1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 03:28:16.23 ID:FTJEAHjE0
後藤「………」
南雲「………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「………」
南雲「………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
南雲「……後藤さん、悪いけれど、第2小隊の資料貸してくれない?」
後藤「…………」
南雲「聞いてる後藤さん?」
後藤「…………」
南雲「ねえ後藤さん」
後藤「…………」
南雲「…………」
南雲「後藤さん!」
後藤「わっ!」
南雲「………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「………」
南雲「………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
南雲「……後藤さん、悪いけれど、第2小隊の資料貸してくれない?」
後藤「…………」
南雲「聞いてる後藤さん?」
後藤「…………」
南雲「ねえ後藤さん」
後藤「…………」
南雲「…………」
南雲「後藤さん!」
後藤「わっ!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 03:35:17.78 ID:FTJEAHjE0
後藤「び、びっくりした~……」
南雲「全く、何をやってるのよ……」
後藤「皐月賞」
南雲「………また競馬」
後藤「いいじゃないのよ。ヒマなんだしさぁ」
南雲「ラジオ、持ち込み禁止にするように課長に進言しちゃおうかしら」
後藤「そりゃないよ。おじさんの数少ない楽しみなんだからさあ」
南雲「……年上にあんまり口うるさくは言いたくありませんけど後藤さん」
後藤(あ、口うるさいの始まった)
南雲「全く、何をやってるのよ……」
後藤「皐月賞」
南雲「………また競馬」
後藤「いいじゃないのよ。ヒマなんだしさぁ」
南雲「ラジオ、持ち込み禁止にするように課長に進言しちゃおうかしら」
後藤「そりゃないよ。おじさんの数少ない楽しみなんだからさあ」
南雲「……年上にあんまり口うるさくは言いたくありませんけど後藤さん」
後藤(あ、口うるさいの始まった)
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 03:40:28.50 ID:FTJEAHjE0
南雲「あのね、あなたがしっかりしないから第2小隊の面々の規律が」くどくどくどくど
南雲「ですから、後藤さんも常に出し抜いたりしないで私に」くどくどくどくどくどくどくどくど
南雲「公務員としての」くどくどくどくどくどくどくどくど
南雲「警察官は本来」くどくどくどくどくどくどくどくど
後藤(よく喋るなあ)
南雲「………後藤隊長、何か」
後藤「よく喋るなあ、と思って」
南雲「………」
後藤「………あっ」
南雲「ですから、後藤さんも常に出し抜いたりしないで私に」くどくどくどくどくどくどくどくど
南雲「公務員としての」くどくどくどくどくどくどくどくど
南雲「警察官は本来」くどくどくどくどくどくどくどくど
後藤(よく喋るなあ)
南雲「………後藤隊長、何か」
後藤「よく喋るなあ、と思って」
南雲「………」
後藤「………あっ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 03:42:35.31 ID:FTJEAHjE0
南雲「…………」
後藤「………いや、あの別に」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤(あーあ…………)
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタ
後藤「しのぶさーん」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「しのぶさんしのぶさん」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「し・の・ぶ・さん」
南雲「……………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「………ぁぁ」
後藤「………いや、あの別に」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤(あーあ…………)
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタ
後藤「しのぶさーん」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「しのぶさんしのぶさん」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「し・の・ぶ・さん」
南雲「……………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「………ぁぁ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 03:46:14.80 ID:FTJEAHjE0
【一時間後】
