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ヤムチャ「プーアル!俺はプロレス団体に就職して頑張るぞ!」 前編
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ヤムチャ「プーアル! プロレス団体に就職したのは失敗だったぞ!」 前編
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ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!」 前編
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ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!」 前編
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1: 名無しさん 2015/07/03(金) 22:05:55 ID:STVyI9qg
サガット「……んっ?」
バルログ「……何ですか?」
バイソン「ケッ、何だよ……あの糞野郎は……」
オー! オーオー!
実況「ヤムチャは退場していくシャドルーをマイクを呼び止めますっ! おぉ~っと、今日は何か言いたい事があるのか!? とにかく、静かにしましょう! ヤムチャの発言を聞きましょうっ!」
元「……毎回だけど、あんたが一番うるさいからね」
ヤムチャ「あっさり帰ってんじゃねぇよ……今日は言わせてもらうぞ……俺が言わせてもらうぞ……」
イケイケー! ヤムチャー!
ヤムチャ「リベンジはさせてもらったぞ、この野郎っ!」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「俺の勝ちだっ……! 俺達の勝ちだっ……! 空手軍団の勝ちだっ! 今日の試合は、空手軍団の勝ちだぁ!」
バルログ「……何ですか?」
バイソン「ケッ、何だよ……あの糞野郎は……」
オー! オーオー!
実況「ヤムチャは退場していくシャドルーをマイクを呼び止めますっ! おぉ~っと、今日は何か言いたい事があるのか!? とにかく、静かにしましょう! ヤムチャの発言を聞きましょうっ!」
元「……毎回だけど、あんたが一番うるさいからね」
ヤムチャ「あっさり帰ってんじゃねぇよ……今日は言わせてもらうぞ……俺が言わせてもらうぞ……」
イケイケー! ヤムチャー!
ヤムチャ「リベンジはさせてもらったぞ、この野郎っ!」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「俺の勝ちだっ……! 俺達の勝ちだっ……! 空手軍団の勝ちだっ! 今日の試合は、空手軍団の勝ちだぁ!」
3: 名無しさん 2015/07/03(金) 22:20:46 ID:STVyI9qg
ワー! ワーワー!
リュウ「そうだっ!」ググッ
ケン「俺達の勝ちだっ!」ググッ
実況「ヤムチャは強調するっ! 空手軍団の勝利を強調するっ! そう、今日の勝者は誰だぁ!? それは空手軍団っ! 改めてシャドルーにその事実を突きつけていくっ!」
ヤムチャ「皆が知ってる事……小さい子から……老人まで……誰もが知ってる事……だけど、お前らは知らないみたいだから、俺が教えてやるよっ……!」
実況「おっと、おっと……ヤムチャはまだまだ続けますっ!」
ヤムチャ「正義は必ず勝つんだよぉっ!」
リュウ「そうだっ!」ググッ
ケン「俺達の勝ちだっ!」ググッ
実況「ヤムチャは強調するっ! 空手軍団の勝利を強調するっ! そう、今日の勝者は誰だぁ!? それは空手軍団っ! 改めてシャドルーにその事実を突きつけていくっ!」
ヤムチャ「皆が知ってる事……小さい子から……老人まで……誰もが知ってる事……だけど、お前らは知らないみたいだから、俺が教えてやるよっ……!」
実況「おっと、おっと……ヤムチャはまだまだ続けますっ!」
ヤムチャ「正義は必ず勝つんだよぉっ!」
5: 名無しさん 2015/07/03(金) 22:27:52 ID:STVyI9qg
ワー! ワーワー!
実況「そうです! 正義は必ず勝つのですっ! 最終的に勝つのは正義ですっ! それは小さなお子さんから……御年配の方まで……誰しもが知っている事です! ねぇ、元さん?」
元「それ……僕が御年配だって言いたいの? 君?」
実況「あっ、いえいえいえっ……!」
ヤムチャ「悪い事をしたら、お仕置きをされる……それも、誰もが知ってる事だっ……!」
ソウダー! ソウダー!
実況「ヤムチャは続けますっ! 悪い事をしたらお仕置きをされる……! ねぇ!? これも小さなお子さんから、御年配の方まで……誰しもが知っている事ですよねぇ、元さん!?」
元「そうだね、うん。僕は改心したよ。僕は。もう悪い事はしてません」
実況「そうです! 正義は必ず勝つのですっ! 最終的に勝つのは正義ですっ! それは小さなお子さんから……御年配の方まで……誰しもが知っている事です! ねぇ、元さん?」
元「それ……僕が御年配だって言いたいの? 君?」
実況「あっ、いえいえいえっ……!」
ヤムチャ「悪い事をしたら、お仕置きをされる……それも、誰もが知ってる事だっ……!」
ソウダー! ソウダー!
実況「ヤムチャは続けますっ! 悪い事をしたらお仕置きをされる……! ねぇ!? これも小さなお子さんから、御年配の方まで……誰しもが知っている事ですよねぇ、元さん!?」
元「そうだね、うん。僕は改心したよ。僕は。もう悪い事はしてません」
6: 名無しさん 2015/07/03(金) 22:34:29 ID:VX0dfgNs
ヤムチャ「お前ら、悪党共にお仕置きするのは、この空手軍団だっ! 」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「リュウさんっ……!」
リュウ「……任しておけ」ググッ
リュウー! リュウー!
実況「ヤムチャがリュウの名を呼ぶっ! リュウも拳を突き上げるっ!」
ヤムチャ「ケンさんっ……!」
ケン「いつでもやってやるぜ!」バッ
ケーン! ケーン!
実況「ヤムチャがケンの名を呼ぶっ! ケンも両手を大きく広げるっ!」
ヤムチャ「俺だってやってやるよっ! ヤムチャもだっ!」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「リュウさんっ……!」
リュウ「……任しておけ」ググッ
リュウー! リュウー!
実況「ヤムチャがリュウの名を呼ぶっ! リュウも拳を突き上げるっ!」
ヤムチャ「ケンさんっ……!」
ケン「いつでもやってやるぜ!」バッ
ケーン! ケーン!
実況「ヤムチャがケンの名を呼ぶっ! ケンも両手を大きく広げるっ!」
ヤムチャ「俺だってやってやるよっ! ヤムチャもだっ!」
7: 名無しさん 2015/07/03(金) 22:39:23 ID:STVyI9qg
ヤムチャー! ヤムチャー!
ヤムチャ「悪い奴には、狼牙風風拳っ……! そして、今日見せてやった、俺の新必殺技っ……!」
実況「おっとおっと、新必殺!? 新必殺ですと、元さん? ヤムチャの新必殺と言いますと……?」
元「あの、蹴りのヤツじゃないかな?」
ヤムチャ「『断空脚』でいつでも、お仕置きしてやるからよぉ!」
ワー! ダンクウキャクー! ワーワー!
実況「おぉ~っと、ここでヤムチャの新必殺の名前が発表されたようですっ! あのフライング・キック・コンビネーションは、どうやら断空脚っ! 断空脚という技のようです!」
元「うん、いい名前なんじゃない?」
ヤムチャ「悪い奴には、狼牙風風拳っ……! そして、今日見せてやった、俺の新必殺技っ……!」
実況「おっとおっと、新必殺!? 新必殺ですと、元さん? ヤムチャの新必殺と言いますと……?」
元「あの、蹴りのヤツじゃないかな?」
ヤムチャ「『断空脚』でいつでも、お仕置きしてやるからよぉ!」
ワー! ダンクウキャクー! ワーワー!
実況「おぉ~っと、ここでヤムチャの新必殺の名前が発表されたようですっ! あのフライング・キック・コンビネーションは、どうやら断空脚っ! 断空脚という技のようです!」
元「うん、いい名前なんじゃない?」
8: 名無しさん 2015/07/03(金) 22:46:33 ID:STVyI9qg
ヤムチャ「悪事も程々にしておけよっ……! 痛い目に合いたくなかったらなっ……!」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「わかったか、シャドルーっ! お前らの親玉にも言っておけっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ヤムチャの正義の主張っ! 正義の主張っ! 悪は必ず滅びるのですっ! これはシャドルーの親玉ベガにも言っておかなければならないっ! シャドルーの胸にグサグサと突き刺さるっ!」
サガット「……フフフ」
バルログ「……フッ」
バイソン「へへ……」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「わかったか、シャドルーっ! お前らの親玉にも言っておけっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ヤムチャの正義の主張っ! 正義の主張っ! 悪は必ず滅びるのですっ! これはシャドルーの親玉ベガにも言っておかなければならないっ! シャドルーの胸にグサグサと突き刺さるっ!」
サガット「……フフフ」
バルログ「……フッ」
バイソン「へへ……」
9: 名無しさん 2015/07/03(金) 22:57:03 ID:STVyI9qg
サガット「馬鹿馬鹿しい……なぁ~にを言ってるんだ、アイツは……」
バルログ「青臭い……通り越して、ダサいです……ダサすぎますよ、フフ……」
バイソン「ルールはねぇ、破る為にあるんだよっ! 今のご時世、正義が必ず勝つとは限らねぇんだよ、ボケがぁ!」
実況「いや、サガットは大きく手を広げ……バルログとバイソンも、ニヤついた顔でヤムチャを見つめ……」
元「……あらら」
実況「コレ、突き刺さってませんねぇ? 元さん?」
元「やっぱり、彼らは根っからの悪人なんじゃない? うん」
サガット「付き合ってられん……帰ろう……」クルッ
バルログ「えぇ、帰りましょう……」クルッ
バイソン「バーカ! ブァーカッ! バカバカバーカっ! 次こそはボコボコだっ! 覚えておけ、ヤムチャぁ!」クルッ
ブー! ブーブー!
実況「そして、シャドルーはヤムチャに背を向け……退場していきますっ! この辺りは根っからの悪人、シャドルー軍団っ! 聞く耳持たずと言った感じでしょうか!?」
バルログ「青臭い……通り越して、ダサいです……ダサすぎますよ、フフ……」
バイソン「ルールはねぇ、破る為にあるんだよっ! 今のご時世、正義が必ず勝つとは限らねぇんだよ、ボケがぁ!」
実況「いや、サガットは大きく手を広げ……バルログとバイソンも、ニヤついた顔でヤムチャを見つめ……」
元「……あらら」
実況「コレ、突き刺さってませんねぇ? 元さん?」
元「やっぱり、彼らは根っからの悪人なんじゃない? うん」
サガット「付き合ってられん……帰ろう……」クルッ
バルログ「えぇ、帰りましょう……」クルッ
バイソン「バーカ! ブァーカッ! バカバカバーカっ! 次こそはボコボコだっ! 覚えておけ、ヤムチャぁ!」クルッ
ブー! ブーブー!
実況「そして、シャドルーはヤムチャに背を向け……退場していきますっ! この辺りは根っからの悪人、シャドルー軍団っ! 聞く耳持たずと言った感じでしょうか!?」
10: 名無しさん 2015/07/03(金) 23:05:30 ID:STVyI9qg
ヤムチャ「……チッ」
実況「ブーイングの中、去っていくシャドルー軍団っ! そしてその背中を見つめ続けるヤムチャァ! 言葉は届かなかったぁ! ヤムチャの言葉はシャドルーには届かなかったぁ!」
元「ちょっと残念だね。うん」
実況「さぁ、そして今……シャドルーの姿が……消えたぁ! 消えていったぁ!」
ヤムチャ「チッ……それじゃあ、マイク……返します……」
ダン「……おう。よくやった」
実況「ブーイングの中、去っていくシャドルー軍団っ! そしてその背中を見つめ続けるヤムチャァ! 言葉は届かなかったぁ! ヤムチャの言葉はシャドルーには届かなかったぁ!」
元「ちょっと残念だね。うん」
実況「さぁ、そして今……シャドルーの姿が……消えたぁ! 消えていったぁ!」
ヤムチャ「チッ……それじゃあ、マイク……返します……」
ダン「……おう。よくやった」
11: 名無しさん 2015/07/03(金) 23:10:56 ID:STVyI9qg
ヤムチャー! ヨク、イッター!
