コナミ「ん?遊星どっか行くのか?」 【タッグフォース】 前編 

コナミ「ん?遊星どっか行くのか?」 【タッグフォース】 後編 



コナミ「最終決戦」幸子「弱い私に…」【遊戯王5DsTF】 前編 

コナミ「最終決戦」幸子「弱い私に…」【遊戯王5DsTF】 後編

2: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/07/28(金) 07:35:55.72 ID:HE3SitfJ0


……



アマテラス「という夢を見たのだ」



コナミ「夢か」



クロウ「はー…」


セームベル「まあだとおもったけどねー」



コナミ「で、夢がなんだって」



アマテラス「どうやら、その天照大神という精霊は実在する様だ…」



アマテラス「感じるだろう、高い精霊エネルギー」



銀龍「ええ、つまりこれがその精霊だと」



アマテラス「間違いない…私と近い波長…そして私にのみ向けられた敵意…」



クロウ「俺は何もわかんねえし、さっきまで半信半疑だったんだ」



コナミ「銀龍が言うには、マジみたいだぜ」



クロウ「そうか…」


3: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/07/28(金) 07:43:20.76 ID:HE3SitfJ0


コナミ「ふーむ」



セームベル「でもさ、それなら関係者達で決着付けてきてよ」


セームベル「アタシたちしらなーい」



アマテラス「そうもいかん、この規模の力の精霊となるとな」



銀龍「ええ、いうなればこれは個人で現役戦車を所持しているようなもの、我々も無関係ではいられませんよ」



クロウ「しかも俺たちに見えない精霊だもんな」



コナミ「何がきっかけで敵意が別のものに向くのかわからないってことか」



アマテラス「おとなしくしていた奴を活性化させたのは恐らく私だ…迷惑をかけてすまない」



コナミ「まあ、仕方ねえさきにすんな」



クロウ「そういうこった」



銀龍「つまり、万が一の時のために我々の力が必要だということですね」




アマテラス「ああ、すまないが一緒に来てほしい!」



コナミ「あー…」



コナミ「……仕方ねえな!」

8: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/01(火) 07:24:12.97 ID:Xijm4E5Y0


KURUMIZAWA



コナミ「…」カチカチ



コナミ「ふう…とりあえずツァンに連絡は入れた」



クロウ「ほんとわるいな…幾らか包むぜ」



コナミ「よせって、いいよ」



アマテラス「天照大神…」スタスタ



アマテラス「ここの店には売っていないようだな…どんなモンスターなのだ」



恵「……スピリットモンスター天照大神…」




コナミ「恵、知ってるのか」



恵「ショップ店員だから…暇なときカタログとかみてる…」





9: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/01(火) 07:53:24.64 ID:Xijm4E5Y0


クロウ「スピリットモンスターってのは…トリッキーな効果をもったやつらだった気がするな」



恵「その多くが東洋の神秘をモチーフとなっていて…デュエルモンスターズ創造者が作り上げた幻のシリーズ…レアカードも多数」



コナミ「だからこのショップにないのか」



恵「なかなか入手困難」



アマテラス「東洋の神秘…確かに私も古のパワーが精霊になった姿…出どころは同じか」



クロウ「神秘の力がエクシーズに染まるかスピリットに染まるかの違いか…?まあそう単純な話でもないだろうが」




コナミ「で、そのモンスターの居場所は?」



アマテラス「急いで見つけなければ毎晩夢に現れて鬱陶しい…」



アマテラス「が、奴が私にビンビンの敵意を向けてくれているおかげで見つけるのは難しくなさそうだ」



クロウ「地図あるか?」



コナミ「ほれ」ポイッ


カサカサ



クロウ「スピリットモンスターが相手ってんなら、モチーフになったもんがある以上やりやすいはずだ」



10: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/01(火) 08:22:06.45 ID:Xijm4E5Y0

カサカサ


コナミ「…」



クロウ「…」



クロウ「ここだ、天照大神ってのはこの天岩戸にいるはずだ」



コナミ「なんでよ」



クロウ「この前軽く図書館で調べた、天照大神と天岩戸には深いかかわりがあるらしい」



恵(ふわっとしてる……)



コナミ「なんでそんなもの調べてたんだ…」



クロウ「……まあなんでもいいじゃねえか」



アマテラス「天岩戸…武神隠れか…確かにつながりがある気がする、そして私が感じる奴の敵意の方角も一致してる」



コナミ「サティスファクションタウンを北に40キロか…」




11: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/01(火) 08:41:52.07 ID:Xijm4E5Y0
 急用だからここまででー




コナミ「とりあえず向かってみるか?」



恵「…………油断は禁物…」



恵「古の歴史を持つスピリットモンスター…それが精霊化したというなら相当手強いはず」



アマテラス「ふ、だが私とて多くの敵と戦ってきた実戦経験がある」



アマテラス「洞窟に引きこもっていた精霊などに負けるものか」



コナミ「油断は禁物だぞ、銀龍も警戒してるからな」



クロウ「じゃあ行こうぜ、早めに片付けないと見えない俺としても不安だぜ」




コナミ「恵は、バイト頑張れよ」




恵「私も行く………もう上がりの時間……」




18: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:01:45.91 ID:Mc/gZzag0


夕方


ブオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーー


オオオオオオオオオオオオオオオオ



コナミ「あ、駐車場あるぜ」



恵「…もう少し後ろに……いや、あそこに止めて…」



クロウ「なるほどな、普通に放置されてるわけねえよな」



アマテラス「観光名所になってるのか」



キイイイイ…………


シュゥゥゥウウウ…



カポッ



コナミ「ふう……ん?」ppppp



コナミ「もしもーしこちらコナミ」p



ツァン『コーナーミ―あのさーーーー!足痛いから休むって、嘘じゃん!』



コナミ「おう、ツァン、いやーミスった転んだ」



ツァン『Dホイールから転倒しても大丈夫な人がそんなんで怪我しない』



コナミ「断言を………あー、わるい、用事が出来ちゃったんだよ、棄権でいいからさ、高橋たちにもそういっといてくれ」




ツァン『こんなチャンスめったにないっていうのに……もー、わかったよ』



コナミ「よろしくーまたな!」ヒ


アマテラス「おお、ツァンデイレか、彼女はたくさん精霊いるからな、できれば来てほしかったぞ」



ツァン『まあ…危険なことしないようにね、こっちも結果発表がそろそろだから』



コナミ「ああ」ピッ





19: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:13:27.01 ID:Mc/gZzag0

コナミ「よし、じゃあ行くか!」ザッ


アマテラス「ああ、間違いなくここだ、ビンビンに感じるぞ気配を」


クロウ「敵の本拠地に殴り込みってわけだな」


恵「……一瞬たりとも油断してはいけない」


コナミ「突入だコラぁ!!」ザッ


・・・・・・・・・

コナミ「すみませーん大人4人分くだーい」


「はーい天岩戸観光ですね、足元に気を付けてお楽しみください」スッ


コナミ「はぁい」

クロウ「……」


アマテラス「クロウ!気を付けろ、どこから来るかわからん」



恵「……ここからが…真の地獄」



・・・・・・・・・

天岩戸内部


「すみませーん、写真撮ってくれませんか?」


アマテラス「写真…?ああ、その写し絵だな、まかせろ!」


「ありがとうございます、このボタンで撮れますかので」


アマテラス「ふふふ、貴方たち夫婦というやつだな、仲良しめ」


「いやあ…新婚でして、あはは」


「世界中大変ですけど、新婚旅行はしておきたいなって私のわがままをかなえてくれて///」


アマテラス「見せつけてくれる、ふふふふ、ではとるぞ、三人で肩を組もうじゃないか」ガシッ


「え…?」



アマテラス「ハイマーガリン」カシャッ



クロウ「お前も写ってどうすんだよ!」スパー―ンッ!!



アマテラス「><」ダメナノー


ザッザッザッザ

コナミ「…」



恵「地獄の一丁目……!」

20: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:20:10.32 ID:Mc/gZzag0

ザッザッザッザ


コナミ「へー、広いんだなぁ」


クロウ「鍾乳石ってなかなか見れねえよなぁ」



アマテラス「意味深な壁画もなんかミステリーな雰囲気でいいな」



恵「………地獄の窯の底!」



クロウ「よし、写真撮ってやるぜ、お前ら並べ」スッ



アマテラス「いいな!真ん中は貰った!」



コナミ「おうサンキュー!次は俺がとってやるからな」



恵「…ピース」



クロウ「レイン、真顔すぎるぞ」パシャッ



コナミ「口角2ミリ…頑張ったほうだな」



よし、今度はクロウ!一緒に移ろうじゃないか!」


コナミ「撮影は任せろー!」ダッ



恵「……空気を読むアンドロイド…」ススススス



クロウ「二人でか!?」


………………………………

21: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:25:34.61 ID:Mc/gZzag0

ザッザッザッザッザッザ


コナミ「へー……スピリットモンスターの歴史とか書いてある看板だ」


クロウ「勉強になるな」


チャポーーーン チャポーーン ワーワー




アマテラス「ん?あんだあれは、お金投げてるぞみんな、金持ちか?」


コナミ「あー、あれは、金を投げて願い事をするとかなうって言うあれか?」


アマテラス「おお!知ってるぞ、トレヴィの泉だな!」


クロウ「勉強してるじゃねえか」



アマテラス「えっへん」



恵「…………パンデモニウム!」



クロウ「まあせっかくだ、俺たちもやっていこうぜ」ザッザッザッザ



アマテラス「私が一番遠くまで飛ばすぞー」スタスタ



コナミ「滑るからゆっくりいこうなー」




22: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:34:03.63 ID:Mc/gZzag0


ザッザッザッザッザ


コナミ「いやあ、結構時間かかったな見て回るの」



アマテラス「この世界を知るのにいい機会になった」



クロウ「そろそろ一周だな」



コナミ「なんか忘れてないか?」



恵「……精霊…」




アマテラス「ああ!そうそう!それだ」



クロウ「でもいなかったんじゃねえか?俺見えねえけどさ」



コナミ「いなかったなー、なあ銀龍?」



銀龍「はい、おかしいですね…」



恵「……………帰る?」



アマテラス「そういうわけにも…」



アマテラス「ん?」



天照大神「……」フウフワ

23: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:40:16.79 ID:Mc/gZzag0


コナミ「うお!なんだあいつ!?」



アマテラス「やっとでたか」



恵「…」



クロウ「何、出たのか!」



コナミ「ああ、あれが天照大神」



クロウ「見えねえのは俺とレインか…」



恵「私は…見える…」



クロウ「マジかよ、んー…やっぱ見えねえ」



アマテラス「どうだコナミ?やっぱり私のほうがかわいいよなぁ」



コナミ「え?………あーうんそうだな」(こっからじゃなり形詳しくわかんねえし処世術処世術…)



天照大神「ぶっ殺すぞ赤帽子!!!」オアッ



コナミ「うおおおお!?」

24: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:48:31.70 ID:Mc/gZzag0


コナミ「普通に危ない奴じゃねえか」



クロウ「なんだ?」



コナミ「俺のことぶっ殺すって」



クロウ「はははは、方法を教えてくれよ」



アマテラス「ここであったが百年目!」



天照大神「ふん…恐れずによく来たな…」



天照大神「余の後光にひれ伏せ!」



コナミ「いやうるさいよ」



アマテラス「さっさと来い!」



天照大神「貴様らがこい!」



恵(不毛な言い合い……)



アマテラス「だってそっちは立ち入り禁止って書いてあるぞ!行っちゃだめなところなんだ!」



天照大神「人間どもが作ったルールなど知らんわ、ここは私の天岩戸だ、私が許すから来い」



コナミ「いや、だってお前浮いてるからいいけどそっち行こうとしたら船いるだろ、水が溜まってるんだよ、鍾乳洞特有の透き通った水がよ」



恵「濡れるの…嫌…」





25: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 06:53:25.77 ID:Mc/gZzag0

コナミ「いかだでも手漕ぎボートでもよこせ!」



クロウ「なんだって?」



コナミ「水泳いでこっちこいっていってるぜ」



クロウ「何言ってんだそいつ…嫌に決まってるじゃねえか」



アマテラス「精霊の貴様がこっち来る方が手っ取り早いと思いました!」



わーーーわーーーーー



天照大神「…」ビキビキイイイ



天照大神「ハッ!!」ブワッ



コナミ「なに!?身体がっ」ビクッ


クロウ「金縛り?!」ビクッ



アマテラス「精霊の力…!」ビクッ


恵「強力…」ビクッ



銀龍「やっぱり捨て置けません…!」



グンッ



コナミ「ひっぱられるーーーーー!?ふざけんな落ちる!」


クロウ「うおおお!」



ザバアアアアンッ!!!!


ザバアアアアン


「なんだ!?だれかおちたぞ!」

「あそこの4人組だ!大丈夫か!?」

ざわざわ…

26: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/12(土) 07:02:28.04 ID:Mc/gZzag0
ここまででー >>16 とか >>17とか すっごい嬉しいんだけど、自分なら絶対無理ですわ まあ自分で書いたものだからってこともあるかもだけど 
       とにかくありがとう



水中

使用言語 サティスファクション ハンドサイン

ブクブク


コナミ【このまま上がれば係員の人にめっちゃ怒られるぞ】バババッ



クロウ【くそ…面倒なことになったな】ババッ



アマテラス「?」バババッ



コナミ【ちなみにアマテラスが適当にやったサインは【小指だけ粉砕した】な】ババッ



クロウ【俺達二人以外には伝わらねえよな】ババッ



恵【私レベルになるとその程度一瞬で理解可能】バババ



クロウ【マジかよ!】ババッ



コナミ【どうする?とりあえず潜水して奥に進むか】バババッ



クロウ【それこそ溺死されたと心配されそうだな】ババ


恵【今は行くしかない】ババッ


アマテラス(何してるんだ三人で…)



クロウ(アマテラスいくぞ)チョイチョイ


アマテラス(指で合図…先へ進むんだなわかった!)



すいーーーーー……

すいいいいいーーーーーーーーー……









38: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 04:22:28.15 ID:/fD44ph30
ごぼごぼ…


コナミ【なんてこった…こんなに深い洞窟だったとはな】


クロウ【観光客には公開してないところまで進んできちまったみたいだな】



恵(私はアンドロイドにしても…もう7分は潜水している…)



アマテラス「…」疎外感ー



すいいいい



コナミ【む、どうやら行き止まりみたいだぜ】



クロウ【上にあがってみるか】



チョンチョン


アマテラス(む、水面に顔を出すんだな、わかった)



ザバッ



コナミ「ふー、後5分くらいで辛くなるところ…」スーハー



天照大神「待ちわびたぞ!」オアッ



コナミ「…」


チャポン



天照大神「再び潜水するな上がって来い!」

39: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 04:36:32.71 ID:/fD44ph30


……


コナミ「よっこらしょー」ザバッ



クロウ「はーあ……くそ、びちょびちょだぜ」



アマテラス「ふう……私もぐちょぐちょだ」



恵「瞬間乾燥機能発動」ブイイイイイイイイン



コナミ「自分だけ!どうせ帰りも濡れるぞ!」



天照大神「…」



アマテラス「しかし……なんだここは、鍾乳洞にこんな場所があるとはな」



クロウ「祭壇か…?」



天照大神「そう、ここが余の空間」



コナミ「さっきからあいつ一人称が…」



恵「キャラ作ってるのでは…」



アマテラス「自分のホームグラウンドにおびき寄せて、闘おうというのだな」

40: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 04:52:27.64 ID:/fD44ph30


ドドドドドド


恵「おそらく……まだ発見されていない空洞に、こんな祭壇が」


天照大神「神の力を備えた余にふさわしい舞台よ、ここで偽物の貴様に引導を渡してくれる」



クロウ「神…神ねぇ」



恵「北欧の神が三極神…こちらは東洋の神秘をとりこんでいる…」



天照大神「余のデュエルで貴様を滅ぼす、カードの剣を抜け」



コナミ「上等だぜ…」ザッ


コナミ「アマテラス、頑張ってくれ」



アマテラス「そ、そうだよな私がやるんだよな?なんで貴方は一歩前に出たんだ…」



アマテラス「貴様はどちらかが偽物だというが、我々は同じエネルギーから具現化した精霊体、今更いがみ合うこともないのではないか」



天照大神「自分と同じような存在など、受け入れられるか、ドッペルゲンガーというものを知っているか、私にとって貴様はそんな存在!」




クロウ「今度は私か」




天照大神「…」





41: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 04:58:10.74 ID:/fD44ph30


天照大神「…」



アマテラス「では、戦うしかないだろうな」カシャッ




天照大神「…フフフ」



コナミ「?」



天照大神「そうだ…私だよ、私」



天照大神「ていうか本当は私でもなくてあたしだけどな!」



天照大神「威厳保とうと言い出したけど面倒なんだよ!あたしあたしあたし!」



クロウ「…」



恵「ええ…」



コナミ「コルテスみたいなやつだな」




天照大神「てめえをぶっ倒してどちらが上か思い知らせてくれるァ!」



アマテラス「可愛さでは勝負はついてるんだがな…」



コナミ「煽るなぁ」

42: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 05:21:56.23 ID:/fD44ph30


天照大神「ブチ転がしてくれるわ!」



クロウ「ぶ、ブチ転がす…」



コナミ「だが、確かにあいつはやばそうだな」



恵「……」



アマテラス「デュエルだ!」LP4000 



天照大神「はっ!」LP4000  ブーーーン



天照大神「私の先行だ、モンスターをセットする」ブン



天照大神「ターン終了」手札4




アマテラス「ドロー!」シュッ 手札6



アマテラス「…アラスダを召喚!」バッ



武神-アラスダ/Bujin Arasuda》 †
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1600/守1900
自分のフィールド上・墓地の「武神」と名のついたモンスターがゲームから除外された場合、
このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在し、
「武神」と名のついたカードがドロー以外の方法で自分のデッキから手札に加わった場合、
そのターンのエンドフェイズ時に1度だけ発動できる。
デッキからカードを1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
「武神-アラスダ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。



アラスダ「!」バシイッ



アマテラス「ヤマトが来なかったのは残念だが仕方ない、アラスダもまた頼れる仲間!」




43: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 05:38:56.82 ID:/fD44ph30


アマテラス「アラスダで、セットモンスターを攻撃する」



ドシュバッ!!


《グレイブ・スクワーマー/Grave Squirmer》 †
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動する。
そのカードを破壊する。



グレイヴスクワーマー「ホギャア」ボーーーン!



コナミ「おっとあいつは!?」



天照大神「効果によってアラスダを破壊する!」 手札4


アラスダ「!?」ボーン!



アマテラス「それくらいはしてくるだろうさ…手札の武神ミカヅチを特殊召喚する!」バッ 手札4


《武神-ミカヅチ/Bujin Mikazuchi》 †
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1900/守1500
自分フィールド上の「武神」と名のついた獣戦士族モンスターが
戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを手札から特殊召喚できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在し、
自分の手札から「武神」と名のついたモンスターが自分の墓地へ送られた場合、
そのターンのエンドフェイズ時に1度、
デッキから「武神」と名のついた
魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
「武神-ミカヅチ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。



ミカヅチ「!」攻1900 バッ




アマテラス「カードをセットして、ターン終了」バッ 手札3



恵「大丈夫・・・?」



クロウ「武神は墓地や手札から色々飛んでくるからな、手薄に見えるのは幻想だ」





44: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 05:50:57.50 ID:/fD44ph30


アマテラス「我が武神は絶えることはない」



天照大神「こざかしい、だけどあたしがまずは一本!」



天照大神「ドロー!」ブンッ 手札5



天照大神「ここであたしは魔法カードを出す!」ブンッ




アマテラス「魔法カード…」



《埋葬されし生け贄/Tribute Burial》 †
通常魔法
(1):このターン、自分がモンスター2体のリリースを必要とする
アドバンス召喚をする場合に1度だけ、
モンスター2体をリリースせずに自分・相手の墓地から
モンスターを1体ずつ除外してアドバンス召喚できる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。



バシュウンッ



天照大神「あたしの墓地のスクワーマーと貴様の墓地のアラスダを除外することで二体分の生贄とする!」



コナミ「墓地のモンスターを代わりに…」



クロウ「上級モンスターだと…やべえ!」




天照大神「教えてやろう、あたしがセットするのは天照大神、くくくく」バッ



アマテラス「!貴様自身か…その効果は謎と言われている…」


45: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/19(土) 06:04:40.56 ID:/fD44ph30
ここまででー アマテラス 手札4 ミカヅチ セット1

       天照大神  手札3 セットモンスター   他の人のタッグフォースSSがみたい…誰か書いて♡



バシッ!!


コナミ「セットモンスターか…てことはリバース効果?」



クロウ「気を付けろよ」



恵「下手にひっくり返すと…致命的かも」




アマテラス「…」



天照大神「ターンエンドだ!」手札3



アマテラス「ドロー!」シュッ 手札4



アマテラス「恐らくスピリットモンスター…ということは表にすると手札に戻るのか…」



アマテラス「だが皆が言う通りその効果は…」




55: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/24(木) 21:07:26.70 ID:a9j3GeJn0


ズズズズズズ



アマテラス「私はカードを一枚セットし、ターン終了だ」バッ 手札3



コナミ「不気味だな…おかしな奴だが威圧感は本物だからな…」



恵「…」



天照大神「ふっふっふ、あたしのターンだ」ブンッ 手札3



天照大神「貴様が表にしないのは勝手だが、あたしがするだけよ!」



アマテラス「…!」



天照大神「反転召喚、天照大神!」バシュッ



《天照大神/Amaterasu》 †
スピリット・効果モンスター
星9/光属性/天使族/攻3000/守3000
このカードは召喚・特殊召喚できない。
(1):裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、
このカードを表側守備表示にして発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードがリバースした場合に発動する。
このカード以外のフィールドのカードを全て除外する。
(3):このカードがリバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す



ズズズズズズズズズズズ



天照大神「ふっ……ふははははは!やはり神々しくも美しい!そしてチャーミングさも備えているわ!」



アマテラス「ぬう………」


56: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/24(木) 21:49:13.84 ID:a9j3GeJn0


カアアアアアアアッ!!



コナミ「くあ!?」



クロウ「なんだよこの能力は…」


天照大神「このカード以外のカードはすべて除外される!」



ミカヅチ「ぐあああああ」ジュッ


アマテラス「な……!そんな効果が…!?」



天照大神「全て失せればよかろう!」



バトルフェーダー「!」ジュウウウ



コナミ「やばい!セットカードも…」



アマテラス「トラップ発動!針虫の巣窟!」カチ


《針虫の巣窟/Needlebug Nest》 †
通常罠
(1):自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。



アマテラス「五枚をデッキから墓地へ!」シュ



武神隠
璽律する武神
武神集結
死者蘇生
武神器-ツムガリ



アマテラス「…」シュシュシュ



コナミ「くうう」


クロウ「く…あまりよくねえな」



恵「けど…最悪ではない…最低限の肥しはできた…」



57: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/24(木) 22:15:49.67 ID:a9j3GeJn0


カアアアアアアアッ



天照大神「……ふふふふ、すべて消えたな」



アマテラス「く……」



クロウ「攻撃力3000のモンスターだと……」



コナミ「防ぎようがねえ!」



天照大神「行け分身!直接攻撃だ」



ザッシュウウウウウッツ



アマテラス「ぐ……うあ…!」LP4000 →1000オオオアアアアア




クロウ「アマテラ――――ス!」



ザザザ……



アマテラス「く……まだだ!」



天照大神「ふ…」

58: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/24(木) 23:36:08.92 ID:a9j3GeJn0

天照大神「確かにこのターンで天照大神は手札に戻る」



天照大神「カードをセットしてターンエンドだ」バッ 手札2



天照大神「もどれ分身!」ヒュッ


アマテラス「私のターン!」シュッ 手札4



アマテラス「今度は奴ががら空き……」



アマテラス「……私はモンスターをセット!さらにカードをセットする」バッ 手札2



アマテラス「ターンエンドだ…」



クロウ「攻めるチャンスだが…武神は武神がいなけりゃ真価を発揮できねえ」



コナミ「てことはあれは武神器か」



恵「一枚でも多く…おとそうとしている」



天照大神「あたしの力におびえたか、ふふふふふ」


アマテラス「私は圧されることはあってもデュエルでおびえたことなどない」



天照大神「あっそー!」ブンッ 手札4



天照大神「フォトンサンクチュアリ発動!」バッ



《フォトン・サンクチュアリ/Photon Sanctuary》 †
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は光属性モンスターしか召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「フォトントークン」(雷族・光・星4・攻2000/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは攻撃できず、S素材にもできない。


ポワアアアアアアア

59: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/24(木) 23:58:25.34 ID:a9j3GeJn0
クロウ「あれは二体のトークンを生むカードだ!」



コナミ「二体か……てことはまさか」



恵「再び…」



ドドドドドドド



アマテラス「!…」



天照大神「現れろ!二体を生贄にしてモンスターをセット!」バッ



バシュウッ



クロウ「あれは光属性しか召喚できねえ……ってことはあれは天照大神!」



アマテラス「く…天照大神高速召喚デッキ!」



天照大神「ふふふふふふ!あたしが輝くデッキこそ最強のデッキ!」



ズズズズズズズ


コナミ「だが今度はネタが割れてんだ!臆さず行こうぜ!」



アマテラス「ああ!」



62: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 04:06:58.29 ID:HOq3fvtn0


アマテラス「私のターン」シュッ 手札3



アマテラス「最初の攻撃の時、追撃できなかったのは手札に攻撃力1000以上がいなかったのだろう…天照大神さえ倒せば…」



アマテラス「チカへシを召喚!」バッ




《武神器-チカヘシ/Bujingi Warg》 †
効果モンスター
星4/光属性/獣族/攻1200/守1900
(1):このカードがモンスターゾーンに守備表示で存在する限り、
このカード以外の自分フィールドの「武神」モンスターは
効果では破壊されない。



アマテラス「そして反転召喚するは、オキツ!」バシッ


《武神器-オキツ/Bujingi Fox》 †
効果モンスター
星4/光属性/獣族/攻 200/守2100
墓地のこのカードをゲームから除外し、
手札から「武神」と名のついたモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このターン、自分が受ける全てのダメージを0にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。


ブウウウン


コナミ「二体のモンスター…レベルは4!」



アマテラス「この二体のモンスターでエクシーズ召喚を行う!オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」バッ



ズドオオオオオオン



天照大神「う……!?なんだ!」




63: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 04:20:13.61 ID:HOq3fvtn0



アマテラス「武神帝-ツクヨミ!」バシッ



《武神帝-ツクヨミ/Bujintei Tsukuyomi》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/獣戦士族/攻1800/守2300
光属性レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
手札を全て墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする。
また、このカードが相手のカードの効果によってフィールド上から離れた時、
その時にこのカードが持っていたエクシーズ素材の数まで、
自分の墓地からレベル4の「武神」と名のついた
獣戦士族モンスターを選択して特殊召喚できる。
「武神帝-ツクヨミ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。


ツクヨミ「!」ジャキンッ!!攻1800 oru2




クロウ「この武神は…!」



コナミ「かっこいいなぁ」



天照大神「ツクヨミだと…ツクヨミ」



アマテラス「攻撃だツクヨミよ!」バッ




恵「!攻撃…天照大神の守備力は3000P…そっかしかし…」



アマテラス「そう、教えてやろう墓地のツムガリの効果は貴様のモンスターの攻撃力を吸収する!」



天照大神「!」



ツクヨミ「はあああああ!」ダンッ!!


