1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:06:46.16 ID:KSep9XWI0
それは、まどかがいなくなって遥か時の彼方の物語
彼女が愛しい人を胸に抱き、
終わらない戦いに身を投じた後のこと……
スタッ
ほむら「ここに敵がいるのね」
QB「気をつけるんだ暁美ほむら」
ほむら「言われなくたって」
女の声「ようこそ私の結界へ」
ほむら「!」
※初めてなので読みづらいところなどあったら御指摘ください
彼女が愛しい人を胸に抱き、
終わらない戦いに身を投じた後のこと……
スタッ
ほむら「ここに敵がいるのね」
QB「気をつけるんだ暁美ほむら」
ほむら「言われなくたって」
女の声「ようこそ私の結界へ」
ほむら「!」
※初めてなので読みづらいところなどあったら御指摘ください
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:11:46.13 ID:KSep9XWI0
女性「こまでお疲れ様」
QB「君は……」
ピッ
QB「……(ゴトリ)」
女性「あなたは動かないでね。インキュベーター」
ほむら「QBに何をしたの」
女性「彼の時を止めただけよ。女の子同士の会話に無粋よね」
ほむら「あなた、何者?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:14:50.25 ID:KSep9XWI0
女性「私は魔女よ。ワルプルギスの夜を越える、最凶最悪。
諸悪の根源。すべての災厄の源にして究極の魔女」
ほむら「魔女はいなくなったはずよ。
さっさと滅びなさい。先を急ぐの」
魔女「先へ行きたくば私を倒してからにするのね!」ドヤッ
ほむら「そうさせてもらうわ……なっ、魔力が!」
魔女「ふふふ。究極の魔女の結界で魔法なんか使わせるものですか。
まずはお話しましょ。さ、そこに座って」
諸悪の根源。すべての災厄の源にして究極の魔女」
ほむら「魔女はいなくなったはずよ。
さっさと滅びなさい。先を急ぐの」
魔女「先へ行きたくば私を倒してからにするのね!」ドヤッ
ほむら「そうさせてもらうわ……なっ、魔力が!」
魔女「ふふふ。究極の魔女の結界で魔法なんか使わせるものですか。
まずはお話しましょ。さ、そこに座って」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:21:58.16 ID:KSep9XWI0
ほむら「……(ストン)」
魔女「聞き分けのいい子はおばちゃん好きよ」
ほむら「おばちゃん……? そうは見えないわね」
魔女「あら、こう見えても子持ちよ?」
ほむら「使い魔のこと?」
魔女「ううん。人間の女の子がいるの。
きっとあなたみたいな美人になってるはずなのだけど」
ほむら「死んだの?」
魔女「生まれてすらいないわ」
ほむら「QBではないけれど。わけがわからないわ」
魔女「今はそれでいいわ。さてと、本題に入りましょうか」
ほむら「ええ、さっさとしてくれると助かるわ」
魔女「ほむら、まどかちゃん離れしなさい」
魔女「聞き分けのいい子はおばちゃん好きよ」
ほむら「おばちゃん……? そうは見えないわね」
魔女「あら、こう見えても子持ちよ?」
ほむら「使い魔のこと?」
魔女「ううん。人間の女の子がいるの。
きっとあなたみたいな美人になってるはずなのだけど」
ほむら「死んだの?」
魔女「生まれてすらいないわ」
ほむら「QBではないけれど。わけがわからないわ」
魔女「今はそれでいいわ。さてと、本題に入りましょうか」
ほむら「ええ、さっさとしてくれると助かるわ」
魔女「ほむら、まどかちゃん離れしなさい」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:28:33.14 ID:KSep9XWI0
ほむら「なっ……」
魔女「だってぇ、なにかにつけて『まろかぁ、まろかぁ』って。
あなたは発情した猫みたいよ」
ほむら「(ガタッ)そんな言い方したことないわ!」
魔女「いや、してるって」
ほむら「(ポムゥ)」
魔女「ほむら、よく聞いて。
何もかもあの子に押し付けて自分を正当化するのはやめなさい。
ただ自分が弱かっただけなのを、魔女のせいにして自分が情けないと思わないの」
ほむら「クッ……違うわ、私はまどかとの約束を」
魔女「守りたいだけ? 本当にあの子はあなたの友人なの?」
ほむら「わたしの、最高の友達よ!
そもそもあなたは私達の何を知っているというの!」
魔女「だってぇ、なにかにつけて『まろかぁ、まろかぁ』って。
あなたは発情した猫みたいよ」
ほむら「(ガタッ)そんな言い方したことないわ!」
魔女「いや、してるって」
ほむら「(ポムゥ)」
魔女「ほむら、よく聞いて。
何もかもあの子に押し付けて自分を正当化するのはやめなさい。
ただ自分が弱かっただけなのを、魔女のせいにして自分が情けないと思わないの」
ほむら「クッ……違うわ、私はまどかとの約束を」
魔女「守りたいだけ? 本当にあの子はあなたの友人なの?」
ほむら「わたしの、最高の友達よ!
そもそもあなたは私達の何を知っているというの!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:32:19.94 ID:KSep9XWI0
魔女「すべてよ。
あなたたちを守るために因果を越えた彼女と、
その為に抗い続けたあなた、そのすべてを私は知っているわ」
ほむら「魔女はもういないわ! 正体はなに!」
魔女「だから究極の魔女だって。ケラケラ。
でさ、素朴な疑問だけどあなたまどかちゃんのどこが好きなの。
10コ言ってごらん。言わないとこれ返さないわよ」
ほむら「あっ、まどかのリボン返して!」
魔女「いいなさい」
ほむら「………」
魔女「……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:34:25.48 ID:KSep9XWI0
ほむら「可愛いところ。優しいところ。ふわふわしてるところ。
目も、声も、仕草も好き。幼いところとか……」
魔女「あ、もういいわ」
ほむら「イラッ」
魔女「で、私はね。あなたとまどかちゃんをもう一度引き合わせたくてここにいるの」
ほむら「リボン返して」
魔女「こんな腐れ縁捨てちゃいなさいよ」
ほむら「絆なの! まどかに繋がる最後に残った道しるべなの!」
魔女「ビリビリ、グシャグシャ、ゴクン」
ほむら「なんてことするの!」
魔女「だから、まどかちゃんに会えばまたもらえるじゃない。
大丈夫、私がなんとかしてあげるから」
ほむら「もう誰にも頼らないって誓ったの!
私は自分で生きていくの!
……まどかの……リボン。
グスッ、ヒグッ、スンスン」
目も、声も、仕草も好き。幼いところとか……」
魔女「あ、もういいわ」
ほむら「イラッ」
魔女「で、私はね。あなたとまどかちゃんをもう一度引き合わせたくてここにいるの」
ほむら「リボン返して」
魔女「こんな腐れ縁捨てちゃいなさいよ」
ほむら「絆なの! まどかに繋がる最後に残った道しるべなの!」
魔女「ビリビリ、グシャグシャ、ゴクン」
ほむら「なんてことするの!」
魔女「だから、まどかちゃんに会えばまたもらえるじゃない。
大丈夫、私がなんとかしてあげるから」
ほむら「もう誰にも頼らないって誓ったの!
私は自分で生きていくの!
