ、ほんと?・・・みっちゃんより・・・・あたしの方が・・・大事?」ハーハー
パーマン「えっ・・・!?」
パー子「ごめんね、こんな時に・・・ずるい・・よね・・・でも御願い・・
嘘でもいいから・・・大事って・・・言って・・・」カヒューカヒュー
パーマン「パー子・・・・!ああそうだよ、パー子、お前が大事だ・・・一番大切な人だ!!!」
パー子「・・・・・うん」ニコッ・・・・ガクッ
パーマン「パ、パー子!!!・・・死なせない。パー子は絶対に死なせない!!!」ギンッ
パーマン「パー子、少しの間の辛抱だぞ・・・・」ゴゴゴゴゴ
パーマン「えっ・・・!?」
パー子「ごめんね、こんな時に・・・ずるい・・よね・・・でも御願い・・
嘘でもいいから・・・大事って・・・言って・・・」カヒューカヒュー
パーマン「パー子・・・・!ああそうだよ、パー子、お前が大事だ・・・一番大切な人だ!!!」
パー子「・・・・・うん」ニコッ・・・・ガクッ
パーマン「パ、パー子!!!・・・死なせない。パー子は絶対に死なせない!!!」ギンッ
パーマン「パー子、少しの間の辛抱だぞ・・・・」ゴゴゴゴゴ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:22:22.51 ID:WA7qlmat0
船外
パーやん「1号はん、パー子はん・・・」
ブービー「ウッキー・・・」
ピロリロピロリロ
パーやん「1号はんっ!?脱出出来ましたんか!?」
パーマン「・・・パーやん。パー子は長いパイプが脇腹に深く刺さってて、狭い船内では移動出来ない」
パーやん「なっ・・・パイプを切ったりは出来まへんのか!?」
パーマン「やってみたけど固くて無理だった。それに少しでもパイプを動かすと血が吹き出る。
これ以上の出血はパー子が危険だ」
パーやん「・・ほなどうしたら・・・!」
パーマン「これから燃料タンクを破壊する。その爆発できっと甲板部分に穴が空く筈だ。その穴から脱出する」
パーやん「1号はん、パー子はん・・・」
ブービー「ウッキー・・・」
ピロリロピロリロ
パーやん「1号はんっ!?脱出出来ましたんか!?」
パーマン「・・・パーやん。パー子は長いパイプが脇腹に深く刺さってて、狭い船内では移動出来ない」
パーやん「なっ・・・パイプを切ったりは出来まへんのか!?」
パーマン「やってみたけど固くて無理だった。それに少しでもパイプを動かすと血が吹き出る。
これ以上の出血はパー子が危険だ」
パーやん「・・ほなどうしたら・・・!」
パーマン「これから燃料タンクを破壊する。その爆発できっと甲板部分に穴が空く筈だ。その穴から脱出する」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:23:24.48 ID:WA7qlmat0
パーやん「ば、爆発!?・・・何言うてまんのや!!!無茶や!爆発の衝撃で二人とも死んでしまうで!!」
パーマン「大丈夫、パー子は僕が守る。どっちにしろもうこれしか脱出する方法はない」
パーやん「・・・1号はん・・・わかりましたで。爆発の合図でうちら二人も突っ込みますさかい、安心してや!」
パーマン「・・ああ。じゃあまた後で」ピッ
パーやん「この状況で・・・声一つ震えとらんとは・・・なんてお方や・・・
流石バードマンはんに選ばれた勇気の持ち主やで・・・」
パーマン「大丈夫、パー子は僕が守る。どっちにしろもうこれしか脱出する方法はない」
パーやん「・・・1号はん・・・わかりましたで。爆発の合図でうちら二人も突っ込みますさかい、安心してや!」
パーマン「・・ああ。じゃあまた後で」ピッ
パーやん「この状況で・・・声一つ震えとらんとは・・・なんてお方や・・・
流石バードマンはんに選ばれた勇気の持ち主やで・・・」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:26:22.96 ID:WA7qlmat0
ゴオオオオオオ・・・・・
パーマン「このタンクを破壊すれば・・・引火する筈だ・・・」
パー子「1・・・号・・・・」ハアハア
パーマン「パー子。いいか、今からタンクを爆発させて天井に脱出口を作る。
その穴からならきっとパー子も脱出出来る筈だ」
パー子「・・・あたし・・・ミツ夫君・・・の事・・・信じてるから・・・」ヒューヒュー
パーマン「パー子!?」
パー子「ミツ夫君・・・なら・・・きっと・・・・」カヒュッ・・・カヒュッ・・・・
パーマン「くっ、もうパー子も限界だ・・・急がないと!」ダッ
パーマン「頼むぞ、僕のパンチで・・・上手く爆発してくれよ!うおおおおおおお!!」ドガアアアン
ボコッ! ゴポゴポゴポゴポ・・・・
パーマン「よ、よし・・・・これなら引火する・・!パー子!!!」ガシッ ギュツ
・・・カッ!! ドッカアアアアアアアンン!!!!