64: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 04:34:19.52 ID:HOq3fvtn0


天照大神「さわるなあたしに!トラップ発動、攻撃の無力化!」ブンッ



《攻撃の無力化/Negate Attack》 †
カウンター罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に、
その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、バトルフェイズを終了する。



アマテラス「む!」



コナミ「あちゃ…」



クロウ「ち…だろうとは思ったぜ……天照大神がいるってことは、永続系じゃねえ…一回きりのカードだとな」




グニュウウウウウウ



アマテラス「……攻撃が無効になったか…ならば私は、ORUを1つ使いツクヨミの効果を発動する!」バッ



パキュウウウウン!



ツクヨミ「ウォオオオオ!」oru12→1ズオッ



アマテラス「手札を二枚捨て…二枚ドロー!」シュッ 手札2



クロウ「ヤベえなよっぽど手が無いみたいだ」



恵(…墓地に送ったカード…武神器ですらない…これは…)



アマテラス「…くう、ターン終了だ」





65: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 04:43:04.31 ID:HOq3fvtn0



天照大神「そう簡単に除去などさせん、ふっはははは!」ブンッ 手札3


天照大神「!…ふふふ」


アマテラス「反転召喚だ分身よ!」バッ



カアアアアアアアアアア



アアアアアアアアア……



天照大神「!!!」攻3000



《天照大神/Amaterasu》 †
スピリット・効果モンスター
星9/光属性/天使族/攻3000/守3000
このカードは召喚・特殊召喚できない。
(1):裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、
このカードを表側守備表示にして発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードがリバースした場合に発動する。
このカード以外のフィールドのカードを全て除外する。
(3):このカードがリバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。


バッシュウウウウウンッ



コナミ「ぐあ………!」



クロウ「このパワー!実際かなりヤバめじゃねえのか…」



アマテラス「…!う」



ツクヨミ「ウオオオオ」ジュワアアアッ



天照大神「ふっはははは!姑息なセットカードもだ!」


魔法の筒 バリイインッ


恵「ああ…!」




66: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 05:01:24.67 ID:HOq3fvtn0


ウウウン……



アマテラス「く…」



天照大神「さあ!とどめといこう!」



アマテラス「だが、とどめはまった!」



天照大神「ぬう?秘策ありか!」



アマテラス「そういう事だ、ツクヨミは場を離れた時ORUの数だけ墓地から獣戦士武神を特殊召喚できる!」



アマテラス「つまり、墓地から一体蘇生させてもらう!」




天照大神「お馬鹿かなそんなモンスターは墓地にはいない!」



アマテラス「いいやいるだろう、序盤で破壊されてしまったアラスダがな!」バッ



アラスダ「!」守1900 バシュウンッ



天照大神「むぐ……ふ、ふははははは!」



天照大神「それで守ったつもりか!」



アマテラス「なんだと…!」


67: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 05:15:34.78 ID:HOq3fvtn0


天照大神「悪いがこのターン、引いたわ!とどめのモンスターをな!」バッ


《阿修羅/Asura Priest》 †
スピリットモンスター
星4/光属性/天使族/攻1700/守1200
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードは相手フィールド上に存在する
全てのモンスターに1回ずつ攻撃をする事ができる。


阿修羅「!!」


アマテラス「なんだと…新たなスピリットモンスター…」



コナミ「やっべええええーーー!?」



天照大神「いけい、分身よその力で武神を滅ぼせ!」



天照大神「!!!」カアアアアアアアッ 攻3000



バシュウウウウンッ!!!




アマテラス「まだだ!私は墓地の武神器ーオキツの効果を発動する!」カアッ



天照大神「!」


《武神器-オキツ/Bujingi Fox》 †
効果モンスター
星4/光属性/獣族/攻 200/守2100
墓地のこのカードをゲームから除外し、
手札から「武神」と名のついたモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このターン、自分が受ける全てのダメージを0にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。



アマテラス「手札の武神を捨て……このカードを除外!」



アラスダ「グアアァ…!」ジュワアアアア



68: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 05:55:34.75 ID:HOq3fvtn0


天照大神「なんだ?なにもかわらん…阿修羅!とどめをさせ!」



阿修羅「!」ビュンッ!! 攻1700



アマテラス「むだだ、私へのダメージは0となっている!」バチンッ LP1000




天照大神「っち………」



アマテラス「そして…このターンでスピリットモンスターは手札に戻る!」



コナミ「そうだ!よっしゃあ!」



クロウ「次のターン、直接攻撃を決められるぜ…!そう何度もポンポンと天照大神も出せまいよ」



恵「息切れが早い…トリッキーデッキの弱点…」



天照大神「ふふふふふ、アタシを舐めてもらっては困る」



天照大神「月の書!このカードはどうだ!」バッ



《月つきの書しょ/Book of Moon》 †
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。


アマテラス「!まさか…」



天照大神「再び分身をセットする!ターン終了!手札に戻るのは阿修羅のみ」ヒュンッ 手札2




69: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 06:02:46.54 ID:HOq3fvtn0


アマテラス「…」



アマテラス「ドロー!」シュッ 手札2



コナミ「くそ!何とか守備のまま除去しねえと」



天照大神「ふっははは!残念だが、私の分身は効果の対象になった時表側になる。そう簡単にはいかん!」



クロウ「!」



恵「裏側なのに反応するモンスターなんて…」



アマテラス「………ふ、だがこのカードならどうだ!?」



天照大神「?」



アマテラス「武神降臨!」ガッ



《武神降臨/Bujincarnation》 †
通常魔法
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
自分の墓地の「武神」と名のついたモンスター1体と、
ゲームから除外されている自分の「武神」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターをエクシーズ召喚の素材とする場合、
獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。



ズズズズズズ



アマテラス「こちらの真髄も味わってもらおう」

70: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 06:34:04.65 ID:HOq3fvtn0


カアアアア


アマテラス「私の場にモンスターが無く貴様の場にモンスターが居る場合!墓地と除外ゾーンから一体ずつ武神を特殊召喚できる!」



天照大神「!」



除外ゾーンからはミカヅチ!墓地からはアラスダを特殊召喚!」



ドドオオオンッ!!!!



クロウ「これは…」



アマテラス「そして、その二体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」



カアア


ドドオオオンッ



アマテラス「武神帝-スサノヲ!」



武神帝-スサノヲ/Bujintei Susanowo》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/獣戦士族/攻2400/守1600
「武神」と名のついたレベル4モンスター×2
このカードは相手フィールド上の全てのモンスターに1回ずつ攻撃できる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「武神」と名のついたモンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
「武神帝-スサノヲ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。


スサノヲ「!!」バリリイイ 攻2400



コナミ「でたー!スサノヲ!」




71: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 06:45:40.04 ID:HOq3fvtn0


天照大神「ふ、で?そいつで何をしようというのか!」



天照大神「つっついてみるか?この世から消え失せるのは貴様もしもべよ!」



アマテラス「…」



アマテラス「スサノヲの効果発動!ORUを1つ使い、デッキから武神を手札に加える!」バッ



パキュウウウン!!!


ORU2→1



シュバア


アマテラス「…!」手札2



クロウ「なにを…」



アマテラス「身も蓋もないコンボをみせてやろう!」



天照大神「なんだと…」



アマテラス「私は手札から、武神器ーヤツカと武神器ーオロチの効果を発動する!」ババッ



《武神器-ヤツカ/Bujingi Swallow》 †
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1700/守 800
自分のメインフェイズ1で、このカードを手札から墓地へ送り、
自分フィールド上の「武神」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
この効果を発動するターン、選択したモンスター以外のモンスターは攻撃できない。

《武神器-オロチ/Bujingi Ophidian》 †
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1700/守 500
自分のメインフェイズ1で、このカードを手札から墓地へ送り、
自分フィールド上の「武神」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できる。


バシュウウウウンッ!!!



スサノヲ「ゥオオオオオオオオオオ!!!」



天照大神「なんだ!なんなの!?」



アマテラス「ヤツカの効果によりスサノヲはこのターン二回攻撃ができる!そして、オロチの効果でスサノヲはこのターン、直接攻撃ができる!」

72: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 06:50:22.86 ID:HOq3fvtn0

ここまででー



コナミ「げー!?」



クロウ「ひでえ!」



アマテラス「スサノヲの二回攻撃で貴様のLPは0となる!」



天照大神「はー!?」



天照大神「正々堂々モンスターと戦わんかい!」



アマテラス「裏守備で待ち伏せが基本戦術の貴様に言われたくはないな」



アマテラス「いけ!闘いの神スサノヲ、連続直接攻撃!」




バチチチチチチチチ



スサノヲ「!!!」攻2400 ダンッ!



ザシュウウッ   ザシュウウッ!!!!



天照大神「っぐあああああーーーーーーーーーくそがぁーーーー!!?」LP4000→0 ピーーーーッ




ズギャアアアアンッ


アマテラス「……私のほうがかわいいな!」



コナミ「かったー!!」


クロウ「そういう勝負だったか……?」



恵「ふう………とりあえず、一安心」



銀龍「そうですね…」



74: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 20:21:17.61 ID:HOq3fvtn0


………………


天照大神「うええええええええん」



アマテラス「泣いて謝れば済むことか!もう!」



コナミ「迷惑かけんなよーみんなに」



恵「・・・」



銀龍「デュエルで負けたことで精神的にダメージを負わせられましたからね、しばらくはこれで大丈夫でしょう」



アマテラス「まあ、精霊としてデュエルの掟には従うだろう」




天照大神「グスッ……当然だ…バーカ……しばらくは外界に出たくもない…アホ……天岩戸でおとなしくしている…」



アマテラス「このォ…」



コナミ「まあまあ、とりあえず大事にならないで良かったぜ」



クロウ「デュエル盤面はわかるが精霊は見えねえからな…もどかしいぜ」



75: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 20:26:37.42 ID:HOq3fvtn0


アマテラス「とにかく、どちらが本物かなどナンセンスだ!」



アマテラス「元は同じかもしれないが外見も中身も我々は今や別物、別の存在ということでいいじゃないか」




天照大神「…………………」ジトー



アマテラス「いいじゃないか!」壁ドン!



天照大神「わ、わかったわかったわよ……ッチ……今日の所はそういう事にしておく…」




アマテラス「意地っ張りめが…」



天照大神「…………よいしょっと…」ゴロン



コナミ「…」



恵「…」



天照大神「………何してんの?さっさと帰れし」ポリポリ




アマテラス「貴様ー!」



クロウ「うお!ど、どうした?!」



76: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 20:39:34.62 ID:HOq3fvtn0

…………………


天岩戸 水中


ゴボゴボゴボ


スイイイ


アマテラス「…」プンプン



コナミ【表情豊かな精霊だったな…】



恵【あんな精霊がいるとは……姿とのギャップは№1】



クロウ【あの天照大神のモンスターがはしゃいでるってのは確かに違和感あるな】



スイイイイイ



コナミ【どうする……見つからないように遠回りしていくか】




クロウ【そうだな……怒られたくねえし】



恵【私に任せて……ソナーですでにある程度把握してる】




コナミ【頼りになっちゃうねえ!】



クロウ(アマテラス、レインについていくぜ)チョンチョン



アマテラス(わかった)コクン


77: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 20:51:45.08 ID:HOq3fvtn0

…………………

21:33


ザバアアッ



コナミ「ふー……」


クロウ「はあ………」


アマテラス「ふはーーーー!!?」


恵「ふう…」



アマテラス「げほ………15分の潜水は……なかなかきいたぞ」バシャア



コナミ「なー、ほんとな」バシャッ



クロウ「危険なルート案内してくれたもんだぜ」バシャ



恵「ソーリー………まあ問題はない…乾燥機能」ブイイイイイイン



アマテラス「助かる…」


コナミ「ふー…」


クロウ「ある程度乾いたらもう帰ろうぜ…」



クロウ「それにしても…俺はKCグランプリでちょっと帰って来るだけのつもりだったのに、長居しちまったなあ…」



コナミ「世界中ボロボロになって一旦中止になってたしな」





78: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 20:57:52.50 ID:HOq3fvtn0


アマテラス「そうか…クロウは大会が終われば世界に羽ばたいていくのか」



クロウ「まあな、プロだ、世界中の大会が俺を待ってんだ」



コナミ「流石だなあ」



アマテラス「世界って言うのはあれだろう?あの丸っこい地球儀全ての事をいうんだろ?」



クロウ「そういうことだな」



アマテラス「うー……そうか…」



コナミ「クロウと離れたくなけりゃついていけばいいんじゃね」



クロウ「悪いが無理だぜ、俺もまだまだてめえのことで精一杯なんだ」



アマテラス「ああ……迷惑はかけられん…毎日電話するからな!」




恵(それが迷惑なのでは…)



ブオオオオオオオ………



コナミ「俺はプロテストも棄権だし、どんな未来になることやらなあ…」



クロウ「あー…悪いなホント、これ…」つ封筒



コナミ「いらん!気にすんな帰ろうぜ」



・………………………

79: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/29(火) 21:10:32.66 ID:HOq3fvtn0

…………


TV「天岩戸で四人組観光客が水中に転落し、数時間後に別の場所から脱出していたことが判明しました。彼らの姿はすでになく、【心配無用】と書かれたメモだけが残されていました。また、これによって天岩戸の新たな空洞が発見され専門家は…」



あげは「…」モグモグ




あげは「へーエネルギッシュな人たちがいるんだねー」モグモグ



…………


ザザアアアアン……




アマテラス「綺麗な海だ…初めて見たぞ」ウットリ



クロウ「お前にはかなわねえけどな」



アマテラス「もう!///素直な奴め」



クロウ「せっかくだ、泳いで遊ぼうじゃねえか!」バシャッ



アマテラス「きゃあ!ふふふ、やったな!」バシャッ



天照大神「てい!」バシャッ



アマテラス「貴様あアアアア!また夢に!」



天照大神「たまにはいいだろ!!」







86: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/30(水) 22:55:28.02 ID:aQ5R+3FF0


………………



数日後


居酒屋 マザー・ブレイン



秀行「乾杯ー!わっははは!」




ゆま「無事みんなプロテスト合格ですね!」



麗華「安心しました…」



ツァン「おめでとう、ライバルになるからボクも気を引き締めないと」



秀行「け、ワシがプロになった以上ランキングは大幅に変わることになるわ、覚悟しとけや」



コナミ「プロはめっちゃ強いからなあ、俺に負けたお前大丈夫か」




秀行「何年前の話じゃ、まぐれで良い気になるな」



ゆま「コナミさんは…残念でしたねケガで」



麗華「気を落とさず、悪い事の次はいい事です」




コナミ「まあなー、まーしかたねえさ」



87: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/30(水) 23:08:14.14 ID:aQ5R+3FF0



ツァン「あー……」


ゴクゴク



ゆま「でもコナミさんがケガしたとなると…クレーン車の鉄球でもくらったんですか」



コナミ「はっはっは、まあそんなところよ」



麗華「恐ろしい肉体ですね…」



ツァン「ま、コナミが後輩とかどう対応していいかわかんないけど」



コナミ「とりあえずバイトだなー、復興作業は自給いいし」



秀行「テレビで見とけや、ワシのサクセスストーリーをな」



コナミ「期待しないで応援してるぜぇ」




ツァン「最初に鼻っ柱折られるのもいいかもねー」



秀行「なんじゃと…そ、そんな強いんか今のプロは」



ツァン「まあ、戦ってみればわかるでしょ」



ゆま「ド、ドキドキしてきました…」




88: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/30(水) 23:29:03.07 ID:aQ5R+3FF0


麗華「プロもそうですけど、我々は大学もきちんと卒業しなければ、本格的な活動はそこからですね」




ゆま「そ、そうですね……卒業はしたいですし」



コナミ「いいねえ夢に向かう姿勢!」



ツァン「そんな枯れたみたいな」



コナミ「俺もなんか夢探すかあ、とりあえず町が元通りになったらな」



ゴクゴク



秀行「……しかしワシがまたプロになれるとは…このマーカーをぶち込まれたときにはもう無理かと思ったわ」




ゆま「高橋さん一時期怪しい商売までやってましたよねえ」ゴク




秀行「やめえ!」



コナミ「シティとサテライトが一つになったお陰だ…」



麗華「マーカーも遊星チャンピオンの影響か受け入れられつつありますしね」




89: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/30(水) 23:52:30.27 ID:aQ5R+3FF0


ツァン「三人は、二週間後くらいにはプロ公式サイトにも名前と写真が貼られるようになると思う」



秀行「とにかく早くデュエルしないことには始まらん!」



ゆま「そうですね!ヒーローの力で必ず勝ちます!」



コナミ「頑張ってえええ」ゴクゴク



ゆま「で…でも目立ちすぎるのもあれですかね…」




ツァン「最初は鯱張るよね、わかる」ゴク



コナミ「あれ、ツァンあまり飲まないな」



ツァン「ん、えー…ボクはねー…酔っぱらうと、あれみたいで」



ゆま「?」



コナミ「あー」



秀行「プロの先輩ともあろうものがそんなんでええんかい、おら」ドクドク




ツァン「あのさー……細かいこと言うとそういうことするの良くな…」



……………………………



二時間後

00:30


中央広場


ツァン「耐えきったあああああ…」フラッ


コナミ「乗ること無かったと思うが、よく頑張ったな!」



ツァン「これくらいならまあね…自分を見失うなんてデュエリストにあるまじき事は二度と…しない」 フラ











90: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 00:03:45.05 ID:UyT/W/000



コナミ「とりあえず、ベンチに座れよ。休んでいこうぜ」



ツァン「う、うん」



ポスン



ツァン「はー………あー満月」



コナミ「雲一つないな…深夜だからか、周りに人もいねえ」



ツァン「うん…まるで世界に二人だけのよう」



コナミ「…………ん、うん?」



ツァン「あ、はっはー!!なんてねえ!」




ツァン「ちょ、ちょっと影響でてるかも…あはは」



コナミ「そ、そーかー自販機で水買ってきてやるよ」




ツァン「ありがと……」



…………………………………



ツァン「ゴクゴク…ふー…」



コナミ「適度に涼しいな……静かだし…」




91: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 00:38:57.87 ID:UyT/W/000


ツァン「……」



コナミ「…」



コナミ「大丈夫か、そろそろ帰らないと明日に響くだろ」



ツァン「あ、それは大丈夫、明日はオフだから…」



コナミ「へー」



ツァン「ふー………」



コナミ「そろそろ落ち着いたか?マンションまで送っていくぜ」



ツァン「んー…」



ツァン「…」



ツァン「…………酔ってるときはさ、考えてることが酔った勢いなのか、普通に覚悟を決めたのか分かんないよね」



コナミ「んー……覚悟?って言うのはよくわかんないが、酔ったからなんか閃くみたいなこともあるよな、気分転換できるんだろうな」



ツァン「…」



コナミ「公園灯のおかげかと思ったが、満月ってのはすごいな、月光で神秘的に明るいんだ」








92: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 01:06:22.66 ID:UyT/W/000


ツァン「……本当に綺麗」



コナミ「…さて、そろそろ行こうぜ、牛尾に職質されたりしてな」



ツァン「…………デュエルしようよコナミ」



コナミ「よし、いこ…デュエル!?今からか!」



ツァン「うん、月光のおかげでカードも見えるでしょ」



コナミ「まあ、そうだけど突然だな」



ツァン「まあね……だめかな」



コナミ「んー……いや、断る理由もないしな!ツァンプロに相手してもらえるとは光栄だぜ」ザッ



ツァン「そうこなくっちゃ!」ピョンッ

スタッ



ツァン「誰にも邪魔されず、存分にデュエルできるね!」カシャッ




コナミ「久しぶりだな六武衆とのデュエルは、お前にはもしかしたら勝ったことないかもしれねえ!今回こそ白星貰うぜ」カシャ




ツァン「プロとして、そして………………とにかく全てにおいて負けることは嫌いなのよ!」


93: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 01:41:51.23 ID:UyT/W/000

ザッ


ヒュウウウウウ



コナミ「……酔って、デュエルしたくなったのか?」



ツァン「デュエルは…きっかけなのかな?」



ツァン「とにかく…デュエルすれば二人は一人、チームを組んでいた二人ならなおさら」



コナミ「…」



ツァン「デュエルを通じてボクの気持ちが伝わるといいな………これも臆病かな…」



コナミ「頭の中整理してから喋ったほうがいいぜ、少し待ってようか?」



ツァン「ふふん………素直になれないのは生まれた時からだからね、いいよ心配は無用!」



ツァン「雪乃とも、正々堂々決着をつけることになるかもね…デュエリストとして」キュウウウウン…


コナミ「…」キュウウウン……




ツァン「ま、今はデュエルを楽しむだけ!行くよ!」



コナミ「デュエルだ!」




100: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 21:11:37.06 ID:UyT/W/000


コナミ「…」



ツァン「……」




コナミ「俺の先行、カードをセットだ!」バシッ 手札4



コナミ「そして、モンスターを守備表示でセット!」バッ 手札3



コナミ「ふう……ターン終了」



ツァン「………」



ツァン「まったく……何回も見てるからさ、それに飛び込みたくないね!」シュッ 手札6



コナミ「いっぱい展開されるのは恐ろしいからな…止まってくれていいんだぜ」



ツァン「そうも言ってられないよ、六武の門!」バシッ



《六武の門/Gateway of the Six》 †
永続魔法
(1):「六武衆」モンスターが召喚・特殊召喚される度に
このカードに武士道カウンターを2つ置く。
(2):自分フィールドの武士道カウンターを以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。
●2つ:フィールドの「六武衆」効果モンスターまたは「紫炎」効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」モンスター1体を選んで手札に加える。
●6つ:自分の墓地の「紫炎」効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


ズゴゴ・・・・・・

101: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 21:20:22.12 ID:UyT/W/000


ゴゴゴゴゴ



セームベル「わあああ!あれやばそーなやつ」



コナミ「それだ!速攻魔法発動ツイスター!」カチ



《ツイスター/Twister》 †
速攻魔法
500ライフポイントを払って発動できる。
フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。



ビュオオオオオオオオオ!!



ツァン「あ!」



コナミ「六武の門は破壊する!」バリイイインッ



コナミ「そんなもん着地させてられるか!これでもう六武の門は消えた!」



ツァン「でも新しいのを引けばいいだけ」



コナミ「うそ、二枚目はいんの!」



ツァン「そして六武衆の結束を発動!」バシッ





《六武衆の結束/Six Samurai United》 †
永続魔法
(1):「六武衆」モンスターが召喚・特殊召喚される度に
このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
(2):武士道カウンターが置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。
このカードに置かれていた武士道カウンターの数だけ、自分はデッキからドローする。







102: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 21:37:18.20 ID:UyT/W/000


コナミ「!」



ツァン「そして増援!」バッ


《増援/Reinforcement of the Army》 †
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。



ドドドドドド



ツァン「手札に加えるのは六武衆の影武者、そしてカゲキを召喚!」バッ


《真六武衆-カゲキ/Legendary Six Samurai - Kageki》 †
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。


カゲキ「!」ガシイッ 攻200



銀龍「マスターエフェクトヴェーラーを!」



コナミ「もってないです」


ツァン「効果で、六武衆の影武者を召喚!」バッ



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。



影武者「…」ズルウ…

103: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 21:54:02.84 ID:UyT/W/000


コナミ「これは…」



ツァン「ボクは☆3のカゲキに☆2の影武者をチューニング!」バッ


☆3+☆2=☆5 カアアアアッ


キュインキュインキュイン



ツァン「 楽勝優勝皆勤賞、全部いただき!シンクロ召喚!真六武衆ーシエン!」バッ



《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」モンスター1体以上
(1):1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの「六武衆」モンスター1体を破壊できる。




シエン「!!」ババアアンッ 攻2500



コナミ「マジか……門ぶっ壊さなけりゃ終わってたかもな…」



ツァン「そうかもね、武士道カウンターが二個溜まった六武衆の結束を墓地に送って、効果発動!」バシュウンッ



ツァン「このカードを墓地に送って、二枚ドロー!」シュッ 手札4



ツァン「キザン特殊召喚!」バッ



《真六武衆-キザン/Legendary Six Samurai - Kizan》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 500
(1):自分フィールドに「真六武衆-キザン」以外の「六武衆」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドにこのカード以外の「六武衆」モンスターが2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は300アップする。

104: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 22:22:02.24 ID:UyT/W/000


コナミ「うおお!?」



ツァン「シエンでセットモンスターを攻撃!」


ドバッ!!



魔導雑貨商人「ギャアアアア」ボオオンッ



コナミ「くあ…!リバース効果発動!」バッ



《魔導雑貨商人/Magical Merchant》 †
効果モンスター
星1/光属性/昆虫族/攻 200/守 700
リバース:魔法・罠カードが出るまで自分のデッキをめくり、
そのカードを手札に加える。
それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。



ツァン「う…」



コナミ「デッキから魔法トラップカードが出るまで引く、一枚目は…サムライソードバロン、墓地に送る」シュッ



コナミ「地砕き!手札に咥えさせてもらうぜ」サクッ 手札4



ツァン「地砕き……ちょっと不気味だけど」



ツァン「カードをセットしてターン終了」バッ 手札2



コナミ「ドロー」シュッ 手札5


105: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 22:36:49.56 ID:UyT/W/000
ミスったー キザンの直接攻撃あります




コナミ「さて…こええなあ…」LP3500→1700



ツァン「キザンの攻撃は受けても削り切れないかぁ…ふふん、まあこんな早く終わっても面白くないからね、夜は長いんだから」



コナミ「ふ…俺の粘り強さに期待するぜ」



コナミ「魔法カードハンマーシュート!くらえ!」バッ



《ハンマーシュート/Hammer Shot》 †
通常魔法
フィールド上に表側攻撃表示で存在する
攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。



ツァン「うわー…」



コナミ「けーけけ!わかってる通り地砕きもある!どちらもまっすぐにシエンを破壊するカードよ!無効されても逃しはしない!」



ツァン「キザンを身代わりにシエンを守る!」バッ


コナミ「!」



キザン「んうううおおおおお……!!シエンなら仕方ない…!」ボオオンッ



コナミ「地砕き!」バッ


《地砕き/Smashing Ground》 †
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。


ツァン「シエンの効果で無効!」


シエン「ケエエエエ!」ズバアンッ!!!



