劇場版!駆逐戦隊!ショキカンジャー!! 前編

323: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:24:34.45 ID:t8azCKjv0
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───

五月雨「…うん、大丈夫。タイムマシンは壊れてないみたい」

叢雲「そう?よかったわ…」

電「どさくさで壊れてたら大変なことになってたのです」

漣「それはマジ勘弁ですな」

吹雪「まあ、何ともなくてよかったよ」

324: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:26:13.94 ID:t8azCKjv0
漣「んで、どうする?さっさと帰る?」

叢雲「そうねぇ、帰ってもいいけど…」

吹雪「…いや」

吹雪「帰る前に…もう一回、見てみない?」

吹雪「過去の私たちを」

四人「…」

四人「…うん」

325: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:26:41.40 ID:t8azCKjv0
鎮守府

電「今はどこにいるのでしょうか?」

叢雲「鎮守府内で仕事中じゃないかしら」

漣「まだバラバラなんかねぇ…」

五月雨「…そうでもないんじゃない?」

叢雲「ん?」

吹雪「あー、そうみたいだねぇ…」

電「どういうことなのです?」

吹雪「ほら、あそこ」スッ

326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:27:13.56 ID:t8azCKjv0
過去吹雪「ほら、司令官、みんな!早く早く!」

過去叢雲「落ち着きなさいよ吹雪…別に逃げたりしないわよ」

過去吹雪「あ…ごめんね」

過去叢雲「い、いや、別に謝ることじゃないわ」

過去電「そうなのです。気にすることじゃないのです」

327: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:28:09.40 ID:t8azCKjv0
過去漣「ご主人様。何が始まるんです?」

提督「ん、知らないで来たのか?」

過去漣「うむ、知らん!」

過去五月雨「えぇ…」

提督「…吹雪が、集合写真が撮りたいって言いだしてな」

過去漣「ん、そうなん?」

過去吹雪「あれ、知らなかったんだ…もしかして嫌?」

過去漣「いやいや、漣は一向にかまわんよ!フゥーッハッハッハ!」

328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:29:10.68 ID:t8azCKjv0
過去漣「それにしても意外ですな」

過去五月雨「え、何が?」

過去漣「いやー、叢雲ちゃんは嫌がると思ってたんだけど」

過去電「確かにそうなのです…」

過去五月雨「私も、叢雲ちゃんは来ないかなって思ってたんだけど…」

過去叢雲「…別に」

過去叢雲「たまにはいいかなって思っただけよ」

過去漣「何!?叢雲ちゃんがデレただと!?」

過去叢雲「はぁ!?何言ってんのよあんた!」グリグリ

過去漣「ギャー!勘弁勘弁!」

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:29:53.21 ID:t8azCKjv0
提督「何やっとるんだあいつらは…」

提督「吹雪。カメラの準備はできたか?」

過去吹雪「あと少しです。ここをこうして…」

過去吹雪「よし!それじゃあみんな、並んでくださーい!」

過去五月雨「はーい。じゃあ、行こうか」

過去電「はいなのです」

過去叢雲「あんた昨日も意味わかんないこと言ってたわよね!まったく…!」ギリギリ

過去漣「えぇー!?記憶にございません!」

提督「…お前ら、行くぞ」

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:30:19.36 ID:t8azCKjv0
過去吹雪「あれ、セルフタイマーどれだろ…」

過去五月雨「え、これじゃないの?」

過去吹雪「あ、本当だ。ありがとう五月雨ちゃん」

過去五月雨「いえいえ…」

過去五月雨「それにしても吹雪ちゃん。どうして写真を撮ろうって思ったの?」

過去吹雪「…」

過去吹雪「…それはね」


過去吹雪「内緒だよ!」

過去五月雨「えー!?なにそれー!」

過去吹雪「ほら、五月雨ちゃんも並んで!撮りますよー!」

331: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:30:49.80 ID:t8azCKjv0
吹雪「…」

叢雲「この時だったのね、写真撮ったの」

漣「そうみたいですな」

電「みんな、昨日よりずっと仲良くなってるみたいなのです」

五月雨「提督の言ったとおりだったね」

332: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:31:15.98 ID:t8azCKjv0
叢雲「で、吹雪。写真撮った理由思い出したの?」

吹雪「…うん、思い出したよ」

漣「おー、何々?おせーておせーて」

吹雪「…内緒」

電「え、結局言わないのです?」

吹雪「うん…ていうか」

吹雪「みんな、本当はわかってるんでしょ?」

四人「…」

333: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:32:14.06 ID:t8azCKjv0
漣「さて、そろそろ退散といきますか」

電「そうですね。そろそろ…」

叢雲「あー、久々にめちゃくちゃ疲れたわ…」

五月雨「帰ったらゆっくり休もうか…」

吹雪「そうだね…」

334: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:33:29.12 ID:t8azCKjv0
吹雪「…ねえ」

吹雪「帰ったらさ…やりたいことがあるんだけど」

叢雲「…奇遇ね。私もよ」

漣「なんと奇遇な。漣もです」

電「たぶん、全員思ってることなのです」

五月雨「そうだね。みんな思ってるはず」

五月雨「やろうよ。提督にお願いして」

吹雪「…うん」

335: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:34:17.53 ID:t8azCKjv0
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──────

───

提督「む…そんなことが」

吹雪「はい…」

提督「それは大変だっただろう…だが、よくやった」

提督「お前たちにはしばらく休暇をやろう。ゆっくり休むといい」

吹雪「ありがとうございます…」

吹雪「…あの、司令官」

提督「ん?」

吹雪「お願いがあるのですが…」

336: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:34:58.64 ID:t8azCKjv0
一週間後  鎮守府の外


ワイワイ ガヤガヤ

青葉「はーい!ではそこにみなさん並んでくださーい!」

青葉「できるだけ詰めてー!中央によってくださーい!」

長門「駆逐艦は前のほうが良いか?」

青葉「そうですね!駆逐艦の皆さんは前に並んでくださーい!」

青葉「戦艦や空母の方々は後方にー!ひな壇がありますからー!」

青葉「落ちないように気を付けてくださいねー!」

337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:35:24.12 ID:t8azCKjv0
提督「うーん、やはりこれほどの人数は大変だな」

五月雨「ですねぇ」

叢雲「入りきるかしら…」

漣「いざとなれば入りきらなかった人は顔写真を右上の方に…」

電「それ欠席者みたいなのです」

吹雪「…まあ、何とかなると思うよ」

338: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:35:50.02 ID:t8azCKjv0
夕張「やっほー五人とも!あと提督も!」

吹雪「あ、夕張さん!」

提督「夕張。お前、もっと後ろの方じゃないのか?」

夕張「いや、軽巡はこの辺ですよ」

提督「ああ、そうか…」

明石「私もいますよ!」

提督「…何でいるんだよ」

明石「軽巡みたいなもんですから!」

提督「全然ちげえよ」

339: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:36:29.20 ID:t8azCKjv0
夕張「ところで提督。どうして急に集合写真を?」

明石「先週から言われてたからそんなに急ってわけじゃないけど…」

提督「ん?いや、言い出したのは俺じゃないぞ」

夕張「え?」

提督「こいつらだよ」

五人「…」

夕張「…みんなが?」

340: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:36:59.77 ID:t8azCKjv0
明石「へー。なんでそうなったの?」

叢雲「あー、それは…」

五月雨「えっとですね…」

夕張「…え、なんか言いづらい理由?」

漣「…実はご主人様が、集合写真を撮らないと死ぬ呪いにかかって…」

夕張「あー、そっかぁ…」

漣「漣たちはどうでもよかったんですけど、ご主人様が泣いて懇願するから」

明石「なら仕方ないね」

提督「…おい」

341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:37:27.65 ID:t8azCKjv0
夕張「で、本当は何で?」

電「えっと…本当は…」

吹雪「本当は…」


過去五月雨『それにしても吹雪ちゃん。どうして写真を撮ろうって思ったの?』

過去吹雪『…』

過去吹雪『…それはね』


吹雪「…ふふっ」

吹雪「内緒です!」

342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:37:57.05 ID:t8azCKjv0
明石「えぇー!?なにそれー!」

夕張「教えてよー!」

提督「おい、暴れるな。ちゃんと並んどけ」

明石「ちぇー」

夕張「仕方ない。大人しくしときますか」

343: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:38:46.37 ID:t8azCKjv0
提督「ふう、まったく…」

提督「…それにしても、集合写真か…」

提督「先週見た、あの写真を思い出すな」

五人「!」

提督「やはり懐かしいな…あのころと比べると」

提督「随分、人数が増えたが…」

吹雪「…そうですね」

344: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:39:14.22 ID:t8azCKjv0
叢雲「やっぱり、鎮守府もずいぶん変わったものね」

電「過去を見てきたから違いが分かるのです」

五月雨「本当。人数も増えて、鎮守府も変わって…色々なものが変わったね」

漣「まー我々は大して変わってないんですけどね!」

吹雪「…」

漣「…いや、吹雪ちゃんだけじゃないし」

提督「…変わってない、か」

提督「そうでもないだろ」

五人「…?」

345: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:39:48.85 ID:t8azCKjv0
提督「確かに、性格とかは変わってないけど」

提督「お前らは変わったよ」

吹雪「え…?」

提督「…ずっと見てきた、俺だからわかる」

提督「あの頃と比べて、お前らは…」


提督「…本当に、強くなったよ」

五人「…」

346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:40:14.12 ID:t8azCKjv0
青葉「よーし、準備できましたよー!撮りますねー!」

提督「おい青葉。お前も写らんか」

青葉「え…い、いや、青葉はいいですよ…」

提督「…衣笠」

衣笠「はーい!」シュバッ

青葉「え、ガサ!?いつの間に…」

衣笠「これがセルフタイマー?押しちゃうよー」カチッ

青葉「ああ!しまった!」

衣笠「はいはい。じゃあ並ぶよー」グイッ

青葉「あ~れ~!」

347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:40:41.61 ID:t8azCKjv0
吹雪(…)

吹雪(強くなった、か…)

吹雪(確かに私たちは強くなった)

吹雪(あのころと比べて、ずっと強くなった)

吹雪(でも、それはそれぞれが一人きりだったら…)

吹雪(決して、得ることのできなかった強さ)

348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:41:09.09 ID:t8azCKjv0
吹雪(だけど、私たちは強くなった)

吹雪(一人きりじゃなかったから)

吹雪(仲間がいたから)

吹雪(仲間を信じられたから)

吹雪(本当の仲間になれたから…)

吹雪(…その仲間を守るために)

吹雪(私たちは、強くなりたいって思ったから…)

349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:41:36.27 ID:t8azCKjv0
吹雪(…一か月前、ディープマリンを倒した時にも思ったけど)

吹雪(今回のように…これからも辛いこと、苦しいことがやってくる)

吹雪(それを乗り越えることは、簡単なことじゃない…)

吹雪(それでも私たちは、きっと大丈夫)

吹雪(どんな困難も、乗り越えられる)

吹雪(こうして手にした、強さがあるから)

吹雪(もっと大きな強さを、手に入れられるから)

吹雪(そして…)

350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:43:04.50 ID:t8azCKjv0
青葉「あ、そろそろタイマーが…!」

衣笠「もう諦めなさいよ青葉」

青葉「う~…」

提督「よーし、全員しっかり写れよ!」

吹雪「…」

五月雨「…ほら、吹雪ちゃん。撮るよ?」

吹雪「…うん!」


パシャッ


吹雪(私たちには、素敵な仲間がこんなにもいるんだから!)

351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/15(木) 01:43:34.62 ID:t8azCKjv0
「…私の、勝手なお願いなんだけどね」


「やっぱり、仲間を信じてあげてほしい」


「仲間を信じて、守れるだけの強さを持ってほしい」


「…『本当の仲間』を持ってほしい」


「不安はあるかもしれないけど…きっと大丈夫」



「あなたの仲間は…あなたが思ってるより、ずっと強くて、ずっと素敵だから」



劇場版!駆逐戦隊!ショキカンジャー!! ~守り抜け!始まりの自分~  艦

361: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:53:25.60 ID:hFXVgrX00
おまけその1 「提督の隠し事」


食糧庫

ギィッ…

提督「…」

提督「…」キョロキョロ

提督「…」ソロソロ

提督「…」パカッ


「そこまでです!」

提督「!!」

提督「だ、誰だ!?」

362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:53:54.27 ID:hFXVgrX00
デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イエ口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァァァァァァァァァァン!!!


提督「…え?」

363: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:54:21.26 ID:hFXVgrX00
提督「…お前ら、何してるんだ?」

電「それはこっちのセリフなのです」

叢雲「こんなところに何の用かしら?」

提督「い、いや…食料は今どのくらいかなーって…」

提督「その…確認をだな…」

五月雨「なら、もっと堂々とやればよかったのでは?」

提督「ぐっ…」

364: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:54:49.64 ID:hFXVgrX00
漣「ふん…ご主人様。いい加減吐いちまいなよ」

提督「何…?」

漣「今開けた隠し戸棚…その中にあるのは」

漣「ご主人様秘蔵のド   な…!」

叢雲「やかましいわよ」ポカッ

漣「あいたー!」

365: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:55:24.19 ID:hFXVgrX00
吹雪「司令官。隠し事はよくありませんよ」

五月雨「そうですよ。別に怒ったりしませんから、正直に言ってください」

提督「し、しかし…」

漣「あー、じれったい!」

漣「その戸棚の中身を見せて白状せんかー!」バッ

提督「あ!」

漣「知ってるんですよ!この中には大量のカップ麺が…」

パカッ

366: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:55:51.01 ID:hFXVgrX00
漣「…あり?」

叢雲「どうしたのよ漣」

漣「いや…中身が…」

吹雪「カップ麺じゃないの?」

提督「…」

漣「それがさ…入ってたのは」スッ

吹雪「…」

吹雪「…フィギュア?」

367: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:56:26.55 ID:hFXVgrX00
叢雲「これ…スーパー戦隊のね」

電「シリーズそろい踏みなのです…」

五月雨「あ、奥のほうにロボもあるよ」

漣「なかなか古いものもありますな」

漣「あ、ギンガブレスとドロンチェンジャーもある!」

吹雪「…えっと…」

吹雪「司令官…これは…?」

提督「…」

368: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:56:54.59 ID:hFXVgrX00
叢雲「どういうことよ。この戸棚にはカップ麺が入ってるんじゃなかったの?」

提督「…どうしてお前らがそのことを知ってるかは知らないが…」

提督「確かに入れていた時もあった。この中に大量のカップ麺を隠してたよ」

提督「でも一か月ほどでやめた。ここに来るのが面倒くさくなってな」

提督「それ以降カップ麺はここに入れていない」

電「そうだったのですか」

五月雨「えっと、じゃあ…」

五月雨「これは一体…?」

369: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:57:31.83 ID:hFXVgrX00
提督「…あれは、お前たちショキカンジャーが結成したころだ」

提督「あの一件で俺はスーパー戦隊に興味を持ってな…子供のころに見ていた懐かしさもあって、久々に見てみようと思った」

提督「それであるシリーズを見たら、はまってしまって」

提督「それ以来…こうしてフィギュアやロボを買ったりしている…」

提督「しかし買ったものを堂々と置くのは気が引けてな」

提督「それでここの存在を思い出して、この戸棚に入れているんだ」

吹雪「えぇ…」

漣「…ちなみに何を見たんですか?」

提督「海賊戦隊ゴーカイジャー…」

漣「あっ…」

370: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:57:59.27 ID:hFXVgrX00
吹雪「えっと、要するに」

吹雪「司令官はスーパー戦隊にはまって」

吹雪「それでフィギュアやロボを買いあさるようになって」

吹雪「もともとカップ麺を隠してたこの戸棚に、隠し入れるようになった、と…」

提督「ああ…」

吹雪「そう、ですか…」

提督「…うん」

371: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:58:27.09 ID:hFXVgrX00
吹雪「…」

叢雲「…」

漣「…」

電「…」

五月雨「…」

提督「…」


この後滅茶苦茶ゴーカイジャー見た



372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:58:56.23 ID:hFXVgrX00
おまけその2 「大井の見る夢」


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───

大井「…」

大井「…」

大井「…」

大井「…ここ、どこ?」

大井は気が付くと、真っ白な空間に一人でいた

373: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:59:28.15 ID:hFXVgrX00
大井「あー、あれね。これ…夢ね」

