【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 前編 

【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 後編

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 15:03:15.76 ID:i3ZkcQh50
寮にて



ビワハヤヒデ「例の件ではうちのトレーナーが世話になったようだ」



ナリタブライアン「私がなにか言ったわけじゃない。トレーナーがやったことだ」



ビワハヤヒデ「何かしらのペナルティはあってもおかしくなかった。随分と器が大きいトレーナーだな」



ナリタブライアン「私が選んだんだから当然だ。奴となら私の夢を叶えられる」



ビワハヤヒデ「三冠ウマ娘への道は楽なものではない。ウマ娘だけではなくトレーナーの力も必須だ」



ビワハヤヒデ「ブライアンのトレーナーにその力があるのか。その走りで見せてもらうぞ」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 15:08:42.35 ID:i3ZkcQh50
ビワハヤヒデ「次の皐月賞には私も出る。久しぶりの対決になるな」



ナリタブライアン「相手が姉貴でもやることは同じだ」



ビワハヤヒデ「他の二人は出ないと聞いたが本当か?」



ナリタブライアン「キングヘイローとハルウララは弥生賞に出る。皐月には出ない」



ビワハヤヒデ「キングヘイローの走りは気になるものがあった。ハルウララは…まさか芝に適正があるとは思わなかった」



ビワハヤヒデ「規定周回のタイムは最下位だった。それなのにオグリキャップに勝ってみせたのは異常…いや、すまない。それは失言か」



ナリタブライアン「アイツは怒らせると怖いぞ」



ビワハヤヒデ「いつも笑顔の印象しか無いが……その奥に燃えるものがあったということなのか」



ナリタブライアン「トレーナーの質でウマ娘が伸びるかどうかは決まる。姉貴よりタイムが遅い私が勝つことは不思議じゃない」



ビワハヤヒデ「その通りだ。ブライアンと戦える日を楽しみにしていよう」



下2 このあとどうなったか、または起こった出来事

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 15:30:33.34 ID:IedGIs9wO
ブライアンのトレーニング中、ハルウララがトレーナーに前の世界よりブライアンが小さい事を話す

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 15:50:04.55 ID:yfxCPjn+0

マヤノトレ(かつてのトレーナー)があんな根暗な感じじゃなかった事など
前の世界と現在の世界の違いを話す

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 16:10:29.30 ID:i3ZkcQh50
トレーニング場にて



ハルウララ「トレーナーさんいまお話しできる?」



ブラトレ「ブライアンはトレーニング中だがずっと見ている必要は無い。話すくらいならいいぞ」



ハルウララ「あのね、また前の世界の話しなんだけど急に確認しておきたい気持ちになったの」



ハルウララ「ブライアンちゃんの背って小さいよね?」



ブラトレ「ここでは平均くらいじゃないか?」



ハルウララ「えっと…前と比べると小さいの。お姉さんと同じくらいの身長だったはずなのに」



ブラトレ「ビワハヤヒデと同じ背丈か。それを知っていればブライアンは小さいな」



ハルウララ「野菜嫌いなのは前と同じ。ブライアンちゃんは身長だけが違って他は全部同じなの」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 16:18:24.14 ID:i3ZkcQh50
ハルウララ「マヤノトレさん。前の世界での私のトレーナーさんもあんな根暗な感じじゃなかったの」



ハルウララ「世界が違うから当たり前なのかもしれない。けどこんなピンポイントで違うものかな?」



ブラトレ「並行世界ならば細かい違いは多いはずだ。しかし背の高さや性格が違うというのはどうだろう」



ブラトレ「…一つ考えつくのはウララが気付いていないだけじゃないのか?」



ブラトレ「ウララが知らないものや人、出来事が前の世界とは大きく違っている。だがそれに気付かなければ違和感を感じることは無い」



ブラトレ「ブライアンもマヤノトレも親密だから違和感に気付いた。前の世界で名前も知らないウマ娘の性格が変わっていてもウララは気付くことはできない」



ハルウララ「そっか……それはそうかもしれない。だからって無視していいことじゃないと思う」



ハルウララ「ブライアンちゃんのことで何か知ってることは無い?背が低い以外にも違うところがあるかもしれないから教えて!」



下2 ブラトレが知ってるブライアンの特徴など(見た目だけでなく内面、性格でも)

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 16:27:19.80 ID:NMrfRJK40
それじゃ前回採用されなかった
鼻のテープ(シャドーロール)を取られると臆病になる
ksk

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 16:45:39.85 ID:i3ZkcQh50
ブラトレ「ブライアンは鼻のテープを取ると臆病になるんだ。これは前と変わらないか?」



ハルウララ「変わってる…お風呂で外してるの見たことあるけど様子は変わってなかった」



ブラトレ「そもそも普通はシャドーロールを風呂では外すよな?それなのにブライアンは…」



ハルウララ「なんでトレーナーさんがブライアンちゃんがお風呂でも、シャドーロールを外さないのかを知ってるのは聞かないでおくね」



ブラトレ「……」



ハルウララ「聞いてたのが私で良かったねトレーナーさん。これからインタビューとか気を付けないと」



ブラトレ「肝に命じておく……」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 16:54:20.32 ID:i3ZkcQh50
ハルウララ「臆病になるっていうのはどのくらい?子供みたいになっちゃうの?」



ブラトレ「そこまでじゃないが些細な物音にも敏感になっている感じだ」



ハルウララ「ブライアンちゃんにとってシャドーロールは耳のメンコと同じかもしれないね」



ブラトレ「そうか…その可能性はある」



ハルウララ「普段メンコしてる子は信頼してる相手の前なら外したりするし。ブライアンちゃんのはそれと似たようなものかもね」



ハルウララ「前のブライアンちゃんはメンコなんかしてなかった。シャドーロールにそういう役割ができたのはこの世界のブライアンちゃんの背が低いから?」



ブラトレ「そういうことなら説明はつく。背が高くないウマ娘はメンコをつけている子が多い」



ブラトレ「背が低くなってしまった事を調整する為にこの誤差が生まれた可能性がある」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 17:01:40.78 ID:i3ZkcQh50
ハルウララ「それが本当なら、前とは違う誤差を辿っていけば『違い』に気付けるね」



ブラトレ「ウララはそれを望むのか?」



ハルウララ「うん知りたい。自分の犯した罪がこの世界ではなかつことになってるけどそれは違う。私は許されてない」



ハルウララ「許される為にはナニかをしなくちゃいけない。ナニかに気付かないといけない。そんな気がするの」



ブラトレ「気がするだけでそうだと言われていないんだろう?」



ハルウララ「……」



ブラトレ「ウララは弥生賞に向けてトレーニングを続ければいいんだ。不安になったならまたいつでも話しは聞くぞ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 17:15:01.45 ID:8QIvflEh0
規定周回タイム
一位のスズカと二位のトップガンがレースする事になり
トレーニング場に。
スズカ曰く「マヤノとトレーナーの実力を知りたい」との事

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 17:20:54.66 ID:cG71iTf30

ウララ「あっ、コミュ障だ。」
マヤトレ見た瞬間に流れるようにウララが罵倒した

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 17:29:31.76 ID:omUC/7hD0



マヤノトレ「……」



ハルウララ「あ、コミュ障だ!」



ブラトレ「いきなり罵倒は俺の為にもやめて欲しい…」



ハルウララ「無条件でイライラしちゃうっていうか、仕方ないから諦めて!」



マヤノトレ「…俺は気にしない」



ハルウララ「よかった!じゃあ視界から消えて!」



ブラトレ「ウララ、頼むから……」



マヤノトレ「……」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 17:33:22.52 ID:omUC/7hD0
マヤノトレ「…サイレンススズカは行ってしまった」



ブラトレ「は?」



ハルウララ「はあ?」



マヤノトレ「……」



ブラトレ「あの、もう少し詳しく教えてもらうわけにはいきませんか?」



マヤノトレ「…サイレンススズカが…帰ってきていた……だがすぐに帰ってしまった…」



マヤノトレ「マヤノは対決したがっていたが……叶わなかった…」



ブラトレ「規定周回タイムが2位でも彼女には物足りない相手と判断されてしまったんですか」



マヤノトレ「マヤノは2位ではあるが…サイレンススズカとは大きな差がある……」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 17:36:25.85 ID:omUC/7hD0
ハルウララ「じゃあ私と走るのはどうかな!マヤノちゃんは走る準備してたんでしょ!」



ブラトレ「走らせてもらえるならありがたい話しだが…」



マヤノトレ「……ターボとも走ってくれるか?」



ハルウララ「マヤノちゃんと走れるならいいよ!」



マヤノトレ「…わかった」



ブラトレ「急なレースにはなったがウララの成長の為には有りだ。どこまで通用するのか試してみるといい」



下2 レースはどうなったか

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 17:45:09.44 ID:GHaHCee00
一着マヤノ、二着ターボ、三着ウララの結果に
なんとターボもウララを突き放してゴールした。
アプリトレーナーの育成は伊達じゃなかった。

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 18:26:06.25 ID:omUC/7hD0
レース決着



マヤノトップガン「トレーナーちゃーーんマヤの走り見てくれた!」一着



ツインターボ「ターボ勝った!ターボ速かった!」二着



ハルウララ「そんな……」三着




ブラトレ「前とこことは違う。マヤノトレは間違いなくウマ娘を伸ばせるトレーナーだ」



ブラトレ「ツインターボも見違えるように速くなっていた。元々のポテンシャルが高いのもあるが、それを活かすトレーニングと走法を教えたんだ」



ブラトレ「もちろんマヤノトップガンも速くなっている。倒す目標が更に手強くなっているようだ」


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 18:29:35.11 ID:omUC/7hD0
ハルウララ「勝ちたい…トレーナーさん勝ちたいよ!」



ブラトレ「ならまずはレースに集中するんた。弥生賞に向けてやるべきことは全てやる」



ブラトレ「自分のことも大切かもしれないが、勝つ為にはある程度は犠牲にするしかない」



ハルウララ「うん…」



ブラトレ「ウララを応援するし支える。トレーナーとして嫌な思いはさせない。だから一緒に乗り越えていこう」



下2 このあとどうなった、または起こった出来事

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 18:42:56.08 ID:cG71iTf30
ベテラントレーナーが姿を消してから時間が経つのに一向に逮捕の情報がないそれどころかメディアもこのニュースを取り上げなくなり不信感を覚えた会長と会長トレ
ベテトレは走りを見れば「深い衝撃」を受けると呼ばれてるウマ娘などのトレセンには所属しない強力な勢力を集め始めていると噂に

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 19:07:34.80 ID:omUC/7hD0
学園某所にて



ルナトレ「ベテラントレーナーが姿を消してから時間が経つ。でも一向に逮捕の情報が出ないね」



シンボリルドルフ「それどころかメディアもこのニュースを取り上げなくなった。一体どういうことだ」



ルナトレ「裏で何が動いているのかが気になる所だけど、ある噂も聞いたんだ」



シンボリルドルフ「例の『衝撃』か」



ルナトレ「トレセン学園に入れなかったウマ娘は大勢いる。一方で最初から入ろうともしないウマ娘も存在するね」



ルナトレ「素行に問題があったりそもそも興味が無かったり。そういう子は大抵速くはないんだ」



シンボリルドルフ「だがそのウマ娘は違う。走りを見た奴は深い衝撃を受け、口を揃えて最強だと言う」



ルナトレ「普段なら気にもしない噂だけどベテラントレーナーが絡むなら無視できない。こんな話しに気付かない人じゃないからね」

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 19:14:55.55 ID:omUC/7hD0
ルナトレ「衝撃の子だけじゃない。地方にはオグリキャップ君のように金剛石のようなウマ娘が沢山いる」



ルナトレ「そして…彼女らはトレセン学園ではない機関からスカウトを受けている」



シンボリルドルフ「ベテラントレーナーが絡んでいることは間違い無い。だがウマ娘を集めて何をしようというんだ」



シンボリルドルフ「この学園には障害走も含めおよそ90人のウマ娘が在籍している。奴はその規模に勝てると思っているのか?」



ルナトレ「最初から規模で勝つ気は無いのかもしれないね」



シンボリルドルフ「ではなにが目的なんだ?学園への嫌がらせくらいしか思いつかない」



ルナトレ「君の心はまだ綺麗で安心したよ。大人というものは狡く卑劣なことしか考えないんだ」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 19:21:58.31 ID:omUC/7hD0
ルナトレ「ベテラントレーナーはお金を稼ごうとしているんだ」



シンボリルドルフ「それはわかるがどうする?数少ないウマ娘でどう稼ぐというんだ」



ルナトレ「ギャンブルだよ。ウマ娘の着順を賭けの対象にするんだ」



シンボリルドルフ「ウマ娘の走りを賭博に使うだと!!」



シンボリルドルフ「そんなことが許されるはずがない!我々の誇りを賭けに……!絶対に許すことはできない!」



ルナトレ「これなら最低でも10人。20人もウマ娘がいれば大きな利益が生まれる」



ルナトレ「走るウマ娘たちにもお金が入る。ここはトレセン学園と大きく違うね」



ルナトレ「生活の苦しいウマ娘や実家が貧乏。そんなウマ娘たちは飛び付くだろうね」



シンボリルドルフ「金に魂を売るようなウマ娘はいない!」



ルナトレ「いるんだよルナ。現実は酷く厳しく優しくないからね」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 19:46:01.09 ID:omUC/7hD0
某所にて



モブK「『芸術』と『大王』がお揃いとは!この話しに乗って正解だったようだね!」



モブO「私はね~お金がもらえるって聞いたからこっちに来たんだ~」



モブK「あたしもそれは魅力的だったよ。けどね、トレセン学園なんていうヌルい所に入れられるのも嫌だった!」



モブO「私も~あんな優等生の集会所なんか行きたくない~」



モブK「地方には地方のやり方があるからね。けどあんたはそうじゃないんだろ、衝撃さんよぉ」



モブD「……私は許せない。トレセン学園を許せないんです」



モブD「入学が内定していたのに。突然それを無かったことにして欲しいだなんて!」



モブD「私がなにをしたというの?!どこに問題があったっていうの?!」



モブD「許せない、絶対に許せない!」

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 19:51:26.79 ID:omUC/7hD0
モブK「ベテラントレーナーの言う競バ。あれはアイツが金儲けをしたいだけなのが丸わかりだ」



モブK「けどシステムとして成り立つならそれでいい。経営が安定したら邪魔者は消せばいいんだからな!」



モブO「ぶっころ~~」



モブD「トレセン学園は私が潰す!私を拒否した代償を払わせてやる!!」



モブK「ククク、理由も目的も違う奴を集めるからこそ競バは成り立つのかもな」



モブK「待ってろよトレセン学園。勝つのはあたし達だからな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 20:11:16.37 ID:beqo8HRxO
実験的に競バが行われ、参加者と観客に好評を得てしまう

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 20:30:51.61 ID:omUC/7hD0
とあるレース場にて



「これは素晴らしい。新しいギャンブルの形になるだろう」



「八百長が気になるところだがその辺はどうなっている?」



「オッズ。これを彼女らが知らない限り八百長は成立しない…なるほどな」



「走るウマ娘たちにも賞金が出る。一位を目指して全力で走ることが目的になる」



「日本ダービーを見ていてもわかるがウマ娘の人気は凄まじい。これは新たなウマ娘の道だ」



「ゴルフのように賞金女王というタイトルを目指すことができる。育成から出走まで無駄が無いんじゃないか?」



「これは投資を考えてもいいかもしれない。将来はトレセン学園を超えるものになる予感がする」



「ああ、これこそウマ娘が存在する意味なのかもしれない」

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 20:35:58.31 ID:omUC/7hD0
レース場



モブK「クソ、負けた!なんて走りしてやがる!」



モブO「早すぎぃ~…」



モブD「タイムは……よし」



モブK「マジかよ、有マレコード並みって…」



モブD「ウマ娘が速く走るのに必要なのはトレーナーでもトレセン学園でもない。速く走りたいという気持ち」



モブD「私は絶対にトレセン学園なんかに負けない!私より速く走れるなら走ってみろ!」



モブD「うああああああああああああああああああ!!」



モブO「……怖っ」



モブK「いいねぇ、ここは退屈しそうに無いぜ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 20:36:31.18 ID:7lCPZqxOo
ウマ娘が皆見目麗しい種族だからといって、ウィニングライブと言う走りに関わらない事をさせるのはまさにウマ娘達の不当な消費に他ならない
彼女らを走りに専念させ、時には命に関わるその行為に対し、対価を払う実のある形で応援するのが健全な応援ではないでしょうかと下々の観客達にメッセージを送るベテトレ

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 20:42:33.91 ID:ZAGBwRqB0

+確かにそうだ。となる客達。
徐々に競バは知る人が知る地下で行なわれる闇の賭博となっていく。

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 20:56:59.84 ID:omUC/7hD0
レース場を後に



「最後のメッセージは良かったな。投資家達も食いついていた」



「ウイニングライブは確かに走りに関係ない。トレセン学園を運営する上で必要だからやっていることだ」



「走りに関わらない事をさせるのはウマ娘達の不当な消費か。確かにその通りだな」



「ギャンブルという形にはなるがウマ娘を無駄に消費していない。この形は有りだ」



「一着のウマ娘には賞金を与える。名誉だけでなく貰えるものはちゃんと貰えるってことだ」



「こっちが払った金が大きくなって帰ってくれば良し。負けてもウマ娘を応援したと思えば良し」



「ウイニングライブのDVDは法外に高い。それに比べてこっちの方がかなり良心的だ」



「これは流行るぞ。惜しいのが闇ギャンブルになるってことだ」



「そこは上手くやると聞いたぞ。三点方式を採用しつつ、合法になるようお偉いさん方と話すんだと」

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:04:12.01 ID:omUC/7hD0
数週間後、トレセン学園にて



シンボリルドルフ「今月で二人目か。こんなことは今まで無かった」



ルナトレ「怪我で夢破れるウマ娘は何人もいる。しかし辞めた二人には何もなかったんだね?」



シンボリルドルフ「怪我をしたわけでもなくトレーナーとの関係も悪くなかった」



ルナトレ「裏では仲が悪かった可能性はある。けどそれならトレーナーを変えて欲しいと言うはずさ」



シンボリルドルフ「何だ、何が起こっている」



ルナトレ「本当にわからない?」



シンボリルドルフ「うるさい!そんなことは決して無い!」



ルナトレ(ウマ娘は魂を売ったりなんかしない。他人を信じられるのは君の才能だけど社会ではそうはいかない)



ルナトレ(残念だけど頑張ってもG1を獲れないウマ娘は沢山いる。三冠ウマ娘を目指せる子がいるのは素晴らしいけど、勝つウマ娘が減ってしまう)



ルナトレ(それこそ全てのG1を一人のウマ娘が独占なんかしてしまったらもう走る気が起こらない)



ルナトレ(そんな時、競バの話しを聞いたらどう思うだろう?)

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:11:20.24 ID:omUC/7hD0
ルナトレ(ウイニングライブでは端で踊るだけ。バックダンサーにすらなれないライブもある)



ルナトレ(ライバルが強すぎて走る気を無くす。これは普通にあることなんだよ)



ルナトレ(上位15人のタイムと名前を公表したり、トゥインクルスタークライマックスをやろうとしたり、君はウマ娘のことは良く考えていると思う)



ルナトレ(けどそれは君が速いから思い付くことなんだ。シンボリルドルフ、君は敗者の気持ちを考えたことはあるかい?)



ルナトレ(敗者に栄光を持たせられないものは廃れていく。これは決まっていることなんだよ)



ルナトレ(競バ……トレーナーは必要としていないのかな?)



ルナトレ(長いものに巻かれるのが大人だけど、競バとトレセン学園。どっちの方が長いんだろうね?)



ルナトレ(これからどうするのか、期待しているよシンボリルドルフ)



下2 どうなったか

44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:25:01.97 ID:GHaHCee00
競バの噂は一部のトレーナー達の耳にも入った。

スペトレ「ウマ娘達をなんだと思ってるのよ」

オグトレ「興味ない」

ゴルトレ「ゴルシが出たら150億くらい損失させそうだな!」

マヤノトレ「もしかしたらベテトレを追い詰めたのは逆効果だったかもしれない……」

と様々な意見が

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:34:03.52 ID:omUC/7hD0
会議室にて




テイオートレ「皆さん競バの噂は知ってますよね?」



スペトレ「あれね。ウマ娘達をなんだと思ってるのよ」



オグトレ「オグリが走らないから興味ない」



ゴルトレ「ようはウマ娘を使った賭けだろ?ゴルシが出たら150億くらい損失させそうだな!」



マヤノトレ「もしかしたら……奴を追い詰めたのは逆効果だったかもしれない……」



ハヤヒデトレ「ここを辞めて競バに行ったウマ娘は何人かいるらしいわ」



モブAトレ「うちの担当が移った奴と知り合いで話しを聞いたらしい。どうやら向こうでなら勝つチャンスがあるってよ」



ブラトレ「勝つことがウマ娘にとって最高の喜び。それを味わえるなら…ということか」



モブAトレ「それ以外にも金が稼げるのも大きい。地方のウマ娘も競バに行ってるってよ」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:40:54.07 ID:omUC/7hD0
テイオートレ「地方のウマ娘が競バにスカウトされているのも知っています。このままでいいんでしょうか?」



スペトレ「放っておきなさいよ、どうせ何もできずに終わるわよ」



オグトレ「もうトレーニングに戻っていいか?」



ゴルトレ「俺も戻るぞ。いまホットサンドの刺身がアツいんだよ」



マヤノトレ「……」



ハヤヒデトレ(ねぇアンタ達ちょっといい?)



モブAトレ(なんだよコソコソと)



ブラトレ(ここじゃ話せないのか?)



