1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:11:54.42 ID:8WnLWmvFO
――765プロ事務所
――12:30

P「アイドルに色々言わせてみる」モグモグ

小鳥「はい?いきなりどうしたんです?」モグモグ

P「んくっ。ほら、ウチの事務所って可愛い子ばっかりじゃないですか」フゥ...

小鳥「そうですねぇ。身内贔屓を抜いたとしても、可愛い子しかいないと思います。こくっ」フゥ...

P「そこでですね?考えたんですよ」

小鳥「…あー。言いたい事はなんとなく分かりました」

P「つまりは、」

小鳥「色んなシチュエーションで色んなセリフを言ってほしい、もっと言うならば、前みたいな妄想をもっと膨らませたい…と?」

P「そういう事です」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:13:44.21 ID:8WnLWmvFO
小鳥「プロデューサーさんもホント好きですねぇ。そういうの。前は、あの子たちの『呼ばれ方に飽きた』とか『告白シチュ』とか『結婚』とか『新妻』とか『メイド』とかなんとか言ってませんでした?」

小鳥「それこそ、挙げればキリがないぐらいに」クスクス

P「いいじゃないですか。男は妄想をしなければ生きては行けない生き物なんです」

P「そういう小鳥さんだって…ねぇ?」ニヤニヤ

小鳥「女の子は、可愛いものが好きなんですよ?」

P「さて、まずは千早からいってみましょうか」

小鳥「スルーされた…」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:14:52.00 ID:8WnLWmvFO
P「前にも言いましたが、千早にはね?新妻が似合うと思うんですよ」

小鳥「あぁ、新妻云々の時に言ってたみたいですね。千早ちゃんがウットリしながら私に結婚の素晴らしさを延々と語っていましたよ?」

P「ですが今回は」

小鳥「今回は?」

P「新妻の前。つまり、コイビト期間としてのセリフを言わせてみたいと思います」

小鳥「ほうほう」

P「で、こんな感じになりました」

―――
――

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:16:45.84 ID:8WnLWmvFO
【アイドルに色々言わせてみる/千早篇】

――千早と相合い傘

千早「…あの…」

――ザーザー...ザーザー...

千早「雨…なかなか止まないですね」

――ザーザー...ザーザー...

千早「…あの…私と相合い傘して、迷惑じゃ…ないですか?」

――ザーザー...

千早「ふふっ。プロデューサー?」

千早「もっとぎゅって、くっついてください」

千早「そう。もっと、私の近くに。奥底に」

千早「私の心ぜんぶ…プロデューサーでびしょびしょにしてください」ギュッ

―――
――

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:17:50.92 ID:8WnLWmvFO
小鳥「よく意味が分かりませんが、千早ちゃんが言うと何だかキュンってキちゃいますね」

P「でしょう?千早はどこか浮世離れした雰囲気がありますよね。貴音とはまた違って」

小鳥「ですね。それで、次は?」

P「えぇ。考えてますよ?次は美希です」

小鳥「あぁ…美希ちゃん。美希ちゃんは強そうですね」

P「正直、美希は何を言わせてもキュンッてくるんですが、ここはあえてメイドでイってみようかと」

小鳥「メイドですか」

P「まぁ聞いてください」

―――
――

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:20:57.26 ID:8WnLWmvFO
【アイドルに色々言わせてみる/美希篇】

――美希のしゅーしょくさき!

――屋敷/室内

美希「♪」ゴロゴロ、ゴロゴロ

美希「~♪あっ!この服かわいーの!」ペラッ、ペラッ

――コツンッ

美希「あぃたっ!もー!だれっ?」バッ

美希「って、ご主人様!痛いの!いきなりミキのあたま叩かないでほしいの!」スリスリ、スリスリ

美希「むー!だってメイドのお仕事タイヘンなんだもん!お掃除とかメンドクサイんだもん!」ジタバタ、ジタバタ

美希「…そうなの!」ニヤッ

美希「ねー!ご主人様?ミキね?決めたの!ミキ、ご主人様にしゅーしょくする!」

美希「そしたら、メイドのお仕事しなくていいんだよね?」ムギュッ

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:22:26.97 ID:8WnLWmvFO
美希「そーとキメたら呼び方も変えるの!」

美希「よろしくね?ミキのぉ…」

美希「だ・ん・な・さ・まっ♪」チュッ

美希「あはっ!言っちゃったの!」

美希「だんなさま、かおまっかにしてかっわいー♪」

美希「…」ギュッ

美希「だいすきだよ?はにぃっ♪」チュッ

―――
――

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:24:07.87 ID:8WnLWmvFO
小鳥「狙ってるんだか、天然なんだか、ギリギリ分からないラインで攻めてきますね」

