1: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/15(金) 16:36:43.72 ID:RDcOhbwbO

沙織「もうすぐ大洗港に着くね!」

みほ「久しぶりに洋服とか買いたいなぁ」

優花里「私は大洗にできた新しい戦車ショップに!」

華「美味しいものが食べたいです」

麻子「眠い」

沙織「私、コレ欲しいの!陸ではこれが流行ってるんだって!」

優花里「武部殿が好きそうなイマドキの雑誌ですね、なにが流行ってるんですか?」

みほ「!?」

華「これは…みほさんの好きなボコですか?」

沙織「違うよ!モコだよモコ!」

みほ「なにこれ」

優花里「あー、なんかネットでも流行ってるって書いてありましたね」

麻子「ボコが毛で覆われてるな」

沙織「すっごいフワッフワで抱き心地最高なんだって!可愛いし欲しい!」

みほ「これ…」

みほ「これ明らかにボコのパチモンじゃん!!」

沙織「えー?みぽりんもこういうの好きでしょ?」

みほ「私が好きなのはボコだよ!そんな毛むくじゃらのなんてボコじゃない!」

優花里「ボコじゃなくてモコですからね」

みほ「だいたいクマなのになんで羊みたいに毛で覆われてるの!?趣味悪いよ!」

沙織「みぽりんには言われたくないなぁ」

華「でもモコもなかなか可愛いですね」

優花里「触り心地が気になります!」

みほ「華さんや優花里さんまで…全然ボコに興味持ってくれないのに、何でそんなパチモンに…」

麻子「ほら、もう着くぞ」


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2: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/15(金) 16:37:59.68 ID:RDcOhbwbO

大洗アウトレット

優花里「ん?何だか人だかりが出来てるであります」

沙織「モコグッズ売り場だって!!行こうよ!」

華「すごい人気ですね」

麻子「…どうした西住さん」

みほ「…ボコグッズ売り場が消えてる」

麻子「そういえば前に来たとき、ここがボコグッズ売り場だったような」

みほ「すみません」

店員「はい」

みほ「ボコグッズ売り場はどこですか?」

店員「ボコグッズですか?そこのワゴンにありますよ」

みほ「えぇえ…ボコがあんな片隅でたたき売られてる…」

店員「モコの人気がうなぎのぼりで…ボコは追いやられちゃったみたいですね」

沙織「みぽりん!モコグッズ見に行こうよ!」

みほ「ウア-」

優花里「なんか西住殿、放心状態ですねー」

3: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/15(金) 16:39:08.15 ID:RDcOhbwbO

沙織「見て見て!モコぬいぐるみ!すっごいモフモフしてる!!」

みほ「実物見てみると不気味」

華「みほさん!もじゃもじゃモコですって!優花里さんの髪の毛みたいにもじゃもじゃです!」

みほ「気持ち悪い」

麻子「これすごいぞ!抱き枕モコだ!これがあればぐっすり眠れそうだ!」

みほ「デカイ毛虫にしか見えない」

優花里「西住殿!脱毛モコというのもありますよ!」

みほ「それただのボコじゃん!明らかにボコじゃん!」

優花里「でもタグにはモコシリーズって書いてありますよ?」

みほ「だからパチモンなんだって!」

4: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/15(金) 16:40:42.36 ID:RDcOhbwbO

杏「おー西住ちゃん、やっぱり来てたか~」

みほ「会長!」

桃「西住もモコを買いに来たのか?」

柚子「西住さん、こういうの好きだもんね~」

みほ「私はボコ一筋です」

杏「私も買っちった~、喋るモコぬいぐるみ!」

みほ「会長まで…」

杏「西住ちゃん、モコのお腹押してごらん~」

みほ「…」ゴリュ

杏「西住ちゃッ…もっと優しく押してあげてよぉ…」

モコ「オッス、オイラモコダゼ」

みほ「ボコのセリフをパクってるじゃないですかぁ!!」

みほ「しかもなんかカタコトだし!何でこんなヘッタクソな声優を採用したんですか!!」

杏「えー可愛いじゃん」

柚子「可愛い見た目なのにギャップがいいよね」

みほ「…ん?」

みほ「ほら!タグを見てください!メイドインチャイナって書いてある!」

みほ「やっぱり中国で作られたパチモンですよ!!」

桃「物を安く作るためだろ、仕方がない」

モコ「オッス、オイラモコダゼ」

みほ「これ中国人の声でしょ…」

杏「いーじゃんいーじゃん!可愛いんだし!」

みほ「全然可愛くないです」

6: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/15(金) 16:43:00.98 ID:RDcOhbwbO