ハヤヒデトレ(信頼できる奴にしか話せないの。アンタ達なら裏切ったらすぐにわかるし)



モブAトレ(嫌なこと言うなよ)



ブラトレ(俺たちでよければ聞こう。その後どうするかは決めればいい)



下2 ハヤヒデトレの話しの内容

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:44:05.12 ID:ZAGBwRqB0
一度地下ギャンブル場に行き競バを見てみない?
お金を掛けるこういだからって一方的に悪と決めつけてはいけない

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:49:29.16 ID:omUC/7hD0
トレーナー室にて



ハヤヒデトレ「私たちで一度競バを見てみない?」



モブAトレ「お、ギャンブル依存症か?」



ハヤヒデトレ「お金を掛ける行為だからって一方的に悪と決めつけてるのはいけないのよ。アンタみたいにね!」



モブAトレ「賭けはやらない方がいいだろうがよ」



ブラトレ「人の趣味に難癖付けるやつの方が鬱陶しいだろうな」



モブAトレ「なんだと?」



ハヤヒデトレ「アンタのなんだとって言い返せない時の強がりよね」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:54:14.45 ID:omUC/7hD0
ハヤヒデトレ「名前を聞かれたりするわけじゃないけど変装はしていきましょう」



モブAトレ「俺も行くことになってるのかよ」



ブラトレ「話しを聞いた以上は行け」



ハヤヒデトレ「賭けに使われるのはバ券っていうらしいの。それは代理店みたいな所でも買えて、そこでレースの様子をモニターできるの」



モブAトレ「払い戻しは別のお店でどうぞか。やってることはまんまパチンコだな」



ブラトレ「合法なら問題はないということになる。一度見ておいて損は無いだろう」



ハヤヒデトレ「絶対に誰にも知られるんじゃないわよ、いいわね!」



下2 このあとどうなったか

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 21:58:16.74 ID:TYGQCFOWo
ノリノリで変装してきたモブAトレ
逆にやる気ある?な低クオリティ仮想のハヤヒデトレ
ブラトレはヤの人ですか…?みたいな白スーツで来やがる
三者三様上手くバレずに観戦できそう

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:02:15.50 ID:Og4KxFG70
↑と
お金を掛ける、ウイニングライブが無い以外は普段のレース。競バはお金を掛けている分客の盛り上がりが普段のレースよりも高かった。

負けたウマ娘にも一部のファンが付いたりしたり。ライブがない分勝ったウマ娘の後ろで踊るという屈辱的な事もないので『闇』ギャンブル感はあまりない。

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:08:13.88 ID:omUC/7hD0
某所



ハヤヒデトレ「なんでアンタそんなやる気出してんのよ。コスプレかと思ったじゃない」



モブAトレ「こちらと体型だけはモデル並みなんでね、それを利用しただけだっての」



ブラトレ「お前はもう少しやる気を出せ。髪型を変えただけで変装と言えるはずがない」



二人「「ヤクザは黙って」」



ブラトレ「なんだと?」



モブAトレ「なに白スーツで決めてきてんだよお前」



ハヤヒデトレ「道を極めてるヤツじゃないのよ」



ブラトレ「変装できたらそれでいいんだろう。これで問題無いはずだ」



モブAトレ「問題は無くともお前と一緒に居たくねぇ」



ハヤヒデトレ「私たちから離れてなさいよ」

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:11:57.19 ID:omUC/7hD0
店内



「いけーーー!差せーー!」



「逃げろ!逃げ切れ!!」



ハヤヒデトレ「凄い熱気ね普段のレースより盛り上がってるわ」



ブラトレ「金を賭けている以上、応援する方も力が入る」



モブAトレ「……」



ハヤヒデトレ「さてはあんた勝ったわね」



モブAトレ「な、なんだよ」



ブラトレ「わかりやすいなお前。いくら勝ったんだ」



モブAトレ「いくらでもいいだろうが。本来の目的を忘れるな」



ハヤヒデトレ「もちろん忘れてないわよね?」



ブラトレ「偵察はちゃんとした。来た意味はあったぞ」

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:16:57.39 ID:omUC/7hD0
ブラトレ「金を賭けてウイニングライブが無い以外は普段のレースと変わらない」



ハヤヒデトレ「勝てば賞金が出るけど負けたウマ娘にも一部のファンが付いてるみたいね」



ハヤヒデトレ「それにライブがない分、勝ったウマ娘の後ろで踊るっていう屈辱的な事もない」



ブラトレ「今すぐどうにかなることは無いだろう。だが5年後、10年後にどうなっているかはわからない」



ハヤヒデトレ「トレセン学園が無くなってるかもしれないわね」



モブAトレ「そこまで言うか」



ブラトレ「言える。こんなに理想的なシステムを作られるとこちらに勝ち目が無い」



ハヤヒデトレ「競バとトレセン学園の住み分けは無理。どちらかが潰れるのは確実ね」



ブラトレ「今はブライアンたちに集中するしかない。しかしその後のことはまたじっくりと考えた方がいいかもしれないな」



下2 このあとどうなったか

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:22:32.67 ID:GHaHCee00
一部の金持ち達が大金を掛けて負けてカイジみたいに顔がグニャ~となっていたのを見つけ唯一の闇の部分を発見

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:24:51.57 ID:7lCPZqxOo
>>59+勝つために無理をしすぎて身体を壊す娘もかなり出てくるだろうとブラトレ
危険な加熱っぷりだ

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:37:10.67 ID:omUC/7hD0
ハヤヒデトレ「闇の部分があるとしたらアレね」



「ぐぉぉぉぉ~!」



「負けた……」



モブAトレ「いくら賭けてたんだよコイツら」



ブラトレ「金が賭かると見境が無くなる。これは人間もウマ娘も同じだ」



ブラトレ「名誉の為に脚を壊してまでも走るウマ娘がいる。金が絡むとなると命を賭けるウマ娘も出てくる」



ブラトレ「そうなったらおしまいだ。そうならないようなルール作りと環境作りが必要になってくる」



ハヤヒデトレ「安全な環境が構築されるまでは安泰、と思っていいみたいね」



モブAトレ「どうせトレセン学園に骨を埋めるつもりは無い。転職くらいいつでもしてやるっての」

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:41:19.20 ID:omUC/7hD0
ブラトレの部屋



ブラトレ「この白スーツは不評だったか。ブライアンの前で着なくてよかった」



ブラトレ「競バか…走るウマ娘も実力があった。あのままトレセン学園に来てもいい成績を残すだろう」



ブラトレ「重賞に出ても勝ちが狙える。それくらい素晴らしいウマ娘だった」



ブラトレ「それにあのウマ娘…あの走りは凄かった。深い衝撃を受けたようだった」



ブラトレ「トレセン学園に入らずともウマ娘は走れる。それを改めて知ることになったな」



ブラトレ「競バ……舐めてかかると痛い目をみるだろう」



下2 このあとどつなったか、もしくは起こった出来事

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 22:56:54.42 ID:+dRx/2kn0
ウララ「コミュ障!」
ハッピーミーク「トレーナーとカラオケ行った不審者」
リトルココン「樫本トレーナーと仲良くするなぼっち」
マヤトレ「……」
一部のウマ娘達からブーイングとバッシングを受けるマヤトレを発見

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 23:12:34.02 ID:rx9/wSsB0
某日、学園にて



ハルウララ「あ、コミュ障!」



ハッピーミーク「トレーナーとカラオケ行った不審者さんだ」



リトルココン「樫本トレーナーと仲良くするなぼっち」



ビターグラッセ「トレーナーは渡さないからな!」



マヤトレ「……」



ツインターボ「なんでトレーナーが責めてられてるの?」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんはすこーし手癖が悪いのかも」



ツインターボ「手癖ってなんだ?」



マヤノトップガン「思わず女の子にちょっかい出しちゃう」



ツインターボ「変 だーーーー!」

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 23:19:15.21 ID:rx9/wSsB0
ハルウララ「コミュ障!陰キャ!チー牛!」



ハッピーミーク「二度とトレーナーに近付かないで」



リトルココン「樫本トレーナーとどうにかなったら半殺しだから」



ビターグラッセ「蕎麦みたいに練ってやる!」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「あんな調子なのに女の子と絡むことが多いのはなんでだろ。いつも何かとイベントがあるもん」



ツインターボ「はっ!!ターボもトレーナーと出会った!」



マヤノトップガン「出会った子に好かれたらいいんだけどこの調子だから。きっと恋とかにはならないんだろうな~」



マヤノトップガン「暫く解放されないと思うから自主練しよ!」



ツインターボ「ターボ全開で走る!」



下2 次

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 23:26:45.19 ID:GHaHCee00
キング「ウララさん、そんな年中ジト目男ほっといてトレーニング行くわよブライアンさん、トレーナーが待ってるわ」

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 23:38:23.04 ID:rx9/wSsB0
キングヘイロー「ウララさん、そんな年中ジト目男ほっといてトレーニング行くわよ。ブライアンさん達が待ってるわ」



ハルウララ「はーーい!」



ハッピーミーク「私もトレーナーが待ってる」



リトルココン「樫本トレーナーの半径100mには近付かないで」



マヤノトレ「……」



マヤノトレ「マヤノ…ターボ……」



マヤノトレ「…………」



マヤノトレ「嗚呼…」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 23:43:01.98 ID:rx9/wSsB0
トレーニング場にて



ブラトレ「どこに居たんだウララ?」



ハルウララ「暇つぶししてたよ!」



ナリタブライアン「時間ギリギリに来るくらいなら暇つぶしはやめておけ」



キングヘイロー「ウララさんにとってあれは暇つぶしでしたのね…」



ブラトレ「さて、気を取り直していくぞ。弥生賞が目の前まで迫ってきているが仕上がりはどうだ?」



キングヘイロー「問題ありませんわ!」



ハルウララ「私はちょっと自信無い……」



ナリタブライアン「気持ちで負けているようじゃレースでも負ける」



ハルウララ「トレーナーさんならそうならないように指導してくれるよね!」



ナリタブライアン「もちろんだ、なあトレーナー」



ブラトレ「気持ちを盛り上げるのも俺の仕事だ。そうだなウララには…」



下2 ウララがやるトレーニングか何か

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/27(金) 00:06:11.81 ID:m6r82gEi0
マヤノトレーナーの扱いひでぇ……と思ったけど 
こいつたづなさんと朝帰りしたり安心沢とも温泉旅行行くんだよな


同じ敵を持つ同士通りかかったハッピーミークと模擬レース

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/27(金) 00:10:59.92 ID:EHdWi19z0
レース場にて



ハッピーミーク「なんで私とレースなんですか」



ブラトレ「お互いに共通の敵を持つ者同士でのレースは、ストレス解消にもなる」



ハルウララ「うんうん!確かに!」



ハッピーミーク「やるからには負けない」



ハルウララ「私も負けないよ!」



ブラトレ「よし、じゃあ…」



ハッピーミーク「ちょっと待って下さい。このままじゃ不公平」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/27(金) 00:14:41.68 ID:EHdWi19z0
ハッピーミーク「私は弥生賞関係ない。やる気出しても意味ない」



ブラトレ「そう言わずに協力してくれないか?」



ハッピーミーク「嫌です」



ブラトレ「よし…じゃあわかった。勝てば何か賞品を用意しよう」



ハルウララ「私には無いの?」



ブラトレ「もちろんある。ただ急な話しだから気が利いたものを用意できるかはわからない」



ハッピーミーク「物じゃなくてもいい。何かあるってだけで走る意味がある」



ハルウララ「負けないよーー!」



下2 賞品を

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/27(金) 00:22:16.92 ID:i27Qiinao
桐生院を説得する(予定)からハンバーガー屋で何でも食べ放題

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/27(金) 00:38:52.24 ID:EHdWi19z0
「「うおおおおーー!」」



キングヘイロー「凄い迫力ですわね」



ブラトレ「ハンバーガーを好きなだけ食べ放題というのを賞品にしたんだ」



キングヘイロー「え?それは桐生院トレーナーには許可はとってますの?」



ブラトレ「ウララが勝てば問題ない。それに桐生院さんなら説得できる」



キングヘイロー「本当ですの?私知りませんわよ」



ブラトレ「…マズイか」



キングヘイロー「ウララさんが負けるとは思いません。しかし物事に絶対はありませんわ」



キングヘイロー「負けた時のことも考えないと一流とは呼べませんわ」

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/27(金) 00:41:40.23 ID:EHdWi19z0
キングヘイロー「桐生院トレーナーはパルクールだけでなく総合格闘技も嗜んでいると聞きます。そんな相手を怒らせたらどうなるか想像はつきますわよね?」



ブラトレ「怒るか…怒るだろうな……」



キングヘイロー「骨は拾って差し上げますからご安心を」



ブラトレ「いやいや俺がちゃんと説得すればいいんだ、そうすれば問題無い」



キングヘイロー「だといいですわね」



下2 レースの結果

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/27(金) 00:57:42.05 ID:m6r82gEi0
桐生院「今度、ミークの為に遊園地一緒に行きましょう!」
マヤトレ「……………いいよ」

という光景が目に入りミークが怒りで勝った。

93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:09:58.67 ID:A/9b64Yq0
レース中



ハルウララ「このままいけば私が勝つ!」



ハッピーミーク(仕方ないから花を持たせてあげる)



「ーー」



ハッピーミーク(なにあれ)



桐生院葵「今度、ミークの為に遊園地一緒に行きましょうマヤノトレさん!」



マヤノトレ「……」



桐生院葵「ありがとうございます!これでミークとも…あ、行こうとしている遊園地って少し遠くて…泊まりになるかもしれませんけど大丈夫ですか?」



マヤノトレ「……構いません」



桐生院葵「やった!これでもっと…ふふふ」



ハッピーミーク「……」ブチッ

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:13:38.95 ID:A/9b64Yq0
ハルウララ「うえええ~~ん!負けちゃったよお~!」



ハッピーミーク「ごめん怒りで我を忘れた」



桐生院葵「レースはどうでしたかミーク?」



ハッピーミーク「お泊まりデート誘ってるトレーナー見てたら勝った」



桐生院葵「そそ、そんなのじゃないですから!」



ブラトレ「あの……」



桐生院葵「ブラトレさん、ミークを誘ってもらってありがとうございました!」



ブラトレ「あの…実はこのレースであるものを賞品にしてたんです……」



ブラトレ「それがですね、ハッピーミークが勝てばハンバーガー食べ放題という……あの…」



下2 桐生院葵のセリフや行動、起こったこと

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:23:02.97 ID:c3BJ2guQo
一瞬、気温が下がって鬼が見えたブラトレ
錯覚か…?と思っていると食べた分動いてもらいますよ!と許可は出している桐生院

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:28:44.03 ID:A/9b64Yq0
桐生院葵「……」



ブラトレ(いま桐生院さんの後ろに何かが……)



桐生院葵「……」オニっ



ブラトレ(鬼だ……俺はとんでないものを呼び出してしまった…)



桐生院葵「もう!ミーク、食べた分は動いてもらいますからね!」



ハッピーミーク「はぁい」



ブラトレ(良かった…いつも通りのーー)



桐生院葵「ブラトレさんは後で柔道場に来なさい」



ブラトレ「…………はい」

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:35:56.64 ID:A/9b64Yq0
ハルウララ「ブライアンちゃん!!トレーナーさん殺されない?!」



ナリタブライアン「かもしれないな」



キングヘイロー「言わんこっちゃないですわ」



ハルウララ「私が代わりになるって言ったら許してくれるかな?!」



ナリタブライアン「あの手の奴は手加減しないぞ」



キングヘイロー「レースも近いですしトレーナーさんに任せておきましょう」



ハルウララ「ごめんねトレーナーさん……」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:39:10.92 ID:5ipJzern0
まぁ、ブラトレいい奴だったよ……

それはそれとしてやはりレースで必要なのは強いスキルよ。『弧線のプロフェッサー』『円弧のマエストロ』を手に入れる為にブライアン達はキタサンブラック、スーパークリークの元に。

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:50:14.96 ID:A/9b64Yq0
学園某所にて



キタサンブラック「ブライアンさんお久しぶりです!」



ナリタブライアン「生徒会での行事以来だな」



スーパークリーク「ウララさん達もお揃いでどうしたんですか?」



ハルウララ「カーブで回復するの教えて欲しいの!」



キングヘイロー「私は体力面で不安があり、ウララさんは逃げを考えると体力の回復は必須。ぜひ教えて頂きたいのです」




ナリタブライアン「私はカーブが課題ではないが斜行対策でお前の技術が欲しい」 



キタサンブラック「お力になれるなら喜んで協力します!」

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:52:57.89 ID:A/9b64Yq0
スーパークリーク「私も大丈夫です。ではそちらも何か教えて下さいね」



ハルウララ「技術の交換はお互いに強くなる為には必須だもんね!」



キングヘイロー「私の何が欲しいのですか?」



スーパークリーク「そうですね……」



ナリタブライアン「私はカーブでの技術をもらう。お前は何が欲しい?」



キタサンブラック「じゃあえっと……」



下2 交換したスキル、技術を

103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 19:58:22.72 ID:c3BJ2guQo
ふわっとした感じでいいのかな
最後の直線の加速

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:00:18.91 ID:M9M7iIMG0

覚えてるか分からないけどコンセントレーション

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:05:37.95 ID:A/9b64Yq0
スーパークリーク「では最後の直線での加速を教えてくれますか?」



キングヘイロー「もちろんですわよ!」



キタサンブラック「私…出遅れることが多いんです。ゲートが少し苦手で…」



ナリタブライアン「なら出遅れなくなるコツを教えてやろう」



キタサンブラック「ありがとうございます!」



ハルウララ「じゃあ始めよっか!せーの…」



「ーー」

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:09:41.57 ID:A/9b64Yq0



ブラトレ「……終わったか?」



ナリタブライアン「いい技術を得ることができた」



キングヘイロー「大成功でしたわね」



ハルウララ「これで逃げでも先行でも大丈夫!」



ブラトレ「技術の交換はお互いにとって意味のあるものだ。共に切磋琢磨していくのは素晴らしいー」



キングヘイロー「冷や汗をかきながら言われても説得力が無いですわよ」



ブラトレ「……」



ハルウララ「ちゃんと生きて帰ってきてね?」



ブラトレ「…また明日。生きて会おう」



下2 このあとどうなったか

108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:13:28.89 ID:5ipJzern0
桐生院と桐生院から格闘術を教えてもらっていたマヤトレが死なない程度でブラトレの相手をしてくれた。
その後、3人で飲みに行く流れに。

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:24:04.09 ID:A/9b64Yq0
柔道場



桐生院葵「仕方ないので今日はこれくらいにしといてあげます」



マヤノトレ「生きてるか……?」



ブラトレ「……」



桐生院葵「マヤノトレさん!良かったらこの後飲みに行きませんか?」



マヤノトレ「…行くなら彼も一緒に」



ブラトレ「え」



桐生院葵「仕方ありませんね、では三人で向かいましょう」



ブラトレ「なんで…?」



マヤノトレ「……二人きりは色んな意味で…怖いんだ」

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:27:30.64 ID:A/9b64Yq0
居酒屋にて



桐生院葵「いい所知ってるじゃないですか」



ブラトレ「ここには同期と飲みに来ますから」



マヤノトレ「君の同期は…モブAトレと…ハヤヒデトレか…」



桐生院葵「私たちも同期ですよねマヤノトレさん!」



マヤノトレ「……ええ」



ブラトレ(マヤノトレは女性に好かれる何かがあるのだろうか?理事長代理とも仲が良いと聞いた)



ブラトレ(俺はゲロをかけられただけなのに。そんな理事長代理と仲良くできるのだからそういうスキルがあるんだろう)

111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:34:38.27 ID:A/9b64Yq0
ブブブっ



ブラトレ(メールか、ブライアンからだろう。無事に帰れると返信をー)



差し出し人 桐生院葵


急用ができたと言って帰って下さい
帰って下さい

帰りなさい



帰れ

ーー



ブラトレ「ぉ……」



桐生院葵「……」オニッ



ブラトレ(鬼だ!また鬼が見える!)