セームベル「うわあああ……!除去魔法が効かないよー…」




ツァン「シエンの能力の前じゃ」



コナミ「魔法カードクロスソウル!」バッ




ツァン「そう、クロスs…クロスソウル?!」


《クロス・ソウル/Soul Exchange》 †
通常魔法
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン自分がモンスターをリリースする場合、
自分のモンスター1体の代わりに対象の相手モンスターをリリースしなければならない。

107: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 22:50:00.26 ID:UyT/W/000


シュオオオオオオオオオオ



ツァン「シエンがリリース要員に…!」



シエン「くうおおお………」シュオオオオオオ




コナミ「破壊なんてとんでもないぜ、上級モンスターを出したいんだからなあ!」



ツァン「むうう……」



コナミ「シエンをリリースし、アドバンスセーット!」バッ 手札1



ツァン「アドバンスセット……そっか、読めた」




コナミ「さらにカードをセットしてターンエンドだ」バッ 手札0




ツァン「シエンを片付けるまでに、随分手札使ったみたいじゃん、相討ちみたいなものよ」




コナミ「まあな…」



ツァン「ドロー!」シュッ 手札3



ツァン「トラップ発動、諸刃の活人剣術!」カチ



《諸刃の活人剣術/Double-Edged Sword Technique》 †
通常罠
(1):自分の墓地の「六武衆」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊され、
自分は破壊されたモンスターの攻撃力の合計分のダメージを受ける。

108: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 22:57:00.24 ID:UyT/W/000


コナミ「!」



ツァン「墓地のキザンとシエンを復活!」


ゴバアッ!


キザン「!」


シエン「!」



セームベル「と、とどめを刺しに来たあ!やばし!」




ツァン「キザンでも直接攻撃が決まればLPは0にできる、そしてシエンで魔法トラップは封殺可能」



ツァン「とどめをさせる確率は75%!」




コナミ「く…!」



ツァン「シエン!攻撃!」バ



シエン「ハアアッ!!」ダンッ 攻2500



ツァン「そのセットモンスターは予想できてる…キミがドバンスセットするなら、それはタンツイスター!」




ズバッ!!!



コナミ「!」

109: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 23:03:46.40 ID:UyT/W/000


ズズズズ



ツァン「!」



使徒喰い虫「シャアアアア」



《使徒喰い虫/Nobleman-Eater Bug》 †
効果モンスター
星5/地属性/昆虫族/攻 900/守1200
リバース:フィールド上のモンスター2体を破壊する。



ツァン「えええええ!?なにそれ!」



コナミ「俺だって少しずつ変わっているんだぜ!タンツイスターかと思ったようだが、モンスター二体を捕食する使徒喰い虫だ!」



シエン「ぐおおおあ!?」ボオオンッ



キザン「ちいいっ…!」ボオオンッ



シュウウウウウウ……



コナミ「活人剣術のコストを払わなくて済んだな、はっはっはー!」



ツァン「ぐぬぬぬ……」



ツァン「面白くなってきたじゃん…」






110: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/08/31(木) 23:06:20.91 ID:UyT/W/000
ここまででー


コナミ 手札0 セット1 LP1700


ツァン 手札3 LP4000


忍の六武って新ルールじゃないと使えないじゃないか…まあ使う気はなかったわけなんだけども ロマンカード好き♡面白い

118: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 19:55:53.99 ID:aViyhWMJ0


ツァン「まあ、このターンは引き分けにしておいてあげる」



ツァン「カードをセットしてターン終了!」バッ 手札2



コナミ「ドロー!」シュッ手札1



コナミ「…モンスターをセットだ!ターンエンド!」バッ 手札0



ツァン「手札切れ、どうしようもないね!」シュッ手札3



ツァン「ボクは真六武衆ーシナイを召喚」バッ



シナイ「!」ザッ



《真六武衆-シナイ/Legendary Six Samurai - Shinai》 †
効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻1500/守1500
自分フィールド上に「真六武衆-ミズホ」が表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
フィールド上に存在するこのカードがリリースされた場合、
自分の墓地に存在する「真六武衆-シナイ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。



コナミ「く…」



ツァン「となると次はこれよ!ミズホを特殊召喚!」バッ



《真六武衆-ミズホ/Legendary Six Samurai - Mizuho》 †
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1600/守1000
自分フィールド上に「真六武衆-シナイ」が表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上に存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。


ミズホ「はああ!」



119: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 20:03:58.03 ID:aViyhWMJ0


コナミ「そのコンビは…」



ツァン「ふふん、このターンで決まりかな」



ツァン「ミズホの効果!シナイを墓地に送ることでセットモンスターを破壊!」バッ



ミズホ「行くぞシナイ!」



シナイ「おう、もう癖になってきだぜ」



コナミ「だが、ミズホじゃギリギリ削りきれまいよ」



銀龍「いえマスター、シナイの効果で恐らくキザンが手札に…」



コナミ「ぬお!?」



ツァン「そういうこと、セットモンスターを破壊!」バッ


バチチチチチチッ



ミズホ「夫殺しの稲妻剣!」バチチチ



コナミ「トラップ発動!」カチ



ツァン「!」

120: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 20:17:01.70 ID:aViyhWMJ0

コナミ「DNA定期健診!」



《DNA定期健診/DNA Checkup》 †
通常罠
自分フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
相手はモンスターの属性を2つ宣言する。
選択したモンスターをめくって確認し宣言された属性だった場合、
相手はデッキからカードを2枚ドローする。
違った場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。



ツァン「手札増強の…」


ミズホ「ふ、恐れることはありませぬ」



ミズホ「コナミ殿、こちらとしては不気味だったセットカードガ表になり気が楽になるというもの!」バチチチ


ミズホ「このターンで決めれば手札が増えようと関係なし」バチチチ



銀龍「いいえ、急降下ボムを引けばキザンとミズホの攻撃を合わせても1500!生き残りです」



ミズホ「ぬうう!当ててしまえば問題なし!」



ツァン「って言ってもねー……」



ツァン「ほとんどすべての属性が入ってるのがあいつのデッキ…」



コナミ「くっくっく、属性とコネクトするのがジェネクスの強さよ」



コナミ「さあ、セットモンスターを当てて見な!」



ツァン「ジェネクス関係なしに属性バラバラじゃん…闇と水!」




121: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 20:25:55.35 ID:aViyhWMJ0


コナミ「正解は…」


ベゴッ……!



ツァン「エフェクトは…地属性!」



コナミ「二枚ドロー!」シュッ 手札2



ミズホ「く…!しかしまだとどめの可能性は大ですよ!」ズバアアッ!



ツァン「ミズホの効果は止まらずそのモンスターを破壊!」



コナミ「そうだ!もうミズホの効果は止まらねえぜ!」



ツァン「!」




《ネコマネキング/Neko Mane King》 †
効果モンスター
星1/地属性/獣族/攻 0/守 0
相手ターン中にこのカードが相手の魔法・罠・モンスターの効果によって
墓地に送られた時、相手ターンを終了する。


ネコマネキング「ぎにゃ――!!!」ドカアアン!!



ミズホ「なにーーーー!」



コナミ「お前のターンはお終いだぜ、まだまだ俺と踊ってもらう!」




ツァン「ターン終了効果……シナイの効果でキザンを手札に…」手札2



ツァン「何時まででも踊ってあげるよ!」

122: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 20:42:22.72 ID:aViyhWMJ0



コナミ「ドロー!」シュッ 手札3



コナミ「モンスターをセットする、そしてカードを1枚セット!」バッ



ツァン「お得意の待ち伏せ作戦ね」



コナミ「俺のカードたちが輝けるように頑張ってんのさ、ターンエンドだ」手札1



ツァン「ドロー!」シュッ 手札3



ツァン「手札から、キザンと師範を特殊召喚!」ババッ




《真六武衆-キザン/Legendary Six Samurai - Kizan》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 500
(1):自分フィールドに「真六武衆-キザン」以外の「六武衆」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドにこのカード以外の「六武衆」モンスターが2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は300アップする。



《六武衆の師範/Grandmaster of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2100/守 800
(1):「六武衆の師範」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分フィールドに「六武衆」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(3):このカードが相手の効果で破壊された場合、
自分の墓地の「六武衆」モンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを手札に加える。


キザン「!」攻2100


師範「!」攻2100


123: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 20:52:59.64 ID:aViyhWMJ0


コナミ「ヤベえよなこんな簡単に2100が二体なんて…」



セームベル「うひいー…」



ツァン「ミズホの効果発動、キザンをリリースしてセットカードを破壊!」バッ




キザン「……」シュウウウン



ミズホ「お前の力無駄にはしない、セットカード覚悟!」バチチチチ



バチチチチイイッ



銀龍「マスター!」



コナミ「墓地墓地の恨み発動!」カチ



ツァン「なっ…」



《墓地墓地の恨み/Ghost of a Grudge》 †
通常罠
相手の墓地のカードが8枚以上の場合に発動できる。
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力を0にする。



ズキュウウウンッ!!!



ミズホ「はぐうっ!?」攻1600→0



師範「ぐ…」攻2100→0




コナミ「六武衆は結束のドローは強力だが裏目にだでたな!」



ツァン「六武衆たちの力が抜けて…攻撃力0!?」


124: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 21:12:47.42 ID:aViyhWMJ0


コナミ「さあどうする」



ツァン「ミズホは守備に……でも、師範は召喚したターンだからできない…」



ツァン「…ターン終了!」手札1



コナミ「ドロー!」シュッ 手札2



コナミ「ブラッドヴォルス反転召喚!」バッ


《ブラッド・ヴォルス/Vorse Raider》 †
通常モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1900/守1200
悪行の限りを尽くし、それを喜びとしている魔獣人。
手にした斧は常に血塗られている。


ヴォルス「!」攻1900



コナミ「さらにジェネクスコントローラー!」バッ



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


ジェネコン「ぎー」



コナミ「この二体で挑ませてもらう!」


ツァン「う…」



コナミ「ブラッドヴォルス!師範を攻撃だぁ!」



ズッバアアアッ!!



師範「ぐわあああ…!」




125: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 21:17:22.26 ID:aViyhWMJ0



シュウウウウウウ


コナミ「よしこれで……なに…?」



ツァン「トラップカードガードブロック!これでボクへのダメージはゼロ!」カチ



《ガード・ブロック/Defense Draw》 †
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。



ツァン「そして一枚ドロー!」シュバッ 手札2



ツァン「こっちも驚いてばっかりじゃないのよ」



コナミ「ダメージが与えられねえ…!ジェネクスコントローラーでミズホを攻撃!」バッ



ドカアアンッ




ツァン「…全滅…」


シュウウウ



コナミ「カードをセットしてターンエンドだ!」バッ 手札0




コナミ「まだ4000とはな…困っちゃうぜホント」



ツァン「ドロー!」シュッ 手札3

126: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 21:58:01.00 ID:aViyhWMJ0


ツァン「…よし」



ツァン「ボクのカードは六武衆の結束!」バッ


六武衆の結束/Six Samurai United》 †
永続魔法
(1):「六武衆」モンスターが召喚・特殊召喚される度に
このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
(2):武士道カウンターが置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。
このカードに置かれていた武士道カウンターの数だけ、自分はデッキからドローする。



コナミ「またか…てことは」




ツァン「六武衆のご隠居特殊召喚!」バッ



《六武衆のご隠居/Elder of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 400/守 0
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。




ご隠居「…」守0



ツァン「そして影六武衆ーフウマ召喚!」バッ



《影六武衆-フウマ》 †
チューナー・効果モンスター
星1/風属性/戦士族/攻 200/守1800
(1):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「影六武衆-フウマ」以外の「六武衆」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分フィールドの「六武衆」モンスター1体のみが効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。


フウマ「!」ドロンッ



コナミ「これでカウンターが二個!」

127: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 22:05:05.53 ID:aViyhWMJ0


ツァン「結束を墓地に送って、二枚ドロー!」シュッ 手札2



ツァン「六武衆の荒行発動!」バッ




《六武衆の荒行/Asceticism of the Six Samurai》 †
速攻魔法
(1):自分フィールドの「六武衆」モンスター1体を対象として発動できる。
対象のモンスターとはカード名が異なり、同じ攻撃力を持つ「六武衆」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
このターンのエンドフェイズに対象のモンスターは破壊される。




コナミ「!」



ツァン「これにより、フウマと同じ攻撃力の六武衆の侍従をデッキから特殊召喚!」バッ


《六武衆の侍従/Chamberlain of the Six Samurai》 †
通常モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 200/守2000
六武衆を陰で支える謎多き人物。
今はもう闘う事はないが、体に刻まれた無数の傷跡が何かを語る。
その過去を知る者はいない。



銀龍「これでチューナーありの合計レベルは…7」



コナミ「く、くるか!」



ツァン「☆3の侍従とご隠居に、☆1のフウマをチューニング!」バッ


キュインキュイン…


☆3+☆3+☆1=☆7 カアアッ



ツァン「二つの刃交わりしとき、ここに忠義の刃が現れん、我に仕えよ!シンクロ召喚!不退の荒武者!」



バシュウンッ!


《不退の荒武者/Driven Daredevil》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2400/守2100
戦士族チューナー+チューナー以外の戦士族モンスター1体以上
このカードの攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターから
攻撃を受けた場合、このカードはその戦闘では破壊されず、
戦闘を行った相手モンスターをダメージ計算後に破壊する。

128: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 22:20:41.15 ID:aViyhWMJ0


不退の荒武者「…」ズズズズ



コナミ「また面倒な奴が出てきたぜ…」



ツァン「バトル、不退の荒武者でジェネクスコントローラーを攻撃!」バッ



荒武者「ていいっ!」ダンッ



コナミ「仕方ねえ!トラップ発動緊急同調!」カチ


《緊急同調/Urgent Tuning》 †
通常罠
バトルフェイズ中のみ発動できる。
シンクロモンスター1体をシンクロ召喚する。



ツァン「!」



コナミ「場のブラッドヴォルスにジェネクスコントローラーをチューニング!」バッ



☆4+☆3=☆7 カアアッ



コナミ「シンクロ召喚!A・ジェネクス・トライフォース!」バッ



《A・ジェネクス・トライフォース/Genex Ally Triforce》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守2100
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって、
このカードは以下の効果を得る。
●地属性:このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
●炎属性:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した場合、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
●光属性:1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を選択して、
裏側守備表示で特殊召喚できる。



トライフォース「出陣ダゼエエエエエエエエエエエ!!」ガショオンッ 攻2500




129: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/08(金) 22:24:13.88 ID:aViyhWMJ0

ツァン「くー!不退の荒武者攻撃終了!」



キキイッ



不退「…」攻2400



コナミ「攻撃力じゃこっちのほうが高いな」



トライフォース「ヘッヘッヘッヘ」




ツァン「でも攻撃を仕掛けられないのはそっちも同じこと」



ツァン「先に除去したほうが圧倒的に有利…」



コナミ「…」



ツァン「カードをセットしてターン終了!」バッ 手札0



コナミ「ドキドキしてきたぜ、まったく面白いものだよなあ」



ツァン「あははは、ずっとこうしていたいかもね」



コナミ「俺のターン!」シュッ 手札1




135: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 18:22:58.15 ID:PYHkUTAH0



コナミ「トライフォースは攻撃力では上回っちゃいるが…」



ツァン「不退の荒武者は返り討ちにする」




コナミ「カードをセットして…ターンエンドだ!」バッ 手札0



ツァン「ドロー!」シュッ 手札1



ツァン「んー……まあ、ここは、ターン終了!」



コナミ「俺のターン!」シュッ 手札1



コナミ「見事に膠着状態だが、しかけてやるぜ!」



ツァン「!」




コナミ「レインボーヴェールをトライフォースに装備する!」ガッ



《レインボー・ヴェール/Rainbow Veil》 †
装備魔法
装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、
バトルフェイズの間だけその相手モンスターの効果は無効化される。



パアアアア



トライフォース「ヘイヘイ――――!!」



136: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 18:28:20.97 ID:PYHkUTAH0



ツァン「バトルの間荒武者の効果を封じるカード…」



コナミ「そうだ!いけトライフォース、焼却!」



トライフォース「アバヨオオオオオオ」ゴアアアアアアアアア


アアアアアアアア



荒武者「ぐああああ!」



ツァン「くうう…!」LP4000→3900



コナミ「僅かに削っただけだが、形勢は逆転したな」


コナミ「リバースカードオープン、グリードグラ―ド!」カチ



《グリード・グラード/Greed Grado》 †
速攻魔法
自分が相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを
戦闘またはカードの効果によって破壊したターンに発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。



コナミ「二枚ドロー!」シュッ 手札2



コナミ「カードをセットしてターン終了だ」バッ 手札1



ツァン「ふ、でもここからよ!」



137: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 18:42:12.63 ID:PYHkUTAH0



コナミ「なに…」


ツァン「ドロー!」シュッ 手札2



ツァン「トラップカードオープン、シンクロスピリッツ!」カチ



シンクロ・スピリッツ
通常罠
自分の墓地に存在するシンクロモンスター1体を選択してゲームから除外する。
さらに、除外したモンスターのシンクロ召喚に使用したモンスター一組が
自分の墓地に揃っていれば、この一組を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。



コナミ「なんだってえ!」



ツァン「不退の荒武者の素材となった、侍従、ご隠居、フウマを墓地から特殊召喚!」バッ



フウマ「!」


ご隠居「…」



侍従「…」



銀龍「モンスターが3体…シンクロ、それとも…」



コナミ「シエンは一体だけだ!レベルがそもそもあってないしな、そしてエクシーズはロンゴミントを出すためのレベルがあってねえ」




ツァン「六武衆ーカモンを召喚!」バッ



《六武衆-カモン/The Six Samurai - Kamon》 †
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1500/守1000
自分フィールド上に「六武衆-カモン」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。

138: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 18:53:24.03 ID:PYHkUTAH0


カモン「!!」ババン



コナミ「そいつは…」



ツァン「カモンとご隠居、そしてフウマで融合召喚!」



ギャウウウウンッ



コナミ「融合だと…しかもその融合カードを必要としない戦術は…相川の!」



ツァン「そう!サイバー流を取り入れた六武衆の融合召喚、影六武衆―リハン!」バッ



《影六武衆-リハン》 †
融合・効果モンスター
星5/光属性/戦士族/攻2400/守2400
属性が異なる「六武衆」モンスター×3
自分フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは融合素材にできない。
(1):1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「六武衆」カード1枚を除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):自分フィールドの「六武衆」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。



リハン「任せてもらおう!」ガシャンッ 攻2400



コナミ「なんだそいつはァー!!」


ツァン「リハンの効果発動、場の侍従を除外することでトライフォースを除外!」バッ



バチチチチチチイイイイイイッ



ズギュンッ!!



トライフォース「ウッヒャアアアアアアアア!!?」シュウウウウン



139: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 19:10:15.32 ID:PYHkUTAH0


セームベル「モンスターが…ジェネコンくんがー!」



ジェネコン「ヌグー…」



銀龍「がら空き…」



コナミ「くそ……除外されるとは」



リハン「残念ながら、ここまでだな」



ツァン「決着!リハンでダイレクトアタック!」バッ



リハン「!!」攻2400ババババババ



コナミ「ぐ………」



コナミ「トラップ発動、ピンポイントガード!」カチ



《ピンポイント・ガード/Pinpoint Guard》 †
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、
戦闘・効果では破壊されない。



コナミ「甦れジェネクスコントローラー!」バッ


ジェネコン「!ぎー」守1200



ヴァチイインッ



リハン「うお!刃こぼれ…」


140: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 19:26:33.57 ID:PYHkUTAH0



ツァン「このターン、ジェネクスコントローラーは破壊できない…」



リハン「ほほぉ、面白いことになってきた」



ツァン「まだまだ楽しめそうかもね!」



コナミ「そうかな、期待に応えられるといいけどな!」




シュウウウ



ツァン「カードを伏せて、ターン終了っ」バッ 手札0



ヒュウウウウウ



コナミ「…ドロー!」シュッ 手札2



コナミ「魔の試着部屋発動!」バッ



《魔の試着部屋/Enchanting Fitting Room》 †
通常魔法
800ライフポイントを払う。
自分のデッキの上からカードを4枚めくり、
その中のレベル3以下の通常モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
それ以外のカードはデッキに戻してシャッフルする。



バサアアッ



コナミ「LPを800払う」LP1700→900 ズズズズ


コナミ「四枚めくらせてもらうぜ!」シュバアッ



舌魚
カニカブト
安全地帯
ツンドラの大蠍

141: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 19:31:31.24 ID:PYHkUTAH0


《カニカブト》 †
通常モンスター
星3/水属性/水族/攻 650/守 900
カニのモンスター。
両手の大きなハサミで相手を切り刻む。


《ツンドラの大蠍》 †
通常モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻1100/守1000
砂漠ではなく、ツンドラに分布する珍しい真っ青なサソリ



コナミ「二体のモンスターを特殊召喚だあ!」


ババッ



ツァン「連合軍…う、頭が」



コナミ「お前の切り札見せてもらったぜ、今度は俺が見せる番だ!」



ツァン「合計レベルは9…かぁ!」



コナミ「☆3のツンドラの大蠍とカニカブトに☆3のジェネクスコントローラーをチューニング!」バッ


☆3+☆3+☆3=☆9 カアアアッ


キュインキュインキュイン

カアアアアアアッ



リハン「ほう!」


142: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/11(月) 19:44:02.32 ID:PYHkUTAH0


パアアアアアッ


コナミ「シンクロ召喚!蒼眼の銀龍!」バッ



《蒼眼の銀龍/Azure-Eyes Silver Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
自分フィールドのドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、
効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):自分スタンバイフェイズ毎に自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


銀龍「!!」ギイイイイイインッ 攻2500



バシュウウンッ



キラキラキラキラ…



銀龍「ふっふっふ、この雅な姿…後光栄でしょう見ることができて」



コナミ「その姿でもしゃべるのか…」




リハン「面白い相手にとって不足なし!こぉい!!」ジャキンッ!!



銀龍「咆哮を受けて滅しなさい!」ヴァサア



ツァン「まだまだここからだよ!」



コナミ「っけーい!」


149: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 02:07:25.00 ID:P3VCRZ6F0



コナミ「いけ銀龍!バーストストリームでリハンを攻撃!」バッ



銀龍「カアアッ!」ボシュウウウウッ



リハン「っぐああ……!」ズアアアアアアア



ツァン「くう……!」Lp3900→3800ズズズ




銀龍「僅か100は絶対の差なのですよふっふっふっふ」


シュウウウウ



ツァン「く…リハンがやられたぁ」



コナミ「カードを一枚セットしてターンエンドだ」バッ 手札0



ツァン「…ドロー!」シュッ 手札1



ツァン「…!きた、死者蘇生!」バッ



《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


150: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 02:34:49.68 ID:P3VCRZ6F0


コナミ「ぬぐう!?」



ツァン「これにより…シエンを特殊召喚!」バッ



シエン「!!」ババンッ 攻2500



銀龍「ぬう!」バッサアアアアア



コナミ「攻撃力は互角…身代わり効果は使えない」



銀龍「再び場は硬直でしょうかね…」



ツァン「いいや、シエンで銀龍に攻撃!」バッ



シエン「!はあああ!」ザシュウウッ



銀龍「ハアアッ!」ボシュウウッ



ドゴオオオオオオアアアッ!!!!




アアアアアアアアアアアアア………………!!!!……!



シュウウウ








151: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 03:02:19.48 ID:P3VCRZ6F0


ゴオオオオオオオオオオ


オオオオオ


コナミ「く…なに!?」



シエン「…」ズズズ



セームベル「うわー!破壊されてないし!」



ツァン「墓地のリハンを除外することで、シエンは戦闘破壊を免れる!」



シュウウウウ



コナミ「そんな効果まで…!」



ツァン「これで圧倒的にこっちが有利!!」



コナミ「っぐ……」



ツァン「そしてこのターンで、この勝負も幕…速攻魔法発動、六武衆の影忍術!」カチ



《六武衆の影忍術》 †
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体を墓地へ送り、
除外されている自分の「六武衆」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


コナミ「!」



ズズズズズ…


152: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 03:08:56.28 ID:P3VCRZ6F0


セームベル「こ、これって?」



ツァン「シエンを墓地に送ることで、リハンを除外ゾーンから特殊召喚する!」バッ



リハン「はっはぁー!」ババンッ 攻2400



コナミ「シエンととりかえてまでだと…」



ツァン「畳みかけるだけなのよ!リハン直接攻撃!」バッ



リハン「これで終わりだ!!」バチチチチチ



ダンッ



ゴオオオオオオオオッ



コナミ「まだだ!」



ツァン「あはははは…やっぱり?」



コナミ「トラップ発動、王魂調和!」カチ



《王魂調和/King's Consonance》 †
通常罠
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、以下の効果を適用できる。
●レベルの合計が8以下になるように、
自分の墓地からチューナー1体とチューナー以外のモンスターを任意の数だけ選んで除外し、
除外したモンスターのレベルの合計と同じレベルを持つSモンスター1体を、
エクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。




カアッ!!!!

153: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 03:16:26.32 ID:P3VCRZ6F0



リハン「ぐ…?」



ツァン「王魂調和……!」



コナミ「墓地のネコマネキングとサムライソードバロン、ジェネクスコントローラーを除外することで…!」


☆1+☆4+☆3=☆8 カアアアッ



コナミ「現れろ!レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト!」バシイッ



《レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト/Vindikite R-Genex》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/機械族/攻2400/守1000
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
デッキから「ジェネクス」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。


キイイイイイインッ


ヴィンディカイト「!!」攻2400



リハン「ぬう!?」ザザッ



コナミ「こいつを攻撃対象にはできない!元々同じ攻撃力だしな!」



ツァン「むうう………ターンエンド!」手札0



セームベル「ふうう……」



銀龍「うー私としたことが、無念です」



コナミ「気にするな!俺のターンだ!」シュッ 手札1

154: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 03:25:28.67 ID:P3VCRZ6F0


コナミ「……」



ツァン「……」



コナミ「きてくれたぜ!偉大魔獣ガーゼットをアドバンス召喚だ!」バッ



《偉大魔獣 ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。



ガーゼット「!!」ズアアッ 攻4800



ドドドドドッド



リハン「なに!何というパワー」



ツァン「く…」



コナミ「バトルだ!リハンを攻撃しろーーー!!」



ズッギャアアアアンッ!!!!!



ゴヴァアアアッ




ツァン「ううううう…!」LP3800→1400オアアアアアッ



コナミ「ついに大ダメージだぜ!ひゃっほー!ターンエンドだ!」




155: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 03:52:48.23 ID:P3VCRZ6F0


オオオオオオン…



ツァン「ふ、ふふふ」



ツァン「ワクワクしてきた…!」シュッ手札1



ツァン「…カードをセットしてターン終了!」バッ 手札0



コナミ「ついに勝機が来たか!」シュバッ 手札1



コナミ「!…」



ツァン「…」




コナミ「行けガーゼット!直接攻撃だ!」バ



ゴオオオオオッ!!!



