1: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 20:42:28.80 ID:OuX2xizYo

片思いから始まるギャルゲーっぽいお話で遊ぼうという感じの奴です

人がいらっしゃれば早速始めます


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479210148

5: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 20:46:26.21 ID:OuX2xizYo

それでは主人公の設定を決めます

決める物
・名前と性別と年齢
・各種素質
・外面と内面
・兄弟姉妹
・詳細設定


今回は取り敢えず性別は男固定とします


まずは素質について


運動素質…体力などの運動神経の良さ。数値が高いほどその素質が高い
勉強素質…知識や計算などの頭の良さ。数値が高いほどその素質が高い
感性素質…他者への共感や自らの感情表現などの能力。数値が高いほどその素質が高い
精神素質…低いほど従順で尽くすタイプ(1-4)、高いほど強情で支配的(6-9)、それ以外で無垢(0,5)
異常素質…異常な事に順応する素質。数値が高いほどその素質が高い


コンマ↓1:運動素質

コンマ↓2:勉強素質

コンマ↓3:感性素質

コンマ↓4:精神素質

コンマ↓5:異常素質

12: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 20:54:34.13 ID:OuX2xizYo

コンマ結果


貴方は

運動素質:抜群の運動神経を持ち、トップアスリートレベル
勉強素質:頭の回転が悪く、全く勉強が得意じゃない
感性素質:人の機微に敏感であり、気持ちを伝え汲み取るのがのが非常に得意
精神素質:自信家で強情。かなりドS
異常素質:良くも悪くも常識的であり、オカルトに全く順応できない

となりました



次に名前と年齢


安価↓1が年齢

安価↓3が名前(苗字含む)

16: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:00:31.26 ID:OuX2xizYo

>>13,15採用


名前:戸倉 剣(トグラ ツルギ)
年齢:14
性別:男性

となります


次は外面と内面について
外面とは家族や友人などの人にどういう振る舞いをしているかの設定
内面とは自らの心や感情などの設定
他者の内面は感性素質が高いほど、正確な情報が得られます

)例1
【外面】
明るく素直。言葉遣いが良く人から慕われている
【内面】
他人からの評価を常に気にしている。目上に対して敬語を使わない人間に強い嫌悪感を持つ

)例2
【外面】
無口で陰気。目つきが悪く近寄りがたい
【内面】
困っている人を助けずにはいられない強い正義感を持つ。誰かに弱音を聞いてもらいたいと思っている


17: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:01:28.63 ID:OuX2xizYo

まずは外面を決めます

安価↓3までの要素を合体

22: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:09:27.85 ID:OuX2xizYo

>>18-20を合体



【外面】
厨二病を発症しており自分を特別な存在と信じてやまない傲岸不遜な少年。右目が義眼であることを気にしている



次は内面を決めます


安価↓3までの要素を合体

27: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:14:12.11 ID:OuX2xizYo

>>23-25を合体


【内面】
強い支配欲求を持っているが、つい他人の世話を焼いてしまうお人よし。純情でロマンチストな一面がある


では次は兄弟の設定です
2回のコンマ判定で決定します
一度目の判定で偶数なら年上、奇数なら年下。数値に関係なくゾロ目で双子
二度目の判定で偶数なら女、奇数なら男


コンマ↓1

コンマ↓2

30: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:17:13.23 ID:OuX2xizYo

コンマ判定:妹



では次に詳細な設定を決めます


詳細設定
外見的な特徴や、好き嫌いなどの性質的な特徴、過去や経験、現在置かれている状況、特技と言ったモノの設定
性格なども含むが外面と内面の設定と矛盾し過ぎないモノ(多少はおk)


安価↓3までの要素を合体

35: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:29:59.01 ID:OuX2xizYo

>>31-33を合体



完成した情報



名前:戸倉 剣(トグラ ツルギ)
年齢:14
性別:男性

運動素質:抜群の運動神経を持ち、トップアスリートレベル
勉強素質:頭の回転が悪く、全く勉強が得意じゃない
感性素質:人の機微に敏感であり、気持ちを伝え汲み取るのがのが非常に得意
精神素質:自信家で強情。かなりドS
異常素質:良くも悪くも常識的であり、オカルトに全く順応できない

【外面】
厨二病を発症しており自分を特別な存在と信じてやまない傲岸不遜な少年。右目が義眼であることを気にしている
【内面】
強い支配欲求を持っているが、つい他人の世話を焼いてしまうお人よし。純情でロマンチストな一面がある


【詳細設定】
身長は154cm
長く柔らかな金髪を持ち、金と銀の大きなオッドアイの瞳が特徴の少年
しかし金色の右目は凄惨ないじめにより義眼を嵌めなければならなくなってしまっている
その為か義眼を嵌めていながら義眼側の眼には常に眼帯をしている
母親の趣味の為女性的な私服ばかり持っている
中性的で愛らしい容姿を持つため、しばしば本当に女性と間違われる
某大物政治家とその愛人の間に生まれた子供であり、現在は妹と共に母と暮らしている
その出生が過去のいじめと深くかかわっている

41: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:43:20.03 ID:OuX2xizYo

と、取り敢えず否定意見は無いので今回はこれで行かせていただきます
次回からはちゃんと書きますんで許してください!!


では、プロローグ


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


くだらない話だが、社会というモノには常に階級と言ったモノが敷かれているようだ
意識的にも、無意識的にもだ

この学校という箱庭の、小さなクラスを一つとってもそうだ
必ず中心となっている人間が居る

ボクは実感している
ボクはこの中で、間違いなく王様だ
この中で最も優れた人間だ

男も女も例外なく、ボクに媚びる

本心からの法悦で媚びを売る人間もいる
内心では毒づきながらも媚びを売っている者もいる

まあボクにしてみれば、それら全てが同価値だ

全員同じ、ボクの奴隷


42: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:50:32.46 ID:OuX2xizYo

奴隷1「ねえ戸倉君、これ運んでくれない?重くって…」

剣「全く、仕方のない奴だな。この程度でボクを頼るんじゃないよ」

奴隷2「おーい戸倉!バスケ部の助っ人してくれよ!な?頼むよ?お前が居たら絶対勝てるからさ!」

剣「ふんっ、下らない。キチンと報酬は払えよ」

奴隷2「お前が入ってくれるなら一週間だって昼飯奢ってやるっての!」

奴隷3「あ、あの戸倉君…これ……う、受け取って」

剣「ほう貢物か?殊勝な事だな、いいぞ褒めてやる」


今日もまた、奴隷共がボクに媚びを売ってくる
面倒だけど、それに応えてやるのも王たるボクの役目だろう


45: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 21:57:48.42 ID:OuX2xizYo


こうやってボクに媚びを売る人間に、ボクの右目を奪った奴らも混ざっていると思うと心底吐き気がする

しかし、既に粛清は行った
だからこそ、奴らはこうしてボクに媚びているのだから、それ以上の弾圧は不要だろう

無意識に、手が眼帯を撫でていた

ズクリズクリと、あるはずの無い右目が疼く感覚をジッと待った


毎日のようにこうして過ごしている


奴隷共の声に応え、偶に一人になって蹲る

ずっとずっと同じ毎日だった


そう、『だった』のだ


ボクは見た
彼女を見た
彼女だけは、他の奴隷と違って見えた


ボクは間違いなく………恋をした

46: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:03:27.71 ID:OuX2xizYo

戸倉剣が見た彼女の設定


の前に通う学校の設定
小・中・高と連なり大学まであるエレベーター式の学校
それなりに都心にあり、財政的に裕福な人間が多く通う

なのでヒロインの年齢はその範囲内
理想は13-18


彼女の年齢
安価↓1

彼女の名前
安価↓3

50: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:07:35.30 ID:OuX2xizYo

>>47,49採用


名前:鹿島弥生
年齢:16
性別:女性



鹿島弥生の外面

安価↓3までの要素を合体

54: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:12:44.05 ID:OuX2xizYo

>>51-53



【外面】
普段は一人で居ることが多い。表情に乏しいが、話しかけると明るく人懐っこい人柄だと分かる程度に素直。嘘がつけない


詳細な設定

安価↓3までの要素を合体

58: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:22:12.83 ID:OuX2xizYo

>>55-57採用


名前:鹿島弥生
年齢:16
性別:女性

【外面】
普段は一人で居ることが多い。表情に乏しいが、話しかけると明るく人懐っこい人柄だと分かる程度に素直。嘘がつけない
【内面】
未明


【詳細設定】
身長161cm
黒髪黒目で、重ためな前髪が印象的な純日本人
とても気弱で臆病な性格で、自分からコミュニケーションをとるのが苦手
人と話すこと自体は嫌いではないらしく、会話もできる
しかしフレンドリーな、精神的にも肉体的にも距離感が近い人は苦手
猜疑心の塊で有り、心を許せる友人などいないと思っている

59: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:27:50.36 ID:OuX2xizYo

彼女に限らず、他者の内面は徐々に分かっていく感じです

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


あの時…確か、右目の疼きに蹲っていた時だ

「……あ、あの…大丈夫?」

無遠慮に声をかけてきた
おずおずとした、聞き覚えの無い声

剣「煩い黙れ、右目が疼くんだ」

どうでもいい奴隷に、構うなと言ったつもりだった

しかしその奴隷――彼女は

「…………」

無言でボクの背中を撫でた

突然の事に驚いたが、不思議と不快感は無かった
ボクの背中を撫でるその彼女の顔は、真剣に真摯にボクを見つめていた

60: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:34:33.67 ID:OuX2xizYo

その光景に、ボクは息を飲んだ

眼の疼きはいつの間にか治まっており、代わりに胸が疼き始めていた


剣「も、もういい」

振り払うように立ち上がった
それに一拍遅れて彼女も立ち上がった

ボクより背が高く、制服から高校生だと言うのが判明した

奴隷?「もう…平気?保健室、行かなくていい?」

剣「ふっ、ただの発作だ。もう慣れた」

奴隷?「…………そう」

それ以上は何も言わず彼女は背を向けたのだ
ボクに媚びを売るでもなく、無言で、その場を立ち去った

このボクの弱みを見たというのに、何を気にも留めずにだ


61: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:40:17.71 ID:OuX2xizYo

ボクは思わず声をかけていた

剣「お、おい!」

奴隷?「なに?」

剣「な、名前を聞いてやる。言え」

奴隷?「……鹿島弥生」

剣「鹿島…弥生……あ、ありがとう」

剣「ボクの名前は言わなくても分かるだろうが―――」

弥生「戸倉君でしょ?有名人だもの、知ってるよ」

またしてもそれだけ
ボクをボクと知っていてなお、彼女――鹿島弥生はクールにボクに背を向けた


ボクは彼女の背中を無意識に目で追っていた
ズクリズクリと跳ねまわる胸を押さえながら…

62: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:45:37.23 ID:OuX2xizYo

正に鮮烈な出会いであった

今思い返してみても、胸が高鳴る
ボクの勘違いでなければ、きっとこれが恋なのだろう

彼女の事をもっと知ろうと、奴隷共に情報を聞き出したところによると
普段はもっぱら旧実習棟の空き教室に居るとのことだ


しかし、それと同時に不穏な噂も耳に入る


鹿島弥生には、思い人が居るらしい…と


ボクの初恋には、早くも暗雲が立ち込めようとしていた………


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
プロローグ 終わり

63: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 22:57:56.24 ID:OuX2xizYo

というわけで、ここからが本編です

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

昼休み


しかししかししかし、だ

だからと言ってなんだと言うのだろう?
あの鹿島弥生に思い人が居るのかもしれない
真偽のほどは、この際どうだって構わない

この学校にボクよりも魅力的な男がいるだろうか?いや居ない!!

寧ろ好都合ではなかろうか?

媚びてくる奴隷を相手にするより、自分に関心を向けるというこの攻めの姿勢
そちらの方が、ずっとボクらしい

うんうん、と勝手に一人で納得していた

奴隷1「戸倉君、鹿島先輩と知り合いなの?」

剣「お前には関係ないだろう」

奴隷1「あ~あ、酷いんだ~。折角教えたのに」

目の前の奴隷は怒ってますと言わんばかりに、ワザとらしく頬を膨らませている


1、ムカついたので制裁を加える
2、無視して旧実習棟に向かう
3、ムカつくが、感謝を述べてやる

安価↓1

65: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:11:37.05 ID:OuX2xizYo

>>64採用:3


非常に腹だしいことこの上ない不愉快な姿だが、ここで手をあげては王の器が知れた物

剣「ウザいなお前、調子に乗るなよ?ったく、いい仕事をした。さっさと行け」

奴隷1「へへっ、戸倉君に褒めて貰っちゃった」

たった一言で表情を一変させ、コロコロと笑う


奴隷4「葉月ー!まだなのー?」

奴隷1「ゴメン今行く!それじゃあね戸倉君。お役に立てて光栄でしたっ♪」

奴隷4「剣様と話してたの!ねえねえ!剣様もうちらとご飯食べない!?」

剣「興味ない。ボクを巻き込むな」

奴隷4「お~怖。じゃ、行くよ葉月」

そうして姦しい奴隷共は去って行った
あの情報通でやたらボクに馴れ馴れしい奴隷、『葉月』という名前だったのか

ま、どうでもいいか



66: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:14:14.93 ID:OuX2xizYo

情報追加


名前:庄内葉月(奴隷1)
年齢:14
性別:女性

【外面】
人懐っこく喜怒哀楽の表現が豊か。噂好きで情報通
【内面】
剣に構ってもらうのが好き

【詳細設定】
155cm
ぼさぼさで癖の強いこげ茶色の髪、それをポニーテールにした姿が印象的な少女

67: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:15:41.91 ID:OuX2xizYo

そういえば、まだ昼ご飯を食べていないことを思い出した

ボクは………


1、お弁当
2、食堂
3、貢物
4、それ以外

安価↓1

69: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:20:01.80 ID:OuX2xizYo

>>68採用:1、お弁当


因みに……

1、母親が作った
2、妹が作った
3、手作り
4、それ以外

安価↓1

72: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:24:12.48 ID:OuX2xizYo

>>70採用:2、妹


妹の設定

年齢安価↓1

名前安価↓3

77: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:28:30.17 ID:OuX2xizYo
既に双子ではないという判定が出ているので残念ですが安価↓にずらして
>>74,75採用

名前:戸倉 卯月(トグラ ウヅキ)
年齢:10
性別:女性


外面の設定

安価↓3までの要素を合体


82: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:33:51.33 ID:OuX2xizYo

>>78-80採用

【外面】
自分が可愛い事を理解している魔性の少女。愛想がよく可愛がられやすい


妹への理解度
0ほど低く、9ほど高い
お弁当 +1

直下コンマ

84: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:44:12.99 ID:OuX2xizYo

コンマ判定:8 かなり良好な関係を築いている


理解度により情報追加


【内面】
自分にはない魅力に溢れた兄に憧れている。大人と男を心底嫌悪している。身持ちがかなり硬い


【詳細設定】
身長139cm
長く柔らかな金髪を二つに振り分けた姿が印象的な、金色の瞳の幼い少女
溌剌とした性格の小悪魔な女の子
兄である戸倉剣と仲が良く、よく真似をしている
父親の事を嫌悪しており、その影響か浮気や不貞を絶対に許さない
自信の身持ちもとても硬い

85: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:50:58.82 ID:OuX2xizYo

ボクには妹の作ってくれた弁当があったのだった

自分の席に座り、手を合わせる

弁当の中身は不格好なサンドイッチ、ガタガタなウサギリンゴ
如何にもな子供が作った可愛らしいお弁当だった

ボクたちはお互いの弁当を作りあうほど仲がいい
妹の完成度は御覧の通りだが、ボクのお弁当の見た目には自信がある
ボクの天性の感性にちからがあれば、味にだって自信はある


ともあれ、ボクは食事を始めた…



イベント判定
5以上で発生
人気者 +2

直下コンマ


89: ◆7m3grp2dM2 2016/11/15(火) 23:54:30.84 ID:OuX2xizYo

コンマ判定:3+2 イベント発生


奴隷の誰かが、ボクの机に机をくっつけてきた

その人物は……


1、奴隷2
2、奴隷3
3、それ以外(安価でキャラ付け)

安価↓1

92: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 00:11:09.42 ID:NLwwR6+Qo

