1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 23:42:46 F4nxTUrk
僕の名前はイケメン。

192センチの身長。

端正な顔立ち。

はっきり言って、モテる!

しかし、この外見しか見ない、女達に色々されて、少しずつ、女性恐怖症になっている。

こんな性格を直すべく、僕はナイスガイを目指すことにした!


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 23:46:16 F4nxTUrk
高校二年の春。

僕は転校することになった。

新しい街。新しい学校。新しい出会い。

僕のナイスガイへの道は正にここから始まる!


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 23:51:26 F4nxTUrk
転校初日。正に地獄だった。

僕の姿を見た途端、女子共がキャーキャー騒ぎ始めた!

勘弁してくれ、恐怖症に拍車がかかりそうだ…。

休憩時間はもっと地獄だった。

転校生と言うこともあり。多数の生徒に取り囲まれ、質問攻めにあった。

僕はこの、囲まれるのは得意ではない。

ダメだ。気分が悪くなってきた…。


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 23:55:07 F4nxTUrk
そんな時、素晴らしい出合いがあった。

颯爽と表れ、その地獄から僕を救いだしてくれた。

「大丈夫か?気分悪そうだったから、無理矢理連れてきた、スマン」

彼は、初対面の僕を気遣ってくれた。

彼の名は、男。

まさにナイスガイだった。


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 23:57:15 F4nxTUrk
先に言っておく。

僕はノーマルだ。xxではない。

女性が好きだから、恐怖症を克服したいのだ。


この日から、男君は、僕の目標になった。


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 00:04:40 Fa.JOS.w
転校初日の放課後。

屋上に呼び出された。

イヤな予感しかしない。

渋々、屋上に行くと、一人の女生徒が待っていた。

黒髪で、大人しそうな印象だった。

名前は、女というらしい。

なかなか、可愛らしい娘だ。

その可愛らしい娘は、上着の裾をくるくると触りながら、告白してきた。

ちょっとまて。合って数時間で告白されたのは始めてだ。

勿論、丁寧にお断りした。

彼女はショックを受けた様子もなく、さらっと帰って行った。

いかん、胃がキリキリと痛みだした。


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 00:10:24 Fa.JOS.w
次の日。僕が彼女をフッた事が噂になっていた。

あの時、誰かが見ていたらしい。

しかも、噂の内容は、女を誹謗するものだった。

確かに、初日に告白するのは、如何のものかと思うが、それを誹謗するのは、間違っている。

僕は抗議することにした。

しかし、先に、男君が一喝した。
クラスは静まり、その時から、噂はなくなった。

なんて素晴らしいんだ!男君は!

彼の事を、心のなかで、ナイスガイ男君と呼ぶことにした。


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 13:24:48 dB5qn4hs
ナイスガイ男君とつるむようになって、もう一人と仲良くなった。

名前は友というらしい。

友はなかなか低音ボイスで渋い声をしている。

友の事はこれからイケボ友と呼ぼう。

目標とする人物と、愉快な友人を得て、面白い学生生活になりそうだ!

このままの勢いで、恐怖症を克服してしまおう!


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 19:54:16 dB5qn4hs
そう思った翌日。

またしても、数人の女生徒に告白された。

付き合うつもりはないので、皆には申し訳ないが、丁寧にお断りした。

なかには号泣する娘もいて、正直、しんどい。

そんなとき、イケボ友がゲーセンに誘ってくれた。

その場には、ナイスガイ男君もいた。

その日は男三人で遊んだ。

ん?なにか、ナイスガイ男君の後にいたような気がするが、きのせいだろう。


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 20:29:32 nGftAnRU
ゲーセンから、家に帰って思い返す。

ナイスガイ男君の後は確かに何かいた。

仔犬のような印象はあったのだが、ナイスガイ男君の後に隠れて、良くは見えなかった。

けど、あれは、女の子だったような。

気のせいだろか。


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 20:32:07 nGftAnRU
次の日。

イケボ友に屋上に呼び出された。

ん?

今は、イケボ友の後に何かいる。

あれは、昨日の仔犬?