沙織「あれ?みぽりんはモコ買わないの?」

みほ「いらないよ…」

優花里「モコのテーマ曲のCDも売ってますよ」

♪~

みほ「あれ、これ『おいらボコだぜ!』のイントロ…」

『抱イテヤル 抱イテヤル 抱イテヤルゼ~♪』

『好キナ アノ子ヲ モッコモコニ~♪』

みほ「歌までパクってる!!!」

麻子「これ誰が歌ってるんだ…下手すぎだろ」

みほ「さっきの中国人だこれ!!」

華「でもなんか、この下手さがクセになりますね」

優花里「西住殿はこのCD買うんですか?」

『女ハ 抱クモノ 堂々ト~♪』

みほ「こんな気色の悪いCD買わないよッ!!」

16: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 01:03:03.55 ID:THlINr25O

みほ「はぁ…なんか疲れた…」

みほ「モコに関わると寿命が減りそう…」

みほ「1人でボコグッズ買いに行こう」

ケイ「ハァイ、ミホ!!」

みほ「ケイさん!?」

ナオミ「よう」

アリサ「奇遇ね」

みほ「ナオミさんにアリサさんも!なんでサンダースの皆さんが?」

ケイ「旅行よ旅行!大洗は良いところだから、来たくなっちゃうのよね~」

みほ「なんか嬉しいです!」

ケイ「ミホ、大洗ではなにが流行ってるの?」

みほ「…」

みほ「ボコだよ!」

ナオミ「ボコ?」

みほ「可愛いぬいぐるみなんだけど…」

アリサ「あなたらしい趣味ね」

みほ「そこで売ってるよ!可愛いでしょ!」

ケイ「…なんかワゴンでたたき売られてるけど…流行ってんの?」

みほ「流行ってますよ!」

ナオミ「どいつもこいつも大怪我してるけど」

みほ「それがボコなの!」

アリサ「縁起の悪いぬいぐるみねぇ…」

みほ「ケイさんたちへのオススメは…」

みほ「コレ!ゾンビボコ!」

みほ「アメリカ人って、ゾンビ映画好きでしょ?」

ケイ「私は…あんまり…」

みほ「それじゃこのファットボコは?」

アリサ「あんたアメリカ人バカにしてるでしょ!」

みほ「え!?いえ…そんなつもりは…」

17: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 01:04:29.22 ID:THlINr25O

杏「おっすー、ケイ!」

ケイ「あら!アンジー!」

杏「遊びに来てたの?言ってよ~」

ケイ「どの道アンジーには会いに行くつもりだったのよ!」

杏「なに?ボコグッズ買いに来たの?」

ケイ「いや…」

杏「あっちの方が可愛いよ」

ナオミ「ん?モコ?」

アリサ「なんかすごい人気ね、人がいっぱい」

ケイ「へー!!行ってみましょうよ!」

ケイ「ミホ!ありがとね!」

みほ「え!?ちょっと!それパチモンですよ!」

ケイ「ワォ!!モコってとてもプリティーね!!」

ナオミ「アリサ、買ってあげようか?」

アリサ「いや別に…欲しいけど…」

杏「ケイたち飛びついてったよ、モコ人気だねぇ~」

みほ「…」

杏「西住ちゃん?」

みほ「会長嫌い」

杏「え゛ぇ゛ッ!?」

19: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 09:26:13.61 ID:xdkLVj4BO

沙織「あ!みぽりんいた!」

麻子「探したぞ」

華「ボコグッズを見てたんですか?」

優花里「…なんか会長殿が放心状態なんですけど、なんかありました?」

みほ「会長のことは放っておいていいよ」

沙織「みぽりんゴメンね?私たちだけ楽しんじゃって」

みほ「別に…」

華「皆でボコミュージアム行きましょうよ!」

優花里「賛成であります!!」

みほ「え?…いいの?」

麻子「遠慮するな、私たちは西住さんの笑う顔が見たいだけだ」

みほ「皆さん…!」

21: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 09:48:26.18 ID:xdkLVj4BO

みほ「ここ真っ直ぐ行けばボコミュージアムだよ!」

沙織「あはは、みぽりんったらすっかり元気だね」

優花里「西住殿はこうでなくっちゃ、ですね!」

麻子「ん?なんだあの建物は」

華「はて、なんでしょう」

みほ「どうしたの?麻子さん華さん」

沙織「あ!!あれは!?」

優花里「モコミュージアム!?」

みほ「」

麻子「コレ、いつの間にできたんだ…」

華「すごく気になりますね!モコミュージアム!」

みほ「あの…みんな、ボコミュージアムはあっちだよ…」

沙織「ボコミュージアムはこの前行ったし、今日はモコミュージアム行こうよ!」

麻子「賛成だぞ!」

華「どんなアトラクションがあるんでしょう!」

優花里「行きましょう西住殿!モコミュージアム!」

みほ「あっさり裏切られたんだけど」

22: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 09:51:00.88 ID:xdkLVj4BO