大井「明晰夢ってやつかしらね…」

大井「…まあ、なんでもいいけれど」

大井「どうせ夢なら、北上さんでも来てくれないかしら…」

大井「…」


ザッ

大井「!!」

374: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 20:59:58.90 ID:hFXVgrX00
大井「…何?」クルッ

大井は音がした方向を見たが、何もなかった

大井「…誰もいない」

大井「なーんだ。北上さんが来たんじゃないのね」


「ははっ。違ってごめんね」

大井「!?」バッ

375: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:00:36.14 ID:hFXVgrX00
「あ、驚かせちゃった?ごめんごめん」

大井「だ、誰!?どこにいるの!?」

大井(…あたりを見回しても、どこにも誰もいない…)

大井(声だけが聞こえる…)

大井(でも…この声、まさか…)

「まったく…いきなり話しかけるから、大井さん混乱してるじゃない」

「まずは姿を見せてあげたらどうですか」

「えー、でもなんか…」

「…恥ずかしいの?」

「い、いや!そんなんじゃないし!」

376: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:01:05.06 ID:hFXVgrX00
大井(…四人の声)

大井(…知らない声じゃない。嫌な声でもない)

大井(とても…懐かしい声)

大井「…」

377: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:01:38.30 ID:hFXVgrX00
「でも姿見せてもさあ…」

「私たち、大井さんに忘れられてるかもしれないじゃん?」

大井「…忘れるわけ、ないじゃない」

「…」

大井「私はあなたたちのことを忘れたことなんて、一度もないわ」

大井「あなたたちを…大切な仲間のことを…」

大井「忘れられるわけ、ないでしょ…?」

378: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:02:05.92 ID:hFXVgrX00
大井「ねえ…お願い」

大井「姿を見せて…」

「…」

「…後ろ、向いてよ」

大井「…」クルッ

379: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:02:35.06 ID:hFXVgrX00
???「…久しぶりだね、大井さん」

???「いや…ホワイト」

大井「…ええ」

大井「久しぶりね…レッド」

大井「…久しぶりね…『ショキカンジャー』」

380: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:05:54.25 ID:hFXVgrX00
ブルー「レッドったら…さっさと出ていってあげればよかったのに」

ブルー「なんでわざわざ隠れて話かけんのよ」

レッド「うぐっ…」

レッド「そ、それだったらみんなだって同じだよ!誰も出ていかなかったじゃん!」

イエロー「言い出しっぺはレッドさんじゃないですか」

グリーン「うん。まずはレッドが出ていくべき」

レッド「えぇ…」

381: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:06:26.12 ID:hFXVgrX00
ブルー「ごめんなさいねホワイト。急にこんな…夢に出てきちゃって」

イエロー「すみません急に。驚かせちゃったでしょう?」

グリーン「悪いのは全部レッド。文句なら全部レッドに…」

レッド「え、私なんか悪いことした!?」

大井「…」

大井「…っ」ポロポロ

レッド「あわわ、ホワイト!?泣いてるの!?」

ブルー「ちょっと、大丈夫?」

グリーン「あー、レッドのせいだね」

イエロー「ちょっとー!レッドさーん!」

レッド「えぇ!?」

382: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:06:57.28 ID:hFXVgrX00
レッド「どうしたのさホワイト。私たちに会えたのがそんなにうれしかった?」

大井「…ごめんなさい」

レッド「え?」

大井「確かに、あなたたちに会えてうれしい。夢の中ででも…」

大井「でも、でも私は…」

大井「あなたたちに、謝らないといけないの…!」

383: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:13:39.19 ID:hFXVgrX00
大井「だって、私は…!」

大井「あなたたちを置いて、逃げて…!」

レッド「…」

大井「許してくれなんて言わない…恨んでくれて構わない」

大井「でも、私はずっと…」

大井「ずっと、あなたたちに会って、謝りたかった…」

大井「だから…!」

384: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:14:10.77 ID:hFXVgrX00
レッド「はぁ…何言ってるのさホワイト?」

大井「…え?」

ブルー「謝る必要なんてないのよ」

イエロー「あの時、逃げろって言ったのは私たちです。あなたが気に病む必要はないんですよ」

グリーン「うん。あなたはちゃんと逃げ切ってくれた。それで十分」

大井「でも…!」

レッド「ええい!うるさーい!」ポカッ

大井「あうっ」

385: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:14:45.83 ID:hFXVgrX00
レッド「…ホワイト。謝るのは私たちの方だよ」

大井「…?」

レッド「私たちの力が足りなかったせいで…こうしてあなたを苦しめてしまった」

レッド「罪の意識を、持たせちゃったから」

大井「そんなこと…!」

レッド「実際、あなたはこれまで苦しんできた」

レッド「自分が逃げたままだって思って、罪の意識を持ってきたから」

大井「…」

386: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:15:17.09 ID:hFXVgrX00
レッド「だから、お互いさまってことで、謝るのはよしてよ」

ブルー「そうよ。そんなの、私たちだって望んでない」

イエロー「それに、あなたはちゃんと私たちが本当に望んでいたことをやってくれたじゃないですか」

大井「え…?」

グリーン「…ディープマリンの壊滅。やってくれたでしょ?」

イエロー「お見事でしたよ」

レッド「私たち、ずっと見てたから知ってるんだよ」

387: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:15:51.74 ID:hFXVgrX00
大井「でも、私は…ほとんど何も…」

ブルー「確かに実際に手を下し、奴らを倒したのはあの子たちよ」

レッド「いやー、あの五人強かったからね」

グリーン「コアを破壊し、すべてを終わらせたのはあの五人…」

グリーン「そう考えると、あなたはほとんど何もできなかったのかもしれないね」

大井「…」

イエロー「…でも」

イエロー「それだけが全部じゃ…ないですよね?」

388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:16:22.16 ID:hFXVgrX00
大井「えっ…」

レッド「…あなたは、あの子たちを危機から救ってくれたじゃない」

レッド「あなたがあそこで助けてくれなかったら、きっとあの子たちは…」

レッド「…私たちのようになってただろうね」

大井「…」

レッド「でも、あなたは救った。あの子たちを生かしてくれた」

レッド「そして、伝えてくれた。私たちが命がけであなたに託した力と…」

レッド「…私たちの、思いを」

389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:17:29.39 ID:hFXVgrX00
レッド「あなたはつなげてくれた。私たちと、あの子たちを」

レッド「私たちの死は、決して無駄じゃなかったって、証明してくれた…」

レッド「だからね…」



レッド「…ありがとう、ホワイト」

大井「…っ!」

390: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:18:04.20 ID:hFXVgrX00
大井「…お礼を言うのは、私の方よ」

レッド「…」

大井「あなたたちがいなかったら、きっと私は…」

大井「ずっと、逃げたままでいた…」

大井「奴らから、死から逃げて…」

大井「…勇気が出せずに」

大井「大切なことに、気づけずにいた…」

391: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:18:50.34 ID:hFXVgrX00
大井「…でも、あなたたちから託されたものがあったから…」

大井「逃げられないって、思ったから…」

大井「そのために私は戦えたから…!」

大井「だから…!」



大井「…ありがとう、みんな」

レッド「…」

レッド「…うん」

392: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:19:16.06 ID:hFXVgrX00
ブルー「…そろそろ、時間ね」

大井「っ!そんな…!」

イエロー「いつまでもあなたの夢にお邪魔するわけにはいきませんから」

グリーン「うん。私たちはもう帰らないといけない」

レッド「…残念だけど、お別れだよ」

大井「…」

393: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:19:48.90 ID:hFXVgrX00
レッド「…ホワイト。いや、大井さん」

レッド「あなたが罪の意識を持つ必要はない」

レッド「さっき伝えたとおり、私たちの望みは果たされたから」

レッド「…これからは、『ショキカンジャーのホワイト』として、罪を背負うんじゃなくて」

レッド「『大井』として、あなたには自由に生きてほしい」

レッド「…これは、私たち全員が思っていることだから」

大井「…」

レッド「…なんだけど」

大井「?」

394: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:20:15.09 ID:hFXVgrX00
レッド「…私たちの、勝手なお願いなんだけどね」

レッド「…私たちが果たせなかった、もう一つの望みを…あなたに果たしてもらいたいの」

大井「…それって」

レッド「…海の平和を、取り戻すこと」

大井「!!」

レッド「…どうか、深海棲艦を倒して…」

レッド「この戦いを、終わらせてほしい」

レッド「これは私たちの、艦娘としての願い」

レッド「どうかあなたに、叶えてほしいの」

大井「…」

395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:20:42.01 ID:hFXVgrX00
レッド「…あなたならきっとできるって、信じてる」

レッド「だってあなたには、素敵な仲間がたくさんいるでしょ?」

大井「…!」

レッド「だからね…お願い、大井さん」

レッド「どうか…幸せな海を」

レッド「争いのない、平和な海を…」

大井「…」

396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:21:32.44 ID:hFXVgrX00
大井「…約束するわ」

大井「絶対に、奴らを倒して…」

大井「平和な海を、仲間とともに取り戻してみせる」

大井「あなたたちの望みを、絶対に果たすから…!」

大井「必ず…!」

レッド「…ありがとう、大井さん」

レッド「安心して、任せられるね」

397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:21:58.65 ID:hFXVgrX00
グリーン「じゃあね、大井さん」

イエロー「ずっと言いそびれてましたけど…あなたと過ごした日々、とても楽しかったです」

ブルー「うっかりこっちに来るんじゃないわよ」

大井「…みんな」

レッド「…」

398: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:22:26.02 ID:hFXVgrX00
大井「…また、会える…?」

レッド「さあ、わかんない」

レッド「今回来れたのも、奇跡みたいなものだから」

大井「…そう」

レッド「…でも、大丈夫だよ」

大井「え?」

レッド「たとえ会えなくても…あなたは一人じゃない」

レッド「だって…」

399: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:22:54.69 ID:hFXVgrX00
──────────

──────

───

大井「っ!!」ガバッ

大井「…」

大井(…やっぱり、夢、だったのね…)

大井「…」

400: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:23:23.86 ID:hFXVgrX00
北上「…あ、大井っちおはよー…」ムクリ

大井「…」

北上「…大井っち?」

北上「うわっ、どうしたの!?なんで泣いてんの!?」

大井「だ、大丈夫ですよ…何でもないですから」グスッ

401: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:23:55.80 ID:hFXVgrX00
北上「…悲しい夢でも見たの?」

大井「…」

大井「…ふふっ」

大井「違いますよ…」

大井「…とっても、素敵な夢です」

402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:25:27.87 ID:hFXVgrX00



「あなたには私たちの他にも、素敵な仲間がたくさんいるから」




403: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:25:56.39 ID:hFXVgrX00
おまけその3 「熱演!リアルおままごと!」


白雪「うーん…」

吹雪「白雪ちゃん?どうしたの?」

白雪「あ、吹雪ちゃん…実は、脱衣所にこれが…」スッ

吹雪「…え、なにこれ」

白雪「忘れ物だと思う。五月雨ちゃんのじゃないかな?」

吹雪「あー、そうだね」

白雪「それで、五月雨ちゃんに渡そうと思うんだけど…どこにいるか知らない?」

吹雪「ああ、それなら私が渡しておくよ。今から会うから」

白雪「そうなの?じゃあお願いね」

404: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:26:23.98 ID:hFXVgrX00
とある一室


吹雪「ごめん、遅れちゃった」ガチャッ

漣「もー、遅いよ吹雪ちゃん!」

吹雪「いやー、ごめんね」

漣「本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいなら、どこであろうと…」

叢雲「あんたもさっき来たばかりでしょうが」

電「自分で呼び出しておいて遅れてきたのです」

吹雪「…」

漣「…サーセン」

405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:26:51.63 ID:hFXVgrX00
五月雨「えっと…それで、何するの?」

漣「ああ、リアルおままごとですヨ」

四人「…」

四人「…は?」

漣「だから、リアルおままごとだって」

電「それって、この間言ってた…」

漣「そそ。吹雪ちゃんがストーカーの奴」

吹雪「え、あれやるの!?」

406: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:27:20.24 ID:hFXVgrX00
漣「というわけで、これ台本ねー」スッ

叢雲「またくだらないことを…」

吹雪「このやる気を別のところで出してくれないかな…」

漣「ああん?無理に決まってんだろ!」

電「威張っていうことじゃないのです」

五月雨「…本当にやるの?これ」ペラッ

漣「当たり前じゃん。この日のために漣は不眠不休で台本を書き、どうやってみんなを辱めようか考え…」

叢雲「…帰ろうかしら」

漣「ああ!待って!嘘!嘘だから!」グイッ

407: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:27:50.06 ID:hFXVgrX00
三十分後

漣「じゃあみんな台本覚えたー?」

電「はい、一応…」

叢雲「もう、嫌な予感しかしないわ…」

五月雨「大丈夫かな、これ…」

吹雪「…」

漣「じゃあ最初のシーンから!よーい…」

漣「アクション!」カッ

408: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:28:18.52 ID:hFXVgrX00
電「五月雨お母さん…お腹すいたのです」

五月雨「よしよし…待っててね」

五月雨「もうすぐ叢雲お母さんが帰ってくるはずよ。そうすればきっと…」

バタンッ

叢雲「…帰ったわよ」

409: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:28:47.87 ID:hFXVgrX00
五月雨「あなた!帰って来たのね…」

電「叢雲お母さん!おかえりなさいなのです!」

叢雲「…ふん」

五月雨「それで…仕事はうまくいったの?」

叢雲「仕事?何のことかしら」

五月雨「え…?」

五月雨「あなた、ケバブ屋を開くって出ていったじゃない!」

五月雨「なけなしの全財産…諭吉一枚を元手にって!」

410: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:29:17.35 ID:hFXVgrX00
叢雲「ふん…そんなの嘘に決まってるじゃない」

叢雲「諭吉一枚でケバブ屋なんて開けるわけないでしょ」

五月雨「そ、そんな…!じゃあお金は…」

叢雲「パチンコでスったわよ」

五月雨「…えっ」

五月雨「そんな…そんなこと…!」

叢雲「…ふん」

411: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:29:46.54 ID:hFXVgrX00
電「叢雲お母さん…ご飯まだなのです?」

叢雲「…やかましいわね!」ドンッ

電「ひゃあっ!?」

五月雨「やめて!電は…電はあなたの子供なのよ!?」

叢雲「なにが私の子供よ。こんなどうやって生まれたかもわからない子供、知らないわ」

412: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:30:13.48 ID:hFXVgrX00
電「うう…」

五月雨「…あなた!どうしてそこまで電を…」

叢雲「…うるさいわね」グイッ

五月雨「!?」


ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


電「や、やった!」

413: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:30:55.21 ID:hFXVgrX00
叢雲「…」

五月雨「んっ…んんっ…///」

電「さすが叢雲お母さん!電たちにできないことを平然とやってのける!そこに痺れるあこがれるゥ!」

叢雲「…ぷはっ」

叢雲「…私には、あんただけがいればいいのよ」

五月雨「あなた…///」


「…ふひひっ」

414: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:31:23.73 ID:hFXVgrX00
吹雪「ふひっ…五月雨ちゃぁん…ぺーろぺ ぺ …」

吹雪「叢雲ちゃんに強引にキスされる五月雨ちゃんかわいいよぉ…ふひひっ」

吹雪「ああ、あのきれいな青色ロングヘア―をモフモフしたいなぁ…」

吹雪「…でも、君は叢雲ちゃんのものだからね」

吹雪「私だけのものにしたいけど、それは…」

415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:31:51.88 ID:hFXVgrX00
ピピピッ

吹雪「…もしもし」

『ククク…吹雪さん』

吹雪「!!その声は…!」

『例の場所に来てください…』

吹雪「…わかりました」

416: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:32:29.80 ID:hFXVgrX00
吹雪「…」キョロキョロ

漣「こっちですよぉ…吹雪さん」

吹雪「漣さん…呼んでくれたということは…!」

漣「ええ。こちら…用意できております」スッ

吹雪「おお…!」

吹雪「い、いくら!いくら出せばいいんですか!」

漣「えっと、五枚ですから…十万ですね」

吹雪「十万…これでちょうどです!」スッ

漣「ククク、毎度…」

417: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:33:07.97 ID:hFXVgrX00
吹雪「ああ、五月雨ちゃぁん…写真でもかわいいよぉ…」