>>90採用:2


奴隷3「あ、あの…一緒にご飯…いいですか?」

剣「そう言いながら包みを広げるな。ふんっ…好きにしろ」

この女、奴隷3はこの学校内でも特にボクに媚びを売ってくる女だ
いや、この奴隷の場合は奉仕のつもりもあるだろうか?
どういうわけか、やたらとボクに傾倒している

まあ、ボクにはそれだけの魅力があるからおかしくもない

奴隷3「あ、あのね。私もお弁当なんだ。えへへ…」

剣「そうか」

奴隷3「きょ、今日は頑張って私が作ったの」

剣「そうか」

手を広げて、お弁当を見て欲しいと訴えかける奴隷の行為に溜息を吐きながら中身を見てみる
ミートボール、プチトマト、ポテトサラダ、小さなおにぎりが三つと素朴な可愛らしいお弁当だった

つまらないなと見ているボクの姿に、目の前の奴隷は頬を染めて悦に浸っていた

奴隷3「あ、あの…好きなもの食べて?」

剣「ほう?ボクにお前のそれを食えと?命令するのか?」

奴隷3「ち、ちがっ!私…そんなつもりじゃなくって……」

しゅんと項垂れる奴隷
ボクは……


1、無視して食事を終えた
2、仕方なく、適当に摘まんだ
3、なんとなく頬を抓った

安価↓1

95: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 00:26:05.18 ID:NLwwR6+Qo

>>93採用:2


剣「………あむ、んぐんぐ」

仕方なく、ミートボールを口に運んだ
特筆すべきことも無い、普通としか言いようのない味だ

ボクの姿を見て、奴隷はパァっと顔を輝かせた

躁鬱の差が激しい女だ

奴隷3「お、おいしい…かな?」

剣「この程度で感想を求めるな。食べて欲しければ、もっと上手いものを寄越すんだな。…気分が乗れば、付き合ってやる」

奴隷3「えへ、えへへへ…うん!頑張るね!」

でへでへと気持ちの悪い惚けた顔で、目の前の奴隷は食事を勧めていた
その後も興味の無い自分の事をべらべらとしゃべり続けられた

この奴隷が話している間、周りの声が耳に届いた


 「ほら、柘榴花先輩また来てるよ」
                       「うわっホントだ。しかも戸倉君にベタベタしてるし。迷惑そうよね」

 「いい加減出て行って欲しいよね、上級生いるとウチら気まずいし…」


どうやらこの目の前の奴隷は、柘榴花という名前らしい
クラスの奴隷からボクを独占することで鬱陶しがられているようだ

………というか、この奴隷…先輩だったのか
まあ、どうだっていいか

そんな噂をされている間も、目の前の奴隷はボクの事しか目に入っていないようだった

96: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 00:39:35.78 ID:NLwwR6+Qo

情報が追加されました


名前:柘榴花 あや(ザクロバナ アヤ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
無口でそっけない。友達は非常に少なく、交流を持とうともしない
【内面】
強い依存心を持っている?戸倉剣に傾倒している


【詳細設定】
身長163cm
肩口辺りまでの桃色の髪の毛と、甘ったるいタレ目が特徴的な女性
内向的な性格で、他者との繋がりに意味を感じていない
しかし、夢中になるとどこまでも傾倒する癖があり、戸倉剣がその犠牲者となっている
興奮するとどもる。躁鬱が激しい気性を持つ
目に見えて分かるほどの巨 

97: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 00:43:23.69 ID:NLwwR6+Qo


放課後


奴隷の話に付き合っていると、いつの間にか昼休みは終わっていた

そうして現在放課後
今度こそ、鹿島弥生と接触を果たそう

あの奴隷から、クラスの情報も得ているが……



1、鹿島弥生のクラスを訪ねてみる
2、旧実習棟を覗いてみる
3、鹿島弥生の情報を集める
4、自由安価

安価↓1



99: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 00:51:00.75 ID:NLwwR6+Qo

>>99採用:1、鹿島弥生のクラスを訪ねる


鹿島弥生のクラスを訊ねた

確か…高等部の1-Bだったはずだ

早速、その教室の扉を開いた


ボクに一斉に視線が集まる

「うん?下級生?」
                    「うわっ!あれ戸倉じゃね?」
「うそ!?生の戸倉君!?」
                    「バッカお前戸倉様だろ!」

嘲笑と驚きの混じった上からの視線を感じる酷く頭痛のする空間
やはり高等部のクラスは嫌いだ

堪らない吐き気を堪えながら、目的の人物を探す……


イベント判定
5以上で成功
1-B +3

直下コンマ

101: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 01:01:47.91 ID:NLwwR6+Qo

コンマ判定:5+3 成功


剣「か――」

奴隷3「と、とと戸倉君!?私に会いに来てくれたの…か…な?」

ボクが言葉をつげるよりも早く、足早に此方に向かってくる見飽きた奴隷
この女…これも鹿島と同じクラスだったのか

頭痛と右目の疼きを感じながら、向かってくる奴隷を振り払う

剣「煩い黙れ。お前なんかどうでもいい、鹿島弥生を出せ」

ボクの言葉にクラスが騒然とする

 「鹿島さん?あの子なんかしたの?」
                             「わかんない」
「ってか居ないじゃん鹿島さん。もう帰った?」
                             「いつも通りフラフラ出てったよあの子。一人が好きだし」

どうやら鹿島弥生は、ここには居ないらしい

ボクは……

1、実習棟に向かった
2、慌てて玄関に向かった
3、今日は諦めることにした

安価↓1

103: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 01:07:51.10 ID:NLwwR6+Qo

>>102採用:2

頭痛と疼きが収まらない
急いでこの場を去ろう

ボクは全速力で正面に駆ける
机を踏み台にし、開いている窓から体を外へと飛び出させる
ベランダの手すりを掴んで衝撃を軽くして真下へと飛び降りた

無論、下駄箱へのショートカットんためだ

上階から黄色い歓声が飛んできているがいつもの事だ

ボクは何も気にせずに下駄箱へと向かった

104: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 01:12:39.19 ID:NLwwR6+Qo

と、言う所で今日の更新はここまでです
楽しんでいただけたのならそれ以上に嬉しいことはございません

ちょっとだけ聞きます
ヒロインについてですが、現在殆どが此方で設定を決めていますが全安価の方がいいでしょうか?
一言でも喋ったキャラは、テンポ重視のつもりでこの方針を取ったのですが皆さんの意見も聞きたいです

1、現在進んでいる通り、殆どが私が設定を練ったヒロインで進める
2、これからは常に安価で決める
3、安価でつくるのと、私が設定を練ったヒロイン半々くらいの割合がいい

この三つの中からどれがいいか、意見をお聞かせください


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました

111: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 21:07:24.66 ID:NLwwR6+Qo

お答えいただきありがとうございます!!

半々にという声が多いようなので、そのように進行していきます


感性素質についての補足
感情に関すること以外に、センスを問われる行動がとても上手になります
芸術面や、料理などの行動も非常に得意という事です


では、そろそろ再開です

112: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 21:13:11.02 ID:NLwwR6+Qo

下駄箱に向かうと情報通り彼女が居た

彼女の姿を眼にとらえた瞬間、頭痛も疼きもパタッと止んだ

上履きのまま玄関口から現れたボクを見ても、彼女は何の反応も示さない
いや、気づいていないのかもしれない


さて、見つけたはいいがどうする…



1、直球に自分が感じたことを伝える
2、日常会話を試みる
3、こっそりと隠れ、動向を視察する
4、自由安価

安価↓1

114: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 21:28:06.50 ID:NLwwR6+Qo

>>113採用:1


……尻込みをするなんてボクらしくない
制圧前進こそ、ボクの信条だ

剣「おい、鹿島弥生…だな」

弥生「……私に用事?」

剣「ボクはお前の姿を見ると、不思議と痛みが遠のく」

弥生「…そっか。よかった…ね?」

何を言っているんだろうと、彼女は困惑している
やはり、回りくどい言い方では駄目らしい

剣「ボクはお前の事が好きになった。それをお前にどうしても伝えたかった」

弥生「え?…………は?」

鹿島弥生は冷汗をかきながら困惑の表情を浮かべている
ボクはただ、彼女の言葉を待つ……


イベント判定
8以上で………

直下コンマ

116: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 21:40:39.75 ID:NLwwR6+Qo

コンマ判定:4 拒否


弥生「ごめん、意味が分からない。でも、ごめんね?その…気持ちに答えられないよ」

彼女は戸惑いながらも、明確に拒絶の意を示した

残念ではあるが、予想の範疇だ
決して、決して悔しくなんかないのだ

しかし、ボクの行為を無下にする人間なんてこの学校ではとても珍しい

剣「理由を聞こうか」

弥生「寧ろ私が聞きたいんだけど………理由なんて…無いよ。ただ、私は別に君の事が好きじゃないだけ」

剣「……他に好きな奴が居る」

弥生「……!…別に、そんな」

彼女は、変わらぬ口調でそう言った
しかし、明らかに反応を示していたことをボクは見逃していない

どうやら噂は事実だと思った方がよさそうだ

ボクは……


1、今日の所は出直すことにした
2、満足してその場を去った
3、探りを入れてみる

安価↓1


119: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 21:51:29.34 ID:NLwwR6+Qo

>>118採用:1


剣「そうか、ではな」

言いたい事を言って、確かめたいことも確かめられた
今日の所はこれで十分だろう

ボクは上履きの泥を払い、その場を去ろうとした

弥生「あ、待ってもらっていい?私の質問にも答えて」

剣「なんだ?」

弥生「どうして、私なんかに好きなんて言ったの?」

剣「お前が他の奴隷共とは違うからだ」

弥生「ど、奴隷?」

剣「自己評価が低いな。お前は、他の誰よりも素敵な人だとボクは思う」

そう言い残し、今度こそその場を去った

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

120: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:02:47.19 ID:NLwwR6+Qo

あまりの事に、私は夢を見ているんじゃないかと思った

美しい金髪を揺らす少年の背中を見送りながら、呆然と考える

あの、学園一の有名人『戸倉剣』
『傍若無人の美姫』とか『学園の支配者』とかいろいろ大層な呼び名で噂される彼

そんな人物から、私は好きだと言われてしまった

私はもしかして、いつの間にか少女漫画の主人公にでもなったのかしら?
などと嘯いてみるが、強ち冗談でもない状況に苦笑してしまう

しかし、なんだか私に話しかける彼は周囲から聞く印象と少し違っていた

口が悪いけど優しいとか、上から目線な世話焼きとか、罵倒しながら甘やかしてくれるとか、そんな感じじゃなかった

もっと穏やかだった
上から目線ではあったけど、優しげで魅惑的で、それでいて胸中を突き刺す鋭い目だった


何処までが、本気だったんだろう?
まさか全部なんて言わないだろう

私はからかわれたんだろう

そういう事にしておいた

私は頭を振って気持ちを切り替えたのだった

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

121: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:04:47.69 ID:NLwwR6+Qo

新たな情報を所得しました



名前:鹿島弥生(カシマ ヤヨイ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
普段は一人で居ることが多い。表情に乏しいが、話しかけると明るく人懐っこい人柄だと分かる程度に素直。嘘がつけない
【内面】
好きな人が居るようだ。あまり自己評価が高くは無いようだ



122: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:17:49.01 ID:NLwwR6+Qo





鹿島弥生と別れた後、ボクは真っ直ぐ自宅に帰っていた

学校から電車で30分
閑静な住宅街にある、小奇麗なマンションの一室
そこがボクの住む場所だった

片親ではあるが、それほどお金には困っていない
母はあの男から袖の下を貰っていたからだ
自分との子供であることを口止めするためだったのだろう

残念ながら、静かにしていてもスキャンダルというのは簡単に明るみに出てしまうモノだったが

とにかく、ボクはそれなりに良い暮らしをさせてもらっている
両親が居る一般家庭とそれほど変わらないような、そんな生活だ

卯月「お帰りなさいお兄ちゃん!」

剣「ああ、ただいま卯月」

いつものように、妹に出迎えられる
どうやら母は、仕事でまだ帰ってきていないようだ

ボクは妹に夕食を作ってあげることにした

123: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:21:00.62 ID:NLwwR6+Qo

夕食を終えて、妹はテレビにかじりついている

さて、ボクは何をしよう?



1、妹に付き合う
2、適当に外に出る
3、早く寝る準備をしよう
4、自由安価

安価↓1

125: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:32:03.87 ID:NLwwR6+Qo

>>124採用:1


特に何かする予定も無い、ボクは妹に付き合う事にした

卯月「お兄ちゃん、お兄様、兄上…う~ん…」

卯月「あ、お姉さま!」

剣「……せめて兄と呼べ、ただでさえ女と間違われて鬱陶しいんだ」

卯月はボクの呼び方でどれがしっくりくるだろうかと、下らない事を考えていた
ボクは部屋着に着替えて、楽な姿勢で卯月の話に付き合っていた

ボクの部屋着は薄水色の柔らかい生地のパーカーとやたらと丈の短いパンツ
女性物だと知ってはいるが、母が喜ぶので仕方なく着ている

卯月「ねえねえお兄様、お風呂入りましょう?」

剣「…………」

当たり前のように妹はそう提案してきた


1、そろそろ一人で入れと言う
2、仕方なく付き合う
3、適当にあしらう

安価↓1


127: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:42:50.93 ID:NLwwR6+Qo

>>126採用:1


剣「そろそろ一人で入れ」

卯月「ええー!いいじゃない、お兄ちゃんだって卯月と入りたいよね?」

剣「全く思っていない」

『なんでなんで』と卯月は頬を膨らませて抗議する
相変わらず、甘えたがりな気質は全く収まる気配がない

卯月「だってだって、卯月一人じゃお兄様の髪の毛で遊べないでしょ?」

剣「どうしても必要な事じゃないだろう」

卯月「必要なの!卯月お兄様の髪の毛で遊びたいの!!だから…ね?」

上目遣いでボクに甘えた目を向ける
並の兄ならここで折れてしまうかもしれないが、ボクは並の兄じゃない

剣「言っておくが、ボクがそう簡単に折れると思うなよ」

卯月「む~…こうやってお願いすれば、大抵の人はなんでもくれるのに」

不満げな妹の言葉を頑として拒絶し続け、何とか一緒に入ることを諦めさせた
しかし、卯月は帰ってきた母と一緒にお風呂に入っていた

そろそろ何とかした方がいいのだろうか?
そんな事を考えながら、夜は更けていった………


128: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:43:41.87 ID:NLwwR6+Qo

一日目終了


129: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:49:50.38 ID:NLwwR6+Qo

二日目・朝


テレビを見ながら、朝食を食べる

 「そろそろ梅雨の季節の到来ですね」
                         「はい。皆さんも雨に備えて、きちんと天気予報を確認しましょう」

もうそんな季節か
適当にニュースを聞き流しながら、朝食を終えて学校に向かった



通学路
いつものように学生で溢れかえる道
普段通りの騒がしさに、何処かいつもと違う興奮の眼差しが混ざっているような気がした


1、奴隷に声をかけられる
2、噂に耳を傾ける
3、何となく寄り道をする
4、自由安価

安価↓1

131: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 22:59:26.33 ID:NLwwR6+Qo

>>130採用:2


周りの噂に耳を傾ける

 「おい聞いたか、戸倉剣が女子に告白してたってよ」
                                  「は?マジ?されてたの間違いじゃないの?」
 「如何にもマジらしい。しかもフラれたって」
                               「おいおいおい!流石にデマでしょ?」
 「なんか先輩らしいけど、全然誰か分かんない」

他の奴隷共も同じ噂をしていた
流石にボクの事となると、噂が広まるのも早い

あまり彼女の事は話題に上がっていないが、もし彼女に入らぬ手を出そうという輩が居るようならば
それ相応の処罰を加えなければならないだろう

一応は、気を回しておこう

132: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 23:06:52.52 ID:NLwwR6+Qo

教室に入ると、一斉にボクに視線が向いた

剣「おはよう奴隷共。ほら、お前たちも言え」

普段通りのボクに、口々に奴隷共は挨拶を返してくる
奴隷共は普段のように群がってくることは無く、遠巻きにひそひそと話している

あの噂の事だろう
フラれたとの話だったので、ボクの様子が普段通りな事に戸惑っているのだろう

噂の真偽を吟味している最中

ボクに話しかけてくる人物が居た


1、奴隷1
2、奴隷3
3、何かと張り合ってくる惨めな女
4、自由安価

安価↓1

136: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 23:19:01.67 ID:NLwwR6+Qo

>>133採用:1、奴隷1


奴隷1「ちょっとちょっと!聞いたよ戸倉君!フラれたんだって?」

奴隷4「ちょっ葉月!あんた無神経過ぎ!ゴメンね剣様この子馬鹿で」

やたらとボクに馴れ馴れしいあの情報通な奴隷と、それを諌める派手な容姿の奴隷

剣「無礼ではあるが、特別に許そう。何せ、事実だからな」

ボクの発言に、大きなどよめきが走る
噂が真実であった事に、衝撃を受けているらしい

奴隷1「えっ?ほ、本当だったの?」

剣「ああ」

奴隷1「ち、因みに…その相手って…鹿島先輩?」

恐る恐ると言った様子で奴隷はボクの様子を窺う

ここは……


1、名前を伏せる
2、認めるが、釘もさしておく
3、適当にあしらう

安価↓1

138: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 23:30:54.39 ID:NLwwR6+Qo

>>137採用:2


余計な騒ぎにならない内に、釘をさしておくか

剣「ああ、その通りだ」

奴隷1「うえええ!?そうだったの!?ああいうのが好きなんだ~…はえ~」

更にどよめきは広がっていく
いつの間にか、教室の外にも盗み聞きをしているギャラリー共が控えていた

寧ろ都合がいい

剣「初めに言っておく、ボクは彼女が好きだ」

剣「もし、もし今回の事が原因で彼女に迷惑をかけようと思っている奴が居るかもしれない。いや、確実に居るだろう」

剣「余計な気を起こすな。余計な詮索もするな」

剣「ボクは決して許さないだろう。決してな」

どよめきが一瞬鎮まる
そして再び人の声が聞えて来た時には、もう誰もその噂の話をしていなかった

盗み聞きに興じていた者共も、いつの間にか解散していた

今のこの言葉も、じきに広がる事だろう

剣「お前もどこかへ行け。聞かれたことには答えてやったのだからな」

奴隷1「あ、う…うん」

あの騒がしい奴隷も、ボクの剣幕に体が強張っていた

139: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 23:34:07.93 ID:NLwwR6+Qo

昼休み


すっかり普段通りの空気に戻りつつある校内

今日も弁当を持参している
そういえば、鹿島弥生は何処で食事をとっているだろう?

