1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:11:04.72 ID:SBvfwDJk0
アルミン「いたた……」

ライナー「アルミン、どうした?」

べ「また胃痛?」

アルミン「そうみたい……(なんだろう、凄く嫌な予感がする……)」

エレン「みんなで集まって何の話をしてんだ?」

アルミン「うっ……」キリキリ

ライナー「おぉ、エレンか」

コニー「アルミンが胃痛だとよ」

エレン「胃痛?結構痛むのか?」

アルミン「いや、このくらい大したことないよ……」

エレン「そうか、あまり心配させんなよ?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:13:29.23 ID:SBvfwDJk0
ライナー「それでエレン、お前はどこにいってたんだ?」

エレン「あ?」

べ「食事の後から今まで、どうしていたんだい?姿が見当たらなかったけど」

エレン「あぁ、ちょっと人と会ってた」

コニー「もしかして、女か!?女だろ!?」

ジャン「はっ!こいつに限って、そんなわけ――」

エレン「おー、よくわかったな、コニー」

コニー「ま、俺は天才だからな……って、おい!!正解かよ!?」

アルミン「うぅっ……」キリキリ

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:16:08.80 ID:SBvfwDJk0
ジャン「……ま、まさかてめぇ、ミカサと!」

エレン「ちげぇよ。俺が会ってきたのはサシャだ」

ライナー「サシャ?そういや、最近お前らが一緒にいるのをよく見かけたな……仲良いのか?」

エレン「仲良くて当然だろ、俺の彼女なんだから」

ライナー「……は?」

コニー「はぁ?」

ジャン「はぁあああああああああああああああああ!?」

アルミン「うぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」キリキリキリキリ

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:19:59.50 ID:SBvfwDJk0
ベ「薬あるけど、いる?」

アルミン「ありがとう、いただくよ……」

ライナー「エレン、お前……彼女いたのか?」

エレン「まぁな」

コニー「本当かよ……全然気づかなかったぜ」

エレン「そりゃそうだろ。告白されたの、ついさっきだし」

ベ「えぇっ!?できたてホヤホヤじゃないか!!」

コニー「そこは蒸したてホヤホヤだろ、べ」

エレン「サシャは芋じゃねぇよ!」

ジャン「っしゃあ!!これでミカサは俺のものだぜ!エレン、よくやった!」バンバン

エレン「お、おう(なんだコイツ……)」

アルミン(ミカサに知られたら大変なことに……僕がなんとかしないと……)

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:24:23.35 ID:SBvfwDJk0
サシャ「ふんふふ~ん」

ユミル「そこの芋女、その耳障りな鼻歌やめろ。イライラする」

サシャ「ふふふ~ん」

ユミル「聞いちゃいない……あいつ、なに浮かれてやがんだ?」

クリスタ「多分、なにかいい事があったんだよ。アニ、心当たりない?」

アニ「何も知らないし、興味もない」

クリスタ「そっか……」

アニ「あと、いま忙しいから話しかけないで」

クリスタ「ご、ごめんなさい……」

ユミル「おい、私のクリスタに対してその態度はなんだ?謝れよ」

アニ「……うるさい」

ユミル「あぁ!?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:27:29.11 ID:SBvfwDJk0
アニ「聞こえなかった?静かにして。集中できない」

ユミル「はいはい、なるほどね、私にぶちのめされたいってわけ」

アニ「あんたじゃ私には勝てないよ」

ユミル「……面白いことをいうね、やってやろうじゃん」

クリスタ「ちょ、ちょっと二人とも……!」

サシャ「どーん」ゴロゴロ

アニ「っ!?」

サシャ「どーん」ゴロゴロ

ユミル「いてっ!」

サシャ「あはははははははははは!」ゴロゴロゴロゴロゴロ

クリスタ「サシャ!?転がってどこに行くの!?」

ユミル「あいつを救護室に連れてってやるか……」

アニ「そうだね……」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:31:56.12 ID:SBvfwDJk0
ミカサ(遅くなってしまった……)スタスタ

???「お芋じゃない!」ゴロゴロ

ミカサ「? 何かがこっちに向かってくる……」

???「お芋じゃない!」ゴロゴロ

ミカサ「このプレッシャーは……サシャ?」

サシャ「私はお~んな~」ゴロゴロゴロ

クリスタ「ミカサ!サシャを止めて!」

サシャ「皆が寝静まった夜 ふと食料庫に」ゴロゴロ

ミカサ「……止めればいいのね?」ゴスッ

サシャ「ふごっ!?」

クリスタ「ミカサ!?」

ミカサ「止まった。これでいい?」

クリスタ「なにも踏みつけなくても……」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:34:24.15 ID:SBvfwDJk0
クリスタ「サシャ、大丈夫?」