南雲「………」
後藤「…………」
南雲「………」
後藤(まずったかなぁー……)
コンコン
南雲「はい」
後藤(あ、喋った)
野明「い、泉です!」
後藤「おお、泉か。入れ」
ガチャッ
野明「泉巡査、入ります!」
後藤「………」
南雲「………」
野明(な……なに?この変なカンジ………)
南雲「………」
後藤「…………」
南雲「………」
後藤(まずったかなぁー……)
コンコン
南雲「はい」
後藤(あ、喋った)
野明「い、泉です!」
後藤「おお、泉か。入れ」
ガチャッ
野明「泉巡査、入ります!」
後藤「………」
南雲「………」
野明(な……なに?この変なカンジ………)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 03:55:29.49 ID:FTJEAHjE0
野明「あのー、始末書の提出と……」
後藤「はいはい。見せて」
野明「これでオッケーですか隊長」
後藤「オッケーオッケー。しっかし災難だったなあ。太田機に寄りかかられたのが直接の原因なんだが」
野明「いえ、あたしも不注意でしたから!」
後藤「しっかし、まさか八百屋に倒れた衝撃で、地下の賭博場が丸見えになっちゃうなんて、うっかり悪い事は出来ないもんだなあ……」
南雲「そうね。暇だからって勤務中に競馬の実況なんて聴いてたり、待機中に瓶ビールなんか飲んでたら、いつかマスコミにでも撮られかねないわよね」
後藤「あはは~………」
野明「あ……あはは………」
野明(………どうしよう)
後藤「はいはい。見せて」
野明「これでオッケーですか隊長」
後藤「オッケーオッケー。しっかし災難だったなあ。太田機に寄りかかられたのが直接の原因なんだが」
野明「いえ、あたしも不注意でしたから!」
後藤「しっかし、まさか八百屋に倒れた衝撃で、地下の賭博場が丸見えになっちゃうなんて、うっかり悪い事は出来ないもんだなあ……」
南雲「そうね。暇だからって勤務中に競馬の実況なんて聴いてたり、待機中に瓶ビールなんか飲んでたら、いつかマスコミにでも撮られかねないわよね」
後藤「あはは~………」
野明「あ……あはは………」
野明(………どうしよう)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 03:59:14.77 ID:FTJEAHjE0
南雲「………」
野明「………」
後藤「………」
後藤(一応口は聞いてくれたみたいだけど………)
後藤「南雲さーん………」チラッ
南雲「………(完全無視)」
後藤(…………無理か)
野明(ああ………)
野明「………」
後藤「………」
後藤(一応口は聞いてくれたみたいだけど………)
後藤「南雲さーん………」チラッ
南雲「………(完全無視)」
後藤(…………無理か)
野明(ああ………)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:04:02.76 ID:FTJEAHjE0
野明(なんだかよく分からないけど……なんだか見てらんないよコレ……)
後藤「泉、他に何かあるか?」
野明「えっ!い、いや……別に!!」
後藤「あ、そう。じゃあ戻ってよし」
野明「し、失礼しましたー!」クルッ
ガチャッ!
後藤「………」
南雲「………」
後藤「………」
南雲「………」
後藤(どうしよう、コレ)
後藤「泉、他に何かあるか?」
野明「えっ!い、いや……別に!!」
後藤「あ、そう。じゃあ戻ってよし」
野明「し、失礼しましたー!」クルッ
ガチャッ!
後藤「………」
南雲「………」
後藤「………」
南雲「………」
後藤(どうしよう、コレ)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:11:52.58 ID:FTJEAHjE0
後藤「そうだ、しのぶさん喉、渇かない?」
南雲「そうね」
後藤「ああ、じゃあお茶、入れてきてあげますよ~」スタッ
南雲「結構。自分で入れますから」
後藤「遠慮しないで。入れますから。ね」
南雲「…………」
南雲「じゃあ、濃いめでよろしくお願いします」
後藤「了解!後藤警部補、南雲警部補からの特命により、お茶汲み任務を遂行いたします!」ビシッ
南雲「下らないことしてないで、いってらっしゃい」
後藤「………いってきます」
バタン………
南雲「………バカね」
南雲「そうね」
後藤「ああ、じゃあお茶、入れてきてあげますよ~」スタッ
南雲「結構。自分で入れますから」
後藤「遠慮しないで。入れますから。ね」
南雲「…………」
南雲「じゃあ、濃いめでよろしくお願いします」
後藤「了解!後藤警部補、南雲警部補からの特命により、お茶汲み任務を遂行いたします!」ビシッ
南雲「下らないことしてないで、いってらっしゃい」
後藤「………いってきます」
バタン………
南雲「………バカね」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:20:59.94 ID:FTJEAHjE0
後藤「………」スタスタ
後藤(我ながらちょっと情けないかなあ………)
遊馬「あれ、後藤隊長なにやってんですか」
後藤「南雲さんに頼まれて、お茶汲み」
山崎「ああ、それだったら僕が隊長室まで運んで行きます」
後藤「いいよ。丁度暇だしさ。運動くらいしとかないと身体がなまっちゃってなまっちゃって」
山崎「隊長、この間から全然寝てないような気がしますけど……」
