1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:38:07.29 ID:cjRJOZ7c0
SS初投稿です

ウルトラマンネクサスのクロス作品になります


時系列はワンダーゾーン後です




真姫「どこなのよ…ここ」

薄暗い森の中、たった1人で少女は歩いていた。


歩いても歩いても森は続き一向に抜け出せる気配はない、しかし確実に自分を呼ぶ声が聞こえ導かれるように森の奥へと進んで行く…


そしてついに森を抜け出したとき眩い光りに包まれ少女は目を覚ます。


真姫「また、この夢なの…」

最近妙な夢を見る、ただひたすら森の中を歩き続ける夢…

しかも最近森の中を歩く時間がどんどん長くなっている、今日は遂に森を抜け出す所まできた。


真姫「…きっと疲れてるだけよ」

音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sは9人となり本格的にラブライブを目指すこととなった、練習時間も増え知らず知らずに疲れがたまってしまっていたのだろう。

自分にそう言い聞かせベットから起き上がり学校の支度をした。


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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:41:05.72 ID:cjRJOZ7c0
~通学路~

真姫「はぁ…(あの夢のせいで全然休めた気になれない…)」


凛「真姫ちゃん!真姫ちゃん!真姫ちゃーん!!」ガバー!


真姫「ヴェエ!?!?」ドシーン!


花陽「凛ちゃん待って~!って真姫ちゃん大丈夫!?」


真姫「もぉ…凛!いきなり飛び付かないでっていつも言ってるデショー!」


凛「えへへ真姫ちゃん見つけたら我慢できなかったにゃー!」


真姫「まったくもー!」


凛「あっ!あそこに居るのはにこ先輩にゃー!にこせんぱーい!」ガバー!


にこ「ん?ってぬわぁぁぁあ!?!?」ドシーン!


花陽「あぁ!今度はにこ先輩に!」


真姫「言われた側からなにやってるのよぉ」


凛「にこ先輩!おはようございます!」


にこ「おはようございます!じゃないわよ!!なんなのよいきなり!!」


凛「先輩見てたら飛び付きたくなりました!」


にこ「なんでそうなるのよ!まったくアンタは先輩に対する敬意ってもんが足りないのよ!」


凛「えぇ~!だってにこ先輩ちっちゃくて全然先輩っぽく…ひたい!ひたいにゃ~!」


にこ「それ以上言ったら頬っぺたつねるわよ!」


凛「もうつねってるにゃ~(涙目)」


にこ「まったく朝からアンタ達は元気ね」


花陽「凛ちゃんはこの元気なところがいいんです!!」


にこ「元気すぎるのも程があるでしょ!」


真姫「どうでもいいけど早くしないと遅刻しちゃうわよ」カミノケクルクル


凛「あぁぁぁ!!そういえば今日の日直は凛だったー!!かよちん真姫ちゃん急ぐにゃ~!」


真姫「あっ!ちょっとそんなに強く引っ張らないでぇ!」


花陽「あぅ~!そんな強く引っ張られたら上手く走れないよぉ!ダレカタスケテー!」


にこ「こらー!待ちなさーい!」





???「………」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:42:50.63 ID:cjRJOZ7c0
~放課後~


部室


穂乃果「むむむ!」


ことり「むむむ~!」


海未「えっと…2人とも、凄く近いのですが」


穂乃果「むむむー!!」


ことり「むむむ~!!」


海未「えっと…では衣装合わせも終わったので着替えますね」


穂乃果「隙ありー!!」


ことり「とぉー!」


海未「きゃあああ!?!?ジャージを!ジャージを脱がさないでください!!」


ことり「ダメだよ海未ちゃん!せっかくミニスカートなのに!」


海未「こ、こんな短いの無理ですぅ!!それに絶対似合いません!!」


穂乃果「似合うよー!多分海未ちゃんが1番似合ってると思うよ!」


海未「うぅ…しかしここまで短いのは」


ことり「海未ちゃん…ことりが作った衣装ちゃんと着てくれないんだ……ことり一生懸命作ったのになぁ…」


海未「え、そういうわけじゃ…」


ことり「海未ちゃん……おねがーい!」



海未「はぅぅう!!!(ズキューン!)ことりはずるいです…」


ことり&穂乃果「やったー!」


穂乃果「(ことりちゃんナイス!)」(`・ω・´)b


ことり「(チュンチュン♪)」d(^8^ )

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:44:10.32 ID:cjRJOZ7c0
真姫「こっちは終わったわよ」


