1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 18:53:53.44 ID:quUYGSJV0
大佐『一体どうしたというんだスネーク!?何があった?』
スネーク『俺にもわからない・・・、だが今はこいつを振り切ってからまた連絡する!』
プレデター「!」
――――――――――――【 140.48 】―――――――――――――――――
スネーク『・・・こちらスネーク。
今さっき奴を振り切って奴から見えない位置にまで来た。 ここなら通信を邪魔されずに済む。』
大佐『一体何があったんだスネーク・・・。詳しく聞かせてくれ。』
スネーク『・・・俺はゲリラの潜伏していたジャングル地帯にて妙な奴を発見した。
スニーキングを開始した途端、奴は突如として姿を消し俺に襲い掛かってきた。』
大佐『ステルス迷彩の使い手か・・・』
スネーク『大佐、奴は一体何者なんだ?まさかまた隠している事が・・・』
大佐『いや、今回の件は私も予想の範囲外の出来事だ。
むしろ私が聞きたいぐらいなのだよ・・・スネーク。』
スネーク『むぅ・・・』
スネーク『俺にもわからない・・・、だが今はこいつを振り切ってからまた連絡する!』
プレデター「!」
――――――――――――【 140.48 】―――――――――――――――――
スネーク『・・・こちらスネーク。
今さっき奴を振り切って奴から見えない位置にまで来た。 ここなら通信を邪魔されずに済む。』
大佐『一体何があったんだスネーク・・・。詳しく聞かせてくれ。』
スネーク『・・・俺はゲリラの潜伏していたジャングル地帯にて妙な奴を発見した。
スニーキングを開始した途端、奴は突如として姿を消し俺に襲い掛かってきた。』
大佐『ステルス迷彩の使い手か・・・』
スネーク『大佐、奴は一体何者なんだ?まさかまた隠している事が・・・』
大佐『いや、今回の件は私も予想の範囲外の出来事だ。
むしろ私が聞きたいぐらいなのだよ・・・スネーク。』
スネーク『むぅ・・・』
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 18:55:31.62 ID:quUYGSJV0
大佐『スネーク、相手の力は未知数だ。決して深追いはするな。いいな?』
スネーク『・・・わかった。また何かあったら連絡する。』
大佐『こちらからも何かわかったら君に知らせよう。周波数は140.48だ。』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スネーク「しかし見えない敵か・・・。」
スネーク「・・・!これは・・・」
そこには木に吊るされ、血塗れになって息絶えていたゲリラの死体があった。
スネーク「酷い状態だな・・・頭の頭骸骨そして脊柱がくり抜かれている。
・・・次にこうなるのが俺だと思うとあまりいい気分がしないな。」
スネーク『・・・わかった。また何かあったら連絡する。』
大佐『こちらからも何かわかったら君に知らせよう。周波数は140.48だ。』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スネーク「しかし見えない敵か・・・。」
スネーク「・・・!これは・・・」
そこには木に吊るされ、血塗れになって息絶えていたゲリラの死体があった。
スネーク「酷い状態だな・・・頭の頭骸骨そして脊柱がくり抜かれている。
・・・次にこうなるのが俺だと思うとあまりいい気分がしないな。」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 18:56:42.67 ID:quUYGSJV0
ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ
スネーク「・・・ん?」
ジャングルの遠くから鳴り響く奇妙な音。
そして、咄嗟に音の聞こえる方角にスネークは視線を移す。
そこからは[∴]の形をした赤い3点の光がスネークの額へと向いていた。
スネーク「これはまさか・・・?(レーザーサイト!? ) ・・・クッ!」
俺は一か八か、その場に体を伏せた。
彼が体を伏せた瞬間。辺りに轟音が迸る。
そして、俺の背後1mの木々が跡形も無く消し飛んでいた。
スネーク(何て威力だ・・・これを喰らったら一溜りもないぞ・・・!?)
スネーク「・・・ん?」
ジャングルの遠くから鳴り響く奇妙な音。
そして、咄嗟に音の聞こえる方角にスネークは視線を移す。
そこからは[∴]の形をした赤い3点の光がスネークの額へと向いていた。
スネーク「これはまさか・・・?(レーザーサイト!? ) ・・・クッ!」
俺は一か八か、その場に体を伏せた。
彼が体を伏せた瞬間。辺りに轟音が迸る。
そして、俺の背後1mの木々が跡形も無く消し飛んでいた。
スネーク(何て威力だ・・・これを喰らったら一溜りもないぞ・・・!?)