探してみてもいいかもしれない……



1、他の教室を訪ねる
2、教室で食べる
3、食堂に向かってみる
4、自由安価

安価↓1

141: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 23:41:39.85 ID:NLwwR6+Qo

>>140採用:3


食堂に向かうと、相当な人数の人間ががやがやと犇めいていた
滅多に食堂に来ないボクにとってはかなり喧しい空間のように思えた

こんな人数の中から彼女を見つけられるのだろうか?

ボクは忙しなく動く人々の中から、見知った顔を見つける……


1、探索判定
2、奴隷4に声をかけられる
3、一際目立つ喧しい声
4、自由安価

安価↓1

143: ◆7m3grp2dM2 2016/11/16(水) 23:46:30.78 ID:NLwwR6+Qo

>>142採用:1


探索判定
5以上で成功

直下コンマ

146: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:02:44.88 ID:sSmE6XGuo

コンマ判定:5 成功


周りを見渡していると、鹿島弥生を見つけることができた
友人と思われる人と会話をしながら、食事をしていた

ボクは彼女に近づいていった

剣「隣、座るぞ」

鹿島「…!…どうぞ」

彼女は驚いたような反応を見せるが、少なくとも拒絶はしなかった

ボクの行動に、一緒に会話をしていた友人と思われる人が唖然としていた
フラれたという噂はもう学校中に広まっている
ならば、この行動に驚くのも当然か

ボクは弁当を開いて、気にせず食事を勧めた

鹿島弥生はなんだか落ち着かない様子で、そわそわとしていた



1、鹿島弥生に話しかける
2、話しかけられた

安価↓1

148: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:18:11.05 ID:sSmE6XGuo

>>147採用:2


弥生「……」

彼女は何かを言いたげに、此方を何度もチラチラと見ている

剣「言いたい事でもあるのか?聞いてやるぞ」

弥生「あ、えっと……じゃあ遠慮なく」

弥生「ありがとう。何か、気を回してもらったって聞いたから」

剣「…ふっ、礼を言われることではない。ボクがただ、下らないちょっかいを出す人間が嫌いなだけだ」

弥生「……やっぱり、印象と違うね。戸倉君、いい人だ」

そう言って彼女は、小さくふっと微笑みを向けた

そうの光景に目を奪われる
冗談でも誇張でもなく、背景に花が咲いた

それほどまでに心奪われる光景だった

ドクンドクンと胸が疼き
体の熱が、頬に集まる

ボクは顔を背け、弁当を勢いよく口に放り込んだ

149: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:29:43.65 ID:sSmE6XGuo

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

剣「ご馳走様。じゃあな」

突然顔を背けた戸倉君は、凄い勢いでご飯をかきこみ席を立った

弥生「うん、じゃあね」

私は彼に手を振った
その光景を友人は、大きな口を開けて呆然と見ていた

弥生「…?どうかした?」

友人「どうかした…って、どうかしてるでしょ?」

友人「弥生あなた、振ったの…よね?仲良さげだったじゃん」

弥生「そう?話すの2回…ああいや3回目だけど。戸倉君いい人だからかな、思ったより喋れる」

友人「いや、戸倉君も変だったわよ。赤面よ赤面!めっちゃレア」

友人「それになんか声も優しいし……まあ、私は眼中にないみたいだったけど」

弥生「そう?」

友人「私から話しかけても平気かな?あなたの友達っていうのをダシにお近づきに……」

弥生「あはは…うん、いいんじゃない?戸倉君、ちょっと怖いけどいい人だから無下にはしないと思う」

友人「………羨ましい限りね。あなたってば、愛しの彼が居ながらね」

弥生「か、彼って…そんなんじゃないからやめてよ」

そんなふうに友人にからかわれながら、食事を終えた

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

150: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:31:11.79 ID:sSmE6XGuo

鹿島弥生の思い人の設定


1、憧れの先輩
2、同級生の幼馴染
3、学校の先生
4、自由安価

安価↓1

152: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:34:28.10 ID:sSmE6XGuo

>>151採用:2、幼馴染


安価↓1:思い人の性別

安価↓2:思い人の名前

156: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:40:58.37 ID:sSmE6XGuo

一個ずらして>>153,155採用


名前:日比乃 明日香(ヒビノ アスカ)
年齢:16
性別:女性


>>149で彼とか言っていますが、細かい事は気にしない方向で行きましょう



次は外面の設定
安価↓3までの要素を合体

160: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:46:37.04 ID:sSmE6XGuo

>>157-159を合体


【外面】
柔和で大人しく面倒見が良い。ややヒステリックな一面がある
【内面】
未明



詳細な設定
安価↓3までの要素を合体

164: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:55:42.30 ID:sSmE6XGuo

>>161-163を合体


名前:日比乃 明日香(ヒビノ アスカ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
柔和で大人しく面倒見が良い。ややヒステリックな一面がある
【内面】
未明

【詳細設定】
身長151cm
ペタッとした艶やかな短い黒髪と、大きめな黒い瞳が特徴的なボーイッシュな少女
自分の事をボクと呼ぶ所謂ボクっ娘
何かを考えて行動しているようで全くそんな事の無いアホの子
普段は柔和で大人しいが、極偶にヒステリックに怒りをあらわにすることがある


165: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 00:58:21.35 ID:sSmE6XGuo

お次は鹿島弥生の友人の設定
性別は女性となります


安価↓1:年齢

安価↓2:名前

168: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 01:04:20.40 ID:sSmE6XGuo

>>166,167採用


名前:近衛 鈴鹿(コノエ スズカ)
年齢:16
性別:女性



近衛鈴鹿の外面

安価↓3までの要素を合体

172: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 01:13:22.05 ID:sSmE6XGuo

>>169-171を合体


【外面】
友達想いで照れ屋。人懐っこく優しい
【内面】
未明



近衛鈴鹿の詳細設定

安価↓3までの要素を合体

178: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 01:28:03.59 ID:sSmE6XGuo

>>176
範囲安価の時は連取しても構いませんよ
しかし、今回はもう新たな安価が来ていたようなので希望通りずらします

>>173-174,177を合体



名前:近衛 鈴鹿(コノエ スズカ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
友達想いで照れ屋。人懐っこく優しい
【内面】
未明

【詳細設定】
身長173cm
癖の無い腰辺りまである緑色の髪と、緑がかった瞳。すらりと伸びた長い脚が特徴的な女性
友達想いで照れ屋な性格
しかし、異性よりも同性を性的にこのむレズビアン
可愛いものに目が無く、特に可愛い少女が大好き
コスプレの趣味を持ち、衣裳を自作するほど
実は頭が良く、学園で一番の才女と実しやかに囁かれている


183: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 22:23:00.83 ID:sSmE6XGuo

放課後
※強制イベント



全ての授業が終わり、これからどうしようかと思案を巡らせていると――

バーン!

と、けたたましい音を立てて教室の扉が開かれた
クラス中の視線が音の方向を向き、そして何事かを即座に把握した

女「やっと捕まえましたわよ戸倉剣!全く、昼休みは何処に行ってましたの?余計な手間をかけさせないで下さる?」

如何にもと言った口調と、高圧的な 度
対峙するのもうんざりする

剣「出たな、惨めな女。ボクに用事があるのなら、相応の 度で声をかけろ」

女「ま、また私の事を惨めな女などと…!貴方こそ私に対して偉そうなんじゃありません事?私、上級生ですのよ」

剣「生憎だが、ボクに敬われるべき尊き人物などどこにもいない。ボクこそが一番上だ」

女「減らず口を…!と、とにかく!惨めな女は止めなさい!!私の名前はシンシア・パーシヴァルです。いい加減覚えたらどうかしら?」

シンシア・パーシヴァル
奴隷以下の人間の名前など覚えたくもないが、この女の名前は嫌というほど耳にしてきた
主に、こうしてこの女の口から
流石に無視し続けていても、名前は覚えてしまっていた

それはそれとして、コイツは惨めな女だが


184: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 22:35:45.47 ID:sSmE6XGuo

シンシア「それとも人の名前すら覚えられない頭の持ち主なのかしら?あら?確か貴方、座学の成績がよろしくありませんでしたわね」

その物言いにはさすがのボクも無視できない
が、勉強が全くできないことは事実だ
事実だからこそ、腹が立つ

剣「チッ…シンシア。ボクに何の用だ」

シンシア「ふふふっ、その苦虫を噛んだような顔。いつもそうしていれば可愛らしいですのに」

うっとりとした上から目線を一頻り向け、ハッとしたように表情を変える
どうやら本題を忘れかけていたらしい

シンシア「貴方、聞きましたわよ。女生徒と一悶着あったそうですわね?」

ニヤニヤと性格の悪い笑みを浮かべる
やはり、この女はボクを馬鹿にせずにはいられない性分らしい

シンシア「…何故ですの!?何故学園一の美少女の私ではなく、あのような方に告白したんですの!?」

フラれたことをダシにからかってくるかと思ったが、微妙に予想を外す

シンシア「私に言ってくだされば、それはもう盛大に期待させて断って差し上げましたのに…」

訂正、やはり目的は予想と同じようだ

185: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 22:48:14.23 ID:sSmE6XGuo

堪らない面倒くささに止めどなくため息が漏れる

この女には浅はかならぬ因縁があった
因縁というよりは、一方的な逆恨みだが

この女は学園の理事長と親族
こんな大きな学園の権力を握る人物の家ともなれば、当然お嬢様という分類になるだろう
加えてこの容姿と名前は一際注目を浴びることだろう

ともなれば、この女に媚びる人間は山のようにいることだっただろう
そう、ボクが来るまでは

この学園という箱の王様になりたかった女なのだ、この女は

だからこそ、惨めな女という名称に相応しい

剣「……はぁ…お前はとことん惨めな女だな。同情すら湧かない」

シンシア「な!?」

剣「ボクがお前に愛を囁くなど、天地がひっくり返ってもあり得ない。お前には魅力など微塵も感じられない」

剣「奴隷以下の惨めな女め、ここを去れ。ボクとこれ以上話がしたいのなら、その 度を改めてくるんだな」

シンシアは怒りで顔を真っ赤にしている
手袋をした手をギリギリときつく握りしめ、屈辱に耐えている

シンシア「…相変わらず、不愉快な方ですわ」

そう捨て台詞を吐き、去って行った

186: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 22:56:55.96 ID:sSmE6XGuo

予定に無かった心労により、どっと疲れが襲い掛かる

あの女の相手は非常に疲れる
そこいらの奴隷のように、ボクに媚びていればもっと楽なものを

あの女が去った後、ヒソヒソとしたクラスの奴隷の声が聞こえてきた
そのどれもが、ボクに同情する声とあの女を鬱陶しがる言葉ばかり

ボクを目の敵にするあまり、あの女は孤立しかかっていた
味方など殆どいないのだろう

しかし何故そうまでしてボクに噛みついて来るのか?
噛みつけば噛みつくほど、自分の立場は悪くなる一方だろうに

まあ、ボクにはどうでもいいことだ


放課後を、どう過ごそうか?


1、鹿島弥生を探す
2、あても無く校内をうろつく
3、誰かに声をかけられる
4、学園の外をうろつく
5、自由安価

安価↓1


188: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 23:01:46.99 ID:sSmE6XGuo

>>187採用:1



鹿島弥生を探すことにした
教室か、もしくは噂の実習棟に居るだろうか?


探索判定
5以上で成功

直下コンマ

190: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 23:11:43.98 ID:sSmE6XGuo

コンマ判定:1 失敗


鹿島弥生のクラスに話を聞くと、彼女は幼馴染とやらと先に帰ったらしい
この学園内に居ないとなると仕方がない、ボクは帰ることにした

その道中、声をかけられる……



1、奴隷2(バスケ部の男)
2、奴隷3(柘榴花 あや)
3、奴隷4(同じクラスの派手な容姿の女)
5、見覚えの無い長身の女(近衛鈴鹿)

安価↓1

192: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 23:26:00.64 ID:sSmE6XGuo

>>191採用:5
>>4つ目の選択肢なのに5という番号が振られているのはただのミスです


教室を出てすぐに、ボクを追いかけてくる者が居た
あの何かと付きまとってくる奴隷化と思い身構えたが、見覚えの無い長身の女だった

身長は170cmを超えている
正面に立たれるとかなりの威圧感があった

鈴鹿「待って待って!」

剣「…何の用だ?」

鈴鹿「今日のお昼、弥生とご飯食べてたんだけど覚えてない?」

剣「無いな」

鈴鹿「そ、そうよね~…まるっきり眼中にないみたいだったし…」

剣「もういいな。これ以上手間を取らせるな」

鈴鹿「まあまあまあまあまあ!私と仲良くしてるといいことあるのよ!」

こういう媚びを売ってくる奴隷などいくらでもいた
困っているわけでもなさそうだと、ボクは無視して背中を向けた

193: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 23:40:05.23 ID:sSmE6XGuo

鈴鹿「私、弥生の親友なのよ?」

その言葉に、ボクは歩みを止めた
振り返ると女は安堵の息を吐きながら、眼鏡の位置を直していた

鈴鹿「私、あの子と付き合い長いのよね。あんな事やこんな事、戸倉君になら教えてあげるのにな~……チラッチラッ」

露骨に期待を寄せる視線を向けてくる
しかし、ボクとしてもあまり無視できない話でもあった

現に今のボクは鹿島弥生との接触に失敗しているからだ

剣「いいだろう、話を聞いてやるぞ。要求はなんだ?」

鈴鹿「やった!じゃあ、ちょっとついてきてもらってもい~い?」

ボクは女に手を引かれるままにどこかに連れて行かれる
…ボクの手を執拗に指で撫でまわしてくるのは確実に下心だろう

連れてこられた先は実習棟のある一室
電気が付けられると、その部屋の全容が明らかになった

鈴鹿「ようこそ我が服飾研究部へ!申し遅れたけど、私の名前は近衛鈴鹿。よろしくね」

服飾研究部という名の通り、部室内にはいくつものドレスのような豪奢な服が飾られていた
こんな部があったのかと、室内の服に目を奪われる

194: ◆7m3grp2dM2 2016/11/17(木) 23:54:15.01 ID:sSmE6XGuo

鈴鹿「私はね…ずっっっと待ってたの。戸倉君のような逸材を!!」

剣「そうか」

鈴鹿「戸倉君…キミにはこれを着て欲しいの!!」

そう言って部屋の奥に飾られているマネキンを見せる
そのマネキンには、何だかやたらとフリフリとした装飾激しい肌のラインを見せつけるぴっちりとした生地の、下半身の露出の激しい服だった

