1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 12:54:49.27 ID:K/FNT+RD0
―第3新東京市―

シモン「………………ハッ!」パチリ

シモン「オレ、寝てたのか…ってアレ?」

シモン「……ここドコだ?」

シモン「なんか見慣れないもんがいっぱいあるけど…地上だよな?」

シモン「と、とりあえずカミナシティに戻らないと!」

シモン「……どっちに行けばいいんだろう」

ドゴーン!!!!!!!

シモン「!!」

サキエル「~♪」ズドーン

シモン「なんだアレは!?ガンメンか!?」

シモン「あんなの見たことない…けど!」

シモン「ガンメンが暴れてるんだったら…この俺がぶっ倒す!!」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 12:56:04.98 ID:K/FNT+RD0
シモン「行くぞラガn……って、ラガンはどこだ!?」

シモン「グレンもいない…これじゃあ合体もできない…コアドリルはあるけど」

ズドーン!!!!!!!!

シモン「うわあっ!」ヨロッ

シモン「う、撃ってきやがった…!くそっどうすれば!」

キキィー!

シモン「!」

??「ちょっとそこの君!なにしているの!?」

シモン「!?これもガンメンか!?」

??「がん…?なんでもいいから!この車に乗りなさい!」

シモン「くるま…?このガンメンの名前か?」

??「ほらっ!死にたいの!?」

シモン「う、うん…。あのこれどうやって乗るんだ?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 12:57:14.59 ID:K/FNT+RD0
>>2支援どうも
>>3子どもシモンです

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 12:57:53.05 ID:K/FNT+RD0
??「ハァ!?アナタ車の乗り方も知らないわけ!?」

ズドーン!!!!!!!

??「…くっ!もういいわ!シンジ君ドア開けて!彼を上に乗っけてあげて!」

シンジ「は、はい」ガチャ

シンジ「…あの、乗って」

シモン「ああ、邪魔するよ」

シモン「ありがとう…アンタ名前は?」

??「葛城ミサトよ!ちなみにこの子は碇シンジ」

シモン「ミサトにシンジ…分かった。俺はシモン。穴掘りシモンだ」

ミサト「さぁ~とばすわよ。二人ともつかまっときなさい!」ブゥゥゥゥゥゥゥン

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 12:58:36.77 ID:K/FNT+RD0
―NERV―

ミサト「ふぅ、なんとか一息ついたわね」

シモン「どこだ?ここ」

ミサト「特務機関NERVよ」

シモン「なんだそれ」

ミサト「(あ、これ言っちゃいけないんだった)そ、それよりシモン君はドコの子なの?」

シモン「生まれたところはジーハ村だけど…来たところはカミナシティからかな」

ミサト「へぇ~」

ミサト(ジーハ村?カミナシティ?聞いたことないわね…外国かしら?)

シンジ「…あの、そんなことよりミサトさん」

ミサト「あぁはいはい何?シンジ君?」

シンジ「きついんですけど……」

ミサト「あ~ごめんねシンジ君。そろそろ降りるから」

シンジ「…はい」ブスッ

シモン「悪いな、シンジ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 12:59:21.56 ID:K/FNT+RD0
シンジ「別に…」

シモン「……なぁ、ミサト。さっきのガンメンは何なんだ?」

ミサト「がんめん?なによそれ。さっきのは使徒っていうのは謎の生命体よ」

シモン「使徒…」

ミサト「あのね、使徒っていうのは……(中略)……ってわけなのよ」

シモン「……zzz」

ミサト「…よ、要するにこの世界を壊そうとしてる悪い奴らなの!」

シモン「なるほど!」

ミサト「で、ここNERVがその使徒を倒そうとしている特務機関ってわけ」

シモン(大グレン団みたいなモンか)

シモン「それにしても、世界は広いな~。使徒か…全然知らなかったよ」

ミサト「シモン君は、外国に住んでたの?」

シモン「え、いやカミナシティだけど…」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:00:54.46 ID:K/FNT+RD0
ミサト「そのカミナシティはどの国にあるの?」