……まどかの……リボン。
グスッ、ヒグッ、スンスン」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:37:24.78 ID:KSep9XWI0
魔女「やだ、やりすぎた。
うそうそ、ここに本物あるから。
さっきのは手品よ。うそよー」
ほむら「まろかぁ、まろかぁ……グスッ」
魔女「ねえ、ほむら。寂しい?」
ほむら「ウン……」
魔女「ほむら。もし、よ。
あなたが子供を生んで、その子が弱気な子で、
インキュベーターに魂を売ってでも友達を作りたいって言ったらどうする?」
ほむら「そんなの……私が許さない。
そんなことをしても、なんにもならないもの」
魔女「いい子ね。
じゃあ、インキュベーターに魂を売ったことをどう思う?」
ほむら「願いは嘘じゃない。
けど、私、本当にバカだったと思う。
何かに甘えて、頼っていただけだから……」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:39:41.27 ID:KSep9XWI0
魔女「じゃあ、本当に気持ちに向き合えるわね?」
ほむら「いつだって私は自分に正直に生きてきたわ」
魔女「あなたはまどかちゃんを守りたいと思った。
でも本当はあの子に置いていかれるのが恐くて、
終わらない救済劇を願ったのね、違う?」
ほむら「違う、私は、あの子の幸せを!」
魔女「本当に? 本当の本当に?」
ほむら「ほ……ほん……」
魔女「ほん?」
ほむら「……こんなの絶対おかしいわ!
どうして魔女なんかに私尋問されているの。
どうだっていいじゃないそんなこと。
もう、もう彼女には会えない。
私は一人よ。
あの願いに後悔なんて、あるわけがない!」
ほむら「いつだって私は自分に正直に生きてきたわ」
魔女「あなたはまどかちゃんを守りたいと思った。
でも本当はあの子に置いていかれるのが恐くて、
終わらない救済劇を願ったのね、違う?」
ほむら「違う、私は、あの子の幸せを!」
魔女「本当に? 本当の本当に?」
ほむら「ほ……ほん……」
魔女「ほん?」
ほむら「……こんなの絶対おかしいわ!
どうして魔女なんかに私尋問されているの。
どうだっていいじゃないそんなこと。
もう、もう彼女には会えない。
私は一人よ。
あの願いに後悔なんて、あるわけがない!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:42:51.33 ID:KSep9XWI0
魔女「嘘つき。すごく恐かったはずよ。
自分を必要としなくなるって。
無条件で彼女を救ったら、自分の居場所なんてなくなるって、そう考えたわよね」
ほむら「(プルプル)……。
グスッ、グッ、ヒッ。
そ、そうよ。恐かったわ、まどかに……、
忘れられるのが置いていかれるのが! ウアーン!」
魔女「強い子ね、ほむら(ギュッ)
そう、それでいいの。
本当の自分に気づけたなら、もう大丈夫よ」
ほむら「グッ、グスン」
魔女「ほむら、想像しなさい。
まどかたちみんなと一緒に過ごす日々を。
なんでもない、日常を。
恐れないで、奇跡も、魔法もあるのよ」
ほむら「でも、もう、あの子は……クスン……」
魔女「これをあげるわ」
自分を必要としなくなるって。
無条件で彼女を救ったら、自分の居場所なんてなくなるって、そう考えたわよね」
ほむら「(プルプル)……。
グスッ、グッ、ヒッ。
そ、そうよ。恐かったわ、まどかに……、
忘れられるのが置いていかれるのが! ウアーン!」
魔女「強い子ね、ほむら(ギュッ)
そう、それでいいの。
本当の自分に気づけたなら、もう大丈夫よ」
ほむら「グッ、グスン」
魔女「ほむら、想像しなさい。
まどかたちみんなと一緒に過ごす日々を。
なんでもない、日常を。
恐れないで、奇跡も、魔法もあるのよ」
ほむら「でも、もう、あの子は……クスン……」
魔女「これをあげるわ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:47:21.74 ID:KSep9XWI0
ほむら「グリーフシード?
でも、綺麗」
魔女「究極の魔女ですからね。
それを持って過去へ戻りなさい。
どこまでも、そう、次元の果てまでいけるわ。
それで、ここまできた道程を遡って、病院であなたが目を覚ます前よりずっと昔。
戻れるだけいきなさい」
ほむら「戻ったって……」
魔女「大丈夫。大人を信じなさい。
もし、行き詰ってなにもなかったらここまでくればいいわ。
土下座して謝るから」
ほむら「そこに、なにがあるの」
魔女「あなたの未来よ」
ほむら「……一度だけ、信じるわ」
魔女「ありがとう」
リィーン……
でも、綺麗」
魔女「究極の魔女ですからね。
それを持って過去へ戻りなさい。
どこまでも、そう、次元の果てまでいけるわ。
それで、ここまできた道程を遡って、病院であなたが目を覚ます前よりずっと昔。
戻れるだけいきなさい」
ほむら「戻ったって……」
魔女「大丈夫。大人を信じなさい。
もし、行き詰ってなにもなかったらここまでくればいいわ。
土下座して謝るから」
ほむら「そこに、なにがあるの」
魔女「あなたの未来よ」
ほむら「……一度だけ、信じるわ」
魔女「ありがとう」
リィーン……
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:51:26.46 ID:KSep9XWI0
魔女「いってらっしゃい。ほむら。
……もういいわよ、まどかちゃん」
まどか神「あ、はい。
ほむらちゃんはどこへ行っちゃったのですか」
魔女「物語の終着点であり出発点。
この物語が円環になって閉じる前の場所」
まどか神「どういうことですか、魔女さん」
魔女「少し細かい話をするわね。
あなたたちは閉じた物語の主人公だったの」
まどか神「閉じた?」
……もういいわよ、まどかちゃん」
まどか神「あ、はい。
ほむらちゃんはどこへ行っちゃったのですか」
魔女「物語の終着点であり出発点。
この物語が円環になって閉じる前の場所」
まどか神「どういうことですか、魔女さん」
魔女「少し細かい話をするわね。
あなたたちは閉じた物語の主人公だったの」
まどか神「閉じた?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:54:22.98 ID:KSep9XWI0
魔女「終わりも始まりもない物語。
インキュベーターが仕組んだエネルギー回収装置」
まどか神「ほむらちゃんが繰り返した時間のことですね」
魔女「そう。だけど、本当はもう少し大きな枠組みがあるの。
それはこの物語の前の、そうね、ページの外側のお話よ」
まどか神「外側なんてあるんですか?」
魔女「ここではない宇宙の地球で、
ある女の子が宇宙で初めてインキュベーターに契約したの。
願いは『子供を生みたい』」
まどか神「そんな子がいたんですね。
その女の子と、子供はどうなったんですか」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 00:58:41.60 ID:KSep9XWI0
魔女「答えから言うと、この物語になったわ。