鈴鹿「何を隠そうこの部活!別名コスプレ同好会!!戸倉君には私の服を着て欲しいのよ!!」

鈴鹿「特にっ!特にこのっ!!『プリラブ』の衣裳を着て欲しいのよ!!」

興奮した様子で、その衣装の元となっている作品の説明をされる
全く内容は頭の中に入ってこなかったが、服自体には見おぼえがった
日曜の朝、妹が毎週見ているアニメのヒロインの服だ

所謂…そう、女児向けアニメの衣裳だ

鈴鹿「私じゃあ色々と大きすぎて様にならないのよ…」

剣「ボクに…それを着ろと?」

鈴鹿「うんうん!これからも着てくれるなら、いくらでも色んな事教えちゃう!」

剣「………」


正直な話、全く抵抗はない
普段着がちょっと派手になったくらいだ
さて……

1、堂々と着こなして見せる
2、適当なドレスを指さし、お前も着ろと命じる
3、あの女に主導を握られているのは腹が立つので、反抗してみる

安価↓1

198: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 00:28:33.01 ID:b0EYh501o

>>195採用:2

剣「その服を着るのはやぶさかではない。お前が約束を守るというのなら、これからも付き合ってやらなくも無い」

鈴鹿「本当に!?お姉さん感激!!」

剣「しかし…だ。ただお前のお願いを聞くだけというのも芸がない」

適当に部屋を見回し、その中で一際目立つ純白のドレスを指さした

剣「あれを着ろ」

鈴鹿「…あら、あらあら。それにを眼につけたのね。でも残念、あれは着れないわ」

剣「理由は?」

鈴鹿「秘密よ。ヒ・ミ・ツ」

人差し指を唇に当てウィンクをしてきた
この女、あのドレスには何やら思い入れがあるようだ

鈴鹿「…どうしても着ないとダメかしら?それなら、交渉は決裂になってしまうけど」

剣「………いや、いいだろう。少し、興味が湧いた」

ボクは鈴鹿に手伝ってもらいながら、鈴鹿に差し出された衣裳を着た
やたらとボクのお腹や首筋を撫でまわしてくるのは、流石に不愉快だったので止めさせた

199: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 00:38:11.77 ID:b0EYh501o

剣「…………」

鈴鹿「きゃああ!!可愛い可愛い!!もう最高よ!!」

衣装を着終わり、鏡の前に立つ
自らの姿とハイテンションな隣の女にげんなりとしてしまう

着るまで気が付かなかったがこの衣装、スカートが短すぎる
今にも下着が見えてしまいそうな感覚に、背筋がゾワゾワと気持ち悪い

剣「こんな服をボクに着せて喜ぶか、変 女め」

鈴鹿「もっと言って!!!」

今のこの女には、あらゆる罵倒文句は意味をなさないらしい
何十枚と写真を撮らせた後、漸くボクは解放された

剣「……はぁ、お前約束は覚えているな?」

鈴鹿「うんうん♪弥生の事よね。教えてあげる」

そうして、ボクは鈴鹿から弥生の情報を得た

どうやら昼ご飯を食べ終わると、一人で屋上に繋がる階段の下の物置で過ごしているという事を聞いた
そして、鹿島弥生の思い人の名前を聞いた


200: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 00:47:54.36 ID:b0EYh501o

夕方
※強制イベント


あの変 に付き合ってすっかり遅くなっていたボクは、いつもより遅い時間で電車に乗った
その時ふと、見知った顔と目があった

奴隷4「あれ?剣様、一緒の電車だったん?」

剣「お前は確か…奴隷その4」

奴隷4「ど、奴隷その4って……ウチは山田千紗(ヤマダ チサ)。剣様、人の名前全然覚えてないよね」

剣「必要無いからな」

千紗「アハハッ、剣様以外が言ってたら笑うわ」

と言いながらも既に笑っているではないか
この女、特に何も考えずにモノを言っているようだ

千紗「隣、座らない?剣様のお暇をつぶすお手伝いをしてあげまーす」

剣「……」

暇な事は事実だったので、仕方なく付き合ってやることにした

201: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:05:45.72 ID:b0EYh501o

千紗「へーマジ?剣様の家ってうちの近くじゃん。家ってかマンションだから部屋?」

千紗「つかさぁ、そんな家近くなのになんでウチら電車で一緒になったこと無かったんだろ?」

千紗「ああ!そっかそっか、剣様部活とか入って無いから直帰なんだ。じゃあ今日は?」

千紗「あ~あの先輩ね。割と有名じゃん?え、見覚えが無かった?剣様マジ剣様だわ…」

この女と話していると、つらつらと言葉が滑り出てくる
言うつもりの無かった変 女の愚痴なんてものを言ってしまった

この女、聞き上手というのだろうか?
自然と喋りやすい雰囲気があった

千紗「剣様もさー、人がいいって言うかさ。おかん的な?包容力?バリ感じるわー」

千紗「っと着いた着いた。ここっしょ?」

この女の言う通り、自分のマンションの前までついていた
普段ならば退屈に感じるこの時間も、今日は一瞬のように感じられた

千紗「ウチ、あっちだからさ。バイバーイ」

そういうと、あの女は手を振りながら帰っていった

全く存在を意識したことなどなかったが、アイツと話していると退屈しないな
名前は……山田…山下?どっちだったか…

如何にも思い出せない名前を思い出そうとして

まあ、どうでいい

と諦めたのだった

202: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:12:06.50 ID:b0EYh501o

情報追加

名前:山田千紗(奴隷4)
年齢:14
性別:女性

【外面】
話し好きの聞き上手。ノリが軽く友達も多い
【内面】
未明

【詳細設定】
身長152cm
癖の無い短めの茶髪と三白眼が特徴的な少女
ヘアピンやピアスなどの装飾が多く、制服も盛大に着崩しておりとても目立つ容姿をしている
性格は明るく人と話をするのが好き
交友関係も広く、庄内葉月と特に仲がいい
人の輪に加わっていないと退屈を感じる性質

203: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:20:33.55 ID:b0EYh501o

出し忘れていた情報も追加


名前:シンシア・パーシヴァル(惨めな女)
年齢:15
性別:女性

【外面】
高圧的で非常に勝気。胃もたれするようなコテコテなお嬢様
【内面】
過剰なまでに戸倉剣を目の敵にしている

【詳細設定】
身長は159cm
軽いウェーブがかかった金髪と、澄み渡る青い瞳が特徴的な少女
外見、口調、雰囲気、 度、どれか一つを取ってみても誰もが口を揃えてお嬢様と称するほどにお嬢様な気質を持つ
性格もお嬢様然とした上から目線の支配者気質
学校の権力者の親族であり、戸倉剣がある事件を起こすまでは間違いなく学園の女王であった
友達が全くいない
花を愛でる趣味がある

204: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:25:06.97 ID:b0EYh501o



いつもより遅く帰ったためか、母に心配されながらも家族全員で夕飯を共にした


呆然とテレビを眺めながら、ふと自分のスマホを確認する
そういえば今日、あの変 女と奴隷4と連絡先を交換した
他にも奴隷1と奴隷2と奴隷3が勝手に登録した番号がある

誰かに連絡を取ったことなど一度も無いが、暇つぶしくらいにはなるだろうか?


しかし、今日は色々あって疲れたな
外に出るのは止めておこう


1、妹と過ごす
2、母親と過ごす
3、誰かと連絡を取る
4、自由安価

安価↓1

206: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:30:43.70 ID:b0EYh501o

>>205採用:2


母親の設定を決めます



安価↓1年齢(最低でも29より上)

安価↓2名前

209: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:37:20.81 ID:b0EYh501o

>>207,208採用


名前:戸倉 美紗綾(トグラ ミサヤ)
年齢:32
性別:女性



外面の設定

安価↓3までの要素を合体

212: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:51:31.88 ID:b0EYh501o

時間も時間なので>>210-211で締切りとします


【外面】
退廃的な色気を放つ。子供たちの為なら全てを敵に回しても構わないほどの子煩悩



戸倉剣の母親への理解度
0ほど低く、9ほど高い

直下コンマ

214: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 01:56:20.97 ID:b0EYh501o

折角ですので>>213の安価も採用します


コンマ判定:1 あまり理解していない


【外面】
退廃的な色気を放つ。子供たちの為なら全てを敵に回しても構わないほどの子煩悩
性格としては奥ゆかしくも無邪気な面を覗かせる
【内面】
深く愛されていることだけは理解している


詳細な設定
安価↓2までの要素を合体

217: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 02:11:05.94 ID:b0EYh501o

>>215-216を合体


名前:戸倉 美紗綾(トグラ ミサヤ)
年齢:32
性別:女性

【外面】
退廃的な色気を放つ。子供たちの為なら全てを敵に回しても構わないほどの子煩悩
性格としては奥ゆかしくも無邪気な面を覗かせる
【内面】
深く子供を愛している


【詳細設定】
身長166cm
尻辺りまで伸びる長い黒髪と、とろんとしたタレ目で紫色の瞳が特徴的な女性
退廃的な色気を放つが、性格は非常に女性的で奥ゆかしい
永遠の17歳を自称するほど若々しい感性を持つ
実はある有数な巨大財閥の令嬢であったが、幼き日に家を飛び出して以来お家との関係を断絶されている

218: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 02:19:43.33 ID:b0EYh501o

美紗綾「ねえ剣ちゃん、肩…揉んでくれる?」

母はお酒の匂いを放ちながら、淫蕩とした雰囲気でしな垂れかかってくる
普通の男ならば色香に惑わされ骨抜きにされている事だろうが、ボクは普通の男ではなかった

剣「ボクじゃなくて卯月に頼め」

美紗綾「あらあら、冷たいのね。反抗期かしら?」

何が楽しいのか、ボクの素っ気ない 度にも笑っている

美紗綾「学校は楽しい?酷い事されてな~い?なんでもママに言うのよ?」

剣「楽しいも何もないけど、一つ…楽しみはできたかな」

美紗綾「あら、あらあらあら。もしかして好きな人でも出来た?」

剣「そんなところだ」

美紗綾「まあまあまあ!聞かせて聞かせて?剣ちゃんの恋のお話聞きたいなー」

剣「まだ話せるようなことは無い」

美紗綾「そうなの?残念だわ~…」

それから肩をもんであげながら、母の話に適当に相槌を打った
生まれは相当なお嬢様だったそうだが、どうせ適当なデマだろう

母が眠るまで、話に付き合ったのだった……


※二日目終了

219: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 02:29:54.54 ID:b0EYh501o

という所で今日の更新はお終いです
全てのヒロインの情報が出そろったのでもう一度おさらい


【鹿島弥生】
言わずと知れたメインヒロイン
ギャルゲーで言う所のパッケージヒロインとも言うべき存在
戸倉剣が名前を呼ぶ数少ない存在

【柘榴花あや】
メインヒロインの一人
ポンコツヤンデレ枠。別名、見えてる地雷
戸倉剣の認識で言うところの『奴隷3』

【シンシア・パーシヴァル】
メインヒロインの一人
今時珍しいほどのテンプレなお嬢様。私の趣味で出来ている
戸倉剣の認識で言うところの『惨めな女』

【近衛鈴鹿】
これでもメインヒロインの一人
お姉さん枠でありお色気担当
戸倉剣の認識で言うところの『変 女』

【山田千紗】
一応メインヒロインの一人
同級生であり、非常にチャラい
戸倉剣の認識で言うところの『奴隷4』

【日比乃明日香】
まだ喋っても居ないがメインヒロイン兼ライバル
恋敵であり恋愛対象という一粒で二度おいしい存在
戸倉剣の認識で言うところの『鹿島弥生の思い人』

220: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 02:38:48.21 ID:b0EYh501o

その他の人物

【庄内葉月】
メインヒロインのようでそうじゃないサブヒロイン
ギャルゲーによくある情報通な友人枠
戸倉剣の認識で言うところの『奴隷1』

【戸倉卯月】
よくあるタイプのサブヒロイン
妹そのもの。私があんまり書いたことの無い珍しいポジション
戸倉剣の血の繋がった妹

【戸倉美紗綾】
これまたよくあるタイプの人物
主人公の  い母親。普通に攻略できる
戸倉剣の実の母親


これらの人物に加えてまだ名前の出ていない奴隷2(男)と隠しヒロイン一人が攻略対象です
もう一度言います、全ての人物が攻略対象です
サブヒロインとメインヒロインの間にある壁はシナリオの濃さって所ですね

隠しヒロインはある特定の行動をすると発見できます


質問や感想なんかがあれば、何でも言って貰えると大変うれしいです


ではでは、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました

223: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 21:42:34.27 ID:b0EYh501o

メインヒロインの戦闘力(胸囲)

二桁コンマ判定で査定し、00が最低値で99が最高値とします
予め大きい設定な柘榴花あやは80~90位の爆 ですね


↓1鹿島弥生

↓2シンシア・パーシヴァル

↓3近衛鈴鹿

↓4山田千紗

↓5日比乃明日香

229: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 21:57:31.11 ID:b0EYh501o

コンマ結果




鹿島弥生
服では隠し切れない膨らみ

シンシア・パーシヴァル
年相応でたおやかな曲線

近衛鈴鹿
大きすぎない理想的な大きさ

山田千紗
年齢と体格にしては大きい。将来有望

日比乃明日香
少年のような胸板。未来すら見えない



では、本編再開です

230: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 22:00:32.54 ID:b0EYh501o

三日目・朝



空模様が怪しい
今にもというわけではなさそうだが、近々雨が降りそうだ

今日は……



1、早めに家を出た
2、普段通りに出た
3、かなり遅めに出た

安価↓1

233: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 22:09:28.33 ID:b0EYh501o

>>231採用:1


かなり早い段階で家を出た
具体的に言えば普段よりも40分ほど早く学校についた

流石にこの時間ともなれば、運動部系の朝練に励む人間を除けば殆どいない

開放的とでもいうのだろうか?
人がひっきりなしに犇めいている場所がこんなにも静かだと、違う場所に居るように感じられた

気分よく散歩をしていると、ある女が視界に入った


あの惨めな女がジャージ姿で花壇の世話をしていた

ふむ、珍しいな
何か罰でも受けているのだろうか?


1、普通に挨拶をしてやる
2、煽ってみる
3、遠巻きに観察する

安価↓1

235: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 22:21:40.38 ID:b0EYh501o

>>234採用:3


遠巻きに観察することにした

普段と全く違う印象だ
真っ赤な芋ジャージのせいだけではないな、何か違和感が……

よくよく観察し、日ごろの姿との違いを考えて得心がいった
そうか、髪を縛っているのか

肌の露出度で言えば普段と殆ど変わらないが、妙にあの近寄りがたさが抜けているように見える
恐らくだが、あのうなじが見えているというのが理由のような気がする

と、そんな事を考えていると
振り返ったあの女とバッチリと目が合ってしまった

女は明らかにキツイ目つきになり此方に近づいて来るが、自らの服装を見回すと
何故か慌てたようにその場を去って行った

余程見られたくない姿だったのだろう
あの女、もしかして毎朝こうしているのだろうか?


帰ってきて何か小言を貰う前に、ボクはその場を退散した

236: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 22:23:31.73 ID:b0EYh501o

昼休み


さて、今日の昼はどうするか……


1、教室で食べる
2、食堂に向かう
3、誰かが話しかけてくる
4、即座に食べ終わり、どこかへ向かう

安価↓1

238: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 22:28:21.95 ID:b0EYh501o

>>237採用:2


昨日に引き続き食堂に向かった
鹿島弥生は居るだろうか?

