ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」 前編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」 後編
ヤムチャ「プーアル!俺はプロレス団体に就職して頑張るぞ!」 前編
ヤムチャ「プーアル!俺はプロレス団体に就職して頑張るぞ!」 後編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体に就職したのは失敗だったぞ!」 前編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体に就職したのは失敗だったぞ!」 後編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でやっていくのは難しいぞ!」 前編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でやっていくのは難しいぞ!」 後編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!」 前編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!」 後編
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!』
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!」 前編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!」 後編
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!』 前編
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!』 後編
ヤムチャ[プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!]
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!」
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!」
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!!」
ヴァイパー「春麗! PVの第一弾が完成したわよ!」
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!」 前編
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!」 後編
1: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:02:21 ID:CQypq0xM
ウーロン「なんだなんだぁっ!? 何がどうなってやがるっ!?」
クリリン「これ……次の試合、始まったんじゃねぇかっ!?」
亀仙人「ホッホッホ。どうやら、そのようじゃの。このまま次の試合スタートじゃ」
18号「なるほどなるほど……だから、アイツが暴れてたってわけか……なるほどなるほど……よく出来てるねぇ……」
ウーロン「おうおう、そういう事だったら……あの金髪応援しようぜっ! アイツはヤムチャの仲間なんだろっ!?」
クリリン「よ~しっ! ケン、頑張れ~! やっちまえ~!」
18号「やっちまいな!」
亀仙人「ホッホッホ」
クリリン「これ……次の試合、始まったんじゃねぇかっ!?」
亀仙人「ホッホッホ。どうやら、そのようじゃの。このまま次の試合スタートじゃ」
18号「なるほどなるほど……だから、アイツが暴れてたってわけか……なるほどなるほど……よく出来てるねぇ……」
ウーロン「おうおう、そういう事だったら……あの金髪応援しようぜっ! アイツはヤムチャの仲間なんだろっ!?」
クリリン「よ~しっ! ケン、頑張れ~! やっちまえ~!」
18号「やっちまいな!」
亀仙人「ホッホッホ」
5: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:18:37 ID:CQypq0xM
ワー! ワーワー!
実況「さぁさぁ、その流れのまま二戦目がスタートっ! 二戦目がスタートですっ! 引き続き実況解説はこの私と……」
元「元です、よろしくっ! 水飲む暇もないね、ち~くしょうっ!」
ケン「よしよしよしよしっ……! ほらほら、もっと盛り上がっていこうぜっ! ほらほら、手拍子手拍子っ!」パンパンッ
実況「さぁ、試合開始直後からっ……! おぉ~っと、ケンは大きく大きく手を叩き、場内を煽っていくっ! 元さん、水を飲むなら今のうちかもしれませんよ!?」
元「……うん、じゃあちょっと飲ませてもらうよ。後、よろしくね」
実況「さぁ、解説の元さんが少々休憩へと入られましたっ! しかし、試合は止まらないっ! 動き続けるっ! ノンストップだぁっ!」
実況「さぁさぁ、その流れのまま二戦目がスタートっ! 二戦目がスタートですっ! 引き続き実況解説はこの私と……」
元「元です、よろしくっ! 水飲む暇もないね、ち~くしょうっ!」
ケン「よしよしよしよしっ……! ほらほら、もっと盛り上がっていこうぜっ! ほらほら、手拍子手拍子っ!」パンパンッ
実況「さぁ、試合開始直後からっ……! おぉ~っと、ケンは大きく大きく手を叩き、場内を煽っていくっ! 元さん、水を飲むなら今のうちかもしれませんよ!?」
元「……うん、じゃあちょっと飲ませてもらうよ。後、よろしくね」
実況「さぁ、解説の元さんが少々休憩へと入られましたっ! しかし、試合は止まらないっ! 動き続けるっ! ノンストップだぁっ!」
6: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:26:28 ID:CQypq0xM
ケン「いくぞいくぞいくぞっ……! ほらほら、手拍子手拍子っ……!」パンパンッ
ヤムチャ「ケンさんが言ってるぞっ……! ホラホラ、皆も一緒にっ……!」パンパンッ
パンッ……パンッ……パンッ……パンッ……
実況「さぁさぁ、ケンが大きく大きく手を叩くと……それに合わせるように、場内からも手拍子が響き渡るっ! おぉ~っと、場外にいるヤムチャも同じように手を叩き、煽っているかっ!?」
ケン「よしよし、いいぞいいぞ……この流れのまま、一気にいってやるぜっ……!」ササッ
実況「さぁさぁ、ケンはリング内をぐるっと回りながら……手拍子で場内を煽っていくっ! そして、ロープ際へと近づいて……その足を止めるっ!」
ヤムチャ「ケンさんが言ってるぞっ……! ホラホラ、皆も一緒にっ……!」パンパンッ
パンッ……パンッ……パンッ……パンッ……
実況「さぁさぁ、ケンが大きく大きく手を叩くと……それに合わせるように、場内からも手拍子が響き渡るっ! おぉ~っと、場外にいるヤムチャも同じように手を叩き、煽っているかっ!?」
ケン「よしよし、いいぞいいぞ……この流れのまま、一気にいってやるぜっ……!」ササッ
実況「さぁさぁ、ケンはリング内をぐるっと回りながら……手拍子で場内を煽っていくっ! そして、ロープ際へと近づいて……その足を止めるっ!」
7: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:32:39 ID:CQypq0xM
ケン「いくぞいくぞいくぞっ……! ほらほら、手拍子手拍子っ……!」パンパンッ
ヤムチャ「ケンさんが言ってるぞっ……! ホラホラ、皆も一緒にっ……!」パンパンッ
パンッ……パンッ……パンッ……パンッ……
実況「さぁさぁ、ケンが大きく大きく手を叩くと……それに合わせるように、場内からも手拍子が響き渡るっ! おぉ~っと、場外にいるヤムチャも同じように手を叩き、煽っているかっ!?」
ケン「よしよし、いいぞいいぞ……この流れのまま、一気にいってやるぜっ……!」ササッ
実況「さぁさぁ、ケンはリング内をぐるっと回りながら……手拍子で場内を煽っていくっ! そして、ロープ際へと近づいて……その足を止めるっ!」
ヤムチャ「ケンさんが言ってるぞっ……! ホラホラ、皆も一緒にっ……!」パンパンッ
パンッ……パンッ……パンッ……パンッ……
実況「さぁさぁ、ケンが大きく大きく手を叩くと……それに合わせるように、場内からも手拍子が響き渡るっ! おぉ~っと、場外にいるヤムチャも同じように手を叩き、煽っているかっ!?」
ケン「よしよし、いいぞいいぞ……この流れのまま、一気にいってやるぜっ……!」ササッ
実況「さぁさぁ、ケンはリング内をぐるっと回りながら……手拍子で場内を煽っていくっ! そして、ロープ際へと近づいて……その足を止めるっ!」
8: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:34:03 ID:CQypq0xM
ケン「オラオラ、もたもたしてんじゃねぇよっ……! 早く起き上がりなっ……! こっちはもうウズウズしてんだよっ!」ズダダダッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁさぁ、ロープ際でケンが激しく地団駄を踏むゥ! その眼中に捉えるはバルログゥ……! 狙っているのでしょうっ!」
バルログ「くっ、くうっ……バイソンめっ……」ググッ
実況「さぁさぁ、そして場外バルログが起き上がるっ! 起き上がって来たぞっ!? バルログがここで復活っ!」
元「よしよし、飛ばせ飛ばせっ! いけいけいけっ!」
実況「おぉ~っと、そしてこのタイミングで解説の元さんも復活してきましたっ! 元さんも飛ばしていきましょうっ!」
元「はいよっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁさぁ、ロープ際でケンが激しく地団駄を踏むゥ! その眼中に捉えるはバルログゥ……! 狙っているのでしょうっ!」
バルログ「くっ、くうっ……バイソンめっ……」ググッ
実況「さぁさぁ、そして場外バルログが起き上がるっ! 起き上がって来たぞっ!? バルログがここで復活っ!」
元「よしよし、飛ばせ飛ばせっ! いけいけいけっ!」
実況「おぉ~っと、そしてこのタイミングで解説の元さんも復活してきましたっ! 元さんも飛ばしていきましょうっ!」
元「はいよっ!」
10: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:45:03 ID:CQypq0xM
ケン「起き上がったなっ……! それじゃあ、突っ込むぜっ……! うおおおぉぉっ……!」ダダッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁさぁ、そしてそしてっ! 場外のバルログに狙いを定めて、ケンがリング内から一直線に向かっていくっ!」
元「飛べ飛べぇ!」
ケン「美しく、華麗に決めてやるぜっ……! なぁ~んてなっ! うらぁっ!」フワッ
ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っと、そしてケンはリング内から前方回転しつつ、トップロープを飛び越え……場外のバルログへと向かっていったぁ!」
元「おぉ~っと、ノータッチだっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁさぁ、そしてそしてっ! 場外のバルログに狙いを定めて、ケンがリング内から一直線に向かっていくっ!」
元「飛べ飛べぇ!」
ケン「美しく、華麗に決めてやるぜっ……! なぁ~んてなっ! うらぁっ!」フワッ
ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っと、そしてケンはリング内から前方回転しつつ、トップロープを飛び越え……場外のバルログへと向かっていったぁ!」
元「おぉ~っと、ノータッチだっ!」
11: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:53:32 ID:CQypq0xM
ケン「……うるああぁぁっ!」ズガアァッ
バルログ「……ぐっ、ぐわああぁぁっ!」バターンッ
ワー! ワーワー!
実況「そのまま、場外へのバルログへと身体をぶつけていくぅっ!」
元「トペ・コン・ヒーロだね」
実況「ケンのトペ・コン・ヒーロっ! トペ・コン・ヒーロっ! 勢いよく身体をぶつけていったぁ! おぉ~っと、両者が縺れ合うように倒れ込みましたっ!」
元「いやぁ~、綺麗に飛んだねぇ。うん」
バルログ「……ぐっ、ぐわああぁぁっ!」バターンッ
ワー! ワーワー!
実況「そのまま、場外へのバルログへと身体をぶつけていくぅっ!」
元「トペ・コン・ヒーロだね」
実況「ケンのトペ・コン・ヒーロっ! トペ・コン・ヒーロっ! 勢いよく身体をぶつけていったぁ! おぉ~っと、両者が縺れ合うように倒れ込みましたっ!」
元「いやぁ~、綺麗に飛んだねぇ。うん」
12: 名無しさん 2015/10/18(日) 22:58:31 ID:CQypq0xM
ケン「……よっしゃっ!」ムクッ
バルログ「う、うぐぐぐ……」
実況「さぁ、激しく両者の身体がぶつかりましたが……おぉ~っと、しかしここでケンがすぐさま立ち上がっていくっ!」
元「いいねぇいいねぇ、飛ばしてるねぇ」
ケン「オラオラ、今の見たかオラっ……! 一番華やかなのは誰だっ……!? こいつじゃねぇだろ……この俺だろっ! なっ!?」
バルログ「……くううっ」
ワー! ワーワー!
実況「そしてケンは大きく大きく手を広げ、付近の観客にアピールしているかっ!? これはナルシストであるバルログを挑発しているのでしょうかっ!?」
元「そうだね、うん。こういうのはバルログ君が得意だからね。お株取られちゃったよ」
ヤムチャ「ケンさん、いいぞっ! いけいけいけっ!」ブンブン
実況「おぉ~っと、場外にいるヤムチャも大きく握り拳を作った腕を振り回し……この辺り、兄弟子の応援をしていると言った所でしょうかねぇ!?」
元「あら……? ヤムチャ君、まだいたんだ……?」
バルログ「う、うぐぐぐ……」
実況「さぁ、激しく両者の身体がぶつかりましたが……おぉ~っと、しかしここでケンがすぐさま立ち上がっていくっ!」
元「いいねぇいいねぇ、飛ばしてるねぇ」
ケン「オラオラ、今の見たかオラっ……! 一番華やかなのは誰だっ……!? こいつじゃねぇだろ……この俺だろっ! なっ!?」
バルログ「……くううっ」
ワー! ワーワー!
実況「そしてケンは大きく大きく手を広げ、付近の観客にアピールしているかっ!? これはナルシストであるバルログを挑発しているのでしょうかっ!?」
元「そうだね、うん。こういうのはバルログ君が得意だからね。お株取られちゃったよ」
ヤムチャ「ケンさん、いいぞっ! いけいけいけっ!」ブンブン
実況「おぉ~っと、場外にいるヤムチャも大きく握り拳を作った腕を振り回し……この辺り、兄弟子の応援をしていると言った所でしょうかねぇ!?」
元「あら……? ヤムチャ君、まだいたんだ……?」
13: 名無しさん 2015/10/18(日) 23:04:04 ID:CQypq0xM
ーーー
かりん「……あっと言う間に次の試合が始まってしまいましたけど」
ローズ「え~? ヤムチャ君、凄~い。まだ働くんだ……これって、セコンドもするって事なのかしら……?」
かりん「そうじゃありません……? だって、もう参加してますもん……」
ローズ「うわぁ、凄いね……試合が終わった後に、セコンドして……とてもじゃないけど、私はスタミナないわ……」
キャミィ「……バイソンさんも、まだ退場してませんよね?」
ローズ「うん、そうね……バイソンちゃんも、まだ退場してないわ……」
かりん「……場外で伸びてますわ」
かりん「……あっと言う間に次の試合が始まってしまいましたけど」
ローズ「え~? ヤムチャ君、凄~い。まだ働くんだ……これって、セコンドもするって事なのかしら……?」
かりん「そうじゃありません……? だって、もう参加してますもん……」
ローズ「うわぁ、凄いね……試合が終わった後に、セコンドして……とてもじゃないけど、私はスタミナないわ……」
キャミィ「……バイソンさんも、まだ退場してませんよね?」
ローズ「うん、そうね……バイソンちゃんも、まだ退場してないわ……」
かりん「……場外で伸びてますわ」
14: 名無しさん 2015/10/18(日) 23:08:58 ID:CQypq0xM
キャミィ「やっぱり、バイソンさんもセコンドするんでしょうか?」
ローズ「そりゃ、するでしょ。だって、バイソンちゃんだもの」
かりん「ええ、バイソンさんですもの」
キャミィ「……ですよねぇ」
ローズ「空手軍団とシャドルー……今日、凄いね……完全に本気出してきてるわよ……」
かりん「次のベルト戦……ここまでやらなきゃ、やっぱりダメなんでしょうかねぇ……」
キャミィ「でも、シャドルーさん達も協力してくれんじゃないですかね? ほら、今日だってベガさんが協力してくれたじゃありませんか?」
かりん「それは、女子部と言うより……キャミィに対してだけじゃないかしら……?」
キャミィ「あっ……すいません……」
かりん「怒ってるわけではありませんのよ……? 僻んでるわけでも……」
ローズ「……まぁ、女子部は女子部よ。春麗が帰ってきたら、また盛り上がるわ」
さくら(う~ん……二週間でここまでかぁ……)
ローズ「そりゃ、するでしょ。だって、バイソンちゃんだもの」
かりん「ええ、バイソンさんですもの」
キャミィ「……ですよねぇ」
ローズ「空手軍団とシャドルー……今日、凄いね……完全に本気出してきてるわよ……」
かりん「次のベルト戦……ここまでやらなきゃ、やっぱりダメなんでしょうかねぇ……」
キャミィ「でも、シャドルーさん達も協力してくれんじゃないですかね? ほら、今日だってベガさんが協力してくれたじゃありませんか?」
かりん「それは、女子部と言うより……キャミィに対してだけじゃないかしら……?」
キャミィ「あっ……すいません……」
かりん「怒ってるわけではありませんのよ……? 僻んでるわけでも……」
ローズ「……まぁ、女子部は女子部よ。春麗が帰ってきたら、また盛り上がるわ」
さくら(う~ん……二週間でここまでかぁ……)
15: 名無しさん 2015/10/18(日) 23:13:51 ID:CQypq0xM
ケン「オラオラ、いつまでも寝てんじゃねぇ……起きろっ……!」ググッ
バルログ「くっ、ううっ……」
実況「さぁ、そしてケンはバルログ身体を引き起こしていくっ!」
ケン「俺はてめぇらと違って……場外じゃなくて、リングの中でやる方が好みだ……オラ、来いやっ……!」グイッ
バルログ「うっ……くうっ……」
実況「ケンはバルログの首筋に手を回し……おっと、そのままバルログをリング方向へと連れていくっ!」
元「さっきの一撃もあるけど……バルログ君はバイソン君の誤爆も貰っているからねぇ。もうこれだけでケン君がかなり優位に進めてるよね」
バルログ「くっ、ううっ……」
実況「さぁ、そしてケンはバルログ身体を引き起こしていくっ!」
ケン「俺はてめぇらと違って……場外じゃなくて、リングの中でやる方が好みだ……オラ、来いやっ……!」グイッ
バルログ「うっ……くうっ……」
実況「ケンはバルログの首筋に手を回し……おっと、そのままバルログをリング方向へと連れていくっ!」
元「さっきの一撃もあるけど……バルログ君はバイソン君の誤爆も貰っているからねぇ。もうこれだけでケン君がかなり優位に進めてるよね」
16: 名無しさん 2015/10/18(日) 23:18:40 ID:CQypq0xM
ケン「オラ、続きは……こっちだっ……! 戻りなっ!」
バルログ「……くっ」ゴロンッ
実況「ケンは、サードロープ下から……バルログの身体をリング内へと戻していきますっ!」
元「そうだね。場外戦はこんなものでいいんじゃないかな? 続きはリングの中でやればいいんだよっ!」
実況「下手に場外戦をしていると、いつの間にやらシャドルーペースになっている……なんて事もあり得ますからねっ!?」
元「そうそうそう。今、ケン君が優位に試合動かしているからね……だったら、より自分の得意なフィールドで戦った方が、絶対にいいよ」
ケン「まだまだ、終わんねぇぞ、オイ……今日は色男対決だからな……華やかにいくぜ……」ササッ
実況「さぁ、バルログをリング内へと戻したケンっ……! おっと、そしてここでケンはエプロンサイドへと上がりますっ!」
元「よしよし、いこういこうっ! 今度はリングの中でだっ!」
バルログ「……くっ」ゴロンッ
実況「ケンは、サードロープ下から……バルログの身体をリング内へと戻していきますっ!」
元「そうだね。場外戦はこんなものでいいんじゃないかな? 続きはリングの中でやればいいんだよっ!」
実況「下手に場外戦をしていると、いつの間にやらシャドルーペースになっている……なんて事もあり得ますからねっ!?」
元「そうそうそう。今、ケン君が優位に試合動かしているからね……だったら、より自分の得意なフィールドで戦った方が、絶対にいいよ」
ケン「まだまだ、終わんねぇぞ、オイ……今日は色男対決だからな……華やかにいくぜ……」ササッ
実況「さぁ、バルログをリング内へと戻したケンっ……! おっと、そしてここでケンはエプロンサイドへと上がりますっ!」
元「よしよし、いこういこうっ! 今度はリングの中でだっ!」
33: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:02:03 ID:kAMbB6Ig
ケン「さぁ、いくぜっ……! そらっ……!」ググッ
実況「ケンはそのままトップロープを掴みつつ、腰を深く落とすっ!」
元「よ~しよし」
ケン「このまま……いくぜっ……! よっとっ……!」シュタッ
実況「ロープが戻る反動を利用しつつ……そのまま、トップロープを飛び越えリングに戻るっ!」
元「よしっ!」
ケン「……オラァっ! 突き刺してやるよっ!」ズドーンッ
バルログ「……ぐ、ぐはああぁっ!」
ワー! ワーワー!
実況「そのままリングへ戻したバルログの背中へと肘を落としていくっ! トップロープを飛び越えての、エルボードロップっ!」
実況「ケンはそのままトップロープを掴みつつ、腰を深く落とすっ!」
元「よ~しよし」
ケン「このまま……いくぜっ……! よっとっ……!」シュタッ
実況「ロープが戻る反動を利用しつつ……そのまま、トップロープを飛び越えリングに戻るっ!」
元「よしっ!」
ケン「……オラァっ! 突き刺してやるよっ!」ズドーンッ
バルログ「……ぐ、ぐはああぁっ!」
ワー! ワーワー!
実況「そのままリングへ戻したバルログの背中へと肘を落としていくっ! トップロープを飛び越えての、エルボードロップっ!」
34: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:14:20 ID:kAMbB6Ig
ヤムチャ「よ~しよ~しっ! ケンさん、いいぞっ! いけいけいけっ!」
バイソン「あぁ、痛ぇ……ちくしょう、ケンの奴め……しゃしゃり出てきやがって……」ムクッ
実況「さぁ、試合が始まって僅か数分……だがしかし、これは完全にケンのペースになっていると言ってもいいんではないでしょうかねぇ? 元さんっ!?」
元「そうだね、うん。今日はケン君も飛ばしてるね」
ケン「ヘッ、無様にやられて這いつくばって……シャドルーの色男ってのは、情けねぇもんなんだな……」ムクッ
バルログ「……くっ、減らず口を」
ケン「オラオラ、起きろ起きろっ……! も~っとも~っと、お前の情けねぇ姿を……見せてやろうぜ……」ググッ
実況「さぁ、ケンは立ち上がり、そしてそのままバルログの身体を引き起こしていくっ! ケンのペースは止まらないっ! ケンのペースは止まらないっ!」
元「主導権を握り続けるってのは大事な事だからね。このままいっちゃおう!」
バイソン「あぁ、痛ぇ……ちくしょう、ケンの奴め……しゃしゃり出てきやがって……」ムクッ
実況「さぁ、試合が始まって僅か数分……だがしかし、これは完全にケンのペースになっていると言ってもいいんではないでしょうかねぇ? 元さんっ!?」
元「そうだね、うん。今日はケン君も飛ばしてるね」
ケン「ヘッ、無様にやられて這いつくばって……シャドルーの色男ってのは、情けねぇもんなんだな……」ムクッ
バルログ「……くっ、減らず口を」
ケン「オラオラ、起きろ起きろっ……! も~っとも~っと、お前の情けねぇ姿を……見せてやろうぜ……」ググッ
実況「さぁ、ケンは立ち上がり、そしてそのままバルログの身体を引き起こしていくっ! ケンのペースは止まらないっ! ケンのペースは止まらないっ!」
元「主導権を握り続けるってのは大事な事だからね。このままいっちゃおう!」
35: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:19:41 ID:kAMbB6Ig
ケン「……それっ、いくぜっ!」ガシッ
バルログ「……くっ」
実況「さぁ、ケンはバルログの身体を前屈みの状態にして、そしてそのままバルログの頭部を脇に抱え込むっ!」
ケン「ちょっと、位置が悪いな。後退するか……付いて来いっ……!」ググッ
バルログ「くっ……くっ……」
実況「ケンはバルログの頭部を抱え込んだまま……おっと、そのまま後退して、バルログの身体を引き寄せながらリング中央付近へと移動していくっ!」
元「ちょっと、ロープに位置が近かったからね。そうだね、そうしよう」
バルログ「……くっ」
実況「さぁ、ケンはバルログの身体を前屈みの状態にして、そしてそのままバルログの頭部を脇に抱え込むっ!」
ケン「ちょっと、位置が悪いな。後退するか……付いて来いっ……!」ググッ
バルログ「くっ……くっ……」
実況「ケンはバルログの頭部を抱え込んだまま……おっと、そのまま後退して、バルログの身体を引き寄せながらリング中央付近へと移動していくっ!」
元「ちょっと、ロープに位置が近かったからね。そうだね、そうしよう」
36: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:25:34 ID:kAMbB6Ig
ケン「リングのど真ん中……ここなら問題はねぇ……よし、いくぞっ! うおおぉぉっ!」ググッ
バルログ「……お、おおっ」
イケー! ケーン!
実況「さぁ、そしてケンはバルログの身体を真っ逆さまへと持ち上げていくっ! ブレーンバスターの体勢っ!」
元「いいよいいよ~!」
ケン「さぁ、いきましょうっ……! よっとっ!」クルッ
バルログ「……おおっ!」
ケン「落ちろぉっ……! そぉらっ……!」
実況「そしてケンは、バルログ後方に落としつつも身体を捻り……自身は開脚しながらの形でバルログの身体をマットへと叩きつけるっ!」
バルログ「……お、おおっ」
イケー! ケーン!
実況「さぁ、そしてケンはバルログの身体を真っ逆さまへと持ち上げていくっ! ブレーンバスターの体勢っ!」
元「いいよいいよ~!」
ケン「さぁ、いきましょうっ……! よっとっ!」クルッ
バルログ「……おおっ!」
ケン「落ちろぉっ……! そぉらっ……!」
実況「そしてケンは、バルログ後方に落としつつも身体を捻り……自身は開脚しながらの形でバルログの身体をマットへと叩きつけるっ!」
37: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:33:27 ID:kAMbB6Ig
バルログ「……くあああぁぁ!」ズドーンッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁさぁ、バルログの身体が勢いよくマットへと叩きつけられていったぁ!」
元「ファルコン・アローだね」
実況「ここはケンのファルコン・アローっ! ファルコン・アローっ! おぉ~っと、そしてそして……」
ケン「……おい、レフェリー! フォールしてるぞっ! カウント取ってくれやっ!」
ダン「わかってるよ、そう急かすなっ……! それじゃあ、カウント取るぜっ!」
実況「ケンはそのままフォールの体勢っ! フォールの体勢に入っているっ! さぁ、今レフェリーがやってきたっ! どうだっ!?」
ワー! ワーワー!
実況「さぁさぁ、バルログの身体が勢いよくマットへと叩きつけられていったぁ!」
元「ファルコン・アローだね」
実況「ここはケンのファルコン・アローっ! ファルコン・アローっ! おぉ~っと、そしてそして……」
ケン「……おい、レフェリー! フォールしてるぞっ! カウント取ってくれやっ!」
ダン「わかってるよ、そう急かすなっ……! それじゃあ、カウント取るぜっ!」
実況「ケンはそのままフォールの体勢っ! フォールの体勢に入っているっ! さぁ、今レフェリーがやってきたっ! どうだっ!?」
38: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:40:50 ID:kAMbB6Ig
ダン「ワンっ……!」
ワー、ワーワー
ダン「ツーっ……!」
ワー、ワーワー
ダン「……スリ」
バルログ「……くっ!」ガバッ
ケン「……おっと」
ダン「カウントはツーだっ! カウントツーだっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」
実況「おぉ~っと、しかしここはバルログの肩が上がりますっ! ここは返して来ますっ! カウントは2.6と言った所かっ!?」
元「まぁ、返してくるか……でも、結構バルログ君も慌てた部分もあるんじゃないのかな?」
実況「2.6ですっ! カウント2.6でしたっ! 元さんっ!」
元「結構、ギリギリだったんじゃないかな?」
ワー、ワーワー
ダン「ツーっ……!」
ワー、ワーワー
ダン「……スリ」
バルログ「……くっ!」ガバッ
ケン「……おっと」
ダン「カウントはツーだっ! カウントツーだっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」
実況「おぉ~っと、しかしここはバルログの肩が上がりますっ! ここは返して来ますっ! カウントは2.6と言った所かっ!?」
元「まぁ、返してくるか……でも、結構バルログ君も慌てた部分もあるんじゃないのかな?」
実況「2.6ですっ! カウント2.6でしたっ! 元さんっ!」
元「結構、ギリギリだったんじゃないかな?」
39: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:47:19 ID:kAMbB6Ig
ケン「大人しくやられてりゃいいのに……下手に意地張っても、苦しむだけだぞ、おい……」ムクッ
実況「おっと、しかしここはケンもすぐ様、立ち上がってくるっ! この動きを見る限り、ケンもある程度は想定内だったと言う事でしょうかねぇ!?」
元「そうだね。想定内だったと思うよ」
ケン「ヘイヘイっ! こいつは、もう虫の息だぞっ! 見ろよ、この情けねぇ姿をよぉ!」パンパン
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、立ち上がったケンは大きく大きく手を叩き……更に更に場内を煽っていくっ! さぁ、その表情からは余裕の笑みが見れると言った所かっ!?」
元「でも、あんまり余裕見せすぎるのは危険だよ? バルログ君はクイックで仕掛ける技も得意だからね」
実況「おっと、しかしここはケンもすぐ様、立ち上がってくるっ! この動きを見る限り、ケンもある程度は想定内だったと言う事でしょうかねぇ!?」
元「そうだね。想定内だったと思うよ」
ケン「ヘイヘイっ! こいつは、もう虫の息だぞっ! 見ろよ、この情けねぇ姿をよぉ!」パンパン
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、立ち上がったケンは大きく大きく手を叩き……更に更に場内を煽っていくっ! さぁ、その表情からは余裕の笑みが見れると言った所かっ!?」
元「でも、あんまり余裕見せすぎるのは危険だよ? バルログ君はクイックで仕掛ける技も得意だからね」
40: 名無しさん 2015/10/19(月) 22:56:07 ID:kAMbB6Ig
ケン「ほらほら、もっと盛り上がっていこうぜっ! いつ終わっちまうか、わかんねぇ試合だ……! 次で終わっちまうかもしれねぇぞっ!」パンパン
ヤムチャ「ほらほら、皆も皆もっ!」パンパン
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ケンは大きく大きく手を叩き、リング内をグルグルと回っていくっ!」
バイソン「……調子乗ってんじゃねぇ、ボケ。オラ」ヒョイッ
ケン「うおっとっとっと……なんだなんだ、オイ……危ねぇぞ……」
実況「さぁ、ケンは場内を煽りながら……おっと、どうしたっ!? ケンが、何かにつまずいたかっ!?」
元「……あ~、バイソン君だ。今、場外から手を伸ばしてケン君の足掴もうとしたね」
実況「おっとおっと……いつの間にやら、バイソンが場外で起き上がっておりますっ!」
元「油断してたらすぐに仕掛けてくるんだね……というか、まだいたんだね、バイソン君……」
ヤムチャ「ほらほら、皆も皆もっ!」パンパン
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ケンは大きく大きく手を叩き、リング内をグルグルと回っていくっ!」
バイソン「……調子乗ってんじゃねぇ、ボケ。オラ」ヒョイッ
ケン「うおっとっとっと……なんだなんだ、オイ……危ねぇぞ……」
実況「さぁ、ケンは場内を煽りながら……おっと、どうしたっ!? ケンが、何かにつまずいたかっ!?」
元「……あ~、バイソン君だ。今、場外から手を伸ばしてケン君の足掴もうとしたね」
実況「おっとおっと……いつの間にやら、バイソンが場外で起き上がっておりますっ!」
元「油断してたらすぐに仕掛けてくるんだね……というか、まだいたんだね、バイソン君……」
41: 名無しさん 2015/10/19(月) 23:06:19 ID:kAMbB6Ig
ケン「……てめぇ、何やってんだ、オラっ! 邪魔してんじゃねぇよっ!」
実況「おっと、これにはケンもご立腹っ! どうやら、ご立腹のようだっ! ロープから身を乗り出し、バイソンに何やら言っておりますっ!」
元「まぁまぁ、水を差されて腹がたつ気持ちはわかるんだけどさぁ……」
バイソン「ノー、ノー。私、何もしてませーん」ニヤニヤ
ケン「今、俺の足引っ張っただろ、ゴラァ!」
実況「おぉ~っとおっとおっとっ! しかし、バイソンは場外で両腕を大きく大きく広げて……完全にしらばっくれているっ! 我知らぬ存じぬと、完全にしらばっくれているっ! 挑発的な態度っ!」
元「……あまり、バイソン君に構うのはよくないっ!」
実況「おっと、これにはケンもご立腹っ! どうやら、ご立腹のようだっ! ロープから身を乗り出し、バイソンに何やら言っておりますっ!」
元「まぁまぁ、水を差されて腹がたつ気持ちはわかるんだけどさぁ……」
バイソン「ノー、ノー。私、何もしてませーん」ニヤニヤ
ケン「今、俺の足引っ張っただろ、ゴラァ!」
実況「おぉ~っとおっとおっとっ! しかし、バイソンは場外で両腕を大きく大きく広げて……完全にしらばっくれているっ! 我知らぬ存じぬと、完全にしらばっくれているっ! 挑発的な態度っ!」
元「……あまり、バイソン君に構うのはよくないっ!」
42: 名無しさん 2015/10/19(月) 23:15:13 ID:kAMbB6Ig
ウーロン「なんだなんだ……金髪の兄ちゃん……戦う相手、間違えてねぇか……?」
クリリン「なぁ……? あの人はヤムチャさんにやられて……終わった人じゃないか……」
亀仙人「ニャハハハ。ヤムチャがしっかりと止めを刺さぬから……こういった事になるのじゃな……」
18号「あいつがそういう事してくれるなら……ヤムチャだって、同じ事やり返してやればいいんだよ……同じように、足引っ張ってやればいいんだよ……」
亀仙人「……あ~、そりゃダメじゃ」
18号「……どうして?」
亀仙人「ヤムチャはな……そういうズルい事、悪い事……しちゃいけないんじゃよ……アイツはヒーローじゃからな……」
ウーロン「でも、アイツ昔盗賊とかしてたんだぜ? 結構、悪い事してたぞ。それは、今更じゃねぇのかなぁ?」
亀仙人「シーっ、シーっ! ウーロン、それは言っちゃダメっ! とにかく、ヤムチャはここでは悪い事しちゃいけないのっ……!」
18号「……う~ん、ややこしいルールなんだね」
クリリン「なぁ……? あの人はヤムチャさんにやられて……終わった人じゃないか……」
亀仙人「ニャハハハ。ヤムチャがしっかりと止めを刺さぬから……こういった事になるのじゃな……」
18号「あいつがそういう事してくれるなら……ヤムチャだって、同じ事やり返してやればいいんだよ……同じように、足引っ張ってやればいいんだよ……」
亀仙人「……あ~、そりゃダメじゃ」
18号「……どうして?」
亀仙人「ヤムチャはな……そういうズルい事、悪い事……しちゃいけないんじゃよ……アイツはヒーローじゃからな……」
ウーロン「でも、アイツ昔盗賊とかしてたんだぜ? 結構、悪い事してたぞ。それは、今更じゃねぇのかなぁ?」
亀仙人「シーっ、シーっ! ウーロン、それは言っちゃダメっ! とにかく、ヤムチャはここでは悪い事しちゃいけないのっ……!」
18号「……う~ん、ややこしいルールなんだね」
43: 名無しさん 2015/10/19(月) 23:21:23 ID:kAMbB6Ig
バイソン「だから、俺じゃねぇって……アレだ……オバケだ、オバケ……多分、その辺に地縛霊がいるんだよ……」
ケン「……あぁ?」
バイソン「ホラ、よく聞くだろ……? 足掴まれただとか、背中に血の手形が付いてたりだとかな……? だから、そこにいるんだよ、きっと……オバケがお前の足を掴んだんだなっ! バイソンちゃん、関係ありましぇ~んっ!」
ケン「……こ、この野郎」ワナワナ
実況「さぁ、ケンはバイソンに対して……何やら強く強く言っておりますっ!」
元「だから、あれはワザと挑発的な態度取って……あっとっとっ!」
バルログ「……ケンの気を引いていてくれてるという事ですか」ムクッ
実況「おぉ~っとおっとおっと……ここでバルログが立ち上がるっ! 立ち上がってくるっ! そしてケンの注意はバイソンへと向いているっ!」
元「あ~、もうっ……! バイソン君は無視しておかなきゃ……!」
ケン「……あぁ?」
バイソン「ホラ、よく聞くだろ……? 足掴まれただとか、背中に血の手形が付いてたりだとかな……? だから、そこにいるんだよ、きっと……オバケがお前の足を掴んだんだなっ! バイソンちゃん、関係ありましぇ~んっ!」
ケン「……こ、この野郎」ワナワナ
実況「さぁ、ケンはバイソンに対して……何やら強く強く言っておりますっ!」
元「だから、あれはワザと挑発的な態度取って……あっとっとっ!」
バルログ「……ケンの気を引いていてくれてるという事ですか」ムクッ
実況「おぉ~っとおっとおっと……ここでバルログが立ち上がるっ! 立ち上がってくるっ! そしてケンの注意はバイソンへと向いているっ!」
元「あ~、もうっ……! バイソン君は無視しておかなきゃ……!」
44: 名無しさん 2015/10/19(月) 23:26:39 ID:kAMbB6Ig
ケン「おい、ヤムチャっ……!」
ヤムチャ「あっ、はい……」
ケン「おめぇがちゃんと、こいつに止め刺さねぇからだっ! お前、バイソン止めろっ!」
ダン「おいおいおい……待て待てケン……ややこしくなるような事、言うんじゃねぇよっ……!」
ケーン! ウシロー!
バルログ「フフフ、隙だらけですよケンっ……! 貰いましたっ……!」スッ
ケン「……んっ?」
バルログ「……それっ!」ゴロンッ
ケン「うおっ……おおっ……!」
実況「バルログはそのまま気配を消して背後からケンに近づき……股下から手を差し伸ばしケンの足を救いつつ、後方に転がって丸め込んでいくっ!」
元「だから言ったじゃないっ! バルログ君はクイック技も得意なんだってっ!」
ヤムチャ「あっ、はい……」
ケン「おめぇがちゃんと、こいつに止め刺さねぇからだっ! お前、バイソン止めろっ!」
ダン「おいおいおい……待て待てケン……ややこしくなるような事、言うんじゃねぇよっ……!」
ケーン! ウシロー!
バルログ「フフフ、隙だらけですよケンっ……! 貰いましたっ……!」スッ
ケン「……んっ?」
バルログ「……それっ!」ゴロンッ
ケン「うおっ……おおっ……!」
実況「バルログはそのまま気配を消して背後からケンに近づき……股下から手を差し伸ばしケンの足を救いつつ、後方に転がって丸め込んでいくっ!」
元「だから言ったじゃないっ! バルログ君はクイック技も得意なんだってっ!」
45: 名無しさん 2015/10/19(月) 23:32:00 ID:kAMbB6Ig
バルログ「油断大敵っ……! スクールボーイですっ! さぁ、レフェリー、フォールをっ!」
ケン「あ~、くそっ……! なんだなんだ……」モガモガ
実況「この場面、バルログがスクールボーイでの奇襲っ! ケンの身体を丸め込みにかかるっ!」
バイソン「イエーイっ! バルログちゃん、素晴らしいっ……! してやったりって所だなっ! ガハハハハっ!」ググッ
ヤムチャ「助けに行きたい、けど……こ、これ俺がリングに上がるのは……ダ、ダメだよなぁ……?」
実況「バイソンは場外で大きく腕を突き上げ、完全にしてやったりの表情っ!」
元「シャドルーのパターンだよ、これ」
ダン「あぁ、もうなんだなんだ……とりあえず、カウントいくかっ……!」
実況「さぁ、そしてレフェリーが今、カウントを取りにやってきましたぁ!」
ケン「あ~、くそっ……! なんだなんだ……」モガモガ
実況「この場面、バルログがスクールボーイでの奇襲っ! ケンの身体を丸め込みにかかるっ!」
バイソン「イエーイっ! バルログちゃん、素晴らしいっ……! してやったりって所だなっ! ガハハハハっ!」ググッ
ヤムチャ「助けに行きたい、けど……こ、これ俺がリングに上がるのは……ダ、ダメだよなぁ……?」
実況「バイソンは場外で大きく腕を突き上げ、完全にしてやったりの表情っ!」
元「シャドルーのパターンだよ、これ」
ダン「あぁ、もうなんだなんだ……とりあえず、カウントいくかっ……!」
実況「さぁ、そしてレフェリーが今、カウントを取りにやってきましたぁ!」
46: 名無しさん 2015/10/19(月) 23:37:18 ID:kAMbB6Ig
ダン「ワンっ……!」
ケーン! ケーン!
ダン「ツーっ……!」
ケーン! カエセー!
ダン「……スリ」
ケン「……舐めてんじゃねぇぞっ!」ガバッ
バルログ「……おっと」
ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」
オー、オーオー
実況「おぉ~っと、危ない危ない危ないっ! ここは、ケンがなんとか返していきますっ!」
元「も~う、ビックリさせるねぇ」
実況「カウントは2.7と言った所でしょうかっ!? バルログがケンの不意をついた丸め込みでしたが……ここは、ケンっ! 返していきますっ!」
ケーン! ケーン!
ダン「ツーっ……!」
ケーン! カエセー!
ダン「……スリ」
ケン「……舐めてんじゃねぇぞっ!」ガバッ
バルログ「……おっと」
ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」
オー、オーオー
実況「おぉ~っと、危ない危ない危ないっ! ここは、ケンがなんとか返していきますっ!」
元「も~う、ビックリさせるねぇ」
実況「カウントは2.7と言った所でしょうかっ!? バルログがケンの不意をついた丸め込みでしたが……ここは、ケンっ! 返していきますっ!」
57: 名無しさん 2015/10/20(火) 22:00:56 ID:gEoHXZFc
ケン「お、おっと……危なかったぜ……」
バルログ「チィ……決まりませんでしたか……しかし、ここから取り返していきましょう……」ムクッ
実況「いや~、少々ケンは……バイソンに気を取られていましたかねぇ? バルログはその隙を逃してきませんっ!」
元「気になるだろうけど……やっぱり、対戦相手以外の事に注意がいっちゃうと、こういう事になるからね……まぁ、ケン君には集中してもらいたいねぇ……」
実況「しかし、リング外にいるのはバイソン……気にするなと言うのも……なかなか難しいんじゃないでしょうかねぇ?」
元「まぁ、そうだね」
ヤムチャ「バイソンを止めとけって言われたよなぁ……よ、よしっ……! 行こうっ……!」ササッ
実況「あっとあっと、お待ち下さいっ! 場外にいるヤムチャが……おっと、おっと……これは、バイソンの方に近づく動きを見せていませんかね……?」
元「そうだよ。ヤムチャ君が止めておけばいいんだよ」
バルログ「チィ……決まりませんでしたか……しかし、ここから取り返していきましょう……」ムクッ
実況「いや~、少々ケンは……バイソンに気を取られていましたかねぇ? バルログはその隙を逃してきませんっ!」
元「気になるだろうけど……やっぱり、対戦相手以外の事に注意がいっちゃうと、こういう事になるからね……まぁ、ケン君には集中してもらいたいねぇ……」
実況「しかし、リング外にいるのはバイソン……気にするなと言うのも……なかなか難しいんじゃないでしょうかねぇ?」
元「まぁ、そうだね」
ヤムチャ「バイソンを止めとけって言われたよなぁ……よ、よしっ……! 行こうっ……!」ササッ
実況「あっとあっと、お待ち下さいっ! 場外にいるヤムチャが……おっと、おっと……これは、バイソンの方に近づく動きを見せていませんかね……?」
元「そうだよ。ヤムチャ君が止めておけばいいんだよ」
58: 名無しさん 2015/10/20(火) 22:08:27 ID:gEoHXZFc
ケン「ったく、バルログもバイソンも……生意気なんだよ……」ググッ
バルログ「さぁ、いきましょう……起き上がりに合わせて……ヒョオオォッ……!」ダダッ
実況「さぁ、しかしっ! リング上では立ち上がるケンに狙いを定めて……ここはバルログがロープへと走ったっ!」
元「おっとぉ、来てるよ来てるよっ!」
ケーン! キテルゾー!
ケン「……んあっ?」
バルログ「さぁ、ケンっ……! いきますよっ……! ヒョオオオォォッ……!」ダダッ
実況「さぁ、バルログはここで一度ロープの反動をつけて……ケンの起き上がりに合わせて、背後から突っ込んでいくっ!」
バルログ「さぁ、いきましょう……起き上がりに合わせて……ヒョオオォッ……!」ダダッ
実況「さぁ、しかしっ! リング上では立ち上がるケンに狙いを定めて……ここはバルログがロープへと走ったっ!」
元「おっとぉ、来てるよ来てるよっ!」
ケーン! キテルゾー!
ケン「……んあっ?」
バルログ「さぁ、ケンっ……! いきますよっ……! ヒョオオオォォッ……!」ダダッ
実況「さぁ、バルログはここで一度ロープの反動をつけて……ケンの起き上がりに合わせて、背後から突っ込んでいくっ!」
59: 名無しさん 2015/10/20(火) 22:19:49 ID:gEoHXZFc
バルログ「……いきますっ! ヒャオっ!」ガシッ
ケン「うおっ……! お、おっとっ……!」
実況「さぁっ! そしてバルログは、ケンの肩口に背後から飛び乗っていったぁ!」
バルログ「……スイングしますよっ! ヒョオオォォッ!」ブンッ
ケン「……お、おおっ」
実況「バルログはケンの頭部を両足で挟み込み、ケンの首を軸にして大きく大きく自身の身体をスイングっ! 旋回させていくっ!」
ケン「うおっ……! お、おっとっ……!」
実況「さぁっ! そしてバルログは、ケンの肩口に背後から飛び乗っていったぁ!」
バルログ「……スイングしますよっ! ヒョオオォォッ!」ブンッ
ケン「……お、おおっ」
実況「バルログはケンの頭部を両足で挟み込み、ケンの首を軸にして大きく大きく自身の身体をスイングっ! 旋回させていくっ!」
60: 名無しさん 2015/10/20(火) 22:28:04 ID:gEoHXZFc
バルログ「ヒョオオォォッ……! それっ……!」ガシッ
ケン「う、うおっ……!」
実況「背後から飛び乗ったバルログの身体が旋回してケンの正面まで来た所で、バルログは上体を起こしてケンの首に手を回していくっ! 足から手へと持ち替えていったぁ!」
元「おぉおぉ、華麗だねぇ……」
実況「ここはバルログの、コルバタ式のDDTっ!」
バルログ「まだまだっ……! 更に更に、旋回して勢いをつけますよっ……! ヒョオオォォッ……!」ブンッ
ケン「おおっ、おおっ……」
実況「おっとおっとっ! いやっ、バルログの回転は止まらないっ! 足から手に持ち替え……旋回してもう一周かっ!?」
元「おぉ~っとっ!」
ケン「う、うおっ……!」
実況「背後から飛び乗ったバルログの身体が旋回してケンの正面まで来た所で、バルログは上体を起こしてケンの首に手を回していくっ! 足から手へと持ち替えていったぁ!」
元「おぉおぉ、華麗だねぇ……」
実況「ここはバルログの、コルバタ式のDDTっ!」
バルログ「まだまだっ……! 更に更に、旋回して勢いをつけますよっ……! ヒョオオォォッ……!」ブンッ
ケン「おおっ、おおっ……」
実況「おっとおっとっ! いやっ、バルログの回転は止まらないっ! 足から手に持ち替え……旋回してもう一周かっ!?」
元「おぉ~っとっ!」
61: 名無しさん 2015/10/20(火) 22:35:56 ID:gEoHXZFc
オー、オーオー
バルログ「……ヒャオっ!」ガシッ
ケン「うおっ……!」
実況「勢いそのまま身体をケンの背後まで旋回させていったバルログは、再びケンの頭部を両足で挟み込むっ! 今度は手から足へと持ち替えていったぁ!」
元「いやぁ、足とか手とか……自由自在だねぇ」
バルログ「さぁさぁ、スイングしますよっ! ヒョオオオォォッ!」ブンッ
ケン「……お、おおっ」
実況「再び、バルログはケンの頭部を両足で挟み込み、ケンの首を軸にして大きく大きく自身の身体をスイングっ! 旋回させていくっ!」
元「二回転目に入ったっ!」
実況「バルログの身体がケンの周りを自由自在っ! 何処かで見たような光景が、今再び我々の目の前で行われているっ!」
バルログ「……ヒャオっ!」ガシッ
ケン「うおっ……!」
実況「勢いそのまま身体をケンの背後まで旋回させていったバルログは、再びケンの頭部を両足で挟み込むっ! 今度は手から足へと持ち替えていったぁ!」
元「いやぁ、足とか手とか……自由自在だねぇ」
バルログ「さぁさぁ、スイングしますよっ! ヒョオオオォォッ!」ブンッ
ケン「……お、おおっ」
実況「再び、バルログはケンの頭部を両足で挟み込み、ケンの首を軸にして大きく大きく自身の身体をスイングっ! 旋回させていくっ!」
元「二回転目に入ったっ!」
実況「バルログの身体がケンの周りを自由自在っ! 何処かで見たような光景が、今再び我々の目の前で行われているっ!」
62: 名無しさん 2015/10/20(火) 22:43:08 ID:gEoHXZFc
バルログ「今度は投げますっ……! ヒャオっ……!」ブンッ
ケン「……う、うおおおぉぉっ!」
オー、オーオー
実況「再びケンの正面まで旋回して来た所で……おぉ~っと、今度は自身の身体を捻って、ケンの身体をホイップさせて投げていったぁ! 二回転式のヘッドシザーズ・ホイップっ!」
元「デジャヴだね」
実況「バルログが華麗でデジャヴを決めていきますっ! デジャヴでケンの身体を吹き飛ばしていくっ! ここはバルログ得意のルチャ殺法っ!」
ケン「……うおおおぉぉっ! ぐわああぁぁっ!」ズドーンッ
実況「ケンの身体が大きく大きく吹き飛びますっ! おぉ~っと、マットに叩きつけられてしまったかっ!?」
元「うん。二回転もすると、そりゃ勢いも出るよ。うん」
ケン「……う、うおおおぉぉっ!」
オー、オーオー
実況「再びケンの正面まで旋回して来た所で……おぉ~っと、今度は自身の身体を捻って、ケンの身体をホイップさせて投げていったぁ! 二回転式のヘッドシザーズ・ホイップっ!」
元「デジャヴだね」
実況「バルログが華麗でデジャヴを決めていきますっ! デジャヴでケンの身体を吹き飛ばしていくっ! ここはバルログ得意のルチャ殺法っ!」
ケン「……うおおおぉぉっ! ぐわああぁぁっ!」ズドーンッ
実況「ケンの身体が大きく大きく吹き飛びますっ! おぉ~っと、マットに叩きつけられてしまったかっ!?」
元「うん。二回転もすると、そりゃ勢いも出るよ。うん」
63: 名無しさん 2015/10/20(火) 22:53:06 ID:gEoHXZFc
ウーロン「おいおい、なんだなんだっ!? 今のヤツ……どうなってんだ、クリリンっ……!?」
クリリン「いやぁ、俺だってよくわかんねぇよ……なんか、あの人の周りグルグル周りながら、色々やってたなぁ……?」
ウーロン「アイツも結構凄ぇヤツなんじゃねぇのか……なぁ……!?」
クリリン「うん、そうだよな。あの人は結構違うタイプだよな」
18号「……へぇ~、ああいう技もあるんだねぇ」
亀仙人「おう、そうじゃそうじゃ。ああいう技もあるんじゃ……」
18号「……ヤムチャは使わないのかね?」
亀仙人「どうなんじゃろな……? まぁ、アイツもちっと練習したら出来るんようになるんじゃないかの……?」
18号「いいじゃないか。だったら、覚えなよ」
クリリン「いやぁ、俺だってよくわかんねぇよ……なんか、あの人の周りグルグル周りながら、色々やってたなぁ……?」
ウーロン「アイツも結構凄ぇヤツなんじゃねぇのか……なぁ……!?」
クリリン「うん、そうだよな。あの人は結構違うタイプだよな」
18号「……へぇ~、ああいう技もあるんだねぇ」
亀仙人「おう、そうじゃそうじゃ。ああいう技もあるんじゃ……」
18号「……ヤムチャは使わないのかね?」
亀仙人「どうなんじゃろな……? まぁ、アイツもちっと練習したら出来るんようになるんじゃないかの……?」
18号「いいじゃないか。だったら、覚えなよ」
66: 名無しさん 2015/10/20(火) 23:01:45 ID:gEoHXZFc
ケン「……く、くそおおぉぉっ!」ゴロゴロ
実況「おぉ~っと、大きく大きく吹き飛んだケンは……勢いそのまま場外へと転がり落ちてしまいましたっ!」
元「場外は……ちょっと、マズいんじゃないかな……?」
バルログ「……フッ、美しく決まりました」シュタ
実況「一方バルログは……おぉ~っと、リング上で素早く立ち上がりポーズを決めているっ! 相変わらずのナルシストっぷりだっ!」
元「まぁ、でも華麗な技だったとは思うよ、うん」
バルログ「さぁさぁ、美しい私の攻撃はまだまだ続きますよ……皆さん、手拍子をお願いします……」パンパン
実況「そして、ここでバルログは……おっと、リング上で大きく大きく手を叩き、観客を煽っていきますっ!」
元「……狙ってるね」
実況「おぉ~っと、大きく大きく吹き飛んだケンは……勢いそのまま場外へと転がり落ちてしまいましたっ!」
元「場外は……ちょっと、マズいんじゃないかな……?」
バルログ「……フッ、美しく決まりました」シュタ
実況「一方バルログは……おぉ~っと、リング上で素早く立ち上がりポーズを決めているっ! 相変わらずのナルシストっぷりだっ!」
元「まぁ、でも華麗な技だったとは思うよ、うん」
バルログ「さぁさぁ、美しい私の攻撃はまだまだ続きますよ……皆さん、手拍子をお願いします……」パンパン
実況「そして、ここでバルログは……おっと、リング上で大きく大きく手を叩き、観客を煽っていきますっ!」
元「……狙ってるね」
69: 名無しさん 2015/10/20(火) 23:10:22 ID:gEoHXZFc
パン…………パン…………
バルログ「あらあら、どうしたんですか……? 手拍子が小さくありませんかっ? ホラホラ、もっと美しい私の応援をしてもいいんですよ……?」パンパン
実況「おぉ~っと、しかし返ってくるのは疎らな拍手っ……! バルログも戸惑っているでしょうかっ!? やはり、ナルシストでは場内のハートを掴む事は出来ないのかっ……!?」
元「いや~、そうじゃないでしょ。やっぱりこれはバルログ君がシャドルーだからでしょ?」
実況「……ほう?」
元「やっぱり、シャドルーに団体か取られるか取られないかの状況で……ここで、シャドルーへの声援はねぇ……なかなか、し辛い部分もあるんじゃないかな?」
実況「確かにっ……! ここで、バルログへの声援を送る事はある意味、このストリートプロレスにとっての背徳行為っ……! とも、言えるかもしれませんっ!」
元「でも、拍手が全くの零ってわけじゃないじゃない? そうそう、自分の好きな人を応援すればいいんだよ。バルログ君はファイトスタイルはいいのに……シャドルー軍団のせいで、ちょっと損してるよね?」
実況「顔はいい……ファイトスタイルは華麗……しかし、極悪人っ……! バルログっ……改心しろっ!」
バルログ「あらあら、どうしたんですか……? 手拍子が小さくありませんかっ? ホラホラ、もっと美しい私の応援をしてもいいんですよ……?」パンパン
実況「おぉ~っと、しかし返ってくるのは疎らな拍手っ……! バルログも戸惑っているでしょうかっ!? やはり、ナルシストでは場内のハートを掴む事は出来ないのかっ……!?」
元「いや~、そうじゃないでしょ。やっぱりこれはバルログ君がシャドルーだからでしょ?」
実況「……ほう?」
元「やっぱり、シャドルーに団体か取られるか取られないかの状況で……ここで、シャドルーへの声援はねぇ……なかなか、し辛い部分もあるんじゃないかな?」
実況「確かにっ……! ここで、バルログへの声援を送る事はある意味、このストリートプロレスにとっての背徳行為っ……! とも、言えるかもしれませんっ!」
元「でも、拍手が全くの零ってわけじゃないじゃない? そうそう、自分の好きな人を応援すればいいんだよ。バルログ君はファイトスタイルはいいのに……シャドルー軍団のせいで、ちょっと損してるよね?」
実況「顔はいい……ファイトスタイルは華麗……しかし、極悪人っ……! バルログっ……改心しろっ!」
70: 名無しさん 2015/10/20(火) 23:17:07 ID:gEoHXZFc
バイソン「ガハハっ! 相変わらず、おめぇは支持されてねぇなっ!」
バルログ「……むっ?」
バイソン「仕方ねぇな……だったら、バイソンちゃんが百万人分の声援送ってやるよっ! ヘイヘイっ! バールログっ! 頑張れ、頑張れっ! バールログっ!」パンパン
実況「おぉ~っと、しかし場外のバイソンは盛り上がっているかっ!? 大きく大きく手を叩き……バルログを盛り立てていきますっ!」
元「まぁ、バイソン君はシャドルーの仲間だからね」
バイソン「頑張れ、頑張れバールログっ! ファイトだファイトだナルシストっ!」パンパン
バルログ「……バイソン、危ないっ!」
バイソン「……何が?」
ヤムチャ「おいコラ、盛り上がってんじゃねぇぞ……オラァっ……!」ガスッ
バイソン「……痛っ!」
実況「おぉ~っと、しかしそんなバイソンに……ヤムチャ近づいていき……そしてエルボーバットっ!」
元「う~ん。いいんじゃない? あぁいう事続けられて、バルログ君が乗って来ちゃうのも、嫌だからね」
バルログ「……むっ?」
バイソン「仕方ねぇな……だったら、バイソンちゃんが百万人分の声援送ってやるよっ! ヘイヘイっ! バールログっ! 頑張れ、頑張れっ! バールログっ!」パンパン
実況「おぉ~っと、しかし場外のバイソンは盛り上がっているかっ!? 大きく大きく手を叩き……バルログを盛り立てていきますっ!」
元「まぁ、バイソン君はシャドルーの仲間だからね」
バイソン「頑張れ、頑張れバールログっ! ファイトだファイトだナルシストっ!」パンパン
バルログ「……バイソン、危ないっ!」
バイソン「……何が?」
ヤムチャ「おいコラ、盛り上がってんじゃねぇぞ……オラァっ……!」ガスッ
バイソン「……痛っ!」
実況「おぉ~っと、しかしそんなバイソンに……ヤムチャ近づいていき……そしてエルボーバットっ!」
元「う~ん。いいんじゃない? あぁいう事続けられて、バルログ君が乗って来ちゃうのも、嫌だからね」
71: 名無しさん 2015/10/20(火) 23:28:01 ID:gEoHXZFc
オー! イイゾー! ヤムチャー!
バイソン「痛ぇなぁ……何しやがる、オラっ……!」ガスッ
ヤムチャ「痛っ……! そりゃ、勿論お前に止めを刺しに来たんだよ、オラっ……!」ガスッ
ヤムチャー! イケー!
実況「おぉ~っと、そしてここでバイソンも反撃に出るっ! おっとおっとおっと……これは場外でヤムチャのバイソンの戦いが始まってしまったかっ!? 先程の延長戦とでも言えばいいのかっ!?」
元「も~う、二人共タフだねぇ……」
ダン「……馬鹿野郎っ! 何、場外でおっ始めてやがるっ!」
バルログ「……ここは、バイソンの手助けに行った方がいいのでしょうかね?」
実況「リングの上以外でも、戦いは起きていますっ! しかし、この試合に関してはケン対バルログっ! ケン対バルログございますっ!」
元「下手にリングの上の人達にちょっかい出されるぐらいなら、もうあそこでやりあっていた方がマシだよ。いいじゃんいいじゃん。やらせておけば。二人共疲れたら帰るでしょ」
バイソン「痛ぇなぁ……何しやがる、オラっ……!」ガスッ
ヤムチャ「痛っ……! そりゃ、勿論お前に止めを刺しに来たんだよ、オラっ……!」ガスッ
ヤムチャー! イケー!
実況「おぉ~っと、そしてここでバイソンも反撃に出るっ! おっとおっとおっと……これは場外でヤムチャのバイソンの戦いが始まってしまったかっ!? 先程の延長戦とでも言えばいいのかっ!?」
元「も~う、二人共タフだねぇ……」
ダン「……馬鹿野郎っ! 何、場外でおっ始めてやがるっ!」
バルログ「……ここは、バイソンの手助けに行った方がいいのでしょうかね?」
実況「リングの上以外でも、戦いは起きていますっ! しかし、この試合に関してはケン対バルログっ! ケン対バルログございますっ!」
元「下手にリングの上の人達にちょっかい出されるぐらいなら、もうあそこでやりあっていた方がマシだよ。いいじゃんいいじゃん。やらせておけば。二人共疲れたら帰るでしょ」
72: 名無しさん 2015/10/20(火) 23:34:43 ID:gEoHXZFc
ケン「……ううっ」ムクッ
実況「それでは、ヤムチャとバイソンの動向……引き続き、注意して見ていきましょうかっ!」
元「そうですね。今はやらせておきましょう」
実況「さぁさぁ、そしてそして……ここで場外へと投げ出されたケンが、今ゆっくりと立ち上がるっ……!」
バルログ「あらあら、ケンが起き上がりましたか。なら、バイソンの事はいいでしょう。あくまでターゲットはケンです。いきますよ……ヒョオオオォォッっ……!」ダダッ
実況「さぁ、リング上のバルログはそのケンの姿を捉えたかっ!? 場外のケン目掛けて一直線に突っ込んでいくっ!」
元「ここはバルログ君だっ! 場外ダイブ技……狙ってるんじゃないのっ!?」
実況「それでは、ヤムチャとバイソンの動向……引き続き、注意して見ていきましょうかっ!」
元「そうですね。今はやらせておきましょう」
実況「さぁさぁ、そしてそして……ここで場外へと投げ出されたケンが、今ゆっくりと立ち上がるっ……!」
バルログ「あらあら、ケンが起き上がりましたか。なら、バイソンの事はいいでしょう。あくまでターゲットはケンです。いきますよ……ヒョオオオォォッっ……!」ダダッ
実況「さぁ、リング上のバルログはそのケンの姿を捉えたかっ!? 場外のケン目掛けて一直線に突っ込んでいくっ!」
元「ここはバルログ君だっ! 場外ダイブ技……狙ってるんじゃないのっ!?」
73: 名無しさん 2015/10/20(火) 23:42:31 ID:gEoHXZFc
バルログ「いきますっ……! ヒャオっ……!」シュタッ
実況「さぁ、勢いよく突っ込んでいったバルログは、そのままトップロープを掴んで身体を捻りつつ飛ぶっ! そして反転しつつ、エプロンサイドへと着地っ!」
元「おっと」
バルログ「ロープの反動をつけてっ……!」ググッ
実況「更にそこからセカンドロープへと飛び乗るっ! バルログはロープの反動を利用するっ!」
元「おぉっ!」
バルログ「いきますっ……ヒョオオオォォッっ……!」シュタッ
ケン「くっ……! 降ってきやがったっ……!」
オー、オーオー
実況「さぁ、そこから後方宙返りっ! バルログの身体が空中で一回転しながらケンの元に向かっていくゥ!」
実況「さぁ、勢いよく突っ込んでいったバルログは、そのままトップロープを掴んで身体を捻りつつ飛ぶっ! そして反転しつつ、エプロンサイドへと着地っ!」
元「おっと」
バルログ「ロープの反動をつけてっ……!」ググッ
実況「更にそこからセカンドロープへと飛び乗るっ! バルログはロープの反動を利用するっ!」
元「おぉっ!」
バルログ「いきますっ……ヒョオオオォォッっ……!」シュタッ
ケン「くっ……! 降ってきやがったっ……!」
オー、オーオー
実況「さぁ、そこから後方宙返りっ! バルログの身体が空中で一回転しながらケンの元に向かっていくゥ!」
74: 名無しさん 2015/10/20(火) 23:49:49 ID:gEoHXZFc
バルログ「……ヒャオっ!」ズガアァッ
ケン「……うぐああぁぁっ!」バターンッ
オー、オーオー
実況「両腕を広げて、上体から真っ逆さまに落ちてくるような独特のフォームのラ・ケブラーダっ!」
元「これはバルログ君の、フライングバルセロナアタックだね」
実況「バルログのフライングバルセロナアタックっ! フライングバルセロナアタックっ! ロープの反動を使い、ケンに自身の身体をぶつけていくっ! 両者は縺れ合うようにダーウンっ!」
ケン「くっ……いててて……」
バルログ「フッ、これも……美しく決まりましたっ……!」ムクッ
実況「得意のルチャ殺法で流れを引き戻していく……と言った感じのバルログかっ……!? さぁ、バルログはすぐ様立ち上がるっ!」
ケン「……うぐああぁぁっ!」バターンッ
オー、オーオー
実況「両腕を広げて、上体から真っ逆さまに落ちてくるような独特のフォームのラ・ケブラーダっ!」
元「これはバルログ君の、フライングバルセロナアタックだね」
実況「バルログのフライングバルセロナアタックっ! フライングバルセロナアタックっ! ロープの反動を使い、ケンに自身の身体をぶつけていくっ! 両者は縺れ合うようにダーウンっ!」
ケン「くっ……いててて……」
バルログ「フッ、これも……美しく決まりましたっ……!」ムクッ
実況「得意のルチャ殺法で流れを引き戻していく……と言った感じのバルログかっ……!? さぁ、バルログはすぐ様立ち上がるっ!」
83: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:01:07 ID:8Q/YGeR6
亀仙人「お~お~、派手に飛びよるのぉ」
18号「アイツは面白いね。奇天烈な技ばかり使ってるじゃないか」
ウーロン「ん、んっ……? どうしたどうしたっ……!? 何か起きたのかっ!?」キョロキョロ
クリリン「何か起きたって……今、バルログって人が一回転しながら、場外に飛び降りたじゃないか……」
ウーロン「へぇ~、そんな事したのかっ!? くそっ、見逃しちまったっ!」
18号「見逃したって……アンタ、何処見てたんだよ……」
ウーロン「ヤムチャを見てたんだよ、ヤムチャをっ! ヤムチャが何かするのかな~って思ってっ!」
クリリン「あぁ、ヤムチャさんもあっちで戦ってるな」
ウーロン「あ~、くそっ……! なんだよ、見たかったなぁ~!」
18号「……そのうち、またするんじゃない? 大丈夫だよ」
18号「アイツは面白いね。奇天烈な技ばかり使ってるじゃないか」
ウーロン「ん、んっ……? どうしたどうしたっ……!? 何か起きたのかっ!?」キョロキョロ
クリリン「何か起きたって……今、バルログって人が一回転しながら、場外に飛び降りたじゃないか……」
ウーロン「へぇ~、そんな事したのかっ!? くそっ、見逃しちまったっ!」
18号「見逃したって……アンタ、何処見てたんだよ……」
ウーロン「ヤムチャを見てたんだよ、ヤムチャをっ! ヤムチャが何かするのかな~って思ってっ!」
クリリン「あぁ、ヤムチャさんもあっちで戦ってるな」
ウーロン「あ~、くそっ……! なんだよ、見たかったなぁ~!」
18号「……そのうち、またするんじゃない? 大丈夫だよ」
84: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:06:53 ID:8Q/YGeR6
ヤムチャ「今度はこっちの番だっ……! オラっ……!」ガスッ
バイソン「ぐおっと……あ~、痛ぇなボケ……いつまでも、おめぇとやり合う趣味はないんだよ……いい加減ウザってぇよ、オイ……フンっ……」ググッ
ヤムチャ「……んっ?」
バイソン「邪魔だ邪魔だ、クソ野郎っ……! てめぇみてぇな野郎は……鉄柵に突っ込んでろっ……! ふんがああぁぁっ!」ブンッ
ヤムチャ「……お、おおおぉぉっ!」ダダッ
バイソン「……よ~し、これで邪魔者は消えた。そんじゃ、バルログちゃんの手助けに行くとしましょうかね」
ヤムチャ「ぐわあああぁぁ……! くそっ……!」ガッシャーンッ
バイソン「ぐおっと……あ~、痛ぇなボケ……いつまでも、おめぇとやり合う趣味はないんだよ……いい加減ウザってぇよ、オイ……フンっ……」ググッ
ヤムチャ「……んっ?」
バイソン「邪魔だ邪魔だ、クソ野郎っ……! てめぇみてぇな野郎は……鉄柵に突っ込んでろっ……! ふんがああぁぁっ!」ブンッ
ヤムチャ「……お、おおおぉぉっ!」ダダッ
バイソン「……よ~し、これで邪魔者は消えた。そんじゃ、バルログちゃんの手助けに行くとしましょうかね」
ヤムチャ「ぐわあああぁぁ……! くそっ……!」ガッシャーンッ
85: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:16:27 ID:8Q/YGeR6
バルログ「くたばりなさい、ヒャオっ……! さぁ、ケン……くたばりなさい、ヒャオっ……!」ガスガス
ケン「ぐっ……ぐっ……」
実況「さぁ、立ち上がったバルログは……そのままケンの身体へとストンピングっ! 踏みつけていきますっ!」
元「う~ん……流れが変わっちゃったかな……?」
ダン「あ~、また場外行きやがって……とりあえず、場外カウントだな……1っ……!」
実況「さぁ、そしてここでリング上が、場外カウントを取り始めたっ!」
元「そうだね。リングの上で続けた方がいいんじゃないかな?」
ケン「ぐっ……ぐっ……」
実況「さぁ、立ち上がったバルログは……そのままケンの身体へとストンピングっ! 踏みつけていきますっ!」
元「う~ん……流れが変わっちゃったかな……?」
ダン「あ~、また場外行きやがって……とりあえず、場外カウントだな……1っ……!」
実況「さぁ、そしてここでリング上が、場外カウントを取り始めたっ!」
元「そうだね。リングの上で続けた方がいいんじゃないかな?」
86: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:26:26 ID:8Q/YGeR6
ダン「2っ……!」
バイソン「おいコラ、そこのおめぇっ! 立てゴラァ!」
男「……お、俺っ!?」スッ
ダン「3っ……!」
バイソン「そんなに、ビビんじゃねぇよっ! なんだか、悪い事したような気になっちまうじゃねぇか……」
男「いやいや、悪い事するんでしょ、それで……」
バイソン「いいんだよ、いいんだよ……空手軍団相手にだったらいいんだよ……そんじゃあ、椅子借りま~す。ありがとさ~ん。おめぇも前列にいるんだったら、声掛けられてぐらいでビビんなっ! そこはそういう席なんだよ……」ヒョイッ
ダン「4っ……!」
バイソン「おいコラ、そこのおめぇっ! 立てゴラァ!」
男「……お、俺っ!?」スッ
ダン「3っ……!」
バイソン「そんなに、ビビんじゃねぇよっ! なんだか、悪い事したような気になっちまうじゃねぇか……」
男「いやいや、悪い事するんでしょ、それで……」
バイソン「いいんだよ、いいんだよ……空手軍団相手にだったらいいんだよ……そんじゃあ、椅子借りま~す。ありがとさ~ん。おめぇも前列にいるんだったら、声掛けられてぐらいでビビんなっ! そこはそういう席なんだよ……」ヒョイッ
ダン「4っ……!」
87: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:34:51 ID:8Q/YGeR6
バイソン「よ~し、それじゃあ、このパイプ椅子使って……バルログちゃんの助太刀に行くとしましょうか……出陣じゃ~!」ズガズガ
ダン「5っ……! って、おいおいおいっ……! あの野郎、何してやがるっ……! ダァ~っ! ちっくしょうっ……!」ササッ
実況「さぁ、レフェリーの場外カウントが続く中……あっ、いや、おっと……? レフェリーがここでカウントを中断して……どうした、ロープを潜り場外へと向かうっ!」
元「……あ~、バイソン君だっ!」
ダン「おいおい……お前、何持ってやがるっ……! それ、何に使うつもりだっ!? 今から、何処に行く気だ、ええっ!?」
バイソン「……なぁ~んだよ、面倒臭い奴が来やがったなぁ」
実況「おぉ~っと、おっと……これはこれは……場外でいつの間にやらバイソンがパイプ椅子を手にしているっ! そして、バルログの加勢に行こうと言った所かっ!?」
元「……手癖が悪いねぇ。いつの間に、あんな椅子を手にしたんだ」
ダン「5っ……! って、おいおいおいっ……! あの野郎、何してやがるっ……! ダァ~っ! ちっくしょうっ……!」ササッ
実況「さぁ、レフェリーの場外カウントが続く中……あっ、いや、おっと……? レフェリーがここでカウントを中断して……どうした、ロープを潜り場外へと向かうっ!」
元「……あ~、バイソン君だっ!」
ダン「おいおい……お前、何持ってやがるっ……! それ、何に使うつもりだっ!? 今から、何処に行く気だ、ええっ!?」
バイソン「……なぁ~んだよ、面倒臭い奴が来やがったなぁ」
実況「おぉ~っと、おっと……これはこれは……場外でいつの間にやらバイソンがパイプ椅子を手にしているっ! そして、バルログの加勢に行こうと言った所かっ!?」
元「……手癖が悪いねぇ。いつの間に、あんな椅子を手にしたんだ」
88: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:39:20 ID:8Q/YGeR6
ダン「その椅子、寄越せっ!」
バイソン「……や~だよ、これは俺の椅子だよっ! 欲しいんだったら、自分でその辺から取ってこいよっ!」
ダン「……そういう意味で言ってんじゃねぇよっ! いいから、寄越せっ!」
実況「さぁ、レフェリーは場外カウントを中断して……バイソンから椅子を没収しようとしていますっ! 元さん、これはレフェリーとしては致し方ない事……なんでしょうかねぇ?」
元「このまま、場外カウントをリング上で続けていたら、バイソン君はケン君の所に行っておそらく、あの椅子で攻撃するだろうしねぇ……?」
実況「……ですよねぇ!?」
元「まぁ、仕方がないんじゃないかな……? うん……」
実況「ここで、場外カウントはストップっ! レフェリーは凶器を手にしているバイソンの方を止めに行きましたっ!」
バイソン「……や~だよ、これは俺の椅子だよっ! 欲しいんだったら、自分でその辺から取ってこいよっ!」
ダン「……そういう意味で言ってんじゃねぇよっ! いいから、寄越せっ!」
実況「さぁ、レフェリーは場外カウントを中断して……バイソンから椅子を没収しようとしていますっ! 元さん、これはレフェリーとしては致し方ない事……なんでしょうかねぇ?」
元「このまま、場外カウントをリング上で続けていたら、バイソン君はケン君の所に行っておそらく、あの椅子で攻撃するだろうしねぇ……?」
実況「……ですよねぇ!?」
元「まぁ、仕方がないんじゃないかな……? うん……」
実況「ここで、場外カウントはストップっ! レフェリーは凶器を手にしているバイソンの方を止めに行きましたっ!」
89: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:50:19 ID:8Q/YGeR6
バルログ「んっ……? 場外カウントが止まりましたね……? どうなっているんでしょう……?」チラッ
ダン「ほら、寄越せっ……! その椅子、没収だっ……!」ググッ
バイソン「やめろよ、離せよボケっ! 折角貸して貰ったのに使わなかったら、あの兄ちゃんに申し訳ねぇだろっ……! そう思わねぇのかっ……!」ググッ
バルログ「なるほど、バイソンが引きつけてくれているという事ですね。それなら……」ササッ
実況「さぁ、バイソンがレフェリーが、今パイプ椅子を互いに掴みあっての取っ組み合いのような形になっておりますっ! なんとか、ここはあの椅子を没収したいっ!」
元「あ~あ~、今度はバルログ君がっ……!」
実況「おっと、おっと元さんどうされましたっ!? バルログ……あ~、おっとおっとぉっ!」
ダン「ほら、寄越せっ……! その椅子、没収だっ……!」ググッ
バイソン「やめろよ、離せよボケっ! 折角貸して貰ったのに使わなかったら、あの兄ちゃんに申し訳ねぇだろっ……! そう思わねぇのかっ……!」ググッ
バルログ「なるほど、バイソンが引きつけてくれているという事ですね。それなら……」ササッ
実況「さぁ、バイソンがレフェリーが、今パイプ椅子を互いに掴みあっての取っ組み合いのような形になっておりますっ! なんとか、ここはあの椅子を没収したいっ!」
元「あ~あ~、今度はバルログ君がっ……!」
実況「おっと、おっと元さんどうされましたっ!? バルログ……あ~、おっとおっとぉっ!」
91: 名無しさん 2015/10/21(水) 22:58:35 ID:8Q/YGeR6
バルログ「え~っと……これでもない……あれでもない……何処だ何処だ……」ゴソゴソ
実況「おっとおっとおっとっ! ここでバルログはエプロン下に上半身を潜り込ませ、リング下の中を探っているっ!」
元「……なぁ~んか、探してるよ」
実況「このリングの下には、例えば場内の客席へとなるパイプ椅子……他には、この我々の実況席である木製テーブル……! いわゆる、備品という物が収納されているのですが……」
元「……シャドルーはそういうのを凶器として使っちゃうんだよ」
実況「リング下から、凶器を物色するバルログっ……! 探している探しているっ! 一体何を取り出すんだっ!?」
実況「おっとおっとおっとっ! ここでバルログはエプロン下に上半身を潜り込ませ、リング下の中を探っているっ!」
元「……なぁ~んか、探してるよ」
実況「このリングの下には、例えば場内の客席へとなるパイプ椅子……他には、この我々の実況席である木製テーブル……! いわゆる、備品という物が収納されているのですが……」
元「……シャドルーはそういうのを凶器として使っちゃうんだよ」
実況「リング下から、凶器を物色するバルログっ……! 探している探しているっ! 一体何を取り出すんだっ!?」
92: 名無しさん 2015/10/21(水) 23:06:25 ID:8Q/YGeR6
バルログ「ありましたありました……よし、これを使いましょう……」スーッ
実況「さぁ、そしてリング下に潜り込んでいたバルログが凶器を見つけたかっ! 再び顔を出すっ! 何を取り出したっ!?」
元「……んっ?」
バルログ「さぁ、これを使って……ケンを痛めつけてやるとしますか……」ジャラジャラ
実況「バルログが取り出したのは……おぉ~っと、チェーンですっ! チェーンんですっ! 鎖がハシゴ状に繋がった金属チェーンっ!」
元「……なんで、あんな物がリング下にあるのっ!?」
実況「え~、それは……私にもわかりませんっ……! しかし、バルログがリング下から取り出したのは……紛れもなくチェーンでございますっ!」
元「あれは備品なんかじゃないよねぇ? なんで、あんな物がリング下にあるんだよ?」
実況「さぁ、そしてリング下に潜り込んでいたバルログが凶器を見つけたかっ! 再び顔を出すっ! 何を取り出したっ!?」
元「……んっ?」
バルログ「さぁ、これを使って……ケンを痛めつけてやるとしますか……」ジャラジャラ
実況「バルログが取り出したのは……おぉ~っと、チェーンですっ! チェーンんですっ! 鎖がハシゴ状に繋がった金属チェーンっ!」
元「……なんで、あんな物がリング下にあるのっ!?」
実況「え~、それは……私にもわかりませんっ……! しかし、バルログがリング下から取り出したのは……紛れもなくチェーンでございますっ!」
元「あれは備品なんかじゃないよねぇ? なんで、あんな物がリング下にあるんだよ?」
93: 名無しさん 2015/10/21(水) 23:12:58 ID:8Q/YGeR6
18号「……へぇ~、あんな所に隠してるんだねぇ」
クリリン「悪知恵が働くって言うか……なぁ……?」
ウーロン「おいおい、いいのかよアレ……反則なんじゃないの……?」
亀仙人「ホッホッホ。勿論、反則じゃ」
ウーロン「……だよなぁ?」
亀仙人「しかし、レフェリーは気づいておらん……まだ、椅子の取り合いをしとるからな……」
18号「使うなら絶好のチャンスってワケだ……う~ん、上手く出来てるねぇ……」
クリリン「凶器なんて卑怯だぞ~! ちゃんと戦え~!」
クリリン「悪知恵が働くって言うか……なぁ……?」
ウーロン「おいおい、いいのかよアレ……反則なんじゃないの……?」
亀仙人「ホッホッホ。勿論、反則じゃ」
ウーロン「……だよなぁ?」
亀仙人「しかし、レフェリーは気づいておらん……まだ、椅子の取り合いをしとるからな……」
18号「使うなら絶好のチャンスってワケだ……う~ん、上手く出来てるねぇ……」
クリリン「凶器なんて卑怯だぞ~! ちゃんと戦え~!」
94: 名無しさん 2015/10/21(水) 23:19:03 ID:8Q/YGeR6
ケン「……ち、ちっくしょう」ムクッ
バルログ「……さぁさぁ、このチェーンを使って」
実況「さぁ、場外でケンが上体を起こすっ……! そしてバルログはチェーンを手にしながらそんなケンへと近づいていくっ!」
元「チェーンは、前もってバルログ君がリング下に隠していたのかな……?」
実況「恐らく、そういう事でしょうかねぇ……? 用意周到言いますか……悪知恵の働く奴と言うべきか……」
元「……僕は、バルログ君はそういう事しなくてもいいんだと思うんだけどねぇ」
バルログ「巻きつけますよっ……! それっ……!」シュルッ
ケン「ガッ、グッ……ゴホっ……!」
実況「確かに、バルログが得意としているのは、華麗な四次元殺法っ! しかし、そんなバルログもやはりシャドルーっ……! こういったシャドルーのやり方、ラフファイトも繰り出してくるっ!」
元「う~ん、悪い仲間の影響かね……?」
実況「さぁ、バルログはケンの背後に周りつつ……その首筋にチェーンを巻きつけていったぁ!」
バルログ「……さぁさぁ、このチェーンを使って」
実況「さぁ、場外でケンが上体を起こすっ……! そしてバルログはチェーンを手にしながらそんなケンへと近づいていくっ!」
元「チェーンは、前もってバルログ君がリング下に隠していたのかな……?」
実況「恐らく、そういう事でしょうかねぇ……? 用意周到言いますか……悪知恵の働く奴と言うべきか……」
元「……僕は、バルログ君はそういう事しなくてもいいんだと思うんだけどねぇ」
バルログ「巻きつけますよっ……! それっ……!」シュルッ
ケン「ガッ、グッ……ゴホっ……!」
実況「確かに、バルログが得意としているのは、華麗な四次元殺法っ! しかし、そんなバルログもやはりシャドルーっ……! こういったシャドルーのやり方、ラフファイトも繰り出してくるっ!」
元「う~ん、悪い仲間の影響かね……?」
実況「さぁ、バルログはケンの背後に周りつつ……その首筋にチェーンを巻きつけていったぁ!」
95: 名無しさん 2015/10/21(水) 23:25:57 ID:8Q/YGeR6
バルログ「それっ……! このまま首を絞めてあげますよっ……!」ググッ
ケン「ガッ……ゴ、ゴホっ……」
ブー! ブーブー!