モコ「ヤァ、ヨク来タナ!」

モコ「オッス、オイラモコダゼ!」

モコ「世ノ女ドモハ、オイラノ事ガ大好キ!」

モコ「サァ、オイラヲモコモコスルガイイ!」

みほ「殴っていいの?コレ」

沙織「みぽりん何言ってるの!!ダメだよ!!」

優花里「愛してあげましょうよ」

華「あっちにアトラクションがありますよ!」

麻子「早く並ぶぞ!」

23: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 09:53:32.98 ID:xdkLVj4BO

優花里「イッツ・ア・モコワールド…」

優花里「モコーテッドマンション…」

優花里「スペースモコンテン…」

華「どのアトラクションも楽しいですね!」

麻子「楽しくて何回でも乗れるぞ」

みほ「だから全部ボコのパクリじゃん!!!」

沙織「みぽりん、ボコもパクってるんだよ?」

25: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 16:29:42.15 ID:3WveIjhM0

沙織「みぽりん!モコショーやるって!」

みほ「あると思ったよ」

優花里「行きましょう行きましょう!」


モコショー

猫1「あー、女の相手すんのは疲れんなー」

猫2「もう何人抱いたか覚えてねーな」

猫3「お、そこにいるのはモコじゃねーか」

モコ「オイラモコダゼ!」

猫1「相変わらず寂しそうな人生送ってんな」

猫2「たまには女でも抱いてみろよ」

猫3「無理だよコイツ、全然モテないから」

モコ「チクショオ」

26: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 16:30:43.32 ID:3WveIjhM0

モコ「オイラダッテ、オイラダッテ女ニモテタイ!」

モコ「ヤツラヲ見返シテヤリタイ!」

モコ「デモ、ドウスレバ…」

モコ「オイラノモコモコニ釣ラレテ、女ドモガ寄ッテカノナイカナー」

みほ「何様だよ」

沙織「いいなぁー、あの着ぐるみモコをモコモコしたい!」

華「触り心地良さそうですよね」

優花里「ハグして欲しいであります!」

麻子「抱き枕にしたいぞ」

みほ「…大丈夫?みんな洗脳されてない?」

27: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 16:31:36.72 ID:3WveIjhM0

モコ「誰カ!誰カオイラニ抱カレタイ女ハイナイカ!!」

沙織「はい!」

華「ぜひ私を!」

優花里「抱かれたいであります!」

麻子「モコモコしたい!!」

みほ「…」

モコ「ジャア…ソコノセーラー服ヲ着タ、オレンジ色ノショートノ女!」

みほ「はぇ!?私手をあげてないんだけど!」

沙織「いいなぁみぽりん」

華「羨ましいです」

優花里「モコに抱かれた感想をあとで聞かせてください」グイグイ

麻子「私じゃなくて残念だ」

みほ「優花里さん、背中押さないで」

28: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 16:35:13.37 ID:3WveIjhM0

モコ「サァ!モコモコスルガイイ!!」

みほ(なんかこの着ぐるみ黄ばんでる…)

モコ「ホラ!早ク!」

みほ「えー…」

モコ「ソレジャオイラカラ抱イテヤル!」

モチョォ

みほ「うわあああ!?湿ってる!!」

みほ「多少はモコモコすると思ったら毛の一本一本が湿ってる!!」

みほ「気持ち悪い!!」

みほ「しかも臭い!!」

モコ「コレデ女ハイチコロダゼ」

みほ「牛乳拭いて放置した雑巾みたいな臭いがする!!毛もヌルヌルする!!」

みほ「不快感で死にそう!!!」

沙織「みぽりんなんか叫んでるけど、モコのモコモコで何言ってるかわかんないね」

優花里「きっと喜んでいるんでしょう」

29: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 16:36:35.99 ID:3WveIjhM0

猫1「おい見ろ!モコの奴、女子高生を抱いてるぞ!」

猫2「なに!?モコのクセにあんな可愛いJKを…」

猫3「俺ですらあんな可愛い子を抱いたことないのに…負けた」

モコ「ヤッタゼ!オイラノ勝チダ!!」

アナウンス「これにてモコショーを終了します、ありがとうございました」

モコ「アリガトダゼ!!」

パチパチパチパチ

みほ「終わったんなら離して…」

モコ「…ハァハァ」

みほ「!?」

みほ「モコの中の人がハァハァ言ってる!!助けてぇ!!」

華「疲れたんでしょう」

麻子「着ぐるみって大変だからな」

みほ「そろそろ私本気で怒るよ」



みほ「…最悪、制服が雑巾臭いんだけど」

優花里「まぁまぁ、モコに抱いてもらった記念だと思えば!」

みほ「あ?」

優花里「に、西住殿…怖いであります…」

32: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 17:14:49.08 ID:3WveIjhM0