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 18:59:09.67 ID:quUYGSJV0
スネーク(グッ・・・死体は獲物を誘き出す為のフェイクか・・・!)ダッ
俺は狙撃主に向かって走りだしていた。
時に木の裏に隠れ様子を覗いつつ、相手の隙を突いて接近する。
それが奴の目論見だった。
だが、狙撃主は俺の目論見を許さない。
奴は俺を狙わず、俺がカモフラージュにするであろう木々や、
岩などの障害物を破壊していった。
スネーク「まさかここまで徹底的に障害物を破壊しに来るとは・・・」
俺は奴に近づくどころか、自らの身を隠すのすら危うくなっていた。
そんな俺は今、狙撃主に見えない
崖の場所でダンボールを被り、ジッと息を潜めていた。
俺は狙撃主に向かって走りだしていた。
時に木の裏に隠れ様子を覗いつつ、相手の隙を突いて接近する。
それが奴の目論見だった。
だが、狙撃主は俺の目論見を許さない。
奴は俺を狙わず、俺がカモフラージュにするであろう木々や、
岩などの障害物を破壊していった。
スネーク「まさかここまで徹底的に障害物を破壊しに来るとは・・・」
俺は奴に近づくどころか、自らの身を隠すのすら危うくなっていた。
そんな俺は今、狙撃主に見えない
崖の場所でダンボールを被り、ジッと息を潜めていた。
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:00:00.31 ID:quUYGSJV0
――――――――――――――【 140.48 】―――――――――――――――――
スネーク『・・・こちらスネーク。』
大佐『おぉスネーク!何か分かったか?』
スネーク『奴が相当の戦闘スキルはあるのはわかったが・・・
武器一発の一発の威力がデカ過ぎる・・・
まるで俺達が普段使っている武器が玩具に見えてくる程に・・・だ。』
それで、そっちはどうなんだ大佐。何かわかったのか。』
大佐『あぁ、詳しい事はわからないが・・・
どうやら君を狙っている者の名はどうやらプレデターと言うらしい。』
スネーク『プレデター・・・?』
スネーク『・・・こちらスネーク。』
大佐『おぉスネーク!何か分かったか?』
スネーク『奴が相当の戦闘スキルはあるのはわかったが・・・
武器一発の一発の威力がデカ過ぎる・・・
まるで俺達が普段使っている武器が玩具に見えてくる程に・・・だ。』
それで、そっちはどうなんだ大佐。何かわかったのか。』
大佐『あぁ、詳しい事はわからないが・・・
どうやら君を狙っている者の名はどうやらプレデターと言うらしい。』
スネーク『プレデター・・・?』
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:01:38.93 ID:quUYGSJV0
大佐『そうだ。地球外生命体プレデター。それが奴らの名だ。』
スネーク『大佐、冗談はよしてくれ・・・。俺はSF映画の主人公になったつもりは無い。』
大佐『いや、これは確かな情報だ。
現にアラン・ダッチ・シェイファー少佐が過去ソレに遭遇し、
見事撃退したと記述に残っている。』
スネーク『対処法があるのか!?』
大佐『その様だが・・・どうやらこの情報は国にとってシークレットらしい。』
残念だが、現在私が知れる情報は限られた情報しかなかった・・・すまんスネーク・・・。』
スネーク『いや、大佐。あんたは十分にやってくれた。俺はあんたを責めるつもりは無い。』
大佐『・・・すまんなスネーク。』
スネーク『それで、その情報とは一体なんだ?今の俺の状況を打破出来る様なものなのか?』
大佐『あぁ・・・その情報とは・・・〝泥〟だ。』
スネーク『・・・泥?』
スネーク『大佐、冗談はよしてくれ・・・。俺はSF映画の主人公になったつもりは無い。』
大佐『いや、これは確かな情報だ。
現にアラン・ダッチ・シェイファー少佐が過去ソレに遭遇し、
見事撃退したと記述に残っている。』
スネーク『対処法があるのか!?』
大佐『その様だが・・・どうやらこの情報は国にとってシークレットらしい。』
残念だが、現在私が知れる情報は限られた情報しかなかった・・・すまんスネーク・・・。』
スネーク『いや、大佐。あんたは十分にやってくれた。俺はあんたを責めるつもりは無い。』
大佐『・・・すまんなスネーク。』
スネーク『それで、その情報とは一体なんだ?今の俺の状況を打破出来る様なものなのか?』
大佐『あぁ・・・その情報とは・・・〝泥〟だ。』
スネーク『・・・泥?』
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:03:14.82 ID:quUYGSJV0
大佐『彼らは特殊な装置にて君を認識している、
だが泥だけは何故か認識することは出来ない様だ。』
スネーク『奴の装備にそんな穴が・・・。』
大佐『いいかスネーク!泥を使え!
