1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:10:14.52 ID:4AWjSceK0
歩美(ふへへ、朝からコナン君と会えるなんて今日はついてるなぁ~)にこにこ

コナン「ん?何笑ってんだ歩美ちゃん?」

歩美「ううん!何でもないよ!」にこにこ

コナン「?」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:11:09.00 ID:4AWjSceK0
~学校~
小林先生「……というわけで、ここの答えは5ね。小嶋くん、ちゃんと聞いてたかしら?」

元太「腹減ってもう何も考えらんねーよ」ぎゅるるる

一同「あはははははは」

歩「ほら元太くん、次は給食だからもう少し頑張って!」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:11:42.09 ID:4AWjSceK0
小林先生「じゃあ、次の問題、吉田さんとけるかしら?」

歩美「は、はい!」
歩美(えーっと、7+15-2だから…ちょっと難しいな……)

歩美「え、え~っと……」

コナン「落ち着いて歩美ちゃん、まずは簡単な15-2を解いてみるんだ」ぼそぼそ

歩美(こ、コナン君!)

コナン「そしたらどうなる?13になるだろ?」ぼそぼそ

コナン「そうしたら後は簡単さ!そこに7を足すだけで……な?」ぼそぼそ

小林先生「どう?やっぱり少し難しかったかしら?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:12:12.78 ID:4AWjSceK0
歩美(えーっとえーっと、13+7だから……そうか!)

歩美「答えは20です!」

小林先生「そう!正解よ!難しい問題なのに頑張ったわね、偉いわ!」

歩美「へへへ///」
歩美(ホントはコナン君のお陰なんだけどね。やっぱりコナン君は頼りになるなぁ//)

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:13:09.17 ID:4AWjSceK0
給食時間
元太「うおおお!飯だあぁぁ!!」ガツガツガツ

光彦「ちょっ、元太くん!そんなに急いで食べると喉につまらせますよ!!」

灰原「無駄よ円谷君。彼はもうずっと給食のことしか考えてないんですから。」

歩美「コナン君!さっきはありがとね!」

コナン「あぁ、俺はちょっと手伝っただけさ。歩美ちゃんなら一人でもきっとできたさ」

歩美「ううん!コナン君がいてくれたから解けたんだよ!歩いつもコナンを頼りにしてるもん!」

コナン「ははっ、そりゃ嬉しいよ」ニコ

歩美(あぁ、やっぱりコナンは優しいなあ。他のお友達よりもずっと大人っぽいし……)

歩美(そんなコナン君が私、大好き…)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:14:59.72 ID:4AWjSceK0
歩美(でもきっと私は子供っぽいから、きっと私のことは好きになってくれないんだろうなぁ…。
きっと哀ちゃんみたいな大人っぽい子が好きなんだ……)

コナン「ん?どうしたんだ、歩美ちゃん。さっきから全然食べてないけど……」

元太「歩食べねぇのか??ならそのおかず俺にくれよ!」

灰原「小嶋君、いい加減になさいよ?」

光彦(僕も灰原さんに叱って欲しい……)

歩美「な、何でもないよ!ちょっと考え事してただけだから大丈夫!」

 

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:16:33.10 ID:4AWjSceK0
 
コナン「ホントに大丈夫か?何かあったら言えよ?」

歩美「うん!ありがとうコナン君!」
歩美(言えないよ、コナン君…」

灰原「……。」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:17:31.76 ID:4AWjSceK0
放課後
小林先生「じゃあ今日はこれで終わりです。皆さんさようなら、気をつけて帰ってね」

一同「先生さよーならー!!」

元太「おい光彦、コナン!帰りにグラウンドでサッカーして行こうぜ!」

コナン「おう!」

光彦「いいですねぇ~」

元太「歩美と灰原もくるかぁ?」

歩美「あ、ごめん、今日はお母さんに帰りにお買い物頼まれてるの、ごめんね」

灰原「私もパス」

元太「そっかー、じゃあ他のクラスのやつも誘おうぜ!」

歩美「じゃーねー!」

>>24
そうですね昨日の夜もおじゃましました
今日は少し長めのものになってます

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:18:08.66 ID:4AWjSceK0
下校
歩美・灰原「……」

歩美(どうしよう、今日あんなこと考えたからなんだか緊張しちゃう……)