ヤムチャ「……んっ?」
キョウハ、キマッタナー! ヤムチャー!
実況「しかし、シャドルーには届かないかったが……場内には届いたようだっ! ヤムチャへの激励っ! そして拍手っ! 皆がヤムチャの主張に賛同する!」
元「うん」
実況「そうです! 悪は必ず滅びるのですっ! それがこの世の条理っ!」
元「えぇ!」
実況「まだまだ、シャドルーとの抗争は続きそうですが……とにかくっ! 今日は空手軍団の勝利ですっ! 勝利ですっ! つかの間ではありますが、悪は滅びましたっ! 正義が勝ちましたっ!」
ダン「勝ち名乗り挙げてやらぁ! ヤムチャ、胸を張れっ!」
ヤムチャ「うっすっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、今ヤムチャの勝ち名乗りが挙げられますっ! 空手軍団の勝利っ! 本日の一戦は空手軍団の勝利っ! このつかの間の平和を皆さんで、盛大に祝福しましょうっ!」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ(いやぁ、終わった……終わったぜ……ハハハ、大変だったよ……でも、この歓声聞くために……今日は頑張ったんだ……)
ヤムチャ「……んっ?」
キョウハ、キマッタナー! ヤムチャー!
実況「しかし、シャドルーには届かないかったが……場内には届いたようだっ! ヤムチャへの激励っ! そして拍手っ! 皆がヤムチャの主張に賛同する!」
元「うん」
実況「そうです! 悪は必ず滅びるのですっ! それがこの世の条理っ!」
元「えぇ!」
実況「まだまだ、シャドルーとの抗争は続きそうですが……とにかくっ! 今日は空手軍団の勝利ですっ! 勝利ですっ! つかの間ではありますが、悪は滅びましたっ! 正義が勝ちましたっ!」
ダン「勝ち名乗り挙げてやらぁ! ヤムチャ、胸を張れっ!」
ヤムチャ「うっすっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、今ヤムチャの勝ち名乗りが挙げられますっ! 空手軍団の勝利っ! 本日の一戦は空手軍団の勝利っ! このつかの間の平和を皆さんで、盛大に祝福しましょうっ!」
ワー! ワーワー!
ヤムチャ(いやぁ、終わった……終わったぜ……ハハハ、大変だったよ……でも、この歓声聞くために……今日は頑張ったんだ……)
12: 名無しさん 2015/07/03(金) 23:19:22 ID:STVyI9qg
実況「さぁ、空手軍団の三人が今、揃って退場していきますっ! 場内からは拍手だっ!」
元「いやぁ、濃い試合だったね」
実況「では、今回の試合の見所なんかを……改めて元さんと振り返っていきましょう!」
元「毎回やるのかねぇ、コレ? 今回の試合関しては僕、後半の方テンション上がりぱなしで、まともな解説出来てなかったと思うんだけど? そこの所はどうなの?」
実況「まぁまぁまぁ、その辺元さんも持ち味……と言う事で……」
元「あっ、でも後半と言えばねぇ……後半後半……最後はヤムチャ君とバイソン君とでの決着だったじゃない?」
実況「そうですねぇ、最後はヤムチャの狼牙風風拳で決着でした!」
元「勢いをあったし、粘りもあった……新技なんかも、用意してきてたみたいだしね?」
実況「言ってましたねぇ! 『断空脚』! ヤムチャの新技です!」
元「やっぱり、ヤムチャ君は頑張った。凄く頑張った! ただねぇ……?」
実況「おっ、ただ……?」
元「僕はねぇ、バイソン君も頑張ってたんじゃないかと思うんだよ?」
実況「ほ~う!」
元「いやぁ、濃い試合だったね」
実況「では、今回の試合の見所なんかを……改めて元さんと振り返っていきましょう!」
元「毎回やるのかねぇ、コレ? 今回の試合関しては僕、後半の方テンション上がりぱなしで、まともな解説出来てなかったと思うんだけど? そこの所はどうなの?」
実況「まぁまぁまぁ、その辺元さんも持ち味……と言う事で……」
元「あっ、でも後半と言えばねぇ……後半後半……最後はヤムチャ君とバイソン君とでの決着だったじゃない?」
実況「そうですねぇ、最後はヤムチャの狼牙風風拳で決着でした!」
元「勢いをあったし、粘りもあった……新技なんかも、用意してきてたみたいだしね?」
実況「言ってましたねぇ! 『断空脚』! ヤムチャの新技です!」
元「やっぱり、ヤムチャ君は頑張った。凄く頑張った! ただねぇ……?」
実況「おっ、ただ……?」
元「僕はねぇ、バイソン君も頑張ってたんじゃないかと思うんだよ?」
実況「ほ~う!」
13: 名無しさん 2015/07/03(金) 23:28:50 ID:STVyI9qg
元「だってね、サガット君もやられて……バルログ君もやられて……最後の方はバイソン君は孤軍奮闘みたいな感じになってたじゃない?」
実況「はいはいはいはい、確かにそうでしたねぇ」
元「そこから、粘って粘って……最後はダーティブルーまで出したじゃん? 孤軍奮闘の状態で。アレは驚異的な粘りだったと思うんだよね? まぁ、反則攻撃多かったけどね」
実況「確かに確かに、それは驚異的な粘りですねぇ?」
元「だから、ヤムチャ君と……バイソン君……この二人が頑張るって事は……やっぱり、リュウ君ケン君……サガット君バルログ君……この辺りも負けてはいられないよね?」
実況「確かに……そこには、兄弟子としてのプライドや、ナンバーツーとしての意地があったりますよねぇ?」
元「決して、今日の試合が頑張れてなかったってワケじゃないよ? ほら、空手軍団も、今日は三人掛かりの連携とか結構あったじゃない?」
実況「はいはいはい! ありましたありました!」
元「あぁいう事出来るようになったのって……やっぱり、さっき言った兄弟子としてのプライドとか、『負けてられない』って気持ちが働いたからだと思うんだよ?」
実況「なるほど!」
実況「はいはいはいはい、確かにそうでしたねぇ」
元「そこから、粘って粘って……最後はダーティブルーまで出したじゃん? 孤軍奮闘の状態で。アレは驚異的な粘りだったと思うんだよね? まぁ、反則攻撃多かったけどね」
実況「確かに確かに、それは驚異的な粘りですねぇ?」
元「だから、ヤムチャ君と……バイソン君……この二人が頑張るって事は……やっぱり、リュウ君ケン君……サガット君バルログ君……この辺りも負けてはいられないよね?」
実況「確かに……そこには、兄弟子としてのプライドや、ナンバーツーとしての意地があったりますよねぇ?」
元「決して、今日の試合が頑張れてなかったってワケじゃないよ? ほら、空手軍団も、今日は三人掛かりの連携とか結構あったじゃない?」
実況「はいはいはい! ありましたありました!」
元「あぁいう事出来るようになったのって……やっぱり、さっき言った兄弟子としてのプライドとか、『負けてられない』って気持ちが働いたからだと思うんだよ?」
実況「なるほど!」
14: 名無しさん 2015/07/03(金) 23:38:44 ID:STVyI9qg
元「やっぱり、下の者が頑張るって事は……上の者はそれに負けないぐらい頑張らなきゃいけないって事だからね?」
実況「……なる程!」
元「上手く、活性剤になってきてるんじゃないかぁ? まだ、伸びるよ? 空手軍団はまだまだ伸びるっ! こんなもんじゃない!」
実況「活性剤の効果的面というワケですね! しかしですねぇ、元さん?」
元「はい、何でしょう?」
実況「それは……逆を言えば、シャドルーもまだまだ強くなっていくという事なのではないですかね?」
元「……ん?」
実況「ホラ、バイソンが悪事を働くのなら……俺だって、もっともっと悪事を犯してやるぜ! な~んて、サガットなんかも思う部分はあるんじゃないですかね?」
元「うん、そうだね」
実況「そうなっていくと……やはり、シャドルーも強くなっていく……そうなりませんかね?」
元「……うん、なっちゃうね」
実況「うぉ~いっ! 元さん、そりゃダメじゃないですか!?」
実況「……なる程!」
元「上手く、活性剤になってきてるんじゃないかぁ? まだ、伸びるよ? 空手軍団はまだまだ伸びるっ! こんなもんじゃない!」
実況「活性剤の効果的面というワケですね! しかしですねぇ、元さん?」
元「はい、何でしょう?」
実況「それは……逆を言えば、シャドルーもまだまだ強くなっていくという事なのではないですかね?」
元「……ん?」
実況「ホラ、バイソンが悪事を働くのなら……俺だって、もっともっと悪事を犯してやるぜ! な~んて、サガットなんかも思う部分はあるんじゃないですかね?」
元「うん、そうだね」
実況「そうなっていくと……やはり、シャドルーも強くなっていく……そうなりませんかね?」
元「……うん、なっちゃうね」
実況「うぉ~いっ! 元さん、そりゃダメじゃないですか!?」
15: 名無しさん 2015/07/03(金) 23:44:50 ID:STVyI9qg
元「そこはきっと、空手軍団がなんとかしてくれます……きっときっと……なんとかしてくれます……うんうん……」
実況「どうしたぁ!? 元っ!? どうしてそんなに投げやりなんだぁ!? 何を慌てているっ!?」
元「大丈夫、大丈夫……悪は必ず滅びるから……絶対に絶対に滅びるから……ヤムチャ君も言ってたじゃない、それは……」
実況「どうしたぁ!? 元!? しっかりしろぉ!」
元「今の所、勢いがあるのは空手軍団です、今日の試合……ほら、勢いあったじゃない? ねっ?」
実況「まぁ、この勢いを……続ける事が出来れば、例えシャドルーがどれだけ強くなろうと、問題はないっ! そういう事になりますね?」
元「そうそう。上手く纏めてくれたじゃない。やるねぇ」
実況「では、この勢いを続ける事が出来るように……これからの空手軍団も是非是非期待していきましょう!」
元「は~い」
実況「元さん、ありがとうございますっ! さぁ、残念ながらここらでお時間となってしまいましたっ! CMの後はメインイベントっ! メインイベントっ!」
実況「どうしたぁ!? 元っ!? どうしてそんなに投げやりなんだぁ!? 何を慌てているっ!?」
元「大丈夫、大丈夫……悪は必ず滅びるから……絶対に絶対に滅びるから……ヤムチャ君も言ってたじゃない、それは……」
実況「どうしたぁ!? 元!? しっかりしろぉ!」
元「今の所、勢いがあるのは空手軍団です、今日の試合……ほら、勢いあったじゃない? ねっ?」
実況「まぁ、この勢いを……続ける事が出来れば、例えシャドルーがどれだけ強くなろうと、問題はないっ! そういう事になりますね?」
元「そうそう。上手く纏めてくれたじゃない。やるねぇ」
実況「では、この勢いを続ける事が出来るように……これからの空手軍団も是非是非期待していきましょう!」
元「は~い」
実況「元さん、ありがとうございますっ! さぁ、残念ながらここらでお時間となってしまいましたっ! CMの後はメインイベントっ! メインイベントっ!」
42: 名無しさん 2015/07/04(土) 22:04:27 ID:0pJ0gLlA
ーーー
プーアル「リュウさん、ケンさん、ヤムチャ様っ! お疲れ様でしたっ!」
ヤムチャ「おうっ! プーアル、お疲れっ! どうだ、見ててくれたかっ!?」
プーアル「勿論、見てましたよ、ヤムチャ様っ! やったじゃないですか! ヤムチャ様、やれば出来るじゃないですかっ! これこそが、本当のヤムチャ様ですよ!」
ヤムチャ「そうだ、これこそが本当の俺だっ! これが本当の俺なんですよ、リュウさん、ケンさんっ!」
ケン「ハハハ、完全に図に乗ってやがる、コイツ」