ツァン「残念だけど、トラップカード発動よ!」カチ




コナミ「なに…!?」



ツァン「究極・背水の陣!」カチ



《究極・背水の陣/Backs to the Wall》 †
通常罠
ライフポイントを100ポイントになるように払って発動できる。
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスターを
可能な限り特殊召喚する。(同名カードは1枚まで。
ただし、フィールド上に存在する同名カードは特殊召喚できない。)

156: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:10:04.19 ID:P3VCRZ6F0



カアアアアアアッ



セームベル「うわ…あー!」



コナミ「でたか…!そいつが怖くて…!」



ツァン「こっちとしても最後の最後…切り札だからね…」



ズズズズ


ツァン「墓地から…ミズホ、シエン、リハン、師範、キザンを特殊召喚する!」



カアアアッ



ミズホ「!」


シエン「!」


リハン「!」


師範「!」


キザン「!」



セームベル「うえええええ!ラスボス軍団だあああ」



ドドドドドド



ツァン「どう!いかにガーゼットの攻撃力が高くても、全員守備表示じゃ100Pを削ることはできない!」




ツァン「そして………?」


ボッ

157: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:17:36.28 ID:P3VCRZ6F0


ボッ



ツァン「……」



コナミ「それが怖くて…恐くて…」



ボボボ


ボ



ツァン「あのさー…」



コナミ「こいつを引いたとき、すっげえ嬉しかったぜ!」



ボボボボボ







ファイヤークラッカー「!」ポイッ


《ファイヤークラッカー/Fire Cracker》 †
効果モンスター
星4/炎属性/悪魔族/攻1700/守 200
「ファイヤークラッカー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
相手に1000ダメージを与え、次の自分ドローフェイズをスキップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が効果ダメージを受ける度にこのカードにカウンターを1つ置く。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このカードのカウンターを全て取り除き、その数×300ダメージを相手に与える。



ツァン「そんなの読めるかー!!」


パ――――ンッ!!!!!



ツァン「ぎゃーーーん!?」LP100→0 ピーーーー


ヤリザ「ツァン殿―――――!!」




ツァン「……ケホ………負けたぁ!」


コナミ「………!!やったぜええええーーーーーー!!!」




158: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:19:20.32 ID:P3VCRZ6F0
ここまでで
ストームアクセスしたら自分だけのリンクモンスターがもらえるけど対戦相手が認めてくれなきゃ紙なんだよなぁ



159: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:26:27.05 ID:P3VCRZ6F0


…………



ツァン「ううー」イジイジ



コナミ「いやー………はらはらしたぜ」



ツァン「……」チラ



コナミ「俺の勝ちだな!」



ツァン「うううー!」イジイジイジ



コナミ「はっはっはっはー!」



ツァン「悔しいなぁ………負けるのとか大っ嫌い」



ツァン「………ま、全力で闘えたし、楽しかったし」



ツァン「悪い気分じゃ…………ないかなあ」ヨット



コナミ「戦う前のツァンが言っていた、デュエルをすれば二人は一人って…実感できたよ」



ツァン「……」



コナミ「相手がどんな戦術で来るのかお互いが思いを馳せて心を知ろうとする、その密度が高まっていって、もはや他人じゃなかった」




ツァン「……………あははは…相手をリスペクトし合った時、たまにそんな感覚に陥ることがあってさ」



ツァン「君となら…多分、かつてない程一つになれるんじゃないかなって」




160: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:32:42.35 ID:P3VCRZ6F0

コナミ「…」


ツァン「………」



コナミ「最後のカードは読めなかったけどな」



ツァン「う………まあ、錯覚は錯覚だよ」



ツァン「もう……本当に深夜だね、丑三つ時」



コナミ「ああ、それにしても誰も通らないとは思わなかった…デュエル中は本当に世界に二人だけみたいだったぜ」



ツァン「…」



ツァン「………///」



コナミ「……………楽しかったよ」



ツァン「うん……それは間違いないね」



ツァン「ただ……ボクとしてはもう一歩…」



コナミ「…」



ツァン「ボクの心の柔らかいところまで、感じてほしかった……かなあ……なんて」



コナミ「…」




161: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:38:23.89 ID:P3VCRZ6F0


ツァン「…………あっはははは」



ツァン「よっと!」ピョン



ツァン「なんてね、キミのことは結構知ってるつもりだよ、いいところも残念なところもね」



コナミ「もう長い付き合いだもんなぁ…」



ツァン「そうだね……あの月が、何回顔を出したことやら…」



コナミ「俺だって結構知ってるつもりだぜ」



ツァン「へー、ふふふ」



ツァン「じゃあボクの心ももしかしたら知ってくれてるのかもね?」



コナミ「…」



ツァン「なんてね、お互いまだまだ、実は知らないことだらけなんだね、人間そんなものだって」



ツァン「そろそろ、帰ろっか…………デュエルも結構長引いちゃったしね」




コナミ「ああ、そうだな」

162: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:45:07.37 ID:P3VCRZ6F0


スタッ


ツァン「ボクのマンションこっちだから」



コナミ「ああ、でもこんな時間だし、送っていくぜ」ザッ



ツァン「あははは、合格ー」



ツァン「じゃ、いこっか」




コナミ「ああ…だけどその前にいいか?」



ツァン「なーに?」



コナミ「俺はお前が、好きなんだ、デートとかしたい」



ツァン「……」



コナミ「………な、なんだ…その、あれだ」



コナミ「突然ですまないが、俺と付き合ってくれ!」



コナミ「デュエルで自覚したんだ、その前から、その、なんとなくは…俺の勝手な思い込みかもしれないが……ツァンも…同じ気持ちなんじゃないか」



ツァン「…」



ツァン「あははは……キミ、僕のこと知ってるでしょ?性格、とかも」



ツァン「そういう系の話、されてさ、ボクが本当の事言う、ような度胸が…っ」

163: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 04:52:34.90 ID:P3VCRZ6F0


コナミ「……」



ツァン「……あははは」ボロボロ



ツァン「………」ボロボロ



ツァン「バーカ……っあのね……一回だけ…素直に言うけどっ…」ボロボロ



ツァン「ボクは…ずっと前から…っ…そういわれたかったって…話だよッ!」ボロボロ



コナミ「ツァン!」



ツァン「バカ……な、泣かすなぁ…っもう……子供じゃないんだからっ・・・あははははは!」ボロボロボロ



ツァン「何年待たせてんだ…っあははは!ボクは何年まってんだぁっ……!」グスッ




コナミ「ありがとう」



ツァン「ちょ、ちょーしにのってんじゃないわよおお!?あははははっ……ひぐ……うううう」ボロボロ



ツァン「コナミ…」フラッ 



コナミ「!」ギュッ




ツァン「好きだよ……デュエル以外は…蚤の心臓だから……小声でごめんね……ボクも君が好き…」





164: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/19(火) 05:02:41.01 ID:P3VCRZ6F0


コナミ「俺もお前が好きだ」



ツァン「あはは………………うう」グス



コナミ「大丈夫か…精霊たちに、その」



ツァン「なにいってんのさ………これから、いくらでも見せることになるんだから…」



コナミ「そ、そーだなー…あはははは」



ギュウウウ



ツァン「何だろ……キミよりいい人なんていくらでも見てきたのにね…」



コナミ「ギクッ!?」



ツァン「あははは………でも、ボクは君が好き…なんでだろ……話してて、心が温かいんだ」グス



コナミ「き、きんちょうした・・・ぜ」




ツァン「あはははは……それはいい気味かもね……こっちは散々悶々とさせられたんだから……」ギュウ



コナミ「………俺も、改めて考えると、お前が愛おしすぎるぞ!?」



ツァン「あっはっはっは……!バーカバーカ……♪」ギュウウ



コナミ「とにかく……カレシ、カノジョの関係になれたな…」



ツァン「う、うん……///」



ツァン「ただ……これ以上の関係になりたい?」



コナミ「ああ、もちろんだぜ!」



ツァン「ふふ……じゃあ……ボクのパパに勝ってもらわないとね!」



コナミ「パパ…………パパか…」



ツァン「ボクのために、負けたら承知しないんだから!」



コナミ「よっしゃああ!誰であろうと倒してやるぜ!そして誰も文句は言わせねえ!」

177: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 05:44:55.35 ID:T30/3vAX0
>>80くらいに巻き戻し



数日後


チュンチュン

ポッポタイムガレージ


8:00





コナミ「ふああああ……朝か…」ムクリ



遊星「おはようコナミ」



コナミ「おはよう…………もしかして徹夜してたか?」



遊星「いや、俺もさっき起きたところだ」



コナミ「そーか、寝癖の一つでもついてれば分かりやすいんだが、遊星の髪型変わんないしな」



遊星「生まれつきなもんでな、今日は何か予定があるのか?」



コナミ「いんや…目が覚めちまったからなんとなく早おきなだけさ、遊星は?」



遊星「俺はKCグランプリの決勝によばれてるんだ」






178: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 05:50:48.65 ID:T30/3vAX0


コナミ「KC…グランプリ」



コナミ「おお!」ピコン



コナミ「散々中断してきたあの大会もついに決勝戦か!」



遊星「ああ…長かったな…精霊の攻撃で大分長引いてしまった」ゴクゴク



コナミ「本当だよなあ…ちょっと大会のために立ち寄るって感じだったジャッククロウ、十六夜龍亞龍可もネオドミノシティに帰ってきちまったみたいになってたもんな」



遊星「ふ、ああ、だが、これが終わればみんなはまた自分の道を再び進み始めるだろう」



遊星「今日はその最後の祭りだ、せっかくの招待、楽しませてもらう」



コナミ「そうだなあ」



コナミ「遊星が出るわけじゃないよな?」



遊星「勿論だ、俺は出場していないしな。解説のために呼ばれただけさ」



コナミ「ふむふむ、じゃあ決勝に残った二人ってのは…」



遊星「…」ゴクゴク…



コナミ「まずジャック!」




遊星「正解だ」

179: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 05:55:31.35 ID:T30/3vAX0

コナミ「やっぱり流石だよなあ、俺も負けたし」



遊星「あいつはどんどん強くなっていくな」



コナミ「となると相手は…クロウか」



遊星「いや」



コナミ「そうか……じゃあドラガン?ブレイブ?ハラルドは出ないって言ってたし」



遊星「いや」



コナミ「ツァンか……あいつの六武衆はやばい」



遊星「いや」



コナミ「ええ…あ、ジャンか!」



遊星「いや」



コナミ「ええ…………」




プルルルルルル プルルルルッルル





コナミ「む、すまん電話だ……あげはか」



遊星「正解だ」



コナミ「え?」

180: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 06:00:19.87 ID:T30/3vAX0

………………………………


中央広場


コナミ「…」


キョロキョロ



あげは「こ、コナミ―!」ガサッ



コナミ「うお!?ダークネス!?」



あげは「仮面だよー!」



コナミ「ああ、ダークネスあげはか…」



あげは「うう………」



コナミ「遊星から聞いたぜ、お前KCグランプリ決勝進出らしいな!」



あげは「そ………そうなの」



あげは「うう………な、何でボクなんかが…」



コナミ「いやいや、嬉しくないのか?」



あげは「そ、そりゃあ嬉しいけどさ……分相応ってものがあるよ…」



コナミ「俺はお前なら全然可能性はあると思ったけどな、さすがに驚いたが」






181: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 06:09:50.60 ID:T30/3vAX0


あげは「そ、そういってもらえるのは嬉しいけどね」



コナミ「その仮面は、有名になっちまったあげはがわからないようにか?」



あげは「う、うん……ニュースとかでもすっごく取り上げられて…大学でもすっごく話しかけられて」



コナミ「へー」ピピピ



コナミ「おお……本当にネットニュースが…勝利の秘訣は幸運を呼ぶ黄色のヘアバンドか!? だってよ」



あげは「もーみんなして……おもしろがって」



あげは「と、とにかくパニックなんだ!コ、コナミに慰めてもらいたくて…」



霞の谷の戦士「ふむ、何故ダークネスあげはがそこまで狼狽えるのかわからんな」ズズ



コナミ「あ、霞の谷の戦士」



あげは「え…?あー精霊の…もう元の世界だしボクは見えないけど…」



霞の谷の戦士「お前はあのネクロスを倒し世界を救った者だ、今更大会の一つの決勝に進んだからなんだ」



霞の谷の戦士「そうか…あのデュエルでお前は一気に何枚も剝けたのかもしれんな」


戦士「とにかく、ここまで来たからには全力で優勝を狙いに行け」



コナミ「通訳」



あげは「そ、そうなのかなー……?あの時はただ必死で…でも確かに、友達とかとのデュエルでも最近負けなし…」



コナミ「ついに目覚めてしまったか、眠れる獅子が…」



戦士「ふ…ダークネスあげは、奇妙な決闘者よ、だが奴を甘く見ると命が幾つあっても足りはせん」







182: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 06:16:06.69 ID:T30/3vAX0


タッタッタッタッタッタッタ


コナミ「ん?」



あげは「あ」



龍亞「あげはねえちゃ――――ん!」タッタッタッタ



コナミ「お、龍亞!」



あげは「龍亞」



龍亞「決勝進出おめでと―!準決勝のブレイブとの勝負テレビでみてたよー!」



龍亞「あ、コナミ!コナミもあげは姉ちゃんの応援?」



コナミ「ああ、あげは、龍亞にも声かけたんだな」



あげは「うん…もう気を許せる人ならだれでもよくて…心を落ち着かせてほしくて」



コナミ「大学生が中学生に頼るのか…」



あげは「い、いーじゃん!」



龍亞「俺で良ければいっくらでも応援するよ!相手はジャックだし大変な勝負だろうけどさ!」



龍亞「あげは姉ちゃんなら勝てる!ね、コナミ!」



コナミ「ああ、全財産(2万3000円)かけてもいいぜ!」



あげは「かけなくていいよ…」

183: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 06:21:10.10 ID:T30/3vAX0


あげは「ふー…」



あげは「でも、確かに…今更不安になっても仕方ないよね」



あげは「ボクが勝ってきた対戦相手にも失礼になるし」



コナミ「そういう事だな」



龍亞「うんうん!俺とかね!」



コナミ「お前あげはに負けたのか」



龍亞「もうちょっとだったんだけどね」




あげは「ふたりも、ボクのこと応援してくれるんだよね」



コナミ「もちの」



龍亞「……………え?あ!ろん!」



あげは「ありがと!」



あげは「この仮面に誓うよ……ボクは勝つ!」スチャ



コナミ「お前は勝つ!」


龍亞「あげは姉ちゃんは勝つ!」



あげは「よーし!ここまで来たからには絶対優勝してやるんだから!ダークネスあげは出撃!」



184: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 06:34:36.57 ID:T30/3vAX0

数時間後


ネオドミノシテイスタジアム  




ワアアアアアアアアアアアアアア


ワアアアアアアア


MC「ついにこの時がきたー!!KCすグランプリ決勝戦だぁーー!!」


MC「世界中の強者がぶつかり合ったこの大会もいよいよラストバトル!激戦を勝ち上がってきた二名による最終決戦だあああ!」



ワアアアアアアア


MC「遊星、どう思う!」



遊星「ジャックが勝ちあがるというのは、みんな想像できていたと思う、レッドデーモンズのすさまじい破壊力が今日のデュエルでも見られることだろう」



遊星「勿論それも大きな見どころの一つだが、俺はもう片方、非プロでありながら決勝戦まで来た選手にどうしても目を惹かれてしまう」



MC「まったくだー!青葉あげは、まさに台風の目!奇妙な仮面をかぶった彼女の勝ち上がりは誰が予想できたことだろう」



MC「意外な二人の対決に会場は超満員だ熱気はむんむんだー!」


ワアアアアア


ゆま「す、すごいですよ!あげはさん!私たちがプロテストを受けている間にこんなことに!」


麗華「ええ……凄まじい成長っぷり…どんな努力をしたのでしょう」


ツァン「スカウトも動いてるって言うし、青葉さんもプロになるかもね…それにしても本当に…どうやってこんな」


雪乃「ふふふ、女は少し見ない間に変わるものよ」






アキ「龍亞はこないの?」


龍亞「うーん、連絡では会場にはいるらしいんだけど…」


牛尾「青葉と仲イイんだろ?あいつなら目いっぱい応援するはずだ、何かあったら俺達セキュリティに任せておけって」


クロウ「迷ってんじゃねえのかあいつ」


アマテラス「もぐもぐ」


………………

185: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/25(月) 06:41:29.41 ID:T30/3vAX0

ワアアアアアア


MC「試合開始15分前だああああ!」



……………………



東控室


あげは「「「「「「「「「」」」」」」」」」ガタガタガタ



あげは「ど、どこいっちゃったのさ二人とも……ぉおお…」



あげは「こんな時に一人にしないでよ…すぐ戻るって言っても…あと15分だよ…」



あげは「て、手がすっごい震えてる!?カード操作できるのこれ…」ガタガタ



あげは「大丈夫大丈夫……ボクはダークネスあげは…この勝負絶対に負けない…」ブツブツ



「またせたなあげは」


ガチャッ


あげは「!コナミ、龍亞!」パアア




コナミ「心の支えは任せろ」E 丹下段平 ザッ



龍亞「誰よりも近くで応援するよ!」 E 学ラン




あげは「………とりあえず、普通の恰好でいいから…」




192: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 00:41:52.92 ID:G3Lo6RXv0


わあああああああああ


MC「さあついに選手入場だ!」



遊星「待っていたぞ」



ワアアアアア



MC「激戦を勝ち抜いた二名!まずはジャックアトラス!」



ザッザッザッザッザ



ジャック「……」



遊星「迷いのない、これは強いな」



わあああああああああ

「ジャック――――!」


カーリー「きゃーーーー!!ジャック!がんばってー!」


深影「アトラス様!このまま優勝です!」


ステファニー「きゃー!きゃー!」


クロウ「すげえ歓声だ…」


アマテラス「人気者だなあ」モグモグ




193: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 00:45:34.61 ID:G3Lo6RXv0


ジャック「…」ザッ



ジャック「キングは一人この俺だぁーーー!!」ビッ



わーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!




MC「凄まじい人気流石はジャックアトラス!」



MC「そして、対するは青葉あげはだあーーーーーーーーー!!!」



おおおおおーーーーーーーーーーーー!!



・・・・・・・・・・・・・・・



入場口


あげは「はあ…はあ…」ドキドキ



コナミ「あげは!行こうぜ、お前の力をジャックや観客に見せてやれ!」




龍亞「ジャックはすっごい手強いけどがんばれー!」




あげは「よ……よーし………!下がったところで見ててよね!」ザッ



ザッザッザッザッザ


194: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 00:51:45.83 ID:G3Lo6RXv0


ザッザッザッザッザッザ


わあああああああああああ



ゆま「あげはさーーん!仮面の力で頑張ってください!」



麗華「元クラスメイトとして、全力で応援させていただきますよ」



ツァン「うん、ここまで来たら勝っちゃえばいいと思う!」



雪乃「ふふふ…ん?」



龍可「あ…」







あげは「……」カチコチ スタスタスタスタ



ザッザッザッザッザ



コナミ「…」ザッザッザ E私服



龍亞「…」ザッザッザ E私服






龍可「龍亞!?な、なんであそこに!」



雪乃「私のかわいい人も…ど、どういうことかしら」



ツァン「ええ…」









195: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 00:57:28.27 ID:G3Lo6RXv0

ワアアアアアアアアアア


ワアアアアアアアアアア


ジャン「ふふふ、それにしても驚きだ…あのレディがあそこまでやるとは」



ブレオ「ああ、だが運だけじゃない」



ジャン「わかっているさ、ふふふ」






ジャック「…」



あげは「…」ピタ



あげは「すーーーーーーー」


あげは「はーーーーーーーーー…」




コナミ「よっしゃいけえええええ!」


龍亞「ファイトー!」



ジャック「何故お前たちが後ろにいるんだ」



コナミ「流石にあがっちまってるみたいでな、応援だ!」



龍亞「今回ばかりはあげは姉ちゃんを応援させてもらうよジャック!」



ジャック「ふ…」



196: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 01:02:30.01 ID:G3Lo6RXv0


MC「どうやらコナミ、龍亞のふたりはあげはの応援の様だ!近くで応援したいという熱い思いを感じるぞ!」



遊星「ふ…」



MC「だが、許されるのか…?ん、通信が」



MC「…………どうやらデュエルの指示等の手伝いをしないことを条件に許されたようだぞ!青葉選手直々の相談だ!」



遊星「あれだけ離れていれば手札も見えないしな、問題はないだろう」




ワアアアアアアアアアアアアア



ワアアアアアアアアアアアア



MC「そして、ついに試合開始時間だあああああああああああ!」



MC「世界中のデュエルファン諸君、待たせた、運命のときだ!」



ワアアアアアアアアアア



ジャック「……」カシャ



あげは「…」カシャ



ジャック「もはやここまできて侮るような真似はせん、キングの力で貴様を叩き潰す!」



あげは「うう……ま、まけられない!こっちだって!」



コナミ「よっしゃああーーー!!」



龍亞「デュエル!!」


197: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 01:14:51.87 ID:G3Lo6RXv0


あげは「!」LP4000



ジャック「!」LP4000


わーーーーーーーーーーーーーー



あげは「ぼ・・・ボクのターン!モンスターをセット、そしてカードをセットしてターン終了!」バッ 手札3



コナミ「様子見だ様子見!いいぞ!」



ジャック「俺を相手に様子見などいつまでできるかな!」シュッ 手札6




ジャック「いでよ、バイスドラゴン!」バシッ



《バイス・ドラゴン/Vice Dragon》 †
効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守2400
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。


ズオッ


ジャック「さらに、手札からフレア・リゾネーターを召喚!」バシッ



《フレア・リゾネーター/Flare Resonator》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/炎属性/悪魔族/攻 300/守1300
このカードをシンクロ素材とした
シンクロモンスターの攻撃力は300ポイントアップする。



龍亞「でたー!」






198: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 01:24:49.31 ID:G3Lo6RXv0


ジャック「☆5のバイスドラゴンに☆3のフレアリゾネーターをチューニング!」バッ


☆5+☆3=☆8  カアアアアアッ



ジャック「漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ、万物を睥睨しその猛威を振るえ!シンクロ召喚!えん魔竜 レッド・デーモン!」



《えん魔竜 レッド・デーモン/Hot Red Dragon Archfiend》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ1でのみ発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。
この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃できない。


ドバアアアアッ!!!



レッドデーモン「ウォオオオオ」



あげは「ひー!?」


コナミ「レッドデーモンだ!やろー最初からクライマックスだ!」


ズオオオオオッ!!!



MC「あれはレッドデーモンズドラゴン亜種!レッドデーモンだあああああ」



遊星「これはすごいな」




199: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 01:37:28.74 ID:G3Lo6RXv0

ドドドドド


ジャック「コナミの言う通り、キングのデュエルは常にクライマックスだ」



ジャック「ゆくぞ!セットモンスターを攻撃!アブソリュートヘルジャッジ!」



ゴッバアァアアアア!!!



ジュワアアアアッ



《ダークシー・レスキュー/Darksea Rescue》 †
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードがシンクロモンスターの
シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。

レスキュー「ふぎゃ」



ゴオオオオンッ



あげは「瞬殺……」



ジャック「カードをセットしてターンエンドだ!」手札3


レッドデーモン「!!」ゴオオオ 攻3300



ジャック「フレアリゾネーターにより強化されたレッドデーモン、そう簡単には超えられんぞ」



あげは「ドロー!」シュッ 手札4

200: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 01:48:33.39 ID:G3Lo6RXv0
ミス ちょっと巻き戻りです


龍亞「3300……だ、大丈夫かな」



コナミ「やべえ……なんだあのモンスター」



あげは「トラップ発動!死霊ゾーマ!」カチ



《死霊ゾーマ/Zoma the Spirit》 †
永続罠
このカードは発動後モンスターカード
(アンデット族・闇・星4・攻1800/守500)となり、
自分のモンスターカードゾーンに守備表示で特殊召喚する。
このカードが戦闘によって破壊された時、
このカードを破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
(このカードは罠カードとしても扱う)


ゾーマ「…」ズオ



MC「あれは凶悪な効果を持つトラップモンスターだ!」



ジャック「俺のターンに使ったか、自爆攻撃を…」



あげは「いいや、ダメージを与えてもレッドデーモンを破壊しないことには始まらないからね!ドロー!」シュッ 手札4




あげは「カメンレオン召喚!」バッ



《カメンレオン/Masked Chameleon》 †
チューナー・効果モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1600/守1100
このカードは自分フィールドに
レベル5以上のモンスターが存在しない場合のみ召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、
自分はエクストラデッキからの特殊召喚及びこのカードの効果でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の守備力0のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


あげは「効果によって、ダークシーレスキュー蘇生!」バッ 



ダークシーレスキュー「!」ズッ



ジャック「合計レベルは9だと…」


201: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 01:58:56.38 ID:G3Lo6RXv0


ズズズズ



あげは「よーし…☆1のダークシーレスキューと☆4のゾーマに☆4のカメンレオンをチューニング!」バッ



☆1+☆4+☆4=☆9 カアアアアッ




あげは「シンクロ召喚!鬼岩城!」バシッ



《鬼岩城/Giganticastle》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/地属性/岩石族/攻2900/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力・守備力は、
このカードのシンクロ素材とした
チューナー以外のモンスターの数×200ポイントアップする。


鬼岩城「!!」ズゴゴオオオンッ



ジャック「ほう、これは」



コナミ「攻撃力は…」



あげは「400アップで3300P!」



MC[レッドデーモンと互角だーーー!!」



遊星「相討ちしなければ次のターンのレッドデーモンの効果の餌食だ」


あげは「ダークシーレスキューの効果で一枚ドロー!」シュッ 手札4




202: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 02:07:08.31 ID:G3Lo6RXv0


わああああああああああああ



クロウ「やっぱり高レベルシンクロってのは迫力があっていいもんだな」



アマテラス「なるほどな、小さき力をつなぎ合わせ、ここまでの強化を…シンクロもまた素晴らしい」モグモグ



メイ「しかし、相討ちになりますね」




ジャック「なるほどな…強化することで互角に、だがトリシューラのほうが俺を破壊できたのではないか」



あげは「あれ、すごいレアカードだからね…一学生のボクにはとても手に入らないよ」



あげは「でも!それはボクの隙にはさせない!武闘円舞発動!」バッ




《武闘円舞/Battle Waltz》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択して発動する。
そのモンスターと同じ種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を持つ
「ワルツトークン」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このトークンの戦闘によって発生するお互いのプレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。



ジャック「む!」



パアアアアッ


ワルツトークン「!!」攻3300



コナミ「うお!これは…二体目の鬼岩城!」



龍亞「あれは、シンクロモンスターと同じ能力のトークンを生み出すカードだ!やった!」




203: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 02:12:19.63 ID:G3Lo6RXv0


ワアアアアアアアアアア


MC「これは、トークンにレッドデーモンを処理させてから鬼岩城で直接攻撃を決める作戦だ!」



遊星「バトルワルツトークンはダメージを与えられない、上手い使い方かもしれないな」



ジャック「く…」



コナミ「やったぜおい!」



レッドデーモン「…」攻3300


鬼岩城「…」攻3300


ワルツトークン「…」攻3300



ズズズズズ



あげは「大金星もらい!ワルツトークン!レッドデーモンを攻撃!」バッ


ゴアアッ


ジャック「…」

204: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/09/30(土) 02:16:14.74 ID:G3Lo6RXv0
ここまででー

あげは LP4000 手札3 鬼岩城 ワルツトークン

ジャック LP4000 手札3 レッドデーモン リバース1


このスレで終わる、長かった…(感慨)

219: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 03:36:27.01 ID:Iguvu9Z90
バトルワルツをミストボデイにしよー



《ミスト・ボディ/Mist Body》 †
装備魔法
装備モンスターは戦闘では破壊されない。




ゴオオオオオオッ!!