歩美(何か話さなきゃ……何か…)あせあせ

歩美(こんな時コナン君がいてくれたらな…)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:18:55.05 ID:4AWjSceK0
灰原「吉田さん。」

歩美「!な、なに哀ちゃん?」

灰原「今、江戸川くんのこと考えてたでしょ?」

歩美「えっ、な、なんで……」

灰原「やっぱり」くすっ

灰原「今日のあなた、いつも以上に江戸川君を見つめてたわよ?」

歩美「うそ~///」カァァァ

灰原「好きなのね、江戸川君のこと」

歩美「……うん。」

歩美「でもね、歩はすごく子供っぽいから、コナン君は私のことなんて好きになってくれないよね…」

歩美「きっと私なんかより…哀ちゃんみたいな…」

灰原「私みたいな大人っぽい子を好きになるって?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:19:46.84 ID:4AWjSceK0
歩美「えっ」

灰原「そう考えてるんでしょ?」

歩美「う、うん……何でわかったの……?」

灰原「ふふっ、分かるわよあなたの顔をみてればね」

歩美(やっぱり哀ちゃんはすごいなぁ……)

灰原「それで?あなたはそれで諦めちゃうのかしら?」

歩美「…わかんないよ。私は哀ちゃんみたいに大人っぽくないし、足し算もできないような子どもだもん…」

歩美「哀ちゃんには敵わないよ…」

灰原「あら、私からすれば、私よりもあなたの方がずっと魅力的だよ思うわよ?」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:20:37.75 ID:4AWjSceK0
歩美「へ?」

灰原「私よりもずっと素直で、優しくて、可愛らしいわ」

灰原「すこし、羨ましいくらいにね」

灰原「だからもう少し自分に自信をもっていいんじゃないかしら?」

歩美「そ、そうかなぁ…?」

灰原「それに、江戸川言ってたわよ。妙に大人びた子より、明るくて素直な子が好きだって」
灰原(まぁ、あの子のことを考えてみれば間違ってはないわよね…)

歩美「ほ、ホント??」にぱぁぁぁ

灰原「えぇ。だからいつまでも暗い顔してないで、もっと自信を持ちなさい。
せっかくの可愛い顔が台無しよ?」くすっ

歩美「うん!」にこっ

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:21:25.85 ID:4AWjSceK0
歩美「あっ!お買い物!私そこのスーパーでお野菜買って帰るね!」

歩美「哀ちゃん、今日はありがとう!」

灰原「えぇ、気を付けて帰るのよ」

歩美「うん!ありがとう!じゃあまた明日ね!」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:21:58.46 ID:4AWjSceK0
帰宅
ガチャッ
歩美「ただいま~!」

歩美「ふふっ、コナン君私みたいな子が好きなんだぁ」にこにこ

歩美「哀ちゃんと話せてよかったぁ~」

歩美「哀ちゃん、コナン君のことたくさん知ってるなぁ~」

歩美「あ…」
歩美(もしかして哀ちゃんもコナン君のこと……。
いつも一緒にいて何だか二人でこそこそ話してることもあるし……)

歩美「………」

歩美(明日聞いてみよ…)

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:22:42.39 ID:4AWjSceK0
翌日の給食時間
元太「よっしゃ~!今日はカレーだ!!」ガツガツガツガツガツガツ

元太「よし、お代わりだ!」

コナン「おいおい、少し落ち着けよ」

灰原「小嶋くん、あんまり急いで食べると博士みたいになるわよ」

光彦(僕も叱って欲しい……僕も……。)

歩美「ね、ねぇ哀ちゃん」

灰原「なぁに?吉田さん」

歩美「お昼休み、ちょっとお話いいかな?」ぼそぼそ

灰原「? ええ、いいわよ」

歩「じゃあ、音楽室で待ってるね!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:24:33.37 ID:4AWjSceK0
音楽室
灰原「今日はどうしたのかしら?」

歩美「あ、あのね、聞きたいことがあるんだけど……」

歩美「哀ちゃんは、その……」

歩美「コナン君のこと、す、好きなの?」

灰原(ふふっ、なるほどね)くすっ

灰原「あら、だったらどうする?」

歩美「えー、こ、困るよぉ…」

灰原「冗談よ、私、彼のことそういう対象でみてないから。」

歩美「ほ、ほんと!?」

灰原「えぇ、だから何も心配しないでいいわよ」

歩美「よかったぁ…」

灰原「さ、もうすぐ授業が始まるわ。教室に戻りましょ」

歩美「うん!」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:25:05.58 ID:4AWjSceK0
授業時間
小林先生「はーい、じゃあ今日はお友達の似顔絵を描きましょう!
2人組を作ってくださーい」