後藤「あはは、気のせい気のせい、じゃあお前達もさっさと仕事………」
遊馬「あっ!」
後藤「ど……どうしたのよいきなり篠原………」
後藤(我ながらちょっと情けないかなあ………)
遊馬「あれ、後藤隊長なにやってんですか」
後藤「南雲さんに頼まれて、お茶汲み」
山崎「ああ、それだったら僕が隊長室まで運んで行きます」
後藤「いいよ。丁度暇だしさ。運動くらいしとかないと身体がなまっちゃってなまっちゃって」
山崎「隊長、この間から全然寝てないような気がしますけど……」
後藤「あはは、気のせい気のせい、じゃあお前達もさっさと仕事………」
遊馬「あっ!」
後藤「ど……どうしたのよいきなり篠原………」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:27:40.32 ID:FTJEAHjE0
遊馬「そういやあ、お茶っぱ切らしてたんじゃ」
山崎「ああ、そうでした……今朝………」
後藤「ええっ……」
山崎「参りましたね……そうなると飲み物は………」
遊馬「烏龍茶も昨日切れたし、コーラも三ツ矢サイダーも一昨日切れたな」
後藤「誰か買い出しに行かなかったの……?」
山崎「ええ……昼間は風が強かったんで………」
後藤「………ああそう」
遊馬「今日1日、水道の水で過ごすのか………」
山崎「仕方ありませんよ……それに東京都の浄水技術は世界トップレベルらしいですから………」
後藤(水道水か…………)
山崎「ああ、そうでした……今朝………」
後藤「ええっ……」
山崎「参りましたね……そうなると飲み物は………」
遊馬「烏龍茶も昨日切れたし、コーラも三ツ矢サイダーも一昨日切れたな」
後藤「誰か買い出しに行かなかったの……?」
山崎「ええ……昼間は風が強かったんで………」
後藤「………ああそう」
遊馬「今日1日、水道の水で過ごすのか………」
山崎「仕方ありませんよ……それに東京都の浄水技術は世界トップレベルらしいですから………」
後藤(水道水か…………)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:36:56.76 ID:FTJEAHjE0
♪ピンポンパンポーン
シゲ『あ、あ、整備班から大切なお知らせとお願いです』
シゲ『只今、5406号が発生しました。えー、現在整備班が712号を実施しておりますが、残念ながら、フタフタマルマルまで復旧は見込めません』
山崎「す……水道管が大規模破裂………」
遊馬「う……嘘だろ………」
シゲ『繰り返しお伝えします。只今……』
太田「繰り返しお伝えせんでいい!」ガンッ!
熊耳「太田くん!」
後藤「………」
シゲ『あ、あ、整備班から大切なお知らせとお願いです』
シゲ『只今、5406号が発生しました。えー、現在整備班が712号を実施しておりますが、残念ながら、フタフタマルマルまで復旧は見込めません』
山崎「す……水道管が大規模破裂………」
遊馬「う……嘘だろ………」
シゲ『繰り返しお伝えします。只今……』
太田「繰り返しお伝えせんでいい!」ガンッ!
熊耳「太田くん!」
後藤「………」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:44:48.23 ID:FTJEAHjE0
後藤(まずったな………)
後藤(一度引き受けた手前……手ぶらって言うのもなあ………)
遊馬「とりあえず、あっちの冷蔵庫の中でも漁ってみるか」
山崎「そうですね」
遊馬「…………」ガサゴソガサゴソ
遊馬「ビール」ガサゴソ
山崎「………」
遊馬「ビール」ガサゴソガサゴソ
山崎「………」
遊馬「…ビール」
遊馬「……ビール!」
遊馬「ビール!ビール!ビール!」
遊馬「なんでこのタイミングでビールばっかり出てくるんだよ!!うがあああああああああ!!!!!!!!!!!」
後藤(ビールは流石に………怒られちゃうか………)
後藤(一度引き受けた手前……手ぶらって言うのもなあ………)
遊馬「とりあえず、あっちの冷蔵庫の中でも漁ってみるか」
山崎「そうですね」
遊馬「…………」ガサゴソガサゴソ
遊馬「ビール」ガサゴソ
山崎「………」
遊馬「ビール」ガサゴソガサゴソ
山崎「………」
遊馬「…ビール」
遊馬「……ビール!」
遊馬「ビール!ビール!ビール!」
遊馬「なんでこのタイミングでビールばっかり出てくるんだよ!!うがあああああああああ!!!!!!!!!!!」
後藤(ビールは流石に………怒られちゃうか………)
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:52:07.41 ID:FTJEAHjE0
遊馬「ちっきしょ!水道管破裂させた犯人探しだしてとっちめてやる!」
山崎「あ、遊馬さん落ち着いて………」
太田「うがあああああああああ!!目の前に水は山ほどあるのになんちゅうことだああああああああ!!!!!!」
遊馬「そんなに飲みたきゃ東京湾に突っ込んでやろうか?」
太田「こいつ!!!!!!!!」
熊耳「やめなさい!」
野明「落ち着いてよ遊馬!」
後藤(………このまま買い出しにでも行くか)
山崎「あ、遊馬さん落ち着いて………」
太田「うがあああああああああ!!目の前に水は山ほどあるのになんちゅうことだああああああああ!!!!!!」
遊馬「そんなに飲みたきゃ東京湾に突っ込んでやろうか?」
太田「こいつ!!!!!!!!」
