1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 17:54:31.95 ID:4wy6VqQ8O
ドドドドドド

P「……では、行ってきます」スック
 

ちひろ「こちらも手当てと救急車の用意はしておきます」

杏「プロデューサー……」

P「いつもありがとうございます」

ちひろ「いえ……お仕事ですから」

ちひろ「腹部は出血しないように気を付けてください」

ちひろ「止血できませんから」

P「はい……では」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 17:56:46.68 ID:4wy6VqQ8O
P「……もし俺が帰らなかったら、デスクの一番下の引き出しに、黒いファイルがあります」

P「後任のプロデューサーが決まるまではそれを元に手配をお願いします」

ちひろ「……わかりました、拝承します」

杏「プロデューサー!」

P「なんだ?」

杏「死なないで……生きて帰ってきて!」

P「ははは、杏の口からそんな言葉を聞く日が来るなんてな」

P「……死ぬにはいい日だ」ガチャ

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 17:58:28.70 ID:4wy6VqQ8O
きらり「Pちゃんっ!おっすおっす☆」

P「おはよう、きらり」

きらり「うきゃー☆Pちゃん今日もバリきゃわわー!」

P「きらりも毎日可愛いぞ」

きらり「んもー!Pちゃんったらー☆」バチーン!

P「ふぉうっ!?」ヨロッ

ちひろ「な、なんて音……あれが本物のもみじ……いや、鞭打……っ!」

杏「きっと背中にすごい手形ついてるよ……」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:04:59.72 ID:4wy6VqQ8O
きらり「今日のお仕事なーに?」

P「今日は……グラビア撮影だな」

きらり「えー、お写真かぁ……」

P「嫌なのか?」

きらり「うゅ……きらり水着似合わないもん……」

きらり「身体おっきぃし……」

P「大丈夫だよ、きらりくらい可愛ければどんな格好でも絵になるさ」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:06:46.09 ID:4wy6VqQ8O
きらり「……っ」カァ

きらり「も、もうっ、きらり恥ずかすぃにょわっ」///

きらり「にょわわわわわわーっ☆」ドドドドドド

P「わかった、わかったから照れ隠しに諸星百裂拳しないでくれ」バキベキドカッッ

ちひろ「は、早すぎて拳が見えない……」

P「ぐっ……2、3本はイったか……」クラッ

きらり「……」キョロキョロ

P「どうしたきらり?周りを気にしたりして」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:08:30.41 ID:4wy6VqQ8O
きらり「ね、Pちゃん……ぎゅーしていい?」

P「ッ!」

きらり「きらりん、Pちゃんぱわー欲しいにぃ☆」

P「そ、それは」

きらり「……だめ?」

ちひろ「女の子の上目遣い……きらりちゃん、恐ろしい子……!」

ちひろ「あれじゃ99%の男は断れない!」

杏「きらりの上目遣いってなんか日本語として間違ってる気がする」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:11:24.63 ID:4wy6VqQ8O
P「……あぁ、いいぞ」

P「ばっちこーい!」クワッ

きらり「うきゃーーー☆」
ピョンッ
ガシッ

P「ッ!?」

杏「あ、あれはっ」

杏「大朱騎法留怒……!」

ちひろ「知っているのか杏」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:14:37.20 ID:4wy6VqQ8O
■大朱騎法留怒(だいしゅきほうるど)■

時は江戸時代初期、伊賀のくの一が目標を仕留める際に使用した、 事の最中に逸物を  したまま足を絡め、逃げられなくしてから抱き潰す忍術。

男は快楽の中抵抗も出来ず息絶えるため、最も残酷で最も優しい技として、標的に好意を寄せてしまったくの一が使用したと言われる。

現代においても、腰を密着・固定させ男を物理的にも社会的にも逃がさない事から「男殺し」として活用されている。

民明書房刊『40歳から始める一流忍者修行~現代の服部になるために~』

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:18:43.56 ID:4wy6VqQ8O
杏「あれを好きな女の子に使われたら絶対に逃げられない……!」

きらり「んんー☆」ギューーーーー

P「ぐはっ!?」ゴキベキバキボキ

ちひろ「プロデューサーさんっ!」

きらり「うぇへへへー、Pちゃんいいにおいー♪」スリスリ

P「そ、そうか……」ベキッ

きらり「きらりん☆ぱわーも注入すゅぅ?」

P「ぐ、具体的にはどんなのだ?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:21:28.16 ID:4wy6VqQ8O
きらり「えへへ……えいっ☆」チュッ

P「」

きらり「きらりん☆ぱわーだぅ!」///

きらり「うっきゃーーー☆きらりはずかすぃーーー☆」ギューーーーーーーーー!