その子の願いで生まれたエネルギーは宇宙をいくつも創造するだけのものだったの。
インキュベーターを管理している存在たちはあわてたわ。
用意したエネルギー保管装置を遥かに越える力が生まれて、大部分は散ってしまった。
ただし、その子の願いで生まれた子供は物語になり、
女の子は物語を包む宇宙になったの」
まどか神「子供が、ほむらちゃん……」
魔女「インキュベーターたちはそこで計画を変えた。
この新しい宇宙の中に散ったエネルギーを集める方が効率的だと。
今度は管理しやすいように人間を品種改良して配置したの。
そう、不安定な思春期の少女達をね。
そしてこの世界でずーっと長い時間を使って回収し続けた。
まあ、そういう意味では彼らの家畜という表現は確かよね」
まどか神「じゃあ、どうしてワルプルギスの夜なんて生まれたんですか。
私があんな酷い魔女に、ほむらちゃんはなんのために!」
魔女「一つずつ答えるわね。
ワルプルギスの夜はまどかちゃんを死なせ、あの子を繰り返させるための仕掛けよ。
あの子には絶対勝てないように、あの子自身の絶望を使って生み出された魔女なの。
だから、舞台装置の魔女」
その子の願いで生まれたエネルギーは宇宙をいくつも創造するだけのものだったの。
インキュベーターを管理している存在たちはあわてたわ。
用意したエネルギー保管装置を遥かに越える力が生まれて、大部分は散ってしまった。
ただし、その子の願いで生まれた子供は物語になり、
女の子は物語を包む宇宙になったの」
まどか神「子供が、ほむらちゃん……」
魔女「インキュベーターたちはそこで計画を変えた。
この新しい宇宙の中に散ったエネルギーを集める方が効率的だと。
今度は管理しやすいように人間を品種改良して配置したの。
そう、不安定な思春期の少女達をね。
そしてこの世界でずーっと長い時間を使って回収し続けた。
まあ、そういう意味では彼らの家畜という表現は確かよね」
まどか神「じゃあ、どうしてワルプルギスの夜なんて生まれたんですか。
私があんな酷い魔女に、ほむらちゃんはなんのために!」
魔女「一つずつ答えるわね。
ワルプルギスの夜はまどかちゃんを死なせ、あの子を繰り返させるための仕掛けよ。
あの子には絶対勝てないように、あの子自身の絶望を使って生み出された魔女なの。
だから、舞台装置の魔女」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:00:44.47 ID:KSep9XWI0
まどか神「そんなのってあんまりだよ。
ほむらちゃんなにもしていないのに」
魔女「そうね、誰も悪くないわ。
インキュベーターも、生存本能でしょうし。
そんなわけで、ワルプルギスの夜、ほむら、まどかちゃん、この三つのキーワードで、物語は閉じられた」
まどか神「私はなんの為に用意されていたの?」
魔女「あなたは新たに用意されたエネルギータンクよ。
ほむらに少しずつ集めさせ、あなたに蓄積させたの」
まどか神「でも、ほら私神様になっちゃったし」
魔女「それを彼らは待っていたの。
一つに集約されたあなたならいつでもエネルギーを吸い上げられる。
保管する必要もない。
この宇宙ならば座標を選ばずに『鹿目まどか』を使うことが出来る。
インキュベーターなんて営業マンもいらなくなる」
まどか神「じゃあ、どこまでも踊らされていたの!?」
魔女「そういうことになるわ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:02:21.70 ID:KSep9XWI0
まどか神「私たち、利用される為だけに
あんなに悲しい想いをしたの……」
魔女「そこで終わらせないのが大人の責任よ。
私さっきさ、大きなエネルギーが生まれたって言ったでしょ」
まどか神「はい、宇宙をいくつも創るだけのって」
魔女「女の子のエネルギーってすごいのよ。
本気で絶望させたら宇宙いくつも消しちゃうぐらいよ」
まどか神「で、でもワルプルギスの夜だってあんなに強かったのに」
あんなに悲しい想いをしたの……」
魔女「そこで終わらせないのが大人の責任よ。
私さっきさ、大きなエネルギーが生まれたって言ったでしょ」
まどか神「はい、宇宙をいくつも創るだけのって」
魔女「女の子のエネルギーってすごいのよ。
本気で絶望させたら宇宙いくつも消しちゃうぐらいよ」
まどか神「で、でもワルプルギスの夜だってあんなに強かったのに」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:03:18.05 ID:KSep9XWI0
魔女「バカいわないで。
ワルプルギスの夜なんて生理痛の絶望ぐらいなもんよ。
マジで世界破滅を願うレベルよ」
まどか神「え、そうなんだ……」
魔女「まどかちゃん軽い方なの? いいなあ。
そもそも可能性として女の子は生まれたとき700万近い宇宙を作るエネルギーを持っているのよ」
まどか神「そ、そんなに」
魔女「そんな女の子がたかが契約で、
願い一つを叶えさせるだけで絶望しなきゃなんて、
愚かにもほどがあるわ」
まどか神「そう、なのかな……」
魔女「そうよ。
さやかちゃんが男の子の腕を治したいって願いのエネルギーと、
サーティワンのアイス食べたいってエネルギーは大体一緒だし」
まどか神「上条君の人生って……」
ワルプルギスの夜なんて生理痛の絶望ぐらいなもんよ。
マジで世界破滅を願うレベルよ」
まどか神「え、そうなんだ……」
魔女「まどかちゃん軽い方なの? いいなあ。
そもそも可能性として女の子は生まれたとき700万近い宇宙を作るエネルギーを持っているのよ」
まどか神「そ、そんなに」
魔女「そんな女の子がたかが契約で、
願い一つを叶えさせるだけで絶望しなきゃなんて、
愚かにもほどがあるわ」
まどか神「そう、なのかな……」
魔女「そうよ。
さやかちゃんが男の子の腕を治したいって願いのエネルギーと、
サーティワンのアイス食べたいってエネルギーは大体一緒だし」
まどか神「上条君の人生って……」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:05:17.32 ID:KSep9XWI0
魔女「勘違いしないで。彼が安いんじゃないの、女の子の願いがすごいのよ。
女の子が一つお願いしたらあと30個はあると思わなきゃね。
だから、腕を治して欲しいって言ったあとに
『抱きしめて欲しい』
『キスして欲しい』って言ったでしょう。
女の子の欲望は果てしないの。
それを契約だとか絶望だとか、本当に女をナメているわね」
まどか神「女の子って強いんですね。
……あの、でも崩壊する宇宙を守る為には必要だってQB言ってました」
魔女「宇宙なんて、消えちゃえばいいのよ。
まどかちゃん、一つ聞くわ。
今日ほむらとジェラート食べて明日世界が無くなるのと、
今日一緒に過ごせなかったこと一生後悔して明日が続くの、
どっちがいい?
女の子ならわかるよね」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:08:04.53 ID:KSep9XWI0
まどか神「えーっと……!
