第一試合
ダルシム VS ブランカ

第二試合
コーディ・ガイ組 VS ユン・ヤン組

第三試合
フェイロン・ホーク組 VS ガイル・ナッシュ組

第四試合
さくら VS ローズ

第五試合
ヤムチャ VS バイソン

第六試合
リュウ・ケン組 VS ベガ・サガット組


プーアル「ベガさんとサガットさんがメイン……というか、リュウさんとケンのメインでしたね。翌日はお休みだったので、これは翌々日の試合表になりますね」

ヤムチャ「でも、休みって言っても結局ロレントさん達合同練習してたからな！？ サボってねぇぞ！」

プーアル「わかってますよ、ヤムチャ様」

ヤムチャ「え～っと、この日は……あ～、そうだそうだ。バイソンさんとシングルをしたのか」

プーアル「この日はヤムチャ様の負けでしたね」

ヤムチャ「まぁ、いつもいつも勝てるってワケじゃないのが、プロレスだ……でも、俺この日頑張っただろ！？ 試合は……自信あるぞ！？ どうだったよっ！？」

プーアル「いい試合でしたとは思いますが……」

ヤムチャ「なっ、そうだろっ……！？」

プーアル「ヤムチャ様……また悪い癖が出てますよ。そうやって、すぐ調子に乗る所がヤムチャ様の……」

ヤムチャ「違う違うっ！ 調子に乗ってなんかないよ。多分、俺はね……バイソンさんとが……やりやすいんだよ！」

プーアル「……馬が合うとか、そういう感じですかね？」

ヤムチャ「そうそうそうそうっ！ そんな感じそんな感じっ！」

プーアル「まぁ、そうですね……なんて言ったってバイソンさんは、ヤムチャ様がデビューしてから、戦う機会が一番多い相手なんじゃないでしょうか？」

ヤムチャ「試合の中で面倒見て貰ってるのは一番多いと思うよ。だから、バイソンさん相手だったら……俺もいい試合をしなきゃいけねぇんだ……」

プーアル「それと同じくらい、サガットさんやバルログさん相手でも、出来るようにならなくてはいけませんよ？」

ヤムチャ「……課題だなっ！」

プーアル「ヤムチャ様はバイソンさんに負けてしまいましたが……これ、メインイベントでは、ケンさんがサガットさんに勝ったんですよね？」

ヤムチャ「そうだそうだ。ケンさんが、サガットさんから勝ったんだよ」

ヤムチャ「ちょっと、野次飛んでたなぁ」

プーアル「そうですね。ベガさんとの試合の事を……掘り返されてました……」

ヤムチャ「サガットさんだってさぁ……そりゃ、事情があるんだよ。わかってやってほしいよね」

プーアル「お客さんから見たら、そんなの関係ありませんからねぇ……」

ヤムチャ「……あ～、そうだね」

プーアル「それに、ベガさんとバルログさんのカード発表もされてますし……八百長試合とでも言えばいいのですか……？ そこは、継続されてますからねぇ……」

ヤムチャ「そうだよねぇ……サガットさんが前例を作ったって言えば、そうなるしね……」

プーアル「この辺りが、サガットさんにとって辛い所でしょうね」

ヤムチャ「俺達は本当はいい人だって知ってるから言える事だもんね……まぁ、この日はこんなもんか。よし、それじゃあ次だ。次いこうっ！」

プーアル「え～っと、次の日は……ありましたありました……これですこれです……」ｶﾞｻｺﾞｿ

水曜
第一試合
コーディ VS ディージェイ

第二試合
ダルシム・ブランカ組 VS ユン・ヤン組

第三試合
本田 VS フェイロン

第四試合
かりん VS キャミィ

第五試合
ガイル VS ナッシュ

第六試合
リュウ・ケン・ヤムチャ組 VS ベガ・バルログ・バイソン組


プーアル「これが、その翌日の試合表です」

ヤムチャ「あ～、この日はなぁ……あ～、はいはい……」

ヤムチャ「リュウさんが、ベガさんから勝った試合だよ」

プーアル「そうそう、そしてベルトに挑戦させろと言いました」

ヤムチャ「盛り上がってたよなぁ……？ なぁ……？」

プーアル「ええ、凄く盛り上がってましたよ」

ヤムチャ「でも、ベガさんが……言い返したんだよ、ちくしょう……」