武装では彼等の方が勝っているかもしれんが、だが君には彼らには無いスニーキング能力がある。
泥で彼等を欺きスニーキングで相手を仕留めるんだ!君の健闘を祈る!』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スネーク(水辺がある場所は・・・
ここから50m付近の場所にあったな。・・・そこに向かうか)
俺は再び走り出した。
今度は先程とは違い、狙撃主を追う形では無く逃げる形で。
そしてそれを察知してか、そう遠くない場所で
生い茂る草花を掻き分けて走り抜ける音が聞こえていた。恐らくプレデターであろう。
だが泥だけは何故か認識することは出来ない様だ。』
スネーク『奴の装備にそんな穴が・・・。』
大佐『いいかスネーク!泥を使え!
武装では彼等の方が勝っているかもしれんが、だが君には彼らには無いスニーキング能力がある。
泥で彼等を欺きスニーキングで相手を仕留めるんだ!君の健闘を祈る!』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スネーク(水辺がある場所は・・・
ここから50m付近の場所にあったな。・・・そこに向かうか)
俺は再び走り出した。
今度は先程とは違い、狙撃主を追う形では無く逃げる形で。
そしてそれを察知してか、そう遠くない場所で
生い茂る草花を掻き分けて走り抜ける音が聞こえていた。恐らくプレデターであろう。
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:04:29.68 ID:quUYGSJV0
スネーク(僅かに聞こえる水の流れる音の場所まで・・・後約30m・・・)
スネークは水の流れる音の場所へと向かう。そこに水辺があると信じて。
奴がスネークをレーザーサイトを駆使し、
己の武器で彼を狙い撃たんとプラズマ弾を放つ。
だが素早いだけでは無く、
その蛇の様にトリッキー走りこなす俺を、正確に狙い定める事は出来なかった。
スネーク(水の流れる音の場所まで・・・後約15m・・・)
そしてそんな短い様で、長い命のやり取りは終わりを告げた。
スネーク(水の流れる音の場所まで・・・約1m・・・ッ!)
そして俺は
――落下した
スネークは水の流れる音の場所へと向かう。そこに水辺があると信じて。
奴がスネークをレーザーサイトを駆使し、
己の武器で彼を狙い撃たんとプラズマ弾を放つ。
だが素早いだけでは無く、
その蛇の様にトリッキー走りこなす俺を、正確に狙い定める事は出来なかった。
スネーク(水の流れる音の場所まで・・・後約15m・・・)
そしてそんな短い様で、長い命のやり取りは終わりを告げた。
スネーク(水の流れる音の場所まで・・・約1m・・・ッ!)
