1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 20:51:30.01 ID:XPZYlPJC0
ミカサ「エレン、いい加減現実を見て」
エレン「でも!!俺はまだ母さんの仇を…」
ミカサ「巨人はなんやかんやあって全滅したでしょ?」
ミカサ「そんなことを言ってないで、仕事を探しなさい」
エレン「……」
ミカサ「……エレンが私の婿になってくれるというのなら、ヒモでも私は構わない」
エレン「それは嫌だな、アルミンのとこに行ってくるわ」
ミカサ「もし私がエレンと結婚したら子供は二人ほしい、男の子と女の子で名前は…」
エレン「……よし、アルミンのとこ行ってくる」
ガチャッ
ミカサ「安心してエレン、結婚をしてすぐに子供を作る予定だし妊娠しやすくなる体操も私は知ってい…」
エレン「でも!!俺はまだ母さんの仇を…」
ミカサ「巨人はなんやかんやあって全滅したでしょ?」
ミカサ「そんなことを言ってないで、仕事を探しなさい」
エレン「……」
ミカサ「……エレンが私の婿になってくれるというのなら、ヒモでも私は構わない」
エレン「それは嫌だな、アルミンのとこに行ってくるわ」
ミカサ「もし私がエレンと結婚したら子供は二人ほしい、男の子と女の子で名前は…」
エレン「……よし、アルミンのとこ行ってくる」
ガチャッ
ミカサ「安心してエレン、結婚をしてすぐに子供を作る予定だし妊娠しやすくなる体操も私は知ってい…」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 20:56:14.17 ID:XPZYlPJC0
エレン「おーい、アルミーン!」
アルミン「……あ、エレンじゃないか、今日はどうしたんだい?」
エレン「ミカサが意味不明な事を言っててよ、さっき逃げてきたんだ」
アルミン「そ、そっか……」
エレン「相変わらずアルミンは本でも書いてんのか?」
アルミン「うん、僕が書いた本は売れ行きが良いらしくてね」
エレン「そっかー、アルミンはすげーよなぁ……薬の研究だっけ?それもしてるんだろ?」
アルミン「あはは、でも薬の研究はお手伝いみたいなものだよ」
エレン「はぁー、俺も早く仕事探さないとなぁ」
アルミン「それ、昨日も言ってたじゃないか」
アルミン「……あ、エレンじゃないか、今日はどうしたんだい?」
エレン「ミカサが意味不明な事を言っててよ、さっき逃げてきたんだ」
アルミン「そ、そっか……」
エレン「相変わらずアルミンは本でも書いてんのか?」
アルミン「うん、僕が書いた本は売れ行きが良いらしくてね」
エレン「そっかー、アルミンはすげーよなぁ……薬の研究だっけ?それもしてるんだろ?」
アルミン「あはは、でも薬の研究はお手伝いみたいなものだよ」
エレン「はぁー、俺も早く仕事探さないとなぁ」
アルミン「それ、昨日も言ってたじゃないか」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:04:15.18 ID:XPZYlPJC0
エレン「さて……邪魔して悪かったな、アルミン」
アルミン「僕も休憩してたところだし、全然大丈夫だよ」
アルミン「良かったら珈琲でも飲んでいけばいいのに」
エレン「いや、まだそっちの仕事が残ってるんだろ?頑張れよ」
アルミン「互いにね、エレンも頑張って早く仕事を見つけて、ミカサを安心させてあげなよ」
アルミン「……そうだ!エレン、僕の助手でもするかい?」
エレン「いや、多分俺には無理だと思う……文学や薬の研究とか」
アルミン「わ、わかった……それじゃーまたね」
エレン「おーう、またな」
アルミン(……エレン、仕事見つかるといいね)
アルミン「さて、と……どこまで進んだんだっけ……」
アルミン「僕も休憩してたところだし、全然大丈夫だよ」
アルミン「良かったら珈琲でも飲んでいけばいいのに」
エレン「いや、まだそっちの仕事が残ってるんだろ?頑張れよ」
アルミン「互いにね、エレンも頑張って早く仕事を見つけて、ミカサを安心させてあげなよ」
アルミン「……そうだ!エレン、僕の助手でもするかい?」
エレン「いや、多分俺には無理だと思う……文学や薬の研究とか」
アルミン「わ、わかった……それじゃーまたね」
エレン「おーう、またな」
アルミン(……エレン、仕事見つかるといいね)
アルミン「さて、と……どこまで進んだんだっけ……」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:12:38.61 ID:XPZYlPJC0
エレン「~♪」
ジャン「……あ!てめえエレン!仕事どうしたんだよ!?それとミカサは!?」
エレン「なんだよ、ジャンか……仕事ならまだ見つかってねえよ」
エレン「ミカサは家で仕事でもしてるんじゃねえか?」
ジャン「そういやまだお前らって同棲してんのか……くそぉ!羨ましい!」
エレン「なんだジャン?ミカサと遊びたいのか?」
ジャン「だ、誰が遊びてえだなんて言ったんだよ!?」
ジャン「……それよりお前、まだ働いてねえのか」
エレン「ああ、今探してる途中だったんだ」
ジャン「探してるようには見えなかったがな……」
エレン「お前は今何してんだよ?」
ジャン「……あ!てめえエレン!仕事どうしたんだよ!?それとミカサは!?」
エレン「なんだよ、ジャンか……仕事ならまだ見つかってねえよ」
エレン「ミカサは家で仕事でもしてるんじゃねえか?」
ジャン「そういやまだお前らって同棲してんのか……くそぉ!羨ましい!」
エレン「なんだジャン?ミカサと遊びたいのか?」
ジャン「だ、誰が遊びてえだなんて言ったんだよ!?」
ジャン「……それよりお前、まだ働いてねえのか」
エレン「ああ、今探してる途中だったんだ」
ジャン「探してるようには見えなかったがな……」
エレン「お前は今何してんだよ?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:21:17.07 ID:XPZYlPJC0
ジャン「俺はジャンク屋で働いてるぜ」
エレン「ジャンク屋か……なんか大変そうだな」
ジャン「あん?人間慣れって言うだろうが、慣れちまえばそうでもねえよ」