プーアル「ブーイングも凄かったですよ」

ヤムチャ「その後、乱闘になってなぁ……もう滅茶苦茶だったぞ、あの日……」

プーアル「最後はリュウさんが上手く締めてくれましたが……やっぱり、カード変更はなしなんですね」

ヤムチャ「だって、そりゃPVってやつもあるんだしさぁ……仕方ないよ……」

プーアル「……そうですよねぇ」

ヤムチャ「あ～、後な……この日のキャミィさんっ！」

プーアル「え～、かりんさんとキャミィさん……これは、確かベルトを賭けてない試合でしたね」

ヤムチャ「入場の時、凄くなかった？ 声援が凄くなかった！？」

プーアル「この試合はシャドルー入隊を拒否してからの、最初の試合でしたからね。声援も凄かったですよ！」

ヤムチャ「キャミィさん、人気爆発だよ。本当、よかったよなぁ？ なぁ！？」

プーアル「そうですね。僕も本当によかったと思います」

ヤムチャ「サガットさん達にも、色々と聞いてたみたいだし……いや～、本当によかったよかったっ！」

プーアル「キャミィさんの成功は、女子部の成功にも繋がりますからね」

ヤムチャ「え～っと、後は……ガイルさんとナッシュさんの試合は、ガイルさんが勝ったけど……」

プーアル「これは……試合後にロレントさんが乱入して、また制裁したんですよね？」

ヤムチャ「ソドムさんは来なかったな」

プーアル「ガイルさんが怒って……シングルマッチをやらせろと要求したんですよね？」

ヤムチャ「すっげぇ、怒ってたよな！？」

プーアル「それで、ロレントさんが……オッケーしたんですよね」

ヤムチャ「こっちも笑ってたよな！？ 悪い笑顔だったよな！？」

プーアル「悪い笑顔でしたね」

ヤムチャ「……あの人も、本当はそういう人じゃないんだよ」

プーアル「この日は、こんなものでしょうかね？」

ヤムチャ「いやぁ、本田さんのシングルのもあったじゃねぇか。ホラ、フェイロンさんとシングルでやって……勝ってる」

プーアル「あ～、そうでしたそうでした。本田さんもロレントさん達との試合が控えてますからね」

ヤムチャ「……後、それとね」

プーアル「んっ……？ どうしたんですか……？」

ヤムチャ「……ディージェイ」

プーアル「ディージェイさんは……え～っと、コーディさんとシングルマッチでしたね」

ヤムチャ「第一試合でやってんじゃねぇよ……本田さんはフェイロンさんとやってるってのによぉ……お前ももっと頑張れよ……」

プーアル「……まぁ、なんだかんだで本田さんもベテランですからねぇ」

ヤムチャ「地味な試合しやがって、アイツはよぉ……お前、そういうヤツじゃないだろ！？ ったく、しっかりしろってのっ！ この日はこんなもんだっ！ 次いこう、次っ！」

プーアル「そんなに、怒らなくてもいいじゃないですか……え～っと、次の日は……これですこれですっ！」ｶﾞｻｺﾞｿ

木曜
第一試合
ガイ VS ディージェイ

第二試合
本田 VS ホーク

第三試合
ユン・ヤン組 VS サガット・バイソン組

第四試合
ローズ VS キャミィ

第五試合
ガイル VS ロレント

第六試合
リュウ・ヤムチャ組 VS ベガ・バルログ組


プーアル「これがその翌日の試合表です」

ヤムチャ「あ～、はいはいはい……この日はこの日は……思い出したぞ、思い出してきたぞ……」

ヤムチャ「リュウさんと組んで、ベガさんとバルログさんと戦ったんだけど……リュウさんが負けたんだったよなぁ。しかも、バルログさんに……」

プーアル「そうでしたね」

ヤムチャ「これは俺が負けるべき試合なんじゃねぇの……？ 俺はそう思ったんだけどねぇ……」

プーアル「ヤムチャ様は、ロレントさん達との試合も控えていますからねぇ」

ヤムチャ「控えてるって言ったってよぉ……？」

プーアル「ケンさんも言ってたじゃないですか？ 今、勢いに乗ってるロレントさんとソドムさんとの試合なんですよ……？ そんな中、ヤムチャ様と本田さんが調子落としてるんじゃないか、なんて思われたら……いけないでしょ？」