リュウ「あぁ、全くだ。誰がお膳立てしてやったと思ってるんだこの野郎……」ゲラゲラ
ヤムチャ「あ、ありゃ……? そ、そこは勿論感謝してますよ……? 勿論、勿論……」
ケン「まぁ、今日の試合は良かったんじゃねぇか? ロレント達の騒動もあったが……なんとかなっただろ?」
リュウ「今日はマイクもトチんなかったしな。よくやったよ」
ヤムチャ「う、うっす……!」
プーアル「リュウさん、ケンさん、ヤムチャ様っ! お疲れ様でしたっ!」
ヤムチャ「おうっ! プーアル、お疲れっ! どうだ、見ててくれたかっ!?」
プーアル「勿論、見てましたよ、ヤムチャ様っ! やったじゃないですか! ヤムチャ様、やれば出来るじゃないですかっ! これこそが、本当のヤムチャ様ですよ!」
ヤムチャ「そうだ、これこそが本当の俺だっ! これが本当の俺なんですよ、リュウさん、ケンさんっ!」
ケン「ハハハ、完全に図に乗ってやがる、コイツ」
リュウ「あぁ、全くだ。誰がお膳立てしてやったと思ってるんだこの野郎……」ゲラゲラ
ヤムチャ「あ、ありゃ……? そ、そこは勿論感謝してますよ……? 勿論、勿論……」
ケン「まぁ、今日の試合は良かったんじゃねぇか? ロレント達の騒動もあったが……なんとかなっただろ?」
リュウ「今日はマイクもトチんなかったしな。よくやったよ」
ヤムチャ「う、うっす……!」
43: 名無しさん 2015/07/04(土) 22:14:37 ID:0pJ0gLlA
リュウ「次の試合……俺が勝つか、ケンが勝つか……それともお前が連続で勝つか……それは、わかんねぇが……」
ヤムチャ「……はい」
リュウ「俺達勝つ時は、お前が……お膳立て……お前が勝つ時は、俺達がお膳立て……」
ヤムチャ「はいっ……!」
リュウ「この流れを続けていこう……なっ……?」
ヤムチャ「うっすっ!」
リュウ「いやぁ、疲れた疲れた……それじゃあ、シャワー浴びてな……飲みに行くか、ケン?」
ケン「今日、お前も来るか? ヤムチャ?」
ヤムチャ「あっ、その事なんですけどね……?」
ヤムチャ「……はい」
リュウ「俺達勝つ時は、お前が……お膳立て……お前が勝つ時は、俺達がお膳立て……」
ヤムチャ「はいっ……!」
リュウ「この流れを続けていこう……なっ……?」
ヤムチャ「うっすっ!」
リュウ「いやぁ、疲れた疲れた……それじゃあ、シャワー浴びてな……飲みに行くか、ケン?」
ケン「今日、お前も来るか? ヤムチャ?」
ヤムチャ「あっ、その事なんですけどね……?」
44: 名無しさん 2015/07/04(土) 22:27:50 ID:0pJ0gLlA
リュウ「……どうした?」
ヤムチャ「いやぁ、俺……なんていうか……毎回、試合終わったらサガットさん達と飲んで……そこで反省会してるんですけど……ダンさんとかもいます……」
リュウ「まぁ、ダンさんはサガット達とよくつるんでるからな」
ヤムチャ「リュウさん達も……一緒に飲みません……?」
リュウ「……あぁ?」
ヤムチャ「一緒に……皆で……」
リュウ「俺が……?」
ヤムチャ「はい……楽しく……」
リュウ「サガット達と……?」
ヤムチャ「結構、サガットさん……寂しいみたいっすよ……? 『リュウさんと飲みたい』……なぁ~んて、結構言ってます」
ケン「……まぁ、なんだかんだで声掛けてくるわな。アイツは」
リュウ「……乙女か、アイツは。自分で言え、自分で」
ヤムチャ「いやぁ、俺……なんていうか……毎回、試合終わったらサガットさん達と飲んで……そこで反省会してるんですけど……ダンさんとかもいます……」
リュウ「まぁ、ダンさんはサガット達とよくつるんでるからな」
ヤムチャ「リュウさん達も……一緒に飲みません……?」
リュウ「……あぁ?」
ヤムチャ「一緒に……皆で……」
リュウ「俺が……?」
ヤムチャ「はい……楽しく……」
リュウ「サガット達と……?」
ヤムチャ「結構、サガットさん……寂しいみたいっすよ……? 『リュウさんと飲みたい』……なぁ~んて、結構言ってます」
ケン「……まぁ、なんだかんだで声掛けてくるわな。アイツは」
リュウ「……乙女か、アイツは。自分で言え、自分で」
45: 名無しさん 2015/07/04(土) 22:36:54 ID:0pJ0gLlA
リュウ「ベビーとヒールがさぁ……一緒に飲むってどうなんだよ、オイ……」
ヤムチャ「だって、俺はベビーだけど……一緒に飲んでますよ? 楽しく」
リュウ「今日は無理……今日は無理無理……だって、予約してるもん……」
ヤムチャ「じゃあ、次とかは……?」
リュウ「キープしてるボトルとかあるからね……? それを飲みきるのは、ほら……数日かかるよ……なっ……?」
ヤムチャ「じゃあ、それ飲みきったら……とかは……?」
リュウ「なんでさぁ……? なんで、お前そこまで誘ってくるの……?」
ヤムチャ「いや~、皆でねぇ……皆で楽しく飲むって……いいじゃないですか?」
リュウ「今更、アイツらと飲み会……? なぁ、ケン……?」
ケン「まぁまぁ、照れ臭い気持ちはよくわかる……俺も、なんか嫌……なんか嫌だ……」
ヤムチャ「そこの所を……なんとかっ……! ねっ……?」
ヤムチャ「だって、俺はベビーだけど……一緒に飲んでますよ? 楽しく」
リュウ「今日は無理……今日は無理無理……だって、予約してるもん……」
ヤムチャ「じゃあ、次とかは……?」
リュウ「キープしてるボトルとかあるからね……? それを飲みきるのは、ほら……数日かかるよ……なっ……?」
ヤムチャ「じゃあ、それ飲みきったら……とかは……?」
リュウ「なんでさぁ……? なんで、お前そこまで誘ってくるの……?」
ヤムチャ「いや~、皆でねぇ……皆で楽しく飲むって……いいじゃないですか?」
リュウ「今更、アイツらと飲み会……? なぁ、ケン……?」
ケン「まぁまぁ、照れ臭い気持ちはよくわかる……俺も、なんか嫌……なんか嫌だ……」
ヤムチャ「そこの所を……なんとかっ……! ねっ……?」
46: 名無しさん 2015/07/04(土) 22:41:16 ID:0pJ0gLlA
リュウ「引かねぇなぁ、オイ……わかったわかった……」
ヤムチャ「おっ……? 来てくれますか……?」
リュウ「近いうちに顔出すから……そういう風にアイツラに伝えておけ……なっ……?」
ヤムチャ「わっかりましたっ! サガットさん達に伝えておきますっ!」
リュウ「お前は、今日……そっち行くのか……?」
ヤムチャ「今日って言うか……まぁ、いつもです。日課みたいになってます」
リュウ「まぁまぁ、でもそうだよな……そうだよそうだよ……お前をシャドルーに取られてる……ってのは、ある意味問題だ問題……」
ヤムチャ「サガットさん達との反省会に、リュウさん達も加わってくれたら……俺、もう今より30倍ぐらい強くなれますから! 本当っす! コレ、本当っす!」
リュウ「はいはいはい、わかったわかった……じゃあ、近いうちに顔出します……必ず、顔出します……今日は……予約してるから無理だけどね……?」
ヤムチャ「近日中の御来店、お待ちしておりますっ! リュウさん、ケンさんっ!」ペコッ
リュウ「なんだ、その客引きは! じゃあ、まぁ……俺はシャワー浴びてくるから……なっ……?」
ケン「まぁ、俺も顔出してやるよ……バルログとバイソンおちょくりに行ってやる……明日も今日の調子でやれよ、ヤムチャ!?」
プーアル「リュウさん、ケンさん、お疲れ様でしたっ!」
ヤムチャ「リュウさん、ケンさん、お疲れ様でしたっ! 明日もやってやりますっ!」
ヤムチャ「おっ……? 来てくれますか……?」
リュウ「近いうちに顔出すから……そういう風にアイツラに伝えておけ……なっ……?」
ヤムチャ「わっかりましたっ! サガットさん達に伝えておきますっ!」
リュウ「お前は、今日……そっち行くのか……?」
ヤムチャ「今日って言うか……まぁ、いつもです。日課みたいになってます」
リュウ「まぁまぁ、でもそうだよな……そうだよそうだよ……お前をシャドルーに取られてる……ってのは、ある意味問題だ問題……」
ヤムチャ「サガットさん達との反省会に、リュウさん達も加わってくれたら……俺、もう今より30倍ぐらい強くなれますから! 本当っす! コレ、本当っす!」
リュウ「はいはいはい、わかったわかった……じゃあ、近いうちに顔出します……必ず、顔出します……今日は……予約してるから無理だけどね……?」
ヤムチャ「近日中の御来店、お待ちしておりますっ! リュウさん、ケンさんっ!」ペコッ
リュウ「なんだ、その客引きは! じゃあ、まぁ……俺はシャワー浴びてくるから……なっ……?」
ケン「まぁ、俺も顔出してやるよ……バルログとバイソンおちょくりに行ってやる……明日も今日の調子でやれよ、ヤムチャ!?」
プーアル「リュウさん、ケンさん、お疲れ様でしたっ!」
ヤムチャ「リュウさん、ケンさん、お疲れ様でしたっ! 明日もやってやりますっ!」
47: 名無しさん 2015/07/04(土) 22:59:31 ID:0pJ0gLlA
プーアル「今日は押しましたねぇ、ヤムチャ様」
ヤムチャ「今日、言わなかったら、次言う機会がいつ来るかわかんねぇだろ……俺の野生の勘だ……野生の勘だよ……」
プーアル「バッチリ冴えてますね! ヤムチャ様!」
ヤムチャ「やっぱり、仲良くなる事はいいよね……それが、きっと今日の試合にも出てたと思うっ! なっ、俺やっただろ? プーアル!?」
プーアル「えぇっ! やりましたよ! ヤムチャ様はやりましたっ! ヤムチャ様はやりましたっ! もうヤムチャ様は一人前のレスラーですっ!」
ヤムチャ「やめろよ、プーアル……? プーアルにまで褒められちゃったら、俺ますます図に乗っちゃうぜ?」
プーアル「今日試合は……僕は感無量でした……」
ヤムチャ「だから、やめろって……次もあるんだから……次はなんだ? 『プーアル? 俺はプロレス団体で次はどうするべきなんだ?』」
プーアル「僕が言う事はもうありません……次は、もうありませんよ……だってヤムチャ様はもう、立派なレスラーなんですから」
ヤムチャ「……なんだなんだ? 次はもうねぇのか? どうした、オイ」
ヤムチャ「今日、言わなかったら、次言う機会がいつ来るかわかんねぇだろ……俺の野生の勘だ……野生の勘だよ……」
プーアル「バッチリ冴えてますね! ヤムチャ様!」
ヤムチャ「やっぱり、仲良くなる事はいいよね……それが、きっと今日の試合にも出てたと思うっ! なっ、俺やっただろ? プーアル!?」
プーアル「えぇっ! やりましたよ! ヤムチャ様はやりましたっ! ヤムチャ様はやりましたっ! もうヤムチャ様は一人前のレスラーですっ!」
ヤムチャ「やめろよ、プーアル……? プーアルにまで褒められちゃったら、俺ますます図に乗っちゃうぜ?」
プーアル「今日試合は……僕は感無量でした……」
ヤムチャ「だから、やめろって……次もあるんだから……次はなんだ? 『プーアル? 俺はプロレス団体で次はどうするべきなんだ?』」
プーアル「僕が言う事はもうありません……次は、もうありませんよ……だってヤムチャ様はもう、立派なレスラーなんですから」
ヤムチャ「……なんだなんだ? 次はもうねぇのか? どうした、オイ」
51: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:07:45 ID:0pJ0gLlA
ーーレスラーとして、ようやく一人前になったヤムチャ
ーーバラバラだったそれぞれの想いが
ーーヤムチャの頑張りによって、ようやくに一つになり始めた
ーー頑張ったぞ、ヤムチャ! よくやったぞ、ヤムチャ!