実況「そしてバルログはケンの背後から力を込めて、チェーンでその首を絞めていくっ!」
元「あ~、もうっ……! あれ、苦しいよっ……!」
ブー! ブーブー!
ダン「おめぇが椅子を手放さねぇから、ブーイング飛んできてるじゃねぇかっ! オラ、とっとと寄越せっ!」グイッ
バイソン「取るんじゃねぇよ、馬鹿っ! これは俺の椅子だ、ボケっ!」グイッ
実況「レフェリーは気づいていないっ! 完全に注意がバイソンにいっているっ! バルログの行為に気づいていないっ!」
元「場外カウントもストップしてるよ……本当、隙あらばすぐにこういう事してくるね……」
ケン「ガッ……ゴ、ゴホっ……」
ブー! ブーブー!
実況「そしてバルログはケンの背後から力を込めて、チェーンでその首を絞めていくっ!」
元「あ~、もうっ……! あれ、苦しいよっ……!」
ブー! ブーブー!
ダン「おめぇが椅子を手放さねぇから、ブーイング飛んできてるじゃねぇかっ! オラ、とっとと寄越せっ!」グイッ
バイソン「取るんじゃねぇよ、馬鹿っ! これは俺の椅子だ、ボケっ!」グイッ
実況「レフェリーは気づいていないっ! 完全に注意がバイソンにいっているっ! バルログの行為に気づいていないっ!」
元「場外カウントもストップしてるよ……本当、隙あらばすぐにこういう事してくるね……」
96: 名無しさん 2015/10/21(水) 23:31:06 ID:8Q/YGeR6
バルログ「バイソン……貴方が粘れば粘った分だけ、私は続ける事が出来ます……頑張って下さい……」ググッ
ケン「ガッ、グッ……く、くそっ……舐めんじゃねぇぞ……」ググッ
オー、オーオー
実況「おっとぉっ! しかしここでケンが……首を絞められつつも、なんとか立ち上がっていくっ!」
元「……おっ!?」
バルログ「……こいつ」
ケン「チェーンで首締めるなんて……ガッ……芸がねぇぞ、オラァっ……!」ガッ
バルログ「……くっ!」
実況「なんとか立ち上がったケンは……そのまま、背面にいるバルログに……エルボーっ! 腹部に打ち込んでいくっ! 抵抗していくっ!」
元「いいよいいよいいよっ! いけいけ、打ち込め打ち込めっ!」
ケン「ガッ、グッ……く、くそっ……舐めんじゃねぇぞ……」ググッ
オー、オーオー
実況「おっとぉっ! しかしここでケンが……首を絞められつつも、なんとか立ち上がっていくっ!」
元「……おっ!?」
バルログ「……こいつ」
ケン「チェーンで首締めるなんて……ガッ……芸がねぇぞ、オラァっ……!」ガッ
バルログ「……くっ!」
実況「なんとか立ち上がったケンは……そのまま、背面にいるバルログに……エルボーっ! 腹部に打ち込んでいくっ! 抵抗していくっ!」
元「いいよいいよいいよっ! いけいけ、打ち込め打ち込めっ!」
97: 名無しさん 2015/10/21(水) 23:37:13 ID:8Q/YGeR6
ケン「ちょっと緩んだぞっ……! オラっ……! もう一発っ……!」ガスッ
バルログ「……うぐっ!」
ケーン! ガンバレー!
実況「さぁ、ケンはなんとか逃れようとしているっ! バルログの腹部にもう一撃っ!」
元「いけいけ、押せ押せっ! このままやられて続けるのはマズいっ!」
ケン「いい加減にしろっ……! うるぁっ……!」ガスッ
バルログ「……く、くあっ!」ポロッ
ケン「よしっ……外れたっ……!」
オー! オーオー!
実況「さぁ、ケンが打ち込む打ち込むっ! おっと、そしてここで……いい一撃が入ったかっ!? バルログが手にしたチェーンを落としたぞっ! ケンが解放されるっ!」
元「よしよしっ! ケン君、よく頑張ったっ!」
バルログ「……うぐっ!」
ケーン! ガンバレー!
実況「さぁ、ケンはなんとか逃れようとしているっ! バルログの腹部にもう一撃っ!」
元「いけいけ、押せ押せっ! このままやられて続けるのはマズいっ!」
ケン「いい加減にしろっ……! うるぁっ……!」ガスッ
バルログ「……く、くあっ!」ポロッ
ケン「よしっ……外れたっ……!」
オー! オーオー!
実況「さぁ、ケンが打ち込む打ち込むっ! おっと、そしてここで……いい一撃が入ったかっ!? バルログが手にしたチェーンを落としたぞっ! ケンが解放されるっ!」
元「よしよしっ! ケン君、よく頑張ったっ!」
98: 名無しさん 2015/10/21(水) 23:43:12 ID:8Q/YGeR6
ケン「……くだらねぇ攻撃しやがって、この野郎」クルッ
バルログ「……く、くそっ」
ケン「寝てろ、この野郎っ……! うらああぁぁっ……!」ズガアァァッ
バルログ「あっ……く、くあああぁぁっ……!」バターンッ
オー! オーオー!
実況「ケンはそのまま身体を反転させつつの……ラリアーットっ! 遠心力を利用した一撃をバルログに打ち込むっ!」
元「おぉおぉ、いいねぇ!」
実況「バルログの首を刈ったかっ! さぁ、バルログは場外で大きくダーウンっ!」
ケン「ったく……滅茶苦茶しやがって……ここはちょっと、休ませてもらうか……」フラフラ
実況「あ~っと、しかしやはりケンも苦しいか……? 少々、フラつきながらリングへと向かっていくっ!」
元「凶器攻撃ってのは、短時間でも効くからね。まぁ、でも返せたからいいんじゃないかな?」
バルログ「……く、くそっ」
ケン「寝てろ、この野郎っ……! うらああぁぁっ……!」ズガアァァッ
バルログ「あっ……く、くあああぁぁっ……!」バターンッ
オー! オーオー!
実況「ケンはそのまま身体を反転させつつの……ラリアーットっ! 遠心力を利用した一撃をバルログに打ち込むっ!」
元「おぉおぉ、いいねぇ!」
実況「バルログの首を刈ったかっ! さぁ、バルログは場外で大きくダーウンっ!」
ケン「ったく……滅茶苦茶しやがって……ここはちょっと、休ませてもらうか……」フラフラ
実況「あ~っと、しかしやはりケンも苦しいか……? 少々、フラつきながらリングへと向かっていくっ!」
元「凶器攻撃ってのは、短時間でも効くからね。まぁ、でも返せたからいいんじゃないかな?」
110: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:00:53 ID:RPgoud2o
ケン「くっ……とりあえず、リングに戻って……」ゴロンッ
実況「そして、ケンはサードロープ下を潜りリングインっ! リング内へと戻っていきますっ!」
元「バルログ君は、まだ倒れているね」
ケン「あ~、くそっ……首絞めやがって、ちくしょう……休憩だ、休憩……」
ケーン! ガンバレー!
実況「おぉ~っと、そしてここでケンは片膝を立てて……スタミナの回復を図っていると言った所かっ!?」
元「まぁ、そうだろうね。ちょっと、場外で痛い目に合わされてたからねぇ。ここは無理して行かず、呼吸を整えるのもいいんじゃない?」
実況「場外戦では何が起こるのかわかりませんっ! ここはケン、リング内へとエスケープっ! 呼吸を整えていきますっ!」
元「リング内にエスケープ……ってのも、皮肉なもんだね」
実況「そして、ケンはサードロープ下を潜りリングインっ! リング内へと戻っていきますっ!」
元「バルログ君は、まだ倒れているね」
ケン「あ~、くそっ……首絞めやがって、ちくしょう……休憩だ、休憩……」
ケーン! ガンバレー!
実況「おぉ~っと、そしてここでケンは片膝を立てて……スタミナの回復を図っていると言った所かっ!?」
元「まぁ、そうだろうね。ちょっと、場外で痛い目に合わされてたからねぇ。ここは無理して行かず、呼吸を整えるのもいいんじゃない?」
実況「場外戦では何が起こるのかわかりませんっ! ここはケン、リング内へとエスケープっ! 呼吸を整えていきますっ!」
元「リング内にエスケープ……ってのも、皮肉なもんだね」
111: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:07:11 ID:RPgoud2o
ダン「オラっ、没収だこの野郎っ……!」グイッ
バイソン「あ~っ……! 何すんだ、取るんじゃねぇよっ……!」
ダン「うるせぇ、馬鹿野郎っ……! 椅子はダメなんだよ、椅子はっ!」ガシャンッ
実況「確かに、場外にはまだ椅子を持ったバイソンがまだうろついておりますっ! あ~っと、いやっ! ここで、レフェリーがバイソンからなんとか椅子を取り上げたかっ!? 椅子を奪い、投げ捨てますっ!」
元「レフェリーがバイソン君に構ってる限り、いつまで経っても場外カウントは取られないからね」
実況「なんとか、レフェリーには……場を落ち着けてもらいたいものですが……」
バイソン「おめぇが、椅子奪うんじゃねぇよっ! なんだなんだ、やっぱりおめぇは空手軍団に依怙贔屓してやがんのか、オイっ!」
ダン「……バイソン、退場っ!」ビシッ
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、少々お待ち下さいっ! これはこれは、元さん……ねぇっ……!?」
元「……おっ!」
バイソン「あ~っ……! 何すんだ、取るんじゃねぇよっ……!」
ダン「うるせぇ、馬鹿野郎っ……! 椅子はダメなんだよ、椅子はっ!」ガシャンッ
実況「確かに、場外にはまだ椅子を持ったバイソンがまだうろついておりますっ! あ~っと、いやっ! ここで、レフェリーがバイソンからなんとか椅子を取り上げたかっ!? 椅子を奪い、投げ捨てますっ!」
元「レフェリーがバイソン君に構ってる限り、いつまで経っても場外カウントは取られないからね」
実況「なんとか、レフェリーには……場を落ち着けてもらいたいものですが……」
バイソン「おめぇが、椅子奪うんじゃねぇよっ! なんだなんだ、やっぱりおめぇは空手軍団に依怙贔屓してやがんのか、オイっ!」
ダン「……バイソン、退場っ!」ビシッ
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、少々お待ち下さいっ! これはこれは、元さん……ねぇっ……!?」
元「……おっ!」
112: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:12:44 ID:RPgoud2o
バイソン「た、退場って何だよ……退場って、オイっ……!」
ダン「うるせぇ、おめぇがいたらややこしくなるだけだ……オラ、とっとと退場しろ退場……オラっ……!」ドンッ
オー! オーオー!
実況「レフェリーはここで花道の方を大きく指差し……そして、バイソンの身体を押していくっ!」
元「おぉ~っと……これはこれは……退場かな……!?」
バイソン「ちょっと待てよっ……! いくらなんでも、退場って事はねぇだろうがっ! リングにゃ入っていねぇぞ、リングにはっ!」
ダン「場外で椅子持って暴れて……退場する理由にゃ、十分だっ! オラ、とっとと帰れっ!」ドンッ
バイソン「押すなって……それに、まだ暴れてません~! 未遂です、未遂~!」
ダン「屁理屈ゴネるなっ! オラ、帰れっ……!」ドンッ
ダン「うるせぇ、おめぇがいたらややこしくなるだけだ……オラ、とっとと退場しろ退場……オラっ……!」ドンッ
オー! オーオー!
実況「レフェリーはここで花道の方を大きく指差し……そして、バイソンの身体を押していくっ!」
元「おぉ~っと……これはこれは……退場かな……!?」
バイソン「ちょっと待てよっ……! いくらなんでも、退場って事はねぇだろうがっ! リングにゃ入っていねぇぞ、リングにはっ!」
ダン「場外で椅子持って暴れて……退場する理由にゃ、十分だっ! オラ、とっとと帰れっ!」ドンッ
バイソン「押すなって……それに、まだ暴れてません~! 未遂です、未遂~!」
ダン「屁理屈ゴネるなっ! オラ、帰れっ……!」ドンッ
113: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:21:27 ID:RPgoud2o
オー! オーオー!
実況「さぁ、場外ではレフェリーがバイソンに何なら強く言いながら……その身体を押して、退場口へと押しやっていくっ!」
元「ここはレフェリーも強気に行かなきゃダメだよ」
ダン「退場しねぇと……この試合は反則負けだっ! バルログの反則負けになるぞっ! いいのかっ!?」ドンッ
バイソン「百歩譲って、俺に悪かったとしても……バルログちゃんは関係ねぇだろがっ! な~んだ、その反則負けって!」
ダン「セコンドの介入で反則負け……理由にゃ十分すぎるぞ……! ちょっと、やりすぎたなぁ、バイソンっ……! オラ、大人しく帰りなっ!」ドンッ
バイソン「……カァ~! 一々押すんじゃねぇっ! うざってぇなぁっ!」
実況「さぁ、場外ではレフェリーがバイソンに何なら強く言いながら……その身体を押して、退場口へと押しやっていくっ!」
元「ここはレフェリーも強気に行かなきゃダメだよ」
ダン「退場しねぇと……この試合は反則負けだっ! バルログの反則負けになるぞっ! いいのかっ!?」ドンッ
バイソン「百歩譲って、俺に悪かったとしても……バルログちゃんは関係ねぇだろがっ! な~んだ、その反則負けって!」
ダン「セコンドの介入で反則負け……理由にゃ十分すぎるぞ……! ちょっと、やりすぎたなぁ、バイソンっ……! オラ、大人しく帰りなっ!」ドンッ
バイソン「……カァ~! 一々押すんじゃねぇっ! うざってぇなぁっ!」
114: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:27:19 ID:RPgoud2o
バイソン「糞がっ! 糞がっ! オイっ、ケンもヤムチャの糞野郎も……覚えておけよっ! レフェリーに救われたなぁ、オイっ! 聞いてんのかぁっ!?」
ダン「……吠えるな馬鹿、オラ。退場だっ!」ドンッ
実況「さぁ、レフェリーによる退去命令っ! 強制送還が始まったっ! おぉ~っと、バイソンも吠えていますっ!」
元「なんか、捨て台詞でも吐いてるんじゃないの?」
ケン「退場か……へへへ、ざまあみろ……バーカ……」チラッ
実況「さぁ、リング上のケンはそんなバイソンを見つめながら……おっと、少しばかり顔から笑みが溢れたような気がしますっ!」
元「まぁ、バイソン君が退場する事によって……ケン君の動きやすい状況が出来てきたんじゃない?」
ダン「……吠えるな馬鹿、オラ。退場だっ!」ドンッ
実況「さぁ、レフェリーによる退去命令っ! 強制送還が始まったっ! おぉ~っと、バイソンも吠えていますっ!」
元「なんか、捨て台詞でも吐いてるんじゃないの?」
ケン「退場か……へへへ、ざまあみろ……バーカ……」チラッ
実況「さぁ、リング上のケンはそんなバイソンを見つめながら……おっと、少しばかり顔から笑みが溢れたような気がしますっ!」
元「まぁ、バイソン君が退場する事によって……ケン君の動きやすい状況が出来てきたんじゃない?」
117: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:32:27 ID:RPgoud2o
バイソン「ケーンっ! ケーンっ! 糞野郎ケーンっ! 生意気なんだよ、ケーンっ!」
ダン「……やかましいっ! とっとと退場しろ、オラっ!」ドンッ
ケン「……うるせぇなぁ。大人しく帰ればいいってのに」
実況「さぁ、レフェリーに身体を押され、花道の奥深くまで連行されていくバイソンっ! お~っとおっと、まだ納得していないのかっ!? 大声で何やら叫んでいますっ!」
元「まぁまぁ、もう最後なんだから好きなだけ言わせてあげればいいんじゃないの……?」
バルログ「……バイソン、貴方は最後の最後まで戦士でした。退場する間際までケンの注意を引きつけていてくれるんですからね」ムクッ
ダン「……やかましいっ! とっとと退場しろ、オラっ!」ドンッ
ケン「……うるせぇなぁ。大人しく帰ればいいってのに」
実況「さぁ、レフェリーに身体を押され、花道の奥深くまで連行されていくバイソンっ! お~っとおっと、まだ納得していないのかっ!? 大声で何やら叫んでいますっ!」
元「まぁまぁ、もう最後なんだから好きなだけ言わせてあげればいいんじゃないの……?」
バルログ「……バイソン、貴方は最後の最後まで戦士でした。退場する間際までケンの注意を引きつけていてくれるんですからね」ムクッ
118: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:38:38 ID:RPgoud2o
ケン「よしよし、バイソンがいなくなれば……バルログに集中できるな……ホラ、帰れ帰れ……」
バルログ「今、ケンの注意はバイソンにいっています……それなら、不意打ちで一撃喰らわせてやれるでしょうっ……!」シュタッ
実況「あ~っとっ! しかししかしっ……! このタイミングでバルログが立ち上がるっ! そして、素早くエプロンサイドに飛び乗るっ!」
元「おいおいおい……嫌なタイミングで来ちゃったよ……ケン君、バルログ君の方、見てるんじゃないっ!?」
バルログ「さぁ、コーナー上から……キツい一撃をお見舞いしていきましょう……ケン、貴方の相手は……私なんですよ、フフ……」ググッ
実況「ケンの注意は退場していくバイソンに向かっているかっ!? そして、その隙を逃さず、バルログはコーナーポストへと昇っていくっ! ケンはバルログに気づいていないっ!」
元「あ~、だからバイソン君は……あんなに叫んでるんだね……? ケン君の注意を引く為に」
バルログ「今、ケンの注意はバイソンにいっています……それなら、不意打ちで一撃喰らわせてやれるでしょうっ……!」シュタッ
実況「あ~っとっ! しかししかしっ……! このタイミングでバルログが立ち上がるっ! そして、素早くエプロンサイドに飛び乗るっ!」
元「おいおいおい……嫌なタイミングで来ちゃったよ……ケン君、バルログ君の方、見てるんじゃないっ!?」
バルログ「さぁ、コーナー上から……キツい一撃をお見舞いしていきましょう……ケン、貴方の相手は……私なんですよ、フフ……」ググッ
実況「ケンの注意は退場していくバイソンに向かっているかっ!? そして、その隙を逃さず、バルログはコーナーポストへと昇っていくっ! ケンはバルログに気づいていないっ!」
元「あ~、だからバイソン君は……あんなに叫んでるんだね……? ケン君の注意を引く為に」
119: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:45:03 ID:RPgoud2o
ヤムチャ「……」バンバンバンバン
ケン「……んっ?」
ヤムチャ「……」バンバンバンバン
ケン「な、何だよヤムチャ……どうした……?」
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、しかしここはヤムチャがフォローに行くかっ!? リングに近づいて、エプロンサイドを激しく激しく叩くっ! 大きな大きな音を出して、ケンの注意を引くっ!」
元「ケン君、バルログ君に気づいてないからね……教えてあげてっ!」
ヤムチャ「あっち見てっ!」ビシッ
バルログ「チィっ……! ヤムチャが生きていましたか、折角の不意打ちのチャンスを……」
実況「そしてヤムチャは、バルログの方を指差していくっ! ケンにその危機を伝えていくっ!」
ケン「……んっ?」
ヤムチャ「……」バンバンバンバン
ケン「な、何だよヤムチャ……どうした……?」
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、しかしここはヤムチャがフォローに行くかっ!? リングに近づいて、エプロンサイドを激しく激しく叩くっ! 大きな大きな音を出して、ケンの注意を引くっ!」
元「ケン君、バルログ君に気づいてないからね……教えてあげてっ!」
ヤムチャ「あっち見てっ!」ビシッ
バルログ「チィっ……! ヤムチャが生きていましたか、折角の不意打ちのチャンスを……」
実況「そしてヤムチャは、バルログの方を指差していくっ! ケンにその危機を伝えていくっ!」
120: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:52:04 ID:RPgoud2o
ケン「あっち……? って、オイっ……! バルログ……あの野郎、あんな所にっ……!」クルッ
ヤムチャー! イイゾー!
実況「さぁ、ヤムチャの指差す方向を振り向くケンっ! そして、ここでバルログに気づいたっ!」
元「よ~しっ! よくやったっ!」
バルログ「チィ……折角の不意打ちでの一撃でしたのに……しかし、まだいけますっ! ヒョオオォォッ!」シュタッ
実況「この場面、バルログの目論見は外れたかっ……!? あっと、しかしバルログは急いでコーナーポスト上からケンに向かって飛んでいったぁ!」
元「おっと……飛ぶのかっ!?」
ヤムチャー! イイゾー!
実況「さぁ、ヤムチャの指差す方向を振り向くケンっ! そして、ここでバルログに気づいたっ!」
元「よ~しっ! よくやったっ!」
バルログ「チィ……折角の不意打ちでの一撃でしたのに……しかし、まだいけますっ! ヒョオオォォッ!」シュタッ
実況「この場面、バルログの目論見は外れたかっ……!? あっと、しかしバルログは急いでコーナーポスト上からケンに向かって飛んでいったぁ!」
元「おっと……飛ぶのかっ!?」
121: 名無しさん 2015/10/22(木) 22:56:53 ID:RPgoud2o
バルログ「ミサイルキックですっ……! ヒョオォォッっ……!」シュタッ
ヤムチャ「ケンさん、逃げてっ!」
実況「さぁ、バルログのコーナーポスト上からのミサイルキックっ! ケンに向かっていくっ!」
ケン「不意打ち狙っていたようだが……当てが外れたなぁ、バルログっ……!」ササッ
バルログ「……チィっ!」
ケン「下から、突き上げてやるよっ……! オラっ!」ドスッ
バルログ「……うぐああぁぁっ!」
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、しかしケンはその軌道上から横にそれつつ……そのまま空中のバルログに対してドロップキックっ! 下から突き上げていったぁ!」
元「おぉ~っ! よしよしよしっ! 上手くカウンター決めれたよっ!」
ヤムチャ「ケンさん、逃げてっ!」
実況「さぁ、バルログのコーナーポスト上からのミサイルキックっ! ケンに向かっていくっ!」
ケン「不意打ち狙っていたようだが……当てが外れたなぁ、バルログっ……!」ササッ
バルログ「……チィっ!」
ケン「下から、突き上げてやるよっ……! オラっ!」ドスッ
バルログ「……うぐああぁぁっ!」
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、しかしケンはその軌道上から横にそれつつ……そのまま空中のバルログに対してドロップキックっ! 下から突き上げていったぁ!」
元「おぉ~っ! よしよしよしっ! 上手くカウンター決めれたよっ!」
122: 名無しさん 2015/10/22(木) 23:05:13 ID:RPgoud2o
バルログ「……う、うぐああぁぁっ!」ドシーンッ
ケン「……よしっ!」
ワー! ワーワー!
実況「ケンがバルログを撃墜したぁ! ミサイルキックをドロップキックで返していきますっ! 空中戦を得意としているのはバルログだけではないっ!」
元「ケン君も結構得意だからねっ!」
バルログ「く、くそっ……脇腹に入りました……」ゴロゴロ
ヤムチャ「よしっ……! ケンさん、いいですよっ……!」ググッ
実況「おっとこれはこれはバルログの脇腹辺りに入ったかっ!? バルログは脇腹を抱えて悶えておりますっ! そしてヤムチャはガッツポーズっ!」
元「うんうん。ヤムチャ君もよく動いてくれたよっ!」
ケン「……よしっ!」
ワー! ワーワー!
実況「ケンがバルログを撃墜したぁ! ミサイルキックをドロップキックで返していきますっ! 空中戦を得意としているのはバルログだけではないっ!」
元「ケン君も結構得意だからねっ!」
バルログ「く、くそっ……脇腹に入りました……」ゴロゴロ
ヤムチャ「よしっ……! ケンさん、いいですよっ……!」ググッ
実況「おっとこれはこれはバルログの脇腹辺りに入ったかっ!? バルログは脇腹を抱えて悶えておりますっ! そしてヤムチャはガッツポーズっ!」
元「うんうん。ヤムチャ君もよく動いてくれたよっ!」
123: 名無しさん 2015/10/22(木) 23:09:51 ID:RPgoud2o
ウーロン「おぉ~っ! ヤムチャっ! いいんじゃねぇかっ!? いいんじゃねぇかっ!?」
クリリン「よしよしっ! ヤムチャさんだって、負けちゃいねぇんだっ!」
ウーロン「ちょっと、金髪の奴に教えただけだけどな? ハハハ!」
亀仙人「チームプレイも立派な戦略じゃ。ホッホッホ」
18号「この二戦目に関しては、今までいい所なしだったけど……今のはズルい事でも悪い事でもなく……上手くやったんじゃない……? それとも指示すらダメなのかい……?」
亀仙人「今のは、オッケーじゃな!」
18号「アタシにはまだ、ルールがちょっとよくわからない部分がまだあるけど……うん、アイツそのルールの中でよくやってるんじゃない……?」
亀仙人「アイツは器用じゃからな。お前らも見習わんかいっ!」
18号「……はいはい」
クリリン「よしよしっ! ヤムチャさんだって、負けちゃいねぇんだっ!」
ウーロン「ちょっと、金髪の奴に教えただけだけどな? ハハハ!」
亀仙人「チームプレイも立派な戦略じゃ。ホッホッホ」
18号「この二戦目に関しては、今までいい所なしだったけど……今のはズルい事でも悪い事でもなく……上手くやったんじゃない……? それとも指示すらダメなのかい……?」
亀仙人「今のは、オッケーじゃな!」
18号「アタシにはまだ、ルールがちょっとよくわからない部分がまだあるけど……うん、アイツそのルールの中でよくやってるんじゃない……?」
亀仙人「アイツは器用じゃからな。お前らも見習わんかいっ!」
18号「……はいはい」
124: 名無しさん 2015/10/22(木) 23:15:08 ID:RPgoud2o
ケン「よ~し、ちょっとはスタミナも回復してきたかな……? ここから、攻めていくぜ……!」ムクッ
実況「さぁ、そんなバルログを尻目に……ケンは立ち上がっていくっ!」
元「上手く奇襲攻撃も避けたし……ここから、リズム掴んでいきたいねぇ」
ケン「オラ、バルログ……起きろ……!」ググッ
バルログ「う、ううっ……」
実況「そしてケンは……バルログの身体を引き起こしていくっ……!」
元「さぁ、行こうっ!」
ケン「アレ、そういや……今、レフェリーいねぇな……という事は……」キョロキョロ
実況「さぁ、ここでケンは、辺りを見回すような素振りを見せて……」
実況「さぁ、そんなバルログを尻目に……ケンは立ち上がっていくっ!」
元「上手く奇襲攻撃も避けたし……ここから、リズム掴んでいきたいねぇ」
ケン「オラ、バルログ……起きろ……!」ググッ
バルログ「う、ううっ……」
実況「そしてケンは……バルログの身体を引き起こしていくっ……!」
元「さぁ、行こうっ!」
ケン「アレ、そういや……今、レフェリーいねぇな……という事は……」キョロキョロ
実況「さぁ、ここでケンは、辺りを見回すような素振りを見せて……」
125: 名無しさん 2015/10/22(木) 23:20:02 ID:RPgoud2o
ケン「よし、それじゃあ……オイ、ヤムチャっ……!」
ヤムチャ「あっ、はいっ……! 何ですかっ!?」
ケン「リング来い……リングに上がって来い……レフェリーがいねぇんだ……合体攻撃のチャンスなんだよっ……!」クイクイ
オー! オーオー!
実況「おっと、そしてケンはここでリングサイドにいるヤムチャを呼び寄せるっ! 呼び寄せていくっ!」
元「あ~、確かに今リング内にはレフェリーいないねぇ……ヤムチャ君使うなら今がチャンスだよ。ケン君も悪知恵が働くね」
ヤムチャ「俺、行っていいんですか……?」
ケン「レフェリーがいねぇから、バレやしねぇよ……! ほらほら、早く来い早く来い……」クイクイ
ヤムチャ「わ、わかりました……」サッ
オー! オーオー!
実況「この辺りに目には目を……歯には歯をと言った所でしょうかっ!? バルログがバイソンを使ってくるのなら……ケンもヤムチャを使ってきますっ!」
ヤムチャ「あっ、はいっ……! 何ですかっ!?」
ケン「リング来い……リングに上がって来い……レフェリーがいねぇんだ……合体攻撃のチャンスなんだよっ……!」クイクイ
オー! オーオー!
実況「おっと、そしてケンはここでリングサイドにいるヤムチャを呼び寄せるっ! 呼び寄せていくっ!」
元「あ~、確かに今リング内にはレフェリーいないねぇ……ヤムチャ君使うなら今がチャンスだよ。ケン君も悪知恵が働くね」
ヤムチャ「俺、行っていいんですか……?」
ケン「レフェリーがいねぇから、バレやしねぇよ……! ほらほら、早く来い早く来い……」クイクイ
ヤムチャ「わ、わかりました……」サッ
オー! オーオー!
実況「この辺りに目には目を……歯には歯をと言った所でしょうかっ!? バルログがバイソンを使ってくるのなら……ケンもヤムチャを使ってきますっ!」
126: 名無しさん 2015/10/22(木) 23:27:30 ID:RPgoud2o
ウーロン「おぉ、なんだなんだっ!? ヤムチャもいくのかっ!?」
クリリン「いくんじゃね? だって、ヤムチャさん呼ばれてるぞ」
ウーロン「お~お~、それならヤムチャもいけいけいけっ!」
18号「……ヤムチャも、参加していいのかい?」
亀仙人「まぁ、厳密に言うと反則じゃ……しかし、今レフェリーはリング上にいないんじゃろ……?」
18号「……いないねぇ」
亀仙人「バレない反則は……反則じゃないのじゃよ……」
18号「……そういう事言う奴って、大抵悪人のような気がするけどね」
亀仙人「ホッホッホ」
18号「……ズルくないのかい?」
亀仙人「ホッホッホ」
18号「いやいや、笑ってんじゃないよ。答えなよ……」
亀仙人「ホッホッホ」
クリリン「いくんじゃね? だって、ヤムチャさん呼ばれてるぞ」
ウーロン「お~お~、それならヤムチャもいけいけいけっ!」
18号「……ヤムチャも、参加していいのかい?」
亀仙人「まぁ、厳密に言うと反則じゃ……しかし、今レフェリーはリング上にいないんじゃろ……?」
18号「……いないねぇ」
亀仙人「バレない反則は……反則じゃないのじゃよ……」
18号「……そういう事言う奴って、大抵悪人のような気がするけどね」
亀仙人「ホッホッホ」
18号「……ズルくないのかい?」
亀仙人「ホッホッホ」
18号「いやいや、笑ってんじゃないよ。答えなよ……」
亀仙人「ホッホッホ」
140: 名無しさん 2015/10/23(金) 22:02:47 ID:OAEp35aQ
ダン「よし……なんとか、バイソンは退場させれたな……さぁ、リングに戻らねぇと……レフェリー不在じゃ、試合は出来ねぇからな……」クルッ
ヤムチャ「よし……それじゃあ、合体攻撃を……」
ケン「あ~、待て待て待て待て……ストップっ! ヤムチャ、ヤムチャ……ストップだっ! 入ってくるなっ!」
ヤムチャ「えっ……!?」
実況「おっと、しかしここで、ケンはヤムチャを追い払うような素振りを見せますっ! リングインしようとしていたヤムチャも……これには少々、戸惑っているかっ!?」
元「あ~、レフェリーが帰ってきてるねぇ……残念……」
ケン「レフェリーが帰って来てるんだよ、ちくしょう……これじゃあ、バレちまうだろ……ダメだダメだ……中止だ、中止っ!」
ヤムチャ「……中止って」
ケン「場外戻ってろっ……! 大人しくしておけっ……!」
ヤムチャ「よし……それじゃあ、合体攻撃を……」
ケン「あ~、待て待て待て待て……ストップっ! ヤムチャ、ヤムチャ……ストップだっ! 入ってくるなっ!」
ヤムチャ「えっ……!?」
実況「おっと、しかしここで、ケンはヤムチャを追い払うような素振りを見せますっ! リングインしようとしていたヤムチャも……これには少々、戸惑っているかっ!?」
元「あ~、レフェリーが帰ってきてるねぇ……残念……」
ケン「レフェリーが帰って来てるんだよ、ちくしょう……これじゃあ、バレちまうだろ……ダメだダメだ……中止だ、中止っ!」
ヤムチャ「……中止って」
ケン「場外戻ってろっ……! 大人しくしておけっ……!」
141: 名無しさん 2015/10/23(金) 22:12:22 ID:OAEp35aQ
ダン「あ~、なんだなんだっ……! 今度はヤムチャの野郎が乱入か……くそっ、急がねぇと……」ダダッ
実況「あ~、確かに今花道からレフェリーが走ってきておりますっ! ちょっと、こういった状況では……コンビネーションは使いにくいかっ!?」
元「レフェリーに目をつけられるのは厄介だからね……まぁ、でもいいんじゃない? 一対一でやれば……そもそも、これはそういう試合なんだし……」
ヤムチャ「そ、それじゃあ場外戻りますよ……とりあえずは、大人しくしておきます……」ササッ
ダン「……あぁ、アイツ、エプロンサイドで何してやがったんだ? 場外戻ったぞ」ダダッ
実況「エプロンサイドに上がっていたヤムチャも……ここは残念っ! 場外へと戻りますっ!」
元「ヤムチャ君も、下手だねぇ……あ~んな、直立不動の姿勢でいたら、逆に怪しいよ……」
実況「おっとおっと、場外に降りたヤムチャは……気をつけっ! いい姿勢だっ! しかし、確かに怪しいっ!」
実況「あ~、確かに今花道からレフェリーが走ってきておりますっ! ちょっと、こういった状況では……コンビネーションは使いにくいかっ!?」
元「レフェリーに目をつけられるのは厄介だからね……まぁ、でもいいんじゃない? 一対一でやれば……そもそも、これはそういう試合なんだし……」
ヤムチャ「そ、それじゃあ場外戻りますよ……とりあえずは、大人しくしておきます……」ササッ
ダン「……あぁ、アイツ、エプロンサイドで何してやがったんだ? 場外戻ったぞ」ダダッ
実況「エプロンサイドに上がっていたヤムチャも……ここは残念っ! 場外へと戻りますっ!」
元「ヤムチャ君も、下手だねぇ……あ~んな、直立不動の姿勢でいたら、逆に怪しいよ……」
実況「おっとおっと、場外に降りたヤムチャは……気をつけっ! いい姿勢だっ! しかし、確かに怪しいっ!」
143: 名無しさん 2015/10/23(金) 22:20:43 ID:OAEp35aQ
ウーロン「馬鹿野郎っ……! なんで、戻るんだよっ……! いけよ、バカっ……!」
クリリン「あ~あ~、ヤムチャさん戻っちゃったよ……」
亀仙人「レフェリーが帰ってきとるから仕方ない……まぁ、賢明な選択じゃな……」
18号「……なる程。レフェリーが帰って来たら、バレる反則になっちまうからね。使えないってワケか」
亀仙人「……そういう事、そういう事」
18号「ハハハ、いいタイミングで帰ってきたじゃないか。あのレフェリー……」
ウーロン「あのレフェリーのせいで、ヤムチャが戻っちまったんだぞっ!? 全然、良くねぇよっ!」
18号「ハハハ、そりゃそうだ」
クリリン「あ~あ~、ヤムチャさん戻っちゃったよ……」
亀仙人「レフェリーが帰ってきとるから仕方ない……まぁ、賢明な選択じゃな……」
18号「……なる程。レフェリーが帰って来たら、バレる反則になっちまうからね。使えないってワケか」
亀仙人「……そういう事、そういう事」
18号「ハハハ、いいタイミングで帰ってきたじゃないか。あのレフェリー……」
ウーロン「あのレフェリーのせいで、ヤムチャが戻っちまったんだぞっ!? 全然、良くねぇよっ!」
18号「ハハハ、そりゃそうだ」
144: 名無しさん 2015/10/23(金) 22:34:33 ID:OAEp35aQ
ケン「まぁ、ヤムチャは使えねぇが……一人で十分だっ……! それじゃあ、いくぜっ……!」ガシッ
バルログ「……くっ」
実況「さぁ、ヤムチャを下げていったケンは、ここでバルログの頭部を自身の脇にへと抱え込んでいったっ!」
元「ヤムチャ君、使えなかったのは残念だけどね……まぁ、ケン君なら一人で大丈夫だよ」
ケン「そぉ~らっ! 持ち上げるぜ……うおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「……う、うおっと」
実況「さぁさぁ、そのままバルログの身体を真っ逆さまへと抱え上げていくっ!」
元「ブレーンバスターかな……? それとも、ファルコンアローかな……?」
バルログ「……くっ」
実況「さぁ、ヤムチャを下げていったケンは、ここでバルログの頭部を自身の脇にへと抱え込んでいったっ!」
元「ヤムチャ君、使えなかったのは残念だけどね……まぁ、ケン君なら一人で大丈夫だよ」
ケン「そぉ~らっ! 持ち上げるぜ……うおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「……う、うおっと」
実況「さぁさぁ、そのままバルログの身体を真っ逆さまへと抱え上げていくっ!」
元「ブレーンバスターかな……? それとも、ファルコンアローかな……?」
145: 名無しさん 2015/10/23(金) 22:43:03 ID:OAEp35aQ
ケン「そぉら、そぉら……まだ、落とさねぇぞ……」ググッ
バルログ「くっ……くっ……」
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、ケンはバルログを真っ逆さまに持ち上げた状態でそのまま静止っ! バルログを抱え上げたまま、大きく大きく溜めを作っていきますっ!」
元「抱え上げられてる方は、いつ落とされるからわからないからね……受身が取り辛いんだよ……」
実況「ここは溜めて溜めて、滞空時間を伸ばしていくっ! さぁ、バルログの心に恐怖心が芽生えるっ!」
ダン(おうおう、溜めてやがる溜めてやがる……時間稼いでくれてるのね、ありがとさん……早く戻りますからねぇ……)ダダッ
ヤムチャ「規律っ……! 直立不動っ……! 俺は、何も悪い事してませんっ……!」ビシッ
バルログ「くっ……くっ……」
オー! オーオー!
実況「おぉ~っと、ケンはバルログを真っ逆さまに持ち上げた状態でそのまま静止っ! バルログを抱え上げたまま、大きく大きく溜めを作っていきますっ!」
元「抱え上げられてる方は、いつ落とされるからわからないからね……受身が取り辛いんだよ……」
実況「ここは溜めて溜めて、滞空時間を伸ばしていくっ! さぁ、バルログの心に恐怖心が芽生えるっ!」
ダン(おうおう、溜めてやがる溜めてやがる……時間稼いでくれてるのね、ありがとさん……早く戻りますからねぇ……)ダダッ
ヤムチャ「規律っ……! 直立不動っ……! 俺は、何も悪い事してませんっ……!」ビシッ
146: 名無しさん 2015/10/23(金) 22:50:42 ID:OAEp35aQ
ケン「ほぉ~ら、ほぉ~ら……まだまだ溜めるぞ……いつ、落とそうかねぇ……」ググッ
バルログ「くっ……! 落とすなら、早く落としなさいっ……!」
オー! オーオー!
実況「長いっ……! 実に長いっ……! おぉ~っと、ケンはまだ落とさないっ! まだ落とさないっ!」
元「おぉ~、凄く溜めてるねぇ……これ、落とされる方も怖いよっ!」
ダン「よっしゃっ! リング到着っ! リングに俺がいねぇと、始まんねぇからなっ!」
ケン「……よっしゃ、落とすぜっ! うおおおぉぉっ!」ズドーンッ
バルログ「……ぐ、ぐわああぁぁっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、そしてここでケンが落としたぁ! バルログの身体を後方に落とし、リング中央に叩きつけていきますっ!」
元「いやぁ、随分溜めたねぇ……おぉ~っと、レフェリーも戻ってきたよ」
バルログ「くっ……! 落とすなら、早く落としなさいっ……!」
オー! オーオー!
実況「長いっ……! 実に長いっ……! おぉ~っと、ケンはまだ落とさないっ! まだ落とさないっ!」
元「おぉ~、凄く溜めてるねぇ……これ、落とされる方も怖いよっ!」
ダン「よっしゃっ! リング到着っ! リングに俺がいねぇと、始まんねぇからなっ!」
ケン「……よっしゃ、落とすぜっ! うおおおぉぉっ!」ズドーンッ
バルログ「……ぐ、ぐわああぁぁっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、そしてここでケンが落としたぁ! バルログの身体を後方に落とし、リング中央に叩きつけていきますっ!」
元「いやぁ、随分溜めたねぇ……おぉ~っと、レフェリーも戻ってきたよ」
147: 名無しさん 2015/10/23(金) 23:00:07 ID:OAEp35aQ
バルログ「く、くそっ……変なタイミングで落としましたね……く、くああっ……」モガモガ
実況「おぉ~っと、バルログが腰辺りを抑えて、激しく苦しんでいるっ! 受身の取り辛い状況で背中から大きくマットに叩きつけられ、これは効いたかっ!?」
元「それと、さっきのドロップキックでの撃墜……そのダメージも生きてるんでしょう。あれも腰辺りに打ち込んでたからね」
実況「……なる程っ!」
元「バイソン君がいなくなって、レフェリーも戻ってきたんだし……ここはケン君、一気にいきたいね。チャンスだよ」
ダン「……おい、ヤムチャ?」
ヤムチャ「……ん?」
実況「そうですね、あのバイソンが消えたというのはケンにとってはかなりのアドバンテージになったのではないでしょうかっ!? こちらにはまだ、ヤムチャも生きて……あっ、しかしここでレフェリーは……場外のヤムチャに何やら話しかけておりますっ!」
実況「おぉ~っと、バルログが腰辺りを抑えて、激しく苦しんでいるっ! 受身の取り辛い状況で背中から大きくマットに叩きつけられ、これは効いたかっ!?」
元「それと、さっきのドロップキックでの撃墜……そのダメージも生きてるんでしょう。あれも腰辺りに打ち込んでたからね」
実況「……なる程っ!」
元「バイソン君がいなくなって、レフェリーも戻ってきたんだし……ここはケン君、一気にいきたいね。チャンスだよ」
ダン「……おい、ヤムチャ?」
ヤムチャ「……ん?」
実況「そうですね、あのバイソンが消えたというのはケンにとってはかなりのアドバンテージになったのではないでしょうかっ!? こちらにはまだ、ヤムチャも生きて……あっ、しかしここでレフェリーは……場外のヤムチャに何やら話しかけておりますっ!」
148: 名無しさん 2015/10/23(金) 23:05:27 ID:OAEp35aQ
ダン「お前、何かよからぬ事企んでるだろ……? なぁ……?」
ヤムチャ「いやいやいやいやっ……! この通り、俺は……何もしてませんよ……ここにずっといましたよ……本当、本当……」
ダン「……さっき、エプロンサイドにいただろ?」
ヤムチャ「いや~、あの~……それはそれは……」
実況「レフェリーは何やらヤムチャに、強い口調で言っておりますっ! おっとおっと、どうしたどうしたっ!?」
元「バカだねぇ! あ~んな、直立不動で姿勢でいたら、怪しまれるに決まってるじゃない!?」
実況「非常に行儀良く、リングサイドで兄弟子ケンの戦いの見守っていたヤムチャ……ですが……」
元「もっと自然体でいなさいよ、自然体で……あこまで行儀がいいと、逆に怪しいってのっ!」
ヤムチャ「いやいやいやいやっ……! この通り、俺は……何もしてませんよ……ここにずっといましたよ……本当、本当……」
ダン「……さっき、エプロンサイドにいただろ?」
ヤムチャ「いや~、あの~……それはそれは……」
実況「レフェリーは何やらヤムチャに、強い口調で言っておりますっ! おっとおっと、どうしたどうしたっ!?」
元「バカだねぇ! あ~んな、直立不動で姿勢でいたら、怪しまれるに決まってるじゃない!?」
実況「非常に行儀良く、リングサイドで兄弟子ケンの戦いの見守っていたヤムチャ……ですが……」
元「もっと自然体でいなさいよ、自然体で……あこまで行儀がいいと、逆に怪しいってのっ!」
149: 名無しさん 2015/10/23(金) 23:13:11 ID:OAEp35aQ
ケン「ん……? なんで、レフェリーに絡まれてるんだ、アイツ……」ムクッ
ヤムチャ「ちょっと待って下さい……レフェリー……誤解です……多分、何か誤解をしてるんだと、思います……」オロオロ
ダン「……とりあえず、お前も退場だっ! 帰れっ!」ビシッ
ヤムチャ「……えぇっ!? 何でっ!?」
エー? エーエー?
実況「おぉ~っと、そしてここでレフェリーが花道の方を指差して……これは退場宣告かっ!?」
元「あ~あ……ほらほら、も~う……」
実況「この試合……バイソンと違い、ヤムチャは、何もしてはいないのですが……おぉ~っと、ここで退場宣告っ! 退場宣告っ!」
元「……いやぁ、まぁでも未遂はあったよ?」
ヤムチャ「ちょっと待って下さい……レフェリー……誤解です……多分、何か誤解をしてるんだと、思います……」オロオロ
ダン「……とりあえず、お前も退場だっ! 帰れっ!」ビシッ
ヤムチャ「……えぇっ!? 何でっ!?」
エー? エーエー?
実況「おぉ~っと、そしてここでレフェリーが花道の方を指差して……これは退場宣告かっ!?」
元「あ~あ……ほらほら、も~う……」
実況「この試合……バイソンと違い、ヤムチャは、何もしてはいないのですが……おぉ~っと、ここで退場宣告っ! 退場宣告っ!」
元「……いやぁ、まぁでも未遂はあったよ?」
150: 名無しさん 2015/10/23(金) 23:18:11 ID:OAEp35aQ
ブー! ブーブー!
ヤムチャ「退場は、困ります……退場は……なんとかなりませんかねぇ……?」
ダン「うるせぇっ! お前が退場しなけりゃ、セコンド介入でケンの反則負けだっ! それでもいいのかっ!? ほら、早く帰れっ!」ビシッ
ヤムチャ「……えぇっ!?」
ケン「……お、おいっ!?」
実況「ここはヤムチャも食い下がっていくが……おぉ~っと、しかしレフェリーは止まらないっ! 場内から、レフェリーに対してのブーイングかっ!?」
元「お客さんの気持ちはわかるんだけどね……でも、フェア精神ってので言ったら……まぁ、ヤムチャ君も下がっておくべきなんじゃないかな?」
ヤムチャ「退場は、困ります……退場は……なんとかなりませんかねぇ……?」
ダン「うるせぇっ! お前が退場しなけりゃ、セコンド介入でケンの反則負けだっ! それでもいいのかっ!? ほら、早く帰れっ!」ビシッ
ヤムチャ「……えぇっ!?」
ケン「……お、おいっ!?」
実況「ここはヤムチャも食い下がっていくが……おぉ~っと、しかしレフェリーは止まらないっ! 場内から、レフェリーに対してのブーイングかっ!?」
元「お客さんの気持ちはわかるんだけどね……でも、フェア精神ってので言ったら……まぁ、ヤムチャ君も下がっておくべきなんじゃないかな?」
151: 名無しさん 2015/10/23(金) 23:25:29 ID:OAEp35aQ
ヤムチャ「反則負けは困ります……反則負けは……」オロオロ
ケン「俺だって困るよ、馬鹿野郎……ちくしょう……おい、ヤムチャっ!?」
ヤムチャ「……んっ?」
ケン「まぁ、レフェリーに言われてるんだから、仕方ねぇ……ここから先は一人で大丈夫だ……もうバイソンもいないしな……お前は、退場しろ……」
実況「あっと、ここでケンが……ロープに近づき、リング内からレフェリーに食い下がっているヤムチャに一言二言かけて……」
元「う~んと、これは……なだめてるのかな……?」
ケン「あまりヤムチャに構いすぎてると、また不意打ち喰らっちまうからな……よしよし、とっとと攻めよう……」クルッ
実況「ケンはヤムチャに何か声を掛けた後……そのままクルっと背を向け、そしてダウンしているバルログへと向かっていくっ!」
元「そうだね。今はあくまで試合中だからね。やっぱり、こういった形で試合が止まったり、水を差されたりする事は、僕も良くないと思うよ。バイソン君ももういないんだし……お客さんには申し訳ないけど、ヤムチャ君ももういいんじゃないかな?」
ケン「俺だって困るよ、馬鹿野郎……ちくしょう……おい、ヤムチャっ!?」
ヤムチャ「……んっ?」
ケン「まぁ、レフェリーに言われてるんだから、仕方ねぇ……ここから先は一人で大丈夫だ……もうバイソンもいないしな……お前は、退場しろ……」
実況「あっと、ここでケンが……ロープに近づき、リング内からレフェリーに食い下がっているヤムチャに一言二言かけて……」
元「う~んと、これは……なだめてるのかな……?」
ケン「あまりヤムチャに構いすぎてると、また不意打ち喰らっちまうからな……よしよし、とっとと攻めよう……」クルッ
実況「ケンはヤムチャに何か声を掛けた後……そのままクルっと背を向け、そしてダウンしているバルログへと向かっていくっ!」
元「そうだね。今はあくまで試合中だからね。やっぱり、こういった形で試合が止まったり、水を差されたりする事は、僕も良くないと思うよ。バイソン君ももういないんだし……お客さんには申し訳ないけど、ヤムチャ君ももういいんじゃないかな?」
152: 名無しさん 2015/10/23(金) 23:30:08 ID:OAEp35aQ
ケン「さぁて、それじゃあいくか……オラ、バルログ起きろ……」ググッ
バルログ「う、ううっ……」
実況「さぁ、そしてケンはバルログの身体を引き起こしていくっ! 引き起こしていくっ!」
元「ここはね、リズム良く攻めていこう」
ダン「ほら、ケンも言ってるだろが……おめぇのせいで反則負けになってもいいのかっ!? オイ!」
ヤムチャ「そ、それは……困りますけど……」
ダン「……じゃあ、帰れっ!」
ヤムチャ「ううっ……あぁっ……は、はい……」
実況「おっと、場外のヤムチャも……これは渋々と言った感じでしょうかねぇ……? リングを名残惜しい目で見つめながらも……これは、引き下がっていくのでしょうかっ!?」
元「そうだね。まぁ、ケン君が説得でもしたんじゃないかな? ヤムチャ君が引き下がるからって、悪い事になるってワケじゃないんだから……通常のあるべき形に戻るだけなんだから……ただ、それだけだよ」
バルログ「う、ううっ……」
実況「さぁ、そしてケンはバルログの身体を引き起こしていくっ! 引き起こしていくっ!」
元「ここはね、リズム良く攻めていこう」
ダン「ほら、ケンも言ってるだろが……おめぇのせいで反則負けになってもいいのかっ!? オイ!」
ヤムチャ「そ、それは……困りますけど……」
ダン「……じゃあ、帰れっ!」
ヤムチャ「ううっ……あぁっ……は、はい……」
実況「おっと、場外のヤムチャも……これは渋々と言った感じでしょうかねぇ……? リングを名残惜しい目で見つめながらも……これは、引き下がっていくのでしょうかっ!?」
元「そうだね。まぁ、ケン君が説得でもしたんじゃないかな? ヤムチャ君が引き下がるからって、悪い事になるってワケじゃないんだから……通常のあるべき形に戻るだけなんだから……ただ、それだけだよ」
153: 名無しさん 2015/10/23(金) 23:36:34 ID:OAEp35aQ
ウーロン「あれっ? ヤムチャの奴……帰るのかっ!?」
クリリン「う~ん、そうだな……帰るんじゃないの……? バイソンって人も帰ったんだし……」
ウーロン「な~んだよっ! 何もしてねぇじゃねぇかよっ! ヤムチャ、つまんねぇぞっ!」
クリリン「……さっき試合したじゃねぇかよ」
ウーロン「ソレはソレっ! コレはコレだっ!」
クリリン「……おいおい」
18号「……あらら、アイツの出番はもうお終いかな?」
亀仙人「まぁ、もう終わりじゃないかな……? ところで、お前……ヤムチャの出番が終わったら、帰るとか言っておったが……帰るのか……?」
18号「何、言ってんだい。ここまで見たんだったら……最後まで見るに決まってるじゃないか」
亀仙人「ホッホッホ。そうかそうか」
クリリン「う~ん、そうだな……帰るんじゃないの……? バイソンって人も帰ったんだし……」
ウーロン「な~んだよっ! 何もしてねぇじゃねぇかよっ! ヤムチャ、つまんねぇぞっ!」
クリリン「……さっき試合したじゃねぇかよ」
ウーロン「ソレはソレっ! コレはコレだっ!」
クリリン「……おいおい」
18号「……あらら、アイツの出番はもうお終いかな?」
亀仙人「まぁ、もう終わりじゃないかな……? ところで、お前……ヤムチャの出番が終わったら、帰るとか言っておったが……帰るのか……?」
18号「何、言ってんだい。ここまで見たんだったら……最後まで見るに決まってるじゃないか」
亀仙人「ホッホッホ。そうかそうか」
159: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:01:57 ID:d89/nhxw
ケン「それっ……!」ググッ
バルログ「……お、おおっ」
実況「一方ケンはバルログの股下に手を差し伸ばし、ボディスラムの体勢で持ち上げていくっ!」
ケン「それじゃあ、落とすぞ……落とす場所は……」スッ
バルログ「……んあっ?」
実況「おぉ~っと、ケンはバルログの身体を抱え上げたまま、右足を突き出し片膝立ちの状態へ!」
ケン「……俺の膝だっ! それっ!」ドスッ
バルログ「……う、うぐああぁっ!」
実況「そして、その立てた右膝の上へと、バルログの背中を叩きつけるっ!」
元「シュミット式バックブリーカーだね。おっと、腰狙ってきたかな?」
バルログ「……お、おおっ」
実況「一方ケンはバルログの股下に手を差し伸ばし、ボディスラムの体勢で持ち上げていくっ!」
ケン「それじゃあ、落とすぞ……落とす場所は……」スッ
バルログ「……んあっ?」
実況「おぉ~っと、ケンはバルログの身体を抱え上げたまま、右足を突き出し片膝立ちの状態へ!」
ケン「……俺の膝だっ! それっ!」ドスッ
バルログ「……う、うぐああぁっ!」
実況「そして、その立てた右膝の上へと、バルログの背中を叩きつけるっ!」
元「シュミット式バックブリーカーだね。おっと、腰狙ってきたかな?」
160: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:07:47 ID:d89/nhxw
バルログ「く、くそっ……腰が……」ズルッ
実況「ケンのシュミット式バックブリーカー! シュミット式バックブリーカーっ! バルログの腰へと更にダメージを蓄積させていくかっ!? おっと、バルログはケンの膝上から、ズルッと滑り落ちたぁ!」
元「いいんじゃない?」
ヤムチャ「ケンさんにも、レフェリーにも、退場しろって言われちまったかぁ……ちくしょう……」
ダン「おい、何やってんだっ! 早く退場しろっ! ケンを反則負けにしちまうぞっ!」
ヤムチャ「あっ、あっ……わかってますよ……わかってます、わかってます……ちくしょう……」
実況「ケンのシュミット式バックブリーカー! シュミット式バックブリーカーっ! バルログの腰へと更にダメージを蓄積させていくかっ!? おっと、バルログはケンの膝上から、ズルッと滑り落ちたぁ!」
元「いいんじゃない?」
ヤムチャ「ケンさんにも、レフェリーにも、退場しろって言われちまったかぁ……ちくしょう……」
ダン「おい、何やってんだっ! 早く退場しろっ! ケンを反則負けにしちまうぞっ!」
ヤムチャ「あっ、あっ……わかってますよ……わかってます、わかってます……ちくしょう……」
161: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:16:07 ID:d89/nhxw
ケン「おい、レフェリーっ……! 退場する奴なんかに構ってんじゃねぇよっ! それより、こっち見ろっ!」
ダン「……んっ?」
実況「さぁ、ケンは移動してバルログの下半身の方へとポジショニングを写していくっ!」
ケン「これで……決めてやるっ……! 確認取ってやりなっ……! レフェリー……!」ガシッ
バルログ「……おおっ!」
実況「さぁ、そしてケンは……バルログの足を取って、自身の脇下へと抱え込んでいくっ! 左足を右脇の下に……右足は左脇の下に……バルログの両足を捉えたっ!」
元「おっ?」
ケン「いくぜっ……! うおおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「く、くおっ……!」ゴロンッ
実況「さぁ、そしてケンは両足を捉えたまま、バルログの身体を跨いで……バルログの身体を裏返していくっ!」
ダン「……んっ?」
実況「さぁ、ケンは移動してバルログの下半身の方へとポジショニングを写していくっ!」
ケン「これで……決めてやるっ……! 確認取ってやりなっ……! レフェリー……!」ガシッ
バルログ「……おおっ!」
実況「さぁ、そしてケンは……バルログの足を取って、自身の脇下へと抱え込んでいくっ! 左足を右脇の下に……右足は左脇の下に……バルログの両足を捉えたっ!」
元「おっ?」
ケン「いくぜっ……! うおおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「く、くおっ……!」ゴロンッ
実況「さぁ、そしてケンは両足を捉えたまま、バルログの身体を跨いで……バルログの身体を裏返していくっ!」
162: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:25:23 ID:d89/nhxw
ケン「シンプル・イズ・ベストっ……! これで終わりだっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ
バルログ「……ガ、ガ、ガガ!」
オー! オーオー!
実況「うつ伏せにしたバルログの腰の上にどっしりと構え、捉えた両足を持ち上げ……おぉ~っと、ここでバルログの身体を海老のように反らしていくっ!」
元「その名の通り……逆エビ固めだねっ!」
実況「さぁ、逆エビ固めっ! リバース・ボストンクラブっ! バルログの身体を反らしていくっ! バルログの腰から下をエビの尻尾のように反らしていくっ!」
ケン「おらああぁぁっ……! どうだどうだっ……! ギブアップしちまいなっ!」ググッ
バルログ「クッ……クッ……くうぅっ……!」
ワー、ワーワー
実況「この辺り……ケンはバルログの痛めた腰に、更に更にダメージを蓄積させていこうという魂胆かっ!?」
元「逆エビ固めってねぇ、シンプルに見えるけど……キツい技なんだよ。これは、完全に腰狙いだね、うん」
バルログ「……ガ、ガ、ガガ!」
オー! オーオー!
実況「うつ伏せにしたバルログの腰の上にどっしりと構え、捉えた両足を持ち上げ……おぉ~っと、ここでバルログの身体を海老のように反らしていくっ!」
元「その名の通り……逆エビ固めだねっ!」
実況「さぁ、逆エビ固めっ! リバース・ボストンクラブっ! バルログの身体を反らしていくっ! バルログの腰から下をエビの尻尾のように反らしていくっ!」
ケン「おらああぁぁっ……! どうだどうだっ……! ギブアップしちまいなっ!」ググッ
バルログ「クッ……クッ……くうぅっ……!」
ワー、ワーワー
実況「この辺り……ケンはバルログの痛めた腰に、更に更にダメージを蓄積させていこうという魂胆かっ!?」
元「逆エビ固めってねぇ、シンプルに見えるけど……キツい技なんだよ。これは、完全に腰狙いだね、うん」
163: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:38:21 ID:d89/nhxw
ワー、ワーワー
ヤムチャ「おっ……? ケンさんが、決めに行ったかな……ま、まぁそうだよな……よくよく、考えたら俺の助けなんて、いらねぇか……」
ワー、ワーワー
ヤムチャ「う~ん……でも、盛り上がり少ないんじゃないかなぁ……? これは、決めにいってるんだよ……皆……」キョロキョロ
ワー、ワーワー
ヤムチャ「よ~し……それじゃあ、一丁俺が煽ってやりますかっ!」
ワー、ワーワー
ヤムチャ「ここで、退場しながら……煽るぐらいだったら、問題はねぇだろっ! うんっ!」
ヤムチャ「おっ……? ケンさんが、決めに行ったかな……ま、まぁそうだよな……よくよく、考えたら俺の助けなんて、いらねぇか……」
ワー、ワーワー
ヤムチャ「う~ん……でも、盛り上がり少ないんじゃないかなぁ……? これは、決めにいってるんだよ……皆……」キョロキョロ
ワー、ワーワー
ヤムチャ「よ~し……それじゃあ、一丁俺が煽ってやりますかっ!」
ワー、ワーワー
ヤムチャ「ここで、退場しながら……煽るぐらいだったら、問題はねぇだろっ! うんっ!」
164: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:44:20 ID:d89/nhxw
ヤムチャ「おいおいっ! 皆、皆っ!? どうしたどうしたっ!? ケンさんが決めにいってるんだよっ! ほらほら、もっともっとっ!」パンパン
オー! オーオー!
ヤムチャ「手拍子とかっ……」パンパン
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「え~っと……ほら、声援とかっ!」パンパン
ケーン! イケイケー!
ヤムチャ「とにかく、盛り上がっていこうよっ!」パンパン
実況「おっと、そしてここでヤムチャが……おっとおっと、退場しつつも大きく大きく手を叩き、そして場内を煽っていくっ!」
元「あらあら、最後の最後まで……全く、ヤムチャ君も大人しくないねぇ……」
実況「まぁ、しかし退場口付近で、手を叩いているだけですっ! こいつは問題のない行為でしょうっ! ヤムチャの置き土産と言った所か!?」
元「こうやって声援が来るのは、やっぱり選手の力になったりするからね……まぁ、そうだね。いい置き土産だね」
オー! オーオー!
ヤムチャ「手拍子とかっ……」パンパン
ワー! ワーワー!
ヤムチャ「え~っと……ほら、声援とかっ!」パンパン
ケーン! イケイケー!
ヤムチャ「とにかく、盛り上がっていこうよっ!」パンパン
実況「おっと、そしてここでヤムチャが……おっとおっと、退場しつつも大きく大きく手を叩き、そして場内を煽っていくっ!」
元「あらあら、最後の最後まで……全く、ヤムチャ君も大人しくないねぇ……」
実況「まぁ、しかし退場口付近で、手を叩いているだけですっ! こいつは問題のない行為でしょうっ! ヤムチャの置き土産と言った所か!?」
元「こうやって声援が来るのは、やっぱり選手の力になったりするからね……まぁ、そうだね。いい置き土産だね」
165: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:54:22 ID:d89/nhxw
ワーワー! ケーン! ワーワー!
ダン(よし、ヤムチャ……お疲れさんっ……!)
ケン(いい具合に声援も、デカくなってきたじゃねぇか……よしよし、それじゃあ、俺も乗っていきますか……!)モゾモゾ
実況「さぁ、ここでケンは……おっと、ここでバルログの捉えた足部分を持ち直していくっ! より、ロックを確実な物としていくっ!」
元「あっ、いや、違うねっ……! これは、さっきまで脛を持っていたのを……太腿に持ち替えているんだよっ!」
実況「ほ~う、太腿に持ち替える……と、いう事は……?」
ケン「うるああぁぁっ! この勢いに乗って、ここまま決めてやるぜっ……! 高角度だっ!」ググッ
バルログ「……ぐああぁぁっ!」
オー! オーオー! イイゾー! ケーン!
実況「おぉ~っと、おっとっ! エビのように反り返っていたバルログの身体が、より急角度にっ! まるでシャチホコのように反り返っていくっ!」
元「そうっ! 腰に近い部分を持てば持つ程……急角度になっていくんだよ!」
ダン(よし、ヤムチャ……お疲れさんっ……!)
ケン(いい具合に声援も、デカくなってきたじゃねぇか……よしよし、それじゃあ、俺も乗っていきますか……!)モゾモゾ
実況「さぁ、ここでケンは……おっと、ここでバルログの捉えた足部分を持ち直していくっ! より、ロックを確実な物としていくっ!」
元「あっ、いや、違うねっ……! これは、さっきまで脛を持っていたのを……太腿に持ち替えているんだよっ!」
実況「ほ~う、太腿に持ち替える……と、いう事は……?」
ケン「うるああぁぁっ! この勢いに乗って、ここまま決めてやるぜっ……! 高角度だっ!」ググッ
バルログ「……ぐああぁぁっ!」
オー! オーオー! イイゾー! ケーン!
実況「おぉ~っと、おっとっ! エビのように反り返っていたバルログの身体が、より急角度にっ! まるでシャチホコのように反り返っていくっ!」
元「そうっ! 腰に近い部分を持てば持つ程……急角度になっていくんだよ!」
166: 名無しさん 2015/10/24(土) 22:59:17 ID:d89/nhxw
ヤムチャ「いいぞいいぞっ! ケンさんっ! そのままやっちまえっ!」パンパンッ
ケ・ン ! ケ・ン !
ケン「おらああぁぁっ……! どうだどうだっ! 早くギブアップしちまいなっ!」ググッ
バルログ「うぐぐ……ガガ……ガガっ……!」
ダン「どうする、バルログっ!? ギブアップかっ!? おい、ギブアップかっ!?」
バルログ「ぐがっ……ガガっ……ノーですっ……! ノー……ノーっ……!」
ケ・ン ! ケ・ン !
実況「これは、痛みの蓄積させるなどと言ったものではないっ! 完全に決めにいったぁ! ケンは完全に決めに行ってるっ!」
元「ウォールズ・オブ・ジェリコだね」
実況「ケンのウォールズ・オブ・ジェリコっ! ウォールズ・オブ・ジェリコっ! バルログの下半身を、高角度に反り返らせていくっ!」
ケ・ン ! ケ・ン !
ケン「おらああぁぁっ……! どうだどうだっ! 早くギブアップしちまいなっ!」ググッ
バルログ「うぐぐ……ガガ……ガガっ……!」
ダン「どうする、バルログっ!? ギブアップかっ!? おい、ギブアップかっ!?」
バルログ「ぐがっ……ガガっ……ノーですっ……! ノー……ノーっ……!」
ケ・ン ! ケ・ン !