ブラトレ「あ……ああ、すいません少し急用ができました」



マヤノトレ「え……?」



桐生院葵「それじゃあ仕方ありませんね!あとは二人で飲んでおくんで気にしないで下さい!」



マヤノトレ「……」



ブラトレ(俺だって命が惜しいんです、すいません)



下2 このあとどうなったか

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 20:40:26.96 ID:xuTTR5Hz0
マヤノトレーナー「明日でもいいから、二人で話したい」
マヤノトレーナー「競バの事や……ハルウララの事……」
マヤノトレーナー「話聞いてるんだろう?俺じゃない俺が彼女を虐待していたのを……お前がどう思っているか知りたい」
桐生院には聞こえない声でもしくはメール。
その後は>>111

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 21:02:25.02 ID:A/9b64Yq0
帰宅中



ブラトレ「桐生院さんは敵に回してはいけない…とても勉強になったな」



ブブブッ



ブラトレ「……またメールか。開くのが怖いが…」



差し出し人 マヤノトレ


明日でもいいから、二人で話したい
競バの事や、ハルウララの事。君とは話すべきだ

ハルウララから聞いてるんだろう?俺じゃない俺が彼女を虐待していたことを

君がどう思っているか知りたい


また明日、頼む



ーー



ブラトレ「競バのこともそうだがウララに関しては話しておかなければいけないと思っていた」



ブラトレ「明日、マヤノトレとちゃんと話す……話したいが、それができるかどうかだ」



ブラトレ「もし桐生院さんと『うまぴょい』していたら…」



ブラトレ「俺の時は相手がウマ娘で体力も何もかも劣っていた。翌日休むことは当たり前だ」



ブラトレ「桐生院さんは総合格闘技も嗜んでいる。そんな相手と…」



ブラトレ「マヤノトレ、どうか無事であってくれ」

117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 21:07:29.34 ID:A/9b64Yq0
翌日、学園内にて



桐生院葵「ブラトレさん」



ブラトレ「ひぃ」ビクッ



桐生院葵「どうしたんですか?」



ブラトレ「い、いえ…なんでもありません」



桐生院葵「今日はマヤノトレさんはお休みなのは知っていますか?」



ブラトレ「嗚呼……」



桐生院葵「一日寝ていれば明日には学園に出てこれます。けど貴方とどうしても話したいことがあるそうなんです」



ブラトレ「……ええ」



桐生院葵「お見舞いも兼ねて行ってあげてくれませんか?」



ブラトレ「勿論です、それでは……」



桐生院葵「…ふふ、今日は凄く機嫌が良いのでブラトレさんのことは許してあげましたよ」



桐生院蒼「昨夜はマヤノトレさんと……ふふふふふふふふふふ」



下2 マヤノトレとの出来事

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 21:23:42.92 ID:xuTTR5Hz0
部屋にツインターボとマヤノがお見舞いに来て林檎とか剥いてあーんしてた。
そこに来ちゃったから睨まれた。マヤノトレの周りは怖いと再確認。

119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 21:24:09.40 ID:M9M7iIMG0
上+マヤトレ「ハルウララは容姿も生活も声質も違うと言っていたのが気になるが俺は彼女のトレーナーだったらしい。現トレーナーの君は俺をどう思う」(腰と股関を抑えながら)

ブラトレ「ウララの夢の世界の貴方はどんな人だったか知らない以上なんとも…正直、貴方みたいなジト目陰キャ…じゃなくて優秀なトレーナーがそんな事しないと思います。」

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 21:36:14.00 ID:A/9b64Yq0
マヤノトレの部屋


ガチャッ



ブラトレ「調子はどうーー」



ツインターボ「元気出せトレーナー!」



マヤノトップガン「……」ギロッ 



ブラトレ(やっぱりマヤノトレの周りは怖い…)



マヤノトレ「見舞いに来てくれてありがたいが……少しブラトレと話しがある……」



ツインターボ「じゃあ仕方ないから帰るかマヤノ!」



マヤノトップガン「……許さないから」



ブラトレ「……」ゾクッ

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 21:39:41.21 ID:A/9b64Yq0
マヤノトレ「……っ」



ブラトレ「腰を痛めたのか?」



マヤノトレ「まあ……そういうことに……しておく」



マヤノトレ「ハルウララについてだが……俺のことを容姿も生活も違うと……言っていたのが気になるが……俺は彼女のトレーナーだった……らしい」



ブラトレ「そのようだ」



マヤノトレ「どう……思う?」



ブラトレ「ウララの言う前の世界の貴方はどんな人だったか知らない。貴方みたいなジト目陰キャ…じゃなくて優秀なトレーナーがそんな事しない」



マヤノトレ「ウララが……嘘を……?」



ブラトレ「そうとも思えない。だから俺はある仮説を立てた」



マヤノトレ「……聞かせてくれ」

122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 21:42:22.65 ID:A/9b64Yq0
ブラトレ「貴方はやろうとしてウララを傷付けたんじゃない。そうせざるを得なかった」



ブラトレ「自分の意志とは関係なく、ウララを追い詰め傷付けた」



マヤノトレ「操られていた…?」



ブラトレ「そうかもしれない。証明する方法が無い以上なにを言っても憶測になる」



マヤノトレ「……そうだ」



ブラトレ「はっきり言ってウララと和解は無理だ。このままそっとしておいた方がお互いの為になると考える」



下2 このあとどうなったか

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:01:43.15 ID:eP2cAl3s0
りこちゃんがお見舞いに、リトルココン達の件から仲良くなったらしい

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:10:06.64 ID:nkkBP5/bO
コンコン



樫本理子「お身体の方は大丈夫ですか?」ガチャッ



リトルココン「樫本トレーナーが来たいって言うから仕方なくーー」



ビターグラッセ「う……!」



リトルココン「…相手は誰」



マヤノトレ「何の話しだ……?」



リトルココン「ウマ娘の嗅覚舐めてんの?」



マヤノトレ「はっ……!」



ブラトレ「……理事長代理とマヤノトレは仲が良かったんですか?」



樫本理子「リトルココンたちの件でお世話になりましたから」



ブラトレ「……ご愁傷様です」ボソッ

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:14:12.04 ID:nkkBP5/bO
ブラトレ「…お見舞いに来ただけではなく、例の話しをしに来たんですよね?」



樫本理子「何の話しですか?」



ブラトレ(理事長代理~~…)



マヤノトレ「例の話しです……ギャンブルの…」



ブラトレ「ちょっと待って下さい、彼女らの前でその話しはー」



樫本理子「その話しですか、それなら彼女らも知ってます」



ビターグラッセ「競バっていうのが流行ってるんでしょ?」



リトルココン「…学園を辞めてそっちに行った子は何人もいる」



ブラトレ「トレーナー同士で集まった時に話したんですが、その時は放っておいても問題は無いと結論が出ました」



ブラトレ「理事長代理はどう思っていますか?なにか対処が必要だと考えていますか?」



下2 セリフや行動、起こったこと

128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:20:27.82 ID:M9M7iIMG0
樫本理子「ベテラントレーナーは許せないですが…競バはルールやマナーを改良すればウマ娘達の新たな可能性になるかも知れないです」

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:36:51.35 ID:nkkBP5/bO
樫本理子「まず大前提として言えることは私のウマ娘をあんな目に遭わせたベテラントレーナーは許せません」



樫本理子「しかし、競バはルールやマナーを改良すれば、ウマ娘達の新たな可能性になるかも知れないです」



ブラトレ「それはやはり…」



樫本理子「ウイニングライブの問題はこれまでもずっとありました。弱い物虐め、弱者を晒し者にしていると」



樫本理子「競バではそれはありません。勝者と敗者がそこにあるだけで、かえって健全であるとも言えます」



樫本理子「だからと言ってトレセン学園が無くなるということは無いでしょう」



ブラトレ「どうしてそう言えますか?」



樫本理子「ウマ娘にとって憧れの舞台には変わりありません。栄光を掴み名誉を得るという行為が無くなることは無いのです」

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:39:15.18 ID:nkkBP5/bO
ブラトレ「本当にそうでしょうか。実は自分はそうは思えないんです」



樫本理子「その理由を聞かせてもらえますか?」



ブラトレ「自分から言ってもいいですが彼女たちも同じ気持ちかもしれません」



リトルココン「は?」



ビターグラッセ「……」



ブラトレ「理事長代理、彼女が話すことはここだけの話しだと約束してくれますか?」



樫本理子「約束します。なにを言ったとしても後日責めることは絶対にしません」



ブラトレ「…ということだ、話してみて欲しい」



下2 ビターグラッセのセリフ、行動

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:46:37.11 ID:K3Ip5naeo
全てを勝ち取るか、さもなれば何も得られないか
ここの厳しい現実を実感して皆んなが受け止められるわけでは無いと考えます
私も、樫本トレーナーがいなくて例の件がなかったら、どっちについたか分からない

132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 22:54:21.93 ID:eYOUDjVl0
↑+
トップ層の規定周回のタイムを載せたり、ココンみたいに踊り好きじゃないウマ娘を踊らせたりここの人達も気付いてはないけど割に残酷な事してる…競馬と同じトレセンも改良が必要だと思うんだ

133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 23:16:31.94 ID:d3TEfxAG0
ビターグラッセ「全てを勝ち取るか、さもなれば何も得られないか
。トレセン学園の厳しい現実を実感して皆んなが受け止められるわけでは無いです」



ビターグラッセ「トップ層の規定周回のタイムを載せたり、ココンみたいに踊り好きじゃないウマ娘を踊らせたり」



ビターグラッセ「ここの人達の誰も気付いてはないけど、残酷な事してる」



樫本理子「残酷……」



ビターグラッセ「競バと同じだよトレセン学園も改良が必要だと思う」



マヤノトレ「……俺もそう思う。今のままじゃ…ダメだ」



リトルココン「なにがダメなの?!負ける奴が悪いし!」



ブラトレ「みんなが皆んなそうは思っていないんだ。だから競バに行くウマ娘がいる」

134: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 23:21:29.64 ID:d3TEfxAG0
樫本理子「どうすれば……」



ブラトレ「まずは地方との格差を無くすところからです。地方ではコンテナの上でウイニングライブをしているレース場もあります」



マヤノトレ「そもそも…ウイニングライブは……必要か?」



ブラトレ「ライブで収益を上げなければ学園の運営が成り立たない」



マヤノトレ「…それが間違いだ。レースとライブを切り離す……」



樫本理子「わかりました」



樫本理子「学園には大きな改善、改革が必要なようです。それはこの場で答えが出るものではありません」



樫本理子「最悪はこの学園が無くなる。それを視野に入れて改革案を考えます」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 23:26:26.56 ID:K3Ip5naeo
学園の事は大人が考えるとして、りこちゃんとの事はどうケジメつけてくれるんやオォン?とマヤトレに詰め寄るココンとグラッセ

137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 23:44:18.24 ID:d3TEfxAG0
リトルココン「学園の事は大人が考えるとして、こっちの話しはケジメ付けとくから」



樫本理子「なにを言ってるんですか?」



ビターグラッセ「樫本トレーナーとのことはどうなってるんですか?」



マヤノトレ「それは……」



リトルココン「樫本トレーナーはアンタと行く為に温泉旅行の準備をしてたってのに」



樫本理子「ココン?!」



ビターグラッセ「下着も新調してうまぴょいにも備えてたんだよ」



樫本理子「貴方は耳を塞いで下さい!早く!」



ブラトレ「……」

138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 23:48:38.71 ID:d3TEfxAG0
ビターグラッセ「樫本トレーナーだけじゃなく桐生院とデートもしてた」



樫本理子「え…………?」



リトルココン「デートだけじゃない!昨日の夜は桐生院と…!」



マヤノトレ「待ってくれ……」



リトルココン「隠したって無駄だから!そこのゴミ箱に証拠が入ってる!」
 


マヤノトレ「う…腰が……動けない……」



ブラトレ「よせ!それだけは…」



ビターグラッセ「ごめんなさい」ガシッ



ブラトレ「う!離してくれ…!」



樫本理子「な、なにが……なにを……?」



下2 どうなったか

140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/28(土) 23:57:50.65 ID:M9M7iIMG0
証拠はなんとマヤノトップガンが出ていく時に処理してくれたが。残念ながらマヤノトレはスピカの看板みたいにダートに埋められた。


その後、ターボが助けてくれた。
マヤは嫉妬でしばらく口を聞いてくれなかった。

142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 00:18:28.45 ID:MnsNI3Ed0
翌日、トレーニング場(ダート)



マヤノトレ「……なぜ俺はダートに埋められている」



マヤノトレ「葵さんとは……確かに一線は超えたが……」



マヤノトレ「理事長代理……温泉旅行……」



マヤノトレ「俺は……なにもしていない……」



マヤノトップガン「うそつき」



マヤノトップガン「マヤのことは一番大切だって言ってたのに。これは何?」



マヤノトップガン「触るもの嫌だったけどトレーナーちゃんが大変なことになるよりは良かった」



マヤノトップガン「これがナニかマヤ知ってるよ?中に入ってる液体がナニかも知ってる」



マヤノトップガン「うそつきうそつきうそつき」

143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 00:25:25.70 ID:MnsNI3Ed0
ツインターボ「トレーナーが埋まってる!助けなきゃ!」



マヤノトレ「ターボ……ありがとう…」



マヤノトップガン「ターボにまで手を出すんだ」



マヤノトレ「違う……」



ツインターボ「マヤノ目が怖い!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんはマヤだけのものだって勘違い女に知らせてくるね」



マヤノトレ「やめるんだ……頼む……」



ツインターボ「悪寒が止まらないぞ…おおっ」



下2 このあとどうなったか

145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 00:30:22.13 ID:H+SBX3pu0
ウララがマヤノを止めた。
ウララは「貴方を助けるんじゃないマヤちゃんを助けてるから勘違いしないでね(ゴミを見る目)」

147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 00:44:39.49 ID:MnsNI3Ed0
ハルウララ「それはダメだよ」



マヤノトップガン「邪魔するなら先にやっちゃおうか?」



ハルウララ「葵さんには力じゃ勝てない」



マヤノトップガン「人間ごときがウマ娘に勝てるわけない!」



ハルウララ「格闘技をやってる人間にはただのウマ娘は勝てないよ」



ハルウララ「人間の男の人よりも強い。だからトレーナーさんも拒否できなかった」



マヤノトップガン「……そうなの?」



マヤノトレ「力が…強過ぎて……されるがままだった…」



マヤノトレ「あれは行為じゃない……搾取だ…」



マヤノトップガン「…可哀想なトレーナーちゃん。マヤがついてるからね」

148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 00:47:49.16 ID:MnsNI3Ed0
マヤノトップガン「勘違い女にはまた別の手段で復讐を…」



ハルウララ「貴方を助けるんじゃなくてマヤちゃんを助けてるから」ヒソヒソ



マヤノトレ「……」



ハルウララ「絶対に勘違いしないでね」



マヤノトレ「…わかっている」



ハルウララ「搾取された?よくもそんなことが言えるよね。気持ち良かったから出すものは出したんでしょ」



ハルウララ「最低。もう二度と話しかけないで」



下2 このあとどうなった、もしくは起こった出来事

154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 20:36:27.80 ID:AgLXfc2+O
マヤトレ「……………」



マヤトレ「…いや、いつもそちらから話しかけてないか…?」



マヤトレ「こちらから…話しかけた事は……」



ハルウララ「マヤノちゃんちょっと手伝ってくれない?」



マヤノトップガン「えっ?」



ハルウララ「抵抗できなくても出すものは出しちゃったんでしょ?これはもう浮気だよ」



マヤノトップガン「……」



マヤノトレ「お…おい……」



マヤノトップガン「ウワキ、ユルサナイ」

155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 20:43:04.76 ID:AgLXfc2+O
オグリキャップ「ダートで練習しようと思ったんだが、なんだアレは」



オグリトレ「気にしなくていいだろ」



マヤノトレ「」



オグリキャップ「息はできているのか?」



オグリトレ「放っておいていい」



桐生院葵「マヤノトレさぁん!」



オグリキャップ「どうやらそのようだ」



オグリトレ「今日はオグリのことだけに集中する。xxxになる走りを見せてくれよ」



オグリキャップ「期待していてくれ」

156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 20:46:48.74 ID:AgLXfc2+O
オグリキャップ「そういえば他のみんなはどうしたんだ」



オグリトレ「全員自主練だ。やりたいことをやらせている」



オグリキャップ「タマもか?」



オグリトレ「なにか気になるのか」



オグリキャップ「外に出ていく所を見た。タマはトレーニングをサボるようなウマ娘じゃない」



オグリトレ「俺には関係ない、今はトレーニングに集中だ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 20:54:03.60 ID:u/5vJWyN0
オグリキャップの練習後ゴルシトレがスペトレとオグリトレを競バに誘った

ゴルシトレ「一度見ておいて損はないと思うんだよ……自分達の担当の奴らのためにもそして俺らのためにも。もしかしたら将来俺ら無職になるかも知れないんだぜ」(シリアスモード)

と真剣な表情でスペトレ、オグトレに問いかけるゴルシトレ

159: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:07:39.42 ID:AgLXfc2+O
某所



ゴルシトレ「競バをよぉ、一度見ておいて損はないと思うんだ。自分らの担当の奴らのためにもそして俺らのためにも」



スペトレ「でも……」



ゴルシトレ「もしかしたら俺ら無職になるかも知れないんだぜ」



オグリトレ「オグリを育て終えたらもうこの仕事に興味は無い」



ゴルシトレ「それはお前だけだろ俺はまだこの仕事をやりたいんだわ」



スペトレ「…いいわ視察のつもりで見てみましょう」

160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:12:06.28 ID:AgLXfc2+O
「ーー」



ゴルシトレ「これでバ券は買えた。あとはーー」



オグリトレ「あれは」



スペトレ「今日は飛び入りで一人ウマ娘が走るみたい。だからオッズが荒れてるらしいわ」



オグリトレ「タマモクロス」



ゴルシトレ「おおん?」



オグリトレ「エルコンドルパサーがつけているのと同じタイプの覆面をしているが、あれはタマモクロスだ」



スペトレ「貴方は許可を出したの?そもそもトレセン学園のウマ娘が走っていいの?」



オグリトレ「もうレースが始まる。様子を見よう」



下2 このあとどうなったか

162: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:14:50.03 ID:y8qoDJquo
レース中全体的にペースが早くこいつらライブの体力残しとるんかと考えかけて、その必要がないことに気づくタマモ
オグトレの股ぐらが反応しそうな走りに

163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:33:12.25 ID:AgLXfc2+O
レース中



タマモクロス(なんやコイツら、ライブの体力残してないんか?こんなハイペースでーー)



タマモクロス(そうやその必要が無いんや、走ったらそれで終わり。これが普通なんかもしれんな)



タマモクロス(それやったらウチもやったる!最初からフルスピードや!)



タマモクロス(見とけよ半端もん共!ウチはここでも最速や!)



「本日飛び入りのゼッケン7番凄まじい走り!あっという間に先頭集団に追いついた!」



タマモクロス「おぉぉぉーーー!」

164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:36:54.51 ID:AgLXfc2+O
オグリトレ「……!」



ゴルシトレ「ゲッ!!おまえよぉ!」



スペトレ「きゃあっ!」



オグリトレ「タマモクロス…ここまでの走りを見せてくれるのか」



ゴルシトレ「テント張ってないでトイレで抜いてこい!」



スペトレ「もう嫌だぁ……」



オグリトレ「オグリほどじゃないがそれに近い。お前も俺を愉しませてくれるのか」



下2 このあとどうなったか

166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:40:20.17 ID:+yM3aEVG0
競バスタッフがタマモに今日の取り分だと言い福沢諭吉100枚入ってる封筒を渡した
もし、トレセンを辞め競バに出バするウマ娘『競走バ』になるなら契約金として更に上乗せすると勧誘

大量の金に冷静さを失うタマちゃん

167: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:57:36.28 ID:AgLXfc2+O
レース後



スタッフ「今日の走りは凄かったです。オッズもいい感じに狂って素晴らしい収益になりました」



タマモクロス「そんなんええから貰うもん貰おか」



スタッフ「今日の取り分です、ご確認下さい」



タマモクロス「……は?なんやこの分厚い封筒」



スタッフ「諭吉が100枚入っていますよ」



タマモクロス「……」



スタッフ「もし、トレセン学園を辞めて競バに出バするウマ娘、競走バになってもらえるなら契約金はこの比じゃありません」



タマモクロス「嘘やろ…冗談言うてウチを惑わすんや……」



スタッフ「本気です。お渡ししたそれは偽札でもありません」



スタッフ 「強いウマ娘には報酬を渡すこれが競バです。どうか競争バのことを考えておいて下さい」

169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 22:02:07.49 ID:AgLXfc2+O




タマモクロス「100万…たった一回勝っただけで100万……こんな大金…あっという間稼げるんか…」



タマモクロス「100万あるだけでチビ達にうまいもん食わせられる…贅沢もさせられる…」



タマモクロス「トレセン学園におったら大金が稼げることなんかあらへん」



タマモクロス「ウチが走る理由は何や?家族に辛い思いさせてまで走る意味はあるんか?」



タマモクロス「……無い。ウチにとって競バは天職なんか」



タマモクロス「稼ぎまくって家建てて…家族を楽にさせる。ウチやったらそれができる」



タマモクロス「競バ……ウチが行くべき場所なんかもしれん」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

171: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 22:08:02.77 ID:u/5vJWyN0
タマモクロスの前にモブD、O、Kが現れ「いい走りだったトレセンを辞めてこっちに来い例え一着になれなかったとしても金が貰えるぞ。ここは学園と違って甘い奴らはいない」とダメ押しの勧誘

172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 22:23:46.96 ID:AgLXfc2+O
モブK「よお飛び入り」



タマモクロス「……」



モブO「今日は負けちゃったけど~次は負けないから~」



モブD「悔しいけどいい走りをしてた。学園を辞めてこっちに来て」



タマモクロス「ウチは…学園とは関係ない」



モブK「こっちじゃ一着になれなくても金が貰えるぞ」



モブO「お金いっぱい~~」



モブD「ここは学園と違って甘い奴らはいないから。甘ちゃんウマ娘は何人も見てるはず」

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 22:26:16.16 ID:AgLXfc2+O
モブD「名前が気になるなら隠せばいいだけ。貴女ならそれが許される」



モブK「弱い奴には自由は無ぇ。強ければ文句は言われねぇよ」



モブO「一緒に頑張ろ~」



モブD「競バは貴女のような強者を求めている」



モブD「歓迎するしライバルとして認める」



モブD「ここに来る日を待ってるから」



下2 このあとどつなったか、もしくは起こった出来事

165: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 21:39:44.42 ID:u/5vJWyN0
トイレに行く途中タマモクロスと遭遇

175: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 22:30:47.80 ID:+yM3aEVG0
↑+
オグトレ「お前(の走り)に惚れただから何処にもいかせない」
悩んでるタマちゃんにオグトレが勘違いさせるような発言を

176: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 22:58:23.65 ID:kLhuGkFq0
施設内



タマモクロス「ウチは……どうしたらええんや…」



オグリトレ「なんだタマモクロス、こんな所でどうした」



タマモクロス「……ここ女子トイレやで」



オグリトレ「共通トイレだろビックリさせるな」



タマモクロス「ふん…」



オグリトレ「俺はここで何をしていると問い正すつもりはない。ただ一つだけ言うことがある」



オグリトレ「お前に惚れただから何処にもいかせない」



タマモクロス「はあ……?」



オグリトレ「こうなったのはオグリキャップ以来だ。お前にあんな魅力があるとは知らなかった」

177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:02:04.52 ID:kLhuGkFq0
オグリトレ「その封筒はなんだ?」



タマモクロス「…金や」



オグリトレ「そうか賞金が出ると言っていたな嘘じゃなかったのか」



タマモクロス「これはやらんで」



オグリトレ「金はいらない、欲しいのはお前だ」



オグリトレ「金の為に走るより俺の為に走ってくれ。お前の走りで俺をイかせてくれ」



タマモクロス「下品なんじゃボケが」



オグリトレ「速さの向こう側に何がある?その景色を俺にも見せてくれ」



オグリトレ「俺は女で  たことが無い。抱いて  しても満足したことがない」



オグリトレ「お前とオグリならそれができる。俺の天国へ連れて行ってくれ」



下2 タマモクロスのセリフや行動、もしくは起こった出来事

178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:04:17.44 ID:DgEl3EuTo
グラつくが、いくらなんでも品がなさ過ぎじゃボケと札束ビンタして答えを言わずに逃げる