シモン「ん?なんだそれ」

ミサト(…おかしい。車にしてもそうだけど、『国』を知らないなんて…。
身なりを見ても一応普通の生活はできているみたいだし…。それになぜあそこにいたのか…。後で調べてみようかしら)

シモン「ミサト、どうした?」

ミサト「あ、ううん!なんでもないの。それより、シンジ君はシモン君みたいに何も質問しないのね」

シンジ「……聞いてもなにも教えてくれないと思って…」

ミサト「…妙に気を使うのね」

シンジ「……すみません」

ミサト「あ、いや、謝ることないのよ。別に」

シンジ「…ハイ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:02:12.65 ID:K/FNT+RD0
シンジ「じゃあ、あの……」

ミサト「おっ、ナニナニ~?」

シンジ「そんなにベラベラとこの人に話してもいいんですか…?」

シモン「ん?」

ミサト「…あっ」

ミサト「ま、まぁもう聞かれちゃったものはどうしようもないわ。は、ははははは」

シンジ「ここが、NERVなんですね」

ミサト「ええ。お父さんの仕事は知ってる?」

シンジ「…世界を守る仕事だと、先生から聞かされています」

シモン「へぇ、シンジの父さんは世界を守ってるのか!」

シンジ「…別に、たいしたことないよ。誰にでもできるような仕事だもの」

ミサト「シンジ君、それは違うわ」

シンジ「…」

ミサト「あなたのお父さんがやっている仕事はとても重要で代わりが効かないの。それだけは知っておいて」

シンジ「…ハイ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:04:41.89 ID:K/FNT+RD0
シモン「シンジのお父さんはここで何やってるんだ?」

ミサト「司令塔よ。リーダーみたいなものね」

シモン「へぇ、俺と同じだ」

ミサト「??」

シモン「俺も、大グレン団のリーダーなんだ」

ミサト(…ごっこ遊びかしら?)

シンジ「これから父さんに会いに行くんですか?」

ミサト「ええ、そうよ」

シンジ「…」ブスッ

シンジ(……父さん)

ミサト「じゃ、シンジ君。これ読んどいて」つ『ようこそNERV江』

シンジ「…NERV」

シンジ(父さんの仕事……)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:06:37.57 ID:K/FNT+RD0
シンジ「僕は何かするんですか?」

ミサト「………」

シンジ「…そう、ですよね。用もないのに父が、僕に手紙を送るはずないですもんね」

シモン(………なんかコイツ、昔の俺と…)

ガゴン

シモン「ん?…うわぁ!なんだこれ!」

ミサト「ふっふっふ~ん。あれが私たちの秘密基地、NERV本部よ」

シモン「へぇ~」

シモン(やっぱり世界って広いな…!こんな村があるところもあるなんて)

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:07:37.88 ID:K/FNT+RD0
シモン「こんなにでかいと、迷っちゃいそうだな」

ミサト「大丈夫よ。私がついてるし」




ミサト「……えーっと……ここをこう行って…こう行けば……」

シモン「…迷ったのか?」

ミサト「ま、まだ不慣れなのよ!進んでりゃあそのうち着くでしょ!」

??「…まったく、遅刻よ葛城一佐」

ミサト「あ…リツコ。ごっめーん」

??「はぁ…。えっと、この子が碇シンジ君…。その隣の子は誰?」

シモン「俺はシモンだ」

ミサト「…ごめん、つい成り行きで」

??「『つい』じゃないでしょ『つい』じゃ!国家機密よ!」

ミサト「う、うぅ……」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:09:07.32 ID:K/FNT+RD0
??「……まぁ、連れてきてしまったものはどうしようもないわね」

??「初めまして碇シンジ君。私は赤木リツコよ。よろしくね」

リツコ「さっそくだけど、あなたに見せたいものがあるわ」

シンジ「…?」

移動する4人

リツコ「…これよ」

照明がつく

シンジ「! これは…」

シモン「なんだ?これも使徒か?」

リツコ「これは人類の最後の切り札。人造人間ヱヴァンゲリオンよ」

シンジ「これが……」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:09:41.54 ID:K/FNT+RD0
シモン「はぇー、でっけー…」