ヤムチャ「だからって、俺の代わりにリュウさんが負けるってのはよぉ……？」

プーアル「まぁ、そこを上手くする為に……バルログさんも最後に、ホラ……？ 狂気攻撃したじゃないですか？」

ヤムチャ「あ～、あの……手に変なヤツつけてね……？」

プーアル「全てはヤムチャ様と本田さんと……ロレントさんとソドムさんの為ですよ……」

ヤムチャ「……この日は本田さんも勝ってたしなぁ。うん」

ヤムチャ「じゃあ、そういう事にして……とりあえずは、納得するよ。くそっ」

プーアル「え～っと、この日の他の試合は……ローズさんとキャミィさん……これはベルト賭けてない試合ですね」

ヤムチャ「キャミィさん、人気出てるなぁ」

プーアル「え～っと……他には、前日にシングルマッチを要求したガイルさんとロレントさん……」

ヤムチャ「最後はナッシュさんが救出に入ったんだったよな」

プーアル「そこで今度はナッシュさんがシングルマッチを要求したんですよね」

ヤムチャ「それで、今度がソドムさんが出てきたんだよ」

プーアル「ロレントさんとソドムさんは……ヤムチャ様との試合に向けて、ガイルさんとナッシュさんを使って、勢いを保ってる感じですね」

ヤムチャ「……そうだな」

プーアル「後は、サガットさんとバイソンさんがユンさんとヤンさんと戦ってますね」

ヤムチャ「サガットさんの大きさが際立ったよな。軽々と投げてた」

プーアル「サガットさんも何処かで調子を取り戻しておかないといけませんからね」

ヤムチャ「そうだな、うん」

プーアル「それで、後は……第一試合ディージェイさんですね……」

ヤムチャ「ディージェイなぁ……ったく。それじゃあ、この日はこんなもんだな。次だ……次、持って来い」

プーアル「はい、次ですね。その翌日は……これですこれです」ｶﾞｻｺﾞｿ

第一試合
ヤン VS ユン

第二試合
コーディ・ガイ組 VS フェイロン・ホーク組

第三試合
本田 VS ディージェイ

第四試合
ナッシュ VS ソドム

第五試合
さくら・かりん組 VS キャミィ・ローズ組

第六試合
リュウ・ケン・ヤムチャ組 VS ベガ・サガット・バルログ組


プーアル「これが、その翌日の試合表です」

ヤムチャ「あ～、はいはい……思い出した。思い出してきた……」

ヤムチャ「ここでサガットさんが……また合流してきたんだったな」

プーアル「とは言っても、試合はケンさんがバルログさんから勝って決着でしたね」

ヤムチャ「試合終わった後……ケンさんが色々と言ってたっけなぁ……？ なんだっけ……？」

プーアル「え～っと、なんでしたっけ……」

ヤムチャ「お前はベルトに挑戦する価値もねぇキザ野郎だ。辞退しちまえ……とか言ってたよなぁ？」

プーアル「そうですね。マイクアピールで言ってました」

ヤムチャ「あれだな……ケンさんも結構、口悪い所あるな……！？」

プーアル「……盛り上げる為ですよ。ヤムチャ様」

ヤムチャ「ナハハ、わかってる……わかってるよ……」

プーアル「……見習って下さいね」

ヤムチャ「は～い」

プーアル「この日はディージェイさんも第三試合に上がってましたね」

ヤムチャ「そうだな。本田さんとのシングルマッチだった」

プーアル「……踊ってはいませんでしたね？」

ヤムチャ「だって、本田さんがホラ、ロレントさんとのヤツ控えてるんだから……ブランカさんにでも脅されてたんじゃないの？ 試合壊すわけにはいかないだろ？」

プーアル「……そうでしょうね」

ヤムチャ「結局本田さんが勝ったけどね……ディージェイにも、頑張って欲しいよ」

プーアル「この数日間で本田さんはシングルで負けなしです」

ヤムチャ「あの人、やっぱり出来る人だよ。うん」

プーアル「後は前日にシングルマッチを要求した、ナッシュさんとソドムさん……」

ヤムチャ「これは、ソドムさん負けたな」

プーアル「そうですね。ソドムさんが負けました」

ヤムチャ「ただ、ロレントさんとソドムさんと話す機会が増えたんだけど……あの二人のリーダーはロレントさんなんだってな？」

プーアル「ソドムさんの方が年配ですけど……ロレントさんがリーダーだそうですね」

ヤムチャ「だったら、これはこれでいいのかな……？」