ユミル(ああ、天使……)

ミカサ「ごめんなさい、サシャ」

サシャ「平気ですよ、これくらい」

ミカサ「理由はわからないけど、私はサシャの姿を見ると踏みつけたくなってしまう……」

サシャ「えぇっ!?」

クリスタ「どうして!?」

ユミル「あー、それなんとなくわかる」

アニ「珍しく気が合うね、ミカサ」

サシャ「そんなっ!?ユミルとアニまで……」

クリスタ「じょ、冗談だよ!ね?みんな?」

ユミル「お、腹の踏み心地がいいな……ほれほれ」ゲシゲシ

アニ「……」ゲシゲシ

クリスタ「あ、あれ?サシャが亀に見えてきちゃった……」

サシャ「連れて行けるのは一人だけですよ!?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:37:40.14 ID:SBvfwDJk0
アルミン「はぁ、はぁ、間に合うといいけど……」

『確かに、これは癖になる……』

『だろ?』

アルミン(ん?あれは……)

ミカサ「……」ゲシゲシ

アルミン(サシャがミカサに踏まれてる!遅かったか……)

サシャ「あはは!くすぐったいですよ~!」

アルミン(あれ?サシャは嫌がってないみたいだ……それに、ミカサだけじゃなくてアニとユミルも踏んでるし……)

アルミン(この状況、どうなってるんだ?)

クリスタ「ふふ」ツンツン

アルミン(にしてもクリスタ可愛い!!踏むのはサシャに申し訳ないから、代わりに指でツンツンするクリスタは正に天使!!!)

アルミン「あぁ、もう!クリスタと結婚したい!!!」

クリスタ「……え?」

ミカサ「……アルミン?」

アルミン「」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:41:08.30 ID:SBvfwDJk0
アルミン「ユ、ユミル、ちょっと痛いんだけど……」

ユミル「あ?まだ生きてたのかよ?」ゲシゲシ

アルミン(うぅ……どうして僕はユミルに踏まれているんだろう……)

アルミン「ミカえもん!僕を助けてよ!」

ミカサ「アルミンごめん……いきなり大声で求婚するような人を私は……」

アルミン(自分だって数々の迷言を残してきたじゃないか!!……とは言えない。なら……)

アルミン「アニ!ユミルをどうにかして!」

アニ「……」ゲシゲシ

アルミン(駄目だ、サシャを踏むのに夢中になってる!!こうなったら……)

アルミン「クリスタ!!僕を…………あれ?クリスタがいない……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:44:34.17 ID:SBvfwDJk0
アルミン「ミカサ、クリスタはどこ?」

ミカサ「クリスタなら、顔を真っ赤にしながら走ってどこかにいってしまった」

アルミン「……え?」

ユミル「あの世に逝っちまえええええええええ!!!!!!」ゲシゲシゲシゲシゲシ

アルミン「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!」

エレン「おい、お前ら!!なにやってんだ!?」

ユミル「オラオラァ!!!」ゲシゲシ

ライナー「全員でユミルを抑えるぞ!手を貸せ!」

ベ「わかった!」

ジャン「チッ、仕方ねぇな!」

コニー「エレン!アニは止めなくていいのか!?サシャも踏まれてるぞ!」

エレン「ほっとけ!!」

サシャ「エレンッ!?彼女ですよ、彼女!!!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:46:45.45 ID:SBvfwDJk0
ライナー「なるほどな、そんなことが」

アルミン「酷い目にあったよ……」

コニー「アルミンって意外と大胆なんだな。つーかよ、クリスタが照れてどっかいったってことは、クリスタもアルミンのこと好きなんじゃね?」

ユミル「コニー……あんたも踏まれたいのかい?」

ライナー「俺はアルミンを踏もう……」

ベ「加勢するよ、ライナー」

アルミン「ライナー!?それにベまで!?エレン、何かいってやって……」

エレン「お前、涙でてんぞ?」

サシャ「エレンが私を見捨てたからですよ……」ゴシゴシ

エレン「おい、俺の服で……まぁ、いいか」

サシャ「……怒らないんですか?」

エレン「サシャは俺の彼女だからな。大目に見てやるよ」

サシャ「エレン……大好きです!」ギュッ

ミカサ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アルミン「……よ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:49:03.22 ID:SBvfwDJk0
アルミン(ミ、ミカサから禍々しいものを感じる……これは普通じゃない!)