リツコ(て、この子まで連れてきちゃた。どうしよう)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:11:18.20 ID:K/FNT+RD0
シンジ「…これも父の仕事ですか」

??「そうだ」

シンジ「ハッ!」

??「久しぶりだな、シンジ」

シンジ「父さん……」プイっ

シモン(これが、シンジの父親…)ジッ

ゲンドウ(こいつは…?ま、いっか)

ゲンドウ「…出撃だ」

シモン「え?」

ミサト「出撃!?零号機は凍結中のはずじゃ…!まさか初号機を!?」

リツコ「他に道はないわ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:14:55.07 ID:K/FNT+RD0
リツコ「碇シンジ君…」

シンジ「あ、ハイ」

リツコ「あなたが乗るのよ」

シンジ「…えっ?」

リツコ「あなたがこれに乗るの」

シンジ「…僕が…これに!?」

リツコ「ええ」

シンジ「……父さん、なぜ呼んだの」

ゲンドウ「お前が考えている通りだ」

シンジ「じゃあ、僕がこれに乗って、さっきのと戦えっていうの!?」

ゲンドウ「そうだ」

シンジ「どうして僕なの!?」

ゲンドウ「お前しかできないことだからだ」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:15:55.25 ID:K/FNT+RD0
シンジ「嫌だよそんなの!!こんなのできっこないよ!!」

ゲンドウ「……乗るなら早くしろ。でなければ」

ゲンドウ「帰れ」

ドゴーン!!

シモン「うおっ」ヨロッ…

ゲンドウ「…奴め…ここに気づいたか」

リツコ「シンジ君。時間がないわ」

シンジ「……ミサt」

ミサト「乗りなさい」

シンジ「!」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:16:59.88 ID:K/FNT+RD0
ミサト「あなた、何のためにここまで来たの?お父さんから逃げちゃだめよ!」

シンジ「…でも、でもこんなの、できっこないよ!」

シモン(……)

リツコ(…ダメか)

ゲンドウ「…冬月、レイを」

冬月「わかった」

リツコ「…もういいわ」

シンジ(やっぱり僕は…)

シンジ(いらない人間なんだ!)

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:18:20.91 ID:K/FNT+RD0
シモン「……なぁシンジ」

シンジ「…なんだよぉ!」

シモン「これは、お前にしかできないことなんだろ?だったら…」

シンジ「うるさいな!さっき会ったばかりの奴に何がわかるんだ!無理なものは無理なんだよ!」

シモン「…馬鹿野郎っっ!」

シンジ「!?」

シモン「無理だ?誰かそんなことを決めたっていうんだ!それはお前の気持ちが引いているからじゃないのか?」

シンジ「…でっ、でも…」

シモン「たとえ無理でも、そんなモン押し通して道理を蹴っ飛ばせ!それが…!」

ガラガラガラッ

運ばれてくる少女。

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:19:57.26 ID:K/FNT+RD0
シモン「あれは…?」

ミサト「…零号機のパイロットの綾波レイよ。シンジ君の代わりに、初号機に乗ってくれるわ」

レイ「っく…うぅっ」ガタッ

シンジ「あっ、だ、大丈夫ですか!?」

レイ「…ひぃっ…うううっ!」

シンジ(血が…)

シモン「…どうするんだ、シンジ」

シンジ「……ッ!」

シンジ(…僕は…僕は…!)

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:20:31.72 ID:K/FNT+RD0
『お父さんから逃げちゃだめよ』『たとえ無理でも、そんなモン押し通してどおりを蹴っ飛ばせ!』

シンジ(…僕は…)

『お前にしかできないことだからだ』

シンジ(……初めて、だな。あんなこと言われたの…………!)