プーアル「ソドムさんは、いわゆるヤムチャ様やバイソンさんみたいな軍団の負け役と……」

ヤムチャ「そうそうそう」

ヤムチャ「それで、後はさくらちゃんとかりんさんのチーム対……キャミィさんとローズさんのチーム」

プーアル「そうですね。女子部が第五試合です」

ヤムチャ「とは、言ってもこの試合は……殆どさくらちゃんとキャミィさんの二人でやり合ってたんじゃないか……？」

プーアル「一応、この翌日に春麗さんと戦う権利をかけたシングルを控えてますからね」

ヤムチャ「それで、二人でずっとやり合ってたのに最後はスッとかりんさんがローズさんから勝ったんだったよな？」

プーアル「まぁ、そりゃさくらさんとキャミィさんの決着はこの翌日でしたからね……やっぱり、この日に決めるってのは、ちょっと早かったんじゃないでしょうか？」

ヤムチャ「……翌日の試合に関係ない人達が決着を決めてしまうと」

プーアル「そうですそうです」

ヤムチャ「ふ～ん……改めてみるとよく出来ているもんだなぁ。よ～し、それじゃあこの日はこんなもんか……次だ、次！」

プーアル「は～い、とは言っても……もう今日のヤツまで来ちゃいましたけどね。今日の試合カードはコレです」ｶﾞｻｺﾞｿ

第一試合
コーディ VS ガイ

第二試合
ヤムチャ・本田組 VS ダルシム・ディージェイ組

第三試合
ユン・ヤン組 VS ガイル・ナッシュ組

第四試合
サガット・バイソン組 VS ロレント・ソドム組

第五試合
さくら VS キャミィ

第六試合
リュウ・ケン組 VS ベガ・バルログ組


プーアル「これが、今日のカードになります。どうでしたか……？」

ヤムチャ「う～ん、なんだろうねぇ……今日はねぇ……」

ヤムチャ「今日、俺達第二試合だったよな……？」

プーアル「明日に向けての本田・ヤムチャ組の試運転……って所ですかね？ どうでした？」

ヤムチャ「いや～、本田さんもベテランだからそこは大事だと思うんだけど……」

プーアル「……だけど？」

ヤムチャ「俺、思うんだよ。これ、今日の試合……第二試合だったのは、ディージェイがいたからじゃないのかって……！」

プーアル「今日は、ちょっと踊ってましたね」

ヤムチャ「俺はね……本当は、この試合第三試合ぐらいでやりたかったんだよ！」

プーアル「……あら？」

ヤムチャ「でもさぁ、その第三試合でやる為には……ロレントさんとソドムさんは、明日試合あるから除外するとして……ガイルさんとナッシュさん……フェイロンとソドムさん……ユンさんとヤンさん……この辺と戦わなくちゃいけないだろ？」

プーアル「そうなるのですかねぇ……」

ヤムチャ「俺、その辺とは経験してねぇんだよ……」

プーアル「ロレントさんとソドムさんとは合同練習したり、話したりしてますけど……その辺りは、ヤムチャ様どうなんですか……？」

ヤムチャ「……挨拶はぐらいはしてるよ」

プーアル「ロレントさん達とは親しくはなれましたけど……その辺りの人達とはねぇ……」

ヤムチャ「結局の所、その辺とぶっつけ本番は危ないだろうからって事で……俺が経験のある、ダルシムさんとディージェイが選ばれたんだろうけど……」

プーアル「……ディージェイさんがいると第二試合にはなりますかねぇ」

ヤムチャ「だからね、俺ディージェイにはもうちょっと頑張って欲しいの」

ヤムチャ「明日、俺ロレントさんとソドムさんとだろ？」

プーアル「はい」

ヤムチャ「そしたら、俺どうなるよ……？ もうロレントさんとソドムさんとは経験済みになるぞ。と言うかもう打ち合わせも結構してるから、試合する自信もあるぞ」

プーアル「はい」

ヤムチャ「自惚れるわけじゃないけどさぁ……？ 俺はもうロレントさんとソドムさんとも試合出来るんだぞ？ その次の初体験は誰だ……？ ナッシュさんか……？ フェイロンさんか……？」

プーアル「その辺りとも……まぁ、顔合わせと言うか……その内する事になるのでしょうかねぇ？」

ヤムチャ「アイツ、俺と試合して楽しかったとか言ってたけどさぁ……お前がモタモタしてたら、俺と対戦出来ないようになっちまうんだって！ 第二試合で満足してる場合かよちくしょうっ！ 頼むから上がってきてくれよっ！」

