1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:38:39.67 ID:Zd1AmLuji
安部菜々「アンチエイジング部!」から一部設定を引き継いでいます

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:40:12.68 ID:Zd1AmLuji
女子寮 友紀自室

菜々「じゃーん!これがナナが今度撮影で使う制服ですよー!」

友紀「おー!似合うねぇ!」

菜々「ホントですかぁ!?ありがとうございます!」

菜々「キャハッ☆ 決めポーズとかとってみたりして♪」

友紀「えー…それはちょっと…」

菜々「ダメでしたか!?」

友紀「本番でそれやるのはやめた方がいいかもねー」

菜々「そう…ですかぁ…」シュン

友紀「ま、決めポーズするなら他のを考えときなよ」

菜々「はい…そうします…」

友紀「うん、それじゃ、飲もっか!」

菜々「そうですね、飲みましょう!」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:43:02.12 ID:Zd1AmLuji
カンッ

「かんぱーい!!」

菜々「っぷはー!」

友紀「制服かぁ……もう高校卒業して2年なんだよね…早いなぁ…」ゴッキュゴッキュ

菜々「そうですねぇ…ホントに久しぶりに着ましたよ…」グビッ

友紀「あたしはしょっちゅう着てるけどね!」

菜々「えっ…!?」

友紀「見せたげる!ちょっと待っててねー」ガサゴソ

友紀「えー……っと……あった!」バッ

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:46:15.19 ID:Zd1AmLuji
友紀「ほら、見てよ見てよ」ズイッ

菜々「えっ…!?これって…」

友紀「そう!キャッツのユニフォームだよ!あたしとっての制服はこれなんだよ!」

菜々「ああ…そういうことですか…」

友紀「キャッツファンの魂だからね!」

菜々「魂ですか」

友紀「うん!応援する時はこれを着なきゃね!」

菜々「はぇー…」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:48:51.18 ID:Zd1AmLuji
――――
――

友紀「学生服かぁ……久しぶりに着てみるのも良いかもねー…」グビッ

菜々「じゃあナナのを着ますか?」

友紀「いやー、サイズが違うでしょー」

菜々「あっ…そうですね…」

友紀「あたしの学生服は実家にあるしなぁ……」

菜々「うーん…どうしましょう…」

菜々「あっ!そうだ!」

友紀「どしたのー?」

菜々「凛ちゃんとかから借りれば良いんじゃないですか?」

友紀「おっ!それいいね!」

菜々「ウチのプロダクションはいっぱい人がいますから、友紀さんと同じぐらいの体型の子もいますよ!」

友紀「あたしと同じぐらいの体型かぁ……んー……凛ちゃんかなぁ」

菜々「じゃあ後で頼んでみましょうか」

友紀「そだねー」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:51:40.67 ID:Zd1AmLuji
・ ・ ・

数日後

ガチャ

菜々「おはようございまーす!ウサミン出社ですよー!」

友紀「おっはよー!凛ちゃんいるー?」

ちひろ「お二人ともおはようございます。凛ちゃんなら、今日はオフですよ」

友紀「あ、なんだー……残念」

瑞樹「凛ちゃんに何か用があるの?」ヒョコ

菜々「あ、川島さん」

ちひろ「何か用があるなら、言ってくれれば伝えておきますが」

友紀「んー、大したことじゃないよ。ちょっと制服を貸して欲しいなーって」

ちひろ「制服…ですか?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:53:35.68 ID:Zd1AmLuji
友紀「そう、制服」

瑞樹「何に使うのかしら?」

友紀「そりゃあ、着るんだよ。菜々ちゃんが制服で撮影するって聞いて、あたしも久しぶりに着たくなってね」

ちひろ「なるほどー……」

ちひろ「……」

菜々「…ちひろさん?」

ちひろ「ちょっと待っててくださいね」ガタッ

友紀「え?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:56:08.09 ID:Zd1AmLuji
――――
――

ちひろ「お待たせしました!」ガラガラ

菜々「なんか来た!」

友紀「制服がいっぱいある!」

瑞樹「これは…」

ちひろ「ふふふ…これは制服コレクションのためのものですよ」

菜々「へー、こんなにいっぱいあるんですか」

ちひろ「友紀さん、制服を着たいんですよね?」

友紀「うん!」

ちひろ「では、こちらから好きなものをどうぞ!」

友紀「えっ!?いいの!?」

ちひろ「ええ、どうぞ」ニッコリ

友紀「やった!ちひろさんマジ女神!」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/04(木) 23:58:07.30 ID:Zd1AmLuji
ちひろ「菜々さんもどうです?」

菜々「良いんですか?」

ちひろ「ええ、お好きなものをどうぞ」ニッコリ

菜々「じゃあ…着ちゃおっかなー」

ちひろ「川島さんもどうですか?」

瑞樹「いえ…私は遠慮しておきます。私の歳で制服着るのはさすがに…ねぇ」

ちひろ「…そうですか」

友紀「菜々ちゃん!ほらこっち来て!」

菜々「あ、はーい!今行きますよー!」


瑞樹「……」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:01:50.25 ID:JypmC71Ei
――――
――