ーーこの物語はこれにてお終いじゃが、お前の戦いはまだまだ続く!
ーー負けるなヤムチャ! 戦えヤムチャ! これからも、戦い続けるのだヤムチャ!
ーーバラバラだったそれぞれの想いが
ーーヤムチャの頑張りによって、ようやくに一つになり始めた
ーー頑張ったぞ、ヤムチャ! よくやったぞ、ヤムチャ!
ーーこの物語はこれにてお終いじゃが、お前の戦いはまだまだ続く!
ーー負けるなヤムチャ! 戦えヤムチャ! これからも、戦い続けるのだヤムチャ!
54: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:15:33 ID:0pJ0gLlA
さくら「ヤ~ムチャさん?」
キャミィ「お疲れ様です」
ヤムチャ「おっ、さくらちゃんにキャミィさん……お疲れ様っ! 今日の試合どうだったよ……? 俺、やったでしょ?」
さくら「ナーイスファイトっ! ヤムチャさんっ!」ダキッ
ヤムチャ「う、うおっ……!」
さくら「やるじゃないっすかっ! や~るじゃないっすか! ヤムチャさんっ!」
ヤムチャ「ちょっと、ちょっと、さくらちゃん……いきなり抱きついてくるだなんて……ちょっと、はしゃぎすぎじゃないかなぁ……? ねぇ……?」
プーアル「……内心、喜んでいる癖に」
ヤムチャ「……そこは黙ってましょう、プーアル君」
さくら「……ふんっ!」ガシッ
ヤムチャ「……ん?」
キャミィ「お疲れ様です」
ヤムチャ「おっ、さくらちゃんにキャミィさん……お疲れ様っ! 今日の試合どうだったよ……? 俺、やったでしょ?」
さくら「ナーイスファイトっ! ヤムチャさんっ!」ダキッ
ヤムチャ「う、うおっ……!」
さくら「やるじゃないっすかっ! や~るじゃないっすか! ヤムチャさんっ!」
ヤムチャ「ちょっと、ちょっと、さくらちゃん……いきなり抱きついてくるだなんて……ちょっと、はしゃぎすぎじゃないかなぁ……? ねぇ……?」
プーアル「……内心、喜んでいる癖に」
ヤムチャ「……そこは黙ってましょう、プーアル君」
さくら「……ふんっ!」ガシッ
ヤムチャ「……ん?」
55: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:23:10 ID:0pJ0gLlA
キャミィ「さぁ、決まりました。さくら選手のヘッドロック」
さくら「いい試合でしたよっ……! ロレントさん達も……ヤムチャさん達も……女子部の試合、完全に喰っちまうような、ねっ……!?」ググッ
ヤムチャ「いたいよいたいよ……ギブアップだよ、さくらちゃん……」
キャミィ「締め付けていきます。これは効いているのでしょうか、プーアルさん?」
プーアル「ヤムチャ様は内心喜んでます。効いていませんね」
さくら「明日は負けないぞっ! 明日は負けないからな、このやろこのやろ!」ポカポカ
ヤムチャ「なんで、皆、こういう激励の仕方なの……!? ケンさんも……さくらちゃんも……ねぇねぇ……!?」
キャミィ「ヘッドロックパンチです。どうでしょう、プーアルさん?」
プーアル「可愛らしいパンチですね。ヤムチャ様は喜んでいます」
さくら「とりゃとりゃ、そりゃそりゃ! いやぁ~、本当にいい試合でしたよ、ヤムチャさん!」ポカポカ
ヤムチャ「もうわかったから……わかったから、さくらちゃん……ほらほら……ザンギエフさん達の試合が始まっちゃうからさ……? 皆で見ようよ!」
さくら「いい試合でしたよっ……! ロレントさん達も……ヤムチャさん達も……女子部の試合、完全に喰っちまうような、ねっ……!?」ググッ
ヤムチャ「いたいよいたいよ……ギブアップだよ、さくらちゃん……」
キャミィ「締め付けていきます。これは効いているのでしょうか、プーアルさん?」
プーアル「ヤムチャ様は内心喜んでます。効いていませんね」
さくら「明日は負けないぞっ! 明日は負けないからな、このやろこのやろ!」ポカポカ
ヤムチャ「なんで、皆、こういう激励の仕方なの……!? ケンさんも……さくらちゃんも……ねぇねぇ……!?」
キャミィ「ヘッドロックパンチです。どうでしょう、プーアルさん?」
プーアル「可愛らしいパンチですね。ヤムチャ様は喜んでいます」
さくら「とりゃとりゃ、そりゃそりゃ! いやぁ~、本当にいい試合でしたよ、ヤムチャさん!」ポカポカ
ヤムチャ「もうわかったから……わかったから、さくらちゃん……ほらほら……ザンギエフさん達の試合が始まっちゃうからさ……? 皆で見ようよ!」
56: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:29:28 ID:0pJ0gLlA
ザンギエフー! ザンギエフー!
ザンギエフ「……」
実況「さぁ、今チャンピオンっ! 赤きサイクロンが入場しておりますっ!
サイコウノ、シアイヲ、ミセテクレー! ザンギエフー!
ザンギエフ(……当然だっ!)
実況「赤いマント身を包み……チャンピオンが入場っ! さぁ、今リングインっ! リングインだっ!」
オマエガ、ナンバーワンダ! ザンギエフー!
サガット(ファンの声援には全て応じるっ……! それがレスラーとしての義務っ! そして、最高の喜びっ!)
ザンギエフー! ザンギエフー!
ザンギエフ「最高の試合を見せてやるぞっ! うおおおおおっ!」ピキィ
ワー! ワーワー!
実況「雄叫びを挙げながらリング上でマントを脱ぎ去ったぁっ! チャンピオンのザンギエフっ! ザンギエフですっ! さぁ、ベガっ! 覚悟しろっ! チャンピオンのザンギエフの力を思い知らせてやるっ!」
ザンギエフ(……んっ?)
ザンギエフ「……」
実況「さぁ、今チャンピオンっ! 赤きサイクロンが入場しておりますっ!
サイコウノ、シアイヲ、ミセテクレー! ザンギエフー!
ザンギエフ(……当然だっ!)
実況「赤いマント身を包み……チャンピオンが入場っ! さぁ、今リングインっ! リングインだっ!」
オマエガ、ナンバーワンダ! ザンギエフー!
サガット(ファンの声援には全て応じるっ……! それがレスラーとしての義務っ! そして、最高の喜びっ!)
ザンギエフー! ザンギエフー!
ザンギエフ「最高の試合を見せてやるぞっ! うおおおおおっ!」ピキィ
ワー! ワーワー!
実況「雄叫びを挙げながらリング上でマントを脱ぎ去ったぁっ! チャンピオンのザンギエフっ! ザンギエフですっ! さぁ、ベガっ! 覚悟しろっ! チャンピオンのザンギエフの力を思い知らせてやるっ!」
ザンギエフ(……んっ?)
59: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:33:43 ID:0pJ0gLlA
ーーおや?
.