P「あがッ、ほっ、しっ、しあわせええぇぇぇッ!」バキゴキゴキベキボキ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:28:08.16 ID:4wy6VqQ8O
きらり「じゃあお仕事行ってくるにぃ☆」ガチャ

バタン

P「」チーン

杏「プロデューサー……生きてる?」

ちひろ「口から血を吐きながらもなんていい笑顔なの……」

P「ふっ……惚れた女の胸の中で死ぬのもまた本望……」ヒューヒュー

杏「バカップルなのに哀れだね」

ちひろ「きらりちゃんの愛情表現はスパルタですからね……」

杏「何が一番凄いって、きらりが自覚してないところだよね」

P「これもまた……愛の試練……」ガク

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:33:18.58 ID:4wy6VqQ8O
杏「あ、死んだ」

ちひろ「冗談抜きに命の危機ね……きらりちゃんを前科持ちにはしたくないし……」

ちひろ「なんとかしないと……」

杏「あ、いいこと思い付いた」ピーン

………
……

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:46:45.74 ID:4wy6VqQ8O
P「おはよう」

杏「おはよー」ダラー

きらり「Pちゃん……」

P「おう、おはようきらり」

きらり「お、おは……ょぅ」ゴニョゴニョ

P「なんだ?元気ないなきらり」

杏「安心してプロデューサー」

杏「杏が昨日きらりに色々教えといたから」

P「……色々?」

杏「それはもう長いニート生活で得た  知識をたっぷりと」ニャマリ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:50:35.74 ID:4wy6VqQ8O
P「お、おまっ」

きらり「……」ジーッ

P「きらり……」

きらり「……あぅ……///」カー

杏「これで大人しくなったし、大人の階段登れるよ」

杏「ね、杏お手柄でしょ?飴ちょーだい」

P「ちぇいっ」ピシッ

杏「あいたっ!?」

P「SR余計なお世話だ」

杏「えー、せっかく二人を思ってやったのにー」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 18:54:24.58 ID:4wy6VqQ8O
P「とりあえず出ていけ、妖怪飴わらし」

P「俺はきらりと話がしたい」

杏「わかった、帰って積みゲー消化してくるよ」スタスタ

P「……誰が帰っていいって言ったよ」

P「まぁいいや……きらり」

きらり「う、うゅ?」

P「杏に何を吹き込まれたのか知らんが、気にするな」

きらり「あ、あのね……杏ちゃんに聞いたの」

きらり「男のひとは……すきな女の子と……その……」ゴニョゴニョ

P「あの耳年増……」ハァ

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 19:00:03.78 ID:4wy6VqQ8O
きらり「Pちゃんもそうなの?」

きらり「Pちゃんもきらりとうゃーってしたいの?」

P「……」

P「ああ、したい」

きらり「っ!?」ボンッ

P「俺も男だし、否定はしないさ……ただでさえきらりは可愛いしな」

きらり「あ、あのねっ」

きらり「きらりもね、毎日Pちゃんと会うたびにお胸がきゅんきゅんってなって」

きらり「どうしていいかわかんなくなって」

きらり「それで……」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 19:07:48.26 ID:4wy6VqQ8O
P「俺にガンガン来てたわけね」

きらり「ごめんにぃ……」

P「いいんだよ、きらりの気持ちはわかってたから」ナデ

きらり「Pちゃんっ!」ギュッ

P「うおっ!?」

きらり「Pちゃん、Pちゃん……っ」ギュギュー

P「よしよし」ナデナデ

きらり「すきぃ……だいすきぃ」スリスリ

きらり「んっ……ん……」チュッチュッ

P「お、おいおい」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 19:15:26.54 ID:4wy6VqQ8O
???「煩わしき太陽よ(おはようございまーっす)」

P「げっ」

蘭子「……」ジー

きらり「Pちゃん、もっとぉ……」グリグリ

蘭子「……その罪深きを天空に問うと良い(ないわー)」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 19:27:00.70 ID:4wy6VqQ8O
P「ま、待て蘭子。これは違うんだ」

P「だからそんな養豚場の豚を見るような眼で見ないでくれ」

蘭子「世界の創造は七日間、それは破壊と構築の狂想曲なのだ(いいですよもう、爆発したらいいんじゃないですか)」

きらり「んんー☆」スリスリ

比奈「深遠なる蜜のごとき甘き死に浸るといい(ごゆっくりどうぞ)」バタン

P「は、はは……」

P「ま、いっか……」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 19:38:29.14 ID:4wy6VqQ8O
きらり「Pちゃーん☆」ベタベタ

杏「蘭子ちゃんには聞いたけど……」

P「こらこら、仕事中なんだからあんまりくっつくなよ」

ちひろ「プロデューサーの身の安全は保証されたけど……」

きらり「うぇへへー、きらりん☆きっす」チュッ

蘭子「当に純粋な愛欲の飛沫に穢れた絵画よ(血ィ吐きそうです)」

P「おいおい、みんな見てるだろ」

杏「杏たちの精神上よくないね……」

蘭子「原初の二人は極彩の刻限を迎えるのだ(バカップル反対ですよ)」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12(水) 19:43:15.83 ID:4wy6VqQ8O
ちひろ「プロデューサーさん、わかってるとは思いますけど……」

P「はい、絶対に一線は越えませんよ」

P「きらりは俺の大切な女の子ですから」ナデナデ

きらり「うきゃー☆なでなでもっとー☆」スリスリ

END

引用元: 諸星きらり「Pちゃーーーん☆」 モバP「来たな……」