エレン「ふーん」
ジャン「……なぁエレン、一つ聞きてえんだが」
エレン「なんだ?」
ジャン「お前、真面目に就活する気はあるのか?」
エレン「はぁ?あるに決まってるだろ」
ジャン「そうか……まぁ、どうしても仕事が無い場合はここに連絡しろ」
エレン「ここって……お前の働いてる場所か?」
ジャン「ああ、このままだとミカサが不欄すぎるからな……勘違いするなよ、てめえの為じゃねえからな」
エレン「ジャンク屋か……なんか大変そうだな」
ジャン「あん?人間慣れって言うだろうが、慣れちまえばそうでもねえよ」
エレン「ふーん」
ジャン「……なぁエレン、一つ聞きてえんだが」
エレン「なんだ?」
ジャン「お前、真面目に就活する気はあるのか?」
エレン「はぁ?あるに決まってるだろ」
ジャン「そうか……まぁ、どうしても仕事が無い場合はここに連絡しろ」
エレン「ここって……お前の働いてる場所か?」
ジャン「ああ、このままだとミカサが不欄すぎるからな……勘違いするなよ、てめえの為じゃねえからな」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:27:45.48 ID:XPZYlPJC0
エレン「なんだよジャン、今日のお前はなんか気持ち悪いぞ」
ジャン「あぁ!?もう一回言ってみやがれ馬鹿エレン!!」
エレン「誰が馬鹿だよ!!馬鹿って言ったほうが馬鹿だろうが!!」
ジャン「と、おっといけねえ……仕事で忙しい忙しい俺はここで退散しねえとなぁ」ニヤニヤ
ジャン「あばよぉ、ニートエレン!ま、仕事が無かったら俺が扱き使ってやるから感謝しろよなぁ!」
エレン「ジャンの奴……後で覚えとけよ」
エレン「……ジャンはジャンク屋で働いてるのか」
エレン「……」
エレン「いや、この連絡先は最後の手段だ……自分で探さないと意味が無いしな」
ジャン「あぁ!?もう一回言ってみやがれ馬鹿エレン!!」
エレン「誰が馬鹿だよ!!馬鹿って言ったほうが馬鹿だろうが!!」
ジャン「と、おっといけねえ……仕事で忙しい忙しい俺はここで退散しねえとなぁ」ニヤニヤ
ジャン「あばよぉ、ニートエレン!ま、仕事が無かったら俺が扱き使ってやるから感謝しろよなぁ!」
エレン「ジャンの奴……後で覚えとけよ」
エレン「……ジャンはジャンク屋で働いてるのか」
エレン「……」
エレン「いや、この連絡先は最後の手段だ……自分で探さないと意味が無いしな」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:36:52.24 ID:XPZYlPJC0
エレン「確か、ココら辺に……」
「……ありがとうございました、またお越しください」
エレン「……よう、ライナー」
ライナー「お?エレンじゃねえか、どうしたんだ?」
エレン「お前、花屋で働いてたのは噂だと思ったが……本当だったんだな」
ライナー「ハッハッハ、人生なにがあるかわからないもんだ」
エレン「そんな凶悪な顔でよく花が売れるな」
ライナー「エレン、喧嘩を売ってるのか?」
エレン「悪い悪い、たださ……以外だなって思ってよ」
ライナー「好きで商売してるんだからいいだろ、ベルトルトも居るぞ?おーい!ベルトルトー!」
エレン「マジか……アニのやつはなにしてんだ?」
ライナー「アニなら道場開いて頑張ってるよ」
「……ありがとうございました、またお越しください」
エレン「……よう、ライナー」
ライナー「お?エレンじゃねえか、どうしたんだ?」
エレン「お前、花屋で働いてたのは噂だと思ったが……本当だったんだな」
ライナー「ハッハッハ、人生なにがあるかわからないもんだ」
エレン「そんな凶悪な顔でよく花が売れるな」
ライナー「エレン、喧嘩を売ってるのか?」
エレン「悪い悪い、たださ……以外だなって思ってよ」
ライナー「好きで商売してるんだからいいだろ、ベルトルトも居るぞ?おーい!ベルトルトー!」
エレン「マジか……アニのやつはなにしてんだ?」
ライナー「アニなら道場開いて頑張ってるよ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:46:15.20 ID:XPZYlPJC0
エレン「道場……まぁ、アイツは強いから天職じゃないか」
ベルトルト「呼んだかライ……って、エレン!久しぶりだね」
エレン「ようベルトルト、久しぶりだな」
ライナー「上がっていけよ、お茶ぐらい出すぞ」
エレン「いや、遠慮しとくわ……花屋は忙しいって聞くからな」
ライナー「そうだな……けど、やりがいはあるぞ」
ベルトルト「最初は不安だったけど、売れるようになってからは安定してるね」
エレン「『ライベル花屋』って……このネーミング、誰が考えたんだ?」
ライナー「クリスタだ」
エレン「……そうか」
エレン(ここで笑ったら殺される……笑うな……耐えろ)
ベルトルト「呼んだかライ……って、エレン!久しぶりだね」
エレン「ようベルトルト、久しぶりだな」
ライナー「上がっていけよ、お茶ぐらい出すぞ」
エレン「いや、遠慮しとくわ……花屋は忙しいって聞くからな」
ライナー「そうだな……けど、やりがいはあるぞ」
ベルトルト「最初は不安だったけど、売れるようになってからは安定してるね」
エレン「『ライベル花屋』って……このネーミング、誰が考えたんだ?」
ライナー「クリスタだ」
エレン「……そうか」
エレン(ここで笑ったら殺される……笑うな……耐えろ)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:54:02.39 ID:XPZYlPJC0
ライナー「どうしたエレン?顔が引き攣ってるぞ」
エレン「なんでもねえよ……」
ベルトルト「そういえば、エレンはどんな仕事をしているんだ?」
エレン「ああ、それが無職なんだ」
ライナー「無職って、お前……おいおい笑えねえぞエレン」
ベルトルト「は、はは……」
エレン「早く仕事を探さないと強制的にミカサと結婚されそうだから探してるんだ」
ライナー「なるほどな、そりゃエレンも必死になって探すわけだ」
ベルトルト「うちに来るかい?花が売れてきてるから金銭的には大丈夫だけど」