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 20:36:39 nGftAnRU
イケボ友から、紹介された。

彼女はナイスガイ男君の幼馴染みの女の子で、名前は幼と言うらしい。

仔犬ではなく、女の子だったのか。

しかし、幼と言う娘。

仔犬。まさにその例えが合う、小さくて、可愛らしい娘だ。

今もイケボ友の後でぷるぷると小さくふるえている。


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 20:39:54 nGftAnRU
そうだ、幼さんに見とれている場合ではない。

イケボ友に用事を聞く。

イケボ友は驚くべき内容をつげた。

何でも、この幼さんはナイスガイ男君の気を引きたいらしい。

その為、この僕に幼さんと仲良くしてもらい。ナイスガイ男君に見せつけたいらしい。

それで、今以上に仲良くなりたいらしい。


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 20:44:49 nGftAnRU
なんとも、この考えはイケボ友の思い付きらしい。

…大丈夫か、この考え。

肝心のナイスガイの男君はどうなのだろうか?

イケボ友の話によると、ナイスガイ男君も浅からず、幼さんの事を想っているらしい。

ならば、ナイスガイ男君の為に一肌脱ごうではないか!

これからは、イケボ友の事をフィクサー友と呼ぼう。


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 20:54:21 nGftAnRU
その日の内に、僕と幼さんはなるべく一緒にいるようにした。

特にナイスガイ男君がいるところでは、仲良く振る舞った。

…が、この幼さんは、僕が話しかけても、ふるふるとふるえて

「う、うん」

「そ、そうだにぇ///」

と小さく答えるのみ。

挙げ句には見事に噛む。

なんだ、この可愛い生物は!

反則ではないか!

僕と目が合うだけで、真っ赤になるし…。

今も俯き、恥ずかしそうに指をもぞもぞしている。

こっそりとこの幼さんの事をエンジェル幼さんと呼ぼう。


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 22:43:01 nGftAnRU
放課後。

今日は、エンジェル幼さんと帰ることになった。

その時、ふと、普段と違う雰囲気に気付いた。

普段なら、クラスの女生徒が囲ってくるんのだが。

今日は寄ってこない。

寧ろ、暖かい目で見られてる?

目線を追っていくと、エンジェル幼さんに行きつく。

あぁ、皆、このエンジェル幼さんが可愛いいんだなぁ。


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 22:52:17 nGftAnRU
いや、それだけじゃない。

ナイスガイ男君からも優しい目で見られてる?

あれ?

ナイスガイ男君に嫉妬させるのが目的なのでは?

けど、あの優しい目は?

一瞬だが、確かに優しい目だった。


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 22:58:43 nGftAnRU
そんな事を考えてると

「か、かえりょ///」

エンジェル幼さんが、噛んだ事に真っ赤になりながらも、僕の制服の裾を掴む。

あぁ、エンジェルだぁ!


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 23:13:30 nGftAnRU
帰り道。

二人で帰っていると改めて思う。

エンジェル幼さんは、小さい。 

視界の端で彼女のショートヘアが、ほよほよと泳いでいる。



21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 23:37:26 nGftAnRU
そんなエンジェル幼さんを見ていると、ふと、ある考えが頭をよぎる。

このまま、彼女を自分のものにしてまおう。

ハッ!

僕は何を考えているんだ!

この人は、ナイスガイ男君の大切な人。

なにより、そんなことをするのはナイスガイの道を外れる!

ナイスガイを目指す僕にそんなことはできない!

そんなことを考えていると、裾をくいくいと引っ張られらた。

「怖い顔してるよ?」

「わ、私と帰るの、そんなにイヤだった?」

エンジェルが、瞳を潤ませながら、僕の顔を見上げている。

こんなエンジェルと帰れることがイヤな訳あるか!!

僕は慌てて、イケメンスマイルを作り、エンジェル幼さんに答える。

その日はなんとか、自分の中の悪魔を押さえながら、エンジェル幼さんと帰った。


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 23:52:52 nGftAnRU
次の日。

ナイスガイ男君の態度が明らかにおかしい。

僕と目を合わさない。

挨拶をしても

「あぁ…」

としか、答えない。

エンジェル幼さんにも同じ態度だ。

エンジェル幼さんも、そんな態度に少なからずショックを受けてるようだ。

…もしかして、やり過ぎた?

しかし、昨日のあの優しい目はなんだったのだ?

授業中、その事だけを考えていた。

しかし、あの、ナイスガイ男君がここまで、変わるとは。

嫉妬とは恐ろしい。


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:02:31 3.oT4beU
昼休み。

いつもの用に男三人で食べようとしたら、フィクサー友から止められた。

なんでも、エンジェル幼さんが、お弁当を作ってくれているらしい。

おぉ、エンジェル幼さんも動いたようだ。


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:05:08 3.oT4beU
これで、ナイスガイ男君も疑いが晴れる!