次の日

『熊本ー、熊本ー、ご乗車ありがとうございました』

みほ「…やっと着いた」

みほ「あ、沙織さんから電話…」

沙織『もしもしみぽりん!?』

みほ「沙織さん?」

沙織『今どこにいるの!?』

みほ「熊本だよ」

沙織『え!?なんで!?』

みほ「もともと実家に行く予定だったし、大洗はモコとか言う下劣なパチモンに支配されちゃったから』

みほ「帰りたくなっちゃって」

沙織『ご、ごめんねみぽりん!私たちがモコに夢中になりすぎちゃって…』

沙織『みぽりんのこと全然考えてあげられなかった!』

みほ「もういいよ、怒ってないから」

みほ「一泊したらすぐに大洗に帰るし」

沙織『みんなも反省してるから!みぽりん帰ってきたら今度こそボコミュージアム行こうね!』

みほ「ふふふ、ありがとう沙織さん」

33: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 17:15:51.19 ID:3WveIjhM0

みほ「…私が取り乱しちゃったせいで友達を傷つけちゃったかも」

みほ「反省しないと…」

エリカ「あら?みほ?」

みほ「エリカさん!」

エリカ「帰ってきたの?」

みほ「うん、一泊だけだけど…」

エリカ「そう、まぁ…ここがアンタの故郷なんだしのんびりしていきなさい」

みほ「ありがとうエリカさん」

みほ「…」

みほ「んん!?」

エリカ「どうしたの?」

みほ「その…カバンについてるキーホルダー…」

エリカ「あぁこれ?モコっていうんだけど、知ってる?」

みほ「今すぐ捨ててください!!」

エリカ「えぇえ!?」

42: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 22:08:37.28 ID:3WveIjhM0

みほ「私はその悪魔のせいで散々な目に…」シクシク

エリカ「な、なんで泣いてるのよ!」

エリカ「大洗で何があったの!?」

みほ「大洗はモコに支配されちゃったの…」

エリカ「…それ、ただ単にモコが流行ってるってことでしょ」

みほ「まさかエリカさんまでモコの魔の手が…」

エリカ「魔の手って…コレは隊長がくれたのよ」

みほ「…」

みほ「お姉ちゃんが?エリカさんにモコを?」

エリカ「そうよ」

みほ「…」

みほ「…」スタスタ

エリカ「ちょっと!どこ行くのよ!」

みほ「どこって…家だけど?」ギロッ

エリカ「ひっ…」

43: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/16(土) 22:25:57.34 ID:3WveIjhM0

西住家

まほ「みほ、おかえり」

みほ「…」

まほ「ここはみほの家だ、ゆくっりしていきなさい」

みほ「お姉ちゃん」

まほ「ん?」

みほ「エリカさんに、なんでモコをあげたの?」

まほ「え?モコ?」

まほ「家にいっぱいあるから…」

みほ「なッ!?」

みほ「い、いっぱい!?」

みほ「お姉ちゃんそれ本当なの!?」

まほ「あぁ、みほにもあげようか?」

みほ「もう私に帰る場所なんてないんだああああ!!」

まほ「え!?みほ!?どうしたんだ!!」

46: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 15:29:42.15 ID:rxvGa8bhO

みほの部屋

みほ「あ~、ボコがいっぱい…やっと癒される…」

まほ「みほ…いったい何があったんだ?」

みほ「ん?」

みほ「私のボココレクションの中にモコ混じってんじゃん!!誰置いたの!!」ポイッ

まほ「多分お母様だと…」

みほ「お母さんはいったい何考えてるの!!」

まほ「みほ…何でそんなに怒ってるか説明してくれるか…?」

みほ「お姉ちゃん!どっからどう見てもモコってボコのパチモンだよね!!」

まほ「まぁ…確かに似てるが…」

みほ「私は大好きなボコを真似して人気になるモコが許せないの!!」

まほ「でも…モコも可愛いだろ?」

みほ「可愛けりゃ何でもいいみたいなのも許せない」

まほ「み、みほ…許してくれ…」

47: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 15:31:06.11 ID:rxvGa8bhO

みほ「家中モコだらけ…何ここ地獄?」

まほ「そこまで言うか…」

みほ「お姉ちゃんモコ好きなの?」

まほ「…いや」

まほ(よくわかんないけど、みほに嫌われそうだから…)

みほ「じゃあこのモコはお母さんが買ったの?」

まほ「買ったというか…貰ったというか…」

みほ「こんな大量のゴミをウチに押し付けたのは誰!?」

まほ「いやあの、大洗にモコミュージアムというのがあるんだけど」

みほ「知ってる、二度と行きたくないけど」

まほ「モコミュージアムのスポンサーがお母様なんだ」

みほ「」

56: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 19:30:06.31 ID:i9SQXQNkO