エレン「いや、やめとく……俺、朝弱いしな」
ライナー「そうか、それは残念だな……お前なら客の呼び込みで一躍すると思ったんだが」
エレン「なんでもねえよ……」
ベルトルト「そういえば、エレンはどんな仕事をしているんだ?」
エレン「ああ、それが無職なんだ」
ライナー「無職って、お前……おいおい笑えねえぞエレン」
ベルトルト「は、はは……」
エレン「早く仕事を探さないと強制的にミカサと結婚されそうだから探してるんだ」
ライナー「なるほどな、そりゃエレンも必死になって探すわけだ」
ベルトルト「うちに来るかい?花が売れてきてるから金銭的には大丈夫だけど」
エレン「いや、やめとく……俺、朝弱いしな」
ライナー「そうか、それは残念だな……お前なら客の呼び込みで一躍すると思ったんだが」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 21:59:00.66 ID:XPZYlPJC0
ライナー「……そうだ、ちょっと待ってろ」
ライナー「……」
ライナー「ほら、この紙持ってけよ」
エレン「なんだ?これ」
ライナー「さっき言っただろ?アニが道場やってるって……そこの地図だ」
エレン「ああ、そういえばそんなこと言ってたな」
ライナー「久しぶりに顔でも出してやれよ、多分心配してるぞ」
エレン「あのアニが心配?」
ライナー「ああ」
エレン「……ま、どうせやることないし行ってみるか」
ベルトルト(あれ?就活してるんじゃなかったのか?)
ライナー「……」
ライナー「ほら、この紙持ってけよ」
エレン「なんだ?これ」
ライナー「さっき言っただろ?アニが道場やってるって……そこの地図だ」
エレン「ああ、そういえばそんなこと言ってたな」
ライナー「久しぶりに顔でも出してやれよ、多分心配してるぞ」
エレン「あのアニが心配?」
ライナー「ああ」
エレン「……ま、どうせやることないし行ってみるか」
ベルトルト(あれ?就活してるんじゃなかったのか?)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:06:09.41 ID:XPZYlPJC0
エレン「邪魔して悪かったな、ライナーにベルトルト」
ライナー「また花を買いに来いよ……それと、後で墓参りもお前と行きたいんだ」
エレン「……っ、せっかくその話題を出さなかったのに」
ベルトルト「僕もいいかな、エレン……その、そんな資格は無いのは僕だってわかってる」
エレン「…………」
エレン「好きにしろよ、たくさん人が来てくれたほうが母さんも喜ぶだろ」
ベルトルト「……ありがとう」
エレン「じゃあ俺は行くから、またな」
ライナー「ああ、就職に困ったらいつでもウチに来いよ」
ライナー「また花を買いに来いよ……それと、後で墓参りもお前と行きたいんだ」
エレン「……っ、せっかくその話題を出さなかったのに」
ベルトルト「僕もいいかな、エレン……その、そんな資格は無いのは僕だってわかってる」
エレン「…………」
エレン「好きにしろよ、たくさん人が来てくれたほうが母さんも喜ぶだろ」
ベルトルト「……ありがとう」
エレン「じゃあ俺は行くから、またな」
ライナー「ああ、就職に困ったらいつでもウチに来いよ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:14:02.18 ID:XPZYlPJC0
エレン「さてと、アニの道場はここを真っ直ぐか……」
エレン「……」
エレン「はぁ……みんな職に就いてんだなぁ」
エレン「……なにやってんだろ、俺」
「おや?エレンではありませんか」
エレン「その丁寧口調……サシャか」
サシャ「久し振りですね!エレン!」
エレン「おう、何年ぶりだ?」
サシャ「んー、でも半年くらい前ミサカの家に私がお邪魔した時に会ったじゃないですか」
エレン「そうだったか?」
エレン「……」
エレン「はぁ……みんな職に就いてんだなぁ」
エレン「……なにやってんだろ、俺」
「おや?エレンではありませんか」
エレン「その丁寧口調……サシャか」
サシャ「久し振りですね!エレン!」
エレン「おう、何年ぶりだ?」
サシャ「んー、でも半年くらい前ミサカの家に私がお邪魔した時に会ったじゃないですか」
エレン「そうだったか?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:19:40.53 ID:XPZYlPJC0
サシャ「そうですよ、たくさんご馳走してくれたじゃないですか!」
エレン「そういやそんな事もあったような……」
サシャ「エレンは今、なにしてるんですか?」
エレン「なにって、これからアニの道場に行くんだ」
サシャ「いや、そういうことじゃなくて……職とかはー、見つかりました?」
エレン「ああ、無職だ」
サシャ「そ、そうですか……言い難いかと思いましたが、そうでもないんですね」
エレン「どうして言い難いんだよ?ただ仕事が見つからないだけじゃねえか」
サシャ(それが言い難いはずなんですけど……)
エレン「そうだ、サシャこそなにしてるんだ?」
サシャ「私は牧場を経営していますよ、牛や羊、その他もろもろを育てています」
エレン「そういやそんな事もあったような……」
サシャ「エレンは今、なにしてるんですか?」
エレン「なにって、これからアニの道場に行くんだ」
サシャ「いや、そういうことじゃなくて……職とかはー、見つかりました?」
エレン「ああ、無職だ」
サシャ「そ、そうですか……言い難いかと思いましたが、そうでもないんですね」
エレン「どうして言い難いんだよ?ただ仕事が見つからないだけじゃねえか」
サシャ(それが言い難いはずなんですけど……)
エレン「そうだ、サシャこそなにしてるんだ?」
サシャ「私は牧場を経営していますよ、牛や羊、その他もろもろを育てています」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:26:54.68 ID:XPZYlPJC0
エレン「なるほど、しかしあのサシャがなぁ……」
サシャ「よく言われますね」
エレン「牛や羊のエサをつまみ食いとかしてねえだろうな?」
