1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/18(土) 23:53:32.73 ID:lVPkDJMg0
奉仕部



雪乃「・・・」ピコピコ

八幡「・・・」ペラペラ

八幡(雪ノ下の奴、いつも本読んでる癖に今日はなんかゲームやってるな・・・)チラ

八幡(しかもよく見たら初代ゲームボーイじゃねーか・・・なんか使い込まれて黄ばんでるし・・・)

雪乃「・・・」ポチポチ



ピコピコ
ドゥムドゥム



八幡(ピコピコうるせえ・・・音量マックスは勘弁してくれよ・・・)



モコッ
テンテンテレレン♪



八幡(ん?・・・このメロディどこかで聞き覚えがあるような・・・)チラ

雪乃「・・・」ポチポチ



『おまちどうさまでした!おあずかりしたポケモンは』



八幡「あ!ポケセンの音か!!!」

雪乃「比企谷君・・・盗み見なんてホント趣味が悪いわね」

八幡「っていうか今更初代ポケモンなんてやってんのかよお前・・・」

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 00:01:06.87 ID:ZUh8sGGt0
雪乃「ところで比企谷君・・・」

八幡「おう」

雪乃「あなた今バッヂ何個かしら?」

八幡「いや俺はやってねえよ・・・」

雪乃「あ、あなた・・・まさかポケモン持ってないの・・・?」

八幡「そんな"かわいそうに"みたいな顔されても・・・今2016年だぞ?」

雪乃「因みに私はバッヂ8個も持ってるわ。どう?羨ましいかしら?」

八幡「いや別に・・・」

雪乃「まああとは四天王を倒すだけなのだけれど。ポケモンを持ってない憐れな比企谷君は私が四天王を攻略するのを指を咥えて見ているがお似合いよ」

八幡「お、おう・・・頑張ってくれ」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 00:27:29.58 ID:ZUh8sGGt0
雪乃「とは言え四天王は強豪ね。私はいつもキクコに負けるのだけれど」

八幡「いや、普通にやってれば四天王なんて楽勝だと思うんだけど・・・ちょっとお前手持ち見せてみろよ」

雪乃「しょうがないわね」



ペルシアン LV.79
ナゾノクサ LV.8
キャタピー LV.3
ポッポ   LV.12
キャタピー LV.4
コイキング LV.5
カビゴン  LV.31



八幡「バランス悪っ!!!ペルシアンしか育ててねーじゃねーか」

雪乃「この子はマスターボールで捕まえた虎の子よ」

八幡「ニャースにマスターボール使っちゃったのかよ・・・お前本当にネコ好きだな」

雪乃「因みにニャースは50匹ぐらい持っているけど手持ちのバランスを考えてボックスでお留守番させているわ」

八幡「だからってキャタピーはないだろ・・・しかも2匹いるし」

雪乃「ああ、"はるの"と"はは"ね」

八幡「キャタピーに姉と母親のニックネームつけるとかお前心の闇深いな・・・」



八幡「あとコイキングにハチマンって名付けるのやめてくれる?」

雪乃「あら。跳ねるしか能のないなんてまるであなたにそっくりじゃない」



八幡「と言うかオーキド博士にもらえる最初のヒトカゲとかどうしたんだよ」

雪乃「姉さんにキャタピーと交換させられたわ」

八幡「何やってんだあの人・・・」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 00:52:52.32 ID:ZUh8sGGt0
八幡「しかしお前、ノーマル技しかないペルシアンでゴーストのキクコで詰むの当たり前だぞ。他のも育てろよ・・・」

雪乃「ええ。しかし今更ほかの子を育てるも面倒だし、別に方法を考えたわ」

八幡「なんだよ」

雪乃「ネットのアンダーグラウンドで仕入れた裏情報で調べたことだからあまり大きい声では言えないのだけれど・・・あなたワザップって知ってるかしら?」

八幡「うわ・・・懐かしい・・・」

雪乃「裏ハナダシティでケーシィをミュウに進化させるのよ」

八幡「それお前ガセだから・・・」

雪乃「あ、怪しいとは思っていたのだけれどっ」

八幡「絶対お前信じてただろ・・・」

雪乃「なら他の方法を試すしかないわね・・・"ハチマン"をバグらせるわ。まず"どうぐ"を開いて上から七番目をセレクト・・・」ポチポチ

八幡「お前それレベル100になる裏技だろう。バグって取り返しのつかない事になっても知らんぞ・・・」

雪乃「できた・・・!」



『ハチマン LV.260 HP:?46/199』



八幡「ほら言わんこっちゃない。何かバグってHPゲージ飛び出てるぞ。お前手順間違えただろ」

雪乃「レポートレポート・・・」ピロリーン

八幡「おい、セーブしちゃうのかよ!マジでヤバイって!」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 01:01:19.00 ID:ZUh8sGGt0
雪乃「それにしてもこの比企谷くん・・・グラフィックがモザイクみたいになってるわね。ある意味比企谷くんはモザイクが似合うけれども」