吹雪「バナナの皮でこける五月雨ちゃんもすごくいいよ…ふひひっ」

漣「…やはり、随分その女性が気に入ってるようですね」

吹雪「ええ…もちろんです」

漣「…自分のものにしたいとは、思わないのですか?」

吹雪「…」

418: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:33:36.49 ID:hFXVgrX00
吹雪「…それはできません」

吹雪「彼女にはすでに、叢雲ちゃんというパートナーがいます」

吹雪「私に付け入る隙はありません…」

吹雪「大丈夫です。私はこうして、遠くから見ているだけで十分ですから…」

漣「…ふむ」

漣「では、もしも…」

漣「…確実に、彼女をあなたのものにする方法がある、といったらどうしますか?」

吹雪「!?」

419: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:34:05.66 ID:hFXVgrX00
吹雪「そ、それはどういうことですか!?」

漣「そのままの意味ですよ…我々の力をもってすればそんなことたやすいです」

漣「彼女を、あなただけのものにします」

吹雪「でも、私は…」

漣「…彼女の青色ロングヘア―を、モフモフしたくはないのですか」

吹雪「!」

漣「彼女のきれいな肌を、直接ぺ  ろしたくはないのですか」

漣「彼女の唇を…奪ってみたくはないのですか…?」

吹雪「…!」ゴクリ

420: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:34:52.77 ID:hFXVgrX00
漣「…しかし、この話に乗るとなれば、ある程度の対価は払っていただきます」

吹雪「対価…?」

漣「ええ。大丈夫、臓器を売ったりしろなんて言いません。麻薬の運び屋をやれとも言いません」

漣「少しだけ、私の言うことを聞いてもらうだけです…」

吹雪「…」

吹雪「五月雨ちゃん…」

吹雪「…わかりました」

吹雪「お願いします…!」

漣「ククク、了解です」

421: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:35:22.33 ID:hFXVgrX00
漣「では早速、言うことを聞いてもらいましょうか」

吹雪「はい…」

漣「じゃあ…入ってきてください」

ガチャッ

提督「…」

吹雪「この方は…?」

漣「…あなたはこれから、この男性と寝ていただきます」

吹雪「!?」

422: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:35:51.02 ID:hFXVgrX00
吹雪「そ、そんな…!」

漣「おや、嫌ですか?」

漣「悪い話ではないと思いますがねぇ。この男性と寝て、その様子をビデオに撮られて売りさばかれる。それだけですよ?」

漣「それだけで、彼女はあなただけのものになります」

吹雪「でも、五月雨ちゃん以外の人と寝るなんて…!」

漣「…嫌なら、断っていただいても結構」

漣「しかしそうなれば、もうあなたとは取引いたしません」

吹雪「!!」

423: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:36:18.06 ID:hFXVgrX00
漣「さあ、どうしますか…?」

漣「一回…たった一回我慢すれば、あなたの望みは叶います」

漣「それだけですよ…?」

吹雪「うっ…」

漣「さあ、あなたからも何か言って…」

提督「…」スタスタ

漣「…ん?」

ポカッ

漣「あいたぁっ!?」

424: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:36:48.16 ID:hFXVgrX00
漣「ちょっとー!何のつもりですかご主人様ー!」

提督「そりゃこっちのセリフだ!呼ばれてきてみれば何だこのありさまは!」

漣「えー、ちょっと遊ぶだけって言ったじゃないですか」

提督「意味わからん遊びをするとは聞いてない!」

叢雲「…思った以上にひどいことになったわね」

電「何とも言い難いのです」

五月雨「あ、あはは…」

425: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:37:15.47 ID:hFXVgrX00
吹雪「漣ちゃん!やっぱり私の扱いおかしいよこれ!」

漣「えぇー?はまり役だったじゃーん」

叢雲「びっくりするほど熱演してたわね」

電「変態じみてたのです」

五月雨「実際ドン引きだったよ」

吹雪「えぇ!?」

426: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:37:43.98 ID:hFXVgrX00
提督「ふむ、吹雪が五月雨のストーカー役、か…」ペラッ

提督「そんなやつとは思わなかったよ…」

吹雪「司令官まで!?」

吹雪「というか私以外にも突っ込みどころありまくりだよ!キスシーンとかあったし!」

叢雲「ああ、あれ効果音だけよ」

五月雨「うん。さすがに本当にするわけにはいかないし…」

吹雪「…ああ、そう」

427: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:38:10.89 ID:hFXVgrX00
電「吹雪さんの言う通り突っ込みどころは多かったですが、一番の突っ込みどころは吹雪さんがはまり役だったってところだと思うのです」

漣「漣の目に狂いはなかった!」

五月雨「演技ってわかってても怖かったよ…」

叢雲「ちょっと。五月雨怖がらせてんじゃないわよ」

吹雪「え、私のせい!?」

叢雲「それにしてもあのはまりよう…」

叢雲「あんた、本当に五月雨のストーカーなんじゃないでしょうね」

吹雪「そんなわけないよ!」

428: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:38:43.76 ID:hFXVgrX00
吹雪「うう、妹にストーカー疑惑をかけられる日が来るなんて…」

提督「叢雲。少し言いすぎじゃないか?」

叢雲「む、そうかもね」

五月雨「まあ、吹雪ちゃんがストーカーなわけないよ。いくらなんでも」

漣「所詮漣が考えた空想なのですよ!フゥーッハッハッハ!」

電「元凶がなんか言ってるのです」

429: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:39:11.22 ID:hFXVgrX00
叢雲「ごめんなさいね吹雪。言い過ぎたわ」

吹雪「うん、大丈夫。別に私は気にして…」



ピラッ



一同「…ん?」

吹雪の懐から、一枚のパンツが落ちた

430: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:39:38.58 ID:hFXVgrX00
吹雪(あれ、パンツ?どうして…)

吹雪(…ああ、そうだ。さっき白雪ちゃんから預かって…)

吹雪(そうそう。五月雨ちゃんに渡さないといけないんだった)

吹雪(よかった、思い出して…)

吹雪「五月雨ちゃ…」


五人「…」ジトッ

吹雪「…えっ」

431: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:40:06.52 ID:hFXVgrX00
叢雲「…吹雪」

五月雨「…それ、私のパンツ…だよね?」

吹雪「え?そうだけど…」

電「…どうして、持ってるのです?」

吹雪「えっと、これは…」

吹雪(…何?みんなの視線がおかしい…)

吹雪(なんか距離とってるし…)

吹雪(…ん?五月雨ちゃんのパンツ…)

吹雪(…はっ!)

432: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:40:33.87 ID:hFXVgrX00
吹雪「ちちち違うよみんな!別にこれは」

叢雲「そこを動くなぁー!!!」ブンッ

吹雪「ひぃっ!?槍はやめて!!」

電「五月雨さん、今のうちに逃げるのです!」

漣「瓢箪から駒、とはこういうことか…」

吹雪「違うよみんな!誤解だよ!」

吹雪「司令官!何とか言って…」

提督「…」サッ

吹雪「なんで目そらすんですか!?」

433: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:40:59.18 ID:hFXVgrX00
叢雲「こんなのが、私の姉なんて…!」

電「お気持ち、お察しするのです…」

漣「つらいよね、叢雲ちゃん…」

漣「でも一番つらいのは、五月雨ちゃんなんだよ」

叢雲「そうね…つらいわよね、五月雨」

叢雲「信頼してきた仲間が、自分のストーカーだったなんて…」

五月雨「…」

434: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:41:27.03 ID:hFXVgrX00
吹雪「さ、五月雨ちゃん…!」

吹雪「お願い、私の話を…!」

五月雨「…」

吹雪「…!」

435: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:41:55.58 ID:hFXVgrX00




五月雨「変態」

バタンッ

吹雪「…」

436: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 21:42:24.51 ID:hFXVgrX00
吹雪「そ、そんな…」

吹雪「私は…」


吹雪「私は無実だぁーーーー!!!!!!」


この後白雪の説明を受けて、誤解は無事に解けた

吹雪以外の五人はしばらく吹雪に優しくなった



446: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:16:39.00 ID:4oyovwgZ0
おまけその4 「復活!ショキカンオー!」


明石「うーん…」

夕張「明石さん、どうかしたんですか?」

明石「ああ、夕張ちゃんちょうどいいところに」

明石「実はさ、ショキカンオーのことなんだけど…」

夕張「ショキカンオー?」

447: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:17:06.92 ID:4oyovwgZ0
明石「あれ、忘れちゃった?ほら、ショキカンジャーの…」

夕張「いや、覚えてますよ。あの巨大ロボですよね?」

夕張「確か、一回使ったら駄目になっちゃったんでしたよね」

明石「うん。まあ一回でも役立ってくれたからいいんだけど…」

明石「あれをどうしようか悩んでてさ…」

448: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:17:36.46 ID:4oyovwgZ0
夕張「え、どうするって…」

明石「いや、大本営と提督が好きにしろって…」

明石「じゃあどうしようかなって思ったけど、もう戦いは終わってるじゃん?」

明石「つまり残しておく必要はないわけだけど…」

明石「かと言って解体するのももったいない」

明石「それで何かうまく活用できないかと思って」

夕張「有効活用、ですか…」


夕張「無理ですね」

明石「だよねー」

449: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:18:12.22 ID:4oyovwgZ0
明石「じゃあもったいないけど解体かなー」

夕張「それをすてるなんてとんでもない!」

明石「え?」

夕張「明石さん…あれはただのロボットではないんですよ?」

明石「ただのロボットじゃない…?」

明石「…どういうこと?」

450: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:18:43.77 ID:4oyovwgZ0
夕張「あれは…ショキカンジャーの巨大ロボ、ショキカンオー…」

夕張「戦隊ヒーローのロボットなんですよ」

夕張「つまり、あのロボットには!」

夕張「子供たちの夢と希望が詰まってるんです…!」

明石「!!」ガーン

夕張「それを…それを簡単に解体するなんて!」

夕張「私にはできません…!」

451: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:19:26.15 ID:4oyovwgZ0
明石「そうか…そうだよね」

明石「ごめん、夕張ちゃん…私が間違ってた!」

夕張「わかってくれればいいんです…」

明石「そうだ…子供たちの夢と希望を壊すことなんてできない!」

夕張「そうです!守りましょう、夢と希望を!」

二人「オー!!」

452: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:19:53.18 ID:4oyovwgZ0
明石「でも、実際どうしようか…」

夕張「壊れてる部分は修理するとして…全体的な補強が必要そうですね」

明石「でもそれだけだとつまらないじゃん?せっかくのロボットだし、もっと何か工夫を…」

夕張「そうですねぇ…あの時は時間がなかったから、あんまりいじれませんでしたもんね」

明石「じゃあどう改造しようか?」

夕張「ふふ、私にいい考えがあります」

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:20:44.51 ID:4oyovwgZ0
数か月後


明石「ふふふ…よく来てくれたね、みんな!」

吹雪「お二人とも、私たちに見せたいものって何ですか?」

夕張「今から見せてあげるわ」

夕張「ショキブレスは持って来たよね?」

叢雲「ええ。言われたから持って来たけど…」

漣「何が始まるんです?」

明石「ふふ…では、とくとご覧あれ!」ポチッ

454: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:21:28.20 ID:4oyovwgZ0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

五月雨「な、何!?この音!?」

電「地面も揺れてるのです…地震なのです!?」

明石「さあ、あちらをご覧あれー!」

吹雪「…ええ!?」

叢雲「何、あれ…」

明石が指さした方を見ると、海が割れていた!

漣「モーゼかよぉ!?」

455: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:22:32.33 ID:4oyovwgZ0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

夕張「驚くのはまだ早いよ!」

明石「お楽しみは、これからだ!」

吹雪「お楽しみって?」

明石「ああ!」

叢雲「そういうのいいから」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

456: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:23:31.64 ID:4oyovwgZ0
電「…何か、出てきてるのです?」

五月雨「…五隻の、船?」

叢雲「しかも赤、黒、ピンク、黄色、青の五色…」

吹雪「これって、まさか…」

明石「ふふふ…その通り!」

明石「これはショキカンジャー専用マシン!そしてなんとぉ!」

明石「合体してロボットに変形するのだぁー!!!」

漣「な、なんだってー!?」

457: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:23:59.09 ID:4oyovwgZ0
叢雲「結局作っちゃったのね、合体ロボ」

吹雪「あのー、もう戦い終わったんですけど…」

明石「いいじゃん!ロマンだよ、ロ・マ・ン!」

漣「ロマンなら仕方ないな」

電「えぇ…」

五月雨「えっと…大きな赤い船と、それより一回り小さい四隻の船、ですか…」

夕張「そうそう。装備もそれぞれ違うよー」

明石「とりあえず変身して乗った乗ったー!」

458: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:24:29.80 ID:4oyovwgZ0
吹雪「うわぁ、この船大きい…」

明石『レッド専用機だからねー』

夕張『まあ単純に、合体した時にそれが胴体と頭になるからそうなったんだけどね』

叢雲「私たちが船に乗るって、新鮮ね」

漣「普段は必要ないからねぇ」

459: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:24:58.02 ID:4oyovwgZ0
電「それで…どうしたらいいのです?」

明石『ああ、運転は適当に舵回したりスイッチ押したりレバー引いたらできるよ』

吹雪「雑!」

夕張『スイッチの中には攻撃用のスイッチもあるから気を付けてねー』

夕張『こんなところで砲撃したりしたら大変だよー』



五月雨「…え?」

夕張『…え?』

一同「…」

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:25:28.54 ID:4oyovwgZ0
五月雨「…あ、押したのスイッチじゃなくてただの模様だった」

吹雪「えぇ…」

叢雲「まさかの二重ドジ…」

漣「ふん、面白くもない!」

電「…そんなこと言ってると、いつか痛い目見るのです」

461: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:26:06.95 ID:4oyovwgZ0
夕張『ま、まあ、何ともなかったんならよかった』

明石『本当は武器の試し撃ちとかしてもらいたいけど、そっちにはあんまり力入れてないから』

明石『早速合体してもらおう!』

漣「ヨッシャー!キタコレ!」

吹雪「えっと、どうすれば?」

夕張『全員、操縦席の右の方に大きなレバーがあるでしょ?それを同時に引いて』

夕張『それでその時、「駆逐合体!」って叫んでね』

叢雲「叫ばないとダメ?」

夕張「駄目です」

462: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:26:59.60 ID:4oyovwgZ0
吹雪「えっと…みんな、準備はいい?」

叢雲「ええ、いいけれど」

漣「いつでもいいですヨー」

電「問題ないのです」

五月雨「うん。大丈夫だよ」

吹雪「よし、それじゃ…」


吹雪「せー、のっ!」グイッ

463: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:27:27.71 ID:4oyovwgZ0
五人「駆逐合体!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ヒュォォォォォォォォォォ

五隻の船が空中で合体し、一つの巨大なロボットになる!!

ピキィィィィィン ガッシィィィィィン!!


五人「完成!ショキカンオー!!」

464: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:28:15.45 ID:4oyovwgZ0
明石「きたあああああああああああ!!!!」

夕張「やりました、やりましたよ明石さん!!」

明石「よかった…よかったよぉ、夕張ちゃぁん!!」

二人「ひゃっはあああああああああああああああああ!!!」


吹雪「…なんか、すごく盛り上がってるね」

漣「それほどこれがやりたかったんでしょうな」

465: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:28:43.85 ID:4oyovwgZ0
夕張『五人とも、コックピットとかに異常はなさそう?』

五月雨「はい、一応…」

明石『よかった、成功したみたいだね』

明石『うん。ちゃんと赤が胴体と頭、黒が右脚、ピンクが左脚』

明石『青が左腕、黄色が右腕になってるね』

電「本当に合体したんですね…」

叢雲「完全に謎技術ね…」

466: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:29:12.33 ID:4oyovwgZ0
漣「明石さん明石さん」

明石『はいはい』

漣「合体したはいいけど、他に何か変わってないの?」

明石『お、よくぞ聞いてくれました!』

明石『何とそのショキカンオー…』

明石『ギガデストロイキャノンの他に、装備を追加しましたぁー!』

夕張『オゥイエー!!』

467: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:30:17.17 ID:4oyovwgZ0
電「ぐ、具体的には?」

明石『まず、剣が使えるようになったよ』

五月雨「前は殴るだけでしたもんね」

漣「うーむ、やっぱり戦隊のロボは剣くらい使えないとね」

明石『そうそう。使ってみるんなら、大きい青いボタンがあると思うから、それ押してね』

吹雪「これですか?」ポチッ

ゴゴゴゴ…

ブォンッ

五人「…!?」

468: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:30:56.94 ID:4oyovwgZ0
明石『おー、出た出た!』

夕張『これも見事成功!やったー!』

吹雪「け、剣が出てきた…」

叢雲「出てきた、けど…」

五月雨「…あの、明石さん?」

明石『はい?』

電「これ…」


明石『ビームサーベルだよ?』

五人「…」

469: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:31:55.21 ID:4oyovwgZ0
漣「あのー、作品違いませんか?」

明石『何を言う!強いじゃんか、ビームサーベル!』

夕張『そーよそーよ!』

叢雲「でも、戦隊ロボの剣ってもっと…」

明石『えぇー?別に悪いわけじゃないでしょ?ビームサーベル』

吹雪「そりゃあ、使えるんなら問題ないですけど…」

470: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:32:57.47 ID:4oyovwgZ0
電「ほ、他には何か?」

明石『うん、まだあるよ!』

明石『赤い大きなボタンを押してごらん!』

吹雪「これですか…?」ポチッ

ブィィィィィィィィィィン

ガッシィィィィィィィィィン!!