熊耳「やめなさい!」
野明「落ち着いてよ遊馬!」
後藤(………このまま買い出しにでも行くか)
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 04:56:22.62 ID:FTJEAHjE0
【2時間後】
後藤「買ってきたぞ。烏龍茶で良かったか」ドンッ
後藤「あとお茶っぱ。いつものやつ」
野明「た……隊長!」
山崎「か、買い出しに行ってきてくれたんですか………わざわざ」
熊耳「こんなにたくさん………」
後藤「あとでシゲさん達の所にも持っていってやってくれ。重いだろうけどさ、頼むよ」
一同「………」
後藤「………どうしたの?」
野明「あ………あの………」
後藤「買ってきたぞ。烏龍茶で良かったか」ドンッ
後藤「あとお茶っぱ。いつものやつ」
野明「た……隊長!」
山崎「か、買い出しに行ってきてくれたんですか………わざわざ」
熊耳「こんなにたくさん………」
後藤「あとでシゲさん達の所にも持っていってやってくれ。重いだろうけどさ、頼むよ」
一同「………」
後藤「………どうしたの?」
野明「あ………あの………」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:02:48.71 ID:FTJEAHjE0
野明「その……思ったより、水道管が早く治っちゃった……みたいで」
後藤「えっ」
進士「で………お茶っぱもその……予備が棚のすごく………奥の方に………ありまして………」
遊馬「その………烏龍茶も大量に………倉庫の奥から発掘されまし……て………」
一同「………」
後藤「ああ………そうなの………」
後藤「まあ、この烏龍茶は消費期限も長いしさ、また倉庫にでも緊急用に置いといてよ」
野明「ハイ………」
後藤「で、南雲さんにお茶は?」
山崎「僕が一時間くらい前に………」
後藤「悪かったな山崎。じゃ、隊長室にもーどろっかなー♪」
一同「………」
後藤「えっ」
進士「で………お茶っぱもその……予備が棚のすごく………奥の方に………ありまして………」
遊馬「その………烏龍茶も大量に………倉庫の奥から発掘されまし……て………」
一同「………」
後藤「ああ………そうなの………」
後藤「まあ、この烏龍茶は消費期限も長いしさ、また倉庫にでも緊急用に置いといてよ」
野明「ハイ………」
後藤「で、南雲さんにお茶は?」
山崎「僕が一時間くらい前に………」
後藤「悪かったな山崎。じゃ、隊長室にもーどろっかなー♪」
一同「………」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:04:20.32 ID:FTJEAHjE0
後藤「………」
コンコン
後藤「しのぶさん、ただいまー」
カチャッ
後藤「あれ」
カチャッカチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「あれあれあれ」
コンコン
後藤「しのぶさん、ただいまー」
カチャッ
後藤「あれ」
カチャッカチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「あれあれあれ」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:06:13.23 ID:FTJEAHjE0
後藤「しのぶさーん?」
カチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「なんで閉まってるの?」
カチャッカチャッカチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「あれ………」
カチャッカチャッカチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「ちょっと……閉まってるよしのぶさん?」
カチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤(まさか……ものすごく怒ってる……とか………)
カチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「なんで閉まってるの?」
カチャッカチャッカチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「あれ………」
カチャッカチャッカチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤「ちょっと……閉まってるよしのぶさん?」
カチャッカチャッカチャッカチャッ
後藤(まさか……ものすごく怒ってる……とか………)
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:09:29.54 ID:FTJEAHjE0
後藤「しのぶさーんごめんね!」カチャッッカチャッ
後藤「しのぶさんの大好きなどら焼きを買ってきましたよ~」カチャッカチャッ
後藤「こしあんですよ~」カチャッカチャッ
後藤「………」
後藤「いやさ、これにはふかーい理由があって」
後藤「別にしのぶさんの目を盗んで馬券を換金しに行ってた訳じゃありませんよ~」
後藤「しのぶさ~ん………」
後藤「しのぶさんの大好きなどら焼きを買ってきましたよ~」カチャッカチャッ