しほ「ただいま」

まほ「お、お母様!!」

しほ「声を荒げないで、西住家の長女としてみっともない」

まほ「す、すみません…」

しほ「みほは?今日帰ってくる日でしょう」

まほ「それが…みほはお母様と絶縁すると言って…」

まほ「すぐに大洗に帰りました…」

しほ「…は?」

しほ「なんでえ!?」

まほ「どうやらみほはモコが心の底から大嫌いみたいで…」

まほ「お母様がモコのスポンサーやってると知ったら激怒して…」

まほ「お母様とは絶縁だって言って帰って行きました…」

しほ「え…」

しほ「だって…だって…聞いてよまほ!!」

まほ「はい…」

しほ「千代(愛里寿ママ)がボコのスポンサーやるって言って!」

しほ「私もなんかそういう事したいなーと思ったらボコに似たようなのがあったから!」

しほ「みほも好きそうな見た目だし、スポンサーになったら愛里寿ちゃんみたいに喜んでくれるかなって!!」

まほ「完全に裏目に出ましたね…」

しほ「そんなぁ!!私の可愛いみほおおおおおお!!!」

57: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 19:32:28.26 ID:i9SQXQNkO

電話『留守電にメッセージがあります』ピ-

しほ『みほ!!みほ!!』

しほ『モコのスポンサーやめたから!!』

しほ『だから絶縁とか言わないで!!』

しほ『熊本に帰ってきてええええ!!!』

しほ『ほら!まほも何か言いなさい!!』

まほ『え?』

まほ『み、みほー!帰ってきてくれー!』

まほ『ボコ買ってあげるから!』

しほ『ミホオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

みほ「…今更スポンサーやめたところで」

みほ「パチモンのスポンサーになった時点で西住流の名は地に落ちたもんだよ」

みほ「お母さん」フッ

61: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 21:43:50.40 ID:voerVrbqO

聖グロとの練習試合

優季『今度こそは聖グロに勝つぞー』

あや『景気付けに歌おう!』

桂利奈『あいー!!』

うさぎさんチ-ム『抱いてやる抱いてやる抱いてやるぜー♪』

うさぎさんチ-ム『好きなあの子をモッコモコにー♪』

みほ「華さん、うさぎさんチームを砲撃してください」

華「えぇ!?」

梓『隊長ごめんなさい!!』

あや『二度と歌わないから許してくださいー!!』

杏『西住ちゃん、穏やかに行こーよ』

みほ「サンダースの人にボコじゃなくてモコを
勧めた会長は嫌いです」

杏『』

柚子『会長!?』

桃『おい西住!一度も泣いた事がない会長が泣いちゃったじゃないか!!謝れ!!』

みほ「モコ好きに良い人なんていません」キッパリ

沙織「ひ、ひえ~…」

62: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 21:44:38.11 ID:voerVrbqO

優花里「に、西住殿~」

みほ「なに?」

優花里「ダージリン殿は無類のモコ好きだって知っていましたか…?」

みほ「…」

みほ「華さん、そこ代わって」

華「みほさん?」

麻子「なにをする気だ…」

みほ「…」キコキコキコ…

沙織「みぽりん…なにを狙ってるの?」

ド ォ ン !!

63: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 21:46:12.51 ID:voerVrbqO

ダージリン「こんな格言を知ってる?」

オレンジペコ「また後でお願いします」

アッサム「ダージリン様、今日はどのような戦略で?」

ダージリン「そうねぇ…今日も優雅に」ヒュルルルルル…

ドガァァァァン!!!………シュパ!

ダージリン「えッ!?なに!?」

オレンジペコ「あぢ!!あっづぁ!!ダージリン様!私に紅茶をこぼしてますぅ!!」

アッサム「い、一体どこから撃たれたの…?」

ローズヒップ『ダージリン様の乗ってるフラッグ車、白旗上がってますけど』

ルクリリ『え?もう負け?』

64: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/17(日) 21:47:50.11 ID:voerVrbqO

沙織「え?勝ったの?」

華「ここからどこにいるか分からないチャーチルを一発で仕留めたんですか!?」

麻子「おい…バケモノか…」

優花里(因みにダージリン殿が無類のモコ好きというのは嘘であります…)

みほ「聖グロにはさっさと帰ってもらいましょう」

73: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 10:17:04.43 ID:Ki3wH36EO

プラウダとの練習試合

優花里「西住殿~」

みほ「はい」

優花里「カチューシャ殿はモコミュージアムの年間パスポートを買うほどのモコ好きなんですよ」

みほ「華さん」

華「あ、ハイ退きます」

みほ「…」キコキコキコ…

どぉん!!