ショキカンオーの胸のあたりに、Vの字に似た形のパーツが現れた!

五人「…!?」

471: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:35:26.62 ID:4oyovwgZ0
叢雲「…何これ」

明石『ギガデストロイキャノンの他にも、必殺技を使えるようにしました!』

明石『摂氏三万度の熱光線を発射する技…』

明石『その名も…ブレストファイヤー!!』

漣「パクリじゃねーか!」

五月雨「また作品違うんじゃないですか…?」

夕張『かっこいいよ、ブレストファイヤー』

五月雨「そうかもしれませんけど…」

472: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:36:26.46 ID:4oyovwgZ0
明石『もう一回赤いボタン押したら撃てるよ。今は押さないでね』

吹雪「はぁ…」

叢雲「…ボタン、あと三つあるわね」

電「あと三つ何かあるってことなのです?」

明石『その通り!!』

明石『さあさあ、黒いボタンを押し押した!』

吹雪「はい…」ポチッ

473: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:38:11.71 ID:4oyovwgZ0
グィィィィィィィィィィィン

ガッシィィィィィィィィィン!!

ショキカンオーの右腕がドリルになった!

吹雪「何で!?」

夕張『殴ったり剣で切ったりするだけだと芸がないでしょ?』

明石『ドリルはロマンだよ!ロ・マ・ン!!』

漣「…もしかして、もう一回ボタン押すと必殺技撃てちゃう?」

明石『お、よくわかったね!』

明石『ドリルを巨大化させて一撃をくらわす…ギガドリルブレイクが撃てるよ!!』

漣「やっぱりな!!」

474: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:38:55.03 ID:4oyovwgZ0
叢雲「じゃあ…黄色いボタンは?」

明石『ああ、それは押さないでね』

電「これも必殺技なのです?」

明石『うん。それは一回押すだけで発動しちゃうから』

夕張『でも、相手をロックオンして、なおかつ相手が動いてないときにしか使えないですよ』

明石『ああ、そういえばそうだった。でも念のため押さないでね』

五月雨「ちなみにどんな技なんですか…?」

明石『両手を頭上で合わせてカッターに変形…そして、自身を高速回転させて相手に突撃!!』

明石『その名も、超電磁スピン!!』

叢雲「…」

475: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:40:27.23 ID:4oyovwgZ0
明石『じゃあ、最後のピンクのボタン!押してみて!』

吹雪「…」ポチッ



ショキカンオー「マ゛」



明石『ショキカンオーが喋ります!!』

五人「…」

476: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:41:29.93 ID:4oyovwgZ0
叢雲「…これだけ?」

明石『そのボタンはそれだけ!』

電「…気が抜けるのです」

五月雨「まあ、危ないものばかりよりはいいかな…」

漣「あのー、お二方」

夕張『はい?』

漣「詰め込みすぎじゃないですかね?」

477: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:41:56.99 ID:4oyovwgZ0
明石『何を言う!私たちはただ、夢と希望とロマンを追い求めただけだ!!』

夕張『そーよそーよ!』

吹雪「えぇ…」

吹雪「まあ、実際戦力としてはかなり強いと思いますけど…」

五月雨「でも、さっきも言った通り戦いはもう終わって…」

明石『うん、まあ…そうなんだけどね』

夕張『作りたかっただけよ』

478: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:42:23.13 ID:4oyovwgZ0
吹雪「いやあ、あの時これがなくてよかった…」

明石「えー、何で?超強いよ」

叢雲「使ったら被害もすごいでしょ、これ」

夕張「確かにギガデストロイキャノンもかなりギリギリだったからね」

漣「ブレストファイヤーは下手したら生態系壊れますよ」

電「本当に、よく作れましたね…こんなの」

五月雨「技術的にはかなりすごいんじゃ…」

明石「いやあ、それほどでもないよ」

夕張「我々の力をもってすればこんなもの!」

二人「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」

479: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:42:52.23 ID:4oyovwgZ0
夕張「じゃあ五人とも、ありがとうね」

明石「片付けは私たちでやっておくからー」

吹雪「はい…」

漣「次は二号機ですねー」

明石「ああそうだ、二号機も作らないと!」

夕張「忙しくなりますねー!」

叢雲「…元気ね」

電「…」

480: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:43:34.96 ID:4oyovwgZ0
電(いくら二人や妖精さんの技術がすごいといっても…)

電(技術を詰め込みすぎだと思うのです…)

電(これって…オーバーテクノロジーというものなのでは…?)

電(…ショキカンオー…)

電(…大丈夫、なのでしょうか…)

電(もしも使ったら、暴走したり…)

電(…考えすぎでしょうか)

ショキカンオー「…」

481: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:44:15.89 ID:4oyovwgZ0
電(…あれ?)

電(今少し、動いたような…)



ショキカンオー「マ゛」




482: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:44:43.61 ID:4oyovwgZ0
おまけその5 「海の上のショキカンジャー」


ディープマリンとの戦いが終わった直後


鎮守府近海

ザァァァァァァ…

吹雪「ふぅ…久々の艤装だよ」

電「二カ月程度ですけど…しばらく使っていないと感覚を忘れそうになりますね」

叢雲「うっかり転ぶんじゃないわよ、五月雨」

五月雨「転ばないよ!いくら私でも…」

漣「フラグ乙」

483: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:45:33.83 ID:4oyovwgZ0
吹雪「長門さん、よかったんですか?私たちのリハビリについてきてもらって…」

五月雨「この辺りは私たちだけでも十分に戦えますけど…」

長門「まあ、何があるかわからんからな」

長門「いつものお前たちなら問題ないだろうが…状況が状況だ」

長門「見たところ、やはり感覚が完全には取り戻せていない…そんな状態ではいつ事故が起きるかわからない」

長門「この海では何が起こるかわからない。いざという時対応できる者が必要だろう」

叢雲「そうね…何かあったらお願いするわ」

長門「ああ、任せておけ」

484: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:46:01.57 ID:4oyovwgZ0
ブォォォォォォォォォォォォォォ

長門「む、偵察機が…」

妖精「…!…!!」

長門「ふむ、そうか…」

電「どうだったのです?」

長門「ああ、この先に軽巡が一隻、駆逐艦が二隻の艦隊があるそうだ」

漣「ほほう。そのくらいならちょうどいいんじゃないですかね」

叢雲「ちゃちゃっとやっちゃいましょう」

485: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:46:55.24 ID:4oyovwgZ0
吹雪「では、行ってきます。長門さんは少し離れた位置から見ていてください」

長門「ああ。何かあったらすぐに戻ってくるんだぞ」

五月雨「ありがとうございます。では!」

ザァァァァァァ…

長門「…」

長門(…あいつらなら、心配ないはずだが…)

長門(…何か、不安だな)

486: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:47:29.62 ID:4oyovwgZ0
吹雪「へ級とイ級だけか…みんな、油断しないでね」

叢雲「ええ。大丈夫よ、すぐに沈めてやるわ」

漣「ヨッシャー!漣たちの力を見せてやるぅー!」

電「もうすぐ射程内に入るのです…気を付けるのです!」

五月雨「うん。みんな、準備はいいよね?」


長門「…」

長門(…いや、やはり心配いらないだろう)

長門(いくらしばらく出撃していなかったとはいえ、あいつらもかなりの練度だ。あのくらいなら…)

487: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:48:03.14 ID:4oyovwgZ0
へ級・イ級「…」

吹雪「来る…!」

吹雪「じゃあみんな、いくよ!」

五人「オー!」チャキッ


長門「…ん?」

488: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:48:34.94 ID:4oyovwgZ0
五人「変身!!」

デデッデデー デデッデデー デデー

シュィィィィン バァァァァァァン


へ級「!?」

イ級×2「!?」

長門「!?」

489: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:49:07.12 ID:4oyovwgZ0
デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イエ口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァァァァァァァァァァン!!!


長門「えええええええええええええええ!!!??」

490: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:49:34.98 ID:4oyovwgZ0
へ級「…!?」

漣「オラオラァ!!」バシュバシュッ

ドガガガッ

イ級1「…!!」

イ級1「…」ドーン

漣「ハッハー!そんな攻撃は当たらんぞー!」

491: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:50:10.80 ID:4oyovwgZ0
バシュバシュッ ドーンドーン

イ級1「…!」

叢雲「漣に気を取られすぎたわね!」ブォンッ

イ級1「!!」

イ級の背後に、すでに叢雲が近づいていた!!

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

492: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:50:56.04 ID:4oyovwgZ0
イ級2「…!」ジャキン

別のイ級が、叢雲に魚雷を撃とうとしている

叢雲「!!」

イ級2「…」

電「えーいっ!!」ブォンッ

イ級2「!?」

ドゴォォォォォォォォッッッ!!

493: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:51:37.77 ID:4oyovwgZ0
イ級2「…!!」ジャキン

電「遅いのです!!」

ドゴォォォォォォォォッッッ!!

イ級2「…!」

ザァァァァ…

電「逃げる気なのです!?」スッ

電「…海上では電撃は撃てないのです」

494: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:52:13.90 ID:4oyovwgZ0
イ級2「…!」

へ級「…」

ザパァァァァァァァァ!!

イ級2「!?」

突然、イ級の進行方向に大きな水柱が現れた!!

イ級2「…!」グラッ

イ級はうまく進めず、動けないでいる!!

495: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:52:42.97 ID:4oyovwgZ0
イ級2「…!」グラグラ

五月雨「やぁっ!!」シュバッ

イ級2「!!」

ズバァァァァァァァァァァァァァァ!!

ドカァァァァァァァァァン!!!

へ級「…!!」

496: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:53:38.69 ID:4oyovwgZ0
へ級「…」ドーンドーン

五月雨「っ!!」シュバッ

へ級「…」ジャキン

へ級は砲を構えつつ、離脱しようとしている

叢雲「逃がすか!!」

へ級「!!」ドーン

叢雲「うわっ!!」シュバッ

497: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:54:27.56 ID:4oyovwgZ0
叢雲「くっ…下手に近づけない」

五月雨「…だったら」

へ級「…」ザァァァ


ボォォォォォォォォォォォォ!!

へ級「!?」

突然、炎がへ級を襲った!!

498: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:55:24.57 ID:4oyovwgZ0
ボォォォォォォォォォォォォ!!

へ級「…!?…!?」

シュバッ

へ級「…!!」

吹雪「はあああああああああああああ!!!」

炎の中から、吹雪が向かってきた!!

499: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:56:29.47 ID:4oyovwgZ0
へ級「!!」ジャキン

吹雪「遅い!!」ボォォォォォォォ!!!


ズバァァァァァァァァァァァァァァ!!


へ級「…!!」

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!

500: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 22:57:14.87 ID:4oyovwgZ0
吹雪「よーし、これで終わりだね」

叢雲「久しぶりだったけど、何とか勝てたわね」

漣「当然!だって我々はショキカンジャー!!」

電「…でも、これって…?」

五月雨「ついやっちゃったけど…違うよね?」


長門「…」ポカーン


ショキカンジャーのリハビリには、一週間を要した

艤装の扱い云々ではなく、戦い方の修正のために…



510: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:05:21.69 ID:Lx2W/foq0
おまけその6 「新たな力!?カンムスチェンジ!」


工廠


吹雪「明石さん、夕張さん。来ましたけど…」

叢雲「今度は何なのよ」

明石「おー、よく来たね」

夕張「実は新しい装備を考えたんだけどさ」

電「…もう戦いが終わってることは完全無視するのです?」

明石「うん!そんなの関係ねぇ!」

511: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:05:50.83 ID:Lx2W/foq0
夕張「で、作る前にあなたたちの意見を聞きたいと思って」

夕張「今から説明するから、とりあえず聞いて、感想や意見を言ってくれない?」

五月雨「はい…わかりました」

漣「一体何が始まるんです?」

明石「とっても愉快で豪快な装備の説明だよ!」

512: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:06:28.76 ID:Lx2W/foq0
──────────

──────

───

怪人「ゲーッヘッヘ!この鎮守府は俺たちのものだぁ!」

戦闘員「イーッ!!」

ドカーン バコーン

ワーワー タスケテー

怪人「ゲーッヘッヘ!そのままやっちまえぇ!!」


吹雪「待ちなさい!!」ザンッ

513: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:06:56.26 ID:Lx2W/foq0
電「これ以上あなたたちの好きにはさせないのです!」

五月雨「覚悟してください!!」

怪人「来たかショキカンジャー!返り討ちにしてやるぜ!」

戦闘員「イーッ!!」

叢雲「そう簡単にいくかしら?」

漣「振り切るぜ!」

吹雪「みんな、行くよ!」

五人「オー!!」

514: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:07:23.20 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!!」


五人は鍵を携帯電話っぽい装備に差し込み、そのまま回した!

ジャキンッ!!


「ショーーーキカンジャー!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

515: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:07:51.55 ID:Lx2W/foq0
吹雪「ショキカンレッド!」

五月雨「ショキカンブルー!」

電「ショキカンイエロー!」

叢雲「ショキカンブラック!」

漣「ショキカンピンク!」


吹雪「駆逐戦隊!」

五人「ショキカンジャー!!」

バァァァァァァァン!!!

516: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:08:19.33 ID:Lx2W/foq0
吹雪「はぁっ!」ズバッ

叢雲「ふんっ!」ドガッ

漣「そいやっ!」バシュッ

電「えいっ!」ドゴォッ

五月雨「やぁっ!」ズバッ

戦闘員「イーッ!?」

ドゴォォォォォォォォン!!

517: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:08:45.13 ID:Lx2W/foq0
怪人「おのれ…やるなショキカンジャー!」

怪人「だがまだだ!お前ら、かかれー!」

戦闘員「イーッ!!」ワラワラ

叢雲「チッ…埒が明かないわね」

電「だったら、これでいきましょう!」チャキッ

五月雨「うん、そうだね!」

漣「振り切るぜ!」

518: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:09:16.41 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!」

ジャキンッ!!


「ケーーーイジュンジャー!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

怪人「何ぃ!?姿が変わった!?」

519: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:09:46.57 ID:Lx2W/foq0
戦闘員「イーッ!!」ワラワラ

吹雪「漣ちゃん、ケイジュンジャーハリケーンだ!」

漣「OK!」ズドン

漣はラグビーボールのような形の爆弾を取り出した!

吹雪「ケイジュンジャーハリケーン・爆雷!!」

吹雪「アタック!!」

520: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:10:16.04 ID:Lx2W/foq0
漣「ほいっ、電ちゃん!」ヒュンッ

電「はい!」パシッ

電「叢雲さん!」ヒュンッ

叢雲「よっと!」パシッ

叢雲「五月雨!」ヒュンッ

五月雨「うん!」パシッ

爆弾を次々と投げ渡していく!

521: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:10:45.33 ID:Lx2W/foq0
五月雨「吹雪ちゃん!」スッ

吹雪「OK!」ダダッ

五月雨は爆弾を地面にセットし、吹雪はそれをめがけて走っていく!

吹雪「はああああああ!!」ダダッ

吹雪「エンドボール!!」

吹雪は爆弾を、そのまま蹴り飛ばした!!