多くの人でごった返す食堂を見渡す……


イベント判定
5以上で成功

直下コンマ

240: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 22:32:28.83 ID:b0EYh501o

コンマ判定:7 成功


イベント選択

1、にんまりと笑いながら手を振る変 女
2、大声で呼びかけてくる奴隷
3、人の津波に流されて……

安価↓1

243: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 22:45:27.52 ID:b0EYh501o

>>241採用:1


ふと見知った顔と目が合う
何かを企んでますと顔に書いてある変 女がボクに手を振っていた

溜息を吐きながらも近づいていくが、鹿島弥生が一緒に居るわけでは無かった

剣「…お前一人なのか?」

鈴鹿「お嫌かしら?」

剣「ああ。ではな」

鈴鹿「ああ待って待って!お願い!一緒にご飯食べましょ?」

ボクの肩を掴み、必死で頼んでくる
振り払う事は簡単だが……仕方なく付き合ってやることにした

鈴鹿「うふふ。戸倉君ってやっぱり押しに弱いのね」

剣「ふん。別にお前に従ったわけではない。ただ哀れだったから付き合ってやるだけだ」

終始ニコニコとした笑顔を向けてくる変 女の前の席に座り、弁当を広げた

244: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 23:00:44.02 ID:b0EYh501o

鈴鹿「ねえ、戸倉君。剣ちゃんって呼んじゃダメ?」

剣「ハッ…勝手にしろ」

鈴鹿「あら、意外だわ。それじゃあお姉さんの事も鈴鹿姉さんって呼んでもいいのよ?」

剣「ほざくな変 が」

鈴鹿「あ、あら?剣ちゃんの中で私の事はそう呼ばれてるのね…」

『心外だわ』と眉を下げる
どの口が言うか

鈴鹿「剣ちゃんって毎日お弁当なの?手作り?何だか可愛らしいけど」

剣「……妹が作っている」

鈴鹿「妹ちゃん…卯月ちゃんよね?うふふ…可愛いわよねぇ…本当に…」

恍惚とした表情でうっとりと妹の名前を呼ぶ変 
コイツ、ボクの妹にすら目をつけていたのか

剣「言っておくが、ボクの妹に声をかけてみろ。忽ちお前は自分で歩く事すらままならない体になるぞ」

鈴鹿「あらあら、怖いのね」

口ではそういうが表情は余裕たっぷりと言った様子だ
まるでボクの事は御見通しとでもいうようだ


1、ボクの事をどれだけ知っているか聞いてみる
2、特に気にせず、鹿島弥生の事を聞く
3、余裕を崩させる

安価↓1

246: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 23:16:25.54 ID:b0EYh501o

>>245採用:1


剣「…お前はボクの事をどれだけ知っているんだ?」

鈴鹿「ふ~ん…剣ちゃんでも、そういう人気とか気になるの?」

剣「どうでもいいだろう?聞かれたら答えろ」

鈴鹿「……と、言われてもね。特別詳しいわけでもないわよ」

鈴鹿「愛らしい容姿と傲岸不遜な性格。類い稀なる運動神経の持ち主で、陸上を始め水泳などの個人競技で華々しい記録をあげ続けた」

鈴鹿「そして、去年起こった事件の事。それくらいよ」

剣「……それだけか?」

鈴鹿「ええ、それだけよ」

本音の掴めない目で笑いかける
人の考えている事なんて容易に当てられるボクだが、この女は妙に読みづらいところがあった

何か演技をしていることと、何かを隠している事
その事だけは察することができた

247: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 23:19:36.04 ID:b0EYh501o

新たな情報の追加


名前:近衛 鈴鹿(コノエ スズカ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
友達想いで照れ屋。人懐っこく優しい
【内面】
何やら秘密を抱えているようだ

248: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 23:23:44.14 ID:b0EYh501o

放課後


結局昼休みの間は、ずっとあの女に付き合ってるだけで終わってしまった

さて、これからどうするか………



1、鹿島弥生を探す
2、校内探索
3、誰かに話しかけられる
4、町を探索
5、自由安価

安価↓1

250: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 23:28:16.29 ID:b0EYh501o

>>249採用:1


探索判定
5以上で成功
情報 +1

直下コンマ

252: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 23:38:25.70 ID:b0EYh501o

コンマ判定:7+1


あの変 女に言われた通りの場所に向かうと、彼女は居た

旧実習棟の2階
旧音楽室

楽器などのその部屋の本来の目的を示すような道具は全て取り払われているその場所
埃の目立つ絨毯と、無造作に室内の後ろに詰められた椅子と机

そんな部屋の真ん中で、一つだけポツンと取り残された様に彼女は椅子に座って外を眺めていた

扉に手をかけると、彼女が驚いたように肩を震わせる

弥生「ごめんなさい、すぐ移動します」

剣「その必要はない」

弥生「…戸倉君?どうしたの?」

剣「ただお前に会いに来ただけだ」

ボクは彼女の隣に立って、彼女の見ていた外を眺める

253: ◆7m3grp2dM2 2016/11/18(金) 23:46:42.96 ID:b0EYh501o

その窓から見える風景は、何もない校庭だった
時折走っている陸上部員と思われる人が横切るだけ

弥生「あの…此処に居るって知ってたの?」

剣「ああ、あの…身長の高い眼鏡の変 コスプレ女から聞いた」

弥生「変 …?コスプレ…?ああ、鈴鹿か」

あの語群からアイツが連想されるところを考えると、友人からも似たような評価らしい

弥生「ちょっと変わってるけど、仲良くしてあげてね。とってもいい子だから」

剣「ちょっとどころの話ではないと思うがな。お前が言うなら、仲良くしてやってもいい」

此方からは特に語り掛けることなくただ隣りに居る
鹿島弥生はほんの少し、居心地が悪そうだ

剣「迷惑なら言った方がいい。でなければ何度も訪ねてくるぞ」

弥生「あ、ううん。迷惑とかではないから大丈夫だよ」

彼女はボクが部屋に来る前と同じように、外に視線を向け直した


1、何故こんなところに居るのか聞く
2、話しかけられる
3、日比乃明日香について聞く
4、自由安価

安価↓1

255: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 00:08:15.14 ID:St+oPLJGo

>>254採用:1


剣「何故、こんなところに居るんだ?」

弥生「ん~?う~ん……陸上部の練習が見れるでしょ?」

答えるか少し迷っていたようだったが、彼女は話してくれた

弥生「その中にね幼馴染…明日香っていうんだけど、あの子が練習してるのが見えるんだ」

弥生「此処から見える校庭の端っこは高跳びの練習によく使われてるから」

弥生「それでね、此処に居るとね…私を見つけてくれるんだ。『お、今日も居るな』って嬉しそうに手を振ってくれる」

弥生「だからかな」

そう言った彼女は校庭を見つめながら、そこにはない別のモノを見ていた
照れくさそうに頬を染めるその横顔は、今まで見てきた彼女のどの表情よりも可愛いと感じられた
その顔をボクに向けられたらと強く思った

恋をしている表情とでもいうのだろうか?
もし、この姿が絵だとして題名をつけるのならきっと『焦がれる君』とでもつけられるだろう
それほどまでに純粋に、幼馴染に思いを寄せる鹿島弥生の声と表情は、堪らない魅力に溢れていた

256: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 00:19:31.60 ID:St+oPLJGo

剣「ボクも、君に対してそんな顔をしていたか?」

弥生「…?私どんな顔してる?」

剣「熱に浮かれて惚けた顔だ」

弥生「ええっ!そんな…そう…かな?分かんないや…恥ずかしいな」

彼女は更に顔を赤く染め、両手で顔を隠す
こんな表情もするのかと感心してしまう
表情に乏しいという印象の彼女だったが、事幼馴染の事となるとコロコロと違う表情を見せる

ボクはまだ彼女を揺さぶれるほど、彼女にとって大きい存在ではないだろう

暫く外を眺めていると、ポツリポツリと音を立てて雨が降って来た

弥生「…この様子だと、陸上部の練習は体育館かな」

少し、残念そうなトーンで彼女は言う

剣「まだそれでも、此処に居るか?」

弥生「ううん。帰るつもり」

剣「傘はあるか?無いならやるぞ」

弥生「大丈夫。折り畳み持ってるから。……えっと、じゃあね」


彼女はそう言ってボクに背を向けた
ボクは……

1、一緒に帰ろうと誘った
2、『またな』とその背を見送った

安価↓1

259: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 00:23:32.93 ID:St+oPLJGo

>>257採用:1


コンマ判定
5以上で成功

直下コンマ

261: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 00:32:41.53 ID:St+oPLJGo

コンマ判定:6 成功


剣「一緒に帰ってもいいか?途中までで構わない」

弥生「え?……えっと…○○駅の方だけど戸倉君も同じ方向なら」

剣「ボクも同じだ」

本当は真逆の方向だったが嘘をついた
自分から誘っておいてそのチャンスをふいにしたくなかったからだ
この場面でやっぱり無理はあまりにも格好がつかない

弥生「そうだったんだね、じゃあ…行こっか」

剣「ああ」

そうしてボクは彼女と帰ることになった

262: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 00:45:32.63 ID:St+oPLJGo

二人で傘を並べて歩く

ボクも彼女と同じく折り畳み傘
普段から鞄の中には常に折り畳み傘が入っている
母が服を汚すと怒るからだ

しばらく無言だったが、彼女の方からボクに質問をした

弥生「あのさ、戸倉君って私の事…本気なんだね」

剣「今更気づいたのか?」

弥生「う~ん…うん。実を言うとずっとからかわれてるんだって思ってた」

弥生「それだけでも無くて、何か怖い事されるのかな~とか思ってた。なんて、本人に言っちゃ失礼だよね」

弥生「でも、戸倉君の事って噂でしか知らなかったからさ。何だか怖いイメージだった」

そう言いながら彼女は口元に笑みを携える


263: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 00:49:56.68 ID:St+oPLJGo

弥生「あの時は何も知らないからああ答えたけど、今ならもっと真剣に答えられる気がする」

弥生「偉そうかもしれないけど、聞いてもらえる?」

剣「いいぞ」

ボクは迷いなく言葉を返した
彼女は少し間を置いて、ボクの顔を見ながら言った

弥生「お付き合いはできないけど。私と、お友達になってくれませんか?」

弥生「戸倉君が嫌じゃなければだけど…」

彼女の瞳がほんの少し不安で揺れている


さて、なんと答えようか?


1、『ボクの事をこれからは名前で呼べ』
2、『答えてくれてありがとう。だが、遠慮する』
3、『今はそれでもいい。だけど、すぐにその関係も終わらせて見せよう』

安価↓1

265: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 01:02:08.48 ID:St+oPLJGo

>>264採用:1


剣「ボクの事をこれからは名前で呼べ。ボクもそうする」

弥生「…それじゃあ宜しくね、剣君」

剣「よろしく、弥生」

弥生「むっ、呼び捨てなんだ」

剣「不服か?」

弥生「私の方がお姉さんなんだし、先輩って呼んで欲しいな。それとも戸倉君はそんなこと出来ない?」

彼女は意地悪な試すような目をボクに向ける
誰か敬称をつけて呼ぶなんてここ最近では一人もいないのだが……

剣「弥生…先輩」

彼女の為と、折れてあげることにした

弥生「うむうむ。素直ないい子だね後輩君」

彼女は満足そうに笑ってくれた
その報酬だけでも、我慢したかいがあったと思えた

266: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 01:13:41.70 ID:St+oPLJGo



食事を終えて、自らのスマホを開く
連絡先には『鹿島弥生』の名前が追加されていた

思わず頬が緩む

卯月「お兄様、嬉しそうね」

剣「ん?ああ…とてもいい事があったんだ」

卯月の頭をなでてやると、嬉しそうに目を細めた
普段なら滅多にやらない事だが、ボクは浮かれているのだろう

自室に戻り彼女に連絡を入れようとして、指が止まる

そういえばボクはこういった交流を全くしたことが無い
そもそも、電話をしてどうする?メールを送るにしても文面はどうする?
それ以前に、このツールは友達とどういった連絡を取り合えばいいのだろうか?

母親意外とは滅多に連絡を取り合わない身では、そう言った学生らしい交流の仕方がさっぱり思い当たらなかった

そんな時誰かから着信が入った
差し出し人は『近衛鈴鹿』
その内容は好きに使ってねという文章と共に、制服をまくり上げ下着を見せつけている写真だ

ボクは即座に履歴を消そうとして、指を止めた
………もしや、こういったやり取りが普通なのでは?

いや、そんな馬鹿なことは無いだろう
しかし、一応消さずにそのままにしておいた


1、妹と過ごす
2、夜の町に顔を出す
3、自撮り写真を撮って、誰かに送る
4、自由安価

安価↓1

268: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 01:23:37.95 ID:St+oPLJGo

>>267採用:2


部屋着から着替えてボクは外の町に顔を出した

雨が降っていないと思い鞄も何も持たずに外に出たが、しとしととほんの少しだけ雨粒が落ちてきていた
仕方なくパーカーのフードを被りながら外を歩く

夜の町は昼までと大きく顔を変える
人々の行きかう声が明らかに変わり、人々の視線が鋭いものに変わりゆく


特に目的があるわけではない
ボクはふらふらと散歩を始めた


イベント判定
1-3 何もなし
4-6 声をかけられる
7-9 同じ学校の制服
0   ???

直下コンマ

270: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 01:39:34.94 ID:St+oPLJGo

コンマ判定:6


目の前を二人組の男が道を塞ぐ
舌打ちをしながら道を開けるが、男たちはその開けられた空間を通るわけでもなくボクを囲むように近寄って来た

男1「ねえねえ夜遊び?一人じゃ寂しいっしょ」

男2「そうそう俺らが一緒に居てあげるよ。暇なんでしょ?いい場所知ってるからさ」

馴れ馴れしく手を伸ばす男の手を払いのけ、フードを脱いで顔を見せてやる
大方女と勘違いした輩だろう

男1「うっわ外人さん?日本語平気?こんな時間に一人は危ないよ」

男2「そうそう、いやぁ声かけたのが俺らでよかったね。他の奴らほっとかないよ……えっと英語でなんて言うんだ…」

男たちは顔を見合わせながら拙い英単語で話しかけてくる
どうやら顔を見せることにまったく意味は無かったらしい

271: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 01:48:05.73 ID:St+oPLJGo

深く溜息を吐き、蹴りでも喰らわせてどかせようと思ったその時

「ハイハーイ、ちょっとゴメンよー通らせてねー」

強引に男たちの間に割って入り、ボクの腕を掴んで引っ張る男…いや女か?
赤いジャージ姿の健康的な容姿の女がボクに親し気に話しかけてくる

男2「あ?んだよお前、その子俺らの連れなんだけど」

女?「う~ん。そうなの?そう見えなかったんだけどな~」

とぼけたようにそう言いながら女はボクを背中に隠すようにし、アイコンタクトをしてくる
もしかしてボクを逃がそうとしてくれてるんだろうか

男1「お前も知り合いじゃねーだろ。痛い目見たくないならどけ」

女?「ダメダメ、暴力なんてよくないよ。ボクだって女の子なんだから」

男2「女ぁ?カマ野郎の間違いじゃねーの?」

そう言って男どもは下品に笑い合う
女はあくまでも柔和な笑みで、じりじりと距離をとろうとしている

このままこの女に任せてやってもいいが……


1、成り行きに任せる
2、男共に容赦なく制裁を加える
3、女を担ぎ、走って逃げる

安価↓1

273: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 02:01:06.32 ID:St+oPLJGo

>>272採用:3


女の身体に腕を回すと、ボクが不安に思っていると勘違いしたのか

女「大丈夫だよ…絶対に酷いことはさせないからね」

そう小声で言ってきた
どうやら相当なお人好しらしい

ボクは女の括れの辺りと足の裏に腕を添えて、軽々と持ち上げた

「「「へ?」」」

間抜けな声が三つ重なる
誰もが状況を理解できていないことをいいことに、ボクは全速力で駆けた

女「え?なに?何が起こってるの?」

女は突然抱き上げられて困惑していたが、バランスをとるために自然と首に腕を回してきた
所謂お姫様抱っこという奴だ

あらゆるものを踏み台にしてとび越え、一瞬で男共を撒いた

274: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 02:13:28.51 ID:St+oPLJGo

周囲に人が居ない事を確認し、女を地面に立たせる
女は少しバランスを崩しながらも、すぐに此方に向き直る

女「あ、えっと…ありが…とう?逃がしてくれたんだよね?」

剣「お互い様だ。いや、お前の場合は無茶するなというべきか」

女「あはは…それ言われると弱っちゃうけど。勝手に体が動くんだよ」

分かってはいたがこの女どうやら馬鹿らしい
そうでもなければ、あんな場面に関わろうとはしないだろう

女「それにしても君凄いね!ボク、これでも結構体重あるんだけどあんなに走れるなんて…しかもあんなに飛ぶし…本当に人間?」

剣「人間以外に見えるのなら、眼鏡の購入を検討しておくんだな」

女「結構キツイこと言うんだね…」

女はバツが悪そうにしながらも能天気な笑みを見せる

剣「お前もああいう面倒な輩に捕まるなよ?じゃあな」

女「ああ!ちょっと待って!名前、聞いてもいい?ボクは日比乃明日香っていうんだ」

剣「………」

日比乃明日香、何処か聞き覚えがある名前だな
取り敢えずここは……


1、素直に名乗っておく
2、無視して帰る
3、適当な名前を名乗っておく

安価↓1

276: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 02:28:05.01 ID:St+oPLJGo