179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:09:47.81 ID:E+cpXfEp0

その光景を見てた二人が
ゴルトレ「……今の口説いてるつもりだったの?お前イカれてるな」ヒキッ

スペトレ「こんな奴らと同期なんて」グスッ

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:18:39.30 ID:MnsNI3Ed0
タマモクロス「……っ」



タマモクロス「いくらなんでも品がなさ過ぎじゃボケぇ!!」



パシーンっ



オグリトレ「……」



ゴルシトレ「……今の口説いてるつもりだったの?お前イカれてるぞ」



スペトレ「こんな奴と同期だなんて…うう…」



オグリトレ「なぜだ」

181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:21:45.44 ID:MnsNI3Ed0
夜中、レース場にて



オグリキャップ「こんな時間にどうしたんだタマ」



タマモクロス「コンディションはどうや」



オグリキャップ「寝る直前だったから眠い」



タマモクロス「せやったら条件は走ってきたウチと同じくらいやな」



オグリキャップ「やはり走っていたんだな、タマはサボるような奴じゃない」



タマモクロス「ウチは今日競バで走ってきたんや」



オグリキャップ「正気か?」



タマモクロス「これが戦果や、一回勝っただけで100万やで」



オグリキャップ「お金が全てじゃない」



タマモクロス「ウチにとって金は全てなんや」

182: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:24:50.69 ID:MnsNI3Ed0
タマモクロス「競バに誘われて迷ってる。向こうに行くのが家族の為や」



オグリキャップ「それは本心なのか」



タマモクロス「シューズ代、生活費、生きてるだけで金がかかる。家族に負担はかけたくないんや」



タマモクロス「ウチをここに留めたいならウチに勝て。今から本気でレースや」



オグリキャップ「わかった」



タマモクロス「ウチが勝ったら競バに行くそれで文句無しや」



オグリキャップ「私は負けない」



タマモクロス「ウチも負けへん」



下2 このあとどうなったか

184: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:41:05.30 ID:y8qoDJquo
途中までは互角だったが「欲しいのはお前」の言葉が何故か頭をよぎり失速するタマ
オグリからはタマはまだ迷っていると

185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:50:18.52 ID:MnsNI3Ed0




タマモクロス「いける!このままやったらウチの勝ちや!」



[お前に惚れただから何処にもいかせない]



タマモクロス「…邪魔すんな」



オグリキャップ「……タマが止まった?」



[欲しいのはお前だ]



タマモクロス「……なんでや。なんであんな下品な奴の言葉が何故か頭をよぎるんや」



タマモクロス「なんで…………」



オグリキャップ「タマはまだ迷っているんだ」



タマモクロス「違う…レースに勝ったら……」



オグリキャップ「迷っているから足が止まったんだ。レースで答えを出すのは違う」



オグリキャップ「ちゃんと考えて答えを出して欲しい、それが私の願いだ」

186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:53:12.85 ID:MnsNI3Ed0
オグリキャップ「ちゃんと考えた結果ここを出て行くなら止めない」



タマモクロス「なんでやの…」



オグリキャップ「タマと私はどこに行っても親友だ。走る場所が違っても私たちは変わらない」



オグリキャップ「家族の為に走るという気持ちもわかる。私もカサマツのみんなの為に走っている」



オグリキャップ「短気なのはタマの悪い所だ、ちゃんと冷静になってよく考えて欲しい」



オグリキャップ「相談ならいつでも受けるから一人では決めないでくれ」



タマモクロス「……約束するわ」



オグリキャップ「ありがとうタマ。これでゆっくり寝られそうだ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

188: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/29(日) 23:58:30.75 ID:E+cpXfEp0
ベテラントレーナーが競バに新たなシステムを投入すると噂が競走バ達にレース指導しレース中に指示を出し操作する人間『トレーナー』改め『ジョッキー』を導入&募集する

189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 00:27:30.47 ID:rAZnPDxl0
競バ場



モブD「また新しいことをやろうというのですね」



モブO「なんかね~人間が走ってる最中に指示を出すんだって~」



モブK「あたしは反対だ走ってる最中指示なんて聞いてたら集中力が途切れる」



モブD「私も同感です。この『ジョッキー』というシステムは反対します」



モブO「けどトレーナーは居ても損は無いよね~?」



モブK「変なことを言われたら無視しとけばいいんだしな」



モブD「有能な人物のアドバイスなら参考にすれば良いんです」

190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 00:32:06.32 ID:rAZnPDxl0
モブK「トレーナーはウマと専属契約だとよ。つまり自分の賞金で雇えってことだ」



モブO「弱い子はずっと勝てなくなるね~」



モブD「むしろそれが狙いなんです。弱い強いをハッキリさせて、強いウマ娘だけのレースと弱いウマ娘のレースに分ける」



モブK「そうすればオッズも操作しやすいだろうよ」



モブO「なるほどぉ~」



モブD「参考までに一人トレーナーをつけてくれるそうです」



モブK「お前ばっかり狡いんだよ」



モブO「期間限定だから我慢しようよ~」



モブD「……貴方が私のトレーナーですか」



ルナトレ「はじめまして『衝撃さん』事情によりマスクで顔は隠させてもらいます」



モブD「指導に容姿は関係ありません。貴方の手腕、拝見しましょう」



下2 このあとどうなったか

191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 00:35:34.67 ID:6C1zSdm+o
やはり末脚が凄まじいな……あの時よりも
Dのトレセン入試の様子を解雇するルナトレ
急遽入学取り消しの内訳もルナトレが知る範囲回想

193: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 00:42:24.25 ID:rAZnPDxl0
トレーニング中



モブD「……!」



ルナトレ「やはり末脚が凄まじいですね」



ルナトレ「あの時…トレセン学園入試の時よりも成長しています。トレーナー無しでここまで伸びるだなんて」



ルナトレ「入学していればサイレンススズカに並ぶ逸材になっていたことは間違いないでしょう」



ルナトレ「入学できていれば……」

194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 00:48:10.94 ID:rAZnPDxl0
ルナトレの回想



ルナトレ「彼女の入学を取り消す?」



シンボリルドルフ「奴の入学は認められない」



ルナトレ「あれだけの才能を放っておく手は無いと思うけど?」



シンボリルドルフ「素行不良が見受けられる。こんな輩はトレセン学園に相応しくない」



ルナトレ「情緒に不安は残るとは書いてある。だけど入学を取り消すレベルじゃないよ」



シンボリルドルフ「うるさい!私が認めないと言ったら認めない!」



ルナトレ「決定権は君にある。僕はそれに従うまでだ」



シンボリルドルフ「認めない……私が最強で……生徒会長で……」



ルナトレ「……」

195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 00:55:01.05 ID:rAZnPDxl0
回想終



ルナトレ(シンボリルドルフ、君は最強のウマ娘…『だった』もうピークは終わっているんだ)



ルナトレ(自分より速く、皆んなを引っ張っていけるような性格のウマ娘は入学させない。いい考えだと思うよ)



ルナトレ(そうすれば君は生徒会長でいられる。尊敬されるウマ娘であり続けられる)



ルナトレ(なんて下衆な考えなんだろう、軽蔑するし尊敬するよ。そんなことを考えついても誰もやろうとはしない)



ルナトレ(君はトレセン学園のことなんか考えていない。権力と名声の維持に必死な負け犬さ)



ルナトレ(規定周回のタイムも誤魔化して、本当に必死だね)



ルナトレ(悪いけど僕は競バの道を歩みそうだ。けどこれは裏切りじゃない、君の方が先に裏切ったんだ)



ルナトレ(君がいる限りトレセン学園は衰退していく一方だ。そのことに気付くことは君はないんだろうね、シンボリルドルフ)

196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 00:58:13.92 ID:rAZnPDxl0
規定周回タイム(要処分資料)


1位 サイレンススズカ
2位 マヤノトップガン
3位 ゴールドシップ
4位 ライスシャワー
5位 メジロマックイーン
6位 トウカイテイオー
7位 テイエムオペラオー
8位 オグリキャップ
9位 ビワハヤヒデ
10位 入学前のモブDのタイムを参考にシンボリルドルフのタイムとする
11位 ?
12位 ?
13位 ナリタブライアン
14位 スペシャルウィーク
15位 ?



30位 シンボリルドルフ

203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 16:45:25.66 ID:DY1aYoRe0
某所にて



モブD「ーーつまり私の走りには無駄があると言いたいんですね」



ルナトレ「カーブを曲がるにしても最短の動きをしていません。しかし直す必要は無いと考えます」



モブD「理解できません」



ルナトレ「貴女の走り、衝撃といわれるものはその走り方にあるんです。見るものを惹きつけるような大胆なフォームは直す必要がありません」



モブD「今より速くなるなら直すのが競バでは当たり前です。ここはトレセン学園じゃありませんよ」



ルナトレ「見栄えを言っているんじゃないんです、その無駄を活かす方向でトレーニングをすればいいんですよ」



ルナトレ「ここがトレセン学園なら逆に貴女には正しいフォームを教え込みます」



モブD「続きを聞かせて下さい」

204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 16:56:50.95 ID:DY1aYoRe0
ルナトレ「今のところ競バの中で貴女が一番速いにも関わらず何度も負けています。それはその走りにあります」



ルナトレ「貴女が苦手としている相手は逃げや先行。前半にリードされたり良い位置に着かれてしまうのが負けパターンです」



ルナトレ「私がトレーナーになれば『衝撃』を活かした走りを極めることができますよ」



モブD「言っていることは魅力的ですが貴方とは少しの間の付き合いです。全てを教えるつもりは無い癖に」



ルナトレ「では今後を見据えた話しをしましょうか?」



モブD「顔を隠していても無駄です、私は貴方が誰か知っています。トレセン学園のトレーナー主任を捨ててまでこちらにー」



ルナトレ「来ますよ」



モブD「信じられません」



ルナトレ「トレセン学園に未来は無さそうですから。鞍替えというのはありふれた話しですよ?」



モブD「『皇帝』を見捨てると言うんですね」



ルナトレ「彼女はもう終わっています地位にしがみ付く醜いウマ娘になってしまいました」

205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 17:03:09.60 ID:DY1aYoRe0
モブD「非情ですね見捨てるんですか」



ルナトレ「もともとそんな深い付き合いじゃありませんから。主任だから生徒会長を支える。そういう役職なんですよ」



ルナトレ「たまに癇癪を起こすのも正直鬱陶しかったです。僕に依存させるのも良かったんですけど面倒でしたので」



モブD「彼女とはビジネスだけの関係だった」



ルナトレ「ですから学園を辞めることは何も躊躇しません。貴女のトレーナーになれれば嬉しいですよ」



モブD「良いことを聞けました、それだけで貴方と出会った価値があります」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 17:08:56.06 ID:YNUAOzMW0
モブD「ですが、ウマ娘簡単に切り捨てる人間はやはり信用は出来ませんね」

モブD「躊躇いもなく何かを切り捨てる奴はきっとまた同じ事をする」


モブD「私に何かあったら貴方は皇帝と同じように私を切り捨てるだろう。」


モブDは冷たくゴミを見るような目でルナトレを見る

208: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 17:37:59.59 ID:qwWRkPubO
モブD「ですが、ウマ娘簡単に切り捨てる人間はやはり信用は出来ません」



モブD「躊躇いもなく何かを切り捨てる奴は同じ事をする」



モブD「私に何かあったら貴方は皇帝と同じように私を切り捨てる」



ルナトレ「正直、トレセン学園でなら見捨ててます。しかしここは競バ。ウマ娘がトレーナーを雇うんです」



モブD「…」ピクッ



ルナトレ「僕が貴女を見捨てる前に契約は切らなければならない。そうしないと貴女は損をし続けます」



ルナトレ「ですから僕が貴女を切り捨てる、という状況は存在しませんよ」



モブD「……」ピクピク



ルナトレ(何かが気に障ったんですかね?これだから思春期は難しいんですよ)



ルナトレ(仕方ありません、奥の手を使ってしまいましょう)

209: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 17:42:07.56 ID:qwWRkPubO
ルナトレ「貴女が学園を気に入らないように、僕も少しばかり不満があるんです」



ルナトレ「僕は皇帝の不祥事の証拠を持っています」



モブD「それを寄越せ!」



ルナトレ「貴女が使うより僕が使った方が有意義な使い方ができます。内部告発というものですよ」



モブD「お前が内部告発をする意味がない!」



ルナトレ「貴女に信用してもらう為です。トレセン学園にダメージを負わせれば貴女は私を信用する理由ができる」



ルナトレ「貴女の現役はまだ長い。僕としても貴女のトレーナーになれば競バでの地位も築ける」



ルナトレ「明日以降、面白いことになると思いますからよく見てて下さいね」



下2 どうなったか

211: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 17:59:27.91 ID:OSZQawl70
ベテランがDにメールで「あの下衆は気に入らなくなったらこちらで沈めておくから安心しろ。それまで仲良くしろ。」
と来てDを落ち着かせる

次の日
規定周回タイム(要処分資料)が
ネットに晒された。それと同時にルナトレが行方不明に

212: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 18:24:16.13 ID:rAZnPDxl0
翌日、トレセン学園



シンボリルドルフ「おはよう」



「……」



シンボリルドルフ「?」



「ねぇ、会長って…」



シンボリルドルフ「何があったんだ皆が私の方を見てくるが…」



エアグルーヴ「会長!」



ナリタブライアン「……」



シンボリルドルフ「そんなに慌ててどうした?」



エアグルーヴ「早く生徒会室に向かって下さい!」

213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 18:28:49.85 ID:rAZnPDxl0
生徒会室にて



シンボリルドルフ「なんだこれは!!」



エアグルーヴ「処分したはずの規定周回タイムの資料がネットに流出…」



ナリタブライアン「これは事実なのか皇帝」



シンボリルドルフ「いったい誰がこんなことを!」



エアグルーヴ「学園内の人物で間違いありません。それも生徒会に近いのは確実」



ナリタブライアン「私の質問に答えろシンボリルドルフ!」



シンボリルドルフ「うるさい!警察に被害届を出してネットに晒した奴を特定しろ!」



エアグルーヴ「…わかりました」

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 18:31:37.83 ID:rAZnPDxl0
シンボリルドルフ「こんな時にアイツは…トレーナーはなにをしている?!」



シンボリルドルフ「電話!アイツに話しをー」



[この電話番号は現在使われておりません]



シンボリルドルフ「な……ん…だ…と」



エアグルーヴ「ルナトレ主任は無断欠勤をしているようです」



ナリタブライアン「……皇帝も堕ちたな」



シンボリルドルフ「そんな…嘘…嘘だ……うあぁぁぁぁぁぁ!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

216: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 18:39:34.10 ID:a4I+YTv50
『お前がそのつもりならいいだろ名も地位も捨ててやる。皇帝を無礼るなよ』
犯人がルナトレだと判明し静かに怒りを露わにしていたルナそこにいたのは愚かな暗君ではなく正に皇帝だった
次の日からルドルフは会長の座から降りて会長はエアグルーヴに

このレスが奇数ならルドルフはブラトレのウマ娘に 偶数ならマヤノトレのウマ娘に

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:11:44.24 ID:rAZnPDxl0
シンボリルドルフ「お前が……お前が私を裏切ったのか……?」



シンボリルドルフ「私にかけてくれた言葉は全て嘘だったのか?」



シンボリルドルフ「主任だからじゃなく、トレーナーとして私を支えてくれると……約束したのに…」



シンボリルドルフ「……いいだろう、お前がそのつもりなら名も地位も捨ててやる。皇帝を無礼るなよ」



エアグルーヴ「まだルナトレ主任が犯人だと確定していません」



シンボリルドルフ「奴しか居ない!エアグルーヴ、お前に会長を任せる!」



エアグルーヴ「会長!」



ナリタブライアン「私は生徒会を辞めさせてもらう。こんな奴と同類だと思われたくないからな」



シンボリルドルフ「勝手にしろ!」

218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:16:43.26 ID:rAZnPDxl0
レース場にて



マヤノトレ「主任のことは……知りません……」



シンボリルドルフ「それくらい知っている。私が話したいのは奴のことじゃないお前のことだ」



シンボリルドルフ「マヤノトップガンを育てあげた手腕は本物だ、私のことも伸ばせる」



マヤノトレ「会長のトレーナーに……なれと?」



シンボリルドルフ「もう会長でも皇帝でもない。ただのウマ娘だ」



シンボリルドルフ「まずは走りを見せる、それで判断してもらって構わない」



シンボリルドルフ「…行くぞ、見ていろ!」



下2 コンマ

奇数 ○
偶数 ×
ゾロ目 手遅れ

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:23:51.83 ID:JplyvHw3o
どうなる

224: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:35:38.38 ID:rAZnPDxl0



シンボリルドルフ「どうだ?!」



マヤノトレ「…これならまだ……なんとかなる」



シンボリルドルフ「当然だ!」



マヤノトレ「だが……もうピークは過ぎている……」



シンボリルドルフ「だからなんだ?!」



マヤノトレ「……わかった…面倒を見よう」



シンボリルドルフ「私を裏切った奴を許すわけにはいかない!!誰を敵に回したのか思い知らせてやる!」

225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:41:35.79 ID:rAZnPDxl0
トレーナー室にて



キングヘイロー「会長のことは事実でしたのね」



ナリタブライアン「自分の立場を利用した下衆な行為だ。あんな奴がこの学園の代表では終わりだ」



ハルウララ「トレセン学園の評判がまた落ちて、競バの人気が出てきてる」



ブラトレ「世論が向こうに傾きかけている。この状況はあまりよくない」



キングヘイロー「そうは言っても私たちにできるのは走ることだけ。ウララさんと共に弥生賞を駆け抜けてやりますわ!」



ハルウララ「無事に走れたらいいんだけどね…」



ブラトレ「いまできるのは目の前のレースに集中することだ。ブライアンも会長のことは忘れてトレーニングをしよう」



下2 このあとどうなったか

227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:45:52.35 ID:mL2qJNWN0
ブラトレチームは例の秘密のトレーニング場でトレーニング
そこに後をつけてきたゴルシチーム+フクキタル(以前のシラオキ称えるダンスで仲良くなった)

228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:55:23.18 ID:rAZnPDxl0
謎の倉庫



ブラトレ「ブライアンは少し追い込むが二人は軽めにしておくんだぞ」



ハルウララ「はーーい!」



ナリタブライアン「私も軽めに調整がメインじゃなかったのか」



ブラトレ「こういう時はトレーニングに限るだろう?」



ナリタブライアン「…助かる」



ブラトレ「言葉として吐き出すより身体を動かした方が良い時もある。今日はその日だ」



ナリタブライアン「お前は私のことをわかってくれている。トレーナーに選んで正解だった」

229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 20:02:27.25 ID:rAZnPDxl0
バキッ



マチカネフクキタル「おお~~!シラオキ様のお告げ通りです!」



キングヘイロー「扉を壊して入ってきましたわよ?!」



ゴルシトレ「おいおいおいおいなんだよこのトレーニング施設はよぉ」



ゴールドシップ「コソコソしてるからおかしいと思ってたぜ!」



ライスシャワー「凄い!最新式の機械ばっかり!」



メジロマックイーン「メジロ家にもこれだけのものは揃っていませんわ」



ゴルシトレ「ブラトレよぉどういうことか説明してしやがれ」

230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 20:08:11.13 ID:rAZnPDxl0
ナリタブライアン「出て行け」



ゴールドシップ「あぁん?」



ナリタブライアン「私たちの邪魔をするな!」



ゴルシトレ「なんだよ生理か?不機嫌なのは程々にしとけよ」



ナリタブライアン「ふざけるな!!」



ライスシャワー「お兄さま、今日はやめておいた方がいいんじゃないかな…?」



メジロマックイーン「ブライアンさんは確か生徒会の…」



ゴールドシップ「だからってセンチになればいいってもんじゃないぜ~!」



下2 この中の誰かのセリフ、行動

232: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 20:15:34.71 ID:x4EyxaZvo
ブライアンを無駄に刺激しないよう外でゴルトレとお話
ブラトレ「理事長の願いは多くのウマ娘とトレーナーにこれらのマシンを使いこなしてもらうことだったしな、許可が取れたら……」
ゴルトレ「35分前に取っておいたぞ」

233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 20:32:25.24 ID:rAZnPDxl0
倉庫の外にて



ブラトレ「ーー理事長の願いは多くのウマ娘とトレーナーにこれらのマシンを使いこなしてもらうことだ。だから許可が取れたら……」


ゴルシトレ「理事長の許可なら35分前に取っておいたぞ」



ブラトレ「んん?」



ゴルシトレ「おいおい今はバーチャルでデジタルな世界だろぉ?番号を知ってればどうとでもなるんだぜ」



ブラトレ「そこじゃない、なぜこのことを知れたんだ?」



ゴルシトレ「フンギャロの占いだよアイツ中々使えるな。こりゃ面倒見てやってもいいな」



ゴルシトレ「四人同時は普通ならキツイがパクパクは半分引退してるしなんとかなるだろ」

234: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 20:35:40.03 ID:rAZnPDxl0
「ーー!」



ブラトレ「なにか大きな声が聞こえたか?」



ゴルシトレ「フンギャロが占いやってんだろ。アイツの占いはアレだから」



ブラトレ「よく当たるのか?」



ゴルシトレ「当たるか外れるかもしかしたら、がある」



ブラトレ「もしかしたら……?」



ゴルシトレ「中に戻ったらわかるだろ、話しも終わったから戻るぞ~」



下2 中の様子を

236: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 20:49:49.41 ID:mL2qJNWN0
フクキタルの水晶玉にはマヤノトレが足をマッサージしたり、マヤノトレの知り合いの不審者安心沢さんに頼んで秘孔を突いて貰ったりして全盛期程ではないが調子を取り戻していくシンボリルドルフの様子が映し出された