…バコォン!!…シュパ!

麻子「…いつからIV号は自走砲になったんだ」

沙織「ゆかりん、プラウダのフラッグ車はノンナさんのIS-2だよ」

優花里「あ、しまった」

優花里「…そう言えばノンナ殿もモコが大好きでして~」

みほ「…」キコキコキコ…

どぉん!!

…ベコォン!!…シュパ!

優花里「いやっほう!!プラウダに勝ったぜ!!」

典子「もうIV号だけでいいんじゃ…」

カエサル「いや、隊長1人で十分だろ…」


カチューシャ「ノンナぁ!?なにがあったの!!」

ノンナ「気付いたら負けてました」

クラーラ「Я не знаю, перевод」

74: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 10:18:32.60 ID:Ki3wH36EO

学校

優花里「これぞ必勝法ですよ!」

優花里「西住殿に相手はモコが好きと吹き込めば絶対勝てます!!」

優花里「全国大会2連覇も夢じゃありません!!」

麻子「…でもよくない流れだと思うぞ」

沙織「みぽりん最近イライラしっぱなしだよ…」

華「他の皆さんもみほさんを怖がっています…」


桃「西住ー、サンダースが練習試合の申し込みをしてきたんだが」

みほ「サンダースの人たちはモコが好きです、戦いたくないので断ってください」

桃「そうか…」

75: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 10:19:22.50 ID:Ki3wH36EO

桃「西住ー、アンツィオが練習試合の申し込みをしてきたんだが」

みほ「アンツィオの人たちはモコが好きですか?」

桃「知らん」

みほ「…」ピポパ

アンチョビ『こちらアンツィオ高校戦車道部のアンチョビだ!』

みほ「アンチョビさん、西住です」

アンチョビ『おー西住!どうだ?練習試合引き受けてくれるか!?』

みほ「アンチョビさん、モコって知ってますか?」

アンチョビ『モコ?聞いたことあるぞ!熊のぬいぐる』

ガチャン!ツ-ツ-ツ-…

みほ「丁重にお断りしました」

柚子「丁重ってなんだっけ」

桃「もはやモコを知ってるだけでアウトなのか…」

85: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 17:16:31.11 ID:TjxXsl8W0

西住家

アンチョビ「西住の様子がおかしいぞ!」

ケイ「練習試合断られちゃったわ、優しいミホらしからぬよ!」

カチューシャ「カチューシャとノンナなんて知らないうちに撃破されてたのよ!」

ダージリン「私も突然撃破されて、早く帰れと言われたわ…」シュン

まほ「みんな、わざわざよく来てくれた」

カチューシャ「マホーシャ!ミホーシャはどうしちゃったのよ!」

まほ「あぁ、みほのことについて集まってもらった」

ケイ「ミホになにがあったの?」

まほ「みほがおかしくなったのはモコが原因なんだ」

ダージリン「…もこ?」

アンチョビ「知ってるぞー」

カチューシャ「あー、なんかニーナたちが流行ってるって言ってたっけ」

ケイ「私もモコ持ってるわ!!」

まほ「みほはモコが大嫌いなんだ」

アンチョビ「…それがなんだっていうんだ」

まほ「みほのモコアレルギーはカチューシャやダージリンを一撃で撃破してしまうほど」

まほ「深刻なんだ…」

カチューシャ「カチューシャは別にモコとか子供じみたモノは好きでもなんでもないわ!」

ダージリン「モコってなんですの」

ケイ「なんでモコに興味のないカチューシャやダージリンがモコアレルギーのミホにやられたの?」

まほ「みほがカチューシャやダージリンがモコ好きだと思い込んだからだろう」

アンチョビ「…思い込むだけでそんなに強くなっちゃうのか?」

ケイ「それだけモコが嫌いってことね…」

カチューシャ「こんなにあっさりやられちゃうなんて…あの全国大会はなんだったのよ…」

ダージリン「ねぇ、モコってなんですの」

86: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 17:18:30.06 ID:TjxXsl8W0

ガラッ

しほ「皆、みほを止めてくれ」

アンチョビ「!?」

ケイ「西住流家元さん…!?」

カチューシャ「こ、こんにちは…」

ダージリン「モコってなんですか」

しほ「みほがこうなってしまったのは私の責任だ…」

しほ「だが私だけでは手に負えない…未来の戦車道を担う君たちの力が必要なんだ」

まほ「このままではみほが危険だ」

まほ「モコアレルギーがこれ以上進行してしまうと大変なことに…」

エリカ「失礼します!!」

まほ「どうしたエリカ」

エリカ「大洗女子から連絡があったんですが、みほが暴走を始めたそうです!!」

まほ「なんだって!?」

しほ「みほ…」

ケイ「こうしちゃいられない!近くにスーパーギャラクシーを停めてるから、みんな戦車を詰め込んで大洗に行くわよ!!」

ダージリン「ねぇカチューシャ、モコってなに」

カチューシャ「うるさい!行くわよ!」

92: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 18:47:55.21 ID:TjxXsl8W0

大洗

杏「西住ちゃんもうやめて!!」

ドォン!!

