1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:32:22.24 ID:S1xeTB9+0
QB「きゅっぷぃ!?」

さやか「キュゥべえ?」

まどか「そう、久兵衛!」

QB「えっ」

さやか「まどか…いくらなんでもキュゥべえは食べられないよ…」

まどか「さやかちゃんは、食べたくないの?久兵衛!」

さやか「うーん… あたしってたしは別に…」

まどか「こんなの絶対おかしいよ!さやかちゃんだって、死ぬまでに一度は食べてみたいと思わない?」

QB「」ガタガタガタガタ

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:33:16.71 ID:S1xeTB9+0
さやか「まどかがキュゥべえにどんな恨みがあるのか知らないけど、わたしはキュゥべえよりお寿司がいいなあ~」

まどか「だから久兵衛だって!」ジュル

QB「ヒッ」

さやか「まどか…。」

QB「…(ま、まどかに食われる!逃げなくちゃ!)」タッ

まどか「でね、久兵衛っていうのは銀座にある高級なお寿司屋さんなんだよ!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:34:13.85 ID:S1xeTB9+0
さやか「なんだよ、まどかー。そうならそうって最初に言ってよ~!キュゥべえって言ったら契約契約のキュゥべえかと思うじゃんかー。」

まどか「キュゥべえ?ああ、ああ、ああ!キュゥべえね、キュゥべえ。あんな白い契約動物、全然美味しそうじゃないよ!」

まどか「しかも今わたしの中での"キュウベエ"は銀座・久兵衛しかないから!」

さやか「まどかひでぇのなー!って、あれっ、さっきまでキュゥべえがうちらの後ろについてきてたと思ったけど…、どこ行った?」

まどか「さぁー?それよりさやかちゃん、みんなも誘ってお寿司行こうよー!」

さやか「そんなお金どこに…」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:35:03.41 ID:S1xeTB9+0
マミ宅

ピンポーン

QB「マミ!僕だよ!キュゥべえだよ!ドアを開けてくれないか!」

シーン…

ピンポーン ピンポーン

QB「マミー?」

QB「マミ…珍しいな、放課後なのに家に居ないなんて…」

QB「マミにも友達が出来たのだろうか?」

QB「いや、それは無いだろう…。
しかし、どうしよう… 僕、まどかに食べられちゃうのかな…マミ、どこにいるんだい!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:35:50.74 ID:S1xeTB9+0
>>6
人間味あふるるキュゥべえさんです

>>9
そうです

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:36:25.13 ID:S1xeTB9+0
>>8
そうです(レス間違えた)

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:37:06.91 ID:S1xeTB9+0
まどか「マミさん、おうちにいるかな!」

さやか「とりあえず行ってみようかー」

マミさんマンション

まどか「ティヒヒヒ それでねー!」

さやか「うへへへ 本当ウケるわその話!」

QB「!? まどかとさやかの笑い声!!! なんでここに!?」

QB「まさか僕のにおいを嗅ぎつけて!?どうしよう、どこかに隠れないと… ええい!ちょっと狭いけどこの隙間に!」カサッ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:38:04.14 ID:S1xeTB9+0
ピンポーン

まどか「マミさーん 鹿目でーす!」

ピンポーン

まどか「マミさーん!?」ドンドン

さやか「これこれ、やめなさい」

ガチャ

マミさん「あら、鹿目さんに美樹さんじゃない、いらっしゃ~い 」

まどか「あ、マミさん!」

さやか「ちわっス!」

マミさん「どうぞ、あがって」

まどさや「お邪魔しまーす」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:39:03.02 ID:S1xeTB9+0
カサカサッ

QB「マミ…!家にいるんじゃないか!なぜ、開けてくれなかったんだ…マミィ…」

マミ宅リビング

マミ「それでね、3日前のケーキ捨てるのもったいなくて、さっき食べたらお腹下しちゃって…」

まどか「それでなかなか出てきてくれなかったんですね!」

マミ「そうなのよ… すっかりトイレとお友達になっちゃったわ☆」ティロッ

まどか「マミさんお友達出来て良かったですね!」

さやか「まどk」

マミ「う、うん…(流された…)」グスン

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:40:08.26 ID:S1xeTB9+0
まどか「それでね、マミさん、お腹下してるときにあれなんですけど」

マミ「あら、なあに?」

まどさや「久兵衛食べに行きませんか?」

マミ「あら!キュゥべえ?美味しそうよね。ずっと前から気になってたの!」

まどさや「おっ」

マミ「でも今日は見当たらないわね、いつもならこの時間にはうちにきてるはずなのに」

まどさや「ア…」

さやか「マミさん、キュウベエっていうのはあの白い契約野郎のキュゥべえのことじゃなくて」

まどか「銀座にある高級お寿司店、久兵衛なのです!」ドーン

マミ「あらぁ、キュゥべえじゃなくて久兵衛なのね…」

さやか「(なんかがっかりしてる…)」

まどか「どうですか?久兵衛!」

マミ「お友達からのお誘いだもの!もちろん行くわ!」

まどさや「やったー!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:40:54.03 ID:S1xeTB9+0
じ…

QB「ドア越しだからよく聞き取れなかったけど、マミも僕を食べたいのか!」

QB「マ、マミなら、少しだけなら…いやいや、やっぱりダメだ!こんなの絶対おかしいよ!!」

QB「でも、マミもまどかとさやかとグルなんだから、もうマミに助けは求められない!」

QB「しかし行く宛もない」

QB「困っ…
コツコツコツコツ

QB「誰かの足音だ!こっちに向かってくる!隠れなきゃ!食べられる!」カサッ

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:42:12.16 ID:S1xeTB9+0
>>26
正解!