パーマン「このタンクを破壊すれば・・・引火する筈だ・・・」
パー子「1・・・号・・・・」ハアハア
パーマン「パー子。いいか、今からタンクを爆発させて天井に脱出口を作る。
その穴からならきっとパー子も脱出出来る筈だ」
パー子「・・・あたし・・・ミツ夫君・・・の事・・・信じてるから・・・」ヒューヒュー
パーマン「パー子!?」
パー子「ミツ夫君・・・なら・・・きっと・・・・」カヒュッ・・・カヒュッ・・・・
パーマン「くっ、もうパー子も限界だ・・・急がないと!」ダッ
パーマン「頼むぞ、僕のパンチで・・・上手く爆発してくれよ!うおおおおおおお!!」ドガアアアン
ボコッ! ゴポゴポゴポゴポ・・・・
パーマン「よ、よし・・・・これなら引火する・・!パー子!!!」ガシッ ギュツ
・・・カッ!! ドッカアアアアアアアンン!!!!
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:27:38.76 ID:WA7qlmat0
パーマン「ぐっ・・・ぐううううっ・・・!パ、パー子!!!パー子ぉおおおおお!!!」ギュウウウウウ
ゴオオオオオオオオン!!!
パー子「・・・ミツ夫・・・く・・・」キュッ
ボオオオオオオオ パラ・・・・・・パラ・・・
パーマン「あ・・・穴が・・・空い・・・たぞ・・・さあパー子、脱出・・っ!?」
スミレ「・・・あ」ゼーハー
パーマン「マ・・マスクが・・割れて・・・・ほ、星野・・・スミレ・・・さん・・・!?」
スミレ「・・・あー・・・あ・・・隠して・・・おきたかった・・・な・・・・」ポロッ
スミレ「パー子として・・あたしを見てくれる貴方が・・・好き・・・だった・・から・・」ポロポロ
ゴオオオオオオオオン!!!