そして俺は
――落下した
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:05:37.21 ID:quUYGSJV0
――――――――――――――
――――――――――――
――――――――――
――――――――
スネーク「・・・・・・ここは・・・。そうかあの時・・・滝から落ちたのか。」
スネーク「滝から落ちた衝撃で気絶したか・・・
いや、気絶だけで済んだ丈夫な自分の体に感謝するか・・・。」
スネーク「兎に角これで水は確保出来た。後は土を付けるだけだ。」
~対プレデター準備中~
スネーク「・・・よし、これで対プレデター専用のダンボールの完成だ!」
――――――――――――
――――――――――
――――――――
スネーク「・・・・・・ここは・・・。そうかあの時・・・滝から落ちたのか。」
スネーク「滝から落ちた衝撃で気絶したか・・・
いや、気絶だけで済んだ丈夫な自分の体に感謝するか・・・。」
スネーク「兎に角これで水は確保出来た。後は土を付けるだけだ。」
~対プレデター準備中~
スネーク「・・・よし、これで対プレデター専用のダンボールの完成だ!」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:06:21.88 ID:quUYGSJV0
――――――――――――――【 140.48 】―――――――――――――――――
スネーク『こちらスネーク。対プレデター専用のダンボールが完成した。』
大佐『そうか。それはよかった。・・・ん?ダンボール・・・?』
スネーク『何か問題でも?』
大佐『いや・・・君のダンボールへの愛には頭が下がるよ。』
スネーク『そうか。それじゃあ、また連絡する。・・・後は奴と決着を付けるだけだ。』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スネーク『こちらスネーク。対プレデター専用のダンボールが完成した。』
大佐『そうか。それはよかった。・・・ん?ダンボール・・・?』
スネーク『何か問題でも?』
大佐『いや・・・君のダンボールへの愛には頭が下がるよ。』
スネーク『そうか。それじゃあ、また連絡する。・・・後は奴と決着を付けるだけだ。』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:07:33.60 ID:quUYGSJV0
プレデター「・・・・・・。」
彼は滝壺に消えた獲物を探していた。
蛇の名を持つ獲物。彼と戦っていてもいまだ力尽きる事無く。
逃げおおせている蛇を彼は最上級の獲物だと認識していた。
カチッ
プレデター「・・・?」
水辺を歩いている彼の足元に違和感。
そうだ、これはこの星の住人達の使う地雷を踏んだ時の音だ。
プレデター「・・・・・・。」
だが、地雷を踏んだ程度では彼は慌てはしない。
なぜなら、彼にはプラズマを撃ちだす機械、プラズマキャノンがあるのだ。
爆弾を爆発させることも無く、この世から消し去ることも可能だ。
彼は滝壺に消えた獲物を探していた。
蛇の名を持つ獲物。彼と戦っていてもいまだ力尽きる事無く。
逃げおおせている蛇を彼は最上級の獲物だと認識していた。
カチッ
プレデター「・・・?」
水辺を歩いている彼の足元に違和感。
そうだ、これはこの星の住人達の使う地雷を踏んだ時の音だ。
プレデター「・・・・・・。」
だが、地雷を踏んだ程度では彼は慌てはしない。
なぜなら、彼にはプラズマを撃ちだす機械、プラズマキャノンがあるのだ。
爆弾を爆発させることも無く、この世から消し去ることも可能だ。
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:09:37.31 ID:quUYGSJV0
そして、彼が地雷へとプラズマを発射するそのタイミング。
それは完全に彼が無防備な時間であった。
弾が発射されるその一瞬、プラズマキャノンが一筋の光を放つ。
スネーク「そこだあっ!」
プレデター「・・・!?」
遠くから弾が発射された音。
そして自分の近くの何かが撃ちぬかれた音。
それは自分の肩に装備されている、
プラズマキャノンが撃ちぬかれた音だった。
彼は悟った。今自分は狙う側で無く、狙われる側に回っていると――
それを理解してからの彼の行動は早かった。
それは完全に彼が無防備な時間であった。
弾が発射されるその一瞬、プラズマキャノンが一筋の光を放つ。
スネーク「そこだあっ!」
プレデター「・・・!?」
遠くから弾が発射された音。
そして自分の近くの何かが撃ちぬかれた音。
それは自分の肩に装備されている、
プラズマキャノンが撃ちぬかれた音だった。
彼は悟った。今自分は狙う側で無く、狙われる側に回っていると――
それを理解してからの彼の行動は早かった。
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:10:44.77 ID:quUYGSJV0
