1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:15:10 ID:/JCOodRc
訓練兵のジャン・キルシュタインは、お腹のお肉を気にしていました。

ジャン「太るなんて考えたこともねえのに…」

 つまめるほどのお腹を前に、ジャンは小さく溜息をつきます。

2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:15:54 ID:/JCOodRc
 ふと、ジャンは宿舎の掲示板に気になる記事を見つけました。

『アルレルト式ダイエット』

 一目見て、ジャンはそれが同期のアルミン・アルレルトのことだとわかりました。

ジャン(アルミンの考えたダイエットなら、きっと成功するだろう)

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:17:10 ID:/JCOodRc
 ジャンは記事に記された通り、使われていない倉庫へと赴きました。

アルミン「いらっしゃいませ。アルレルト式ダイエットへようこそ」

アルミン「初級・中級・上級がありますが、どちらをご希望でしょうか?」

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:17:43 ID:/JCOodRc
ジャン「そうだな…じゃあ初級コースで頼む」

アルミン「かしこまりました。こちらへどうぞ」

 アルミンに招かれて、ジャンは倉庫の中に入ります。

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:18:14 ID:/JCOodRc
 そこには才色兼備の学年主席、ミカサ・アッカーマンが立っていました。

ミカサ「よろしく」

ジャン「な、なんでミカサがここに!?」

 彼女に想いを寄せるジャン。狼狽えるのも仕方ないでしょう。
 支配人アルミンは言いました。

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:18:52 ID:/JCOodRc
アルミン「今からミカサがこの倉庫内を逃げ回ります。それを捕まえることができたら、あなたはミカサを一晩好きにできます」

ジャン「なんだって!?」

 ミカサに想いを寄せるジャン。
 逃げ回る彼女を必死に追いかけますが、なかなか捕まえられません。
 そうこうしている内に時間が過ぎ、アルミンが終了の合図を告げました。

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:20:03 ID:/JCOodRc
 その夜、ジャンはお腹を摘まんでみました。
 効果てき面、指の第一関節までつまめたお肉が、半分ほどまでしかつまめません。

ジャン「このダイエットは最高だ! 楽しい上に効果がある!」

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:20:43 ID:/JCOodRc
確信したジャンは倉庫に赴き、上級コースを希望しました。
中で微笑むミカサの姿を想像し、ジャンは倉庫の中に入ります。

そこには筋肉隆々の学年次席、ライナー・ブラウンが立っていました。

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:21:21 ID:/JCOodRc
ライナー「よろしく♂」

ジャン「おいアルミン!どうなってやがる!なんでミカサがライナーに!」

 貞操の恐怖を感じたジャン。狼狽えるのも仕方ないでしょう。
 下卑た笑みを浮かべながら、支配人アルミンは言いました。

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/14(金) 17:21:55 ID:/JCOodRc




アルミン「今からあなたはこの倉庫内を逃げ回ってください。ライナーに捕まったら、あなたは一晩好きにされます」



17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:15:07 ID:SJqpeES.
おまけ

 訓練兵のエレン・イェーガーは、身体測定で体脂肪率が増えていることに気付きました。

エレン「トレーニングはちゃんとやってはずなんだけどな…最近食糧事情がマシになったから食い過ぎなのか?」

 言われてみれば、お腹のお肉がつまめます。目的意識の高いエレンは悩んでいました。

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:15:37 ID:SJqpeES.
 ふと、エレンは宿舎の掲示板に気になる記事を見つけました。

『アルレルト式ダイエット』

 一目見て、エレンはそれが幼馴染のアルミン・アルレルトのことだとわかりました。

エレン(頭のいいアルミンが考案したんだ、きっと効果があるんだろうな)

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:16:08 ID:SJqpeES.
 エレンは記事に記された通り、使われていない倉庫へと赴きました。

アルミン「いらっしゃいませ。アルレルト式ダイエットへようこそ」

アルミン「初級・中級・上級がありますが、どちらをご希望でしょうか?」

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:30:03 ID:SJqpeES.

エレン「そうだな…最初だし、初級コースで頼む」

アルミン「かしこまりました。こちらへどうぞ」

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:16:53 ID:SJqpeES.
 アルミンに招かれて、エレンは倉庫の中に入ります。
 そこには幼馴染兼家族の、ミカサ・アッカーマンが立っていました。

ミカサ「エ、エレン!あなたどうしてここに…!?」アタフタ

エレン「そりゃこっちの台詞だろ。ちょっと太ったみたいなんでな。んで、何をするんだ?」

 エレンに想いを寄せるミカサ。狼狽えるのも仕方ないでしょう。

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:17:27 ID:SJqpeES.
 支配人アルミンは言いました。

アルミン「今からミカサが倉庫内を逃げ回ります。もしそれを捕まえることができたら、あなたはミカサを一晩好きにできます」

エレン「え?いいよそんなの。でも走り回るなら運動になるか」

ミカサ「…エレン、が、私を追いかける…」タラー

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:18:08 ID:SJqpeES.
アルミン「では、ごゆっくり。時間が来ましたらお知らせしますので」バタン

エレン「よし、いくぞミカサー」

 間髪入れず、エレンは逃げるミカサを追いかけました。
 ミカサはその状況に恍惚としていましたが、すぐに逃げるのをやめました。

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:18:42 ID:SJqpeES.
 エレンが肩を掴みます。

エレン「何で止まんだよ。運動にならないだろ?」

ミカサ「私を捕まえた。さあエレン、私を好きにしてほしい」ワクワク

エレン「だからそんなのどうでもいいって。つか走り回るのがメインだろ。これじゃ運動にならないじゃないか」

24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:19:23 ID:SJqpeES.
ミカサ「…そんなに運動がしたいのなら、特別に超上級コースに案内しよう」

エレン「マジで?」

 初級コース分のお金しか支払っていないエレン。
 特別コースができるとあって、期待に胸を膨らませます。

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:20:06 ID:SJqpeES.
 案内された先にあったのは、怪しい明かりが灯るベッドルームでした。

26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/15(土) 12:20:39 ID:SJqpeES.
以上です。読んでくれた方ありがとう