ユミル「……さてと、クリスタを探しにいかなきゃな~」

コニー「お、俺も行くぜ!」

ベ「あ、待ってよ」

ジャン「お前ら……俺を置いてくな!」

アルミン「あ、逃げた……」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:54:20.15 ID:SBvfwDJk0
ミカサ「……エレン、これはどういうこと?サシャとそんなにくっついて……」

エレン「あぁ、実はな、俺たち付き合ってるんだ。お前には真っ先に伝えるべきだったな、すまん」

ミカサ「……いつから?」

エレン「今日から。サシャに告白されたんだ」

サシャ「本当はエレンから告白してもらいたかったんですけどね……」

エレン「馬鹿、男がそんなことしてたまるかよ」

サシャ「恋文でもいいですよ!」

エレン「無理いうなよ……」

ミカサ「……」


アルミン「アニ、頼みたいことがあるんだけど……」ヒソヒソ

アニ「……わかってる。いざとなったら私がミカサを止める」

アルミン「……ありがとう、恩に着るよ」

ライナー「手を貸すぜ、アニ」

アニ「いい、邪魔になるだけだから」

ライナー「」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20(月) 23:57:32.64 ID:SBvfwDJk0
エレン「そういや、明日って休日だったよな。二人でどっかいくか?」

サシャ「そ、それってデートですか!?」

ミカサ「……」

アルミン(エレンもサシャも話しに夢中になって、ミカサは蚊帳の外だ……まずいな)

ミカサ「……アルミン」

アルミン「ひゃいっ!?な、なにかな?」ドキドキ

ミカサ「エレンとサシャのこと、どう思う?」

アルミン「ど、どうって……」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:01:42.52 ID:WmORHF6n0
ミカサ「……正直にいって」

アルミン「……」

アルミン「僕は……お似合いだと思うよ。気も合うみたいだし、何より二人とも楽しそうだ」

ミカサ「……」

アルミン「……ミカサはどうなの?」

ミカサ「私は……サシャを信じる。エレンが好きになったサシャなら、エレンを任せられるって思うから……」

アルミン「……そっか」

ミカサ「……でも、もうサシャにはパンを分けてあげない」

アルミン「はは、それはいい考えだね。僕もそうするよ」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:04:55.99 ID:WmORHF6n0
ミカサ「それじゃ、私は部屋に戻る」

アルミン「うん。おやすみ、ミカサ」

ミカサ「おやすみ」

スタスタスタ

アルミン「……」

アニ「意外な結末だったね。すぐに飛び掛っていくと思ってたけど」

アルミン「ミカサもかわったんだよ」

アニ「ま、いくら幼馴染とはいえ、他人の恋愛に口を出そうとするなんて図々しいにもほどがあるけどね」

アルミン「お、仰る通りで……」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:08:30.87 ID:WmORHF6n0
ライナー「それでも言いたくなるもんなんだ、幼馴染ってのは。なぁ、アルミン?」

アルミン「ライナー」

アニ「……」

ライナー「というわけだからよ、俺もちょっと言わせてもらうぜ、アニ」

アニ「勝手にすれば?」

ライナー「ああ、そうする。……ミカサは吹っ切れたようだが、お前はどうなんだ?」

アニ「……何がいいたい?」

ライナー「諦められんのかって言ってんだ。好きなんだろ?エレンのこと」

アルミン「……え?ええええっ!?」

アニ「……馬鹿いわないで。そんなことない」

ライナー「逃げんなよ。正直になれ」

アニ「……」

ライナー「アニ!!」

アニ「私は……私が好きなのは、後にも先にもあんただけだよ、ライナー」

ライナー「……は?」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:12:10.19 ID:WmORHF6n0
ライナー「ちょ……え?どういうことだ?アルミン、説明してくれ」

アルミン「アニ  ライナー  結婚しよ」

ライナー「……アニ、お前本気か?本気で俺のこと……」

アニ「私も、部屋に戻るから……」

スタスタスタ

ライナー「お、おい、アニ!!」

ライナー「……」

ライナー「アルミン、おれはどうすればいい?」

アルミン「ライナーはクリスタが好きなの?」

ライナー「いや、あれはノリでいってるだけだ……俺は、本当は……」

アルミン「なら、自分に正直になって、頑張るしかないね!」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:15:54.76 ID:WmORHF6n0
翌日