今日ほむらちゃんとジェラート食べて、
明日はカラオケ行って、
明後日は水着買って、
週末はみんなでプール行って、
私の家に一緒にお泊りして……」
魔女「そうよ。
それをたった一つの契約ですべてフイにする意味なんかないわ。
正直、私だったら私の為に腕を治せないような、
バイオリンを捨てられないような男、興味ないけど」
まどか神「それ聞いたらさやかちゃん泣いちゃうかも
でも……なんだかかっこいいですね。
さすがほむらちゃんのお母さん」
今日ほむらちゃんとジェラート食べて、
明日はカラオケ行って、
明後日は水着買って、
週末はみんなでプール行って、
私の家に一緒にお泊りして……」
魔女「そうよ。
それをたった一つの契約ですべてフイにする意味なんかないわ。
正直、私だったら私の為に腕を治せないような、
バイオリンを捨てられないような男、興味ないけど」
まどか神「それ聞いたらさやかちゃん泣いちゃうかも
でも……なんだかかっこいいですね。
さすがほむらちゃんのお母さん」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:10:40.26 ID:KSep9XWI0
魔女「あ、バレたか。
まどかちゃん、もし、もう一度会えたらあの子と喧嘩してあげてね」
まどか神「喧嘩?」
魔女「この世界じゃずっと同じ距離だったじゃない。
遠くて、隔たりがあって、互いにどこか違うところ見つめてたわ。
心は繋がっていたはずなのにね。
だけど、喧嘩って真正面から相手見ないとできないの。
本音言い合って、最後に仲直りするの。
そして、距離が縮まるわ」
まどか神「そうですね。
そういえば、ただの仲良しだったような気もします」
魔女「そうやって自分と相手を知って、
一緒に成長していくの。
川原で殴り合って夕日をバックに語り合って欲しいわ
まどかちゃん、あの子の嫌いなところ言える?」
まどか神「えっと、えっと……。
はい……」
魔女「ケラケラ。いいわね、
試しに三つ聞かせて、あの子の欠点」
まどかちゃん、もし、もう一度会えたらあの子と喧嘩してあげてね」
まどか神「喧嘩?」
魔女「この世界じゃずっと同じ距離だったじゃない。
遠くて、隔たりがあって、互いにどこか違うところ見つめてたわ。
心は繋がっていたはずなのにね。
だけど、喧嘩って真正面から相手見ないとできないの。
本音言い合って、最後に仲直りするの。
そして、距離が縮まるわ」
まどか神「そうですね。
そういえば、ただの仲良しだったような気もします」
魔女「そうやって自分と相手を知って、
一緒に成長していくの。
川原で殴り合って夕日をバックに語り合って欲しいわ
まどかちゃん、あの子の嫌いなところ言える?」
まどか神「えっと、えっと……。
はい……」
魔女「ケラケラ。いいわね、
試しに三つ聞かせて、あの子の欠点」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:13:12.02 ID:KSep9XWI0
まどか神「えーと、自信ないところ、
自分のことしか考えてないところ、
あと、私を本気で信じてくれないところ!」
魔女「あっはははっははははは!
いいわ、絶対に言ってあげて。
それ言われたときのあの子の顔見たいわ!」
まどか神「ウェヒヒ」
魔女「もう、あなたなら大丈夫ね」
まどか神「はい、もう何も恐くありません」
魔女「ほむらのこともまかせて。
次のときは親としてしっかり強い子に育てるわ」
まどか神「あの、私からもお願いしていいですか」
魔女「なに?」
自分のことしか考えてないところ、
あと、私を本気で信じてくれないところ!」
魔女「あっはははっははははは!
いいわ、絶対に言ってあげて。
それ言われたときのあの子の顔見たいわ!」
まどか神「ウェヒヒ」
魔女「もう、あなたなら大丈夫ね」
まどか神「はい、もう何も恐くありません」
魔女「ほむらのこともまかせて。
次のときは親としてしっかり強い子に育てるわ」
まどか神「あの、私からもお願いしていいですか」
魔女「なに?」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:18:33.35 ID:KSep9XWI0
まどか神「ほむらちゃんに、妹か弟を生んで上げてください。
お姉さん同士のお話できたら、それはとっても嬉しいなって」
魔女「OK、まかせて。
とびっきり活きのいいの生むわね!
じゃ、まどかちゃん。あの子に会いに行ってあげて。
あの子は私の力で過去に戻ったわ」
まどか神「さっきのグリーフシードですね」
魔女「で、ほむらはこの物語が生まれる直前にいる。
まどかちゃんがそこから一緒に外に飛び出せば、
私の願いも叶わなかったことになる。
やっと、この悲しい物語を無くせるわ。
それができるのは、あなたたちがここまで互いを信じてきてくれたからなの。
礼を言うわ。あの子の友達になってくれて、本当にありがとう」
まどか神「お礼は私の方です。
ほむらちゃんみたいな素敵な子を生んでくれてありがとうございます」
魔女「ちょっと、不器用な子だけどね。
物語が無くなれば私は元の宇宙に帰るわ。
まどかちゃんも、あなたと絆を持つほむらがいる場所にならどこにでも存在できる」
まどか神「でも、こんな広い世界でどうやってほむらちゃん見つけよう」
お姉さん同士のお話できたら、それはとっても嬉しいなって」
魔女「OK、まかせて。
とびっきり活きのいいの生むわね!
じゃ、まどかちゃん。あの子に会いに行ってあげて。
あの子は私の力で過去に戻ったわ」
まどか神「さっきのグリーフシードですね」
魔女「で、ほむらはこの物語が生まれる直前にいる。
まどかちゃんがそこから一緒に外に飛び出せば、
私の願いも叶わなかったことになる。
やっと、この悲しい物語を無くせるわ。
それができるのは、あなたたちがここまで互いを信じてきてくれたからなの。
礼を言うわ。あの子の友達になってくれて、本当にありがとう」
まどか神「お礼は私の方です。
ほむらちゃんみたいな素敵な子を生んでくれてありがとうございます」
魔女「ちょっと、不器用な子だけどね。
物語が無くなれば私は元の宇宙に帰るわ。
まどかちゃんも、あなたと絆を持つほむらがいる場所にならどこにでも存在できる」
まどか神「でも、こんな広い世界でどうやってほむらちゃん見つけよう」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:24:02.08 ID:KSep9XWI0
魔女「あのこはほむらよ。
闇を一番に照らす、太陽の光。
目を閉じて、見えるでしょう、あの子への希望の道が」
まどか神「……ほむら……ちゃん……」
シュン
魔女「見送り終了っと。
……もうじきこの閉じた世界も終りね。
あたりも歪んできたわ。
インキュベーター、とその管理者。
長い付き合いだったわね。
次に会うことがあったら、ちゃんと教えてあげるわ
何もしなくても、エネルギーに溢れているって。
んで、私はあのときに戻ってほむらを生み直さないとね。
今度は生だからキツイわね。覚悟しなきゃ。
あ、しかも二回以上。
くー、でもあの子達の為に気張らないとねっ。
さようなら……悲しい物語」
闇を一番に照らす、太陽の光。
目を閉じて、見えるでしょう、あの子への希望の道が」
まどか神「……ほむら……ちゃん……」
シュン
魔女「見送り終了っと。
……もうじきこの閉じた世界も終りね。
あたりも歪んできたわ。
インキュベーター、とその管理者。
長い付き合いだったわね。
次に会うことがあったら、ちゃんと教えてあげるわ
何もしなくても、エネルギーに溢れているって。
んで、私はあのときに戻ってほむらを生み直さないとね。
今度は生だからキツイわね。覚悟しなきゃ。
あ、しかも二回以上。
くー、でもあの子達の為に気張らないとねっ。
さようなら……悲しい物語」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:27:04.47 ID:KSep9XWI0
別の宇宙にて
赤ん坊「おぎゃあ! おぎゃあ!」
看護婦「可愛い女の子ですよ」
母親「本当ね……」
看護婦「暁美さん、朝日が昇ってますよ。
新しい太陽と一緒に生まれた、素敵な子ですね!」
母親「本当。燃えるような光。
そう、あなたはみんなを明日へ導く、暁の太陽。
絶やされない希望の炎。未来への光明ね。
あなたの名は『暁美ほむら』よ!」
ほむら「おぎゃあ! おぎゃあ!」
赤ん坊「おぎゃあ! おぎゃあ!」
看護婦「可愛い女の子ですよ」
母親「本当ね……」
看護婦「暁美さん、朝日が昇ってますよ。
新しい太陽と一緒に生まれた、素敵な子ですね!」
母親「本当。燃えるような光。
そう、あなたはみんなを明日へ導く、暁の太陽。
絶やされない希望の炎。未来への光明ね。
あなたの名は『暁美ほむら』よ!」
ほむら「おぎゃあ! おぎゃあ!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 01:28:18.48 ID:KSep9XWI0
時を経て
教師「転校生を紹介します。
暁美ほむらさんです」
ほむら「暁美ほむらです。
よろしくお願いします」
教師「みなさん仲良くしてあげてくださいね」
まどか「!(あれ、あの子?)」
ほむら「!(あれ、あの子?)」
ほむまど『(夢の中で逢った、ような……)』
ほむら「究極の……魔女?」end.