…シュパ!

おりょう「III突…走行不能ぜよ…」

みほ「モコが悪いんですよ…すべてモコが…」

梓「西住隊長!!目を覚ましてください!!」

みほ「…ウサギさんチーム、モコのうた歌ってたよね」

あゆみ「IV号の砲塔こっち向いた!桂利奈逃げて!」

桂利奈「あ゛い゛ー!」

ボゴォン!!…シュパ!

あや「…またメガネ割れた」

杏「西住ちゃん!!!」

杏「武部ちゃんたちも聞こえてるでしょ!!IV号と西住ちゃんを止めて!!」

沙織「みぽりん!!戦車降りようよ!!」

華「これ以上はダメです!!」

麻子「西住さん!」

優花里「…皆さんわかってないですねぇ」

優花里「西住殿は進化を遂げようとしているんですよ」

優花里「西住流の更に上をゆく、最強の戦車乗りへと!!」

沙織「ゆかりんも何言ってるの!!」

優花里「嫌ならIV号から降りるであります!!」

華「優花里さん!」

麻子「秋山さんまで壊れやがった…」

優花里「沙織殿も華殿も麻子殿も戦車を降りるであります!!」

優花里「私が操縦します!西住殿は1人で装填と砲撃できますよね!?」

みほ「…モコを滅ぼすためだったらなんでもする」

優花里「さぁさぁ出て行くであります!!」

93: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 18:48:44.30 ID:TjxXsl8W0

杏「2人乗りのIV号に…大洗の戦車が全滅…」

沙織「誰かみぽりんを止めて…!あとゆかりんも」

キィィィィィィィン…

梓「あ、あれは!?」

典子「サンダースのスーパーギャラクシー!!」



まほ「みほ!…止めに来たぞ」

カチューシャ「今度こそは負けないわ!」

ケイ「目を覚ましなさいミホ!」

アンチョビ「モコの呪縛から解いてやる!!」

ダージリン「こんな格言を知ってる?」

優花里「…西住殿、モコ好き五人衆が来ましたよ」

みほ「…」キコキコキコ…

94: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 18:51:09.69 ID:TjxXsl8W0

ダージリン「もう散々ですわ…」…シュパ!

カチューシャ「なんであんなに強いのよ!!」…シュパ!

アンチョビ「次元が違うぞ…」…シュパ!

ケイ「OMG」…シュパ!

優花里「いやっほおおおおう!!最高だぜえええええ!!!」

優花里「もう高校戦車道なんか相手になりませんなぁ!西住殿!!」

優花里「あとはティーガーだけですよ!!」

杏「誰にも西住ちゃんを止められないの…?」

しほ「みほおおおおおおおおおおおお!!!!!」

まほ「お母様!!」

優花里「なっ!?10式戦車!?」

しほ「みほを止めるにはこれしか無い!!」

優花里「さすがに10式マズイですよ!」

ドォン!!!

…シュパ!

しほ「え…」

まほ「10式さえも一撃…」

優花里「マジで…」

しほ「…しかし最後の切り札はまだあるわ!!」

しほ「お願い!!みほを助けて!!!」

キュラキュラキュラ…

まほ「あれは…」

ダージリン「センチュリオンですわぁ!!」

優花里「島田愛里寿…!!」

104: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 20:31:48.26 ID:TjxXsl8W0

愛里寿「みほ!!!」

みほ「!!」

みほ「…愛里寿さん?」

優花里「西住殿!このまま島田流もぶっ飛ばすであります!!」

みほ「愛里寿さん…ボコ仲間…」ブツブツ

優花里「へ?」

愛里寿「みほ!またボコミュージアム行こうよ!」ドンッ!

ゴォン!!

優花里「うわっ…!西住殿!撃ってください!!」

みほ「…ボコミュージアム…」

愛里寿「モコなんか忘れてボコの話をしようよ!」ドンッ!

バチコン!

優花里「ああ!履帯が切れた!!」

みほ「…」

愛里寿「みほ!目を覚まして!!!」

ドォン!!