実況「これは、痛みの蓄積させるなどと言ったものではないっ! 完全に決めにいったぁ! ケンは完全に決めに行ってるっ!」
元「ウォールズ・オブ・ジェリコだね」
実況「ケンのウォールズ・オブ・ジェリコっ! ウォールズ・オブ・ジェリコっ! バルログの下半身を、高角度に反り返らせていくっ!」
167: 名無しさん 2015/10/24(土) 23:04:20 ID:d89/nhxw
ウーロン「いいぞぉ~! そのまま決めちまえ~!」
クリリン「ケ・ン ! ケ・ン !」
ウーロン「ケ・ン ! ケ・ン !」
18号「……ほ~う」
亀仙人「……お前はコールせんのか?」
18号「いやぁ、流石にそれは恥ずかしい。アタシは遠慮しておくよ。ただでさえ、隣で二人が騒ぎまくってるんだから……」
亀仙人「ニャハハハ」
18号「でも、こうやって盛り上げていくのも、必要なんだね? ヤムチャは……あっ、帰っちまったか……うん、アイツ最後の最後までよくやったじゃないか」
亀仙人「一試合半動いておるからな。うむ、上出来じゃ」
クリリン「ケ・ン ! ケ・ン !」
ウーロン「ケ・ン ! ケ・ン !」
18号「……ほ~う」
亀仙人「……お前はコールせんのか?」
18号「いやぁ、流石にそれは恥ずかしい。アタシは遠慮しておくよ。ただでさえ、隣で二人が騒ぎまくってるんだから……」
亀仙人「ニャハハハ」
18号「でも、こうやって盛り上げていくのも、必要なんだね? ヤムチャは……あっ、帰っちまったか……うん、アイツ最後の最後までよくやったじゃないか」
亀仙人「一試合半動いておるからな。うむ、上出来じゃ」
168: 名無しさん 2015/10/24(土) 23:11:23 ID:d89/nhxw
ーーー
プーアル「ヤムチャ様、お疲れ様でした!」
リュウ「……」
ヤムチャ「お~、プーアルお疲れお疲れ……あっ、それにリュウさんも……お疲れ様ですっ!」
リュウ「……」
ヤムチャ「……んっ?」
リュウ「……」
ヤムチャ「あの~、リュウさん……?」
リュウ「……やってくれたなぁ?」
ヤムチャ「……えっ?」
プーアル「ヤムチャ様、お疲れ様でした!」
リュウ「……」
ヤムチャ「お~、プーアルお疲れお疲れ……あっ、それにリュウさんも……お疲れ様ですっ!」
リュウ「……」
ヤムチャ「……んっ?」
リュウ「……」
ヤムチャ「あの~、リュウさん……?」
リュウ「……やってくれたなぁ?」
ヤムチャ「……えっ?」
169: 名無しさん 2015/10/24(土) 23:16:06 ID:d89/nhxw
リュウ「この野郎……やってくれたなぁ……オイ……?」ニヤニヤ
ヤムチャ「いやいやいやいや……これは、その……そのね……?」
リュウ「な~んか、四人でチマチマチマチマ話をしてると思ったら……こういう事だったのか、おいおい……」
ヤムチャ「いや~、試合後のマイクアピールどうするって、話になりましてね……そしたら、バイソンさんの提案でこういった形に……」
リュウ「……まぁ、そうだろうな。こういう事言い出すのは多分、バイソンだ」
ヤムチャ「だから、悪いのは……全部バイソンさんなんですよ……バイソンさん……俺は従っただけで……」
リュウ「……うるせぇ!」ニヤニヤ
ヤムチャ「いやいやいやいや……これは、その……そのね……?」
リュウ「な~んか、四人でチマチマチマチマ話をしてると思ったら……こういう事だったのか、おいおい……」
ヤムチャ「いや~、試合後のマイクアピールどうするって、話になりましてね……そしたら、バイソンさんの提案でこういった形に……」
リュウ「……まぁ、そうだろうな。こういう事言い出すのは多分、バイソンだ」
ヤムチャ「だから、悪いのは……全部バイソンさんなんですよ……バイソンさん……俺は従っただけで……」
リュウ「……うるせぇ!」ニヤニヤ
170: 名無しさん 2015/10/24(土) 23:20:36 ID:YHLwz9Cw
リュウ「盛り上げるのはいい事だけどさぁ……? ちょっと、後の事も考えてくれよ……なぁ……? プレッシャーかかるじゃねぇかよ」
ヤムチャ「いやぁ、その辺は……リュウさんの事を信用して……って、感じです……ナハハ……」
リュウ「うるせぇ、ちくしょうっ!」ニヤニヤ
ヤムチャ「ナ、ナハハハ」
リュウ「でも、よくやったと思うよ、お前は……うん……バイソンとの試合も、よかったよ。うんうん……」
ヤムチャ「あっ、ありがとうございますっ……!」
リュウ「よくやりすぎってのも、問題だけどね……まぁ、そういう話は後にして……とりあえず、ケンの試合見るか……?」
ヤムチャ「そうっすね。この辺からどうなるか、俺もわかんないんですよ。途中まで参加してただけにね……続きが気になります……」
ヤムチャ「いやぁ、その辺は……リュウさんの事を信用して……って、感じです……ナハハ……」
リュウ「うるせぇ、ちくしょうっ!」ニヤニヤ
ヤムチャ「ナ、ナハハハ」
リュウ「でも、よくやったと思うよ、お前は……うん……バイソンとの試合も、よかったよ。うんうん……」
ヤムチャ「あっ、ありがとうございますっ……!」
リュウ「よくやりすぎってのも、問題だけどね……まぁ、そういう話は後にして……とりあえず、ケンの試合見るか……?」
ヤムチャ「そうっすね。この辺からどうなるか、俺もわかんないんですよ。途中まで参加してただけにね……続きが気になります……」
184: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:01:42 ID:4GfuaKC2
ケ・ン ! ケ・ン !
ケン「オラオラっ! 意地張ってもいい事ねぇぞっ! どうだどうだぁっ!」ググッ
実況「さぁ、ケンのウォールズ・オブ・ジェリコっ! ここで決まってしまうのかっ! ケンがバルログの身体を高角度に絞り上げるっ!」
元「いけいけっ! 決めちゃえ決めちゃえっ!」
ダン「バルログっ……! どうする、オイっ……! キブかっ!? ギブアップかっ!?」
バルログ「ガガっ……! しつこいですねっ……! ノーです、ノーっ……! くああぁぁっ……!」グイッ
ケン「……んあっ?」
実況「おぉ~っと、しかしここは……バルログは両腕でなんとか自身の上半身を持ち上げいくっ!
元「……おっとっ!」
ケン「オラオラっ! 意地張ってもいい事ねぇぞっ! どうだどうだぁっ!」ググッ
実況「さぁ、ケンのウォールズ・オブ・ジェリコっ! ここで決まってしまうのかっ! ケンがバルログの身体を高角度に絞り上げるっ!」
元「いけいけっ! 決めちゃえ決めちゃえっ!」
ダン「バルログっ……! どうする、オイっ……! キブかっ!? ギブアップかっ!?」
バルログ「ガガっ……! しつこいですねっ……! ノーです、ノーっ……! くああぁぁっ……!」グイッ
ケン「……んあっ?」
実況「おぉ~っと、しかしここは……バルログは両腕でなんとか自身の上半身を持ち上げいくっ!
元「……おっとっ!」
185: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:10:59 ID:4GfuaKC2
バルログ「ガ、ガガっ……! ロープ……」ズシッ
ケン「……おっ?」
バルログ「ググっ……! ロープ……ロープっ……!」ズシッ
ケン「……お、おおっ」
ケーン! キメチマエー!
実況「そして、バルログは手押し車のように、腕の力でなんかとか身体を前へ前へと運んでいくっ!」
元「うん、まぁロープブレイク狙うしかないだろうね、ここは」
実況「一歩一歩と、ロープへ近づいていくバルログっ! ここはロープブレイクを狙っていくっ! なんとか逃れようとしていくっ!」
ケン「……おっ?」
バルログ「ググっ……! ロープ……ロープっ……!」ズシッ
ケン「……お、おおっ」
ケーン! キメチマエー!
実況「そして、バルログは手押し車のように、腕の力でなんかとか身体を前へ前へと運んでいくっ!」
元「うん、まぁロープブレイク狙うしかないだろうね、ここは」
実況「一歩一歩と、ロープへ近づいていくバルログっ! ここはロープブレイクを狙っていくっ! なんとか逃れようとしていくっ!」
186: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:20:31 ID:4GfuaKC2
バルログ「ロ、ロープ……ロープ、ロープ……」ズシッ
ケン「……しゃらくせぇっ!」ドスッ
バルログ「んあっ……? く、くおっ……!」ベタッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、一歩……そしてまた一歩と、ロープへと近づいていくバルログっ! あ~っと、しかしおっとおっとおっとっ!」
元「おおっ!」
実況「しかし、ここはケンも簡単にロープブレイクさせてくれるような男ではないっ! ここで、ズッシリと腰を落とし……力を再び込めていくっ! 腕の力で持ち上げていたバルログの上体が、再びマットへと張り付いたぁ!」
元「まぁ、そうだよ。みすみす逃れさせる事はないよ。ここはケン君もいかないとね!」
ケン「……しゃらくせぇっ!」ドスッ
バルログ「んあっ……? く、くおっ……!」ベタッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、一歩……そしてまた一歩と、ロープへと近づいていくバルログっ! あ~っと、しかしおっとおっとおっとっ!」
元「おおっ!」
実況「しかし、ここはケンも簡単にロープブレイクさせてくれるような男ではないっ! ここで、ズッシリと腰を落とし……力を再び込めていくっ! 腕の力で持ち上げていたバルログの上体が、再びマットへと張り付いたぁ!」
元「まぁ、そうだよ。みすみす逃れさせる事はないよ。ここはケン君もいかないとね!」
187: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:27:35 ID:4GfuaKC2
ケン「ちゃちい抵抗しても……無駄なんだよっ……! うるああぁぁっ!」ググッ
バルログ「ガ、ガガっ……! く、くああぁっ……!」
ケ・ン ! ケ・ン !
実況「ケンは完全に決めに言っているかっ!? さぁ、再びその手に力を込めるっ!」
元「これは決めに言ってるんじゃないっ!? これだけ腰を落とされたら……ちょっと、バイソン君もロープブレイクは難しいんじゃないっ!」
実況「ケンは完全にバルログの腰の上にのし掛かるようにして、絞り上げているっ! ガッチリと決まっているウォールズ・オブ・ジェリコっ! さぁ、どうだっ!?」
ケ・ン ! ケ・ン !
ケン「うるああぁぁっ……! ここで、ギブアップしちまいなっ……!」ググッ
ダン「バルログ、どうするっ……!? ギブかっ!? ギブアップするのかっ!?」
バルログ「ガ、ガガ……ノーですっ……!」
バルログ「ガ、ガガっ……! く、くああぁっ……!」
ケ・ン ! ケ・ン !
実況「ケンは完全に決めに言っているかっ!? さぁ、再びその手に力を込めるっ!」
元「これは決めに言ってるんじゃないっ!? これだけ腰を落とされたら……ちょっと、バイソン君もロープブレイクは難しいんじゃないっ!」
実況「ケンは完全にバルログの腰の上にのし掛かるようにして、絞り上げているっ! ガッチリと決まっているウォールズ・オブ・ジェリコっ! さぁ、どうだっ!?」
ケ・ン ! ケ・ン !
ケン「うるああぁぁっ……! ここで、ギブアップしちまいなっ……!」ググッ
ダン「バルログ、どうするっ……!? ギブかっ!? ギブアップするのかっ!?」
バルログ「ガ、ガガ……ノーですっ……!」
188: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:33:15 ID:4GfuaKC2
ーーー
ヤムチャ「……なる程ねぇ」
リュウ「……何が、なる程なんだよ?」
ヤムチャ「あ~、今バルログさんが腕の力で上体持ち上げて……それで、ケンさんが力を込めたら、またマットに倒れ込んじゃったじゃないですか……?」
リュウ「うん」
ヤムチャ「あれも……攻防をしつつ、身体の空いた部分で盛り上げていく方法……って事なんですね。足4の字固めしつつ、殴り合う……みたいな……」
リュウ「しっかり、勉強もしてるじゃねぇか。ハハハ」
ヤムチャ「関節技の方は……サボってたってワケじゃないですけど、まだまだ入門したてですからね、俺も……」
リュウ「今日は使ってたな」
ヤムチャ「今度俺、あの技喰らう時……いい感じにいけると思いますよっ!?」
リュウ「ハハハ! そっちの勉強かよっ!」
ヤムチャ「……なる程ねぇ」
リュウ「……何が、なる程なんだよ?」
ヤムチャ「あ~、今バルログさんが腕の力で上体持ち上げて……それで、ケンさんが力を込めたら、またマットに倒れ込んじゃったじゃないですか……?」
リュウ「うん」
ヤムチャ「あれも……攻防をしつつ、身体の空いた部分で盛り上げていく方法……って事なんですね。足4の字固めしつつ、殴り合う……みたいな……」
リュウ「しっかり、勉強もしてるじゃねぇか。ハハハ」
ヤムチャ「関節技の方は……サボってたってワケじゃないですけど、まだまだ入門したてですからね、俺も……」
リュウ「今日は使ってたな」
ヤムチャ「今度俺、あの技喰らう時……いい感じにいけると思いますよっ!?」
リュウ「ハハハ! そっちの勉強かよっ!」
189: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:39:40 ID:4GfuaKC2
ケ・ン ! ケ・ン !
ケン「もう終わりなんだよっ……! オラ、ギブアップしちまいな、うるああぁぁっ!」ググッ
バルログ「ガ、ガガっ……! くああぁっ……! 負けませんっ……!」グイッ
ケン「……チィ、粘りやがるっ!」
実況「再び力を込めるケンっ! 絞り上げていくっ! あっ、いやしかし……おっとおっとっとっ!?」
元「ん~っ! バルログ君も必死だねぇ!」
実況「ここでバルログが再び体勢を立て直してくるっ! 再び、腕の力で身体を持ち上げるっ! 腰の上に乗っていたケンごと持ち上げていくっ!」
バルログ「ああっ……! も、もう限界ですっ……! 急がないとっ……!」ドタドタッ
ケン「……お、おおっ!」
実況「おっとおっとそしてっ……!? 今度はペースを上げて、ロープ方向へと向かっていくっ! バルログはロープブレイクを狙うっ!」
元「これ以上続けられたら、もうどうしようもないからねぇ……バルログ君が、力を振り絞るならこの場面しかないよ」
ケン「もう終わりなんだよっ……! オラ、ギブアップしちまいな、うるああぁぁっ!」ググッ
バルログ「ガ、ガガっ……! くああぁっ……! 負けませんっ……!」グイッ
ケン「……チィ、粘りやがるっ!」
実況「再び力を込めるケンっ! 絞り上げていくっ! あっ、いやしかし……おっとおっとっとっ!?」
元「ん~っ! バルログ君も必死だねぇ!」
実況「ここでバルログが再び体勢を立て直してくるっ! 再び、腕の力で身体を持ち上げるっ! 腰の上に乗っていたケンごと持ち上げていくっ!」
バルログ「ああっ……! も、もう限界ですっ……! 急がないとっ……!」ドタドタッ
ケン「……お、おおっ!」
実況「おっとおっとそしてっ……!? 今度はペースを上げて、ロープ方向へと向かっていくっ! バルログはロープブレイクを狙うっ!」
元「これ以上続けられたら、もうどうしようもないからねぇ……バルログ君が、力を振り絞るならこの場面しかないよ」
190: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:47:30 ID:4GfuaKC2
バルログ「くああぁぁっ……! ロープブレイクですよっ……! ホラ、レフェリーっ……!」ガシッ
実況「バルログもここで残された力を振り絞ってくるっ! さぁ、そしてここでロープブレイクっ! ロープブレイクっ! ここはなんとかバルログが逃げ切ったぁ!」
元「あ~、ケン君、惜しかったね……」
ダン「オイ、ケンっ……! ロープブレイクだ、ロープブレイクっ! 離せ離せっ!」
ケン「……わかってるよ。はいはい」サッ
バルログ「あぁ、ううっ……た、助かった……」
実況「さぁ、ケンもここでその手を離しますっ! 後一歩……と、言った所だったかっ!? しかし、この場面では……決まらないっ!」
元「いやぁ、でも流れはケン君にあるよっ!」
実況「バルログもここで残された力を振り絞ってくるっ! さぁ、そしてここでロープブレイクっ! ロープブレイクっ! ここはなんとかバルログが逃げ切ったぁ!」
元「あ~、ケン君、惜しかったね……」
ダン「オイ、ケンっ……! ロープブレイクだ、ロープブレイクっ! 離せ離せっ!」
ケン「……わかってるよ。はいはい」サッ
バルログ「あぁ、ううっ……た、助かった……」
実況「さぁ、ケンもここでその手を離しますっ! 後一歩……と、言った所だったかっ!? しかし、この場面では……決まらないっ!」
元「いやぁ、でも流れはケン君にあるよっ!」
191: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:53:38 ID:4GfuaKC2
ケン「まぁ、決まりはしなかったが……」クルッ
バルログ「あ、危ない所でした……しかし、ここからです……」グイッ
実況「その流れに乗っていきたいケンっ! さぁ、ロープを掴んで立ち上がろうとしていますっ! そして……ケンは、そんなバルログを観察しながら……おっと、少々距離とっていくっ!」
元「んっ……? 何か狙ってるのかな……?」
バルログ「くっ、くああっ……立つんです……とりあえず、立たないと……」グイッ
ケン「……どうやら、かなり効いてるみたいだな。こりゃ狙いもつけやすいぜ」ササッ
オー? オーオー?
実況「ケンはなかなか立ち上がる事の出来ないバルログに視線を定めながら……リング中央付近まで……あっ、いやっ! 更に更に、距離を取り逆側のロープ際まで静かに移動したっ!」
元「こりゃ、完全に狙ってるね」
バルログ「あ、危ない所でした……しかし、ここからです……」グイッ
実況「その流れに乗っていきたいケンっ! さぁ、ロープを掴んで立ち上がろうとしていますっ! そして……ケンは、そんなバルログを観察しながら……おっと、少々距離とっていくっ!」
元「んっ……? 何か狙ってるのかな……?」
バルログ「くっ、くああっ……立つんです……とりあえず、立たないと……」グイッ
ケン「……どうやら、かなり効いてるみたいだな。こりゃ狙いもつけやすいぜ」ササッ
オー? オーオー?
実況「ケンはなかなか立ち上がる事の出来ないバルログに視線を定めながら……リング中央付近まで……あっ、いやっ! 更に更に、距離を取り逆側のロープ際まで静かに移動したっ!」
元「こりゃ、完全に狙ってるね」
192: 名無しさん 2015/10/26(月) 22:59:06 ID:4GfuaKC2
ケン「よしっ……! いくぞ、今だっ……! 昇龍拳で決めてやるぜっ!」ググッ
オー! オーオー!
実況「おっと、そしてここでケンが右腕を突き上げながら叫ぶっ!」
元「おっ!? ここから、昇龍拳いくのかなっ!?」
ケン「アイツの起き上がりに合わせて……うおおおぉぉっ……!」ググッ
実況「さぁ、ケンはここで一度背後のロープに身を寄せ……そして反動を利用するっ!」
元「よし、いこうっ!」
ケン「止めにしてやるぜっ……! バルログよおぉっ……!」ダダッ
バルログ「……う、ううっ」
実況「そしてバルログへと狙いを定めて突っ込んでいくケンっ! ここは昇龍拳かっ!? 昇龍拳を狙うのかっ!?」
オー! オーオー!
実況「おっと、そしてここでケンが右腕を突き上げながら叫ぶっ!」
元「おっ!? ここから、昇龍拳いくのかなっ!?」
ケン「アイツの起き上がりに合わせて……うおおおぉぉっ……!」ググッ
実況「さぁ、ケンはここで一度背後のロープに身を寄せ……そして反動を利用するっ!」
元「よし、いこうっ!」
ケン「止めにしてやるぜっ……! バルログよおぉっ……!」ダダッ
バルログ「……う、ううっ」
実況「そしてバルログへと狙いを定めて突っ込んでいくケンっ! ここは昇龍拳かっ!? 昇龍拳を狙うのかっ!?」
193: 名無しさん 2015/10/26(月) 23:09:14 ID:4GfuaKC2
ケン「これで終わりだあぁぁっ! バルログっ……!」ググッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、そしてケンが拳を構えたっ! どうやら昇龍拳だっ! 狙いは昇龍拳でしょうっ!」
元「よしっ! いけぇっ!」
ケン「うおおおぉぉっ……! 昇龍……」
バルログ「くああっ……させませんよっ……! ヒャオっ……!」ガシッ
ケン「……んあっ!?」
実況「バルログの起き上がりに合わせてその拳を……あ~っと、いやいやいやっ!?」
元「……あらららら」
実況「ここは起き上がりかけていたバルログは素早く身体を沈め、突っ込んできたケンの膝を自身の両膝で挟み込んでいくっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、そしてケンが拳を構えたっ! どうやら昇龍拳だっ! 狙いは昇龍拳でしょうっ!」
元「よしっ! いけぇっ!」
ケン「うおおおぉぉっ……! 昇龍……」
バルログ「くああっ……させませんよっ……! ヒャオっ……!」ガシッ
ケン「……んあっ!?」
実況「バルログの起き上がりに合わせてその拳を……あ~っと、いやいやいやっ!?」
元「……あらららら」
実況「ここは起き上がりかけていたバルログは素早く身体を沈め、突っ込んできたケンの膝を自身の両膝で挟み込んでいくっ!」
194: 名無しさん 2015/10/26(月) 23:14:28 ID:4GfuaKC2
バルログ「……勢い余って倒れなさいっ!」ガシッ
ケン「く、くそっ……!」グラッ
実況「ここはバルログのカウンターっ! バルログのカニ挟みっ! 膝を挟まれ、下半身の動きを封じられたケンは勢いそのまま、前方へと大きく大きく倒れ……」
ケン「……くおっ!」バターン
バルログ「……チャンスっ!」スッ
ザワ……ザワ……
実況「あっ、いや……前方にはロープがあったっ! ケンの身体はそのまま前のめりに、セカンドロープへと倒れ込んでしまうっ!」
元「おいおいおいっ……! この体勢って……狙ってたんじゃないのっ!?」
実況「今度はバルログが素早く立ち上がるっ……! どうやらどうやら……これは狙っていましたねぇっ!?」
ケン「く、くそっ……!」グラッ
実況「ここはバルログのカウンターっ! バルログのカニ挟みっ! 膝を挟まれ、下半身の動きを封じられたケンは勢いそのまま、前方へと大きく大きく倒れ……」
ケン「……くおっ!」バターン
バルログ「……チャンスっ!」スッ
ザワ……ザワ……
実況「あっ、いや……前方にはロープがあったっ! ケンの身体はそのまま前のめりに、セカンドロープへと倒れ込んでしまうっ!」
元「おいおいおいっ……! この体勢って……狙ってたんじゃないのっ!?」
実況「今度はバルログが素早く立ち上がるっ……! どうやらどうやら……これは狙っていましたねぇっ!?」
195: 名無しさん 2015/10/26(月) 23:18:49 ID:4GfuaKC2
バルログ「さぁ、いきますよっ……! 619ですっ……!」ダダッ
ザワ……ザワ……
実況「今度はバルログがロープへと走るっ! セカンドロープに倒れ込んでいるケンを尻目に……ロープへと走ったぁ!」
元「こりゃ、狙ってたねぇ……619っ……!」
実況「どうやらどうやら、バルログは狙っていたっ! 619っ! シックス・ワン・ナインを狙っていたっ! クイックのカウンターから狙ってくるっ!」
バルログ「ヒョオオォォ……んっ……? あっ、ああっ……」フラッ
実況「バルログがケンに狙いを定め……あっ、いやおっとおっとおっとっ……!?」
元「……んっ!?」
ザワ……ザワ……
実況「今度はバルログがロープへと走るっ! セカンドロープに倒れ込んでいるケンを尻目に……ロープへと走ったぁ!」
元「こりゃ、狙ってたねぇ……619っ……!」
実況「どうやらどうやら、バルログは狙っていたっ! 619っ! シックス・ワン・ナインを狙っていたっ! クイックのカウンターから狙ってくるっ!」
バルログ「ヒョオオォォ……んっ……? あっ、ああっ……」フラッ
実況「バルログがケンに狙いを定め……あっ、いやおっとおっとおっとっ……!?」
元「……んっ!?」
196: 名無しさん 2015/10/26(月) 23:25:31 ID:4GfuaKC2
バルログ「ああっ……くそっ……腰が……腰が……」フラフラ
オー! オーオー!
実況「おぉ~っとっ! 勢いよくロープへと走っていったバルログでしたが……なんとリング中央付近でストップっ! その動きが止まりましたっ! 腰を抑えて苦しんでいますっ!」
元「やっぱり、ダメージ残ってたんだよっ! やったやったっ!」
実況「蓄積されていたものがここで来たかっ……!? バルログ、いけないっ……! 619にいけないっ……!」
バルログ「く、くそっ……なんでこんな時に……」フラフラ
ケン「……おっとおっと、危ない危ない。助かったぜ」
オー! オーオー!
実況「おぉ~っとっ! 勢いよくロープへと走っていったバルログでしたが……なんとリング中央付近でストップっ! その動きが止まりましたっ! 腰を抑えて苦しんでいますっ!」
元「やっぱり、ダメージ残ってたんだよっ! やったやったっ!」
実況「蓄積されていたものがここで来たかっ……!? バルログ、いけないっ……! 619にいけないっ……!」
バルログ「く、くそっ……なんでこんな時に……」フラフラ
ケン「……おっとおっと、危ない危ない。助かったぜ」
197: 名無しさん 2015/10/26(月) 23:30:45 ID:4GfuaKC2
ウーロン「おぉっ! なんだなんだっ!? アイツの動きが止まったぞっ!?」
クリリン「腰だっ! 腰をいわしちまったんだっ!」
ウーロン「ハッハッハっ! なぁ~んだ、腰やっちまったのかっ! 残念だなぁ。爺さんも気をつけろよっ!?」
亀仙人「……やかましいっ! ワシは関係ないじゃろっ!」
18号「今、随分ザワめいたいたようだけど……何か、スゴ技みたいなの、狙ってたのかい……?」
亀仙人「そうじゃそうじゃ、あるんじゃあるんじゃ……アイツはスゴ技を狙ってたんじゃ……まぁ、腰の痛みのせいでいけやしなかったがの……」
18号「アタシは、そのスゴ技の方が見たかったけどね。腰いわして苦しんでる姿なんて……見てても面白くないよ……」
亀仙人「そのうち狙ってくれるじゃろ。あの金髪が、ああいうロープにもたれかかるような体勢になるのを……楽しみに待っておれ……」
18号「……でも、腰いわしちまったんだろ? もう、出来ないよ」
亀仙人「そんなモン、ちょっとすれば回復するわ。これは攻撃受けた直後だから……痛みが残っておるだけじゃ……」
18号「ふ~ん……あぁ、そういやヤムチャの試合の時も、そんな感じだったね……」
クリリン「腰だっ! 腰をいわしちまったんだっ!」
ウーロン「ハッハッハっ! なぁ~んだ、腰やっちまったのかっ! 残念だなぁ。爺さんも気をつけろよっ!?」
亀仙人「……やかましいっ! ワシは関係ないじゃろっ!」
18号「今、随分ザワめいたいたようだけど……何か、スゴ技みたいなの、狙ってたのかい……?」
亀仙人「そうじゃそうじゃ、あるんじゃあるんじゃ……アイツはスゴ技を狙ってたんじゃ……まぁ、腰の痛みのせいでいけやしなかったがの……」
18号「アタシは、そのスゴ技の方が見たかったけどね。腰いわして苦しんでる姿なんて……見てても面白くないよ……」
亀仙人「そのうち狙ってくれるじゃろ。あの金髪が、ああいうロープにもたれかかるような体勢になるのを……楽しみに待っておれ……」
18号「……でも、腰いわしちまったんだろ? もう、出来ないよ」
亀仙人「そんなモン、ちょっとすれば回復するわ。これは攻撃受けた直後だから……痛みが残っておるだけじゃ……」
18号「ふ~ん……あぁ、そういやヤムチャの試合の時も、そんな感じだったね……」
207: 名無しさん 2015/10/27(火) 22:01:39 ID:yRY0pFGE
ケン「よしっ……! こりゃ、チャンスだっ……!」ムクッ
実況「九死に一生を得たケンっ! さぁ、倒れかかっていたロープから立ち上がっていきますっ!」
元「まぁ、これは積み重ねでの必然でしょう。腰に狙いを定めてたみたいだしね」
バルログ「く、くそっ……こ、こんな時に……」フラフラ
ケン「へへ、どうやら攻撃にはいけないみたいだな……それじゃあ、続けていかせてもらいましょうかっ……!」クルッ
実況「さぁ、ケンはそのままバルログの方を振り向いて……おぉ~っと、そのまま近づいていくっ! バルログの背後から近づいていくっ!」
元「まだ流れは切れてないよ。いこうっ!」
実況「九死に一生を得たケンっ! さぁ、倒れかかっていたロープから立ち上がっていきますっ!」
元「まぁ、これは積み重ねでの必然でしょう。腰に狙いを定めてたみたいだしね」
バルログ「く、くそっ……こ、こんな時に……」フラフラ
ケン「へへ、どうやら攻撃にはいけないみたいだな……それじゃあ、続けていかせてもらいましょうかっ……!」クルッ
実況「さぁ、ケンはそのままバルログの方を振り向いて……おぉ~っと、そのまま近づいていくっ! バルログの背後から近づいていくっ!」
元「まだ流れは切れてないよ。いこうっ!」
208: 名無しさん 2015/10/27(火) 22:08:33 ID:yRY0pFGE
ケーン! イケー!
ケン「おい、バルログ……随分と腰を痛めてるみたいだなぁ……?」ガシッ
バルログ「……くっ!」
実況「さぁ、ケンはバルログへと近づいていき、背後から左肩を掴むっ!」
ケン「だけど……俺は容赦しねぇぞっ……! オラァっ!」ガスッ
バルログ「……ぐあっ」
実況「そして、ここでエルボーバーットっ! 腰目掛けて打ち込んでいくっ! 右の肘をバルログの腰へと打ち込んでいったぁ!」
元「おっ、痛めてる所に更に追い討ちだねぇ」
ケン「もう一丁っ……!」ガスッ
バルログ「くあっ……! く、くそっ……いい気になるなよ……醜き者めっ……!」フラッ
実況「痛めた腰に、連続でもう一発っ! ケンが打ち込んでいくっ! おっと、バルログの身体がフラついたかっ!?」
元「よ~しよし、いいよいいよ~」
ケン「おい、バルログ……随分と腰を痛めてるみたいだなぁ……?」ガシッ
バルログ「……くっ!」
実況「さぁ、ケンはバルログへと近づいていき、背後から左肩を掴むっ!」
ケン「だけど……俺は容赦しねぇぞっ……! オラァっ!」ガスッ
バルログ「……ぐあっ」
実況「そして、ここでエルボーバーットっ! 腰目掛けて打ち込んでいくっ! 右の肘をバルログの腰へと打ち込んでいったぁ!」
元「おっ、痛めてる所に更に追い討ちだねぇ」
ケン「もう一丁っ……!」ガスッ
バルログ「くあっ……! く、くそっ……いい気になるなよ……醜き者めっ……!」フラッ
実況「痛めた腰に、連続でもう一発っ! ケンが打ち込んでいくっ! おっと、バルログの身体がフラついたかっ!?」
元「よ~しよし、いいよいいよ~」
209: 名無しさん 2015/10/27(火) 22:16:27 ID:yRY0pFGE
ケン「色男は俺の方だって言ってるだろがっ……! さぁ、いくぜっ……!」ガシッ
バルログ「……くっ!」
オー! オーオー!
実況「さぁっ! そしてここでケンが背後からバルログの腰回りを掴むっ! ガッチリ、クラッチしていくっ!」
元「おっ!」
ケン「それじゃあ、ぶん投げて終わりにしましょうか……うおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「……くおおっ」
実況「そのまま後方にバルログの身体を反り投げていくっ!」
元「ジャーマンスープレックスだね」
バルログ「……くっ!」
オー! オーオー!
実況「さぁっ! そしてここでケンが背後からバルログの腰回りを掴むっ! ガッチリ、クラッチしていくっ!」
元「おっ!」
ケン「それじゃあ、ぶん投げて終わりにしましょうか……うおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「……くおおっ」
実況「そのまま後方にバルログの身体を反り投げていくっ!」
元「ジャーマンスープレックスだね」
210: 名無しさん 2015/10/27(火) 22:23:52 ID:yRY0pFGE
バルログ「く、くそっ……! させませんよっ……!」ジタバタ
ケン「お、おっとっとと……あ、暴れんじゃねぇっ……! 魚か、てめぇはっ!」
実況「おっとおっとっ! しかし、ここは少し持ち上げられた上体でバルログも大きく大きく足をバタつかせるっ! 暴れて抵抗していくっ!」
元「……ん~っ! 粘るねぇっ!」
バルログ「はぁっ……はぁっ……危なかった……」スタッ
ケン「抵抗してんじゃねぇよっ!」
実況「身体半分浮き上がりこそしましたが……お~っと、ここはなんとか着地っ! バルログ、耐えますっ!」
元「でも、クラッチは解けてないよっ! いこうっ! もう一回いこうっ!」
ケン「お、おっとっとと……あ、暴れんじゃねぇっ……! 魚か、てめぇはっ!」
実況「おっとおっとっ! しかし、ここは少し持ち上げられた上体でバルログも大きく大きく足をバタつかせるっ! 暴れて抵抗していくっ!」
元「……ん~っ! 粘るねぇっ!」
バルログ「はぁっ……はぁっ……危なかった……」スタッ
ケン「抵抗してんじゃねぇよっ!」
実況「身体半分浮き上がりこそしましたが……お~っと、ここはなんとか着地っ! バルログ、耐えますっ!」
元「でも、クラッチは解けてないよっ! いこうっ! もう一回いこうっ!」
211: 名無しさん 2015/10/27(火) 22:34:51 ID:yRY0pFGE
ケーン! キメチマエー!
ケン「無駄なんだよっ……! 抵抗なんぞ、やめちまって大人しく楽になっちまえっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ
バルログ「く、くそっ……! 馬鹿力めっ……! このままでは持ちません……ならばっ……!」
実況「しかし、ケンは続けていくっ! さぁ、バルログの身体を再び持ち上げていったぁ!」
ケン「うるああぁぁっ……! んっ……!?」スルッ
バルログ「……ヒャオっ!」クルッ
オー、オーオー
実況「あ~っとっ! しかし、ここはバルログが……ケンの投げるタイミングに合わせて、自ら後方に飛び……おっと、そのまま一回転っ! バク宙で避けていきますっ!」
元「あ~っとっとっと……バルログ君には、これもあるんだったねぇ……」
ケン「無駄なんだよっ……! 抵抗なんぞ、やめちまって大人しく楽になっちまえっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ
バルログ「く、くそっ……! 馬鹿力めっ……! このままでは持ちません……ならばっ……!」
実況「しかし、ケンは続けていくっ! さぁ、バルログの身体を再び持ち上げていったぁ!」
ケン「うるああぁぁっ……! んっ……!?」スルッ
バルログ「……ヒャオっ!」クルッ
オー、オーオー
実況「あ~っとっ! しかし、ここはバルログが……ケンの投げるタイミングに合わせて、自ら後方に飛び……おっと、そのまま一回転っ! バク宙で避けていきますっ!」
元「あ~っとっとっと……バルログ君には、これもあるんだったねぇ……」
212: 名無しさん 2015/10/27(火) 22:49:20 ID:yRY0pFGE
ケン「くそっ……! 逃げられたかっ……!」ドシーンッ
実況「ここはバルログが切り返していく切り返していくっ! ケンの身体は後方へと倒れ込みますっ!」
元「……あ~っ!」
バルログ「なんとか、逃げれました……が……」スタッ
実況「切り返したバルログは、そのままバク宙で一回転して後方へ着地っ! 着地していくっ!」
元「この辺りが、バルログ君の持ち味だよね」
バルログ「痛たたた……あぁ、くそっ……無茶しすぎました……」フラフラ
実況「あっと……しかし、バルログ……切り返してのはいいが……やはり、腰へのダメージは深刻なのかっ!? 腰を抑えて苦しんでいますっ!」
元「まぁ、結構無茶な切り返し言っちゃ、そうだからね。運動量が多い分、痛めている腰にきたんじゃない?」
実況「ここはバルログが切り返していく切り返していくっ! ケンの身体は後方へと倒れ込みますっ!」
元「……あ~っ!」
バルログ「なんとか、逃げれました……が……」スタッ
実況「切り返したバルログは、そのままバク宙で一回転して後方へ着地っ! 着地していくっ!」
元「この辺りが、バルログ君の持ち味だよね」
バルログ「痛たたた……あぁ、くそっ……無茶しすぎました……」フラフラ
実況「あっと……しかし、バルログ……切り返してのはいいが……やはり、腰へのダメージは深刻なのかっ!? 腰を抑えて苦しんでいますっ!」
元「まぁ、結構無茶な切り返し言っちゃ、そうだからね。運動量が多い分、痛めている腰にきたんじゃない?」
213: 名無しさん 2015/10/27(火) 22:58:02 ID:yRY0pFGE
ケン「チィ、避けられたが……まだまだ、だ……」ムクッ
実況「ここでも、後一歩が出ない……バルログっ! どうやら、ケンの攻撃に対応していく事だけで精一杯かっ!?」
元「そうみたいだね、うん。結構きてるよ」
実況「ならば、攻め続けるだけだっ! さぁ、いけケンっ! ここでケンは上体を起こしますっ!」
元「そうだね。バルログ君、ちょっと動きが悪くなってるみたいだからね」
バルログ「あっ、くっ……! くそっ……マズい……逃げてるだけじゃ、やられるだけですっ……!」ササッ
実況「あ~っと、しかしバルログもその事は重々承知かっ……!? ここは腰の痛みに耐えながらも、上体を起こしているケンの背後へと近づいていくっ!」
元「まぁ、バルログ君サイドからしたら、攻めなきゃやられるだけだからね。切り返したんだから……当然、ここは来るでしょう」
実況「ここでも、後一歩が出ない……バルログっ! どうやら、ケンの攻撃に対応していく事だけで精一杯かっ!?」
元「そうみたいだね、うん。結構きてるよ」
実況「ならば、攻め続けるだけだっ! さぁ、いけケンっ! ここでケンは上体を起こしますっ!」
元「そうだね。バルログ君、ちょっと動きが悪くなってるみたいだからね」
バルログ「あっ、くっ……! くそっ……マズい……逃げてるだけじゃ、やられるだけですっ……!」ササッ
実況「あ~っと、しかしバルログもその事は重々承知かっ……!? ここは腰の痛みに耐えながらも、上体を起こしているケンの背後へと近づいていくっ!」
元「まぁ、バルログ君サイドからしたら、攻めなきゃやられるだけだからね。切り返したんだから……当然、ここは来るでしょう」
214: 名無しさん 2015/10/27(火) 23:06:05 ID:yRY0pFGE
バルログ「それっ……! それっ……!」ガシッ
ケン「……んっ?」
実況「ここでバルログは上体を起こしているケンの背後から、右手首を右手で掴み……左手首を左手で掴んでいくっ! ケンの両腕を捉えたっ!」
バルログ「……引き伸ばしますよっ! それっ!」ググッ
ケン「……い、いででででで」
実況「そして、その捉えた両腕を折り畳むかのようにケンの背中側へと引き伸ばしていくっ! バルログが背後から捉えたぁっ!」
元「サーフボード・ストレッチですね」
実況「ここは、バルログがサーフボード・ストレッチの形へと捉えたぁ!」
ケン「……んっ?」
実況「ここでバルログは上体を起こしているケンの背後から、右手首を右手で掴み……左手首を左手で掴んでいくっ! ケンの両腕を捉えたっ!」
バルログ「……引き伸ばしますよっ! それっ!」ググッ
ケン「……い、いででででで」
実況「そして、その捉えた両腕を折り畳むかのようにケンの背中側へと引き伸ばしていくっ! バルログが背後から捉えたぁっ!」
元「サーフボード・ストレッチですね」
実況「ここは、バルログがサーフボード・ストレッチの形へと捉えたぁ!」
215: 名無しさん 2015/10/27(火) 23:11:15 ID:yRY0pFGE
バルログ「さぁ、引き伸ばしますっ……! あああぁぁっ……!」ググッ
ケン「くっ……いででで……いでぇっての……」
実況「さぁさぁ、バルログがケンの両腕を引き伸ばしていく、サーフボード・ストレッチっ! ケンの両肩辺りに痛みが蓄積されていくっ! この場面、バルログも得意のルチャ殺法ではなく、関節技で攻めてきますっ!」
元「いや、これもルチャ技だよ。バルログ君特有のスピーディな攻撃ではないけど、ルチャ源流の関節技だね」
実況「あら、そうでしたか!? 失礼しましたっ! ならば、ここは目に目を……歯には歯をと言った所かっ!? 自身の腰と同じように、ルチャ殺法で、ケンの肩に痛みを蓄積させていこうという魂胆なのか!?」
元「……いやぁ、それも違うでしょ」
実況「えぇっ……!?」
ケン「くっ……いででで……いでぇっての……」
実況「さぁさぁ、バルログがケンの両腕を引き伸ばしていく、サーフボード・ストレッチっ! ケンの両肩辺りに痛みが蓄積されていくっ! この場面、バルログも得意のルチャ殺法ではなく、関節技で攻めてきますっ!」
元「いや、これもルチャ技だよ。バルログ君特有のスピーディな攻撃ではないけど、ルチャ源流の関節技だね」
実況「あら、そうでしたか!? 失礼しましたっ! ならば、ここは目に目を……歯には歯をと言った所かっ!? 自身の腰と同じように、ルチャ殺法で、ケンの肩に痛みを蓄積させていこうという魂胆なのか!?」
元「……いやぁ、それも違うでしょ」
実況「えぇっ……!?」
216: 名無しさん 2015/10/27(火) 23:16:41 ID:yRY0pFGE
バルログ「はぁっ……はぁっ……少し休憩です……時間が経てば、腰の痛みも和らぐでしょう……」ググッ
ケン「いでで……いてぇよ……いてぇよ、おい……」
元「単純に、腰の痛みを回復させる為の……時間稼ぎって所じゃない?」
実況「……あ~、はいはいはい」
元「ちょっと、さっきからバルログ君は後一歩が出ない……って場面が多いからね……多分、腰の痛みからきてるんでしょうね」
実況「あ~、確かに腰を抑えて、後一歩が出ない……なんてのも、ありましたっ!」
元「バルログ君はここはジックリ時間を掛けてでも、流れを取り戻したいからこそ……こういう技をチョイスしたんだと思うよ」
実況「なる程なる程っ! バルログはジックリ攻めて……流れを取り戻していきたいと!?」
元「ただねぇ……バルログ君にも、誤算はあると思う……」
実況「誤算……ほ~う……それはそれは……?」
ケン「いでで……いてぇよ……いてぇよ、おい……」
元「単純に、腰の痛みを回復させる為の……時間稼ぎって所じゃない?」
実況「……あ~、はいはいはい」
元「ちょっと、さっきからバルログ君は後一歩が出ない……って場面が多いからね……多分、腰の痛みからきてるんでしょうね」
実況「あ~、確かに腰を抑えて、後一歩が出ない……なんてのも、ありましたっ!」
元「バルログ君はここはジックリ時間を掛けてでも、流れを取り戻したいからこそ……こういう技をチョイスしたんだと思うよ」
実況「なる程なる程っ! バルログはジックリ攻めて……流れを取り戻していきたいと!?」
元「ただねぇ……バルログ君にも、誤算はあると思う……」
実況「誤算……ほ~う……それはそれは……?」
217: 名無しさん 2015/10/27(火) 23:22:49 ID:yRY0pFGE
ダン「ケンっ! どうするっ! ギブアップかっ!? ギブアップするのかっ!?」
ケン「馬鹿野郎っ……! ちっと、痛いだけだ……ギブはしねぇよ……それに……!」ググッ
バルログ「くっ……立つなっ……! 立つんじゃありませんっ! ケンっ……!」
オー! オーオー!
実況「あっ! おぉ~っと、おぉ~っとっ! ここは……バルログに両腕を捉えられながらも……ケンは、そのまま立ち上がっていくっ! 立ち上がっていくっ!」
元「そう、ここっ!」
実況「ここ……とは!? 元さんっ!?」
元「バルログ君はシャドルーの中ではパワーファイターではないんだよ。サガット君や、バイソン君に比べると、パワーじゃなくスピードで攻めていく所があるよね!」
実況「はいはい、確かに確かにっ!」
元「この程度のパワーだったら……ケン君は大丈夫だよっ! ケン君もパワーはあるしね。僕は力強くで返す事……僕は可能だと思いますっ!」
ケン「馬鹿野郎っ……! ちっと、痛いだけだ……ギブはしねぇよ……それに……!」ググッ
バルログ「くっ……立つなっ……! 立つんじゃありませんっ! ケンっ……!」
オー! オーオー!
実況「あっ! おぉ~っと、おぉ~っとっ! ここは……バルログに両腕を捉えられながらも……ケンは、そのまま立ち上がっていくっ! 立ち上がっていくっ!」
元「そう、ここっ!」
実況「ここ……とは!? 元さんっ!?」
元「バルログ君はシャドルーの中ではパワーファイターではないんだよ。サガット君や、バイソン君に比べると、パワーじゃなくスピードで攻めていく所があるよね!」
実況「はいはい、確かに確かにっ!」
元「この程度のパワーだったら……ケン君は大丈夫だよっ! ケン君もパワーはあるしね。僕は力強くで返す事……僕は可能だと思いますっ!」
218: 名無しさん 2015/10/27(火) 23:28:33 ID:yRY0pFGE
ケン「うおおおぉぉっ……! ちゃちい技、仕掛けてるんじゃねぇよ、この野郎っ……!」ググッ
バルログ「くっ……! くっ……! 大人しくしなさいっ……!」
オー! オーオー!
実況「さぁ、ケンは背後から捉えられながらも……力で返していく、力で返していくっ! もう、完全に立ち上がったぁ!」
元「これが、僕も思ってたバルログ君の誤算だ……バルログ君は、もっとスピーディな技で攻めていく事が本質だと思うよ」
実況「しかしそれは、腰の痛みで後一歩が出ない状況が続いているっ! 関節技で時間を稼ごうにも……パワーではケンの方が勝っているかっ!?」
ケン「……オラオラ、いい加減ウザってぇんだよっ!」ググッ
バルログ「くっ……! くっ……! この馬鹿力めっ……!」
実況「さぁ、ケンは折り畳まれた腕を力強くで元に戻そうとしているっ! それをなんとか、抵抗していくバルログ……と、言った所かっ!?」
元「これじゃあ、どっちが攻めてるかわかんないねぇ」
バルログ「くっ……! くっ……! 大人しくしなさいっ……!」
オー! オーオー!
実況「さぁ、ケンは背後から捉えられながらも……力で返していく、力で返していくっ! もう、完全に立ち上がったぁ!」
元「これが、僕も思ってたバルログ君の誤算だ……バルログ君は、もっとスピーディな技で攻めていく事が本質だと思うよ」
実況「しかしそれは、腰の痛みで後一歩が出ない状況が続いているっ! 関節技で時間を稼ごうにも……パワーではケンの方が勝っているかっ!?」
ケン「……オラオラ、いい加減ウザってぇんだよっ!」ググッ
バルログ「くっ……! くっ……! この馬鹿力めっ……!」
実況「さぁ、ケンは折り畳まれた腕を力強くで元に戻そうとしているっ! それをなんとか、抵抗していくバルログ……と、言った所かっ!?」
元「これじゃあ、どっちが攻めてるかわかんないねぇ」
219: 名無しさん 2015/10/27(火) 23:33:51 ID:yRY0pFGE
ケーン! カエセー!
バルログ「くっ、くうっ……! このままでは……このままではっ……!」ググッ
ケン「いい加減、ウザってぇんだよっ……! だったら、こうだっ……! オラっ……!」ガスッ
バルログ「……ぐっ!」
実況「さぁさぁ、ケンが力で振り解くかっ!? あっ! いや、おっとおっとっ! ケンはそのまま……」
ケン「てめぇを蹴りつつ……脱出だっ……!」クルンッ
オー! オーオー!
実況「後方のバルログを両足で蹴りつつ、前方に飛び込みクルッと一回転っ! ここはカンガルーキックっ! カンガルーキックだっ!」
元「ロックが甘くなってたからねぇ。それに、こういうやり方もケン君は負けてはいないよっ!」
実況「ここで、逃れたっ! ケンが返したっ! ケンが力と技で返していったぁ!」
バルログ「くっ、くうっ……! このままでは……このままではっ……!」ググッ
ケン「いい加減、ウザってぇんだよっ……! だったら、こうだっ……! オラっ……!」ガスッ
バルログ「……ぐっ!」
実況「さぁさぁ、ケンが力で振り解くかっ!? あっ! いや、おっとおっとっ! ケンはそのまま……」
ケン「てめぇを蹴りつつ……脱出だっ……!」クルンッ
オー! オーオー!
実況「後方のバルログを両足で蹴りつつ、前方に飛び込みクルッと一回転っ! ここはカンガルーキックっ! カンガルーキックだっ!」
元「ロックが甘くなってたからねぇ。それに、こういうやり方もケン君は負けてはいないよっ!」
実況「ここで、逃れたっ! ケンが返したっ! ケンが力と技で返していったぁ!」
226: 名無しさん 2015/10/28(水) 21:59:56 ID:QNrufo5Q
ケン「……よしっ!」スッ
バルログ「ううっ……くっ……!」
ケン「……決めるぜっ!」クルッ
オー、オーオー
実況「さぁ、バルログの前方に逃れていったケンは、そのまま立ち上がり……そしてバルログの方を振り向くっ!」
元「よぉしっ!」
ケン「いくぜっ……! バルログっ……! うおぉぉぉっ!」ダダッ
イケー! ケーン!
実況「そしてそのままバルログに突っ込んでいったぁ!」
バルログ「ううっ……くっ……!」
ケン「……決めるぜっ!」クルッ
オー、オーオー
実況「さぁ、バルログの前方に逃れていったケンは、そのまま立ち上がり……そしてバルログの方を振り向くっ!」
元「よぉしっ!」
ケン「いくぜっ……! バルログっ……! うおぉぉぉっ!」ダダッ
イケー! ケーン!
実況「そしてそのままバルログに突っ込んでいったぁ!」
227: 名無しさん 2015/10/28(水) 22:13:52 ID:QNrufo5Q
バルログ「くそっ、来ましたか……パワーでは勝てないのかっ……! だったら……」
ケン「うおおぉぉっ……!」ダダッ
バルログ「技で攻めるしかないでしょうっ……! いきますよ、ヒャオッ……!」クルッ
実況「さぁ、ケンはバルログに……あっ、いやっ! おっとおっとおっとっ!」
バルログ「……捉えたっ!」ガシッ
ケン「ん、んあっ……!?」ピタッ
実況「突っ込んできたケンに……バルログも突っ込んだっ! そして身体を反転させながら、ケンの胴回りを両足で挟み込むっ!」
元「あ~っとっ! カウンターだっ!」
実況「バルログがうつ伏せ状態でケンの腹回りを足で挟み込むっ! カウンターで飛びついていったぁ! ケンの動きが止まるっ!」
ケン「うおおぉぉっ……!」ダダッ
バルログ「技で攻めるしかないでしょうっ……! いきますよ、ヒャオッ……!」クルッ
実況「さぁ、ケンはバルログに……あっ、いやっ! おっとおっとおっとっ!」
バルログ「……捉えたっ!」ガシッ
ケン「ん、んあっ……!?」ピタッ
実況「突っ込んできたケンに……バルログも突っ込んだっ! そして身体を反転させながら、ケンの胴回りを両足で挟み込むっ!」
元「あ~っとっ! カウンターだっ!」
実況「バルログがうつ伏せ状態でケンの腹回りを足で挟み込むっ! カウンターで飛びついていったぁ! ケンの動きが止まるっ!」
228: 名無しさん 2015/10/28(水) 22:22:19 ID:QNrufo5Q
ケン「くっ……カウンターかっ……! だが、高さが足りねぇんじゃないかっ!? バルログよぉっ!」
バルログ「……知っているっ! やかましいっ!」バンッ
ケン「んっ……? ああっ……!?」
実況「バルログの上半身が重力によって、マットへと落ちるっ……! が、バルログは大きく両手でマットを叩き……」
バルログ「うおおぉっ……! この反動でっ……!」ググッ
ケン「あ、上がってきやがった……こいつ……!」
実況「その反動を利用し、バルログの上半身がバウンドっ! 足でケンの胴回りを挟み込んで固定し、身体をエビ反り状に反らしつつ自らの身体を持ち上げていくっ!」
元「おぉ、おぉっ! マット叩いてバウンドした勢いを利用してるけど……こりゃ、背筋の力もいるよっ!」
バルログ「……知っているっ! やかましいっ!」バンッ
ケン「んっ……? ああっ……!?」
実況「バルログの上半身が重力によって、マットへと落ちるっ……! が、バルログは大きく両手でマットを叩き……」
バルログ「うおおぉっ……! この反動でっ……!」ググッ
ケン「あ、上がってきやがった……こいつ……!」
実況「その反動を利用し、バルログの上半身がバウンドっ! 足でケンの胴回りを挟み込んで固定し、身体をエビ反り状に反らしつつ自らの身体を持ち上げていくっ!」
元「おぉ、おぉっ! マット叩いてバウンドした勢いを利用してるけど……こりゃ、背筋の力もいるよっ!」
229: 名無しさん 2015/10/28(水) 22:36:00 ID:QNrufo5Q
バルログ「高さはこれで足りるっ……! ヒャオッ……!」ガシッ
ケン「……んあっ!?」
バルログ「醜いその顔を……」ブンッ
実況「ケンの顔の高さまで上体を持ち上げていったバルログは……ここで足のロック外しつつ、後ろ手でケンの頭部を掴んだっ! オールを漕ぐように、離した両足を前方に振っていって……!」
バルログ「潰して差し上げましょうっ……! ヒャオオォォッ……!」ズドーンッ
ケン「……ぐ、ぐわあああぁぁ!」
実況「再び重力によって持ち上がったバルログの身体が落下っ!背中から飛び込み、そのままケンの顔面をマットへと叩きつけていくっ!」
元「あ~、これはバルログ君らしい返しっていっちゃ返しだ……」
実況「ダイヤモンド・カッターでしょうかっ!? しかし、一つの技を掛けるのにも、バルログ特有のトリッキーな動きを見せていきますっ!」
ケン「……んあっ!?」
バルログ「醜いその顔を……」ブンッ
実況「ケンの顔の高さまで上体を持ち上げていったバルログは……ここで足のロック外しつつ、後ろ手でケンの頭部を掴んだっ! オールを漕ぐように、離した両足を前方に振っていって……!」
バルログ「潰して差し上げましょうっ……! ヒャオオォォッ……!」ズドーンッ
ケン「……ぐ、ぐわあああぁぁ!」
実況「再び重力によって持ち上がったバルログの身体が落下っ!背中から飛び込み、そのままケンの顔面をマットへと叩きつけていくっ!」
元「あ~、これはバルログ君らしい返しっていっちゃ返しだ……」
実況「ダイヤモンド・カッターでしょうかっ!? しかし、一つの技を掛けるのにも、バルログ特有のトリッキーな動きを見せていきますっ!」
230: 名無しさん 2015/10/28(水) 22:43:41 ID:QNrufo5Q
バルログ「はぁっ……はぁっ……ようやく、返せました……ざまあみろっ……!」
ケン「く、くそっ……顔面打ち付けやがって……」ゴロゴロ
実況「強烈に顔面を打ち付けられたかっ!? おっと、ケンはここで一度転がりつつ、場外へとエスケープっ!」
元「まぁ、流れるような強烈な一撃入っちゃったからねぇ……間を取るのかな……?」
実況「しかし、バルログには飛び技がありますっ! 元さん、これ……間を取る為に場外に行くと言うのは……これは、逆に危険な行為ではありませんかね?」
元「う~ん……そうかもしれない……」
バルログ「よし……よし……ここからです……ここから巻き返していきましょう……」ムクッ
実況「あ~、ほらほらっ! 元さん元さん、バルログが立ち上がりましたよっ!」
元「う~ん……まぁ、そうだね……」
ケン「く、くそっ……顔面打ち付けやがって……」ゴロゴロ
実況「強烈に顔面を打ち付けられたかっ!? おっと、ケンはここで一度転がりつつ、場外へとエスケープっ!」
元「まぁ、流れるような強烈な一撃入っちゃったからねぇ……間を取るのかな……?」
実況「しかし、バルログには飛び技がありますっ! 元さん、これ……間を取る為に場外に行くと言うのは……これは、逆に危険な行為ではありませんかね?」
元「う~ん……そうかもしれない……」
バルログ「よし……よし……ここからです……ここから巻き返していきましょう……」ムクッ
実況「あ~、ほらほらっ! 元さん元さん、バルログが立ち上がりましたよっ!」
元「う~ん……まぁ、そうだね……」
231: 名無しさん 2015/10/28(水) 22:52:30 ID:QNrufo5Q
バルログ「くっ……あたたた……」ヨロッ
実況「おっとっ……!? しかし、バルログは……腰を押さえて、またも苦しんでいるっ!?」
元「あ~、やっぱりか……よかったよかった」
実況「元さん、やっぱり……と、言いますと?」
元「今の技は、バルログ君も背中から落ちる形だったし、背筋力も使ってたからね。痛めた腰には負担はきてると思うよ。ある意味、自爆技だったね」
ケン「いでで……多分、追撃には来れないと思う……少し、ここで休もう……」ムクッ
元「腰のダメージは結構、深刻なものなんじゃないかな……? だから、ケン君はこの場面、追撃はない……と、読んで間を取りにいったんじゃないかな?」
実況「なる程っ……! この辺りはケンの読みとっ!」
実況「おっとっ……!? しかし、バルログは……腰を押さえて、またも苦しんでいるっ!?」
元「あ~、やっぱりか……よかったよかった」
実況「元さん、やっぱり……と、言いますと?」
元「今の技は、バルログ君も背中から落ちる形だったし、背筋力も使ってたからね。痛めた腰には負担はきてると思うよ。ある意味、自爆技だったね」
ケン「いでで……多分、追撃には来れないと思う……少し、ここで休もう……」ムクッ
元「腰のダメージは結構、深刻なものなんじゃないかな……? だから、ケン君はこの場面、追撃はない……と、読んで間を取りにいったんじゃないかな?」
実況「なる程っ……! この辺りはケンの読みとっ!」
232: 名無しさん 2015/10/28(水) 22:58:25 ID:QNrufo5Q
バルログ「んっ……? くそっ……ケンが、もう立ち上がってるではありませんか……!? くそっ……!」ダダッ
実況「あっと、あっとお待ち下さい、元さんっ! ここでバルログが……ロープに向かって走り始めましたよっ!?」
元「……あれっ?」
バルログ「はぁっ……はぁっ……休む間も与えてくれないというわけですか……くそっ……!」ググッ
実況「ここで、バルログは一度ロープの反動をつけ……そのまま、場外へのケンへと向かっていくっ! 向かっていくっ!」
元「……あ~ららら」
実況「元さんっ……! これ、追撃に来てますよっ!?」
元「うん、追撃に来てるよ」
実況「おぉいっ!」
実況「あっと、あっとお待ち下さい、元さんっ! ここでバルログが……ロープに向かって走り始めましたよっ!?」
元「……あれっ?」
バルログ「はぁっ……はぁっ……休む間も与えてくれないというわけですか……くそっ……!」ググッ
実況「ここで、バルログは一度ロープの反動をつけ……そのまま、場外へのケンへと向かっていくっ! 向かっていくっ!」
元「……あ~ららら」
実況「元さんっ……! これ、追撃に来てますよっ!?」
元「うん、追撃に来てるよ」
実況「おぉいっ!」
233: 名無しさん 2015/10/28(水) 23:06:54 ID:QNrufo5Q
ウーロン「おっ、飛ぶのかっ!? アイツ、飛ぶのかっ!? いいぞ、いっちまえっ!」
クリリン「……どっち応援してるんだよ?」
ウーロン「さっき、見逃しちまったんだから……ここぐらいは、いいじゃねぇか……ここぐらいはっ!」
クリリン「……そういう応援方法もあるんのかな?」
18号「……いいじゃないか。派手な技がまた見れるんだから」
クリリン「まぁ、そうだけどさ……アイツは、ヤムチャさんの敵なんだぜ……?」
亀仙人「ホッホッホ、まぁ楽しみ方は人それぞれじゃ」
ウーロン「よ~しっ! バルログ~っ! いけぇ~!」
クリリン「……どっち応援してるんだよ?」
ウーロン「さっき、見逃しちまったんだから……ここぐらいは、いいじゃねぇか……ここぐらいはっ!」
クリリン「……そういう応援方法もあるんのかな?」
18号「……いいじゃないか。派手な技がまた見れるんだから」
クリリン「まぁ、そうだけどさ……アイツは、ヤムチャさんの敵なんだぜ……?」
亀仙人「ホッホッホ、まぁ楽しみ方は人それぞれじゃ」
ウーロン「よ~しっ! バルログ~っ! いけぇ~!」
234: 名無しさん 2015/10/28(水) 23:15:12 ID:QNrufo5Q
バルログ「いきますよ、ケンっ……!」ダダッ
ケン「……んっ!?」
実況「バルログが場外のケン目掛けて突っ込んできているっ! だから、私は言ったのにっ! 場外が危険だとあれだけ言ったのにっ!」
元「……やかましいっ!」
バルログ「……死になさいっ!」ズザーッ
実況「ここで、バルログは……おっと、スライディングっ! 大きく滑り込むっ!」
元「あ~、なる程……腰に負担を掛けない技……それ、バルログ君だって、一つや二つぐらい持ってるねぇ」
バルログ「……ヒャオっ!」ガスッ
ケン「ぐ、ぐわっ……!」ガッシャーンッ
実況「サードロープ下を潜り抜けつつ……場外のケンに対して、スライディングキックを見舞っていきますっ! おぉ~っと、ケンの身体が吹っ飛び、そのまま鉄柵にぶつかったぁ! ここは読みが外れたかっ……!?」
元「どんな、熟練者だって読みを外す事ぐらいは……ある」
ケン「……んっ!?」
実況「バルログが場外のケン目掛けて突っ込んできているっ! だから、私は言ったのにっ! 場外が危険だとあれだけ言ったのにっ!」
元「……やかましいっ!」
バルログ「……死になさいっ!」ズザーッ
実況「ここで、バルログは……おっと、スライディングっ! 大きく滑り込むっ!」
元「あ~、なる程……腰に負担を掛けない技……それ、バルログ君だって、一つや二つぐらい持ってるねぇ」
バルログ「……ヒャオっ!」ガスッ
ケン「ぐ、ぐわっ……!」ガッシャーンッ
実況「サードロープ下を潜り抜けつつ……場外のケンに対して、スライディングキックを見舞っていきますっ! おぉ~っと、ケンの身体が吹っ飛び、そのまま鉄柵にぶつかったぁ! ここは読みが外れたかっ……!?」
元「どんな、熟練者だって読みを外す事ぐらいは……ある」
235: 名無しさん 2015/10/28(水) 23:19:35 ID:QNrufo5Q
ウーロン「おい……回転して飛ぶ……だったっけ……?」
クリリン「……うん」
ウーロン「回転してねぇぞっ! 飛んでねぇぞっ!」
18号「……やかましいね。さっきはしたんだよ」
ウーロン「なんだよ、なんだよ、期待してたのによぉっ!」
亀仙人「まぁ、スタミナ切れじゃろうな。ホッホッホ。ドンマイ、ドンマイ」
ウーロン「カァ~、なんだよ……しっかりしろよ、バルログ……疲れてるんじゃねぇよ……」
クリリン「……だから、どっち応援してるんだよ」
18号「アイツ、蹴った勢いのまま……場外に出たねぇ……今度は場外戦か……」
亀仙人「ホッホッホ。そうじゃな……場外戦が、狙いじゃったんだろうな……」
クリリン「……うん」
ウーロン「回転してねぇぞっ! 飛んでねぇぞっ!」
18号「……やかましいね。さっきはしたんだよ」
ウーロン「なんだよ、なんだよ、期待してたのによぉっ!」
亀仙人「まぁ、スタミナ切れじゃろうな。ホッホッホ。ドンマイ、ドンマイ」
ウーロン「カァ~、なんだよ……しっかりしろよ、バルログ……疲れてるんじゃねぇよ……」
クリリン「……だから、どっち応援してるんだよ」
18号「アイツ、蹴った勢いのまま……場外に出たねぇ……今度は場外戦か……」
亀仙人「ホッホッホ。そうじゃな……場外戦が、狙いじゃったんだろうな……」
246: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:00:35 ID:jrYNe/y2
バルログ「……場外戦ですっ!」スッ
ケン「あ~、いててて……ちくしょう……」
実況「おぉ~っと、バルログはここで場外へっ! サードロープ下を潜り抜けるスライディングキック打ち込みつつ、場外へと降りましたっ!」
元「う~ん……ここで場外戦か……」
バルログ「そこのお嬢さんっ! 椅子を私に下さいっ!」
女「……えっ?」
バルログ「いいから、早くっ……! ホラ、立って下さいっ!」
女「あっ……は、はいっ……!」スッ
実況「そしてバルログはそのままケンに近づいて……あっ、いや、違うっ! これは、狙いは客席ですねっ!? バルログは客席を物色しておりますっ!」
元「あ~、きたかぁ~」
ケン「あ~、いててて……ちくしょう……」
実況「おぉ~っと、バルログはここで場外へっ! サードロープ下を潜り抜けるスライディングキック打ち込みつつ、場外へと降りましたっ!」
元「う~ん……ここで場外戦か……」
バルログ「そこのお嬢さんっ! 椅子を私に下さいっ!」
女「……えっ?」
バルログ「いいから、早くっ……! ホラ、立って下さいっ!」
女「あっ……は、はいっ……!」スッ
実況「そしてバルログはそのままケンに近づいて……あっ、いや、違うっ! これは、狙いは客席ですねっ!? バルログは客席を物色しておりますっ!」
元「あ~、きたかぁ~」
247: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:05:44 ID:jrYNe/y2
バルログ「ありがとうございますっ……! これを使わせて頂きますよっ……!」ガシッ
ダン「あっ……! あの野郎、椅子を持ちやがったっ……!」
実況「ここでバルログが椅子を手にしましたっ! その手にパイプ椅子を手にしますたっ!」
元「ダメージが溜まってて、一歩が出ない……って、場面はよくあったけど……! あ~、くそっ……凶器攻撃で手っ取り早く、流れを変えに来たね……」
ケン「や、やべぇ……椅子持ちやがった……ここは、リング内に逃げるか……」スッ
バルログ「遅いっ……! 打ち込みますよ、ヒャオっ……!」バッチーンッ
ケン「……ぐわあああぁぁ!」
実況「慌ててリング内に逃げようとするケンっ……! が、バルログはそれを許さないっ! ここでパイプ椅子攻撃っ! ケンの背中へと打ち込んでいったぁ!」
元「あ~っ! も~うっ!」
ダン「あっ……! あの野郎、椅子を持ちやがったっ……!」
実況「ここでバルログが椅子を手にしましたっ! その手にパイプ椅子を手にしますたっ!」
元「ダメージが溜まってて、一歩が出ない……って、場面はよくあったけど……! あ~、くそっ……凶器攻撃で手っ取り早く、流れを変えに来たね……」
ケン「や、やべぇ……椅子持ちやがった……ここは、リング内に逃げるか……」スッ
バルログ「遅いっ……! 打ち込みますよ、ヒャオっ……!」バッチーンッ
ケン「……ぐわあああぁぁ!」
実況「慌ててリング内に逃げようとするケンっ……! が、バルログはそれを許さないっ! ここでパイプ椅子攻撃っ! ケンの背中へと打ち込んでいったぁ!」
元「あ~っ! も~うっ!」
248: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:18:45 ID:jrYNe/y2
ダン「あ~、打ち込みやがったか……どうする……!? 止めに行くかっ……!?」キョロキョロ
ブー! ブーブー!
ダン「い、いやっ……! ここは、場外カウントだっ……! とにかく、アイツらをリング内に戻さねぇと……1っ……!」
実況「追い詰められて、野獣の本性が出てきたのか、バルログっ!? 華麗なファイトスタイルとは打って変わって、凶器を使ったラフファイトっ! こいつは美しくはないっ!」
元「やっぱり、シャドルーなんだよ、バルログ君は……追い詰められたら、こういう事してくるんだよ」
バルログ「とりあえず……リング内へっ……!」ズザーッ
ダン「2っ……! う、うおっ……なんだなんだっ!? 椅子……!? あの野郎……リングに持ち込むんじゃねぇよっ!」
実況「おぉ~っと、そしてそして……バルログはケンの背中へと打ち込んだパイプ椅子を……リング内へと滑り込ませていったぁ!」
元「なんだなんだっ!? リング内でも使う気かっ!?」
ブー! ブーブー!
ダン「い、いやっ……! ここは、場外カウントだっ……! とにかく、アイツらをリング内に戻さねぇと……1っ……!」
実況「追い詰められて、野獣の本性が出てきたのか、バルログっ!? 華麗なファイトスタイルとは打って変わって、凶器を使ったラフファイトっ! こいつは美しくはないっ!」
元「やっぱり、シャドルーなんだよ、バルログ君は……追い詰められたら、こういう事してくるんだよ」
バルログ「とりあえず……リング内へっ……!」ズザーッ
ダン「2っ……! う、うおっ……なんだなんだっ!? 椅子……!? あの野郎……リングに持ち込むんじゃねぇよっ!」
実況「おぉ~っと、そしてそして……バルログはケンの背中へと打ち込んだパイプ椅子を……リング内へと滑り込ませていったぁ!」
元「なんだなんだっ!? リング内でも使う気かっ!?」
249: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:28:26 ID:jrYNe/y2
ダン「椅子片付けるか……場外カウントか……く、くそっ……! どっちだっ……!?」キョロキョロ
ザワ……ザワ……
ダン「くぅぅっ……! 後で片付ければいいっ……! 今は場外カウント続行っ……! 3っ……!」
バルログ「そこのお兄さんっ! あなたも、椅子を貸して下さいっ! ホラ、立ってっ!」
男「えっ……!? 俺も!?」
バルログ「早く立ちなさいっ……! 私、男には容赦しませんよ……ホラ、立ちなさいっ!」
男「わ、わかったよ……」スッ
実況「おっと、そして……!? リング内へとパイプ椅子を滑り込ませたバルログだが……すぐ様、客席から補充するっ! 二つ目のパイプ椅子を手にしたっ!」
元「そりゃ、あの辺は幾らでもパイプ椅子があるけど……おいおいおいおいっ……!」
ザワ……ザワ……
ダン「くぅぅっ……! 後で片付ければいいっ……! 今は場外カウント続行っ……! 3っ……!」
バルログ「そこのお兄さんっ! あなたも、椅子を貸して下さいっ! ホラ、立ってっ!」
男「えっ……!? 俺も!?」
バルログ「早く立ちなさいっ……! 私、男には容赦しませんよ……ホラ、立ちなさいっ!」
男「わ、わかったよ……」スッ
実況「おっと、そして……!? リング内へとパイプ椅子を滑り込ませたバルログだが……すぐ様、客席から補充するっ! 二つ目のパイプ椅子を手にしたっ!」
元「そりゃ、あの辺は幾らでもパイプ椅子があるけど……おいおいおいおいっ……!」
250: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:33:43 ID:jrYNe/y2
ケン「くそっ……逃げろ、逃げるんだ……」フラフラ
バルログ「逃がしませんっ……! ヒャオオォォッ……!」バッチーンッ
ケン「……ぐわあああぁぁっ!」
ブー! ブーブー!
実況「そして再び、そのパイプ椅子をケンの背中へと打ち込んでいくっ! 強烈な一撃ィ! おっと、ブーイングの声が大きくなってきたっ!」
元「ちょっと、場外にいるのはマズいよっ! 早くリング内に戻らないとっ!」
バルログ「この椅子も……リング内へ……!」ズザーッ
ザワ……ザワ……
実況「おっと、そしてバルログはそのパイプ椅子を……再びリング内へと滑り込ませるっ!」
元「おいおい……何個入れるんだ、何個……」
実況「現在、リング上には二つのパイプ椅子が存在しておりますっ! リング内へも凶器を持ち込んでいくバルログっ!」
バルログ「逃がしませんっ……! ヒャオオォォッ……!」バッチーンッ
ケン「……ぐわあああぁぁっ!」
ブー! ブーブー!