and
BrandNew Days start……
教師「転校生を紹介します。
暁美ほむらさんです」
ほむら「暁美ほむらです。
よろしくお願いします」
教師「みなさん仲良くしてあげてくださいね」
まどか「!(あれ、あの子?)」
ほむら「!(あれ、あの子?)」
ほむまど『(夢の中で逢った、ような……)』
ほむら「究極の……魔女?」end.
and
BrandNew Days start……
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:13:26.19 ID:KSep9XWI0
休み時間
まどか「え、えっと。
ほむら……ちゃん、私鹿目まどか。
保険委員なんだ。
なにかあったらすぐに言ってね」
ほむら「は、はい。
もう大丈夫のはずなんだけど、、
転校前はずっと入院していたから」
まどか「そうなんだ。
そうだ、保健室覚えておいた方がいいよね。
案内するよ!」
ほむら「う、うん。
お願いするわ」
まどか「え、えっと。
ほむら……ちゃん、私鹿目まどか。
保険委員なんだ。
なにかあったらすぐに言ってね」
ほむら「は、はい。
もう大丈夫のはずなんだけど、、
転校前はずっと入院していたから」
まどか「そうなんだ。
そうだ、保健室覚えておいた方がいいよね。
案内するよ!」
ほむら「う、うん。
お願いするわ」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:17:22.08 ID:KSep9XWI0
渡り廊下
まどか「ほむらちゃん、ってかっこいい名前だよね」
ほむら「で、でも名前負けです。
お母さんは
『自信持ちなさい、私の子でしょ!』
っていつも言ってくれるけど……。
やっぱり……」
まどか「えー、でもほむらちゃんって
髪綺麗だし、声可愛いし、
私の持っていないもの全部持ってる気がするよ」
ほむら「そ、そんなことないですよ!
鹿目さんこそ、そうやって……
私みたいなのに優しくしてくれて……」
まどか「ま・ど・か」
ほむら「え?」
まどか「ほむらちゃん、ってかっこいい名前だよね」
ほむら「で、でも名前負けです。
お母さんは
『自信持ちなさい、私の子でしょ!』
っていつも言ってくれるけど……。
やっぱり……」
まどか「えー、でもほむらちゃんって
髪綺麗だし、声可愛いし、
私の持っていないもの全部持ってる気がするよ」
ほむら「そ、そんなことないですよ!
鹿目さんこそ、そうやって……
私みたいなのに優しくしてくれて……」
まどか「ま・ど・か」
ほむら「え?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:18:53.59 ID:KSep9XWI0
まどか「私もほむらちゃんって呼んでるでしょ。
だから、ほむらちゃんも『まどか』って言って。
ねっ」
ほむら「は、はいっ!」
まどか「ウェヒヒ」
ほむら「ふふふ」
だから、ほむらちゃんも『まどか』って言って。
ねっ」
ほむら「は、はいっ!」
まどか「ウェヒヒ」
ほむら「ふふふ」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:22:26.33 ID:KSep9XWI0
お昼休み
さやか「でー、転校生はさっそく私の嫁に手を出したわけだ」
ほむら「あ、あの、さやかさん、
私まどかのそういうのじゃ……。オロオロ」
まどか「さやかちゃん、メッ。
ほむらちゃん恐がってるじゃない」
さやか「あちゃー、こりゃ、ごめんね。
冗談だったんだけど。
改めて、美樹さやか、よろしくねっ」
ほむら「よ、よろしくお願いします」
さやか「でー、転校生はさっそく私の嫁に手を出したわけだ」
ほむら「あ、あの、さやかさん、
私まどかのそういうのじゃ……。オロオロ」
まどか「さやかちゃん、メッ。
ほむらちゃん恐がってるじゃない」
さやか「あちゃー、こりゃ、ごめんね。
冗談だったんだけど。
改めて、美樹さやか、よろしくねっ」
ほむら「よ、よろしくお願いします」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:27:13.24 ID:KSep9XWI0
放課後
まどか「今日もCD屋さんいく?」
さやか「うん。
だけど、先に新しくできたサーティワンいかない?
今トリプルフェアやってるらしいよ」
まどか「ほむらちゃんは?」
ほむら「わ……私は……」
『私の娘でしょ!』
ほむら「い、いきます!
いかさせていただきます!」
まどか「そ、そんなに気合いれなくても大丈夫だよお」
さやか「ぅお。転校生の意外な気迫」
ほむら「///」
まどか「今日もCD屋さんいく?」
さやか「うん。
だけど、先に新しくできたサーティワンいかない?
今トリプルフェアやってるらしいよ」
まどか「ほむらちゃんは?」
ほむら「わ……私は……」
『私の娘でしょ!』
ほむら「い、いきます!
いかさせていただきます!」
まどか「そ、そんなに気合いれなくても大丈夫だよお」
さやか「ぅお。転校生の意外な気迫」
ほむら「///」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:34:46.11 ID:KSep9XWI0
サーティワン
まどか「さやかちゃん、上条君の調子どう?」
さやか「やっぱり回復は難しいみたい。
だけど、あいつがまた嬉しそうになにかに打ち込むところ、
見たいな」
ほむら「ホムホム……」
まどか「またヴァイオリン持てるかな」
さやか「だったらいいんだけどね。
でも正直なところ、あたし、あいつが笑ってくれるならなんでもいいな」
まどか「さやかちゃん、上条君の調子どう?」
さやか「やっぱり回復は難しいみたい。
だけど、あいつがまた嬉しそうになにかに打ち込むところ、
見たいな」
ほむら「ホムホム……」
まどか「またヴァイオリン持てるかな」
さやか「だったらいいんだけどね。
でも正直なところ、あたし、あいつが笑ってくれるならなんでもいいな」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:49:07.42 ID:KSep9XWI0
まどか「さやかちゃん、変わった?