アルミン「」

サシャ「アルミン、どうしたんですか?」

エレン「そっとしておいてくれ……」

ミカサ「クリスタが赤面していたのはアルミンに惚れたからではなかったの」

サシャ「え?じゃあ、なんで……」

ミカサ「単にトイレに行くのを我慢しきれなくなっただけ」

サシャ「……はい?」

ミカサ「聞こえなかった?単に―――」

エレン「やめろミカサ。食事中だぞ」

ミカサ「……わかった」

アルミン「」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:18:52.19 ID:WmORHF6n0
サシャ「ふんふふ~ん」

エレン「やけに機嫌がいいな」

サシャ「はい!だって初デートですから!」

エレン「付き合い始めた次の日にデートか。もうバカ夫婦をからかえないな」

サシャ「私たちも頑張ってバカ夫婦を目指しましょう!」

エレン「なんでだよ……普通でいいだろ」

サシャ「そんな!せっかくハンナとフランツにバカ夫婦になる秘訣を教えてもらったのに……」

エレン「秘訣があんのか」

サシャ「そうなんですよ。紙に書き出してもらったんで、見ておいてください」

エレン「どれどれ…………なんだ、わりと普通のことしか書いてないじゃねぇか。手を繋ぐだとか、外出時は彼女の服装を褒めるだとか」

サシャ「……」

エレン「な、なんだよ?」

サシャ「どっちもやってもらってません!!」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:21:09.06 ID:WmORHF6n0
エレン「あー、そうだっけ?」

サシャ「手は繋いでないし、服も褒めてもらってませんよ!」

エレン「手はまだいいだろ?人込みもできてねぇし……ん?」

サシャ「どうしました?」

エレン「お前、スカート穿いてたんだな」

サシャ「あ、気づきました?クリスタが貸してくれたんです!」

エレン「よく穿けたな……身長差、結構あるだろ?」

サシャ「20cm以上ありますね」

エレン「……クリスタになんか買ってくか。お前クリスタの趣味わかるか?」

サシャ「なるほど、これが浮気というやつですか……」

エレン「ちげぇよ!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:25:39.98 ID:WmORHF6n0
エレン「なぁ、いいかげん出発しようぜ」

サシャ「……」

エレン「……わかったよ、褒めればいいんだろ!?」

サシャ「よ、よろしくお願いします!」

エレン「……いいスカートだな、それ」

サシャ「な、なんか違うような気が……いまのはスカートの品質を褒めたんですか?」

エレン「ああ」

サシャ「……私、帰ってもいいですか?」

エレン「おう、別にいいぜ。俺はクリスタへのプレゼントを買いに行ってくるから」

サシャ「そ、それはダメですよ!!」

エレン「なんだ、妬いてるのか?」

サシャ「いえ、芋なら蒸してきました。焼くのは時間が掛かるので」スッ

エレン「そっちの意味じゃねぇよ!!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:28:22.22 ID:WmORHF6n0
エレン「ほら、もう行くぞ!時間が無くなっちまう」

サシャ「……」

エレン「……サシャって意外に頑固なとこあるよな。まぁ、そういうところも可愛いから好きだけど」

サシャ「エレンが褒めてくれるまで、私はこの場から一歩たりとも動きませんよ!」

エレン「……」

サシャ「エレン?どうしました?」

エレン「……いや、褒めたんだけど」

サシャ「えぇっ!?いつの間に!?」

エレン「……サシャの馬鹿が治るまで、俺はこの場から一歩たりとも動かねぇ!」

サシャ「そんなっ!?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:35:17.51 ID:WmORHF6n0
エレン「……」

サシャ「……」

エレン「……頑固なのはお互い様だな」

サシャ「あはは、そうみたいですね」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/21(火) 00:38:16.61 ID:WmORHF6n0
エレン「はぁ、仕方ねぇな…………ほら」スッ

サシャ「? なんです?」

エレン「手、繋ぐんだろ?」

サシャ「あ……は、はい!ありがとうございます!」ギュッ

エレン「なんでお礼?……まぁ、いいか。それもサシャらしくて」

サシャ「そうですか?」

エレン「ああ。俺の好きなサシャだ」

サシャ「エレン……わ、私も、エレンのこと、大好きですよ!」

エレン「よし、じゃあ、今度こそ行くか!手を離すなよ?」

サシャ「はい!絶対離しま…………」

エレン「どうした?」

サシャ「外出届け、提出するの忘れてました」

エレン「あ、俺も」


終わり

引用元: エレン「サシャと付き合うことになった」