シンジ「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!」

シンジ「……無理を押し通して、道理を蹴っ飛ばす…!」

シンジ「…やります」

シンジ「僕が乗ります」キッ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:22:33.73 ID:K/FNT+RD0
―外―

ミサト『…いいわね?シンジ君』

シンジ「…ハイ」

リツコ『シンジ君。まずは歩くことだけを考えて』

シンジ「…歩く…」

初号機「」ズゥン

リツコ『歩いた…!』

シンジ「歩…うわっ」

ゴンッ

リツコ『シンジ君っ!』

シンジ「いてて…」チラッ

サキエル「」スッ

サキエルが、初号機の腕をつかむ。

シンジ「ぐぅっ!ぐあぁぁぁぁぁぁぁああああ!」

ミサト『シンジ君落ち着いて!掴まれたのはあなたの腕じゃないわ!』

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:23:41.94 ID:K/FNT+RD0
ブチッ

シンジ「ぐああああああああああああああああああああああああっ!」

―NERV内―

シンジ『ぐああああああああああああああああああああああああっ!』

シモン「シンジっ!」

ミサト「…シモン君、あなたは出なさい」

シモン「!」

ミサト「本来あなたはここにいるべきじゃないわ。あなた、この子を避難所へ」

部下「はい」

シモン「でもっ!」

ミサト「あなたがいても、できることは無いわ。…でも、できれば祈っておいて。シンジ君が勝てるように」

プシュッ ガシャン

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:25:32.00 ID:K/FNT+RD0
シモン「……」

部下「さ、行こうか。君」

シモン「ラガンが…俺にラガンがあれば…!」

部下「?」

ヴォン… ヴォン…

シモン「! コアドリルが、光って…」

部下「な、何をして…」

シモン「あるんだ…この近くにラガンが…!」

シモン「どこだ…!どこにいるんだラガン!」ヴォン… ヴォン…

部下「こら…来なさい」

シモン「離してくれ!あいつは…シンジは今あぶねぇんだ!」ヴォン… ヴォン…

シモン「俺とシンジはダチなんだ…!だから絶対に…!」ヴォン… ヴォン…

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:26:21.17 ID:K/FNT+RD0
ドゴォ!

シモン「! ラガン…お前!来てくれたのか!」

部下「こ、こら君!」

シモン「すまない…でも俺は、シンジのところに行かなくちゃ!」スタッ

ラガンに飛び乗るシモン

シモン「…行っくぜぇぇぇぇ!ラガァァァン!」ガガガガガガ

そのまま穴を掘り、シモンは消えた。

部下「……」ボケー

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:28:21.15 ID:K/FNT+RD0
―外―

シンジ「ぐぅっ!…ぐぅっ!…ぐぅっ!」

初号機にサキエルの光線状の槍が何度も当たる。

シンジ「ぐあっ!…」

ミサト『シンジ君!』

青葉『初号機、頭部破損!……!』

シンジ(…あぁ…やっぱり僕には…無理だったんだ……)

シンジ(くそっ……)

日向『初号…生…不明!』

ミサト『シ……君!』

シンジ(あぁ…死にたくない…死にたくないよ)

シンジ(くそぉっ…)

シモン「諦めるな、シンジ!!」

シンジ「!?」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:29:08.15 ID:K/FNT+RD0
―NERV―

ザワザワ ザワザワ

ミサト「何よアレは!?」

リツコ「わからないわ…あんなの見たことがない」

マヤ「…でも、今の声はさっきの少年の声では…?」

ミサト「…そんな、まさか…!」

冬月「…碇」

ゲンドウ「アレは……そうか」クックック

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:29:51.61 ID:K/FNT+RD0
―外―

シンジ「…シモ…ン?」

シモン「諦めたらそこで終わりだ!お前が諦めなければ…信じることをやめなければきっと勝てる!」

シンジ「なんだよ…ソレ」

シモン「よぉ…使徒!」

シモン「俺もこの戦いに加わらせてもらう!そして…お前に勝つ!」

シンジ「…でも、どうやって」

シモン「シンジ、俺の頭を持て」

シンジ「え?」

シモン「そんでもって…投げつけろ!」

シンジ「えええええ!?」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:31:44.55 ID:K/FNT+RD0
サキエル「~♪」ズン ズン