…ちょっと、胸がいたいけど、ナイスガイになるためだ!

それに、友のため!

こういう時、ナイスガイはニヒルに笑うのだ!

僕もニヒルに笑おう!


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:10:17 3.oT4beU
…へ?

お弁当って、僕に?

イヤイヤ、そこはナイスガイ男君に渡す所だよ?

ここで、手作り弁当を渡されたら、大概の男は落ちるはず!

おい、フィクサー!

君も笑ってないで、止めないか!

「た、食べたくにゃい?」

あぁ、エンジェル!

喜んで頂きます!

何個でも頂きましょう!

取り合えず、後で爆笑しているフィクサーにはチョークスリーパーを極めてやった!


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:20:13 3.oT4beU
おかしい。

なぜ、僕はエンジェル幼さんと、彼女が作ってくれた、手作り弁当を食べているのだ?

しかも、二人で。

しかも、このお弁当。

うまい!

うまいと可愛いは正義とは、よく言ったものだ。


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:25:06 3.oT4beU
話がズレた。

なぜに二人?

フィクサーは何処行った?

ナイスガイ男君には先約があった事は聞いた。

それは、仕方ない。

しかし、なぜ、ここにフィクサーがいない!

こんな事を考えながらも、顔はによによしてしまう。

あぁ、エンジェルと二人で、エンジェルの創ったお弁当を食べている。

「お、おいしい?」

エンジェルが顔を真っ赤にしながら訪ねる。

勿論さ、エンジェル!


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 16:24:11 mG8cli9I
その日、自宅に帰り自己嫌悪に陥る。

僕はなにをしているのだ?

ナイスガイ男君とエンジェル幼さんをくっつけるために、エンジェル幼さんと仲良くしているはず。

今日も、エンジェル幼さんと一緒に帰った。

しかし、この気持ちはなんだろうか。

今も頭の中はエンジェル幼さんの事でいっぱいだ。

…まさか…、僕は…。

いや、それはない!あってはならない!

そうだ、ナイスガイ男君の為だから。

ナイスガイになるためにしている事だから、こうなるのだ!

僕は無理矢理、自分を納得させた。


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 16:27:57 mG8cli9I
心にもやもやを抱えたまま、半月が過ぎた。

その間、僕はエンジェル幼さんと仲良くなった。

ナイスガイ男君とはちょっと、ギクシャクしているけど、険悪ではない。

フィクサー友はなにやら、忙しそうにしている。

そういえば、最近、女さんをよく見るようになった。

ナイスガイ男君と一緒にいるようだ。


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:02:26 dfBaNltA
そんなある日。

ん?

あそこに見えるのは、エンジェル幼さん!

最近、エンジェル幼さんの姿を見つけると、心が踊る。

しかし、この時は、見つけるんじゃなかったと、後悔した。


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:10:20 dfBaNltA
エンジェル幼さんと、ナイスガイ男君が仲良さそうに話している。

あぁ、なんだ…。

うまくやってるんじゃないか…。

あんなに、楽しそうに、いや、幸せそうに話せてるじゃないか。

もぅ、僕の役目も終わりなんじゃないか。

僕の心のもやもやは晴れたけど、すごい、胸がいたい。

あれ?なんで、こんなに泣きそうになるんだろ…。

無性に叫びたい気分だ。


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:16:43 dfBaNltA
「おぅ、暇か?」

何処かのドラマのようなセリフを言いながら、フィクサー友が現れた。

僕の顔を見るなり、フィクサー友は僕の体を支えてくれた。

余程、ひどい顔をしていたらしい。

情けない、ナイスガイには程遠い…。


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:22:49 dfBaNltA
僕は慌てて、フィクサー友にイケメンスマイルを見せる。

…彼には通用しなかった。

事態を把握した、フィクサーは慌てて、1枚のチケットを渡してきた。

「このチケットを持って、この日曜に遊園地に行け!」

フィクサー友の剣幕に押されて、チケットを受け取ってしまった。

なんなんだ、このチケットは?


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:30:55 dfBaNltA
日曜日。

フィクサー友に言われるまま、遊園地に来てしまった。

あの日から数日間、脱け殻のように過ごした。

その間も、フィクサー友が忙しく声をかけてくれた。

エンジェル幼さんとは、挨拶ぐらいしか会話をしていない。

…辛い。


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:37:32 dfBaNltA
そもそも、なぜ、遊園地なんだ?