ドゴォォォォォォォォッッッ!!

522: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:11:17.53 ID:Lx2W/foq0
戦闘員「イーッ!?」

戦闘員「…」

戦闘員「イー…?」

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…

しかし爆弾は、戦闘員や怪人めがけてではなく、空高く飛んで行った

戦闘員「イー…」

523: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:11:49.38 ID:Lx2W/foq0
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

戦闘員「…イー!?」

しかしその直後、空から大量の爆雷が戦闘員たちめがけて降ってきた!

戦闘員「イーッ!?」


ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!


戦闘員「イーッ!!」

524: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:12:28.01 ID:Lx2W/foq0
怪人「なんということだ…」

怪人「だが、まだまだ戦闘員はいるぞ!」

戦闘員「イーッ!」ワラワラ

叢雲「ふん、数だけは多いわね」

五月雨「だったら次はこれだね」チャキッ

漣「振り切るぜ!」

525: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:13:24.45 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!」

ジャキンッ!!


「ジューーーウジュンジャー!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

526: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:13:50.69 ID:Lx2W/foq0
戦闘員「イーッ!」ワラワラ

五人「夜戦戦法・闇の舞!!」

モワァァァァァァァ…

戦闘員「イーッ!?」

怪人「な、なんだこれは!?」

怪人と戦闘員たちのあたり一面が闇に包まれた!

527: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:14:24.97 ID:Lx2W/foq0
怪人「ぐ…これでは奴らがどこにいるのかわからな…」

ドガッ

怪人「ぐあっ!?」

バキッ ドゴッ

戦闘員「イーッ!?」

怪人「や、闇に紛れて攻撃だとぉ!?」

528: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:15:03.47 ID:Lx2W/foq0
ドガッ

怪人「ぐああっ…!」

怪人「ぐっ…おのれぇ!」

ピカァァァァァァァァ…

怪人「…!?」

怪人は闇の中で、突如強い光に照らされた!


叢雲「探照灯照射…」

叢雲「突撃ぃ!!」

五人「はああああああああああああああああ!!!」

ドゴォォォォォォォォッッッ!!!

怪人「ぐああああああああああああああああああ!!!!」

529: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:15:33.16 ID:Lx2W/foq0
怪人「ま、まずい…あれだけいた戦闘員もみんなやられてしまった…」フラッ

吹雪「さあ、残るはあなただけです!」

叢雲「ダメ押し、いってみる?」チャキッ

怪人「ぐっ…これ以上は…!」

漣「振り切…」

五月雨「もうそれいいから」

漣「アッハイ」

530: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:16:02.70 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!」

ジャキンッ!!


「ラーーーイジュンジャー!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

531: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:16:56.35 ID:Lx2W/foq0
電「そー、れっ!」ズドン

巨大な魚雷発射管が現れた!

五人は全員で発射管を持ち、発射管は怪人の方を向いている!

怪人「な、何をする気だ!?」

ゴトッ! ガチャッ グイッ

ガシャンッ!


吹雪「スーパー魚雷バズーカ!」

五人「ファイヤー―――!!!!」


ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!


怪人「ぐ、ぐああああああああああああ!!!!!」

532: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:17:28.50 ID:Lx2W/foq0
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

漣「やったか!?」

叢雲「なんでフラグ立てるのよ」

モクモクモク…

吹雪「…!」

土煙が晴れると、そこに怪人の姿はなかった!

五月雨「い、居ない!?」

漣「粉微塵になって吹き飛んだか?」

電「違うと思うのです…」

533: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:17:59.19 ID:Lx2W/foq0
五月雨「!!みんな、あれ!」バッ

四人「!!」


女幹部「ふふふ…間一髪だったわね」

怪人「すまねぇ、助かったぜ…」

新たに現れた女幹部が、怪人を連れて遠くへ逃げていた!

534: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:18:25.11 ID:Lx2W/foq0
女幹部「ここは退却するわ。飛行船に乗って離脱するわよ」

怪人「おう…」

ゴォォォォォォォォォォォ…

女幹部たちの上空に、小型の飛行船が現れた!


叢雲「奴ら…あれに乗って逃げる気ね!」

吹雪「そうはさせない!!」ダダッ

535: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:19:02.33 ID:Lx2W/foq0
戦闘員「イーッ!」ワラワラ

電「戦闘員!?全部倒したはずじゃ…!」

漣「残念だったな、トリックだよ」

戦闘員「イーッ!」

五月雨「追うのは後!先にこっちを片付けよう!」

吹雪「だね!」チャキッ

536: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:19:31.25 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!」

ジャキンッ!!


「スーーーイボマン!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

537: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:19:59.49 ID:Lx2W/foq0
吹雪「はぁっ!!」バキューンバキューン

叢雲「ほらほらっ!」ドーンドーン

戦闘員「イーッ!!」ワラワラ

吹雪「くっ…やっぱり普通に戦ったんじゃ時間がかかる…」

叢雲「漣、準備できた!?」

漣「ほいさっさー!!」

538: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:20:27.48 ID:Lx2W/foq0
漣「さあ、振り切…」

漣「…お前らの罪を数えろ!!」ズドンッ

突然、大発動艇のような小型船が現れた!!

戦闘員「イーッ!?」

漣「さあ、全員乗りたまえー!!」

ヒュォォォォォォォォォォ!!

戦闘員たちが、次々と船に吸い寄せられ、乗り込んでいく!

戦闘員「イーッ!?」

539: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:20:54.19 ID:Lx2W/foq0
戦闘員「イーッ…イーッ…」ジタバタ

漣「ふん、もがいても無駄だよ!」

漣「じゃあ電ちゃん、あとよろしく」

電「はいなのです!」ジャキンッ

戦闘員「イーッ!?」


電「甲標的キャノン、発射!!」

ズドォォォォォォォン!!!!


戦闘員「イーッ!!!!」

540: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:22:05.58 ID:Lx2W/foq0
吹雪「これで全部?」

ブォォォォォォ…

五月雨「…いや、今偵察したけど、まだ遠くに少しいる」

叢雲「遠く…距離は?」

五月雨「200…かな」

吹雪「そのくらいなら、これですぐ片づけられるかな」チャキッ

電「なのです!」

541: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:22:32.72 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!」

ジャキンッ!!


「セーーーンスイジャー!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

542: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:23:02.36 ID:Lx2W/foq0
戦闘員A「イー…(おい、ちゃんと狙えるか?)」

戦闘員B「イー(もう少し近づかないと無理だな)」

戦闘員C「イー(あまり近づきすぎるなよ。バレちまうぜ)」

戦闘員B「イー(大丈夫だろう。もう少しくらい…)」

バキュンッ

戦闘員B「イーッ!?」ドサッ

543: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:23:31.71 ID:Lx2W/foq0
戦闘員A「イーッ!!(狙撃!?馬鹿な!)」

戦闘員D「イー…!?(こちらの動きがバレた…!?)」

戦闘員C「イー!?(他の隊は!?)」バッ


バキュンッ バキュンッ イーッ


戦闘員D「イー…(駄目だ…完全にやられちまってる)」

544: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:23:58.03 ID:Lx2W/foq0
バキュンッ

戦闘員C「イーッ!?」ドサッ

戦闘員A「イー!!(C!!くそっ…)」

戦闘員D「イー!!(一旦逃げるぞ!!体勢を立て直して、改めて攻撃だ!)」

戦闘員A「イー…(ああ…)」スッ


五月雨「残念ですが、逃げられませんよ?」

戦闘員A・D「イーッ!?」

545: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:24:24.88 ID:Lx2W/foq0
戦闘員A「イー…!?(い、いつの間に!?)」

戦闘員D「イー!!(音もなく近づいて…!)」

五月雨「…潜水艦ですから」


ドゴォォォォォォォォッッッ!!!!


戦闘員A・D「イーッ!!!!」

546: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:24:51.85 ID:Lx2W/foq0
吹雪「今度こそ大丈夫かな?」

叢雲「ええ、もういないみたい」

電「じゃあ、早く飛行船を追いかけるのです!」

漣「でも、その前に…」チャキッ

五月雨「ああ、そうだね…」

547: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:25:22.68 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!」

ジャキンッ!!


「コーーーウクウファーイブ!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!


五人「瑞雲、発艦!!」

ブォォォォォォォォォォォォォォン!!!

548: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:26:18.47 ID:Lx2W/foq0
怪人「…奴らは、追ってきてないな」

女幹部「足止めの戦闘員が効いたのかしらね」

女幹部「どちらにしろ、空を飛んでいる飛行船を追いかけられるはずがないわ」

怪人「そうだな…」


ブォォォォォォォォォォォォォォ…


女幹部「…?何の音」

ズドォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

二人「うわああああああああああああああああ!!?」

549: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:26:46.37 ID:Lx2W/foq0
グラグラ

怪人「ひ、飛行船が揺れてやがる!!」

女幹部「一体何があったというの!?」

戦闘員「イーッ!!(船体後方に、爆撃を受けました!!)」

女幹部「爆撃!?そんなまさか…!」

怪人「奴らの仕業か!?」

550: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:27:14.48 ID:Lx2W/foq0
女幹部「何か接近してきたの?」

戦闘員「イー(小型の水上機のようなものが飛んできました)」

戦闘員「イー(爆撃はそれによるものだと思われます)」

怪人「ならばすぐに迎撃だ!!」

女幹部「いえ、さっさと逃げてしまったほうが良いわ」

女幹部「全力で逃げなさい!早くアジトに帰るのよ!」

戦闘員「イー!!(了解です!!)」

551: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:27:40.73 ID:Lx2W/foq0
ズドォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

女幹部「きゃあああああああああ!?」

怪人「また爆撃か!?」

女幹部「いや、今の感じは…!」

戦闘員「イー!(報告します!奴らが…)」

戦闘員「イー!!(奴らが、この飛行船まで乗り込んできました!!)」

怪人「な、何ぃ!?」

女幹部「まさか奴ら…空を飛んで来たというの!?」


叢雲「そのまさかよ」ニヤリ

女幹部「ホッ!いつの間に!」バッ


「クーーーウボマン!!!」

552: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:28:07.32 ID:Lx2W/foq0
戦闘員「イーッ!!」バッ

叢雲「ふんっ!」ドガッ

漣「せいっ!」バキッ

戦闘員「イーッ!!」

ドコッ ズシャッ

女幹部「まさかここまで来るなんて…!」

怪人「こうなりゃ正面から戦うしかねぇぜ!」ググッ

553: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:28:36.42 ID:Lx2W/foq0
女幹部「…いや、まだよ!」

女幹部「操縦室まで来なさい!早く!」ダダッ

怪人「お、おう…」ダダッ

電「!!逃げたのです!」

吹雪「追うよ、みんな!」ダダッ

554: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:29:03.42 ID:Lx2W/foq0
女幹部「よし、あなたはそのまま操縦してて!」

戦闘員「イーッ!」ビシッ

怪人「おい!どうする気だ!?」

女幹部「まずはこれよ!」ポチッ

ピッ ピッ

スイッチの近くにあったタイマーが起動した!

555: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:29:31.83 ID:Lx2W/foq0
怪人「な、何だ…!?」

五月雨「あ、いた!」ダダッ

漣「追い詰めたぞオラー!!」ダダッ

女幹部「!!もう来た…!」

女幹部「だったらこれよ!」ポチッ

ガシャンッ!!

五人「!!」

操縦席の入り口に、分厚い壁が現れた!

556: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:29:59.58 ID:Lx2W/foq0
叢雲「何よこれ…!」

五月雨「…ダメだ、簡単には壊せそうもないね」ゴンゴン

女幹部「フフフ、成功ね!」

怪人「なあ…一体何をしたんだ?」

女幹部「一番目に押したスイッチは自爆スイッチよ。このタイマーが0になったとき、この飛行船が粉微塵に吹き飛ぶわ」

女幹部「でも、この操縦席だけは安全。爆発する寸前に脱出ポッドとなって飛び出すわ」

女幹部「そして、二番目に押したスイッチは、特殊金属でできた防壁を展開するスイッチ。簡単には壊せないわ」

怪人「つまり、こうやって防壁で時間稼ぎをすれば…」

女幹部「私たちは無事に脱出できて、奴らは爆発に巻き込まれるってわけよ」

557: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:30:34.76 ID:Lx2W/foq0
電「な、なんだかよくわかりませんが、このままだと危ない気がするのです!」

叢雲「そうね。さっさと片を付けないと…」

吹雪「…簡単に壊せないなら!」チャキッ

五月雨「うん、これしかない!」

漣「振り切るぜ!いや、振り切らせてください!」

558: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:31:02.89 ID:Lx2W/foq0
チャキッ

五人「カンムスチェンジ!」

ジャキンッ!!


「セーーーンカンジャー!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

559: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:31:39.75 ID:Lx2W/foq0
吹雪「そして!」

五人は自分の拳を突き合わせ、こすり合わせた!

ガキンガキィン!

すると五人の拳に、頑丈な鉄拳が装着された!

吹雪「さあ、いっくよー!!」

560: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:32:21.16 ID:Lx2W/foq0
ドゴォ!!

女幹部「!?」

ドゴォ!! ドゴォ!!

怪人「お、おい!この壁、大丈夫なのか!?」

女幹部「だ、大丈夫よ!我らの科学力を結集させて作った特殊金属だもの!」

怪人「で、でも…へこんできてるぜ!?」

ドゴォ! ドゴォ!


五人「46砲パンチ!!」

ドゴォォォォォォォォッッッ!!!!

561: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:32:47.70 ID:Lx2W/foq0
怪人「な、何ぃ…!?」

女幹部「そんなバカな…!」


「ショーーーキカンジャー!!!」


シュィィィィィィン バァァァァァァァン!!!

吹雪「さあ、これで終わりです!」

漣「派手にいくぜ!!」

562: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:33:14.34 ID:Lx2W/foq0
シュインシュインシュインシュイン

五人の武器に、エネルギーがたまっていく!


「ファーーーイナルウェイーーーーブ!!!!」


五人「はああああああああ!!!!」ブォンッ!!

五人は武器から、たまったエネルギーを放出した!!

ビュォォォォォォォォォォォォォォッ!!!


怪人・女幹部「うわああああああああああああああああああ!!!!!!!」


ドカァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!

563: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:33:41.76 ID:Lx2W/foq0
五月雨「…勝ったね」

叢雲「ええ…」

漣「うむ」

電「なのです」

吹雪「…でも」


吹雪「私たちの戦いは、これからだ!」

五人「オー!」

564: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:34:13.34 ID:Lx2W/foq0
──────────

──────

───

明石「――――っていう装備なんだけど、どうかな!?」


五人「どうって言われても…」


新装備の開発はとりあえず見送りになった

しかし…もしも、またショキカンジャーが戦う時が来たのならば…

その時は、この装備の出番なのかもしれない…



565: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:34:43.31 ID:Lx2W/foq0
おまけその7 「ショキカンジャーの新たな困難」


これは、ディープマリンが鎮守府への襲撃を繰り返していた頃の話…


夜 駆逐艦寮

吹雪「はぁ…」トボトボ

吹雪(ディープマリンの襲撃が始まってから三週間…かなりきつくなってきた…)

吹雪(いくら敵が大したことないとはいえ、こうも襲撃が続くと…)

吹雪(…ダメダメ!こんなんじゃ!)

吹雪(みんなが頑張ってるんだもん!私も…)

ワイワイ ガヤガヤ

吹雪「…ん?」

566: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:35:10.62 ID:Lx2W/foq0
吹雪(…この部屋…ドアが開いてる。話し声も聞こえるし…誰かいる?)

吹雪(…誰がいるかだけ、ちょっと覗いてみようかな)ヒョコッ


睦月「うーん、そうなると誰がいいのかにゃぁ?」

時雨「ちょっとわかんないね…」

大潮「やっぱり、さっき挙げた誰かが良いんじゃないんですか?」

睦月「いやぁ、やっぱり無理が…」


吹雪(睦月ちゃん、時雨ちゃんに大潮ちゃん…?)