サシャ「私はそんな意地汚くないですよ!」
エレン(……意地汚かったろ)
サシャ「良かったら、エレンもお手伝いに来ますか?」
サシャ「流石に正社員までとはいきませんが、バイトくらいなら……」
エレン「いや、大丈夫だ……牛の飼い方とか羊の飼い方とか、俺にはわからねえしな」
サシャ「そんなの覚えていけばいいんです!手取り足取り教えますって!」
エレン「はは、ありがとな……でも、もうちょっと探してみるよ」
サシャ「……そうですか、人手が足りないので調度良かったとおもったのですが」
サシャ「よく言われますね」
エレン「牛や羊のエサをつまみ食いとかしてねえだろうな?」
サシャ「私はそんな意地汚くないですよ!」
エレン(……意地汚かったろ)
サシャ「良かったら、エレンもお手伝いに来ますか?」
サシャ「流石に正社員までとはいきませんが、バイトくらいなら……」
エレン「いや、大丈夫だ……牛の飼い方とか羊の飼い方とか、俺にはわからねえしな」
サシャ「そんなの覚えていけばいいんです!手取り足取り教えますって!」
エレン「はは、ありがとな……でも、もうちょっと探してみるよ」
サシャ「……そうですか、人手が足りないので調度良かったとおもったのですが」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:34:08.72 ID:XPZYlPJC0
エレン「コニーとかはどうなんだ?アイツなら牧場とか向いてそうだけど」
サシャ「コニーなら私の牧場の隣で農園をしてますよ」
エレン「あのコニーが農園ねえ……元気にしてるのか?」
サシャ「元気ですよ、でも忙しくて中々ミカサやみんなに会う時間が無いらしいです」
サシャ「あ、でもアニの道場の道に行くなら会うかもしれませんね、確か市場もそっちですし」
エレン「そうか、会えればいいけどな」
エレン「それじゃ、俺はこっちだから」
サシャ「はい、帰ったらミカサによろしく伝えておいてくださいね」
エレン「おう、またな」
サシャ「コニーなら私の牧場の隣で農園をしてますよ」
エレン「あのコニーが農園ねえ……元気にしてるのか?」
サシャ「元気ですよ、でも忙しくて中々ミカサやみんなに会う時間が無いらしいです」
サシャ「あ、でもアニの道場の道に行くなら会うかもしれませんね、確か市場もそっちですし」
エレン「そうか、会えればいいけどな」
エレン「それじゃ、俺はこっちだから」
サシャ「はい、帰ったらミカサによろしく伝えておいてくださいね」
エレン「おう、またな」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:39:56.88 ID:XPZYlPJC0
エレン「……」
エレン「サシャの奴でさえ職に就いてるっていうのに……」
エレン「……」
「……ーい!おい!」
エレン「ん?ってコニー!?」
コニー「やっぱりエレンか!!久し振りだな!」
エレン「ああ!何年ぶりだ!?」
コニー「んー、わからん!多分30年くらいじゃねえか!?」
エレン「え?そ、そうか……?」
コニー「ああ!間違いないぜ!!」
エレン「サシャの奴でさえ職に就いてるっていうのに……」
エレン「……」
「……ーい!おい!」
エレン「ん?ってコニー!?」
コニー「やっぱりエレンか!!久し振りだな!」
エレン「ああ!何年ぶりだ!?」
コニー「んー、わからん!多分30年くらいじゃねえか!?」
エレン「え?そ、そうか……?」
コニー「ああ!間違いないぜ!!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:45:42.54 ID:XPZYlPJC0
エレン「それよりコニーお前、農園してるんだってな」
コニー「はぁ!?誰から聞いたんだ!?」
エレン「いや、ついさっきサシャと会って聞いたんだ」
コニー「なんだよー……せっかく驚かせてやろうと思ったのになぁ」
エレン「農園で驚くか?俺は想像してた通りだけど」
コニー「ええ!?マジか……」
エレン「コニーは牧場か農園とかだなぁって思ってたぜ」
コニー「それで、お前は今なにしてるんだ?」
エレン「俺は無職だよ」
コニー「む、むしょ……!?おいおい、こんな所でブラブラしてる場合じゃねえだろ……」
コニー「はぁ!?誰から聞いたんだ!?」
エレン「いや、ついさっきサシャと会って聞いたんだ」
コニー「なんだよー……せっかく驚かせてやろうと思ったのになぁ」
エレン「農園で驚くか?俺は想像してた通りだけど」
コニー「ええ!?マジか……」
エレン「コニーは牧場か農園とかだなぁって思ってたぜ」
コニー「それで、お前は今なにしてるんだ?」
エレン「俺は無職だよ」
コニー「む、むしょ……!?おいおい、こんな所でブラブラしてる場合じゃねえだろ……」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 22:55:05.44 ID:XPZYlPJC0
エレン「これからアニの道場に行くんだ」
コニー「アニの道場?」
エレン「ああ、ライナーに『たまには顔を出してやれ』って言われてな」
コニー「……でもいいのか?就活とかしなくて」
エレン「これでも探してるんだぜ」
コニー「探してるようには見えてなかったけど……エレンお前さ、力仕事とか出来る口なのか?」
エレン「どうだろうなー、でも訓練であれだけ鍛えたしもしかしたらまだいけるかもな」
コニー「そうか、なら俺と一緒に畑を耕すか?」
エレン「いや、畑仕事は俺には向いてねえよ……小さい頃、開拓地に所属してた時に気付いたからな」
コニー「で、でもよ……お前もいい年だろ?見つかるのか?」
コニー「アニの道場?」
エレン「ああ、ライナーに『たまには顔を出してやれ』って言われてな」
コニー「……でもいいのか?就活とかしなくて」
エレン「これでも探してるんだぜ」
コニー「探してるようには見えてなかったけど……エレンお前さ、力仕事とか出来る口なのか?」
エレン「どうだろうなー、でも訓練であれだけ鍛えたしもしかしたらまだいけるかもな」
コニー「そうか、なら俺と一緒に畑を耕すか?」
エレン「いや、畑仕事は俺には向いてねえよ……小さい頃、開拓地に所属してた時に気付いたからな」
