1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:03:22.70 ID:j6g6yTk30
優花里「あっ……に、西住殿」ワタワタ

みほ「な、何? 優花里さん」アセアセ

沙織「ごめん、もう遅い……かな」

麻子「眠気飛んだ」

華「あらあら」キマシタワー

優花里「こ、こここれは……その」

みほ「えっとね、変な意味じゃないっていうか」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:07:43.86 ID:j6g6yTk30
優花里「そうなんですよ! 変な意味じゃなくて…」

沙織「ならどういう意味?」

みほ「それは……」

華「付き合ってるとは伺いましたが」

麻子「まさかそんな関係だとはな…」

沙織「うんうん」

みほ「はぅ……//」

優花里「うぅ~…///」

華「……お手」

優花里「しませんよ!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:11:33.03 ID:j6g6yTk30
沙織「それで、どっちが言い出したの」ワクワク

みほ「……」

みほ「優花里さん」

優花里「ちょっとぉ!」

麻子「ほぉ……」

優花里「西住殿ですよ! 最初は!」

みほ「な、なんのことかなぁ……」

優花里「この前急に首輪持ってきて、付けてなんて言ったのはどこの誰ですか!」

沙織(首輪!?)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:16:49.83 ID:j6g6yTk30
みほ「うっ…優花里さんだって、それならリードも欲しいです!って言ってたじゃない」

優花里「それは! ……ノリというか、勢いというか……」

華(優花里さんも優花里さんですね……)

みほ「あれは本気の目だったもん」

優花里「あぅっ……だからっていきなり首輪を付けて外を歩かせなくてもいいじゃないですか」

みほ「優花里さんだって乗気だったじゃん」

優花里「それは…そのままリードを買いに行くなんて聞いてませんでしたから……」

みほ「でも、途中で恥ずかしいなら外していいって言ったよね?」

優花里「あの目はそんな優しい目じゃありませんでした」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:21:08.33 ID:j6g6yTk30
みほ「店員さんずっとこっち見てたよ」

優花里「恥ずかしくて死にそうでしたよ」

麻子(おい、2人の世界が築かれてるぞ……)

華(これはすごいですねぇ)ドキドキ

沙織(もうちょっと聞いてみようか)

麻子(リード……)

みほ「あの時の優花里さんは真っ赤になってて、可愛かったなぁ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:25:37.43 ID:j6g6yTk30
優花里「ホントに、もうしませんからね」

みほ「そうだね、恥ずかしいし」

優花里「えっ」

みほ「ん?」

優花里「うぅ~//」モジモジ

みほ「ふふっ」

麻子(完全に掌握してるな……)

華(これが西住流ですか…)

麻子(違うと思うが…)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:29:50.38 ID:j6g6yTk30
みほ「あ、そういえばリード買ってからお散歩してないね」

沙織(そんなことしてたの!?)

優花里「夜は冷えますから」

みほ「それじゃあ、お昼にしようか」

優花里「そっ…そんな無理です//! 恥ずかしいです」

みほ「う~ん、今更な感じもするけどなぁ」

優花里「だ、だって首輪して歩くだけならまだしも」

麻子(いや、それだけでもレベル高いから…)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:34:23.06 ID:j6g6yTk30
優花里「リードってことは四つん這いで……で、電柱とかに…///」カァ

みほ「そこまでは考えてなかったけど……したいの?」

優花里「え…そ、それじゃまるで私が変態みたいじゃないですかぁ」

沙織(変態だよぉ…)

みほ「してみようか」

優花里「ご主人様!?」

麻子(ご主人様っ!?)ドキ

沙織(その単語が自然に出てくるってもう……)

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:38:30.06 ID:j6g6yTk30
華(調教済みですねぇ)ニコニコ

麻子(華!?)

優花里「で、でも、これはさすがに……バレたら大変ですよ」

みほ「せっかく買ったリードだし」

みほ「私が引っ張る度に首が絞まって、咳き込んじゃうけど我慢してる優花里さん//」

みほ「ちょっと興奮してきちゃった//」

優花里「優しくしてくださいよぉ……」

沙織(危ない危ない危ない…)

麻子(私達とは別の次元を生きてるな…)

華(ええ…)

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:43:41.98 ID:j6g6yTk30
みほ「優花里さんは嫌?」

優花里「それは……」

みほ『ほら、早く行くよ』クイ

優花里『うっ…けほっ……ご、ご主人様…』

優花里『ちょっとゆっくり……』

みほ『誰かに見られちゃってもいいの?』

優花里『それは嫌ですけど……』

みほ『なら、ね?』

優花里『あ、あの…そのまえに…その』モジモジ

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:48:07.41 ID:j6g6yTk30
みほ『どうしたの?』

優花里『えぇと……』モジモジ

みほ『ふふっ、散歩の前にいっぱいお水飲んだもんね』

優花里『うぅ//』

みほ『待っててあげるからどうぞ?』

優花里『こ、ここでですか!?』

みほ『わんちゃんだもん、なにもおかしくないよ?』

優花里『わぅぅ~…』

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:52:33.31 ID:j6g6yTk30
優花里「……」

優花里「やっぱりまだ無理です……」

沙織(まだ!? ていうか今の間はなに!?)