少し前まで、私が上条君の腕治すんだー、とか言ってたよね?」
さやか「そ、そうなんだけど。
良くなっても、ならなくてもさ、
あいつの魅力は変わらないじゃん」
ほむら「いいなぁ」
まどさや『!』
少し前まで、私が上条君の腕治すんだー、とか言ってたよね?」
さやか「そ、そうなんだけど。
良くなっても、ならなくてもさ、
あいつの魅力は変わらないじゃん」
ほむら「いいなぁ」
まどさや『!』
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 02:54:32.64 ID:KSep9XWI0
本当に日常しか書いていない……
まどか「そうだ、ほむらちゃんって好きな人いるの?」
さやか「どれどれぇ、転校生、
あたしらに言ってみぃ、ほれほれぇ」
ほむら「い、いえ、いない……です。
なんか、男の人って恐いし」
まどか「上条君はいい人だよー。
でも、私もあんまり男の人は得意じゃないかな」
さやか「まあ、フィーリングでしょっ。
私もあいつのヴァイオリン聴くまでそういうのなかったしさ。
でも、得意って言ったらなんかやーらしー感じよね」
まどか「さやかちゃん、やだー」
まどさやほむ『あはははは』
まどか「そうだ、ほむらちゃんって好きな人いるの?」
さやか「どれどれぇ、転校生、
あたしらに言ってみぃ、ほれほれぇ」
ほむら「い、いえ、いない……です。
なんか、男の人って恐いし」
まどか「上条君はいい人だよー。
でも、私もあんまり男の人は得意じゃないかな」
さやか「まあ、フィーリングでしょっ。
私もあいつのヴァイオリン聴くまでそういうのなかったしさ。
でも、得意って言ったらなんかやーらしー感じよね」
まどか「さやかちゃん、やだー」
まどさやほむ『あはははは』
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 03:03:52.31 ID:KSep9XWI0
調理室
女生徒A「マミー、こっちヘルプー」
マミ「どうしたの?」
女生徒A「これ見てよ」
マミ「あ、スポンジケーキ……失敗しちゃったわね。
分量は計ったの?」
女生徒A「勿論よ」
マミ「うーん、混ぜ方ね。
ちゃんとこう、さっくりと……」
女生徒A「あ、そうだっけ。
メレンゲ作るみたいにやっちゃった」
マミ「もう、見ていてあげるからもう一度やりましょ。
どうせあげるのだから綺麗に作りたいものね」
女生徒A「おーけー」
女生徒A「マミー、こっちヘルプー」
マミ「どうしたの?」
女生徒A「これ見てよ」
マミ「あ、スポンジケーキ……失敗しちゃったわね。
分量は計ったの?」
女生徒A「勿論よ」
マミ「うーん、混ぜ方ね。
ちゃんとこう、さっくりと……」
女生徒A「あ、そうだっけ。
メレンゲ作るみたいにやっちゃった」
マミ「もう、見ていてあげるからもう一度やりましょ。
どうせあげるのだから綺麗に作りたいものね」
女生徒A「おーけー」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 03:14:40.18 ID:KSep9XWI0
杏子「おーい、マミーいるかー」
女生徒A「来たわね、佐倉杏子!
マミさんのお菓子は渡さないわ!」
杏子「そうかたッ苦しいこと言うなよ。
あたしさあ、これからバイトなんだよね。
腹減っちゃって夜までもたねえんだよ」
マミ「大丈夫よA。
今日は杏子の分も作ってあるから」
杏子「さっすが、話がわかるー」
女生徒A「来たわね、佐倉杏子!
マミさんのお菓子は渡さないわ!」
杏子「そうかたッ苦しいこと言うなよ。
あたしさあ、これからバイトなんだよね。
腹減っちゃって夜までもたねえんだよ」
マミ「大丈夫よA。
今日は杏子の分も作ってあるから」
杏子「さっすが、話がわかるー」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 03:22:52.03 ID:KSep9XWI0
女生徒A「マミー杏子に甘いわよぉ」
マミ「うふふ、おいしいものはみんなでわけないとね」
杏子「さんきゅっ。
そうだ、マミ。親父からまたハガキ届いたんだ」
マミ「今はどこにいるの?」
杏子「それがさ、ペルーだってよ。
神の言葉が皆に届かないのは自分に理解がないから修行だって、
家飛び出して私達がどれだけ苦労してると思ってるのかねえ。
この間なんかアナコンダ抱えた写真送られてきたぜ。エアメールでさ」
マミ「ふふふ、頼もしいお父さんね」
杏子「迷惑なもんさ。
そうだ、また母さんが遊びにおいでってさ。
一緒にメシ作りたいって」
マミ「何かいいもの考えておくわ。
楽しみにしているって伝えておいて」
杏子「OK。んじゃ、ケーキさんきゅ」
マミ「気をつけてね。
仕送りあるんだから、バイトも無理しないで」
杏子「ヘイヘーイ」
マミ「うふふ、おいしいものはみんなでわけないとね」
杏子「さんきゅっ。
そうだ、マミ。親父からまたハガキ届いたんだ」
マミ「今はどこにいるの?」
杏子「それがさ、ペルーだってよ。
神の言葉が皆に届かないのは自分に理解がないから修行だって、
家飛び出して私達がどれだけ苦労してると思ってるのかねえ。
この間なんかアナコンダ抱えた写真送られてきたぜ。エアメールでさ」
マミ「ふふふ、頼もしいお父さんね」
杏子「迷惑なもんさ。
そうだ、また母さんが遊びにおいでってさ。
一緒にメシ作りたいって」
マミ「何かいいもの考えておくわ。
楽しみにしているって伝えておいて」
杏子「OK。んじゃ、ケーキさんきゅ」
マミ「気をつけてね。
仕送りあるんだから、バイトも無理しないで」
杏子「ヘイヘーイ」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 03:30:12.92 ID:KSep9XWI0
女生徒A「ああん、もう杏子ったら」
マミ「いいのよ、彼女はあれで」
女生徒A「それに、マミの前で両親の話……なんて」
マミ「気にしなくていいのよ。
両親は早くに亡くなったけれど、すごく優しい祖父母がいるの。
あとね、私には他にも、杏子や、先生、それにあなたや沢山の
私を支えてくれる人がいるわ。
だから、A。普通にして、ね」
女生徒A「わ、わかったわ。
(そういうところが可愛いんだよね、マミって。
素直で優しくて。
こんな言い子に変な男がつかないように私が守らなきゃ、うん)」
マミ「いいのよ、彼女はあれで」
女生徒A「それに、マミの前で両親の話……なんて」
マミ「気にしなくていいのよ。
両親は早くに亡くなったけれど、すごく優しい祖父母がいるの。
あとね、私には他にも、杏子や、先生、それにあなたや沢山の
私を支えてくれる人がいるわ。
だから、A。普通にして、ね」
女生徒A「わ、わかったわ。
(そういうところが可愛いんだよね、マミって。
素直で優しくて。
こんな言い子に変な男がつかないように私が守らなきゃ、うん)」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 03:40:53.69 ID:KSep9XWI0
ほむホーム
ディナー
ほむママ「へえ、まどかちゃんって子と仲良くなったんだ
はて……どっかで聞いたかな?」
ほむら「知ってるの?」
ほむママ「うーん、ま、いいか。
でもやるじゃない、初日からデートなんて」
ほむら「うん、頑張ったの。
お母さんの子だって思ったら力が出たわの///」ホムホム
ほむママ「ほ……ほ……ほむらー!」
ほむら「わ!」
ほむママ「あんた最高の子供よ!