光彦「あ、あの灰原さん、僕と…」

元太「おい灰原、俺と組もうぜ!」

灰原「えぇ、いいわよ。あなたの顔ってすごく描きやすそうだし」

光彦(元太元太元太元太ぁぁぁぁぁ!!!!!」

灰原「あら、小嶋くん給食のお米ついてるわよ」ちょん

元太「おう、わりぃな」

光彦(元太ぁああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!)

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:25:46.79 ID:4AWjSceK0
歩美「ねぇコナン君一緒に描こ!」

コナン「あぁ、いいよ」

歩美「やったー!」

カリカリカリカリ

歩美「」じー
歩美(コナンくんの顔、じっくり見られる…。幸せだぁ)にこにこ

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:26:47.38 ID:4AWjSceK0
コナン「どう?描けた?」

歩美「あ、うん、もうすこしだよ!」
歩美(もっとコナンを見てたい…)

コナン「そっか、楽しみだな」

歩美「コナン君は描けたの?」

コナン「あ、あぁ。まぁ一応……」

歩美「見せて見せて!!」ばっ

コナン「あっ、ちょっ…」

歩美「……こ、これ私?」

コナン「ごめん、俺絵は苦手なんだ…はは」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:27:20.70 ID:4AWjSceK0
歩美(す、すごい下手だ…仮面ヤイバーの怪獣みたい……)

歩美「そ、そんなことないよ、ありがとね、コナン君!」

歩美(コナン君でも苦手なことあるんだ。音楽が苦手なのは知ってたけど…)

歩美「ふふっ」

コナン「ん?どした?」

歩美「んーん!なんだか嬉しくて!」

コナン「?」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:29:00.53 ID:4AWjSceK0
放課後
小林先生「今日も皆さんお疲れ様!また明日元気に登校してくださいね!
さようなら~!」

一同「さよーならー!」

コナン「なぁ、灰原」

灰原「なに?」

コナン「最近歩美ちゃんの様子がおかしくねぇか?」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:29:31.79 ID:4AWjSceK0
コナン「落ち込んでるようだと思ったらニコニコ笑ってるし、俺のこと見てる気もするしよぉ」

灰原「そう?私にはいつも通りに見えるけど」

コナン「そうかぁ?」

灰原(ホントどこまでも鈍いわねこの男…)

コナン「何か事件に巻き込まれてなけりゃいいんだけどよ」

灰原「あなたじゃないんだから、いつでも事件に見舞われちゃいないわよ、名探偵さん」

コナン「へっ、悪かったな」

灰原(吉田さんあの子も苦労するわね……)

灰原(でも吉田さんの恋は実ることのない恋…。きっとあの子には辛い恋になる)

灰原(それでも私にそれを止めることも、その権利もないわね…)

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:31:23.73 ID:4AWjSceK0
コナン「あ、そうだ元太、光彦、今日空いてるか?
博士が新しいゲームを作ったから試しに遊んで欲しいってよ。」

元太「おう、空いてるぜ!博士にうな重おごってもらおうぜ!」

光彦「僕も大丈夫です!」
光彦(灰原さんと一緒に帰れるん~)

コナン「あれ?歩美ちゃんはどうしたんだ?」

光彦「あぁ、歩美ちゃんなら今日もお買い物頼まれたからって先に帰りましたよ」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:32:09.92 ID:4AWjSceK0
下校

歩美「はぁ…なんだかどんどんコナン君の事が好きになっていくよ」

歩美「明日はもっと好きになるのかなぁ…」

歩美「ふふふふ」ニコニコ


男「はぁはぁ……」
男「か、可愛い女の子……はぁ…はぁ…」ごくっ

男「お、お嬢ちゃん、ちょっといいかな?」

歩美「ん?どうしたんですか?」

男「お兄ちゃんのモノになって」はぁはぁはぁ

歩美「えっ?」

バチッバチッ!!