コニー「で、でもよ……お前もいい年だろ?見つかるのか?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:01:44.08 ID:XPZYlPJC0
エレン「ああ、頑張って見つけるよ」
コニー「そうか……まぁ、仕事が欲しかったらいつでも言えよ」
エレン「ありがとな、それじゃーそろそろ行くよ」
コニー「おう、またな!」
エレン「……さて、アニの道場はもうすぐか」
エレン「……」
エレン「ジャンはジャンク屋、ライベルは花屋でサシャは牧場コニーは農園……」
エレン「みんな、頑張ってんだなぁ」
エレン「はぁ……」
エレン「…………お、ここか」
コニー「そうか……まぁ、仕事が欲しかったらいつでも言えよ」
エレン「ありがとな、それじゃーそろそろ行くよ」
コニー「おう、またな!」
エレン「……さて、アニの道場はもうすぐか」
エレン「……」
エレン「ジャンはジャンク屋、ライベルは花屋でサシャは牧場コニーは農園……」
エレン「みんな、頑張ってんだなぁ」
エレン「はぁ……」
エレン「…………お、ここか」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:12:05.33 ID:XPZYlPJC0
アニ「もっと膝に力を入れて……そう、そんな感じ……」
エレン「よう、アニ」
アニ「ッ!エレン……?」
エレン「ライナーがここで道場やってるって言ってたから顔出してみたんだ」
アニ「そう……全員、休憩!!」
エレン「……えらく本格的だな」
アニ「当たり前だろ、お金貰ってるんだから……それ相応にやらないと」
エレン「ふーん、なんか意外だなぁ……あの仏頂面のアニが子どもたちに技を教えてるって」
アニ「……久しぶりに蹴りがほしいならそう言えばいいのに」
ドサッ!!
エレン「いだっ!!」
エレン「よう、アニ」
アニ「ッ!エレン……?」
エレン「ライナーがここで道場やってるって言ってたから顔出してみたんだ」
アニ「そう……全員、休憩!!」
エレン「……えらく本格的だな」
アニ「当たり前だろ、お金貰ってるんだから……それ相応にやらないと」
エレン「ふーん、なんか意外だなぁ……あの仏頂面のアニが子どもたちに技を教えてるって」
アニ「……久しぶりに蹴りがほしいならそう言えばいいのに」
ドサッ!!
エレン「いだっ!!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:16:45.22 ID:XPZYlPJC0
子供「あはははー!お兄さんアニさんの蹴り食らってるー!」
エレン「……」
アニ「いつまでそのポーズでいるつもり?さっさと立たないといつまで経っても笑いものだよ」
エレン「くそ……」
アニ「で、なんの用でここへ来たの?」
エレン「別に何も用はねえよ、ただ元気でやってるかなって思って」
アニ「……そ、そう……アンタは今なにしてるんだい?」
エレン「無職だよ」
アニ「ッ!?」
エレン「どうした?そんな驚いたような顔して」
エレン「……」
アニ「いつまでそのポーズでいるつもり?さっさと立たないといつまで経っても笑いものだよ」
エレン「くそ……」
アニ「で、なんの用でここへ来たの?」
エレン「別に何も用はねえよ、ただ元気でやってるかなって思って」
アニ「……そ、そう……アンタは今なにしてるんだい?」
エレン「無職だよ」
アニ「ッ!?」
エレン「どうした?そんな驚いたような顔して」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:21:40.86 ID:XPZYlPJC0
アニ「いや、そういうのって普通は言い難いはずなのにって思ってさ」
エレン「はあ?無職は無職だろ?」
アニ「……」
エレン「それよりお前、髪伸びたんだな」
アニ「……ああ、切るのが面倒くさくなってね」
アニ「ユミルに頼もうと思ったけど、中々時間が取れなくて」
エレン「ユミル?」
アニ「……知らないのか?ユミルはいま美容院で経営してる」
エレン「へえー、あのユミルが……」
アニ「時々行ってるんだよ、相変わらずクリスタが大好きだけどね」
エレン「はあ?無職は無職だろ?」
アニ「……」
エレン「それよりお前、髪伸びたんだな」
アニ「……ああ、切るのが面倒くさくなってね」
アニ「ユミルに頼もうと思ったけど、中々時間が取れなくて」
エレン「ユミル?」
アニ「……知らないのか?ユミルはいま美容院で経営してる」
エレン「へえー、あのユミルが……」
アニ「時々行ってるんだよ、相変わらずクリスタが大好きだけどね」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:29:49.32 ID:XPZYlPJC0
エレン「なるほどなー」
アニ「ミカサのやつは元気にやってるか?」
エレン「ミカサか?あいつなら服作ってるぞ」
アニ「服……織り物でもやってるのか?」
エレン「ああ見えて、あいつ裁縫とか服関係がうまいんだよ」
アニ「そう……あのミカサが……」
エレン「みんなそう言うけど、俺は昔から知ってたしあんまり驚かないけどな」
アニ「あ、あのさ……良かったらウチでコーチとかをやってみないかい?」
エレン「コーチ?」
アニ「ああ、エレン、アンタなら適役だと思うんだけ、ど……」
アニ「ミカサのやつは元気にやってるか?」
エレン「ミカサか?あいつなら服作ってるぞ」
アニ「服……織り物でもやってるのか?」
エレン「ああ見えて、あいつ裁縫とか服関係がうまいんだよ」
アニ「そう……あのミカサが……」
エレン「みんなそう言うけど、俺は昔から知ってたしあんまり驚かないけどな」
アニ「あ、あのさ……良かったらウチでコーチとかをやってみないかい?」
エレン「コーチ?」
アニ「ああ、エレン、アンタなら適役だと思うんだけ、ど……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:33:25.56 ID:XPZYlPJC0
エレン「やだよ、痛いし」
アニ「…………」
アニ「はぁ……男って、本当に成長しない生き物なんだね」
ドサッ!!