>>275採用:1


日比乃明日香…そうか、思い出した
鹿島弥生の思い人の名前だったな

これも何かの縁だ、ここで宣戦布告しておくのも面白いかもしれない


剣「ボクの名前は戸倉剣」

明日香「戸倉剣ちゃんかぁ……ん?え?もしかしてあの!?」

剣「きっとお前にとって忘れられない名前になるだろう」

剣「ボクは必ず、お前から大切なモノを奪う」

剣「また会おう、日比乃明日香」

ボクは挑発の意味を込めて笑い、その場から去ったのだった

もう少し不安を煽ってやってもよかったかもしれない
そんな事を考えながら、家路についた

277: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 02:38:02.41 ID:St+oPLJGo

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

剣「ボクは必ず、君から大切なモノを奪う」

剣「また会おう、日比乃明日香」

そう言って彼女…戸倉剣は颯爽と去って行くのだった

ボクはただ呆気に取られてしまっていた
助けたと思った女の子は女の子じゃなくって、男の子だった挙句に、あの学校一の暴君と噂の有名人だった

ボクの胸がざわついていた
今までこんな経験をしたことが無い
感じた事の無い騒めきに、ボクは体が温まっていくのを感じる

思い出させるのはボクを抱き上げる彼の横顔
息一つ切らさず、涼しい顔で走り続ける彼の横顔

思い起こすと更に体が騒めいた

明日香「ボクの大切なモノを奪う…?どういう事なんだろう?」

明日香「それにこの騒めきも何なんだろう?もしかして既に何かボクの身に起こってるのか?」

でも、確かな事が一つだけあった

明日香「カッコよかったな」

日比乃明日香は抱き上げられている感覚を、じんわりと思い出していた

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

278: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 02:40:13.67 ID:St+oPLJGo

新たな情報の追加と、情報の修正


名前:日比乃 明日香(ヒビノ アスカ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
柔和で大人しく面倒見が良い。ややヒステリックな一面を覗かせることがある
【内面】
正義感が強いようだ

【詳細設定】
身長166cm

282: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 22:32:15.83 ID:St+oPLJGo

四日目・朝


昨日と打って変わっての快晴
今日は雨が降る心配もなさそうだ

さて……


1、早めに学校に行く
2、いつも通りの時間帯で行く
3、家でゆっくりしてから行こう

安価↓1

284: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 22:42:16.22 ID:St+oPLJGo

>>283採用:2



いつも通りの時間帯で登校する

通学路では多くの学生が各々、仲のいい人物と固まって移動している

そんな最中でもボクの姿があれば、皆一様に道を開ける
やはりこの感覚というのは代えがたいほどに気持ちがいいものだ

そんなボクの背中に声をかけてくる人物が居た…


1、奴隷2
2、奴隷3
3、変 女

安価↓1

286: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 22:55:46.94 ID:St+oPLJGo

>>285採用:3


右側から忍び寄る気配に気づき、其方から伸ばされていた手を掴み捻りあげる

鈴鹿「痛っいたたたた!」

不用意にもボクの右側から近寄って来たのはあの変 だった
悪意はないと分かり、手を離してやる

剣「お前か。二度とボクの右側から近寄るなよ」

鈴鹿「ちょっとびっくりさせようと思ったのよ、ごめんなさいね」

『分かればいい』とボクはそのまま歩き出す
変 女はまるで僕の友人であるかのように、隣から話しかけてくる

鈴鹿「昨日の写真、気に入ってくれたかしら?」

剣「……ああ、あれか」

そう言えば昨日この女から下着写真が送られてきたのだった
また下らない事を言っているな、と適当に聞き流す

鈴鹿「――――――て―――わよね?」

剣「は?」

鈴鹿「あら、お嫌かしら?」

完全に聞いていなかった
何か提案されていたらしい


1、適当に相槌を打っておく
2、取り敢えずNOと言っておく

安価↓1


288: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 23:02:20.92 ID:St+oPLJGo

>>287採用:2


剣「バカな事を言うな」

何が何だかわからなかったが、取り敢えず拒否しておいた
この女の事だ、絶対碌なことにならない

鈴鹿「残念ね。引き受けてくれたら、弥生の特選プライベート写真をあげてもよかったのに」

剣「ふんっ、言っていろ」

変 女は残念そうに頬に指を立てている

少し惜しい事をしたなとか、全然思っていなかった
もう全然欲しく…はあるけれど、この女から貰う必要なんてないのだ

何時か、自分の力で見ればいいだけの事だ


変 女の下らない戯言に付き合いながら歩いた


289: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 23:16:50.58 ID:St+oPLJGo

昼休み


さて、今日はどこで食べようか?
と思案を始めた時

奴隷3「戸倉く゛ーん゛!!!!」

獣のような咆哮と共にボクに向かって走ってくる化け物…基奴隷が一人
涙や涎を垂れ流し大変汚い様相であった

剣「ち、近寄るな!クッソ!貴様はバカか!!」

奴隷3「会いたがっだよおおおおお!!」

女の顔をハンカチで拭ってやり何とか宥める

奴隷3「お、一昨日からずっと昼休み教室に居ないから…わ、私が訊ねてくるのが嫌でどっか行っちゃったのかと…」

奴隷3「私の事、き…きき嫌いになったりしてないよね?」

剣「今まさに嫌いになったところだ」

奴隷3「ええええ!?そ、そっか…私…気持ち悪いよね……」

奴隷はまさにこの世の終わりと言わんばかりに意気消沈している
なんとも面倒な奴隷に目をつけられてしまったものだ

しかしこの奴隷が持っている弁当の包みと思われる物
妙に大きいような気がするが、どうするか……


1、仕方ないので付き合ってやる
2、丁度良く助け船がやってくる

安価↓1

291: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 23:35:30.38 ID:St+oPLJGo
※名前判明しているのに奴隷3の表記のままにしてしまった。次から気を付けます
>>290採用:2


どうしたものかと考えている間にも

あや「あ、あの…今日はね、と戸倉君の為にね作ってきた物があるんだよ?いっぱい勉強したんだ」

と、勝手に話を進め始めている

あや「この―――」

包みから何かを取り出そうとしていた丁度その時

千紗「剣様!ウチらとご飯食べいこーよ!」

何かを言おうとしていた言葉の上から覆いかぶさるように、大きな快活な声が此方に向けられる
ボクからしてみれば都合がいい助け舟

剣「ああ分かった。というわけだ、先約がある。お前も適当にボク以外と飯をすませるんだな」

あや「あ…うん。突然、ごめんね。私なんかが戸倉君の時間を取らせて…」

流石にこの女が相手とはいえ罪悪感が湧いてきたが、ボクは弁当を持ってボクを呼んだ女の後を追った

292: ◆7m3grp2dM2 2016/11/19(土) 23:52:32.45 ID:St+oPLJGo

食堂の適当な席に座り、弁当の包みを開く
目の前の席に座るのはあの話上手な奴隷
後ろや隣を確認するが、大きな違和感があった

剣「…お前一人なのか?」

千紗「ああうん。剣様、あの先輩に絡まれて迷惑そうにしてたからさ。…もしかして、出過ぎた真似って奴だった?」

剣「…いやいい」

思う所がないわけではないが、特に優しくしてやる理由も無い

千紗「……あの先輩と仲良くするの、止めといた方がいいよ」

そう言った奴隷の顔はいつになく真剣な表情だった
ボクは思わず食事の手を止めて話を聞く


293: ◆7m3grp2dM2 2016/11/20(日) 00:06:28.62 ID:YODgeBk3o

千紗「剣様は中学からこの学園に来たから知らないと思うけど、ウチとあの先輩は小学校も此処の付属だったんよ」

千紗「あの先輩、昔から友達に囲まれてるってタイプじゃなかったけど今ほどじゃなかった。昔は普通に友達もいた」

千紗「今はもうないんだけど、昔は小学校の裏手に飼育小屋があってウサギを飼ってた」

千紗「あの先輩は飼育委員で『ウサギさん』って皆から呼ばれてたくらい、熱心にお世話をしてたの」

千紗「その頃の先輩と話したことあるけど、本当に普通な控えめな子だった」

千紗「でもある日、事件が起こった。飼われていたウサギが全滅、しかも病気とかでは絶対にない。檻が破られてた形跡も無くって野犬とかでもない」

千紗「明らかに人間の手で解体されたて磔になったウサギ」

千紗「もうみんな大騒ぎでさ、警察沙汰になるかもって時、皆あの先輩の事心配してた」

千紗「あんなに大切にお世話してたんだもん、絶対悲しむだろうからって。そんな中、先輩はいつものようにやって来た」

千紗「それでウサギを見てね―――――溜息を吐いたの」

千紗「そのまま無言でウサギを掴んで『私が埋めておきますね』って」

千紗「あの時の冷え切った声と眼。空気が凍ったみたいだった」

千紗「あの事件、そのまま飼育小屋と一緒に無かったことのように扱われてる。あれ以来誰もあの先輩と距離をとるようになったんだ」

千紗「ウチもさ、人を見る目がある方じゃないけど何か『怖い』ものがあの先輩にはあったと思う」

そう締めくくり、長い話を終えた


294: ◆7m3grp2dM2 2016/11/20(日) 00:14:18.33 ID:YODgeBk3o

千紗「別にあれから先輩の周りで怪事件があったとかじゃないんだけど……ちょっとさ…」

そう言ってボクを見る
流石にこの話を聞いた後では、言わんとすることは分かる

剣「ボクがあのウサギになるんじゃないかという事か?」

千紗「あはは…うん、そゆ事。心配し過ぎって分かってるんだけどね」

千紗「先輩ってどっちかと言えばクール系じゃん?あんな風に熱をあげて誰かに構ってるのなんて、それこそあのウサギ以来だったからさ」

剣「そういうモノか」

ボクは食事を再開する
その姿を見て、目の前の奴隷も食事を再開した

そう言ったオカルトの類は一切信用していないから恐怖などはない
しかし、薄々感じていたがあの女は相当な闇を心に飼っているようだ

本当に、面倒くさい奴に目をかけられてしまった

295: ◆7m3grp2dM2 2016/11/20(日) 00:18:46.16 ID:YODgeBk3o

情報追加


名前:柘榴花 あや(ザクロバナ アヤ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
無口でそっけない。友達は非常に少なく、交流を持とうともしない
【内面】
強い依存心を持っている?戸倉剣に傾倒している。何かどす黒いモノを感じる時がある

296: ◆7m3grp2dM2 2016/11/20(日) 00:27:22.88 ID:YODgeBk3o

放課後


昼休みはあのままずっとあの奴隷と話していた
やはりあの奴隷の会話の能力、中々に侮れない
会話を途切れさせないという、ある種の才能を持っている気がする


さて、これからどこに行くか…



1、旧実習棟の音楽室に行く
2、服飾研究部の部室に行く
3、中庭に行ってみる
4、高等部の1-Bを訪ねる
5、帰る準備をする
6、視線を感じる気がする……
7、自由安価

安価↓1

299: ◆7m3grp2dM2 2016/11/20(日) 00:31:24.59 ID:YODgeBk3o

>>297採用:2、服飾研究部の部室を訪ねる


と、言う所で今日は短いですがここまでです

それではまた、お付き合いいただきありがとうございました

303: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 22:31:49.74 ID:hM+gqs0fo

服飾研究部の部室を訪ねる

鈴鹿「あら、私に会いに来てくれたの?」

剣「勘違いするなよ。ボクはボクの為にお前に付き合ってやるだけだ」

鈴鹿「ふふっ、そうね。じゃあ今日はこの服を着てもらおうかしら」

変 女の提案を渋々と受け入れる
服を脱がせようとしてきた女の手を払いのけ、自分で服を脱ぐ

鈴鹿「脱がされるのは嫌なのに、裸を晒すのは平気なの?」

剣「お前の着せてくる服よりはな」

変 女の手を借りつつ服を着る
流石に着る作業はこの女がいなければ手順が分からない

鈴鹿「じゃあ今日は、お化粧もしてみましょうか」

剣「…はぁ、勝手にしろ」

もうどうでも好きにしろと、ボクは導かれるように鏡の前に座る
女は楽しそうに大きな化粧箱を取り出してきた


304: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 22:48:52.83 ID:hM+gqs0fo

化粧を施される自分の姿に妙な感覚に陥る

化粧の事なんて欠片も知らないが、化粧には二種類あるように思える
一つは足りないモノを補うための『美化』の化粧
そしてもう一つは別人に成りすます『変身』の化粧

今、ボクに施されているのは前者の方だ

まあ、どちらにせよ
ボクにとっては顔に絵を塗られているという感覚が、正直な所だった

鈴鹿「そう言えば聞いたわよ、明日香の事」

剣「ほう?そうかそうか。今頃焦っている事だろう、宣戦布告をかましてやったからな」

鈴鹿「…そうね、ある意味ね。剣ちゃんの想定外な方向だと思うけど」

ある意味とはどういう意味だろうか?
…妙な含みを感じるが

鈴鹿「そうそう、弥生と友達になったんですってね」

剣「ああ」

鈴鹿「手が早いわね。あの子はそう簡単に心を開く子じゃないんだけど」

剣「ふふん、一重にボクの魅力だな」

ボクは得意げに鼻を鳴らした


1、この女の事を聞いてみる
2、触れてほしくない場所

安価↓1

306: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 23:05:13.36 ID:hM+gqs0fo

>>305採用:1


剣「……しかし、お前はそれでいいのか?」

鈴鹿「ん?何の事かしら?」

剣「こんな事をしてボクに協力をして、友の情報を売る。それでいいのかという意味だ」

鈴鹿「ふふふ、これでいいのよこれで」

女は含みのある笑顔で余裕たっぷりに言う
あまり見くびられるのは癪に障る
ボクを好きに玩具にしたいのかもしれないが、そう簡単にはいかないことを教えてやろう

剣「…そうだな、一つボクの予想を話そう」

鈴鹿「あら、なぁに?」

剣「お前はどうやら事を思い通りに進めるのが好きだ。裏で手を引く黒幕と言ったような仕事だ」

剣「ボクとのやり取りにおいてもそう、お前はボクに鹿島弥生と日比乃明日香の関係を知ってほしいんだ」

剣「敢えてボクが強く踏み込むことを幇助している。その理由は踏み込むことで、ボクが自らの意思で手を引くだろうと思っているから」

剣「違うか?」

鈴鹿「…!…意外ね、そういう人の心を読めない人だと思ってた」

どうやら図星だったようだ
女は思わず化粧をする手を止めていた

307: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 23:22:28.73 ID:hM+gqs0fo

剣「更に加えるなら、お前も鹿島弥生と同類。同性に愛を抱く性質なんじゃないか?」

鈴鹿「それは別に隠していないわよ」

女は含みの無いさわやかな笑顔でそう言った
わざわざ指摘されるまでも無いと言わんばかりだ

鈴鹿「あの子…弥生の恋は本物よ。その純情で健気な想いを知ればきっと応援したくなるわ」

剣「ハハハ!馬鹿なことを言う。ボクは端からその恋心を蹂躙するつもりで近づいてる」

鈴鹿「残酷ね」

剣「もう遅い。ボクに目をつけられた時点で手遅れだ」

そう会話しながらも化粧は続けられ、ようやく完成したようだ
ボクの眼帯が邪魔をして中々作業が捗らなかったらしい

完成した自分の顔に対した違和は感じない
こんなものかと思うだけだ

剣「しかし、お前について疑念が一つだけ残る」

鈴鹿「あら、これ以上何を暴こうというの?」

剣「お前は男に近づく事すら憚れるタイプに見える。なのに、こうしてボクにベタベタと寄ってくるところだ」

剣「単純にボクの容姿が女性的だからか?」

鈴鹿「んふふっ、ええそんなところよ」

女はまた、笑顔で心を覆い隠す
悟らせまいと本音を隠す笑顔の厚化粧

笑ってごまかすのがこの女の癖らしい

………まあ、ボクにはどうでもいいことだ

女に好きに写真を撮らせ、ボクはキッチリ報酬を頂いた
日比乃明日香の情報という要らないおまけもついてきたが


※鹿島弥生と日比乃明日香の情報を入手しました。探索判定時に補正が入ります

308: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 23:24:10.35 ID:hM+gqs0fo

情報追加


名前:近衛 鈴鹿(コノエ スズカ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
友達想いで照れ屋。人懐っこく優しい
【内面】
真性の同性愛者。笑顔で本音を隠している


309: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 23:26:40.07 ID:hM+gqs0fo




風呂から上がり、リラックスした気分で床につく

早すぎるがこのまま眠ってしまってもいいかもしれない
ボクはどう夜を過ごすか思案した…


1、妹と過ごす
2、母と過ごす
3、誰かと連絡を取る
4、外を徘徊する
5、自由安価

安価↓1

312: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 23:37:32.17 ID:hM+gqs0fo

>>310採用:2


夜遅くに母が帰って来た
ボクは布団から起き出し、母に夜食を作ってやることにした

美紗綾「わざわざありがとう剣ちゃん」

母は無邪気な笑顔を見せる

剣「養ってもらっている身だ。これくらいはしよう」

美紗綾「あらまぁ、剣ちゃんも大人になったのね…」

母はニコニコとした表情で夜食を食べていた
しかし、不意にその表情を曇らせる

美紗綾「……お母さん、剣ちゃんに無理をさせてないかしら?」

美紗綾「服の事だって、未だに私が買ってきたものを着ているでしょう?」

美紗綾「そろそろ自立させてあげるべきなのかしら」

ふむ、酒が入っているからか妙に悲観的な様子だ
なんと答えようか?