花陽「凛ちゃんその衣装凄く似合ってるよ!」


凛「そ、そんな事ないよー!このスカートだって真姫ちゃんやかよちんの方が全然似合ってるよ!」


真姫「凛、あなたはもっと自信を持ちなさい!」


花陽「そうだよ凛ちゃん!すっごく可愛いよ!!」


凛「うぅ…凛には似合わないし何だか恥ずかしいにゃー///」


真姫「(かわいい)」


花陽「(かわいい)」



絵里「みんな衣装合わせは終わった?そろそろ練習始めるわよ!」


穂乃果「おぉー!絵里先輩凄く可愛いです!!」


凛「希先輩も似合ってるにゃー!」


希「ふふ♪ありがとう!凛ちゃんもすっごく可愛いやん」


凛「そんな事ないですってー///」


にこ「ぐぬぬ」


絵里「あら?にこどうしたの?」ボイン


希「そんなふくれっ面してたら可愛い顔が台無しやん」ボイン


にこ「だぁぁぁあ!!その胸で迫ってくるのやめなさいよ!!」


絵里「にこ…イライラするのはカルシウムが足りないせいよ」ムギュー



希「なにか辛いことがあったらいつでもウチに相談してな」ムギュー


にこ「あーもう!!鬱陶しいから二人で抱きつくなぁぁぁあ!!」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:45:19.95 ID:cjRJOZ7c0
真姫「遊んでないで早く練習始めましょ」


絵里「そうね、そういえばこの衣装って今度の学園祭で着る衣装よね?」


ことり「はい!まだ完全に仕上がった訳じゃないですけど」


絵里「ふふ♪凄く素敵な衣装よ完成したのも期待しているわ」ウィンク


ことり「はい!」


穂乃果「よかったねことりちゃん!」


ことり「うん!やっぱりこうやって皆が喜んでくれる瞬間が一番嬉しい!」


海未「流石ことりです!」


凛「ことりちゃんありがとう!よーし!今日の練習も頑張るにゃー!」


一同「おぉー!」



にこ「ていうか絵里と希はいい加減にこから離れなさいよぉぉお!!」ジタバタ!

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:46:07.92 ID:cjRJOZ7c0
楽しい日々はあっという間にすぎてしまう…そしてまたあの夜がやってくる…



ただひたすら森を歩く夢、しかし今日は何かが違った。


真姫「(何か視線を感じる…)」ゾクッ



鋭く冷たいその視線は確実に少女を捕らえじりじりと迫ってくる


真姫「(走らなきゃ!!)」


少女は森を駆け抜ける、殺気に満ちたその視線もまた少女を追いかける


何も考えずただ必死に走っていると遂に森を抜け出した…

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:47:01.77 ID:cjRJOZ7c0
真姫「はぁ…はぁ…何よこれ…」


そこには見たことのない巨大な遺跡があった、さっきまで追ってきた視線はもうない…少女は再び導かれるようにその遺跡へと入っていった。

遺跡の中は薄暗かったが道を示すように松明が少し置かれていた、松明をたどって進んで行くと不思議な形をした石棺が置かれていた。

真姫「ここから声が聞こえる…」


少女が石棺に触れると突如激しい閃光に襲われそのまま目を覚ました。

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:47:58.25 ID:cjRJOZ7c0
真姫「はぁ…はぁ…今のはなに?」

ガチャ


真姫ママ「大丈夫?真姫ちゃん?凄くうなされていたみたいだけど」


真姫「ママ、大丈夫よ…少し嫌な夢見ただけだから」


真姫ママ「そう、何かあったらママに相談してね」


真姫「うん、ありがとうママ…」


結局あの夢の正体はわからないままだった…しかしあの石棺に触れたとき確かに何かを感じた気がする。

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:51:53.69 ID:cjRJOZ7c0
真姫「(凄い汗…お風呂入らなくちゃ)」




~いつもの通学路~


真姫「ママに凄く心配されたけど学校休む程の事じゃないわ」


花陽「あっ真姫ちゃんおはよう!」


真姫「あら花陽おはよう!凛がいないみたいだけど、どうしたの?」


花陽「凛ちゃんなら…」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:52:53.58 ID:cjRJOZ7c0
凛「とつげきー!!」ガバー!


真姫「ふぁぁぁあ!?」


凛「へへーん!イタズラ成功にゃ!」


真姫「ちょっと凛!何するのよ!」


凛「後ろから抱きついただけにゃー」


真姫「ビックリするじゃない!」


花陽「ごめんね真姫ちゃん」


真姫「花陽が謝ることじゃないわ」


凛「そうそう!かよちんは全然悪くないよ!」


真姫「凛は少し反省しなさいよ!」


凛「真姫ちゃんが怒ったにゃー!」ピューン!