エレン「あだっ!!」
子供「またアニさんの蹴り食らってるー!」
エレン「て、てめ……アニ!」
アニ「油断大敵、あの訓練所で教わってきたはずだけど」
アニ「でも、久しぶりに体を動かすと気持ちいいものだよ」
アニ「…………」
アニ「はぁ……男って、本当に成長しない生き物なんだね」
ドサッ!!
エレン「あだっ!!」
子供「またアニさんの蹴り食らってるー!」
エレン「て、てめ……アニ!」
アニ「油断大敵、あの訓練所で教わってきたはずだけど」
アニ「でも、久しぶりに体を動かすと気持ちいいものだよ」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:41:37.32 ID:XPZYlPJC0
エレン「……そうかよ」
エレン「それなら油断大敵だぜ!アニ!!」
アニ「遅い」
エレン「……ッんなっ!!」
アニ「どうだい?久しぶりに締められるのは」
エレン「ゲホッ……くそっ……!!」
アニ「降参する?それと―――ッ!!」
ライナー「ぐわああ!!」
ドサッ
エレン「あがっ!!なんでライナーが上から……」
ミカサ「アニ、私にも教えて」
エレン「それなら油断大敵だぜ!アニ!!」
アニ「遅い」
エレン「……ッんなっ!!」
アニ「どうだい?久しぶりに締められるのは」
エレン「ゲホッ……くそっ……!!」
アニ「降参する?それと―――ッ!!」
ライナー「ぐわああ!!」
ドサッ
エレン「あがっ!!なんでライナーが上から……」
ミカサ「アニ、私にも教えて」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:45:26.13 ID:XPZYlPJC0
エレン「てめえライナー!!なんで上から降ってきたんだよ!?」
ライナー「俺が知るかッ!ミカサの奴にアニの道場まで着いてきてほしいって言われたんだよ!!」
アニ「はぁ……アンタも変わらないね」
ミカサ「……」
ライナー「おい……辞めろよ、子供たちが見てる前だろ?」
ミカサ「……残念」
アニ「ふん……」
エレン「おいミカサ!!なんでお前がここに居るんだ!?」
ミカサ「エレンの帰りが遅いから心配で…」
エレン「まだ午後の3時だろーが!!」
ライナー「俺が知るかッ!ミカサの奴にアニの道場まで着いてきてほしいって言われたんだよ!!」
アニ「はぁ……アンタも変わらないね」
ミカサ「……」
ライナー「おい……辞めろよ、子供たちが見てる前だろ?」
ミカサ「……残念」
アニ「ふん……」
エレン「おいミカサ!!なんでお前がここに居るんだ!?」
ミカサ「エレンの帰りが遅いから心配で…」
エレン「まだ午後の3時だろーが!!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:49:51.69 ID:XPZYlPJC0
ミカサ「で、でも…」
エレン「はぁ……ほら、帰るぞ!悪かったなアニ、邪魔して」
アニ「あの件、考えておきなよ……私はアンタの格闘技能がほしい」
エレン「ああ、考えておくよ……ライナーも座ってないで早く立て」
ミカサ「エレン、あの件って……」
ライナー「無茶言うな……投げられたのなんて久し振りだぞ」
エレン「君たちもごめんな、色々時間取っちゃって」
子供「はーい」
エレン「じゃあまたな、アニ!」
エレン「はぁ……ほら、帰るぞ!悪かったなアニ、邪魔して」
アニ「あの件、考えておきなよ……私はアンタの格闘技能がほしい」
エレン「ああ、考えておくよ……ライナーも座ってないで早く立て」
ミカサ「エレン、あの件って……」
ライナー「無茶言うな……投げられたのなんて久し振りだぞ」
エレン「君たちもごめんな、色々時間取っちゃって」
子供「はーい」
エレン「じゃあまたな、アニ!」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/07(金) 23:55:25.11 ID:XPZYlPJC0
エレン「いてて……それにしても、ライナー……お前太ったか?」
ライナー「馬鹿言うな、筋肉より脂肪のほうが軽いんだぞ」
エレン「ミカサ、ライナーを送ってやれ」
ミカサ「……エレンはどこに?」
エレン「俺は髪を切ってくるんだよ、ちょうど知り合いがやってるって聞いたからな」
ミカサ「髪なら私が…」
エレン「じゃーそういうことだ、ライナー、またな」
ライナー「あ、ああ……でもミカサが暴走したら俺は止められないからな……」
エレン「ミカサ!ちゃんとライナー送って家に帰れよ?」
ミカサ「……わかった」
ライナー「馬鹿言うな、筋肉より脂肪のほうが軽いんだぞ」
エレン「ミカサ、ライナーを送ってやれ」
ミカサ「……エレンはどこに?」
エレン「俺は髪を切ってくるんだよ、ちょうど知り合いがやってるって聞いたからな」
ミカサ「髪なら私が…」
エレン「じゃーそういうことだ、ライナー、またな」
ライナー「あ、ああ……でもミカサが暴走したら俺は止められないからな……」
エレン「ミカサ!ちゃんとライナー送って家に帰れよ?」
ミカサ「……わかった」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:00:16.68 ID:+nJWXTZR0
エレン「……ここか」
エレン「ごめんくださーい」
ユミル「いらっしゃ……ってお前、エレンか?」
エレン「ようユミル」
ユミル「こんな所になにしにきたんだよ?」
エレン「髪切って貰おうと思って来たんだよ、アニから聞いた」
ユミル「ああ、そういうことか……こっち来てそこの椅子に座りな」
エレン「はいよ……それにしても、どうしてお前散髪なんかしてんだ?」
ユミル「ああ?悪いかよ?」
エレン「いや悪くねえけど……意外っつーか」
エレン「ごめんくださーい」
ユミル「いらっしゃ……ってお前、エレンか?」
エレン「ようユミル」
ユミル「こんな所になにしにきたんだよ?」
エレン「髪切って貰おうと思って来たんだよ、アニから聞いた」
ユミル「ああ、そういうことか……こっち来てそこの椅子に座りな」