1、服に執着はないし平気
2、自分で服を選んでいいのなら有り難い
3、寧ろ気に入っている

安価↓1

314: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 23:47:14.68 ID:hM+gqs0fo

>>313採用:3


剣「いや、寧ろ気に入っている」

美紗綾「本当に?」

剣「ああ、嘘じゃない」

実際その言葉に嘘は無かった
今の今まで生きて来て慣れ親しんだ服だ
今では周りの眼にも慣れきってしまった

あの変 女が好むような、夢の中の世界のような衣装は流石に普段は着れないが
母が買ってくるような服であれば何ら抵抗はない

体格が大きくなって着れなくなるまでは、母の趣味を楽しむとしよう
……大きくなるよな?

美紗綾「お母さんそんな事言われたら調子に乗っちゃうわよ?」

剣「好きなだけ調子に乗れ」

美紗綾「きゃあああ!剣ちゃん大好きいい!!」

キツク首に腕を回される
まあ、無意味に落ち込んでいるよりよっぽどいい

ボクは溜息を吐きながらも、母の話に付き合った

315: ◆7m3grp2dM2 2016/11/21(月) 23:49:09.31 ID:hM+gqs0fo

五日目・朝


今日も昨日に続いて快晴だ
雨は降らないだろう

さて、学校に行こうか……


1、早めに学校に行く
2、いつも通りの時間帯で行く
3、家でゆっくりしてから行こう

安価↓1

317: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 00:02:40.55 ID:Z1kyEQhpo

>>316採用:3


ゆっくり行こうと考えていたが電車の足止めを喰らってしまい、予想より遥かに遅れてしまった
このままでは遅刻の瀬戸際だな

そう考えながらも特に走ったりしないのがボクだった
走れば余裕で間に合うし

千紗「はぁ…はぁ…はぁ…!ヤバい…遅刻かも」

そんなボクと相反し何とか間に合おうとする奴隷が一人
息を切らせて体がブレブレだ

千紗「ん?あれ?剣様じゃん。こんな時間で会うなんて珍しい」

剣「たまたまな」

千紗「ってか走った方がいいんじゃない?遅刻するよ?」

剣「別にどうでもいい」

千紗「……な~んかウチだけバカみたいじゃん。歩こ~っと」

その奴隷は走るのをやめてボクの隣を歩く
ボクの事などほっとけばいいのに、損な気質だな

歩きながら話すことにした


1、普段からこんな時間なのか?
2、昨日聞いた柘榴花あやについての続き
3、謎の噂

安価↓1

320: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 00:15:07.43 ID:Z1kyEQhpo

>>318採用:3


千紗「そうだ剣様『逃げ惑う美少女』の噂知ってる?」

剣「…なんだその頭の悪そうな噂は」

千紗「ウチらが住んでる方の町でさ、そんな噂が立ってんの」

千紗「夜は確かにそんなに治安良くないけどさ、その逃げてる女の子の目撃情報が結構上がってんの」

千紗「色々あるけど共通しているのは『凄い身体能力』そんで『しきりに後ろを気にしている姿』」

千紗「何かに怯えてる様な、何かから逃げてるみたいな様子なんだって」

剣「そうか…」

どうでもいいな、というのがボクの感想だった
『凄い身体能力』というのが気になるが、まさかボクの事じゃないだろうな?
怯えた様子など見せたことが無いから、十中八九思い過ごしだろう

剣「しかしお前、昨日の話と言いオカルトが好きなんだな」

千紗「うええ!?ウチが!?無理無理無理!ホラーとかマジキツイんだから!夜出歩くのだって命懸けだかんね!」

剣「なら夜に出歩くな…」

そんな事を話しながら、ボクたちは仲良く遅刻した

321: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 00:17:53.67 ID:Z1kyEQhpo

昼休み


午前の授業も終わり、長い休み時間がやって来た
今日も弁当を持参している

さて、何処で食べるか…


1、教室で食べる
2、食堂に向かう
3、偶には中庭にでも行ってみようか
4、誰かが話しかけて来た
5、自由安価

安価↓1

323: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 00:22:26.48 ID:Z1kyEQhpo

>>322採用:1


教室でいいか

ボクは自分の机に弁当の包みを広げた
食事を始めようとして、誰かが近づいてくるのを感じた

其方に目を向けると……



1、柘榴花あや
2、日比乃明日香
3、まさかの展開

安価↓1

327: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 00:37:57.29 ID:Z1kyEQhpo

>>324採用:3


あや「と、とと戸倉君。ご飯一緒に…」
明日香「おーい!剣君!ボクこの前のお礼に…」

あや「ふえ?」
明日香「うん?」

流石にこれは予想していない展開であった
同時に二人、ボクを訪ねて来ていた

一人はいつもすり寄ってくる奴隷3
もう一人はなんとボクの恋敵

ボクとはかかわりがあっても、全く縁の無かった二人が顔を合わせる事 となった

明日香「あ~えっと…君は確か、弥生と同じクラスの子だ」

あや「と、戸倉君。ご飯一緒してもいいよね?」

明日香の事は眼中にないのか用件を言い直す

明日香「あ、ボクも同席してもいいかい?ゴメンね君、机借りてもいいかな?」

明日香は席を立とうとしていた者に許可を得てから机をくっつけてきた
いつも無断で空いてる席を持ってくるやつとは大違いだ

しかし、ボクの許可なく一緒にご飯を食べようとする姿勢はどちらも同じだった

328: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 00:48:53.55 ID:Z1kyEQhpo

明日香「二人は友達なのかい?高等部と中等部の生徒が部活動以外で関わりを持つなんて珍しいよね」

明日香は気兼ねなくボク達の事を聞いて来る
しかし友達かと問われれば返答に迷う、無難に奴隷と言っておくか

あや「戸倉君は私の大切な人です」

明日香「ふ~ん…特別な関係って所なのかい?」

あや「当然です」

剣「嘘を吐くな嘘を。お前はボクに付きまとってくるだけの女だ」

やれやれとため息が出てしまう
この、妙に剣呑とした空気が鬱陶しい

しかしこの奴隷、ボク以外と話すときは敬語なのか。しかもやけに冷たい雰囲気だ
これならクール系と評されていたのも納得できるな

明日香の方も何故かボクと奴隷との関係に探りを入れてる様子だ
何が目的だ?弱みでも握るつもりだろうか?

ボクは落ち着かない空気の中、妹の弁当を食べ進めた

329: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 01:04:28.50 ID:Z1kyEQhpo

早々に先に食事を終えて弁当箱を包み始める
その様子を見て、奴隷は慌てて小さな包みを広げ始める

あや「そ、そうだ。これ…戸倉君に食べてもらいたくって」

あや「あ、あのあの…嫌じゃなければだけど」

そう言って取り出したのは小さなタッパー
その中にはマドレーヌだろうか?小さな焼き菓子が入っていた

剣「ほう、気が利くな。褒めてやるぞ」

あや「え、えへへ…良かった、昨日は受け取って貰えなかったから、ずっと緊張してたんだよ」

そんなボク達の会話にバツが悪そうにしている明日香

明日香「いやぁ…まさかこんな事もあるとはね。剣君は人気者だね、うんうん」

剣「何が言いたい?」

何かを躊躇っている様子だったが、明日香も何かを取り出した

明日香「あはは……このタイミングで渡し辛いんだけど、ボクからもお菓子なんだ。助けてもらったお礼にね」

明日香が取り出したのは可愛く包装されたチョコレートのお菓子
身てくれと口ぶりから分かる通り、どちらも手作りなのだろう

明日香「良かったら貰って欲しい」

あや「わ、わ私の方が絶対に美味しいから!!」

謙虚な明日香に反して、珍しく自分をアピールする奴隷
さて……どうするか…


1、食べずにどちらも貰っておく
2、その場で食べて感想を伝える

安価↓1

331: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 01:13:43.23 ID:Z1kyEQhpo

>>330採用:2


後で感想を聞かれに来ると面倒だ
わざわざボクに会いに来る口実をくれてやる理由も無い

ボクはその場で食べて感想を伝えることにした

「「………」」

二人は興味津々と言った面持ちで、真剣にボクの行動を見ている

昨日の負い目もあってか先に手を出したのは奴隷の焼き菓子
その次に明日香のチョコを口にした


二人の料理の腕前
0ほど低く、9ほど高い


直下コンマ:あや判定
練習 +1

↓2コンマ:明日香判定

335: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 01:31:52.72 ID:Z1kyEQhpo
あや:8  非常に上手い、商品に出しても全く見劣りしないだろう
明日香:9 天性の才能。今すぐにでもお店を開くべき


なんでボクはこんな事をしているんだとふと我に返る
あまりにも面倒になったので直球の言葉を返してやる

剣「ボクが作った方が美味いな」

バッサリとそう言ってやった
これだけ言っておけば、そうそうボクに何かを贈ろうという気分にはならないだろう

正直な話、二人の作ったお菓子は相当に美味しかった
特に明日香はこのボクが手放しで絶賛してやりたくなるくらいにはだ

明日香「へえ、ボク結構自信あったんだけどなぁ。それだけ言うなら剣君の作ったものも食べてみたいかな」

あや「…!あ、あのわわ私もいいですか?べ、勉強させてほしいです」

期待の眼差しを一身に受ける
どうやらボクは墓穴を掘ったらしい
普通の男ならばプレッシャーに負けてしまうのだろうが、生憎ボクは普通では無かった

剣「調子に乗るなよ。ボクが手料理を振る舞うなんて家族以外ではありえない。お前らがボクをその気にさせてみろ」

と言い放つ
それが、二人を焚き付けることになったのは完全にボクの誤算であった

338: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 21:05:30.02 ID:Z1kyEQhpo

放課後


昼休みは休み時間だったはずだが、大変な疲労を背負い込んだような気がする

柘榴花あやは分かる
アイツはボクに心酔している
行動の理由に何ら疑問は無い

しかし日比野明日香はどうだ?
恋敵である僕にあそこまでする理由はなんだ?
ただ義理堅いというだけでは済まないような、ボクに探りを入れている様だったが
かといってあまり他人を詮索するような人間とも思えない

あの女、イマイチ行動が読めないな


まあ考えすぎても仕方がない
これからどうするか……


1、旧実習棟の音楽室に行く
2、服飾研究部の部室に行く
3、中庭に行ってみる
4、高等部の1-Bを訪ねる
5、帰る準備をする
6、声をかけられる
7、自由安価

安価↓1

340: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 21:24:00.57 ID:Z1kyEQhpo

>>339採用:1


鹿島弥生に会いに音楽実習室に向かった
事前に『今から行く』と伝えると『待ってるね』と返って来たのですれ違う心配も無い

音楽室にはやはり、彼女が一人で居た

弥生「いらっしゃい、剣君」

初めてここで顔を合わせた時と違い、彼女はボクを笑顔で招き入れる
彼女が座っている隣には椅子が一つ置かれており、ここにおいでと誘われる

本当に不思議だ、彼女と居ると自然と心が安らぐ
浮足立つとよく言うが、正にそんな感覚だ

はねるような心持でボクは彼女の隣に座った

剣「弥生は…あぁ……弥生…先輩」

弥生「ふふふっ、何だか慣れないって感じだね」

剣「ああ、人を敬称で呼ぶことに全く慣れていない。やはり弥生先輩も上下関係を気にする方なのか?」

弥生「そういうわけでもないんだけどね。ちょっとした夢っていうか、先輩って慕ってくれる子に憧れてたんだ」

剣「まあお前が喜ぶならそれでいい」

弥生「あんまり窮屈なようなら呼びやすい方でいいよ。友達に気を遣わせるのもよくないから」

剣「なら、遠慮なく」

そういうと、少し肩の荷が下りたような気分になる
やはりあの呼び方はボクの性に合わないからな
弥生の方も、先輩と二三度呼んでもらえてもう満足したようだ

341: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 21:37:12.44 ID:Z1kyEQhpo

弥生「そうだ、明日香から聞いたよ知り合いになったって」

剣「ほう!そうかそうか、なんと言っていた?」

やはり明日香から弥生に一昨日の事が伝わっていたらしい
宣戦布告の効果を知ろうと身を乗り出して聞いてみたが…

弥生「う~ん…カッコよかったって」

と、何とも的外れな答えが返って来た

剣「訳が分からんなアイツは」

弥生「そうかな?素直でまっすぐだと思うけど」

そんな会話を続けながら窓の外を見る
窓の外では、陸上部が練習を始めていた

弥生のお目当ての高跳びの練習も始まっていた
明日香の姿も確認できた

明日香はこちらを見ると大きく手を振ってくる

弥生「ふふっ、ちゃんと見てるよ」

弥生は薄らと頬を桃色に染めながら、控えめに手を振っていた

一拍遅れて隣りに居るボクの存在に気付いた明日香と目が合うが、此方から視線を切ってやった
恋敵が思い人と仲良くしている姿を見て、気分がいい筈がない

342: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 21:43:54.85 ID:Z1kyEQhpo

練習を始めた明日香の様子を眺めながら会話に戻る


剣「なあ、友達とはどんな会話をすればいいんだ?」

弥生「どんなって……普段は他の人とどんなこと話てるの?」

剣「普段は一方的に話を聞かされているだけだ」

弥生「そうなんだ。結構聞き上手なタイプなんだね」

剣「そういうわけでもないと思うがな…」

ボクが聞き上手だとは思えない
本当にただ、すり寄ってくる奴隷の相手をしているだけだ

弥生「まあ深く考えなくっていいと思う。私も話し上手ではないから」

そう言って弥生は照れたようにはにかんだ


1、鈴鹿の事
2、明日香の事
3、右目の話
4、自由安価

安価↓1

344: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 21:57:04.45 ID:Z1kyEQhpo

>>343採用:3


弥生「そういえば最近体調は平気?」

剣「?特に変わったことは無い」

弥生「そっか、初めて会ったときは蹲ってて震えてたから…心配してた」

そう言われ初めて会ったときの事を思い出す
もう一週間近く前になるあの出会い
ボクは定期的に襲い来る発作に膝をついていた

しかし、最近は全くあの発作に悩まされていないことに気付いた

弥生「発作って言ってたよね?持病の類なの?」

剣「…いや、後天的なものだ」

意識をし始めると右目が熱く脈打つような感覚が走った
忘れられない、忘れられるはずもない
あの痛みだけは永遠に体に刻まれている

345: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 22:04:45.15 ID:Z1kyEQhpo

右目を押さえる仕草に弥生は何かを察したように目を伏せる

弥生「…ゴメンね、嫌なこと思い出させたかな?」

剣「いや平気だ。弥生と居ると気分が良くなる。嘘じゃないぞ?」

弥生「…うん」

ボクに気を遣わせたと思っているようだ
まあ確かに俄かに信じがたい話だから仕方がない

弥生「…その右目の事。この学校で一躍あなたが有名になった事件の事。実はよく知らないんだ」

弥生「もし、もしだけど…良かったら聞かせてもらえないかな?」

弥生「あなたの事、もっとちゃんと知っておきたいから」

剣「……ああ、構わない。いずれ嫌でも知る事だろうしな」

そうしてボクはあの事件の事を思い返す
あの、秋の出来事を…

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

346: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 22:23:48.64 ID:Z1kyEQhpo