友紀「じゃーん!どう?似合ってる?」

菜々「はい!似合ってますよ!」

ちひろ「お二人共お似合いですよ」

瑞樹「似合ってるわねぇ…女子高生って言っても通用しそうね…」

ガチャ

聖來「おはようございまーす。賑やかだけど何かやってるの?」

瑞樹「あら聖來ちゃん、おはよう。制服コレクションしてるのよ」

聖來「制服コレクション?」

友紀「あ、聖來さんだ。おっはよー!」

聖來「わっ!友紀ちゃん、どうしたのその格好!?」

友紀「久しぶりに制服が着たくなってねー。着てみたんです!どうですか?」

聖來「うん、良く似合ってるよ」

ちひろ「聖來さんも着てみますか?」

聖來「え?いいんですか?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:03:38.17 ID:JypmC71Ei
ちひろ「ええ、どうぞお好きなものをどうぞ」

聖來「うわー…いっぱいありますねー」

菜々「聖來さんにはこんなのが良いと思いますよ!」ズイッ

聖來「え…?これって…セーラ服…?……ダジャレ?」

菜々「ち、違いますよぉ!楓さんじゃないんですから!」

友紀「んー…あたしは奏ちゃんみたいな制服が似合うと思うなぁ」

菜々「まあ、色々試着してみましょうか!」

聖來「そうだね。更衣室へ行こっか」



瑞樹「聖來ちゃんも若いし、きっと似合うでしょうねぇ」

ちひろ「最初見た時は18ぐらいかと思いましたよ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:06:01.85 ID:JypmC71Ei
・ ・ ・

同日 夜

事務所

ガチャ

礼子「戻ったわよ」

瑞樹「あら、礼子さんおかえりなさい」

ちひろ「おかえりなさい、高橋さん」

礼子「2人だけなの?プロデューサーは?」

ちひろ「プロデューサーさんは他の子のところに行ってますよ」

礼子「そうなの…残念ね」

早苗「私も帰ってきたわよー」ガサッ

瑞樹「早苗さんも一緒だったのね。……ん?そのビニール袋は何?」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:08:24.92 ID:JypmC71Ei
早苗「ふふ、お酒買ってきちゃったー♪」

礼子「おつまみも買ってきてるわよ、一緒に飲みましょ」ガサッ

ちひろ「え……事務所で飲むんですか…?」

早苗「うん、家まで帰ってたらぬるくなっちゃうからねー」プシュッ

瑞樹「もう開けてるし!」

礼子「ほら、2人ともこっち来て一緒に飲みましょうよ」

瑞樹「えぇー…」

ちひろ「あのー…事務所で飲酒は…」

礼子「志乃は普段から飲んでるんだし良いじゃない別に。ほら、飲みましょ?」グイッ

瑞樹「ちょっと礼子さん…」

早苗「ちひろさんもかむかむー」グイッ

ちひろ「あっ…!ちょっ…!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:10:21.75 ID:JypmC71Ei
―――
――

瑞樹「そうそう、今日のお昼頃あった話なんだけどね…」グビッ

礼子「何かあったの?」

瑞樹「菜々ちゃんと、友紀ちゃんと…あと聖來ちゃんがね。制服を着てたのよね」

早苗「制服!?菜々ちゃんがー!?あはははは!!歳を考えようよー!!年齢知らないけどー!」ゲラゲラ

ちひろ「酔ってますねぇ……」グビッ

礼子「で?なんで制服なんて着てたの?」

瑞樹「菜々ちゃんは制服を着て撮影するお仕事があるからみたいなの。友紀ちゃんと聖來ちゃんは……たまたま事務所にいたから便乗して着てただけね」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:12:34.37 ID:JypmC71Ei
礼子「菜々ちゃんはお仕事に使うから持ってても不思議じゃないけど、友紀ちゃんと聖來ちゃんはよく制服なんか持ってたわねぇ」

ちひろ「あ、それは私が貸したんですよ」

礼子「ちひろさんの高校時代の制服を?」

ちひろ「いえいえ、事務所にあるんですよ、制服が」

礼子「なんでそんなものが事務所に…」

ちひろ「色々と使えますからね!」

早苗「何に使うのー?  いことー?」

瑞樹「何言ってるのよ…お仕事に使うんでしょ。前にも制服コレクションっていうのがやってたじゃない」

早苗「あー、そっかー!あははははは!!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:16:08.34 ID:JypmC71Ei
―――
――

礼子「制服…制服ねぇ…もう何年着てないのかしら…」

瑞樹「本当ですね…。時間が経つのは早いわ…」

早苗「私はちょっと前までずっと着てたけど?」

礼子「それは警察官の制服でしょうに…今は学生服の話をしているのよ…」

瑞樹「はぁ……もう一度あの頃に戻って…学生生活を送ってみたいものね…」

ちひろ「……じゃあ…やってみます?」

瑞樹「……ちひろさん?」

ちひろ「制服…着てみますか?」

礼子「えっ…!?」

ちひろ「ちょっと待っててくださいね!」フラフラ

礼子「あっ…ちょっと…!」

早苗「ありゃ…行っちゃったねー」

瑞樹「あっ…まさか…」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:18:25.80 ID:JypmC71Ei
・・・
・・