杏子「マミの家にさやかが居なかったとしたらー…
まさか、上条の家!?」グーギュルギュル

QB「杏子か、杏子に助けを求めてみるか?いや、待てよ…
今、杏子は腹を鳴らしていた…」

QB「つまりお腹が減ってるんだな… 今、うかつに出て行くのは…」

杏子「いやいや、それはないな、あたしの読みでは間違いなくマミの家に…」ブツブツ

杏子「いるっ!」ピンポーン

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:43:32.54 ID:S1xeTB9+0
マミ「はーい」

杏子「あたしだ、杏子だよ」

マミ「あ、佐倉さん、いらっしゃい!今開けるわね」

ガチャ

杏子「邪魔するぜ。さやかは来てるかー?」ドカドカ

マミ「あ、うん…(美樹さん目当てなのね…泣)」

杏子「よー」

まどか「杏子ちゃん!いいところに!」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:44:02.52 ID:S1xeTB9+0
さやか「おっ、杏子これから久兵衛行かない?」

杏子「さやかが行くならどこでも行く」

杏子「えっ!?って、久兵衛?久兵衛ってあの久兵衛?銀座・久兵衛?」

まどか「さすが、察しも食いつきもいいね!」

杏子「一度行ってみたかったんだ!久兵衛!!ぃヤッホー!!!」

マミ「あらあら、楽しみだわあ」

まどか「ほむらちゃんも呼ぼう!!!」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:44:43.31 ID:S1xeTB9+0
ほむら宅

ほむら「!」

ほむら「まどかが呼んでる気がしたわ…気のせいかしら」

ほむら「いや、でも気のせいじゃないかもしれない」

ほむら「マミの家にいるかしら?」

ほむら「いってみよう…かな」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:45:39.73 ID:S1xeTB9+0
マミさん宅玄関前

QB「これはピンチだ。」

QB「杏子までマミの家に入ってしまった」

QB「ほむらは自宅にいるだろうか…。ほむらはいつも冷静だからみんなを止めてくれるはず」

QB「ほむらの家にいくか」テッ

ほむら「あら、キュゥべえ」

QB「!?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:46:12.69 ID:S1xeTB9+0
ほむら「どうしたの、こんなところで。マミは留守なの?」

QB「いや…、留守じゃないよ」

ほむら「ならなんでドアの前に?」

QB「ちょっと急用でね…
ほむらはマミの家に用事かい?」

ほむら「え、えぇ(マミの家にいるであろう、まどかにね)///」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:46:52.01 ID:S1xeTB9+0
QB「ほむr

ほむら「キュゥb

ほむQ「どうぞ」

QB「いや、僕はいいよ、ほむらからどうぞ」

ほむら「あら、悪いわね。ま、まどかが来てるかわかる?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:47:25.71 ID:S1xeTB9+0
QB「!?(ほむらも既に…)」

ほむら「?」

QB「ああ、あぁ…、ああ!ま、ま、まどかならもう数十分前に来ているヨ」

ほむら「!」

ほむら「お礼を言うわ、キュゥべえ。それであなたはなにを言いかけてたの?」

QB「きゅっぷぃ!!」

QB「い、いや、なんでもないんだ、引き止めて悪かったね」

ほむら「あら?いいの?それじゃわたしはマミの家に行くわ。
キュゥべえは行かないのよね?」

QB「ああ、僕はまたあとでお邪魔するよ」

ほむら「そう」

ピンポーン

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:48:25.71 ID:S1xeTB9+0
マミ「はーい」

ほむら「暁美です」

マミ「あら、暁美さん、今開けるわね」ガチャ

ほむら「お邪魔します」パタン

QB「こ、これはまずい…」

QB「いよいよ、匿ってもらう場所が…」

QB「このままではまどか達に食べられてしまう!」

マミ宅リビング

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか、やっぱりここにいたのね」

まどか「うん!これから久兵衛食べに行こうって話してたの!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:49:00.43 ID:S1xeTB9+0
ほむら「キュゥべえ?」

さやか「久兵衛ってのは」

杏子「銀座にある高級なお寿司屋さんだ!」

マミ「なのよ」

まどか「どう?ほむらちゃん!
お寿司行こうよ!」

ほむら「いいわね。まどかが行くなら行くわ。」

マミ「(…グスン)」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:49:32.58 ID:S1xeTB9+0
ほむら「でも、高級なのよね。お高いんでしょう?」