パー子「・・・ミツ夫・・・く・・・」キュッ
ボオオオオオオオ パラ・・・・・・パラ・・・
パーマン「あ・・・穴が・・・空い・・・たぞ・・・さあパー子、脱出・・っ!?」
スミレ「・・・あ」ゼーハー
パーマン「マ・・マスクが・・割れて・・・・ほ、星野・・・スミレ・・・さん・・・!?」
スミレ「・・・あー・・・あ・・・隠して・・・おきたかった・・・な・・・・」ポロッ
スミレ「パー子として・・あたしを見てくれる貴方が・・・好き・・・だった・・から・・」ポロポロ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:29:04.69 ID:WA7qlmat0
パーマン「・・・・パー子、さあ穴が空いたぞ。脱出しよう!さあ、このマントで顔を隠して」ギュッ
スミレ「あ・・・」ゼーハー
パーマン「パワーッチ!!!」バビューン
パーやん「あっ、おった!!二人とも無事ですかいなー!!!」ゲホッゲホッ
ブービー「ウッキー!!!」ケホケホ
パーマン「パ、パーやん、僕はいいから早くパー子を・・顔はマントで隠して・・」ハアハア
パーやん「了解や!・・って1号はん、あんたの背中も酷い怪我やで!!」
ブービー「ウッキー!!!!」アタフタ
パーマン「予想以上に・・・爆発の衝撃が・・・凄くてね・・・」ガクッ ヒューー ザッパーン
パーやん「い、1号はん、1号はーん!!!」
ブービー「ウッキーーー!!!」
スミレ「ミツ・・・夫・・・くん・・・」ゼーハー
スミレ「あ・・・」ゼーハー
パーマン「パワーッチ!!!」バビューン
パーやん「あっ、おった!!二人とも無事ですかいなー!!!」ゲホッゲホッ
ブービー「ウッキー!!!」ケホケホ
パーマン「パ、パーやん、僕はいいから早くパー子を・・顔はマントで隠して・・」ハアハア
パーやん「了解や!・・って1号はん、あんたの背中も酷い怪我やで!!」
ブービー「ウッキー!!!!」アタフタ
パーマン「予想以上に・・・爆発の衝撃が・・・凄くてね・・・」ガクッ ヒューー ザッパーン
パーやん「い、1号はん、1号はーん!!!」
ブービー「ウッキーーー!!!」
スミレ「ミツ・・・夫・・・くん・・・」ゼーハー
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:30:20.55 ID:WA7qlmat0
病室
ミツ夫「う・・・ん?こ、ここは・・・」
パー子「・・・1号!目が覚めたのね!!!良かった・・良かったぁあああ!!」
ミツ夫「パー子!!!怪我は大丈夫なのか!!うっ!いてててて・・・」
パー子「何言ってんのよ、アンタの方が余程重傷だったのよ!あれから二週間も経ってるんだから!」
ミツ夫「二週間・・・あの爆発は凄かったもんなあ・・・」
パー子「あたしは内臓を少し痛めたくらい・・・傷も何とかふさがったわ」
ミツ夫「そうか・・・良かった」
パー子「1号・・・ありがとね。貴方がいなかったら、あたしきっと助からなかった」
ミツ夫「パー子・・・・」
ミツ夫「う・・・ん?こ、ここは・・・」
パー子「・・・1号!目が覚めたのね!!!良かった・・良かったぁあああ!!」
ミツ夫「パー子!!!怪我は大丈夫なのか!!うっ!いてててて・・・」
パー子「何言ってんのよ、アンタの方が余程重傷だったのよ!あれから二週間も経ってるんだから!」
ミツ夫「二週間・・・あの爆発は凄かったもんなあ・・・」
パー子「あたしは内臓を少し痛めたくらい・・・傷も何とかふさがったわ」
ミツ夫「そうか・・・良かった」
パー子「1号・・・ありがとね。貴方がいなかったら、あたしきっと助からなかった」
ミツ夫「パー子・・・・」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:31:16.92 ID:WA7qlmat0
パー子「・・・・ふえ・・・ふえええええん!!!1号ぉおおお!」ギュッ
ミツ夫「パ、パー子!?」
パー子「あたし1号に嫌われて、凄く悲しかったの!このままお別れするのが嫌だったのぉ!!」ポロポロ
ミツ夫「パー子・・・」キュッ