P「正直、こんな風に攻められたら採用してしまいそうです」

小鳥「あたしも…んっ…んんっ!私も…就職…しちゃおうかなぁ…なぁんて?ちらっ?ちらっ?」チラッ、チラッ、

P「さてと、時間も無いですからね。どんどんいきますよー?」

小鳥「…あぅ」グスッ

P「次はあずささんでーす」

小鳥「あずささんですかー。あずささんといったらその溢れる母性ですねぇ」

P「そう。あずささんは嫁に良し、コイビトに良し、姉に良しで非の打ち所がありません」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:26:18.24 ID:8WnLWmvFO
小鳥「それで、どうするんです?」

P「…人」ボソッ

小鳥「えっ?」

P「…亡人」

小鳥「…」

P「未亡人。相手はもちろん俺」

小鳥「あー、プロデューサーさんそういうの好きそう」

P「まぁ詳しくは俺の話を聞いてください」

―――
――

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:28:47.52 ID:8WnLWmvFO
【アイドルに色々言わせてみる/あずささん篇】

――未亡人あずささん

――お墓の前

あずさ「あなた…わたし…」

あずさ「ごめんなさい…」

あずさ「私、あの人が好きです…」

あずさ「あの人は、」

あずさ「あの人は言ってくれたんです」

あずさ「あなたを、想ったままでいいって。そのままの、私が好きだって…」

――ギュッ

あずさ「んっ…プロデューサーさん…ひとつだけ。ひとつだけ。約束してください。」ギュッ

あずさ「私より…しわくちゃになっちゃ…嫌ですよ?」

―――
――

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:30:04.98 ID:8WnLWmvFO
小鳥「どこかのアパートの管理人さんみたいですねぇ」

P「未亡人いいですよね。久美子さんとか」

小鳥「属性…属性かぁ…あたしの属性は何かしら…」

P「小鳥さーん?」

小鳥「えっ?」

P「どうしました?」

小鳥「いやいや何でも?ほらほら、もうお昼休み終わっちゃいますよ?」

P「じゃあこれで最後にしますか」

小鳥「最後は誰です?やっぱり貴音ちゃんですか?」

P「いや、最後は春香です」

小鳥「あら珍しい」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:31:43.74 ID:8WnLWmvFO
P「この間、どこで知ったか謎なんですが俺の好きなアニメを研究してきたみたいなんですよ」

小鳥「あぁ…プロデューサーさんが『呼ばれ方に飽きた』とか何とか言ってた時です?」

P「えっ?何で知ってるんです?あ、もしかして」

小鳥「だって、春香ちゃんにプロデューサーさんの好きなアニメ教えたの私ですし」ケロッ

P「…」

小鳥「やっぱり、女の子はいつの時代も乙女回路はキュンキュンなんですねぇ」

P「はぁ…そんな事だろうと思いましたよ」ハァ...

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:33:19.66 ID:8WnLWmvFO
小鳥「私はやっぱりチェリーちゃんが一番だと思うんですよ。なぜか親近感を抱かざるを得ません。原作もいいですが、アニメの中盤は泣きました。それであれがああなって…」ペラペラペラペラ

P「…」

―――
――

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:34:28.37 ID:8WnLWmvFO
【アイドルに色々言わせてみる/春香篇】

――はるかの。

――森林公園

春香「プロデューサーさん!プロデューサーさん!えへへ///コイビトですよ!」

春香「コ・イ・ビ・ト!」ギュッ

春香「んー!木々の匂いって、わたし結構スキなんですよねー!」

春香「結構好き…けっこうすき…けっこんしき!」

春香「なんちゃって」テヘペロ

春香「ぁんっ!プロデューサーさんったらぁ!こんなところでぎゅーしちゃダメなんですよー?」

春香「なんてったって!私はアイドル!そしてあなたはプロデューサー!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:37:21.86 ID:8WnLWmvFO
春香「そ・し・てぇ…」モジモジ、モジモジ

春香「えへへ///」

春香「こいびとっ♪」ムギュッ

春香「ねぇ、プロデューサーさん?私、考えたんですよ」

春香「私の名前、『はるか』じゃないですか。それで私はプロデューサーさんの『かのじょ』!」

春香「合わせて『はるかの』!なんか言葉の響きが良くないですか?『はるかの』」

春香「えっ?」

春香「…えへへぇ///」テレテレ、テレテレ

春香「恥ずかしいですよぅ!」ペシッ、ペシッ、

春香「でも!」

春香「…だいすきですっ!私のプロデューサーさん♪」

―――
――

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/20(木) 01:39:10.35 ID:8WnLWmvFO
小鳥「あー。これまた直球ですねぇ」

P「まぁ、春香に小細工はいらないと思うんですよね。春香の魅力は、その素直さにあると思うんで」

小鳥「…ん~ッ!随分とお喋りしちゃいましたねぇ」コキッ、コキッ

P「その分、午後の仕事をがんばりましょう」

小鳥「ですね~」

…こうして、765プロの一日は過ぎていくのであった…って、私の出番はコレだけですか?
…はぁ。今夜、一杯付き合ってもらいますからね?ふふっ。

おわり

引用元: P「アイドルに色々言わせてみる」