60: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:37:11 ID:0pJ0gLlA
そしてーー
サガット「よ~し、お疲れ様っ! 反省会だっ!」
バルログ「今日はいい試合でしたねぇ、良かった良かった……」
バイソン「マイクもバッチリ決めたなぁ! ヤムチャ君!」
ヤムチャ「皆さんのおかげですよ、本当に……あっ、そうそう……一つお知らせがあるんですよ?」
ダン「……なんだなんだ、どうした? 結婚か?」
サガット「おめでとう、ヤムチャ君」パチパチ
バルログ「おめでとうございます」パチパチ
バイソン「いい家庭築けよっ!」パチパチ
ヤムチャ「……結婚違う。違う違う」
さくら「本当、この人達はす~ぐ、話を脱線させるんすから……ねぇ、キャミィさん……?」
キャミィ「もう慣れましたよ。私はこの感じ、好きですよ?」クスクス
サガット「よ~し、お疲れ様っ! 反省会だっ!」
バルログ「今日はいい試合でしたねぇ、良かった良かった……」
バイソン「マイクもバッチリ決めたなぁ! ヤムチャ君!」
ヤムチャ「皆さんのおかげですよ、本当に……あっ、そうそう……一つお知らせがあるんですよ?」
ダン「……なんだなんだ、どうした? 結婚か?」
サガット「おめでとう、ヤムチャ君」パチパチ
バルログ「おめでとうございます」パチパチ
バイソン「いい家庭築けよっ!」パチパチ
ヤムチャ「……結婚違う。違う違う」
さくら「本当、この人達はす~ぐ、話を脱線させるんすから……ねぇ、キャミィさん……?」
キャミィ「もう慣れましたよ。私はこの感じ、好きですよ?」クスクス
62: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:41:42 ID:0pJ0gLlA
ヤムチャ「話を戻しますよ……? リュウさんとケンさんが、近いうちにこの飲み会に参加してくれるそうです」
バイソン「へぇ~、リュウとケンが……!? こっちに来るのか? ヤムチャ君が誘ったのか?」
ヤムチャ「多少、サガットさんのせいにした部分もありましたけどね……まぁ、誘ってみました。そしたら、今度来てくれるそうです」
サガット「そういう事なら、いくらでも俺のせいにしてくれても構わん。そうかそうか、よかったよかった……リュウとケンも来てくれるのか……」
バルログ「今日の試合のいい流れのまま……誘ってみた……って感じですかね?」
ヤムチャ「皆さんのおかげですよ……いい試合をやればね……プライベートの方も上手くいくんですね。本当、皆さんのおかげです」
ダン「今日の試合は……お前、頑張ったじゃねぇか……ザンギエフも評価してると思うぜ? いや~、本当よくやった!」
ヤムチャ「うっすっ! ありがとうございますっ! 今日は絶対に絶対、評価されてますよ! 俺だって自信ありますもん! 自画自賛です!」
バイソン「へぇ~、リュウとケンが……!? こっちに来るのか? ヤムチャ君が誘ったのか?」
ヤムチャ「多少、サガットさんのせいにした部分もありましたけどね……まぁ、誘ってみました。そしたら、今度来てくれるそうです」
サガット「そういう事なら、いくらでも俺のせいにしてくれても構わん。そうかそうか、よかったよかった……リュウとケンも来てくれるのか……」
バルログ「今日の試合のいい流れのまま……誘ってみた……って感じですかね?」
ヤムチャ「皆さんのおかげですよ……いい試合をやればね……プライベートの方も上手くいくんですね。本当、皆さんのおかげです」
ダン「今日の試合は……お前、頑張ったじゃねぇか……ザンギエフも評価してると思うぜ? いや~、本当よくやった!」
ヤムチャ「うっすっ! ありがとうございますっ! 今日は絶対に絶対、評価されてますよ! 俺だって自信ありますもん! 自画自賛です!」
64: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:46:42 ID:0pJ0gLlA
ベガ「お疲れ様でした」
ザンギエフ「……あぁ」
ベガ「暫く、ベルトは私が預かっておきます。その間に、ゆっくりと身体を休めて下さい……」
ザンギエフ「……ロレントとソドムもやってくれた。これで、タッグ戦線も盛り上がる」
ベガ「えぇ、いいヒールターンです。バッチリハマりましたね」
ザンギエフ「……ヤムチャも活性剤になっている。空手軍団とシャドルーの抗争もこれからだ」
ベガ「ここから、どんどん上に上がってもらいましょう」
ザンギエフ「俺が、いなくても……きっと、安心だ……」
ベガ「……えっ?」
ザンギエフ「……あぁ」
ベガ「暫く、ベルトは私が預かっておきます。その間に、ゆっくりと身体を休めて下さい……」
ザンギエフ「……ロレントとソドムもやってくれた。これで、タッグ戦線も盛り上がる」
ベガ「えぇ、いいヒールターンです。バッチリハマりましたね」
ザンギエフ「……ヤムチャも活性剤になっている。空手軍団とシャドルーの抗争もこれからだ」
ベガ「ここから、どんどん上に上がってもらいましょう」
ザンギエフ「俺が、いなくても……きっと、安心だ……」
ベガ「……えっ?」
65: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:50:23 ID:0pJ0gLlA
ザンギエフ「……ベガ」クラッ
ベガ「……ザンギエフ?」
ザンギエフ「お前の言う通りだった……お前の言う通りだったよ……どうやら俺は無茶をしすぎたようだ……」クラクラ
ベガ「ザンギエフ……? 何を言っている……ザンギエフ……?」
ザンギエフ「今回……長めに……預ける……お前が……守ってくれ……」フラッ
ベガ「……おい」
ザンギエフ「俺達の意地を……俺達世代の想いを……お前が……ううっ……ああっ……」バタッ
ベガ「……ザンギエフっ!?」
ベガ「……ザンギエフ?」
ザンギエフ「お前の言う通りだった……お前の言う通りだったよ……どうやら俺は無茶をしすぎたようだ……」クラクラ
ベガ「ザンギエフ……? 何を言っている……ザンギエフ……?」
ザンギエフ「今回……長めに……預ける……お前が……守ってくれ……」フラッ
ベガ「……おい」
ザンギエフ「俺達の意地を……俺達世代の想いを……お前が……ううっ……ああっ……」バタッ
ベガ「……ザンギエフっ!?」
66: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:54:05 ID:0pJ0gLlA
ベガ「おいっ! おいっ……! 何を言っているんだ、お前はっ……! しっかりしろ、ザンギエフっ!」
ザンギエフ「……」
ベガ「立てっ! 立つんだ、ザンギエフっ! しっかりしろっ! 立て、ザンギエフっ!」
ザンギエフ「……」
ベガ「俺達の戦いはまだ続いているんだろっ! お前にも、意地があるんだろっ! オイっ! オイっ!」
ザンギエフ「……」
ベガ「バ、バカなっ……! ザンギエフ……こんな所で……こんな形でっ……!」
ザンギエフ「……」
ベガ「……く、くそぉ!」ギリギリ
ザンギエフ「……」
ベガ「ちくしょうっ……! おいっ! おいっ! 誰かいないのかぁ! 誰かぁ! 救急車を呼べぇっ! ザンギエフが……ザンギエフが倒れたぞっ!」
ザンギエフ「……」
ベガ「立てっ! 立つんだ、ザンギエフっ! しっかりしろっ! 立て、ザンギエフっ!」
ザンギエフ「……」
ベガ「俺達の戦いはまだ続いているんだろっ! お前にも、意地があるんだろっ! オイっ! オイっ!」
ザンギエフ「……」
ベガ「バ、バカなっ……! ザンギエフ……こんな所で……こんな形でっ……!」
ザンギエフ「……」
ベガ「……く、くそぉ!」ギリギリ
ザンギエフ「……」
ベガ「ちくしょうっ……! おいっ! おいっ! 誰かいないのかぁ! 誰かぁ! 救急車を呼べぇっ! ザンギエフが……ザンギエフが倒れたぞっ!」
67: 名無しさん 2015/07/04(土) 23:57:08 ID:0pJ0gLlA
ーーおやおや、なんて事じゃ……あぁ、なんて事じゃ……
ーー折角上手くいってきたと言うのに……またトラブルが起きてしまったわ……
ーーこりゃ、大変じゃ……なぁ、大変じゃのう? バブルス?
ーーウホッ
ーーどうやら、ヤムチャの苦悩は……もうちっとだけ続くようじゃ
ーー折角上手くいってきたと言うのに……またトラブルが起きてしまったわ……
ーーこりゃ、大変じゃ……なぁ、大変じゃのう? バブルス?
ーーウホッ
ーーどうやら、ヤムチャの苦悩は……もうちっとだけ続くようじゃ
99: 名無しさん 2015/07/05(日) 22:01:47 ID:l8SFh11w
ーーー
ヤムチャ「そういやダンさん、断空脚……どうでしたか!?」
ダン「……んあ?」
キャミィ「断空脚……って、ヤムチャさんが言ってた新技ですよねぇ?」
サガット「そうそう。あの蹴りのな……あの技はダンさんから譲り受けて改良した技なんだよ」
ヤムチャ「俺、バッチリ決めたでしょう!? ねぇ、どうでしたか、ダンさん!?」
プーアル「ヤムチャ様、そういう事はね……僕、自分から聞く事じゃないと思います」
ヤムチャ「だって……ダンさん、何も言ってくれないもん……ねぇ……?」
ダン「うるせぇ、馬鹿野郎っ! おめぇはなぁ……ちょっと調子乗り過ぎなんだよ、この野郎……お前には、そういう所あるぞ?」
ヤムチャ「あるって言っちゃ、ありますけど……今日ぐらいはいいんじゃないですかねぇ……?」
ヤムチャ「そういやダンさん、断空脚……どうでしたか!?」
ダン「……んあ?」
キャミィ「断空脚……って、ヤムチャさんが言ってた新技ですよねぇ?」
サガット「そうそう。あの蹴りのな……あの技はダンさんから譲り受けて改良した技なんだよ」
ヤムチャ「俺、バッチリ決めたでしょう!? ねぇ、どうでしたか、ダンさん!?」
プーアル「ヤムチャ様、そういう事はね……僕、自分から聞く事じゃないと思います」
ヤムチャ「だって……ダンさん、何も言ってくれないもん……ねぇ……?」
ダン「うるせぇ、馬鹿野郎っ! おめぇはなぁ……ちょっと調子乗り過ぎなんだよ、この野郎……お前には、そういう所あるぞ?」
ヤムチャ「あるって言っちゃ、ありますけど……今日ぐらいはいいんじゃないですかねぇ……?」
100: 名無しさん 2015/07/05(日) 22:11:38 ID:l8SFh11w
ダン「い~んや、ダメだ……おめぇ、試合の最後……一番、最後な……?」ニヤニヤ
ヤムチャ「……ん?」
ダン「俺の事『レフェリー』じゃなくて、『ダンさん』って呼んだだろ? お前?」
ヤムチャ「えっ、言ってませんよ……? 俺、試合中は……ちゃんとダンさんの事はレフェリーって言ってますよ?」
ダン「いや、言ってた! 『ダンさん』って……言ってた言ってた……俺、聞いたもん」
ヤムチャ「……嘘だぁ」
ダン「テンション上がり過ぎなんだよ、この野郎。へへ、そういう所がお前はまだまだなんだよ……」
ヤムチャ「……記憶にねぇけどなぁ」
ダン「断空脚は……まぁ、良くやった。褒めてやるよ。よくぞ、やった……ただ、そういう所も気をつけていかねぇとな……へへへ……」
ヤムチャ「……チェッ、厳しいなぁダンさんは」
バイソン「ニャハハハ、まるで姑だなぁ。ダンさんは」
バルログ「度が過ぎた照れ隠しは可愛くありませんよ? ダンさん」
ヤムチャ「……ん?」
ダン「俺の事『レフェリー』じゃなくて、『ダンさん』って呼んだだろ? お前?」
ヤムチャ「えっ、言ってませんよ……? 俺、試合中は……ちゃんとダンさんの事はレフェリーって言ってますよ?」
ダン「いや、言ってた! 『ダンさん』って……言ってた言ってた……俺、聞いたもん」
ヤムチャ「……嘘だぁ」
ダン「テンション上がり過ぎなんだよ、この野郎。へへ、そういう所がお前はまだまだなんだよ……」
ヤムチャ「……記憶にねぇけどなぁ」
ダン「断空脚は……まぁ、良くやった。褒めてやるよ。よくぞ、やった……ただ、そういう所も気をつけていかねぇとな……へへへ……」
ヤムチャ「……チェッ、厳しいなぁダンさんは」