パー子「ごめんね、あたしのせいで大怪我させちゃってごめんねぇ!」ウワアアアン
ミツ夫「・・いいんだよ、意固地になってパー子の助けを断った僕も悪いんだ」
パー子「そ、それに・・・あたしの正体知られちゃって・・・
もう今まで通りに接してくれないかと思って・・・・」グスッグスッ
ミツ夫「・・・パー子の正体!?なんだいそれは」キョトン
パー子「・・えっ?」グス
ミツ夫「どうせパー子の正体なんて怪力ゴリラブス女なんだろ!?そんなの知らない方がいいね!」
ミツ夫「パ、パー子!?」
パー子「あたし1号に嫌われて、凄く悲しかったの!このままお別れするのが嫌だったのぉ!!」ポロポロ
ミツ夫「パー子・・・」キュッ
パー子「ごめんね、あたしのせいで大怪我させちゃってごめんねぇ!」ウワアアアン
ミツ夫「・・いいんだよ、意固地になってパー子の助けを断った僕も悪いんだ」
パー子「そ、それに・・・あたしの正体知られちゃって・・・
もう今まで通りに接してくれないかと思って・・・・」グスッグスッ
ミツ夫「・・・パー子の正体!?なんだいそれは」キョトン
パー子「・・えっ?」グス
ミツ夫「どうせパー子の正体なんて怪力ゴリラブス女なんだろ!?そんなの知らない方がいいね!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:32:33.81 ID:WA7qlmat0
パー子「・・・え・・・・(まさかあの時の記憶が・・・!?)」
ミツ夫「それにパー子の正体が誰だろうとパー子はパー子だ。例え正体を知ったとしても僕は変わらないよ」
パー子「・・・・ふ、ふん!あたしがもしすっごい美人だったら後悔するわよ!!」
ミツ夫「パ、パー子に限ってそんな事ある訳ないだろ!ハ、ハハハ」
パー子(1号はきっとあたしが星野スミレだって分かってる。その上で知らないフリしてくれてるのね・・・)
ミツ夫「と、ところで・・・そろそろ離してくれないかい?背中の傷が痛いんだ・・・」ズキズキ
パー子「あっ、ご、ごめん!!!」パッ
ミツ夫「・・・・」カアアアッ
パー子「・・・・」カアアアッ
ミツ夫「それにパー子の正体が誰だろうとパー子はパー子だ。例え正体を知ったとしても僕は変わらないよ」
パー子「・・・・ふ、ふん!あたしがもしすっごい美人だったら後悔するわよ!!」
ミツ夫「パ、パー子に限ってそんな事ある訳ないだろ!ハ、ハハハ」
パー子(1号はきっとあたしが星野スミレだって分かってる。その上で知らないフリしてくれてるのね・・・)
ミツ夫「と、ところで・・・そろそろ離してくれないかい?背中の傷が痛いんだ・・・」ズキズキ
パー子「あっ、ご、ごめん!!!」パッ
ミツ夫「・・・・」カアアアッ
パー子「・・・・」カアアアッ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:34:00.31 ID:WA7qlmat0
ミツ夫「僕、この怪我が治ったら・・・バード星に行くよ」
パー子「・・・うん」
ミツ夫「皆とお別れするのは寂しいけど・・・・きっと立派なスーパーマンになって戻ってくるから」
パー子「・・・・うん」ポロッ
ミツ夫「パ、パー子!?お前泣きすぎだぞ!?」
パー子「・・・ご、ごめん・・・あたしね、本当は1号とお別れしたくない」ポロポロ
ミツ夫「パー子・・」
パー子「・・・うん」
ミツ夫「皆とお別れするのは寂しいけど・・・・きっと立派なスーパーマンになって戻ってくるから」
パー子「・・・・うん」ポロッ
ミツ夫「パ、パー子!?お前泣きすぎだぞ!?」
パー子「・・・ご、ごめん・・・あたしね、本当は1号とお別れしたくない」ポロポロ
ミツ夫「パー子・・」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:34:55.21 ID:WA7qlmat0
パー子「このまま・・・ずっと一緒にパーマンをやって・・・一緒に大人になって・・・それで・・」ポロポロ
パー子「それで・・いつか・・・あたし・・・」ポロポロ
ミツ夫「僕だって・・・本当は行きたくない。でもこれは使命なんだ。