コナミ「一方的にぶっつぶせー!!」



ジャック「トラップ発動、キング・スカーレット!」カチ



《キング・スカーレット/King Scarlet》 †
永続罠
(1):自分の「レッド・デーモン」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時にこのカードを発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、
このカードは通常モンスター(悪魔族・チューナー・炎・星1・攻/守0)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する。
このカードは罠カードとしても扱う。


バチイインッ



龍亞「うわ、跳ね返されちゃった…」



ジャック「レッドデーモンは戦闘で破壊されず、キングスカーレットはモンスターとなる」



キングスカーレット「…」守0



あげは「しかもチューナーなの…」



コナミ「おいおいおい…」



220: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 03:48:30.01 ID:Iguvu9Z90

ズズズズズズ


MC「流石魂のモンスターは簡単には倒せない」



遊星「更なる強化が目に見えるな」



あげは「カードを二枚伏せて…ターン終了」バッ 手札1



コナミ「ここからだここから!」


ジャック「ドロー」シュッ 手札4



ジャック「トラストガーデイアンを召喚!」バッ 


《トラスト・ガーディアン/Trust Guardian》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/光属性/天使族/攻 0/守 800
このカードをシンクロ素材とする場合、
レベル7以上のシンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターは、
1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
この効果を適用したダメージステップ終了時、
そのシンクロモンスターの攻撃力・守備力は400ポイントダウンする。



クロウ「またチューナーか…」



龍亞「あ!これやばいやつだ!」



あげは「!」


ジャック「☆8のレッドデーモンに☆3のトラストガーディアンと☆1のキングスカーレッドをチューニング!」バッ


☆8+☆3+☆1=☆12 カアッ



ジャック「孤高の絶対破壊神よ、神域より舞い降り終焉をもたらせ!シンクロ召喚えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ!」


《えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ/Hot Red Dragon Archfiend King Calamity》 †
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守3500
チューナー2体+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
このターン相手はフィールドで発動する効果を発動できない。
この発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):このカードが相手によって破壊された場合、
自分の墓地のレベル8以下のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

221: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 03:53:22.16 ID:Iguvu9Z90


ドドドドドド



カラミティ「!!」バサアッ


あげは「こわあああ!」



コナミ「うーわ…レッドデーモンくん強化され過ぎじゃない」


龍亞「なんかこっちまで熱いよ!」



ジャック「このモンスターで引導を渡してやろう、が、その前にこれだ」バッ



《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


ビュウウウン


ジャック「ミストボデイ破壊!」


パ―――ンッ!!!


あげは「う……カラミティの効果で場のカードは使えない…!」




ジャック「攻撃だカラミティ!クリムゾン・アブソリュート・ブレイク!」バッ


ピカアアッ!!!!


ドギャアアアン



鬼岩城「ウオオオオ!?」ボコオオンッ



コナミ「炭に!炭に!」

222: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 04:03:45.48 ID:Iguvu9Z90
ボロロロ


あげは「くうう…!」LP4000→3300ズズズ



ジャック「さらに、鬼岩城の元々の攻撃力分のダメージを与える!」



ボシュウッ!!!



あげは「うわああああっ」LP3300→400ズアアアアアッ



コナミ「あげはも炭に!」



龍亞「ソリッドヴィジョンじゃなければね…すげー…」



MC[強烈だ――!!一気に3600のダメージ、これがキングか!」



遊星「攻撃力が上昇してたから生き残ったな」



あげは「ううう…!」



ジャック「カードをセットしてターン終了だ、かかって来いチャレンジャー!」



コナミ「チャレンジャーは二人ともじゃないのか…」



あげは「ド、ドロー!」シュッ手札2



あげは「こけコッコを特殊召喚!」バッ



《こけコッコ/Cockadoodledoo》 †
チューナー・効果モンスター
星5/風属性/鳥獣族/攻1600/守2000
(1):お互いのフィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードはレベル3モンスターとして手札から特殊召喚できる。
(2):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにカードが存在しない場合、
このカードはレベル4モンスターとして手札から特殊召喚できる。
(3):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。


こけコッコ「こけ」☆4

223: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 04:18:36.33 ID:Iguvu9Z90


あげは「そして、超電磁タートル!」バッ




《超電磁タートル/Electromagnetic Turtle》 †
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻 0/守1800
「超電磁タートル」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):相手バトルフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
そのバトルフェイズを終了する。


タートル「…」



ジャック「シンクロで対抗してくるか!」



あげは「☆4の超電磁タートルに☆4のこけコッコをチューニング!」バッ



☆4+☆4=☆8カアッ



あげは「シンクロ召喚、ギガンテックファイター!」バッ



《ギガンテック・ファイター/Colossal Fighter》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、
お互いの墓地の戦士族モンスターの数×100ポイントアップする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分または相手の墓地の戦士族モンスター1体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚できる。


ギガンテックファイター「!!」ゴゴオン 攻2800



コナミ「ヒュ―ッ!」


MC「出たー!もはや珍しくもなんともないシンクロモンスターだ!




224: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 04:26:09.49 ID:Iguvu9Z90


ズズズズ


龍亞「攻撃表示?やられるよ…」



あげは「守備にしたってカラミティの効果でダメージ受けるし、何よりこれ!」カチ



《追走の翼/Follow Wing》 †
永続罠
自分フィールドのSモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されない。
(2):対象のモンスターがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(3):対象のモンスターがフィールドから離れた場合にこのカードは破壊される。


あげは「追走の翼をギガンテックファイターに装備!」


パアアッ



ジャック「!」



コナミ「図体的に絶対飛べなさそうな翼が生えたぜ!」



あげは「これでカラミティを倒せる、ギガンテックファイター攻撃!」



ギガンテックファイター「!」ギゴゴゴゴ



ブンッ バギャアンッ!!!



カラミティ「オオオオァ!」ボオオオンッ!!



ジャック「くう…!そのカードの効果で☆5以上のモンスターは破壊されるか!」




225: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 04:39:02.32 ID:Iguvu9Z90


MC「きまったー!カラミティ撃破だ!」


遊星「だが、カラミティの中から…」



ジャック「相手によって破壊されたとき、レッドデーモンが蘇る!」バッ



レッドデーモン「!」ゴバアッ 



龍亞「だけど!レッドデーモンの効果も追走の翼を装備したギガンテックファイターには通じない!」



コナミ「そうなんだ!」



あげは「ターン終了!」手札0



ジャック「ドロー!」シュッ 手札2



ジャック「ミラーリゾネーター特殊召喚!」バッ


《ミラー・リゾネーター/Mirror Resonator》 †
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 0/守 0
「ミラー・リゾネーター」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドにのみ存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードはこのターンにS素材とする場合、対象のモンスターの元々のレベルと同じレベルとして扱う。


ミラー「ギギ」守0



ジャック「☆8のレッドデーモンに☆1のミラーリゾネーターをチューニング!」バッ


☆8+☆1=☆9 カアッ



あげは「!」


ジャック「深淵の闇より解き放たれし魔王よ、その憤怒を爆散させよ!シンクロ召喚、えん魔竜 レッド・デーモン・アビス!」



《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス/Hot Red Dragon Archfiend Abyss》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500
チューナー+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
「えん魔竜 レッド・デーモン・アビス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、
自分の墓地のチューナー1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。



226: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 04:52:54.43 ID:Iguvu9Z90


アビス「オアアアッ!」ガバアッ


コナミ「おいおいおい…」



MC「新たなるレッドデーモンだ!」



バサアッ



あげは「う…!」



ジャック「効果を発動する!追走の翼の効果はターン終了時まで無効となる!」バシュウンッ



ギガンテックファイター「うお…?」ズズズ



龍亞「追走の翼が無くちゃどうしようもない!」



ジャック「とどめだ!アビスでギガンテックファイターを破壊!アビス・レイジ・バスター!」




アビス「!!!」攻3200ズッギュウウウンッ!!!!


ゴオオオオッ!!!!



コナミ「ダメージは丁度400だぞ!」




あげは「バスターモード、発動!」カチ



《バスター・モード/Assault Mode Activate》 †
通常罠
自分フィールド上のシンクロモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたシンクロモンスターのカード名が含まれる
「/バスター」と名のついたモンスター1体を
デッキから表側攻撃表示で特殊召喚する。



ジャック「なに!」

227: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 04:57:46.99 ID:Iguvu9Z90



あげは「ギガンテックファイターをリリースして、デッキから/バスターを特殊召喚!」バッ



バッシュウウウウウンッ!!


《ギガンテック・ファイター/スラッシュバスター/Colossal Fighter/Assault Mode》 †
効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3300/守1500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
全ての相手モンスターの攻撃力は、
自分の墓地に存在する戦士族モンスターの数×100ポイントダウンする。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから戦士族モンスターを2体まで選択し墓地へ送る事ができる。
また、フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、
自分の墓地に存在する「ギガンテック・ファイター」1体を特殊召喚する事ができる。


ギガンテック「!」ガションッ 攻3300



コナミ「ギガンテックファイターの/バスターだー!みんなのヒーローだ!」



龍亞「おおー!」



ジャック「く…」



あげは「さらに、デッキから二体、戦士族を墓地に送ることができる!」シュシュッ



あげは「これで墓地に戦士は3体!」



ジャック「…はっ!」



アビス「……」ズズズズ 攻3200→2900



MC「攻撃力が逆転した―!」


ジャック「…ターン終了だ!」手札1

228: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 05:09:44.10 ID:Iguvu9Z90


あげは「ドロー!」シュッ 手札1



ジャック「アビスの効果発動、/バスターの効果を無効とする!」



ギガンテック「!」ビシ 



アビス「!」攻2900→3200



あげは「効果を無効にされたとしてもこっちのほうが強い!/バスターで、アビスを攻撃!いっけー!」



ダンッ


ギガンテック「!!」ブオンッ!!!



コナミ「黄金の左フック!」



龍亞「これは…!」



ジャック「まだだ!トラップ発動、キングス・シンクロ!」カチ


《王者の調和/King's Synchro》 †
通常罠
(1):相手モンスターが自分のSモンスターに攻撃宣言した時に発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、以下の効果を適用できる。
●その自分のSモンスターと自分の墓地のチューナー1体を除外し、
除外したモンスターのレベルの合計と同じレベルを持つSモンスター1体を、
エクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。



カアアッ



あげは「な、なんなの…!?」



ジャック「その攻撃を無効として、アビスと墓地のトラストガーディアンを除外する!」


カアアッ


ジャック「そして、合計レベルのシンクロモンスターを特殊召喚する!」



あげは「!」

229: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 05:20:06.10 ID:Iguvu9Z90


☆9+☆3=☆12 カアッ



ジャック「荒ぶる魂、バーニングソウル!」バシュウン



ジャック「王者と悪魔今ここに交わる、荒ぶる魂よ天地創造の叫びをあげよ!シンクロ召喚!出でよスカーレッド・ノヴァ・ドラゴン!」



ボボボボボボ


スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000
チューナー2体+「レッド・デーモンズ・ドラゴン」
このカードの攻撃力は自分の墓地に存在するチューナーの数×500ポイントアップする。
このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果では破壊されない。
相手ターンに1度、このカードはゲームから除外する事ができる。
この効果を使用したターン、相手モンスター1体の攻撃を無効にする事ができる。
この効果で除外したこのカードは、そのターンのエンドフェイズ時に自分のフィールド上に戻る。


スカーレッド「!!!」ボオオッ 攻3500→4000



コナミ「ヤベえ出た、スカーレッドノヴァだ!」



龍亞「逃げるわけにはかないよ、そうでしょ!」



あげは「そ……そ、そういうこと!」


ボオオオオッ



MC「ついに出た――――!最強のスカーレッドノヴァだ!しかも何という奇襲!」



遊星「バーニングソウルに益々磨きがかかってるな」



ジャック「墓地にいるチューナーはフレアリゾネーター、よって攻撃力は4000Pだ!」



あげは「こ、攻撃終了!」


ギガンテック「ぬう…!」ピタッ



あげは「……ターン、エンド」手札1

230: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/04(水) 05:24:50.03 ID:Iguvu9Z90


ジャック「ドロー」シュッ 手札2



あげは「/バスターの効果が復活!」バッ



スカーレッド「…!」攻4000→3700



ジャック「残念だったな、400Pの差がある!」



コナミ「LPを0にされる数値だ!」



ズズズズ


ジャック「攻撃だスカーレッドノヴァ!バーニング・ソウル!」



ボボボボッボボボボボ


スカーレッド「!」キイイインッ



龍亞「!」



あげは「墓地の超電磁タートルの効果発動!このカードを除外してバトルフェイズは終了する!」バッ



ジャック「!」


ビシイイッ!!!



《超電磁タートル/Electromagnetic Turtle》 †
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻 0/守1800
「超電磁タートル」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):相手バトルフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
そのバトルフェイズを終了する。

236: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 02:15:36.99 ID:Porser+b0


バチチチチチチ


コナミ「うわちゃちゃちゃっちゃちゃ!どうなった!」



オオオオオオオ



龍亞「墓地効果で守ったんだ!」



ジャック「ち……カードをセットしてターン終了」バッ 手札1



あげは「はー……」


MC「墓地のモンスター効果で何とかしのいだが、スカーレッドノヴァは3700の攻撃力と相手ターンに除外できる効果を持っているぞ!」



遊星「除去されようとそれを躱して異空間へ…ハルバードキャノンのように入り込んでくるモンスターでなければ捕えられない」



あげは「ドロー!」シュッ 手札2



あげは「カードをセットして…ターン終了」バッ 手札1



ジャック「ドロー」シュッ 手札2



ジャック「バトルだスカーレッドノヴァドラゴンで攻撃!バーニングソウル!」


バシュウウウッ



スカーレッド「!」キイイイイイインッ!!

237: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 02:24:10.76 ID:Porser+b0


コナミ「い、隕石だ!」


キイイイイイイン


あげは「永続トラップ、燃える闘志!」カチ



《燃える闘志/Fiery Fervor》 †
通常罠
発動後このカードは装備カードとなり、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体に装備する。
元々の攻撃力よりも攻撃力が高いモンスターが相手フィールド上に存在する場合、
装備モンスターの攻撃力はダメージステップの間、元々の攻撃力の倍になる。



ジャック「!」



ギガンテック「!」ボッ 攻3300→6600ゴオオオオオッ



龍亞「うわあ……!攻撃力が!」



コナミ「スカーレッドノヴァを上回ったぜ!しかも、スカーレッドノヴァは自分のターンには脱出できない!」



遊星「攻撃はもう止まらない」



キイイイイイイイイイインッ




ジャック「手札から速攻魔法、禁じられた聖典発動!」バッ



《禁じられた聖典/Forbidden Scripture》 †
速攻魔法
お互いのモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
ダメージステップ終了時まで、
このカード以外のフィールド上のカードの効果は無効化され、
その戦闘のダメージ計算は元々の攻撃力・守備力で行う。



ズズズズ………!


あげは「え…」


ギガンテック「!」攻6600→3300


スカーレッドノヴァ「!」攻3700→3500







ジャック「小細工さえ排除できれば、わがスカーレッドノヴァに自力で勝るものはない!バ―ニングソウル!」


ズッギャアアアアンッ!!



あげは「うわあああーーー!!?」LP400→200ザザアアアアアッ

238: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 02:32:27.97 ID:Porser+b0


オオオオオッ


ザザザザ



コナミ「あげは!」



あげは「う……!」



ジャック「/バスター撃破」



あげは「/バスターの効果発動!墓地からギガンテックファイターを復活させるよ!」バッ


ゴバッ



ギガンテックファイター「!」攻2800→3100



ゴゴオオンッ



ジャック「ふ、まだ楽しませてくれそうだな!」



あげは「うぐぐ…」



ジャック「ターンエンドだ!」手札1



コナミ「ギガンテックファイター/バスターが……だが、ここからだ!」



あげは「ドロー!」シュッ 手札2




239: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 02:57:30.31 ID:Porser+b0



ワアアアアアア


あげは「……カードをセットして、ギガンテックファイターを守備表示に変えてターン終了!」バッ 手札1



龍亞「とりあえずは無限の壁…」



コナミ「ジャックじゃ安心はできねえな…」



ジャック「ドロー」シュッ 手札2



ジャック「トラップ発動、ロストスターディセント!」カチ



《ロスト・スター・ディセント/Descending Lost Star》 †
通常罠
(1):自分の墓地のSモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げ、守備力を0にして守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、表示形式を変更できない。



ジャック「甦れレッドデーモン!」バッ!



レッドデーモン「…」☆7



コナミ「やろー…ってことは!」



ジャック「バリアリゾネーター召喚!」バッ



《バリア・リゾネーター/Barrier Resonator》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/悪魔族/攻 300/守 800
このカードを手札から墓地へ送り、
自分フィールド上に表側表示で存在するチューナー1体を選択して発動する。
選択したモンスターはこのターン戦闘では破壊されず、
選択したモンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。



あげは「合計レベルは8ってことは…!」



ジャック「真打を見せてくれる!☆7のレッドデーモンに☆1のバリアリゾネーターをチューニング!」バッ


☆7+☆1=☆8 カア



ジャック「王者の鼓動今ここに烈をなす、天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂レッド・デーモンズ・ドラゴン!」



《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手の守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールドのモンスターを全て破壊する。

240: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 03:12:08.62 ID:Porser+b0


ドドドドドド


レッドデーモンズ「オオオオ!」攻3000



コナミ「やべえ!とんずらとんずら!」



龍亞「ついに出たー!かっけー!」



あげは「ううう!」



MC「ついにでたあああ!ジャックアトラスのフェイバリットだー!!」



ジャック「守備表示にしたのが仇となったな!だが、墓地に戦士族が貯まったせいでもう一体のレッドデーモンズの効果ダメージが使えなかったのは幸運だったか」



ジャック「しかし、これで貴様とのデュエルも終わりにさせてもらうぞ!」



ドドドドドド



ジャック「スカーレッドノヴァもチューナーが墓地に増えたことで攻撃力が上がった!」



スカーレッドノヴァ「!」攻4000→4500 ボオオオッ



ジャック「バトルだ!レッドデーモンズドラゴンでギガンテックファイターを攻撃!アブソリュートパワーフォー―ス!」



レッドデーモンズ「!!」ゴオオオッ



コナミ「うお!守備のギガンテックファイターは効果で灰にされるぞ!?」




241: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 03:26:44.25 ID:Porser+b0

ドッギャアアアン!!!!
ゴオオオオオッ



あげは「ギ、ギガンテックファイターが…!」




MC「破壊されたーーー!」



ジャック「これで決める!スカーレッドノヴァ、直接攻撃だ!バーニングソウル!!」バッ



スカーレッド「!!」キイイイイイイン 

キュイイイイイイイイイイイイインッ!!!



コナミ「あげはー!」





あげは「…ふ…ふふふ、ここでにやり」



ジャック「なに!」



あげは「トラップ発動、王魂調和!」カチ


《王魂調和/King's Consonance》 †
通常罠
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、以下の効果を適用できる。
●レベルの合計が8以下になるように、
自分の墓地からチューナー1体とチューナー以外のモンスターを任意の数だけ選んで除外し、
除外したモンスターのレベルの合計と同じレベルを持つSモンスター1体を、
エクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。



ジャック「…」



コナミ「そ、そいつぁー!」



あげは「攻撃を無効にして…墓地のカメンレオンと鍵戦士キーマンを除外してシンクロ召喚する!」


ジャック「/バスターの効果で墓地に言っていたモンスターか…」


☆4+☆2=☆6 カアッ


あげは「楽勝優勝皆勤賞、全部いただき!シンクロ召喚獣神ヴァルカン!」バッ


《獣神ヴァルカン/Vulcan the Divine》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2000/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「獣神ヴァルカン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、
自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動する。
その自分及び相手の表側表示のカードを手札に戻す。
このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード
及びそれらの同名カードの効果を発動できない。

242: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 03:33:28.85 ID:Porser+b0


ヴァルカン「!」



あげは「効果によって、ヴァルカンとスカーレッドノヴァを手札にもどす!」



コナミ「ジャックのターンなら逃げられない!ヒュ―!」



龍亞「ヒュー!」



スカーレッドノヴァ「ぬおおおお」シュン



ヴァルカン「!」シュンッ



ジャック「俺のバーニングソウルが…エクストラデッキに」シュウウウ



ジャック「……カードをセットして…ターン終了だ」バッ 手札1



あげは「…・・は…はあ…なんとかスカーレッドノヴァは…」



龍亞「でもまだレッドデーモンズドラゴンいるよ!」



コナミ「シンクロ失ったし、気を抜くなおらあ!」



あげは「ド、ドロー!」シュッ 手札2

243: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 03:48:24.26 ID:Porser+b0


ドドドドドドドド


ジャック「……」


あげは「…」



あげは「…カードを二枚伏せて、ターン終了!」バッ



ゴオオオオオ……



ジャック「…ドロー」シュッ 手札2



ジャック「我が魂がまだ場に存在している!この攻撃で貴様を倒す!」



あげは「こ…こっちだって全力で勝ってやるんだから…!」



ジャック「ふ、直接攻撃だレッドデーモンズドラゴン、アブソリュートパワーフォース!」バッ


ゴオオオオオッ!!!


レッドデーモンズ「!」攻3000



あげは「トラップ発動、聖なるバリアミラーフォース!」カチ



《聖なるバリア -ミラーフォース-/Mirror Force》 †
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。


ジャック「うお!」


あげは「今こそこれ!レッドデーモンズドラゴンを破壊!」



ジャック「トラップ発動、スカーレッドコクーン!」カチ



《スカーレッド・コクーン/Red Cocoon》 †
通常罠
(1):自分フィールドのドラゴン族Sモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、
そのダメージステップ終了時まで相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
(3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、
自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


パアアアッ

バアァァ――――ンッ!!!



レッドデーモンズ「ウォオオオオ」ボオオオンッ

244: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 03:56:29.27 ID:Porser+b0



シュウウウウウ



コナミ「ついに全滅だあああ!」



龍亞「レッドデーモンが居なくなった!」



ジャック「カードをセットしてターン終了だ!」バッ 手札1



あげは「…!」



ジャック「この瞬間!レッドデーモンズは墓地から甦る!」バッ

ズゴオオオンッ



レッドデーモンズ「!」攻3000



コナミ「げっ!」



ジャック「レッドレーモンズは簡単には朽ちることはない」



あげは「くう………やったと思ったのにぃ…」



コナミ「ぐぎぎぎ…」



あげは「…ドロー!」シュッ 手札1


あげは「…カードをセットして…ターン終了」バッ 手札0



ジャック「…ドロー!」シュッ 手札2



245: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 04:09:23.02 ID:Porser+b0


ジャック「恐るべきやつよ…ここまでレッドデーモンズたちの攻撃をいなすとは」



ジャック「だが、最後に勝つのはこの俺だ!行け、レッドデーモンズドラゴン!」



ジャック「アブソリュートパワーフォース!」



ギャアアアアアアンッ!!!


あげは「トラップ発動、リビングデッドの呼び声!」カチ



《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


あげは「墓地から…ギガンテックファイターを蘇生!」バッ



ギガンテック「!」ゴバッ 攻2800→3000



コナミ「墓地の戦士族は2体…攻撃力は互角だ!」



あげは「攻撃は…」



ジャック「俺に後退はない!トラップ発動、バスターモード!」カチ



《バスター・モード/Assault Mode Activate》 †
通常罠
自分フィールド上のシンクロモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたシンクロモンスターのカード名が含まれる
「/バスター」と名のついたモンスター1体を
デッキから表側攻撃表示で特殊召喚する。



あげは「!」


カアアアアアア


ジャック「レッドデーモンズドラゴンをリリースし、デッキから/バスターを特殊召喚する!」


カアアアッ


《レッド・デーモンズ・ドラゴン//Red Dragon Archfiend/Assault Mode》 †
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守2500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが攻撃した場合、
ダメージ計算後にこのカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。
また、フィールド上のこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚できる。


246: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 04:57:00.94 ID:Porser+b0


レッドデーモンズ/バスター「オオオオァ!」


あげは「!」



ジャック「攻撃力3500…これで終わりだ、レッドデーモンズドラゴン/バスターで攻撃!エクストリーム・クリムゾン・フォース!」バッ



レッド/バスター「!!!」カアアアアアアアッ!!



コナミ「こ、これは…!」



龍亞「すっごいエネルギー…」



あげは「ま、まだ!速攻魔法、突進!」カチ


《突進/Rush Recklessly》 †
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで700アップする。


ギガンテック「!」攻3000→3700ズッ  ブウウン!!



コナミ「攻撃力が逆転した!反撃の右フックだ!」




ジャック「いいだろう、貴様の攻撃、一撃だけでも͡この身に刻み付けておくこととする」



ドッギャアアンッ



ジャック「ぐ…!だが、/バスターの効果でギガンテックファイターは破壊!」LP4000→3800ズズズ



あげは「!」


ボオオオン!



ジャック「そして、レッドデーモンズが墓地より復活する!」



ごッバアアアアッ!


レッドデーモンズ「!」攻3000


龍亞「これは…」



コナミ「ぐ…」







247: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/06(金) 05:10:08.80 ID:Porser+b0

ズズズズズ


ジャック「とどめだ!レッドデーモンズドラゴン、今こそすべての力を叩き込め!」


レッドデーモンズ「!」ギュウン



あげは「うわわ…!」


MC「この攻撃は決定的だ!」


龍亞「!」



ジャック「アブソリュートパワーフォース!」バッ


レッドデーモンズ「!」


ギュゴオオオッ







バッチイインッ!