実況「そして再び、そのパイプ椅子をケンの背中へと打ち込んでいくっ! 強烈な一撃ィ! おっと、ブーイングの声が大きくなってきたっ!」
元「ちょっと、場外にいるのはマズいよっ! 早くリング内に戻らないとっ!」
バルログ「この椅子も……リング内へ……!」ズザーッ
ザワ……ザワ……
実況「おっと、そしてバルログはそのパイプ椅子を……再びリング内へと滑り込ませるっ!」
元「おいおい……何個入れるんだ、何個……」
実況「現在、リング上には二つのパイプ椅子が存在しておりますっ! リング内へも凶器を持ち込んでいくバルログっ!」
251: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:39:20 ID:jrYNe/y2
ダン「あ~っ! くそっ……! カウント続行っ……! 5っ……!」
元「レフェリーは……あの椅子、片付けないのかねぇ……!?」
実況「う~ん……どうやら、レフェリーは場外カウントを取っているようですっ! リング内の凶器の存在……非常に不気味なところですっ!」
ケン「く、くそっ……いてぇ……椅子打ち込みやがって……ちくしょうっ……!」
バルログ「……逃がしはしませんよっ!」ガシッ
ケン「……んあっ!?」
実況「バルログは背を向けているケンに近づいていき……そして背後から、首筋を掴んでいくっ!」
バルログ「椅子の次は……鉄柱ですっ……! それっ……! ガスッ
ケン「……ぐああぁぁっ!」
実況「おっと、そしてコーナーポストの鉄柱へとケンの身体を押して……顔面を打ち付けていくっ! 今度は鉄柱攻撃っ!」
元「あ~、凶器攻撃のオンパレードだよっ! もう、美しさの欠片もないね」
元「レフェリーは……あの椅子、片付けないのかねぇ……!?」
実況「う~ん……どうやら、レフェリーは場外カウントを取っているようですっ! リング内の凶器の存在……非常に不気味なところですっ!」
ケン「く、くそっ……いてぇ……椅子打ち込みやがって……ちくしょうっ……!」
バルログ「……逃がしはしませんよっ!」ガシッ
ケン「……んあっ!?」
実況「バルログは背を向けているケンに近づいていき……そして背後から、首筋を掴んでいくっ!」
バルログ「椅子の次は……鉄柱ですっ……! それっ……! ガスッ
ケン「……ぐああぁぁっ!」
実況「おっと、そしてコーナーポストの鉄柱へとケンの身体を押して……顔面を打ち付けていくっ! 今度は鉄柱攻撃っ!」
元「あ~、凶器攻撃のオンパレードだよっ! もう、美しさの欠片もないね」
252: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:48:20 ID:jrYNe/y2
ブー! ブーブー!
ケン「ううっ、痛ぇ……」
バルログ「まだまだ、逃がしませんよっ……! 次はこっちですっ……!」ググッ
実況「おっと、バルログはまだまだいくっ! 鉄柱に打ち付けつけたケンの首筋を離さず……身体を押しやって、運んでいくっ!」
バルログ「次は、エプロンサイドですっ! ヒャオっ!」ガスッ
ケン「……ぐええぇっ!」
実況「そしてそのままエプロンサイドへと……ケンの上半身を再び叩きつけていったぁ! マットとは違い、硬い硬いエプロンサイドにケンが打ち付けられるっ!」
元「う~ん……場外にいるのは、ちょっと危険だよ、コレっ!」
実況「しかし、元さんっ……! リング内にも、パイプ椅子がありますよっ!?」
元「ま、まぁ、そうだよねぇ……うんうん……」
ケン「ううっ、痛ぇ……」
バルログ「まだまだ、逃がしませんよっ……! 次はこっちですっ……!」ググッ
実況「おっと、バルログはまだまだいくっ! 鉄柱に打ち付けつけたケンの首筋を離さず……身体を押しやって、運んでいくっ!」
バルログ「次は、エプロンサイドですっ! ヒャオっ!」ガスッ
ケン「……ぐええぇっ!」
実況「そしてそのままエプロンサイドへと……ケンの上半身を再び叩きつけていったぁ! マットとは違い、硬い硬いエプロンサイドにケンが打ち付けられるっ!」
元「う~ん……場外にいるのは、ちょっと危険だよ、コレっ!」
実況「しかし、元さんっ……! リング内にも、パイプ椅子がありますよっ!?」
元「ま、まぁ、そうだよねぇ……うんうん……」
253: 名無しさん 2015/10/29(木) 22:55:21 ID:jrYNe/y2
バルログ「そこのお兄さんっ! あなたも椅子を貸して下さいっ! ホラ、早くっ!」
男「俺は、空手軍団ファンだ……お断りだね……」
バルログ「じゃあ、隣のお姉さんっ……! あなたですっ! ホラ、立ちなさいっ!」
女「あっ、はい……!」スッ
男「お、おい……待てよ、冗談だよ……俺の椅子使ってくれよ……お、おい……」
バルログ「緊急事態にくだらない冗談を言うんじゃないっ……! だったら、あなたの椅子を彼女にプレゼントしなさいっ! それじゃあ、椅子借りますっ!」ガシッ
実況「おぉ~っと、そしてそして……ここでバルログは客席から、再びパイプ椅子を補充っ! またも、パイプ椅子を手にしたぞっ!」
元「ほらほら、だって……場外には殆ど無限にああやってパイプ椅子があるじゃない……だったら、リング上の方がまだマシだよっ!」
男「俺は、空手軍団ファンだ……お断りだね……」
バルログ「じゃあ、隣のお姉さんっ……! あなたですっ! ホラ、立ちなさいっ!」
女「あっ、はい……!」スッ
男「お、おい……待てよ、冗談だよ……俺の椅子使ってくれよ……お、おい……」
バルログ「緊急事態にくだらない冗談を言うんじゃないっ……! だったら、あなたの椅子を彼女にプレゼントしなさいっ! それじゃあ、椅子借りますっ!」ガシッ
実況「おぉ~っと、そしてそして……ここでバルログは客席から、再びパイプ椅子を補充っ! またも、パイプ椅子を手にしたぞっ!」
元「ほらほら、だって……場外には殆ど無限にああやってパイプ椅子があるじゃない……だったら、リング上の方がまだマシだよっ!」
254: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:00:16 ID:jrYNe/y2
バルログ「死ねええぇぇ、ケンっ……! ヒャオっ……!」バッチーン
ケン「ぐわあああぁぁ……!」
ブー! ブーブー!
実況「三度ケンの背中へと打ち込んでいくっ! パイプ椅子攻撃っ! パイプ椅子攻撃っ! やはり、バルログもシャドルーっ! ラフファイトは止まらないっ!」
元「もう、逃げろ逃げろっ! リング内に逃げろっ! 場外は危険すぎるよっ!」
バルログ「この椅子も……リング内へ……!」ズザーッ
ダン「8っ……! お、おいっ……! あの野郎、いくつ椅子を持ち込む気だ……こりゃ、いくらなんでも多すぎだよっ……!」
ケン「く、くそっ……場外は危険すぎる……ここは、リング内に逃げよう……」ゴロンッ
実況「おっと、バルログはその椅子もリング内に滑り込ませていくっ! リング内のパイプ椅子がどんどんと増えていくっ! 増えていくっ!」
元「おっ、ケン君、リング内に逃げたよっ!? それでいい、それでいい……ここは一旦、逃げようっ!」
実況「場外は危険すぎるっ……! ここはケン……サードロープ下を潜り、リング内へと逃げていくっ!」
ケン「ぐわあああぁぁ……!」
ブー! ブーブー!
実況「三度ケンの背中へと打ち込んでいくっ! パイプ椅子攻撃っ! パイプ椅子攻撃っ! やはり、バルログもシャドルーっ! ラフファイトは止まらないっ!」
元「もう、逃げろ逃げろっ! リング内に逃げろっ! 場外は危険すぎるよっ!」
バルログ「この椅子も……リング内へ……!」ズザーッ
ダン「8っ……! お、おいっ……! あの野郎、いくつ椅子を持ち込む気だ……こりゃ、いくらなんでも多すぎだよっ……!」
ケン「く、くそっ……場外は危険すぎる……ここは、リング内に逃げよう……」ゴロンッ
実況「おっと、バルログはその椅子もリング内に滑り込ませていくっ! リング内のパイプ椅子がどんどんと増えていくっ! 増えていくっ!」
元「おっ、ケン君、リング内に逃げたよっ!? それでいい、それでいい……ここは一旦、逃げようっ!」
実況「場外は危険すぎるっ……! ここはケン……サードロープ下を潜り、リング内へと逃げていくっ!」
255: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:05:15 ID:jrYNe/y2
ウーロン「……おいおい、なんだよ。どんどん、凶器が増えていくぜ?」
クリリン「……なぁ?」
18号「フン……蓋を開けりゃ、アイツもただの小悪党だったってワケか……」
亀仙人「まぁ、そもそもアイツは悪い奴じゃからな」
ウーロン「やっぱり、アイツの応援はダメだな。俺、やっぱりあの金髪応援するよ」
クリリン「……最初から、そうしておけよ」
ウーロン「バルログの馬鹿……お、おいっ……! アイツ、何やってるんだ!? 見ろよ」
クリリン「……んっ?」
クリリン「……なぁ?」
18号「フン……蓋を開けりゃ、アイツもただの小悪党だったってワケか……」
亀仙人「まぁ、そもそもアイツは悪い奴じゃからな」
ウーロン「やっぱり、アイツの応援はダメだな。俺、やっぱりあの金髪応援するよ」
クリリン「……最初から、そうしておけよ」
ウーロン「バルログの馬鹿……お、おいっ……! アイツ、何やってるんだ!? 見ろよ」
クリリン「……んっ?」
256: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:10:26 ID:jrYNe/y2
ケン「ううっ……くそっ……痛ぇ……」
ダン「と、とりあえずケンは戻って来た事だし……パイプ椅子片付けるか……」ササッ
実況「さぁ、リング内へと戻ったっ! エスケープっ! そして、ここでレフェリー場外カウントを一度中断し……リング内のパイプ椅子を処分しようという事でしょうかねぇ!?」
元「そうそうそうっ! それでいい、それでいいっ! リングに凶器があったら、二の舞だからねっ!」
実況「あ~っ! あ~っ! 元さん、元さん……見て下さいっ……! バルログの姿をっ……!」
元「……んっ?」
バルログ「リングに凶器が増えれば……レフェリーも片付けざるを得ないでしょう……注意はそちらにいきましたね……今がチャンスです……」ササッ
実況「バルログが……エプロン下に身体を潜り込ませて……何やら、探っておりますっ! 探っておりますよっ!?」
元「……おぉいっ!」
ダン「と、とりあえずケンは戻って来た事だし……パイプ椅子片付けるか……」ササッ
実況「さぁ、リング内へと戻ったっ! エスケープっ! そして、ここでレフェリー場外カウントを一度中断し……リング内のパイプ椅子を処分しようという事でしょうかねぇ!?」
元「そうそうそうっ! それでいい、それでいいっ! リングに凶器があったら、二の舞だからねっ!」
実況「あ~っ! あ~っ! 元さん、元さん……見て下さいっ……! バルログの姿をっ……!」
元「……んっ?」
バルログ「リングに凶器が増えれば……レフェリーも片付けざるを得ないでしょう……注意はそちらにいきましたね……今がチャンスです……」ササッ
実況「バルログが……エプロン下に身体を潜り込ませて……何やら、探っておりますっ! 探っておりますよっ!?」
元「……おぉいっ!」
257: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:15:31 ID:jrYNe/y2
バルログ「先程は、位置を間違えました……本命はこちらの位置でしたね……」ゴソゴソ
実況「リング下には、パイプ椅子や木製テーブルなどの、備品が収納されているのですが……バルログはこの試合、そこからチェーンという、前もって準備してたであろう、凶器を取り出しましたっ!」
元「……って事はこっちにも何か準備されてるのかね!?」
実況「おそらく、その可能性は非常に高いと思われますっ! さぁ、なんだっ!? バルログ、今度は何を出すっ!?」
バルログ「ありましたっ……! これですよ、これこれっ!」スーッ
実況「さぁ、リング下に潜り込んでいたバルログが顔を出すっ! さぁ、手にしている物は何だっ!? 一体、何だっ!?」
元「んんっ…… ? 何だ、あれっ!?」
実況「リング下には、パイプ椅子や木製テーブルなどの、備品が収納されているのですが……バルログはこの試合、そこからチェーンという、前もって準備してたであろう、凶器を取り出しましたっ!」
元「……って事はこっちにも何か準備されてるのかね!?」
実況「おそらく、その可能性は非常に高いと思われますっ! さぁ、なんだっ!? バルログ、今度は何を出すっ!?」
バルログ「ありましたっ……! これですよ、これこれっ!」スーッ
実況「さぁ、リング下に潜り込んでいたバルログが顔を出すっ! さぁ、手にしている物は何だっ!? 一体、何だっ!?」
元「んんっ…… ? 何だ、あれっ!?」
258: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:23:34 ID:jrYNe/y2
実況「バルログが取り出したのは……鉤爪……でしょうかねぇ? 三本の鋭い刃がついた、鉤爪っ! しかし、その刃がまた長いっ! コイツは特注品でしょうかっ!?」
元「あ~んな、特殊な形状の鉤爪が偶然あるワケないよねぇ……絶対、前もって用意してたんだよっ!」
バルログ「フフ……スイッチングクロー……」スチャッ
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、そしてバルログはその鉤爪を……手にはめ込み……装備しましたっ! ジャストフィットっ! 特注品か、コレはっ!?」
元「装備出来るようになってるんだねぇ……何だありゃ!?」
バルログ「さぁ、いきますよ……ケンっ……!」スッ
実況「バルログは左手に、その鉤爪をはめ込んで……おぉ~っと、そのままリング内に戻っていったぁ! ケンを狙いにいくっ!」
元「おいおいおいっ……! レフェリーっ……! レフェリー、止めろぉっ!」
元「あ~んな、特殊な形状の鉤爪が偶然あるワケないよねぇ……絶対、前もって用意してたんだよっ!」
バルログ「フフ……スイッチングクロー……」スチャッ
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、そしてバルログはその鉤爪を……手にはめ込み……装備しましたっ! ジャストフィットっ! 特注品か、コレはっ!?」
元「装備出来るようになってるんだねぇ……何だありゃ!?」
バルログ「さぁ、いきますよ……ケンっ……!」スッ
実況「バルログは左手に、その鉤爪をはめ込んで……おぉ~っと、そのままリング内に戻っていったぁ! ケンを狙いにいくっ!」
元「おいおいおいっ……! レフェリーっ……! レフェリー、止めろぉっ!」
259: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:27:59 ID:jrYNe/y2
バルログ「これを、装備する事によって、私の戦闘力は2倍っ……!」スリスリ
ダン「あ~、ちくしょうっ……椅子が多いよっ……! 早く片付けねぇと……!」
バルログ「更に、私の跳躍力を加えれば……それの更に2倍っ……!」
実況「ダメですっ! 元さんっ! レフェリーは椅子を片付けていますっ! バルログには気づいていないっ! おっと、バルログはそんなレフェリーを尻目に、悠々と鉤爪に頬擦りしながら、ケンに狙いを定めているっ!」
バルログ「そして、いつもの三倍の回転を加えれば、それの更に3倍っ……!」
元「あ~、ちくしょうっ! リング内に凶器ばら撒いてたのも、そっちに注意を向ける為かっ!」
バルログ「ケン……今の私の戦闘力はあなたを上回る……」
ケン「うっ、ううっ……」ムクッ
バルログ「530000ですっ!」
ダン「あ~、ちくしょうっ……椅子が多いよっ……! 早く片付けねぇと……!」
バルログ「更に、私の跳躍力を加えれば……それの更に2倍っ……!」
実況「ダメですっ! 元さんっ! レフェリーは椅子を片付けていますっ! バルログには気づいていないっ! おっと、バルログはそんなレフェリーを尻目に、悠々と鉤爪に頬擦りしながら、ケンに狙いを定めているっ!」
バルログ「そして、いつもの三倍の回転を加えれば、それの更に3倍っ……!」
元「あ~、ちくしょうっ! リング内に凶器ばら撒いてたのも、そっちに注意を向ける為かっ!」
バルログ「ケン……今の私の戦闘力はあなたを上回る……」
ケン「うっ、ううっ……」ムクッ
バルログ「530000ですっ!」
261: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:31:49 ID:jrYNe/y2
バルログ「ヒャオっ……! いきますよ……ケンっ……!」ゴロンッ
ケーン! ニゲロー!
実況「バルログは鉤爪に頬擦りしながら、ケンの起き上がりに狙いを定めて……おっと、その起き上がりに合わせて、前転しつつ距離を詰めていくっ!」
元「おいおいおいおいっ……!」
ケン「くっ、もう来てやがるか……んっ……?」
バルログ「……ヒョオオオォォッ!」シュタッ
ケン「んっ……? 何だ……あの手につけてるの……」
バルログ「ローリングクリスタルフラッシュだっ! 死ねええぇぇっ!」ドスッ
ケン「……ガッ!」
実況「そして、前転で勢いをつけ、ジャンプして飛び込みつつ……ケンの喉元へと装着した鉤爪を地獄突きのように突き刺していったぁ!」
ケーン! ニゲロー!
実況「バルログは鉤爪に頬擦りしながら、ケンの起き上がりに狙いを定めて……おっと、その起き上がりに合わせて、前転しつつ距離を詰めていくっ!」
元「おいおいおいおいっ……!」
ケン「くっ、もう来てやがるか……んっ……?」
バルログ「……ヒョオオオォォッ!」シュタッ
ケン「んっ……? 何だ……あの手につけてるの……」
バルログ「ローリングクリスタルフラッシュだっ! 死ねええぇぇっ!」ドスッ
ケン「……ガッ!」
実況「そして、前転で勢いをつけ、ジャンプして飛び込みつつ……ケンの喉元へと装着した鉤爪を地獄突きのように突き刺していったぁ!」
262: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:34:52 ID:jrYNe/y2
バルログ「フフフ、決まりました……」
ケン「ガ、ガガガ……カハっ……」ブルブル
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「ケンが喉を抑えているっ! 抑えて苦しんでいるっ! そして場内からは大・大・大・大・大ブーイングゥゥゥゥっ! ケン、大丈夫かっ!?」
元「鉤爪ってのは、突き刺す物じゃなくて、引っ掻く物なんだけどさ……? やっぱり、あれだけ硬そうな物で喉やられたら……そりゃ、ねぇ……!」
ダン「あん……? 何だ、このブーイング……?」チラッ
バルログ「鉤爪を……レフェリーの死角に……」スッ
ケン「ガ、ガガ……」ブルブル
ダン「ど、どういう事だ……? 喉抑えてるって事は……地獄突きでもしたのか……?」
実況「尋常ではないブーイングの量に、レフェリーもここでようやく気づいたようですが……あっ、おっとバルログ……左手をレフェリーの死角に……自らの身体で隠しますっ!」
元「まさか、手にあんな物がついてるだなんて、ちょっと想像つかないよねぇ」
ケン「ガ、ガガガ……カハっ……」ブルブル
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「ケンが喉を抑えているっ! 抑えて苦しんでいるっ! そして場内からは大・大・大・大・大ブーイングゥゥゥゥっ! ケン、大丈夫かっ!?」
元「鉤爪ってのは、突き刺す物じゃなくて、引っ掻く物なんだけどさ……? やっぱり、あれだけ硬そうな物で喉やられたら……そりゃ、ねぇ……!」
ダン「あん……? 何だ、このブーイング……?」チラッ
バルログ「鉤爪を……レフェリーの死角に……」スッ
ケン「ガ、ガガ……」ブルブル
ダン「ど、どういう事だ……? 喉抑えてるって事は……地獄突きでもしたのか……?」
実況「尋常ではないブーイングの量に、レフェリーもここでようやく気づいたようですが……あっ、おっとバルログ……左手をレフェリーの死角に……自らの身体で隠しますっ!」
元「まさか、手にあんな物がついてるだなんて、ちょっと想像つかないよねぇ」
263: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:37:45 ID:jrYNe/y2
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
ダン「お、おい……どうなってんだ……おい、バルログ……?」
実況「しかし、只ならぬブーイングの量に……これはレフェリーも何かを感じているのかっ!?」
元「ここは、ボディチェックをしようっ! ボディチェックをっ! あんな凶器はダメですっ!」
バルログ「なんでも、ありませんよっ……! 醜い空手軍団のファンが、彼のピンチに私にブーイングをしているのでしょうっ! それより、あなたはその椅子を片付けておきなさいっ!」ヒョイッ
ダン「こりゃ、お前が持ち込んだ椅子だろうがっ!」
実況「あっと、しかしここはバルログ……バックステップっ! レフェリーボディチェックをさせないっ! させませんっ!」
元「あ~、ちくしょうっ……! 左手だよっ! 左手っ!」
ダン「お、おい……どうなってんだ……おい、バルログ……?」
実況「しかし、只ならぬブーイングの量に……これはレフェリーも何かを感じているのかっ!?」
元「ここは、ボディチェックをしようっ! ボディチェックをっ! あんな凶器はダメですっ!」
バルログ「なんでも、ありませんよっ……! 醜い空手軍団のファンが、彼のピンチに私にブーイングをしているのでしょうっ! それより、あなたはその椅子を片付けておきなさいっ!」ヒョイッ
ダン「こりゃ、お前が持ち込んだ椅子だろうがっ!」
実況「あっと、しかしここはバルログ……バックステップっ! レフェリーボディチェックをさせないっ! させませんっ!」
元「あ~、ちくしょうっ……! 左手だよっ! 左手っ!」
264: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:41:22 ID:jrYNe/y2
ケン「ガ、ガガ……ガ……」ブルブル
バルログ「動きの止まってる今がチャンスですっ……! ヒャオっ……!」ダダッ
ダン「お、おいっ……! バルログっ……!」
実況「さぁ、バレたら一発退場もあり得るこの場面……バルログはボディチェックをさせずに、そのまま即座にケンに突っ込んでいくっ!」
元「あ~っ! ちくしょうっ!」
バルログ「それ、ケンっ……支えなさいっ……!」クルンッ
ケン「ガ、ガガっ……」
バルログ「……ヒャオッ!」ガシッ
実況「バルログはそのまま、ケンの目の前でゆったりとした前方宙返りを見せつつ……その肩口に足を引っ掛け昇っていくっ! ケンの肩に飛び乗っていったぁ!」
バルログ「動きの止まってる今がチャンスですっ……! ヒャオっ……!」ダダッ
ダン「お、おいっ……! バルログっ……!」
実況「さぁ、バレたら一発退場もあり得るこの場面……バルログはボディチェックをさせずに、そのまま即座にケンに突っ込んでいくっ!」
元「あ~っ! ちくしょうっ!」
バルログ「それ、ケンっ……支えなさいっ……!」クルンッ
ケン「ガ、ガガっ……」
バルログ「……ヒャオッ!」ガシッ
実況「バルログはそのまま、ケンの目の前でゆったりとした前方宙返りを見せつつ……その肩口に足を引っ掛け昇っていくっ! ケンの肩に飛び乗っていったぁ!」
265: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:45:33 ID:jrYNe/y2
バルログ「……ヒャオっ!」クルンッ
ケン「ガ、ガガ……」
実況「おっと、バルログは身体をクルッと回して……ケンの後方に回るっ! 回っていくっ! ケンの上に肩車の形でバルログが乗っているっ!」
バルログ「フハハハ……それでは、いきますよ……ヒャオッ……!」ガスッ
ケン「……ガッ!」
実況「そして、そこから腕をLの字に折りながら、エルボーバットっ! ケンの頭部へと打ち込んでいくっ!」
元「……あ~、ちくしょうっ!」
バルログ「フハハハ……連続ですっ……! ヒャオっ……! ヒャオっ……!」ガスガス
ケン「ガッ……ガガっ……!」
実況「おぉ~っと、連続だっ! 連続だっ! 右・左とバルログはケンの頭上から連続で打ち込んでいくっ!」
ケン「ガ、ガガ……」
実況「おっと、バルログは身体をクルッと回して……ケンの後方に回るっ! 回っていくっ! ケンの上に肩車の形でバルログが乗っているっ!」
バルログ「フハハハ……それでは、いきますよ……ヒャオッ……!」ガスッ
ケン「……ガッ!」
実況「そして、そこから腕をLの字に折りながら、エルボーバットっ! ケンの頭部へと打ち込んでいくっ!」
元「……あ~、ちくしょうっ!」
バルログ「フハハハ……連続ですっ……! ヒャオっ……! ヒャオっ……!」ガスガス
ケン「ガッ……ガガっ……!」
実況「おぉ~っと、連続だっ! 連続だっ! 右・左とバルログはケンの頭上から連続で打ち込んでいくっ!」
266: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:48:17 ID:jrYNe/y2
バルログ「死になさいっ……! 死になさいっ……! ヒャオっ、ヒャオっ、ヒャオっ!」ガスガス
ケン「ガ、ガガ……」
ケーン ! ガンバレー!
実況「バルログの頭上からのエルボーの連打、連打っ! これは、苦しいっ……! おっと、おっと、ケンの身体が……徐々に沈んでいくっ!」
元「あ~、くそっ……流れが変わっちゃったかな……?」
バルログ「フフ、随分と弱ってきましたねぇ……それでは、これで止めにしましょうっ!」スルッ
実況「おっと、ここでバルログが……ケンの背後へと、降りますっ!」
ケン「ガ、ガガ……」
ケーン ! ガンバレー!
実況「バルログの頭上からのエルボーの連打、連打っ! これは、苦しいっ……! おっと、おっと、ケンの身体が……徐々に沈んでいくっ!」
元「あ~、くそっ……流れが変わっちゃったかな……?」
バルログ「フフ、随分と弱ってきましたねぇ……それでは、これで止めにしましょうっ!」スルッ
実況「おっと、ここでバルログが……ケンの背後へと、降りますっ!」
267: 名無しさん 2015/10/29(木) 23:51:54 ID:jrYNe/y2
バルログ「……さぁ、いきましょう。私の新技ですっ!」ガシッ
実況「いやっ、違うっ……! バルログは腰の上だっ! 腰の上っ! 肩の上から、腰の上に乗ったっ!」
元「……ケン君が、ちょっと前屈みの体勢になってたからね。ポジショニング移してきたよ」
実況「後ろから、脇を通し、自身の足をケンの内腿にロックして……おっと、バランスを保ったっ!」
バルログ「さぁ、いきましょう……バルログ・スペシャル……略して……」ガシッ
実況「更にバルログは、ケンの両腕を捉えるっ! 腰の上から、ケンの腕を掴み……後方へと引き伸ばしていくっ!」
元「おおっ……!? なんだ、この技はっ……!?」
バルログ「パロ・スペシャルですっ……! ヒョオオオォォッっ!」ググッ
ケン「……ぐ、ぐわあああぁぁ!」
実況「いやっ、違うっ……! バルログは腰の上だっ! 腰の上っ! 肩の上から、腰の上に乗ったっ!」
元「……ケン君が、ちょっと前屈みの体勢になってたからね。ポジショニング移してきたよ」
実況「後ろから、脇を通し、自身の足をケンの内腿にロックして……おっと、バランスを保ったっ!」
バルログ「さぁ、いきましょう……バルログ・スペシャル……略して……」ガシッ
実況「更にバルログは、ケンの両腕を捉えるっ! 腰の上から、ケンの腕を掴み……後方へと引き伸ばしていくっ!」
元「おおっ……!? なんだ、この技はっ……!?」
バルログ「パロ・スペシャルですっ……! ヒョオオオォォッっ!」ググッ
ケン「……ぐ、ぐわあああぁぁ!」
284: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:00:14 ID:iuwGjopw
ウーロン「おいっ! 卑怯だぞっ! 凶器なんて使ってんじゃねぇよっ!」
クリリン「ブーブー!」
ウーロン「ちょっとでも、お前を応援してやった俺の気持ちを考えやがれ~! ブーブー!」
18号「ハハハ、またやかましくなってきたよ」
亀仙人「まぁ、あれだけの事をしたんじゃ……ブーイングされるのは、仕方ないじゃろ……あやつだって、わかっておるわい……」
18号「……それは、わかるんだけどさぁ?」
亀仙人「……なんじゃ?」
ウーロン「ブーブー!」
クリリン「ブーブー!」
18号「隣でこんな風にされてちゃ……恥ずかしくないかい……?」
亀仙人「そうか……? 皆、こんな感じじゃぞ?」
クリリン「ブーブー!」
ウーロン「ちょっとでも、お前を応援してやった俺の気持ちを考えやがれ~! ブーブー!」
18号「ハハハ、またやかましくなってきたよ」
亀仙人「まぁ、あれだけの事をしたんじゃ……ブーイングされるのは、仕方ないじゃろ……あやつだって、わかっておるわい……」
18号「……それは、わかるんだけどさぁ?」
亀仙人「……なんじゃ?」
ウーロン「ブーブー!」
クリリン「ブーブー!」
18号「隣でこんな風にされてちゃ……恥ずかしくないかい……?」
亀仙人「そうか……? 皆、こんな感じじゃぞ?」
285: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:10:22 ID:iuwGjopw
実況「さぁ、バルログが見た事もない技を繰り出してきましたっ!」
元「そうだね……新技かな!? これも……準備してきたのかな!?」
実況「背後からケンの両腕を引き伸ばし、後方へと引き伸ばしていっておりますが……元さん、これは肩口辺りを決めていく技と見てもよろしいのでしょうか?」
元「そうですね。こりゃ肩ですね……んっ……?」
バルログ「さぁ、ケンっ……! 情けなく、ギブアップの根をあげなさいっ……! さぁっ……! さぁっ……!」ググッ
ケン「ぐ、ぐぐっ……しねぇよ……ぐぐっ……くそっ……!」
実況「ちょっと待って下さいよ、元さんっ……!? 肩と言う事は……先程、バルログが痛めつけていましたよねぇ!?」
元「……ありゃ、時間稼ぎじゃなかったんだねぇ。この為の布石だったんだよ、きっと」
実況「元さんっ……! 私は貴方が、アレはただの時間稼ぎだと言ったからこそ、安心して、試合を実況……」
元「……うるさぁいっ! 試合を実況しろっ!」
元「そうだね……新技かな!? これも……準備してきたのかな!?」
実況「背後からケンの両腕を引き伸ばし、後方へと引き伸ばしていっておりますが……元さん、これは肩口辺りを決めていく技と見てもよろしいのでしょうか?」
元「そうですね。こりゃ肩ですね……んっ……?」
バルログ「さぁ、ケンっ……! 情けなく、ギブアップの根をあげなさいっ……! さぁっ……! さぁっ……!」ググッ
ケン「ぐ、ぐぐっ……しねぇよ……ぐぐっ……くそっ……!」
実況「ちょっと待って下さいよ、元さんっ……!? 肩と言う事は……先程、バルログが痛めつけていましたよねぇ!?」
元「……ありゃ、時間稼ぎじゃなかったんだねぇ。この為の布石だったんだよ、きっと」
実況「元さんっ……! 私は貴方が、アレはただの時間稼ぎだと言ったからこそ、安心して、試合を実況……」
元「……うるさぁいっ! 試合を実況しろっ!」
286: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:15:56 ID:iuwGjopw
バルログ「ヒョオオオォォッ……!」ググッ
ケン「ぐっ、ぐぐっ……!」
ケーン! ケーン!
実況「さぁ、今日は元さんの読みが冴えませんっ! 外れていきますっ!」
元「やかましいっ……! こんな技、用意してきてるだなんて……僕だって、想像つかなかったんだよっ!」
実況「さぁ、バルログの新技……背後から腰の上に乗り、ケンの腕を引き伸ばし、更に更にその肩にダメージを蓄積させていくっ! 大丈夫かっ!? ケンっ……これは大丈夫なのかっ……!?」
元「とにかく、ね……ロープブレイクだ、ロープブレイク……ロープまで逃げよう……」
バルログ「フッ……この技は、脱出不可能……もがけばもがくほど、深みにはまりますよ……」ググッ
ケン「ぐっ……ぐぐっ……」
ケン「ぐっ、ぐぐっ……!」
ケーン! ケーン!
実況「さぁ、今日は元さんの読みが冴えませんっ! 外れていきますっ!」
元「やかましいっ……! こんな技、用意してきてるだなんて……僕だって、想像つかなかったんだよっ!」
実況「さぁ、バルログの新技……背後から腰の上に乗り、ケンの腕を引き伸ばし、更に更にその肩にダメージを蓄積させていくっ! 大丈夫かっ!? ケンっ……これは大丈夫なのかっ……!?」
元「とにかく、ね……ロープブレイクだ、ロープブレイク……ロープまで逃げよう……」
バルログ「フッ……この技は、脱出不可能……もがけばもがくほど、深みにはまりますよ……」ググッ
ケン「ぐっ……ぐぐっ……」
287: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:22:05 ID:iuwGjopw
実況「しかし、元さん……!? これ、ロープブレイクしようにも……ケンは移動できますかねぇ……!?」
元「う~ん……バルログ君の体重も乗ってるし……それに、同時に足もフックされて封じられ気味だしね……難しいかな?」
実況「足を封じられていると言う事は……先程のように、カンガルーキックで脱出も不可能っ! ましてや、今度はバルログの位置が高いっ!」
ダン「ケンっ……! どうするっ……!? ギブかっ!? ギブアップかっ!?」
ケン「ぐっ……ぐぐっ……ノーだっ……! ノーっ……! ノーっ……!」
バルログ「意地を張っても……いい事はありませんっ……! それ、ヒャオっ……!」ググッ
ケン「……ぐわあああぁぁ!」
元「う~ん……バルログ君の体重も乗ってるし……それに、同時に足もフックされて封じられ気味だしね……難しいかな?」
実況「足を封じられていると言う事は……先程のように、カンガルーキックで脱出も不可能っ! ましてや、今度はバルログの位置が高いっ!」
ダン「ケンっ……! どうするっ……!? ギブかっ!? ギブアップかっ!?」
ケン「ぐっ……ぐぐっ……ノーだっ……! ノーっ……! ノーっ……!」
バルログ「意地を張っても……いい事はありませんっ……! それ、ヒャオっ……!」ググッ
ケン「……ぐわあああぁぁ!」
289: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:29:20 ID:iuwGjopw
ケーン! ケーン!
実況「おぉ~っと、ケンはレフェリーの確認に首を横には振るが……悲痛な叫び声をあげるっ! 腕を捉えられ、足を封じられ、四肢を封じられ……更にバルログの体重がのし掛かるっ! これはどうやって脱出すればいいっ!? どうすればいいんだっ!?」
元「対処法がまだ出来上がってない関節技ってのは……ちょっと苦しいねぇ……う~ん、どうすりゃいいんだっ……!?」
ダン「と、とりあえず椅子だっ……! 椅子を片付けてつつ……確認を取るかっ……!」ズザーッ
実況「さぁ、ケンの悲痛な叫び声っ……! さぁ、レフェリーも……リング上にばら撒かれた椅子を場外に蹴り出しつつ……ケンの意識を確認するっ! ここでリング上が整備されていきますっ!」
元「椅子やってる場合かっ!? あの鉤爪なんとかしろ、あの鉤爪っ! 何時まで装備してんだっ!」
実況「おぉ~っと、元さんがお怒りですっ! しかし、そうです……バルログの左手には、まだ鉤爪が装着されていますっ! これも、また不気味な存在っ……! しかも、レフェリーはまだ気づいていないっ……!」
実況「おぉ~っと、ケンはレフェリーの確認に首を横には振るが……悲痛な叫び声をあげるっ! 腕を捉えられ、足を封じられ、四肢を封じられ……更にバルログの体重がのし掛かるっ! これはどうやって脱出すればいいっ!? どうすればいいんだっ!?」
元「対処法がまだ出来上がってない関節技ってのは……ちょっと苦しいねぇ……う~ん、どうすりゃいいんだっ……!?」
ダン「と、とりあえず椅子だっ……! 椅子を片付けてつつ……確認を取るかっ……!」ズザーッ
実況「さぁ、ケンの悲痛な叫び声っ……! さぁ、レフェリーも……リング上にばら撒かれた椅子を場外に蹴り出しつつ……ケンの意識を確認するっ! ここでリング上が整備されていきますっ!」
元「椅子やってる場合かっ!? あの鉤爪なんとかしろ、あの鉤爪っ! 何時まで装備してんだっ!」
実況「おぉ~っと、元さんがお怒りですっ! しかし、そうです……バルログの左手には、まだ鉤爪が装着されていますっ! これも、また不気味な存在っ……! しかも、レフェリーはまだ気づいていないっ……!」
290: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:38:17 ID:iuwGjopw
ケ・ン ! ケ・ン !
ダン「おいっ、ケンっ……! どうするっ……!? ギブアップか……!? ギブアップするのかっ……!?」
ケン「ぐぐっ……するワケ……ねぇだろっ……!」
実況「さぁ、ここで場内からはケンを後押しするような、ケンコールが湧くっ! だがしかし、四肢の封じられたこの状態……移動する事すら出来ないっ! どうすればいいっ!? どうすれば、いいんだっ!?」
元「もう、こうなりゃ力づくだっ! 力づくで外しちゃえっ! それしかないっ!」
ケン「こんな……ナルシスト野郎に負けて、たまるかよっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ
オー! オーオー!
実況「おぉ~っとっ! ここで場内と我々の願いが通じたかっ!? ケンは背後に絞りあげられている両腕を……強引に前へ前へと、戻していこうとしているっ!」
元「そうだそうだっ! こんな物、頭考える事じゃないっ! 身体でなんとかしようっ! パワーじゃケン君の方が上なんだからっ!」
ダン「おいっ、ケンっ……! どうするっ……!? ギブアップか……!? ギブアップするのかっ……!?」
ケン「ぐぐっ……するワケ……ねぇだろっ……!」
実況「さぁ、ここで場内からはケンを後押しするような、ケンコールが湧くっ! だがしかし、四肢の封じられたこの状態……移動する事すら出来ないっ! どうすればいいっ!? どうすれば、いいんだっ!?」
元「もう、こうなりゃ力づくだっ! 力づくで外しちゃえっ! それしかないっ!」
ケン「こんな……ナルシスト野郎に負けて、たまるかよっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ
オー! オーオー!
実況「おぉ~っとっ! ここで場内と我々の願いが通じたかっ!? ケンは背後に絞りあげられている両腕を……強引に前へ前へと、戻していこうとしているっ!」
元「そうだそうだっ! こんな物、頭考える事じゃないっ! 身体でなんとかしようっ! パワーじゃケン君の方が上なんだからっ!」
291: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:47:21 ID:iuwGjopw
カエセー! ケーン!
バルログ「これが……火事場のクソ力と言うワケですか……」
ケン「うおおおぉぉっ……! 無理矢理、引き剥がしてやるっ……! うおおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「だがしかし、これは想定内です……パワーじゃ貴方の方が上ですからね……ならばっ……! ヒャオっ……!」シュタッ
ケン「……んっ?」
実況「さぁ、力尽くで解こうとしていくケンっ! あ~っと、しかししかし……ここでバルログは……足のロックを外し……そして、腰の上から背中の上辺りへと、飛び乗ったっ!」
元「……なんだっ!? これも、用意してたのかっ!?」
バルログ「ヒョオオオォォっ……! いきますよっ……!」ググッ
ケン「や、やばいっ……! このままじゃ、倒れるっ……!」
実況「前方に重心を移した事によって……ケンの身体が、おぉ~っと、おぉ~っと……そのまま前方へと倒れ込んでいくっ!」
元「おいおいおいおいっ……!」
バルログ「これが……火事場のクソ力と言うワケですか……」
ケン「うおおおぉぉっ……! 無理矢理、引き剥がしてやるっ……! うおおおぉぉっ……!」ググッ
バルログ「だがしかし、これは想定内です……パワーじゃ貴方の方が上ですからね……ならばっ……! ヒャオっ……!」シュタッ
ケン「……んっ?」
実況「さぁ、力尽くで解こうとしていくケンっ! あ~っと、しかししかし……ここでバルログは……足のロックを外し……そして、腰の上から背中の上辺りへと、飛び乗ったっ!」
元「……なんだっ!? これも、用意してたのかっ!?」
バルログ「ヒョオオオォォっ……! いきますよっ……!」ググッ
ケン「や、やばいっ……! このままじゃ、倒れるっ……!」
実況「前方に重心を移した事によって……ケンの身体が、おぉ~っと、おぉ~っと……そのまま前方へと倒れ込んでいくっ!」
元「おいおいおいおいっ……!」
292: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:52:59 ID:iuwGjopw
バルログ「ここまで用意していたのですよっ……! パロ・スペシャル・ジ・エンドだあぁっ!」ズドーンッ
ケン「……うぐあああぁぁっ!」
実況「そして、ケンの身体が……前のめりに、顔面からっ……! 顔面からマットへと打ち付けられていったぁ!」
元「……おおっ、なんだなんだなんだぁ!?」
実況「リバース・ペディグリーとでも言えばいいのか……? 腕を完全にロックされた状態で……ケンの身体は顔面から、マットへと叩きつけられましたっ!」
元「おいおいおい……あれじゃあ、受け身取れないよ……」
実況「なんとか、返そうとしたケンでしたが……しかし、バルログ……それをも、封じる戦略を用意してきておりましたっ!」
元「今日は、凶器といい……ちくしょう、用意周到だね……」
ケン「……うぐあああぁぁっ!」
実況「そして、ケンの身体が……前のめりに、顔面からっ……! 顔面からマットへと打ち付けられていったぁ!」
元「……おおっ、なんだなんだなんだぁ!?」
実況「リバース・ペディグリーとでも言えばいいのか……? 腕を完全にロックされた状態で……ケンの身体は顔面から、マットへと叩きつけられましたっ!」
元「おいおいおい……あれじゃあ、受け身取れないよ……」
実況「なんとか、返そうとしたケンでしたが……しかし、バルログ……それをも、封じる戦略を用意してきておりましたっ!」
元「今日は、凶器といい……ちくしょう、用意周到だね……」
293: 名無しさん 2015/10/30(金) 22:59:52 ID:iuwGjopw
ダン「お、おいっ……大丈夫かっ……!? 意識はあるかっ!?」
ケン「……」
実況「さぁ、完全に顔面からいったケンっ! 強く強く叩きつけられたっ! ピクリとも動かないっ! レフェリーも慌てて意識を確認しておりますっ!」
元「あ~、ちくしょうっ……! とりあえず、凶器をなんとかしろっ! あの腕につけてる鉤爪だよっ!」
バルログ「……さぁ、終わりにしましょう」スッ
実況「おぉ~っと、そしてここでバルログが立ち上がり……おっと、コーナーの方へと歩みを進めていくっ! レフェリーはバルログより、ケンの意識を確認しているっ!」
元「違うよっ……! 凶器っ……! あの凶器っ……!」
ケン「……」
実況「さぁ、完全に顔面からいったケンっ! 強く強く叩きつけられたっ! ピクリとも動かないっ! レフェリーも慌てて意識を確認しておりますっ!」
元「あ~、ちくしょうっ……! とりあえず、凶器をなんとかしろっ! あの腕につけてる鉤爪だよっ!」
バルログ「……さぁ、終わりにしましょう」スッ
実況「おぉ~っと、そしてここでバルログが立ち上がり……おっと、コーナーの方へと歩みを進めていくっ! レフェリーはバルログより、ケンの意識を確認しているっ!」
元「違うよっ……! 凶器っ……! あの凶器っ……!」
294: 名無しさん 2015/10/30(金) 23:05:29 ID:iuwGjopw
バルログ「さぁ、これでフィニッシュです……」スッ
実況「さぁ、そしてバルログがリングを背を向けつつ……そのままコーナーポスト上へと昇っていくっ! これは、狙っている……!? 狙っているのかっ!?」
元「立て立てケン君っ! 来るよ、来るよっ!」
バルログ「これは……もう、必要ありませんね……それっ……」ポイッ
ブー! ブーブー!
実況「おっと、コーナーポスト上に昇りきったバルログは……ここで装着していた鉤爪を外し……そして場外へと投げ捨てたぁっ! 証拠隠滅といったところかっ!?」
元「皆、見てたよっ! アレはっ!」
実況「しかし、肝心のレフェリーが……見ていませんでしたっ! ここがケンにとっての不運っ!」
実況「さぁ、そしてバルログがリングを背を向けつつ……そのままコーナーポスト上へと昇っていくっ! これは、狙っている……!? 狙っているのかっ!?」
元「立て立てケン君っ! 来るよ、来るよっ!」
バルログ「これは……もう、必要ありませんね……それっ……」ポイッ
ブー! ブーブー!
実況「おっと、コーナーポスト上に昇りきったバルログは……ここで装着していた鉤爪を外し……そして場外へと投げ捨てたぁっ! 証拠隠滅といったところかっ!?」
元「皆、見てたよっ! アレはっ!」
実況「しかし、肝心のレフェリーが……見ていませんでしたっ! ここがケンにとっての不運っ!」
295: 名無しさん 2015/10/30(金) 23:15:05 ID:iuwGjopw
バルログ「シャドルーに……栄光あれっ……!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてここでバルログがコーナーポスト上で、決めていくっ! 決めていくっ! しかし、これまでの反則行為からなのか……場内の支持は得られていないっ!」
元「そりゃそうだよっ! あんな凶器使ったんだからっ!」
バルログ「とどめですっ……! ヒョオオオォォッ……!」フワッ
実況「そしてここでバルログが飛んだぁっ! リング内でダウンしているケンに向かって……後方宙返りしながら……弧を描いて向かっていくっ!」
元「……あ~、くそっ!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてここでバルログがコーナーポスト上で、決めていくっ! 決めていくっ! しかし、これまでの反則行為からなのか……場内の支持は得られていないっ!」
元「そりゃそうだよっ! あんな凶器使ったんだからっ!」
バルログ「とどめですっ……! ヒョオオオォォッ……!」フワッ
実況「そしてここでバルログが飛んだぁっ! リング内でダウンしているケンに向かって……後方宙返りしながら……弧を描いて向かっていくっ!」
元「……あ~、くそっ!」
296: 名無しさん 2015/10/30(金) 23:21:09 ID:iuwGjopw
バルログ「……ヒャオォォっ!」ズドーンッ
ケン「……ぐわあああぁぁっ!」
実況「上体から、真っ逆さまに落ちていく独特のフォームで……うつ伏せに倒れていくケンの背中上へと落ちていったぁ!」
元「……くあ~っ!」
実況「ケンの背骨の軋む音が聞こえるっ! ここはフライングバルセロナアタックっ! フライングバルセロナアタックだっ! これは、バルログも決めにきたかっ!?」
バルログ「終わりですっ! よっと……」
ケン「……ううっ」ゴロン
バルログ「さぁ、レフェリーっ……! フォールをっ……! コイツを楽にさせてあげて下さいっ!」
ダン「お、おうっ……!」
実況「そして、バルログはケンの身体を反転させて仰向けにっ! そして、その上に覆い被さるっ! ここでフォールに入ったっ! フォールに入ったっ! さぁ、どうだっ!? 今、レフェリーがカウントを取りますっ!」
元「くあ~っ……返せっ! 返せっ!」
ケン「……ぐわあああぁぁっ!」
実況「上体から、真っ逆さまに落ちていく独特のフォームで……うつ伏せに倒れていくケンの背中上へと落ちていったぁ!」
元「……くあ~っ!」
実況「ケンの背骨の軋む音が聞こえるっ! ここはフライングバルセロナアタックっ! フライングバルセロナアタックだっ! これは、バルログも決めにきたかっ!?」
バルログ「終わりですっ! よっと……」
ケン「……ううっ」ゴロン
バルログ「さぁ、レフェリーっ……! フォールをっ……! コイツを楽にさせてあげて下さいっ!」
ダン「お、おうっ……!」
実況「そして、バルログはケンの身体を反転させて仰向けにっ! そして、その上に覆い被さるっ! ここでフォールに入ったっ! フォールに入ったっ! さぁ、どうだっ!? 今、レフェリーがカウントを取りますっ!」
元「くあ~っ……返せっ! 返せっ!」
297: 名無しさん 2015/10/30(金) 23:28:10 ID:iuwGjopw
ダン「ワンっ……!」
ケーン! ケーン!
ダン「ツーっ……!」
ケーン! カエセー!
ダン「……スリイイィィっ!」
バルログ「フッ、私の勝ちです……」
ダン「スリーカウントだっ! スリーカウントっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉっ!」
カンカンカーン
実況「ここでカウントスリーっ……! カウントスリーっ……! なんと言う事だぁ! 決まってしまったぁ!」
元「うわぁ……くぅ~っ……!」
実況「バルログのフライングバルセロナアタック……フライングバルセロナアタックで試合は決着ゥ! ここでケンが沈んでしまったぁ!」
ケーン! ケーン!
ダン「ツーっ……!」
ケーン! カエセー!
ダン「……スリイイィィっ!」
バルログ「フッ、私の勝ちです……」
ダン「スリーカウントだっ! スリーカウントっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉっ!」
カンカンカーン
実況「ここでカウントスリーっ……! カウントスリーっ……! なんと言う事だぁ! 決まってしまったぁ!」
元「うわぁ……くぅ~っ……!」
実況「バルログのフライングバルセロナアタック……フライングバルセロナアタックで試合は決着ゥ! ここでケンが沈んでしまったぁ!」
311: 名無しさん 2015/10/31(土) 21:59:47 ID:fIdUsxAo
ウーロン「返せっ……! 返せっ……! だぁ~っ!」
クリリン「……あ~、決まっちゃったかぁ」
ウーロン「あ~、ちっくしょうっ……! 卑怯なんだよっ! あんな凶器使うだなんて……聞いてねぇぞぉ!」
クリリン「まぁまぁ、でも最後のヤツは……ちゃんとした技だったじゃねぇか……」
ウーロン「最後はよくても、途中がダメだろっ! ちっくしょうっ~!」
亀仙人「ホッホッホ。負けちまったか……よく頑張った方なんではないか?」
18号「ヤムチャは勝ち……アイツは負け……これで、一勝一敗ってワケか……」
亀仙人「その通りじゃ」
18号「後、一戦あるんだよねぇ……? 次がラストか……なる程なる程……」
亀仙人「ホッホッホ。大将戦に縺れよったな」
クリリン「……あ~、決まっちゃったかぁ」
ウーロン「あ~、ちっくしょうっ……! 卑怯なんだよっ! あんな凶器使うだなんて……聞いてねぇぞぉ!」
クリリン「まぁまぁ、でも最後のヤツは……ちゃんとした技だったじゃねぇか……」
ウーロン「最後はよくても、途中がダメだろっ! ちっくしょうっ~!」
亀仙人「ホッホッホ。負けちまったか……よく頑張った方なんではないか?」
18号「ヤムチャは勝ち……アイツは負け……これで、一勝一敗ってワケか……」
亀仙人「その通りじゃ」
18号「後、一戦あるんだよねぇ……? 次がラストか……なる程なる程……」
亀仙人「ホッホッホ。大将戦に縺れよったな」
312: 名無しさん 2015/10/31(土) 22:11:00 ID:fIdUsxAo
バルログ「フフ……フフフ……私の勝ちです……私の勝ちです……」ムクッ
アー、アーアー
実況「二戦目の勝者は……バルログっ……! バルログですっ……! このシャドルー三連戦の二戦目……これは、ケンが沈んでしまうという結果になってしまいましたっ!」
元「あ~っ! ちくしょうっ……!」
実況「この二戦目も制して……勢いをつけていきたかった空手軍団では、ありましたがっ……! しかし、そうはいかなかったかっ!? 二戦目を制したのはシャドルーっ! シャドルーっ……!」
バルログ「もっと、痛ぶってやりたい所ですが……その前にやる事があります……」ゴロンッ
実況「おっと、勝利したバルログは……起き上がり……おっと、そのまま場外へっ! サードロープ下を潜り、場外へっ!」
元「……退場するのかな?」
アー、アーアー
実況「二戦目の勝者は……バルログっ……! バルログですっ……! このシャドルー三連戦の二戦目……これは、ケンが沈んでしまうという結果になってしまいましたっ!」
元「あ~っ! ちくしょうっ……!」
実況「この二戦目も制して……勢いをつけていきたかった空手軍団では、ありましたがっ……! しかし、そうはいかなかったかっ!? 二戦目を制したのはシャドルーっ! シャドルーっ……!」
バルログ「もっと、痛ぶってやりたい所ですが……その前にやる事があります……」ゴロンッ
実況「おっと、勝利したバルログは……起き上がり……おっと、そのまま場外へっ! サードロープ下を潜り、場外へっ!」
元「……退場するのかな?」
313: 名無しさん 2015/10/31(土) 22:18:14 ID:fIdUsxAo
バルログ「え~っと……確か、この辺りに投げたはずなんですが……アレ……? 何処行ったんでしょう……?」キョロキョロ
実況「んんっ……? バルログは場外で何やら辺りを見回して……何をしているんでしょう……?」
元「あっ、アレだっ……! 凶器だっ! あの鉤爪だよっ!」
実況「あぁ、なる程っ……! 確か、バルログはあの辺りに凶器を投げ捨てましたねぇ? ここは勝利の美酒よりも、真っ先に凶器の回収を優先させていくっ!」
元「本当……あんな物、何処で用意したんだろうねぇ……?」
バルログ「アレ……? おかしいですねぇ……? この辺りに投げたはずなのに……無くしましたかね……? あらら、特注品なのに……」キョロキョロ
男「……コレ?」ヒョイ
バルログ「あぁ、それですそれっ……! って、なんで貴方がそれを装備してるんですよ……」
実況「んんっ……? バルログは場外で何やら辺りを見回して……何をしているんでしょう……?」
元「あっ、アレだっ……! 凶器だっ! あの鉤爪だよっ!」
実況「あぁ、なる程っ……! 確か、バルログはあの辺りに凶器を投げ捨てましたねぇ? ここは勝利の美酒よりも、真っ先に凶器の回収を優先させていくっ!」
元「本当……あんな物、何処で用意したんだろうねぇ……?」
バルログ「アレ……? おかしいですねぇ……? この辺りに投げたはずなのに……無くしましたかね……? あらら、特注品なのに……」キョロキョロ
男「……コレ?」ヒョイ
バルログ「あぁ、それですそれっ……! って、なんで貴方がそれを装備してるんですよ……」
314: 名無しさん 2015/10/31(土) 22:26:47 ID:fIdUsxAo
実況「あ~っと、バルログの用意した鉤爪は……どうやら、客席にいるファンの元まで転がって……拾われたようですね。ファンが手にしています」
元「よっしゃっ! 没収しろ、没収っ! あんな物、没収だっ!」
バルログ「素人がそんな物手にしちゃ、危ないですよ……申し訳ありません……それは、空手軍団にとどめを刺す為に使うのが、正しい使い方なのです……」
男「はいは~い」スチャ
バルログ「あっ、返していただけますかね……?」
男「持って帰りたいけど、これ特注品っぽいし返す事にするよ」サッ
バルログ「あ~、ありがとうございます! これで、次回の試合からも存分に使えますよ……」
実況「あっと、しかし……バルログがファンから回収しましたっ! 凶器の鉤爪を回収しましたっ! 再び、凶器はバルログの手の元へっ!」
元「あ~、あ~あ~……まぁ、仕方ないか……」
元「よっしゃっ! 没収しろ、没収っ! あんな物、没収だっ!」
バルログ「素人がそんな物手にしちゃ、危ないですよ……申し訳ありません……それは、空手軍団にとどめを刺す為に使うのが、正しい使い方なのです……」
男「はいは~い」スチャ
バルログ「あっ、返していただけますかね……?」
男「持って帰りたいけど、これ特注品っぽいし返す事にするよ」サッ
バルログ「あ~、ありがとうございます! これで、次回の試合からも存分に使えますよ……」
実況「あっと、しかし……バルログがファンから回収しましたっ! 凶器の鉤爪を回収しましたっ! 再び、凶器はバルログの手の元へっ!」
元「あ~、あ~あ~……まぁ、仕方ないか……」
315: 名無しさん 2015/10/31(土) 22:36:45 ID:fIdUsxAo
バルログ「折角拾った物を返却していただいて、申し訳ありませんねぇ……あの~、後でね……」
男「……んっ?」
バルログ「サイン色紙と、シャドルーTシャツ持って来させるよう、係員脅しておきますよ……そのうち、来ますと思います……代わりにそれを受け取って下さい……」
男「おっ、やったっ!」
実況「一般の方が、あぁいった凶器を手にするという事は非常に危険でありますっ!」
元「……ただ、シャドルーのバルログ君が持ってるのも危険だけどね」
実況「まぁ、確かに……そうですっ……!」
バルログ「フフ……それでは、再びスイッチングクローっ……」スチャ
実況「さぁ 、そして場外で再び……バルログが特注品の鉤爪を……その左手に装備したぁ!」
男「……んっ?」
バルログ「サイン色紙と、シャドルーTシャツ持って来させるよう、係員脅しておきますよ……そのうち、来ますと思います……代わりにそれを受け取って下さい……」
男「おっ、やったっ!」
実況「一般の方が、あぁいった凶器を手にするという事は非常に危険でありますっ!」
元「……ただ、シャドルーのバルログ君が持ってるのも危険だけどね」
実況「まぁ、確かに……そうですっ……!」
バルログ「フフ……それでは、再びスイッチングクローっ……」スチャ
実況「さぁ 、そして場外で再び……バルログが特注品の鉤爪を……その左手に装備したぁ!」
317: 名無しさん 2015/10/31(土) 22:46:05 ID:fIdUsxAo
バルログ「フハハ……! これですよ、これこれ……! この凶器のおかげで……この試合、ケンに勝つ事が出来ましたっ……!」ググッ
ブー! ブーブー
実況「そしてバルログは……その鉤爪を装備した左腕を挙げ……おっと、場内へと見せびらかしていくっ!」
元「あ~、あ~」
バルログ「美しい者が使う凶器は……一味違うのですよ……ほらほら、見なさい見なさい……美しいでしょう……私も……そしてこの凶器もっ……!」ウロウロ
ブー! ブーブー!
実況「さぁ、左腕を挙げたまま……場外をうろつくバルログっ! バルログっ! あの凶器でケンの首を掻っ切ったと言わんばかりに、見せつけていくっ!」
元「酷いよねぇ、も~う……」
ブー! ブーブー
実況「そしてバルログは……その鉤爪を装備した左腕を挙げ……おっと、場内へと見せびらかしていくっ!」
元「あ~、あ~」
バルログ「美しい者が使う凶器は……一味違うのですよ……ほらほら、見なさい見なさい……美しいでしょう……私も……そしてこの凶器もっ……!」ウロウロ
ブー! ブーブー!
実況「さぁ、左腕を挙げたまま……場外をうろつくバルログっ! バルログっ! あの凶器でケンの首を掻っ切ったと言わんばかりに、見せつけていくっ!」
元「酷いよねぇ、も~う……」
318: 名無しさん 2015/10/31(土) 22:53:25 ID:fIdUsxAo
バルログ「フハハ、フハハハハ! さぁ、次の標的は誰ですかねぇ……? シャドルーに逆らう者は全て……コレの、餌食ですっ!」
ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてそのまま花道を退場していくっ! 退場していくっ! バルログが花道を戻り……退場していくっ!」
元「くそぉ、悔しいねぇ」
バルログ「フフ、ケン……」クルッ
実況「おっと……そしてバルログは、花道の中程で他止まり……そして振り返って、リングの方を再び振り向きますっ!」
元「帰れ帰れ、ちくしょう」
ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてそのまま花道を退場していくっ! 退場していくっ! バルログが花道を戻り……退場していくっ!」
元「くそぉ、悔しいねぇ」
バルログ「フフ、ケン……」クルッ
実況「おっと……そしてバルログは、花道の中程で他止まり……そして振り返って、リングの方を再び振り向きますっ!」
元「帰れ帰れ、ちくしょう」
319: 名無しさん 2015/10/31(土) 22:58:24 ID:fIdUsxAo
バルログ「そうやって、倒れている貴方の姿が……一番素敵ですよ……フハハハハ……!」スリスリ
ブー! ブーブー!
実況「鉤爪に頬ずりをしつつ……リング上に倒れているケンを見つめ……仕留めたと言わんばかりに、邪悪に微笑むっ! 微笑んでいくっ!」
元「カァ~! 憎たらしいっ!」
ダン「ったく、お前らがアピールしたら荒れるんだから……早く帰れば……んっ……? なんだ、あの手につけてるヤツ……んんっ……? んんっ……?」ジーッ
実況「場内からのブーイングも一段と酷くなって来ますっ! あっと、そしてここで……元さん、レフェリーがバルログの手の凶器に気づいたんじゃないですかねぇ!? 怪訝な目で見つめていますよっ!?」
元「今更気づいたって遅いんだよっ! バカっ!」
ブー! ブーブー!
実況「鉤爪に頬ずりをしつつ……リング上に倒れているケンを見つめ……仕留めたと言わんばかりに、邪悪に微笑むっ! 微笑んでいくっ!」
元「カァ~! 憎たらしいっ!」
ダン「ったく、お前らがアピールしたら荒れるんだから……早く帰れば……んっ……? なんだ、あの手につけてるヤツ……んんっ……? んんっ……?」ジーッ
実況「場内からのブーイングも一段と酷くなって来ますっ! あっと、そしてここで……元さん、レフェリーがバルログの手の凶器に気づいたんじゃないですかねぇ!? 怪訝な目で見つめていますよっ!?」
元「今更気づいたって遅いんだよっ! バカっ!」
321: 名無しさん 2015/10/31(土) 23:07:32 ID:fIdUsxAo
バルログ「ヤムチャは取り逃がしましたが……ケンは仕留めました……そして、次はリュウです……ハハハ、サガット……頼みますよっ……!」クルッ
ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてバルログが満足気に……ブーイングの中、退場していったぁ!」
元「……ったく、最後の最後まで嫌味ったらしいヤツだ」
実況「まぁ、試合展開に……納得のいかない部分もあったかもしれません、が……繰り返しお伝えしましょうっ! この試合の勝者は……バルログっ……! バルログでございますっ!」
元「……はい」
実況「ケンは、バルログによって沈められてしまいましたっ……! ヤムチャが、勝利していい流れを持ってきてくれていただけに……この敗北は痛いっ……! 痛すぎる敗北ですっ!」
ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてバルログが満足気に……ブーイングの中、退場していったぁ!」
元「……ったく、最後の最後まで嫌味ったらしいヤツだ」
実況「まぁ、試合展開に……納得のいかない部分もあったかもしれません、が……繰り返しお伝えしましょうっ! この試合の勝者は……バルログっ……! バルログでございますっ!」
元「……はい」
実況「ケンは、バルログによって沈められてしまいましたっ……! ヤムチャが、勝利していい流れを持ってきてくれていただけに……この敗北は痛いっ……! 痛すぎる敗北ですっ!」
323: 名無しさん 2015/10/31(土) 23:16:00 ID:fIdUsxAo
元「まぁ……うん……バルログ君は、色々準備してきてたよ……」
実況「あの凶器ですねっ!? 全く……あんな特注品、何処で準備したのでしょうかっ!?」
元「いやいや、まぁまぁ……凶器もあるけどね……凶器も……だけど、ホラ……なんか、新しい技も持って来てたじゃない……?」
実況「あぁ~、ありましたねぇ……確かに……ケンの腰の上に乗り……四肢を封じるあの技ですね!?」
元「この一戦はね……うん……バルログ君が、制する為に下準備の段階から、勝つ為に策を色々と練ってきたんじゃないかな……って、僕は思うよ……」
実況「戦う前の駆け引き……まぁ、そういった物もありますからねっ!?」
元「……勿論、凶器は許されざる事です。はい」
実況「その通りでございますっ!」
実況「あの凶器ですねっ!? 全く……あんな特注品、何処で準備したのでしょうかっ!?」
元「いやいや、まぁまぁ……凶器もあるけどね……凶器も……だけど、ホラ……なんか、新しい技も持って来てたじゃない……?」
実況「あぁ~、ありましたねぇ……確かに……ケンの腰の上に乗り……四肢を封じるあの技ですね!?」
元「この一戦はね……うん……バルログ君が、制する為に下準備の段階から、勝つ為に策を色々と練ってきたんじゃないかな……って、僕は思うよ……」
実況「戦う前の駆け引き……まぁ、そういった物もありますからねっ!?」
元「……勿論、凶器は許されざる事です。はい」
実況「その通りでございますっ!」
324: 名無しさん 2015/10/31(土) 23:22:15 ID:fIdUsxAo
元「しかしだっ……!」
実況「はいっ……!」
元「ケン君は、負けてしまったけどね……うん……でも、ヤムチャ君は勝った……勝ったんだよ……」
実況「……はいっ!」
元「という事はだ……シャドルー三連戦……ここまでの結果は……互いに一勝一敗のイーブンってワケですよっ!」
実況「その通りでございますっ!」
元「三連戦って事は……勿論、残り一試合あるんだよねぇ?」
実況「勿論ですっ……! 勿論、ありますよ、元さんっ! 本日はもう一試合、この後に組まれておりますっ!」
元「……カードはっ!?」
実況「リュウ対サガットっ……! リュウ対サガットでございますっ!」
元「それが、メインイベントかぁ!?」
実況「はぁいっ! その通りでございますっ!」
実況「はいっ……!」
元「ケン君は、負けてしまったけどね……うん……でも、ヤムチャ君は勝った……勝ったんだよ……」
実況「……はいっ!」
元「という事はだ……シャドルー三連戦……ここまでの結果は……互いに一勝一敗のイーブンってワケですよっ!」
実況「その通りでございますっ!」
元「三連戦って事は……勿論、残り一試合あるんだよねぇ?」
実況「勿論ですっ……! 勿論、ありますよ、元さんっ! 本日はもう一試合、この後に組まれておりますっ!」
元「……カードはっ!?」
実況「リュウ対サガットっ……! リュウ対サガットでございますっ!」
元「それが、メインイベントかぁ!?」
実況「はぁいっ! その通りでございますっ!」
325: 名無しさん 2015/10/31(土) 23:29:28 ID:fIdUsxAo
ケン「く、くそっ……!」ムクッ
ダン「お、おい……ケン……大丈夫か……? 無理に起き上がるんじゃねぇぞ……?」
元「互いに一勝一敗で来たこの流れ……やっぱり、白黒ハッキリ決着はつけたいよねぇっ!?」
実況「はい、そりゃ勿論っ!」
元「だったら、これはもう……リュウ君と……サガット君……この大将戦に全てを託そうじゃないかっ!?」
実況「空手軍団が勝つのか……それとも、シャドルーが勝つのか……を、ですねっ!?」
元「そうですよ。これこそメインイベントに相応しいじゃないの。ねぇ!?」
実況「はぁいっ! その通りでございますっ!」
ダン「お、おい……ケン……大丈夫か……? 無理に起き上がるんじゃねぇぞ……?」
元「互いに一勝一敗で来たこの流れ……やっぱり、白黒ハッキリ決着はつけたいよねぇっ!?」
実況「はい、そりゃ勿論っ!」
元「だったら、これはもう……リュウ君と……サガット君……この大将戦に全てを託そうじゃないかっ!?」
実況「空手軍団が勝つのか……それとも、シャドルーが勝つのか……を、ですねっ!?」
元「そうですよ。これこそメインイベントに相応しいじゃないの。ねぇ!?」
実況「はぁいっ! その通りでございますっ!」
326: 名無しさん 2015/10/31(土) 23:34:08 ID:fIdUsxAo
ケン「く、くそっ……折角、ヤムチャが勝ったってのに……俺のせいでイーブンに戻されちまった……」フラフラ
ダン「お、お~いっ……! む、無茶するなよ……」
実況「おっと、ここでケンが起き上がり……あ~っと、やはりかなりダメージを受けているっ……! フラついた足取りで、退場していくっ!」
元「大丈夫っ! 後はリュウ君に任せようっ!」
実況「ケンも検討したのですが……惜しくも、敗北っ……! しかし、まだ空手軍団にはリュウがいますっ!」
元「はいっ!」
実況「勿論、シャドルーにもサガットはいますっ……! だがしかし、ここでっ……! リュウがサガットを倒せば……問題なしっ!」
元「次の大将戦だねっ!」
実況「否が応にも期待が高まってきましたが! さぁ、次の一戦どうなるっ!? そして、ここで一旦CMですっ!」
元「はいっ!」
実況「CMの後は、いよいよメインイベントっ! リュウ対サガットっ! リュウ対サガットっ! 引き続き解説は、私達がお送りしますっ!」
ダン「お、お~いっ……! む、無茶するなよ……」
実況「おっと、ここでケンが起き上がり……あ~っと、やはりかなりダメージを受けているっ……! フラついた足取りで、退場していくっ!」
元「大丈夫っ! 後はリュウ君に任せようっ!」
実況「ケンも検討したのですが……惜しくも、敗北っ……! しかし、まだ空手軍団にはリュウがいますっ!」
元「はいっ!」
実況「勿論、シャドルーにもサガットはいますっ……! だがしかし、ここでっ……! リュウがサガットを倒せば……問題なしっ!」
元「次の大将戦だねっ!」
実況「否が応にも期待が高まってきましたが! さぁ、次の一戦どうなるっ!? そして、ここで一旦CMですっ!」
元「はいっ!」
実況「CMの後は、いよいよメインイベントっ! リュウ対サガットっ! リュウ対サガットっ! 引き続き解説は、私達がお送りしますっ!」
338: 名無しさん 2015/11/02(月) 22:01:04 ID:9K0qDF1A
ーーー
プーアル「ケンさん、お疲れ様でした!」
ヤムチャ「お疲れ様です、ケンさん!」
ケン「お~う、お疲れお疲れ……いや~、疲れた疲れた……」
リュウ「おい、ケン……聞いてないぞ……?」ニヤニヤ
ケン「んっ……? 何が……?」
リュウ「何が、じゃないだろ……ヤムチャの試合とくっつけやがって……ちょっと、盛り上げすぎなんじゃないのか……?」
ケン「ハハハ! 大丈夫だよ、大丈夫っ! 俺の試合は入場がピークだったよ、入場がっ!」
リュウ「……ど~だか」ニヤニヤ
プーアル「ケンさん、お疲れ様でした!」
ヤムチャ「お疲れ様です、ケンさん!」
ケン「お~う、お疲れお疲れ……いや~、疲れた疲れた……」
リュウ「おい、ケン……聞いてないぞ……?」ニヤニヤ
ケン「んっ……? 何が……?」
リュウ「何が、じゃないだろ……ヤムチャの試合とくっつけやがって……ちょっと、盛り上げすぎなんじゃないのか……?」
ケン「ハハハ! 大丈夫だよ、大丈夫っ! 俺の試合は入場がピークだったよ、入場がっ!」
リュウ「……ど~だか」ニヤニヤ
339: 名無しさん 2015/11/02(月) 22:09:55 ID:9K0qDF1A
ケン「下手にヤムチャにマイクをやらせるよりかは……もう、試合くっつけちまった方がいいんじゃねぇかって話になってな……こんな形になったんだよ」
リュウ「……ヤムチャのマイクはちょっと不安だからな」
ケン「と、言う事で……今回の件に関しての責任は全て、ヤムチャにあります……俺は、ヤムチャのフォローしてやっただけだな。ハハハ」
ヤムチャ「……えっ、俺のせいですか!?」
ケン「……お前のせいに決まってるだろが。マイク出来ねぇんだから」
ヤムチャ「いや~、まぁそうですけど……で、でも言い出したのはね……バイソンさんですっ! バイソンさんっ!」
ケン「バイソンのせいにするんじゃねぇよ。バイソンだって、お前がマイク出来ねぇから言い出したんだろが……」
ヤムチャ「それを言われちゃ……言い返せませんけど……う~ん、でも俺だけの責任ってワケでは……」
リュウ「……もういいもういい。わかったわかった」
リュウ「……ヤムチャのマイクはちょっと不安だからな」
ケン「と、言う事で……今回の件に関しての責任は全て、ヤムチャにあります……俺は、ヤムチャのフォローしてやっただけだな。ハハハ」
ヤムチャ「……えっ、俺のせいですか!?」
ケン「……お前のせいに決まってるだろが。マイク出来ねぇんだから」
ヤムチャ「いや~、まぁそうですけど……で、でも言い出したのはね……バイソンさんですっ! バイソンさんっ!」
ケン「バイソンのせいにするんじゃねぇよ。バイソンだって、お前がマイク出来ねぇから言い出したんだろが……」
ヤムチャ「それを言われちゃ……言い返せませんけど……う~ん、でも俺だけの責任ってワケでは……」
リュウ「……もういいもういい。わかったわかった」
340: 名無しさん 2015/11/02(月) 22:17:01 ID:9K0qDF1A
ケン「まぁ、お前の試合はここまで一勝一敗で持ってこれたんだから、小細工なしでも大丈夫だよ」
ヤムチャ「いや~、なんかケンさん申し訳ありませんねぇ……本当はこういう負けるのって、俺の役目のはずなのに……」
ケン「なぁ~に、構わねぇ構わねぇ……たまには、バルログ相手にだって負けておかなきゃな……連勝が続くってのも、しんどい物なんだよ……」
ヤムチャ「あっ、そうなんですか……」
ケン「……ザンギエフはそうだっただろ?」
ヤムチャ「あ~、はい……」
ケン「お膳立ては、もうとっくに整ってますよ……俺とヤムチャの二人でな……いんや、バルログとバイソンも入れて四人か……」
リュウ「……そうだな、うん」
ケン「よっしゃ、ラスト一戦っ……! 会場盛り上がってんぞっ! 気合入れて、行ってこいやっ!」
ヤムチャ「リュウさん、これでラストっすっ……! 決着つけてきて下さいっ!」
リュウ「よしっ! ラスト一戦か……ザンギエフじゃなく……俺だ、俺っ……! リュウが決めてやるぜっ!」
プーアル「リュウさん、そろそろ出番ですよっ! お願いしますっ!」
ヤムチャ「いや~、なんかケンさん申し訳ありませんねぇ……本当はこういう負けるのって、俺の役目のはずなのに……」
ケン「なぁ~に、構わねぇ構わねぇ……たまには、バルログ相手にだって負けておかなきゃな……連勝が続くってのも、しんどい物なんだよ……」
ヤムチャ「あっ、そうなんですか……」
ケン「……ザンギエフはそうだっただろ?」
ヤムチャ「あ~、はい……」
ケン「お膳立ては、もうとっくに整ってますよ……俺とヤムチャの二人でな……いんや、バルログとバイソンも入れて四人か……」
リュウ「……そうだな、うん」
ケン「よっしゃ、ラスト一戦っ……! 会場盛り上がってんぞっ! 気合入れて、行ってこいやっ!」
ヤムチャ「リュウさん、これでラストっすっ……! 決着つけてきて下さいっ!」
リュウ「よしっ! ラスト一戦か……ザンギエフじゃなく……俺だ、俺っ……! リュウが決めてやるぜっ!」
プーアル「リュウさん、そろそろ出番ですよっ! お願いしますっ!」
341: 名無しさん 2015/11/02(月) 22:31:22 ID:9K0qDF1A
ーーー
ダン「さぁ、それでは皆様っ……! 最終戦っ……! いよいよ、最終戦でございますっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、本日の最終戦ですっ……! 改めてここまでの流れをおさらいしておきましょうっ……!」
元「はい」
実況「空手軍団VSシャドルーのシングルマッチ三連戦……初戦は、ヤムチャが勝利し、バイソンが敗れました……」
元「はい」
実況「そして、次戦……こちらは、バルログが勝利し……ケンが敗れてしまいました……」
元「はい」
実況「ここまでの流れは、一勝一敗っ……! しかし、白黒はハッキリつけたいっ! ならば、この最終戦でハッキリ白黒つけて頂こうではありませんかっ!」
ダン「さぁ、それでは皆様っ……! 最終戦っ……! いよいよ、最終戦でございますっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、本日の最終戦ですっ……! 改めてここまでの流れをおさらいしておきましょうっ……!」
元「はい」
実況「空手軍団VSシャドルーのシングルマッチ三連戦……初戦は、ヤムチャが勝利し、バイソンが敗れました……」
元「はい」
実況「そして、次戦……こちらは、バルログが勝利し……ケンが敗れてしまいました……」
元「はい」
実況「ここまでの流れは、一勝一敗っ……! しかし、白黒はハッキリつけたいっ! ならば、この最終戦でハッキリ白黒つけて頂こうではありませんかっ!」
342: 名無しさん 2015/11/02(月) 22:37:12 ID:9K0qDF1A
ダン「それでは、最終戦ですっ……! リュウ対サガットっ! 時間無制限一本勝負を行いますっ!」
ワー! ワーワー!