きっと世界の皆を助けられるくらい立派なスーパーマンになって戻ってくる」
パー子「ぐすっ・・・うん・・・うん・・・」
ミツ夫「それまで・・・パー子とブービーとパーやんで、この世界を、皆を頼んだよ」ニコッ
パー子「・・・うん!!」ニコッ
病室の外
パーやん(・・・もう入ってもええんちゃうか・・)ボソボソ
ブービー(ウッキー・・・)フルフル
パーやん(もうちょっと二人きりにさせてやれって!?ったくかないまへんなあ・・・)ボソボソ
パー子「それで・・いつか・・・あたし・・・」ポロポロ
ミツ夫「僕だって・・・本当は行きたくない。でもこれは使命なんだ。
きっと世界の皆を助けられるくらい立派なスーパーマンになって戻ってくる」
パー子「ぐすっ・・・うん・・・うん・・・」
ミツ夫「それまで・・・パー子とブービーとパーやんで、この世界を、皆を頼んだよ」ニコッ
パー子「・・・うん!!」ニコッ
病室の外
パーやん(・・・もう入ってもええんちゃうか・・)ボソボソ
ブービー(ウッキー・・・)フルフル
パーやん(もうちょっと二人きりにさせてやれって!?ったくかないまへんなあ・・・)ボソボソ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:36:26.93 ID:WA7qlmat0
それから一ヶ月・・・旅立ちの日
バードマン「じゃあ準備はいいな。出発するぞ」
パーやん「寂しくなりますなあ・・頑張るんやで!」
ブービー「ウッキー・・・」シュン
パー子「んもう!1号の晴れの舞台じゃない!しっかり見送りなさいよ!」
パーマン「皆、早く一人前になって戻ってくるよ。それまで世界の平和を頼んだよ!」
パーやん「・・・わかっとりますがな!」グスッ
ブービー「ウッキー!!」グスッ
バードマン「じゃあ準備はいいな。出発するぞ」
パーやん「寂しくなりますなあ・・頑張るんやで!」
ブービー「ウッキー・・・」シュン
パー子「んもう!1号の晴れの舞台じゃない!しっかり見送りなさいよ!」
パーマン「皆、早く一人前になって戻ってくるよ。それまで世界の平和を頼んだよ!」
パーやん「・・・わかっとりますがな!」グスッ
ブービー「ウッキー!!」グスッ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:37:06.68 ID:WA7qlmat0
パー子「・・・あ、あの・・・1号・・・・」モゾモゾ
パーやん「・・・・あ!バードマンはん、ブービーはん!ちょっとお話があるんやけど」グイッ
バードマン「お、おいおいなんだなんだ!?」
ブービー「・・・!ウッキー!!」ウンウン
パーマン「・・・な、何だよパーやんの奴、こんな時に」
パーやん「パー子はん、一つ貸しでっせ」ボソッ
パー子「・・・・!」カアアッ
パーやん「・・・・あ!バードマンはん、ブービーはん!ちょっとお話があるんやけど」グイッ
バードマン「お、おいおいなんだなんだ!?」
ブービー「・・・!ウッキー!!」ウンウン
パーマン「・・・な、何だよパーやんの奴、こんな時に」
パーやん「パー子はん、一つ貸しでっせ」ボソッ
パー子「・・・・!」カアアッ
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:38:47.87 ID:WA7qlmat0
パーマン「・・・皆でコソコソして何やってんのかな」
パー子「あ・・あの・・・1号・・・・あの・・・ね?」モジモジ
パーマン「な、なんだよパー子!?改まって・・モジモジして気持ち悪・・・あっ!」ビクッ
パー子「また・・・気持ち悪いって・・・言ったわねええええ!!!」ゴゴゴゴ
パーマン「・・・アワワワ」
パー子「どっせーーーーい!」グオオオオオッ
パーマン「ふぎゃああああああああああああああ・・・・あ!?」
チュッ
パーマン「!!!パ、パ、パパパー子!!!?」アタフタ
パー子「・・・・あたしね、1号が好き。ミツ夫君が好き。立派なスーパーマンになって、早く帰って来て。
あたし、ずっと待ってるから・・・ずっと・・・」