みほ「そっか。私も優花里さんが嫌なことはしたくないし」

優花里「ご主人様……あの! い、家の中なら……その//」

みほ「ありがとう、優花里さん」

みほ「いっぱい可愛がってあげるね」ナデナデ

優花里「わふぅ~//」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 23:57:16.04 ID:j6g6yTk30
みほ「でも、ちょっと残念かな」

優花里「すみません……私に度胸がないせいで…」

沙織(もう十分あるよ!!)

みほ「ううん。嫌なことを無理矢理させるのは私も嫌だもん」

みほ「そんなことして、嫌われたら私……」

優花里「そ、そんなことあるはずないじゃないですか!」

優花里「私がご主人様を嫌うなんて……」

みほ「うん…分かってるんだけど、たまに不安になるの…」

みほ「ほんとは嫌なのに私に合わせて無理してるんじゃないかって」

優花里「そんな……」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:03:32.78 ID:qbXpl0F20
みほ「いつか私に愛想尽かして、どこか遠くに行っちゃうんじゃないかって」グス

優花里「大丈夫ですよ…」ナデナデ

沙織(え? 攻守逆転?)

華(不思議な関係ですねぇ)

麻子(ああ…)

みほ「優花里さん……」

優花里「ずっと一緒ですよ、みほ殿」チュ

みほ「あぅ///」

沙織(キス!?)

麻子(恥ずかしげもなく…)

華(大胆ですわぁ)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:08:30.11 ID:qbXpl0F20
優花里「ほんと、ご主人様は寂しがり屋ですね」

みほ「だって、優花里さんクラス違うし……実家通いだからあんまり遅くまでは一緒にいられないし」

みほ「もっと一緒にいたいよ……」

優花里「わ、私だってそうですよ…」

優花里「実家じゃなくて寮だったら…内緒で一緒に生活したり…」

みほ「一緒に……生活」

優花里『ご主人様、朝ですよ』

みほ『もうちょっとだけ…』

優花里『遅刻しますよ』

みほ『大丈夫…走るから』

優花里『寝ちゃったら、朝の時間を私と過ごせなくなりますよ?』

みほ『……起きる』

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:12:30.97 ID:qbXpl0F20
優花里『はい、おはようございます』

みほ『んー』

優花里『しょうがないですね//』チュ

みほ『えへへ//』

優花里『あ、朝ご飯、用意できてますよ』

みほ『ありがと』

優花里『さあ、顔洗って、歯を磨いてきてください』

みほ『うん』

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:16:23.56 ID:qbXpl0F20
優花里『いただきます』

みほ『いただきます』

優花里『ご、ご主人様…あの』

みほ『すっごく美味しいよ』ニコ

優花里『ありがとうございます!』

みほ『私、優花里さんの玉子焼き大好き』

優花里『えへへ』

みほ『私も頑張って練習しなきゃなぁ』

優花里『食事くらい私が作りますよ?』

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:21:29.91 ID:qbXpl0F20
みほ『だめ。ちゃんと分担しなきゃ、明日は私の番』

みほ『それに……優花里さんに任せきりにしちゃったら』

みほ『私の手料理、食べて貰えなくなるし…//』

優花里『ご主人様…』ウルウル

みほ『だ、だから家事は今のまま交代制でいいの』

優花里『はい!』エヘヘ

みほ『////』

みほ「……」

みほ「したい!」

優花里「ご主人様?」

みほ「優花里さんと一緒の生活、すごくいいよ」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:26:43.29 ID:qbXpl0F20
沙織(今の間は長かったねー)

華(どんな生活だったんでしょうか)

麻子(私が思うにだな…)

みほ『はい、優花里さん。ご飯だよ』

優花里『わん!』

みほ『待てだよー』

優花里『あうぅ~…』グゥ

みほ『……』

優花里『……ご主人様』ウルウル

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:31:15.83 ID:qbXpl0F20
みほ『よし』

優花里『いただきます!』

麻子(という感じではないだろうか?)

沙織(いや~…否定できないのが怖いわ)

華(私は…)

みほ『優花里さん、ご飯だよ』

優花里『あ、あの、ご主人様?』

みほ『なに?』

優花里『せめて箸かなにか使わせて貰えないでしょうか…?』

みほ『わんちゃんが箸を使ったら変だよ』

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:35:24.76 ID:qbXpl0F20
優花里『それは…そうですけど』

みほ『さ、召し上がれ』

優花里『わ、わん』モシャモシャ

みほ『うふふ』

みほ『お水も置いておくね』

優花里『水まで皿ですか!?』

みほ『うん』

優花里『あぅ…苦手なんですよ、これ…』ピチャピチャ

華(という風なのはどうでしょう?)

麻子(そこまでSか…?)