実況「空手軍団が勝つのか、シャドルーが勝つのか……戦いは最終戦まで縺れ込みましたっ! いよいよ、最終戦ですっ! 最・終・戦っ!」
元「これで、ラストかぁ!」
実況「そしてっ……! この戦いは時間無制限一本勝負っ! ドローは存在しませんっ! 最後にリングに立っているのは……リュウかっ……!? それとも、サガットかっ!?」
元「さぁ、どっちだっ!?」
実況「この試合で決まりますっ! どちらが勝者になり、どちらが敗者になるのかっ! この一戦が全てを決まるゥ!」
ワー! ワーワー!
実況「空手軍団が勝つのか、シャドルーが勝つのか……戦いは最終戦まで縺れ込みましたっ! いよいよ、最終戦ですっ! 最・終・戦っ!」
元「これで、ラストかぁ!」
実況「そしてっ……! この戦いは時間無制限一本勝負っ! ドローは存在しませんっ! 最後にリングに立っているのは……リュウかっ……!? それとも、サガットかっ!?」
元「さぁ、どっちだっ!?」
実況「この試合で決まりますっ! どちらが勝者になり、どちらが敗者になるのかっ! この一戦が全てを決まるゥ!」
343: 名無しさん 2015/11/02(月) 22:44:00 ID:9K0qDF1A
ダン「不断の探求者っ……! リュウ選手の入場ですっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、いよいよっ……! いよいよっ……! いよいよ、リュウの登場だっ!」
リュウ「よしっ……! いくぞっ……!」
ワー! ワーワー! リュウー! ワー! ワーワー!
実況「さぁ、今花道の奥からリュウがその姿を現したぁ! 場内が熱気に包まれるっ! 泣いても笑っても……これが最終戦っ! 最終戦ですっ!」
元「いい表情してるんじゃないっ!?」
実況「だがっ……! やはり、終わるならばそこは泣いて終わるよりも、笑って終えた方がいいに決まっているっ! 敢えて、言いましょうっ……! リュウっ……! 勝てっ……! 勝ってくれっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、いよいよっ……! いよいよっ……! いよいよ、リュウの登場だっ!」
リュウ「よしっ……! いくぞっ……!」
ワー! ワーワー! リュウー! ワー! ワーワー!
実況「さぁ、今花道の奥からリュウがその姿を現したぁ! 場内が熱気に包まれるっ! 泣いても笑っても……これが最終戦っ! 最終戦ですっ!」
元「いい表情してるんじゃないっ!?」
実況「だがっ……! やはり、終わるならばそこは泣いて終わるよりも、笑って終えた方がいいに決まっているっ! 敢えて、言いましょうっ……! リュウっ……! 勝てっ……! 勝ってくれっ……!」
344: 名無しさん 2015/11/02(月) 22:53:56 ID:9K0qDF1A
ウーロン「いよいよ、これでラストか……よぉ~しっ! いけ~、リュウ~!」
クリリン「応援するのは、こっちの人だな……よぉ~しっ! リュウ~! いけぇ~!」
亀仙人「……ふむ」
18号「んっ……? どうした……? 何、難しい顔しているんだい……?」
亀仙人「……」
18号「おい、どうしたんだい……? 聞いてるのかい……? それとも、具合でも悪いのかい……?」
亀仙人「黄色い声援……羨ましいのぉ……」シクシク
18号「……はぁ?」
クリリン「応援するのは、こっちの人だな……よぉ~しっ! リュウ~! いけぇ~!」
亀仙人「……ふむ」
18号「んっ……? どうした……? 何、難しい顔しているんだい……?」
亀仙人「……」
18号「おい、どうしたんだい……? 聞いてるのかい……? それとも、具合でも悪いのかい……?」
亀仙人「黄色い声援……羨ましいのぉ……」シクシク
18号「……はぁ?」
345: 名無しさん 2015/11/02(月) 23:03:36 ID:9K0qDF1A
亀仙人「お洒落したワシがナンパしても……ギャル達には振り向かれんと言うのに……なんじゃこの声援は……なんじゃこの声援は……」シクシク
18号「……お洒落って言ったって、カツラ被ってるだけだけどね」
亀仙人「アイツはただ、登場しただけで……ピッチピチのギャル達の声援を浴びておる……ど~なっとるんじゃ……この世界はどうなっとるんじゃ……おかしいぞ……」
18号「……極めて正常な世界だよ。ジジイが相手されるワケないだろう」
亀仙人「……ワシ、傷ついた」
18号「……知らないよ」
亀仙人「……だ・か・ら」
18号「……んっ?」
亀仙人「ワシの傷ついた心を……お前が慰めておくれ~っ! そ~れ、胸に飛び込むぞぉ~いっ! ぱふぱふ……ぱふぱふじゃ~っ!」
18号「あっ……! 様子が変だと思ってたら……やっぱり、助 な事考えてやがったか……この野郎っ……!
18号「……お洒落って言ったって、カツラ被ってるだけだけどね」
亀仙人「アイツはただ、登場しただけで……ピッチピチのギャル達の声援を浴びておる……ど~なっとるんじゃ……この世界はどうなっとるんじゃ……おかしいぞ……」
18号「……極めて正常な世界だよ。ジジイが相手されるワケないだろう」
亀仙人「……ワシ、傷ついた」
18号「……知らないよ」
亀仙人「……だ・か・ら」
18号「……んっ?」
亀仙人「ワシの傷ついた心を……お前が慰めておくれ~っ! そ~れ、胸に飛び込むぞぉ~いっ! ぱふぱふ……ぱふぱふじゃ~っ!」
18号「あっ……! 様子が変だと思ってたら……やっぱり、助 な事考えてやがったか……この野郎っ……!
346: 名無しさん 2015/11/02(月) 23:11:39 ID:9K0qDF1A
ゴチンッ
亀仙人「あ、が……かかかっ……」ピクピク
18号「……おっ?」
クリリン「ちょっと目を離すと、すぐコレだ……試合を見ましょうよ……ねっ……?」
亀仙人「か、かかっ……こ、こいつ……師匠に手を挙げよったわ……な、なんという奴じゃ……信じられん……」
クリリン「……弟子の彼女に手を出すのは、師匠としてどうなんでしょう? 武天老師様」
亀仙人「く、くそっ……こいつが、試合に夢中になってる隙に……いいチャンスだと思ったのに……」
18号「……そうだよ。あんた、さっきから試合に熱中しすぎだよ。ちょっとはあたしの事も構ってよ」
クリリン「いや~、ハハハ……ゴメンゴメン……いや~、俺もこういうの久しぶりだから……ちょっとはしゃぎすぎてたよな……ゴメン、ゴメン……」
亀仙人「あ、が……かかかっ……」ピクピク
18号「……おっ?」
クリリン「ちょっと目を離すと、すぐコレだ……試合を見ましょうよ……ねっ……?」
亀仙人「か、かかっ……こ、こいつ……師匠に手を挙げよったわ……な、なんという奴じゃ……信じられん……」
クリリン「……弟子の彼女に手を出すのは、師匠としてどうなんでしょう? 武天老師様」
亀仙人「く、くそっ……こいつが、試合に夢中になってる隙に……いいチャンスだと思ったのに……」
18号「……そうだよ。あんた、さっきから試合に熱中しすぎだよ。ちょっとはあたしの事も構ってよ」
クリリン「いや~、ハハハ……ゴメンゴメン……いや~、俺もこういうの久しぶりだから……ちょっとはしゃぎすぎてたよな……ゴメン、ゴメン……」
347: 名無しさん 2015/11/02(月) 23:19:45 ID:9K0qDF1A
リュウー! イケー!
リュウ「……あぁっ!」
実況「さぁ、空手軍団のナンバーワンっ……!」
リュウー! シャドルー、タオセー!
リュウ「……任せておけっ!」
実況「そして、次世代のエース、リュウっ……! いよいよ、最終戦……最終決戦ですっ……!」
元「えぇっ!」
実況「その舞台である、あの四角いリングに向かって歩みを進めていくっ! 最後に立っているのは……この男になるかっ! リュウっ!」
リュウ「……あぁっ!」
実況「さぁ、空手軍団のナンバーワンっ……!」
リュウー! シャドルー、タオセー!
リュウ「……任せておけっ!」
実況「そして、次世代のエース、リュウっ……! いよいよ、最終戦……最終決戦ですっ……!」
元「えぇっ!」
実況「その舞台である、あの四角いリングに向かって歩みを進めていくっ! 最後に立っているのは……この男になるかっ! リュウっ!」
350: 名無しさん 2015/11/02(月) 23:26:40 ID:9K0qDF1A
リュウ「……さぁ、いくぜっ!」スッ
実況「さぁ、リュウがエプロンサイドに上がるっ……! 上がっていくっ!」
元「……いよいよだ」
リュウ「……」ササッ
実況「おっと、リュウはリングインせず……そのまま、エプロンサイドを歩き……コーナー付近へと移動していくっ! そして、ロープに足を掛けたっ!」
元「うんっ!」
リュウ「必ず……勝つぜっ……!」ググッ
ワー! ワーワー! リュウー! ワー! ワーワー!
実況「そのまま、コーナー付近のセカンドロープに足を掛け……そして腕を突き上げるっ! 突き上げていくっ! その腕で勝利を掴む事を、約束してくれっ!」
実況「さぁ、リュウがエプロンサイドに上がるっ……! 上がっていくっ!」
元「……いよいよだ」
リュウ「……」ササッ
実況「おっと、リュウはリングインせず……そのまま、エプロンサイドを歩き……コーナー付近へと移動していくっ! そして、ロープに足を掛けたっ!」
元「うんっ!」
リュウ「必ず……勝つぜっ……!」ググッ
ワー! ワーワー! リュウー! ワー! ワーワー!
実況「そのまま、コーナー付近のセカンドロープに足を掛け……そして腕を突き上げるっ! 突き上げていくっ! その腕で勝利を掴む事を、約束してくれっ!」
351: 名無しさん 2015/11/02(月) 23:31:00 ID:9K0qDF1A
リュウ「……よしっ」ストンッ
ワー! ワーワー!
実況「ドーラゴンリングインっ! さぁ、今リュウがコーナーポストから、ストンと降りて……リングに降り立ったっ! 降り立ったっ!」
リュウ「……」ササッ
リュウー! リュウー!
実況「さぁ、リュウは勢いそのままそのまま対角線コーナーの方まで、歩き……そして、コーナーポスト付近のセカンドロープに再び、足を掛けたっ!」
リュウ(ケンとヤムチャ……バルログとバイソンだけじゃなく……皆が、この一戦の為に盛り上げてくれたんだ……必ず、応えてみせるぜっ……!)ググッ
ワーワー! リュウー! ワーワー!
実況「そして、そこで再び右腕を突き上げるっ! さぁ、この男でラストだっ! そして始まりだっ! 新たな時代の扉を開けっ!リュウがリングに現れましたっ!」
ワー! ワーワー!
実況「ドーラゴンリングインっ! さぁ、今リュウがコーナーポストから、ストンと降りて……リングに降り立ったっ! 降り立ったっ!」
リュウ「……」ササッ
リュウー! リュウー!
実況「さぁ、リュウは勢いそのままそのまま対角線コーナーの方まで、歩き……そして、コーナーポスト付近のセカンドロープに再び、足を掛けたっ!」
リュウ(ケンとヤムチャ……バルログとバイソンだけじゃなく……皆が、この一戦の為に盛り上げてくれたんだ……必ず、応えてみせるぜっ……!)ググッ
ワーワー! リュウー! ワーワー!
実況「そして、そこで再び右腕を突き上げるっ! さぁ、この男でラストだっ! そして始まりだっ! 新たな時代の扉を開けっ!リュウがリングに現れましたっ!」
364: 名無しさん 2015/11/03(火) 22:02:57 ID:TTBIw0K2
リュウ「……よし」ストン
実況「さぁ、リュウがコーナーから降り……そして、花道の奥深くを見つめますっ! 先に入場したリュウが……サガットがこの舞台に現れるのを待っているっ!」
元「さぁ~、次は……サガット君の入場だね……」
ダン「続きましては……不撓の帝王っ……! サガット選手の入場ですっ……!」
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、続けてサガットの名がコールされましたっ! サガットの入場っ……! サガットの入場ですっ!」
実況「さぁ、リュウがコーナーから降り……そして、花道の奥深くを見つめますっ! 先に入場したリュウが……サガットがこの舞台に現れるのを待っているっ!」
元「さぁ~、次は……サガット君の入場だね……」
ダン「続きましては……不撓の帝王っ……! サガット選手の入場ですっ……!」
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、続けてサガットの名がコールされましたっ! サガットの入場っ……! サガットの入場ですっ!」
365: 名無しさん 2015/11/03(火) 22:08:40 ID:TTBIw0K2
サガット「……フン」
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、続けてサガットが花道の奥からその姿を現したっ! 場内がどよめくっ……! 場内がざわめくっ……!」
元「……うん」
実況「帝王、サガットっ……! その巨体が今、姿を現したぁ!」
サガット「……さぁ、行くか」
実況「無言で花道を進んでいくサガットっ……! リュウを倒す為……そして、このストリートプロレスの覇権を手にする為に……戦いの舞台である、リングに進んでいくゥ!」
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、続けてサガットが花道の奥からその姿を現したっ! 場内がどよめくっ……! 場内がざわめくっ……!」
元「……うん」
実況「帝王、サガットっ……! その巨体が今、姿を現したぁ!」
サガット「……さぁ、行くか」
実況「無言で花道を進んでいくサガットっ……! リュウを倒す為……そして、このストリートプロレスの覇権を手にする為に……戦いの舞台である、リングに進んでいくゥ!」
366: 名無しさん 2015/11/03(火) 22:17:44 ID:TTBIw0K2
サガット「……リュウ」
リュウ「……サガット」
実況「さぁ、その視線にリュウの姿を捉えながら、無言でリングに向かって歩みを進めていくサガットっ……! そして、リュウも同じようにまた……入場してくるサガットの姿を見つめているっ……! いやっ、睨んでいるっ……!」
元「さぁ、いよいよだっ……!」
実況「両者……そして、場内の緊張感が我々にも、ビシバシと伝わってきますっ……! だが、もう後には引けないっ……! 決着がつくまで終わる事は許されない戦いが始まるっ!」
サガット「……フン」ササッ
実況「さぁ、そして……サガットが今、エプロンサイドへと昇ったっ!」
リュウ「……サガット」
実況「さぁ、その視線にリュウの姿を捉えながら、無言でリングに向かって歩みを進めていくサガットっ……! そして、リュウも同じようにまた……入場してくるサガットの姿を見つめているっ……! いやっ、睨んでいるっ……!」
元「さぁ、いよいよだっ……!」
実況「両者……そして、場内の緊張感が我々にも、ビシバシと伝わってきますっ……! だが、もう後には引けないっ……! 決着がつくまで終わる事は許されない戦いが始まるっ!」
サガット「……フン」ササッ
実況「さぁ、そして……サガットが今、エプロンサイドへと昇ったっ!」
367: 名無しさん 2015/11/03(火) 22:26:32 ID:TTBIw0K2
サガット「……フンっ」ググッ
オー! オーオー!
実況「そして、サガットが今トップロープを跨いで……リングイーンっ! リングインですっ!」
サガット「……」
リュウ「さぁ、始めるぞ……サガット……」
実況「ここで、リングに役者が揃いましたっ! リュウっ……! そして、サガットっ……! 両者が今、相対するゥ!」
元「さぁさぁ、どうなるか」
オー! オーオー!
実況「そして、サガットが今トップロープを跨いで……リングイーンっ! リングインですっ!」
サガット「……」
リュウ「さぁ、始めるぞ……サガット……」
実況「ここで、リングに役者が揃いましたっ! リュウっ……! そして、サガットっ……! 両者が今、相対するゥ!」
元「さぁさぁ、どうなるか」
368: 名無しさん 2015/11/03(火) 22:36:23 ID:TTBIw0K2
サガット「お前も……空手軍団も……」
リュウ「……」
サガット「今日、ここで終わるっ……! 引導を渡すのは、この俺だっ……!」スーッ
ブー! ブーブー!
実況「おぉ~っと、そしてここで……サガットはリュウに向かって……大きく大きくゆっくりと、首を掻っ切るポーズっ! 見せつけていくっ!」
リュウ「……サガット」
サガット「……」
リュウ「終わるのは……お前と……そして、シャドルーだっ……!」ググッ
オー! オーオー!
実況「おぉ~っとっ! しかし、ここは……リュウも構えていくっ! 試合前に威嚇をしてきたとサガットだったが……リュウは微動だにしないっ! そんな安い挑発など屁の屁の河童だぁ!」
元「まぁ、あぁいう事で動揺するようじゃ……トップなんてやれないでしょ」
リュウ「……」
サガット「今日、ここで終わるっ……! 引導を渡すのは、この俺だっ……!」スーッ
ブー! ブーブー!
実況「おぉ~っと、そしてここで……サガットはリュウに向かって……大きく大きくゆっくりと、首を掻っ切るポーズっ! 見せつけていくっ!」
リュウ「……サガット」
サガット「……」
リュウ「終わるのは……お前と……そして、シャドルーだっ……!」ググッ
オー! オーオー!
実況「おぉ~っとっ! しかし、ここは……リュウも構えていくっ! 試合前に威嚇をしてきたとサガットだったが……リュウは微動だにしないっ! そんな安い挑発など屁の屁の河童だぁ!」
元「まぁ、あぁいう事で動揺するようじゃ……トップなんてやれないでしょ」
369: 名無しさん 2015/11/03(火) 22:46:38 ID:TTBIw0K2
ーーー
プーアル「さぁ、これで最後ですねっ……! 僕達も、ここからリュウさんを応援しましょうっ……! 勿論、サガットさんもっ!」
ケン「……意外とサガットの奴のブーイング少なかったねぇ?」
ヤムチャ「これは……最終戦の緊張感みたいな感じですかね……?」
ケン「う~ん……そうなんじゃね……? まぁまぁ、特にブーイングされるような事、してないってのもあるけどね……」
ヤムチャ「あっ……でも、ホラ……今のアピールでブーイング来ましたよ……? ほらほら、ブーイング来てます来てます……アレは、アドリブで入れたんですかね……?」
ケン「う~ん、どうなんでしょ……?」
プーアル「あら……? ヤ、ヤムチャ様……?」
ヤムチャ「おう、どうした、プーアル……?」
プーアル「さぁ、これで最後ですねっ……! 僕達も、ここからリュウさんを応援しましょうっ……! 勿論、サガットさんもっ!」
ケン「……意外とサガットの奴のブーイング少なかったねぇ?」
ヤムチャ「これは……最終戦の緊張感みたいな感じですかね……?」
ケン「う~ん……そうなんじゃね……? まぁまぁ、特にブーイングされるような事、してないってのもあるけどね……」
ヤムチャ「あっ……でも、ホラ……今のアピールでブーイング来ましたよ……? ほらほら、ブーイング来てます来てます……アレは、アドリブで入れたんですかね……?」
ケン「う~ん、どうなんでしょ……?」
プーアル「あら……? ヤ、ヤムチャ様……?」
ヤムチャ「おう、どうした、プーアル……?」
370: 名無しさん 2015/11/03(火) 22:53:08 ID:TTBIw0K2
プーアル「な~んか、やけに今日は冷静ですね……? どうしたんですか、ヤムチャ様らしくありませんよ……?」
ヤムチャ「まぁ、それは……これも勉強だからね……うん……冷静に、人の試合を見る……そういった事も大事大事……」
ケン「……ハハ、わかってるじゃねぇか」
プーアル「……そ、そうですか。成長しましたね」
ヤムチャ「でもね……試合が進むに連れて……俺もテンション上がっちゃってね……この冷静さがなくなっちまうんだよ……不思議だねぇ……なんでだろうねぇ……」
ケン「……ハハハ! 自分の欠点もよくわかってんじゃねぇかっ!」
プーアル「……あっ、やっぱり、ヤムチャ様ですね」
ヤムチャ「冷静なのは、きっと今だけだよ……うんうん、今だけ今だけ……おい、俺がはしゃぎすぎてたら……プーアル、ちゃんと止めてくれよ……? お前、マネージャーなんだから……」
プーアル「……は~い」
ケン「根がお調子者なんだろうね、お前は……うんうん……」
ヤムチャ「まぁ、それは……これも勉強だからね……うん……冷静に、人の試合を見る……そういった事も大事大事……」
ケン「……ハハ、わかってるじゃねぇか」
プーアル「……そ、そうですか。成長しましたね」
ヤムチャ「でもね……試合が進むに連れて……俺もテンション上がっちゃってね……この冷静さがなくなっちまうんだよ……不思議だねぇ……なんでだろうねぇ……」
ケン「……ハハハ! 自分の欠点もよくわかってんじゃねぇかっ!」
プーアル「……あっ、やっぱり、ヤムチャ様ですね」
ヤムチャ「冷静なのは、きっと今だけだよ……うんうん、今だけ今だけ……おい、俺がはしゃぎすぎてたら……プーアル、ちゃんと止めてくれよ……? お前、マネージャーなんだから……」
プーアル「……は~い」
ケン「根がお調子者なんだろうね、お前は……うんうん……」
372: 名無しさん 2015/11/03(火) 23:09:13 ID:TTBIw0K2
バイソン「おぉ~い、おぉ~いっ! こっちにいたのか……おいおいっ……!」
ケン「……んっ? もう一人のお調子者が来たな」
ヤムチャ「……俺、あそこまではお調子者では思いますよ、多分」
プーアル「あっ、バイソンさんっ! お疲れ様ですっ!」
バイソン「一人で見るのは、寂しいからさ……? 一緒に見ようぜ……? なっ……? バイソンちゃんを一人にしないでよ……」
ケン「気持ち悪い事言ってんじゃねぇよ、バカ……それに、バルログはどうしたんだ……?」
バイソン「バルログちゃん、今……売店行ってるの……もうすぐこっちくるんじゃね……?」
ケン「……なんで、売店?」
バイソン「なんか、ファンにグッズ渡すんだって……それで、係員に連絡して……どうのこうのって言ってた……」
ケン「……ふ~ん」
ケン「……んっ? もう一人のお調子者が来たな」
ヤムチャ「……俺、あそこまではお調子者では思いますよ、多分」
プーアル「あっ、バイソンさんっ! お疲れ様ですっ!」
バイソン「一人で見るのは、寂しいからさ……? 一緒に見ようぜ……? なっ……? バイソンちゃんを一人にしないでよ……」
ケン「気持ち悪い事言ってんじゃねぇよ、バカ……それに、バルログはどうしたんだ……?」
バイソン「バルログちゃん、今……売店行ってるの……もうすぐこっちくるんじゃね……?」
ケン「……なんで、売店?」
バイソン「なんか、ファンにグッズ渡すんだって……それで、係員に連絡して……どうのこうのって言ってた……」
ケン「……ふ~ん」
373: 名無しさん 2015/11/03(火) 23:18:09 ID:TTBIw0K2
バイソン「それで……バイソンちゃん、一人になっちゃったから……寂しくて、こっちに来たってワケですよ……」
ケン「……そうかそうか」
バイソン「今日はな……天下一武道会のチャンピオンまで来てるんだ……あっちは本物だ……しょっぺぇ試合は出来ねぇぞ……サガットちゃんに、リュウよぉ……」
ヤムチャ「……んっ?」
ケン「チャンピオン……? ベスト4じゃねぇのか……? なぁ、ヤムチャ……?」
ヤムチャ「……あっ、そうだっ! 忘れてたっ!」
ケン「……んっ?」
バイソン「それがよぉ……? 俺、場外歩き回ってる時、クリリンって奴、探して……色々客席見てたんだけどよぉ……? そしたら、そこに誰がいたと思うっ!? なんとなんとなんと、ジャッキー・チュンがいたんだよっ! ジャッキー・チュンっ!」
ケン「ジャッキー・チュンって……あの、天下一武道会の、チャンピオンの……?」
バイソン「そうそう、そのジャッキー・チュンだよ! そのジャッキー・チュンっ! 俺、握手して貰ったんだぜっ! 凄ぇだろっ!」
ケン「……そうかそうか」
バイソン「今日はな……天下一武道会のチャンピオンまで来てるんだ……あっちは本物だ……しょっぺぇ試合は出来ねぇぞ……サガットちゃんに、リュウよぉ……」
ヤムチャ「……んっ?」
ケン「チャンピオン……? ベスト4じゃねぇのか……? なぁ、ヤムチャ……?」
ヤムチャ「……あっ、そうだっ! 忘れてたっ!」
ケン「……んっ?」
バイソン「それがよぉ……? 俺、場外歩き回ってる時、クリリンって奴、探して……色々客席見てたんだけどよぉ……? そしたら、そこに誰がいたと思うっ!? なんとなんとなんと、ジャッキー・チュンがいたんだよっ! ジャッキー・チュンっ!」
ケン「ジャッキー・チュンって……あの、天下一武道会の、チャンピオンの……?」
バイソン「そうそう、そのジャッキー・チュンだよ! そのジャッキー・チュンっ! 俺、握手して貰ったんだぜっ! 凄ぇだろっ!」
375: 名無しさん 2015/11/03(火) 23:24:05 ID:TTBIw0K2
プーアル「ジャッキー・チュンって……ねぇ……? ヤムチャ様……?」
ヤムチャ「そうそう、プーアル、プーアル……来てんだよ……今日、クリリンだけじゃねぇじゃねぇか……皆で来てるじゃねぇか、オイっ……! 俺も、びっくりしたんだぞっ!」
ケン「……んっ?」
バイソン「……んっ?」
ヤムチャ「18号もいたぞっ……! ウーロンもいたぞっ……! 何で、教えてくれなかったんだっ! 俺、ビックリしたんだからなっ!」
プーアル「いやぁ、僕は電話でクリリンさんが今日来られる……としか聞いてませんでしたから……」
ヤムチャ「ちゃんと、聞いておいてくれよっ! クリリンだけだと思ってたのに……まさか、いるとは思わないよっ! そこ、ちゃんと聞いておいてくれよっ!」
プーアル「そもそもヤムチャ様が、酔っ払ってダウンしてたのが、責任でしょうがっ! なんでもかんでも、僕のせいにしないで下さいよっ!」
ヤムチャ「そうそう、プーアル、プーアル……来てんだよ……今日、クリリンだけじゃねぇじゃねぇか……皆で来てるじゃねぇか、オイっ……! 俺も、びっくりしたんだぞっ!」
ケン「……んっ?」
バイソン「……んっ?」
ヤムチャ「18号もいたぞっ……! ウーロンもいたぞっ……! 何で、教えてくれなかったんだっ! 俺、ビックリしたんだからなっ!」
プーアル「いやぁ、僕は電話でクリリンさんが今日来られる……としか聞いてませんでしたから……」
ヤムチャ「ちゃんと、聞いておいてくれよっ! クリリンだけだと思ってたのに……まさか、いるとは思わないよっ! そこ、ちゃんと聞いておいてくれよっ!」
プーアル「そもそもヤムチャ様が、酔っ払ってダウンしてたのが、責任でしょうがっ! なんでもかんでも、僕のせいにしないで下さいよっ!」
378: 名無しさん 2015/11/03(火) 23:30:46 ID:TTBIw0K2
ケン「おい、ヤムチャ……? 揉めてる所、悪ィけどよぉ……?」
バイソン「ひょっとして……ジャッキー・チュンも……ヤムチャ君の知り合いなのか……?」
ヤムチャ「えぇ、まぁ……ハイ……」
バイソン「おいおいおいっ……! そっかそっか、ヤムチャ君の知り合いか……あ~、だから天下一武道会のチャンピオンが来てるんだな……おいおい、ちょっと紹介してくれよ?」
ヤムチャ「え~っ? 今日、戦ったバイソンさんの事……俺が紹介するんですかねぇ……? それ、ちょっとマズくないですかねぇ……?」
バイソン「う~ん、マズいって言えばマズいかもしんねぇなぁ……そこを上手く、ヤムチャ君の力で……」
ケン「こいつに、そんな器用な事出来るわけねぇだろ……無理だよ……握手して貰ったんだったら、それでいいだろ……お前、ちょっとミーハーだぞ……?」
バイソン「いや~、生で見たらそうなるって……」
ケン「でもよぉ、ヤムチャ……? お前の知り合いの……天下一武道会のチャンピオンが、わざわざ見に来てくれてるんだ……お前も、挨拶ぐらいはしておいた方がいいんじゃねぇか?」
ヤムチャ「……あ~、そりゃ確かに」
バイソン「ひょっとして……ジャッキー・チュンも……ヤムチャ君の知り合いなのか……?」
ヤムチャ「えぇ、まぁ……ハイ……」
バイソン「おいおいおいっ……! そっかそっか、ヤムチャ君の知り合いか……あ~、だから天下一武道会のチャンピオンが来てるんだな……おいおい、ちょっと紹介してくれよ?」
ヤムチャ「え~っ? 今日、戦ったバイソンさんの事……俺が紹介するんですかねぇ……? それ、ちょっとマズくないですかねぇ……?」
バイソン「う~ん、マズいって言えばマズいかもしんねぇなぁ……そこを上手く、ヤムチャ君の力で……」
ケン「こいつに、そんな器用な事出来るわけねぇだろ……無理だよ……握手して貰ったんだったら、それでいいだろ……お前、ちょっとミーハーだぞ……?」
バイソン「いや~、生で見たらそうなるって……」
ケン「でもよぉ、ヤムチャ……? お前の知り合いの……天下一武道会のチャンピオンが、わざわざ見に来てくれてるんだ……お前も、挨拶ぐらいはしておいた方がいいんじゃねぇか?」
ヤムチャ「……あ~、そりゃ確かに」
380: 名無しさん 2015/11/03(火) 23:37:46 ID:TTBIw0K2
ヤムチャ「でも俺が、今から会場行くのは……マズいですよねぇ……?」
ケン「あぁ、またセコンド介入と思われちまうからな」
バイソン「そういう時は人を使え、人を……だから、バルログちゃんは、係員に頼み込みに行ったんだよ……」
ヤムチャ「え~っと、じゃあ……プーアル……」
プーアル「あっ、はいっ!」
ヤムチャ「皆ね……あの辺にいるんだよ……あの辺に……最後に俺が場外で椅子でぶっ叩かれた所って言えば、わかるかな……? あの辺にいるから、ちょっと今日終わったら、話がしたいって言ってきて貰えるかな……?」
プーアル「あ~、わかりましたっ! それじゃあ、試合終わったらすぐに僕が行ってきますね!」
ケン「ヤムチャが、椅子でぶっ叩かれた所……あの辺か……何処だ、何処だ……」マジマジ
バイソン「おめぇも結構、ミーハーじゃねぇかよ、おい……え~っとな、青い髪だ青い髪……青い髪だから、すぐわかるんじゃねぇか……?」
ヤムチャ「あ~っ……! ちょっと二人共……もういいじゃないですか……武天老師様の事は……! あ~っ、ホラっ! 試合始まったっ! 見ましょうよっ!」
ケン「あぁ、またセコンド介入と思われちまうからな」
バイソン「そういう時は人を使え、人を……だから、バルログちゃんは、係員に頼み込みに行ったんだよ……」
ヤムチャ「え~っと、じゃあ……プーアル……」
プーアル「あっ、はいっ!」
ヤムチャ「皆ね……あの辺にいるんだよ……あの辺に……最後に俺が場外で椅子でぶっ叩かれた所って言えば、わかるかな……? あの辺にいるから、ちょっと今日終わったら、話がしたいって言ってきて貰えるかな……?」
プーアル「あ~、わかりましたっ! それじゃあ、試合終わったらすぐに僕が行ってきますね!」
ケン「ヤムチャが、椅子でぶっ叩かれた所……あの辺か……何処だ、何処だ……」マジマジ
バイソン「おめぇも結構、ミーハーじゃねぇかよ、おい……え~っとな、青い髪だ青い髪……青い髪だから、すぐわかるんじゃねぇか……?」
ヤムチャ「あ~っ……! ちょっと二人共……もういいじゃないですか……武天老師様の事は……! あ~っ、ホラっ! 試合始まったっ! 見ましょうよっ!」
381: 名無しさん 2015/11/03(火) 23:52:57 ID:TTBIw0K2
ーーー
ウーロン「よ~しっ……! 組み合ったっ! いけっ! いけっ!」
亀仙人「最終戦、スタートじゃっ!」
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !
18号「お~、お~……ただ組み合っただけなのに……凄いねぇ……?」キョロキョロ
クリリン「そりゃ、これが最終戦なんだから……盛り上がっていかなきゃっ! ホラ、お前も言えよ……」
18号「いいよいいよ……アタシは……いいよ……」
クリリン「恥ずかしがってちゃ、楽しめねぇぞ……? 声出すのが、嫌なら……ホラ、手拍子ぐらいだったら、大丈夫だろ……ほら……」パンパン
18号「……う~ん、まぁ手拍子ぐらいなら、ね」パンパン
クリリン「そうそう、それでいいっ! それでいいだんだよっ!」パンパン
実況「さぁさぁ、いよいよ始まった最終戦っ! 最終戦っ……! 互いが様子を伺い、そしてここでリング中央で組み合ったっ! 先ずは、ロックアップから入りますっ!」
ウーロン「よ~しっ……! 組み合ったっ! いけっ! いけっ!」
亀仙人「最終戦、スタートじゃっ!」
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !
18号「お~、お~……ただ組み合っただけなのに……凄いねぇ……?」キョロキョロ
クリリン「そりゃ、これが最終戦なんだから……盛り上がっていかなきゃっ! ホラ、お前も言えよ……」
18号「いいよいいよ……アタシは……いいよ……」
クリリン「恥ずかしがってちゃ、楽しめねぇぞ……? 声出すのが、嫌なら……ホラ、手拍子ぐらいだったら、大丈夫だろ……ほら……」パンパン
18号「……う~ん、まぁ手拍子ぐらいなら、ね」パンパン
クリリン「そうそう、それでいいっ! それでいいだんだよっ!」パンパン
実況「さぁさぁ、いよいよ始まった最終戦っ! 最終戦っ……! 互いが様子を伺い、そしてここでリング中央で組み合ったっ! 先ずは、ロックアップから入りますっ!」
395: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:00:30 ID:kU6Hv2Dc
数十分後ーー
リュウ「くっ……ううっ……」
サガット「うおおっ……くそっ……」
ワー! ワーワー!
実況「ダブルノックダウンっ! ダーブルノックダウンっ! ここで、リュウとサガット……共に立てないっ!」
元「う~んっ……! 相打ちかぁっ……!」
実況「昇龍拳とタイガーアッパーカットは相打ちィ! 両者ダウンっ! しかし、ここで今までの疲労が一気にきてしまったかっ!? 両者、ダウンしたまま起き上がる事が出来ませんっ……!」
リュウー! リュウー!
リュウ「う、ううっ……」
サガット「く、くおおっ……」
実況「場内からは、リュウの後押しをするような声援が飛んでいるゥ! ここはリュウ……この声援に応えたいっ……!」
元「辛い状況だけどねぇ……ここは、立ちたいよねっ!」
リュウ「くっ……ううっ……」
サガット「うおおっ……くそっ……」
ワー! ワーワー!
実況「ダブルノックダウンっ! ダーブルノックダウンっ! ここで、リュウとサガット……共に立てないっ!」
元「う~んっ……! 相打ちかぁっ……!」
実況「昇龍拳とタイガーアッパーカットは相打ちィ! 両者ダウンっ! しかし、ここで今までの疲労が一気にきてしまったかっ!? 両者、ダウンしたまま起き上がる事が出来ませんっ……!」
リュウー! リュウー!
リュウ「う、ううっ……」
サガット「く、くおおっ……」
実況「場内からは、リュウの後押しをするような声援が飛んでいるゥ! ここはリュウ……この声援に応えたいっ……!」
元「辛い状況だけどねぇ……ここは、立ちたいよねっ!」
396: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:10:17 ID:kU6Hv2Dc
ダン「あぁ、こりゃ二人共限界かっ……!? 仕方ねぇ、10カウントノックダウンのカウント取るかっ……! 1っ……!」
ザワ……ザワ……
実況「あ~っと、あっとっ……! しかし、ここでレフェリーが……10カウントノックダウンのカウントを取り始めましたかねぇ!? ダウンしているリュウとサガット……その両者の間で、レフェリーは大きく指を立てますっ!」
元「……とりあえず、寝てちゃだめだよっ! 立とうっ!」
ダン「2っ……!」
実況「10カウント以内に起きて……そして、決着をつけたいっ……! さぁ、立てっ! 立ってくれっ! リュウっ……!」
元「う~んっ……! キツいけどねぇ……うん……立て立てっ……!」
ザワ……ザワ……
実況「あ~っと、あっとっ……! しかし、ここでレフェリーが……10カウントノックダウンのカウントを取り始めましたかねぇ!? ダウンしているリュウとサガット……その両者の間で、レフェリーは大きく指を立てますっ!」
元「……とりあえず、寝てちゃだめだよっ! 立とうっ!」
ダン「2っ……!」
実況「10カウント以内に起きて……そして、決着をつけたいっ……! さぁ、立てっ! 立ってくれっ! リュウっ……!」
元「う~んっ……! キツいけどねぇ……うん……立て立てっ……!」
397: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:19:46 ID:kU6Hv2Dc
ーーー
ヤムチャ「うおぉ……何だか……なぁ……?」
プーアル「……まさに、死闘って感じですねぇ」
ケン「よしよし、いいぞいいぞ……リュウ……上手くバトンは受け取ってくれたみたいだな……盛り上がってる……盛り上がってるぞ、いいぞいいぞ……」
バルログ「サガットも、ねっ……!」
バイソン「いけいけいけいけ……メインなんだメインなんだ……ド派手にいっちまえっ……!」
ヤムチャ「ケンさん……このカウントは、10カウントノックダウンで、いいんですか……? 10以内ですよね……?」
ケン「そうだよ。10だよ」
ヤムチャ「うおぉ……何だか……なぁ……?」
プーアル「……まさに、死闘って感じですねぇ」
ケン「よしよし、いいぞいいぞ……リュウ……上手くバトンは受け取ってくれたみたいだな……盛り上がってる……盛り上がってるぞ、いいぞいいぞ……」
バルログ「サガットも、ねっ……!」
バイソン「いけいけいけいけ……メインなんだメインなんだ……ド派手にいっちまえっ……!」
ヤムチャ「ケンさん……このカウントは、10カウントノックダウンで、いいんですか……? 10以内ですよね……?」
ケン「そうだよ。10だよ」
398: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:26:48 ID:kU6Hv2Dc
ヤムチャ「フォールが3カウント……場外は20カウント……それで、ノックダウンは10カウントか……カウントにも色々あるんだなぁ……」
バルログ「……なんか、それ今更って感じですね?」
ヤムチャ「いや~、今までの試合では10カウントノックダウンは……俺、経験ありませんでしたからね。場外はよくあるんですけど……」
バイソン「そういや、教えてなかったかな……? まぁ、これからの試合で、10カウントノックダウンも有効に使っていけばいいさ……」
ヤムチャ「10カウントノックダウンを有効に使え、か……技より難しいですね、それって」
ケン「……こういう終盤で、お互いがボロボロになった時とかに使うんだよ」
ヤムチャ「なる程なる程……おっ、リュウさん……立つのかなっ……!?」
バルログ「……なんか、それ今更って感じですね?」
ヤムチャ「いや~、今までの試合では10カウントノックダウンは……俺、経験ありませんでしたからね。場外はよくあるんですけど……」
バイソン「そういや、教えてなかったかな……? まぁ、これからの試合で、10カウントノックダウンも有効に使っていけばいいさ……」
ヤムチャ「10カウントノックダウンを有効に使え、か……技より難しいですね、それって」
ケン「……こういう終盤で、お互いがボロボロになった時とかに使うんだよ」
ヤムチャ「なる程なる程……おっ、リュウさん……立つのかなっ……!?」
399: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:37:15 ID:kU6Hv2Dc
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !
ダン「6っ……!」
実況「さぁっ! 場内もリュウを後押しするっ! ここは応えたいっ……! 応えたいぞっ! リュウっ! カウントは6を回ったぁ!」
元「立て立てっ……! 痛み分けなんかで終われないよっ! 今日は決着をつけようっ! 今、ここで決着をつけるんだっ……!」
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !
リュウ「……おおぉぉっ!」ググッ
ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っとっ! そして、ここでっ……! リュウが、動いた、動いたっ! 残された力を振り絞って……立ち上がってきたっ!」
元「よぉ~しっ! よしよしっ……! いいよいいよっ!」
ダン「6っ……!」
実況「さぁっ! 場内もリュウを後押しするっ! ここは応えたいっ……! 応えたいぞっ! リュウっ! カウントは6を回ったぁ!」
元「立て立てっ……! 痛み分けなんかで終われないよっ! 今日は決着をつけようっ! 今、ここで決着をつけるんだっ……!」
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !
リュウ「……おおぉぉっ!」ググッ
ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っとっ! そして、ここでっ……! リュウが、動いた、動いたっ! 残された力を振り絞って……立ち上がってきたっ!」
元「よぉ~しっ! よしよしっ……! いいよいいよっ!」
401: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:45:23 ID:kU6Hv2Dc
ワー! ワーワー! リュウー! ワーワー!
リュウ「よしっ……お、おっとっ……!」ツルッ
実況「あ~っとととっ! しかし、やはりダメージが大きいのかっ!? リュウはスリップっ! おっと、少し足を滑らしましたっ!」
元「あっとっ……! やっぱり、足にもきてるねぇ」
ダン「7っ……!」
リュウ「お、おっとっ……! 危ないっ……!」ガシッ
実況「しかし、慌ててロープを掴んで体勢を整えますっ! あ~っと、危ない危ないっ……!」
元「よ~し、よしよしっ……!」
実況「さぁ、リュウは立ち上がったっ……! そしてここでサガットが立ち上がらなければっ……! リュウの勝利ですっ……! リュウの勝利ですっ!」
リュウ「よしっ……お、おっとっ……!」ツルッ
実況「あ~っとととっ! しかし、やはりダメージが大きいのかっ!? リュウはスリップっ! おっと、少し足を滑らしましたっ!」
元「あっとっ……! やっぱり、足にもきてるねぇ」
ダン「7っ……!」
リュウ「お、おっとっ……! 危ないっ……!」ガシッ
実況「しかし、慌ててロープを掴んで体勢を整えますっ! あ~っと、危ない危ないっ……!」
元「よ~し、よしよしっ……!」
実況「さぁ、リュウは立ち上がったっ……! そしてここでサガットが立ち上がらなければっ……! リュウの勝利ですっ……! リュウの勝利ですっ!」
402: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:52:11 ID:kU6Hv2Dc
ダン「8っ……!」
サガット「う、ううっ……うおおっ……!」ググッ
ザワ……ザワ……
実況「あ~っとっ! しかし、そうは問屋が卸さないかっ!? ここでサガットも動くっ……! 残された力を振り絞ってきたかっ!?」
元「あ~っ! まぁ、サガット君にも意地はあるだろうからねぇっ……!」
ダン「9っ……!」
サガット「う、うおおぉぉっ……!」ググッ
実況「そしてここでサガットも立ち上がってくるっ! カウントは9っ……! ギリギリの所で起き上がってきたぁ!」
元「お互いに残された体力は少ないねっ……! 次の一手だっ! 次の一手で決まるよっ!」
サガット「う、ううっ……うおおっ……!」ググッ
ザワ……ザワ……
実況「あ~っとっ! しかし、そうは問屋が卸さないかっ!? ここでサガットも動くっ……! 残された力を振り絞ってきたかっ!?」
元「あ~っ! まぁ、サガット君にも意地はあるだろうからねぇっ……!」
ダン「9っ……!」
サガット「う、うおおぉぉっ……!」ググッ
実況「そしてここでサガットも立ち上がってくるっ! カウントは9っ……! ギリギリの所で起き上がってきたぁ!」
元「お互いに残された体力は少ないねっ……! 次の一手だっ! 次の一手で決まるよっ!」
403: 名無しさん 2015/11/04(水) 22:58:23 ID:kU6Hv2Dc
リュウー! イケー! セメロー!
リュウ「あぁっ……! いくぜっ……!」ズガズガ
実況「両者の身体は限界寸前っ……! しかし、両者は立ち上がるっ……! これぞ、プロレスっ! This is prowresling! さぁ、ここからが踏ん張りどころだっ!」
元「いけいけぇっ!」
実況「さぁ、リュウがサガットへと向かっていくゥ! 10カウントノックダウンなどという結果ではなく……3カウント決着が望みかっ!?」
リュウ「……止めにしてやるぜっ! だあぁっ!」ガスッ
サガット「……ぐっ!」
ワー! ワーワー!
実況「そして、サガットにエルボーバットっ! 残された力を振り絞って……リュウが仕掛けていったぁ!」
リュウ「あぁっ……! いくぜっ……!」ズガズガ
実況「両者の身体は限界寸前っ……! しかし、両者は立ち上がるっ……! これぞ、プロレスっ! This is prowresling! さぁ、ここからが踏ん張りどころだっ!」
元「いけいけぇっ!」
実況「さぁ、リュウがサガットへと向かっていくゥ! 10カウントノックダウンなどという結果ではなく……3カウント決着が望みかっ!?」
リュウ「……止めにしてやるぜっ! だあぁっ!」ガスッ
サガット「……ぐっ!」
ワー! ワーワー!
実況「そして、サガットにエルボーバットっ! 残された力を振り絞って……リュウが仕掛けていったぁ!」
404: 名無しさん 2015/11/04(水) 23:05:32 ID:kU6Hv2Dc
サガット「くそっ……なら、こっちもだっ……! おおぉっ……!」ガスッ
リュウ「……ぐっ!」ヨロッ
リュウー! イケー!
実況「あ~っと、しかしここはサガットも黙ってはいないかっ……!? ここはすかさずエルボーバットで反撃に出るっ! おっと、そしてリュウの身体がフラついたかっ!?」
元「あ~っととと……う~ん、打ち下ろし気味に打ってるからねぇ……」
サガット「おおぉっ……!」ガスッ
リュウ「……ぐっ!」
サガット「眠れぇっ……! リュウっ……!」ガスッ
リュウ「……ぐあっ!」
リュウー! リュウー!
実況「サガットが打ち込む打ち込むっ! リュウの顔面目掛けてエルボーバットを打ち込んでいくっ! こちらも、また必死だっ!」
リュウ「……ぐっ!」ヨロッ
リュウー! イケー!
実況「あ~っと、しかしここはサガットも黙ってはいないかっ……!? ここはすかさずエルボーバットで反撃に出るっ! おっと、そしてリュウの身体がフラついたかっ!?」
元「あ~っととと……う~ん、打ち下ろし気味に打ってるからねぇ……」
サガット「おおぉっ……!」ガスッ
リュウ「……ぐっ!」
サガット「眠れぇっ……! リュウっ……!」ガスッ
リュウ「……ぐあっ!」
リュウー! リュウー!
実況「サガットが打ち込む打ち込むっ! リュウの顔面目掛けてエルボーバットを打ち込んでいくっ! こちらも、また必死だっ!」
405: 名無しさん 2015/11/04(水) 23:16:24 ID:kU6Hv2Dc
リュウ「く、くっ……!」ヨロヨロ
サガット「おおおおぉぉっ……! 止めだああぁぁっ……!」ガシッ
リュウ「……うおっとっ!」
ザワ……ザワ……
実況「打ち込まれて少々、リュウの身体がフラついてきたかっ……!? あっとっ! そしてそしてっ……! ここで、サガットがリュウに覆い被さるようにして……その腰回りを掴むっ!」
元「……あぁっ!」
サガット「うおおおぉぉっ……! 止めにしてやるっ……! いくぞ、リュウっ……!」ググッ
リュウ「……くっ!」
実況「強引にリュウの身体を前屈みにして……パワーボムの体勢っ! パワーボムの体勢に持ち込んでいったぁ!」
元「あ~っ! サガット君も決めにきたねぇ……!」
サガット「おおおおぉぉっ……! 止めだああぁぁっ……!」ガシッ
リュウ「……うおっとっ!」
ザワ……ザワ……
実況「打ち込まれて少々、リュウの身体がフラついてきたかっ……!? あっとっ! そしてそしてっ……! ここで、サガットがリュウに覆い被さるようにして……その腰回りを掴むっ!」
元「……あぁっ!」
サガット「うおおおぉぉっ……! 止めにしてやるっ……! いくぞ、リュウっ……!」ググッ
リュウ「……くっ!」
実況「強引にリュウの身体を前屈みにして……パワーボムの体勢っ! パワーボムの体勢に持ち込んでいったぁ!」
元「あ~っ! サガット君も決めにきたねぇ……!」
406: 名無しさん 2015/11/04(水) 23:25:21 ID:kU6Hv2Dc
リュウー! リュウー!
実況「ここでサガットも仕留めにくるっ……! 狙いは、スプラッシュマウンテンだろうっ! スプラッシュマウンテンだろうっ! リュウをパワーボムの体勢に捉えっ……!」
サガット「……おおおおぉぉぉっ!」
リュウー! リュウー!
実況「雄叫びをあげるサガットっ……! あ~っと、場内からはリュウを身を案じるような、声が聞こえてくるっ!」
サガット「止めにしてやるっ……! リュウっ……! おおおおぉぉぉっ……!」ググッ
リュウ「ぐっ……! う、うおおおぉぉっ……!」
実況「そしてリュウの身体を……おぉ~っとっ! 頭上を越えて……背中まで持ち上げていったぁ! サガットがここで決めにきたぁ!」
実況「ここでサガットも仕留めにくるっ……! 狙いは、スプラッシュマウンテンだろうっ! スプラッシュマウンテンだろうっ! リュウをパワーボムの体勢に捉えっ……!」
サガット「……おおおおぉぉぉっ!」
リュウー! リュウー!
実況「雄叫びをあげるサガットっ……! あ~っと、場内からはリュウを身を案じるような、声が聞こえてくるっ!」
サガット「止めにしてやるっ……! リュウっ……! おおおおぉぉぉっ……!」ググッ
リュウ「ぐっ……! う、うおおおぉぉっ……!」
実況「そしてリュウの身体を……おぉ~っとっ! 頭上を越えて……背中まで持ち上げていったぁ! サガットがここで決めにきたぁ!」
414: 名無しさん 2015/11/05(木) 21:59:57 ID:FCnphUTQ
サガット「くたばれっ……リュウっ……!」
リュウ「そうはさせねぇっ……! サガットっ……!」ガシッ
サガット「……んあっ?」
実況「ここで悪の十字架が完成っ……! あっ……いやっ……!」
元「……おぉっ!?」
実況「サガットに抱え上げられたリュウは……背面にあるサガットの顔面を掴み……そして、肩口へと乗せたっ!」
リュウ「うおおぉぉっ……! 負けねぇっ……!」ズドーンッ
サガット「ガッ……! グッ……! ぐわあああぁぁ……!」
オー! オーオー!
実況「そして勢いそのまま……前方に大きく飛び込みつつ……捉えたサガットの首を自身の肩へと叩きつけていったぁ! ここはリュウが返したっ! リュウが返したっ!」
元「お~っ! よしよしよしっ! よくやったよくやったっ!」
リュウ「そうはさせねぇっ……! サガットっ……!」ガシッ
サガット「……んあっ?」
実況「ここで悪の十字架が完成っ……! あっ……いやっ……!」
元「……おぉっ!?」
実況「サガットに抱え上げられたリュウは……背面にあるサガットの顔面を掴み……そして、肩口へと乗せたっ!」
リュウ「うおおぉぉっ……! 負けねぇっ……!」ズドーンッ
サガット「ガッ……! グッ……! ぐわあああぁぁ……!」
オー! オーオー!
実況「そして勢いそのまま……前方に大きく飛び込みつつ……捉えたサガットの首を自身の肩へと叩きつけていったぁ! ここはリュウが返したっ! リュウが返したっ!」
元「お~っ! よしよしよしっ! よくやったよくやったっ!」
415: 名無しさん 2015/11/05(木) 22:12:37 ID:FCnphUTQ
ワー! ワーワー! リュウー! ワー! ワーワー!
サガット「ぐ、ぐわあああぁぁっ……!」バターンッ
リュウ「よしっ……!」
実況「そしてサガットの身体がここで大きく背中からマットへと倒れ込むっ! リュウが返したっ! リュウの起死回生の切り返しっ! ここはネックブリーカーの形で切り返していったぁ!」
元「いやぁ~、今のは喰らったら危なかったよ……よかったよかったっ……!」
サガット「あぁっ……く、くそっ……首を打ち付けられたか……くっ……」
リュウ「はぁっ……はぁっ……よしっ……!」ムクッ
ワー! ワーワー!
実況「首筋を抑えて苦しむサガットっ……! さぁっ、そしてそんなサガットを尻目に……リュウが再び立ち上がるっ!」
元「ここチャンスだよっ! 決めるなら、ここだよここっ!」
サガット「ぐ、ぐわあああぁぁっ……!」バターンッ
リュウ「よしっ……!」
実況「そしてサガットの身体がここで大きく背中からマットへと倒れ込むっ! リュウが返したっ! リュウの起死回生の切り返しっ! ここはネックブリーカーの形で切り返していったぁ!」
元「いやぁ~、今のは喰らったら危なかったよ……よかったよかったっ……!」
サガット「あぁっ……く、くそっ……首を打ち付けられたか……くっ……」
リュウ「はぁっ……はぁっ……よしっ……!」ムクッ
ワー! ワーワー!
実況「首筋を抑えて苦しむサガットっ……! さぁっ、そしてそんなサガットを尻目に……リュウが再び立ち上がるっ!」
元「ここチャンスだよっ! 決めるなら、ここだよここっ!」
416: 名無しさん 2015/11/05(木) 22:22:09 ID:FCnphUTQ
リュウ「うおおあああぁぁっ!」ググッ
オー! オーオー! ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っとっ! ここでリュウが叫んだっ! 吠えたっ! そして、その右腕を突き上げたぁっ!」
元「おっ……! いくかいくかっ……!?」
実況「ここで狙うかっ……!? ここでリュウも、サガットを仕留めにかかるのかっ!?」
リュウ(前回の試合も……確か真・昇龍拳で決着だったなぁ……だがっ……!)
サガット「う、ううっ……くそっ……俺は……俺は……」ググッ
リュウ(そんな事は関係ないっ……! 関係ないんだっ……! 自分の一番……自分のベストを今、ここでぶつけるんだっ……!)
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !
実況「さぁっ! ふらりふらりと、起き上がってくるサガットっ……! だがしかし、そんなサガットに対して、リュウはもう構えているっ! 狙いを定めているっ!」
元「いけぇっ!」
オー! オーオー! ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っとっ! ここでリュウが叫んだっ! 吠えたっ! そして、その右腕を突き上げたぁっ!」
元「おっ……! いくかいくかっ……!?」
実況「ここで狙うかっ……!? ここでリュウも、サガットを仕留めにかかるのかっ!?」
リュウ(前回の試合も……確か真・昇龍拳で決着だったなぁ……だがっ……!)
サガット「う、ううっ……くそっ……俺は……俺は……」ググッ
リュウ(そんな事は関係ないっ……! 関係ないんだっ……! 自分の一番……自分のベストを今、ここでぶつけるんだっ……!)
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !
実況「さぁっ! ふらりふらりと、起き上がってくるサガットっ……! だがしかし、そんなサガットに対して、リュウはもう構えているっ! 狙いを定めているっ!」
元「いけぇっ!」
417: 名無しさん 2015/11/05(木) 22:29:23 ID:FCnphUTQ
サガット「……負けんぞおおぉぉっ!」ガバッ
リュウ「終わりだああぁぁっ! だああぁぁっ!」ドスッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ここでサガットが立ち上がりリュウの方を振り向くっ……! だが、そこにリュウがすかさず打ち込んでいくっ! 正拳突きィっ! ボディブローっ! サガットの腹部に打ち込み、その動きを止めるっ!」
元「よ~っしゃっ! いったあぁっ!」
サガット「ガッ……ガハっ……!」
リュウ「正真正銘、最後の一撃だっ……! はああぁぁっ!」ググッ
実況「動きの止まったサガットの前でリュウが拳を握りしめるっ……! そしてそしてそしてっ……!」
リュウ「真・昇龍拳っ……! だああぁぁっ……!」ズガアアァァッ
サガット「……が、があああぁぁっ!」バターンッ
ワー! ワーワー!
実況「そのまま顎へと打ち込んでいくっ! 真・昇龍拳っ……! 真・昇龍拳っ……! リュウの全てを振り絞った一撃ィ! 真・昇龍拳っ!」
リュウ「終わりだああぁぁっ! だああぁぁっ!」ドスッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ここでサガットが立ち上がりリュウの方を振り向くっ……! だが、そこにリュウがすかさず打ち込んでいくっ! 正拳突きィっ! ボディブローっ! サガットの腹部に打ち込み、その動きを止めるっ!」
元「よ~っしゃっ! いったあぁっ!」
サガット「ガッ……ガハっ……!」
リュウ「正真正銘、最後の一撃だっ……! はああぁぁっ!」ググッ
実況「動きの止まったサガットの前でリュウが拳を握りしめるっ……! そしてそしてそしてっ……!」
リュウ「真・昇龍拳っ……! だああぁぁっ……!」ズガアアァァッ
サガット「……が、があああぁぁっ!」バターンッ
ワー! ワーワー!
実況「そのまま顎へと打ち込んでいくっ! 真・昇龍拳っ……! 真・昇龍拳っ……! リュウの全てを振り絞った一撃ィ! 真・昇龍拳っ!」
418: 名無しさん 2015/11/05(木) 22:37:33 ID:FCnphUTQ
サガット「……ううっ、ああっ」
ワー! ワーワー!
実況「サガットは大の字っ! 大きく大きく大きくっ……! 大の字っ!」
リュウ(どうだっ……!? 満足はしてくれたのかっ……!?)フラフラ
リュウー! フォールダー! フォールニ、イケー!
元「フォールだぁ! フォールにいけぇっ!」
実況「おぉ~っと、しかしここは打ち込んだリュウも、大きくフラつくっ! やはり、もう体力は残っていないのかっ!?」
元「覆い被さるだけだっ! 後、ちょっとだっ!」
リュウ(満足は……してくれるみたいだなっ……! よしっ……!)ガバッ
ワー! ワーワー!
実況「いったぁ! リュウがいったぁっ! ここでサガットの身体に覆い被さるっ! フォールの体勢っ! フォールに入ったぁっ! そして、今レフェリーがカウントを取り始めますっ!」
元「いっただろうっ……! こりゃ、いっただろうっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「サガットは大の字っ! 大きく大きく大きくっ……! 大の字っ!」
リュウ(どうだっ……!? 満足はしてくれたのかっ……!?)フラフラ
リュウー! フォールダー! フォールニ、イケー!
元「フォールだぁ! フォールにいけぇっ!」
実況「おぉ~っと、しかしここは打ち込んだリュウも、大きくフラつくっ! やはり、もう体力は残っていないのかっ!?」
元「覆い被さるだけだっ! 後、ちょっとだっ!」
リュウ(満足は……してくれるみたいだなっ……! よしっ……!)ガバッ
ワー! ワーワー!
実況「いったぁ! リュウがいったぁっ! ここでサガットの身体に覆い被さるっ! フォールの体勢っ! フォールに入ったぁっ! そして、今レフェリーがカウントを取り始めますっ!」
元「いっただろうっ……! こりゃ、いっただろうっ……!」
419: 名無しさん 2015/11/05(木) 22:47:40 ID:FCnphUTQ
ダン「ワンっ……!」
ワー! ワーワー!
ダン「ツーっ……!」
ワー! ワーワー!
ダン「……スリイイィィっ!」
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
ダン「スリーカウントだっ! スリーカウントっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉっ!」
カンカンカーンッ
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
実況「決まったあぁっ! ここで試合が決まったぁ! 三つのカウントが決まったぁ! 試合は決着っ! 試合は決着ですっ!」
元「よぉ~しっ!」
実況「ラストは勿論、真・昇龍拳っ! 真・昇龍拳っ! 次世代の拳が……シャドルーの陰謀を打ち砕いたぁ!」
ワー! ワーワー!
ダン「ツーっ……!」
ワー! ワーワー!
ダン「……スリイイィィっ!」
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
ダン「スリーカウントだっ! スリーカウントっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉっ!」
カンカンカーンッ
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
実況「決まったあぁっ! ここで試合が決まったぁ! 三つのカウントが決まったぁ! 試合は決着っ! 試合は決着ですっ!」
元「よぉ~しっ!」
実況「ラストは勿論、真・昇龍拳っ! 真・昇龍拳っ! 次世代の拳が……シャドルーの陰謀を打ち砕いたぁ!」
420: 名無しさん 2015/11/05(木) 22:56:06 ID:FCnphUTQ
ーーー
ヤムチャ「ふう……終わった……いやぁ~、俺もドキドキしちまったよ……」
ケン「……よっしゃよっしゃ。上手くやったぞ、リュウっ!」
バルログ「サガットも、上手くやりましたね」
バイソン「……自分の仕事しっかりしたじゃねぇか」
プーアル「ふう、無事に試合が終わってよかったですね。それじゃあ、僕は観客席に行ってくればいいんですかね……?」
ヤムチャ「いや、まだだ……まだだ、プーアル……この後、マイクアピールがある……ねっ、そうですよねぇ……?」
ケン「……あぁ、後はマイクで締めだ」
ヤムチャ「プーアルは、マイクが終わってから行ってくれ……邪魔しちゃいけねぇよ……」
プーアル「あっ、そうですね。マイクがありましたね……わかりました」
ヤムチャ「ふう……終わった……いやぁ~、俺もドキドキしちまったよ……」
ケン「……よっしゃよっしゃ。上手くやったぞ、リュウっ!」
バルログ「サガットも、上手くやりましたね」
バイソン「……自分の仕事しっかりしたじゃねぇか」
プーアル「ふう、無事に試合が終わってよかったですね。それじゃあ、僕は観客席に行ってくればいいんですかね……?」
ヤムチャ「いや、まだだ……まだだ、プーアル……この後、マイクアピールがある……ねっ、そうですよねぇ……?」
ケン「……あぁ、後はマイクで締めだ」
ヤムチャ「プーアルは、マイクが終わってから行ってくれ……邪魔しちゃいけねぇよ……」
プーアル「あっ、そうですね。マイクがありましたね……わかりました」
421: 名無しさん 2015/11/05(木) 23:05:15 ID:FCnphUTQ
ベガ「どうやら……試合は無事に終わったみたいだな……現場監督代理初日から、失敗されてはかなわんからな……よかったよかった……」
プーアル「あっ、ベガさんお疲れ様です」
ヤムチャ「お、お疲れ様ですっ!」
ベガ「さて……残るは、マイクだけだな……リュウも上手く締めてくれるといいが……シャドルー侵略計画は不発に終わったが……」
ケン「……これから先、どうするんだ?」
ベガ「軽くリュウとサガットとは、話した……まっ、これから発表だよ……」
ヤムチャ(……空手軍団の逆襲とかかな?)
プーアル「あっ、ベガさんお疲れ様です」
ヤムチャ「お、お疲れ様ですっ!」
ベガ「さて……残るは、マイクだけだな……リュウも上手く締めてくれるといいが……シャドルー侵略計画は不発に終わったが……」
ケン「……これから先、どうするんだ?」
ベガ「軽くリュウとサガットとは、話した……まっ、これから発表だよ……」
ヤムチャ(……空手軍団の逆襲とかかな?)
422: 名無しさん 2015/11/05(木) 23:15:42 ID:FCnphUTQ
ワー! ワーワー!
実況「さぁっ! 見事、大団円っ! ハッピーエンドっ! 何度も何度も危うい場面はありましたっ! 追い詰められた場面はありましたっ!」
元「跳ね返したねっ! うんっ!」
実況「そうですっ! それを跳ね返しましたっ! 退けましたっ! 最後の最後にリングに残ったのはリュウっ……! リュウの勝ちだっ! 空手軍団の勝ちだっ! そして、このストリートプロレスの勝利でございますっ!」
リュウ「はぁっ……はぁっ……勝ったぞっ……勝ったぞっ……! だがっ……! レフェリーっ……!」ムクッ
ダン「……んっ?」
リュウ「まだ、終わりじゃないっ……! マイクを貸してくれっ……!」
ダン「お、おうっ……!」
リュウー! リュウー!
実況「おぉ~っと、そしてここでリュウが起き上がり……そしてレフェリーからマイクを受け取りましたっ! さぁ、何を口にするっ……! 何を口にするんだっ!」
実況「さぁっ! 見事、大団円っ! ハッピーエンドっ! 何度も何度も危うい場面はありましたっ! 追い詰められた場面はありましたっ!」
元「跳ね返したねっ! うんっ!」
実況「そうですっ! それを跳ね返しましたっ! 退けましたっ! 最後の最後にリングに残ったのはリュウっ……! リュウの勝ちだっ! 空手軍団の勝ちだっ! そして、このストリートプロレスの勝利でございますっ!」
リュウ「はぁっ……はぁっ……勝ったぞっ……勝ったぞっ……! だがっ……! レフェリーっ……!」ムクッ
ダン「……んっ?」
リュウ「まだ、終わりじゃないっ……! マイクを貸してくれっ……!」
ダン「お、おうっ……!」
リュウー! リュウー!
実況「おぉ~っと、そしてここでリュウが起き上がり……そしてレフェリーからマイクを受け取りましたっ! さぁ、何を口にするっ……! 何を口にするんだっ!」
423: 名無しさん 2015/11/05(木) 23:19:47 ID:FCnphUTQ
リュウ「勝ったぞっ……! 勝ったぞっ……! 俺達の勝ちだっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、リュウがマイクに向かって語り始めるっ! 勝利を強調していくっ! そうだ、その通りだっ! 勝ったのは空手軍団であり、このストリートプロレスっ! その事実を奴らシャドルーに突きつけろっ!」
リュウ「だけど……完全な勝利じゃないっ……!」
オー? オーオー?
リュウ「今日、俺達空手軍団は、三つの勝利を取るつもりだった……だけど、二つしか取れなかった……一つ、取りこぼしてしまった……」
実況「おぉ~っと……まぁ、確かに……完全勝利とはいかなかったですが……この事をリュウは悔いているのかっ……!? しかし、トータルでは空手軍団の勝ちですっ……! 空手軍団の勝ちでございますっ!」
元「というか、シャドルー側が三つの勝利を奪えなかった時点で……これは、もうこっちの勝ちだと見てもいいんですよ。彼らの狙いは空手軍団の壊滅ですからね」
実況「そうですっ! その通りですっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、リュウがマイクに向かって語り始めるっ! 勝利を強調していくっ! そうだ、その通りだっ! 勝ったのは空手軍団であり、このストリートプロレスっ! その事実を奴らシャドルーに突きつけろっ!」
リュウ「だけど……完全な勝利じゃないっ……!」
オー? オーオー?
リュウ「今日、俺達空手軍団は、三つの勝利を取るつもりだった……だけど、二つしか取れなかった……一つ、取りこぼしてしまった……」
実況「おぉ~っと……まぁ、確かに……完全勝利とはいかなかったですが……この事をリュウは悔いているのかっ……!? しかし、トータルでは空手軍団の勝ちですっ……! 空手軍団の勝ちでございますっ!」
元「というか、シャドルー側が三つの勝利を奪えなかった時点で……これは、もうこっちの勝ちだと見てもいいんですよ。彼らの狙いは空手軍団の壊滅ですからね」
実況「そうですっ! その通りですっ!」
424: 名無しさん 2015/11/05(木) 23:25:52 ID:FCnphUTQ
リュウ「こんなもんじゃ終われないぜっ……! だったら、残りの一つの勝利を……今から、ここで取ってやろうじゃないかっ……!」
オー! オーオー!
リュウ「もう一戦いくぞっ……! もう一戦っ……! 今日は、三つ取るまでは終われないんだよっ!」
ワー! ワーワー!
リュウ「おいっ……! 何処かで聞いているんだろっ……! 今日、シャドルーに……試合をしてない、一番偉~い奴が……いるはずだよなぁ……? おいっ、何処かで聞いてるんだろっ!?」
ワー! ワーワー!
リュウ「出てこい、ベガァっ……! お前から、勝利を奪って完全勝利は完成するんだよっ! もう一戦だっ! もう一戦っ!」
実況「おぉ~っと、おっとおっとっ! ここでリュウは……ベガを呼び寄せていくっ! 呼び寄せていくっ! おぉ~っと、おっとおっとおっと……まさかまさかの連戦がまだ続くのかっ!?」
元「ファイターズハイとでも言えばいいのかねぇ? おぉ~っと、でもこれは面白いんじゃない?」
オー! オーオー!
リュウ「もう一戦いくぞっ……! もう一戦っ……! 今日は、三つ取るまでは終われないんだよっ!」
ワー! ワーワー!
リュウ「おいっ……! 何処かで聞いているんだろっ……! 今日、シャドルーに……試合をしてない、一番偉~い奴が……いるはずだよなぁ……? おいっ、何処かで聞いてるんだろっ!?」
ワー! ワーワー!
リュウ「出てこい、ベガァっ……! お前から、勝利を奪って完全勝利は完成するんだよっ! もう一戦だっ! もう一戦っ!」
実況「おぉ~っと、おっとおっとっ! ここでリュウは……ベガを呼び寄せていくっ! 呼び寄せていくっ! おぉ~っと、おっとおっとおっと……まさかまさかの連戦がまだ続くのかっ!?」
元「ファイターズハイとでも言えばいいのかねぇ? おぉ~っと、でもこれは面白いんじゃない?」
425: 名無しさん 2015/11/05(木) 23:32:56 ID:FCnphUTQ
ーーー
ベ・ガ ! ベ・ガ !
ベガ「ふふ、いいねいいね……盛り上がってる盛り上がってる……ベガコールなんて久しぶりだなぁ……」
バルログ「そうですね。我々に来るのはブーイングですからね」
ベガ「しかし、この声援も……私の敗北を望んでいる声援と言うわけだ……ふふ……まぁ、そういう物だろうがね……」
バイソン「……ヒール冥利っすよ。ベガ様」
ベガ「という事で、リュウから私への直々の指名というわけだ……では、行ってくるよ……」
バイソン「あっ、はいっ……! 行ってらっしゃいませっ!」
バルログ「決めてきて下さいっ!」
ベガ「……ふふ、勿論」
ベ・ガ ! ベ・ガ !
ベガ「ふふ、いいねいいね……盛り上がってる盛り上がってる……ベガコールなんて久しぶりだなぁ……」
バルログ「そうですね。我々に来るのはブーイングですからね」
ベガ「しかし、この声援も……私の敗北を望んでいる声援と言うわけだ……ふふ……まぁ、そういう物だろうがね……」
バイソン「……ヒール冥利っすよ。ベガ様」
ベガ「という事で、リュウから私への直々の指名というわけだ……では、行ってくるよ……」
バイソン「あっ、はいっ……! 行ってらっしゃいませっ!」
バルログ「決めてきて下さいっ!」
ベガ「……ふふ、勿論」
426: 名無しさん 2015/11/05(木) 23:41:20 ID:FCnphUTQ
ーーー
ベ・ガ ! ベ・ガ !
実況「さぁ、リュウはサガットの激闘を終えてばかり……では、ありますっ……! だがしかし、止まらないっ! 止まる事を知らないっ! 例え連戦だろうが……シャドルーの真の大将であるベガと戦う事を望んでいるゥ!」
元「ちょっと、こりゃ止まらないかもしれないね……」
実況「そして、場内も……それを望んでいるのかっ!? おぉ~っと、場内からベガコールが鳴り響きますっ!」
ベ・ガ ! ベ・ガ !
リュウ「呼ばれてるぞっ! 出てこいっ! ベガァっ!」
ベガ「……フン」
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っとっ! そしてそしてそしてっ……! ここで来たっ……! 来た来た来たっ……! 花道の奥からベガがその姿を現したぁ! ベガの登場で……場内が湧いているぅっ!」
元「ハハハ、ある意味、珍しい光景だねぇ」
ベ・ガ ! ベ・ガ !