パーマン「パー子・・・わかったよ。帰ってきたら一番に会いに行くから」
パー子「約束よ?忘れたら承知しないんだから」フフッ
パーマン「・・・・ああ!!!約束する!」
パー子「あ・・あの・・・1号・・・・あの・・・ね?」モジモジ
パーマン「な、なんだよパー子!?改まって・・モジモジして気持ち悪・・・あっ!」ビクッ
パー子「また・・・気持ち悪いって・・・言ったわねええええ!!!」ゴゴゴゴ
パーマン「・・・アワワワ」
パー子「どっせーーーーい!」グオオオオオッ
パーマン「ふぎゃああああああああああああああ・・・・あ!?」
チュッ
パーマン「!!!パ、パ、パパパー子!!!?」アタフタ
パー子「・・・・あたしね、1号が好き。ミツ夫君が好き。立派なスーパーマンになって、早く帰って来て。
あたし、ずっと待ってるから・・・ずっと・・・」
パーマン「パー子・・・わかったよ。帰ってきたら一番に会いに行くから」
パー子「約束よ?忘れたら承知しないんだから」フフッ
パーマン「・・・・ああ!!!約束する!」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:39:37.12 ID:WA7qlmat0
少し離れた場所
バードマン(・・・なんだなんだ、どうなってるんだあいつらは)ボソボソ
パーやん(あんたも鈍いでんなあ・・・わしらはずっと前からパー子はんの気持ちに気付いてましたで?)ボソボソ
ブービー「ウッキー」
パーマン「おーい、何やってんだーい」
バードマン「お、おお!もういいのか!?じゃあ出発するぞ!!!」
バードマン(・・・なんだなんだ、どうなってるんだあいつらは)ボソボソ
パーやん(あんたも鈍いでんなあ・・・わしらはずっと前からパー子はんの気持ちに気付いてましたで?)ボソボソ
ブービー「ウッキー」
パーマン「おーい、何やってんだーい」
バードマン「お、おお!もういいのか!?じゃあ出発するぞ!!!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:40:42.05 ID:WA7qlmat0
パーマン「皆~さようなら~~」
パーやん「しっかりやるんやで~~~」
ブービー「ウッキ~~~!!!」
パー子「待ってるから・・・!ずっと待ってるからねえ~~!」
ピューン キラッ
パーやん「行ってしもうた・・・」シュン
ブービー「ウッキー・・・」シュン
パー子「待ってるから・・・待ってるからね・・・」グスッ
パーやん「パー子はん・・・あの人の事や、すぐ戻ってきてくれはりますわ。
1号はんが帰ってくるまで、地球の平和をしっかり守りましょうや」ポン
パー子「・・・うん・・・うん・・・・・」グスッ グスッ
パーやん「しっかりやるんやで~~~」
ブービー「ウッキ~~~!!!」
パー子「待ってるから・・・!ずっと待ってるからねえ~~!」
ピューン キラッ
パーやん「行ってしもうた・・・」シュン
ブービー「ウッキー・・・」シュン
パー子「待ってるから・・・待ってるからね・・・」グスッ
パーやん「パー子はん・・・あの人の事や、すぐ戻ってきてくれはりますわ。
1号はんが帰ってくるまで、地球の平和をしっかり守りましょうや」ポン
パー子「・・・うん・・・うん・・・・・」グスッ グスッ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:41:27.63 ID:WA7qlmat0
のび太「・・・そんな事があったんですか」
スミレ「フフッ・・・アイツったらあれから全然帰って来ないんだから!こんな美人をほっといてね」クスッ
ドラえもん「その人、早く帰って来るといいですねえ」シンミリ
スミレ「どうかしらね?アイツの事だから、もうあたしの事なんて忘れてるかも」クスクス
のび太「そんな!・・・さて、僕たちはそろそろここで失礼します」
ドラえもん「スミレさん、お話ありがとうございました」
スミレ「ええ、また何かあったらいつでも遊びに来てね」
のび太「じゃあさようなら~」
ドラえもん「早く会える事を祈ってます~」
スミレ「フフッ、ありがと。さよなら」