先ずは自らが装備しているプラズマキャノンを破棄し、投げ捨てる。
投げ捨てつつも、自らを狙っている狙撃主をサーモグラフィーで周囲を探し続ける。
だが、一向に見つかる気配が無い。少なくとも狙撃できるのだから、
サーモグラフィーで見つけられる範囲にはいる筈だった。
だが、どんなに辺りを見回しても敵の姿は見当たらない。
彼はサーモグラフィーが無駄だと判断すると、
その仮面を脱ぎ捨て、自らの醜悪な顔を露出させた。
彼は焦っていた――命を狙われる恐怖 それが彼を焦らせる
――しかし彼はそれと同時に戦士としての自分を激しく高揚させ、興奮した。
投げ捨てつつも、自らを狙っている狙撃主をサーモグラフィーで周囲を探し続ける。
だが、一向に見つかる気配が無い。少なくとも狙撃できるのだから、
サーモグラフィーで見つけられる範囲にはいる筈だった。
だが、どんなに辺りを見回しても敵の姿は見当たらない。
彼はサーモグラフィーが無駄だと判断すると、
その仮面を脱ぎ捨て、自らの醜悪な顔を露出させた。
彼は焦っていた――命を狙われる恐怖 それが彼を焦らせる
――しかし彼はそれと同時に戦士としての自分を激しく高揚させ、興奮した。
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:12:04.91 ID:quUYGSJV0
――――――――――
――――――
――――
爆発音がした。恐らく奴の肩に付いていた装備が暴発を起こした音だろう。
スネーク「しかし、これで奴は俺を認識できるようになった訳だ。・・・後は俺の腕次第か。」
遠くからけたたましい雄叫びをあげて、
醜い顔の追跡者がこちらへと向かって来るのがわかる。
その姿は何故かステルスを帯びていない。
いや、それは奴が水しぶきを上げているせいで
光の屈折がし難くなったとかそう言うのだろう。
そう言うのは俺の得意分野じゃない。それはオタコンの仕事だ。
今俺にわかるのは、奴を正確に狙えるような状態になった事。ただそれだけだ。
――――――
――――
爆発音がした。恐らく奴の肩に付いていた装備が暴発を起こした音だろう。
スネーク「しかし、これで奴は俺を認識できるようになった訳だ。・・・後は俺の腕次第か。」
遠くからけたたましい雄叫びをあげて、
醜い顔の追跡者がこちらへと向かって来るのがわかる。
その姿は何故かステルスを帯びていない。
いや、それは奴が水しぶきを上げているせいで
光の屈折がし難くなったとかそう言うのだろう。
そう言うのは俺の得意分野じゃない。それはオタコンの仕事だ。
今俺にわかるのは、奴を正確に狙えるような状態になった事。ただそれだけだ。
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:12:37.31 ID:quUYGSJV0
スネーク「喰らえ化け物!!うぉおおおおおお!!」ズガガガガガガガガガガガガ
プレデター「・・・ッッッ!!」
俺と奴との距離は、約15m。
俺は有りっ丈のFA-MASの弾丸を奴の体へと浴びせてやった。
奴がほんの少し仰け反った。それは弾丸を浴びて仰け反っただけでは無い。
奴の右肩が他の場所よりも強く仰け反ったのがわかった。
恐らくあれはなんらかの予備動作だ。俺は銃を持ったまま、体を屈ませた。
プレデター「・・・」――シュッ
案の定、奴はディスク状の物を投げつけてきた。
それは円を描いて、俺の方へと向かって来る。
俺は透かさず、ローリングをしその場から距離を置く。
しかし、奴はそれだけでは終わらない。
今度は奴の右腕に装着されている、爪の様な形のブレードを俺目掛けて振り下ろす。
だが、ローリングをしたばかりの俺には避けるのは不可能だった。
プレデター「・・・ッッッ!!」
俺と奴との距離は、約15m。
俺は有りっ丈のFA-MASの弾丸を奴の体へと浴びせてやった。
奴がほんの少し仰け反った。それは弾丸を浴びて仰け反っただけでは無い。
奴の右肩が他の場所よりも強く仰け反ったのがわかった。
恐らくあれはなんらかの予備動作だ。俺は銃を持ったまま、体を屈ませた。
プレデター「・・・」――シュッ
案の定、奴はディスク状の物を投げつけてきた。
それは円を描いて、俺の方へと向かって来る。
俺は透かさず、ローリングをしその場から距離を置く。
しかし、奴はそれだけでは終わらない。
今度は奴の右腕に装着されている、爪の様な形のブレードを俺目掛けて振り下ろす。
だが、ローリングをしたばかりの俺には避けるのは不可能だった。
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:13:39.11 ID:quUYGSJV0
咄嗟に俺は左手で奴の右腕を掴もうとした。
だが、運の悪い事にタイミングがづれた。
奴のブレードは俺の左手の掌を突き抜ける。左手に激痛がはしった。
スネーク「ぐっ・・・!?」
