24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:21:39.58 ID:8nVwWfFiO
える「えいっ!」

折木「…?」

える「えいっ!えいっ!」

折木「何をやっているんだ、千反田」

える「あれ?おかしいです…」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:24:54.34 ID:8nVwWfFiO
奉太郎「おまえは何を言っているんだ」

える「福部さん!」

里志「えるたそ~」

奉太郎「!?さ、里志?」ビクッ

える「福部さんには効いているのに…」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:26:32.10 ID:8nVwWfFiO
える「もう一度!」

える「えいっ!えいっ!」

奉太郎「…」

里志「えるたそ~」

える「…」

奉太郎「…」

える「…」ウルッ

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:32:27.21 ID:8nVwWfFiO
奉太郎「!?」ギョッ

える「うぅ…」グスグス

奉太郎「さすがに訳が分からん…どうしたんだ千反田」

える「ど、どう…して、効かないんですかぁ?」グスグス

奉太郎「効かないって…何がだ?」

える「えいっ!えいっ!」グスグス

奉太郎「おい…」

里志「えるたそ~」

える「うぅ…」ボロボロ

里志「えるたそ~」

奉太郎「…」

里志「えるたそ~えるたそ~えるたそ~」

える「もう…!福部さんはいいですから!少し静かにしていてください!」

里志「…エルタソー」ボソボソ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:37:20.27 ID:8nVwWfFiO
える「…」グスッ

奉太郎「…なぁ千反田」

える「…はい。なんでしょう、折木さん」

奉太郎「今一つ要領を得ないんだが…一先ず聞いておくが、里志のコレは千反田が原因なのか?」

える「…ここで折木さんに嘘を吐いても仕方ありません。ええ、そうです。私が洗脳したんです」

奉太郎「洗脳…?」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:44:02.10 ID:8nVwWfFiO
奉太郎「何だってそんなことを」

える「…」

奉太郎「千反田」

える「折木さんには…言いたくありません」

奉太郎「…それは、つまり」

奉太郎「千反田、おまえは…里志のことを特別視しているということか?」

える「えっ?」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:50:08.60 ID:8nVwWfFiO
える「折木さん、何を言って」

奉太郎「洗脳させたくなる程、特別な感情があるということなんだろう?」

える「違います、そんな、違います誤解です!これはただの練しゅ」

奉太郎「そうかすまん、邪魔したな…まぁ、気持ちは分からんでもないがな。だが洗脳はさすがにやりすぎだ。ちゃんと後で解いてやれよ」

える「折木さ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:54:34.82 ID:8nVwWfFiO
奉太郎「こういうのは、結果がどうであれ…ちゃんと自分の言葉で伝えるものだろう」

える「え…」

奉太郎「なんてな…俺が言えたことじゃなかったか」

える「折木…さん」

奉太郎「いや、何でもない。今のは聞き流しといてくれ」

える「折木さん!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:57:29.92 ID:8nVwWfFiO
える「私、気になります!」

奉太郎「はぁ?」

える「いいえ!思えば、この部室で初めて会ったあの日から」

える「私、ずっと気になっていたんです!」

える「折木さんのことが!」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 02:59:35.46 ID:8nVwWfFiO
える「いいえ、回りくどい言い方はやめましょう」フー

える「私は」スウッ

える「あなたのことが好きなんです、折木さん!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 03:02:54.18 ID:8nVwWfFiO
奉太郎「」

える「はぁ、ドキドキしました」テレッ

える「でも、とてもスッキリしました。やっぱり折木さんの言う通りですね!こういうことは、ちゃんと自分の口で伝えなければいけなかったんです!私は間違っていました…」

える「福部さんには悪いことをしてしまいましたね」

里志「エルタソー…」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 03:09:18.62 ID:8nVwWfFiO
える「すみません福部さん」

里志「えるたそ~?」

える「実はですね福部さん。私、洗脳はかける方法しか知らないんです」

里志「えるたそ~」

える「だって折木さんに上手くいっていれば、解く必要はないと思っていましたし…」

里志「えるたそ~」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 03:13:38.76 ID:8nVwWfFiO
ガラッ

まやか「あれっ。どうしたの皆。何かあったの?」

奉太郎「!」ハッ

える「あ、まやかさん!今丁度、折木さんに告白をしていたところなんですよ」

まやか「えっ!?こ、告白!?ちーちゃんが?折木に?」

える「はい」テレッ

まやか「そ、それでっ?どうなったの?折木!?」

奉太郎「えっ?」

える「それは…折木さん…?」チラ

奉太郎「そ、それは…」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 03:16:14.99 ID:8nVwWfFiO
まやか「ちょっと、折木!?」

える「折木さん…?」

奉太郎「…っ」

奉太郎「>>50!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 03:26:52.40 ID:8nVwWfFiO
える「!!」

まやか「え?あんた何言ってんの、折木?」

奉太郎「千反田」

える「はい、折木さん!」

奉太郎「これが、俺の素直な気持ちだ」

える「はい、はい…嬉しいです」ウルッ

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 03:32:52.88 ID:8nVwWfFiO
奉太郎「じゃ、じゃあ俺はもう帰る!帰るからな!」プイッ カアァァ

える「あ、待ってください!私も一緒に!」

タタタッ

まやか「なに?何なの一体…?」

まやか「ねえ福ちゃん、どういうことなの?」

まやか「…福ちゃん?さっきからボーッとしてるみたいだけど、どうかし」

里志「えるたそ~」

まやか「!?えっ!?な、何よ福ちゃんまで?折木と同じことを…!?」

まやか「何よもう!訳が分からない…!」



オワリ

引用元: える「えいっ!えいっ!」里志「え…え…っ!」