プーアル「……う～ん」

ヤムチャ「頼むよ、ディージェイ……ちくしょうっ！」

プーアル「まぁまぁまぁ……あまり、ディージェイさんの事ばかり気にかけずに……」

ヤムチャ「……うん」

プーアル「え～っと、他は……サガットさんとバイソンさん対ロレントさんとソドムさん……これは、ロレントさんがバイソンさんから勝ちましたね？」

ヤムチャ「うん、明日が控えてるからな」

プーアル「それと、さくらさん対キャミィさん……」

ヤムチャ「俺達は、一週間前からずっと結果知ってたけどさぁ……？ まぁ、それでも盛り上がってたよな！？」

プーアル「僕、途中でさくらさんが勝っちゃうんじゃないかなって思う部分もありましたよ？」

ヤムチャ「まぁ、そういう風にはしていかないとはいけないよ……でも、これで春麗さんへの挑戦権は……キャミィさんが獲得と」

プーアル「負けたさくらさんが、レフェリーやらせてくれって言ってましたね」

ヤムチャ「だから明日はダンさんが、レフェリーしないと……」

プーアル「そうなりますね」

ヤムチャ「さくらちゃんはレフェリーも出来るんだな」

プーアル「まぁ、言ってもダンさん弟子でしょ？」

ヤムチャ「俺も一応、ダンさんの弟子だからな」

プーアル「という事はヤムチャ様も……レフェリー出来るようになった方がいいんですかね……？」

ヤムチャ「やめてくれよ、おいおいおいおい……自信ねぇよ……何気にダンさんだって凄いんだぞ！？ うま～いタイミングでよそ見してたりさぁ……」

プーアル「してますしてます」

プーアル「それで、メインは……リュウさんとケンさん対ベガさんとバルログさんです……」

ヤムチャ「これ、ケンさんからバルログさんが勝ったなぁ？」

プーアル「……まぁ、明日控えてますからね」

ヤムチャ「でも、結局さぁ……またサガットさんみたいにわざと負けるんだろ……？」

プーアル「う～ん……第零試合ですし……多分……」

ヤムチャ「だったら、勝つ意味あるのかねぇ？」

プーアル「こう……だから、そういった試合が起きない可能性を暗示させるような……」

ヤムチャ「お客さんはどう思ってるんだろうなぁ、そこは……まぁ、とりあえず一週間はこんなもんか」

プーアル「明日のカードも確認しますか……？」

ヤムチャ「……一応しておくか。見せてくれ」

プーアル「え～っと、明日のカードは……これです」ｶﾞｻｺﾞｿ

第一試合
バルログ VS ベガ

第二試合
コーディ・ガイ組 VS ブランカ・ディージェイ組

第三試合
ホーク VS ユン

第四試合
本田・ヤムチャ組 VS ロレント・ソドム組

第五試合
リュウ・ケン組 VS ガイル・ナッシュ組

第六試合
春麗 VS キャミィ


プーアル「明日のカードは、これです」

ヤムチャ「あれ……？ 俺、第四試合……？ あ～、違う違う……第零試合が、第一試合になってるのか……」

プーアル「まぁ、結局の所は第零試合なんて言っても、一番最初にする試合なんですからね。物は言いようです」

ヤムチャ「……何気にプーアルも酷いね」

プーアル「ところでヤムチャ様……明日のPVは見ましたか？」

ヤムチャ「あ～、見たよ見た見た……本田さんとロレントさんとソドムさんと……一緒に見たよ」

プーアル「……どうでしたか？」

ヤムチャ「なんて言うかねぇ……ホラ、俺達はさぁ……？ あれ、撮影した現場に実際いたわけじゃん？」

プーアル「……はい」

ヤムチャ「俺の本田さんのやり取りさぁ……？ 短くなかったか……？」

プーアル「まぁ、短くコンパクトに纏めるのが……PVってもんでしょうからねぇ」

ヤムチャ「でもさぁ……？ あのちょっとだけの為に……俺本田さんに何度も何度も土下座させたんだぜ？」

プーアル「本田さん……怒ってましたか？」

ヤムチャ「いや～、本田さんもロレントさんも……皆、笑ってたけどさぁ……」

プーアル「まぁ、それなら……」

ヤムチャ「ちょっと今度から……気をつけたいね……」

プーアル「また、明日も……あるんでしょうかねぇ……？」

ヤムチャ「も～う、試合よりそっちの方が不安だよ……」

プーアル「とにかく、試合を頑張って……余裕があれば、そちらの方も……」

ヤムチャ「そうだな、うん。じゃあ、明日も頑張るか！」

プーアル「頑張りましょう、ヤムチャ様！」