男「気絶させただけだから…な、何もしないからねえぇぇ……」はぁはぁはぁ

歩(こ、コナン君……)ガクッ

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:34:24.48 ID:4AWjSceK0
博士宅
博士「どうじゃ?新しいゲームは?
この間のゲームをみんなの感想を元につくりなおしたんじゃ」

光彦「いいですよぉ!すごく面白くなってます!!」ピコピコ

元太「あぁ、敵も強くなってるしよぉ、おもしれーぜ!」ピコピコ

博士「そうかい、そりゃよかったわい」

博士「おや、そういえば今日は歩美くんはどうしたんじゃ?」

コナン「お使いがあるから先に帰ったんだよ」

博士「そうかぁ、歩美君のためにも女の子でもできるゲームを作ったんじゃがのぅ…」

灰原「昨日と同じスーパーで買い物したなら、そろそろ家に帰ってると思うけど。
今から誘ってみてもいいんじゃないかしら?」

コナン「そうだな、電話してみっか…」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:35:33.90 ID:4AWjSceK0
ぷるるるるぷるるるる
歩美「ん……」
歩美(携帯がなってる……この着信音は……コナン君……)

歩美「はっ!」

歩美(ここはどこ??暗いし、ゆ、揺れてる…?)

歩美(車?わ、私誘拐されたの??)

歩美(こ、こわいよおぉぉ……コナンくぅん……)ぽろぽろ

ぷるるるるぷるるるる

歩美(あっ!け、携帯!!)

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:36:11.52 ID:4AWjSceK0
歩美「こ、コナン君!!!」

コナン『あぁ、歩美ちゃん?今みんなで博士の家にいるだけどよ……』

歩美「助けて!!」

コナン「えっ?」

歩美「私誘拐されたの!!気絶させられてて!今車のトランクで!揺れてて!!暗くて!!!」

コナン『ま、まて!落ち着け歩美ちゃん!」

歩美「えぐっ…えぐっ」

コナン『今どんな状況なんだ?手足は縛られてねぇんだな??犯人の姿はみたか??」

歩美「手足は大丈夫……。犯人は男の人で……全身黒い服をきてたの……ここ狭くて暗くて……怖いよぉ……」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:37:14.66 ID:4AWjSceK0
コナン『(く、黒服!?)
泣いちゃだめだ!声もできるだけ小さくして!犯人に聞こえちゃまずい!』

歩美「う、うん」ひっく

コナン『よし、いい子だ。探偵バッヂはつけてるよな?」

歩美「う、うん。」

コナン『それじゃあ、一旦電話は切って、探偵バッヂで通信するんだ。
口元に当てて、寝てるふりをするんだ、いいね?』

歩美「う、うん…。」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:37:51.23 ID:4AWjSceK0
コナン『それじゃあ今から探偵バッヂで追跡すっから、それまで頑張るんだ!』

歩美「わ、わかった!」

歩美「……あれ?」

コナン『ど、どうした?』

歩美「車が……停まってる……」

ガチャ


男「な、な、な、な、何をしてるのかなあぁぁぁあ??」

歩美「ひっ……!」

どすっ!!

ツー…ツー…

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:38:41.46 ID:4AWjSceK0
コナン「歩美!!」

コナン「くそっ!博士!スケボーは充電できてっか!?」

博士「で、できとるが、どうしたんじゃ!?」

コナン「歩美が誘拐された!!」

みんな「ええっ!!」

コナン「俺は今から探偵バッヂで追跡する!博士は警察に連絡してくれ!!」

博士「わかった!!」

灰原「私も一緒にいくわ!」

コナン「あぁ!灰原も探偵バッヂをもって来てくれ!
歩美から通信がくるかもしれねぇ!通信はオメーに任せる!」

灰原「わかったわ!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:39:20.83 ID:4AWjSceK0
光彦・元太「僕も・俺もいく!」

コナン「バーロー!オメーらはここにいろ!」

元太「オメーらばっかでずりーぞ!!」

コナン「バカヤロー!相手は何してくるかわかんねーんだ!
オメーたちはここで俺たちの通信を受けて、警察に情報を伝えてくれ!」

元太「お、おう…わかったよ」

光彦「わかりました!灰原さん、コナンくん、気を付けて!」
光彦(灰原さんと…二人っきり……コナンめ……)

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:40:25.22 ID:4AWjSceK0
男「わ、わ、わ、悪い子だなぁ……歩美ちゃんは…ほひっ」