567: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:35:43.02 ID:Lx2W/foq0
五月雨「…吹雪ちゃん、何やってるの?」

吹雪「ん?あ、五月雨ちゃん」

吹雪「珍しいメンバーが話してるなって思って、ちょっと覗いてただけだよ」

五月雨「珍しいメンバー?」

睦月「およ?吹雪ちゃんと五月雨ちゃん?」

時雨「いいところに来たね。ちょっと来てくれるかい?」

大潮「意見を聞きたいんですけど」

吹雪「あ、見つかった」

五月雨「いいけど…意見?」

568: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:36:16.29 ID:Lx2W/foq0
睦月「実は、今度この三人で戦隊ごっこをやることになったのです」

吹雪「うん…」

吹雪「…うん?」

五月雨「…何で?」

時雨「知らないのかい?今、駆逐艦の間でブームなんだよ。戦隊ごっこ」

吹雪「何で!?」

大潮「それはもちろん!あなたたちショキカンジャーのおかげですよ!」

五月雨「えぇ!?」

569: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:36:49.58 ID:Lx2W/foq0
吹雪「知らなかったよ…」

睦月「まあ流行りだしたのは三週間くらい前のことだからねぇ」

五月雨「あー、襲撃が始まったころだ…」

時雨「うん。それ以前から、みんなショキカンジャーのことは知ってたけど…」

大潮「具体的にどんなことをしてるかは知らなかったし、戦ってるところも見なかったので、あんまり話題にならなかったんですよ」

五月雨「確かに、鎮守府で戦ったのって最初にイーと戦った時くらいだもんね」

吹雪「あと、クウボの時もそうだけど…あの時は鎮守府の端の方だし、他に人もいなかったからねぇ」

570: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:37:32.47 ID:Lx2W/foq0
時雨「でも、三週間前から敵が鎮守府に来るようになったそうじゃないか」

大潮「実はそのころに、何人かが隠れて戦いを見に行ったんです」

吹雪「えぇ!?」

五月雨「気付かなかった…」

睦月「それ以来、その子たちを中心にショキカンジャーの人気が爆発!合わせて戦隊ヒーローも注目を浴びるようになったんだよ!」

五月雨「そうなんだ…」

吹雪「全然知らなかったねぇ…」

時雨「ちなみに今も君たちの戦いを見に行く子は多いよ」

吹雪「危ないから絶対にやめて!!」

571: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:38:13.23 ID:Lx2W/foq0
五月雨「まあ、とにかく私たちの戦いを見て、戦隊ヒーローが流行りだしたってことはわかったよ…」

吹雪「でも、意外だね。睦月ちゃんや大潮ちゃんはともかく、時雨ちゃんもはまるなんて」

睦月「ちょっと!ともかくって何にゃしぃ!?」

五月雨「確かに、時雨はこういう遊びに参加するタイプじゃないよね」

時雨「うん。僕も最初は、あんまり興味がなかったんだけどね…」

時雨「君たちの戦いを見てみたら、その…」

時雨「…かっこいいなって、思って…」

吹雪・五月雨「えっ…」

時雨「…所詮僕も、駆逐艦だったってことさ」

吹雪「そ、そっか…」

572: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:38:57.03 ID:Lx2W/foq0
五月雨「じゃ、じゃあ話を戻そうか。戦隊ごっこするんだって?」

睦月「そうそう!することになったんだよ!」

吹雪「色はどんな感じ?」

時雨「睦月がグリーン、僕がブラック、大潮がイエローだよ」

吹雪「何で!?」

573: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:39:27.01 ID:Lx2W/foq0
大潮「何でって…何がですか?」

吹雪「だって、戦隊だよ?レッドやブルーは入れないと…」

五月雨「うん。どの戦隊にも絶対いるよ」

睦月「でも、全員の意見を尊重したらこうなったよ」

吹雪「大潮ちゃんのイエローはいいとして…なんで睦月ちゃんと時雨ちゃんはその色なのさ」

五月雨「睦月ちゃんがレッド、時雨がブルーでいいんじゃないの?」

574: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:39:54.85 ID:Lx2W/foq0
睦月「えー…だって、レッドって大体リーダーでしょ?」

吹雪「そうだけど…」

睦月「面倒にゃしぃ…」

吹雪「…それ、レッドの私の前で言う?」

五月雨「レッド以外がリーダーになることも結構あるよ」

睦月「でも睦月はグリーンが良いの!面白ギャグ枠にされることが多いグリーンが!」

吹雪「何で!?」

575: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:40:24.94 ID:Lx2W/foq0
五月雨「じゃあ、何で時雨はブラックなの?」

時雨「ほら、僕って黒いイメージがあるだろう?」

吹雪「まあ、確かに…そうかな?」

大潮「確かに時雨ちゃんの下着も黒…」

睦月「それ以上はダメにゃしい!」バッ

時雨「それにブルーは…なんとなく、レッドの影に隠れるイメージがあって…」

五月雨「…それ、ブルーの私の前で言う?」

576: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:40:53.72 ID:Lx2W/foq0
大潮「それで、ここからが本題なんですけど」

大潮「他にもレッドやブルーになってくれるメンバーが欲しいんですよ!」

睦月「誰が良いのかなって、今話してたんだよ」

吹雪「ああ、なるほど…」

五月雨「レッドとブルーがいればいいの?」

時雨「うん、そうだね」

睦月「でも、できればピンクもいたほうが良いかにゃぁ…」

577: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:41:50.06 ID:Lx2W/foq0
吹雪「え?レッドとブルーとピンクの三人呼ぶの?」

五月雨「六人になっちゃうよ」

吹雪「初期メンバーから六人の戦隊はいなかったと思うけどなぁ…」

睦月「追加メンバーが一人いるってことにすればいいんじゃないの?」

五月雨「でもレッドとブルーだけだったらライブマンになれるよ」

吹雪「ゴーオンジャーもありかな?」

時雨「…だから何?」

578: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:42:18.38 ID:Lx2W/foq0
大潮「とにかく、レッド、ブルー、ピンクになってくれる人を探してるんです!」

時雨「でも、なかなか決まらなくてね…」

睦月「何人か候補が出たけど、問題があるんだよ…」

吹雪「問題ねぇ…」

五月雨「うーん…ピンクなら、如月ちゃんとかいいんじゃないの?」

吹雪「ああ、イメージはピッタリだね」

579: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:42:46.98 ID:Lx2W/foq0
時雨「それは考えたんだよ。でも…」

吹雪「でも?」


如月『如月ピンク♪ふふふふふ♪』

如月『いやだぁ、スーツが破れちゃう…』

如月『必殺バズーカって太いわよねぇ♪』

如月『私を…どうする気!?』


睦月「…何か、セリフが戦隊として大丈夫なのか不安になったにゃしぃ…」

一同「…」

580: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:43:34.39 ID:Lx2W/foq0
吹雪「じゃ、じゃあ、水無月ちゃんは?髪の色とかブルーだよ」

睦月「皐月ちゃんと長月ちゃんと文月ちゃんとで組むんだって」

五月雨「あー、先に決まっちゃったんだ」

睦月「まああの四人はそうかなって思うからね」

吹雪「うーん、睦月型だと、他にはレッド、ブルー、ピンクになってくれそうな人はいないかな…」

時雨「…髪の色だけで判断してないかい?」

吹雪「い、いや!そんなことないよ!」ブンブン

睦月「でも実際、やってくれそうな人はもういないのです」

581: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:44:00.18 ID:Lx2W/foq0
五月雨「朝潮型では誰かいるかな…」

吹雪「朝潮ちゃんは?長女だし、リーダーのレッドとか向いてるんじゃないかな」

大潮「えっと、朝潮姉さんはですね…」


朝潮『え、戦隊?新しい作戦?』

朝潮『…すーぱー、せんたい?ヒーロー?…何、それ?』

朝潮『ええ、ショキカンジャーのことは聞いたことがあるけれど…』


大潮「こんな感じで、まったく知らなかったんですよ」

582: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:44:45.03 ID:Lx2W/foq0
吹雪「ああ、朝潮ちゃん知らなかったんだ…」

五月雨「それから説明したの?」

大潮「実際にショキカンジャーの戦いを見せてみたんですけど…」

吹雪「え…」


朝潮『大潮!これは…!』

大潮『どうですか?これが戦隊ヒーローです!』

朝潮『何してるの!?早く手伝いに行くわよ!』

大潮『…え?』

583: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:45:13.37 ID:Lx2W/foq0
朝潮『あなたが言ってた戦隊って言うのは、彼女たちの手伝いをするってことでしょ?』

大潮『え、いや、その…』

朝潮『了解よ!朝潮、出ます!』バッ

大潮『ちょ、朝潮姉さん!?待って待って!!』ババッ


大潮「…どうも、誤解させてしまったようで」

吹雪「えぇ…」

584: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:46:00.55 ID:Lx2W/foq0
大潮「今は何とか誤解は解いて、大潮達では戦えない、ということはわかってもらったんですけど」

大潮「今度は、『じゃあ吹雪さんたちの分も出撃で頑張らないといけない』って、張り切るようになっちゃったんですよ」

五月雨「さすが真面目だねぇ、朝潮ちゃんは」

吹雪「誤解はアレだけど…その心意気は私たちとしてはありがたいよ」

睦月「そんなわけで朝潮ちゃんはダメだったんだよ」

五月雨「じゃああとは…誰かいるかな?」

585: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:46:41.74 ID:Lx2W/foq0
吹雪「荒潮ちゃんは?ピンクとか」

大潮「女幹部やりたいって言ってました」

五月雨「えぇ…」

吹雪「うーん、霞ちゃんや満潮ちゃんは乗り気じゃないだろうし…」

大潮「敵の怪人やりたいって言ってました」

吹雪「…朝潮型は、そんなに敵役やりたいの?」

大潮「それはそれで楽しみ方があるんでしょう」

586: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:47:12.67 ID:Lx2W/foq0
吹雪「えっと…じゃあ、白露型はどうかな」

五月雨「白露とかレッドやりたがるんじゃない?」

時雨「実はね…みんなあんまり戦隊について知らなくってね」

五月雨「え、そうなの?」

時雨「白露を誘ってみたけど、よく知らないみたいだったから、一通り見せたり説明したりしたんだ」

五月雨「それで…?」

時雨「…ジャッカーのビッグワンに興味を持ったよ」

五月雨「あっ…」

587: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:47:38.78 ID:Lx2W/foq0
吹雪「レッドワンはダメだったか…」

時雨「それも興味を持ったけど…レッドは他にやりたい人がいるんじゃないかって言って、断ったんだよ」

吹雪「でも見つかってないんだよね…」

五月雨「だったら夕立は?」

時雨「夕立も時雨と同じ感じだったから、見せたんだけど…」

時雨「…デカマスターに興味を持ったよ」

五月雨「えぇ…」

588: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:48:05.84 ID:Lx2W/foq0
吹雪「じゃあ江風ちゃんとか?」

時雨「江風は今忍者にはまってるよ」

五月雨「ナンデ!?」

時雨「川内さんの影響だろうね…」

吹雪「でも忍者の戦隊ならあるし…誘えばやってくれるんじゃないの?」

睦月「他の人から誘いがもうあったらしいよ」

大潮「そっちの方が先だったので、残念ですが、断られてしまいました」

589: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:49:00.60 ID:Lx2W/foq0
五月雨「そっか…だったら涼風は?」

時雨「うん。誘って、乗り気だったよ」

吹雪「お?じゃあ…」

時雨「でも…」


涼風『知らざぁ言って聞かせやしょう!』

涼風『浜の真砂と…』

―――中略―――

涼風『…名せえゆかりの涼風ブルーたぁあたいのことさぁ!』


時雨「…名乗りが、長いし何か違うんだ」

一同「…」

590: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:49:27.98 ID:Lx2W/foq0
時雨「どうしようかと考えてたら、涼風は別のところから誘いがあったからそっちに行ってもらったよ」

吹雪「そ、そっか…」

睦月「吹雪型では誰かやってくれそうな人いないの?」

吹雪「うーん、深雪ちゃんかなぁ…」

大潮「あー、いいですね!あとで誘ってみましょう!」

吹雪「初雪ちゃんは絶対見る側に回るだろうしなぁ…」

時雨「でも艦娘歌合戦には参加してたじゃないか」

吹雪「…何かよくわからなくなってきた…」

591: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:49:53.65 ID:Lx2W/foq0
五月雨「あとは誰だろう…陽炎型とか夕雲型とかから誘えるかなぁ?」

吹雪「陽炎型…そうだ!嵐ちゃんは?」

時雨「確かに嵐はヒーローのイメージが強いね、なぜか」

睦月「でも睦月、この間誘ったけど、もう他の人から誘いがあったから無理だって」

大潮「うーん、厳しいですねぇ…」

吹雪「そっか…」

592: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:50:29.43 ID:Lx2W/foq0
吹雪「あとは…暁型とか?」

大潮「暁ちゃんとか…?」

睦月「いや、暁ちゃんは断ると思うにゃしぃ」

五月雨「そうなの?」

睦月「本当はやりたくてたまらないけど、戦隊ごっこなんてやるのはレディじゃないからって理由で断ると思うの」

一同「あぁ…」

593: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:50:56.43 ID:Lx2W/foq0
時雨「だったら響かな?意外とノリはいい方だと思うよ」

吹雪「そうだね。響ちゃんなら…」

睦月「色は交渉次第かなぁ?」

大潮「でも、響ちゃんはホワイトのイメージありますよ」

五月雨「あー、確かに。でも…」


ワーワー ガヤガヤ


五月雨「…ん?」

吹雪「なんか、向こうの大部屋が騒がしいね…」

時雨「何だろう?」

睦月「ちょっと見てみる?」

五月雨「うん…見てみようか」

594: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:51:23.17 ID:Lx2W/foq0
吹雪「…あれ、叢雲ちゃん、電ちゃん、漣ちゃん」

五月雨「大部屋の前で何してるの?」

叢雲「あ、吹雪に五月雨。睦月と時雨に大潮も」

睦月「あ、ショキカンジャー勢ぞろいだ!」

時雨「ショキカンジャー勢ぞろい…何か始まるの?」

漣「第三次大戦だ」

大潮「えぇ!?」

電「…嘘なのです」

595: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:51:52.63 ID:Lx2W/foq0
叢雲「ちょっと騒がしいから気になって来ただけよ」

漣「みんなもそうでしょ?」

五月雨「まあ、そうだね」

吹雪「それで、中で何やってるのさ」

電「ちょっと見てみるのです」ギィッ

596: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:52:18.89 ID:Lx2W/foq0
荒潮「うふふふっ!さあ、この鎮守府は~、私たちのものよ~!」

霞「大人しくしなさい!」

満潮「さもないと、痛い目見るんだから!」


吹雪「…何あれ?」

睦月「戦隊ごっこだと思うよ」

五月雨「ああ、あれが…」

吹雪「本当に女幹部と怪人やってるし…」

597: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:52:48.24 ID:Lx2W/foq0
「待てぇ!!」

荒潮「あら~?誰かしら~?」


嵐「それ以上お前たちの好きにはさせないぜ!」

涼風「てやんでい!お天道様が許しても、あたいたちが許さないよ!」

如月「ふふふふふ♪やっちゃうわよ~♪」

深雪「私たちの力、見せてやるぜ!」

響「…ハラショー!」

598: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:53:26.80 ID:Lx2W/foq0
デデッデデー デデッデデーン

嵐「嵐のスカイックパワー!ショキカンレッド!」

涼風「知らざぁ言って聞かせやしょう!」

涼風「浜の真砂と…」

―――中略―――

涼風「…名せえゆかりのショキカンブルーたぁあたいのことさぁ!」

如月「ショキカンピンク♪ふふふふふ♪」

深雪「ショキカンイエ口ー!いっくぜー!!」

響「麗しの不死鳥!ショキカンホワイト!」


嵐「海を護るは艦娘の使命!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァァァァァァァァァァン!!!