コナミ「な、なんだどうなった!」



ジャック「……」


ジャック「そうか!もう一体の戦士族が…」



あげは「ふ……ふ……ふふん、ここで……またにやり」


《ネクロ・ガードナー/Necro Gardna》 †
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1300
(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。


あげは「ネクロガードナーを除外して攻撃は無効に!」



コナミ「そ、そんなもんあったのかよくとっておいたな!」


龍亞「ビビったー……」



あげは(自分の策略が上手くいかなかったりでタイミングつかなかっただけなんだけどね…)





あげは「……な、何度やっても同じ同じ」


ジャック「ふ…」

251: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 02:15:09.25 ID:bawgjQDg0


シュウウウウ


あげは「っはああ…」



ジャック「悪足掻きに過ぎないとは思うが、いいだろう」



ジャック「カードを1枚セットして、ターン終了」バッ 手札1



あげは「ドロー!」シュッ 手札2



あげは「…!」


あげは「死者蘇生発動!」バッ



《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


カアアッ!


ジャック「!」



コナミ「ついにきたー!強力カード!」



龍亞「よみがえらせるのは…」



あげは「相手の墓地の、レッドデーモン・カラミティ!」


《えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ/Hot Red Dragon Archfiend King Calamity》 † 
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守3500
チューナー2体+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
このターン相手はフィールドで発動する効果を発動できない。
この発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):このカードが相手によって破壊された場合、
自分の墓地のレベル8以下のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


カラミティ「!!」ゴバアッ

252: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 02:31:20.27 ID:bawgjQDg0

ドドドドドド


MC[なんと!ジャックのモンスターを僕にしたー!」



遊星「強力モンスターが逆手に取られたな…前のジャックならば激昂してもおかしくなかっただろうが…」



ドドドドドド


ジャック「ふっはっは!敵として改めて感じる威圧感、すばらしい!」



カラミティ「…」ドドドドドド



龍亞「カラミティには効果ダメージを与える効果もあるし…」



あげは「バトル!カラミティでレッドデーモンズドラゴンを攻撃!クリムゾン・アブソリュート・ブレイク!」バッ



カラミティ「!!!」ボッシュウウウウウウウウウウウウウ



レッドデーモンズ「!」攻3000



ジャック「怖ろしい攻撃…だが、速攻魔法を発動!」カチ



《ぶつかり合う魂/Clashing Souls》 †
速攻魔法
(1):自分の攻撃表示モンスターが、そのモンスターより攻撃力が高い
相手の攻撃表示モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
その戦闘を行うモンスターの内、攻撃力が低いモンスターのコントローラーは、
500LPを払ってそのモンスターの攻撃力をダメージ計算時のみ500アップする事ができる。
その後、お互いがLPを払わなくなるまでこの効果を繰り返す。
その戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になり、
ダメージ計算後にその戦闘でモンスターを破壊された
プレイヤーのフィールドのカードは全て墓地へ送られる。


あげは「!」


ジャック「LPを1000払うことで、レッドデーモンズドラゴンの攻撃力を1000Pアップさせる!」LP3800→2800ズズ


レッドデーモンズ「!!」攻3000→4000ズズズ



ドッギャアアアンッ!!!


オオオオオオンッ



コナミ「あ、相討ちか!?」



龍亞「ジャック、全然勝たせてくれないね…つえー…」



オオオオオオン



あげは「…ターン…終了」

253: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 02:35:12.94 ID:bawgjQDg0


ジャック「ドロー!」シュッ 手札2



ジャック「俺も引いたぞ、死者蘇生」



あげは「!」



ジャック「甦れ、レッドデーモンズドラゴン!」バッ



カァアアアアッ



レッドデーモンズ「!!」



MC「三度復活だぁーー!レッドデーモンズドラゴン!」



あげは「う…!」



ジャック「種も尽きたな!いくぞ!」



コナミ「これは…」



龍亞「レッドデーモンズドラゴンの掌が光って」



ジャック「アブソリュートパワーフォー―ス!」



レッドデーモンズ「!!!」ッギャアアアアアアアンッ



あげは「!」


ジャック「今回はこの俺、ジャックアトラスの勝利だ!」


ドオオオオオオンッ







あげは「うわあああーーーー!!!」LP200→0 ザザザアアアッ ピイイイイ




254: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 02:40:54.88 ID:bawgjQDg0


MC「!けっちゃーーーく!」


わあああああああああああああ



カーリー「ジャック――――!」



深影「流石ですアトラス様ーーーー!!!」



わああああああ



遊星「おめでとう」



ジャック「……」



ジャック「!キングはこの俺、ジャックアトラス、相手が悪かったな」



あげは「あうう……」ブスブス……




ジャック「……ふ、龍亞、コナミ、ケアは任せた」ザッ



ザッザッザッザッザッザ…………


コナミ「ああ!」



龍亞「おめでとうジャックー!」



ジャック「そのレディはまだまだ強くなるだろう、楽しみだ」


ザッザッザッザ



MC「KCグランプリの優勝は、やはり下馬評通りジャックアトラスだああああああ!」



MC「流石は元キングといったところか!」



ワアアアアアアアアアアアアア



ジャック「…」ザッザッザ





コナミ「あげはー!」


あげは「……うう…う」


コナミ「…仮面外すぞ」

255: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 02:48:45.73 ID:bawgjQDg0


カチャ


あげは「うううう」ボロボロボロボロボロボロ



コナミ(ガチ泣きしている…)「おしかったな!だが、あと一歩感はすごかったぜ」




龍亞「そうだよ!自信をもって退場しよう!」



あげは「や、やっぱり……かちたかったから…」グス




コナミ「それはもちろんそうだな…肩貸すぜ」スッ




あげは「ありがと・・・」



龍亞「俺も貸すよ!」グッ



あげは「龍亞も…二人とも…ありがとう…」グス



MC「青葉あげはもジャックに遅れて退場だー!!二人のデュエルは素晴らしいものだった!」



遊星「そうだな」



ザッザッザッザッザ…………



ツァン「やっぱりジャック強いなあ」


麗華「頑張りましたけどね…」


雪乃「ふふふ、美しかったわ」


……………………………………


控室



あげは「……はー」



コナミ「あげは、お茶でも飲め」スッ



あげは「ありがと……」


あげは「まあ…自分でも全力でやったからね、悔いはないよ!」



龍亞「そうそう!」 

256: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:00:52.40 ID:bawgjQDg0



あげは「ふー……二人とも、改めて、応援から、なにから、ありがとね」



コナミ「間近で見られてすごい迫力だったぜ」



龍亞「わー、視聴率もすごかったって!人気者だぜあげは姉ちゃん!」カチカチ



あげは「うー……照れるなー…」



コナミ「決勝戦だからな!」



龍亞「でも、これだけ人気だと、コナミ気をつけないと」


コナミ「んあ?」


龍亞「ひひひ、あげは姉ちゃんモテモテになって、彼氏として複雑かなって」


コナミ「そうなの!?」


あげは「は、初耳!?コナミってボクの彼氏だったの!?///」


コナミ「い、いや…多分違うと思うが」



龍亞「そ、そうなの!?二人ともそんなに意識してるのに…」


コナミ「えええええ……」チラ


あげは「…」チラ


コナミ「だ…だめだ龍亞のせいでもう顔が見えねえ…」ガク



あげは「な…なんでよー!///」



龍亞「デートっぽいこともしてたし、そうかなーって思ったのに」




コナミ「と、とにかく、飯でも食いに行こうぜ!」



あげは「うん…///」



龍亞「ええと、俺は…行かないほうがいいかな。どーしよ空気の読み方」



コナミ「こ、来いよこのやろー!変な気の使い方は場を乱すだけだぜ」


龍亞「えー、でもあげはねえちゃんが」



あげは「い、いや、行こうよ龍亞、なんなのその感じ、もー///」

257: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:08:34.14 ID:bawgjQDg0


龍亞「じゃあ俺も行くね!何食べよっかなー!」


コナミ「ふー…」


あげは「…」



コナミ「あげはは何が食べたいんだ?」



あげは「んー…まあ、歩きながら考えようよ」



コナミ「あーそうだな」


コナミ「よっしゃいこう」


あげは「だねー」



龍亞(そっぽを向き合っている…)



龍亞「もー!二人とも、見てるこっちが恥ずかしいよ!」



コナミ「笑わせてくれるぜ!恥ずかしいことなんかねえ!」



あげは「あっはっはっは……///」



龍亞「はー…」



あげは「………ねえ」



コナミ「?」



あげは「手…つないでいこうよ」


コナミ「………………………………そ、そうだな」


あげは「……///」




258: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:10:32.56 ID:bawgjQDg0
あげはルート 終

これからはルートをIFな感じで続きから書いていこうと思いまーす

259: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:15:57.00 ID:bawgjQDg0


数日後


中央広場「…」



ワイワイワイ


ワイワイ


キヤーキャー


コナミ「少年少女が…元気に遊んで」



銀龍「戦いの傷跡も、大分癒えてきたように見えますね」



コナミ「ああ、この前のあげはとジャックの勝負も大盛り上がりだったしな」



セームベル「あんなにボロボロだった街がねー、ほんとすごいやー」



コナミ「だが、高日給な日雇いが無くなっていくのはちょっとまずいな」



銀龍「いつまでも不動さんのところで世話になるわけにも行きませんしね」



コナミ「ああ…遊星は気にするなって言ってくれてるがな…さすがにな」



わーーーわーーー



コナミ「俺があれくらいの時は…マーサの所か…」


260: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:21:30.89 ID:bawgjQDg0


わーーーわーーー


コナミ「いい天気だなあああ…眠くなっちゃうぜ」


セームベル「…ZZZ」


銀龍「ふわああ…」



雪乃「あら、コナミじゃない」ザッ



コナミ「お!雪乃!」



雪乃「ふふ、偶然会うっていうのは嬉しいわね、まるで運命でつながっているみたい」



コナミ「そうだなあ」


雪乃「隣に座っても?」



コナミ「ああ、俺のベンチじゃないしな、どうぞ」

かで
雪乃「ふふ」ストン


コナミ「…」


コナミ「雪乃、仕事の方は順調みたいだな」



雪乃「ええ、おかげさまで」



コナミ「広告とかで結構見るしなー」



雪乃「コナミは、最近どうかしら?」



コナミ「体は健康だが、新しい住処を探してるんだ…ほら、キラーの野郎のせいでアパートが全壊しただろ」



雪乃「そうね……本当に不幸な事件だったわ」



261: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:28:53.45 ID:bawgjQDg0



コナミ「一番不幸なのは店長だが…俺も大変だよ」



雪乃「それで、今は遊星の所に住んでいるのよね」



コナミ「ああ、だがいつまでも住んでるわけにもいかないしな」



雪乃「ふふ、私も男性の所なら何も言わないわ、男性の所ならね」



コナミ「うん……」



雪乃「私も助けてあげたいけど…あなたが許してくれないんだもの」



コナミ「本当に切羽詰まったら頼っちまうかもしれねえけど、そこまで追い詰められてないからな」



雪乃「ふふ…」



コナミ「ごめんな、俺もお前の映画とか舞台とか見たいんだが、こんな状態じゃな」



雪乃「わかっているわ、気にしないで」



雪乃「もう一回、マネジャーをやってくれてもいいのよ?」



コナミ「んー………」



コナミ「ん?」

262: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:39:04.71 ID:bawgjQDg0



ザッザッザッザ



雪乃「?どうしたの……あ」



ディヴァイン「…」ザッザッザ


ライズベルト「…」フワフワ

ヒュプノシスター「…」



雪乃「……ディヴァイン」



コナミ「あいつ…随分とボロボロだな…」



セームベル「!あ、にいちゃーーーん!」


ダッ



コナミ「あ!セームベルがいっちまった」



雪乃「…」ギュ



ディヴァイン「…ん?」


ライズベルト「あ、セームベル!」


ヒュプノシスター「あ!」



ヒュプノ セームベル「「いやーー!!」」ガキイイン



ディヴァイン「ち……その精霊は」



コナミ「よーう」ザッ




263: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:45:47.97 ID:bawgjQDg0


ディヴァイン「コナミ…と、おまえか」



雪乃「…」




コナミ「お前、まだサイコパワーで人助けしまくってるのか」



ライズベルト「はい、今日も…」



ディヴァイン「気持ちが悪い…おまえは何も言わないで良い」



ライズベルト「はーい…」



コナミ「ふーん」



雪乃「でも…随分と身なりが…」



ディヴァイン「ふふふ、指名手配犯の浮浪者らしくなってきたか」



雪乃「…」



コナミ「身なりには気を遣った方がいいぜ」


ディヴァイン「…」



セームベル ヒュプノ「イヤ―!」ガキン



ディヴァイン「用がないなら失礼する…」ザッ



雪乃「あ…」



コナミ「どこかいくのか?」

264: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 03:50:22.05 ID:bawgjQDg0


ディヴァイン「…」


ディヴァイン「どこでもいいだろう」ザ


ライズベルト「エリア12、とかいうところに行くらしいです」



雪乃「エリア12って……元トップスエリアだわ、今も高級繁華街として…」



コナミ「おいおい、そんなところに今のお前がいったら目立つぜ?」



コナミ「そもそもなんでそんなところに…」



ディヴァイン「っち……いくぞ」ザッザッザ



ライズベルト「はい、おーいヒュプノ、いくよ」



ヒュプノ「あ!……う、うん!」



セームベル「まてええええ!」ダッ



コナミ「……とりあえず、ついていってみるか…」



コナミ「雪乃は…」



雪乃「ええ…私もいくわ、彼はまだ、怖いけども」



ディヴァイン「はあ………………勝手にしてくれ」


265: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/07(土) 04:03:17.57 ID:bawgjQDg0

…………………………

ザッザッザ


コナミ「ここか……確かに高層ビルが多くて…」


コナミ「俺とお前…特に目立つぜ」



ディヴァイン「ふん」


ザッザッザッザ


ディヴァイン「…」


ディヴァイン「…………あそこか」ザッザッザッザ


ワーーーーワーーーーーーー
ワアアアアアア



コナミ「お…なんだあれ…人だかりが…」


雪乃「あ…!そうよ、思い出したわ!今日は…」



ディヴァイン「…」ザッザッザッザ









「主演を務めた、ミスティ・ローラさん!」ワーーーワーーー



ミスティ「はい」



「なるほど…役に入り込むためにジム通い、そして語学の勉強を!」



ミスティ「ええ…今回の映画の役は、自分でも思い入れが深くて」



「暴虐によって弟を失った悲劇の主人公の復讐劇……重い設定ですが」



ミスティ「ええ、映画の中の彼女がどんな思いで………復……讐を…」



ディヴァイン「…」









雪乃「ミスティローラ主演の映画の…完成披露会見…」


コナミ「あ…本当だミスティだ……」

274: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 02:46:48.28 ID:1tQNRc8I0


ディヴァイン「…」


ザッ


ミスティ「……」


「ん?ミスティさん?」


「…あの、トレンチコートの人、どうかしましたか」



ミスティ「……ええ…いえ、じろじろ見てしまったわ、暑くないのかと思って…」



「まあ確かに…」


「ははは、ではこの映画でー……」


ワイワイ



コナミ「ミスティの弟、たしかトビー…は、ディヴァインのサイコデュエリスト開発の過程で殺された」



雪乃「ええ……それを知った彼女は…地縛神でディヴァインを食い殺した…でも、こうして今まで彼は生き延びて」



ディヴァイン「…」



ディヴァイン「…」スッ



コナミ「あれは、懐からカードを取りだしたぞ?」



ライズベルト「ディヴァインさん…?」



275: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 02:57:57.26 ID:1tQNRc8I0

ディヴァイン「…」


ディヴァイン「!」シャッ


ヒュオオッ!


オオッ



ミスティ「!」ピシイッ



コナミ「流石デュエリスト…鋭いカード投擲も人差し指と中指の間でキャッチだ」



雪乃「あのカードは…?」



「わ……あぶない…!」


「なんですかあの人…警備員の方!」


「カードをミスティさんに…」



ミスティ「…」カサ



ディヴァイン「………いくぞ」ザッ



ライズベルト「あれ、もういいんですか?」



コナミ「なんだよあのカード?」ザッザッザ



雪乃「…」



ディヴァイン「奴に絶好の舞台を用意してやったまでだ」

ザッザッザ









ミスティ「あれは……トビー…いえ…コナミね………本当によく似ている…」



276: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 03:08:22.97 ID:1tQNRc8I0


ザッザッザッザ


コナミ「だが、ミスティはお前が地縛神に食われて消滅したと思ってんじゃねえかと考えてたが、冷静だったな…」



ディヴァイン「ニュースで報道されているからな私は、知ってても何も不思議はない」



雪乃「そうね…じゃあ、十六夜さんももしかしたら」



コナミ「知ってる可能性は高えなあ」



ザッザッザ



ライズベルト「あの人悲しい目をしていましたね、ディヴァインさんを見る目は一転憎しみが宿ってましたが」



デイヴァイン「くっく……優しいもんだ」



ディヴァイン「私が奴なら私など生存を確認した時点で殺しに行ってる」



コナミ「ふー…」



雪乃「……ミスティは、貴方を何よりも憎んでいる」



雪乃「会わないのが…あなたにとっても彼女にとってもよかったんじゃないかと私は…」




ディヴァイン「………くくく、そう単純でもあるまい」



ディヴァイン「貴様たちは無関係、余計な口出しは無用だ」



コナミ「………まー……究極そういう事なんだよなあ」


ザッザッザッザ



……………………



277: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 03:22:26.84 ID:1tQNRc8I0


その日の夜



レストラン


遊星「乾杯」


アキ「乾杯」


アキ「ごめんなさい遊星、二人で食事がしたいだなんてわがままを突然」



遊星「いや、俺も楽しみにしてた、気にすることはないさ」



アキ「そう、それにしても。ふふふ」



アキ「遊星が飲食してるところ、なかなか見られない気がするわ」



遊星「そ、そうか…人並みに食べてるはずなんだが」



遊星「ふう……アキ、出発はいつだ?」



アキ「そうね…私の癒す力はほかの街でも役に立てる…一週間以内にはこの街を発とうと思ってるわ」



遊星「そうか…ふ、サイコパワーの真髄は癒しの力……お前なら多くの人を助け、救い出すことができるだろうな」



アキ「そうありたいわ、今まで傷つけてきた分はどれだけ癒しても消せはしない、けど、少しでも償えるなら」



遊星「……ジャック、クロウは既に外国で行われている大会に出場するために、龍亞龍可は親御さんの元へそれぞれ帰って行った」



アキ「ふふ、今度こそ長い別れになりそうね」



遊星「そうだな、だが、オゾンの下でつながっている、問題はないさ」



ppppppp


アキ「あら、ごめんなさい連絡が」



遊星「ああ」

278: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 03:26:50.52 ID:1tQNRc8I0

pppp


アキ「………」p



アキ「……え、この名前…」



遊星「…」



アキ「まさか………」



遊星「?」



アキ「ディヴァイン…だわ」



遊星「ディヴァイン…そうか…アキ、お前はディヴァインが生きていたことは…」



アキ「それは…ニュースでもやってたし…脱獄したとは聞いていたけど」



遊星「……なぜ、今ごろメールを…俺や他人にもみられる可能性は承知のはず…アキ、見てみてくれ」



アキ「ええ……」p



アキ「…………これは……地図ね」



遊星「地図…ネオドミノシティか」



アキ「ええ……それも、これって…!」


遊星「!」




………………

279: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 03:33:22.19 ID:1tQNRc8I0


数日後


中央広場


ミーーーンミンミンミン



コナミ「…」



コナミ「元竜魔王だよ俺…油売ってる場合じゃないよー」



銀龍「バイト生活からは中々抜け出せませんねえ」



コナミ「まったくだ…」



わいわい わいわい



コナミ「デュエル楽しそうだなあ、モーメント回転のために俺もやるか…」



雪乃「コナミじゃない」ザッ



コナミ「おう雪乃!数日ぶりだな、おはよう」



雪乃「ふふふ、おはよう、隣いいかしら」



コナミ「どうぞどうぞ、むしろ占領してて悪かったな」



雪乃「お邪魔するわね…コナミは、ここで何か?」ストン



コナミ「いや……とくには何も…だが、ディヴァインのやつをなんとなくでは探してたんだ」



雪乃「ああ……彼、少しこの前、雰囲気が違かったものね」



コナミ「そうなんだよ、笑っちゃいたが、精神的にガタが来てるんじゃねえかと思ってよ」



280: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 03:41:10.21 ID:1tQNRc8I0


雪乃「そうね…私は、彼に対して恐怖しかないわ」



コナミ「ああ、だってもう少しで火あぶりの刑だったからな、わかる」



雪乃「彼が、その、人々のためにサイコパワーを使っているというのは素晴らしいことだと思う」



雪乃「でも、あの時の恐怖が消えることはない……これは多分、ミスティの憎しみも同じだと思うの」



コナミ「そんなもんだろうなあ、むしろ、何をいまさらって余計にムカついちゃうかもな…」



雪乃「……私たちが彼にできることって…」



コナミ「………ふー」



コナミ「まあ……あいつが見つからないんじゃ何言っても…」




コナミ「あ………遊星と十六夜」



遊星「コナミ、それと藤原」



アキ「藤原さん、コナミ、久しぶりね、おはよう」



コナミ「おはよう、ジャックたちはもう出発したって聞いたから、お前も居なくなったとばかり思ってたぜ」



アキ「ええ、明日には発とうと思ってるの」

281: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 03:46:50.38 ID:1tQNRc8I0
ザッザッ



雪乃「じゃあ今は、チャンピオンと一緒に思い出作りのデートかしらね」



コナミ「愛なの?愛なの?」



アキ「もう、からかわないでちょうだい」




遊星「だが、いいところであったかもしれないな」




雪乃「それはダブルデート申し込みかしら」



コナミ「ダブル…だと」



遊星「いや……あいつ、ディヴァインと恐らく一番話せるのはコナミ、おまえだろう」



コナミ「!デイヴァイン・・・?お前十六夜の前だぜ…」



アキ「流石に知っているわ、彼が生きていたことくらい」



コナミ「そ、そうか……そうだよな遊星はそんなミスしないな」



雪乃「……え、その、ディヴァインがどうかしたのかしら?」



遊星「先日アキの端末にメールが来たんだ…ディヴァインからな」



コナミ「なに…」


282: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 04:04:20.95 ID:1tQNRc8I0


雪乃「直接十六夜さんに…」



アキ「私も驚いたわ……内容は、地図だった」ピ



コナミ「どれどれ……ここって…公園か?」



遊星「ああ、だが数年前はアルカディアムーブメントが建っていた場所だ」



コナミ「あー……そういえばそうだな」



雪乃「シティとサテライトが一つになった際の大規模建造で、あの場所は公園になっていたわね…」



コナミ「つまりそれは、ここに来いってことか…日付は」



遊星「今日だ、それで俺たちは今からDホイールで向かおうと思ってる」



アキ「ええ、私としても、これは避けては通れないことだから」



コナミ「なるほどな……じゃあ、俺もいくぜ」



遊星「ふ、そうしてくれると心強い」



アキ「そうね、藤原さんは…」



雪乃「私も…行くわ、いざとなったらコナミ助けてちょうだいね」



コナミ「任せㇽオ」



遊星「……ディヴァインか」

283: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/14(土) 04:13:39.34 ID:1tQNRc8I0

…………………………


同時刻



ネオドミノシティ大公園



ディヴァイン「……」



ディヴァイン「…」



ザッザッザ



ミスティ「…ディヴァイン、このカードに書かれていた場所、つまりここ、アルカディアムーブメント跡地に何があるというの」



ディヴァイン「…これはこれは、あのミスティローラが来てくれるとは光栄だ」



ミスティ「ディヴァイン……二度とふざけないで、次私は理性を抑えられないかもしれないわ」



ディヴァイン「………ふん」



ライズベルト「……す…すごい憎しみの……うう」



ヒュプノ「うううう…」



ディヴァイン「…ついてくるといい、今日で憎しみの日々から解放してやる」


ザッ

ザッザッザッ



ミスティ「……」

290: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/18(水) 21:39:18.58 ID:2Xn1VQB70


ザッ


ディヴァイン「…」


ミスティ「どこへ」



ディヴァイン「女子トイレだ、そこにアルカディアムーブメントの遺産がある」



ミスティ「…トイレに遺産が…?」


ザッザッザ



……………………



ディヴァイン「一番奥の個室トイレのタイルのひとつがはがれる」パコン



ミスティ「これは…」



ディヴァイン「そしてパスワード、指紋、網膜」ウイイイン



ガコッ  ゴゴゴゴゴゴゴゴ



ミスティ「う…沈んでるわ」



ディヴァイン「隠し通路として残っていたのさ、正規の入口は封鎖されてしまったからな」


ウイイイイイン




291: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/18(水) 21:50:11.29 ID:2Xn1VQB70


ウイイイイイイイン

イイイイイイイイイイイイイイン

ガコン



ミスティ「…」



ディヴァイン「ついた、いこうか」ザッザッザ



ミスティ「…」ザッ



ミスティ「これは……この装置は」



ディヴァイン「懐かしのサイコデュエリスト開発機構へようこそ、埃被ってはいるがまだ現役そうだな…素晴らしい」



ミスティ「開発…」



ディヴァイン「そう、こっちだ」ザッザッザ


ザッザッザ



ミスティ「…」



ディヴァイン「そこの寝台に寝かせ、コードを体に繋ぎ刺激を与え肉体に負荷をかける」



ディヴァイン「それによってサイコパワーを秘めた人間の潜在能力を引き上げる」



ミスティ「負荷ですって…?」


292: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/18(水) 22:01:59.84 ID:2Xn1VQB70


ディヴァイン「そう、それによって不幸な不幸な事故も多発した」



ディヴァイン「たしか………このファイルか」ゴソッ



ミスティ「ディヴァイン」



ディヴァイン「…なるほどなぁ死者は12人、なかなかの数字」パラパラ




ディヴァイン「見てみるといい、6人目だ」サッ




ミスティ「……6人目…!トビー…」パラ…



ディヴァイン「そうだ、お前の弟は不幸にも肉体に限界が訪れここで果てた」



ディヴァイン「社会的には事故となっており病院でお前もそう聞いただろうが、真実はこれさ」



ミスティ「……トビー…!………」グググ



ディヴァイン「…12人か…」



ガタン!