しかも、入口で待ち合わせとは。

まるで、デートじゃないか。

しかし、相手はどうせフィクサー友だろう。

男二人で、遊園地とは。

虚しい。

ん?向こうから来るのは。…ッ!

あの姿はエンジェル幼さん!

ヤバイ!顔が自然に笑顔になる!

あぁ、エンジェルだ!エンジェル幼さんが目の前にいる!


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:41:35 dfBaNltA
「お、おまたしぇ///」

例のごとく、見事に噛んで、真っ赤になる。

しかも、私服。

多少、ふりふりしているが、ものすごく、似合ってる!

はっきり言って、ものすごく、可愛い!

僕は浮かれたまま、遊園地に突入した!


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:46:10 dfBaNltA
この遊園地で、エンジェルの新しい一面を見つけた。

エンジェル幼さんは、心霊の類いが得意らしい。

さっきから、お化け屋敷を繰り返し入っている。

僕?

だ、だだだ大丈夫さ!

こ、こここ恐くないさ!

お化けなんてウソさ♪

ガタン!

ギャー!ごめんなさい!ウソつきましたぁ!


38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 20:57:42 dfBaNltA
遊園地で楽しい時間を過ごした。

ナイスガイ男君とどう?

恐くて聞けなかった。

けど、エンジェル幼さんが傍にいる。

それだけで、僕は満足だった。


39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:04:47 dfBaNltA
日も傾いてきた時、エンジェル幼さんが、観覧車に乗りたいと言い出した。

二人で観覧車に乗る事になった。

「きれいだねぇ」

こんな、幸せな時間があるとは。

どんどん、高くなる。


40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:12:29 dfBaNltA
頂上に近付いた時、夕日が僕達が乗ったゴンドラを照らす。

「ふぁ~、きれいだねぇ」

エンジェル幼さんの顔を見つめながら、僕は覚悟を決めた。


41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:22:15 dfBaNltA
「…どうかし…ふぁ!」

僕はエンジェル幼さんを抱き寄せた。

彼女の存在を確認するように、しばらく抱き締める。

幼さん、大好きです。

僕と、結婚を前提にお付き合いしてください。

僕はエンジェル幼さんに告白した。

彼女は僕の腕の中で小さく、けど、確実に頷いてくれた。


42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:26:22 dfBaNltA
その日。

マイエンジェルと手を繋いで帰った。

幸せの頂点で、僕は、もうひとつの覚悟を決めた。


43 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:30:43 dfBaNltA
後日。

僕はナイスガイ男君を屋上に呼び出した。

屋上に行く途中。

とんでもない話を耳にした。

「男君って、女と付き合ってるんだって!」

「しかも、男君から告白したらしいよ!」


なんとな!?

しかし、なぜ?

あれ?

これ、なんかへんだぞ?


44 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:34:51 dfBaNltA
屋上に着くと、ナイスガイ男君が待っていた。

色々、考えたが、これしかない!

僕は土下座をした!

『すまない!』

あれ?

ナイスガイ男君も土下座をしている?

しかも、僕のより素晴らしい土下座だ!

流石はナイスガイ男君!

いやいや、違う!

なんだ、これ。

話が見えないぞ?

僕はどんでもない話を聞くことになる。


45 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:38:13 dfBaNltA
ナイスガイ男君が言うには、全て、フィクサー友の企みらしい。

そもそも、ナイスガイ男君とマイエンジェルは想い合うなかでも、男女のそれではなく。

兄妹の関係に近いらしい。

あぁ、だから、あの優しい目か。

納得。

あれ?

なら、あのマイエンジェルと仲良くってのは?


46 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:41:55 dfBaNltA
それは、僕に一目惚れした、マイエンジェルから、フィクサー友が相談を受けたらしい。

んで、考えたのがあれだったらしい。

因みに、女さんとナイスガイ男君との仲もフィクサーが取り持ったらしい。


47 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 21:47:03 dfBaNltA
そんな話をしていると、フィクサーがやってきた。

僕は、愛と怒りとかなし…違った。

ある意味、感謝を込めてのアルゼンチンバックブリーカーを極めてやった!


48 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 22:06:12 dfBaNltA
こうして、僕の一連の出来事は終わりを迎えた。

まさにハッピーエンドだ!

将来の妻のため!

僕はこれからもナイスガイへの道を邁進するつもりだ!


49 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 22:08:25 dfBaNltA
そうそう、今、ナイスガイ男君とフィクサー友への仕返しを考えている。

これは、また、別の機会に語りたいと思う。

マイエンジェルが呼んでるので、このへんで!