実況「さぁ、リュウはサガットの激闘を終えてばかり……では、ありますっ……! だがしかし、止まらないっ! 止まる事を知らないっ! 例え連戦だろうが……シャドルーの真の大将であるベガと戦う事を望んでいるゥ!」
元「ちょっと、こりゃ止まらないかもしれないね……」
実況「そして、場内も……それを望んでいるのかっ!? おぉ~っと、場内からベガコールが鳴り響きますっ!」
ベ・ガ ! ベ・ガ !
リュウ「呼ばれてるぞっ! 出てこいっ! ベガァっ!」
ベガ「……フン」
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っとっ! そしてそしてそしてっ……! ここで来たっ……! 来た来た来たっ……! 花道の奥からベガがその姿を現したぁ! ベガの登場で……場内が湧いているぅっ!」
元「ハハハ、ある意味、珍しい光景だねぇ」
434: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:01:14 ID:d0CckT1A
ベ・ガ ! ベ・ガ !
ウーロン「イエーイっ! ベ・ガ ! ベ・ガ !」
亀仙人「そぉ~れ、早い所ボコボコにされんか~いっ! いけいけぇ~! ニャハハハ」
18号「お~、またアイツが出てきたよ。ボスの登場だ……」
クリリン「お~お~、本当に出てきたよっ!」
18号「アイツが出てきたら……ブーイングしなきゃいけないんじゃなかったのかい……? なんだい、この声援は……さっきと違うじゃないか……」キョロキョロ
クリリン「その辺は、状況によって臨機応変にだよ……」
18号「あのリュウって奴……今から連戦するのか……へぇ、頑張るねぇ……」
ウーロン「イエーイっ! ベ・ガ ! ベ・ガ !」
亀仙人「そぉ~れ、早い所ボコボコにされんか~いっ! いけいけぇ~! ニャハハハ」
18号「お~、またアイツが出てきたよ。ボスの登場だ……」
クリリン「お~お~、本当に出てきたよっ!」
18号「アイツが出てきたら……ブーイングしなきゃいけないんじゃなかったのかい……? なんだい、この声援は……さっきと違うじゃないか……」キョロキョロ
クリリン「その辺は、状況によって臨機応変にだよ……」
18号「あのリュウって奴……今から連戦するのか……へぇ、頑張るねぇ……」
435: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:11:03 ID:d0CckT1A
ワー! ワーワー!
リュウ「……よし、来たな」
ベガ「……フン」
実況「さぁ、ベガがリングに向かって歩みを進めるっ! 歩みを進めていくっ! その肩にはベルトを抱えておりますっ! 今、ゆっくりとリュウのいるリングに向かって歩みを進めていくっ!」
元「ここから、始まるのかねぇ!?」
ベガ「フン……来てやったぞ、リュウ……」
ワー! ワーワー!
実況「リュウとっては厳しい連戦となってしまいますっ……! だがしかしっ、勢いあるっ! 間違いなく、ここまでの戦いで流れはリュウにありますっ! さぁ、そして今ベガがリングイーンっ! リュウの待つリングへと足を踏み入れたぁ!」
元「おぉっ」
実況「最後の最後の大将戦がここから始まるのかっ……!? リュウ対ベガっ! リュウ対ベガが始まろうとしているっ!」
リュウ「……よし、来たな」
ベガ「……フン」
実況「さぁ、ベガがリングに向かって歩みを進めるっ! 歩みを進めていくっ! その肩にはベルトを抱えておりますっ! 今、ゆっくりとリュウのいるリングに向かって歩みを進めていくっ!」
元「ここから、始まるのかねぇ!?」
ベガ「フン……来てやったぞ、リュウ……」
ワー! ワーワー!
実況「リュウとっては厳しい連戦となってしまいますっ……! だがしかしっ、勢いあるっ! 間違いなく、ここまでの戦いで流れはリュウにありますっ! さぁ、そして今ベガがリングイーンっ! リュウの待つリングへと足を踏み入れたぁ!」
元「おぉっ」
実況「最後の最後の大将戦がここから始まるのかっ……!? リュウ対ベガっ! リュウ対ベガが始まろうとしているっ!」
436: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:21:18 ID:d0CckT1A
リュウ「よしっ、それじゃあ始めるぞっ!」ドンッ
ワー! ワーワー!
実況「さぁっ、そしてここでリュウが乱暴にマイクをマットへと叩きつけたぁ!」
リュウ「ラストの勝利はお前からで飾るぜっ……! さぁ、かかって来いっ!」クイクイ
ワー! ワーワー!
実況「腕を伸ばしっ……! 指先をクイクイと動かし、ベガを誘うっ! 来いよ来いよかかって来いよとリュウが態度で示しているゥ!」
リュウ「二戦目だろうが……こっちは関係なしだっ……!」ググッ
ワー! ワーワー!
実況「そしてリュウが構えたぁっ!」
元「おぉ、一戦目の疲労を感じさせないぐらい、気合入ってるんじゃない!?」
ワー! ワーワー!
実況「さぁっ、そしてここでリュウが乱暴にマイクをマットへと叩きつけたぁ!」
リュウ「ラストの勝利はお前からで飾るぜっ……! さぁ、かかって来いっ!」クイクイ
ワー! ワーワー!
実況「腕を伸ばしっ……! 指先をクイクイと動かし、ベガを誘うっ! 来いよ来いよかかって来いよとリュウが態度で示しているゥ!」
リュウ「二戦目だろうが……こっちは関係なしだっ……!」ググッ
ワー! ワーワー!
実況「そしてリュウが構えたぁっ!」
元「おぉ、一戦目の疲労を感じさせないぐらい、気合入ってるんじゃない!?」
437: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:29:50 ID:d0CckT1A
ベガ「……フフフフ」ササッ
リュウ「……んっ?」
ザワ……ザワ……
実況「おぉ~っと、おぉ~っとっ……! だがしかし、ここでベガはリュウの誘いには乗らず……」
元「……んんっ!?」
実況「それどころか、両手をあげて……その掌をリュウに見せていますっ! おっとおっと、ベガはリュウの誘いには乗らずっ……!」
元「まさか、降伏のポーズってワケじゃないよねぇ」
リュウ「どうした、ベガァっ!」
ベガ「……フフフフ」スッ
実況「そしてそして……おっと、ここはベガがリュウの投げ捨てたマイクを……拾い上げますっ!」
リュウ「……んっ?」
ザワ……ザワ……
実況「おぉ~っと、おぉ~っとっ……! だがしかし、ここでベガはリュウの誘いには乗らず……」
元「……んんっ!?」
実況「それどころか、両手をあげて……その掌をリュウに見せていますっ! おっとおっと、ベガはリュウの誘いには乗らずっ……!」
元「まさか、降伏のポーズってワケじゃないよねぇ」
リュウ「どうした、ベガァっ!」
ベガ「……フフフフ」スッ
実況「そしてそして……おっと、ここはベガがリュウの投げ捨てたマイクを……拾い上げますっ!」
438: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:36:30 ID:d0CckT1A
ベガ「リュウ……そう、いきり立つな……」
リュウ「……あぁっ!?」
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、そして……ここでベガが言葉を発しましたっ! おぉ~っと、お~っと、どうしたどうしたっ!? リュウとは対照的に……ベガはやりあう気はない……と、言ったところでしょうかっ!?」
元「う~ん……まぁ、そんな感じはするねぇ……」
ベガ「今日……このストリートプロレス……それは、我々シャドルーの手に堕ちるはずだった……邪魔なお前達を始末して……我々シャドルーの手に堕ちるはずだった……だが……」
リュウ「……」
ベガ「……なんだ、このざまは」
実況「さぁ、ベガは続けますっ……! 続けていきますっ……!」
リュウ「……あぁっ!?」
ザワ……ザワ……
実況「さぁ、そして……ここでベガが言葉を発しましたっ! おぉ~っと、お~っと、どうしたどうしたっ!? リュウとは対照的に……ベガはやりあう気はない……と、言ったところでしょうかっ!?」
元「う~ん……まぁ、そんな感じはするねぇ……」
ベガ「今日……このストリートプロレス……それは、我々シャドルーの手に堕ちるはずだった……邪魔なお前達を始末して……我々シャドルーの手に堕ちるはずだった……だが……」
リュウ「……」
ベガ「……なんだ、このざまは」
実況「さぁ、ベガは続けますっ……! 続けていきますっ……!」
439: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:44:33 ID:d0CckT1A
ベガ「シャドルー侵略計画……フンっ……! 失敗だよ……」
オー!オーオー!
実況「おぉ~っと、そしてここでベガの口から出ましたっ! はっきりと、出ましたっ! 聞きましたねぇ、元さんっ!?」
元「はい、聞きましたよ」
実況「シャドルー侵略計画は……失敗に終わったっ! ベガがっ……! ベガがハッキリと言いましたっ! その口から、ハッキリと言いましたっ!」
元「リュウ君だけじゃなく、空手軍団全員でやりましたねっ! 」
ベガ「忌々しい、お前達空手軍団のおかげでな……フンっ……!」ギロリ
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、恨めしそうにリュウを睨むベガっ! おぉ~っと、こいつは計画が失敗した事に……苛立っているのでしょうかっ!?」
オー!オーオー!
実況「おぉ~っと、そしてここでベガの口から出ましたっ! はっきりと、出ましたっ! 聞きましたねぇ、元さんっ!?」
元「はい、聞きましたよ」
実況「シャドルー侵略計画は……失敗に終わったっ! ベガがっ……! ベガがハッキリと言いましたっ! その口から、ハッキリと言いましたっ!」
元「リュウ君だけじゃなく、空手軍団全員でやりましたねっ! 」
ベガ「忌々しい、お前達空手軍団のおかげでな……フンっ……!」ギロリ
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、恨めしそうにリュウを睨むベガっ! おぉ~っと、こいつは計画が失敗した事に……苛立っているのでしょうかっ!?」
440: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:50:31 ID:d0CckT1A
ベガ「今日の三連戦でお前達三人を始末するつもりでいたが……フン……ケンも生きている……ヤムチャも生きている……そして、お前も生きている……」
リュウ「……」
ベガ「今、ここでお前と戦い……潰したところで……残りの二人は生きているのだよ……ここで、お前と戦うのは無意味な事だ……」
タタカエー! ベガー!
リュウ「そっちがそう思ってても……こっちは違うんだよっ……! いくぜっ……!」ググッ
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
実況「ベガの目論見が外れた今……ここで戦う事は無意味だと言い、ベガはリュウの誘いに乗りませんっ! 乗ってはきませんっ!」
元「でも、リュウ君は……違うみたいだよ……!?」
実況「おぉ~っと、おっとおっとっ! ここでリュウがベガに詰め寄っていきますっ! こうなれば、実力行使と言った所かっ!?」
リュウ「……」
ベガ「今、ここでお前と戦い……潰したところで……残りの二人は生きているのだよ……ここで、お前と戦うのは無意味な事だ……」
タタカエー! ベガー!
リュウ「そっちがそう思ってても……こっちは違うんだよっ……! いくぜっ……!」ググッ
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!
実況「ベガの目論見が外れた今……ここで戦う事は無意味だと言い、ベガはリュウの誘いに乗りませんっ! 乗ってはきませんっ!」
元「でも、リュウ君は……違うみたいだよ……!?」
実況「おぉ~っと、おっとおっとっ! ここでリュウがベガに詰め寄っていきますっ! こうなれば、実力行使と言った所かっ!?」
441: 名無しさん 2015/11/06(金) 22:56:13 ID:d0CckT1A
ベガ「待て待て待て待て……リュウっ……! リュウっ……! くっ……! おいっ、レフェリー、コイツを止めろっ!」
ダン「お、おいっ……! リュウ、落ち着けっ……!」ググッ
リュウ「……なんで止めるだよっ!」
ダン「い、いやぁ……なんか、反射的に……」
ブー! ブーブー!
実況「慌てて後退して距離を取るベガっ! あっと、そしてここでレフェリーにリュウを止める様、指示しましたっ! レフェリーがリュウを落ち着けます!」
ベガ「おい……リュウ……?」
リュウ「……あぁ!?」
ベガ「相変わらず、生意気な奴だ……なんだその態度は……私を誰だと思っている……?」
ダン「お、おいっ……! リュウ、落ち着けっ……!」ググッ
リュウ「……なんで止めるだよっ!」
ダン「い、いやぁ……なんか、反射的に……」
ブー! ブーブー!
実況「慌てて後退して距離を取るベガっ! あっと、そしてここでレフェリーにリュウを止める様、指示しましたっ! レフェリーがリュウを落ち着けます!」
ベガ「おい……リュウ……?」
リュウ「……あぁ!?」
ベガ「相変わらず、生意気な奴だ……なんだその態度は……私を誰だと思っている……?」
442: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:04:46 ID:d0CckT1A
ベガ「私は王者だぞ……? このストリートプロレスの、チャンピオンベガだ……王者にその態度はないんじゃないのか……? それとも、このベルトが見えんのか……?」ググッ
ブー! ブーブー!
実況「おぉ~っと、そしてここで……ベガが片手でベルトを掲げて……リュウに見せつけていきますっ……!」
元「う~ん、まぁ確かに現段階でベルトを持ってるのはベガ君だからねぇ……だけどねぇ……」
ベガ「王者と言うものは……安い試合は、しない……無意味な試合も、しない……価値のある試合をするものだ……」
リュウ「……」
ベガ「そして……お前も……その方が望みだろう……なぁ、リュウ……?」ニヤニヤ
オー! オーオー!
実況「お~っと、そしてここで……ベガが、ベガがっ!」
元「……おっ!?」
ブー! ブーブー!
実況「おぉ~っと、そしてここで……ベガが片手でベルトを掲げて……リュウに見せつけていきますっ……!」
元「う~ん、まぁ確かに現段階でベルトを持ってるのはベガ君だからねぇ……だけどねぇ……」
ベガ「王者と言うものは……安い試合は、しない……無意味な試合も、しない……価値のある試合をするものだ……」
リュウ「……」
ベガ「そして……お前も……その方が望みだろう……なぁ、リュウ……?」ニヤニヤ
オー! オーオー!
実況「お~っと、そしてここで……ベガが、ベガがっ!」
元「……おっ!?」
443: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:08:09 ID:d0CckT1A
ベガ「さぁ、よく聞けお前達っ! タイトルマッチだっ! タイトルマッチのお知らせだっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ここでベガがベルトを掲げ、そしてリングの四方に見せながら……叫んでいくっ!」
ベガ「王者の試合が見れるぞ、お前達っ……! 価値のある試合が見れるぞ、見れるぞお前達っ……! そして記念すべき私の初防衛戦だっ! 今回は私から防衛戦の相手を指名させて貰おうかっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、そしてここでベガがタイトルマッチでの相手を指名するとっ! 今、この場で発表されますっ!」
元「まぁ、でもそうだよ。今日はリュウ君も連戦になるし……決着はこういった形の方がいいよね」
ベガ「防衛戦の相手……それは……」
リュウ「……」
ベガ「サガットだっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、ここでベガがベルトを掲げ、そしてリングの四方に見せながら……叫んでいくっ!」
ベガ「王者の試合が見れるぞ、お前達っ……! 価値のある試合が見れるぞ、見れるぞお前達っ……! そして記念すべき私の初防衛戦だっ! 今回は私から防衛戦の相手を指名させて貰おうかっ!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、そしてここでベガがタイトルマッチでの相手を指名するとっ! 今、この場で発表されますっ!」
元「まぁ、でもそうだよ。今日はリュウ君も連戦になるし……決着はこういった形の方がいいよね」
ベガ「防衛戦の相手……それは……」
リュウ「……」
ベガ「サガットだっ!」
446: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:13:55 ID:d0CckT1A
ーーー
バイソン「……今、なんて言った?」
バルログ「サ、サガットですって……」
ケン「お、おいっ……! なんでだよ、なんでサガットなんだよ、おいっ……! これ、リュウとベルト賭けてやる所じゃねぇのかよっ!?」
ヤムチャ「え、え~っと……そうですよねぇ……これは、今日の決着をベルト賭けてやった方がいいですよねぇ……サガットさんは……だって、今日負けたでしょ……?」
ケン「お、おいっ……! これ、会場の空気大丈夫かっ……!?」
ヤムチャ「……いやぁ、ヤバいんじゃないですか!? あっ、ホラホラ、ブーイング始まってますよ?」
バイソン「……今、なんて言った?」
バルログ「サ、サガットですって……」
ケン「お、おいっ……! なんでだよ、なんでサガットなんだよ、おいっ……! これ、リュウとベルト賭けてやる所じゃねぇのかよっ!?」
ヤムチャ「え、え~っと……そうですよねぇ……これは、今日の決着をベルト賭けてやった方がいいですよねぇ……サガットさんは……だって、今日負けたでしょ……?」
ケン「お、おいっ……! これ、会場の空気大丈夫かっ……!?」
ヤムチャ「……いやぁ、ヤバいんじゃないですか!? あっ、ホラホラ、ブーイング始まってますよ?」
447: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:17:47 ID:d0CckT1A
ーーー
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「ベガの防衛戦の相手はリュウっ……! では、なくサガットっ! サガットですっ! どうやら、ベガの初防衛戦はサガットですっ! ベガが直々に指名しましたっ!」
元「シャドルー対決って事……? え~、でもさぁ……?」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
リュウ「おぉいっ……! ベガっ……! 相手間違えてんじゃねぇぞっ……!」
ダン「お、落ち着け……落ち着けってのっ……! リュウっ……!」
実況「少々、場内は納得のいっていない雰囲気を醸し出していますかねぇ、これはっ……! あ~っとっ、そして勿論リュウもっ!」
元「うん。ちょっと僕も、この指名には納得出来ないかな……?」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「ベガの防衛戦の相手はリュウっ……! では、なくサガットっ! サガットですっ! どうやら、ベガの初防衛戦はサガットですっ! ベガが直々に指名しましたっ!」
元「シャドルー対決って事……? え~、でもさぁ……?」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
リュウ「おぉいっ……! ベガっ……! 相手間違えてんじゃねぇぞっ……!」
ダン「お、落ち着け……落ち着けってのっ……! リュウっ……!」
実況「少々、場内は納得のいっていない雰囲気を醸し出していますかねぇ、これはっ……! あ~っとっ、そして勿論リュウもっ!」
元「うん。ちょっと僕も、この指名には納得出来ないかな……?」
448: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:24:01 ID:d0CckT1A
ベガ「という事だ……私の対戦相手はお前だ……おい、聞いているのか……サガット、起きろ……」ゲシゲシ
サガット「う、ううっ……」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「あ~っと、あっと……ベガがサガットを足蹴にしながら……おっと、サガットに防衛戦の事を伝えておりますが……」
元「う~ん……こういうのも、自分が指名した挑戦者にする行為ではないんじゃないかなぁ……? それで、対戦相手は……サガット君で、本当にいいのっ!?」
サガット「う、ううっ……」ムクッ
ベガ「フン……今日の試合……お前には期待していたと言うのに……無様に敗北しよって……なんだ、その様は……」
サガット「う、ううっ……申し訳ありません……ベガ様っ……!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「ここで、サガットは意識を取り戻したかっ!? 上体を起こしていきますっ……! しかし、そんなサガットに対して……あ~っと、ベガには慈悲がありませんっ!」
サガット「う、ううっ……」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「あ~っと、あっと……ベガがサガットを足蹴にしながら……おっと、サガットに防衛戦の事を伝えておりますが……」
元「う~ん……こういうのも、自分が指名した挑戦者にする行為ではないんじゃないかなぁ……? それで、対戦相手は……サガット君で、本当にいいのっ!?」
サガット「う、ううっ……」ムクッ
ベガ「フン……今日の試合……お前には期待していたと言うのに……無様に敗北しよって……なんだ、その様は……」
サガット「う、ううっ……申し訳ありません……ベガ様っ……!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「ここで、サガットは意識を取り戻したかっ!? 上体を起こしていきますっ……! しかし、そんなサガットに対して……あ~っと、ベガには慈悲がありませんっ!」
449: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:28:45 ID:d0CckT1A
ベガ「お前にこんな調子でいられては……困るのだよ……だから、私が一つお前を鍛え直してやるとしよう……」
サガット「は、はいっ……!」
ベガ「ベルト戦だ……なぁ、サガット……? これならお前も気合いが入るんじゃないか……? まぁ、リュウに負けているようでは……私には勝てん……間違いなく勝てん……だからだ……」
サガット「……はい。その通りです」
ベガ「一週間の時間の猶予をやろう……お前に一週間、準備期間を与える……ベルト戦は7日後だ……」
サガット「一週間……はいっ……!」
ベガ「一週間で……私と素晴らしい、王者戦が出来るように準備をしておけ……わかったな……?」
サガット「わかりましたっ……ベガ様っ……!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「え~、どうやらベガは……自らの手で、サガットを鍛える……そして、ベルトを賭ける事によって……サガットの……え~、なんと言えばいいのでしょうかね? まぁ、潜在能力を引き出してやろう……と、言った目論見なのでしょうかねぇ……?」
元「まぁ、そういう感じじゃないかな……? う~ん……」
実況「しかし、そう言われてましても……やはり……やはりですねぇ……!?」
元「いや~、うんうん……わかりますよ……」
サガット「は、はいっ……!」
ベガ「ベルト戦だ……なぁ、サガット……? これならお前も気合いが入るんじゃないか……? まぁ、リュウに負けているようでは……私には勝てん……間違いなく勝てん……だからだ……」
サガット「……はい。その通りです」
ベガ「一週間の時間の猶予をやろう……お前に一週間、準備期間を与える……ベルト戦は7日後だ……」
サガット「一週間……はいっ……!」
ベガ「一週間で……私と素晴らしい、王者戦が出来るように準備をしておけ……わかったな……?」
サガット「わかりましたっ……ベガ様っ……!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「え~、どうやらベガは……自らの手で、サガットを鍛える……そして、ベルトを賭ける事によって……サガットの……え~、なんと言えばいいのでしょうかね? まぁ、潜在能力を引き出してやろう……と、言った目論見なのでしょうかねぇ……?」
元「まぁ、そういう感じじゃないかな……? う~ん……」
実況「しかし、そう言われてましても……やはり……やはりですねぇ……!?」
元「いや~、うんうん……わかりますよ……」
450: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:38:00 ID:d0CckT1A
リュウ「相手間違えてんじゃねぇぞ、ベガっ……! この野郎っ……!」グイッ
ダン「あっ、コラっ……! おいっ……! リュウっ……!」
ベガ「……お、おっと」
ワー! ワーワー! イケー! リュウー! ワー! ワーワー!
実況「あ~っと、やはりこれにはリュウも納得はいっていないようだっ! レフェリーの制止を振り払い……そしてここでベガに掴みかかっていきますっ!」
元「まぁ、そりゃ……こうなるよっ!」
実況「縺れ合う両者っ! あっとあっとっ! ここで始まってしまうかっ!? 大将戦……スタートしてしまうかっ!?」
ベガ「……チィっ! いきりよって、バカがっ!」ササッ
リュウ「ベガっ……! 逃げるなっ……!」
ダン「お、おいっ……! やめろよっ……! やめろよ、リュウっ……!」
実況「あ~っと、しかしここで……ベガがリングから降りますっ……! 逃げるように、場外へと出て行くっ!」
元「あ~っ、逃げたねぇ」
ダン「あっ、コラっ……! おいっ……! リュウっ……!」
ベガ「……お、おっと」
ワー! ワーワー! イケー! リュウー! ワー! ワーワー!
実況「あ~っと、やはりこれにはリュウも納得はいっていないようだっ! レフェリーの制止を振り払い……そしてここでベガに掴みかかっていきますっ!」
元「まぁ、そりゃ……こうなるよっ!」
実況「縺れ合う両者っ! あっとあっとっ! ここで始まってしまうかっ!? 大将戦……スタートしてしまうかっ!?」
ベガ「……チィっ! いきりよって、バカがっ!」ササッ
リュウ「ベガっ……! 逃げるなっ……!」
ダン「お、おいっ……! やめろよっ……! やめろよ、リュウっ……!」
実況「あ~っと、しかしここで……ベガがリングから降りますっ……! 逃げるように、場外へと出て行くっ!」
元「あ~っ、逃げたねぇ」
451: 名無しさん 2015/11/06(金) 23:42:05 ID:d0CckT1A
ベガ「リュウっ……! おい、リュウっ……!」
実況「ベガは花道を引き下がりながら……おっとおっと、マイクを握り締め叫んでいくっ!」
元「……ん~っ」
ベガ「お前のそういう所が……気に食わんのだぁ……私は王者だぞ……? 王者相手に、敬意が足りないんじゃないか……? あぁ……?」
リュウ「……あぁっ!?」
ベガ「王者に敬意を払えない奴などに……ベルトへの挑戦権はないのだ、バカめっ……! リュウ、貴様は列の最後尾だっ……! 覚えておくがいいっ!」
リュウ「ベガアアァァっ……!」
ベガ「フハハ、サガットっ……! お前も、そこに立っているマヌケに何か言ってやれっ……! そらっ……!」ポイッ
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、ベガは花道を下りながらリュウを罵っていくっ! 思う存分、罵っていくっ! おぉ~っと、そしてここでリングに向かって……マイクを投げ入れたっ!」
元「敬意を払えって言うけど、これが王者の姿かね?」
実況「あ~っと、そして花道の奥へとベガの姿が消えていきましたっ! 消えていきましたっ! しかし、まだ……ブーイングの音が鳴り止む事はありませんっ!」
実況「ベガは花道を引き下がりながら……おっとおっと、マイクを握り締め叫んでいくっ!」
元「……ん~っ」
ベガ「お前のそういう所が……気に食わんのだぁ……私は王者だぞ……? 王者相手に、敬意が足りないんじゃないか……? あぁ……?」
リュウ「……あぁっ!?」
ベガ「王者に敬意を払えない奴などに……ベルトへの挑戦権はないのだ、バカめっ……! リュウ、貴様は列の最後尾だっ……! 覚えておくがいいっ!」
リュウ「ベガアアァァっ……!」
ベガ「フハハ、サガットっ……! お前も、そこに立っているマヌケに何か言ってやれっ……! そらっ……!」ポイッ
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、ベガは花道を下りながらリュウを罵っていくっ! 思う存分、罵っていくっ! おぉ~っと、そしてここでリングに向かって……マイクを投げ入れたっ!」
元「敬意を払えって言うけど、これが王者の姿かね?」
実況「あ~っと、そして花道の奥へとベガの姿が消えていきましたっ! 消えていきましたっ! しかし、まだ……ブーイングの音が鳴り止む事はありませんっ!」
490: 名無しさん 2015/11/08(日) 22:01:26 ID:7wewarGM
ーーー
ベガ「……ふう」
バルログ「あの……ベガ様……?」
ケン「……」ジロッ
バイソン「一週間後のメインは、マジで……」
ベガ「わかっておる……お前の言いたい事……わかっておる……」
ヤムチャ(リュウさんと、ベガさんは……戦わないのか……)
ベガ「説明もしてやる……今後の展望も、話してやる……が……」
ベガ「……ふう」
バルログ「あの……ベガ様……?」
ケン「……」ジロッ
バイソン「一週間後のメインは、マジで……」
ベガ「わかっておる……お前の言いたい事……わかっておる……」
ヤムチャ(リュウさんと、ベガさんは……戦わないのか……)
ベガ「説明もしてやる……今後の展望も、話してやる……が……」
491: 名無しさん 2015/11/08(日) 22:08:45 ID:7wewarGM
ベガ「どうせ、リュウにも同じ事を聞かれる……サガットにも、同じ事を聞かれるだろう……」
バルログ「……まぁ、そうなるでしょうねぇ」
ベガ「同じ事を何度も何度も説明するのは、面倒だ……だから、説明はリュウとサガットが、この場に来てから……と、いう事でいいかな?」
バイソン「あぁ、わかりました……」
ケン「……そこに納得出来るだけの理由があるのなら、こっちは従いますよ」
ベガ「とは言っても、もう発表してしまったからな……うむ……」
ヤムチャ(う~ん、今日の結果どうなんだ……三連戦では勝ち越したけど……う~ん、なんだかコレ空手軍団の勝ちか……? って、言われたら、そうでもないような気がするんだよなぁ……)
ベガ「まぁ、とにかくだ……サガットマイクのアピール……そして、リュウが上手く締めてくれるのを待とうか……話はそれからだ……」
バルログ「……まぁ、そうなるでしょうねぇ」
ベガ「同じ事を何度も何度も説明するのは、面倒だ……だから、説明はリュウとサガットが、この場に来てから……と、いう事でいいかな?」
バイソン「あぁ、わかりました……」
ケン「……そこに納得出来るだけの理由があるのなら、こっちは従いますよ」
ベガ「とは言っても、もう発表してしまったからな……うむ……」
ヤムチャ(う~ん、今日の結果どうなんだ……三連戦では勝ち越したけど……う~ん、なんだかコレ空手軍団の勝ちか……? って、言われたら、そうでもないような気がするんだよなぁ……)
ベガ「まぁ、とにかくだ……サガットマイクのアピール……そして、リュウが上手く締めてくれるのを待とうか……話はそれからだ……」
492: 名無しさん 2015/11/08(日) 22:18:01 ID:7wewarGM
ーーー
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
サガット(くっ……! 試合前に聞かされた時に、こうなる事は想像出来たが……それでも、予想以上のブーイングだっ……!)ヒョイッ
実況「さぁ、そしてベガがリング内へと投げ入れたマイクを……サガットは拾ったぁ!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
サガット(しかし、挑戦者として指名されたのは俺だっ……! 言うしかないっ……!)
リュウ(おいおいおいおいっ……! 本当にこれでよかったのかよ……この流れから、この展開……本当にこれでよかったのかよ……?)
サガット「はぁっ……はぁっ……おい、リュウ……」
実況「さぁ、そして……サガットが言葉を発しましたっ! 言葉を発しましたっ!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
サガット(くっ……! 試合前に聞かされた時に、こうなる事は想像出来たが……それでも、予想以上のブーイングだっ……!)ヒョイッ
実況「さぁ、そしてベガがリング内へと投げ入れたマイクを……サガットは拾ったぁ!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
サガット(しかし、挑戦者として指名されたのは俺だっ……! 言うしかないっ……!)
リュウ(おいおいおいおいっ……! 本当にこれでよかったのかよ……この流れから、この展開……本当にこれでよかったのかよ……?)
サガット「はぁっ……はぁっ……おい、リュウ……」
実況「さぁ、そして……サガットが言葉を発しましたっ! 言葉を発しましたっ!」
493: 名無しさん 2015/11/08(日) 22:26:54 ID:7wewarGM
ナンデ、オマエガチョウセンシャナンダー! ブー! ブーブー!
サガット(くっ……! 言うしかないっ……! このままもう……突っ切るしかないっ……!)
リュウ(サガットっ……! 余計な事言うんじゃねぇぞ……頼むぞっ……!)
サガット「自分がベルトへの挑戦権を手にする事が出来るとでも思ったか……? フハハ……残念だったな……王者戦……俺が先に行かせてもらうぞ……?」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、サガットはリュウに言うっ! リュウに言うっ! 次回の王者戦の相手はリュウではなく、自分だっ……! そう言っているっ! 勿論、場内からは大ブーイングだぁ!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
リュウ(サ、サガットっ……! 煽るんじゃねぇよ、ちくしょうっ……!)ギロリ
サガット(くっ……! そんな目をするなよ、リュウっ……! もう突っ切るしかないんだこっちだってっ……! 俺だって、シャドルーなんだよっ……!)
サガット(くっ……! 言うしかないっ……! このままもう……突っ切るしかないっ……!)
リュウ(サガットっ……! 余計な事言うんじゃねぇぞ……頼むぞっ……!)
サガット「自分がベルトへの挑戦権を手にする事が出来るとでも思ったか……? フハハ……残念だったな……王者戦……俺が先に行かせてもらうぞ……?」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、サガットはリュウに言うっ! リュウに言うっ! 次回の王者戦の相手はリュウではなく、自分だっ……! そう言っているっ! 勿論、場内からは大ブーイングだぁ!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
リュウ(サ、サガットっ……! 煽るんじゃねぇよ、ちくしょうっ……!)ギロリ
サガット(くっ……! そんな目をするなよ、リュウっ……! もう突っ切るしかないんだこっちだってっ……! 俺だって、シャドルーなんだよっ……!)
494: 名無しさん 2015/11/08(日) 22:36:31 ID:7wewarGM
サガット「ベガ様が直々に、この俺を指名してくれたんだ……フハハ、俺も燃えてきたよ……」
リュウ(燃えるんじゃねぇ……!)
サガット「今日、貴様に土をつけられたが……その借りは、必ず返すっ……! そして……」
リュウ(そうそう、そういう事……そういう事……そういう事を言えばいいんだお前は……)
サガット「その時には、きっと俺の腰にベルトが巻かれている事だろう……」クイッ
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「おぉ~っと、そしてサガットは……自身の腹部にベルトを示すかのようなジェスチャーをしていくっ!」
元「う~ん、まぁそうだろうね……経緯はどうであれ……やっぱりサガット君もベルトは欲しいだろうからね……サガット君にとっては、これは大きなチャンスだ」
リュウ(燃えるんじゃねぇ……!)
サガット「今日、貴様に土をつけられたが……その借りは、必ず返すっ……! そして……」
リュウ(そうそう、そういう事……そういう事……そういう事を言えばいいんだお前は……)
サガット「その時には、きっと俺の腰にベルトが巻かれている事だろう……」クイッ
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「おぉ~っと、そしてサガットは……自身の腹部にベルトを示すかのようなジェスチャーをしていくっ!」
元「う~ん、まぁそうだろうね……経緯はどうであれ……やっぱりサガット君もベルトは欲しいだろうからね……サガット君にとっては、これは大きなチャンスだ」
497: 名無しさん 2015/11/08(日) 22:46:29 ID:7wewarGM
サガット「次は……王者サガットとして……お前の前に現れる……」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
リュウ(こ、この野郎っ……! 余計な事ばかり言いやがってっ……!)
サガット「今日の借り……忘れはせんぞ……俺が王者になった暁には……貴様を最初に血の海に沈めてやるっ……!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「確かにっ……! チャンピオンベルトをその腰に巻くという事は、誰しもが願う事っ……! 望む事っ……! そして、それはサガットだって同じだっ!」
元「う~ん……そうなんだよねぇ……」
実況「だがしかしっ……! これでいいのかっ……! 本当にこれでいいのかっ……!?」
元「う~ん……ねぇ……?」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
リュウ(こ、この野郎っ……! 余計な事ばかり言いやがってっ……!)
サガット「今日の借り……忘れはせんぞ……俺が王者になった暁には……貴様を最初に血の海に沈めてやるっ……!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「確かにっ……! チャンピオンベルトをその腰に巻くという事は、誰しもが願う事っ……! 望む事っ……! そして、それはサガットだって同じだっ!」
元「う~ん……そうなんだよねぇ……」
実況「だがしかしっ……! これでいいのかっ……! 本当にこれでいいのかっ……!?」
元「う~ん……ねぇ……?」
498: 名無しさん 2015/11/08(日) 22:56:22 ID:7wewarGM
サガット「……首を洗って待っていろ、フン」ポイッ
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてサガットはマイクを捨てたっ! ゴトンという音と共に、マイクがリングへと転がります……」
リュウ(あ~あ~、もう滅茶苦茶だ……)
サガット(お前とのリターンマッチの宣言……王者戦への意気込み……睨むなよ、どんなに空気が悪くなろうとも俺だってやらざるを得ないんだよ……)
リュウ(このブーイングの中から……俺に、締めろって言うのかよ……くそっ……! やっぱり、俺とベガでやった方がいいんじゃねぇのか……?)
サガット(俺のやるべき事はやったはずだっ……! 頼むぞ、リュウっ……! ここからお前マイクで、上手くハッピーエンドに持っていってくれっ……!)
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてフラつきながらも……リングを降り……退場していくサガットっ! このブーイングの中、サガットは退場していきますっ!」
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてサガットはマイクを捨てたっ! ゴトンという音と共に、マイクがリングへと転がります……」
リュウ(あ~あ~、もう滅茶苦茶だ……)
サガット(お前とのリターンマッチの宣言……王者戦への意気込み……睨むなよ、どんなに空気が悪くなろうとも俺だってやらざるを得ないんだよ……)
リュウ(このブーイングの中から……俺に、締めろって言うのかよ……くそっ……! やっぱり、俺とベガでやった方がいいんじゃねぇのか……?)
サガット(俺のやるべき事はやったはずだっ……! 頼むぞ、リュウっ……! ここからお前マイクで、上手くハッピーエンドに持っていってくれっ……!)
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
実況「さぁ、そしてフラつきながらも……リングを降り……退場していくサガットっ! このブーイングの中、サガットは退場していきますっ!」
499: 名無しさん 2015/11/08(日) 23:04:09 ID:7wewarGM
ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!
サガット(俺が退場したら、空気は変わるはずだろう……だが、やられたばかりだからな……くそっ、あまり急いで退場は出来ないな……)フラフラ
リュウ(落ち着け……落ち着くんだ……凄まじいブーイングだが……これは、ベガのやり方……最後に一番美味しい所だけを掻っさらっていく……そうだ、いつものベガのやり方だ……)
実況「さぁ、鳴り止まないブーイングの中……サガットは退場していきますっ! フラフラとした足取りで……退場していますっ!」
元「う~ん、そうだね」
リュウ(今日一日を思い出せ……ヤムチャもやった……ケンもやった……そして、俺もっ……! ザンギエフ抜きでも……出来るって事を証明できたはずだっ……!)
サガット(……リュウっ! 後はお前に任せるっ!)
リュウ(ハッピーエンドで終われる素材は十分揃ってんだよっ……! それは、もう見せたはずだっ……! それを最後に少し、ベガに邪魔されただけだっ……! こんなバッドエンドで終わっていいわけないだろうがっ……!)
サガット(俺が退場したら、空気は変わるはずだろう……だが、やられたばかりだからな……くそっ、あまり急いで退場は出来ないな……)フラフラ
リュウ(落ち着け……落ち着くんだ……凄まじいブーイングだが……これは、ベガのやり方……最後に一番美味しい所だけを掻っさらっていく……そうだ、いつものベガのやり方だ……)
実況「さぁ、鳴り止まないブーイングの中……サガットは退場していきますっ! フラフラとした足取りで……退場していますっ!」
元「う~ん、そうだね」
リュウ(今日一日を思い出せ……ヤムチャもやった……ケンもやった……そして、俺もっ……! ザンギエフ抜きでも……出来るって事を証明できたはずだっ……!)
サガット(……リュウっ! 後はお前に任せるっ!)
リュウ(ハッピーエンドで終われる素材は十分揃ってんだよっ……! それは、もう見せたはずだっ……! それを最後に少し、ベガに邪魔されただけだっ……! こんなバッドエンドで終わっていいわけないだろうがっ……!)
500: 名無しさん 2015/11/08(日) 23:14:37 ID:7wewarGM
実況「まぁ、とにかく……次の王者戦は、ベガ対サガットっ! ベガ対サガットっ! これは、シャドルー同士の戦いになりますねぇ、元さん?」
元「う~ん、でも捉え方によっては面白いんじゃないかな~、この一戦は……」
実況「……ほ~う」
元「だってやっぱり、こういうシャドルー同士ってのは、ベルトが絡みでもしないと、なかなか試合する機会なんてないでしょ?」
実況「まぁ、それもそうですねぇ」
元「これ、だから一週間後……? そこのベルト戦でさぁ、サガット君がベガ君に勝っちゃう……な~んて事が起こっちゃったら、どうなるんでしょう?」
実況「う~ん……まぁ、サガットはリング上でリュウに言ってましたからねぇ……やはり、王者としてリュウに今日の借り返す……つまり、リュウとの防衛戦が始まったりするのでしょうか?」
元「あ~、あ~、違う違う……そういう事じゃなくて……」
実況「……むむっ?」
元「う~ん、でも捉え方によっては面白いんじゃないかな~、この一戦は……」
実況「……ほ~う」
元「だってやっぱり、こういうシャドルー同士ってのは、ベルトが絡みでもしないと、なかなか試合する機会なんてないでしょ?」
実況「まぁ、それもそうですねぇ」
元「これ、だから一週間後……? そこのベルト戦でさぁ、サガット君がベガ君に勝っちゃう……な~んて事が起こっちゃったら、どうなるんでしょう?」
実況「う~ん……まぁ、サガットはリング上でリュウに言ってましたからねぇ……やはり、王者としてリュウに今日の借り返す……つまり、リュウとの防衛戦が始まったりするのでしょうか?」
元「あ~、あ~、違う違う……そういう事じゃなくて……」
実況「……むむっ?」
501: 名無しさん 2015/11/08(日) 23:22:09 ID:7wewarGM
元「だから、サガット君がベガ君に勝つ……となれば、これシャドルー内での構図が入れ替わったりもあるのかね……?」
実況「あ~、なるほど……確かにっ……!」
元「シャドルーの総帥が、ベガ君からサガット君に……なんて事も、起きるのかなぁ?」
実況「ベガが率いるシャドルーではなく……サガットが率いるシャドルーっ……! なんて事も起こり得るのでしょうかねぇ!?」
元「でも、サガット君は結構、ベガ君への忠誠心……みたいなの高いからねぇ……」
実況「確かに、そうですねぇ……サガットはベガに完全な忠誠を誓っておりますっ!」
元「ベルト取ったとしても……変わらない忠誠を誓い続けるのかね……? これは、その時までどうなるかわからないけどね……?」
実況「さぁ、次の王者戦……いったいどうなってしまうのかっ!? あ~っと、そしてサガットの姿がここで消えたぁ!」
リュウ(やってやるっ……! やってやるよっ……! ここから、俺が締めてハッピーエンドで終わらせてやるよっ……!)
実況「あ~、なるほど……確かにっ……!」
元「シャドルーの総帥が、ベガ君からサガット君に……なんて事も、起きるのかなぁ?」
実況「ベガが率いるシャドルーではなく……サガットが率いるシャドルーっ……! なんて事も起こり得るのでしょうかねぇ!?」
元「でも、サガット君は結構、ベガ君への忠誠心……みたいなの高いからねぇ……」
実況「確かに、そうですねぇ……サガットはベガに完全な忠誠を誓っておりますっ!」
元「ベルト取ったとしても……変わらない忠誠を誓い続けるのかね……? これは、その時までどうなるかわからないけどね……?」
実況「さぁ、次の王者戦……いったいどうなってしまうのかっ!? あ~っと、そしてサガットの姿がここで消えたぁ!」
リュウ(やってやるっ……! やってやるよっ……! ここから、俺が締めてハッピーエンドで終わらせてやるよっ……!)
514: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:00:37 ID:MHs4fLSI
ーーー
バイソン「とりあえず……お疲れさん……」
バルログ「ええ、お疲れ様です。サガット」
サガット「……あぁ」
ベガ「……ふむ。よくやったぞ、サガット」
サガット「あの、ベガ様……本当にこれで……」
ベガ「わかっておる……お前の言いたい事……わかっておる……」
サガット「……では」
ベガ「リュウが来てからだ……お前達が揃ってから説明をする……とりあえず、リュウが締めるのを待て……」
サガット「あぁ……は、はい……」
バイソン「とりあえず……お疲れさん……」
バルログ「ええ、お疲れ様です。サガット」
サガット「……あぁ」
ベガ「……ふむ。よくやったぞ、サガット」
サガット「あの、ベガ様……本当にこれで……」
ベガ「わかっておる……お前の言いたい事……わかっておる……」
サガット「……では」
ベガ「リュウが来てからだ……お前達が揃ってから説明をする……とりあえず、リュウが締めるのを待て……」
サガット「あぁ……は、はい……」
515: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:09:35 ID:MHs4fLSI
ケン「おい、ヤムチャ……いつでも行けるように、準備だけしておくぞ……」
ヤムチャ「えっ……? 準備って……何のですか……?」
ケン「リュウが俺達をリングに呼び出すかも知れねぇだろ……呼ばれたらすぐに行けるように、準備しておけって事だよっ……!」
ヤムチャ「えっ……!? 俺も……ここから、マイクパフォーマンスしなきゃいけないんですかっ!?」
ケン「バカっ……! お前のマイクなんて、あるわけねぇだろがっ! お前、出来ねぇだろっ……!?」
ヤムチャ「はい。出来ませんっ!」
ケン「リュウの所に行くだけだよ、行くだけ行くだけ……空手軍団三人揃えば……絵になるだろ……? リュウが呼び出したら……俺達は盛り上げ役として、リングに行くんだよ……」
ヤムチャ「盛り上げ役ですね……? わ、わかりました……」
ケン「俺は今日負けたから、ちょっとテンション低めになるかも知れねぇが……お前は勝ったんだ……だから、胸張ってテンション高めでいけ」
ヤムチャ「は、はいっ……! わかりましたっ……!」
ヤムチャ「えっ……? 準備って……何のですか……?」
ケン「リュウが俺達をリングに呼び出すかも知れねぇだろ……呼ばれたらすぐに行けるように、準備しておけって事だよっ……!」
ヤムチャ「えっ……!? 俺も……ここから、マイクパフォーマンスしなきゃいけないんですかっ!?」
ケン「バカっ……! お前のマイクなんて、あるわけねぇだろがっ! お前、出来ねぇだろっ……!?」
ヤムチャ「はい。出来ませんっ!」
ケン「リュウの所に行くだけだよ、行くだけ行くだけ……空手軍団三人揃えば……絵になるだろ……? リュウが呼び出したら……俺達は盛り上げ役として、リングに行くんだよ……」
ヤムチャ「盛り上げ役ですね……? わ、わかりました……」
ケン「俺は今日負けたから、ちょっとテンション低めになるかも知れねぇが……お前は勝ったんだ……だから、胸張ってテンション高めでいけ」
ヤムチャ「は、はいっ……! わかりましたっ……!」
517: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:18:22 ID:MHs4fLSI
ーーー
ザワ……ザワ……
リュウ(さぁ、いくぜっ……ここから、いくぜっ……!)スッ
実況「さぁ、サガットが退場した事により、ようやく場内のブーイングは静まってきましたが、しかし……おっと、ここでリュウがマイクを拾い上げましたっ!」
元「……おぉっ?」
リュウ「くそっ……ベガは、取り逃がしてしまったか……」
実況「さぁ、ここでリュウが口を開きますっ! 言葉を発しますっ!」
元「まぁ、聞こうじゃないか、静かに」
実況「そぉ~ですねぇっ! 元さぁ~んっ!」
元「……いや、だからね?」
ザワ……ザワ……
リュウ(さぁ、いくぜっ……ここから、いくぜっ……!)スッ
実況「さぁ、サガットが退場した事により、ようやく場内のブーイングは静まってきましたが、しかし……おっと、ここでリュウがマイクを拾い上げましたっ!」
元「……おぉっ?」
リュウ「くそっ……ベガは、取り逃がしてしまったか……」
実況「さぁ、ここでリュウが口を開きますっ! 言葉を発しますっ!」
元「まぁ、聞こうじゃないか、静かに」
実況「そぉ~ですねぇっ! 元さぁ~んっ!」
元「……いや、だからね?」
519: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:23:15 ID:MHs4fLSI
リュウ「精々逃げ回るがいいさ、ベガさんよぉっ!」
オー? オーオー?
実況「おぉ~っと、そしてここでリュウが叫んだぁ!」
リュウ「だが、ベガっ……! これだけは、言っておくぞっ……! 今日の三連戦……勝ったのはどっちだ……どっちが勝ったんだ……? えぇっ……!?」
カラテグンダーン! カラテグンダンダゾー!
実況「おぉ~っと、更に更にリュウは続けていくっ……! 続けていくっ……!」
元「そうです。今日の三連戦……どっちが勝ったか……そりゃ、もうわかる話だよね」
オー? オーオー?
実況「おぉ~っと、そしてここでリュウが叫んだぁ!」
リュウ「だが、ベガっ……! これだけは、言っておくぞっ……! 今日の三連戦……勝ったのはどっちだ……どっちが勝ったんだ……? えぇっ……!?」
カラテグンダーン! カラテグンダンダゾー!
実況「おぉ~っと、更に更にリュウは続けていくっ……! 続けていくっ……!」
元「そうです。今日の三連戦……どっちが勝ったか……そりゃ、もうわかる話だよね」
520: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:32:32 ID:MHs4fLSI
リュウ「シャドルー侵略計画……? どうやら、それは……夢物語だったようだなっ!」
ワー! ワーワー!
実況「そうですっ! 本日の三連戦……ベガはシャドルーにとっての邪魔者である空手軍団を潰しにかかりましたっ! しかぁしっ……! しかしだっ……!」
元「……あ~、もう、五月蝿いねぇ」
実況「しかし、その目論見は外れたぁ! 勝利したのは、空手軍団っ……! 空手軍団っ……! シャドルー侵略計画は、リュウの言う通り夢物語と終わったぁ!」
リュウ(ほら、見てみろっ……! 今日の結果を振り返れば……こうなるんだ……こうなるんだよ……やっぱり、皆見ててくれてるじゃねぇかっ……!)
ワー! ワーワー!
実況「そうですっ! 本日の三連戦……ベガはシャドルーにとっての邪魔者である空手軍団を潰しにかかりましたっ! しかぁしっ……! しかしだっ……!」
元「……あ~、もう、五月蝿いねぇ」
実況「しかし、その目論見は外れたぁ! 勝利したのは、空手軍団っ……! 空手軍団っ……! シャドルー侵略計画は、リュウの言う通り夢物語と終わったぁ!」
リュウ(ほら、見てみろっ……! 今日の結果を振り返れば……こうなるんだ……こうなるんだよ……やっぱり、皆見ててくれてるじゃねぇかっ……!)
523: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:42:58 ID:MHs4fLSI
リュウ(だが、今言ったのは現実……今日の事……ここから未来の事……未来はもっと凄くなっていくって事を、言っていかなきゃいけねぇっ……!)
ワー! ワーワー!
リュウ(ベガ対サガットじゃ……反応見る限り、凄くはならねぇだろ……だから……)
実況「さぁ、リュウは続けますっ……!」
リュウ「もう一度……よく考えた方がいいんじゃないか……ベガ……? お前、タイトルマッチやる相手……間違えてないか……? 」
オー! オーオー!
リュウ「タイトルマッチ……誰とやるべきか……価値のある試合になるのか……? サガットか……? 本当に……サガットなのか……?」
ワー! ワーワー! ソウダソウダー!
実況「さぁ、そしてここでリュウがベガに問いかけるっ……! 改めて、問いかけていくっ……!」
元「まぁ、リュウ君からしたらそうなるね、うん」
ワー! ワーワー!
リュウ(ベガ対サガットじゃ……反応見る限り、凄くはならねぇだろ……だから……)
実況「さぁ、リュウは続けますっ……!」
リュウ「もう一度……よく考えた方がいいんじゃないか……ベガ……? お前、タイトルマッチやる相手……間違えてないか……? 」
オー! オーオー!
リュウ「タイトルマッチ……誰とやるべきか……価値のある試合になるのか……? サガットか……? 本当に……サガットなのか……?」
ワー! ワーワー! ソウダソウダー!
実況「さぁ、そしてここでリュウがベガに問いかけるっ……! 改めて、問いかけていくっ……!」
元「まぁ、リュウ君からしたらそうなるね、うん」
524: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:48:38 ID:MHs4fLSI
ーーー
ヤムチャ「リュウさん……俺達の事、呼びませんね……?」
ケン「う~ん、一人で締めるつもりかな……? でも……」
バイソン「ほら、ベガ様……こうなりますって……リュウは言葉濁してますけど……やっぱり、納得いってませんよ……」
ベガ「……いいんだよ。これでいいんだよ。私とサガットの試合で納得しろという方が無茶だ。それはファンだってそう思っていただろう」
バルログ「……そうですが」
ベガ「……これはリュウの生の声だ」
サガット「……」
ヤムチャ「リュウさん……俺達の事、呼びませんね……?」
ケン「う~ん、一人で締めるつもりかな……? でも……」
バイソン「ほら、ベガ様……こうなりますって……リュウは言葉濁してますけど……やっぱり、納得いってませんよ……」
ベガ「……いいんだよ。これでいいんだよ。私とサガットの試合で納得しろという方が無茶だ。それはファンだってそう思っていただろう」
バルログ「……そうですが」
ベガ「……これはリュウの生の声だ」
サガット「……」
525: 名無しさん 2015/11/09(月) 22:57:02 ID:MHs4fLSI
ベガ「今回はサガットだが……当然、リュウは持っている……ザンギエフや私より、若い自分の方がいい物を見せれるという、エースの自覚をな……」
サガット「……はい」
ベガ「しかし、奴はファンの前ではそれを見せない……ファンの前では納得した素振りを見せて、ザンギエフや私より下の次世代のエースポジションでいる……」
バルログ「リュウ君は、ベビーですから……そういった事を見せるのは難しいですね……」
ベガ「しかし、私はヒールだ……ザンギエフと違い、ファンに指示されていないチャンピオンだ……そんな私相手なら……公然と言えるだろう……」
バイソン「……今、言ってますね」
ベガ「こうでも言わなきゃ、丸く収まらんさ……リュウが今言っている事は至極真っ当な事だ……私とサガット……そもそも、このカードがおかしい……批判は当然だ……」
ケン「……」
ベガ「私が、ファンに批判される事をする……批判はヒールの仕事だ……そして、それをリュウが納得出来る形に持っていく……それがベビーの仕事だ……今、リュウが言ってる事は正しい……リュウはそうやって指示されるべきだろう……」
サガット「……はい」
ベガ「しかし、奴はファンの前ではそれを見せない……ファンの前では納得した素振りを見せて、ザンギエフや私より下の次世代のエースポジションでいる……」
バルログ「リュウ君は、ベビーですから……そういった事を見せるのは難しいですね……」
ベガ「しかし、私はヒールだ……ザンギエフと違い、ファンに指示されていないチャンピオンだ……そんな私相手なら……公然と言えるだろう……」
バイソン「……今、言ってますね」
ベガ「こうでも言わなきゃ、丸く収まらんさ……リュウが今言っている事は至極真っ当な事だ……私とサガット……そもそも、このカードがおかしい……批判は当然だ……」
ケン「……」
ベガ「私が、ファンに批判される事をする……批判はヒールの仕事だ……そして、それをリュウが納得出来る形に持っていく……それがベビーの仕事だ……今、リュウが言ってる事は正しい……リュウはそうやって指示されるべきだろう……」
526: 名無しさん 2015/11/09(月) 23:05:18 ID:MHs4fLSI
ーーー
リュウ「今日の三連戦……俺達、空手軍団の勝ちだっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、リュウは続けるっ!」
リュウ「だが、お前からの勝利は、まだだ……ベガっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「シャドルー三連戦……これは空手軍団の勝利となりましたが……だがしかし、まだリュウは満足していないっ!」
元「そうだね、うんっ!」
リュウ「今日の三連戦……俺達、空手軍団の勝ちだっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「さぁ、リュウは続けるっ!」
リュウ「だが、お前からの勝利は、まだだ……ベガっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「シャドルー三連戦……これは空手軍団の勝利となりましたが……だがしかし、まだリュウは満足していないっ!」
元「そうだね、うんっ!」
527: 名無しさん 2015/11/09(月) 23:14:18 ID:MHs4fLSI
リュウ「それは一番価値のある試合で……決着つけようぜ……なぁ、ベガっ……!?」
ワー! ワーワー!
実況「空手軍団の大将としてっ……! シャドルーの総帥である、ベガからの勝利を望むリュウっ……! そして、一番価値のある試合っ……!」
元「まぁ、大将戦やるなら、やっぱり相応しい舞台ってのがあるからね」
リュウ(あ~、どうする……? 言うか……? 言うか……? う~ん……でも、言わないと、多分締まらないだろうなぁ……えぇ~い、もう言っちまえっ……!)
ワー! ワーワー!
リュウ「7日後の防衛戦……今なら、対戦相手の変更も効くぞっ……! ベガっ……!」
ワー! ワーワー!
実況「空手軍団の大将としてっ……! シャドルーの総帥である、ベガからの勝利を望むリュウっ……! そして、一番価値のある試合っ……!」
元「まぁ、大将戦やるなら、やっぱり相応しい舞台ってのがあるからね」
リュウ(あ~、どうする……? 言うか……? 言うか……? う~ん……でも、言わないと、多分締まらないだろうなぁ……えぇ~い、もう言っちまえっ……!)
ワー! ワーワー!
リュウ「7日後の防衛戦……今なら、対戦相手の変更も効くぞっ……! ベガっ……!」
528: 名無しさん 2015/11/09(月) 23:20:41 ID:MHs4fLSI
ワー! ワーワー! イイゾー! リュウー! ワー! ワーワー!
実況「おぉ~っと、そして……ここでリュウはベガへの挑戦表明……でしょうかねぇ!?」
元「挑戦表明と捉えて構わないでしょう」
実況「やはり、大将戦にはそれなりの舞台があるっ! そう、それはタイトル戦だぁ!」
リュウ(防衛戦をサガットとするってより……俺が挑戦権得る可能性もあるって事を臭わせておいた方が、期待出来るだろう……これは、間違ってないはずだぞ、ベガ……)
ワー! ワーワー!
リュウ「完全決着こそはついてないが……それでもっ……それでもだっ……!」
ワー! ワーワー!
リュウ「今日、勝ったのは誰だっ……!? 誰が、勝ったんだっ……!? 皆、わかってるよなっ……!?」
実況「おぉ~っと、そして……ここでリュウはベガへの挑戦表明……でしょうかねぇ!?」
元「挑戦表明と捉えて構わないでしょう」
実況「やはり、大将戦にはそれなりの舞台があるっ! そう、それはタイトル戦だぁ!」
リュウ(防衛戦をサガットとするってより……俺が挑戦権得る可能性もあるって事を臭わせておいた方が、期待出来るだろう……これは、間違ってないはずだぞ、ベガ……)
ワー! ワーワー!
リュウ「完全決着こそはついてないが……それでもっ……それでもだっ……!」
ワー! ワーワー!
リュウ「今日、勝ったのは誰だっ……!? 誰が、勝ったんだっ……!? 皆、わかってるよなっ……!?」
529: 名無しさん 2015/11/09(月) 23:25:05 ID:MHs4fLSI
カラテグンダーン、カラテグンダーン
リュウ「聞こえないぞ、おいおいっ……! どうしたどうしたっ!?」
カラテグンダーン! カラテグンダーン!
リュウ「そうだっ! そのその通りだっ!」
実況「さぁ、そしてここでリュウは場内へと問いかけるっ! 問いかけていくっ! 本日の勝者を……誰が勝利したのかをっ……!」
元「うんうん」
リュウ「そうだっ……! 俺達、空手軍団のっ……!」
ワー! ワーワー!
リュウ「勝ちだああぁぁっ!」
実況「そして、リュウがその右腕を天高く突き上げるっ! 突き上げていくっ! 本日の勝利は空手軍団ですっ! 空手軍団っ! シャドルー侵略計画……それは水の泡と化しましたぁ!」
元「いや~、よく頑張ったよ。皆ね……」
実況「おぉ~っと、そしてここでリュウのテーマが流れ始めましたっ! 勝者のテーマが流れるっ! 長き長き一日がようやく、終わりましたっ!」
リュウ「聞こえないぞ、おいおいっ……! どうしたどうしたっ!?」
カラテグンダーン! カラテグンダーン!
リュウ「そうだっ! そのその通りだっ!」
実況「さぁ、そしてここでリュウは場内へと問いかけるっ! 問いかけていくっ! 本日の勝者を……誰が勝利したのかをっ……!」
元「うんうん」
リュウ「そうだっ……! 俺達、空手軍団のっ……!」
ワー! ワーワー!
リュウ「勝ちだああぁぁっ!」
実況「そして、リュウがその右腕を天高く突き上げるっ! 突き上げていくっ! 本日の勝利は空手軍団ですっ! 空手軍団っ! シャドルー侵略計画……それは水の泡と化しましたぁ!」
元「いや~、よく頑張ったよ。皆ね……」
実況「おぉ~っと、そしてここでリュウのテーマが流れ始めましたっ! 勝者のテーマが流れるっ! 長き長き一日がようやく、終わりましたっ!」
530: 名無しさん 2015/11/09(月) 23:29:29 ID:MHs4fLSI
リュウ「それじゃあ、後は頼みます……ダンさん……」サッ
ダン「あいよ」
元「まぁ、上手くね……ハッピーエンドで終われたじゃない。よかったよかった」
実況「リュウの激闘がありましたっ! ケンの激闘もありましたっ! ヤムチャの激闘もありましたっ! 空手軍団が一丸となってシャドルーと戦いましたっ!」
元「うん、勝ててよかったよ」
実況「空手軍団を潰す為に始まったこのシャドルー侵略計画……しかし、勝ったのは空手軍団っ! 空手軍団っ! 場内は歓声に包まれますっ! あ~っと、そして今、リュウの歓声の中、退場していっていますね」
リュウー! ボウエイセンモ、キタイシテルゾー!
リュウ「ああっ! 任せておけっ!」
サガットジャナクテ、オマエガチョウセンシロヨー!
リュウ(とは、言っても……どうなるんだコレ……? ベガは本当にサガットと防衛戦するのか……?)
ダン「あいよ」
元「まぁ、上手くね……ハッピーエンドで終われたじゃない。よかったよかった」
実況「リュウの激闘がありましたっ! ケンの激闘もありましたっ! ヤムチャの激闘もありましたっ! 空手軍団が一丸となってシャドルーと戦いましたっ!」
元「うん、勝ててよかったよ」
実況「空手軍団を潰す為に始まったこのシャドルー侵略計画……しかし、勝ったのは空手軍団っ! 空手軍団っ! 場内は歓声に包まれますっ! あ~っと、そして今、リュウの歓声の中、退場していっていますね」
リュウー! ボウエイセンモ、キタイシテルゾー!
リュウ「ああっ! 任せておけっ!」
サガットジャナクテ、オマエガチョウセンシロヨー!
リュウ(とは、言っても……どうなるんだコレ……? ベガは本当にサガットと防衛戦するのか……?)