もう、大好きー」グリグリチュッチュ
ほむら「わ、くすぐったいよお」
ほむママ「よし、今日は一緒にお風呂はいるぞー。
娘の心の成長はよくわかったから、
今度は体の成長を確かめるのだー」
ほむら「もう、お母さんったらー」
ディナー
ほむママ「へえ、まどかちゃんって子と仲良くなったんだ
はて……どっかで聞いたかな?」
ほむら「知ってるの?」
ほむママ「うーん、ま、いいか。
でもやるじゃない、初日からデートなんて」
ほむら「うん、頑張ったの。
お母さんの子だって思ったら力が出たわの///」ホムホム
ほむママ「ほ……ほ……ほむらー!」
ほむら「わ!」
ほむママ「あんた最高の子供よ!
もう、大好きー」グリグリチュッチュ
ほむら「わ、くすぐったいよお」
ほむママ「よし、今日は一緒にお風呂はいるぞー。
娘の心の成長はよくわかったから、
今度は体の成長を確かめるのだー」
ほむら「もう、お母さんったらー」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 03:49:00.52 ID:KSep9XWI0
ほむら「ホム……ホム……スヤスヤ」
ほむママ「寝たわね……。
あの子も大きくなったし、そろそろ新しいお父さんのこと言ってもいいかな」
???「やあ暁美ほむらの母親。再構築された宇宙はどうだい?」
ほむママ「え、え、猫? ……んっ、頭が……」
魔女「……まったく、なんのようだい? QB」
QB「別れの挨拶にきたのさ」
魔女「なんの冗談?」
ほむママ「寝たわね……。
あの子も大きくなったし、そろそろ新しいお父さんのこと言ってもいいかな」
???「やあ暁美ほむらの母親。再構築された宇宙はどうだい?」
ほむママ「え、え、猫? ……んっ、頭が……」
魔女「……まったく、なんのようだい? QB」
QB「別れの挨拶にきたのさ」
魔女「なんの冗談?」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 03:58:24.46 ID:KSep9XWI0
QB「残念だけど、生憎と僕たちは笑うことがないからね。
冗談なんかじゃないさ。
今君がそうして魔女になったのはただ僕がここにいることで、
因果が一時的に逆流しているだけだ。
その僕だって実は大分無理をしてここにいる」
魔女「今はただの主婦なんだ。
用件だけ言ってもらえないかな」
QB「君が言っていたことだ。
宇宙など消滅すべきだと。
ほむら宇宙が逆流し消滅したとき、僕達は改めてシミュレートを繰り返した。
遥か未来、過去、他宇宙にまで視野に入れて計測したその結果、
因果律の超越、エントロピーの凌駕、そういった法則はこの宇宙では折込済みだとわかった。
つまり、僕らの種族がしていたこと、君達がそこで暮らしていること、すべては決まっていたことだったんだ」
魔女「つまり、あんたらの無駄だったということだね。
わかったから引き取ってくれないかな」
QB「せっかくきたのに挨拶だね。
一つ朗報を届けにきたんだよ。
君達が起こした奇跡の数々、あれは僕達には管理できないことがわかった。
エネルギーとしての質はいいのだけど、大きすぎた。
つまり魔法少女システムは欠陥だったのさ。
そしてもう一つ」
魔女「まだあるのかい?」
冗談なんかじゃないさ。
今君がそうして魔女になったのはただ僕がここにいることで、
因果が一時的に逆流しているだけだ。
その僕だって実は大分無理をしてここにいる」
魔女「今はただの主婦なんだ。
用件だけ言ってもらえないかな」
QB「君が言っていたことだ。
宇宙など消滅すべきだと。
ほむら宇宙が逆流し消滅したとき、僕達は改めてシミュレートを繰り返した。
遥か未来、過去、他宇宙にまで視野に入れて計測したその結果、
因果律の超越、エントロピーの凌駕、そういった法則はこの宇宙では折込済みだとわかった。
つまり、僕らの種族がしていたこと、君達がそこで暮らしていること、すべては決まっていたことだったんだ」
魔女「つまり、あんたらの無駄だったということだね。
わかったから引き取ってくれないかな」
QB「せっかくきたのに挨拶だね。
一つ朗報を届けにきたんだよ。
君達が起こした奇跡の数々、あれは僕達には管理できないことがわかった。
エネルギーとしての質はいいのだけど、大きすぎた。
つまり魔法少女システムは欠陥だったのさ。
そしてもう一つ」
魔女「まだあるのかい?」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 04:04:29.57 ID:KSep9XWI0
QB「僕達は確かに君達よりずっと進化した文明を持っている。
でも、因果を覆すほどのエネルギーをそもそも持っていないんだ。
『存在』と『現象』だけでしかないんだ」
魔女「神だとでもいうのかい」
QB「そう、まさに神だ。
君達人類は気づいていないかもしれないが、
神ともいうべき存在だったんだ。
僕達より生物としてずっと進化した存在だとわかった」
魔女「下僕にでもなるっていうのかい?」
QB「いや、それはできない。干渉できないからね。
けれど、宇宙を生み続ける人類を観測することで、
紡がれ続ける宇宙を守るということに計画を書き直したんだ。
君達の言葉で言えば詭弁、なのかもしれないがね」
でも、因果を覆すほどのエネルギーをそもそも持っていないんだ。
『存在』と『現象』だけでしかないんだ」
魔女「神だとでもいうのかい」
QB「そう、まさに神だ。
君達人類は気づいていないかもしれないが、
神ともいうべき存在だったんだ。
僕達より生物としてずっと進化した存在だとわかった」
魔女「下僕にでもなるっていうのかい?」
QB「いや、それはできない。干渉できないからね。
けれど、宇宙を生み続ける人類を観測することで、
紡がれ続ける宇宙を守るということに計画を書き直したんだ。
君達の言葉で言えば詭弁、なのかもしれないがね」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 04:13:50.38 ID:KSep9XWI0
魔女「要はほっといてくれるってことだろう?」
QB「ああ、そうだ。
安心したかい?」
魔女「まあ、ね」
QB「用件はそれだけだ。
もう会うことも思い出すこともないだろう」
魔女「QB、最後に言うことがあるよ」
QB「ん、なんだい」
魔女「あの物語で苦しんだ沢山の子供達がいた。
ほむらも、苦しんだ。
あんたらがしたかったことは違ったのかも知れないけれど、
今少女たちは正しく自分の今日を生き抜いてる。
長い遠回りでも、あの時間があったからみな強くなれた気がするんだ。
感謝してる」
QB「これは驚愕、という感情なのかな。
ふむ、帰って研究対象にしよう。
そうだ、最後に安心できるかわからないが僕らの今の居場所を教えよう。
あの閉じた物語のなかさ。
今は君の中にあるワームホールを使ってるに過ぎない。
だがそれも消滅する。
君達の行く末を僕達は見守っていよう。
さようなら」
QB「ああ、そうだ。
安心したかい?」
魔女「まあ、ね」
QB「用件はそれだけだ。
もう会うことも思い出すこともないだろう」
魔女「QB、最後に言うことがあるよ」
QB「ん、なんだい」
魔女「あの物語で苦しんだ沢山の子供達がいた。
ほむらも、苦しんだ。
あんたらがしたかったことは違ったのかも知れないけれど、
今少女たちは正しく自分の今日を生き抜いてる。
長い遠回りでも、あの時間があったからみな強くなれた気がするんだ。
感謝してる」
QB「これは驚愕、という感情なのかな。
ふむ、帰って研究対象にしよう。
そうだ、最後に安心できるかわからないが僕らの今の居場所を教えよう。
あの閉じた物語のなかさ。
今は君の中にあるワームホールを使ってるに過ぎない。
だがそれも消滅する。
君達の行く末を僕達は見守っていよう。
さようなら」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 04:36:08.88 ID:KSep9XWI0
ほむママ「……おっと、居眠りしてたみたいね。
私も寝なきゃ。
ホームベーカリーセットしてと。
んー、おやすみ。
私の大好きな宇宙規模に超可愛いほむら……」
ある日、週末の遊び帰り道
まどか「ほむらちゃんどうして私に黙ってたの!」
ほむら「えっと、だって……」
まどか「私が怒ると思ったの?」
ほむら「がっかりさせちゃうと……」
まどか「うん、がっかりしたよ」
私も寝なきゃ。
ホームベーカリーセットしてと。
んー、おやすみ。
私の大好きな宇宙規模に超可愛いほむら……」
ある日、週末の遊び帰り道
まどか「ほむらちゃんどうして私に黙ってたの!」
ほむら「えっと、だって……」
まどか「私が怒ると思ったの?」
ほむら「がっかりさせちゃうと……」
まどか「うん、がっかりしたよ」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 04:47:20.15 ID:KSep9XWI0
ほむら「う……う……」
まどか「一緒に見ようって言ってた映画、
先に見てたぐらいじゃ怒らないよ!