…シュパ



106: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 21:45:44.98 ID:TjxXsl8W0




みほ「…はっ!」

みほ「ここは…?」

まほ「病院だよ」

みほ「お姉ちゃん!」

愛里寿「みほ…良かったぁ…」

みほ「愛里寿さんも…!」

沙織「みぽりん心配したよ~」

華「いつものみほさんに戻りましたね」

麻子「これで安心だ」

みほ「みんな…!」

みんな「…優花里さんは?」

沙織「ゆかりんは今お説教中」

みほ「私…みんなに迷惑かけて…」

みほ「謝っても謝りきれないや…」

まほ「気にするな」

みほ「ごめんなさい…」

愛里寿「みほにこのボコあげる」

みほ「わぁ、これダブル松葉杖ボコ!珍しいけどいいの?」

愛里寿「みほに笑ってほしいから」

みほ「ありがとう愛里寿さん!!」

107: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 21:48:53.74 ID:TjxXsl8W0

数日後

みほ「愛里寿さん、どこのお店行きたい?」

愛里寿「えーと…」

愛里寿「あっ」

みほ「…モコ売ってるね、モコってまだ流行ってるんだ」

愛里寿「さっさと無くなればいい」

みほ「ん?…新発売の『くまモコン』?」

みほ「今度はくまモンのパチモン?」

愛里寿「なにこれ…キモ」

みほ「毛で覆われたくまモン…」

みほ「流石にこれは流行らないでしょ」

愛里寿「ボコだけじゃなく、くまモンまで…懲りない奴らだ」


翌日

熊本県の謎の力によって

『モコ』は日本か跡形もなくら消えた

モコミュージアムは営業を中止

ボコミュージアム2号館としてリニューアルされた

モコブームは嵐のように去っていった…




108: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 21:51:32.34 ID:TjxXsl8W0
誤字が酷すぎました



数日後

みほ「愛里寿さん、どこのお店行きたい?」

愛里寿「えーと…」

愛里寿「あっ」

みほ「モコ売ってるね、モコってまだ流行ってるんだ」

愛里寿「さっさと無くなればいい」

みほ「ん?…新発売の『くまモコン』?」

愛里寿「なにこれ…キモ」

みほ「毛で覆われたくまモン…」

みほ「流石にこれは流行らないでしょ」

愛里寿「ボコだけじゃなく、くまモンまで…懲りない奴らだ」


翌日

熊本県の謎の力によって

『モコ』は日本から跡形もなく消えた

モコミュージアムは営業を中止

ボコミュージアム2号館としてリニューアルされた

モコブームは嵐のように去っていった…


112: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 22:14:27.45 ID:TjxXsl8W0

ボコミュージアム2号館

みほ「すっごく楽しいね愛里寿さん!!」

愛里寿「うん!うん!」

華「みほさんすっかり元気になって…良いことです」

沙織「…ゆかりん、もう許してもらったんだから楽しもうよ」

優花里「ゴメンナサイゴメンナサイチョウシニノッテゴメンナサイ」

麻子「各校の隊長たちにミッチリ叱られたらしいな」


ダージリン「これがモコね!!可愛いのね!!」

オレンジペコ「ダージリン様!ボコですよ!ボコ!」


カチューシャ「こんな子供だましの施設、なにが楽しいのよ」

ノンナ「ここに来るの一番楽しみにしてたの誰ですか」


ケイ「よく見てみるとボコのほうがプリティーね!」

ナオミ「アリサ、買ってあげようか?」

アリサ「別に…欲しいけど…」


ペパロニ「姐さん!!あそこでボコパスタとかいうの食べれるみたいっすよ!!」

アンチョビ「なに!?行くぞ!ペパロニ!カルパッチョ!」

カルパッチョ「はーい!」


エリカ「怪我したクマがいっぱい…なにが楽しいのよ…」

まほ「みほが喜んでいる、これだけで十分だろ」


杏「やっと西住ちゃんが口聞いてくれるようになってくれた…」

柚子「良かったですね~」

桃「まさか西住に無視されて会長が泣くとは…」

113: ◆jPr03Kti1lbd 2016/07/18(月) 22:16:01.31 ID:TjxXsl8W0

愛里寿「みほ!新作のボコグッズ売ってる!!」

みほ「買いましょう!!」

『新発売!くまボコン!!!』

みほ「」

愛里寿「」

沙織「…くまモンっぽいボコだね」

華「パクリですかね」

麻子「んなわけあるか、モコがやらかしたばっかりだろう」

優花里「公式のコラボレーションですよ!…たぶん」

愛里寿「ボコが…ボコがパクリなんかするわけない!!」

みほ「そうだよ!!公式とかコラボとかどこにも書いてないけど、絶対大丈夫だよ!!」

愛里寿「くまモンの許可取ってるはずだよ!!」

みほ「うん!!それがボコだから!!」


翌日

熊本県の謎の力によって

ボコは日本から跡形もなく消えた


おわり


引用元: 【ガルパン】みほ「なにこれ」