エレン「はいよ……それにしても、どうしてお前散髪なんかしてんだ?」
ユミル「ああ?悪いかよ?」
エレン「いや悪くねえけど……意外っつーか」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:05:28.10 ID:+nJWXTZR0
ユミル「クリスタに『ユミルなら似合いそうだね』って言われたからな」
エレン「お前……まだクリスタの事諦めてなかったのか」
ユミル「当たり前だろうが、私は生涯クリスタ一筋だよ」
エレン「そうか……そういやクリスタの奴はなにかしてるのか?」
ユミル「なんだお前、クリスタに気があるのか」
エレン「違う違う、純粋になにしてんだろうなーって」
ユミル「クリスタなら楽しそうに騎乗の教師と馬の世話をやってるよ」
エレン「へぇー、そういやクリスタは馬に乗るのがうまかったな」
ユミル「ああ……馬に乗るクリスタは天使だ……」
エレン(……だめだこいつ)
エレン「お前……まだクリスタの事諦めてなかったのか」
ユミル「当たり前だろうが、私は生涯クリスタ一筋だよ」
エレン「そうか……そういやクリスタの奴はなにかしてるのか?」
ユミル「なんだお前、クリスタに気があるのか」
エレン「違う違う、純粋になにしてんだろうなーって」
ユミル「クリスタなら楽しそうに騎乗の教師と馬の世話をやってるよ」
エレン「へぇー、そういやクリスタは馬に乗るのがうまかったな」
ユミル「ああ……馬に乗るクリスタは天使だ……」
エレン(……だめだこいつ)
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:10:47.65 ID:+nJWXTZR0
ユミル「で、お前はなにしてんだよ?まさか無職ってわけじゃねえだろ」
エレン「は?無職だよ」
ユミル「……」
ユミル「ぷっははははは!!マジで無職かよエレン!!」
エレン「うるせーな、中々見つからねえんだよ」
ユミル「こりゃ傑作だな……くひひ」
エレン「俺の職の事で笑った奴はお前だけだよユミル……」
ユミル「むしろ聞いた奴らはよく笑わなかったな」
ユミル「ま、そのうち見つかるだろ」
エレン「……なんかお前、随分と丸くなったな」
ユミル「そりゃ接客業してりゃ嫌でもこうなるだろうよ」
エレン「は?無職だよ」
ユミル「……」
ユミル「ぷっははははは!!マジで無職かよエレン!!」
エレン「うるせーな、中々見つからねえんだよ」
ユミル「こりゃ傑作だな……くひひ」
エレン「俺の職の事で笑った奴はお前だけだよユミル……」
ユミル「むしろ聞いた奴らはよく笑わなかったな」
ユミル「ま、そのうち見つかるだろ」
エレン「……なんかお前、随分と丸くなったな」
ユミル「そりゃ接客業してりゃ嫌でもこうなるだろうよ」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:19:10.41 ID:+nJWXTZR0
ユミル「―――ほら、完成だ」
エレン「ああ、サンキュー……それで、いくらだ?」
ユミル「あん?要らねえよ、無職から金取るほど私も鬼じゃねえ」
ユミル「出世払いって事で、その金で職を見つけてこいよ」
エレン「……ったく、将来も無職で払えなくても知らねえぞ」
ユミル「ああ?そん時はミサカに『エレンに襲われた』って言ってやるよ」
エレン「おい、洒落にならねえからやめろって」
ユミル「それとクリスタに会ったらこの事をちゃんと話しとけよな」
エレン(……なるほど、狙いはそっちか)
エレン「ああ、サンキュー……それで、いくらだ?」
ユミル「あん?要らねえよ、無職から金取るほど私も鬼じゃねえ」
ユミル「出世払いって事で、その金で職を見つけてこいよ」
エレン「……ったく、将来も無職で払えなくても知らねえぞ」
ユミル「ああ?そん時はミサカに『エレンに襲われた』って言ってやるよ」
エレン「おい、洒落にならねえからやめろって」
ユミル「それとクリスタに会ったらこの事をちゃんと話しとけよな」
エレン(……なるほど、狙いはそっちか)
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:28:48.27 ID:+nJWXTZR0
エレン「さて、と……そろそろ家に帰るか」
エレン「……」
エレン「……あ、職を見つけるのすっかり忘れてたな」
「あ!もしかしてエレン!?」
エレン「この声―――」
クリスタ「エレン!久し振り!」
エレン「クリスタ!!……って馬に乗って、なにしてんだ?」
クリスタ「ちょっと遠出しててね、エレンはこれから帰り?」
エレン「ああ、そうだけど……」
クリスタ「なら一緒に乗って行きなよ!家まで送るよ?」
エレン「ああ、悪いな……でもいいのか?」
クリスタ「全然大丈夫だよ!この子、私の一番のお気に入りだから乗り心地はいい方だよ!」
エレン「……」
エレン「……あ、職を見つけるのすっかり忘れてたな」
「あ!もしかしてエレン!?」
エレン「この声―――」
クリスタ「エレン!久し振り!」
エレン「クリスタ!!……って馬に乗って、なにしてんだ?」
クリスタ「ちょっと遠出しててね、エレンはこれから帰り?」
エレン「ああ、そうだけど……」
クリスタ「なら一緒に乗って行きなよ!家まで送るよ?」
エレン「ああ、悪いな……でもいいのか?」
クリスタ「全然大丈夫だよ!この子、私の一番のお気に入りだから乗り心地はいい方だよ!」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:33:32.03 ID:+nJWXTZR0
エレン「よっ……と」
馬「フヒヒヒーンwwwwwwwww」
パッカラパッカラ
クリスタ「どう?」
エレン「あ、ああ……」
エレン(違いがよくわからないな……まぁ言わないでおくか)
クリスタ「それで、エレンはどこへ行ってたの?」
エレン「ああ、アニの道場から帰ってて途中でユミルのとこで髪切っててな」