599: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:53:52.85 ID:Lx2W/foq0
吹雪「えええええええええええええええ!!!?」

叢雲「…何これ」

時雨「だから戦隊ごっこだよ」

大潮「中でもこれはショキカンジャーごっこですね」

漣「…オリジナルとだいぶ違くない?」

睦月「アレンジは必要なんだよ」

電「色も違うのです…」

五月雨(…まだ何かある気がする)

600: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:54:19.99 ID:Lx2W/foq0
嵐「さあ、覚悟しろ!」

荒潮「あらあら…あなたたち、やっちゃいなさ~い」

霞・満潮「了解!」

嵐「みんな!いっくぞー!!!」

五人「オー!!」


ワーワー ガンバッテー

ウオー クライヤガレー

ソンナコウゲキガキクトデモー

クラエー ミユキスペシャルー

ヤダ、スーツガヤブレチャウ…

601: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:54:52.78 ID:Lx2W/foq0
涼風「ちっ、なかなかやるじゃないの」

深雪「おい、このままじゃまずいぜ!」

満潮「ふん、残念だけど…ここまでのようね」

霞「あと一撃で、終わらせてやるわ」

響「くっ…ここまで、か…」

嵐「…いや、まだだ…」

嵐「まだ俺たちは…諦めない!」


「よく言った!!」

602: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:55:24.93 ID:Lx2W/foq0
満潮「だ、誰!?」

「とうっ!」シュタッ

白露「助けに来たよ、ショキカンジャー!」

如月「あなたは…いや、あなたたちは…!?」


白露「シラツユワン!」

夕立「百鬼夜行をぶった切るっぽい!」

夕立「ソロモンの悪夢!ポイマスター!」

江風「アイアム、忍者・オブ・忍者!」

江風「深紅の光弾!夜戦忍者、マロンジャー、参上!」

603: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:55:50.12 ID:Lx2W/foq0
霞「援軍ですって!?」

嵐「あ、あんたたち…」

白露「ショキカンジャー、私たちは味方だよ!一緒に戦おう!」

嵐「…ああ!」グッ


「ちょっと待てえええええええええええ!!!」バンッ

604: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:56:18.39 ID:Lx2W/foq0
荒潮「…あら?本物が来たわ~」

吹雪「さっきから見てたけど、何これ!?」

嵐「何って…ショキカンジャーごっこだけど」

叢雲「それにしてはオリジナルから随分改変されてるみたいね…」

漣「あんな統一感のない名乗り初めて見たんだけど」

深雪「個性があっていいだろ?」

五月雨「涼風。名乗りはもっと短くしないと、誰も聞いてくれなくなるよ?」

涼風「えー?いいじゃんか」

605: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:56:47.46 ID:Lx2W/foq0
電「あと、どうして追加戦士が三人来るのです?」

響「別にいいんじゃないかな」

夕立「そういうことがあってもいいっぽい?」

白露「そうそう!やりたいようにやればいいんだよ!」

江風「所詮遊びだからな!」

吹雪「うーん、確かに…」

606: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:57:14.16 ID:Lx2W/foq0
吹雪「ごめんね、割って入っちゃって」

嵐「大丈夫。実は今のでもう終わりだから」

荒潮「正確には、『私たちの戦いはこれからだ!』みたいな感じで終わろうとしたのよ~」

吹雪「…ああ、そう…」

深雪「それじゃあ、これからどうする?」

響「次の展開でも考えるかい?」

白露「でもいまいち思いつかないなぁ…」

嵐「名乗りもあんまりうまくいかなかったしな。見直したほうが良いかも…」

如月「…あ、そうだわ!」

如月「本物のショキカンジャーに、名乗りのお手本を見せてもらいましょう♪」

五人「!!?」

607: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:57:46.92 ID:Lx2W/foq0
涼風「あー、それいいねぇ!」

夕立「近くで見てみたいっぽい!」

叢雲「え…何させる気?」

江風「ちょっと変身して、名乗りまでやってくれよ!」

五月雨「そ、そういわれても…」

エッ、ナニナニ?

ショキカンジャーショーガハジマルノ?

ザワザワ ワイワイ

漣「…なんか、後に引けなくなってしまいましたな」

電「はわわ、大変なのです…」

608: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:58:19.96 ID:Lx2W/foq0
嵐「なあ、頼むよみんな!ちょっと間近で見せてくれよ!」

深雪「減るもんじゃないし、いいだろ?」

叢雲「…どうする?リーダー」

漣「うちらはリーダーに従いますぜ」

吹雪「うっ、こんな時だけリーダーって言って…」

吹雪「やるのはいいけど、大丈夫かな?」

五月雨「何が?」

吹雪「…私たち、さっきみたいな凝った名乗りできないよ」

609: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:58:46.92 ID:Lx2W/foq0
ワイワイ ガヤガヤ

電「確かにさっきので名乗りのハードル上がってる気がするのです」

五月雨「そうは言っても、下手に慣れてない名乗りやっても失敗するだけだと思うよ」

電「いい感じの名乗りも他に思い浮かばないのです」

叢雲「いつも通りささっとやるしかないわ」

漣「お客さん待ってるし、やるしかないって」

吹雪「…仕方ない」

吹雪「やるよ、みんな!」チャキッ

四人「オー!」チャキッ

610: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:59:22.50 ID:Lx2W/foq0
カチッ

五人「変身!!」

デデッデデー デデッデデー デデー

シュィィィィン バァァァァァァン!!


デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イエ口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァァァァァァァァァァン!!!

611: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 21:59:56.18 ID:Lx2W/foq0
「わああああああああああああああああ!!!!」


吹雪「あ、うけた」

五月雨「よかった…」ホッ

漣「ふん、名乗りの内容は問題ではない。要はかっこよく決められるかが問題なのだ」

「そのまま戦ってー!」

叢雲「た、戦うの?」

霞「私たちが相手よ!」バッ

電「うわ、危ないですよ!?」

満潮「全力で来なさい…!」

吹雪「全力でやったら二人とも燃えちゃうよ…」

612: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:00:25.01 ID:Lx2W/foq0
「そこだー!いけー!」

「わー!頑張ってー!」

ワーワー ギャーギャー




バンッ!!

一同「!!!」

武蔵「お前ら!何時だと思っている!!!」

613: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:00:55.80 ID:Lx2W/foq0
吹雪「む、武蔵さん…」

武蔵「もう就寝時間は過ぎているぞ。早く部屋に戻るんだ」

「はーい」ゾロゾロ

武蔵「…」

吹雪「…私たちも早く帰ろうか」

五月雨「だね」

614: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:01:23.18 ID:Lx2W/foq0
武蔵「…待て」

漣「…はい?」

武蔵「お前たち、ちょっとついてこい」

叢雲「ど、どこに行くの?」

武蔵「いいから来るんだ」

電「は、はいなのです…」

615: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:01:51.82 ID:Lx2W/foq0
戦艦寮の一室


吹雪「ここって…戦艦寮?」

武蔵「しばらくここで待っててくれ」

五月雨「はい…」

バタン

五人「…」

616: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:02:36.66 ID:Lx2W/foq0
叢雲「…なんで私たち連れてこられたの?」

漣「さあ…」

電「もしかして、ものすごく怒られちゃうのです!?」

五月雨「ど、どうして私たちが!?」

吹雪「さっきの騒ぎの中心だと思われたのかも…」

漣「実際そうだったから言い訳できんね」

617: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:03:04.07 ID:Lx2W/foq0
ガチャッ

武蔵「待たせたな」

吹雪「あ、武蔵さ…」

吹雪「…ん!?」



ゾロゾロ

武蔵の後から、戦艦や空母が大勢入って来た!

五月雨「…え?」

618: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:03:40.92 ID:Lx2W/foq0
ザワザワ ワイワイ

電「…な、なんなのです?」

叢雲「どうして戦艦や空母がこんなに…」

漣「あのー、武蔵さん」

武蔵「ん?」

漣「もしかして、これから…」

武蔵「ああ。やってもらいたいことがあるんだが…」

武蔵「頼めるかい?」

五人「…」

五人「…はい」

619: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:04:07.62 ID:Lx2W/foq0
吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァァァァァァァァァァン!!!


「わああああああああああああああああ!!!!」


吹雪「…」

叢雲「…吹雪。考えちゃだめよ」

吹雪「…うん」

620: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:04:50.48 ID:Lx2W/foq0
「決め台詞とかないんですかー?」

五月雨「き、決め台詞?」

吹雪「えっと、特にはな…」

漣「人に隠れて悪を切る!」

電「そんなの言ったことないのです!」

「他にはないのー?」

漣「人の命は地球の未来!」

漣「燃える水雷魂!!」

「わああああああああああああ!!!」

五月雨「漣ちゃんちょっとだまってて!」

叢雲「こいつ、自棄になってるわね…」

621: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:05:31.08 ID:Lx2W/foq0
「必殺技とかないのー?」

叢雲「撃ったら寮が崩壊するわよ!」

「ねえねえ、ダイレンジャーのポーズやりながら名乗ってみてー!」

電「あれは無理なのです!」

「うむ、戦隊ヒーロー…やはり胸が熱くなるな!」

「なかなかいいわねぇ、こういうのも」

「昔を思い出します」

「Oh!日本にもパワーレンジャーがあるのね!」

「何言ってるデース?日本の方が元ネタですヨー」

「ホワッツ!?」

ワイワイ ガヤガヤ

622: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:06:04.81 ID:Lx2W/foq0
五人「…」



この翌日、軽巡や重巡など、他の艦娘たちもショキカンジャーを招き、ショーを見せてもらった

ショキカンジャーは、ヒーローの新たな困難を知るのであった




623: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:06:33.05 ID:Lx2W/foq0
おまけその8 「もしも…だったなら」


シーン1


吹雪「やったー!あがりだ!」

五月雨「おお、ということは…」

電「勝負あり、なのです」

叢雲「ば、馬鹿な…!」ポロッ

漣「負けを認めたな!!」

叢雲「!!」

漣「オシリス神!!」ドドドドドドドドド

バーン!! チャリィン…

叢雲「…」

叢雲は物言わぬコインになった

624: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:07:05.25 ID:Lx2W/foq0
シーン2


提督「いや、お前らに用があってな」

提督「ちょうど今五人そろってるって聞いたから…」

提督「…何やってんだ?」

漣「え?なにがです?」

提督「いや…」


提督「何で叢雲は  縛りにされて、目隠しと猿轡をされてるんだ?」

叢雲「んー!んんー!」モゾモゾ

漣「ああ、漣に逆らったからですヨ」

625: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:07:32.60 ID:Lx2W/foq0
シーン3


「この装置があれば…」

「奴ら…『ショキカンジャー』は、終わりですよ…」

「ふふふ…そうよね…」

「じゃあ、頼んだわよ」

「ええ、お任せください…」


漣「ちょっと待ったぁー!!」バンッ

「「!?」」

漣「喰らいやがれぇー!!!」バシュバシュッ

「「えっ」」

ズドォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!

漣「勝った!ショキカンジャー、完!!」

626: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:07:59.35 ID:Lx2W/foq0
シーン4

漣「死ぬって言うか…消えるんじゃない?」

吹雪「うん…消えるねぇ…」

五人「…」

吹雪「どどどどどどどうしよう!?」オロオロ

叢雲「おちおちおち落ち着きなさい!」

叢雲「コーヒーでも飲んで、落ち着いて…」ガタガタ

漣「飲んどる場合かーーーーッ!!!!」バシィッ!!

叢雲「あついっ!」バシャァッ

627: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:08:26.67 ID:Lx2W/foq0
シーン5


漣「さ、さっき急に壁が現れたんですよ!妖怪ぬりかべが!」

過去叢雲「…はぁ?」

漣「だからあっちに行っても意味ないよ!うん!」

過去叢雲「…」

過去叢雲「…どきなさい」ドンッ

漣「あうっ」

628: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:08:52.52 ID:Lx2W/foq0
過去叢雲(まったく…何なのよあいつ)

過去叢雲(ぬり壁なんて出るわけが…)



ぬり壁「…」

過去叢雲「…」

ぬり壁「…」

過去叢雲「…」



ぬり壁「ハーイ」

過去叢雲「きゃあああああああああああああああああ!!!!???」

漣「あーあ、だから言ったのに」

629: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:09:24.88 ID:Lx2W/foq0
シーン6


ツー「この場所が気づかれるのも時間の問題です。早く次の手を打たないと…」

「待ちなさい!!」

ボウクウ・ツー「!!」


五人「デストロイキャノン!!」

ボウクウ・ツー「…」

ボウクウ・ツー「…えっ」


吹雪「ってえええええええええええええええ!!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!

ボウクウ・ツー「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!」


デデーン


漣「長く苦しい戦いだった…」

630: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:09:55.21 ID:Lx2W/foq0
──────────

──────

───

叢雲「…漣」

漣「はい?」

叢雲「何これ?」

漣「いや、今回の事件が、こんなんだったら面白いなーって」

叢雲「…私が大体ひどい目に合ってるだけじゃないの」

漣「うん。面白いでしょ?」

叢雲「…」

631: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:10:25.76 ID:Lx2W/foq0
ガチャッ

吹雪「お待たせー…って、あれ?」

叢雲「ん、来たわね」

電「…何してるのです?」

叢雲「何って…何が?」

五月雨「いや…」


五月雨「何で漣ちゃんは  縛りにされて、目隠しと猿轡をされてるの?」

漣「んー!んんー!」モゾモゾ

叢雲「ああ、これはね…」

叢雲「…私に逆らったからよ」



632: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:11:05.47 ID:Lx2W/foq0
おまけその9 「ディープマリンのお仕事事情」


これは、ホッポがショキカンジャーに倒された後の話

つまり、5話と6話の間くらいの時の話


ディープマリンのアジト


クウボ「はぁ~」ポリポリ

クウボ「暇ね~センスイ」ゴロゴロ

センスイ「そうね~クウボ」ゴロゴロ

633: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:11:38.74 ID:Lx2W/foq0
クウボ「あの子たちに仕事の邪魔されてからというもの…やることがないからこうしてだらだらするしかないわ」

センスイ「そうよねぇ…」

センスイ「まあ、最近働きづめだったし、ちょうどいいかもね」

クウボ「まあね~…」ポリポリ

センスイ「…あんた、さっきから何食べてるの?」

クウボ「ん?ポテチ。食べる?」

センスイ「のりしお頂戴」

634: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:12:12.85 ID:Lx2W/foq0
センスイ「それにしても、私たちだけじゃなくて、コウワンやホッポまで負けるなんてね~」ポリポリ

クウボ「ねー。これじゃ前回と同じ展開じゃないのよ」ポリポリ

クウボ「非戦闘系の私たちだけならともかく、コウワンとホッポも簡単にやられちゃうなんてね」

センスイ「艦娘ってやっぱ侮れないわね~」ポリポリ

センスイ「でもまだリトウが何かやってるらしいし…いざとなればハクチもいるわ」

クウボ「そうねぇ…前回はハクチが何とかしてくれたものね」

センスイ「おかげでエネルギー集め直すはめになったけどね」

635: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:12:40.72 ID:Lx2W/foq0
ガチャッ

コウワン「ふぅ…ただいま」

クウボ「あ、コウワンおかえりー」

センスイ「どこ行ってたのよ」

コウワン「食料の買い出しよ。こまめにいかないとすぐなくなっちゃうから」

センスイ「それはお疲れ様です」ゴロゴロ

コウワン「…殴っていい?」

センスイ「何でよ!?」

636: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:13:07.75 ID:Lx2W/foq0
クウボ「そういえば、ホッポは?」

コウワン「ホッポは今自室よ」

センスイ「あの子、最近部屋にいること多くないかしら」

コウワン「一人でいたいのよ、きっと」

コウワン「色々と考えたいみたいね」

クウボ「ショキカンジャーの対抗策でも考えてるのかしら」

センスイ「真面目ねぇ、あの子も」

コウワン「…それだけじゃないようだけどね」

クウボ・センスイ「?」

637: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:13:34.14 ID:Lx2W/foq0
コウワン「さーて、夕食の支度でも…と思ったけど、まだ少し早いか…」

クウボ「…そういえば、ずっと疑問だったんだけど」

コウワン「ん?」

クウボ「コウワンってさ…仕事何なの?」

コウワン「…え?」

638: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:14:02.64 ID:Lx2W/foq0
クウボ「だって…私は工具盗んでたし、センスイは資材盗んでたし…」

クウボ「ホッポは艦隊情報の盗聴、リトウは戦闘員や怪人の作成…」

クウボ「で、センカン様は深海棲艦側と連絡とったり、色々まとめたり…」

クウボ「みんな色々仕事があるけど、コウワンの仕事は知らないのよね」

センスイ「そういえば私も知らないわ。何なの?」

639: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:14:29.11 ID:Lx2W/foq0
コウワン「…え、あなたたち知らなかったの?」

クウボ・センスイ「知らない」

コウワン「えぇ…」

コウワン「…まあ、いいけどね」

クウボ「…もしかして、ニート?」

センスイ「…一人だけ、仕事ないの?」

コウワン「違うわよ」

640: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:14:55.64 ID:Lx2W/foq0
コウワン「私だって仕事してるわ。それもあなたたちにも関わる、重要な仕事よ」