531: 名無しさん 2015/11/09(月) 23:33:46 ID:MHs4fLSI
実況「しかし……とは、言っても……空手軍団の方も、シャドルーを壊滅……と言った所までは追い込めませんでしたね!?」
元「そうだね、うん。ベガ君との一戦……残ってるね……」
実況「リュウは、その一戦……タイトルマッチを志望していますっ! しかし、ベガが指名したのはサガットっ……! サガットですっ……!」
元「リュウ君もねぇ、言っていたけど……ベガ君の初防衛戦……これは本当にサガット君でいくのかねぇ?」
実況「王者防衛戦は一週間後ですっ……! ひょっとしたら、挑戦者の変更という事もあり得るかもしれませんっ! まぁ、とにかくますます見逃せない事になってきましたね、元さん!」
元「こりゃ、王者戦までの一週間も見ものだね」
実況「さぁ、残念ながらここらでお時間となってしまいましたっ! 本日の『ストリートプロレス』の中継はここまでですっ! 実況は私と……」
元「解説は私、元でお送りしましました」
実況「次回のストリートプロレスも……必ず見て下さいねっ!? 勝ったぞっ! 今日は勝ったぞっ! イェイっ!」
元「そうだね、うん。ベガ君との一戦……残ってるね……」
実況「リュウは、その一戦……タイトルマッチを志望していますっ! しかし、ベガが指名したのはサガットっ……! サガットですっ……!」
元「リュウ君もねぇ、言っていたけど……ベガ君の初防衛戦……これは本当にサガット君でいくのかねぇ?」
実況「王者防衛戦は一週間後ですっ……! ひょっとしたら、挑戦者の変更という事もあり得るかもしれませんっ! まぁ、とにかくますます見逃せない事になってきましたね、元さん!」
元「こりゃ、王者戦までの一週間も見ものだね」
実況「さぁ、残念ながらここらでお時間となってしまいましたっ! 本日の『ストリートプロレス』の中継はここまでですっ! 実況は私と……」
元「解説は私、元でお送りしましました」
実況「次回のストリートプロレスも……必ず見て下さいねっ!? 勝ったぞっ! 今日は勝ったぞっ! イェイっ!」
532: 名無しさん 2015/11/09(月) 23:39:46 ID:MHs4fLSI
ーーー
プーアル「リュウさん、お疲れ様でしたっ!」
ヤムチャ「お疲れ様です」
リュウ「……おう、お疲れ様」
ケン「マイクで俺達呼ぶんじゃねぇかって、準備はしてたんだけどさ……どうやら、必要なかったみたいだな……」
リュウ「呼ぼうか迷ったけどね……そういう感じじゃなかったからな……」
ベガ「……うむ。よくやってくれた、リュウ」
リュウ「ああでも言わないと、締めれそうになかったら、ああ言ったけど……」
ベガ「……構わん」
リュウ「……本当に防衛戦、サガットとやるのか? 今なら、変更出来るんじゃないか?」
ベガ「反応を見てカードの事まで気を使ってくれたというのか……しかし、相手はサガットだ……サガットでいくよ……」
プーアル「リュウさん、お疲れ様でしたっ!」
ヤムチャ「お疲れ様です」
リュウ「……おう、お疲れ様」
ケン「マイクで俺達呼ぶんじゃねぇかって、準備はしてたんだけどさ……どうやら、必要なかったみたいだな……」
リュウ「呼ぼうか迷ったけどね……そういう感じじゃなかったからな……」
ベガ「……うむ。よくやってくれた、リュウ」
リュウ「ああでも言わないと、締めれそうになかったら、ああ言ったけど……」
ベガ「……構わん」
リュウ「……本当に防衛戦、サガットとやるのか? 今なら、変更出来るんじゃないか?」
ベガ「反応を見てカードの事まで気を使ってくれたというのか……しかし、相手はサガットだ……サガットでいくよ……」
543: 名無しさん 2015/11/10(火) 22:01:29 ID:PUro8nuc
バルログ「それでは全員揃った事ですし、そろそろ説明頂いてもよろしいでしょうかねぇ……?」
ベガ「……うむ」
バルログ「何故、メインの対戦相手がリュウではなく……サガットなのか……」
ベガ「……そうだな」
ケン「酷いブーイングだったけど……それでも、サガットとベルト戦……やるんですかね……?」
ベガ「そりゃ、順当にいけばリュウだ……王者戦はサガットではなく、リュウだ……だがなぁ……」
サガット「……」
ベガ「だがなぁ……なんと言うか……今、リュウと王者戦を行うというのは……」
リュウ「……」
ベガ「……節操なくないか?」
ベガ「……うむ」
バルログ「何故、メインの対戦相手がリュウではなく……サガットなのか……」
ベガ「……そうだな」
ケン「酷いブーイングだったけど……それでも、サガットとベルト戦……やるんですかね……?」
ベガ「そりゃ、順当にいけばリュウだ……王者戦はサガットではなく、リュウだ……だがなぁ……」
サガット「……」
ベガ「だがなぁ……なんと言うか……今、リュウと王者戦を行うというのは……」
リュウ「……」
ベガ「……節操なくないか?」
544: 名無しさん 2015/11/10(火) 22:11:56 ID:PUro8nuc
ベガ「ザンギエフが倒れ、メインを張れる人材が減った事は、当然ファンも知っておる……発表してるんだからな……?」
バイソン「……はい」
ベガ「そんな状況の中……リュウが一つ繰り上がって、私とベルトを賭けたメインをするんだ……どうだろう……?」
バルログ「それは……」
ベガ「いかにも、このストリートプロレスの底の浅さを露呈するような事になるとは思わないかね……?」
サガット「……」
ベガ「現時点で出せる、最高のカードは……私とリュウ……それは間違いない……間違いないだろう……それが最高のカードだ……」
リュウ「……出し惜しみしてる場合なのかね?」
ベガ「出し惜しみ……ではない……リュウ、私はこのカードの価値はもっと高くなると睨んでいるんだ……」
バイソン「……はい」
ベガ「そんな状況の中……リュウが一つ繰り上がって、私とベルトを賭けたメインをするんだ……どうだろう……?」
バルログ「それは……」
ベガ「いかにも、このストリートプロレスの底の浅さを露呈するような事になるとは思わないかね……?」
サガット「……」
ベガ「現時点で出せる、最高のカードは……私とリュウ……それは間違いない……間違いないだろう……それが最高のカードだ……」
リュウ「……出し惜しみしてる場合なのかね?」
ベガ「出し惜しみ……ではない……リュウ、私はこのカードの価値はもっと高くなると睨んでいるんだ……」
546: 名無しさん 2015/11/10(火) 22:24:32 ID:PUro8nuc
ベガ「ザンギエフは、ファンが認める最高のチャンピオンだ……だが、アイツは一匹狼だった……誰とも組まず、一人でチャンピオンを続けていた……」
リュウ「……」
ベガ「しかし、私とリュウは違う……私はシャドルーの大将……リュウは空手軍団の大将……お互い、軍団を率いる者だ……」
リュウ「……あぁ」
ベガ「ザンギエフが倒れた事で……それぞれの格が一つ繰り上がり、いきなり軍団抗争の最終戦が始まってしまうのは……例え、この状況だとしても……」
リュウ「……」
ベガ「あまりに安い試合だとは思わないか……? 今までに、私達は空手軍団とシャドルーの抗争を続けていただろう……?」
リュウ「……あぁ」
ベガ「その抗争は何処に行ったんだ……? ザンギエフが倒れたからと言って……我々が行っていた、軍団抗争が最終局面に突入するのか……? それは空手軍団にとっても、シャドルーにとっても、あまりにも安いっ……!」
リュウ「……」
ベガ「しかし、私とリュウは違う……私はシャドルーの大将……リュウは空手軍団の大将……お互い、軍団を率いる者だ……」
リュウ「……あぁ」
ベガ「ザンギエフが倒れた事で……それぞれの格が一つ繰り上がり、いきなり軍団抗争の最終戦が始まってしまうのは……例え、この状況だとしても……」
リュウ「……」
ベガ「あまりに安い試合だとは思わないか……? 今までに、私達は空手軍団とシャドルーの抗争を続けていただろう……?」
リュウ「……あぁ」
ベガ「その抗争は何処に行ったんだ……? ザンギエフが倒れたからと言って……我々が行っていた、軍団抗争が最終局面に突入するのか……? それは空手軍団にとっても、シャドルーにとっても、あまりにも安いっ……!」
547: 名無しさん 2015/11/10(火) 22:35:22 ID:PUro8nuc
ベガ「我々はザンギエフとは違う……アイツに負けている部分はあるが……だからと言って、アイツと同じようになる事が正しい事ではない……互いに軍団を率いる者……これは、アイツにはない我々だけの強みだ……」
リュウ「……そうだな」
ベガ「私は今まで通りの軍団抗争の形のまま……続けていこうと思う……何故なら、ザンギエフがチャンピオンだった時には、軍団抗争での王者の大将戦……そんな事は出来なかったんだからな……」
リュウ「……」
ベガ「ただ、言っておく……次の私とサガットの王者戦……これは、間違いなく盛り上がらん……」
バイソン「あ~、あ~、薄々感じてましたけど……言っちゃった……ハッキリ、言っちゃった……」
ベガ「……今日のブーイングで、それはもうわかる事だろう。今更、隠す必要はない」
リュウ「……そうだな」
ベガ「私は今まで通りの軍団抗争の形のまま……続けていこうと思う……何故なら、ザンギエフがチャンピオンだった時には、軍団抗争での王者の大将戦……そんな事は出来なかったんだからな……」
リュウ「……」
ベガ「ただ、言っておく……次の私とサガットの王者戦……これは、間違いなく盛り上がらん……」
バイソン「あ~、あ~、薄々感じてましたけど……言っちゃった……ハッキリ、言っちゃった……」
ベガ「……今日のブーイングで、それはもうわかる事だろう。今更、隠す必要はない」
548: 名無しさん 2015/11/10(火) 22:48:12 ID:PUro8nuc
ベガ「納得出来ない気持ちは、ファンだけじゃなく……お前達にも当然あっただろう……? 特に空手軍団……なぁ、リュウ……?」
リュウ「ある、ね……」
ベガ「お前も……なぁ、ケン……?」
ケン「サガット依怙贔屓してんじゃねぇか……って、感じる部分もありますね……」
ベガ「そういうカードだからな……それに、経験の浅いヤムチャ君にだって、おかしいと思う部分はあっただろ……?」
ヤムチャ「あっ、え~っと……俺も、確かに経験は浅くてよくはわからなかったですけど……」
ベガ「……うむ」
ヤムチャ「やっぱり、ここはリュウさんがベガさんと戦うべきなんじゃないかな……なんて、思いました……」
リュウ「ある、ね……」
ベガ「お前も……なぁ、ケン……?」
ケン「サガット依怙贔屓してんじゃねぇか……って、感じる部分もありますね……」
ベガ「そういうカードだからな……それに、経験の浅いヤムチャ君にだって、おかしいと思う部分はあっただろ……?」
ヤムチャ「あっ、え~っと……俺も、確かに経験は浅くてよくはわからなかったですけど……」
ベガ「……うむ」
ヤムチャ「やっぱり、ここはリュウさんがベガさんと戦うべきなんじゃないかな……なんて、思いました……」
549: 名無しさん 2015/11/10(火) 22:58:22 ID:PUro8nuc
ベガ「お前達のその納得出来ない想いを……ここのメイン戦でぶつけてくれ……そうでも、しないとこの一戦は成り立たん……」
ケン「ぶつけるって言ったって……どうするんだよ……? 乱入でもすればいいのかよ……?」
リュウ「ヒールのそっちは出来るかもしれないけど……こっちはベビーなんだぜ……?」
ベガ「大丈夫だ……その辺りも、もう考えておる……だが……」
リュウ「……だが?」
ベガ「ちょっと、危険な賭けかも知れなくてな……まぁ、その辺はもう少し他の案がないかこっちも考えてみるよ……少し、待ってくれ……」
ケン「もう、一週間後って発表してるんだから……猶予はねぇんだぞ……?」
ベガ「わかってる……わかってるよ……」
ケン「ぶつけるって言ったって……どうするんだよ……? 乱入でもすればいいのかよ……?」
リュウ「ヒールのそっちは出来るかもしれないけど……こっちはベビーなんだぜ……?」
ベガ「大丈夫だ……その辺りも、もう考えておる……だが……」
リュウ「……だが?」
ベガ「ちょっと、危険な賭けかも知れなくてな……まぁ、その辺はもう少し他の案がないかこっちも考えてみるよ……少し、待ってくれ……」
ケン「もう、一週間後って発表してるんだから……猶予はねぇんだぞ……?」
ベガ「わかってる……わかってるよ……」
550: 名無しさん 2015/11/10(火) 23:04:13 ID:PUro8nuc
サガット「次の王者戦からその後の展開……というのも、視野には入れてるんですか……?」
ベガ「う~ん、とりあえず……二週間後には春麗の復帰があるだろ……? だから……」
サガット「……はい」
ベガ「あ~、いや……やっぱり、これはわからんな……とにかく、次の王者戦次第だ……」
サガット「そう……ですか……」
ベガ「それとだ、サガット……」
サガット「はいっ……!」
ベガ「リュウが王者になるという事は……お前にもその時には、今よりもっと支持を得られてもらわないと困る……その後もあるからな……わかってるよな……?」
サガット「……勿論です」
ベガ「う~ん、とりあえず……二週間後には春麗の復帰があるだろ……? だから……」
サガット「……はい」
ベガ「あ~、いや……やっぱり、これはわからんな……とにかく、次の王者戦次第だ……」
サガット「そう……ですか……」
ベガ「それとだ、サガット……」
サガット「はいっ……!」
ベガ「リュウが王者になるという事は……お前にもその時には、今よりもっと支持を得られてもらわないと困る……その後もあるからな……わかってるよな……?」
サガット「……勿論です」
551: 名無しさん 2015/11/10(火) 23:11:28 ID:PUro8nuc
ベガ「リュウだけじゃないぞ……お前もだ……わかったな……?」
サガット「……次の王者戦で見せます」
ベガ「よし……とにかく、お前達……今日はよくやってくれた……ザンギエフがいない……私も試合はしていない……少しマイクで絡んだだけだ……しかし、そんな中お前達だけで、本当によくやってくれたと思うよ」
リュウ「今日は無事に終わったけど……次もあるからな……」
ベガ「若いお前だけでの、今日の盛況……これは、誇りに思っていい……新世代の第一歩だ……今日は本当によくやった。継続させていこう……」
サガット「はい、わかりました」
ベガ「各自、ゆっくり休め……と、言いたい所だが、この後インタビューだ……すまん、もう少し付き合ってくれ……」
サガット「……次の王者戦で見せます」
ベガ「よし……とにかく、お前達……今日はよくやってくれた……ザンギエフがいない……私も試合はしていない……少しマイクで絡んだだけだ……しかし、そんな中お前達だけで、本当によくやってくれたと思うよ」
リュウ「今日は無事に終わったけど……次もあるからな……」
ベガ「若いお前だけでの、今日の盛況……これは、誇りに思っていい……新世代の第一歩だ……今日は本当によくやった。継続させていこう……」
サガット「はい、わかりました」
ベガ「各自、ゆっくり休め……と、言いたい所だが、この後インタビューだ……すまん、もう少し付き合ってくれ……」
552: 名無しさん 2015/11/10(火) 23:20:07 ID:PUro8nuc
バルログ「インタビューって、前にやった……」
ベガ「……そうだ」
バイソン「じゃあ、今日もヴァイパーさん……来てるんですか……?」
ベガ「いや、来てない……」
バイソン「……あれ?」
ベガ「いやぁ~、ヴァイパーさんに怒られたんだよ……期間が短かすぎると……まぁ、そりゃ当然だ……」
バルログ「確かに……急でしたからねぇ……よくやって下さいましたよ……」
ベガ「今度からは素材だけでも、先に用意しておけだと……」
ベガ「……そうだ」
バイソン「じゃあ、今日もヴァイパーさん……来てるんですか……?」
ベガ「いや、来てない……」
バイソン「……あれ?」
ベガ「いやぁ~、ヴァイパーさんに怒られたんだよ……期間が短かすぎると……まぁ、そりゃ当然だ……」
バルログ「確かに……急でしたからねぇ……よくやって下さいましたよ……」
ベガ「今度からは素材だけでも、先に用意しておけだと……」
553: 名無しさん 2015/11/10(火) 23:25:34 ID:PUro8nuc
ベガ「今日のインタビューは……今日の試合の感想と、それと一週間後に向けた意気込みって所だな……今回は私も同席だ……参加するからな……」
リュウ「感想と意気込みねぇ……」
ベガ「とにかく、私の事をボロクソに言ってくれ……軍団抗争だという事を全面に押していこう……」
リュウ「……わかったよ」
ベガ「詳しい事は、行きながら話そうか……これからの一週間の事も伝えておかないといけないしな……では、行くぞ……」
ヤムチャ「あ~、またインタビューかよ……ちくしょう、苦手なんだよなぁ……」
プーアル「……ヤムチャ様、しっかりして下さいよ」
ヤムチャ「わかってるよ……何やってるんだよ……お前も来るんだよ、プーアル……ほらっ……!」グイッ
リュウ「感想と意気込みねぇ……」
ベガ「とにかく、私の事をボロクソに言ってくれ……軍団抗争だという事を全面に押していこう……」
リュウ「……わかったよ」
ベガ「詳しい事は、行きながら話そうか……これからの一週間の事も伝えておかないといけないしな……では、行くぞ……」
ヤムチャ「あ~、またインタビューかよ……ちくしょう、苦手なんだよなぁ……」
プーアル「……ヤムチャ様、しっかりして下さいよ」
ヤムチャ「わかってるよ……何やってるんだよ……お前も来るんだよ、プーアル……ほらっ……!」グイッ
554: 名無しさん 2015/11/10(火) 23:30:02 ID:PUro8nuc
プーアル「えっ……!? いいんですか?」
ヤムチャ「……何がっ!?」
プーアル「いや、だから僕はクリリンさんや武天老師様、呼びに行かなきゃ……帰っちゃいますよ……!?」
ヤムチャ「……あっ、忘れてたっ!」
プーアル「うわっ……! 自分の師匠なのに……酷~いっ!」
ヤムチャ「バ、バカっ……! 忘れてたワケじゃないけど……そういう時って、あるだろ……!? なんかあるだろ……!?」
ケン「お~い、何やってんだよ、ヤムチャ……早く来いよ……」
ヤムチャ「あ~、はいっ! 今、行きますっ……! それじゃあ、プーアル……お前は行って来いっ……! 俺は俺でこっちでやっておくからさ……?」
プーアル「ヘマしちゃダメですよ?」
ヤムチャ「自信はねぇけど、頑張るよっ! 今回はカットされないようになっ!」
ヤムチャ「……何がっ!?」
プーアル「いや、だから僕はクリリンさんや武天老師様、呼びに行かなきゃ……帰っちゃいますよ……!?」
ヤムチャ「……あっ、忘れてたっ!」
プーアル「うわっ……! 自分の師匠なのに……酷~いっ!」
ヤムチャ「バ、バカっ……! 忘れてたワケじゃないけど……そういう時って、あるだろ……!? なんかあるだろ……!?」
ケン「お~い、何やってんだよ、ヤムチャ……早く来いよ……」
ヤムチャ「あ~、はいっ! 今、行きますっ……! それじゃあ、プーアル……お前は行って来いっ……! 俺は俺でこっちでやっておくからさ……?」
プーアル「ヘマしちゃダメですよ?」
ヤムチャ「自信はねぇけど、頑張るよっ! 今回はカットされないようになっ!」
567: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:01:33 ID:tH0CplaI
ーーー
ダン「本日のご来場、誠にありがとうございましたっ! お帰りの際には、お忘れ物などございませんよう、お気をつけてお帰り下さいっ!」
クリリン「あ~、いや~、終わりましたねぇ」
18号「うん、結構楽しめたよ」
ウーロン「いいケツも見れたっ……! 実にいいケツだったっ……!」
亀仙人「にょほほほ、たまらんかったのぉ~」
クリリン「……まだ言ってるのか、この二人は」
18号「本当……こいつら……」
ウーロン「いやぁ……へへへへ……」ニヤニヤ
亀仙人「にょほほほ……でへへぇ~……」ニヤニヤ
クリリン「何、やってるんですか……ほら、荷物纏めて……帰りますよ……」
ダン「本日のご来場、誠にありがとうございましたっ! お帰りの際には、お忘れ物などございませんよう、お気をつけてお帰り下さいっ!」
クリリン「あ~、いや~、終わりましたねぇ」
18号「うん、結構楽しめたよ」
ウーロン「いいケツも見れたっ……! 実にいいケツだったっ……!」
亀仙人「にょほほほ、たまらんかったのぉ~」
クリリン「……まだ言ってるのか、この二人は」
18号「本当……こいつら……」
ウーロン「いやぁ……へへへへ……」ニヤニヤ
亀仙人「にょほほほ……でへへぇ~……」ニヤニヤ
クリリン「何、やってるんですか……ほら、荷物纏めて……帰りますよ……」
568: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:09:39 ID:tH0CplaI
プーアル「え~っと……ヤムチャ様がパイプ椅子で叩かれたのは、確かこの辺だったはずですけど……」キョロキョロ
18号「んっ……? おい、見てみなよ……何か、小さいのがやってきたよ……?」
クリリン「小さいの……? んっ……? あっ……!」
プーアル「あっ……! いましたいましたっ! クリリンさ~んっ!」
18号「アイツは確か、ヤムチャの……なっ……?」
クリリン「プーアルっ! よ~おっ! 来たぞ~、来てやったぞ~!」
ウーロン「あっ……! おっ……! プーアルじゃねぇかっ!」
プーアル「ウーロンもっ!」
18号「んっ……? おい、見てみなよ……何か、小さいのがやってきたよ……?」
クリリン「小さいの……? んっ……? あっ……!」
プーアル「あっ……! いましたいましたっ! クリリンさ~んっ!」
18号「アイツは確か、ヤムチャの……なっ……?」
クリリン「プーアルっ! よ~おっ! 来たぞ~、来てやったぞ~!」
ウーロン「あっ……! おっ……! プーアルじゃねぇかっ!」
プーアル「ウーロンもっ!」
570: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:22:09 ID:tH0CplaI
ウーロン「いや~、おいっ……! 久しぶりだなぁ! 元気にやってたかよっ!?」
プーアル「ウーロンも元気そうですねっ! それに、武天老師様もっ!」
亀仙人「イエーイ」ブイッ
プーアル「……本当に、ジャッキー・チュンの格好で来てたんですね? どうして、また」
亀仙人「まぁ、こういった大会ではワシのような有名人がいると知られたら、騒ぎになってしまうかもしらんと思って、こういった格好で来たのじゃが……杞憂じゃったかの……?」
プーアル「わざわざ、変装までして頂いてありがとうございますね。それに、18号さんも……来て頂いてありがとうございますっ!」
18号「な~に、退屈凌ぎさ……結構、楽しめたよ……」
プーアル「ウーロンも元気そうですねっ! それに、武天老師様もっ!」
亀仙人「イエーイ」ブイッ
プーアル「……本当に、ジャッキー・チュンの格好で来てたんですね? どうして、また」
亀仙人「まぁ、こういった大会ではワシのような有名人がいると知られたら、騒ぎになってしまうかもしらんと思って、こういった格好で来たのじゃが……杞憂じゃったかの……?」
プーアル「わざわざ、変装までして頂いてありがとうございますね。それに、18号さんも……来て頂いてありがとうございますっ!」
18号「な~に、退屈凌ぎさ……結構、楽しめたよ……」
571: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:27:28 ID:tH0CplaI
18号「ところで……ヤムチャの奴はどうしたんだい……? 挨拶なしかい……? こっちは遠くから遥々来てやってんだよ……?」
クリリン「……お前は、人の金で来てるじゃねぇかよ」
18号「……いいじゃないかい、それくらい」
プーアル「あっ、ヤムチャ様はこの後も少しやる事がありましてね……それに、ヤムチャ様は選手なのでちょっとこういった場所に出てくるのも……マズいんじゃないかと思いまして……」
亀仙人「まぁ、確かにヤムチャは選手じゃ……こ~んな場所にノコノコ出てきたら、騒ぎになってしまうわ……」
プーアル「それでも、ヤムチャ様は皆さんに挨拶がしたいって言ってまして……皆さん、この後お時間あります……?」
クリリン「おう、大丈夫だよプーアルっ! 折角、俺達も来たんだからな……ちょっと、間近でヤムチャさんの顔見ておきたいよっ!」
ウーロン「あの、マヌケ面をなっ! ギャハハハっ!」
プーアル「……ウーロンっ!」
クリリン「……お前は、人の金で来てるじゃねぇかよ」
18号「……いいじゃないかい、それくらい」
プーアル「あっ、ヤムチャ様はこの後も少しやる事がありましてね……それに、ヤムチャ様は選手なのでちょっとこういった場所に出てくるのも……マズいんじゃないかと思いまして……」
亀仙人「まぁ、確かにヤムチャは選手じゃ……こ~んな場所にノコノコ出てきたら、騒ぎになってしまうわ……」
プーアル「それでも、ヤムチャ様は皆さんに挨拶がしたいって言ってまして……皆さん、この後お時間あります……?」
クリリン「おう、大丈夫だよプーアルっ! 折角、俺達も来たんだからな……ちょっと、間近でヤムチャさんの顔見ておきたいよっ!」
ウーロン「あの、マヌケ面をなっ! ギャハハハっ!」
プーアル「……ウーロンっ!」
572: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:36:22 ID:tH0CplaI
プーアル「それじゃあ……え~っと、どうしましょうかねぇ……」キョロキョロ
18号「……来客室とか、そういう所はないのかい? 案内してくれよ」
プーアル「いや~、あるとは思うんですけどね……? 実はヤムチャ様……入団したてで……そこまで自由に使える立場でもないと思うんですよね……?」
18号「……なんだいなんだい」
ウーロン「情けねぇなぁ……ヤムチャも……」
プーアル「こっちにも、立場があるんですよウーロンっ……! 友達来てるから、来客室使わせて下さい……なんて、簡単には頼めないんですよっ……!」
クリリン「ははは、その辺ヤムチャさんらしいなぁ……それじゃあさ……俺達、会場の外の人気のない所で待ってるからさ……?」
プーアル「本当……重ね重ねすいませんっ……!」
クリリン「いいよいいよ。ヤムチャさん、準備出来たら呼んできてくれねぇかな……?」
プーアル「はい、わかりましたっ! 準備はすぐ出来ると思いますっ!」
18号「……来客室とか、そういう所はないのかい? 案内してくれよ」
プーアル「いや~、あるとは思うんですけどね……? 実はヤムチャ様……入団したてで……そこまで自由に使える立場でもないと思うんですよね……?」
18号「……なんだいなんだい」
ウーロン「情けねぇなぁ……ヤムチャも……」
プーアル「こっちにも、立場があるんですよウーロンっ……! 友達来てるから、来客室使わせて下さい……なんて、簡単には頼めないんですよっ……!」
クリリン「ははは、その辺ヤムチャさんらしいなぁ……それじゃあさ……俺達、会場の外の人気のない所で待ってるからさ……?」
プーアル「本当……重ね重ねすいませんっ……!」
クリリン「いいよいいよ。ヤムチャさん、準備出来たら呼んできてくれねぇかな……?」
プーアル「はい、わかりましたっ! 準備はすぐ出来ると思いますっ!」
573: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:41:00 ID:tH0CplaI
数十分後ーー
ヤムチャ「……あ~、ダメだったなぁ」
ケン「……何が?」
ヤムチャ「いや~、俺……何も喋ってないでしょ……?」
ケン「だって、喋れねぇじゃん、お前……」
ヤムチャ「そこですよ……そこなんですよ……そこがダメな所なんですよ、俺の……」
リュウ「今はこれでいい……俺やケンの言う事に、相槌を打つ……それでいい……だけど……」
ヤムチャ「……はい」
リュウ「これじゃあ……そのうち、厳しくなるかな……?」
ヤムチャ「そうですよねぇ……練習します……」
ヤムチャ「……あ~、ダメだったなぁ」
ケン「……何が?」
ヤムチャ「いや~、俺……何も喋ってないでしょ……?」
ケン「だって、喋れねぇじゃん、お前……」
ヤムチャ「そこですよ……そこなんですよ……そこがダメな所なんですよ、俺の……」
リュウ「今はこれでいい……俺やケンの言う事に、相槌を打つ……それでいい……だけど……」
ヤムチャ「……はい」
リュウ「これじゃあ……そのうち、厳しくなるかな……?」
ヤムチャ「そうですよねぇ……練習します……」
574: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:47:20 ID:tH0CplaI
プーアル「ヤムチャ様~、終わりましたか~? どうでしたか~?」
ヤムチャ「あ~、プーアル……ダメだった……」
プーアル「も~うっ……! 行く前は、あんなに気合入れて意気込んでたのに……」
ヤムチャ「でも、ヘマはしなかったぞっ……! 喋れはしなかったけど……ヘマはしなかったっ! ど~だっ!」
ケン「……威張って言う事か、馬鹿野郎」
ヤムチャ「ナ、ナハハハ……」
リュウ「それより、プーアル君……何処に行ってたんだ……? ヤムチャを放ったらかしにして……」
プーアル「あっ、そうそうっ! ヤムチャ様、もう待ってますよっ!」
ヤムチャ「あっ、そうかそうかプーアルっ……! もう、待ってるかっ……!」
ヤムチャ「あ~、プーアル……ダメだった……」
プーアル「も~うっ……! 行く前は、あんなに気合入れて意気込んでたのに……」
ヤムチャ「でも、ヘマはしなかったぞっ……! 喋れはしなかったけど……ヘマはしなかったっ! ど~だっ!」
ケン「……威張って言う事か、馬鹿野郎」
ヤムチャ「ナ、ナハハハ……」
リュウ「それより、プーアル君……何処に行ってたんだ……? ヤムチャを放ったらかしにして……」
プーアル「あっ、そうそうっ! ヤムチャ様、もう待ってますよっ!」
ヤムチャ「あっ、そうかそうかプーアルっ……! もう、待ってるかっ……!」
575: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:52:58 ID:tH0CplaI
プーアル「ヤムチャ様~、終わりましたか~? どうでしたか~?」
ヤムチャ「あ~、プーアル……ダメだった……」
プーアル「も~うっ……! 行く前は、あんなに気合入れて意気込んでたのに……」
ヤムチャ「でも、ヘマはしなかったぞっ……! 喋れはしなかったけど……ヘマはしなかったっ! ど~だっ!」
ケン「……威張って言う事か、馬鹿野郎」
ヤムチャ「ナ、ナハハハ……」
リュウ「それより、プーアル君……何処に行ってたんだ……? ヤムチャを放ったらかしにして……」
プーアル「あっ、そうそうっ! ヤムチャ様、もう待ってますよっ!」
ヤムチャ「あっ、そうかそうかプーアルっ……! もう、待ってるかっ……!」
ヤムチャ「あ~、プーアル……ダメだった……」
プーアル「も~うっ……! 行く前は、あんなに気合入れて意気込んでたのに……」
ヤムチャ「でも、ヘマはしなかったぞっ……! 喋れはしなかったけど……ヘマはしなかったっ! ど~だっ!」
ケン「……威張って言う事か、馬鹿野郎」
ヤムチャ「ナ、ナハハハ……」
リュウ「それより、プーアル君……何処に行ってたんだ……? ヤムチャを放ったらかしにして……」
プーアル「あっ、そうそうっ! ヤムチャ様、もう待ってますよっ!」
ヤムチャ「あっ、そうかそうかプーアルっ……! もう、待ってるかっ……!」
576: 名無しさん 2015/11/11(水) 22:53:49 ID:tH0CplaI
ヤムチャ「あの~、ホラ……? 今日、俺友人来てるって言ってたじゃないですか……?」
リュウ「あ~、はいはい……天下一武道会のな……?」
ヤムチャ「それで、わざわざ来てもらったんだから、挨拶だけしておこうと思いまして……プーアルに待っててもらうよう、言っておいたんですよ……」
ケン「ホレ、行ってこい行ってこい」
ヤムチャ「だから、ちょっと挨拶だけ……行ってきてもいいですかね……?」
リュウ「大丈夫なのか……? ファンに見つかったら……騒ぎになるんじゃないのか……?」
プーアル「あっ、大丈夫ですっ! 会場の外の人気のない所で待っていてもらってますからっ!」
リュウ「そうか……じゃあ、折角友人が来てくれたんだから……挨拶言ってこいよ……」
ヤムチャ「あっ、はいっ……! それじゃあ、行ってきますっ……! すぐ、戻ってくると思いますんで……!」
リュウ「あ~、はいはい……天下一武道会のな……?」
ヤムチャ「それで、わざわざ来てもらったんだから、挨拶だけしておこうと思いまして……プーアルに待っててもらうよう、言っておいたんですよ……」
ケン「ホレ、行ってこい行ってこい」
ヤムチャ「だから、ちょっと挨拶だけ……行ってきてもいいですかね……?」
リュウ「大丈夫なのか……? ファンに見つかったら……騒ぎになるんじゃないのか……?」
プーアル「あっ、大丈夫ですっ! 会場の外の人気のない所で待っていてもらってますからっ!」
リュウ「そうか……じゃあ、折角友人が来てくれたんだから……挨拶言ってこいよ……」
ヤムチャ「あっ、はいっ……! それじゃあ、行ってきますっ……! すぐ、戻ってくると思いますんで……!」
577: 名無しさん 2015/11/11(水) 23:04:16 ID:tH0CplaI
ヤムチャ「よしっ……じゃあ、プーアル……クリリン達は何処だ、案内してくれ! もう結構待ってるんじゃねぇか?」
プーアル「は~い、こっちです~、ヤムチャ様~」
リュウ「お~いっ……! 口滑らして余計な事言うんじゃねぇぞ~! わかってんのか~!?」
ケン「まぁ、その辺は……プーアル君がいるから、多分大丈夫だろ……」
リュウ「……そうだな」
ケン「それに、相手は天下一武道の出場者だ……余計な事を言う、言わないの前に……もう、わかってんだろ……」
リュウ「それもそうか……」
ケン「……なっ?」
リュウ「とりあえず……俺達はシャワー室でも行きますか……」
ケン「そうですね……そうしましょう……いや~、今日は疲れたよ……」
プーアル「は~い、こっちです~、ヤムチャ様~」
リュウ「お~いっ……! 口滑らして余計な事言うんじゃねぇぞ~! わかってんのか~!?」
ケン「まぁ、その辺は……プーアル君がいるから、多分大丈夫だろ……」
リュウ「……そうだな」
ケン「それに、相手は天下一武道の出場者だ……余計な事を言う、言わないの前に……もう、わかってんだろ……」
リュウ「それもそうか……」
ケン「……なっ?」
リュウ「とりあえず……俺達はシャワー室でも行きますか……」
ケン「そうですね……そうしましょう……いや~、今日は疲れたよ……」
578: 名無しさん 2015/11/11(水) 23:11:25 ID:tH0CplaI
ーーー
ウーロン「……ったく、ヤムチャの野郎いつまで待たせる気なんだよ」
18号「……全くだよ」
クリリン「そんなに時間たってねぇじゃねぇか……コイツはともかく……ウーロン、お前まで文句言ってるんじゃねぇよ……」
18号「コイツはともかく……って、どういう意味だい……それ……?」
クリリン「……えぇ?」
18号「 それじゃあ、まるでアタシが普段から文句ばかり言ってる奴みたいじゃないか……? アンタ、アタシの事、そういう目で見てたのかい……?」
クリリン「そういう意味じゃないよ……そういう意味じゃ……」
ウーロン「……ったく、ヤムチャの野郎いつまで待たせる気なんだよ」
18号「……全くだよ」
クリリン「そんなに時間たってねぇじゃねぇか……コイツはともかく……ウーロン、お前まで文句言ってるんじゃねぇよ……」
18号「コイツはともかく……って、どういう意味だい……それ……?」
クリリン「……えぇ?」
18号「 それじゃあ、まるでアタシが普段から文句ばかり言ってる奴みたいじゃないか……? アンタ、アタシの事、そういう目で見てたのかい……?」
クリリン「そういう意味じゃないよ……そういう意味じゃ……」
579: 名無しさん 2015/11/11(水) 23:18:25 ID:tH0CplaI
亀仙人「30分一本勝負スタートじゃ……カーン……」
クリリン「……はぁっ!?」
18号「今日は、色んな技が見れたからね……いくつかは、あんたにかけれそうな技もあった……よしよし、それじゃあ何をしてやろうかねぇ……?」ニヤニヤ
クリリン「ちょっとっ……! 武天老師様……!? それに……お前も、何でちょっとやる気になってるんだよっ……!?」
18号「いいじゃんいいじゃん……アタシにもさ……ちょっとやらせてくれよ……実験台になってくれよ……? ねっ……?」ニヤニヤ
ウーロン「いいぞ~! よしよし、やれやれ~っ!」
クリリン「バ、バカっ……! お前、加減知らねぇだろっ……! 俺、死んじまうぞっ……! ウーロンも、煽るなっ!」
18号「いいじゃんいいじゃん……アンタは頑丈だから大丈夫だって……ねっ、ちょっとだけ……? ちょっとだけでいいからさ……?」
クリリン「ダメっ……! 絶対ダメっ……! ちょっととかないよっ……!」
ヤムチャ「お~い……! お~いっ! 皆~っ!」
クリリン「……はぁっ!?」
18号「今日は、色んな技が見れたからね……いくつかは、あんたにかけれそうな技もあった……よしよし、それじゃあ何をしてやろうかねぇ……?」ニヤニヤ
クリリン「ちょっとっ……! 武天老師様……!? それに……お前も、何でちょっとやる気になってるんだよっ……!?」
18号「いいじゃんいいじゃん……アタシにもさ……ちょっとやらせてくれよ……実験台になってくれよ……? ねっ……?」ニヤニヤ
ウーロン「いいぞ~! よしよし、やれやれ~っ!」
クリリン「バ、バカっ……! お前、加減知らねぇだろっ……! 俺、死んじまうぞっ……! ウーロンも、煽るなっ!」
18号「いいじゃんいいじゃん……アンタは頑丈だから大丈夫だって……ねっ、ちょっとだけ……? ちょっとだけでいいからさ……?」
クリリン「ダメっ……! 絶対ダメっ……! ちょっととかないよっ……!」
ヤムチャ「お~い……! お~いっ! 皆~っ!」
580: 名無しさん 2015/11/11(水) 23:23:19 ID:tH0CplaI
クリリン「あっ……! ヤムチャさんっ……!」
18号「あ~、なんだい……いい所だったってのに……」
ウーロン「よ~おっ! ヤムチャっ! 久しぶりだなぁっ!」
ヤムチャ「今日、来るのクリリンだけだと思ってたんだけど……ウーロン……それに、18号まで来てくれたのかっ……!」
18号「……アンタの活躍、しっかりと見させてもらったよ」
ヤムチャ「それに……武天老師様も……」
亀仙人「ふむ。お前もしっかりやっておるようじゃの」
ヤムチャ「あの~……一つ聞きたいんですけど……」
亀仙人「……どうした?」
ヤムチャ「……なんですか、その格好?」
亀仙人「ジャッキー・チュンじゃよ。ジャッキー・チュン……イエーイ、ナウいじゃろ?」ブイッ
18号「あ~、なんだい……いい所だったってのに……」
ウーロン「よ~おっ! ヤムチャっ! 久しぶりだなぁっ!」
ヤムチャ「今日、来るのクリリンだけだと思ってたんだけど……ウーロン……それに、18号まで来てくれたのかっ……!」
18号「……アンタの活躍、しっかりと見させてもらったよ」
ヤムチャ「それに……武天老師様も……」
亀仙人「ふむ。お前もしっかりやっておるようじゃの」
ヤムチャ「あの~……一つ聞きたいんですけど……」
亀仙人「……どうした?」
ヤムチャ「……なんですか、その格好?」
亀仙人「ジャッキー・チュンじゃよ。ジャッキー・チュン……イエーイ、ナウいじゃろ?」ブイッ
581: 名無しさん 2015/11/11(水) 23:31:43 ID:tH0CplaI
ヤムチャ「よりによって、俺を倒したその姿で……」
亀仙人「にょほほほ。そうじゃったな」
ヤムチャ「変装するにしたって……他の何かなかったんですか……? なんで、よりによってそれなんですか……?」
亀仙人「まっ、初心忘るべからずという事じゃな。プロレスデビューでちっといい気になってるかもしれんと思って、この格好を選んだんじゃが……そう感じるならいいじゃろう……」
ヤムチャ「嫌~な、思い出思い出しましたよ……ちぇっ……」
亀仙人「馬鹿弟子のお前が……こうやって、上手くやってるのを目の前でやってるのを見て……ワシも、安心したよ、うむ……」
ヤムチャ「馬鹿弟子って……」
亀仙人「戯け者っ! 馬鹿弟子じゃ!」
亀仙人「にょほほほ。そうじゃったな」
ヤムチャ「変装するにしたって……他の何かなかったんですか……? なんで、よりによってそれなんですか……?」
亀仙人「まっ、初心忘るべからずという事じゃな。プロレスデビューでちっといい気になってるかもしれんと思って、この格好を選んだんじゃが……そう感じるならいいじゃろう……」
ヤムチャ「嫌~な、思い出思い出しましたよ……ちぇっ……」
亀仙人「馬鹿弟子のお前が……こうやって、上手くやってるのを目の前でやってるのを見て……ワシも、安心したよ、うむ……」
ヤムチャ「馬鹿弟子って……」
亀仙人「戯け者っ! 馬鹿弟子じゃ!」
583: 名無しさん 2015/11/11(水) 23:39:36 ID:tH0CplaI
亀仙人「ワシの亀仙流の弟子は、武道家としては優秀な奴ばかりじゃが……人間としては、どうしようもないような奴ばかりじゃ……」
ウーロン「師匠がそうだから、弟子もそうなるんじゃねぇの?」
亀仙人「……ウーロン、ちっと黙っとれ! こりゃ、大事な話じゃ!」
ウーロン「……は~い」
亀仙人「例外は、牛魔王ぐらいじゃ……クリリンは、最近真面目にやるようになってきた……」
クリリン「……はい」
亀仙人「しかし、お前はどうじゃ……いつまで経っても、フラフラフラフラしておる……お前、この数年間何しとったっ!?」
ヤムチャ「い、いやぁ……ナハハ……返す言葉がありません……」
亀仙人「……悟空だって、そうじゃ」
ウーロン「師匠がそうだから、弟子もそうなるんじゃねぇの?」
亀仙人「……ウーロン、ちっと黙っとれ! こりゃ、大事な話じゃ!」
ウーロン「……は~い」
亀仙人「例外は、牛魔王ぐらいじゃ……クリリンは、最近真面目にやるようになってきた……」
クリリン「……はい」
亀仙人「しかし、お前はどうじゃ……いつまで経っても、フラフラフラフラしておる……お前、この数年間何しとったっ!?」
ヤムチャ「い、いやぁ……ナハハ……返す言葉がありません……」
亀仙人「……悟空だって、そうじゃ」
585: 名無しさん 2015/11/11(水) 23:47:44 ID:tH0CplaI
亀仙人「悟空は確かに英雄じゃ……地球の英雄じゃ……じゃが、しかし……」
ヤムチャ「……」
亀仙人「……死んでしもうた」
クリリン「……」
亀仙人「チチと……悟飯と……そして、新たな命を残し……なっ……?」
ヤムチャ「……子供、出来てたらしいですね」
亀仙人「確かに……悟空がいなければ、セルに地球は破壊されていたじゃろう……だが、残された者はどうなる……?」
ヤムチャ「ちょっと……大変ですよね……はい……」
亀仙人「牛魔王もチチの為に……色々とやっておるが……それでもじゃ……それでも、悟空は少しばかり身勝手すぎる……」
ヤムチャ「……」
亀仙人「……死んでしもうた」
クリリン「……」
亀仙人「チチと……悟飯と……そして、新たな命を残し……なっ……?」
ヤムチャ「……子供、出来てたらしいですね」
亀仙人「確かに……悟空がいなければ、セルに地球は破壊されていたじゃろう……だが、残された者はどうなる……?」
ヤムチャ「ちょっと……大変ですよね……はい……」
亀仙人「牛魔王もチチの為に……色々とやっておるが……それでもじゃ……それでも、悟空は少しばかり身勝手すぎる……」
665: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:00:54 ID:wY2Rrj42
亀仙人「ワシは責任を感じておる……悟空は武道家として優秀だった故に……ああいった結果になってしまったのではないかとな……」
ヤムチャ「いや……そんな事は……」
亀仙人「師あるワシの責任じゃ……ワシがもっとしっかりしていれば……もっと変わった結果になったかもしれん……」
クリリン「いや……悟空に頼りっきりだった俺達にも、責任はありますよ……」
亀仙人「だから、これから亀仙流の弟子はな……人間としてもっともっと優秀な人材にしていかねばならんっ……! 武道家としてだけでは、なく……なっ……?」
ヤムチャ「……はい」
亀仙人「とにかく、フラフラフラフラしてたお前も……ようやく、真面目に生きる第一歩を踏み出したという所かの……?」
ヤムチャ「長々と御心配かけて……申し訳ありませんでしたっ……!」ペコッ
亀仙人「ヤムチャっ……! お前は、しっかりせぇ! お前は、しっかり生きろっ!」
ヤムチャ「はいっ……!」
ヤムチャ「いや……そんな事は……」
亀仙人「師あるワシの責任じゃ……ワシがもっとしっかりしていれば……もっと変わった結果になったかもしれん……」
クリリン「いや……悟空に頼りっきりだった俺達にも、責任はありますよ……」
亀仙人「だから、これから亀仙流の弟子はな……人間としてもっともっと優秀な人材にしていかねばならんっ……! 武道家としてだけでは、なく……なっ……?」
ヤムチャ「……はい」
亀仙人「とにかく、フラフラフラフラしてたお前も……ようやく、真面目に生きる第一歩を踏み出したという所かの……?」
ヤムチャ「長々と御心配かけて……申し訳ありませんでしたっ……!」ペコッ
亀仙人「ヤムチャっ……! お前は、しっかりせぇ! お前は、しっかり生きろっ!」
ヤムチャ「はいっ……!」
666: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:12:36 ID:wY2Rrj42
亀仙人「プロレスとは、武道のようでまた別物……じゃが、しかし……」
ヤムチャ「……」
亀仙人「お前がこれまで、培ってきた技術……経験……それは、きっとこの場所でも活用出来るはずじゃっ……!」
ヤムチャ「……はいっ!」
亀仙人「特に、お前は器用じゃ。お前は、ワシの弟子の中でも……一番器用なタイプかもしらん……」
ヤムチャ「……ありがとうございます」
亀仙人「お前なら、きっとその亀仙流武術も……ここで使える物にする事が出来るじゃろう……」
ヤムチャ「……はいっ!」
亀仙人「ヤムチャっ……! 精進するんじゃぞっ……!」
ヤムチャ「はいっ……! 精進しますっ……!」
ヤムチャ「……」
亀仙人「お前がこれまで、培ってきた技術……経験……それは、きっとこの場所でも活用出来るはずじゃっ……!」
ヤムチャ「……はいっ!」
亀仙人「特に、お前は器用じゃ。お前は、ワシの弟子の中でも……一番器用なタイプかもしらん……」
ヤムチャ「……ありがとうございます」
亀仙人「お前なら、きっとその亀仙流武術も……ここで使える物にする事が出来るじゃろう……」
ヤムチャ「……はいっ!」
亀仙人「ヤムチャっ……! 精進するんじゃぞっ……!」
ヤムチャ「はいっ……! 精進しますっ……!」
668: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:19:40 ID:wY2Rrj42
亀仙人「お前が、活躍すれば……ヒーローじゃ……そして、ヒーローはとはモテモテになれると相場が決まっておるっ……!」
ヤムチャ「はいっ……! んんっ……?」
亀仙人「そ~んな、モテモテのヒーローの師匠はどうじゃ!? も~っと、モテモテじゃっ! そうじゃそうじゃ、も~っとモテモテになれるに決まっておるっ!」
ヤムチャ「……あ、あの~?」
亀仙人「いやぁ~ん! あれって、あのヤムチャの師匠の武天老師なんじゃないの~?」キャピキャピ
ヤムチャ「……武天老師様?」
亀仙人「ふむ、如何にも……あのヤムチャを育てたのは……このワシじゃ……」キリッ
18号「……な~んか、一人芝居が始まったよ」
亀仙人「いやぁ~ん! カッコいい~、ナ~ウ~い~、素敵素敵~! もう、パンティーあげちゃう~!」キャピキャピ
クリリン「はぁ……こういう所がダメなんだよ、この人は……」
亀仙人「お嬢さん……私はパンティより……君のパフパフの方がいいんだがね……?」キリッ
ヤムチャ「はいっ……! んんっ……?」
亀仙人「そ~んな、モテモテのヒーローの師匠はどうじゃ!? も~っと、モテモテじゃっ! そうじゃそうじゃ、も~っとモテモテになれるに決まっておるっ!」
ヤムチャ「……あ、あの~?」
亀仙人「いやぁ~ん! あれって、あのヤムチャの師匠の武天老師なんじゃないの~?」キャピキャピ
ヤムチャ「……武天老師様?」
亀仙人「ふむ、如何にも……あのヤムチャを育てたのは……このワシじゃ……」キリッ
18号「……な~んか、一人芝居が始まったよ」
亀仙人「いやぁ~ん! カッコいい~、ナ~ウ~い~、素敵素敵~! もう、パンティーあげちゃう~!」キャピキャピ
クリリン「はぁ……こういう所がダメなんだよ、この人は……」
亀仙人「お嬢さん……私はパンティより……君のパフパフの方がいいんだがね……?」キリッ
669: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:26:13 ID:wY2Rrj42
亀仙人「いやぁ~ん、いやぁ~ん! パフパフしちゃ~う! そ~れ、パフパフ……パフパフ……」キャピキャピ
18号「……いい加減にしなっ!」ゴチンッ
亀仙人「ガ、ガガっ……! お、お前……また殴りよったな……このワシを……」
ウーロン「どうやら、しっかりしなきゃいけないのは……弟子より、師匠の爺さんみたいだな! ハハハっ!」
亀仙人「カ、カカっ……! ワ、ワシはもう……隠居生活に入っておる……ワシはこれでいいんじゃ……」
プーアル「ちょっと、真面目な事を言ったと思ったら……相変わらずですねぇ……」
ヤムチャ「なぁ……? クリリン……いつもこんな感じなの……?」
クリリン「……基本的にはこんな感じですね。変わってませんよ、こっちも」
18号「……いい加減にしなっ!」ゴチンッ
亀仙人「ガ、ガガっ……! お、お前……また殴りよったな……このワシを……」
ウーロン「どうやら、しっかりしなきゃいけないのは……弟子より、師匠の爺さんみたいだな! ハハハっ!」
亀仙人「カ、カカっ……! ワ、ワシはもう……隠居生活に入っておる……ワシはこれでいいんじゃ……」
プーアル「ちょっと、真面目な事を言ったと思ったら……相変わらずですねぇ……」
ヤムチャ「なぁ……? クリリン……いつもこんな感じなの……?」
クリリン「……基本的にはこんな感じですね。変わってませんよ、こっちも」
670: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:32:45 ID:wY2Rrj42
ヤムチャ「あっ、ところで……クリリンさぁ……?」
クリリン「あっ、はい……どうしました……?」
ヤムチャ「俺は、ここでこうやって……プロレスデビューして、働いてるんだけどさぁ……お前、今何やってんだ……?」
クリリン「あっ、それねっ……!」
ヤムチャ「お前も真面目にやってるって事は……何か、お前も仕事とかしてるのか……?」
クリリン「ヤムチャさん、ヤムチャさんっ……! ちょ~っと、その事でお話が……あのっ……! ちょっと、二人で話しませんかね……?」グイグイ
ヤムチャ「お、おい……なんだよ、クリリン……」
クリリン「いいからいいからっ……! ホラ、こっちこっちっ……! あっ、ヤムチャさんと、積もる話があるからさぁ……? ちょっと、待っててくれねぇかっ……!?」グイグイ
ウーロン「な~んだよ……俺達に聞かせれない話なのかよ……?」
18号「……なんだい、アイツ」
亀仙人「カ、カカ……ま、まぁ……あやつらの付き合いは長い……そういう話もあるじゃろう……カ、カカ……」
クリリン「あっ、はい……どうしました……?」
ヤムチャ「俺は、ここでこうやって……プロレスデビューして、働いてるんだけどさぁ……お前、今何やってんだ……?」
クリリン「あっ、それねっ……!」
ヤムチャ「お前も真面目にやってるって事は……何か、お前も仕事とかしてるのか……?」
クリリン「ヤムチャさん、ヤムチャさんっ……! ちょ~っと、その事でお話が……あのっ……! ちょっと、二人で話しませんかね……?」グイグイ
ヤムチャ「お、おい……なんだよ、クリリン……」
クリリン「いいからいいからっ……! ホラ、こっちこっちっ……! あっ、ヤムチャさんと、積もる話があるからさぁ……? ちょっと、待っててくれねぇかっ……!?」グイグイ
ウーロン「な~んだよ……俺達に聞かせれない話なのかよ……?」
18号「……なんだい、アイツ」
亀仙人「カ、カカ……ま、まぁ……あやつらの付き合いは長い……そういう話もあるじゃろう……カ、カカ……」
672: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:41:00 ID:wY2Rrj42
ーーー
リュウ「……んっ、ヤムチャはまだ戻ってねぇのか?」キョロキョロ
ケン「まぁ、積もる話もあるんじゃねぇか……?」
リュウ「ファンに見つかって……騒ぎになってるとかじゃないだろうなぁ……?」
ケン「その辺は、プーアル君がいるから……大丈夫なような気がするけどなぁ……」
リュウ「……そうだな」
ケン「あ~、でも万が一があるからなぁ……うんうん……ちょっと心配だね……? ファンに下手な事、言っちゃあ……なぁ……?」
リュウ「……んっ、ヤムチャはまだ戻ってねぇのか?」キョロキョロ
ケン「まぁ、積もる話もあるんじゃねぇか……?」
リュウ「ファンに見つかって……騒ぎになってるとかじゃないだろうなぁ……?」
ケン「その辺は、プーアル君がいるから……大丈夫なような気がするけどなぁ……」
リュウ「……そうだな」
ケン「あ~、でも万が一があるからなぁ……うんうん……ちょっと心配だね……? ファンに下手な事、言っちゃあ……なぁ……?」
673: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:49:24 ID:wY2Rrj42
サガット「おい、リュウ……ケン……ヤムチャ君は、どうしたんだ……?」キョロキョロ
ケン「お~う、サガット……まだ、友人と話してるみたいだけど……」
リュウ「……ちょっと、探してくるよ」
ケン「えっ……? お、おい……お前が行くのかよ……?」
リュウ「万が一、ファンに掴まっていたら……厄介だ……それと……」
サガット「……それと?」
リュウ「ちょっと、クリリンって奴を生で見てみたい気持ちもある……」
ケン「……なぁ~んだかんだで気になってたのかよ、お前っ!?」
リュウ「ははは、見るだけだよ見るだけ……それじゃあ、見物に行ってくるよ……」
サガット「俺も、見に行きたいけど俺がヤムチャ君を探している……と、いうのはおかしな話だよな……?」
ケン「……お前もかよ」
ケン「お~う、サガット……まだ、友人と話してるみたいだけど……」
リュウ「……ちょっと、探してくるよ」
ケン「えっ……? お、おい……お前が行くのかよ……?」
リュウ「万が一、ファンに掴まっていたら……厄介だ……それと……」
サガット「……それと?」
リュウ「ちょっと、クリリンって奴を生で見てみたい気持ちもある……」
ケン「……なぁ~んだかんだで気になってたのかよ、お前っ!?」
リュウ「ははは、見るだけだよ見るだけ……それじゃあ、見物に行ってくるよ……」
サガット「俺も、見に行きたいけど俺がヤムチャ君を探している……と、いうのはおかしな話だよな……?」
ケン「……お前もかよ」
674: 名無しさん 2015/11/12(木) 22:54:51 ID:wY2Rrj42
ーーー
ヤムチャ「おいおいっ……なんだなんだ、どうしたどうした、クリリンっ……!」
クリリン「いいからいいから、ヤムチャさん……よしよし、この辺なら大丈夫かな……?」キョロキョロ
ヤムチャ「皆に聞かれちゃ、マズい事でもあるのかよ……? あっ、お前……ひょっとして、何か危ない仕事に手ぇ出してるんじゃねぇだろうなっ!?」
クリリン「そんなんじゃないですよっ……! ホラ、俺は……ヤムチャさんみたいに、こういう派手な仕事は性に合わないっていうか……向いてないっていうかね……?」
ヤムチャ「……うん」
クリリン「それでも、武天老師様の所で培った物を使いたいというのも、ありましてね……?」
ヤムチャ「うんうん」
クリリン「警官っすよ。俺、警察官になろうと思ってるんですよ」
ヤムチャ「あ~、警察官ね……なる程なる程……結構、考えてるんだなぁ……」
ヤムチャ「おいおいっ……なんだなんだ、どうしたどうした、クリリンっ……!」
クリリン「いいからいいから、ヤムチャさん……よしよし、この辺なら大丈夫かな……?」キョロキョロ
ヤムチャ「皆に聞かれちゃ、マズい事でもあるのかよ……? あっ、お前……ひょっとして、何か危ない仕事に手ぇ出してるんじゃねぇだろうなっ!?」
クリリン「そんなんじゃないですよっ……! ホラ、俺は……ヤムチャさんみたいに、こういう派手な仕事は性に合わないっていうか……向いてないっていうかね……?」
ヤムチャ「……うん」
クリリン「それでも、武天老師様の所で培った物を使いたいというのも、ありましてね……?」
ヤムチャ「うんうん」
クリリン「警官っすよ。俺、警察官になろうと思ってるんですよ」
ヤムチャ「あ~、警察官ね……なる程なる程……結構、考えてるんだなぁ……」
676: 名無しさん 2015/11/12(木) 23:01:45 ID:wY2Rrj42
ヤムチャ「じゃあ、今日は休日か? 休日の中……わざわざ、見にきてくれたんだな……?」
クリリン「あ~、いやっ……! まだですっ……! まだ、警察官ではないんですよ……?」
ヤムチャ「……あぁ? どういう事だ?」
クリリン「あの~、ヤムチャさん知ってます……? 警察官になろうとしてもね……どんなに、強くても……どんなに腕があっても……それだけじゃなれないんですよ……?」
ヤムチャ「な~んでだよ……? お前ぐらいの強さだったら……すぐなれるだろう……!」
クリリン「試験があるんですよ……試験が……採用試験ってのがあるんですよ……」
ヤムチャ「あ~、そうなんだ……そういう物もあるんだ……へぇ~……」
クリリン「あ~、いやっ……! まだですっ……! まだ、警察官ではないんですよ……?」
ヤムチャ「……あぁ? どういう事だ?」
クリリン「あの~、ヤムチャさん知ってます……? 警察官になろうとしてもね……どんなに、強くても……どんなに腕があっても……それだけじゃなれないんですよ……?」
ヤムチャ「な~んでだよ……? お前ぐらいの強さだったら……すぐなれるだろう……!」
クリリン「試験があるんですよ……試験が……採用試験ってのがあるんですよ……」
ヤムチャ「あ~、そうなんだ……そういう物もあるんだ……へぇ~……」
677: 名無しさん 2015/11/12(木) 23:09:13 ID:wY2Rrj42
クリリン「だから俺、今……武天老師様の所で世話になりながら、その試験の勉強をしてるってワケです」
ヤムチャ「へぇ~、簡単にはなれないもんなんだぁ。でも、そういう事だったらな……頑張れよ、クリリン」
クリリン「……俺もこの歳になって、勉強始める事になるとは思いませんでしたよ。ちくしょう、こんな事ならもっと勉強しておけばよかったですよ」
ヤムチャ「大丈夫だって。お前だったら絶対に警察官になれるよ! うん、頑張れクリリンっ!」
クリリン「ヤムチャさん、ありがとうございます……」
ヤムチャ「うんっ!」
クリリン「それで、ね……? ヤムチャさん……ここからです……ここから、話があるんですよ……」
ヤムチャ「……なんだなんだ、どうした?」
ヤムチャ「へぇ~、簡単にはなれないもんなんだぁ。でも、そういう事だったらな……頑張れよ、クリリン」
クリリン「……俺もこの歳になって、勉強始める事になるとは思いませんでしたよ。ちくしょう、こんな事ならもっと勉強しておけばよかったですよ」
ヤムチャ「大丈夫だって。お前だったら絶対に警察官になれるよ! うん、頑張れクリリンっ!」
クリリン「ヤムチャさん、ありがとうございます……」
ヤムチャ「うんっ!」
クリリン「それで、ね……? ヤムチャさん……ここからです……ここから、話があるんですよ……」
ヤムチャ「……なんだなんだ、どうした?」
679: 名無しさん 2015/11/12(木) 23:16:30 ID:wY2Rrj42
クリリン「今、俺は武天老師様の所でお世話になってる身分ですよね……? やっぱり武天老師様の言う通り、武道家としてはともかく……人間としては、俺もフラフラしてて、ダメじゃないですか……?」
ヤムチャ「でも、勉強はしてるんだろ? 努力はしてるんだろ? 頑張ってるじゃねぇか!」
クリリン「そうです。それでね……? その努力が実って、俺が警察官になって……」
ヤムチャ「うん」
クリリン「安定した収入を得る事が出来るになって、ね……日々の暮らしに不憫な思いを感じさせないような立派な男になれたら、ね……?」
ヤムチャ「うん……んっ……?」
クリリン「俺、プロポーズしようと思うですよ……アイツに……」
ヤムチャ「でも、勉強はしてるんだろ? 努力はしてるんだろ? 頑張ってるじゃねぇか!」
クリリン「そうです。それでね……? その努力が実って、俺が警察官になって……」
ヤムチャ「うん」
クリリン「安定した収入を得る事が出来るになって、ね……日々の暮らしに不憫な思いを感じさせないような立派な男になれたら、ね……?」
ヤムチャ「うん……んっ……?」
クリリン「俺、プロポーズしようと思うですよ……アイツに……」
681: 名無しさん 2015/11/12(木) 23:23:58 ID:wY2Rrj42
ヤムチャ「アイツって……」
クリリン「ヤムチャさんには、話しておこうと思いまして……あの、内緒ですよ? まだ、内緒にしておいて下さいね……?」
ヤムチャ「18号の事だよなぁ……?」
クリリン「俺もね、ちゃんとしようと勉強していく中で……やっぱり、ちゃんとした関係と言うか……そういう事を思うようになってきまして……」
ヤムチャ「お、おいっ……! そ、それってっ……! 結婚って事かっ!?」
クリリン「だぁ~っ、声がデカいですっ……! まだですっ……まだなんですからっ……!」
18号「あぁ……? アイツら何の話をしているんだ……?」チラッ
ウーロン「きっと、可愛い女選手紹介しろって、頼み込んでるに違いねぇなっ!」
18号「……ほ~う、そりゃお仕置きだ」
クリリン「ヤムチャさんには、話しておこうと思いまして……あの、内緒ですよ? まだ、内緒にしておいて下さいね……?」
ヤムチャ「18号の事だよなぁ……?」
クリリン「俺もね、ちゃんとしようと勉強していく中で……やっぱり、ちゃんとした関係と言うか……そういう事を思うようになってきまして……」
ヤムチャ「お、おいっ……! そ、それってっ……! 結婚って事かっ!?」
クリリン「だぁ~っ、声がデカいですっ……! まだですっ……まだなんですからっ……!」
18号「あぁ……? アイツら何の話をしているんだ……?」チラッ
ウーロン「きっと、可愛い女選手紹介しろって、頼み込んでるに違いねぇなっ!」
18号「……ほ~う、そりゃお仕置きだ」
682: 名無しさん 2015/11/12(木) 23:28:33 ID:wY2Rrj42
ヤムチャ「お前っ……! だって、おいっ……! お、おいっ……!」
クリリン「静かにっ……! 静かに、ヤムチャさんっ……!」
ヤムチャ「あ、あぁ……す、すまん……」
クリリン「ま、まだするって決まったワケじゃないんですけどね……? 採用試験にも受かってないですし……で、でも……ねぇ、ヤムチャさん……」
ヤムチャ「採用試験に受かってから、か……」
クリリン「そ、その……何と言うか……俺の方が先……あ~、いや……こういう言い方はおかしいですよね……え~っと……すいませんっ! ヤムチャさんっ!」ペコッ
ヤムチャ「い、いやっ……! お、おいおい……待てよ待てよ、クリリンっ……!」
クリリン「……すいませんっ!」ペコッ
ヤムチャ「あ~、待てよってのは、そういう意味じゃなくて……めでたい報告じゃねぇかっ!? お前が、謝る事ねぇよっ!」
クリリン「静かにっ……! 静かに、ヤムチャさんっ……!」
ヤムチャ「あ、あぁ……す、すまん……」
クリリン「ま、まだするって決まったワケじゃないんですけどね……? 採用試験にも受かってないですし……で、でも……ねぇ、ヤムチャさん……」
ヤムチャ「採用試験に受かってから、か……」
クリリン「そ、その……何と言うか……俺の方が先……あ~、いや……こういう言い方はおかしいですよね……え~っと……すいませんっ! ヤムチャさんっ!」ペコッ
ヤムチャ「い、いやっ……! お、おいおい……待てよ待てよ、クリリンっ……!」
クリリン「……すいませんっ!」ペコッ
ヤムチャ「あ~、待てよってのは、そういう意味じゃなくて……めでたい報告じゃねぇかっ!? お前が、謝る事ねぇよっ!」
683: 名無しさん 2015/11/12(木) 23:32:56 ID:wY2Rrj42
ヤムチャ「いいから、頭を上げろ……なっ……? なんで、俺に謝ってるんだよ……」
クリリン「あ~、いやぁ……」
ヤムチャ「俺に気を使う必要ねぇよ……俺なんかにさ、気を使わなくても大丈夫だから、なっ……? そりゃ、お前だってそういう事を考えるようにもなるさ……自然な事なんだから……なっ……?」
クリリン「……はい」
ヤムチャ「そうかそうか……クリリンもそういう事を考えるようになったか……そうだよな……付き合ってたら、そうなるか……」
クリリン「はい」
ヤムチャ「でも……なぁ……? 大丈夫か……? 結構、凶暴な所あるんじゃねぇのか……? なぁ……?」
クリリン「はは、確かにそういう所はありますけど、ね……でも……」
ヤムチャ「……うん」
クリリン「……それ以上に、いい所もありますから」
ヤムチャ「……そうか」
クリリン「あ~、いやぁ……」
ヤムチャ「俺に気を使う必要ねぇよ……俺なんかにさ、気を使わなくても大丈夫だから、なっ……? そりゃ、お前だってそういう事を考えるようにもなるさ……自然な事なんだから……なっ……?」
クリリン「……はい」
ヤムチャ「そうかそうか……クリリンもそういう事を考えるようになったか……そうだよな……付き合ってたら、そうなるか……」
クリリン「はい」
ヤムチャ「でも……なぁ……? 大丈夫か……? 結構、凶暴な所あるんじゃねぇのか……? なぁ……?」
クリリン「はは、確かにそういう所はありますけど、ね……でも……」
ヤムチャ「……うん」
クリリン「……それ以上に、いい所もありますから」
ヤムチャ「……そうか」
705: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:02:28 ID:cuj3bCHc
ヤムチャ「そういう事だったら、なっ……!?」ガシッ
クリリン「う、うおっとっ……!」
ヤムチャ「頑張れよ、なっ! 頑張れよ、クリリンっ!」バシバシ
クリリン「あたたた……痛っ……! ちょっと痛いですって、ヤムチャさんっ……!」
ヤムチャ「早い所、警察官になって……それで、なっ……? 早い所、しちまえ……なっ……?」
クリリン「は、はいっ……! ありがとうございますっ……!」
ヤムチャ「俺も応援してるからよぉ……! 温か~い、家庭作れよぉ~、クリリンっ……!」
クリリン「ちょ、ちょっとっ……! 気が早いですって……まだですよっ……! まだ、そこまではいってないんですからっ……!」
ヤムチャ「ハハハハ、ハハハハっ!」
リュウ「おっ、いたいた……アレがクリリンかな……? 背丈は結構小さいんだな……」
クリリン「う、うおっとっ……!」
ヤムチャ「頑張れよ、なっ! 頑張れよ、クリリンっ!」バシバシ
クリリン「あたたた……痛っ……! ちょっと痛いですって、ヤムチャさんっ……!」
ヤムチャ「早い所、警察官になって……それで、なっ……? 早い所、しちまえ……なっ……?」
クリリン「は、はいっ……! ありがとうございますっ……!」
ヤムチャ「俺も応援してるからよぉ……! 温か~い、家庭作れよぉ~、クリリンっ……!」
クリリン「ちょ、ちょっとっ……! 気が早いですって……まだですよっ……! まだ、そこまではいってないんですからっ……!」
ヤムチャ「ハハハハ、ハハハハっ!」
リュウ「おっ、いたいた……アレがクリリンかな……? 背丈は結構小さいんだな……」
706: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:08:42 ID:cuj3bCHc
リュウ(それで、あっちの三人も……ヤムチャの友人かな……?)チラッ
ウーロン「クリリンとヤムチャの野郎、何話し込んでやがるんだ……?」
リュウ(ありゃ、豚型人間だな……アイツ、プーアル君といい、幅広く付き合ってるんだな……)
18号「……後で、とっちめて聞いてやらないといけないね」
リュウ(それで、女……雰囲気出てる女だな……あっちも格闘技経験者かな……?)
亀仙人「ホッホッホ。野暮な事はするもんではない」
リュウ(それで……んっ……? アレって……)マジマジ
亀仙人「……おや?」
リュウ(あれって……お、おいっ……! ジャッキー・チュンじゃねぇかよっ!? ジャッキー・チュンがこんな所にいるぞっ!?)
ウーロン「クリリンとヤムチャの野郎、何話し込んでやがるんだ……?」
リュウ(ありゃ、豚型人間だな……アイツ、プーアル君といい、幅広く付き合ってるんだな……)
18号「……後で、とっちめて聞いてやらないといけないね」
リュウ(それで、女……雰囲気出てる女だな……あっちも格闘技経験者かな……?)
亀仙人「ホッホッホ。野暮な事はするもんではない」
リュウ(それで……んっ……? アレって……)マジマジ
亀仙人「……おや?」
リュウ(あれって……お、おいっ……! ジャッキー・チュンじゃねぇかよっ!? ジャッキー・チュンがこんな所にいるぞっ!?)
707: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:15:46 ID:cuj3bCHc
ウーロン「爺さん、どうした……って、あっ……アレ、リュウじゃねぇか?」
18号「おお、そうだね……最後に試合をしてた奴だ……リュウだね……」
プーアル「あっ……! リュウさんっ……!」
亀仙人「ヤムチャはクリリンと話し込んでるようじゃし……ちょ~っち、ワシはアヤツに挨拶をしてくるとでもするかの……」ササッ
リュウ(お、おいおい……近づいて来たぞ……あのジャッキー・チュンが……こっちに近づいて来たぞっ……!?)
亀仙人「リュウさん……じゃったな……?」
リュウ「は、はい……! ヤ、ヤムチャ君の……御友人のお方ですよね……?」
亀仙人「……うちのヤムチャがお世話になっております」ペコッ
18号「おお、そうだね……最後に試合をしてた奴だ……リュウだね……」
プーアル「あっ……! リュウさんっ……!」
亀仙人「ヤムチャはクリリンと話し込んでるようじゃし……ちょ~っち、ワシはアヤツに挨拶をしてくるとでもするかの……」ササッ
リュウ(お、おいおい……近づいて来たぞ……あのジャッキー・チュンが……こっちに近づいて来たぞっ……!?)
亀仙人「リュウさん……じゃったな……?」
リュウ「は、はい……! ヤ、ヤムチャ君の……御友人のお方ですよね……?」
亀仙人「……うちのヤムチャがお世話になっております」ペコッ
708: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:23:35 ID:cuj3bCHc
リュウ「あ~、いえいえっ……! ヤムチャ君は、しっかりと働いてくれてましてね……礼を言うのは、こっちの方ですよ……どうぞどうぞ、お顔を上げて下さいっ……!」
亀仙人「ホッホッホ。アンタの試合もよかったぞ。今日、一日楽しめたわ」
リュウ「ありがとうございます……あの、一つお伺いしてもよろしいでしょうか……?」
亀仙人「……なんじゃ?」
リュウ「ジャッキー・チュン……さん……ですよねぇ……?」
亀仙人「おぉ、なんじゃ……お主にもバレてしまったか……」
リュウ「あっ、やっぱり……」
亀仙人「バイソンとか言う奴にも、バレてしまったわ……こりゃ、新しい変装のパターン、考えるねばいかんな……」
リュウ(……変装のパターン?)
亀仙人「ホッホッホ。アンタの試合もよかったぞ。今日、一日楽しめたわ」
リュウ「ありがとうございます……あの、一つお伺いしてもよろしいでしょうか……?」
亀仙人「……なんじゃ?」
リュウ「ジャッキー・チュン……さん……ですよねぇ……?」
亀仙人「おぉ、なんじゃ……お主にもバレてしまったか……」
リュウ「あっ、やっぱり……」
亀仙人「バイソンとか言う奴にも、バレてしまったわ……こりゃ、新しい変装のパターン、考えるねばいかんな……」
リュウ(……変装のパターン?)