沙織(でもやっぱり否定できないわ……)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:41:34.89 ID:qbXpl0F20
優花里「それなら、つ、次の連休の日とかに、泊まりに行ってもいいですか?」

みほ「うん! 大歓迎だよ!」

優花里「ではでは、約束ですよ!」

みほ「約束だね」

優花里「えへへー」

みほ「もう、今からそんなに嬉しそうにしてたら持たないよ?」ワクワク

優花里「ご主人様だってにやついてますよ?」

みほ「だって、ふふっ//」

優花里「楽しみですね//」ギュ

みほ「そうだね」ワシャワシャ

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:46:37.46 ID:qbXpl0F20
優花里「……」ギュウ

みほ「……」ナデナデ

麻子(お、話題が尽きたようだぞ)

華(今のうちに私達の存在を…)

沙織(待って)

優花里「ご主人様//」クンクン

みほ「もう、ここ学校だよ?」

優花里「大丈夫です、誰も見てませんよ」スリスリ

みほ「そうだけど……」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:50:45.48 ID:qbXpl0F20
麻子(見てるから…)

華(私達のこと、完全に忘れてますね)

沙織(ついさっきまで話してたのに)

麻子(隠れてる私達も悪いんじゃないか?)

沙織(それは……面白いことになりそうだったし)

麻子(おい……)

優花里「ご主人様ぁ…」スリスリ

みほ「だ、だめだよ」

優花里「ちょっとだけですから//」

みほ「でも……」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 00:55:20.11 ID:qbXpl0F20
優花里「くぅん……」ペロ

みほ「優花里さん!」

優花里「……すみません」シュン

沙織(舐めた!? 今舐めたよね!?)

麻子(舐めたな)

華(舐めました)

優花里「……」ショボ

みほ「……ちょっとだけだよ?」

優花里「!」パァ

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 01:00:31.31 ID:qbXpl0F20
優花里「ご主人さま――」

みほ「待て」

優花里「わぅ」ピタ

みほ「……」

優花里「……」

みほ「……」

優花里「っ…ぁぅ……」ソワソワ

沙織(おおー焦らすねぇみぽりん)

麻子(ほんとに犬みたいだな)

華(それは失礼じゃ……否定はできませんけど…)

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 01:06:18.53 ID:qbXpl0F20
みほ「……」

優花里「うぅ~……」モジモジ

みほ「……よし」

優花里「ご主人様ぁ!」ダキ

優花里「ご主人様の匂いです……//」スンスン

みほ「もう……」

優花里「っ…っ……」ペロペロ

みほ「あはっ…くすぐったいよぉ」

沙織(わー…わー!)

麻子(あんまり押すな……)

華(あらまぁ)

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 01:10:43.49 ID:qbXpl0F20
優花里「ご主人様、ご主人様ぁ」チュ

みほ「んっ……優花里さ…ん…っ…」

優花里「んむ……っんぅ……」チュウ

沙織(こ、ここれってやっぱりアレだよね……)

麻子(アレだな…)

華(    キスというものですか?)

沙織(すご…てかよく見えない……)グイグイ

麻子(おい、だから押すなって――うわっ)

華(きゃっ)

 ドサッ

優花里「っ!」ビク

みほ「ひゃあっ!?」ドキ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 01:14:20.43 ID:qbXpl0F20
沙織「痛ったぁ~…」

麻子「だから言っただろ」

華「大丈夫ですか?」

優花里「み、み皆さん!? いつからそこに!?」

麻子「最初から居た」

みほ「ええ!? じゃあその…私達がしてたこと…//」カァ

華「全部見てましたわ」

沙織「というか、私達と話してたよね? 最初……」

みほ「えっ……!?」

優花里「……あ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 01:21:05.31 ID:qbXpl0F20
麻子「完全に2人の世界だったからな」

みほ「嘘……」

優花里「あはは……」

沙織「私達は2人がいいなら別に大丈夫だし…」

華「他の人にも言いませんから…」

優花里「……バレたのなら仕方ありません!」

麻子「切り替え早いな」

みほ「あはは」

優花里「だって、皆さんが応援してくれるってことは、戦車道でもいちゃいちゃしていいんですよね//」

華「ええまぁ…」

沙織「いいの!?」

華「面白そうですし」

沙織「まぁ…たしかに」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/12(金) 01:26:42.50 ID:qbXpl0F20
みほ「それなら、学校で首輪してみる?」

優花里「新境地ですね!」

麻子「ブレないな……」

優花里「あ、でもちゃんと自重しますから大丈夫ですよ?」

麻子「そうか…」

みほ「せっかくだし、新しい首輪買っちゃおうか」

優花里「いいですね。お泊まりに備えてお揃いのマグカップとかもどうですか?」

みほ「うん。買おう買おう!」

沙織「並べるものが少しおかしい気が……」

優花里「そんなことないですよ」ワクワク

みほ「それじゃ、みんなまたね!」

優花里「あ! 待ってくださいよ、ご主人様ー」

 おわり

引用元: 優花里「あの、ご主人様」みほ「ゆ、優花里さん」