クウボ「重要な仕事?」

センスイ「…あ、もしかして家事?」

クウボ「あー、確かに料理とか作るのはコウワンの役割だものねぇ」

センスイ「掃除とかもしてるし…やっぱり家事が仕事?」

クウボ「つまりコウワンは専業主婦ってわけね」

コウワン「…違うわよ」

641: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:15:25.64 ID:Lx2W/foq0
センスイ「え、違うの?」

コウワン「別に家事は私の仕事ってわけじゃないのよ。私以外に誰もしないだけ」

コウワン「あなたたちだって、料理や掃除をしてもいいのよ?」

コウワン「というかしなさい。いっつも私にばかりやらせるんじゃないわよ」

クウボ「うっ!えっと、それは…」

センスイ「…私たちは遠慮しておきますー。コウワンさんにお任せしますよー」

コウワン「…」

642: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:15:52.12 ID:Lx2W/foq0
クウボ「じゃあそうなると、あなた何してるのよ?」ポリポリ

コウワン「…それよ」

クウボ「え?」

コウワン「あなたが食べてるポテチ…それを買うお金はどこから出てくると思ってるの?」

クウボ「…」ポリポリ

クウボ「…あっ!」

センスイ「…つまり…」

コウワン「外で稼いできてるのよ。お金をね」

643: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:16:18.86 ID:Lx2W/foq0
クウボ「へー、知らなかったわ…」

コウワン「私たちって、見た目が深海棲艦よりも人間よりだから、外出てもあまり怪しまれないのよね」

クウボ「まあ私もたまに外に出るからそれは知ってるけど…」

クウボ「あなた、ちゃんと腕は小さくしてるんでしょうね」

コウワン「当たり前よ。そうしないと目立って仕方ないわ」

センスイ「…」

クウボ「そうだったのね…でも一体何の仕事をして稼いで」

センスイ「クウボッ!!」バッ

644: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:17:05.69 ID:Lx2W/foq0
クウボ「な、何!?センスイ!」

センスイ「…聞いてはダメよ」

クウボ「えっ?どうして…」

センスイ「考えてもみなさい…。私たち幹部とセンカン様を合わせただけでも七人…」

センスイ「それに、戦闘員や怪人も合わせるとかなりの数になるわ…」

センスイ「そんな大勢の生活費を…」

センスイ「…普通の仕事で、一人が稼げると思う?」

クウボ「ッ!!」

645: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:17:43.14 ID:Lx2W/foq0
クウボ「つ、つまり…」

センスイ「そう…」

センスイ「…『特殊な仕事』…でしょうね」

クウボ「…」

クウボ・センスイ「…」クルッ


コウワン「…?」

バイーン

クウボ・センスイ「…!!!」

646: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:18:12.35 ID:Lx2W/foq0
クウボ「…ごめんなさい、コウワン!」ボロボロ

センスイ「あなたがそんなことしてたなんて、私たち知らなかった…!」

コウワン「え、何!?なんで泣いてるの!?」

クウボ「私、もうポテチ食べないから…!」

センスイ「私もトッポ食べないから、お仕事減らしていいのよ…?」

コウワン「は!?急にどうしたのあなたたち!?」

647: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:18:39.36 ID:Lx2W/foq0
クウボ「だってあなた…私たちの生活費のために汚いおっさんたちにあんなことやこんなことされて…」

センスイ「今まで辛かったでしょう…うう…」

コウワン「…何言ってるの?」

クウボ「え?だって私たち全員の生活費をまかなうためにはそのくらい…」

コウワン「…ああ、もしかして」

コウワン「私の仕事が、そういう仕事だと思ってるわけ?」

クウボ・センスイ「うん」コクリ

コウワン「違うわぁ!!!」

648: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:19:05.42 ID:Lx2W/foq0
クウボ「え、お金のためにおっさんたちにぺ  ろされてるわけじゃないの!?」

センスイ「お金のためにおっさんたちに   な服着せられたりしてるわけじゃないの!?」

クウボ「お金のためにおっさんたちに縄で縛られたりしてるわけじゃないの!?」

センスイ「お金のためにおっさんたちにその無駄にバカでかい二つの山を揉  れ…」

コウワン「うるさいわね!!おっさんおっさんって!!」

コウワン「仮にも私たち、人間と敵対する存在なわけよ!?そんなことするか!!」

649: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:19:32.12 ID:Lx2W/foq0
クウボ「じゃ、じゃあ、おっさんたちに弄ばれたコウワンはいないわけね!?」

センスイ「よかった…!」

コウワン「…いろいろ言いたいけど、まあいいわ」

クウボ「で、本当は何してるわけ?」

コウワン「…まあ、特殊な仕事って言うのは当たってるわ」

コウワン「普通に働く気なんてないもの」

センスイ「だったら、何の仕事してるのよ」

コウワン「うーん、まあ…」

コウワン「正確には、仕事じゃないかも…」

650: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:20:03.34 ID:Lx2W/foq0
──────────

──────

───

コウワン「…ロイヤルストレートフラッシュ」パラッ

男「!?ば、馬鹿な…!?」

男(ありえねぇ…奴にはブタのカードが行くようにしていたはず…!)

男(一体…一体どうして…!)

コウワン「…これで、あなたのチップは尽きたわ」

男「…!!」

651: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:20:32.07 ID:Lx2W/foq0
黒服「…」スッ

ガシッ

男「…!は、離せ…!」ジタバタ

店長「ククク…」

男「…!てめぇ…!」

店長「ククク…残念だったな、カイジ君…」

652: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:20:59.41 ID:Lx2W/foq0
男「まだだ…!まだ、金は…!」

店長「金が…どこにあるって言うんだい…?」

男「くっ…!」

店長「君のお望み通り…ポーカーで勝負してあげたじゃないか…」

店長「しかも相手は…うちのディーラーじゃない…」

店長「ただの女性客…!偶然そこに居た、君が指定した…ただの客じゃないか…!」

653: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:21:30.44 ID:Lx2W/foq0
男「うるせえ…!どうせこいつも…お前らが仕組んだ奴なんだろ…!」

店長「仮にそうだったとしても…勝負を挑んだのは君だ…違うかい…?」

男「うぅ…」

店長「もしかしたら…沼に挑んでいたら、奇跡が起こったかもなぁ…」

店長「結局…逃げに逃げた…カイジ君の負けだよ…!」

店長「さあ、お帰りだ…!」

店長「席から引っぺがし…地獄へ連れていってください…!」

654: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:22:05.09 ID:Lx2W/foq0
ズルズル

男「うわあああああああああああ…!!!」

男「一条…!!一条おおおおおおおおおお…!!!!」

ズルズル…


コウワン「…」

655: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:23:01.50 ID:Lx2W/foq0
店長「…ありがとうございました」

コウワン「…お礼を言われる筋合いはないわ。私はただ、挑まれた勝負に勝っただけよ」

店長「いえ…実は我々…あの男に少々手を焼いておりまして…」

店長「あなたのおかげで、うまく処分できました…感謝いたします」

コウワン「あら、そうだったの」

店長「謝礼として…先ほどの勝ち分とは別に…こちらを差し上げます…」パカッ

コウワン「…もらえるものはありがたくいただいておくわ」

656: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:23:34.07 ID:Lx2W/foq0
店長「それにしても…あなたはいい腕をしているようだ…」

コウワン「何のことかしら?」

店長「あれほどの強さ…イカサマでもしない限り不可能だ…」

店長「だが、我々でもほとんど見抜くことができなかった…プロの我々であっても…」

店長「本来なら、勝負中に我々がイカサマの手助けをするつもりでしたが…それをする必要すらなかった…」

店長「一体、どうやっていたのですか…?」

コウワン「…イカサマじゃなくて、ただ運が強かったってことじゃないかしら」

コウワン「ギャンブラーの持ち前の、運がね」

店長「ククク…そういうことにしておきましょうか…」

657: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:24:39.33 ID:Lx2W/foq0
コウワン「では、失礼するわ。これはいただいていくわね」

店長「…もしよろしければ…うちでディーラーとして働いてみませんか…?」

店長「あなたが望むなら…それなりにいい席を用意しますよ…」

コウワン「…」

コウワン「…遠慮しておくわ」

コウワン「いつ死ぬかもわからない仕事をしてるものでね」

658: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:25:28.06 ID:Lx2W/foq0
──────────

──────

───

コウワン「…って言う感じに、ギャンブルで稼いでるわ」

クウボ「…マジ?」

コウワン「マジ」

センスイ「へー、なるほどねぇ」

センスイ「あなた、超スピードでイカサマしたんでしょ?」

コウワン「見破れない方が悪いのよ」

クウボ「あのスピードを簡単に目で追える人間がいるとは思えないけど…」

659: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:25:55.72 ID:Lx2W/foq0
コウワン「でもさっきの話の男も、なかなかの手練れだったのよ?」

コウワン「私を倒すには及ばなかったけどね」

クウボ「へー。他には面白い相手はいなかったの?」

コウワン「あー、かなり強いおじさんがいたわね」

コウワン「なんか対戦相手をコインにするだのなんだの…意味わからないこと言ってたけど」

センスイ「何それ怖い」

コウワン「私のイカサマも見破られそうになったから、あえてハッタリでどうにかしようとしたら…」

コウワン「立ったまま気絶しちゃった」

クウボ「えぇ…」

660: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:26:48.28 ID:Lx2W/foq0
ガチャッ

ホッポ「ん、お姉ちゃん。クウボとセンスイも」

コウワン「あらホッポ。部屋から出てきたの?」

ホッポ「そろそろご飯かと思って…」

コウワン「え?…あ、そろそろ支度しないと」

センスイ「ギャンブルで働いた上に家事、お疲れ様でーす!」

クウボ「お疲れ様でーす!」

コウワン「…今日はクウボとセンスイにやってもらおうかしら」

クウボ・センスイ「え!?」

661: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:27:49.62 ID:Lx2W/foq0
ホッポ「ん。今日はクウボとセンスイがご飯作ってくれるのか?」

クウボ「え、いや、その…」

コウワン「たまにはいいわよね、ホッポ?」

ホッポ「うん。興味がある」

センスイ「え、ええと…」

クウボ「…どうしよう、センスイ」

センスイ「私に言われても…」

662: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:29:26.48 ID:Lx2W/foq0
ガチャッ

リトウ「…何してるの?あなたたち」

ホッポ「リトウ。仕事は?」

リトウ「一段落着いたから、休憩よ。そろそろご飯だしね」

コウワン「ねえリトウ。たまにはクウボやセンスイがご飯作ったっていいわよね?」

リトウ「あら、今日は二人が作ってくれるの?」

クウボ「いや、その…」

リトウ「興味深いわ。ぜひ作って頂戴」

センスイ「ぐっ…」

663: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:29:53.85 ID:Lx2W/foq0
リトウ「そもそも、最近一番暇なのあなたたちでしょ?」

リトウ「いつもごろごろして…たまにはご飯くらい作りなさいよ」

クウボ「うわぁ!正論すぎて何も言い返せない!」

センスイ「だって…あいつらのせいで、仕事無くなっちゃったんだもん!」

コウワン「あなたがもっとうまくやればよかったんじゃないかしら」

ホッポ「音がうるさいから人質離すとか間抜けすぎる」

センスイ「うわああああああああああん!!!」

664: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:30:25.09 ID:Lx2W/foq0
ガチャッ

ハクチ「ん…騒がしいけど…みんなどうしたの…?」

クウボ「ああ、ハクチ!私たちを助けて!」

センスイ「私たちが最近働いてないからって、みんなが料理を作らせようとするの!」

ハクチ「へぇ…でも私も…二人の料理、食べてみたいかも…」

コウワン「ほら、ハクチもこう言ってるわよ」

ホッポ「墓穴掘ったな」

クウボ「うわああああああああああああ!!!!」

665: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:31:02.67 ID:Lx2W/foq0
クウボ「…あっ!そういえば、ハクチって普段何してるのよ!!」

ハクチ「え…私…?」

センスイ「そうよ!あんまり部屋から出てこないし!」

クウボ「ハクチこそ働いてないんじゃないの!?」

センスイ「そーよそーよ!!」

ハクチ「…失礼な人たちね…」

666: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:31:31.72 ID:Lx2W/foq0
リトウ「あなたたち、ハクチの仕事知らなかったの?」

クウボ「えっ…?」

コウワン「まあこの二人、私の仕事も知らなかったらしいから」

ホッポ「仲間の仕事知らないとか最低だな」

センスイ「えっと…何してるの?」

ハクチ「んー…?株と…FX…」

クウボ・センスイ「!?」

667: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:31:57.10 ID:Lx2W/foq0
コウワン「私が稼いだお金を、さらに増やしてくれるのよ」

ハクチ「失敗は…あんまりしないし…」

クウボ「そ、それって働いたうちに入るの…?」

ホッポ「ただごろごろしてるだけのお前たちより働いてると思う」

センスイ「ガーン!!」

コウワン「とにかく、このアジトで一番働いてないのはあなたたちよ」

リトウ「さっさとご飯作りなさい」

668: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:32:24.47 ID:Lx2W/foq0
クウボ「…万事休す、か…」

センスイ「…」

クウボ「…センスイ?」

センスイ「…そういえば」

センスイ「もともとの仕事でも、クウボってほとんど働いてないわよね…?」

クウボ「!?」

669: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:32:53.01 ID:Lx2W/foq0
クウボ「センスイ!?何を言って…」

センスイ「だって、私は能力の性質上、ここから離れないといけないし、ずっと張り付いてないといけなかったわ」

センスイ「ホッポもキーたちを飛ばすための場所に行かないといけないし、リトウも研究所にずっといるし…」

センスイ「そう考えると、あなたは一日一回アジトから艦娘を一人操って、工具を盗ませるだけでしょ!?」

センスイ「労力が違うのよ、労力が!!」

クウボ「センスイ…あなた、私をトカゲのしっぽ切りに使う気ね!?」

670: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:33:25.14 ID:Lx2W/foq0
センスイ「どう、みんな!?一番働いてないのってクウボじゃないの!?」

コウワン「まあそうかもしれないわね」

ホッポ「自分ではほとんど何もしてないしな」

リトウ「確かにセンスイの方が仕事量は多そうね」

ハクチ「一番最初にやられちゃったのって、クウボだし…」

クウボ「そ、そんな!?」

671: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:33:54.23 ID:Lx2W/foq0
センスイ「さあ!一番働いていないクウボさん!夕餉の支度をして頂戴!」

クウボ「そんな…そんなこと…!」グニャァ…


ガチャッ

センカン「…何してるの、あなたたち?」

クウボ「!!」

672: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:34:24.33 ID:Lx2W/foq0
クウボ「センカン様!助けてください!」バッ

センカン「な、何?」

クウボ「実はかくかくしかじかで…」

センカン「ふーん、なるほどねぇ…」

センカン「何?クウボは料理がしたくないの?」

クウボ「働きたくないんです!!」

センスイ「うわ、ハッキリ言いやがったわ」

コウワン「ニート宣言したわよ」

673: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:34:56.13 ID:Lx2W/foq0
センカン「でもコウワンたちの言い分はもっともよ。あなたもディープマリンにもっと貢献しなさいよ」

クウボ「で、でも…」

センカン「仕事がなくなったのは仕方ないわ。でも、そのあと自分にできることをやるのって大事だと思わない?」

クウボ「えぇと…」

センスイ「…クウボ。見苦しいわよ」

ホッポ「さっさと料理作れ」

クウボ「うぅ…」

674: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 22:35:39.72 ID:Lx2W/foq0
クウボ「うぇぇぇぇぇん…」トントン

センスイ「玉ねぎ切ってるわけじゃないのになんで泣いてるのよ」

クウボ「働くって悲しいことなのね…」

ホッポ「もう完全にニートだな…」

コウワン「センカン様。少しくらい働かせないと、いざという時使えなくなってしまいますよ」

センカン「そうねぇ…これから料理当番はクウボにしようかしら」

クウボ「そんなぁ!働きたくないですぅ!!」

リトウ「…これは、ショキカンジャーに負けるはずよね」

ハクチ「…いろんな意味で、かわいそう…」


この日のご飯は、ちょっぴり塩味がきいていた



引用元: 劇場版!駆逐戦隊!ショキカンジャー!!