709: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:30:19 ID:cuj3bCHc
リュウ「天下一武道会の優勝者に、こんな所で会えるだなんて……こちらこそ、光栄ですよ。今日は、ご来場頂きありがとうございます」
亀仙人「……やめんかい、やめんかい。昔の話じゃ」
リュウ「ヤムチャ君も、武道家として非常に優れていますが……彼を指導されたのは、貴方が……?」
亀仙人「ワシは、ちょこっと手解きしてやっただけじゃよ。アヤツは、殆ど独流じゃ」
リュウ(ん……? この話……何処かで……確か……)
亀仙人「基礎は叩き込んだつもりじゃが……独学が故、どうも無駄な動きが多い……しかし、アンタらの所ではな……? それが、役に立つのではないかの……?」
リュウ「……失礼ですが」
亀仙人「……む?」
亀仙人「……やめんかい、やめんかい。昔の話じゃ」
リュウ「ヤムチャ君も、武道家として非常に優れていますが……彼を指導されたのは、貴方が……?」
亀仙人「ワシは、ちょこっと手解きしてやっただけじゃよ。アヤツは、殆ど独流じゃ」
リュウ(ん……? この話……何処かで……確か……)
亀仙人「基礎は叩き込んだつもりじゃが……独学が故、どうも無駄な動きが多い……しかし、アンタらの所ではな……? それが、役に立つのではないかの……?」
リュウ「……失礼ですが」
亀仙人「……む?」
710: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:37:28 ID:cuj3bCHc
リュウ「……何か異名を持ってたりしますかね?」
亀仙人「むむっ……? どういう事じゃ……?」
リュウ「武術の神……そういう風に呼ばれた事は、ありませんかね……?」
亀仙人「……ふむ」
リュウ(確か、言っていた……ヤムチャは言っていた……自分の師匠は武天老師だと……あの時は冗談だと思っていたが……この雰囲気……)
亀仙人「……」
リュウ「武天老師様……ですよね……?」
亀仙人「……お主の師匠とも、戦った事があるぞい」
リュウ「……えっ?」
亀仙人「むむっ……? どういう事じゃ……?」
リュウ「武術の神……そういう風に呼ばれた事は、ありませんかね……?」
亀仙人「……ふむ」
リュウ(確か、言っていた……ヤムチャは言っていた……自分の師匠は武天老師だと……あの時は冗談だと思っていたが……この雰囲気……)
亀仙人「……」
リュウ「武天老師様……ですよね……?」
亀仙人「……お主の師匠とも、戦った事があるぞい」
リュウ「……えっ?」
711: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:47:16 ID:cuj3bCHc
亀仙人「武術の神だなんて呼ばれておると、多くの人間に吹っかけられる……お主の師匠……確か、剛拳じゃったかの……? それも、チャレンジャーの一人じゃった」
リュウ「師匠と、戦った事があるんですか……!?」
亀仙人「ワシが勝った……ワシが勝った事には、勝ったが……お主の師匠はなぁ……悔いておった……」
リュウ「……」
亀仙人「負けた事ではなく……何も出来なかった自分に対して……悔いておったわ……まぁ、アンタらの言う所のしょっぱい試合じゃったと言うワケじゃ……」
リュウ「……」
亀仙人「ワシに挑んでくる奴なんてのは、ワシを倒して名を挙げたい……な~んて奴も多かったからな……一風変わったチャレンジャーじゃったから、覚えておるわ」
リュウ「師匠と、戦った事があるんですか……!?」
亀仙人「ワシが勝った……ワシが勝った事には、勝ったが……お主の師匠はなぁ……悔いておった……」
リュウ「……」
亀仙人「負けた事ではなく……何も出来なかった自分に対して……悔いておったわ……まぁ、アンタらの言う所のしょっぱい試合じゃったと言うワケじゃ……」
リュウ「……」
亀仙人「ワシに挑んでくる奴なんてのは、ワシを倒して名を挙げたい……な~んて奴も多かったからな……一風変わったチャレンジャーじゃったから、覚えておるわ」
712: 名無しさん 2015/11/13(金) 22:53:50 ID:cuj3bCHc
亀仙人「プロレスとして、何処まで出来るのか……試したかったんじゃろうな……しかし、ワシは大人気なかったよ……あっさり終わらせてしまった……」
リュウ「……」
亀仙人「……申し訳なかったと伝えておいてくれ」
リュウ「……はい」
亀仙人「ヤムチャはワシとは違う……ワシと違って、アイツは器用じゃ……アンタらの土俵で、アンタらのやり方で出来る男じゃ……なっ……?」
リュウ「そうですね」
亀仙人「今は、アンタらは仲間のようじゃが……いずれ、師弟対決が出来るといいな? 今度は、アンタらのルールでな」ニカッ
リュウ「……はい」
リュウ「……」
亀仙人「……申し訳なかったと伝えておいてくれ」
リュウ「……はい」
亀仙人「ヤムチャはワシとは違う……ワシと違って、アイツは器用じゃ……アンタらの土俵で、アンタらのやり方で出来る男じゃ……なっ……?」
リュウ「そうですね」
亀仙人「今は、アンタらは仲間のようじゃが……いずれ、師弟対決が出来るといいな? 今度は、アンタらのルールでな」ニカッ
リュウ「……はい」
713: 名無しさん 2015/11/13(金) 23:01:16 ID:cuj3bCHc
ヤムチャ「ハハハハ、ハハハハっ!」バシバシ
クリリン「痛い、痛いですって、ヤムチャさんっ……! それに、あまり長話してると……皆に怪しまれますから、そろそろこの辺で……」
ヤムチャ「あっ、それもそうだなっ! じゃあ、皆の所にって……アレ……?」
クリリン「んっ……? あれって、ヤムチャさんのね……リュウさんって人ですよね……?」
ヤムチャ「なんで、リュウさん来てるんだ……? しかも、武天老師様と話し込んでるじゃねぇか……ちょっと、ちょっと……俺、あっち行ってくるわ……ゴメンな、クリリンっ……!」
クリリン「あ~、はいはいっ! 行って下さい」
ヤムチャ「それと……なっ……!? 頑張れよ、クリリンっ!」
クリリン「はいっ!」
クリリン「痛い、痛いですって、ヤムチャさんっ……! それに、あまり長話してると……皆に怪しまれますから、そろそろこの辺で……」
ヤムチャ「あっ、それもそうだなっ! じゃあ、皆の所にって……アレ……?」
クリリン「んっ……? あれって、ヤムチャさんのね……リュウさんって人ですよね……?」
ヤムチャ「なんで、リュウさん来てるんだ……? しかも、武天老師様と話し込んでるじゃねぇか……ちょっと、ちょっと……俺、あっち行ってくるわ……ゴメンな、クリリンっ……!」
クリリン「あ~、はいはいっ! 行って下さい」
ヤムチャ「それと……なっ……!? 頑張れよ、クリリンっ!」
クリリン「はいっ!」
715: 名無しさん 2015/11/13(金) 23:08:11 ID:cuj3bCHc
ヤムチャ「リュウさ~ん、リュウさんどうしたんですか……? こんな所に来ちゃって……」
リュウ「あぁ、ヤムチャ……折角だからな、俺もお前の御友人に挨拶しておこうと思ってな……」
ヤムチャ「いいっすよ、いいっすよ、こんな人に……わざわざリュウさんが挨拶する必要なんてないんですから……」
リュウ「こんな人……? お前、自分の師匠に向かってそんな言い方はないだろう……?」
ヤムチャ「違うっ……! リュウさんは知らないんですよっ! この人の本当の姿をっ!」
リュウ「本当の姿って……この人の本当の姿は、武天……」
亀仙人「まぁまぁまぁ……リュウさんや、リュウさんや……もういいじゃろう、なっ……?」
リュウ「あぁ、ヤムチャ……折角だからな、俺もお前の御友人に挨拶しておこうと思ってな……」
ヤムチャ「いいっすよ、いいっすよ、こんな人に……わざわざリュウさんが挨拶する必要なんてないんですから……」
リュウ「こんな人……? お前、自分の師匠に向かってそんな言い方はないだろう……?」
ヤムチャ「違うっ……! リュウさんは知らないんですよっ! この人の本当の姿をっ!」
リュウ「本当の姿って……この人の本当の姿は、武天……」
亀仙人「まぁまぁまぁ……リュウさんや、リュウさんや……もういいじゃろう、なっ……?」
717: 名無しさん 2015/11/13(金) 23:14:47 ID:cuj3bCHc
亀仙人「うちの所のヤムチャは、武道家としては優秀かもしれんが、見ての通りまだまだじゃ……」
ヤムチャ「それは、あなたがねぇっ……!」
亀仙人「こんな形で送り出すのは、師として情けない事かもしらんが……それでも……」
ヤムチャ「聞いてますっ!? ねぇ、聞いてますっ!?」
亀仙人「どうか、こいつを頼みますわ。一人前にしてやって下さい」ペコッ
ヤムチャ「子供じゃないんですから……も~うっ……!」
リュウ「はい、大切にお預かりさせて頂きます……」ペコッ
ヤムチャ「って、あ~っ! リュウさんまで……も~うっ……!」
ヤムチャ「それは、あなたがねぇっ……!」
亀仙人「こんな形で送り出すのは、師として情けない事かもしらんが……それでも……」
ヤムチャ「聞いてますっ!? ねぇ、聞いてますっ!?」
亀仙人「どうか、こいつを頼みますわ。一人前にしてやって下さい」ペコッ
ヤムチャ「子供じゃないんですから……も~うっ……!」
リュウ「はい、大切にお預かりさせて頂きます……」ペコッ
ヤムチャ「って、あ~っ! リュウさんまで……も~うっ……!」
718: 名無しさん 2015/11/13(金) 23:19:09 ID:cuj3bCHc
ーーー
サガット「リュウまで戻って来なくなったぞ。まさか、本当にファンに捕まってるんじゃないだろうなぁ?」
ケン「……案外、楽しく喋ってたりしてなぁ?」
サガット「それだといいんだが……」
バイソン「ジャッキー・チュンと楽しくお喋り……う~ん、羨ましいね……」
サガット「……ジャッキー・チュンって、どういう事だ?」
バイソン「あれ……? 言ってなかったっけ……? ヤムチャ君の友人にさぁ、ジャッキー・チュンも来てるって……」
サガット「……聞いてないぞ、おい」
サガット「リュウまで戻って来なくなったぞ。まさか、本当にファンに捕まってるんじゃないだろうなぁ?」
ケン「……案外、楽しく喋ってたりしてなぁ?」
サガット「それだといいんだが……」
バイソン「ジャッキー・チュンと楽しくお喋り……う~ん、羨ましいね……」
サガット「……ジャッキー・チュンって、どういう事だ?」
バイソン「あれ……? 言ってなかったっけ……? ヤムチャ君の友人にさぁ、ジャッキー・チュンも来てるって……」
サガット「……聞いてないぞ、おい」
721: 名無しさん 2015/11/13(金) 23:28:23 ID:cuj3bCHc
バルログ「案外、軽く鍛えてもらってたりしてね……」
ケン「あ~、それいいねぇ、うん」
バルログ「私はルチャ・リブレがベースですからねぇ。そういうのは使えそうにはないですけど、習ってみたいような気はします」
バイソン「俺もラフファイトだからなぁ……使えそうにないけど……うん、やっぱり習ってみてぇ!」
サガット「俺はムエタイだっ! 使えるぞっ! 多分、試合でも使えるっ!」
バルログ「……サガット、ヒールじゃないですか」
ケン「ヒールのお前が出歩くのやめておけって……俺、探しに行ってみようかな……?」
サガット「ジャッキー・チュンが来てるなんて聞いてなかったぞっ! どうしてお前達、言ってくれなかったんだっ!?」
バイソン「な~んか、言い出すタイミングなかったんだよ……そういう時もあるだろうが」
ケン「あ~、それいいねぇ、うん」
バルログ「私はルチャ・リブレがベースですからねぇ。そういうのは使えそうにはないですけど、習ってみたいような気はします」
バイソン「俺もラフファイトだからなぁ……使えそうにないけど……うん、やっぱり習ってみてぇ!」
サガット「俺はムエタイだっ! 使えるぞっ! 多分、試合でも使えるっ!」
バルログ「……サガット、ヒールじゃないですか」
ケン「ヒールのお前が出歩くのやめておけって……俺、探しに行ってみようかな……?」
サガット「ジャッキー・チュンが来てるなんて聞いてなかったぞっ! どうしてお前達、言ってくれなかったんだっ!?」
バイソン「な~んか、言い出すタイミングなかったんだよ……そういう時もあるだろうが」
746: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:02:27 ID:/ieX/gog
ーーー
クリリン「それじゃあ、ヤムチャさん……今日はお疲れ様でしたっ! 楽しかったですよっ!」
ウーロン「お~う、近いうちにまた来るからなっ! しっかりしろよ、ヤムチャっ!」
ヤムチャ「おう、皆して……本当にありがとなっ! 久々に皆の顔が見れてよかったよ。近いうちにまた来てくれっ!」
リュウ「……お待ちしております」ペコッ
亀仙人「ホッホッホ、それじゃあ飯でも食って……帰るとするか……」
18号「……それと、ショッピングもしようよ。確か、そういう約束したもんね?」
クリリン「おいおい、待てよ……あれは、お前が勝手になぁ……?」
18号「なぁ~に言ってるんだい……約束は約束だよ……キッチリ守ってもらうよ……?」
クリリン「だからぁ~、おいおい……勘弁してくれよ……」
ヤムチャ「……ハハハ。クリリン、仲良くな」
クリリン「それじゃあ、ヤムチャさん……今日はお疲れ様でしたっ! 楽しかったですよっ!」
ウーロン「お~う、近いうちにまた来るからなっ! しっかりしろよ、ヤムチャっ!」
ヤムチャ「おう、皆して……本当にありがとなっ! 久々に皆の顔が見れてよかったよ。近いうちにまた来てくれっ!」
リュウ「……お待ちしております」ペコッ
亀仙人「ホッホッホ、それじゃあ飯でも食って……帰るとするか……」
18号「……それと、ショッピングもしようよ。確か、そういう約束したもんね?」
クリリン「おいおい、待てよ……あれは、お前が勝手になぁ……?」
18号「なぁ~に言ってるんだい……約束は約束だよ……キッチリ守ってもらうよ……?」
クリリン「だからぁ~、おいおい……勘弁してくれよ……」
ヤムチャ「……ハハハ。クリリン、仲良くな」
747: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:09:11 ID:/ieX/gog
リュウ「いやぁ、あの時は冗談だと思ったんだけどさ……」
ヤムチャ「……んっ?」
リュウ「お前の師匠が、武天老師様だって……アレ、本当だったんだな……?」
ヤムチャ「あ、あれっ……? リュウさん、武天老師様だって……わかっちゃいました……?」
リュウ「でも、もうちょっと敬意を払った方がいいんじゃないか……? 武術の神だぞ……武術の神……」
ヤムチャ「いやぁ、勿論払う所では払ってるんですけどね……? ただねぇ……なんと言うか、その……ねぇ……?」
リュウ「……なんだよ?」
ヤムチャ「いやぁ、本性知ったら……びっくりしますよ、リュウさんも……?」
リュウ「……いい人だったじゃないか」
ヤムチャ「いや~、だからですねぇ……」
ヤムチャ「……んっ?」
リュウ「お前の師匠が、武天老師様だって……アレ、本当だったんだな……?」
ヤムチャ「あ、あれっ……? リュウさん、武天老師様だって……わかっちゃいました……?」
リュウ「でも、もうちょっと敬意を払った方がいいんじゃないか……? 武術の神だぞ……武術の神……」
ヤムチャ「いやぁ、勿論払う所では払ってるんですけどね……? ただねぇ……なんと言うか、その……ねぇ……?」
リュウ「……なんだよ?」
ヤムチャ「いやぁ、本性知ったら……びっくりしますよ、リュウさんも……?」
リュウ「……いい人だったじゃないか」
ヤムチャ「いや~、だからですねぇ……」
749: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:17:27 ID:/ieX/gog
ヤムチャ(しかしなぁ……クリリンが……あのクリリンが……そうかそうか、プロポーズか……)
リュウ「さて……」
ヤムチャ(最初に会った時は芋臭い小僧だったのに……へへ、髪とか伸ばして色気づいちゃってさ……そうかそうか……そうだよな……クリリンだって、もうそういう事考えるよな……)
リュウ「……そろそろ、戻るか。ケンやサガットも待ってるからな?」
ヤムチャ(悟空に……クリリン……この中じゃ絶対俺が一番最初だと思ってたけど……ハハハ、俺が一番最後になっちまったな……)
リュウ「ん……おい、どうした……? 聞いてるんだったら、返事ぐらい……」
ヤムチャ「ちっくしょうっ……! 俺も負けねぇぞ、この野郎っ……!」
リュウ「……う、うおっ! なんだっ!?」ビクッ
リュウ「さて……」
ヤムチャ(最初に会った時は芋臭い小僧だったのに……へへ、髪とか伸ばして色気づいちゃってさ……そうかそうか……そうだよな……クリリンだって、もうそういう事考えるよな……)
リュウ「……そろそろ、戻るか。ケンやサガットも待ってるからな?」
ヤムチャ(悟空に……クリリン……この中じゃ絶対俺が一番最初だと思ってたけど……ハハハ、俺が一番最後になっちまったな……)
リュウ「ん……おい、どうした……? 聞いてるんだったら、返事ぐらい……」
ヤムチャ「ちっくしょうっ……! 俺も負けねぇぞ、この野郎っ……!」
リュウ「……う、うおっ! なんだっ!?」ビクッ
751: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:26:31 ID:/ieX/gog
プーアル「ちょ、ちょっと……ヤムチャ様、どうしたんですか……? いきなり大声なんか出しちゃって……びっくりさせないで下さいよ……」アセアセ
ヤムチャ「あ~、悪い悪いプーアル。こう、感情が高まってな……自然に出ちゃうっ……! そういう時って、人間あるだろ? なっ、なっ……?」
リュウ「……お前は、何を言ってるんだ?」
ヤムチャ「あ~、いや~……やっぱり、友人達に会ったらね、俺も触発されたと言うか……こ~う、俺も頑張ろうっ! って、気持ちになったんですよ。ナハハハ」
リュウ「そうかそうか……じゃあ、これからそれをいい方向に使ってくれ……頼むぞ……」
ヤムチャ「勿論っすよっ! それじゃあね……皆の所に戻りましょうかっ! よ~し、これから飲み会だ~! 俺も頑張るぞ~!」
リュウ「……お前は飲み会で何を頑張るんだ?」
ヤムチャ「そりゃ~、色々っすよっ……! 色々、色々っ! さぁさぁ、リュウさん、リュウさん、行きましょうっ!」
リュウ「……こういう所が、まだまだって言われる所以なのかな? う~ん」
ヤムチャ「あ~、悪い悪いプーアル。こう、感情が高まってな……自然に出ちゃうっ……! そういう時って、人間あるだろ? なっ、なっ……?」
リュウ「……お前は、何を言ってるんだ?」
ヤムチャ「あ~、いや~……やっぱり、友人達に会ったらね、俺も触発されたと言うか……こ~う、俺も頑張ろうっ! って、気持ちになったんですよ。ナハハハ」
リュウ「そうかそうか……じゃあ、これからそれをいい方向に使ってくれ……頼むぞ……」
ヤムチャ「勿論っすよっ! それじゃあね……皆の所に戻りましょうかっ! よ~し、これから飲み会だ~! 俺も頑張るぞ~!」
リュウ「……お前は飲み会で何を頑張るんだ?」
ヤムチャ「そりゃ~、色々っすよっ……! 色々、色々っ! さぁさぁ、リュウさん、リュウさん、行きましょうっ!」
リュウ「……こういう所が、まだまだって言われる所以なのかな? う~ん」
754: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:32:40 ID:/ieX/gog
ーーー
サガット「そりゃ、試合に向けて集中はしてたけど……そういう事だったら、教えてくれてもよかったんじゃないか……? なぁ……?」
バイソン「こっちの好意をそういう受け取り方するんじゃねぇよ、サガットちゃん……」
サガット「いやぁ……でもなぁ……?」
ケン「いつまでやってんだ……おっ、それよりリュウとヤムチャ……戻ってきたみたいだぞ……?」
リュウ「……ただいま」
ヤムチャ「あ~、すいませんすいません、皆さん……待たせちゃいましたかね……?」
サガット「そりゃ、試合に向けて集中はしてたけど……そういう事だったら、教えてくれてもよかったんじゃないか……? なぁ……?」
バイソン「こっちの好意をそういう受け取り方するんじゃねぇよ、サガットちゃん……」
サガット「いやぁ……でもなぁ……?」
ケン「いつまでやってんだ……おっ、それよりリュウとヤムチャ……戻ってきたみたいだぞ……?」
リュウ「……ただいま」
ヤムチャ「あ~、すいませんすいません、皆さん……待たせちゃいましたかね……?」
756: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:41:50 ID:/ieX/gog
サガット「おい、リュウ……お前も、ジャッキー・チュンと話したのか……?」
リュウ「あぁ。ヤムチャの事……よろしく頼むって言われたよ……」
サガット「天下のジャッキー・チュンがそう言ったのか……?」
リュウ「あぁ、そういう風に頼まれた……こりゃ、もうヤムチャの育成失敗は許されないぞ、おい……」
サガット「……そうだよなぁ」
リュウ「と、いうかジャッキー・チュンって……実は……」
プーアル「まぁまぁまぁ……リュウさん、リュウさん……いいじゃないですか……その事はもういいじゃないですかっ……!」
リュウ「……んっ?」
プーアル「ジャッキー・チュンの話はもういいじゃないですかっ!? ジャッキー・チュンがどれだけ凄くても、ヤムチャ様はヤムチャ様なんですからっ!」
バイソン「……プーアル君も言うねぇ、うん」
リュウ(あっ、そっか……わざわざ変装して来るって事は……やっぱり、武天老師だって、バレたくないのかな……? 俺が、皆に言う事……では、ないか……)
リュウ「あぁ。ヤムチャの事……よろしく頼むって言われたよ……」
サガット「天下のジャッキー・チュンがそう言ったのか……?」
リュウ「あぁ、そういう風に頼まれた……こりゃ、もうヤムチャの育成失敗は許されないぞ、おい……」
サガット「……そうだよなぁ」
リュウ「と、いうかジャッキー・チュンって……実は……」
プーアル「まぁまぁまぁ……リュウさん、リュウさん……いいじゃないですか……その事はもういいじゃないですかっ……!」
リュウ「……んっ?」
プーアル「ジャッキー・チュンの話はもういいじゃないですかっ!? ジャッキー・チュンがどれだけ凄くても、ヤムチャ様はヤムチャ様なんですからっ!」
バイソン「……プーアル君も言うねぇ、うん」
リュウ(あっ、そっか……わざわざ変装して来るって事は……やっぱり、武天老師だって、バレたくないのかな……? 俺が、皆に言う事……では、ないか……)
757: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:51:13 ID:/ieX/gog
ヤムチャ「んっ……?」キョロ
ケン「……どうした、ヤムチャ?」
ヤムチャ「んっ……? んっ、んっ……?」キョロキョロ
バルログ「ヤムチャ君、どうしました?」
ヤムチャ「あれ~? 今日……さくらちゃんは……?」
キャミィ「さくらさんは、今日も残業です」
ヤムチャ「あらっ……! さくらちゃん、今日も残業なんだっ!? じゃあ、飲み会……来れないの……?」
キャミィ「はい」
ヤムチャ「あらららら。またか~」
ケン「……どうした、ヤムチャ?」
ヤムチャ「んっ……? んっ、んっ……?」キョロキョロ
バルログ「ヤムチャ君、どうしました?」
ヤムチャ「あれ~? 今日……さくらちゃんは……?」
キャミィ「さくらさんは、今日も残業です」
ヤムチャ「あらっ……! さくらちゃん、今日も残業なんだっ!? じゃあ、飲み会……来れないの……?」
キャミィ「はい」
ヤムチャ「あらららら。またか~」
758: 名無しさん 2015/11/14(土) 22:56:47 ID:/ieX/gog
バルログ「さくらさんが、残業という事になりますと……また、女性陣はキャミィさん一人ですか……大丈夫です……?」
キャミィ「私は、大丈夫ですよ」
バルログ「ローズさんとか、かりんさんも誘ってみますかね……?」
バイソン「これだ、これこれ……見ろよ、これがバルログちゃんのテクニックだ……こうやって、女を誘うんだよコイツは……」
バルログ「違いますよっ……! 私は女性陣が、キャミィさん一人だったらい辛いんじゃないかなと思いまして、こういう提案をですね……?」
バイソン「はいはい、またまた~」
サガット「う~ん……確かに、さくらちゃんが残業でこっちに来れないとなると……これは、ローズさんとかりん君も、こっちに呼ぶべきなのかなぁ……?」
バルログ「……でしょ?」
ケン「なぁ~んか、どんどん増えてくるなぁ……おい……」
キャミィ「私は、大丈夫ですよ」
バルログ「ローズさんとか、かりんさんも誘ってみますかね……?」
バイソン「これだ、これこれ……見ろよ、これがバルログちゃんのテクニックだ……こうやって、女を誘うんだよコイツは……」
バルログ「違いますよっ……! 私は女性陣が、キャミィさん一人だったらい辛いんじゃないかなと思いまして、こういう提案をですね……?」
バイソン「はいはい、またまた~」
サガット「う~ん……確かに、さくらちゃんが残業でこっちに来れないとなると……これは、ローズさんとかりん君も、こっちに呼ぶべきなのかなぁ……?」
バルログ「……でしょ?」
ケン「なぁ~んか、どんどん増えてくるなぁ……おい……」
759: 名無しさん 2015/11/14(土) 23:04:54 ID:/ieX/gog
キャミィ「それじゃあ、私がまたローズさんとかりんさんに声かけておきますよ」
バルログ「キャミィさんがこっちばかりでね……女子部の方々とコミュニケーション取れなくなると、いけないでしょ……? もう、いっそ合流させちゃいましょう」
バイソン「キャミィちゃんは、シャドルーの仮部員でもあるしなぁ……うん、だからこれを機に、俺達と女子部の架け橋になってくれや!」
キャミィ「……頑張ってみます」
バイソン「明日はかりんと王者戦か……? その時は俺達、シャドルーも出番あるだろうから……うんうん……かりんとコミュニケーション取る事は、悪い方には転がらねぇはずだ」
キャミィ「あっ、その事なんですけど……」
バイソン「……どうした?」
バルログ「キャミィさんがこっちばかりでね……女子部の方々とコミュニケーション取れなくなると、いけないでしょ……? もう、いっそ合流させちゃいましょう」
バイソン「キャミィちゃんは、シャドルーの仮部員でもあるしなぁ……うん、だからこれを機に、俺達と女子部の架け橋になってくれや!」
キャミィ「……頑張ってみます」
バイソン「明日はかりんと王者戦か……? その時は俺達、シャドルーも出番あるだろうから……うんうん……かりんとコミュニケーション取る事は、悪い方には転がらねぇはずだ」
キャミィ「あっ、その事なんですけど……」
バイソン「……どうした?」
760: 名無しさん 2015/11/14(土) 23:14:25 ID:/ieX/gog
キャミィ「明日は、かりんさんと私ではなく……かりんさんと、さくらさんだそうです。さくらさんに、そう言われました」
ケン「今日、かりんが……挑戦表明してたじゃねぇかよ……? それはどうするんだ……?」
キャミィ「……私が解説で、二人の間に割って入っていけと」
バイソン「う~わっ……! 大変だね、ハハハ」ニヤニヤ
キャミィ「さくらさんに勉強して来いと言われました……この後、御指導よろしくお願いします……」
サガット「それは、緊急だな……今日はそこをメインとするか……」
キャミィ「……申し訳ありません」
リュウ「気にする事はないよ……解説を勉強するべき人間は、ちょうどこっちにもいる……なっ、ヤムチャ……?」
ヤムチャ「キャミィさん、俺も付き合うから……一緒に勉強しよう……」キリッ
ケン「……格好つけてんじゃねぇよ、バーカ」
ケン「今日、かりんが……挑戦表明してたじゃねぇかよ……? それはどうするんだ……?」
キャミィ「……私が解説で、二人の間に割って入っていけと」
バイソン「う~わっ……! 大変だね、ハハハ」ニヤニヤ
キャミィ「さくらさんに勉強して来いと言われました……この後、御指導よろしくお願いします……」
サガット「それは、緊急だな……今日はそこをメインとするか……」
キャミィ「……申し訳ありません」
リュウ「気にする事はないよ……解説を勉強するべき人間は、ちょうどこっちにもいる……なっ、ヤムチャ……?」
ヤムチャ「キャミィさん、俺も付き合うから……一緒に勉強しよう……」キリッ
ケン「……格好つけてんじゃねぇよ、バーカ」
761: 名無しさん 2015/11/14(土) 23:21:58 ID:/ieX/gog
バイソン「それじゃあ、後はダンさん誘って……行きますかっ!」
ケン「てめぇも、仕切ってんじゃねぇよ、バーカ」
ヤムチャ(う~ん……なんだよ、さくらちゃん……また来れねぇのか……)
バイソン「ハハハ! たまには、いいじゃねぇかよ、おい。それじゃあ、ヤムチャ君もな……?」
ケン「そうだよ、とっとと着替えて来いよ」
ヤムチャ(う~ん……なんだよ、ちくしょう……まぁ、仕方ないと言えば仕方ないのかな……? でも……う~ん……)
プーアル「……ヤムチャ様?」
ヤムチャ「あっ……! うんうんうんっ……! わかってるよ、わかってるよ……プーアル」
ケン「てめぇも、仕切ってんじゃねぇよ、バーカ」
ヤムチャ(う~ん……なんだよ、さくらちゃん……また来れねぇのか……)
バイソン「ハハハ! たまには、いいじゃねぇかよ、おい。それじゃあ、ヤムチャ君もな……?」
ケン「そうだよ、とっとと着替えて来いよ」
ヤムチャ(う~ん……なんだよ、ちくしょう……まぁ、仕方ないと言えば仕方ないのかな……? でも……う~ん……)
プーアル「……ヤムチャ様?」
ヤムチャ「あっ……! うんうんうんっ……! わかってるよ、わかってるよ……プーアル」
762: 名無しさん 2015/11/14(土) 23:25:54 ID:/ieX/gog
ーーー
さくら「……メインが、リュウさん抜きでの、ベガさんとサガットさんで大丈夫ですか? 」
ベガ「やりきってみせるさ……あの、PVが予想以上に効果があった……今回は、数日かけての宣伝だ……なんとかしてみせる……」
さくら「……」
ベガ「ところで、さくら……今日お前達の試合だが……」
さくら「……なんすか?」
ベガ「お前……あまり自分の商品価値を落とすような試合はするなよ……?」
さくら「その点は、大丈夫っす。大丈夫……自分は熱狂的なファンに支えられていますから」
ベガ「……そうか」
さくら「……メインが、リュウさん抜きでの、ベガさんとサガットさんで大丈夫ですか? 」
ベガ「やりきってみせるさ……あの、PVが予想以上に効果があった……今回は、数日かけての宣伝だ……なんとかしてみせる……」
さくら「……」
ベガ「ところで、さくら……今日お前達の試合だが……」
さくら「……なんすか?」
ベガ「お前……あまり自分の商品価値を落とすような試合はするなよ……?」
さくら「その点は、大丈夫っす。大丈夫……自分は熱狂的なファンに支えられていますから」
ベガ「……そうか」
763: 名無しさん 2015/11/14(土) 23:31:57 ID:/ieX/gog
さくら「……ベガさんも」
ベガ「……んっ?」
さくら「ベルトの価値……あまり落とすような真似は、やめて下さいね……」
ベガ「……」
さくら「先人達が必死に……いい試合して……ちょっとずつ価値を積み重ねてきたベルトなんですよ、それは……」
ベガ「……そうだな」
さくら「……本当に女子部に喰われても知りませんよ? ねっ?」
ベガ「喰ってくれても構わん……春麗の復帰試合は、メインにする予定なんだからな……」
ベガ「……んっ?」
さくら「ベルトの価値……あまり落とすような真似は、やめて下さいね……」
ベガ「……」
さくら「先人達が必死に……いい試合して……ちょっとずつ価値を積み重ねてきたベルトなんですよ、それは……」
ベガ「……そうだな」
さくら「……本当に女子部に喰われても知りませんよ? ねっ?」
ベガ「喰ってくれても構わん……春麗の復帰試合は、メインにする予定なんだからな……」
788: 名無しさん 2015/11/15(日) 22:08:33 ID:2Ue9S0GY
さくら「一週間後のメインは、ベガさん対サガットさん……二週間後のメインは、女子部……それで、明日のメインは……?」
ベガ「ここに、ロレント・ソドム組とホーク・フェイロン組を持ってきてリュウを休ませたいのだが……」
さくら「……タッグのベルト戦っすか」
ベガ「……無理だよな?」
さくら「厳しいかと」
ベガ「まだリュウ休ませる事は出来ないようだな……明日のメインは、私とリュウになるな……ロレント達は第五試合でやらせよう……」
さくら「ベガさんと、リュウさん……もう、使っちゃうんですか……?」
ベガ「まだ、使わない……勿論タッグだよ……パートナーは……」
ベガ「ここに、ロレント・ソドム組とホーク・フェイロン組を持ってきてリュウを休ませたいのだが……」
さくら「……タッグのベルト戦っすか」
ベガ「……無理だよな?」
さくら「厳しいかと」
ベガ「まだリュウ休ませる事は出来ないようだな……明日のメインは、私とリュウになるな……ロレント達は第五試合でやらせよう……」
さくら「ベガさんと、リュウさん……もう、使っちゃうんですか……?」
ベガ「まだ、使わない……勿論タッグだよ……パートナーは……」
790: 名無しさん 2015/11/15(日) 22:24:39 ID:2Ue9S0GY
ベガ「バルログと……ヤムチャ……いってみたいなぁ……」
さくら「バルログさんと、ヤムチャさんですか」
ベガ「あぁ、この組み合わせは今日の勝利者だ、リュウも勝った……バルログも勝った……ヤムチャも勝った……シャドルー三連戦の生き残り組だ。今日の延長戦だな……」
さくら「……確かに」
ベガ「リュウに私を追い詰めてもらいつつ……ヤムチャに負けさせる……うん、これだろうな……」
さくら「……ヤムチャさんメインデビューっすか?」
ベガ「……早いか?」
さくら「女子部は基本的に、そういう事には慣れっこですが……下手したら、タッグ組の反感買う事になりますよ?」
さくら「バルログさんと、ヤムチャさんですか」
ベガ「あぁ、この組み合わせは今日の勝利者だ、リュウも勝った……バルログも勝った……ヤムチャも勝った……シャドルー三連戦の生き残り組だ。今日の延長戦だな……」
さくら「……確かに」
ベガ「リュウに私を追い詰めてもらいつつ……ヤムチャに負けさせる……うん、これだろうな……」
さくら「……ヤムチャさんメインデビューっすか?」
ベガ「……早いか?」
さくら「女子部は基本的に、そういう事には慣れっこですが……下手したら、タッグ組の反感買う事になりますよ?」
791: 名無しさん 2015/11/15(日) 22:43:24 ID:2Ue9S0GY
ベガ「タッグ組も今きているロレントとソドムを中心にメインデビューをさせるていくつもりだ……明日、サガットとナッシュに戦ってもらう……」
さくら「サガットさんと、ナッシュさん……? また、変わった組み合わせですね……?」
ベガ「一週間の王者戦に向けて……サガットの修行だな……この一週間、サガットには空手軍団とは絡ませずに、タッグ組と絡んでもらう事にするつもりだ」
さくら「……」
ベガ「ヤムチャをメインに出すのは、あくまで空手軍団だからだ……タッグ戦線にサガットという刺激を投下して……タッグ組のコンテンツを大きい物にしてもらわないとな……」
さくら「ここでも、シャドルーが絡んでくるんですね。女子部も、そうですけど」
ベガ「タッグベルトをメインに持って来れるだけの輝きを作ってもらいたい。現段階では、メインで納得してもらえるのは、シャドルーと空手軍団というブランドありきだろう」
さくら「サガットさんと、ナッシュさん……? また、変わった組み合わせですね……?」
ベガ「一週間の王者戦に向けて……サガットの修行だな……この一週間、サガットには空手軍団とは絡ませずに、タッグ組と絡んでもらう事にするつもりだ」
さくら「……」
ベガ「ヤムチャをメインに出すのは、あくまで空手軍団だからだ……タッグ戦線にサガットという刺激を投下して……タッグ組のコンテンツを大きい物にしてもらわないとな……」
さくら「ここでも、シャドルーが絡んでくるんですね。女子部も、そうですけど」
ベガ「タッグベルトをメインに持って来れるだけの輝きを作ってもらいたい。現段階では、メインで納得してもらえるのは、シャドルーと空手軍団というブランドありきだろう」
792: 名無しさん 2015/11/15(日) 23:04:47 ID:2Ue9S0GY
居酒屋ーー
ナッシュ「挑戦権を得たのは……ホーク君と、フェイロン君か……」
ホーク「そうですね。最近、プッシュされてるのを感じます」
ガイル「……お前、結構前からプッシュされてたんだぞ? ずっと、気づいてなかっただろ?」
ホーク「……そ、そうなんですか?」
フェイロン「本当、ウチの相方はこの辺がダメなんですよ……すいません……」
ヤン「俺達もお膳立てしたんですから、ロレントさん達といい試合して下さいよ、ホークさん……フェイロンさん……」
ホーク「そりゃ、勿論さっ! 次の試合を盛り上げて……タッグ戦線、盛り上げていきましょうっ! ロレントさん、ソドムさんっ! ガハハハ!」
ナッシュ「挑戦権を得たのは……ホーク君と、フェイロン君か……」
ホーク「そうですね。最近、プッシュされてるのを感じます」
ガイル「……お前、結構前からプッシュされてたんだぞ? ずっと、気づいてなかっただろ?」
ホーク「……そ、そうなんですか?」
フェイロン「本当、ウチの相方はこの辺がダメなんですよ……すいません……」
ヤン「俺達もお膳立てしたんですから、ロレントさん達といい試合して下さいよ、ホークさん……フェイロンさん……」
ホーク「そりゃ、勿論さっ! 次の試合を盛り上げて……タッグ戦線、盛り上げていきましょうっ! ロレントさん、ソドムさんっ! ガハハハ!」
794: 名無しさん 2015/11/15(日) 23:16:07 ID:2Ue9S0GY
ロレント「……いやぁ、もう自分は吐きそうっすけどね」
ソドム「……どうした、ロレント君? まだ、そんなに飲んでないだろ?」
ロレント「いや、そういう意味じゃなくて……本田さんと組んでた頃は、全くプッシュされてなかったのに……パートナー変わった途端、このプッシュじゃないですか……?」
ガイル「……ヒールターンしたってのもあるだろ?」
ロレント「これだけ押される事はなかったもんですからね……もう、プレッシャーで、プレッシャーで……いつも、試合前になったら吐きそうになります……」
ソドム「まさか、私のパートナーの本性が、こんなに器の小さい男だとは思わかったよ」
ロレント「……リングでは、しっかりやってるつもりですよ?」
ソドム「ははは、そうだな。リング上でさえ、しっかりしてくれていればいいさ」
ナッシュ「二人のプッシュのおかげで、最近僕が影薄くなっちゃったよ……人気大丈夫かな~?」
ソドム「……どうした、ロレント君? まだ、そんなに飲んでないだろ?」
ロレント「いや、そういう意味じゃなくて……本田さんと組んでた頃は、全くプッシュされてなかったのに……パートナー変わった途端、このプッシュじゃないですか……?」
ガイル「……ヒールターンしたってのもあるだろ?」
ロレント「これだけ押される事はなかったもんですからね……もう、プレッシャーで、プレッシャーで……いつも、試合前になったら吐きそうになります……」
ソドム「まさか、私のパートナーの本性が、こんなに器の小さい男だとは思わかったよ」
ロレント「……リングでは、しっかりやってるつもりですよ?」
ソドム「ははは、そうだな。リング上でさえ、しっかりしてくれていればいいさ」
ナッシュ「二人のプッシュのおかげで、最近僕が影薄くなっちゃったよ……人気大丈夫かな~?」
795: 名無しさん 2015/11/15(日) 23:28:38 ID:2Ue9S0GY
ユン「でも、俺達タッグ組はもっとプッシュされてもいいと思うんですよっ!」
ガイル「……なんだなんだ、どうした?」
ユン「だって、あの新入りっ!」
ガイル「……あぁ」
ユン「あのヤムチャって奴っ……! なんなんですよ、アレっ……!」
ナッシュ「ディージェイ君と同じように、即戦力を期待されて入団してきたんだろうが……」
ガイル「……まぁ、いい位置でやってるわな」
ナッシュ「猛プッシュなんてもんじゃないね……超プッシュだ……」
ガイル「……なんだなんだ、どうした?」
ユン「だって、あの新入りっ!」
ガイル「……あぁ」
ユン「あのヤムチャって奴っ……! なんなんですよ、アレっ……!」
ナッシュ「ディージェイ君と同じように、即戦力を期待されて入団してきたんだろうが……」
ガイル「……まぁ、いい位置でやってるわな」
ナッシュ「猛プッシュなんてもんじゃないね……超プッシュだ……」
800: 名無しさん 2015/11/15(日) 23:50:33 ID:2Ue9S0GY
ロレント「……なんだかんだでプレッシャーは凄いと思いますよ? 今の自分、そうですから」
ユン「ロレントは本田さんとも組んでたし……長いじゃないですかっ! それに、ソドムさんだってベテランだ」
ソドム「……そうだな。私は長いな」
ユン「あの新入りは……経験ないでしょ……? あんな奴に、ゴボウ抜きされてちゃ、ちょ~っと立場ありませんよ……」
ヤン「……言いたい事は、わかる。うん」
ユン「シャドルーさんもべったりでしょ……? なんですか、アレ……?」
ヤン「こんな状況で、俺達じゃなく……あの新入りが……皆さんは、納得してるんですか……?」
ユン「ロレントは本田さんとも組んでたし……長いじゃないですかっ! それに、ソドムさんだってベテランだ」
ソドム「……そうだな。私は長いな」
ユン「あの新入りは……経験ないでしょ……? あんな奴に、ゴボウ抜きされてちゃ、ちょ~っと立場ありませんよ……」
ヤン「……言いたい事は、わかる。うん」
ユン「シャドルーさんもべったりでしょ……? なんですか、アレ……?」
ヤン「こんな状況で、俺達じゃなく……あの新入りが……皆さんは、納得してるんですか……?」
803: 名無しさん 2015/11/15(日) 23:57:40 ID:2Ue9S0GY
ナッシュ「ちょっと……ねっ……?」
フェイロン「う~ん、まぁねぇ……」
ホーク「来るなら、私達の一つ下に来て欲しかったというのが本音かな……?」
ユン「ほらっ、ほらっ! 皆、納得してないっ! 俺だって納得していないっ!」
ガイル「お前いくら納得がいかねぇからって、間違ってもシュートしかけんじゃねぇぞっ!? 天下一武道会でいい所までいった奴なんだからなっ!? 返り討ちにされちまうぞっ!?」
ヤン「だから、そういう他の所の経歴を……こっちに持ってくるってのが、一番気に入らないんですよ……」
ロレント「皆さんの気持ちもわかりますけどね……ソドムさんは……?」
ソドム「……ノーコメント」
フェイロン「う~ん、まぁねぇ……」
ホーク「来るなら、私達の一つ下に来て欲しかったというのが本音かな……?」
ユン「ほらっ、ほらっ! 皆、納得してないっ! 俺だって納得していないっ!」
ガイル「お前いくら納得がいかねぇからって、間違ってもシュートしかけんじゃねぇぞっ!? 天下一武道会でいい所までいった奴なんだからなっ!? 返り討ちにされちまうぞっ!?」
ヤン「だから、そういう他の所の経歴を……こっちに持ってくるってのが、一番気に入らないんですよ……」
ロレント「皆さんの気持ちもわかりますけどね……ソドムさんは……?」
ソドム「……ノーコメント」
884: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:01:33 ID:uzabEuFo
ーーー
プーアル「あっ、リュウさんグラス空ですよ。注ぎますね」
リュウ「おっととと……はいはい、ストップストップ……おう、プーアル君、ありがとう」
ヤムチャ「あ~、ケンさんも……グラス空です……それじゃあ、こっちは俺が注ぎます」
ケン「お~う……御苦労……」
ダン「なんだかんだでよぉ、ヤムチャも馴染んで来たんじゃねぇか、なぁっ!?」
ケン「入団したての時はね……どうなる事かと思ってたけど……スタミナも多いし、身体能力もあるからな……今日は、セコンドもやったからな……うんうん……」
ヤムチャ「セコンドはしましたけど、俺はバイソンさんと違って何も出来てませんよ。それに……マイクパフォーマンスもやってませんしね……ナハハ」
リュウ「そうだそうだ、バイソンバイソンっ! お前、セコンド入るなんて……聞いてなかったぞっ!?」
バイソン「ガハハハハ、まぁいいじゃねぇか! いいじゃんいいじゃん。結果的には全体として上手くいったんだからよぉ?」
プーアル「あっ、リュウさんグラス空ですよ。注ぎますね」
リュウ「おっととと……はいはい、ストップストップ……おう、プーアル君、ありがとう」
ヤムチャ「あ~、ケンさんも……グラス空です……それじゃあ、こっちは俺が注ぎます」
ケン「お~う……御苦労……」
ダン「なんだかんだでよぉ、ヤムチャも馴染んで来たんじゃねぇか、なぁっ!?」
ケン「入団したての時はね……どうなる事かと思ってたけど……スタミナも多いし、身体能力もあるからな……今日は、セコンドもやったからな……うんうん……」
ヤムチャ「セコンドはしましたけど、俺はバイソンさんと違って何も出来てませんよ。それに……マイクパフォーマンスもやってませんしね……ナハハ」
リュウ「そうだそうだ、バイソンバイソンっ! お前、セコンド入るなんて……聞いてなかったぞっ!?」
バイソン「ガハハハハ、まぁいいじゃねぇか! いいじゃんいいじゃん。結果的には全体として上手くいったんだからよぉ?」
885: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:07:03 ID:uzabEuFo
キャミィ「バルログさん、今日のケンさんとの試合で新技を出しましたよね?」
サガット「おお、そういや出してたな。うん」
バルログ「フィニッシュホールドになり得る関節技……私も欲しかったですからね。それと、ヤムチャ君対策に……」
ヤムチャ「……俺対策?」
ケン「あっ、そうだそうだっ! バルログよぉ、俺一つ聞きたい事があるんだけどさ……?」
バルログ「……どうしましたか?」
ケン「あの新技ってさぁ……? 『バルログ・スペシャル』で……『バロ・スペシャル』って、言ってたよなぁ……?」
バルログ「はい、言いましたよ」
ケン「でも、試合中には……確か『パロ・スペシャル』って言ったよなぁ……?」
バルログ「……はい、言いましたよ」
ケン「バナナの『バ』じゃなくて、パンダの『パ』だったんだよなぁ? ありゃ、どういう事だ……?」
サガット「おお、そういや出してたな。うん」
バルログ「フィニッシュホールドになり得る関節技……私も欲しかったですからね。それと、ヤムチャ君対策に……」
ヤムチャ「……俺対策?」
ケン「あっ、そうだそうだっ! バルログよぉ、俺一つ聞きたい事があるんだけどさ……?」
バルログ「……どうしましたか?」
ケン「あの新技ってさぁ……? 『バルログ・スペシャル』で……『バロ・スペシャル』って、言ってたよなぁ……?」
バルログ「はい、言いましたよ」
ケン「でも、試合中には……確か『パロ・スペシャル』って言ったよなぁ……?」
バルログ「……はい、言いましたよ」
ケン「バナナの『バ』じゃなくて、パンダの『パ』だったんだよなぁ? ありゃ、どういう事だ……?」
886: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:15:47 ID:uzabEuFo
バルログ「あれね……うん、あれはね……うん、うんうん……」
ダン「……どうした? 何か事情でもあったのか?」
バルログ「あれね……うん……噛んじゃったんですよ……」
ケン「……はぁ?」
バルログ「『バロ・スペシャル』って言おうとしたら……噛んじゃって『パロ・スペシャル』になっちゃいました……」
バイソン「お前っ……! 折角の新技なのに……噛んだのかっ……!? 何やってんだよ!?」
バルログ「やっちゃいましたねぇ……でも、パロ・スペシャル……響きは悪くありませんね。うん、噛んでませんっ! あれは、最初から『パロ・スペシャル』だったのですよ。私は噛んでませんよ。もう、アレはパロ・スペシャルでいきますよ」
ダン「……どうした? 何か事情でもあったのか?」
バルログ「あれね……うん……噛んじゃったんですよ……」
ケン「……はぁ?」
バルログ「『バロ・スペシャル』って言おうとしたら……噛んじゃって『パロ・スペシャル』になっちゃいました……」
バイソン「お前っ……! 折角の新技なのに……噛んだのかっ……!? 何やってんだよ!?」
バルログ「やっちゃいましたねぇ……でも、パロ・スペシャル……響きは悪くありませんね。うん、噛んでませんっ! あれは、最初から『パロ・スペシャル』だったのですよ。私は噛んでませんよ。もう、アレはパロ・スペシャルでいきますよ」
887: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:23:12 ID:uzabEuFo
ケン「バルログ・スペシャルの略で『バロ・スペシャル』じゃなかったのかよ。その辺はどうなっちまったんだよ?」
バルログ「その辺はね……もう、有耶無耶にしておきましょう。うん、パロ・スペシャル……あれは、パロ・スペシャルですよ……」
リュウ「お前が、名前を『パルログ』にしたら、辻褄が合うようになるんじゃないか?」
バルログ「……ええっ!?」
ケン「お~、いい案が出たなっ! それにしようっ! それなら辻褄も合うなっ!」
サガット「パルログか……う~ん……」
バイソン「シャドルーのマスコットキャラの誕生だな。うん、パルログちゃん……今日から、おめぇはパルログちゃん」
キャミィ「……可愛くなりました」クスクス
バルログ「ちょっと、ちょっとやめて下さいよっ……! も~う、パルログって……なんですか、ソレ……」
バルログ「その辺はね……もう、有耶無耶にしておきましょう。うん、パロ・スペシャル……あれは、パロ・スペシャルですよ……」
リュウ「お前が、名前を『パルログ』にしたら、辻褄が合うようになるんじゃないか?」
バルログ「……ええっ!?」
ケン「お~、いい案が出たなっ! それにしようっ! それなら辻褄も合うなっ!」
サガット「パルログか……う~ん……」
バイソン「シャドルーのマスコットキャラの誕生だな。うん、パルログちゃん……今日から、おめぇはパルログちゃん」
キャミィ「……可愛くなりました」クスクス
バルログ「ちょっと、ちょっとやめて下さいよっ……! も~う、パルログって……なんですか、ソレ……」
891: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:32:41 ID:uzabEuFo
ヤムチャ「ねぇねぇ、パルログさん、パルログさん……」
バルログ「も~う、ヤムチャ君まで……もう、ダメっ! この話はお終いですっ!」
ヤムチャ「あ~、いやいや……冗談ですよ、ごめんなさい。あの~、必殺技のパロ・スペシャル……? え~っと、パロ・スペシャルでいいんですか……?」
バルログ「技名はパロ・スペシャルでいきます。でも、私はバルログです」
ヤムチャ「その必殺技のパロ・スペシャル……俺、対策って言いましたよね……?」
バルログ「あ~、はいはい」
ヤムチャ「それって、どういう事ですか……? アレは、今日ケンさんを倒す為の……新必殺じゃないんですか……?」
バルログ「勿論、それもありますけどね。ただ、これからシャドルーと空手軍団の抗争でヤムチャ君と戦う機会増えるとなると……ああいった技を、大技として持っておいた方がいいと思いましてね……?」
バルログ「も~う、ヤムチャ君まで……もう、ダメっ! この話はお終いですっ!」
ヤムチャ「あ~、いやいや……冗談ですよ、ごめんなさい。あの~、必殺技のパロ・スペシャル……? え~っと、パロ・スペシャルでいいんですか……?」
バルログ「技名はパロ・スペシャルでいきます。でも、私はバルログです」
ヤムチャ「その必殺技のパロ・スペシャル……俺、対策って言いましたよね……?」
バルログ「あ~、はいはい」
ヤムチャ「それって、どういう事ですか……? アレは、今日ケンさんを倒す為の……新必殺じゃないんですか……?」
バルログ「勿論、それもありますけどね。ただ、これからシャドルーと空手軍団の抗争でヤムチャ君と戦う機会増えるとなると……ああいった技を、大技として持っておいた方がいいと思いましてね……?」
892: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:42:35 ID:uzabEuFo
ダン「……バルログは、おめぇには遠慮してるからな、うんうん」
ヤムチャ「いや~、バルログさん……遠慮なんて入りませんよっ! ドーンとぶつかってきて下さいっ!」
ケン「……そういう問題じゃねぇんだよ」
ヤムチャ「……えっ?」
バルログ「ほら、今日の試合で……私がケンの周りを、グルグルグルグル回る技あったでしょ……? あれ、デジャヴって技なんですけど、覚えてます……?」
ヤムチャ「あ~、はいはいっ……! ありました、ありましたっ! なんか、グルングルンってなってる奴ですよねぇ?」
バルログ「あれをヤムチャ君に仕掛けるのって……ねぇ……?」
ヤムチャ「いや~、大丈夫ですよっ! 全然仕掛けてくれても構いませんよっ!?」
ダン「……そういう事じゃねぇんだよ、ヤムチャ」
ヤムチャ「いや~、バルログさん……遠慮なんて入りませんよっ! ドーンとぶつかってきて下さいっ!」
ケン「……そういう問題じゃねぇんだよ」
ヤムチャ「……えっ?」
バルログ「ほら、今日の試合で……私がケンの周りを、グルグルグルグル回る技あったでしょ……? あれ、デジャヴって技なんですけど、覚えてます……?」
ヤムチャ「あ~、はいはいっ……! ありました、ありましたっ! なんか、グルングルンってなってる奴ですよねぇ?」
バルログ「あれをヤムチャ君に仕掛けるのって……ねぇ……?」
ヤムチャ「いや~、大丈夫ですよっ! 全然仕掛けてくれても構いませんよっ!?」
ダン「……そういう事じゃねぇんだよ、ヤムチャ」
893: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:49:36 ID:uzabEuFo
ダン「お前、あの技さぁ……? どのタイミングで飛べばいいか……つまり、やられればいいか……まだ、わかってねぇだろ……?」
ヤムチャ「えっ……それは……」
ダン「断空脚と一緒だよ。断空脚は、相手を踏み台にしてジャンプする技だが……もし、その踏み台にした相手が、踏ん張ってくれなかったらどうなる……?」
ヤムチャ「それは……ジャンプ出来ません……崩れる事になってしまいます……」
ダン「お前は相手が踏ん張ってくれるって、わかってるからこそ……安心して相手を踏み台にして、二発目・三発目繰り出す事が出来るんだ。そうだろ……?」
ヤムチャ「はい、そうです」
バルログ「私の大技って、そういう技が多いんですよ……相手がこの位置で待っててくれる……踏ん張ってくれる……その場所やタイミングをちゃんと理解している相手じゃないと……成功しませんからね……」
ヤムチャ「えっ……それは……」
ダン「断空脚と一緒だよ。断空脚は、相手を踏み台にしてジャンプする技だが……もし、その踏み台にした相手が、踏ん張ってくれなかったらどうなる……?」
ヤムチャ「それは……ジャンプ出来ません……崩れる事になってしまいます……」
ダン「お前は相手が踏ん張ってくれるって、わかってるからこそ……安心して相手を踏み台にして、二発目・三発目繰り出す事が出来るんだ。そうだろ……?」
ヤムチャ「はい、そうです」
バルログ「私の大技って、そういう技が多いんですよ……相手がこの位置で待っててくれる……踏ん張ってくれる……その場所やタイミングをちゃんと理解している相手じゃないと……成功しませんからね……」
894: 名無しさん 2015/11/17(火) 22:54:40 ID:uzabEuFo
ヤムチャ「あ~、そういやバルログさんと以前戦った時の打ち合わせでは……念入りに言われましたね……この位置で待ってろとか、このタイミングで飛んでくれとか……」
バルログ「ラ・ブファドーラとコルバタですね。キッチリと打ち合わせさせてもらいました」
ヤムチャ「確かに、アレも……俺の待ってる位置とか、飛ぶタイミングがズレたりしたら……失敗になりますもんね……」
バルログ「私のファイトスタイルって、皆さんと少し違いますからね。強引に投げる……とかではなくて、相手の身体を軸にして……さらに、そこから発展させていくってパターンが多いんですよ」
ヤムチャ「確かに確かに……バルログさんは、サガットさんやバイソンさんとは、ちょっと違う感じがします」
バルログ「大技になればなる程、より複雑で相手協力が必要な技になります……一つぐらい、強引に仕掛けれる技もあってもいいんじゃないかと、思いましてね……それがあのパロ・スペシャルというワケですよ」
ケン「デジャヴやハリケーン・ラナよりかは強引にはいける技だけど……でもあれも、完全に一人で……って、ワケにはいかねぇぞ?」
バルログ「そこはまぁ……でも、大半の技はそういう物でしょ?」
バルログ「ラ・ブファドーラとコルバタですね。キッチリと打ち合わせさせてもらいました」
ヤムチャ「確かに、アレも……俺の待ってる位置とか、飛ぶタイミングがズレたりしたら……失敗になりますもんね……」
バルログ「私のファイトスタイルって、皆さんと少し違いますからね。強引に投げる……とかではなくて、相手の身体を軸にして……さらに、そこから発展させていくってパターンが多いんですよ」
ヤムチャ「確かに確かに……バルログさんは、サガットさんやバイソンさんとは、ちょっと違う感じがします」
バルログ「大技になればなる程、より複雑で相手協力が必要な技になります……一つぐらい、強引に仕掛けれる技もあってもいいんじゃないかと、思いましてね……それがあのパロ・スペシャルというワケですよ」
ケン「デジャヴやハリケーン・ラナよりかは強引にはいける技だけど……でもあれも、完全に一人で……って、ワケにはいかねぇぞ?」
バルログ「そこはまぁ……でも、大半の技はそういう物でしょ?」
896: 名無しさん 2015/11/17(火) 23:10:06 ID:uzabEuFo
ヤムチャ「確かに、バイソンさんとは戦う機会が多いから『あっ、この技くるんだな』って雰囲気でわかるようになってきました……でも、バルログさんはやっぱり打ち合わせしてもらわないと、困りますねぇ」
ダン「その雰囲気でわかる……ってのがねぇと、大技も仕掛けにくいもんなんだよ……ましてや、バルログみたいな複雑な技なら尚更な……?」
ヤムチャ「失敗した時、最悪大変な事になっちゃいますもんねぇ……それはやっぱり、俺が経験が浅いせいで……大技が仕掛けにくい……って、事ですよねぇ?」
バルログ「……えぇ、まぁ」
ヤムチャ「こりゃ、マズいな……バイソンさん相手に試合するのが慣れて来たって、ホッとしている場合じゃねぇ……バルログさん相手にも、慣れていかなくちゃいけないのか……」
ケン「これから空手軍団と、シャドルーでな……お前だってバイソン以外のバルログやサガットと戦う場面も増えてくるだろうからな」
ダン「サガット……おめぇだって、ヤムチャにはまだまだ遠慮してる部分はあるだろ……?」
ダン「その雰囲気でわかる……ってのがねぇと、大技も仕掛けにくいもんなんだよ……ましてや、バルログみたいな複雑な技なら尚更な……?」
ヤムチャ「失敗した時、最悪大変な事になっちゃいますもんねぇ……それはやっぱり、俺が経験が浅いせいで……大技が仕掛けにくい……って、事ですよねぇ?」
バルログ「……えぇ、まぁ」
ヤムチャ「こりゃ、マズいな……バイソンさん相手に試合するのが慣れて来たって、ホッとしている場合じゃねぇ……バルログさん相手にも、慣れていかなくちゃいけないのか……」
ケン「これから空手軍団と、シャドルーでな……お前だってバイソン以外のバルログやサガットと戦う場面も増えてくるだろうからな」
ダン「サガット……おめぇだって、ヤムチャにはまだまだ遠慮してる部分はあるだろ……?」
898: 名無しさん 2015/11/17(火) 23:21:18 ID:uzabEuFo
ヤムチャ「えぇ、サガットさんも……!? でも、サガットさんはバルログさんみたいな複雑な技ありましたっけ……? サガットさんは強引にドーンって投げるタイプですよねぇ?」
ダン「……ブレーンバスター。まだ、一回も仕掛けてねぇだろ、こいつに」
サガット「……仕掛けてませんね。そういった技は打ち合わせの段階から、外しています」
ヤムチャ「ええっ……!? サガットさんも……あ、あるんだ……」
サガット「いい機会だから言うが……実は、受ける側に技術が要求される技……そういった技は今まで仕掛けていない……ヤムチャ君は経験が浅いからな……」
ヤムチャ「え、ええっ……」
サガット「ただ、俺達には他の技もある……そこまで技術が要求されずに、より派手に見える技……そういった物を、ヤムチャ君相手の時はチョイスしているというワケだ」
バイソン「俺なんか、その代表格だなっ! だって、拳でぶん殴るだけなんだぜ!? そもそも、投げてねぇからなっ!」
ダン「……ブレーンバスター。まだ、一回も仕掛けてねぇだろ、こいつに」
サガット「……仕掛けてませんね。そういった技は打ち合わせの段階から、外しています」
ヤムチャ「ええっ……!? サガットさんも……あ、あるんだ……」
サガット「いい機会だから言うが……実は、受ける側に技術が要求される技……そういった技は今まで仕掛けていない……ヤムチャ君は経験が浅いからな……」
ヤムチャ「え、ええっ……」
サガット「ただ、俺達には他の技もある……そこまで技術が要求されずに、より派手に見える技……そういった物を、ヤムチャ君相手の時はチョイスしているというワケだ」
バイソン「俺なんか、その代表格だなっ! だって、拳でぶん殴るだけなんだぜ!? そもそも、投げてねぇからなっ!」
899: 名無しさん 2015/11/17(火) 23:33:38 ID:uzabEuFo
ーーー
ユン「あんなの接待プロレスっですよ、接待プロレスっ!」
ガイル「もういいもういい、止めろ止めろ……ユン、ちょっと悪酔いしてるんじゃないか……? 酒が不味くなるよ……」
ユン「だって、ブレーンバスターも受けない……ジャーマンスープレックスも受けない……あれはシャドルーさんが、無理矢理持ち上げてるだけじゃないですか……技術は俺達の方が上が、絶対に上ですよっ!」
ガイル「じゃあ、なんだ……? お前が素人、ヒーローに仕立て上げる事出来んのかよ……? シャドルーさんが持ち上げて、アイツはそれでも応えてんだろが。片方が持ち上げるだけじゃ、ヒーローは誕生しねぇぞ?」
ロレント「まぁまぁ、落ち着きましょう……落ち着きましょう……喧嘩はよくありません……」
ソドム「……うむ。こういった席ではやめよう」
ガイル「お前ら、俺が何回チャンスやったと思ってるんだ? それに応えてくれたか? 技術持ってんだろ? あぁ?」
ユン「そう、言われると……言い返せないですけど、ね……」
ユン「あんなの接待プロレスっですよ、接待プロレスっ!」
ガイル「もういいもういい、止めろ止めろ……ユン、ちょっと悪酔いしてるんじゃないか……? 酒が不味くなるよ……」
ユン「だって、ブレーンバスターも受けない……ジャーマンスープレックスも受けない……あれはシャドルーさんが、無理矢理持ち上げてるだけじゃないですか……技術は俺達の方が上が、絶対に上ですよっ!」
ガイル「じゃあ、なんだ……? お前が素人、ヒーローに仕立て上げる事出来んのかよ……? シャドルーさんが持ち上げて、アイツはそれでも応えてんだろが。片方が持ち上げるだけじゃ、ヒーローは誕生しねぇぞ?」
ロレント「まぁまぁ、落ち着きましょう……落ち着きましょう……喧嘩はよくありません……」
ソドム「……うむ。こういった席ではやめよう」
ガイル「お前ら、俺が何回チャンスやったと思ってるんだ? それに応えてくれたか? 技術持ってんだろ? あぁ?」
ユン「そう、言われると……言い返せないですけど、ね……」
900: 名無しさん 2015/11/17(火) 23:40:34 ID:uzabEuFo
ガイル「ロレントと、ソドムさん、見てみろよっ!? 一回目で応えたぞ、オイっ! それで、プッシュが始まったんだろっ!」
ナッシュ「ハハハ。想像以上に、リングでボコボコにされちゃったけどね」
ガイル「いつまで経ってもチャンスに応えようとしねぇから……あの新入りだけじゃなく、ロレントとソドムさんにも……ホークとフェイロンにも、差をつけられるんじゃねぇのか、あぁっ!?」
フェイロン「……うちの相方がプッシュに気づいたのは、最近ですけどね」
ガイル「皆、チャンス掴むのに必死なんだよバカっ! あの新入りも……ここにいる、全員も……お前らだけだよ、他人の足引っ張ろう引っ張ろうとしてるのはよぉ……? 今、どういう状況かわかってんのか、オイっ!」
ヤン「……お、俺はそこまで言ってませんよっ!?」
ナッシュ「ハハハ。想像以上に、リングでボコボコにされちゃったけどね」
ガイル「いつまで経ってもチャンスに応えようとしねぇから……あの新入りだけじゃなく、ロレントとソドムさんにも……ホークとフェイロンにも、差をつけられるんじゃねぇのか、あぁっ!?」
フェイロン「……うちの相方がプッシュに気づいたのは、最近ですけどね」
ガイル「皆、チャンス掴むのに必死なんだよバカっ! あの新入りも……ここにいる、全員も……お前らだけだよ、他人の足引っ張ろう引っ張ろうとしてるのはよぉ……? 今、どういう状況かわかってんのか、オイっ!」
ヤン「……お、俺はそこまで言ってませんよっ!?」
904: 名無しさん 2015/11/17(火) 23:46:08 ID:uzabEuFo
ユン「……」
ガイル「……なんだなんだ、もうへこたれたのかこの野郎」
ユン「俺ね……最近、伸び悩んでるんですよ……」
ガイル「知ってる……うんうん、知ってる知ってる……」
ユン「今までは、タッグ組のナンバー2だったのに……気がつきゃ、ロレントさん達とフェイロンさんとホークさんのプッシュが始まって、最下層っすよ……」
ガイル「お前……おいっ、止めんじゃねぇぞ、こんな時に……」
ガイル「……なんだなんだ、もうへこたれたのかこの野郎」
ユン「俺ね……最近、伸び悩んでるんですよ……」
ガイル「知ってる……うんうん、知ってる知ってる……」
ユン「今までは、タッグ組のナンバー2だったのに……気がつきゃ、ロレントさん達とフェイロンさんとホークさんのプッシュが始まって、最下層っすよ……」
ガイル「お前……おいっ、止めんじゃねぇぞ、こんな時に……」
909: 名無しさん 2015/11/18(水) 00:01:07 ID:ALwpJnRw
ユン「……どうしたら、いいですかねぇ?」
ガイル「もういいよ、もういいもういい……飲め飲め飲めっ……! わかった、わかった……今日は付き合ってやるから……暗い酒にするんじゃねぇよっ!」
ユン「……すいません」
ガイル「吐いてスッキリするなら言っちまえっ! 今日は付き合ってやるよ、ちくしょうっ!」
ユン「ち~くしょうっ……! な~にが、天下一武道会だっ! ちくしょうっ!」
ガイル「は~いはい、そうそう……それでいい……それでいいそれでいい……」
ユン「技術では、俺の方が絶対上だぞっ……! あのド素人めっ! 俺はあんなド素人が、自分より上だなんて認めねぇぞ、この野郎めっ……!」
ガイル「そうそう、技術ではユン君の方が上です……間違いなく上です……」
ガイル「もういいよ、もういいもういい……飲め飲め飲めっ……! わかった、わかった……今日は付き合ってやるから……暗い酒にするんじゃねぇよっ!」
ユン「……すいません」
ガイル「吐いてスッキリするなら言っちまえっ! 今日は付き合ってやるよ、ちくしょうっ!」
ユン「ち~くしょうっ……! な~にが、天下一武道会だっ! ちくしょうっ!」
ガイル「は~いはい、そうそう……それでいい……それでいいそれでいい……」
ユン「技術では、俺の方が絶対上だぞっ……! あのド素人めっ! 俺はあんなド素人が、自分より上だなんて認めねぇぞ、この野郎めっ……!」
ガイル「そうそう、技術ではユン君の方が上です……間違いなく上です……」
911: 名無しさん 2015/11/18(水) 00:03:01 ID:ALwpJnRw
今日はここまで
933: 名無しさん 2015/11/18(水) 22:02:18 ID:ALwpJnRw
ーーー
ヤムチャ「って事は、技術もより磨いていかなきゃいけないって事か……」
ダン「うんにゃ、当然です」
リュウ「サガット、バルログ、バイソン……こいつら三人が使う技は、そういう事のないように覚えておいた方がいいな」
ヤムチャ「そうっすね」
リュウ「それと、余裕があればベガ。ベガもブレーンバスターは使う……シングルはないかもしれないけど、タッグなら試合が組まれる事もあると思うよ」
ヤムチャ「あ~、そうかそうか……ベガさんもか……でも、そうですよね。こいつには安心して技仕掛けてもいい……ってのが、ないと試合中に大技出すタイミングが限られてきますもんね……」
ダン「……というか、大技はお前が率先して喰らうべきだよ。だって、空手軍団の中で一番弱いのは、お前なんだからよ」
ヤムチャ「あ~、確かに……そうですね……」
ヤムチャ「って事は、技術もより磨いていかなきゃいけないって事か……」
ダン「うんにゃ、当然です」
リュウ「サガット、バルログ、バイソン……こいつら三人が使う技は、そういう事のないように覚えておいた方がいいな」
ヤムチャ「そうっすね」
リュウ「それと、余裕があればベガ。ベガもブレーンバスターは使う……シングルはないかもしれないけど、タッグなら試合が組まれる事もあると思うよ」
ヤムチャ「あ~、そうかそうか……ベガさんもか……でも、そうですよね。こいつには安心して技仕掛けてもいい……ってのが、ないと試合中に大技出すタイミングが限られてきますもんね……」
ダン「……というか、大技はお前が率先して喰らうべきだよ。だって、空手軍団の中で一番弱いのは、お前なんだからよ」
ヤムチャ「あ~、確かに……そうですね……」
934: 名無しさん 2015/11/18(水) 22:10:48 ID:ALwpJnRw
リュウ「……一丁、直々にシゴいてやるよ」
サガット「おっ、リュウ……お前がか……?」
リュウ「天下のジャッキー・チュン直々に頼まれたからな……コイツを一人前にしてくれって……約束したからには、守らねぇとな……」
ケン「……なんだなんだ、そんな事があったのか、オイっ!」
リュウ「という事だ、ヤムチャ……今日は上手くいったかもしれねぇが……まだまだ、先もあるんだよ……その時に向けて、準備しておけよ?」
ヤムチャ「つかの間の休息もないですね。ナハハ」
リュウ「……文句言ってるんじゃねぇよ?」ニヤニヤ
ヤムチャ「あ~、いやっ……! これは文句じゃないですっ……! それじゃあリュウさん、よろしくお願いしますっ!」
サガット「おっ、リュウ……お前がか……?」
リュウ「天下のジャッキー・チュン直々に頼まれたからな……コイツを一人前にしてくれって……約束したからには、守らねぇとな……」
ケン「……なんだなんだ、そんな事があったのか、オイっ!」
リュウ「という事だ、ヤムチャ……今日は上手くいったかもしれねぇが……まだまだ、先もあるんだよ……その時に向けて、準備しておけよ?」
ヤムチャ「つかの間の休息もないですね。ナハハ」
リュウ「……文句言ってるんじゃねぇよ?」ニヤニヤ
ヤムチャ「あ~、いやっ……! これは文句じゃないですっ……! それじゃあリュウさん、よろしくお願いしますっ!」
936: 名無しさん 2015/11/18(水) 22:23:32 ID:ALwpJnRw
サガット「ただ、リュウ……ヤムチャ君を伸ばす事だけじゃないぞ……? お前自身が伸びていく事……それは、忘れるな……」
リュウ「そんな物わかってるよ。当たり前じゃないか……コイツ、見てて……俺も考えは変わったよ……」
ヤムチャ「えっ……?」
リュウ「だってそうだろ……? 身体能力は高いけど、技術もない……マイクも出来ない……間の抜けた所だってあるよ、コイツは……」
ヤムチャ「うわっ……! リュウさん、酷いっ……!」
プーアル「いいえ、ヤムチャ様。これは鋭い分析です」
リュウ「けど、何故かわからないけど……ファンに認められ始めてるんだよ、コイツは……」
リュウ「そんな物わかってるよ。当たり前じゃないか……コイツ、見てて……俺も考えは変わったよ……」
ヤムチャ「えっ……?」
リュウ「だってそうだろ……? 身体能力は高いけど、技術もない……マイクも出来ない……間の抜けた所だってあるよ、コイツは……」
ヤムチャ「うわっ……! リュウさん、酷いっ……!」
プーアル「いいえ、ヤムチャ様。これは鋭い分析です」
リュウ「けど、何故かわからないけど……ファンに認められ始めてるんだよ、コイツは……」
938: 名無しさん 2015/11/18(水) 22:37:29 ID:ALwpJnRw
キャミィ「スター性とか……そういう事でしょうかね……?」
リュウ「う~ん……それも、違うと思う……」
プーアル「……確かに、ヤムチャ様ってそういうスターとか、そういうタイプではないですよね」
ヤムチャ「あぁ、それは分かるよ。うんうん、俺はスターとかそういう感じじゃないよな?」
リュウ「今の俺に必要な物……それはこいつが持っている、そのよくわからない何か……それを手にする事だろう……そう思う……」
サガット「……ふむ」
リュウ「……いいサンプルだよ、コイツは」
ヤムチャ「……でも俺、自分で言うのもなんですけど、どっちかと言うと持ってない男だと思いますよ?」
リュウ「持ってないなら、俺達にもファンにも受け入れられないよ」
リュウ「う~ん……それも、違うと思う……」
プーアル「……確かに、ヤムチャ様ってそういうスターとか、そういうタイプではないですよね」
ヤムチャ「あぁ、それは分かるよ。うんうん、俺はスターとかそういう感じじゃないよな?」
リュウ「今の俺に必要な物……それはこいつが持っている、そのよくわからない何か……それを手にする事だろう……そう思う……」
サガット「……ふむ」
リュウ「……いいサンプルだよ、コイツは」
ヤムチャ「……でも俺、自分で言うのもなんですけど、どっちかと言うと持ってない男だと思いますよ?」
リュウ「持ってないなら、俺達にもファンにも受け入れられないよ」
939: 名無しさん 2015/11/18(水) 22:46:34 ID:ALwpJnRw
リュウ「それを身につける事さえ出来れば……なっ……?」
サガット「……俺達も協力しよう」
リュウ「とは、言っても……王者戦はお前なんだよなぁ……サガット……」
サガット「……ベガ様にも考えはあるのだろうが、うむ。俺も他人の事に首を突っ込んでいる場合ではないかもしれん。期間は一週間だ。一週間で何かを身につけていかないと、間違いなく盛り上がらないだろうな」
ダン「今日の盛り上がりを一週間続ければ、なんとかなるだろうが……今日はカードを出し惜しみしなかったからなぁ……」
バルログ「……ロレント君と、ソドムさん達は見せてませんでしたが」
ダン「……まぁ、その辺だろうな」
サガット「……俺達も協力しよう」
リュウ「とは、言っても……王者戦はお前なんだよなぁ……サガット……」
サガット「……ベガ様にも考えはあるのだろうが、うむ。俺も他人の事に首を突っ込んでいる場合ではないかもしれん。期間は一週間だ。一週間で何かを身につけていかないと、間違いなく盛り上がらないだろうな」
ダン「今日の盛り上がりを一週間続ければ、なんとかなるだろうが……今日はカードを出し惜しみしなかったからなぁ……」
バルログ「……ロレント君と、ソドムさん達は見せてませんでしたが」
ダン「……まぁ、その辺だろうな」
941: 名無しさん 2015/11/18(水) 22:54:40 ID:ALwpJnRw
バイソン「でもよぉ……? この一週間を乗り切ったら……春麗の復帰までの秒読みになるだろっ!? 女子部も盛り返してくるぜっ!」
ケン「春麗は二週間か……」
キャミィ「……二週間ですか」
バルログ「春麗さんの復帰試合となれば……女子部もいい位置で出来るんじゃないですか……? やっぱり、今の状況では復帰戦はキャミィさんが濃厚ですかね?」
キャミィ「……それまでに、私も盛り上げていかなくてはいけませんね」
バイソン「まぁまぁ、気負うんじゃねぇよ、キャミィちゃん。俺達シャドルーだってついてるんだし……なっ……?」
キャミィ「はい、ありがとうございます」
バイソン「あ~、そうだそうだ……そういや、明日は解説だったよなぁ……? そうだそうだ、練習もここでしておかねぇとな……」
ケン「春麗は二週間か……」
キャミィ「……二週間ですか」
バルログ「春麗さんの復帰試合となれば……女子部もいい位置で出来るんじゃないですか……? やっぱり、今の状況では復帰戦はキャミィさんが濃厚ですかね?」
キャミィ「……それまでに、私も盛り上げていかなくてはいけませんね」
バイソン「まぁまぁ、気負うんじゃねぇよ、キャミィちゃん。俺達シャドルーだってついてるんだし……なっ……?」
キャミィ「はい、ありがとうございます」
バイソン「あ~、そうだそうだ……そういや、明日は解説だったよなぁ……? そうだそうだ、練習もここでしておかねぇとな……」
942: 名無しさん 2015/11/18(水) 23:05:52 ID:ALwpJnRw
ダン「ちょ~っと、状況が状況でベガもさくらもゴタゴタしてるかもしれねぇけど……とにかくっ……! それでも、お前達は今日はよくやったよっ! あぁ、褒めてやるよっ!」
リュウ「ありがとうございます」
ダン「各自、課題もあるだろう……期間もハッキリしてる……キャミィは、二週間……それで、サガットは一週間……」
キャミィ「はい」
サガット「はい」
ダン「リュウは……ベガとの王者戦の時に向けて……」
リュウ「はい」
ダン「それで、ヤムチャは……明日……」
ヤムチャ「……俺だけ短いっ!」
ダン「うるせぇっ! お前は明日だろうがっ! 明日なんとかしろ、明日っ!」
リュウ「ありがとうございます」
ダン「各自、課題もあるだろう……期間もハッキリしてる……キャミィは、二週間……それで、サガットは一週間……」
キャミィ「はい」
サガット「はい」
ダン「リュウは……ベガとの王者戦の時に向けて……」
リュウ「はい」
ダン「それで、ヤムチャは……明日……」
ヤムチャ「……俺だけ短いっ!」
ダン「うるせぇっ! お前は明日だろうがっ! 明日なんとかしろ、明日っ!」
943: 名無しさん 2015/11/18(水) 23:13:05 ID:ALwpJnRw
ダン「それぞれ、大一番が控えてるんだ。そこに向けて……今日みたいな事を繰り返して、自分の商品価値を高めていけ、わかったな!?」
サガット「一週間……か……」
キャミィ「二週間……ですね……」
リュウ「俺は、まだ決まってないけどな……まぁ、気持ちを切るなって事だろうな……」
ヤムチャ「俺は明日です。出来る事ってのは、帰ってゆっくり休む事ぐらい……かな……?」
バイソン「……体調管理は大事だぞ? ヤムチャ君」
ヤムチャ「ま、まぁそうですけどね……」
サガット「一週間……か……」
キャミィ「二週間……ですね……」
リュウ「俺は、まだ決まってないけどな……まぁ、気持ちを切るなって事だろうな……」
ヤムチャ「俺は明日です。出来る事ってのは、帰ってゆっくり休む事ぐらい……かな……?」
バイソン「……体調管理は大事だぞ? ヤムチャ君」
ヤムチャ「ま、まぁそうですけどね……」
947: 名無しさん 2015/11/18(水) 23:42:13 ID:ALwpJnRw
そしてーー
ヤムチャ「結局、今日もさくらちゃん来なかったじゃねぇか、どうなってるんだよ、オイ」
プーアル「……さくらさんは、残業で大変ですから」
ヤムチャ「ちくしょう……反省会でのマイクの勉強……明日も練習、それに試合……どうなってるんだ、おい」
プーアル「ヤムチャ様はいい位置でやらせてもらってる身分なんですから……それに応える事が、ヤムチャ様に今出来る事ですよ?」
ヤムチャ「確かに確かに……そうだそうだ……だってなぁ……? 今日はクリリン達も見に来てくれてたのに、そんな中ブランカさんとか、ディージェイ相手だったらなぁ……?」
プーアル「……ねぇ?」
ヤムチャ「ちょ~っと、恥ずかしくて見せられないよなぁ……? 相手がバイソンさんでよかったよ、本当に……」
ヤムチャ「結局、今日もさくらちゃん来なかったじゃねぇか、どうなってるんだよ、オイ」
プーアル「……さくらさんは、残業で大変ですから」
ヤムチャ「ちくしょう……反省会でのマイクの勉強……明日も練習、それに試合……どうなってるんだ、おい」
プーアル「ヤムチャ様はいい位置でやらせてもらってる身分なんですから……それに応える事が、ヤムチャ様に今出来る事ですよ?」
ヤムチャ「確かに確かに……そうだそうだ……だってなぁ……? 今日はクリリン達も見に来てくれてたのに、そんな中ブランカさんとか、ディージェイ相手だったらなぁ……?」
プーアル「……ねぇ?」
ヤムチャ「ちょ~っと、恥ずかしくて見せられないよなぁ……? 相手がバイソンさんでよかったよ、本当に……」
948: 名無しさん 2015/11/18(水) 23:54:49 ID:ALwpJnRw
ヤムチャ「でも、ディージェイの奴も案外いい奴でよかったよ。今日、アイツの作ってくれた入場曲だっただろ? どうだった?」
プーアル「あ~っ! 凄く決まってましたよ、アレっ!」
ヤムチャ「明日はリュウさんが、直々に鍛えてくれるって言ってたしさ……? ケンさんも優しくなってきたし……ディージェイも曲作ってくれた……」
プーアル「ねぇ?」
ヤムチャ「結構、皆と上手く打ち解けれて来たんじゃねぇか……? まぁ、さくらちゃんとのすれ違いは、あるけどね……」
プーアル「……しつこいですね」
ヤムチャ「だってよぉ……? クリリンがさぁ……クリリンが……あのクリリンが……」シクシク
プーアル「……クリリンさんが、どうしました? なんで泣いてるんです?」
ヤムチャ「……皆、大人になってるんだよ、プーアル」
プーアル「……何言ってるんです?」
プーアル「あ~っ! 凄く決まってましたよ、アレっ!」
ヤムチャ「明日はリュウさんが、直々に鍛えてくれるって言ってたしさ……? ケンさんも優しくなってきたし……ディージェイも曲作ってくれた……」
プーアル「ねぇ?」
ヤムチャ「結構、皆と上手く打ち解けれて来たんじゃねぇか……? まぁ、さくらちゃんとのすれ違いは、あるけどね……」
プーアル「……しつこいですね」
ヤムチャ「だってよぉ……? クリリンがさぁ……クリリンが……あのクリリンが……」シクシク
プーアル「……クリリンさんが、どうしました? なんで泣いてるんです?」
ヤムチャ「……皆、大人になってるんだよ、プーアル」
プーアル「……何言ってるんです?」
949: 名無しさん 2015/11/19(木) 00:14:36 ID:MkXUmWj2
プーアル「とにかく、ヤムチャ様……ようやく、皆さんに認められて、戦力として期待されてきたんですから」
ヤムチャ「そうだよな。第五試合でシングルマッチ……こりゃ、もう皆に認められたと言ってもいいだろうっ!」
プーアル「あとはその期待に応えるだけですっ!」
ヤムチャ「おうっ!」
プーアル「ヤムチャ様、次は『プロレス団体を盛り上げていくぞ!』ですよ!? わかりましたか?」
ヤムチャ「おう、任せておけってっ! 俺はまだまだ、成長段階なんだ……俺が成長すれば、きっとあそこも盛り上がっていくはずだよっ!」
プーアル「でも、一番はあくまでリュウさんですよ……? わかってますか、ヤムチャ様? 出しゃばりすぎると……ま~た、怒られちゃいますよ……?」
ヤムチャ「はい、わかってます……せっかく仲良くなってきたのに……もう冷たくされるのはコリゴリです……」
ヤムチャ「そうだよな。第五試合でシングルマッチ……こりゃ、もう皆に認められたと言ってもいいだろうっ!」
プーアル「あとはその期待に応えるだけですっ!」
ヤムチャ「おうっ!」
プーアル「ヤムチャ様、次は『プロレス団体を盛り上げていくぞ!』ですよ!? わかりましたか?」
ヤムチャ「おう、任せておけってっ! 俺はまだまだ、成長段階なんだ……俺が成長すれば、きっとあそこも盛り上がっていくはずだよっ!」
プーアル「でも、一番はあくまでリュウさんですよ……? わかってますか、ヤムチャ様? 出しゃばりすぎると……ま~た、怒られちゃいますよ……?」
ヤムチャ「はい、わかってます……せっかく仲良くなってきたのに……もう冷たくされるのはコリゴリです……」
950: 名無しさん 2015/11/19(木) 00:16:52 ID:MkXUmWj2
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!」
ーー完
ーー完
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