男「何もしないって言ったのに……こんないけない事しちゃって……」はぁはぁはぁはぁ

男「こんないけない子には……お、お仕置きだなぁ……」はぁはぁはぁ


ザァー!!
灰原「それで??吉田さんは今どの辺りなの??」

コナン「ここからそう遠くはねぇ!この距離からすると……帝丹高校の近くの廃工場地帯だ!!」

コナン「灰原!光彦達に伝えてくれ!」

灰原「分かったわ!」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:41:15.55 ID:4AWjSceK0
コナン「灰原!もしかすると今回の事件、奴らが絡んでるかもしれねぇ…!!」

灰原「や、やつらって!」

コナン「ああ!奴らだよ!歩美ちゃんはさらわれる瞬間、黒服の男をみたらしい…」

コナン「奴らにしてはあまりに直接すぎる手段で、携帯も奪ってないところを考えると素人の犯行と考えるのが普通だが……
油断はできねぇ!」

灰原「そうね、奴らの罠かもしれないし……」

コナン「あぁ……!」


コナン「待ってろよぉ、歩美ちゃん!!」

ブシューー!!!!

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:42:45.19 ID:4AWjSceK0
先程も申しましたが、マジキチ展開はございませんので
あしからず


男「小さくてか、か、か、可愛いなぁ……」はぁはぁはぁ

男「は、肌もスベスベだぁ……」はぁはぁはぁ

男「い、痛くないからね?す、すぐに終わるからね??」

歩美「………ん」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:43:33.20 ID:4AWjSceK0
コナン「もうすぐだ!」

コナン「やっぱりここだったみてーだ」

コナン「俺はあっちから探す!
灰原は向こうから頼む!見つけたらすぐに連絡してくれ!」

灰原「わかったわ!」



コナン「歩美ちゃん!どこだ!」

灰原「吉田さん!どこ!?」


歩美「……ん……んん…」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:44:15.58 ID:4AWjSceK0
歩美「コナン君……哀ちゃん……?」

男「ふ、ふ、ふふふ、お、起きた??」

男「歩美ちゃんのお友達がきてるみたいだねぇ。どうやってここまできたのかは知らないけど、今はそれどころじゃないねぇ」はぁはぁはぁ

男「ちょうど服を脱がし終わったところだったんだよ。き、き、キレイな体だね???」はぁはぁはぁ

歩美「はっ……!きゃ~~っっ!!!!!」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:45:04.48 ID:4AWjSceK0
コナン・灰原「!!!!!」

灰原『工藤くん!今の声……!!』

コナン『ああ!間違いねぇ!!すぐに向かうぞ!!』


男「何でそんな大声出しちゃうかなぁ……」ピキッ

男「静かにしろよおぉぉぉおお!!!」

バチバチバチバチバチ!!!

歩美「……かっ……はっ……!!」

男「はぁ…はぁ…はぁ…ちょっ、ちょっと強くスタンガン当てすぎちゃったかなぁ……はぁ…はぁ…」

男「で、でも歩美ちゃんが悪いんだからねぇ??」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:45:42.80 ID:4AWjSceK0
男「じゃ、じゃあもういいよね??ひ、一つになろうね?」はぁはぁはぁ

ボロン
男「もうこんなに大きくなってるよ……い、挿れちゃうねぇ……」はぁはぁはぁはぁ

コナン「待て!!!!」
灰原「吉田さんっ!!」

男「ほ、ほひっ!?」

コナン「て、てめー!なんて事を!!!」

男「ひぃひぃ……な、なんだ子供か……歩美ちゃんの友達だね??」

男「だ、大丈夫何もしてないよ」はぁはぁはぁ

男「き、君、女の子、か、可愛いねぇ……君も一緒に遊ばないかい??」はぁはぁはあ

灰原「狂ってるわ……」

コナン「あぁ……」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:46:31.74 ID:4AWjSceK0
男「な、なんだい?どうしたんだい??僕は大人だよ??子、子供が敵うわけないだろぉぉお??」

コナン「バーロー……こちとらただのガキじゃねぇんだ」

カチカチカチっ

灰原「あそこにやけに角ばった廃材があるわ。どぎついのお願いね、[あそこ]に。」

コナン「あぁ、わーってるよ!!」

男「ほっ、ほひぃ!?」

きゅいいぃぃぃーーん!!!