ちひろ「お待たせしましたぁ!」ガラガラ

早苗「うわ!何か凄いいっぱいきた!」

礼子「なんでこんなに制服が…」

瑞樹「やっぱりね…」

ちひろ「プロデューサーさんがいっぱいスカウトしてくるから、念の為に多めに用意してあるんれすよ!さあ、お好きなものをどうぞ!」

礼子「とは言っても…私達の年齢的にアウトなんじゃないかしらね…」

ちひろ「何言ってるんれすかぁ!良いじゃないれすか、エイプリルフールれすよぉ今日はぁ!」

瑞樹「ちひろさんこそ何言ってるんですか」

早苗「エイプリルフールと私達が制服を着ることに何の関係があるのー?」

瑞樹「……酔ってます?」

ちひろ「酔ってませぇん!いいれすかぁ!エイプリルフールはれすねぇ!ウソをついてもいい日なんれすよぉ!!」

礼子「それは知ってるけどねぇ…」

ちひろ「だからつまりぃ!自分にウソをつくんれす!!」

礼子「はい…?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:21:05.87 ID:JypmC71Ei
瑞樹「自分に…ウソ…?」

ちひろ「私達はとても制服を着ていい年齢ではありません!しかしぃ、今日!エイプリルフールに限っては特別なんれす!」

ちひろ「自分自身に、自分は制服を着てもいい年齢だとウソをつくんれぇす!!」ズビシィ

早苗「すごい……なんという発想…!」

ちひろ「さあ!自分自身にウソをつくんれす!私達はまだ10代!希望に満ち溢れています!」

礼子「私は…10代…!」

ちひろ「今日だけは永遠の17歳れす!アンチエイジングも必要ないんれすよぉ!」

瑞樹「アンチエイジング……いらない……わかるわ」

ちひろ「着ましょう!制服を!!」

礼子・早苗・瑞樹「おおー!」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:24:17.54 ID:JypmC71Ei
・ ・ ・

ガチャ

菜々「ウサミン、ただいま戻りましたよ…って!?」

礼子「あら菜々ちゃん、おかえりなさい」ゴッキュゴッキュ

瑞樹「制服のまま帰ってきたのね」グビッ

菜々「なんでお酒飲んでっ…!?しかもみんな制服着てるし!」

早苗「ああこれー?これはねー…」

ちひろ「エイプリルフールだかられす!!」

菜々「……はい?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:26:43.38 ID:JypmC71Ei
――――
――

菜々(そんな理由で制服着てたんですか…)

早苗「ほら、菜々ちゃんも飲んで飲んで♪」

菜々「あ、どうも…」

菜々(酔ってるなぁ…)

早苗「あはははは!!!」バシバシ

菜々(なんか早苗さんが凄い酔ってるし…)

早苗「菜々ちゃん!」

菜々「は、はいっ!」ビクッ

早苗「これ!私ん家から持ってきた焼酎なんだけどさー、お酌してくれない?」ドンッ

菜々「え、ああはい、わかりました」トクトク

早苗「おっとっとっと…」

ちひろ「……」ジーッ

礼子「どうしたのちひろちゃん。菜々ちゃんの方ジーっと見て」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:28:34.46 ID:JypmC71Ei
ちひろ「いやぁ…なんか…菜々さんが制服着てお酌してるとれすねぇ…」

礼子「うん」

ちひろ「コスキャバみたいだなぁって…」

菜々「えっ…!?」

早苗「あはははは!!コスキャバ!!コスキャバかぁー!!」バシバシ

早苗「ナナちゃんご指名入りましたー!」

ちひろ「私を指名してくれても良いんれすよぉ?」

早苗「ちひろさんを?じゃあー…ちひろさんを指名しよっかなぁー」

ちひろ「ご指名ありがとうございま~す!指名料はぁ…3500円れす!!」

瑞樹「それって高いのかしら?」グビッ

礼子「さぁ?」グビッ

早苗「よーし!せっかくだからドンペリ頼んじゃおっかなー!」

ちひろ「ドンペリはないですけどぉ……志乃さんが事務所に置いてったワインならここにありますよぉ!」

早苗「よぉし!じゃあそれを開けよう!」

ワイワイ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/05(金) 00:31:25.29 ID:JypmC71Ei
瑞樹「いいのかしらアレ。志乃さん怒らない?」

礼子「どうかしらねぇ……」

ガチャ

あい「今戻ったよ…って、何をしているんだい?」

礼子「あらぁ、あいちゃんじゃない。おかえりなさぁい」グビッ

あい「礼子さん…事務所でお酒なんか飲んで…。…しかもその格好は…」

「あー!!」

早苗「イケメンがいるぞー!確保ー!!」ガバァ

あい「えっ!?ちょっ…!?早苗さ…!?」



「うわあああああああ!!!」

おわり

引用元: 安部菜々「ウサミンの世界制服!」