ブライアン「一日でここまで、腐っても皇帝と呼ばれだけあるな」

ウララ「不審者が不審者と仲良くしてるよ」
感心するブライアンとイライラするウララ

237: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 21:07:23.76 ID:rAZnPDxl0
占い中



マチカネフクキタル「見えてますよぉーーーー!」



ライスシャワー「マックイーンさんがやってるマッサージだ」



メジロマックイーン「マヤノトレさんはマッサージもできますのね」



ゴールドシップ「出たな不審者安心沢!!」



キングヘイロー「これは失敗したらとんでもないことになる秘孔じゃない!」



ハルウララ「失敗したらもう二度と走れなくなるかもしれないのに…」



ナリタブライアン「不正までやったんだ、アイツに失うものは無い」



キングヘイロー「だからって……」



ブスッ



「ぎゃああああああああああああああああああ!!」



ライスシャワー「う…」



ゴルシトレ「もういいぞフンギャロ、これ以上は見る必要は無い」



キングヘイロー「そんな…」



ナリタブライアン「当然の結果だ」



ハルウララ「……」

238: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 21:07:51.33 ID:rAZnPDxl0




目覚まし

240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 21:11:58.27 ID:rAZnPDxl0



ゴルシトレ「刺すヤツ成功したのか」



ナリタブライアン「チッ…」



キングヘイロー「皇帝の名は伊達ではありませんわね」



ブラトレ「安心沢も満足そうにしてるがコイツは不法侵入じゃないのか?」



ハルウララ「…不審者は不審者と仲良くなれるんだね」



ゴールドシップ「ハルウララってこんな毒舌だったか?」



ライスシャワー「相手によって対応が変わることはあるよ」

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 21:17:29.75 ID:rAZnPDxl0
マチカネフクキタル「シンボリルドルフさんの復活は近いですよぉ!」



ゴルシトレ「復活した所でなあ」



ブラトレ「実際厳しいだろう。マスコミの対処も難しい」



ライスシャワー「なんとかならないのかな…?」



ゴルシトレ「良くて謹慎、悪くて退学」



ブラトレ「生徒会長に権力を持たせ過ぎた学園の責任もある。更に重賞の開催が中止される可能性がある」



ナリタブライアン「どこまでも迷惑な奴だ」



下2 このあとどうなったか

226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 19:43:05.37 ID:JplyvHw3o
シリウスシンボリが我が物顔で生徒会室を占拠している
お前の席ではないとエアグルーヴが一喝すると、だったら生徒会選挙を要求すると

245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 21:45:08.87 ID:rAZnPDxl0
生徒会室にて



エアグルーヴ「そこをどけシリウスシンボリ!」



シリウスシンボリ「断る」



エアグルーヴ「ここにお前の席は無い!」



シリウスシンボリ「お前が座る権利も無いよな?」



シリウスシンボリ「選挙もせずに会長だとよく言えたもんだ。選挙をやって新しい会長を決めるのが普通だろ?」



シリウスシンボリ「選挙をやる気が無いならお前も会長じゃない。ただの負け犬だ」



エアグルーヴ「貴様っ!」



シリウスシンボリ「タイムを誤魔化すまでは許されたとしても、入学を取り消すのは論外だろ」

246: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 21:49:26.72 ID:rAZnPDxl0
エアグルーヴ「会長が入学を認めないと言った!私はそれに従ったまでだ!」



シリウスシンボリ「会長会長うるせえっての。お前は会長の犬か?」



エアグルーヴ「ぐ……!」



シリウスシンボリ「旧生徒会のメンバーは一切の権限を失い追って処分が伝えられる」



エアグルーヴ「なにを勝手なことを言っている!」



シリウスシンボリ「理事長サンの決定だとよ」



エアグルーヴ「あ…そんな…………」



シリウスシンボリ「退学なったら笑ってやるから皇帝さんに宜しく伝えとけよ」



下2 このあとどうなったか

249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 22:08:33.59 ID:rAZnPDxl0
マヤノトレ「……」



シリウスシンボリ「なんだよ盗み聞きとは関心しねえな」



マヤノトレ「…シンボリルドルフを退学にはさせない……」



マヤノトレ「確かに彼女は…悪い事をした…」 



マヤノトレ「責任は……俺が持つ…」



シリウスシンボリ「トレーナーが責任持つぅ?クビじゃねえと無理なのわかってるか?」



マヤノトレ「……」パサッ



シリウスシンボリ「あ?」



マヤノトレ「…辞表だ」



マヤノトレ「これで……彼女は守られる」

250: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 22:14:05.32 ID:rAZnPDxl0
緊急事 発生



桐生院葵「マヤノトレさんんんんんんっ!!」



樫本理子「あ、あ、あ…」



マヤノトップガン「許さない許さない許さない許さない」



ツインターボ「トレーナーぁーーー!」



ハルウララ「ざまあみろ」ボソッ



桐生院葵「こんなことになるならゴムを持ち帰ってナカの液体を使って…」



樫本理子「二人で、温泉、ああ…」



マヤノトップガン「どんな手を使ってもトレーナーちゃんを手に入れる」



ツインターボ「うわーーーん!皆んなおかしくなっちゃったよー!」

251: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 22:19:05.85 ID:rAZnPDxl0
桐生院葵「理事長代理なら辞表を拒否して下さい!」



樫本理子「あ、あ……あ…」



桐生院葵「この役立たず!!」



マヤノトップガン「そっかトレーナーちゃんを攫えばいいんだよね。そうしたら一生一緒だもん」



ツインターボ「ターボわかった、もう無理なんだ…」



ハルウララ「よし!スッキリしたし帰ろーっと!」



ツインターボ「手癖の悪いトレーナーを選んだターボがダメだった…手が早いトレーナーが悪い……」



下2 このあとどうなったか

253: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 22:24:27.05 ID:DIetXXQT0
何故そこまでするとシリウスシンボル、エアグルーヴに問いただされるマヤトレ
マヤノトレーナー「学園の評判が落ちる、競バが人気になるとか関係ない……生徒が『子供』が悪い事したら大人が責任を取る当たり前の事だ。」 
マヤノトレーナー「それに彼女を助けたかったらという理由じゃ駄目なのか?」

善人SS+のような回答をするマヤノトレ

254: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 22:46:23.20 ID:rAZnPDxl0
学園外、某所にて



シリウスシンボリ「何故そこまでする」



エアグルーヴ「理由を教えてもらおうか」



マヤノトレ「……」



シリウスシンボリ「どうせ競バから誘われてたんだろ?だからトレセンを辞めても心配無しってとこだ」



エアグルーヴ「本当にそうなのか」



マヤノトレ「学園の評判…競バは関係ない……生徒が…『子供』の責任を……大人が取るのは…当たり前の事だ……」



マヤノトレ「理由…彼女を助けたかったから……それだけだ…」



シリウスシンボリ「嘘言ってんじゃねえよ、これから無職なわけないだろ?次の仕事を見つけてないのに辞める馬鹿がいるかよ」



マヤノトレ「ああ…俺は馬鹿だ…」



エアグルーヴ「本当に競バから話しが来ていないのか?!」



マヤノトレ「来ていない…来るはずが無いだろう……」

255: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 22:50:55.50 ID:rAZnPDxl0
マヤノトレ「仕事も無いのに…こんな都会には住めない…故郷に帰るとする…」



シリウスシンボリ「マジかよ頭おかしいんじゃないのかお前?」



マヤノトレ「かも…しれないな…」



マヤノトレ「俺は罪深い男らしい…俺であって俺でない人物があの子を深く傷付け…狂わせてしまった…」



マヤノトレ「俺は…トレーナーに向いていなかったのかも…しれない…」



マヤノトレ「あの子たちのことは…頼む……どうか…満足いくまで…走らせてやってくれ…」



マヤノトレ「トレセン学園の発展を…心から願っている…」



下2 このあとどうなったか

257: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:03:01.44 ID:OSZQawl70
シンボリが「おもしれぇ、馬鹿だな……気に入ったよ辞表は取り消しだ。ルドルフの退学もだ。ただしお前私の面倒を見ろよ」とまさかの逆スカウトしてきた

258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:08:16.09 ID:rAZnPDxl0
シリウスシンボリに権力があるわけではないので再安価


下2 お願いします

260: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:15:00.56 ID:LAQ1E8ND0
全部聞いてた会長が彼は悪くないといいながら泣きながら入り込んでくる自分が学園を出ていくから彼を許して欲しいと懇願する
気にしなくて良いと宥めるマヤノトレ
の言い合いを見て>>257の後半部分のシリウスシンボリが逆スカウト
逆スカウトが駄目なら前半部分まで

263: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:24:49.75 ID:rAZnPDxl0
「待ってくれぇ!!」



シリウスシンボリ「あぁん?」



エアグルーヴ「会長!」



シンボリルドルフ「話しは全部聞いてた!頼む、彼は悪くない!私が学園を出ていくから彼を守ってくれ!」



シンボリルドルフ「頼む…頼む……!」ポロポロ



シリウスシンボリ「はっ!こんなことで泣くような小物だったとはな!」



シンボリルドルフ「彼の処分を取り消すよう掛け合ってくれ!頼むエアグルーヴ!!」



エアグルーヴ「しかし…」



マヤノトレ「いいんだ…シンボリルドルフ……」



シンボリルドルフ「ダメだ!学園には君のようなトレーナーが必要だ!そうでなければトレセン学園に未来は無い!!」

265: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:32:20.98 ID:rAZnPDxl0
シンボリルドルフ「私は白昼夢を見た、針治療に失敗した私は学園を去り、その責任を取って彼も学園を去った」



シンボリルドルフ「それが全ての間違いだった。あっという間に競バにウマ娘を取られトレセン学園は閉校した」



シリウスシンボリ「夢の話しとはファンタジーだなぁ?」



シンボリルドルフ「あれは夢じゃない現実だ、あんな夢があってたまるか!」



エアグルーヴ「しかし会長、もう既に処分は決定しています」



シンボリルドルフ「……私の命を差し出す」



マヤノトレ「やめるんだ」



シンボリルドルフ「私の死をもって全ての責任を取る!!」



シリウスシンボリ「ふーんいいんじゃねえの」



エアグルーヴ「ふざけるな!!」



シンボリルドルフ「ふざけてねぇよその考えは有りだって言ってんだ」



シンボリルドルフ「元会長が命をかけてトレーナーを守ろうとした。美談としては最高だろ?」



シンボリルドルフ「屋上から飛び降りたら死ぬ。けど三階からなら怪我で済むだろ」

266: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:39:38.69 ID:rAZnPDxl0
マヤノトレ「俺はそんなことを望まない」



シンボリルドルフ「私が望む!君は学園に必要なんだ!」



エアグルーヴ「会長少し落ち着きましょう、さっきから正常じゃありません」



シリウスシンボリ「あの皇帝がここまで脆いとは傑作だな」



シンボリルドルフ「私は自分の地位の為にウマ娘を入学させなかった。その償いをしなければならない」



シンボリルドルフ「君への償い、そしてウマ娘への償いとして私一人の犠牲で済むならこれ以上のことはない」



マヤノトレ「二人とも、すまないがシンボリルドルフを捕まえてくれ」



エアグルーヴ「言われなくとも!」



シリウスシンボリ「こっちはお断り。落下するコイツを見て一生笑ってやるよ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

268: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:48:51.41 ID:/Dk9eAmz0
一方その頃トレーナーちゃんが辞めるとなって抜け殻になっているマヤが部屋で目覚ましを落としてマヤノトレが辞表を出す5分前に戻った!
ルナちゃんと一緒に止めに行って>>247のルートに!

269: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:56:24.42 ID:rAZnPDxl0
ーー?



マヤノトップガン「トレーナーちゃんが辞めてから全部おかしくなっちゃったよ……」



マヤノトップガン「みんな競バに行きたいって言ってて…重賞も開催されないって…」



マヤノトップガン「それに…元会長が学園から飛び降りて……」



マヤノトップガン「遺書は無かったけど…なにが原因かはわかってるよ…」



マヤノトップガン「これからお葬式……嫌だ…行きたくない…」



マヤノトップガン「どうしてこうなっちゃったの……」



コツッ



マヤノトップガン「あ……目覚まし時計が……」



ガシャーーンッ

270: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/30(月) 23:58:34.99 ID:rAZnPDxl0



マヤノトップガン「……あれ…会長さんのお葬式……ぇ…?」



マヤノトップガン「今の…夢……?全部夢なの…?」



シンボリルドルフ「……」



マヤノトップガン「あ……あ!!会長さん一緒に来て!」



シンボリルドルフ「私はもう会長じゃ…」



マヤノトップガン「いいから早く!このままじゃ死ぬほど後悔するよ!!」

271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:01:54.09 ID:lIU1zQPy0
生徒会室にて



マヤノトレ「…シンボリルドルフを退学にはさせない……」



マヤノトレ「確かに彼女は…悪い事をした…」 



マヤノトレ「責任は……俺が持つ…」



シリウスシンボリ「トレーナーが責任持つぅ?クビじゃねえと無理なのわかってるか?」



マヤノトレ「……」パサッ



シリウスシンボリ「あ?」



マヤノトレ「…辞表ー」



マヤノトップガン「待ってえーーーー!!」



シンボリルドルフ「それだけはやめてくれトレーナー!!」



マヤノトレ「……」



シンボリルドルフ「自分の責任は自分でとる!私の身代わりなんかやめてくれ!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんの責任はマヤ達の面倒を見ることだよ!辞めることじゃない!」

272: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:07:24.38 ID:lIU1zQPy0
エアトレ「その通りだ、生徒の責任は生徒自身が取らなければいけない」



エアグルーヴ「いつからそこに居た?!」



エアトレ「血相を変えて走る二人を見て何かあったと思ったんだよ」



エアトレ「シリウスシンボリ、お前がその席に座ることを決定した民意は無い」



シリウスシンボリ「あぁ?」



エアトレ「会長の座は選挙で決定し、シンボリルドルフの処分は理事長含む役員で決定する。これで文句は無いだろう」



マヤノトレ「待ってくれ…」



エアトレ「待たない、これは決定事項だ。理事長には根回しは終わっている、辞表を出しても無駄だからな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:13:28.95 ID:fXzDKncjO
遠隔で理事長から、全校生徒への新会長を決める選挙を行うお知らせ
シリウスシンボリだけでなくエアグルーヴやトウカイテイオー、何故かゴールドシップ等の立候補表明などが相次ぐ

274: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:16:00.84 ID:yVzt/f6no
↑+寮長のヒシアマゾン、フジキセキや、やんごとなきファインモーションを推す声も散見される

278: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:26:07.74 ID:lIU1zQPy0
翌日、全校集会  



秋川理事長[刮目っ!]



秋川理事長[残念なことで世間を賑わせてしまったことは仕方ない。これからどうするかが肝心である!]



秋川理事長[該当する生徒の処分は追って知らせる。君たちに知らせておきたいことは、新生徒会長を決める選挙を行うということ!]



秋川理事長[立候補に制限は無く誰でも手を挙げて良い!積極的なことは良いことだ!]



秋川理事長[ピンチをチャンスに変えられるリーダーは誰か。よく考えて選んで欲しい!]



秋川理事長[期限は一週間!弥生賞の前には新会長を決定する!]



秋川理事長[今回に限り推薦人も不要!どしどし立候補せよ!]

279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:31:40.78 ID:lIU1zQPy0
トレーナー室にて



ブラトレ「まさかこうなるとは思わなかった…」



ナリタブライアン「シリウスシンボリ、エアグルーヴ、トウカイテイオーが早速立候補した」



キングヘイロー「何故かゴールドシップさんも立候補されてましたわね」



ハルウララ「寮長さん達に立候補して欲しいって声も聞いたよ!」



ナリタブライアン「フジキセキは良いがアマゾンの立候補は癪に触る」



キングヘイロー「アマゾンさんがベテラントレーナーさん側だと知った時は衝撃でした…」



ブラトレ「泣きながら謝ってきた時は驚いた」



ナリタブライアン「謝ったところで許すわけがない」



ハルウララ(アマゾンちゃんも時計を使ったんだよ。怖い夢を見たから泣きながら謝ったんだよ)

280: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:34:57.34 ID:lIU1zQPy0
ブラトレ「ブライアンは立候補しないのか」



ナリタブライアン「生徒会を辞めようとしていた所だ、これでレースに集中できる」



キングヘイロー「ですがベテラントレーナーのようなことがあった時、こちらの味方が生徒会に居ないと困ったことになりませんの?」



ナリタブライアン「その時はトレーナーがなんとかする」



ブラトレ「あんな目はもうごめんだ…」



ハルウララ「私…立候補してみようかな」



キングヘイロー「ウララさんが…?」



ハルウララ「生徒会って困ってる子の情報とか入ってくるよね?」



ブラトレ「…ダメだウララ。お前の考えていることがわかった」

281: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:39:04.37 ID:lIU1zQPy0
ブラトレ「本当に困っている生徒に時計のことを教えるつもりだろう」



ハルウララ「うん」



ブラトレ「その力は広めていいものじゃない。いくらでも悪用できる恐ろしい力なんだ」



ナリタブライアン「そうだトレーナーのように善人ばかりでもない」



ブラトレ「いや…俺は善人なんかじゃない。時計の力があれば俺は悪用してしまうだろう」



ナリタブライアン「そんな馬鹿な」



ブラトレ「俺は男だ、そしてこの学園には美しいウマ娘だらけ。変な使い方をするに決まっている」



ブラトレ「人助けは素晴らしいが自分の手の届く範囲にした方がいい。時計を使わせる前提なら立候補は辞めておくんだ」



ハルウララ「…うん」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 00:44:35.34 ID:XOsG1tqN0
マヤノトレ「そもそも、おかしい『生徒会長』に入学を取り消せるような権利を持たせているのは!」
「入学の手続き等は大人がやるべき事なんだ!そんな権利を持たされた彼女はプレッシャーを感じていた筈だ。そんな彼女を大人が支えてあげなきゃいけなかったんだ!」
「なのに、彼女は自分のトレーナーに裏切られたんだっ!処分だなんて彼女はこれから誰を信じればいいんだ!」

たづなさん、秋川理事長、エアトレにルドルフの処分反対を熱く訴えるマヤノトレーナー

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 16:21:09.23 ID:hHo3iuF80
学園内会議室にて



マヤノトレ「ーーそもそも…生徒会長に…入学を取り消せるような権力を…持たせたのが間違いだ…」



マヤノトレ「そんな権利を委ねられた…彼女のプレッシャーは測りきれない…」



マヤノトレ「そんな彼女を…我々大人が…支えなければいけなかった…」



マヤノトレ「そんな状況で…彼女は自分のトレーナーに…裏切られた……その上処分は…彼女が不憫過ぎる…」



たづな「マヤノトレさんの意見はそれだけですか?」



マヤノトレ「……」



理事長代理「大人が子供を支えるのは当たり前です。それができていなかった落ち度はこちらにあります」



秋川理事長[しかし彼女を無罪放免というわけにはいかない。ここは秩序ある学園だ]

291: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 16:27:02.06 ID:hHo3iuF80
秋川理事長[シンボリルドルフが退学し、役員達も減給や降格処分。これで落ち着く話しではある]



理事長代理「私含め全ての役員は処分を受け入れることに合意しています」



秋川理事長[しかしそれはあくまでシンボリルドルフの退学ありきだ。君はどうしても彼女を庇うというのだな?]