スミレ「フフッ・・・アイツったらあれから全然帰って来ないんだから!こんな美人をほっといてね」クスッ
ドラえもん「その人、早く帰って来るといいですねえ」シンミリ
スミレ「どうかしらね?アイツの事だから、もうあたしの事なんて忘れてるかも」クスクス
のび太「そんな!・・・さて、僕たちはそろそろここで失礼します」
ドラえもん「スミレさん、お話ありがとうございました」
スミレ「ええ、また何かあったらいつでも遊びに来てね」
のび太「じゃあさようなら~」
ドラえもん「早く会える事を祈ってます~」
スミレ「フフッ、ありがと。さよなら」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:42:24.96 ID:WA7qlmat0
スミレ「ほんとに、あたしの事忘れちゃったのかしら・・・」フウ
スミレ「1号・・・あたし、もう大人になっちゃったよ・・・」
ピカッ ビューン
スミレ「・・・?あれは・・」ガラッ
???「パワーッチ!!」スタッ
スミレ「あ・・・・!」
???「パー子・・・ただいま」
スミレ「・・・・1号!?1号なの・・・?」
スーパーマン「パー子・・・大きくなったね。そして凄く綺麗になった」
スミレ「・・・1号・・・!1号・・・・・!」ポロポロ
スミレ「1号・・・あたし、もう大人になっちゃったよ・・・」
ピカッ ビューン
スミレ「・・・?あれは・・」ガラッ
???「パワーッチ!!」スタッ
スミレ「あ・・・・!」
???「パー子・・・ただいま」
スミレ「・・・・1号!?1号なの・・・?」
スーパーマン「パー子・・・大きくなったね。そして凄く綺麗になった」
スミレ「・・・1号・・・!1号・・・・・!」ポロポロ
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:43:48.43 ID:WA7qlmat0
スーパーマン「約束通り、一番に会いに来たよ。ずっとパー子に・・・星野スミレに会いたかった」
スミレ「ば・・・ばかあっ!!!ずっと・・・1号の事待ってたんだからあ!」ダッ ギュッ
スーパーマン「スミレ・・・・」ギュッ
スミレ「1号・・・・いえミツ夫さん・・・マスクを外して・・・」
ミツ夫「・・・ああ」スッ
スミレ「・・・まあ!想像してたよりずっと良い男になったわね?」クスッ
ミツ夫「はは、そうかな?良くわかんないや」
スミレ「ミツ夫さん・・・これからはずっと一緒よ?ずっと・・・あたしから離れないで・・・」ギュッ
ミツ夫「・・・うん。これからは世界と・・・スミレ、君も一生俺が守る」ギュッ
スミレ「ぐすっ・・・・ミツ夫さん・・・愛してる・・・」
ミツ夫「僕も愛してるよ。スミレ・・・」
チュッ
スミレ「ば・・・ばかあっ!!!ずっと・・・1号の事待ってたんだからあ!」ダッ ギュッ
スーパーマン「スミレ・・・・」ギュッ
スミレ「1号・・・・いえミツ夫さん・・・マスクを外して・・・」
ミツ夫「・・・ああ」スッ
スミレ「・・・まあ!想像してたよりずっと良い男になったわね?」クスッ
ミツ夫「はは、そうかな?良くわかんないや」
スミレ「ミツ夫さん・・・これからはずっと一緒よ?ずっと・・・あたしから離れないで・・・」ギュッ
ミツ夫「・・・うん。これからは世界と・・・スミレ、君も一生俺が守る」ギュッ
スミレ「ぐすっ・・・・ミツ夫さん・・・愛してる・・・」
ミツ夫「僕も愛してるよ。スミレ・・・」
チュッ
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:45:26.21 ID:WA7qlmat0
スミレ「えへ・・・えへへへ・・・」グスッ
ミツ夫「ん、どうしたんだい」
スミレ「・・ねえ、明日一緒に遊園地に行きましょうよ!それと、観たい映画があるの!」
ミツ夫「は、はあ~?」
スミレ「なによ~、ずっと一緒に居てくれるんでしょ!?」ブスッ
ミツ夫「で、でも・・・俺帰ってきたばかりで・・・他の皆と挨拶もあるし・・」アタフタ
スミレ「んもう、そんなの後でいいでしょ!あーそうそう、海も行きたかったんだ~!