しかし、痛みに負けていては、このままこいつに殺される。
俺は奴の腹を思い切り蹴とばした。
奴の体と同時に、俺の左手に突き刺さっているブレードが離れていく。
スネーク「ぐぉああああああああああああ!!」
左手に先程よりも強烈な痛みがはしる。
だがこんな所で止まる訳にはいかない。
スネーク(グッ・・・左手が使えないとなると、重火器の類は使用できないか・・・)
だが、運の悪い事にタイミングがづれた。
奴のブレードは俺の左手の掌を突き抜ける。左手に激痛がはしった。
スネーク「ぐっ・・・!?」
しかし、痛みに負けていては、このままこいつに殺される。
俺は奴の腹を思い切り蹴とばした。
奴の体と同時に、俺の左手に突き刺さっているブレードが離れていく。
スネーク「ぐぉああああああああああああ!!」
左手に先程よりも強烈な痛みがはしる。
だがこんな所で止まる訳にはいかない。
スネーク(グッ・・・左手が使えないとなると、重火器の類は使用できないか・・・)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:14:14.33 ID:quUYGSJV0
――――戦いの基本は格闘だ!――――
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:14:46.93 ID:quUYGSJV0
それは俺の戦友が遺した言葉。
こんな状況だからこそ、その言葉が活きてくる。
スネーク「インベーダーと格闘か・・・そんな奇妙な事をした奴は俺が初めてだろうな。」
そうは言いつつも、今出来る事はそれしかない。
俺は突き飛ばされたプレデターの所まで向かう。
俺が近づいた途端、奴は俺が武器を持っていない事に気付いた。
敵と判断するのをやめたのか、奴は俺に関心が無くなった様に反対方向へと歩いて行く。
そんな無防備な奴の後頭部に右ストレートをおみまいした。
こんな状況だからこそ、その言葉が活きてくる。
スネーク「インベーダーと格闘か・・・そんな奇妙な事をした奴は俺が初めてだろうな。」
そうは言いつつも、今出来る事はそれしかない。
俺は突き飛ばされたプレデターの所まで向かう。
俺が近づいた途端、奴は俺が武器を持っていない事に気付いた。
敵と判断するのをやめたのか、奴は俺に関心が無くなった様に反対方向へと歩いて行く。
そんな無防備な奴の後頭部に右ストレートをおみまいした。
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:15:39.05 ID:quUYGSJV0
スネーク(そっちから吹っ掛けておいて、そりゃないだろう。)
奴は何が起こっているのかわかっていない様子だった。
わからせてやる為にも今度は軽めのジャブを奴の腹に叩き込んだ。
そしてようやく奴は俺が、武器を持たず襲い掛かってきた意図を把握したらしい。
右腕のブレードを外し、奴は俺の顔面に右ストレートを打ってきた。
・・・いいセンスだ。
――俺達は当初の目的も忘れ、拳で語り合った
奴は何が起こっているのかわかっていない様子だった。
わからせてやる為にも今度は軽めのジャブを奴の腹に叩き込んだ。
そしてようやく奴は俺が、武器を持たず襲い掛かってきた意図を把握したらしい。
右腕のブレードを外し、奴は俺の顔面に右ストレートを打ってきた。
・・・いいセンスだ。
――俺達は当初の目的も忘れ、拳で語り合った
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/21(日) 19:18:09.37 ID:quUYGSJV0
奴は異星の戦士らしい。
どうやら奴は俺の事を戦士と認めたらしく、
俺と言う戦士への賛美と祝福を込めて、
異星の生物の頭骸骨を使って造ったらしい彼らの武器をくれた。
――正直気味が悪くて捨てたかった。
奴は突如現れた円盤に乗ってどこかへと飛び去って行った。
自分達の星に帰ったのか。それとも、新しい狩場へと向ったのか・・・
それは俺にもわからない
ただ一つ言えるのは
また一つ俺にとって忘れられない出来事がこれで一つ増えた。と言う事だけだった。
THE END
METALGEAR SOLID
~SOLDIER of ALIEN~
どうやら奴は俺の事を戦士と認めたらしく、
俺と言う戦士への賛美と祝福を込めて、
異星の生物の頭骸骨を使って造ったらしい彼らの武器をくれた。
――正直気味が悪くて捨てたかった。
奴は突如現れた円盤に乗ってどこかへと飛び去って行った。
自分達の星に帰ったのか。それとも、新しい狩場へと向ったのか・・・
それは俺にもわからない
ただ一つ言えるのは
また一つ俺にとって忘れられない出来事がこれで一つ増えた。と言う事だけだった。
THE END
METALGEAR SOLID
~SOLDIER of ALIEN~
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