黙ってたことにがっかりしたの。
ほむらちゃんって本気で私のこと信じてくれてないよね!」
ほむら「ちっ、違うよぉ」
まどか「信じてたら言えたもん」
ほむら「……まろかぁ……まろかぁ……ヒグヒグ。
……新しいお父さんが映画が好きで……、
是非三人で行きたいっていっ……たから……
断れっ、ック、なくて……。
ごめんなさい……」
まどか「なんだ、そんなこと。
だったらしょうがないね」
ほむら「(ポムゥッ)そ、っ、そんなことじゃないっもん。
ヒックヒック。
すごく悩んだもん。まろかのこと悩んだもん。
そんな言い方、酷いよ!
まろかのバカッ」
まどか「一緒に見ようって言ってた映画、
先に見てたぐらいじゃ怒らないよ!
黙ってたことにがっかりしたの。
ほむらちゃんって本気で私のこと信じてくれてないよね!」
ほむら「ちっ、違うよぉ」
まどか「信じてたら言えたもん」
ほむら「……まろかぁ……まろかぁ……ヒグヒグ。
……新しいお父さんが映画が好きで……、
是非三人で行きたいっていっ……たから……
断れっ、ック、なくて……。
ごめんなさい……」
まどか「なんだ、そんなこと。
だったらしょうがないね」
ほむら「(ポムゥッ)そ、っ、そんなことじゃないっもん。
ヒックヒック。
すごく悩んだもん。まろかのこと悩んだもん。
そんな言い方、酷いよ!
まろかのバカッ」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 04:52:48.03 ID:KSep9XWI0
まどか「ほ、ほむらちゃんが悪いのに、
怒るなんてずるい!
元々はほむらちゃんがはっきりしないからいけないんだよ!」
ほむら「バカッ、バカッ、まどかのバカッ!」
まどか「バカじゃないもん、ほむらちゃんのバカッ!」
ほむまど『うぁーん』
怒るなんてずるい!
元々はほむらちゃんがはっきりしないからいけないんだよ!」
ほむら「バカッ、バカッ、まどかのバカッ!」
まどか「バカじゃないもん、ほむらちゃんのバカッ!」
ほむまど『うぁーん』
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 05:00:22.85 ID:KSep9XWI0
ほむら「ま、まろかぁ、ごめんね。ヒックヒック」
まどか「ううん、私こそ、ほむらちゃんごめんね。スンスン。
川原に降りよっか」
ほむら「うん」
……
まどか「お父さん優しい?」
ほむら「うん。
でもね、女の子苦手みたいで私と話すとき目が泳ぐの。
お母さんがそれ見ていつも笑ってる。
おかげでね、私の方がお父さんに気を遣ってるぐらい」
まどか「あはは。よかったね。
じゃあ、映画はお父さん一生懸命誘ったんだね」
ほむら「そうみたい。
お母さんから聞いたんだけど、映画ってオタク趣味って思われないかなとか、
自分が誘ったら気味悪がられないかなとか言ってたんだって。
だから、私誘う決心するまでも大変だったんだって」
まどか「ううん、私こそ、ほむらちゃんごめんね。スンスン。
川原に降りよっか」
ほむら「うん」
……
まどか「お父さん優しい?」
ほむら「うん。
でもね、女の子苦手みたいで私と話すとき目が泳ぐの。
お母さんがそれ見ていつも笑ってる。
おかげでね、私の方がお父さんに気を遣ってるぐらい」
まどか「あはは。よかったね。
じゃあ、映画はお父さん一生懸命誘ったんだね」
ほむら「そうみたい。
お母さんから聞いたんだけど、映画ってオタク趣味って思われないかなとか、
自分が誘ったら気味悪がられないかなとか言ってたんだって。
だから、私誘う決心するまでも大変だったんだって」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 05:03:56.63 ID:KSep9XWI0
まどか「じゃあ、断れないよね。
さっきはほむらちゃんのこと考えないで
信じてないなんて言っちゃってごめんね。
沢山気にしてくれてたんだね」
ほむら「ううん、私も、ちゃんと言わなきゃいけなかったの。
ごめんね」
まどか「じゃ、仲直り?」
ほむら「うん、仲直り!」
ほむまど『仲良しー』ギュー
さっきはほむらちゃんのこと考えないで
信じてないなんて言っちゃってごめんね。
沢山気にしてくれてたんだね」
ほむら「ううん、私も、ちゃんと言わなきゃいけなかったの。
ごめんね」
まどか「じゃ、仲直り?」
ほむら「うん、仲直り!」
ほむまど『仲良しー』ギュー
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 05:09:39.65 ID:KSep9XWI0
まどか「じゃ、帰ろっか」
ほむら「うん!」
まどか「ね、ねえほむらちゃん」
ほむら「なに、まどか?」
まどか「手、繋いでいいかな///」
ほむら「コクン///」
ほむら「そうだ、みんなにまだ内緒の話
まどかにだけ、教えてあげる
耳かして?」
まどか「え、なになに!」
ほむら「えっとね、私に弟か妹ができるみたいなの!」
Happy BrandNew Days Neverend……
ほむら「うん!」
まどか「ね、ねえほむらちゃん」
ほむら「なに、まどか?」
まどか「手、繋いでいいかな///」
ほむら「コクン///」
ほむら「そうだ、みんなにまだ内緒の話
まどかにだけ、教えてあげる
耳かして?」
まどか「え、なになに!」
ほむら「えっとね、私に弟か妹ができるみたいなの!」
Happy BrandNew Days Neverend……
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/02(金) 05:11:26.14 ID:KSep9XWI0
本編終了からは即興になりましたが、
なんとか終了です
おつきあいありがとうございました
なにかありましたらお答えします
なんとか終了です
おつきあいありがとうございました
なにかありましたらお答えします
引用元: ・ほむら「究極の……魔女?」
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