バイソン「ニャハハハ、まるで姑だなぁ。ダンさんは」
バルログ「度が過ぎた照れ隠しは可愛くありませんよ? ダンさん」
102: 名無しさん 2015/07/05(日) 22:22:59 ID:l8SFh11w
ダン「違ぇよっ! これは指導だってのっ! 勘違いするなよ馬鹿野郎っ!」
バイソン「はいはい、わかったわかった……そういう事にしておいてやりますよ……」
ダン「お前ら、リング上でもプライベートでもちょっと俺の扱い悪いんじゃねぇか? 敬意を払えっ! この俺様に敬意を払えっ!」
バルログ「敬意は勿論、払ってますって……ダンさんの事は尊敬してますから……」
ダン「だったら、態度で示してみろってのっ! ほ~れ、ダンさんのグラスが空だぞ……? こういう時はどうすんだ? あぁ、どうすんだコラっ!?」
プーアル「あっ、申し訳ありません……ダンさん、注ぎますね……?」
ダン「いんや、ここはサガットにやらせようっ! サガットにやらせよう!」
サガット「……自分ですか?」
ダン「だって、お前が一番口悪いんだもの、リング上では!」
サガット「まぁ、そうですね。いつも申し訳ありませんね……注ぎます……自分が注ぎます……」
さくら「この人は、本当師匠らしくありませんよねぇ……? ヤムチャさん……?」
ヤムチャ「いやいや、そんな事ないよ……俺の立派な師匠ですよ……」
さくら「ヤムチャさん、ちょ~っとお人好しすぎませんかねぇ……? んっ……? あっ、ごめんなさい、電話だ……」
ヤムチャ「あっ、は~い。どうぞどうぞ~」
バイソン「はいはい、わかったわかった……そういう事にしておいてやりますよ……」
ダン「お前ら、リング上でもプライベートでもちょっと俺の扱い悪いんじゃねぇか? 敬意を払えっ! この俺様に敬意を払えっ!」
バルログ「敬意は勿論、払ってますって……ダンさんの事は尊敬してますから……」
ダン「だったら、態度で示してみろってのっ! ほ~れ、ダンさんのグラスが空だぞ……? こういう時はどうすんだ? あぁ、どうすんだコラっ!?」
プーアル「あっ、申し訳ありません……ダンさん、注ぎますね……?」
ダン「いんや、ここはサガットにやらせようっ! サガットにやらせよう!」
サガット「……自分ですか?」
ダン「だって、お前が一番口悪いんだもの、リング上では!」
サガット「まぁ、そうですね。いつも申し訳ありませんね……注ぎます……自分が注ぎます……」
さくら「この人は、本当師匠らしくありませんよねぇ……? ヤムチャさん……?」
ヤムチャ「いやいや、そんな事ないよ……俺の立派な師匠ですよ……」
さくら「ヤムチャさん、ちょ~っとお人好しすぎませんかねぇ……? んっ……? あっ、ごめんなさい、電話だ……」
ヤムチャ「あっ、は~い。どうぞどうぞ~」
103: 名無しさん 2015/07/05(日) 22:30:29 ID:l8SFh11w
ダン「だからな……? リング上ではともかく……プライベートではちゃんと俺の言う事を聞こう……ちゃんとな……? 俺のカラオケも……しっかり、聞こうよ? なっ?」
バルログ「だから、カラオケは別ですって、ダンさん!」
ダン「……なんで?」
さくら「……あっ、はい。ベガさん、お疲れ様っす。さくらっす」
バイソン「まだ、わかんねぇのか、おめえはよぉ!?」
ダン「わかんねぇのは、おめぇらだ! この野郎っ!」
サガット「ハハハ、やめよう……もう、やめよう……反省会が進まないから……進まないからさぁ……?」
さくら「……えぇっ!?」
ヤムチャ「……ん?」
バルログ「だから、カラオケは別ですって、ダンさん!」
ダン「……なんで?」
さくら「……あっ、はい。ベガさん、お疲れ様っす。さくらっす」
バイソン「まだ、わかんねぇのか、おめえはよぉ!?」
ダン「わかんねぇのは、おめぇらだ! この野郎っ!」
サガット「ハハハ、やめよう……もう、やめよう……反省会が進まないから……進まないからさぁ……?」
さくら「……えぇっ!?」
ヤムチャ「……ん?」
105: 名無しさん 2015/07/05(日) 22:40:34 ID:l8SFh11w
さくら「はい、はい……わかりました……それで、今……? はい、わかりました。すぐ向かいます……はい……」
サガット「……ん?」
ダン「あぁ……? なんだ、なんだ……?」
さくら「はい。わかりました。はい……はい……失礼します……」
バルログ「……何か、あったんですかねぇ?」
バイソン「……何だろうね?」
さくら「あっ、皆さん……すいません……ちょっと、今日……これで、自分は抜けさせてもらいます……なんか、急にね……? 申し訳ないっす……」
キャミィ「何か、あったんですか……? さくらさん?」
ヤムチャ「さくらちゃん……どうしたの……?」
サガット「……ん?」
ダン「あぁ……? なんだ、なんだ……?」
さくら「はい。わかりました。はい……はい……失礼します……」
バルログ「……何か、あったんですかねぇ?」
バイソン「……何だろうね?」
さくら「あっ、皆さん……すいません……ちょっと、今日……これで、自分は抜けさせてもらいます……なんか、急にね……? 申し訳ないっす……」
キャミィ「何か、あったんですか……? さくらさん?」
ヤムチャ「さくらちゃん……どうしたの……?」
107: 名無しさん 2015/07/05(日) 22:49:36 ID:l8SFh11w
さくら「ザンギエフさんが……その……あの……えっとね……」
サガット「……ザンギエフさんが?」
ダン「……どうした?」
さくら「う~んんんんっ……! ザンギエフが、倒れました。多分、首っす」
バルログ「……えぇっ!?」
バイソン「マジか!?」
さくら「それで……その電話が……今、ベガさんから来て……自分、今からちょっと病院行ってきます」
ヤムチャ「おいおいおい……ちょっと待てよ、ちょっと待ってよ……」
キャミィ「だ、大丈夫なんですか……? 私も行きましょうか……?」
サガット「……ザンギエフさんが?」
ダン「……どうした?」
さくら「う~んんんんっ……! ザンギエフが、倒れました。多分、首っす」
バルログ「……えぇっ!?」
バイソン「マジか!?」
さくら「それで……その電話が……今、ベガさんから来て……自分、今からちょっと病院行ってきます」
ヤムチャ「おいおいおい……ちょっと待てよ、ちょっと待ってよ……」
キャミィ「だ、大丈夫なんですか……? 私も行きましょうか……?」
110: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:00:25 ID:l8SFh11w
サガット「……俺も行こう」ガタッ
バルログ「バイソン、タクシーの手配をしなさい。さくらさん、病院は何処なんですか……?」ガタッ
バイソン「オーケーオーケー。任せろっ!」ガタッ
ヤムチャ「あっ、俺も行きます……!」ガタッ
さくら「いやっ……! あ、あのっ……! 皆さんは、多分大丈夫っす……! 大丈夫っす……! あの、えっとね……え~っとね……え~っとね……皆さんは、ここで飲んでて下さい……」アセアセ
ダン「……さ~く~ら。おい、さ~く~ら」
さくら「あっ……! は、はいっ……! な、何っすか……ダンさん……?」
ダン「ちったぁ、落ち着け……馬鹿野郎……ザンギエフはくたばんねぇから、そう簡単にはくたばんねぇから……なっ……?」
バルログ「バイソン、タクシーの手配をしなさい。さくらさん、病院は何処なんですか……?」ガタッ
バイソン「オーケーオーケー。任せろっ!」ガタッ
ヤムチャ「あっ、俺も行きます……!」ガタッ
さくら「いやっ……! あ、あのっ……! 皆さんは、多分大丈夫っす……! 大丈夫っす……! あの、えっとね……え~っとね……え~っとね……皆さんは、ここで飲んでて下さい……」アセアセ
ダン「……さ~く~ら。おい、さ~く~ら」
さくら「あっ……! は、はいっ……! な、何っすか……ダンさん……?」
ダン「ちったぁ、落ち着け……馬鹿野郎……ザンギエフはくたばんねぇから、そう簡単にはくたばんねぇから……なっ……?」
112: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:08:36 ID:l8SFh11w
ダン「こんな状況で、飲んでたって……そっちが気になって、酒が進まねぇっての……なっ……?」
さくら「あっ、はい……」
ダン「だから、ベガが呼び出したって事は……まぁまぁ、これからの事を含めて……って、事だろ……? 多分、そうだろ……?」
さくら「はい……はいっ……!」
ダン「だったら、こいつらも同席しててもいいだろ。今は、アイディアマンが一人でも多く必要だ。話がデカけりゃ、デカい程……尚更な……?」
さくら「はい……ダンさん、すいません……」
ダン「行ってこい行ってこい……俺も、後で合流するから……で、病院何処なの……?」
さくら「え~っと……◯×病院っす……」
ダン「はいはいはい……あそこの院長、五月蝿い人だから……お前らあまり騒ぐんじゃねぇぞ?」
さくら「あっ、はい……」
ダン「だから、ベガが呼び出したって事は……まぁまぁ、これからの事を含めて……って、事だろ……? 多分、そうだろ……?」
さくら「はい……はいっ……!」
ダン「だったら、こいつらも同席しててもいいだろ。今は、アイディアマンが一人でも多く必要だ。話がデカけりゃ、デカい程……尚更な……?」
さくら「はい……ダンさん、すいません……」
ダン「行ってこい行ってこい……俺も、後で合流するから……で、病院何処なの……?」
さくら「え~っと……◯×病院っす……」
ダン「はいはいはい……あそこの院長、五月蝿い人だから……お前らあまり騒ぐんじゃねぇぞ?」
114: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:16:38 ID:l8SFh11w
バイソン「さくらちゃん、タクシー後、10分ぐらいだってよ! 10分ぐらいっ!」
さくら「あ~、バイソンさんっ……! ありがとうございますっ……!」
バルログ「10分……なんか、歯痒いですねぇ……?」
キャミィ「……はい」
サガット「皆、落ち着こう……とりあえず、落ち着こう……なっ……?」
ヤムチャ「おいおいおい、プーアル……なんか大変な事になってるよな……? な、なぁ……?」
プーアル「は、はいっ……!」
ダン「えぇ~っと、ジミーとダルシムに連絡して……元さん……は、明日でいいか……えっとえっと……」ポチポチ
さくら「あ~、バイソンさんっ……! ありがとうございますっ……!」
バルログ「10分……なんか、歯痒いですねぇ……?」
キャミィ「……はい」
サガット「皆、落ち着こう……とりあえず、落ち着こう……なっ……?」
ヤムチャ「おいおいおい、プーアル……なんか大変な事になってるよな……? な、なぁ……?」
プーアル「は、はいっ……!」
ダン「えぇ~っと、ジミーとダルシムに連絡して……元さん……は、明日でいいか……えっとえっと……」ポチポチ
115: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:22:22 ID:l8SFh11w
病院ーー
さくら「……ベガさんっ!」
ベガ「病院では、騒ぐな……さくら……」
さくら「あっ、すいませんっす……」
ベガ「というか……」
サガット「お疲れ様です」
バルログ「今、どういう状況なんですか……?」
バイソン「やっぱ、首っすか……?」
ベガ「お前らも、来たのか……? それに……」
キャミィ「……」
ヤムチャ「ど、どうなってるんですか……? 今……?」
プーアル「ザンギエフさんは……大丈夫なんですか……?」
ベガ「キャミィ君に……ヤムチャ君に……プーアル君まで……なんだなんだ、思ったより、大事になってしまったな……」
さくら「……ベガさんっ!」
ベガ「病院では、騒ぐな……さくら……」
さくら「あっ、すいませんっす……」
ベガ「というか……」
サガット「お疲れ様です」
バルログ「今、どういう状況なんですか……?」
バイソン「やっぱ、首っすか……?」