マヤノトレ「はい」



たづな「普通こういう時は辞表を持ってくるものですが、彼の担当ウマ娘に奪われ破り捨てられました」



理事長代理「辞表を新たに書けば良いということではありません。担当が彼を庇ったという事実が大きいでしょう」



秋川理事長[担当と良好な関係を築けているトレーナーを手放すのは惜しい!しかしシンボリルドルフの処分は無しということは避けられない!」



マヤノトレ「手は…いくらでもあります…」

292: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 16:34:44.95 ID:hHo3iuF80
マヤノトレ「奉仕活動…ボランティア…いくらでも手段はある…」



理事長代理「手段があっても罪が消えるわけではありません」



たづな「謹慎でもダメなんですか?」



マヤノトレ「彼女は…まだ走れる…」



秋川理事長[謹慎にするならば年単位となる。彼女に残された時間を考えると実質レースに出ることは不可能]



たづな「謹慎中はレースに出ることはできませんから」



マヤノトレ「彼女を…レースに出させることによって…更生させたい…」



理事長代理「難しい…不可能というレベルでの難問です」



秋川理事長[なんとかしたいがルールを破ることは難しい]



下2 会議の結果は

294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 16:41:27.52 ID:CdVd7vMz0
出馬バするレースには必ず3着以内に入っていなければ退学。
彼女を庇ったマヤトレは彼女の面倒を卒業(もしくは退学)までしっかり責任持って面倒を見る事

295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 16:48:39.01 ID:hHo3iuF80
トレーナー室にて



マヤノトップガン「どうだったトレーナーちゃん?!」



マヤノトレ「一先ず…退学は免れることになった…」



ツインターボ「おーーー!」



マヤノトレ「しかし…条件付きだ…出るレースには必ず…三着以内に入ること…」



シンボリルドルフ「入れなければ退学か」



マヤノトレ「そうだ…この学園を去ってもらう…」



シンボリルドルフ「やってやるさ。どのみち三着にも入れないようでは走る意味も無いからな」

296: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 16:52:57.53 ID:hHo3iuF80
マヤノトレ「俺は…彼女を最後まで見る…責任を持って…」



マヤノトップガン「元会長が退学になったらトレーナーちゃんはどうなるの?」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「許さない」



ツインターボ「またおかしくなってるーー!」



シンボリルドルフ「何らかの処分はあるだろうが、クビになることだけは無い」



マヤノトレ「そうだ…クビになることは無い…俺は責任を取って辞表を…」



マヤノトップガン「辞表なんかまた破り捨てるから」



ツインターボ「目が…怖すぎる……」



シンボリルドルフ「彼女の為にも辞めることはよしてくれ。君の為にもなると思うが…」



マヤノトップガン「…」ギロッ



マヤノトレ「……わかった」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 17:04:19.68 ID:pUqiTnTl0
マヤノトレがアグネスタキオンにルドルフ用の肉体薬を『自分が毎日君の弁当を作る、実験材料にもなる』を条件に作って貰うタキオンのモルモットはベテトレ勢力の一人だったのでクビになってる

301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 17:34:34.16 ID:2AZIZDb3O




アグネスタキオン「トレーナーくぅん、約束のものを持ってきてたげたよ」



マヤノトレ「おお…」



マヤノトップガン「またメスが一人…」ギリッ



アグネスタキオン「ルドルフ君の為に調薬したものさ。筋肉や反応速度が高まる代物だよ」



ツインターボ「ドーピングだ!」



アグネスタキオン「あんなものと一緒にしてもらっては困るねぇ。これは長期的に飲むことを前提としているのさ」



シンボリルドルフ「効果は確かなんだな?」



アグネスタキオン「この私が保証しよう」



ツインターボ「信頼できるのか…?」



マヤノトレ「藁にもすがる思いだからな…」

302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 17:39:34.26 ID:2AZIZDb3O
アグネスタキオン「さて約束のものを渡してくれるかい?」



マヤノトレ「…これだ」



ツインターボ「お弁当?」



マヤノトレ「俺が毎日…タキオンの弁当を作り…実験材料にもなる…その条件を受け入れた…」



アグネスタキオン「モルモットが居なくなって不便だったんだよぉ」



マヤノトップガン「手作り弁当…!!」



アグネスタキオン「さぁてトレーナー改めモルモット君。今日はこの薬を試したもらおう」



マヤノトレ「…飲めばいいのか」



アグネスタキオン「さぁ早く一気に!躊躇うことなく流し込むんだよ!」



ツインターボ「なんでこんなに楽しそうなんだ?」



シンボリルドルフ「人間を実験台にするとは悪趣味だな」



下2 薬の効果、起こった作用

304: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 17:44:21.86 ID:XOsG1tqN0
どんよりしていたジト目が二重になった

305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 17:55:22.71 ID:2AZIZDb3O




マヤノトレ「……どうなった?」



ツインターボ「目が二重になった!」



アグネスタキオン「はっはっはっ!」



シンボリルドルフ「実験は成功なのか?」



アグネスタキオン「大、失、敗!」



ツインターボ「なんで笑ってるんだ?!」



アグネスタキオン「失敗は成功の兆しさ!このまま調合を続ければ私の研究は成功する!」



マヤノトレ「…協力すると言った以上、最後まで付き合う」

306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 17:58:08.08 ID:2AZIZDb3O
マヤノトップガン「……表に出て」



アグネスタキオン「おやぁ?」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんが誰のものか理解らせてあげる」



マヤノトレ「暴力は…やめてくれ…」



ツインターボ「じゃあレースで勝負だ!ターボは逃げる!」



シンボリルドルフ「トレーナーに世話になるのならトレーニングも手伝ってもらおう。私達と一緒に走ってくれ」



アグネスタキオン「ふぅん、デモンストレーションには丁度いいか」



ツインターボ「じゃあこの四人でレースね!」



下2 レースの結果を

308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 18:08:45.80 ID:nEX66T2C0
ターボが大逃げ切で1着、愛の力で2着マヤノ、3着マッサージや秘孔突き、薬の効果が出て調子を取り戻してきたルドルフ、4着トレーナー不在のトレーニングが続いてたタキオン

309: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 19:11:50.65 ID:lIU1zQPy0
レース終



ツインターボ「ターボ逃げ切った!!」一着



マヤノトップガン「ターボちゃんに負けた……?」二着




シンボリルドルフ「よし……確実にタイムは上がってきている」三着



アグネスタキオン「ふぅんこんなものか」四着



ツインターボ「タキオン大したことない!」



アグネスタキオン「調整不足なのは認めようじゃないか。なにせトレーナーがいなかったんだからねぇ」



シンボリルドルフ「そういう問題じゃない。あの走りは舐めていたのか?」



アグネスタキオン「おやぁ皇帝ともなれば気付くものだねぇ」



シンボリルドルフ「もう私は皇帝ではないがあれくらい気付く。最後のスパートの伸びが無かったんだからな」

310: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 19:16:33.98 ID:lIU1zQPy0
シンボリルドルフ「作戦が失敗し失速ではない。最初からスパートする気が無かったな?」



アグネスタキオン「その通りさ」



ツインターボ「手抜きでターボに勝てるはずない!」



アグネスタキオン「手抜き、ふぅん。確かにそう思えてしまうだろうねぇ」



アグネスタキオン「私の脚は素晴らしいものを秘めている。例の大逃げ一位のウマ娘よりも能力は高い」



アグネスタキオン「車で例えるならエンジンは勝っている。だがボディはボロボロなのさ」



シンボリルドルフ「怪我か」



アグネスタキオン「いいや生まれ持ったものさ。最初から最後まで本気で走れば私の脚は崩壊し二度と走れなくなるだろう」



シンボリルドルフ「…貴様の到達点はそこか」



アグネスタキオン「君に分け与えたものは私も飲んでいる。しかしまだ満足に走れない」

311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 19:21:28.07 ID:lIU1zQPy0
アグネスタキオン「ドーピングという短期的なものではなく身体中の組織を改善するような薬」



アグネスタキオン「その結果鋼のような肉体を手にし私は最速の称号を獲る!」



アグネスタキオン「例え私でその願いが叶わなくとも次がある!トレーナーとしてウマ娘を育てあげ最速を目指す!」



アグネスタキオン「私のプランは一つではない!モルモット君が私の育成に失敗しようとも次がある!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんは失敗なんかしないもん!」



ツインターボ「もっと逃げられるようになる薬作ってー!」



シンボリルドルフ「マッサージ、針、薬。もはや手段を選んでられない、リスクはあるがタキオンを利用していく」




下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 19:28:27.54 ID:yVzt/f6no
中距離に伸び悩むキングにマックイーンが茶会に誘ってアドバイス会になる

315: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 19:41:00.32 ID:lIU1zQPy0
優雅な場所的な所



キングヘイロー「私は少しお話しできればそれでよかったですのに」



メジロマックイーン「貴女とは一度ゆっくり話しておきたいと思いまして」



キングヘイロー「……美味しい」



メジロマックイーン「メジロ家御用達の茶葉を使用していますから当然ですわ」



キングヘイロー「せっかくなので聞いておきますけど、貴女はまだ走れるの?」



メジロマックイーン「月に一度程度なら問題ありません」



キングヘイロー「それは走れると言っていいとは…」



メジロマックイーン「走れると言っているから走れますわ。それに貴女はそんな私に助言を求めたのでしょう?」



キングヘイロー「それは…」



メジロマックイーン「助言を求められたのならそれにお答えします。それがメジロ家ですわ」

316: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 19:49:49.78 ID:lIU1zQPy0
メジロマックイーン「貴女の悩みは中距離での伸び悩み、でしたわよね」



メジロマックイーン「私の答えは中距離は走るべきではないということになりますわ」



キングヘイロー「どうして?!」



メジロマックイーン「貴女、速さの向こう側に触れましたわね」



キングヘイロー「……」



メジロマックイーン「私があれだけ努力を積み重ね、脚が壊れるまで走っても到達できなかった領域。その領域に辿り着いたのは賞賛に値しますわ」



メジロマックイーン「領域に触れた感触があったのに中距離でタイムが伸びない。これが意味することは一つしかありませんわ」



キングヘイロー「マイル以下の距離を走る…」



メジロマックイーン「短距離最強の委員長に早熟の飛び級。貴女はらあの二人にすら勝てますわよ」



メジロマックイーン「中距離に拘る必要が無いのならそちらを走るべきですわ。一流所か伝説級のウマ娘になれますわよ」



下2 このあとどうなったか

318: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 19:55:54.50 ID:nEX66T2C0
キング「貴女を信じますマックイーンさん……中距離には拘らないわ、私は一流の伝説になってみせる!」
カワカミプリンセス「一流の伝説素晴らしいですわー!」


茂みから話を聞いてたカワカミが飛び出してきた

319: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:12:55.16 ID:lIU1zQPy0
キングヘイロー「貴女を信じますマックイーンさん。中距離には拘らないわ、私は一流の伝説になってみせます!」



カワカミプリンセス「一流の伝説!素晴らしいですわーー!」



メジロマックイーン「あら」



キングヘイロー「ぐぇ……」



カワカミプリンセス「キングさんの伝説が始まりますのねーー!バチくそ楽しみですわ!」



メジロマックイーン「随分と賑やかなお友達ですわね」



キングヘイロー「カワカミさんは賑やかで済まないのよ…」

320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:16:39.98 ID:lIU1zQPy0
カワカミプリンセス「キングさん!今から併走いたしませんか?!」



キングヘイロー「いえ…このあとトレーナーさんと話しがありますので…」



メジロマックイーン「どうして彼女を避けようとしますの?」



キングヘイロー「カワカミさんがやったことを知らない?!」



メジロマックイーン「ええ…聞いたことはありませんわ」



カワカミプリンセス「?」



下2 カワカミプリンセスがやらかしたこと

321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:21:23.82 ID:briHx5JLo
テンション上がってくると見境なく大暴れする
ウマ娘10人ががりでも止められないのでクールダウンするまで放っておくしかなく辺りが焦土になる

322: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:26:15.00 ID:XOsG1tqN0

+ただし自身のトレーナーが止めたらすぐ止めるくらいトレーナーに懐いている

324: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:37:46.97 ID:lIU1zQPy0
カワカミプリンセス「あーーーー!キングさんが伝説になると思うとテンション上がってきましたわ!!」



キングヘイロー「逃げますわよマックイーンさん!」



メジロマックイーン「いったいなにが起こりますの?」



キングヘイロー「彼女はテンションが上がり切ると見境なく大暴れしますの!ウマ娘10人ががりでも止められません!」



キングヘイロー「そうなるとクールダウンするまで放っておくしかなく…辺りは焦土となりますわ」



メジロマックイーン「彼女は兵器か何かなのかしら?」



キングヘイロー「その表現は間違っていませんから早く逃げて!」

325: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:43:41.08 ID:lIU1zQPy0
メジロマックイーン「そんなに危険ならば手錠でもー」



ジュッ



メジロマックイーン「……あら?」



ゴポゴポッ



メジロマックイーン「紅茶が沸騰し始めていますの?!」



キングヘイロー「彼女にエネルギーが集中し、地と万物を紡ぎ巨大なうねりの中で、自らエネルギーの疑縮体に変身しようとしてるの!」



メジロマックイーン「意味がわかりませんわ!!」



カワカミプリンセス「ふぉぉぉーーー!」



キングヘイロー「もう間に合わない!エネルギーが爆発してトレセン学園が吹き飛んでしまうわ!」

326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:49:48.32 ID:lIU1zQPy0
カワカミトレ「我がプリンセス、こんな所でどうしたんだい?」



カワカミプリンセス「トレーナーさぁん!」



キングヘイロー「た……助かった…」



メジロマックイーン「空が晴れていく…?集まっていたエネルギーが解放されたから……?」



カワカミトレ「もうトレーニングの時間だよトレーニング場に向かおう」



カワカミプリンセス「はい!すぐに向かいますわー!」



メジロマックイーン「あの方がカワカミさんのトレーナーさんですのね」



キングヘイロー「あのカワカミさんをコントロールできる唯一のトレーナーさん」



メジロマックイーン「松葉杖をついていますけど、腕も怪我をしているようですわね」

327: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:52:59.25 ID:lIU1zQPy0
キングヘイロー「コントロールはできても無傷とはいかないという…」



カワカミプリンセス「トレーナーさんをトレーニング施設まで運びますわーー!」



バキッ



カワカミトレ「ごぶっ」



カワカミプリンセス「あああ!トレーナーさんがまた血を吐いてしまいましたわーー!」



カワカミトレ「大丈夫だから、離して」



カワカミトレ「保健室に早くーーー!」



メジロマックイーン「…嵐のようなウマ娘でしたわね」



キングヘイロー「嵐より凄まじいのがカワカミさんですのよ」



下2 このあとどうなったか、もしくはおこった出来事

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 20:59:21.99 ID:KOvE8gSr0

>>312これに「食堂のメニューに焼き肉、すき焼き」を追加でブライアンが尻尾フリフリしながらテイオーに投票

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:05:23.93 ID:lIU1zQPy0
トレーニング場にて



ブラトレ「少し早いが今日はここまでにしよう」



ハルウララ「明日は選挙だしね!」



キングヘイロー「トレーナーさん、弥生賞のことは申し訳ありませんでした」



ブラトレ「短距離、マイルで勝負したいのならそれに合わせる。ウララはそのまま出場するから気にしなくていい」



ナリタブライアン「二人は誰に投票するか決まったのか」



ハルウララ「うーんまだ決めてないよ」



キングヘイロー「私もですわ」



ナリタブライアン「ならテイオーに入れるんだ。アイツなら会長に相応しい」



ブラトレ「ブライアンがそこまで言うのは珍しいな。テイオーなら信頼できるというのか」

331: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:09:48.43 ID:lIU1zQPy0
ハルウララ「ブライアンちゃんはこの動画を見たんだよね」



トウカイテイオー[ボクが会長になって会長を助けるんだ!]



トウカイテイオー[ボクが会長になったら食堂のおかわりを無制限にするし、毎日パフェデーにする!]



トウカイテイオー[それに食堂のメニューに焼き肉、すき焼き、ステーキを追加する!これがボクの公約だ!]



キングヘイロー「あぁ…」



ブラトレ「ああ…」



ナリタブライアン「肉肉肉肉肉肉肉」



ハルウララ「他の子の動画も見れるけど一番再生されてるのはテイオーちゃんの動画だよ!」



キングヘイロー「これは決まりましたわね」



ブラトレ「シンボリルドルフを慕っていた彼女なら会長職を任せられるだろう」



ナリタブライアン「肉肉肉ー肉・肉ー肉肉」



下2 選挙の結果や様子、その他起こった出来事

332: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:12:09.32 ID:yVzt/f6no
落ちこぼれ組の人気を集めるシリウスシンボリとトウカイテイオーで決戦投票になる

333: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:17:41.71 ID:XOsG1tqN0
↑+エアグルーヴの三つ巴の戦いに

仲間内からも一票も入らなかったゴルシが乱入するハプニングが

335: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:30:43.41 ID:lIU1zQPy0
会長選挙の結果、上位三名が同票となりましたので決戦投票を行います。生徒は再び投票をお願いします



「票は綺麗に三つに割れたみたい」



「落ちこぼれ組に人気だったのがシリウスシンボリ。それ以外はエアグルーヴに投票したね」



「一部のウマ娘はトウカイテイオーに熱い一票を入れたみたいだけど…」



オグリキャップ「食べ放題はまだなのか?!」



イナリワン「落ち着けオグリ!まだ結果は出てない!」



メジロマックイーン「パフェは?!パフェはどこにありますの?!」



「一部のウマ娘……ね」

336: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:34:38.80 ID:lIU1zQPy0
ゴールドシップ「マックイーン!!ゴルシちゃんに投票しないとはどういうことだ!」



メジロマックイーン「パフェ!!パフェ!!パフェ!!パフェ!!パフェ!!」



ライスシャワー「こうなったら会話できないよ…」



ゴールドシップ「ライス!お前も入れてないだろ!」



ライスシャワー「……おかわり無制限は神だから」



ゴールドシップ「チクショーーー!食欲に負けんのかよ!」



「あそこはいつも賑やかだなあ」



「それでいて速いんだから腹立つよね」

337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:37:59.48 ID:lIU1zQPy0
カワカミプリンセス「どうしてキングさんが会長じゃありませんの…?」ゴゴゴ



「まずい!!」



「キングヘイローはそもそも立候補してないでしょ!」



カワカミプリンセス「許せません…こんなの許せませんわーーー!」ブワッ



パリーンッ



「きゃぁぁぁ!」



「プレッシャーでガラスが割れた!!」



キングヘイロー「カワカミさん落ち着いて…」



カワカミプリンセス「キングさん…」



「私、投票まで生きてるかな?」



「死ぬかもしれない……」



下2 このあとどうなったか

339: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 21:49:48.31 ID:KOvE8gSr0
じゃわいのコンマが
偶数でシリウスが会長
奇数でエアグルーヴが会長
ゾロ目でテイオーが会長

341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:07:58.71 ID:lIU1zQPy0
上位三人は同率。テイオーの勝率が低いので再安価


00~33 トウカイテイオー

34~66エアグルーヴ

67~99 シリウスシンボリ


下1 コンマ

342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:08:50.22 ID:yVzt/f6no
ヌッ

345: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:21:35.94 ID:lIU1zQPy0
新会長就任



トウカイテイオー「ボクが新しい会長のトウカイテイオー!約束は守るからお楽しみに!」



「「おおおおおおお!!」」



トウカイテイオー「これからの方針として以前の会長みたいに大きな権力は無くなる。けど生徒会を決める権力はある!」



トウカイテイオー「ボクを支えるのはシリウスシンボリとナリタブライアン!拒否権は無いからね!」



シリウスシンボリ「へぇ」



トウカイテイオー「色々言いたいことはあるけどもうすぐ弥生賞!走る子の邪魔はしたくないからこれくらいにしておくね」



トウカイテイオー「シリウスシンボリとナリタブライアンの二人はこのあと生徒会室に来てね!よろしく!」

346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:26:49.79 ID:lIU1zQPy0
生徒会室にて



ナリタブライアン「私は立候補すらしていないぞ」



トウカイテイオー「それは会長選挙でしょ!他の生徒会はボクが決めていいって言われたからね!」



シリウスシンボリ「なぜエアグルーヴを外した?」



トウカイテイオー「エアグルーヴさんは会長のことを庇いすぎた。だからこんな事件になっちゃったんだ」



トウカイテイオー「君ならそんなことしない。むしろ隙を見て会長の座を狙うようなウマ娘じゃないと張り合いがないよ!」



シリウスシンボリ「ふんっ」



トウカイテイオー「会長がああなったのはブライアンが生徒会の仕事をサボってばっかりなのも原因だからね!」



ナリタブライアン「私は悪くない」



トウカイテイオー「悪いよ。ちゃんと会長の側で見守ってたらこうはなってなかった」ズズズッ



ナリタブライアン「情緒不安定なのを止めろ」



シリウスシンボリ「こんなんで大丈夫なのか心配になってくるな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:34:37.51 ID:KOvE8gSr0
新会長が決まり弥生賞前日の夜
ブラトレ、モブAトレ、ハヤヒデトレが人気のない場所に来いとメールが来たので行ってみると
そこには行方不明のルナトレが

ルナトレ「ボクとウマ娘の為に競バで働きませんか?ベテラントレーナーは自分を追い詰めたマヤノトレ以外のトレーナーを競バに欲しがっています。ブラトレさんあの人の目は貴方は眼中にないようだ」

と三人を競バに誘ってきた

349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:42:14.70 ID:lIU1zQPy0
弥生賞前日、某所にて



モブAトレ「人気の無い場所に呼び出されるのはリンチか告白だよな」



ハヤヒデトレ「アンタ達がリンチされてるのを私は見てるわ」



ブラトレ「誰が呼び出したかは想像できるが…どうだろうな」



ルナトレ「三人とも来てくれて嬉しいよ」



ハヤヒデトレ「主任!」



モブAトレ「生きてたのか…」



ブラトレ「やっぱり貴方でしたか」



ルナトレ「ナリタブライアンの担当である君なら気付いていると思っていたよ」

350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:48:09.12 ID:lIU1zQPy0
ルナトレ「三人には良い話しを持ってきたんです。全てのウマ娘の為に競バで働きませんか?」



ルナトレ「これからは競バの時代ですトレセン学園は衰退していくでしょう」



ブラトレ「そうさせたのは貴方だ」



ルナトレ「ええ」



ハヤヒデトレ「シンボリルドルフの不正に気付いていて止めなかったのはそういうこと?!」



ルナトレ「それは結果的にそうなったんです。権力者の弱味を握っておいて損はありませんからね」



モブAトレ「考え方がクズだな」



ルナトレ「ベテラントレーナーさんを追い詰めたマヤノトレさん以外、喜んで競バで雇ってくれるそうです」



ルナトレ「こちらの方が条件も良い。迷うことはありませんよね?」



下2 三人の誰かのセリフ、行動

352: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 22:59:38.11 ID:XOsG1tqN0
ブラトレ「断ります、貴方もベテラントレーナーもクズだクズ以下だ…ウマ娘の為と言ってるが自分の利益しか見てないだろう
ベテランがマヤノトレにビビってるのは分かったがスペトレやオグリトレを呼ばないのは何故だ」

353: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 23:06:49.56 ID:lIU1zQPy0
ブラトレ「断ります、貴方もベテラントレーナーもクズだ、クズ以下だ。ウマ娘の為と言ってるが自分の利益しか見ていない」



ルナトレ「そんなことありません。自分の利益も大切ですがウマ娘の為というのも本気です」



ブラトレ「ベテラントレーナーがマヤノトレにビビってるのは分かったが、スペトレやオグリトレを呼ばないのは何故だ?」



ルナトレ「スペトレさんは状況が整えば声をかけます。オグリトレさんはきっと来てくれますよ」



モブAトレ「随分と自信があるんだな」



ルナトレ「ええ、こちらには彼女がいますから」



「……」



ハヤヒデトレ「貴女…オグリトレの担当の」



タマモクロス「……」



ブラトレ「その選択に悔いは無いのか」



タマモクロス「金より大切なもんは無い。ウチを止めたいんやったら金をくれ」

354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 23:12:56.60 ID:lIU1zQPy0
ルナトレ「彼女は契約金を家族に送るそうです。これで暮らしは楽になるでしょう」