まどか「そうなの…。
わたしたちのおこづかいではきっと食べられないよね… きっとスシローがギリギリだよね…」グスン

まどか「スシローは大好きだよ、大好きだけど今日はどうしても久兵衛のお寿司を食べてみたい気分なの…」

ほむら「(涙目まどかかわいすぎる!!!)」

ほむら「いいわ、まどか、今夜はわたしがごちそうしてあげる」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:50:09.86 ID:S1xeTB9+0
まどか「ほんとー!?ほむらちゃん!」ギュッ

ほむら「/// ええ!」

まどか「それはとっても嬉しいなって!」ギュウゥ

ほむら「わ、わたしもとっても嬉しいなって///」

杏さや「やったー!ほむらのおごり!」

ほむら「ふざけないで、あなたたちの分は出さないわ」

杏さや「えーーーッ!?」ガックシ

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:50:40.68 ID:S1xeTB9+0
マミ「まあまあ、あなたたちの分はわたしが少し出してあげるわよ」

杏さや「やったー!」

杏子「マミ、最高だぜ!」抱きっ

さやか「マミさん、大好き!」抱きっ

マミ「あらあら!(最高…! 大好き…! ああ、左右から抱きつかれて体が重い… こんな幸せな気持ちでおごれるなんて初めて! もう何も恐くない!)」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:51:10.37 ID:S1xeTB9+0
まどさや「ということで」

ほむ杏マミ「銀座に」

まどほむさや杏マミ「出発ー!」

ガチャ

QB「食われる… 煮たり焼いたりされる…うぅ」ウロウロガタガタ

まどか「キュゥべえ?」

QB「ヒッ!!!!!まどか!!!!!!」ガタガタガタガタガタガタ

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:51:40.27 ID:S1xeTB9+0
さやか「どうしたの、キュゥべえ、顔真っ白だよー!」

マミ「何言ってるのよ、美樹さん!キュゥべえはもともと真っ白よ」

ドッ

さや杏「確かにー!ワハハハハ」

まどか「ティヒヒヒヒ!!!」

QB「笑うな!」

まどさや杏マミ「ヒッ!!!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:52:14.06 ID:S1xeTB9+0
ほむら「まどかに向かって黙れとは、キュゥべえ!」カッ

QB「ヒッ!!!」

マミ「ま、まあまあ、みんなカリカリしないで…」

まどか「マミさんがつまらない冗談言うから…」

マミ「(鹿目さん、なんてひどい子なの!)」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:52:53.80 ID:S1xeTB9+0
マミ「まあまあ!これから美味しいお寿司を食べに行くんだから、こんなことしていられないでしょ」

まどか「そうだった!久兵衛!!」

QB「ギャー!」

ほむら「キュゥべえ、さっきからあなたうるさいわよ、なんなの」
チャキ

杏子「おいおいこれから美味いもん食い行くのに、一仕事かますのかい?」

さやか「物騒だなー」

QB「と、ところで君たちこれからどこへ行くって?」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:53:28.10 ID:S1xeTB9+0
まどか「銀座だよ!久兵衛!!

QB「ヒィ!!!僕と契約しなくていいから僕を食べるのをやめてくれ!」

まどか「っていう、お寿司屋さん!!」

QB「えっ」

まどか「えっ、なあに?」

QB「お寿司屋さん?」

まどか「そうだよ、お寿司屋さん」

QB「どこにある、なんていうお店だって?」

まどか「銀座にある、久兵衛だよ」

QB「キュウベエというお店の名前なのかい?」

まどか「ん~、もう! だからそうだって!しつこいな!ほむらちゃん!」

ほむら「ええ、頭を狙うわよ」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:54:00.05 ID:S1xeTB9+0
QB「わー!待ってくれ!」

QB「君たちは、ギンザにあるキュウベエというお寿司屋さんにお寿司を食べに行こうとしてるということかい?」

まどさや杏「そうだよ!」

マミほむ「そうよ」

QB「な、なんだ… よかった…」

さやか「なんだよ、キュゥべえ、さっきから変だよ!」

QB「まどか達がキュゥべえ食べようって盛り上がってたから!!
てっきり僕のことを狙ってるかと思って身を潜めていたんだよ!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:54:31.28 ID:S1xeTB9+0
まどか「ティヒ!」

まどか「キュゥべえなんてまずそうなもの、わざわざ食べないよ!おバカさんだねー!」

QB「まどか、君はさらっとひどい事を言うんだね」

まどか「ティヒヒヒヒ ほんとのことだもん」

ほむら「そうねまどか、あなたは間違ってないわ」

杏子「あーもー!腹減ったよー!早く行こうぜー!」グーギュルギュル

ほむら「そうだわ。油売ってる場合じゃないわね、銀座に急がなきゃ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 00:55:02.51 ID:S1xeTB9+0
QB「マミ、僕も行っていいかい?僕も久兵衛のお寿司食べたい」

マミ「え、えぇ!(キュゥべえの分のお代もわたし持ちなのね…)」

その後、
銀座・久兵衛で高級お寿司を堪能した魔法少女一行とインキュベーターであった


QB「きゅっぷぃ」ゲプ


おしまい

引用元: まどか「久兵衛たべたい」