ベガ「お前らも、来たのか……? それに……」
キャミィ「……」
ヤムチャ「ど、どうなってるんですか……? 今……?」
プーアル「ザンギエフさんは……大丈夫なんですか……?」
ベガ「キャミィ君に……ヤムチャ君に……プーアル君まで……なんだなんだ、思ったより、大事になってしまったな……」
116: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:28:16 ID:l8SFh11w
サガット「たまたま、このメンバーで飲んでいまして……話を聞いてしまいまして……今に至ると、いうワケです……」
ベガ「そうか……ほ~う……」
サガット「今、ダンさんが……ジミーさんと、ダルシムさんに連絡している状況です……」
ベガ「あぁ、そうだな……ジミー君と、ダルシム君にも連絡しておかんといかんな……そうかそうか……ありがたいありがたい……」
サガット「それで……」
ベガ「……お前、今日やけにお洒落だなぁ? どうしたんだ、サガット?」
サガット「えっ……? あ~、これですか……? いや、これは買ったんですよ……ベガ様と同じ店ですよ……?」
ベガ「あ~、あそこか……はいはいはい……結構しただろ? いくらだ、それ?」
さくら「あの……ベガさん……? ザンギエフさんの容態は……?」
ベガ「大事にしすぎだ、さくら……大事に……全く……」
さくら「す、すんませんっす……」
ベガ「ちょっと、場所移すか……? いくらなんでも病院内で……このメンバーじゃなぁ……? 外、行こう……外……」
ベガ「そうか……ほ~う……」
サガット「今、ダンさんが……ジミーさんと、ダルシムさんに連絡している状況です……」
ベガ「あぁ、そうだな……ジミー君と、ダルシム君にも連絡しておかんといかんな……そうかそうか……ありがたいありがたい……」
サガット「それで……」
ベガ「……お前、今日やけにお洒落だなぁ? どうしたんだ、サガット?」
サガット「えっ……? あ~、これですか……? いや、これは買ったんですよ……ベガ様と同じ店ですよ……?」
ベガ「あ~、あそこか……はいはいはい……結構しただろ? いくらだ、それ?」
さくら「あの……ベガさん……? ザンギエフさんの容態は……?」
ベガ「大事にしすぎだ、さくら……大事に……全く……」
さくら「す、すんませんっす……」
ベガ「ちょっと、場所移すか……? いくらなんでも病院内で……このメンバーじゃなぁ……? 外、行こう……外……」
117: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:35:22 ID:l8SFh11w
ーーー
ベガ「命には別状はない……その点に関しては、非常によかった……よかったよ……」
さくら「……ふぅ、安心しましたよ」
ベガ「今日の一戦で……因縁に決着がついたと思ったが……やはり、赤きサイクロン……しぶといな……実にしぶといよ……」
サガット「……万が一の自体がなくて、安心しましたよ」
ベガ「だが、暫くは持ち越しだ……まぁ、一年後って所だな……再戦は……」
バルログ「一年……ですか……?」
ベガ「長期離脱っ……! 一年っ……! すまんっ……!」ペコッ
バイソン「いやいやいや……ベガ様が……そんな……頭上げて下さいよ……」
ベガ「命には別状はない……その点に関しては、非常によかった……よかったよ……」
さくら「……ふぅ、安心しましたよ」
ベガ「今日の一戦で……因縁に決着がついたと思ったが……やはり、赤きサイクロン……しぶといな……実にしぶといよ……」
サガット「……万が一の自体がなくて、安心しましたよ」
ベガ「だが、暫くは持ち越しだ……まぁ、一年後って所だな……再戦は……」
バルログ「一年……ですか……?」
ベガ「長期離脱っ……! 一年っ……! すまんっ……!」ペコッ
バイソン「いやいやいや……ベガ様が……そんな……頭上げて下さいよ……」
119: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:40:47 ID:l8SFh11w
ベガ「予兆はあった……傾向はあった……医者にも叱られたよ、フハハ……」
さくら「……」
ベガ「無茶をさせすぎた、私の責任だ……申し訳ない……」
サガット「いや……あのっ……」
ベガ「これから、一年……どうしていくかを……さくらと、考える予定だったが……」
キャミィ「……ベガさん」
ベガ「んっ……? どうした……?」
キャミィ「決心つきました。私、シャドルー入隊します。入隊させて下さい」
ベガ「……キャミィ君」
キャミィ「これから一年間……私が、頑張ります。だから、私をシャドルーに入隊させて下さい」
さくら「……」
ベガ「無茶をさせすぎた、私の責任だ……申し訳ない……」
サガット「いや……あのっ……」
ベガ「これから、一年……どうしていくかを……さくらと、考える予定だったが……」
キャミィ「……ベガさん」
ベガ「んっ……? どうした……?」
キャミィ「決心つきました。私、シャドルー入隊します。入隊させて下さい」
ベガ「……キャミィ君」
キャミィ「これから一年間……私が、頑張ります。だから、私をシャドルーに入隊させて下さい」
121: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:44:30 ID:l8SFh11w
ベガ「ありがたいお言葉だ……感謝するよ、キャミィ君……」
キャミィ「当然の事です」
ベガ「いやぁ、実はだなぁ……この団体から……抜けられてしまうんじゃないかという心配も……少し、あったんだよ……そういう風に言ってくれてありがたいよ……」
キャミィ「私は皆さんが好きですから。自分に出来る事はやりますよ」
ベガ「ただなぁ、うん……ザンギエフが抜けて……今はベビーが足りなくなるかもしれない状況なんだ……ロレント君達もヒールターンしたばかりだしな……?」
サガット「戻すなら……今ですけど……ちょっと、彼らは強烈でしたからね……」
ベガ「キャミィ君の気持ちは、非常にありがたい……ありがたいが……ちょっと、考えさせてくれ……申し訳ない……結論はすぐには出す……」
ヤムチャ「じゃ、じゃあ……あの……ベガさんっ……!」
ベガ「……んっ?」
キャミィ「当然の事です」
ベガ「いやぁ、実はだなぁ……この団体から……抜けられてしまうんじゃないかという心配も……少し、あったんだよ……そういう風に言ってくれてありがたいよ……」
キャミィ「私は皆さんが好きですから。自分に出来る事はやりますよ」
ベガ「ただなぁ、うん……ザンギエフが抜けて……今はベビーが足りなくなるかもしれない状況なんだ……ロレント君達もヒールターンしたばかりだしな……?」
サガット「戻すなら……今ですけど……ちょっと、彼らは強烈でしたからね……」
ベガ「キャミィ君の気持ちは、非常にありがたい……ありがたいが……ちょっと、考えさせてくれ……申し訳ない……結論はすぐには出す……」
ヤムチャ「じゃ、じゃあ……あの……ベガさんっ……!」
ベガ「……んっ?」
122: 名無しさん 2015/07/05(日) 23:48:49 ID:l8SFh11w
ヤムチャ「ほら、この中のベビーって……俺じゃないですか? 俺は完全なベビーやってるじゃないですか?」
ベガ「……そうだな」
ヤムチャ「俺、使って……上手く盛り上げて下さいよ! 俺……負けますよ? 勝ってもいいし……負けてもいいし……? ねっ……?」
ベガ「……フハハハ」
ヤムチャ「あ、あれ……? 俺、何か……間違った事、言いましたかね……?」
ベガ「いや、何も間違っていない……間違っていないよ、ヤムチャ君は……」
ヤムチャ「……そ、そうっすよね」
ベガ「いい選手に恵まれたものだ……これだけの状況だと言うのに……恵まれてるよ……なぁ、さくら? 大丈夫だよな……? きっと……」
さくら「ううっ……は、はいっ……!」グスッ
ベガ「……そうだな」
ヤムチャ「俺、使って……上手く盛り上げて下さいよ! 俺……負けますよ? 勝ってもいいし……負けてもいいし……? ねっ……?」
ベガ「……フハハハ」
ヤムチャ「あ、あれ……? 俺、何か……間違った事、言いましたかね……?」
ベガ「いや、何も間違っていない……間違っていないよ、ヤムチャ君は……」
ヤムチャ「……そ、そうっすよね」
ベガ「いい選手に恵まれたものだ……これだけの状況だと言うのに……恵まれてるよ……なぁ、さくら? 大丈夫だよな……? きっと……」
さくら「ううっ……は、はいっ……!」グスッ
153: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:07:23 ID:18Jk6WxE
ベガ「お前達がいれば、きっと大丈夫だろう……あぁ、きっと大丈夫だ。間違いない……」
サガット「……自分も、できる限りの事は、なんでもします」
ベガ「自分で自分自身の身体を傷つけ……そして、倒れて……周りの人間に迷惑をかける……バカな話に聞こえるかもしれんが……これも、奴のプロレスだ……このリスクを抱えた上で、奴は戦っていた……」
バルログ「……迷惑だなんて、いえいえ」
ベガ「だが、どんなにやられても、必ず立ち上がるのが……プロレス……ファンの声援、期待に応えるのが……プロレス……奴の口癖だ……」
バイソン「……はい」
ベガ「奴がここで終わる事など……ファンは誰も望んでいないさ……だから、奴はその期待に応える為……必ず立ち上がってくるさ……」
キャミィ「……」
ベガ「これは、離脱ではない……いつかは戦わなければならない戦いが今、来ただけだ。長い試合だ……一年掛かる……だが、最後に勝つのはザンギエフ……それだけは間違いない……」
ヤムチャ「……そうっすね。必ず勝ってもらいましょう」
ベガ「奴がいない間、自分達が頑張らないといけない……お前達のその想いは……必ず、奴に届くさ……そして応えてくれるさ……」
サガット「……自分も、できる限りの事は、なんでもします」
ベガ「自分で自分自身の身体を傷つけ……そして、倒れて……周りの人間に迷惑をかける……バカな話に聞こえるかもしれんが……これも、奴のプロレスだ……このリスクを抱えた上で、奴は戦っていた……」
バルログ「……迷惑だなんて、いえいえ」
ベガ「だが、どんなにやられても、必ず立ち上がるのが……プロレス……ファンの声援、期待に応えるのが……プロレス……奴の口癖だ……」
バイソン「……はい」
ベガ「奴がここで終わる事など……ファンは誰も望んでいないさ……だから、奴はその期待に応える為……必ず立ち上がってくるさ……」
キャミィ「……」
ベガ「これは、離脱ではない……いつかは戦わなければならない戦いが今、来ただけだ。長い試合だ……一年掛かる……だが、最後に勝つのはザンギエフ……それだけは間違いない……」
ヤムチャ「……そうっすね。必ず勝ってもらいましょう」
ベガ「奴がいない間、自分達が頑張らないといけない……お前達のその想いは……必ず、奴に届くさ……そして応えてくれるさ……」
154: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:14:12 ID:18Jk6WxE
ベガ「頑張ろう……今、出来る事をしよう……このメンバーで……!」
ダン「よぉ、遅れて悪ィ悪ィ……おめぇらこんな所いたのか……探しちまったよ……」
ベガ「……おう、ダン君」
ダン「ジミーとダルシムには、連絡しておいて……まぁ、明日の事もあるからな……事務所の方、向かって来てるってよ……俺は、直接こっち来たよ……無事だったの……?」
ベガ「一応、無事だ……しかし、そうだな……明日の事もあるからな……」
ダン「今日ぐらい粘れなかったのかね……? 明日倒れてくれりゃあ、楽だったんだよ……一日空くから……」
ベガ「……ハハハ、間違いないな」
ダン「とりあえず、これからの事だな……俺も今日は付き合ってやるよ……」
ダン「よぉ、遅れて悪ィ悪ィ……おめぇらこんな所いたのか……探しちまったよ……」
ベガ「……おう、ダン君」