八幡「俺の腐った目はある意味グロ画像だけど・・・ってやかましいわ!」

雪乃「とりあえず気持ち悪いから逃がしましょう」

八幡「おうそうしろ」



雪乃「・・・逃せないわ・・・。完全に私に一生養ってもらうつもりねあなた」

八幡「バグってるからな。あとそれ俺じゃないから」



雪乃「しかし困ったわね、よく考えたらコイキングをレベル260にしたところで四天王最初のジュゴンにボコボコにされる未来しか見えないわ」

八幡「いやちょっと待て、そのバグって確か技も変わるんじゃなかったか?貸してみろ」ピコピコ



わざ
ハサミギロチン
ひでんマシン3
からてチョップ
したでなめる



雪乃「何ていうか気持ち悪いラインナップね・・・わざマシン13って」

八幡「だな。いやでも待てよ・・・これなら四天王倒せるんじゃね?」

雪乃「・・・!」



プツン



雪乃「電池が切れたわ・・・」

八幡「初代ゲームボーイはバカみたいに電池食うからな」

雪乃「しょうがないわね・・・比企谷くんこれをあげるからあなた単三電池を買ってきなさい」コロコロ

八幡「いや切れた電池押し付けんじゃねーよ」

雪乃「いらないなら処分してくれて構わないわ」

八幡「乾電池って1番処分がめんどいもんだろーが」

雪乃「わかったわ。買いに行くからあなたも付いてきなさい」

八幡「しゃーねーな」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 01:02:16.14 ID:ZUh8sGGt0
しばらくして・・・



結衣「やっはろー!」

結衣「あれ?ヒッキーもゆきのんもいないの?出かけてるのかな?」

結衣「あ、初代ゲームボーイだ懐かしー」

結衣「ヒッキーのかな。ちょっとやってみよ」カチ

結衣「あれ?電池切れてる」

結衣「まあいいや今日ケータイとリモコン間違えて持ってきちゃったからリモコンの電池使おっと」カラカラ



ピコピコ



結衣「おっ。ポケモンかー」ピコピコ

結衣「てかヒッキーの手持ち弱っ!」

結衣「せっかくだしちょっとだけ強化しといてあげようっと。ヒッキー喜んでくれるかな///」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 12:30:59.35 ID:dyJh0cXh0
ガララ



八幡「おう由比ヶ浜、来てたのか」

由比ヶ浜「どこいってたの?」

雪乃「少し電池を買いにね」

由比ヶ浜「そういうことか~」

雪乃「さて、電池も補充したところで早速四天王を蹴散らしに行こうかしら」ワクワク

八幡「バグったコイキングの活躍に期待だな」

雪乃「500円で買った数合わせが役に立つとはね」

八幡「オッサンに売りつけられたやつかよ」



VSカンナ

雪乃「まあこの人はペルシアンのきりさくをゴリ押ししてれば勝てるわね」

八幡「きりさくは目茶目茶急所に当たるからな・・・」



VSシバ

雪乃「この脳筋男は厄介ね、ノーマルタイプのペルシアンとは相性が悪い・・・」

八幡「ここでハチマン投入してみれば?」



ゆけ!ハチマン

ハチマンのからてチョップ!こうかはばつぐんだ!
イワークはたおれた!



八幡「な?」

雪乃「でも手がないコイキングがどうやってカラテチョップを繰り出してるか謎ね」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 12:32:30.71 ID:dyJh0cXh0
VSキクコ

雪乃「出たわねキクコ。・・・さてどうしようかしら」

八幡「貸してみろ」



ハチマンのしたでなめる!こうかはばつぐんだ!



雪乃「比企谷君に舌で舐められたらインド象も2秒で気絶しそうね」

雪乃(・・・まあ私も一発KOなのだけれど///)

八幡「むかし小町に食べかけのソフトクリームあげたら捨てられたの思い出した」



結衣「ってかこうかばつぐん?!」

八幡「したでなめるは初代ポケモンの唯一のゴースト技だからな」



結衣(ヒッキーのしたでなめる・・・そんなのあたしにもこうかばつぐんだよ///)

結衣(きゅうしょにあたっちゃったらどうしよう///ビリビリしてまひしちゃうよきっと///)

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 12:44:38.74 ID:dyJh0cXh0
VSワタル

雪乃「ついにチャンピオンとの対戦ね・・・」

八幡「最初はペルシアンでゴリ押しだな」



ギャラドスはたおれた!
プテラはたおれた



雪乃「きりさくのPPがきれたわ」



ペルシアンのねこにこばん!
カイリューのはかいこうせん!
ペルシアンはたおれた



雪乃「よく頑張ったわペルシアン。ねこが寝込んでしまったわね」

八幡「出たよ激寒ダジャレお姉さん。雪ノ下のふぶきはこうかばつぐんだな」

雪乃「うるさいわね。比企谷くん。"だいばくはつ"よ!」

八幡「無茶言うな」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 12:52:42.95 ID:dyJh0cXh0
ゆきのはハチマンを繰り出した!