後藤「こしあんですよ~」カチャッカチャッ
後藤「………」
後藤「いやさ、これにはふかーい理由があって」
後藤「別にしのぶさんの目を盗んで馬券を換金しに行ってた訳じゃありませんよ~」
後藤「しのぶさ~ん………」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:14:16.31 ID:FTJEAHjE0
後藤「しのぶさーん」カチャッカチャッ
後藤「本当に馬券を換金しに行ってた訳じゃないんだってば」
後藤「馬券を見て貰えば分かるけどさ、全部はずれだったし………」カチャッカチャッ
南雲「じゃあ、当たってたら換えに行くの?」
後藤「月末なら」カチャッカチャッ
後藤「………」
南雲「………」
後藤「あ……あれ、し、しのぶさん?鍵………」
南雲「………課長室の前で何やってるの、後藤さん」
後藤「………あれー?」
後藤「本当に馬券を換金しに行ってた訳じゃないんだってば」
後藤「馬券を見て貰えば分かるけどさ、全部はずれだったし………」カチャッカチャッ
南雲「じゃあ、当たってたら換えに行くの?」
後藤「月末なら」カチャッカチャッ
後藤「………」
南雲「………」
後藤「あ……あれ、し、しのぶさん?鍵………」
南雲「………課長室の前で何やってるの、後藤さん」
後藤「………あれー?」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:20:34.10 ID:FTJEAHjE0
後藤「本当だ…やだなあ…疲れちゃってるのかなあ………」
南雲「全く……慌てん坊なんだから」クスッ
後藤「あ……アハハ………」
南雲「帰りますよ、後藤さん」
後藤「………ハイ」
こっそり
野明(ま、まるで………)
遊馬(ボケ老人だな………)
南雲「全く……慌てん坊なんだから」クスッ
後藤「あ……アハハ………」
南雲「帰りますよ、後藤さん」
後藤「………ハイ」
こっそり
野明(ま、まるで………)
遊馬(ボケ老人だな………)
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:25:46.31 ID:FTJEAHjE0
【隊長室】
南雲「………」カタカタカタカタ
後藤「………」
南雲「………」ズズズズ
後藤「………」
南雲「後藤さん、無駄足踏ませちゃったわね」
後藤「………」
南雲「私も色々悪かったわ。ありがとう後藤さん」
後藤「………」
南雲「………後藤さん?」
南雲「………」カタカタカタカタ
後藤「………」
南雲「………」ズズズズ
後藤「………」
南雲「後藤さん、無駄足踏ませちゃったわね」
後藤「………」
南雲「私も色々悪かったわ。ありがとう後藤さん」
後藤「………」
南雲「………後藤さん?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:29:27.32 ID:FTJEAHjE0
後藤「えっ?」
南雲「後藤さん?」
後藤「いや……ちょっと……今日の馬の反省を…何か言った?」
南雲「………あ、そう」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「あれ…………?」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「しのぶさーん?」
おわり
南雲「後藤さん?」
後藤「いや……ちょっと……今日の馬の反省を…何か言った?」
南雲「………あ、そう」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「あれ…………?」
南雲「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
後藤「しのぶさーん?」
おわり
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/08(月) 05:34:43.50 ID:FTJEAHjE0
【ある日の午後】
野明「泉、入りまーす」
ガチャッ
後藤「始末書、できた?」
野明「はい。えっと……」
南雲「あら、後藤さん。アレが無いんだけど」
後藤「アレ?アレならソコとソコのアレにアレでコレにアレしてるけど」
南雲「コレ?ああ……あったわありがとう」
後藤「どういたしまして。泉、ここを修正……あれ、アレどこだっけ」
南雲「アレなら今朝アレに使ってソコにコレとアレしてアレしたらソコとソコとソコとソコにアレしてたみたいよ」
後藤「あっコレ。ありがとう。で、泉コレなんだが………」
野明(え………エスパーだ………)
おしまい
野明「泉、入りまーす」
ガチャッ
後藤「始末書、できた?」
野明「はい。えっと……」
南雲「あら、後藤さん。アレが無いんだけど」
後藤「アレ?アレならソコとソコのアレにアレでコレにアレしてるけど」
南雲「コレ?ああ……あったわありがとう」
後藤「どういたしまして。泉、ここを修正……あれ、アレどこだっけ」
南雲「アレなら今朝アレに使ってソコにコレとアレしてアレしたらソコとソコとソコとソコにアレしてたみたいよ」
後藤「あっコレ。ありがとう。で、泉コレなんだが………」
野明(え………エスパーだ………)
おしまい
引用元: ・後藤隊長「………」南雲隊長「………」
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