ダン「ジミーとダルシムには、連絡しておいて……まぁ、明日の事もあるからな……事務所の方、向かって来てるってよ……俺は、直接こっち来たよ……無事だったの……?」
ベガ「一応、無事だ……しかし、そうだな……明日の事もあるからな……」
ダン「今日ぐらい粘れなかったのかね……? 明日倒れてくれりゃあ、楽だったんだよ……一日空くから……」
ベガ「……ハハハ、間違いないな」
ダン「とりあえず、これからの事だな……俺も今日は付き合ってやるよ……」
155: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:19:45 ID:18Jk6WxE
サガット「あの……自分もご一緒させて頂きましょうか……?」
ベガ「いやいや、大丈夫だ大丈夫……ここから先は私達に任せておけ……お前達は、もう帰ってもいい……長々と付き合わせて、悪かったな……」
サガット「……しかし」
ベガ「とにかく明日、何か動きを見せる事になると思う……そして、その場合、動いてもらわないといけないのは、お前達……だろ……?」
サガット「は、はい……!」
ベガ「身体を休めておいてくれ。アイツの二の舞になっても、困る……今日は解散だ……お前達は……休めっ……!」
ダン「ここからは、おっさん連中の仕事だよ……さくら、おめぇも……今日は休んでおけ……」
さくら「いえ、自分も……行きます……」グスッ
ダン「ダーメーだ。お前は明日も試合はあるんだろ……? そっち優先しろ、そっち……お前は、落ち着け……後は俺に任せておけばいいから……なっ……?」
ベガ「いやいや、大丈夫だ大丈夫……ここから先は私達に任せておけ……お前達は、もう帰ってもいい……長々と付き合わせて、悪かったな……」
サガット「……しかし」
ベガ「とにかく明日、何か動きを見せる事になると思う……そして、その場合、動いてもらわないといけないのは、お前達……だろ……?」
サガット「は、はい……!」
ベガ「身体を休めておいてくれ。アイツの二の舞になっても、困る……今日は解散だ……お前達は……休めっ……!」
ダン「ここからは、おっさん連中の仕事だよ……さくら、おめぇも……今日は休んでおけ……」
さくら「いえ、自分も……行きます……」グスッ
ダン「ダーメーだ。お前は明日も試合はあるんだろ……? そっち優先しろ、そっち……お前は、落ち着け……後は俺に任せておけばいいから……なっ……?」
157: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:31:58 ID:18Jk6WxE
ベガ「とにかく……お前達は気持ちを切り替えて、また明日から頑張ってくれ……! お前達の底力……期待しているぞ?」
サガット「は、はいっ……!」
ベガ「よしっ! それじゃあ、解散だっ! ダン君、それじゃあ……」
ダン「……タクシーは、もう止めてるよ。これ、経費で落としてもらいますからね」
ベガ「……ザンギエフの給料から、引いておこう。よし、それじゃあ、行こうか?」
ダン「まぁまぁ、色々とあったけどよぉ……? お前ら、気をつけて帰れよ? とにかく、明日だ明日っ! 今日はゆっくり……なっ……?」
サガット「は、はいっ……! ベガ様、ダンさんっ……! お疲れ様でしたっ……!」
バルログ「お疲れ様でしたっ!」
バイソン「ダンさんも、無茶すんなよ! あんたも明日あるんだからな、オイっ!」
サガット「は、はいっ……!」
ベガ「よしっ! それじゃあ、解散だっ! ダン君、それじゃあ……」
ダン「……タクシーは、もう止めてるよ。これ、経費で落としてもらいますからね」
ベガ「……ザンギエフの給料から、引いておこう。よし、それじゃあ、行こうか?」
ダン「まぁまぁ、色々とあったけどよぉ……? お前ら、気をつけて帰れよ? とにかく、明日だ明日っ! 今日はゆっくり……なっ……?」
サガット「は、はいっ……! ベガ様、ダンさんっ……! お疲れ様でしたっ……!」
バルログ「お疲れ様でしたっ!」
バイソン「ダンさんも、無茶すんなよ! あんたも明日あるんだからな、オイっ!」
158: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:40:39 ID:18Jk6WxE
サガット「……とにかく、今日は解散か」
バイソン「完全に酒抜けちまったね……とにかく、明日だ明日……俺達も明日に備えないとな……」
キャミィ「……明日、どうなるんでしょう? ちょっと、不安で眠れませんよ」
バルログ「そこは無理してでも、休んでおかないと……お肌にも影響しますし……明日の試合に影響が出ちゃったら……もっと困ります……」
さくら「本当……皆さん、申し訳ないっす……! 申し訳ないっす……!」グスグス
ヤムチャ「さくらちゃんのせいじゃないって……さくらちゃんのせいじゃ……大丈夫だってっ! 俺が、頑張るから! 俺、凄ぇ頑張るから! ねっ……?」ポンポン
さくら「……ありがとうございますっ!」グスッ
バイソン「完全に酒抜けちまったね……とにかく、明日だ明日……俺達も明日に備えないとな……」
キャミィ「……明日、どうなるんでしょう? ちょっと、不安で眠れませんよ」
バルログ「そこは無理してでも、休んでおかないと……お肌にも影響しますし……明日の試合に影響が出ちゃったら……もっと困ります……」
さくら「本当……皆さん、申し訳ないっす……! 申し訳ないっす……!」グスグス
ヤムチャ「さくらちゃんのせいじゃないって……さくらちゃんのせいじゃ……大丈夫だってっ! 俺が、頑張るから! 俺、凄ぇ頑張るから! ねっ……?」ポンポン
さくら「……ありがとうございますっ!」グスッ
159: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:48:35 ID:18Jk6WxE
サガット「あ~、各自……不安はあると思うが……うん……俺達が不安がっていたらな……きっと、それはお客さんにも伝わる……伝わってしまう事になると思うよ……」
バルログ「えぇ、そうですね」
サガット「ザンギエフさんが離脱して大丈夫なのかな……? そんな不安感を持っていたら、楽しめるものを楽しめないだろう……きっと……」
バイソン「そうだそうだ、こういう時だからこそ……なっ……?」
サガット「今の自分達に出来る事……それをしよう……」
キャミィ「……はい」
サガット「明日……最高のプロレスを見せるぞ……俺達で……」
ヤムチャ「よしっ……! やりましょうっ……! 頑張ります!」
サガット「それじゃあ……明日に備えて……今日はしっかり身体を休めよう……解散だっ!」
ヤムチャ「明日……頑張りましょうっ……! ねっ……!?」
バルログ「えぇ、そうですね」
サガット「ザンギエフさんが離脱して大丈夫なのかな……? そんな不安感を持っていたら、楽しめるものを楽しめないだろう……きっと……」
バイソン「そうだそうだ、こういう時だからこそ……なっ……?」
サガット「今の自分達に出来る事……それをしよう……」
キャミィ「……はい」
サガット「明日……最高のプロレスを見せるぞ……俺達で……」
ヤムチャ「よしっ……! やりましょうっ……! 頑張ります!」
サガット「それじゃあ……明日に備えて……今日はしっかり身体を休めよう……解散だっ!」
ヤムチャ「明日……頑張りましょうっ……! ねっ……!?」
160: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:54:46 ID:18Jk6WxE
ーーー
ヤムチャ「いやぁ、なんて言うか……大変な事に、なっちまったなぁ……プーアル……?」
プーアル「……そうですねぇ」
ヤムチャ「ザンギエフさんが、倒れるって事はさぁ……カプセルコーポレーションで言うと、ブルマが倒れるみたいなもんだろ?」
プーアル「まぁ、そうですねぇ……一番偉い人ですから……」
ヤムチャ「ブルマが倒れたカプセルコーポレーションって、どうなるんだ? やっぱり、ベジータが社長継ぐのか……? 倒産だよ、倒産……」
プーアル「いやぁ、そこはブリーフさんでしょう……というか、ヤムチャさんって、そういう例え、全部カプセルコーポレーションなんですね?」
ヤムチャ「……他に思い浮かばねぇんだなぁ、コレが」
プーアル「ヤムチャ様……次は『プロレス団体がピンチだぞ!』ですね……?」
ヤムチャ「本当、本当……その通りだよ、その通り……このピンチをなんとかしていかねぇといけねぇな……」
プーアル「明日は、ザンギエフさんの穴埋めの為に、皆さんで動いていかないといけないんですから……とにかく、今日はゆっくり身体を休めましょう……」
ヤムチャ「おうおう、そうしようそうしよう……」
ヤムチャ「いやぁ、なんて言うか……大変な事に、なっちまったなぁ……プーアル……?」
プーアル「……そうですねぇ」
ヤムチャ「ザンギエフさんが、倒れるって事はさぁ……カプセルコーポレーションで言うと、ブルマが倒れるみたいなもんだろ?」
プーアル「まぁ、そうですねぇ……一番偉い人ですから……」
ヤムチャ「ブルマが倒れたカプセルコーポレーションって、どうなるんだ? やっぱり、ベジータが社長継ぐのか……? 倒産だよ、倒産……」
プーアル「いやぁ、そこはブリーフさんでしょう……というか、ヤムチャさんって、そういう例え、全部カプセルコーポレーションなんですね?」
ヤムチャ「……他に思い浮かばねぇんだなぁ、コレが」
プーアル「ヤムチャ様……次は『プロレス団体がピンチだぞ!』ですね……?」
ヤムチャ「本当、本当……その通りだよ、その通り……このピンチをなんとかしていかねぇといけねぇな……」
プーアル「明日は、ザンギエフさんの穴埋めの為に、皆さんで動いていかないといけないんですから……とにかく、今日はゆっくり身体を休めましょう……」
ヤムチャ「おうおう、そうしようそうしよう……」
161: 名無しさん 2015/07/06(月) 22:58:15 ID:18Jk6WxE
プーアル「でも、僕ねぇ……思うんですけど……」ガチャッ
ヤムチャ「……ん?」
プーアル「ヤムチャ様がね……調子に乗っちゃいけないと思って……ずっと黙ってたんですけど……」
ヤムチャ「……あれ?」
プーアル「ここ最近のヤムチャ様は……って、聞いてるんですか……? ヤムチャ様、聞いてるんですか……?」
ヤムチャ「……」
プーアル「ねぇっ!? ヤムチャ様!?」
ヤムチャ「……強い気が近づいてきている」
プーアル「……えっ?」
ヤムチャ「……ん?」
プーアル「ヤムチャ様がね……調子に乗っちゃいけないと思って……ずっと黙ってたんですけど……」
ヤムチャ「……あれ?」
プーアル「ここ最近のヤムチャ様は……って、聞いてるんですか……? ヤムチャ様、聞いてるんですか……?」
ヤムチャ「……」
プーアル「ねぇっ!? ヤムチャ様!?」
ヤムチャ「……強い気が近づいてきている」
プーアル「……えっ?」
162: 名無しさん 2015/07/06(月) 23:01:56 ID:18Jk6WxE
ギューンッ
ヤムチャ「これ……これって……そうだそうだよ、オイ……間違いねぇっ……!」
プーアル「強い気って……あっ……! あれっ……!」
シュタッ
ピッコロ「よぉ」
プーアル「ピッコロさんっ!」
ヤムチャ「やっぱり……! ピッコロじゃねぇかっ……!」
ヤムチャ「これ……これって……そうだそうだよ、オイ……間違いねぇっ……!」
プーアル「強い気って……あっ……! あれっ……!」
シュタッ
ピッコロ「よぉ」
プーアル「ピッコロさんっ!」
ヤムチャ「やっぱり……! ピッコロじゃねぇかっ……!」
163: 名無しさん 2015/07/06(月) 23:04:01 ID:18Jk6WxE
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!」
第一部
摩訶不思議格闘編
ーー完
第一部
摩訶不思議格闘編
ーー完
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