わざ
ハサミギロチン 5/5  タイプ:ノーマル
ひでんマシン3 35/30 タイプ:オヤジ
からてチョップ 8/25 タイプ:かくとう
したでなめる  21/30 タイプ:ゴースト



雪乃「相手はカイリュー・・・ここで温存しておいたハサミギロチンを使うべきかしら」

結衣「ねえねえ!このひでんマシン3っていうの使ってみようよ!タイプオヤジだって!」ウズウズ

八幡「バカやめろ・・・っ!」

結衣「えい♪」ポチ



ハチマンのひでんマシン3

ドゴォ



雪乃「意外と敵のHPゲージがガリガリ削られていくわ・・・!」

結衣「ナニコレめっちゃ強いじゃん!」

八幡「バグってるからな。でも・・・」



ピー



雪乃「・・・」

八幡「・・・」

結衣「・・・」



雪乃「フリーズしたわ・・・」

八幡「だから言ったのに!最初からやり直しじゃねーか!」

結衣「てへぺろ♪」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 12:54:30.47 ID:dyJh0cXh0
そんなこんなでワタルを倒し・・・



『アホはやまがしょうぶをしかけてきた!』



雪乃「まさか葉山くんが本当のチャンピオンだったなんて・・・!」

八幡「お前ライバルの名前アホ葉山にしてんのかよ・・・」

雪乃「きりさくのPPが切れたからねこにこばんで戦うしかないわね」



そして・・・



八幡「ペルシアンは結局ウインディにやられたな」

雪乃「さすがねアホはやま。でも、敵の手持ちは残り一体・・・フシギバナだけ・・・」

結衣「ヒッキーとフシギバナの一騎打ちだね・・・!」

八幡「ハサミギロチンのPPは切れたし、ここはしたでなめるしかないな」



はちまんのしたでなめる!
フシギバナのはっぱカッター!こうかはばつぐんだ!



雪乃「くっ・・・!分が悪いわね」

結衣「やばいよ!はっぱカッター一回食らっただけなのにHPが減り続けてる・・・!」

八幡「安心しろ」



ピタ



雪乃「HPが減ってない・・・?」

八幡「見た目はな。なにせこいつはバグってる。HPが8万ぐらいあるかもな・・・こりゃ泥試合になりそうだぜ・・・!」

雪乃「無尽蔵の体力で延々と舐め続けてくる・・・世にもおぞましい怪物が爆誕してしまったわね・・・」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 12:57:32.55 ID:dyJh0cXh0
そして・・・



雪乃「とうとう比企谷君のHPゲージが真っ赤になってしまったわ!」

結衣「あと一回くらったら負けちゃうよ」

八幡「だが敵もHPゲージが見えないぐらい減ってるおそらく残りHP1か2ぐらいだ・・・!」

八幡「すばやさは俺の方が上!くらえ!したでなめるッ!」



ドゴ



雪乃「なんてこと・・・耐えたわ!」



フシギバナのソーラービーム!こうかはばつぐんだ!
ボバンバー
ハチマンはたおれた



雪乃「くっ!これでおわり・・・」

八幡「諦めるのはまだ早いぜ雪ノ下!手持ちはまだいるだろ」

雪乃「でも、こちらはほとんど育ててない数合わせポケしかいないのよ?!どうしろって言うの?」

結衣「そうだよ!むこうのHPが1でもこっちが攻撃する前にやられちゃうよ!」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 13:00:33.46 ID:dyJh0cXh0
八幡「フッ。まだ気づかないのか?」

雪ノ下「・・・そう。そういうことね」



⇒ポッポ LV.12



八幡「気づいたか。こいつのでんこうせっかで・・・ケリをつけてやるッ!」

雪乃「これなら・・・葉山くんに勝てるッ!!!」

八幡「いけーッ!ポッポ!」



ズバァ!



八幡「歯を食いしばれよ、最強(さいじゃく)――――」

八幡「――――俺の最弱(さいきょう)は、ちっとばっか響くぞッ!!!」

八幡「でんこうせっかッ!!!」



わざ
メガトンキック
メガトンパンチ
はかいこうせん
だいもんじ












八幡「あれ・・・?」















結衣「あ、あたしがバグ技で強くしといたよ♪」

八幡「ガハマァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」



結局俺たちのポッポはフシギバナのはっぱカッターで瞬殺された
俺は責任を取らされ雪ノ下の靴をしたでなめるさせられた
俺は由比ヶ浜にはさむされたいと思った
おわり

引用元: 八幡「雪ノ下が初代ポケモンをバグらせて遊んでる・・・」