モブAトレ「どうせ家族を人質に取ったんだろ」



タマモクロス「違う、これはウチの意志や」



ハヤヒデトレ「どうして…?貴女ならオグリキャップを超えるウマ娘になれたかもしれないのに……」



タマモクロス「レースに勝ってどうなる?ライブで踊ってそれだけやろ。金は1円も入ってけぇへん。チビの生活が楽になることはない」



タマモクロス「贅沢をさせたいんやない。学校帰りに買い食いできる普通の暮らしをさせてやりたいんや」



タマモクロス「普通に育ってきたお前らにはウチの気持ちはわからん。ボロボロの靴を我慢して履き潰したウチの気持ちがわかってたまるか!」



ルナトレ「金は正義だ」



ルナトレ「ライブで搾取を続けるトレセン学園はどの道終わる。それが早いか遅いかだけさ」



ルナトレ「競バに来ないというならそれでいい。だが後悔しても遅いとは言っておくよ」



下2 このあとどうなったか

356: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 23:19:13.64 ID:TXzu9suO0
モブAトレ「待てよ。お前、元主任なのに頭脳が間抜けか?アンタは不正だったとは言え学園のデータをネットに公表した。立派な犯罪だ」
モブAトレ「俺達がこのまま学園にいや直接警察に行ってお前やベテランを逮捕だ!どうせ競バ場にいんだろ!」ドヤァ

357: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 23:28:43.52 ID:lIU1zQPy0
モブAトレ「待てよ、お前元主任なのに頭脳が間抜けか?アンタは不正だったとは言え学園のデータをネットに公表した。立派な犯罪だ」



モブAトレ「俺達がこのまま学園にいや直接警察に行ってお前やベテランを逮捕だ!どうせ競バ場にいんだろ!」



ルナトレ「おやおや、僕がやった証拠があったんですか?」



ハヤヒデトレ「アンタしか居ないでしょ!」



ルナトレ「証拠が無ければ僕は捕まりません。それとベテラントレーナーさんは競バ場にはいませんよ」



ブラトレ「指名手配犯を庇えば罪になる」



ルナトレ「もちろん知っています。ですがベテラントレーナーさんは国外に居ますので問題ありません」



ルナトレ「ベテラントレーナーさんと資料流出の件で警察の方とは何度もお話ししていますから」



ハヤヒデトレ「それで捕まってないってことは証拠が無いのね…」



ブラトレ「どこまでもクズな男だ」

358: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 23:35:07.71 ID:lIU1zQPy0
モブAトレ「犯罪者みたいな奴について行っていいのかよ?」



タマモクロス「ウチを止めたいなら金をくれ」



ハヤヒデトレ「主任が捕まったら貴女も終わってしまうわ!」



タマモクロス「契約金が手に入るだけでも嬉しいんや。多少のリスクは目を瞑る」



ブラトレ「後悔しないのか」



タマモクロス「きっとする。けど金に変えられん」



タマモクロス「この男は信用できん。けど競バは信用できる強いウマ娘は金を稼げるんや」



モブAトレ「金、金ばっかり…」



タマモクロス「金のこと言うて悪いんか?!雨水溜めて洗濯するような生活してみろや!!」



ルナトレ「熱くなる必要はないよタマモクロス。彼らが来てくれないのは残念だが仕方ない」



ルナトレ「彼ら以外にもトレーナーはいる。競バを発展させる為に優秀なトレーナーを集めることは止めないよ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

360: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 23:49:30.03 ID:weBDH4CQO
トレセンが貧乏なウマ娘に厳しい点に関しては改善すべき点でここを突かれたら競バへの流出は激しくなるとハヤヒデトレとブラトレは意見一致した
理事長とたづなに相談しに行く


361: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/31(火) 23:58:50.07 ID:lIU1zQPy0
翌日、学園にて



ハヤヒデトレ「トレセン学園が貧乏なウマ娘に厳しい点に関しては改善すべき点です」



ブラトレ「ここを突かれたら競バへの流出は激しくなります」



たづな「実家が貧しいというのは競バが出来てトレセン学園を辞めたウマ娘に共通した事項です」



秋川理事長[事情はわかっているがどうすることも出来ない。学園を名乗っている以上贔屓は不可能]



ハヤヒデトレ「このままだと生徒の流出を止められません」



ブラトレ「奨学金のような形は不可能ですか?」



秋川理事長[優秀なウマ娘へ金一封は考えた。しかしそれは競バと同じこと]



たづな「ウマ娘本人ではなく家族、家庭への支援ということなら可能だという結論は出ています」

362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/01(水) 00:05:54.03 ID:eJvu5GJN0
秋川理事長[支援する、しないの線引きは何なのか。世帯収入を参考にするのか。マニュアル作りに時間がかかってしまう]



ハヤヒデトレ「そんなのんびりしていたら競バに負けてしまいます!」



たづな「負けることはあっても学園は残ります。メジロ家のように学園へ寄付をしてくれている方は何人もいらっしゃいます」



ブラトレ「たづなさんはそれでいいんですか?」



たづな「私は学園の味方です。学園を続けていくことが私の最優先事項です」



秋川理事長[たづなの言っていることは極論だが私も同じ意見だ。理事長としてまず考えるのは学園の存続]



秋川理事長[ハッキリ言ってしまえばトレセン学園は金持ちの道楽と言われても構わない。これまで積み重ねてきた歴史が大事なのだ]



秋川理事長[貧しい家庭への支援は行う。しかしすぐには無理というのが結果!]



秋川理事長[君たちの言いたいことは理解している。しかし!これ以上どうすることも出来ない!]



秋川理事長[本当に申し訳ない……無力な理事長ですまない…]



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

365: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/01(水) 00:16:39.31 ID:eJvu5GJN0
トレーナー室にて



イナリワン「タマが辞めたってどういうことだよ!」



オグリトレ「タマモクロスが自分で考えて決断したことだ」



オグリキャップ「タマが決めた事だ……」



イナリワン「あの、バカジャリタマモ……金に目眩みやがって…犯罪者共が経営してるんだぞ……グスッ」



スーパークリーク「私、思うんです……今の競バは闇賭博なのに少しクリーン過ぎます。あえてそうして合法化を狙ってるんじゃないですか?」



スーパークリーク「もし合法化したら合法を理由に賭け金のレートを無くしたり、ウマ娘達に酷い事して無理矢理走らせたり」



スーパークリーク「お金を賭けてる分、負けた子達に罵声を浴びせたりして無法地帯になるんじゃ……」



オグリキャップ「タマが…酷い目に遭うのか……?」



イナリワン「勝ってるうちはいいだろうが、負けたら酷いことになるに決まってんだろ!」

367: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/01(水) 00:20:12.86 ID:eJvu5GJN0
オグリトレ「タマは覚悟の上だと言っていた。どんな目に遭うのかわかっていてその道に入った」



イナリワン「トレーナーなら止めろってんだよ!!」



オグリトレ「タマは止まる奴だと思うか?」



オグリキャップ「……止まらない。一度決めたら絶対に曲げない」



スーパークリーク「だとしても貴方には止めて欲しかったです…」



オグリトレ「……」



オグリキャップ「トレーナー私も同感だ。止まらないのはわかっていたがタマを止めて欲しかった」



オグリトレ「…すまない」

368: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/01(水) 00:29:17.34 ID:eJvu5GJN0
オグリキャップ「遅かれ早かれこうなっていたと思う。他人からの施しをタマは嫌うから競バは合っている」



イナリワン「だからって早過ぎんだろうがよぉ!」



スーパークリーク「ピークを迎える前に競バに身を置くのは正解だとは思います。けど寂しいですね…」



オグリトレ「タマの分も頑張れ、くらいしか俺は言えない」



オグリキャップ「わかっているもう仕方ないんだ」



オグリトレ「今日のトレーニングを始めるぞ。用意してトレーニング場に来い」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

370: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/01(水) 00:37:58.67 ID:VXk3bs3I0
あれ、ルナトレが現れたのが弥生賞前日だったよな?それで翌日だからレース当日だよね?w

とりあえず、ブラトレチーム弥生賞に。
違ったらごめん

371: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/01(水) 00:45:14.69 ID:eJvu5GJN0
弥生賞、レース場にて



ハルウララ「よーし負けないぞ!」



ブラトレ「キングが出走取り止めで一人で走ることになるが大丈夫か?」



ハルウララ「大丈夫!」



キングヘイロー「せめて私は見守っていますわね」



ハルウララ「見ててねキングちゃん!一着取ってくるから!」



ナリタブライアン「マヤノトップガンが弥生賞を走るのか」



ブラトレ「皐月賞への調整を兼ねて走ることにしたらしい」



ナリタブライアン「体力に余裕があるということか」

372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/01(水) 00:48:49.68 ID:eJvu5GJN0
キングヘイロー「マヤノトレさんの所からはツインターボさんも走るようですわね」



ハルウララ「私も逃げるからターボちゃんには負けない!」



ナリタブライアン「他にはマチカネフクキタルも走るようだが…アイツはゴルシトレのウマ娘でいいのか?」



ブラトレ「正式な担当ではないが頻繁に出入りはしているな」



ブラトレ「ライバルは全員強敵だ、全力を尽くしてくるんだ」



ハルウララ「うん!楽しんで走ってくるからトレーナーさんも応援しててね!」

402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 19:16:17.12 ID:Ocsq5xrd0
レース場にて




ツインターボ「ターボは今日も最初から全開だーー!」



ハルウララ「私も逃げるから負けないもん!」



マチカネフクキタル「ふんにゃかぁ~~はっ!シラオキ様のお告げによると前半は後方で様子見が吉と出ました!」



ハルウララ「差しか追込みでくるんだね、負けないよ!」



ツインターボ「どんな作戦が相手でも逃げて勝つ!」



モブ「あんな堂々と作戦口にして正気なのかな」



モブ「こっちを惑わせる作戦かもしれないけど、あの三人はそんなことしないよね」



モブ「純粋なのか…馬鹿なのか」



下2 レースの展開

405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 19:23:11.98 ID:gZqIe1Rg0
ウララ、ターボの逃げ二人が先頭争いをこの二人ならすぐバテるだろうと観客やモブウマ達は思っていたが一向にペースが落ちなく驚愕。呆気に取られているモブ達を余所にフクキタルが差して来て、ウララ、ターボ、フクキタル、三人の先頭争いになるかと思いきやマヤノが一気に追い込みを掛けて先頭に。

406: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 19:29:42.15 ID:Ocsq5xrd0
レース中



ツインターボ「ターボ全開っ!」



ハルウララ「負けないよ!」



モブ(あのペースなら途中でへばって終わる)



モブ(いつものペースで走れば勝てる!)



ツインターボ「うぉーーーー!」



モブ(……まだ粘ってる)



モブ(あんなに飛ばしてるのに体力が持つの?!)

407: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 19:35:00.75 ID:Ocsq5xrd0
マチカネフクキタル「負けませんよぉー!」



モブ(しまった!!)



モブ(先頭の二人を見てたから内のいい所がガラ空き!)



モブ(ダメ、完全に差された!)



マチカネフクキタル「来てます来てます来させますよぉ!」



ハルウララ「フクキタルちゃんも来た!先頭は三人ー」



マヤノトップガン「……」



ツインターボ「いつの間にかマヤノがいる!」



マヤノトップガン「あんな大声で作戦を言うんだもん。マヤは追込みで勝っちゃうから」



ツインターボ「待てマヤノーーー!」




下2 コンマ


奇数 ハルウララ
偶数 マヤノトップガンかツインターボ
ゾロ目 まさかの

409: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 19:37:28.48 ID:P6LgGW8l0
シラオキ様〜~!

411: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 19:59:37.65 ID:Ocsq5xrd0
ツインターボ「待てマヤノーー!」



ハルウララ「ここから加速するの?!」



マヤノトップガン「ターボには負けないから!」



ハルウララ「うう…!届かない……!」



マチカネフクキタル「三着!三着はまだあります!」



ツインターボ「やぁぁぁーー!」



マヤノトップガン「……よし!」



下1 着順を。一着はツインターボかマヤノトップガン固定

412: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 20:01:13.59 ID:FRykGeYc0
1マヤノ
2師匠 
3ウララ
4フクキタル

413: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 20:11:14.60 ID:Ocsq5xrd0
レース終了



ツインターボ「負けたーーーー!!」二着



マヤノトップガン「これからはもう作戦は大声で言っちゃダメだからね」一着



ハルウララ「位置取りも悪くなかったのに勝てなかった…」三着



マチカネフクキタル「シラオキ様ーー!四着でしたけどーー?!」



ハルウララ「知ってたけどマヤノちゃんは強い…もっとトレーニングをしないと勝てない」



ツインターボ「う…はぁ……はぁ……」



マヤノトップガン「もっと体力がつけば大逃げで走れるかもね」



ツインターボ「ターボ…頑張る……」



ハルウララ「私だって疲れてるのにマヤノちゃんは涼しい顔してる…」

414: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 20:16:01.12 ID:Ocsq5xrd0
ハルウララ「ねえマヤノちゃん今のって全力だったの?」



マヤノトップガン「マヤは常に全力だよ~!」



ハルウララ「本当に?お願い…私の完敗だから教えて」



マヤノトップガン「……」



マヤノトップガン「特別に教えてあげる。今日のレースはターボがどこまで逃げれるか近くで見たかったの」



マヤノトップガン「だから最後はターボにくっついて走ってた。ターボが居なかったらウララちゃんを五バ身は離してたよ」



ハルウララ「う……」



マヤノトップガン「もうこんなことしないから大丈夫。相手が誰でも全力で走るから」



ハルウララ「勝てない……このままじゃ勝てないよ…トレーナーさん…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

417: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 20:36:25.93 ID:Ocsq5xrd0
レース場にて



マヤノトレ「二人共…よく頑張った……」キラキラ



ツインターボ「うわ、眩しっ」



アグネスタキオン「一着、二着を獲ってくるとはねぇ。前の実験台より優秀なようだねモルモット君」



マヤノトップガン「なんでトレーナーちゃんが光ってるの?」



アグネスタキオン「そんなのはほんの些細なことさ。それより観客が以前の半分くらいしかいないのが気になるねぇ」



マヤノトップガン「些細なことじゃないんだけど」ズズズッ



ツインターボ「トレーナー!またマヤノがおかしくなってる!」



マヤノトレ「シンボリルドルフの為だマヤノ…」

418: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 20:43:29.28 ID:Ocsq5xrd0
シンボリルドルフ「観客が減っているのは私のせいだ」



アグネスタキオン「たかが一人のウマ娘のせいでこうにもなるとは。人の心というのは興味深いねぇ」



シンボリルドルフ「私がやったことは犯罪だ嫌悪されてもおかしくない」



アグネスタキオン「G2でこの様子だと、G3以下のレースの開催が危ないというのは納得だねぇ」



マヤノトレ「OPはほぼ全て開催されない…」



シンボリルドルフ「残っている重賞の価値が必然的に上がる。レースのレベルも上がるという利点はある」



アグネスタキオン「それを君が言うとはね!実に興味深いよ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

420: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 20:54:07.39 ID:FRykGeYc0
マヤノトレ「ルドルフ、君のやった確かに許されないけど・・・
でも誹謗も賞賛も所詮は他人の感情 重要なのはこれから君自身がどうあるべきかを強く持つことだ。それに客が少ないのは競バの影響でもある」
マヤノトレがシンボリルドルフを慰め学園に戻り早速トレーニング

ウララを慰めるブラトレサイドに

421: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 21:01:19.17 ID:Ocsq5xrd0
マヤノトレ「ルドルフ…君のやったことは…確かに許されない…」



マヤノトレ「だが誹謗も賞賛も…所詮は他人の感情だ…重要なのはこれから君自身が…どうあるべきか……」



マヤノトレ「そもそも客が少ないのは…競バの影響もある…」



アグネスタキオン「競バはギャンブルだけでなく入場料を払えばレースの観戦のみも可能になったと聞いた。これで未成年もレースを観れるようになったねぇ」



マヤノトレ「俺はルドルフを責めない…」



シンボリルドルフ「その言葉は有り難く受け止める。そして私はレースの結果で気持ちに応えよう」



マヤノトレ「次は…皐月賞だ…」

422: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 21:05:03.83 ID:Ocsq5xrd0
トレーナー室にて



ブラトレ「結果を見れば三着で悪くはなかった。だがマヤノトップガンが余力を残して一位というのは大きい」



キングヘイロー「ウララさん大丈夫?」



ハルウララ「あんまり大丈夫じゃない…ここまで実力が離れているなんて…」



ナリタブライアン「奴は更に速くなっていた。私があの場に居ても勝てるかどうか分からない」



キングヘイロー「ブライアンさんがそう言ってしまうくらいに強くなっていますのね」



ブラトレ「対策方法はあるしまだ先がある。落ち込んでばかりじゃいられないぞ」



ハルウララ「わかってるけど…凄くショックですぐには立ち直れないかも……」

423: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 21:09:58.56 ID:Ocsq5xrd0
キングヘイロー「落ち込んだウララさんは私の走りで勇気付ける!」



ナリタブライアン「桜花賞のエントリーに間に合ったんだったな」



ブラトレ「参加はギリギリ間に合ったが調整が厳しい。速さの向こう側に到達する前に負ける可能性もある」



キングヘイロー「一流の私なら完璧に間に合わせてみます!」



ハルウララ「応援…してるからねキングちゃん」



ブラトレ「ブライアンは予定通り皐月賞に向けて調整だ。強敵が揃っているから完璧に仕上げるぞ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

425: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 21:24:26.06 ID:dgiPYCkQ0
ブライアン達がトレーニング場に行くとダイワスカーレットがマヤノトレをジーッと見つめていた。

どう解釈するかは>>1に任せるわ

426: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 21:32:50.24 ID:Ocsq5xrd0
トレーニング場にて



シンボリルドルフ「ーー」



ブラトレ「向こうも皐月賞に向けて調整しているようだ」



キングヘイロー「私は軽く流す程度で良いのよね?」



ブラトレ「それで構わない」



ダイワスカーレット「……」



ナリタブライアン「アレはなにをしているんだ」



ハルウララ「マヤノトレさんを睨んでるのかな…?」

427: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 21:39:27.97 ID:Ocsq5xrd0
キングヘイロー「スカーレットさんといえばウオツカさんと常に競い合っていましたわよね」



ハルウララ「それなのに最近はウマが変わったみたいに性格も大人しくなったんだよね」



ナリタブライアン「どうせあの男と何かあったんだろう」



ブラトレ「マヤノトレには次々と女性が集まるからな…」



ダイワスカーレット「ーーまし」



ハルウララ「え……?」



キングヘイロー「どうしたのウララさん?」



ハルウララ「ごめん少しスカーレットちゃんと話してくるね!」



ハルウララ(いまアイツを見ながら目覚ましって言ってた?もしかしてスカーレットちゃんも何かあったのかな)



下2 このあとどうなったか

429: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 21:46:54.96 ID:gZqIe1Rg0
ダスカは「なんでもないわよ…」と言い残し去っていった。

そこにハヤヒデトレ、ハヤヒデ+タイシン、チケゾーが
敵同士ではあるが合同トレーニングに。
ダスカとマヤトレの問題はまた今度でいいでしょ。 
ブラトレ達を強化しよう

430: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:02:26.98 ID:7Kyh2C0EO
学園裏



ハルウララ「さっきマヤノトレの方見ながら目覚ましって言ってたよね?」



ダイワスカーレット「別になんでもないわよ…」



ハルウララ「マヤノトレと何かあったの?アレは女癖悪いし騙されてない?」



ダイワスカーレット「本当になんでも無いから放っておいて」



ハルウララ「…行っちゃった。気にし過ぎなのはよくないってことにしことうかな」



ハルウララ「よし、トレーニングに戻ろう!」



ダイワスカーレット「……」



ダイワスカーレット「ーー様、あたし…」

431: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:10:22.05 ID:7Kyh2C0EO
トレーニング場にて



ハヤヒデトレ「合同トレーニングをしようじゃないの!」



ブラトレ「随分と急な話しだな」



ウイニングチケット「うあーーん!断られたよー!」



ナリタタイシン「こんな奴らとトレーニングする意味ある?」



ビワハヤヒデ「ブライアンの為だ我慢してくれ」



キングヘイロー「随分と上から目線ですわね」



ハルウララ「みんなでやれば効率的だよね!」



ブラトレ「こんなので大丈夫なのか心配だ…」



下2 このあとどつなったか

432: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:14:07.22 ID:5b+KvKEgo
ナリタの冠名と同じくらいの身長と言う事でブライアンとタイシンに奇妙なシンパシーが生じる

433: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:20:39.80 ID:EcZuDsPmo
>>432
どっちもぶっきらぼうだけどウマが合う感じ

435: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:35:59.55 ID:7Kyh2C0EO
トレーニング中



ナリタブライアン「……」



ナリタタイシン「……」



ビワハヤヒデ「あの二人はウマが合うようだな」



ウイニングチケット「同じナリタだし性格も似てる!」



キングヘイロー「身長も同じくらいですわね」



ハルウララ「二人はシンパシーを感じてるんだね!」

436: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:42:58.25 ID:7Kyh2C0EO
ハヤヒデトレ「あの子は気難しい所があるのよ。初めての合同トレーニングやってあそこまで効率よくできるのは凄いわ」



ブラトレ「同じナリタで性格も似ているとなればああなるのか」



ビワハヤヒデ「私たちも負けていられないな」



ウイニングチケット「皐月賞で勝つ!」



ハルウララ「三人とも皐月賞に出るんだよね!」



キングヘイロー「BNWが揃い踏みとは凄いレースになりそうね」



ブラトレ「マヤノトップガンにシンボリルドルフも出る。あとはゴールドシップ、メジロマックイーンも出るそうだ」



ハルウララ「ライスちゃんは出るかギリギリまで考えるって!」



ビワハヤヒデ「あとトウカイテイオーも出るんじゃなかったかしら」



ブラトレ「凄いレースになるのは間違いないな……」

437: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:47:22.37 ID:7Kyh2C0EO
ビワハヤヒデ「みんな多少無理してでも出るわよ。これから先G1が開催されないことがあるかもしれない」