ミスティ「…!ディヴァイン!貴方が弟を殺したことなんてすでに知ってたわ、なぜ今ごろ私を激怒させるような真似を!」



ミスティ「何故私の目の前に今ごろ現れたの!」



293: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/18(水) 22:15:23.39 ID:2Xn1VQB70


ディヴァイン「…」



ミスティ「はあ……はあ…」



ディヴァイン「……………………ふふふふ」



ディヴァイン「美しい顔にそんな眉間の皺は似合わないぞ」



ミスティ「虫唾が走るわ!殺されたいのディヴァイン!」



ディヴァイン「そんなお前のために遺恨試合をしてやろうと思ってな」



ミスティ「…遺恨試合ですって…」



ディヴァイン「ついてくるといい、戦いの場に案内しよう」

ザッ



……………………………



ミスティ「ここは…デュエルフィールド」



ディヴァイン「そうだ、かつてサイコデュエリストたちの能力を確かめるために使用していた」



ディヴァイン「かつてはヘッドギアを被ることで痛烈な肉体のダメージと共にデュエルが楽しめた」



ディヴァイン「ここでも私の野望のために何人も死んだな…」



ミスティ「ディヴァイン、貴方は死んでいった人間に対してそんな他人事のように!」



ミスティ「今、この時になっても当時を思い出して懺悔の精神は生まれないというの!」




ディヴァイン「はははは!面白いこと言う」


294: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/18(水) 22:23:36.52 ID:2Xn1VQB70


ミスティ「!ディヴァイン……貴方の精神はやはり壊れているわ、暗黒に染まりきっている!」



ディヴァイン「ひどい言われようだ…私だってすまないとは思っているさ」



ディヴァイン「だからこうして、ここで遺恨試合を行ってやろうって言うんだ」



ディヴァイン「もっとも、私が勝てばお前も肉体に深刻なダメージを負い、ひとまず復讐されうる面倒な人間は消えてくれるから私のためでもあるんだがな」




ミスティ「その口を閉じなさいディヴァイン」



ディヴァイン「やらないのか、お前の弟の血で両手が染まっている私が目の前にいるというのに」



ミスティ「………」



ディヴァイン「成功しきった人生が惜しいか、それはわかるな…大切な弟とはいえ過去の存在だ、華やかなこれからのお前の…」




ダンッ!



ミスティ「デイヴァイン…!私がだまらせてあげるわ…他の私と同じ境遇の人のためにも…トビーの冥福のためにも…貴方はこの世にいてはならない!」




ディヴァイン「あっはっはっはっは!!」




296: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/18(水) 22:32:01.22 ID:2Xn1VQB70

…………


ネオドミノシティ大公園


キキイイッ


ザッ



コナミ「大きい公園だなあ」



雪乃「でも…こうも広いとデイヴァインがどこにいるか」



アキ「多分……私は分かるわ」



遊星「アキ」



アキ「三人とも、ついてきて」


ザッザッザッザ



ザッ


アキ「多分、あそこに」



コナミ「トイレにいるのか?それが分かるお前もどうなんだ…」



アキ「もう、さ、ついてきて」ザッ




コナミ「しかも女子トイレかよ!ディヴァイン女だったのか…そんなわけあるか」



遊星「信じられないな…」



297: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/18(水) 22:42:43.64 ID:2Xn1VQB70



アキ「正確には、個室トイレにアルカディアムーブメントの設備への隠し通路があるの」



コナミ「なにその事実!?」



遊星「いまだにアルカディアムーブメントの…」



アキ「でも、私も利用してたのはアルカディアムーブメント時代だったから…今でも動くのかしら…」



雪乃「あ…タイルが開いて」




アキ「ええと・・・確かパスは」ピピ



アキ「…」ピピ ピッ



遊星「厳重な認証だな…」



ガコンッ

ウイイイイイン


コナミ「おお……すげ…動いてるぜ」



遊星「ディヴァインは何を…」



雪乃「…」



コナミ「あいつミスティにも何か送ってたからな、何してんだろうな」




アキ「え!?……ミスティとディヴァインだなんて…」



303: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 01:06:31.13 ID:F1u3ptdh0


ガコオン


アキ「ついたわ、行きましょうみんな」



ザッザッザ



遊星「…ここがアルカディアムーブメントか、流石に活動は停止されてるみたいだが」



コナミ「蜘蛛の巣とか結構あるぜ…」



雪乃「でも…ここにディヴァインはいるのかしら」



アキ「きっといるわ…そしてミスティも」



ザッザッザ



アキ「う……予想はしてたけど…やっぱりここに来ると……胸が痛くなるわね」



遊星「アキ…大丈夫か?」



アキ「ええ……ディヴァインも…きっと」



ズズゥウンッ!!!!!!!



コナミ「うお!?なんだ……今のは地震か……」




304: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 01:12:12.64 ID:F1u3ptdh0


雪乃「ひ!?」


グゴゴゴオオッ


グラグラ


遊星「く……!?地震じゃない…なんだこの衝撃は」



コナミ「爆弾が破裂したみたいな音だぜ…」



アキ「こ……この感じ…サイコパワー…」



コナミ「何!」



遊星「癒しが真髄のサイコパワーも…使い方を誤ればここまで…そして、ということはやはりディヴァインが!」



雪乃「誰かにサイコパワーで攻撃を…?」



コナミ「んー……そうなのかね…?」



アキ「とにかく、急いで向かいましょう!ついてきて!」ザッ!!



遊星「ああ」ザザッ!



コナミ「ディヴァイ―ン!」ザザザッ




コナミ「ん?」

305: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 01:18:48.85 ID:F1u3ptdh0


ライズベルト「!あ、コ…コナミさん!」



ヒュプノシスター「あわわわ」



コナミ「お前らはディヴァインの精霊!ってことはやっぱりここか、どうした慌てて」



遊星「何…カードの精霊が…?」



アキ「そこに居るのね…」



ライズベルト「デ、ディヴァインさんが大変なんですよ!僕達の言葉ではもう止められません!」



ヒュプノ「ご、ご、ご主人が…あわわわ」



セームベル「ぱにくってるねー、なんかやばそう…」



コナミ「ディヴァインがデュエルで誰かを傷つけたのか…?」



ライズベルト「い、いえ……とにかく僕についてきてください!」ダッ



コナミ「おお!みんな、俺に続け!」ダッ



雪乃「あ、コナミ!」



遊星「アキ、コナミについていこう!それで大丈夫か?!」




アキ「そうね、分かったわ!」


ダッ




306: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 01:30:39.91 ID:F1u3ptdh0

………


ズズウウウンッ



コナミ「衝撃が近くになってきた!」



遊星「コナミ、この先にディヴァインとミスティが!?」



コナミ「そのようだぜ!」



雪乃「ミスティが危ないのね…」



アキ「…」


ザザッ



ライズベルト「つきました!そこの窓ガラスから下を覗いてください!」



コナミ「ここか…!おいディヴァイン!」



アキ「ミスティ!」






ミスティ「はあ…………はあ………」LP4000



ディヴァイン「ゴホ……はははは……こんなものか…」LP3200



遊星「どうなってる…傷付いているのはディヴァインの方だ…まさかミスティにサイコパワーが…」



アキ「い………いえ…ここの舞台はかつてサイコデュエリストを戦わせて訓練するフィールドで…サイコパワーの無いデュエリストでもフィールドの技術で現実にダメージを発生させることができるの」



雪乃「つまり…ディヴァインはお互いが相手を傷つけられる舞台でミスティと雌雄を決しようと…」



コナミ「いや…これは」



307: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 01:40:47.90 ID:F1u3ptdh0


ミスティ「…私は…バッドエンドクイーンドラゴンでディヴァインにダイレクトアタック!」ばっ



バッドエンドクイーンドラゴン「!」ブオオオン



ドギャアアンッ!!



ディヴァイン「ぐわああああああっ!!?」ザザアアッ LP3200→1300



ブワァアッ



雪乃「ひ!?な……何あのダメージは…あんなのを生身になんて!」



コナミ「おいおいおい…ディヴァイン!」



遊星「なんだこのデュエルは…」



アキ「ディヴァイン!ミスティ!」



ミスティ「はー……はあ…」



ディヴァイン「~~~~~っぐうう!」ギギッギギ



コナミ「ディヴァインの足が変な方向に…おい中止だ!」



ミスティ「ディヴァイン!バッドエンドクイーンドラゴンの効果で手札を一枚捨ててもらうわ!」シュッ



ディヴァイン「~~~~っぐううあ………いいだろう……」シュッ



ミスティ「……………タ……ターン終了…」




308: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 01:52:04.35 ID:F1u3ptdh0


ディヴァイン「はー……はー…………あ…く…」



ディヴァイン「ドロー…」シュッ



コナミ「聞いてんのかディヴァイン!サイコパワーの出力が高すぎだ!」ダンッ




ディヴァイン「…はあ…来たか…アキ…予想通り余計なのがいくつかついてきてるが…まあいい…」



ディヴァイン「ドローしたことによって、場の神の恵みが二枚発動する!」




ディヴァイン「LPが1000回復っ………はあ……」パアアア LP1300→2300


シュウウウウ


雪乃「あ…足も治って…傷も」



ミスティ「ディヴァイン………」


ディヴァイン「そして、さっき捨てたのは堕天使マリー……スタンバイフェイズに200P回復する…」LP2300→2500 パアア



遊星「堕天使マリー…そして神の恵み…サイキック族じゃない、奴のデッキじゃないのか…」



コナミ「回復しまくってるな…」



ミスティ「あなた……私を侮辱してるのね、ずっと回復の繰り返しで私を攻める行動は一回もとらない」



ミスティ「デュエル前の挑発的物言いも結局はブラフだった!貴方は私に傷つけてほしいだけなんだわ!」



ミスティ「そしてそれで…トビーや………他の殺めた人たちの償いとしようとしている…」



ミスティ「自分が罰がほしいために、今更私に会いに来て、アキさんを呼んで!今更!」



ディヴァイン「……はっはっはっは……!ミスティ・ローラ…少し違うな」

309: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 02:08:53.48 ID:F1u3ptdh0


ディヴァイン「今更言われるまでもない……私の血は呪われている…ゴホ」



ディヴァイン「何人も殺めて…アキやお前たちを不幸にした……」



ディヴァイン「お前だって私を今の今に至るまで殺したいほど憎んでいるはずだ」



ミスティ「そうよ、だから決闘を受けたの、本気で貴方を乗り越えるためにね、しかし貴方はそれを侮辱したわ」



ディヴァイン「ダメなんだミスティ・ローラ…私はお前を傷つけることはできん」



ミステイ「腑抜けたのね…」



ディヴァイン「それは否めない…だが、私は罰がほしいんじゃない…」



ディヴァイン「私が救われる必要はない…だが…お前たちは救われなくてはならない」



ミスティ「………」



ディヴァイン「私を恨んでいる者たちのためにお前は私を痛めつけなければならない…気が済むまでな」



ディヴァイン「お前の責任でもあるんだよ」



ミスティ「それで…最終的には殺してほしいと…?私に、セキュリティのお世話になれって言うの?」



ディヴァイン「その必要はない…このデュエルでは命までは奪われないようにセットされている…ダメージは自分のサイコパワーでどうにでもなる…そして、私の最後のけじめは私でつける」



ディヴァイン「お前はトビーの仇である私に溜まった憎しみをぶつければいい…」



コナミ「何を言い出すんだディヴァインの野郎…」



310: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 02:28:12.21 ID:F1u3ptdh0


アキ「ディヴァイン!貴方は十分に償ったわよ!コナミから聞いたわ…世界を護るために何度も戦ったって」



アキ「貴方が罪なら私も罪!共にミスティに謝らせて!」



ディヴァイン「アキ、お前は私とは違う、お前の罪の意識を芽生えさせるきっかけを作ったのも私だ」



ディヴァイン「狂気の男を見届けてくれ」



遊星「ディヴァイン…」



雪乃「コナミ…ディヴァインはとても不器用で歪んだやり方を…私たちは…」



コナミ「まあな、だけどこういう話で無関係者が入り込むのは…冷たいと思われるかもだが俺はやりたくない」



コナミ「あのディヴァインがけじめをつけたいって言うんだ…くそ」



コナミ「遊星おまえはディヴァインをどう思う」



遊星「俺は…勿論何人もの人を殺めた罪は生涯消えない、かつての俺なら狂気の男と片づけていたかもしれない」



遊星「だが知ってしまっている、ディヴァインの魂を、世界を護るために戦ってくれた奴を」



遊星「どんなにどす黒い過去を持っていたって未来は変えられる、サイコパワーという力も使い方によっては多くの人を助けることができる」



遊星「そして今日までディヴァインはそれを実行してきた…俺の耳にも入っている…俺にやつを責めることは…できない」



アキ「ディヴァイン、無理よ見届けるなんて…貴方は私に居場所を与えてくれたの…歪んでいたとはいえ心の支えになってくれた…」



アキ「貴方は十分償ってきたわよ!ミスティにだって通じるわ…わかってくれるわ!」

311: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 02:48:05.42 ID:F1u3ptdh0


ミスティ「…」



ディヴァイン「…私もな、今更ながら分かったんだ」



ディヴァイン「近親者の死は重過ぎる…アキ、通じる通じないじゃなくもはや手遅れだ」



ディヴァイン「言葉なんて軽い…血は血で清算する、それ以外にはない…ゲホ…」」




雪乃「そ、そんな……彼は…じゃあ最後には自ら命を…」



コナミ「言われてないのについてきたのは俺たちだが…黙って見過ごすわけにもなあ…」



遊星「ああ…俺も奴が死ぬのは見過ごせない…なんとか…何とかならないのか」



ディヴァイン「私は…ターン終了だ」



ミスティ「…ドロー」シュッ



ミスティ「……トビー…お姉ちゃんが…今……そして…同じ境遇の人々も…」



ミスティ「……バッドエンドクイーンドラゴン!ディヴァインを攻撃!」バッ



バッドエンドクイーンドラゴン「!」ブオオオンッ!!



アキ「ミステイ ディヴァイン!」



ドオオオンッ!!!




ディヴァイン「っぐあああああ!?」ザザザザザアッ LP2500→600


オオオオオンッ


コナミ「くあ…!」

312: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/10/27(金) 02:58:37.44 ID:F1u3ptdh0

オオオン


ディヴァイン「かは……」

ザザアアア……




遊星「く……二人とも……やはりこれは間違っている!俺は黙ってみているわけにはいかない!」



アキ「遊星!」



コナミ「流石遊星!と言いたいが……今回ばかりは俺もお前も…」




遊星「こんな歪んだデュエルは認めるわけにはいかない…ディヴァインが回復したら介入させてもらう…」



シュウウウン…



ディヴァイン「かはっ…………はあ………」



ミスティ「…」



ディヴァイン「…く…はあ…」ザリ



ミスティ「…」



ディヴァイン「…………何の涙なんだ……」




ミスティ「…っ…」ポロポロ…



ミスティ「何故なのディヴァイン…っ……貴方は…っ……」



ミスティ「何故……今頃…人々のために…動くようなことをするのよ…」ポロポロ




ミスティ「邪悪なあなたならっ…………………く…っ…こんな気持ちには…っ…」ボロボロ



318: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 05:39:15.97 ID:gQh39P+B0


ディヴァイン「……」グググ…



ディヴァイン「はあ…はあ…」



ミスティ「く…………貴方の事を生涯許すことはできない…けど」グス



ミスティ「それなら私だってダークシグナーとなって多くの人の魂を地縛神の生贄にしてしまったわ…」



ディヴァイン「私が復活してるんだぞ、他のやつらが復活してないはずがなかろう」



ミスティ「100%ではないわ……当時のサテライトの人達は…管理が行き届いてなかったもの」



ミスティ「死人に口なし…そうでしょう」



ディヴァイン「…お前がそれを勝手に悔やむのは勝手だが…ゲホ…」



ディヴァイン「憎き私への復讐とは関係ない…」



ミスティ「ディヴァイン、もう終わりよ……私にこれ以上貴方は責めることはできない」



ディヴァイン「………」



ミスティ「貴方が望むのは…強烈な罵倒と肉体へのダメージなのでしょうけど…私にはそれをしてあげる義理もない…」



ディヴァイン「違う…お前は他の犠牲者の分まで」



ミスティ「他の犠牲者ではなくて、貴方のためでしょう…?自分勝手なのはいつまで変わらないようね」



ディヴァイン「く……げほ…」

319: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 05:58:18.37 ID:gQh39P+B0


ズダッ



遊星「ディヴァイン、もう終わりだ、これ以上ミスティを困らせてはいけない」ザッ



遊星「それは二人にとって何のメリットもない」



ディヴァイン「………はっはっはっは!流石は英雄出しゃばってくるじゃないか…」



遊星「ディヴァイン……確かに甘いことを抜きにするなら、絶対に和解なんてできない相手というのもいるかもしれない」



遊星「俺が入り込める話ではないが…お前は何度も人々を救い、人のために動いてきた、だからこそミスティはここまでお前に対して気持ちを抑えていられる」



遊星「過去は忘れられないが、未来に生きることでお前も救われるはずだ…自害なんてしないでもっとこの世の行く末を見届けてほしい」



ディヴァイン「……」



ミスティ「……ま、サイコパワーが強力な能力であることは疑いようはないし、私もその方が有意義だとは思うわね」ゴシゴシ



ミスティ「私の前には、できれば現れないでほしいけどね…できれば」フウ…




ディヴァイン「……ふふふふ………」



ディヴァイン「……私のターン、ドロー」シュッ LP600→1600→1800 パアアア



ディヴァイン「………ふう……」パアアア



コナミ「おお…傷が」



アキ「ディヴァインもサイコパワーを癒しの方向に…」



雪乃「チャンピオン・・・これくらいの高さなら躊躇いなく踏み出せるのね…」



320: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 06:04:48.84 ID:gQh39P+B0


ディヴァイン「…」



ミスティ「…」



ディヴァイン「あとで私の腕を奪っておくべきだったと後悔しても遅いぞ…いいんだな」



ミスティ「くどいわね…精々世のため人のため生きていきなさい」



ディヴァイン「ふう…興ざめもいいところだ」カシャンッ 



ミスティ「…」カシャンッ


シュウウウウウン


コナミ「デュエルが終わった……」


アキ「ディヴァイン……ミスティ…よかった」




雪乃「はあ……心臓に悪いわ…」



ライズベルト「マスター…僕もホントにほっとしました……」


ヒュプノ「はあ…」



コナミ「いや…でもディヴァインこの後自害するって…」



ライズベルト「え…?いえ、マスターはそんなこと言ってませんよ…確かにややこしくこけじめをつけるって言ってましたけど…」




321: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 06:34:42.87 ID:gQh39P+B0


………………


シュウウウウン


ディヴァイン「こんな肩透かしな結果で終わるとは思わなかった…」



コナミ「お前見てるこっちはハラハラだって」ザッ



遊星「ふう…」



ミスティ「…」



アキ「ディヴァイン…」



ディヴァイン「アキ…お前にとってはトラウマを蘇らせるだけだとはわかっていたが…私が責められることでお前の負の歴史の責任は私にあると再確認してほしくてな…無理を言ってすまなかったよ」



アキ「責任は貴方だけではないわ…アルカディアムーブメントの思想に染まりきっていた私も貴方と何も変わらない…」



アキ「もう……こんなことはやめて」ギュ



ディヴァイン「………」



雪乃「ディヴァイン、貴方は、その…これからどうするの」



ディヴァイン「私はさっき言ったように、自らの存在にけじめをつける」



コナミ「自害するんじゃねえんだよな…?ライズベルトから聞いたけど、結局なんなんだ?」



ディヴァイン「…………………あまりみたくない顔だが、仕方あるまい」スッ



322: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 06:41:02.38 ID:gQh39P+B0


アキ「それは…カード?」



遊星「次元の裂け目のカードだ…」



ディヴァイン「発動!」バッ



グゴオオオオオオオッ



オオオオオオン



コナミ「うお!異次元の裂け目ができた…まさかカイバーマンの所に行くのか?」



セームベル「うっそー!久しぶりにおにいちゃんと一緒に家に戻ろうかな!」



ヒュプノ「二人きりにはさ、させない…」



コナミ「だが…いや…これは違う裂け目っぽいな」



ミスティ「…あ……頭が追いつかないわ、まさか次元が裂けるなんて…サイコパワー…」



ウォンウォンウォンウォンウォンウォンウォン!!!!!



遊星「な、なんだ!?」



コナミ「この音は…クルマか!?」



ディヴァイン「ち…うるさい…」



アキ「じ、次元の裂け目からよ!」



ウォンウォンウォンッ!!!



323: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 06:52:26.45 ID:gQh39P+B0

ギャギャギャギャギャギャギャギャギャッ



コナミ「!」



ミスティ「な…何か来るわ…」


キキイイイイイイィイッ!!!!!



メタルフォーゼ・ゴルドライバー「ヒャアアアアアアアッフウウウウ―――――!!!」ギャギャギャギャギャギャザザザザアアアアアアッツ



コナミ「うおおおあ!?」


遊星「セ、精霊か!?」



アキ「何あのモンスターは!?」



シュウウウウウ



ゴルドライバー「正義の味方参上!」



ディヴァイン「…」



ミスティ「モンスターなの…これが精霊…?」



コナミ「そうか…次元の裂け目が開いたから精霊が見えるように」



ゴルドライバー「次元の裂け目が開いたら迎えに来いだったなディヴァイン!速攻で来てやったぜ!」



雪乃「正義の味方…?」



アキ「迎えに来たって…ディヴァインを?」




ディヴァイン「…そういう事だ、俺はこの世界を出て、こいつらと共に征く」



コナミ「何!異世界へ行こうってのかディヴァイン」



ゴルドライバー「ああ、彼のクールでスペシャルなパワーは弱肉強食のバイオレンスな次元では役に立つからな!正義の味方として戦ってもらうことにしたのさ」



コナミ「た…確かにこの世界みたいに安定してる次元はそう多くない…無秩序な弱肉強食の世界だらけだが」



ゴルドライバー「弱気を助け強気を挫く、そんな素敵な活動だぜ!」ドルンドルン




324: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 07:01:00.80 ID:gQh39P+B0


雪乃「…正義の味方…」


コナミ「似合わない…似合わなすぎる」



ディヴァイン「うるさい、私は別に正義の味方などしない」



ディヴァイン「ただ好きに暴れられる相手がほしいだけさ」



遊星「…ディヴァイン、お前はサイコパワーを癒しの力としてもっと使う気はないのか…」



ディヴァイン「ふ…私の本質はどこまでも悪…悪いがその気はない」



遊星「ふう………ふふふ、お前みたいなひねくれた人間は俺も初めてだ」



遊星「ゾーンもゴドウィンもどこまでもまっすぐだった…」



ディヴァイン「はっはっは!」



コナミ「けじめってこういうことだったのか…この世からいなくなるのは確かにそうだな…」



コナミ「あ、てことはお前たちも?」



ライズベルト「はい、僕達もついていって様々な次元を見て回ろうと思ってます」


ヒュプノ「新婚旅行……♡」ギュ



セームベル「は?は?は?」



セームベル「は?」



コナミ「セームベル、お前はどうするんだ?多分、兄ちゃんとはしばらく会えなくなっちまうぜ」



せームベル「………うー」



ライズベルト「セームベル、お前がしたいようにするべきだ」



セームベル「んーーーー……」



セームベル「コナミは……どう思う?」



コナミ「俺は…やっぱり兄妹一緒にいたほうがいいと思うぜ、俺もお前が居なくなっちまうのは寂しいが、それでもな」



セームベル「そっかー…」

325: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 07:09:29.87 ID:gQh39P+B0


セームベル「…」


セームベル「…………」






セームベル「………決めた!コナミ、あたしのカード無くさないでよ!それがあればあたしは居場所が分かるんだから!」



コナミ「!ああ、当たり前だぜ、たまには顔見せに来いよ!」グッ



セームベル「うん!月一くらいで行くからね!」



コナミ「結構来るな…」



セームベル「あたしはお兄ちゃんと一緒に行くことにします…しばらく甘えられなかったことだしさ…」



セームベル「今日まで、すごく楽しかった!ありがとうコナミ、ジェネコン君!銀龍ちゃん、戦士くん!」



ジェネコン「ギー…マタ会オウ」


銀龍「うわああああああああああああああああああ!!!!!元気でいてくださいねえええええええええええええ」ボロボロボロボロボロボロボロボロ


霞の谷の戦士「兄としあわせにな」


コナミ「達者でな!ディヴァイン、セームベルは任せたぜ」


ディヴァイン「勝手に任せるな…クソ……荷物が増えた」


セームベル「おにいちゃーん!」ギュ


ライズベルト「甘えん坊はかわらないなあ」ギュ


ヒュプノ「ぬー………」



遊星「コナミの周りにもあれだけの精霊が」



雪乃「…」



アキ「目撃できるのもレアな経験ね…」



ミスティ「本当に…」



326: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 07:26:05.61 ID:gQh39P+B0

ゴルドライバー「じゃあ、ディヴァイン行こうか!闘いの旅に!仲間も待ってるぜ!」


ドルンドルンドルン



ディヴァイン「ああ…………」



銀龍「おーいおいおいおいおい」ボロボロ



コナミ「…」くしゃくしゃ



コナミ「ディヴァイン、セームベル、ライズベルトヒュプノシスター、元気でな」



セームベル「うん!やっばりがなじいぜえええええ」ブワアアア


ライズベルト「妹のことはお任せください!」


ヒュプノ「…」ギュウウ



ディヴァイン「ま、好きなようにしてくる」



ミスティ「はあ、意外と子どもっぽいわね貴方…」



ディヴァイン「ち……」



アキ「ディヴァイン、貴方も私もサイコデュエリストとして迫害され…世間への憎悪ゆえに曲がってしまった」



アキ「でも、私はそんなあなたがここまで他者のために動いてくれるようになって本当にうれしい…」



アキ「長い間、私の心の支えになってくれてありがとう……私のことはもう大丈夫、この恩は生涯忘れないわ………」



ディヴァイン「……利用されてたことを恩に思うな…ああ、もう面倒だ…」



ディヴァイン「いくぞ、ゴルドライバー、くそったれの世界に」



ゴルドライバー「ああ!この世界と同じくらい平和な次元がある、まずはそこで子供たちの安全を確保してからだぜ!」ドルンドルン



ドルンドルン






327: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 07:30:47.06 ID:gQh39P+B0


コナミ「そうか…セームベル達の事もちゃんと考えてくれてるんだなあいつ…」


ドルンドルン



ディヴァイン「……」ザッザッザ



遊星「ディヴァイン、もう何も言わない、死ぬなよ!」



アキ「ディヴァイン!」



コナミ「セームベル!またなー!」



セームベル「またね!!あたしは別れは笑顔でってきめてるんだ!」ニコ



銀龍「まだねえええええええええええええええええ!!おでがみだしまずううううううう」ボロボロボロ



ジェネコン「ギー!」



パァァアアアアッ!!!



雪乃「……ディヴァイン…」



ディヴァイン「………」ザッザ



ディヴァイン「さらばだお人よし共」



バシュウウウウウウウウンッ!!!!