新しい服も買いたいからショッピングにも付き合って貰いますからね!」
ミツ夫「おいおい、パー子・・・・」
スミレ「今はスミレって呼びなさいよ!そうだわ、婚約会見の日取りも打合せしないと」
ミツ夫「え、ええーーー!?幾らなんでも気が早過ぎるだろ!!」
スミレ「あら、どうせ一緒に歩いてる所を見られたら大騒ぎになるわよ。
それならこっちから先に発表してやれば誰も文句言わないでしょ?」
ミツ夫「た・・たははは・・」
ミツ夫「ん、どうしたんだい」
スミレ「・・ねえ、明日一緒に遊園地に行きましょうよ!それと、観たい映画があるの!」
ミツ夫「は、はあ~?」
スミレ「なによ~、ずっと一緒に居てくれるんでしょ!?」ブスッ
ミツ夫「で、でも・・・俺帰ってきたばかりで・・・他の皆と挨拶もあるし・・」アタフタ
スミレ「んもう、そんなの後でいいでしょ!あーそうそう、海も行きたかったんだ~!
新しい服も買いたいからショッピングにも付き合って貰いますからね!」
ミツ夫「おいおい、パー子・・・・」
スミレ「今はスミレって呼びなさいよ!そうだわ、婚約会見の日取りも打合せしないと」
ミツ夫「え、ええーーー!?幾らなんでも気が早過ぎるだろ!!」
スミレ「あら、どうせ一緒に歩いてる所を見られたら大騒ぎになるわよ。
それならこっちから先に発表してやれば誰も文句言わないでしょ?」
ミツ夫「た・・たははは・・」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/03(水) 18:46:36.00 ID:WA7qlmat0
スミレ「そうだ・・ねえ、ちょっとここら辺を散歩しましょうよ。ほら、手・・」ギュッ
ミツ夫「え?あ・・・う、うん」ギュッ
スミレ「ねえ・・・あっちの星はどうだったの?お話聞きたいわ」
ミツ夫「うーん・・修行はやっぱり大変だったよ。でも皆優しい人達ばっかりだった」
スミレ「・・・あっちで綺麗な人とかに目移りしてなかったでしょうねぇ?」
ミツ夫「そ、そんな事ないよ!」アタフタ
スミレ「ん~~?怪しいわねぇ。浮気してたら許さないんだから!」ムッ
ミツ夫「う、浮気って・・」タハハ
スミレ「そうそう、あたしね・・・」ウフフ
ミツ夫「そうなんだ・・・ああ、俺もバード星でさ・・」ハハハ
終わり
ミツ夫「え?あ・・・う、うん」ギュッ
スミレ「ねえ・・・あっちの星はどうだったの?お話聞きたいわ」
ミツ夫「うーん・・修行はやっぱり大変だったよ。でも皆優しい人達ばっかりだった」
スミレ「・・・あっちで綺麗な人とかに目移りしてなかったでしょうねぇ?」
ミツ夫「そ、そんな事ないよ!」アタフタ
スミレ「ん~~?怪しいわねぇ。浮気してたら許さないんだから!」ムッ
ミツ夫「う、浮気って・・」タハハ
スミレ「そうそう、あたしね・・・」ウフフ
ミツ夫「そうなんだ・・・ああ、俺もバード星でさ・・」ハハハ
終わり
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