コナン「くっらえーー!!!!」

バシュュュ!!!!!!!

男「ふぎぃぃいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」

バタッ
男「………!!」ぶくぶくぶく


コナン「灰原!光彦達に連絡頼む!

灰原「ええっ!」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:47:18.68 ID:4AWjSceK0
コナン「歩美ちゃん!大丈夫か!」

歩美「……」

歩美「……すぅ……」

コナン「よかった、気を失ってるだけみてーだ……」

灰原「警察はもうこっちに向かってるらしいわ」

コナン「そうか」

コナン「灰原、わりぃけど歩美ちゃんに服をきせてやってくれ」

灰原「ええ」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:47:52.28 ID:4AWjSceK0
灰原「奴らじゃ、なかったわね……」

コナン「ああ。残念っていえば残念なのかもしれねーけど、
奴らだったら歩美ちゃんは殺されてた」

コナン「歩美ちゃんが助かっただけでよかったぜ」

灰原「そうね…」

コナン「でも俺に薬を使って、工藤新一の体を奪った奴らはぜってーいつか俺が捕まえる!!」

コナン「それで俺は工藤新一に、オメーは宮野志保の体に戻るんだ!!」

コナン「それまではこの小学生の体で奴らを追い続けてやる……!」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:48:31.79 ID:4AWjSceK0
ファンファンファンファン

コナン「お、警察もついたみてーだな。後は警察に任せよう」

コナン「歩美ちゃんも病院でみてもらわねーと」

歩美(元の体……工藤新一……縮められた?どういう事?コナン君……)

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:50:05.39 ID:4AWjSceK0
数日後
博士「おお!歩美君!もう良くなったんじゃな!」

歩美「うん!元々そんなに大した怪我じゃなかったし!」

博士「いやーホントによかったわい!」

博士「あ、他のみんなならもうリビングでゲームをしとるよ。
歩美君にもゲームを作っておるから、あとでやってみるといいぞい!」

歩美「うん!ありがとう博士!」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:50:52.14 ID:4AWjSceK0
元太「おう歩美!もう始めてっぞ!」

光彦「歩美ちゃんを待とうって言ったんですけど、元太君一人で始めちゃって……
あ、コナン君はジャンケンで負けておやつの買い出しにいってます!」


歩美「いいよいいよ!きにしないで!そっか、コナン君今いないんだね」
(今がチャンス、だね)

歩美「所で、哀ちゃんは?」

光彦「あぁ、灰原さんなら、地下でパソコンを弄ってます。何か調べ物らしいですよ」

歩美「そうなんだ。ちょっといってくるね!」

元太「あー…負けちまったよ~。よし、もう一回!」

光彦「あっ!ズルいですよ元太君!次は僕の番です!」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:51:39.79 ID:4AWjSceK0
ガチャ

灰原「」カタカタカタカタ

歩美「あ、哀ちゃん…」

灰原「! あら、吉田さん。来てたのね。」

歩美「うん…。」

灰原「?どうしたの?」

歩美「……」


歩美「宮野……志保」

灰原「!!??」

歩美「哀ちゃんは、宮野志保、さん、なの?」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:52:11.72 ID:4AWjSceK0
灰原(この子なんで……!)
灰原「な、なにを言ってるの吉田さん。私は灰原哀よ?」

歩美「聞いてたの。この間の事件の時、コナン君が話してたの」

歩美「薬で体を縮められたって。コナン君は……工藤新一って人で、哀ちゃんは……宮野志保なんだって……」

灰原「あ、あれは冗談よ。江戸川君とちょっとふざけていたのよ」

歩美「違うもん!ホントだもん!私にも分かるよ、哀ちゃんが考えてることは……」

歩美「工藤新一って…コナン君のお姉さんがずっと待ってる人だよね…?」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:52:52.19 ID:4AWjSceK0
灰原(もう、このままじゃつき通せないわね……)

灰原「……そうよ。私は宮野志保で、彼は、江戸川君は工藤新一。」

灰原「私たちはある薬を飲んで体を縮められた。ホントはあなた達よりずっとずっと年上だわ」

歩美「やっぱり……そうなんだね……。」

歩美「最初は信じられなかったよ…。冗談だって、私も思ったよ。」

歩美「でも考えれば考えるほどにそれが正しいって分かって来たの」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:53:28.02 ID:4AWjSceK0
歩美「ねぇ、哀ちゃん達はこれからどうするつもりなの?」