クリスタ「へぇー、エレンもあそこ通ってるんだ」
エレン「いや、今日初めてでさ、アニから聞いたんだ」
クリスタ「あ、なるほどねー」
馬「フヒヒヒーンwwwwwwwww」
パッカラパッカラ
クリスタ「どう?」
エレン「あ、ああ……」
エレン(違いがよくわからないな……まぁ言わないでおくか)
クリスタ「それで、エレンはどこへ行ってたの?」
エレン「ああ、アニの道場から帰ってて途中でユミルのとこで髪切っててな」
クリスタ「へぇー、エレンもあそこ通ってるんだ」
エレン「いや、今日初めてでさ、アニから聞いたんだ」
クリスタ「あ、なるほどねー」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:40:09.10 ID:+nJWXTZR0
エレン「ていうかさ、クリスタ……身長伸びたか?」
クリスタ「あ、エレンも気付いた?」
エレン「170cmあるようなないような……(天使から女神へ昇級か……)」
クリスタ「んー、大人になれば誰でも伸びるんじゃない?」
エレン「……」
クリスタ「エ、エレンだってすぐに伸びるよ!!」
エレン「いや、いいんだ……俺の成長はもう止まったし……」
クリスタ「そ、そうだ!エレンは今なにしてるの?」
エレン「俺か?無職なんだ」
クリスタ「ソ、ソッカー……」
エレン「ああ、職の事は気にするなよ、そこまで気にしてねえし」
クリスタ「あ、エレンも気付いた?」
エレン「170cmあるようなないような……(天使から女神へ昇級か……)」
クリスタ「んー、大人になれば誰でも伸びるんじゃない?」
エレン「……」
クリスタ「エ、エレンだってすぐに伸びるよ!!」
エレン「いや、いいんだ……俺の成長はもう止まったし……」
クリスタ「そ、そうだ!エレンは今なにしてるの?」
エレン「俺か?無職なんだ」
クリスタ「ソ、ソッカー……」
エレン「ああ、職の事は気にするなよ、そこまで気にしてねえし」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:48:26.09 ID:+nJWXTZR0
クリスタ「そ、そうなんだ……エレン、大変だね」
エレン「そうか?」
クリスタ「あ!うちに来て乗馬の教師でも一緒にする?」
クリスタ「エレン、訓練所で私達と一緒だったし、やり方とかは覚えてるよね?」
エレン「いや、俺あんまり得意じゃないんだ……乗馬って」
クリスタ「やり方さえ知ってれば大丈夫だよ!」
エレン「ありがとな、でも大丈夫だから」
クリスタ「そっか……でも、困ったらいつでも言ってね?」
エレン「ああ、ありがとう」
エレン(なるほど、こりゃライナーもユミルも釘付けになるわけだ)
エレン「そうか?」
クリスタ「あ!うちに来て乗馬の教師でも一緒にする?」
クリスタ「エレン、訓練所で私達と一緒だったし、やり方とかは覚えてるよね?」
エレン「いや、俺あんまり得意じゃないんだ……乗馬って」
クリスタ「やり方さえ知ってれば大丈夫だよ!」
エレン「ありがとな、でも大丈夫だから」
クリスタ「そっか……でも、困ったらいつでも言ってね?」
エレン「ああ、ありがとう」
エレン(なるほど、こりゃライナーもユミルも釘付けになるわけだ)
138: すまん間違えた ミカサだった 2013/06/08(土) 00:52:13.71 ID:+nJWXTZR0
エレン「……っと、ここらへんで大丈夫だから」
クリスタ「ほんとに?」
エレン「ああ、助かったよクリスタ」
クリスタ「それじゃーミカサにもよろしくね」
エレン「わかった!」
エレン「……」
エレン「さて、歩いて帰るか」
エレン「はぁ~~~、どうするかなぁ」
エレン「とりあえず、帰りの途中に張り紙の掲示板でも覗いてみるか」
クリスタ「ほんとに?」
エレン「ああ、助かったよクリスタ」
クリスタ「それじゃーミカサにもよろしくね」
エレン「わかった!」
エレン「……」
エレン「さて、歩いて帰るか」
エレン「はぁ~~~、どうするかなぁ」
エレン「とりあえず、帰りの途中に張り紙の掲示板でも覗いてみるか」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 00:58:15.21 ID:+nJWXTZR0
エレン「さてと、なにか仕事は……」
・兵長と家政婦の仕事、してみませんか!?
・巨人になれる方、急募
・王と一緒に手心チェス
・害獣および害虫の駆除
エレン「……害獣および害虫の駆除か」
エレン「できるかな、俺に……」
エレン「いや……やらないとダメだ!!」
エレン「…………よし!!」
エレン「やるぞ!!『害獣および害虫の駆除』!!」
・兵長と家政婦の仕事、してみませんか!?
・巨人になれる方、急募
・王と一緒に手心チェス
・害獣および害虫の駆除
エレン「……害獣および害虫の駆除か」
エレン「できるかな、俺に……」
エレン「いや……やらないとダメだ!!」
エレン「…………よし!!」
エレン「やるぞ!!『害獣および害虫の駆除』!!」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/08(土) 01:05:05.45 ID:+nJWXTZR0
― 半年後 ―
エレン「今だ!!罠に掛かったぞ!!」
「はいっ!」
エレン・イェーガーは害獣・害虫の駆除で真価を発揮した。
エレン「よし!!全員集まれ!!」
「「「はい!!」」」
エレン「今日もご苦労だった!皆、家へ帰りゆっくりと休め!!」
「「「はい!!」」」
「エレン、かっこいい……」
おわり
エレン「今だ!!罠に掛かったぞ!!」
「はいっ!」
エレン・イェーガーは害獣・害虫の駆除で真価を発揮した。
エレン「よし!!全員集まれ!!」
「「「はい!!」」」
エレン「今日もご苦労だった!皆、家へ帰りゆっくりと休め!!」
「「「はい!!」」」
「エレン、かっこいい……」
おわり
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