シモン「来るぞっ!」

シンジ「…くっそ…怪我してるっていうのに…無茶言うなよ!」ガッ

シンジ「いっっ・・・・けぇぇぇぇぇぇぇぇ!!ブゥンッ

サキエルにラガンを投げつけるシンジ
そしてラガンからはドリルが飛び出す

シモン「ラガン…インパクトォォォォォ!!」

ラガンのドリルがサキエルの体をぶち抜く…が

リツコ『駄目よ!まだ核を壊していない!』

シモン「核?」

シンジ「…体が…修復していく」

リツコ『さっきより修復のスピードがはやい…!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:32:38.70 ID:K/FNT+RD0
ミサト『でも動きは止まっているわ!シンジ君今のうちに!』
 

シモン「シンジ、アレをやるぞ」

シンジ「アレ?」

シモン「決まってるだろう…」

シモン「アレと言ったら、合体だ!」

シンジ「合…体?」

ミサト『ちょ…何を言ってるのシモン君!そんなことやめなさい!ヱヴァに
そんな機能ないわ!』

シンジ「…合体か…嫌だよ、そんなの…」

シモン「…シン「でも!」

シンジ「でも…、このまま負けて、人類が絶滅するほうが…もっと嫌だ!」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:33:49.47 ID:K/FNT+RD0
リツコ『やめなさいシンジ君!無茶よ!』

シモン「よく言ったぜ、シンジ…行くぞ!」

シンジ「うん!」

シモン「うおおおおおおおお!ラガン!インパクトオオオオオオオ!」

がチャン!と初号機の体に、ラガンがくっつく。

シンジ(不思議だ…刺さってるはずなのに…痛くない)

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:34:22.80 ID:K/FNT+RD0
―NERV―

ミサト「エヴァに…ドリルが刺さった」

リツコ「頭に刺さっているわ!このままではシンジ君がショック死をしてしまう!」

マヤ「初号機、相変わらず反応ありません!」

ミサト「シンジ君!応答して!シンジ君!」

ミサト「作戦中止!作戦中止よ!……え?」

リツコ「…これは、何?」

NERV職員が目にしたもの、それは、変形していく初号機の姿だった。

『無茶で無謀と笑われようと…意地が支えの喧嘩道!』

リツコ「!?」

ミサト「やっぱりその声は…シモン君なの!?」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:35:29.12 ID:K/FNT+RD0
―外―

シモン「壁があったら殴って壊す!道がなければその手で作る!」

シンジ「…心のマグマが…、炎と燃える!」

シモン&シンジ「友情合体!ラガンゲリオン!」

そこには、紫色のボディをした、人造人間エヴァンゲリオンのはずのモノとは異なるものが立っていた

シンジ「…これは」

シモン「いけるか!シンジ!」

シンジ(なんだろう…。そんなことあるわけないのに…この機体からパワーが流れ込んでくるような感覚は…!)

シンジ「…うん!」

シモン「よっしゃ!いっ…くぞおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

シンジ「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:36:27.10 ID:K/FNT+RD0
―NERV―

リツコ「こんなこと…あり得る筈が…」

シモン『あり得ない?誰がそんなことを決めた!』

シモン『このラガンにも…エヴァンゲリオンも可能性は無限大に詰まっているんだ!』

リツコ「…ッ!」

リツコ(なぜかしら…言っていることは無茶苦茶なのに…!)

ミサト(…この子たちならできると思ってしまう…!)

マヤ「初号機、やはり反応ありません!」

リツコ「なのに動いている…。まさか…これはもうエヴァンゲリオンではないの?」

冬月「…これもお前の計算のうちか碇」

ゲンドウ「…フッ」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/07(日) 13:38:44.06 ID:K/FNT+RD0
NERV内

ミサト「…やったの?」

リツコ「こんなことがありえるだなんて…」

―外―

シンジ「…勝った?」

シモン「ああ!勝ったんだ俺たちは!」

シンジ「…よかった…」

―NERV―

冬月「さて…これからあの少年にどうしてもらうんだ?」



碇「戦ってもらうさ…同じ『螺旋族』なのだからな…」



未完ッ!!!

引用元: シモン「新世紀グレンラガン」