灰原「このまま今までと同じように生活を続けて、
私たちはあの薬を持っている組織の情報を集めるわ…」

灰原「いいこと?このことは絶対に他人に話さないで。
私たちにも、あなた自身にも危害が加わる可能性があるわ。わかった?」

歩美「うん……」

歩美「ねえ哀ちゃん……。」

灰原「なに?」

歩美「コナン君はコナン君じゃなかったの?私は…コナン君を好きじゃいけないの?」ぽろぽろ

灰原「そ、それは……」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:54:14.79 ID:4AWjSceK0
灰原「……江戸川くんは、工藤新一。確かにそうよ。でも、江戸川コナンでも間違いじゃないわ。」

灰原「彼はあなたが彼の正体を知っていることに気づいていない。

あなたが今まで通りに過ごしていれば、彼はこれからも江戸川くんであり続けるわ」

灰原「あなたがこのことを知ってもなお、彼のことを好きでいられるならね」

灰原「そして、私たちはきっといつかあなた達の前から姿を消すわ。
元の体に戻ることでね」

灰原「それでもあなたは耐えられる?」


歩美「……私は…ぐすっ…私はそれでも……コナン君が好きだよおぉ……」ぽろぽろぽろぽろ

灰原「そう……そうなのね。」
灰原(この子は強い…それだけ工藤君のことを…)

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:55:10.49 ID:4AWjSceK0
灰原「わかったわ。それじゃあ私たちはこれからも、灰原哀で、江戸川コナンよ。」

灰原「さ、涙ふいて。そろそろ江戸川くんも帰ってくるわ」

歩美「うん……!」ごしごし

コナン「おーい、灰原!歩美ちゃん!お菓子買ってきたぞ!
早く上がってきなー」

灰原「ほら、いくわよ」

歩美「うん!」

歩美「はーい!今行くねー、コナン君!」

タッタッタッ

灰原「これからはさらに大変ね、名探偵さん……」クスッ

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:55:55.76 ID:4AWjSceK0
元太「あー楽しかったー!博士!またおもしれーゲームで来たら呼んでくれよ!」

光彦「僕は今度はレース系のゲームがいいです!」

博士「あぁ、わかったわい。出来たらまた連絡するからの!」

元太「それじゃあまたな、博士!」
光彦「お邪魔しました!」
光彦(もっと灰原さんと一緒にいたいぃいいぃぃ)

博士「あぁ、またのぅ」

コナン「また明日学校でな!」

光彦・元太「ええ!・またなー!」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:56:30.03 ID:4AWjSceK0
博士「さて、わしはさっそくゲームでも作ろうかの」

博士「おや、歩美くん、元太くん達と一緒に帰らないのかい?」

歩美「うん、ちょっとコナン君にお話があって」

コナン「俺に?」

博士「そうか、じゃああんまり遅くならんようにの」

歩美「はーい!」



コナン「それで、話って?」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:57:12.35 ID:4AWjSceK0
歩美「うん、あのね」

歩美「私、コナン君が大好き!すっごく大好きだよ!」

コナン「へ?ど、どうしたんだよ急に」

歩美「コナン君がね、どんな人でも、どんなことをしてても、私はコナン君が好き!だーーーいすき!」

歩美「ふぅ…。すっごいドキドキしたー!じゃあまた明日ね!バイバイ!」

コナン「お、おう…またな」

歩美(これで、これでいいんだ!私はコナン君が好き!何も変わらないんだ!」

コナン「何だったんだ……?」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/10(金) 20:58:11.49 ID:4AWjSceK0
灰原「モテモテね、名探偵さん?」

コナン「は、灰原!聞いてたのか??」

灰原「えぇ、小学生の女の子に告白されて顔真っ赤にしてる名探偵の姿をね」クスッ

コナン「はぁ?何言ってんだよ?」

灰原「あなた、これからもっと大変になるわよ」

コナン「へ?」

灰原(辛いわね…でも私は見守るしかない)

灰原「頑張ってね、吉田さん…」


歩美「明日ももーっと大好きになるぞ~!歩美頑張る!!」にこっ


引用元: 歩美「あ、コナン君だ!」コナン「おう歩美ちゃん、おはよう