キングヘイロー「そうなった時にはもう遅い。だからG1には積極的に出ようということですわね」



ハルウララ「ブライアンちゃんの三冠はどうなのかな?」



ブラトレ「全てのレースがあると信じてやるしかない」



ビワハヤヒデ「それは私たちもだ。だが目標以外のレースでもG1は積極的に出る」



ウイニングチケット「後悔したくないからね!」



ブラトレ「この状況での三冠は非常に難しい。だがブライアンなら大丈夫だと信じている」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

438: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 22:59:29.04 ID:dgiPYCkQ0
ブラトレ達がトレーニングしてる少し離れた先でエアグルーヴとエアグルーヴトレーナーがトレーニングをしていた
エアトレ「まだ生徒会役員に選ばれなかった事気にしてる?」
エアグ「たわけ。終わった事だこれで練習、レースに集中出来る」
と他愛も無い会話をしながらトレーニングをしてたらシリウスがグルーヴに絡んできていざこざ

439: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 23:02:55.56 ID:gZqIe1Rg0
>>438
見かねたブライアンが止めに入るも止まらない

そこにテイオーが「書類の処理が終わらないよ!二人手伝って!エアグルーヴもきて!」

440: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 23:24:23.10 ID:Ghap44jM0




エアトレ「まだ生徒会役員に選ばれなかった事を気にしているのか」



エアグルーヴ「たわけ。終わった事だこれでトレーニングとレースに集中出来る」



シリウスシンボリ「誰かと思えば問題児じゃねえか。堂々とトレーニング場を使えないから、こんな隅で頑張ってんのか?」



エアグルーヴ「黙れ」



シリウスシンボリ「皇帝サンが庇ったお陰でアンタはお咎め無し。不正を知ってて止めなかったエアグルーヴは無罪!いやぁめでたい頭してんな」



エアグルーヴ「喧嘩なら買ってやる」



シリウスシンボリ「やれるもんならやってみな次は誰も庇ってくれねぇぞ」



エアトレ「いい加減にしてくれ」



シリウスシンボリ「その台詞、皇帝が入学を消したウマ娘に言えんのか?」

441: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 23:28:34.57 ID:Ghap44jM0
ナリタブライアン「止めろ、こっちまで聞こえてきている」



シリウスシンボリ「お前はサボってたお陰で無関係。だがサボってなかったら退学だったな」



ナリタブライアン「私が不正を知って見逃すわけがない」



シリウスシンボリ「コイツは見逃したぞなあエアグルーヴ」



エアグルーヴ「貴様ぁ!!」



エアトレ「やめろエアグルーヴ」



トウカイテイオー「言い争ってる暇があるなら生徒会の仕事を手伝って!」



シリウスシンボリ「チッ…」



トウカイテイオー「書類の処理が全然終わらないよ!二人とも早く生徒会室まで来て!」



ナリタブライアン「今はトレーニング中だ」



トウカイテイオー「喧嘩してたじゃん!早く手伝ってよね!」



下2 このあとどうなったか

442: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 23:36:19.08 ID:5b+KvKEgo
会長がつけてた生徒会日誌の整理が終わらないという事で呼びつけられるエアグルーヴ
いくつかの日誌のページが抜き取られてる事に気付く
ルナトレの就任後に会長の日誌からダジャレが消えていったことも

443: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 23:40:13.17 ID:PsczFSgU0
エアトレ「君を責めるわけじゃないが何故、シンボリルドルフを庇った?」
エアグルーヴ「許されないと分かっていたがどんなに落ちこぼれても私にとって会長は皇帝はあの人だけだからだ」
という会話からの>>442

444: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/04(土) 23:56:08.10 ID:Ghap44jM0



エアトレ「ーー君を責めるわけじゃないが何故、シンボリルドルフを庇ったんだ?」



エアグルーヴ「会長がしていたことは許されないことだとわかっていた。ただどんなに落ちこぼれても私にとって会長は、皇帝はたった一人の存在なんだ」



エアトレ「その考えは間違っている。落ちこぼれる前に救いの手を差し伸べるべきだった」



エアグルーヴ「……」



エアトレ「なぜ相談してくれなかった。手遅れになる前に知らせてくれればこうはなっていなかった」



エアグルーヴ「…………」



トウカイテイオー「取り込み中ごめんね!会長のことで聞きたいことがあるから借りていくよ!」



エアグルーヴ「あ…」



エアトレ「好きにしてくれ」

445: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:00:10.53 ID:cvRxNodZ0
生徒会室にて



トウカイテイオー「会長がつけてた生徒会日誌の整理が終わらない!」



ナリタブライアン「毎日かかさずつけていたのか」



シリウスシンボリ「抜けてる日付があるからサボってたんだな」



エアグルーヴ「違う…ページが抜き取られてる。会長が毎日、日誌を書いていた所を見ている」



ナリタブライアン「誰が何の為にそんなことをしたんだ」



トウカイテイオー「どの日から抜き取られ始めたかわかる?」



エアグルーヴ「私ならわかる日誌を全て見せてくれ」

446: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:04:57.85 ID:cvRxNodZ0
ナリタブライアン「ーールナトレがシンボリルドルフの担当になった日から日誌の抜き取りが始まっている」



シリウスシンボリ「鬱陶しい駄洒落も日誌に書かなくなってるな」



トウカイテイオー「アイツだ、アイツが犯人だ」



エアグルーヴ「いや…会長かもしれない。ルナトレが担当になった辺りでモブDのタイムを会長が知った」



シリウスシンボリ「さすが不正を間近で見てただけあるな」



ナリタブライアン「本人に聞くのが早いか」



エアグルーヴ「それは……やめてくれ」



シンボリルドルフ「未だにアイツを庇うのが信じられねぇよ」



下2 このあとどうなったか

448: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:12:26.00 ID:ngrbeKQto
皇帝サンが改心したってんなら聞いても大丈夫だろうさ
それともそんな事ないってか?
挑発して許可を取り付けようとするシリウス

449: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:22:13.86 ID:cvRxNodZ0
シリウスシンボリ「皇帝サンが改心したってんなら聞いても大丈夫だろうさ、それともそんな事ないってか?」



エアグルーヴ「そんな……ことは…」



ナリタブライアン「問いただすべきだ」



トウカイテイオー「嫌だって言っても認めない、ボクが今の生徒会長なんだ」



シリウスシンボリ「決まりだな皇帝サンの所に行くぞ」

450: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:28:09.41 ID:cvRxNodZ0
トレーニング場を後に



トウカイテイオー「トレーニングが終わったらどこかに行っただなんて」



シリウスシンボリ「逃げやがったな」



ナリタブライアン「予知なんかできるわけが無いだろう」



エアグルーヴ「会長…」



ナリタブライアン「この時間から外出なら外泊届けが出ていないのか?」



トウカイテイオー「出てない会長のなら絶対に覚えてる」



シリウスシンボリ「じゃあ無断外泊で一発アウトだ」



マヤノトレ「……」



エアグルーヴ「貴様は会長のトレーナーか」



マヤノトレ「遅くなったが…これを……」



ナリタブライアン「奴の外泊届けか」



下2 このあとどうなったか

452: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:37:37.90 ID:hG8hD1320
マヤノトレ「言っておくけど……ルナは逃げてない……」
シリウス「お前もアイツを庇うのか。」
とルドルフとマヤノトレを誹謗中傷するシリウス
マヤノトレ「誹謗も賞賛も所詮は他人の感情。
と軽くあしらう
マヤノトレ「ルナはしばらく治療に行かせた葵さんに桐生院家にお願いして」

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:50:46.45 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「言っておくけが……彼女は逃げてない……」



シリウスシンボリ「お前もアイツを庇うのか、落ちこぼれが集まっただけだな」



マヤノトレ「誹謗も賞賛も…所詮は他人の感情だ…」



マヤノトレ「ルドルフは治療に行かせた…葵さん…桐生院家にお願いしたんだ…」



ナリタブライアン「確かにそう書いてある」



トウカイテイオー「逃げたんじゃないんだよね」



マヤノトレ「彼女は…逃げない…」



トウカイテイオー「今日はその言葉を信じるよ、会長が間違ってるならボクが正すからね」



マヤノトレ「わかっている…」

454: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 00:54:12.45 ID:cvRxNodZ0
夜、マヤノトレの部屋にて



マヤノトレ「明日のトレーニング内容の確認を…」



ピンポン



マヤノトレ「こんな時間に誰だ…宗教の勧誘じゃないだろうな…」



シンボリルドルフ「入れてくれないかトレーナー君」



マヤノトレ「ルドルフ…?!」



シンボリルドルフ「葵さんにはここに向かうと伝えてある安心してくれ」



マヤノトレ「と…とにかく入ってくれ…」



下2 このあとどうなったか

456: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 01:03:29.23 ID:9pJVA1lN0
その後はマヤトレが手料理を振る舞ったり、駄洒落を言い合ったりして仲が深まる二人
「なぜ、助けてくれた?普通私受け入れたりしない」というルドルフの質問に「自分がトレーナーを引き受けなかったら君は学園の中でも外でも孤立すると思ったから。自分は自分の手の届く範囲の者は助ける。それにウマ娘をサポートするのがトレーナー」
と答えて。これからは『ルナ』と呼んで欲しいと言う程の仲に

そして切り抜かれた日誌について話すことに

458: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 01:15:09.77 ID:cvRxNodZ0



マヤノトレ「簡単なものしか…作れないからな…」



シンボリルドルフ「一人暮らしの男でこれだけ作れれば上出来だろう」



マヤノトレ「味の保証はできない…」



シンボリルドルフ「構わない」



マヤノトレ「……」



シンボリルドルフ「……なぜ、私を助けた?普通は受け入れたりしない」



マヤノトレ「俺が引き受けなかったら…君は学園の中でも外でも…孤立する…」



マヤノトレ「俺は…自分の手の届く範囲の者は助ける…」



シンボリルドルフ「私には手が届いたということか」

459: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 01:20:39.40 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「そもそも…ウマ娘をサポートするのがトレーナーだ…」



シンボリルドルフ「そうか……君のようなトレーナーに最初から出会えていたらこうはなっていなかったな」



シンボリルドルフ「トレーナー君、これから二人きりの時はルナと呼んで欲しい」



マヤノトレ「いいのか…?」



シンボリルドルフ「君なら信用できる、心を開ける」



マヤノトレ「…そうか」



シンボリルドルフ「トウカイテイオーから連絡がきていた。日誌のことに気付いたようだ」



マヤノトレ「日誌……」



シンボリルドルフ「私が毎日つけていた生徒会の日誌だ。私が自分の意思でいくつかのページを破棄した」

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 01:26:52.74 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「なぜそんなことを…?」



シンボリルドルフ「規定周回のタイムを誤魔化した証拠があったからな」



マヤノトレ「…それだけか?」



シンボリルドルフ「違う」



マヤノトレ「言える理由なのか…?」



シンボリルドルフ「…………トレーナー君になら言える」



シンボリルドルフ「もしも誤魔化したことがバレた時の為に偽の証拠を用意していた」



シンボリルドルフ「私では無い誰かがタイムを誤魔化した。私はそれを止められなかった」



シンボリルドルフ「そういう風なことを日誌には書いてあった」



マヤノトレ「その誰かは……エアグルーヴか…」



シンボリルドルフ「つくづく私は最低だな。不正に手を貸したエアグルーヴを身代わりにしようとしたんだ」

461: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 01:33:17.61 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「不正の証拠は恐らく…ルナトレがばら撒いた…これは想定外だった…」



シンボリルドルフ「……」



マヤノトレ「もしルナトレがばら撒いていなかったら…お前が公表するつもりだったのか…」



マヤノトレ「エアグルーヴが不正をやった…犯人だと……」



シンボリルドルフ「私はクズだ」



シンボリルドルフ「あれだけ私を慕い庇ってくれた彼女を犯人に仕立て上げようとした」



シンボリルドルフ「どこまでも最低だ……生徒会長として失格…ウマ娘として価値も無い……」



下2 マヤノトレのセリフや行動、もしくは起こった出来事

463: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 01:40:22.14 ID:Ny+odkOP0
シンボリルドルフを静かに抱きしめて
『君は、きっと自分が最強で生徒会長で皇帝じゃないと周りが自分を見てくれないと思ったんだな。大丈夫これからは俺が君を見続ける何があってもだ。約束する。これからはレースでエアグルーヴに裏切ってしまった人達全員に謝ろう協力する』

470: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 19:23:40.06 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「……」



シンボリルドルフ「…こんな私を抱き締めてくれるのか」



マヤノトレ「君は…自分が最強で…生徒会長で…皇帝じゃないと…周りが自分を…見てくれないと思ったんだな…」



シンボリルドルフ「…っ」



マヤノトレ「周りの人間が…ウマ娘が…その役割を期待した…ルナはそれに…応えようとした…」



マヤノトレ「大丈夫だ…これからは俺が…君を見続ける…何があってもだ…約束しよう…」



マヤノトレ「これからはレースで…エアグルーヴを…裏切ってしまった人達全員に謝ろう…」

471: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 19:29:12.23 ID:cvRxNodZ0
シンボリルドルフ「もう……遅い…遅過ぎる…」



シンボリルドルフ「そんなことが許される状況じゃない…」



マヤノトレ「だからといって…なにもしないのは違う…」



シンボリルドルフ「……離してくれトレーナー君」



マヤノトレ「離さない」



シンボリルドルフ「私がすべきことがある」



マヤノトレ「そんなことはさせない」



シンボリルドルフ「私の人生は自分で決める。このまま生きていても死ぬより辛い」



シンボリルドルフ「私が死ねば解決する問題なんだ」



マヤノトレ「絶対に離さない」



下2 このあとどうなったか

473: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 20:01:11.84 ID:lXFwyt5Ro
残されるテイオーや他の仲間、何より俺の事も考えてくれ
何があっても支える、自死は君のすべきことでは断じてない

474: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 20:08:33.83 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「残されたテイオーや…ツインターボたち仲間…なにより俺の事も考えてくれ…」



マヤノトレ「何があっても支える…自死は君のすべきことでは断じてない…」



シンボリルドルフ「辛い思いをしろと言うのか」



マヤノトレ「死んだらそこで終わりだ…」



シンボリルドルフ「終わらせてくれ……」



マヤノトレ「我儘もていい加減にするんだ」



シンボリルドルフ「……」

475: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 20:18:49.27 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「これから先…辛いのはお前だけじゃない…誰だって辛い思いをする…」



マヤノトレ「死は…その場限りの救済だ…」



シンボリルドルフ「君は私を救ってくれないのか」



マヤノトレ「無条件では救わない…努力をしないなら…伸ばした手をしまう…」



シンボリルドルフ「私が…間違っていたんだろう。いや間違っていたからこうなった」



シンボリルドルフ「私はまだどこか自分が悪くないと思っている。それは周りが私をそうさせる環境だったからだ」



シンボリルドルフ「ウマ娘は急に変われることは無い。変わろうとしない奴は一生変われない」



シンボリルドルフ「君が私を変えてくれトレーナー君。私の全てを曝け出そう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

477: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 20:29:19.98 ID:ITSHiIoz0
実は、俺は……俺は毎晩のように殺される夢を見る……だから、死ぬのがどんなに辛いのか苦しいのかが分かる。
最近ではツインテールのウマ娘が泣きながら俺に「行かないで」と訴え掛けられる夢も見始めるようになった。死と別れがどんなに辛いか俺には分かる。

だから、もう誰も苦しめない。苦しまない悲しまないように君を絶対に変える……!

478: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 20:40:20.06 ID:cvRxNodZ0
マヤノトレ「俺は……毎晩のように殺される夢を見るんだ…春色の元気なウマ娘に…」



マヤノトレ「だから…死ぬのがどんなに辛いのか…苦しいのかがわかる…最近では…緋色のツインテールのウマ娘が…泣きながら俺に訴え掛けてくる…」



マヤノトレ「死と別れが…どんなに辛いか俺にはわかるんだ…」



マヤノトレ「だからもう…誰も苦しめない…苦しまない、悲しまないよう…君を絶対に変える…」



シンボリルドルフ「私は変わる…変わろうとする。トレーナー君を信じてついていく」

479: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 20:44:09.70 ID:cvRxNodZ0
シンボリルドルフ「……今日は話せてよかった。君の所に来たのは正しい選択だった」



マヤノトレ「もう遅い…早く葵さんの所に帰るんだ…」



シンボリルドルフ「こんな遅くにウマ娘一人で帰らせるのか?」



マヤノトレ「わかった…送っていこう…」



シンボリルドルフ「そうじゃないだろうトレーナー君」



マヤノトレ「…?」



シンボリルドルフ「今晩は世話になる」



マヤノトレ「おお…?!」



シンボリルドルフ「一晩泊まるくらい問題は無いだろう」



マヤノトレ「問題しか無い…!」



シンボリルドルフ「朝まで語り合うのも良い。ベッドを共にするのも良い。君に身を委ねよう」



下2 どうなったか

481: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 20:56:36.42 ID:9pJVA1lN0
マヤノトップガン「ベッドで一緒に寝るとかそんな事トレーナーちゃんの正妻のマヤがさせないから。元会長さん死ぬとかトレーナーちゃんが困らせるような事させないから。」ヌゥッ
マヤノトップガン「トレーナーちゃんは辛い夢見てたんだね今日からはマヤが一緒に寝るからマヤの夢しか見ないよ」

マヤノがベッドの下から出てきて二人を驚かせた。

482: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:03:10.83 ID:cvRxNodZ0
マヤノトップガン「ベッドで一緒に寝るとかそんな事トレーナーちゃんの正妻のマヤがさせないから」ヌッ



マヤノトレ「うお?!」



シンボリルドルフ「ベッドの下から現れたぞ」



マヤノトップガン「元会長さんが死んだらトレーナーちゃんが困っちゃう。そんなこと事もさせないから」



シンボリルドルフ「ほう、ベッドの下にドアが付いているのか」



マヤノトップガン「下の住民を脅し……協力してもらって作ったの」



マヤノトレ「理解が追い付かない……」

483: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:07:17.42 ID:cvRxNodZ0
マヤノトップガン「トレーナーちゃんはそんな辛い夢を見てたんだね。今日からはマヤが一緒に寝るから心配ないよ」



マヤノトレ「別の意味で心配になる…!」



シンボリルドルフ「今日は私に譲ってくれないか」



マヤノトップガン「絶対イヤ。さっさと帰って」



シンボリルドルフ「しかしこのままだとトレーナー君は逃げてしまう可能性があるぞ」



マヤノトップガン「……」



シンボリルドルフ「停戦協定だ」



マヤノトップガン「マヤが先だからね」



シンボリルドルフ「譲ろう」



マヤノトレ「待て待て待て…待ってくれ……」



マヤノトップガン「マヤから逃げられないから」



シンボリルドルフ「私の心と身体に君という存在を刻み付けさせてもらおう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

485: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:13:01.59 ID:ITSHiIoz0
三人でうまぴょい。
次の日ツヤツヤで元気一杯のマヤノとルドルフを見かけるブラトレとブライアン。マヤノトレが腰痛で今日は欠席と聞き何かを察した

486: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:16:44.99 ID:cvRxNodZ0
翌日、トレーニング場にて



シンボリルドルフ「ーー」ツヤツヤ

マヤノトップガン「ーー」ツヤツヤ




ナリタブライアン「アイツらはなんだ」



ブラトレ「マヤノトレは今日休みだと聞いた」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「原因は腰痛だ」



ナリタブライアン「似たようなことをした私は陰口を言える立場じゃない」



キングヘイロー「一晩で二人相手だなんて…」



ハルウララ「チッ」



キングヘイロー「ウララさん…お願いだから舌打ちはやめて」

487: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:20:54.83 ID:cvRxNodZ0
ナリタブライアン「例えお前たちでもトレーナーは渡さない」



キングヘイロー「私はそんなはしたないこと考えませんわ!」



ハルウララ「私はちょっと考えちゃった…」



キングヘイロー「ウララさん?!」



ハルウララ「トレーナーさんとうまぴょいした次の日のブライアンちゃんを見てたらちょっと想像しちゃっただけ」



ナリタブライアン「…そんなにわかりやすいか」



ハルウララ「凄く幸せそうな顔してるから。前の私なら走ることが一番楽しかったけど…」



ブラトレ「まだ楽しくないか?」



ハルウララ「楽しいけど幸せじゃない。心のどこかに嫌だった記憶が引っかかってるの」

488: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:23:37.37 ID:cvRxNodZ0
キングヘイロー(ウララさんをどうにかできませんの?)コソッ



ナリタブライアン「私に喧嘩を売るつもりか」



キングヘイロー(う、うま…ぴょい…してだなんて言ってません!ウララさんを元気付けてあげて欲しいのよ!)



ブラトレ(確かにウララがレースに負けてから良いことはなかったな)



キングヘイロー(ウララさんが暗い顔をしているのは私も辛いのよ)



ブラトレ(俺はお前たちのトレーナーだ。担当が困っているならなんとかしないとな)



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

490: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:31:43.54 ID:BLSdXKaB0
トレーニングで体を動かし、その後は肉を食べようテイオーのお陰で本格的な焼肉が食堂で食べられるし
肉を食べれば元気になるとウララに提案するブライアン

491: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:36:20.50 ID:cvRxNodZ0
ナリタブライアン「そういうことなら私に任せろトレーナーがやる必要はない」



ナリタブライアン「ウララ、トレーニングで体を動かしその後は肉を食べるぞ」



ハルウララ「へ?」



ナリタブライアン「テイオーのお陰で本格的な焼肉が食堂で食べられるしお代わりも無制限だ!」



ナリタブライアン「肉を食べればどんな奴でも幸せになれる」



ハルウララ「…ごめんねブライアンちゃん、そんな気分じゃないかな」



ナリタブライアン「なに?」



ハルウララ「トレーナーさんごめんなさい!今日はちょっと休ませて!」



ブラトレ「どこに行くんだ?」



ハルウララ「お部屋に戻るだけだから!キングちゃん先に戻ってごめんね!」



キングヘイロー「そんな…ウララさん……」



ナリタブライアン「肉が負けるのか」



ブラトレ「ブライアン……」