ミスティ「う…この光…」

328: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/02(木) 07:37:39.90 ID:gQh39P+B0


シュウウウウン……


ンンン…



コナミ「……」



遊星「……歪がきえた…行ったか…」



アキ「ディヴァイン…元気で」



雪乃「…」



ミスティ「ふう………」



アキ「ミスティ、ごめんなさい、でも、ディヴァインが恩人なのは本当だから…」



ミスティ「ええ、アキさん、分かっているわ、ふふふ」



遊星「奴も自ら修羅の道を…」



コナミ「ああ…俺達は無事を祈っててやろうぜ…セームベルも特にな」



銀龍「ううううう」ボロボロボロ



銀龍「お兄さんと一緒がいいのは分かりますけどかなしいですねええええ」ボロオロ



コナミ「なー、また会える日を楽しみにしようぜ」



遊星「……アキ、行こうか、明日発つんだろう?俺も買い出しを手伝おう」



アキ「ありがとう遊星、みんな、ここを出ましょう私についてきて」


コナミ「はーい」


337: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/10(金) 02:44:49.86 ID:G+sq9KDB0


……………………………


数日後



チュンチュン

早朝  噴水


コナミ「すがすがしい朝だぁ…」セノビ



銀龍「セームベルさん、元気でやってますかねえ」



コナミ「ディヴァインやあいつのにいちゃんがいれば多分大丈夫だろ…」グググ



銀龍「ですねえ、セームベルさんの分までこの銀龍がマスターを退屈させませんよ!」グッ



コナミ「いつも通りでおねがいしたい」



ジェネコン「ギー」



コナミ「ジャックやクロウ、十六夜に龍亞龍可はそれぞれの場所に戻っていったし…」



コナミ「復旧作業もほぼ完了だし…本当の平和がようやくおとずれたなぁ」



コナミ「少しのんびり歩いてみるか」


346: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/15(水) 04:20:45.95 ID:/XqE0EMD0


中央広場


わーーーーわーーーー


コナミ「…」



コナミ「だれかとデュエルでもしにいこうかなー」



銀龍「デュエルディスクの戦歴データでは、今まで347勝376敗ってなってますね…結構負け越してるんですねえマスター」



コナミ「いやーいい線行ってると思うぜ…ジャックとかは数回くらいしか負けてなさそうだがな…」



ジェネコン「ギー…」



コナミ「子供たち相手に…勝ち星でも増やしに行くか」



銀龍「MAイングリットさんに負けこしてるんですが…」




コナミ「ナチュル普通につええ…身動きできなくなるんだよな…」



ザッ



雪乃「コナミ、ごきげんよう」



コナミ「あ、おう雪乃!また会ったな、暇ならデュエルしようぜ!」ザッ





347: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/15(水) 04:34:44.86 ID:/XqE0EMD0


雪乃「ごめんなさい、これから映画の撮影があるのよ」



コナミ「あーそっか…それなら仕方ねえな」



コナミ「よっこらしょ……頑張れよー」グダ



雪乃「コナミはこれからやることがないの?」



コナミ「ああ、何しようか迷ってたんだよなー」



雪乃「ふふ、それなら現場に一緒にいかないかしら」



雪乃「見学も面白いと思うわよ」



コナミ「え…歓迎されないだろ俺…部外者だし」




雪乃「そんなことないわよ、私のお手伝いってことにすれば問題ないわ」



コナミ「そうか…じゃあお邪魔しちゃおうかね」



雪乃「じゃあ、Dホイールもってきてちょうだい。ふふ、ここで待ってるわね」



コナミ「ああ!」

348: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/15(水) 04:50:03.64 ID:/XqE0EMD0


…………………

ネオドミノシティ某所ハイウェイ高架下



ブオオォオオオオオオオオォーーーーーーーーー



キキイイッ




コナミ「ここか…すごい人だな」カポ


ワイワイワイワイ



雪乃「最近になってようやく景色を楽しめるようになってきたわ…ふふふ」カポ



コナミ「すげえよな…お前主演なんだろ」



雪乃「そうね、今までの頑張りが報われた想いよ…両親の七光りを遮断して…ここまで来るのに大変な道のりだった」



コナミ「一時期肌の露出が増えた撮影が多い時期があったよなー」



雪乃「ええ……あのころが一番つらかった…でも私はどんな仕事も真摯に…って」



雪乃「良く知ってたわね?私の仕事について」



コナミ「あーーーーーー………………うん、まあね」



コナミ「俺のベッドの下は見ないでいいからな…」



雪乃「分かったわ、今度念入りに確認しておくわ」



コナミ「ウェイウェイ!」



349: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/15(水) 05:02:47.16 ID:/XqE0EMD0

………



「藤原雪乃さん入りまーす!」


パチパチパチパチパチ


雪乃「よろしくお願いするわね」ペコリ




日陰


コナミ「…」チュー



コナミ「ふはー……アクション映画かー」パンフレットペラ



コナミ「ド派手なアクションと最新ソリッドヴィジョンを使ったデュエル演出ねえ」



コナミ「もっさ面白そうじゃねえか……雪乃はヒロイン役なんだ…」



コナミ「この前の騒動で撮影が止まってたが…今日から再開ね…見物させてもらうとするかぁ」ゴロン



コナミ「まあ結局は作り物だし…」





演者「迫真の演技」ピカアアアアアアアアア




コナミ「」ティアドロップ



銀龍「感動的イイイイイイイイ」ダバー




350: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/15(水) 05:09:19.41 ID:/XqE0EMD0


コナミ「く……侮ってたぜ生のプロを」グイ



銀龍「そうですね……ここまで上手だとは」ズビ



コナミ「テレビで見てたら俺でも出来そうとか思ってたぜ……」



「休憩入りまーす」



コナミ「あ」



雪乃「ふう……コナミ、お水貰える?」テクテク



コナミ「へい」ザッザッザ スッ



雪乃「」ゴク



コナミ「いやー恐れ入ったぜお前の演技、乗り移ったみたいだったぜ」



雪乃「ふふふ、ありがとう」



コナミ「でも、派手なアクションシーンあるんだよな?大丈夫かこれ演者」



雪乃「そこはスタントマンの方がやってくれるわ」



コナミ「あー…代わりにやってくれる人がいるのか」








ドッギャアアアアアンッ!!!!



351: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/15(水) 05:18:21.92 ID:/XqE0EMD0


シュウウウウン


コナミ「…」



雪乃「え……何今の轟音は」



コナミ「サテライトではけっこう聞いた破壊音だけど久しぶりに聞いたー」



雪乃「ええええ?!」



わーーーーー!わーーーーーーーーーー!!



「大変だ!ハイウェイで撮影してたスタントマンがミスって事故った!」


「病院に連絡しろ!足が変な方向に曲がっているぞ!」


「おい大丈夫かしっかりしろ!」




コナミ「ミスがあったのか……大変そうだな」ゴク



雪乃「う………大丈夫かしら…」



「監督!代わりのスタントマンは…」



「彼はフリーランスだったからな……代わりを用意するのも時間がかかる…くそ………」







雪乃「代わりの……あ、適任さん発見」ユビサシ



コナミ「………俺!?」


360: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/19(日) 03:38:02.94 ID:MkFduYtd0


「え…キミが?」



コナミ「はい、俺けっこう動けるし体は頑丈だし、やらせてくれないかなと」



雪乃「彼のことは私もよく知っています監督、一度使ってあげてみてくれませんか?」



「いやあ…流石にそんな簡単に…怪我されて困るのはこっちもだしなあ」



「ええ、新しい人呼ぶしかありませんね」



雪乃「そう…よね」



コナミ「えーと……」キョロキョロ



スタスタ



雪乃「コナミ?」


「おい君?そっち行きすぎると危ないぞ、10メートルくらい崖になっになてるからね」



コナミ「……てい!」バッ



「うお!?と、飛び降りた!バカあー!?うそだろ!?」



「何をしてるんだ君は!」


「大の字になってないで受け身の体勢を取れ!おい!?」




ドギャアアンッ!!!!



361: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/19(日) 04:05:00.07 ID:MkFduYtd0



シュウウウウウウ


「おいおい…救急車また呼ぶのか!」


「急げー!」



雪乃「こ…コナミ?」



シュウウウウウウ



コナミ「……ふう」ムク



雪乃「そ、そうよね……ちょっとヒヤッとしたわ」



「うお!起き上がったぞ、大丈夫か!」


「全然地も出てないし赤くもなってねえ!?」



コナミ「かなり丈夫ですぜ!」



「監督…」


「とりあえず簡単なの、やらせてみるか?」


………………


「8メートルくらい間あるんだよ?ワイヤー本当にいいの?」



コナミ「助走していいのなら任せてくださいよ!」




「はい、ハイウェイから隣のハイウェイまで飛び移るシーン!アクション!」



コナミ「おりゃああっ!」ダンッ


オオオンッ



ザザッ


コナミ「ふう…」



「全然よ、余裕か……」





362: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/19(日) 04:37:08.39 ID:MkFduYtd0

雪乃「ふう………」


「すごいぞおい……次、三回バク転して車の上に着地するシーンだ!」


「アクション!」



ババッバババッ


シュタッ



コナミ「はっ」ダン



「Dホイール集団の突撃を全て紙一重で躱すシーン!」


ブオオオオオオオブオオオオオオオ  ブオオオオオオオオオオブオオオオオオオオオオオオオ

ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



コナミ「ほい!ほい!よっと!」ヒュンヒュンヒュンヒュン



「無駄が無さ過ぎて透り抜けてるじゃねーか!}



「なんだあの動きは…」



雪乃「監督どう…?」


「藤原さん…想像以上の目っけ物です彼は」


「ていうかデュエルの大会に出てた人だよなあれ…最近成績はパッとしないから注目されないけども」


「運動能力が高すぎる…」



………………………………



バババババババババッ


「ヘリの縄はしごからビルの屋上に飛び降りるシーン行きまーす」



コナミ「うりゃあああっ!!!」


………………………


「ロープを使って窓ガラスを破ってビル内に侵入するシーンいきまーす!」



コナミ「どりゃアアッ!」ガシャアアアアアアンッ

363: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/19(日) 06:47:28.14 ID:MkFduYtd0

…………


「無法者との殺陣!」



コナミ「サテライト流奥義ィーーーー!!!」ドギャアアン



……………


「デュエルの凄まじい衝撃に吹き飛ぶシーン!」



コナミ「っぐっわああああああああああ」ドガッシャァアアアアアン!

……………


コナミ「ふう……」コキコキ


「き、君…怪我はないか?」


「連続スタントをこんなペースでこなすなんて」


コナミ「全然大丈夫だぜ」



「ド派手なアクションが予定より遥かに早く撮れたぞぉー!」


「すげえ迫力だぁー!!」



雪乃「コナミ、お疲れさまね」



コナミ「ああ、この二週間アクションしまくりで楽しかったけどな」



「君には天賦の才がある!世界一のスタントマンになれるぞ!」



コナミ「マジッすか監督!でも俺的には仕事にしていくと考えるとぐっと来てないんだよなあー」



「そ、そうか…でも今後私が映画を撮るときはぜひ来てほしい!」



コナミ「しょうがねえなああああああ」ニヤニヤ


364: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/19(日) 07:15:24.34 ID:MkFduYtd0


ワイワイワイ チヤホヤチヤホヤ


コナミ「いやー褒められるのって気持ちいいなあ…自己顕示欲が満たされるゥ」テカテカ



雪乃「ふふふ、男性にならいくら褒められても許してあげるわ」



コナミ「雪乃も撮影続けてたな、お疲れ」



雪乃「ええ、私はアクションじゃなくて演技力で勝負しなくちゃね…」



コナミ「終わるの20時くらいだよな、見学してるぜ」



雪乃「ええ、私の演技を見て魅力を再確認しなさいね」



コナミ「よっと…ふー」 チュー



銀龍「マスターマスター、私もそのコーヒー牛乳飲みたいです、きゃっ♡間接キス」



コナミ「ふう、ごめーんもうない」ベゴッ



銀龍「シット!」



コナミ「一流演者たちの迫真の演技見せてもらおうぜー」



銀龍「そうですね!」



「西野浩三さん、はいりまーす!」


パチパチパチパチパチ



浩三「皆さんよろしくお願いします!」ペコ



コナミ「え?西野ってたしかプロデュエリストの…」


 

365: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/19(日) 07:29:49.81 ID:MkFduYtd0




浩三「デュエリストとしてキングを目指してる僕だけど、役者としても全力で頑張らせてもらうね!」



コナミ「やっぱりだ、龍亞に見せてもらったプロカタログにのってた…女子受けのよさそうなルックスの…ちょっと秀行に似てるけど」



コナミ「プロデュエリストが主演かーすっげえなー」



銀龍「マルチに活躍してる人もいるみたいですねえ」



コナミ「ツァン子供たちと交流会とかしてたしな」



「ええと、藤原さんと西野さんは今まで別の場所で撮影してましたが、ここからは二入がそろってる場面を撮っていきます」



雪乃「はい」



浩三「ええ」



コナミ「もぐもぐ」



「じゃあとりあえずキスシーンから…」



コナミ「……………なにい!?」ガタン



銀龍「うわ!な、なんですかコラァ!?」



コナミ「え?キスってあの恋愛のあれだよな?口と口の情熱的なあの」



銀龍「そうですねえ、間接キスのキスです、マスターんー♡」



コナミ「雪乃がそれやるのか!?」銀龍の顔ガシ




雪乃「え…ええ、女優だもの当然それは…」

373: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/25(土) 01:05:22.10 ID:CsXXcYG80


コナミ「……そ、そうか…がんばれよ!」



雪乃「ええ、じゃ、行ってくるわね」

ザッザッザ



コナミ「うわー!視たくない…」顔覆い バッ



銀龍「マスター!」



コナミ「もう終わった?終わったのか?」



銀龍「いえ、まだ始まってもいませんが」



コナミ「OH」



銀龍「はじまりましたよ!直前にアクションシーンで華麗に藤原さんを助けたという場面からみたいです!」



コナミ「ぎゃー俺だぞアクションしたのはー!」



銀龍「夕日をバックにはい!二人が見つめ合います!」



コナミ「今更だけど今の俺の声入ってないよな?それはマジで心配だ」



銀龍「結構離れてますし誰もこっちみてないので聞こえてないと思いますよ、あ!藤原さんが西野さんに抱き着きました!ひゅー!」



コナミ「何でいうんだよ!実況しなくていいんだけど!」



銀龍「見られないマスターのために銀龍気を利かせました、ああーーー!!!これは、あああーーーー!!」



コナミ「どうした!」



銀龍「えんだああああああああああああああああああああああ」



コナミ「俺の雪乃がぁー!?」



374: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/25(土) 01:15:03.79 ID:CsXXcYG80


銀龍「1…2…3…4…5…6…7…8…9…」



銀龍「10秒間たっぷりでした!」



コナミ「ごふっ」(吐血)



銀龍「マスター!」



コナミ「く……くそ……だが、そうか…」



コナミ「この心の痛み…もやもやしてたものが凝固しやがったぜ…」


銀龍「というと?」



コナミ「俺は雪乃が大好きだった…かっこつけて気付かないふりをしてたのかもしれねえ:



銀龍「でしょうね」耳ホジホジ



コナミ「告って両想いになりてえなぁ…でも雪乃ってあれだろ…んー客観的に見てどうよ…不釣り合いか?」



銀龍「釣り合いってなんだよバカが!さっさと告っちまえば終わりなんですよこの話!断るわけねえだろ!」



コナミ「マスターの相談に真摯になってくれよ!いやぁ俺だって今までの事思い返せば結構いけそうかなあとは…でも雪乃って魔性の女感あるからからかわれている可能性も…」



銀龍「マスターめんどくせえ、まー経歴が特殊だし仕方ないですが」



コナミ「だが…お前の言う通りだ…うじうじ悩んでても仕方ねえよな」



銀龍「そういう事ですよマスター。この銀龍精霊としてマスターの恋路応援しますよ!私が人間なら藤原さんと決着をつけに行くところですが」



375: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/25(土) 01:50:51.13 ID:CsXXcYG80


コナミ「そうと分かれば…どうすればいいんだ?」


銀龍「任せてください、雑誌を読んでその辺のことは完璧です!」



コナミ「マジでか」



銀龍「藤原さんには悪いですが、用意するものがあるのでちょっと出かけましょう」



コナミ「ああ、わかった」



ザッ


…………


「はいオッケーです!」


「じゃあ少しだけ休憩にしまーす!」



雪乃「ふう…」



西野「はー……あ、ごめんねため息ついて!緊張しててさ、君とのキスが嫌だったわけじゃないから!」



雪乃「ふふふ、そんな男性はこの世にはいないわ、大丈夫よ」



西野「確かにね。あれ、君の連れの人いなくなってるんじゃ…?」



雪乃「あら…本当だわ?コナミったら、トイレかしら」




376: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/25(土) 02:25:09.00 ID:CsXXcYG80



「じゃあ次のシーンいきまーす」


「二人とも大丈夫?」



西野「あ、うん!任せてくれよ」



雪乃「ええ、私も問題ないわ」



「じゃあ次のシーンいきましょう!」



……………………


19時半ごろ



「じゃあ今日はここまで!おつかれさまでしたぁー」


「おつかれさまです!」


「はー疲れた」


ワーーーーーワーーーーーーー


雪乃「お疲れさま」



「予定通りに進められてよかった、あれ藤原さん足が無いならタクシーを呼びますよ?」



雪乃「いえ、私のかわいい人に連絡したらちょっと用事で離れててもうすぐ来てくれるって、心配はないわ」




「そうですか、あのスタントの彼ですね、わかりました」



西野「流石に暗いし、彼が来るまで俺が一緒にいますよ」



雪乃「あら紳士的ね」

377: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/25(土) 02:49:49.45 ID:CsXXcYG80

「お疲れさまー」


「お疲れ様でしたー」


ブロロロロ  ギュウウウン



「じゃあ、我々もいきますか」



「いや、主演二人を残して何かあったら…て、あのDホイールは?」



「あ、きた」



雪乃「20時前にはちゃんと来てくれたわね、助かったわ…」



西野「よかったよかった」



ブオオオオオオオオオ



コナミ「あ、もう終わってるっぽいな!」



銀龍「あれ、時間前に戻ってきたというのに…マスターのスタントが順調すぎて巻いたんでしょうかねえ」



コナミ「雪乃以外も待たせちまってるみたいだし、急がないとな!」グイ


ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


…………………


キキイイ


コナミ「待たせてすまない!」カポ



雪乃「いえ、予定より早く終わってしまったのだから気にしない…………で………え?」



378: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/25(土) 03:07:41.66 ID:CsXXcYG80


コナミ「いやーお待たせお待たせ」 Eタキシード 花束



雪乃「コナミ……それは…?」



「なんだあの格好は…映画の衣装のやつか?」


「いえ…あれはレンタルのやつだと思いますね」



西野「君…それは?」



コナミ「ああ、西野選手のおかげで俺は自分の気持ちに気付けたぜ」



西野「え?」



ざっ



「監督、あの格好まさか…?」

「いやそんな……あまりにベタすぎる」



コナミ「雪乃」



雪乃「コナミ…?」



コナミ「好きだ!」バッ 花束



「やっぱりじゃねえか!!」



銀龍「はいきまったーーーーー!!成功確率100%です!」



雪乃「…コ………コナミ…」



「二人がどんな関係かはしらないが……これは悪手なんじゃ…今時…」


379: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/25(土) 03:41:17.54 ID:CsXXcYG80


コナミ「……」


雪乃「…」

ザッ












雪乃「嬉しいわ♡」ギュ



銀龍「えんだああああああああああああああああああああああ」



「演技とマジのやつ二回見ちゃったよ!」


「リアルは筋書きがないだけ迫力がありますねえー」



西野「これはすごいな…俺もどうしていいか…」



雪乃「ああ……冗談じゃないのよね……コナミ…もう一度いって…」



コナミ「好きだ雪乃…」ギュ



コナミ「さっきのキスシーンで胸が痛くなってな…ようやく自分の気持ちに整理がついたぜ」



雪乃「ああ……幸せだわ……とても衣装も似合ってるわ…」



コナミ「ありがとう!お前と付き合っても恥ずかしくない男に成長するぜ!」



雪乃「いえもう結婚しましょうよ」



コナミ「え?」



雪乃「だっていずれするんだし勿体ぶる必要なんてないわよね」



雪乃「あ、それと一緒に住みましょう」


雪乃「口座も一緒にしましょう」



コナミ「…お、おう」

386: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/29(水) 01:38:14.54 ID:d2yJ3RxS0


…………………



遊星「お前と藤原が?それは意外だな…だが、二人が幸せならそれが一番だ、おめでとう祝福しよう」






牛尾「だろうな、で?俺はいまパトロール中なんだぜ、話なら後にしてくれ…え?いやだってお前ら見てたらいずれそうなるだろって思ってたし驚かねえよ」






あげは「え………あ…ああ……そうなんだ…おめでとう!……うん、いいとおもう…」


あげは「うう!」






ナオミ「あんたごときと藤原さんが!?ええ……あんた前世で何してたのってくらい幸運ね……はー、ま、おめでとうと言っておくわ、藤原さんにはご愁傷さまだけど」


ナオミ「え?アキお姉様はいまだに大好きよ、でもついていくわけにもいかないでしょ?それに最近は慕うより慕われるのがマイブームなのよ、くくく」






雑賀「へーそいつはよかったな、あのべっぴんさんと……あ、そこの瓦礫撤去しといてくれ、でも鉄蔵さんの鉄くずもあるから気を付けろよ、勝手に持っていったらキレられるぜ」





幸子「へえ……まあ、数年前からなんとなく予想はできてましたわ、ほほほほ………あの、やっぱり相席はやめてくださる…あとしばらく話しかけないでほしいです…いえ、私の気持ちが落ち着くまでね…」





ツァン「………あー……そう、そう………そうなんだ」


ツァン「あははは……ボクちょっと用事思い出した…………うるさいくるな!…じゃあ…ね……」





387: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/29(水) 01:51:51.06 ID:d2yJ3RxS0

……………


夜 繁華街


コナミ「…」



コナミ「……」



雪乃「コナミ、お待たせ……あら、どうしたの」



コナミ「ああ…感傷的になってたんだ…いろんな人にお祝いしてもらったよ」



雪乃「ふふ、貴方交友関係は広いものね」



コナミ「だが……あーいやなんでもねえ!行こうぜデートに!」



雪乃「そうね、流石に結婚はまだ早かったわ…非常に残念だけど」


コナミ「いきなりすぎて俺もビビっちゃったしなー」



雪乃「…ツァンさん達にも言ったのね」



コナミ「ああ………遅かれ早かれだからな………多分…自意識過剰かもだが、好かれてるんじゃないかって思ったから…思い切って真剣に打ち明けたんだが」



コナミ「何人か泣いてたよ………胸がいてえなー………どうしたら…」



雪乃「コナミ、貴方を愛していたのは私だけじゃないわ…私は貴方よりもっとそのことを知っていた」



雪乃「でも恋なんて自分勝手なものでしょう…私も貴方も…開き直ればいいってものでもないけど」



コナミ「そうだな…俺はお前と付き合えて幸せだ、そこがぶれたらお前にも申し訳ねえし最悪だ!」



雪乃「私も幸せ……今の私がこんなこと言っても…説得力はないかもだけど…他の人と貴方が付き合っても最後には祝福したと思うわ…」ギュ



雪乃「わかってくれるわ…みんなもきっと」



コナミ「そうだな、よしじゃあ行こうぜ!」



雪乃「ええ、数年間私を待たせたのだから、覚悟しておくことね、ふふふふ」



ザッ



388: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/29(水) 02:01:10.78 ID:d2yJ3RxS0
途中でデュエル入れようと思ってたけど、入り込む余地ないんですが…両想い完成だからしょうがない(純愛)

雪乃END


次どうしよう

1 エンディング
2 女性陣血迷いEND
3 レイン恵END
 

↓2  世界の危機って書いてて楽しいよね。またやりたくなっちゃうやばいやばい(万番煎じ)

391: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/29(水) 08:36:47.80 ID:d2yJ3RxS0

……

数日後


コナミ「はー、驚くほど荷物がすくねえ…キャリーバッグ1個ですんじゃったよ」



遊星「コナミ、ついにでていくのか」



コナミ「ああ、新しいアパート…ていうか前住んでたのが復旧されてな」



銀龍「スタントの仕事で懐も温かくなりましたしねえ」



コナミ「今日までありがとな!」



遊星「気にすることはない、ジャックたちが羽ばたいていった今、数少ない気が置けない仲間だ」



遊星「またな、コナミ」



コナミ「ああ、つってもそんな遠くないけどな!あばよ!」



ザッ



……………


KURUMIZAWA



ザッ



コナミ「店長!生きてんのか!」



店長「なんで死んでるんだよ…用意はできたようだね」



コナミ「ああ、壊滅したアパートはどうなった」



392: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/29(水) 08:50:31.22 ID:d2yJ3RxS0


ザッ



店長「見てくれ、シティがすべてを負担してくれた」



コナミ「前よりきれいになってるゥーーーーーーーーー♪」



銀龍「ピッカピカじゃないですか!駐車場も広い!無かった自販機もできてます!」



コナミ「手すりもサビてねえ、家賃は変わんないんだろ?」



店長「んーそうだな…」



コナミ「店長コレ…」つBMGフィギュア



店長「変わるわけないだろ!まったく!」



コナミ「じゃ、俺は中を見てくるぜ!」



店長「ああ、これ鍵」ポイ



コナミ「いくぞおおおおおおおおおおおおああああああ」ダッ




…………………



一時間後


コナミ「最高だ……床に寝そべり」


コナミ「ちょっと休んだら日用品買いに行くかぁ」

393: ◆y.Y/h1wyXqKb 2017/11/29(水) 09:02:00.73 ID:d2yJ3RxS0

……


カフェラジーン


ツァン「ふー」E サングラス 帽子



雪乃「おはようツァンさん、有名人は大変ね」ザッ



ツァン「あ、お、おは…ゴホン、おはよう雪乃」



ツァン「有名人はそっちもだと思うけどね…」


雪乃「私は気にしないから…ふふふ」

ツァン「はー……元b、孤高のボクはあまり見つかりたくないから…」


雪乃「隣に座っていいかしら」



ツァン「あ、うん」



雪乃「ふう………………」



ツァン「あ、この前の映画見たよ、こんど主演のやつやるんだってね」


………………


雪乃「ふふふ…」


ツァン「あははは…………あー…そういえば」



雪乃「?」



ツァン「ボクがKCグランプリで勝負後に言ったこと、覚えてる?」



雪乃「ああ………………ええ」



ツァン「あははは……いやー……無理があったよね」



雪乃「そうね、ふふ…あの時は嬉しくなってテンション上がってしまったけど、さすがにね」







ピシャアアアアアンッ!!!!


ツァン「はう!?」


雪乃「うう!?」