真姫「こらっ!凛待ちなさい!」








???「………」<・><・>








真姫「(また、あの視線!?)」ゾクッ

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:53:48.10 ID:cjRJOZ7c0
花陽「真姫ちゃんどうしたの?」


真姫「いえ、何でもないわ(なんで…なんで夢でもないのにあの視線を感じるの…)」



凛「おーい!二人ともー!早く学校行こー!」



花陽「あ、待ってよ凛ちゃーん!真姫ちゃんも行こう!」



真姫「え、えぇ……(きっと気のせいよね…)」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:54:43.18 ID:cjRJOZ7c0
~放課後~


練習後


穂乃果「ふぁぁあ!今日も疲れた~!」


ことり「でも穂乃果ちゃん前に比べてすっごく上達したね!」


穂乃果「え!本当に!?」


絵里「えぇ!特に踊りに関しては前より格段に上達しているわ」


穂乃果「やったー!」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:55:26.92 ID:cjRJOZ7c0
にこ「ふん、毎日練習してるんだから上達するのは当たり前よ!これで満足しないでもっと上を目指さないとラブライブ出場なんて夢のまた夢よ!」


凛「そういえばにこ先輩この前お昼休みに部室で踊りの練習してたにゃー!」


希「ふふ♪にこっちはがんばり屋さんやからね!」


花陽「流石にこ先輩です!!」


にこ「う、うるさいわね///これくらい当然よ!(でもこうしてアイドルできるのだって…みんなのお陰だし)希「なーんてこと考えてたり♪」


にこ「だぁぁあ!!なに勝手に人の心読んでるのよ!?」


希「いや~にこっちは分かりやすいからこんなこと考えてるんちゃうかな~て♪あれぇ?もしかして本当に考えてた?」ニヤニヤ

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:57:31.57 ID:cjRJOZ7c0
にこ「知らないわよ!練習終わったんだからにこはもう帰るわね!」


絵里「にこ!車には気をつけて帰るのよ!あと変な人に声かけられてもついてっちゃだめよ!」


にこ「保護者か!?」


穂乃果「あれ?そういえば真姫ちゃんは?」


花陽「真姫ちゃんなら少しピアノを弾いてから帰るって言ってました」


穂乃果「そうなんだ!じゃあ聴きに行こうかな」


海未「あまり邪魔してはいけませんよ」


ことり「あれ?穂乃果ちゃん今日は最終回で絶対見逃せない番組があるって」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 01:58:43.97 ID:cjRJOZ7c0
穂乃果「あああ!!そうだった!こうしちゃいられないよ!皆またねー!」


海未「まったく穂乃果は、それでは私も帰ります」


ことり「みんなまたねー!」


凛「ばいばーい!」


希「2年生はいつも元気やね~」


絵里「ふふ♪そうねさぁ皆も暗くならないうちに帰りましょう!」


凛「はーい!」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 02:00:30.64 ID:cjRJOZ7c0
~音楽室~


真姫「ふぅ…結構遅くなっちゃったわね早く帰らないと」




???「………」



真姫「またあの視線!?いい加減にしなさいよ!!」ゾクッ


???「……」





真姫「くっ!」ダッ


ただ闇雲に走り続けた、あの視線から逃れるためにしかし今度はその視線から逃れることはできない
それどころか殺気に満ちた視線の数が増えている気がした



???「……」


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 02:02:07.83 ID:cjRJOZ7c0
真姫「はぁ!はぁ!」


必死に走り続けふと気がついた


真姫「うそ…ここってあの森?」


自分でも気がつかないうちに森の中にいた、いつも見る夢と同じ森


真姫「なんで…なんでなのよ!!」


その時触手の様なものが彼女の足を捕らえた!


真姫「え?きゃぁぁぁあ!?」


ずるずる引きずられるとその触手の正体が現れた、それは人間より少し大きなナメクジのよう体型をした怪物で透き通った紫色をしていた


ペドレオン(クライン)「キシヤァァァア!!!」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 02:03:02.11 ID:cjRJOZ7c0
真姫「ひっ!!」


怪物は口を大きく開き彼女を飲み込もうとする


真姫「お願い…誰か…誰かきて…」ガクガク


必死に彼女は抵抗したが触手はよりいっそう力を強めじわじわと口もとへと運んでゆく


真姫「もう…だめなの…ここで私は…」


諦めかけたその時何処からか声が聞こえた


「諦めるな!!」



彼女の目の前に光りと共に白い短剣が現れた!彼女はそれをつかみ取ると鞘からその短剣を引き抜いた!すると彼女は光りに包まれ銀色の巨人に姿を変えた


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 02:07:50.26 ID:cjRJOZ7c0
「シュワッ!!」

 

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 02:09:09.94 ID:cjRJOZ7c0
~翌日~


真姫「ん?朝……?」

また夢を見たのだろうか、そうだとしたらこれ程までにひどい夢はない


真姫「…」


彼女はゆっくりとベットから起き上がると机に置いてある白い短剣をみてこう言った


真姫「はぁ…なんで私なのよ」




21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/06(水) 02:12:22.93 ID:cjRJOZ7c0
次回予告


穂乃果「えええ!先輩禁止!?」


絵里「ふふ!そうよ!」


希「きっとこの9人ならどこまでも行けるって思ってるんよ」




???「…このままではすまさんぞ」




真姫「私は守りたい人達の為に戦う、それが…私が決めた答だから!!」


次回

スペースビーストゴルゴレム登場

引用元: 【ラブライブ】真姫「はぁ…なんで私なのよ」