そもそも、ボクは中学校に上がる前に既にスポーツの世界で名前を知られていた
『神童』『天才』様々な呼ばれ方で世間はボクをもてはやした

当然、この学校への入学もスポーツ推薦でやって来た
試験の内容などあってもないような、形式上なもの
その頃のボクは自分を抑圧して生きていたし、大人たちからの評判も良かった

今では想像もできないような生活
ボクはなるべく、目立たち過ぎないように生きようと思っていた

己の出自があまりにも汚れていたからだ
汚職、収賄、横領、様々な悪行を重ねた大物政治家がボクの父親であることを、ボクは知っていた
あまり頭が良くないが、あの男の息子と知られればただでは済まないだろうと、あの頃のボクでも容易に想像できていた

しかし、スポーツ特待生である以上どうしても目立たないわけにはいかなかった
陸上部と水泳部の兼部
ボクはその両方で、同年代をはるかにしのぐ力を見せつけていた
高校生に交じっても遜色ないどころか、それすらも容易に凌ぎうる記録を持っていた

今思えば、夏の大会の時点で多くのヘイトを集めていたのだろう

ひっきりなしに来るマスコミ関係各社
ありとあらゆる人々が、ボクを持ち上げてくれていた

その時のボクはまさにヒーローだっただろう

347: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 22:35:27.40 ID:Z1kyEQhpo

しかし世間の人気に反し、学校での扱いは報じられる華々しさとは違った面があった
確かにその時にはすでにボクにすり寄って来る者もいた
それと同時に、所属していた部内の人間と強い亀裂が生まれていた

それも当然だろう、自分たちより練習時間が少ない人間が誰よりも大きな記録を打ち立てるのだ
学校にとって益となる存在だからと、明かな学力の遅れが許されている
自由な振る舞いが許され、先生から持て囃される存在

それがボクだった

特にボクと同期の他のスポーツ特待生の嫉妬はすさまじいものがあった
狂気や怖気を感じさせるほど、真っ黒な意思を宿してた

それでもまだ、彼らの意思は限界ギリギリで理性を保たれていた

だがそれも容易く決壊する
あの忌々しい父親の存在によって

世間はボクの活躍と同時に、ボクのプライベートすらも強く欲していた
有名税とでもいうのだろう、ボクの周りにはストーカーまがいの取材も数多くいた

そんな奴らがついに嗅ぎつけたのだ
とっておきの大スクープ

世間をにぎわすヒーローの真っ黒な過去だ
どうあがこうとも変えられない血の繋がりという現実だ

348: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 22:46:57.06 ID:Z1kyEQhpo

世間とは面白いもので、潔白なものから汚いものを見つけた時ほど執拗にその汚れを嫌悪する
波風を立たせないようにしたいと思っていたボクの謙虚な振る舞いこそ、津波を生む原因になるとはついぞ思いもしなかった

あの男の息子というだけで、世間の評価は一変した
ボクの全てが疑われた

『記録は八百長だった』『裏で弱みを握っていた』『裏金を渡して大会に出ていた』
様々な噂がたてられた
そのどれもが真偽を疑うようなものだったが

『あの男の息子なら有り得る』

その評価こそが、まさにあの男の息子であるボクへの共通認識だった

当然、学校内の評価も変わっていった
持ち上げておかねばならない存在から、叩いてもいい奴へとボクは変わったのだ

それからは凄惨ないじめの日々
机には汚物が撒き散らされ、ロッカーや靴箱はその仕事を果たすことができなくなっていた
そんな現状からも、教師陣はボクを守ろうと取り計らってくれていたが、それが更に鬱憤を溜めていた生徒の反感を買った


349: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 23:03:39.45 ID:Z1kyEQhpo

母に学校に行かなくていいと泣いて謝られた
その事があまりにも辛くて、ボクは全てに耐えてほとぼりが冷めるのを待った
ボクはただ、静かにしていれば収まると思っていた

そしてついに来る運命の10月

理由はあまりにも下らないものだったと思う
確かそう『まだボクの事を慕う奴が居るから』とそれだけだった
たったそれだけの理由で、ボクを擁護しようとした人すらもいじめの対象になった

ボクはそれを見過ごせなかった
庇った相手が誰だったか思い出せないが、きっとあまり話したことも無い人だ
女の人だったように思い出せる

その人に詰め寄る輩をボクは咎めた
暴力を訴えてきたが、ボクは反射的に反撃し撃退してしまったのだ

その二日後
中等部のスポーツ特待生を含む、総勢20名
ボクは奴らにリンチを受けた

必死で抵抗はしたものの、数の暴力には勝てなかった
何よりも妹を盾に迫られた事がボクから抵抗を奪った

今でも覚えている、この右目に残る感触を
醜悪な目つきと、下劣な笑みを、汚臭を撒き散らす奴らの欲望も
右目を犯す激痛と、吐き出された生臭い匂いを

そして人生で初めて味わった、尊厳を破壊される屈辱を

ボクは絶対に忘れられないだろう

350: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 23:21:12.67 ID:Z1kyEQhpo

奴らの報復が収まり、意識が遠ざかる中でボクの耳に届いてきた奴らの言葉

『次はアイツの妹だ』

気が付くとボクは悠然と立ち上がっていた
感覚的に本能的に理解した、ボクの何かが壊れたと
あの言葉が抑圧されていたボクの全てを破壊した

そこから先はボクの記憶よりも、当時の担任教師の方が良く知っているだろう
死屍累々の惨状の中、右目の潰れた少年が血の涙を流しながら叫んでいたと

『許さない赦さないユルサナイ!!!』

そう、悪魔に取りつかれたかのように叫んでいたと

幸いボクを含めてすべての負傷者に、死者は居なかった
寧ろ怪我の度合いで言えば、後遺症を残したボクが最も悲惨だったようだ
肉体的ではなく、精神的な後遺症を残したものは幾らかいたが

数週間の入院生活の後、ボクは学校に登校した
その時にはすでに、ボクはもう今のボクになっていた
あらゆる抑圧から解放された、今のボクだ

学校での扱いも変わっていた

いじめの事を認知していたからか、ボクの罪は軽く数週間の謹慎処分
いじめの主犯格となった少年ら数名は退学処分となった
それ以外のあの騒動に参加した生徒全ても、長期停学処分となった

そんな事もあったからか、いじめはすっぱりと無くなっていた
それどころか、ボクに媚びを売ってくる生徒が増えていた
それは一重に退学者がでたというよりも、ボクがもう加減をするような人間じゃないと誰もが知ってしまったからだ

あの騒動の動画が密かに出回っており、ボクに逆らおうとするものは誰も居なくなっていた

それ以降、現在に戻る
部活も全て辞め、自由に振る舞い、奴隷共からすり寄られる今の日々に…

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

351: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 23:31:42.04 ID:Z1kyEQhpo

剣「…とまあ、そんなところだ」

剣「それ以来、時折ボクの右目が疼く。激しい頭痛と吐き気に襲われる」

剣「ふっ…右目など、無い筈なんだがな」

それがあの事件の顛末だ
いじめを行っていた生徒の大半は中等部の生徒、退学者は全て中等部の生徒だ
それ故か、高等部の生徒は無関係だと考えている者も多い
実際あまり関係は無かったのだろうし、こうして鹿島弥生も詳しく知らなかったのだ

弥生「………」

ボクの話を彼女は沈痛な面持ちで聞いていた
暫くして顔をあげると、彼女はボクの顔に手を伸ばし…

右頬にそっと手が添えられた

剣「な、ななな何をする!」

突然のスキンシップに思わず情けない声をあげてしまう
それでも鹿島弥生はボクの頬を親指で撫で続ける

352: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 23:44:13.12 ID:Z1kyEQhpo

弥生「……触るよ」

剣「えっ!あっ!やめっ…」

彼女指がボクの右目を眼帯の上からなぞる
ボクは恐怖と驚きに両目を瞑って体を強張らせる

あの日から誰にも触らせたことの無い右目
右側から人が近づいてきただけで防衛反応が出てしまうほどに染みついたトラウマ

その筈なのに、彼女の手は払いのけられなかった

不思議なほどに嫌な気持ちが湧いてこない
いっそ気持ちがいいくらいだった

弥生「嫌じゃない?」

剣「あ、ああ……しかし、な、何故?」

弥生「右目の疼き、私と居ると納まるって言ってたから。こうしてあげれば、ちょっとでも剣君の苦痛を取り除けるかもって…」

弥生「ゴメンね、こんな事しかしてあげられないよ。私には、あなたを慰める術が何もないから…」

剣「いや…いや、そんな事はない。…お前の手はとても温かい」

ボクはただ、目の前の光景に目を奪われていた
あまりにも美しいと思ったから

鹿島弥生は他人の痛みに共感し涙をこぼしていた

彼女はそれに気づいていない
純粋で純情で、清らかさに満ちたその精神性
そのあまりにも美しい光景に、ボクは目を放せなかった

人を傷つけることをいとわない、傍若無人なボクでは、他人の為に涙を流せない
ああ、きっとボクにはこうして涙を流せないから…こんなにも彼女に焦がれてしまうんだろう

353: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 23:48:17.51 ID:Z1kyEQhpo

名前:鹿島弥生(カシマ ヤヨイ)
年齢:16
性別:女性

【外面】
普段は一人で居ることが多い。表情に乏しいが、話しかけると明るく人懐っこい人柄だと分かる程度に素直。嘘がつけない
【内面】
根が非常に純で有り、人の痛みに涙を流してしまうほど精細な感性を持つ
自己評価が高くないようだ

354: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 23:57:35.31 ID:Z1kyEQhpo



あれから長い間、ボクは鹿島弥生と居た
時間忘れてしまうほど、抗いがたい快楽だった
しかし、どれほど祈ったところで時間は無情にも過ぎ去っていく

彼女は日比野明日香と下校していった
ボクも誘われたけれど、断ってしまった
あれ以上傍に居れば、あの明日香の前ですらも情けない姿を見せてしまいそうだったからだ

夕飯を食べ終え、改めて考えてしまう

彼女の事というよりも、自分の事だ

ボクは今のボクの振る舞いがボクの本性だと思っていた
しかし彼女に触れられるとどうだ?
まるで年頃の少年のように恥ずかしがり、人の優しさに感動してしまっていた

ボクはそんな人間じゃないだろう?
自らの我儘で他人の行為を無下にしてもいいのがボクの筈だ
そういう振る舞いこそが、ボクにとって最も気分のいいものな筈なんだ

恋をすると人は変わると言うが、まさかボクも彼女に感化されているとでもいうのだろうか?
それとも、ボクにもまだあんな感情が残っていたのか?

そんな馬鹿なと首を振る
彼女の心支配するはずなのに、彼女に染められてどうするんだ

355: ◆7m3grp2dM2 2016/11/22(火) 23:59:51.79 ID:Z1kyEQhpo

悶々と悩みながらも、明日の事も考える
明日明後日は学校は休み、つまりは休日だ

特に予定は入っていない

何か予定を考えておくか……



1、誰かに連絡を取る
2、妹と過ごす
3、明日の予定を考える
4、自由安価

安価↓1



357: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:10:05.27 ID:n8XjdlOuo

>>356採用:2


まあ、いいか
休日の予定が埋まっている事なんて、ここ最近無いからな

いつも通り適当に過ごすとしよう

そう決めたボクは妹の宿題を手伝ってやることにした

卯月「お兄様、ここ分かる?」

剣「ん?…分数か、難敵だな」

卯月「…これ小学5年生の問題なのよ?」

剣「ぼ、ボクは算数だけ苦手なだけだ!」

卯月「卯月、一人でやるから。お兄ちゃんもお勉強した方がいいんじゃないかな?」

剣「…否定はできんな。自分でやった方が力になる」

そういうわけで二人で宿題を片付けた
シンシアに馬鹿にされたし、汚名は雪がなければな

しかし、集中がそう長く続くわけでもなく
卯月と会話をし始める

1、卯月の学校での様子
2、明日の話
3、雨は好き?

安価↓1

359: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:25:55.89 ID:n8XjdlOuo

>>358採用:1


剣「卯月、学校はどうだ?」

卯月「楽しいよ。皆優しいし」

剣「そうか。なら、いいんだがな」

ボクの小学校の頃の思い出は何もない
必死に模範的に、人に褒められるために躍起になっていたはずだ

卯月にはあんな下らない思いはさせたくない
卯月は思うままに振る舞う事が、そのまま魅力につながっていると思う

卯月「男の子って単純よね、ちょっと褒めてあげればいくらでもすり寄って来るんだもの」

卯月「疎ましく思ってる女の子も居るけど、私のグループじゃない子なんてはみ出し者の可哀想な人だし」

卯月「正に卯月が王様って感じ」

剣「……そうか」

卯月もまたボクに負けず劣らずの支配者気質らしい
女の子の分、妙に生々しいのが不安だが派閥とはどこにでもある
小学校の人間関係でもそれは変わらないのだろうな

小学生の頃には全く考えたことも無かった、派閥抗争を楽しんでる卯月に一抹の不安を覚えたボクだった

360: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:27:35.04 ID:n8XjdlOuo

六日目・朝


朝、目を覚ます

そう言えば今日は休日だった
どうするか……


1、自堕落に二度寝
2、起きて今日の予定を立てる
3、自由安価

安価↓1

362: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:34:06.19 ID:n8XjdlOuo

>>361採用:2


もそもそと起き出し、朝食の用意する
匂いにつられたのか妹と母親も起きだしてきたので、ついでに二人の分も用意する


朝食を食べながら今日の予定を考えた


1、誰かに連絡を取る
2、誰かから連絡が来る
3、妹と過ごす
4、母に付き合う
5、どこかに出かける
6、自由安価

安価↓1

364: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:40:12.54 ID:n8XjdlOuo

>>363採用:2


スマホを確認すると、連絡が入っていた
その相手は……


1、鹿島弥生
2、柘榴花あや
3、近衛鈴鹿

安価↓1

367: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:46:33.19 ID:n8XjdlOuo

>>365採用:1


相手は鹿島弥生だった

『おはようございます。突然ですが、明日のご予定は如何ですか?良かったら一緒に遊びに行きませんか?』

短い文面であったがその内容は眠気を吹き飛ばす衝撃だ
なんと、デートのお誘いだったのだ

予定の入っていなかったボクは迷わず『行く』と伝えた

明日の昼前に駅に集合らしい
忘れないようにしよう


※明日の予定が決まりました

368: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:48:04.19 ID:n8XjdlOuo




結局朝は掃除など、家事を手伝って過ごした

昼食も食べ終え丁度昼間
さて、これからどう過ごそう?


1、どこかに行く
2、妹と過ごす
3、母に付き合う
4、自由安価

安価↓1

370: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 00:58:30.77 ID:n8XjdlOuo

>>369採用:3


ボクは母の買い物に付き合う事にした

……が、すぐにその事を後悔することとなった


剣「食材の買い出しじゃなかったのか…?」

美紗綾「これ可愛いわぁ…あ、こっちの色の方がいいわねぇ」

少し遠くの大きなデパートに連れてこられたボクは、荷物持ちだったはずなのに見事に着せ替え人形となっていた

多くのブティックが存在するこのデパート
初めからこれが目的だったのだろう

そして何より最悪だったのが

シンシア「この組み合わせなんかも素敵じゃありません?」

美紗綾「まあまあ!いいわねぇ…やっぱりシンシアさんセンスあるわぁ」

シンシア「うふふ、淑女の嗜みですわ」

あの惨めな女が母と意気投合していることだ
ボクが母に反抗しないのをいいことに、あの女はここぞとばかりにボクで遊び始めた

まあ、嫌味な意味よりも本気で楽しんでいる様子だったが

371: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 01:10:52.49 ID:n8XjdlOuo

シンシア「ねえ貴方、こういうモノは興味ありませんの?」

日頃の刺々しい 度をどこに忘れてきたのか、シンシアはボクにアクセサリーを見せる
その女が見せてきたのはアイパッチだった

ボクがいつもしているのは医療用の眼帯
それはそれで気に入っているのだが、眼帯でおしゃれをするというのは面白い提案だと思った

そこそこ種類もあり、かなり興味をそそられた

シンシア「貴方、こういうの好きそうですものね」

剣「ふんっ、まあお前にしては良いセンスだと褒めてやる」

シンシア「んなっ!何ですのその言い草!」

此処から言い負かすのが普段のボクなのだが

美紗綾「こ~らっ!お友達にそんなこと言っちゃダメでしょ?ごめんなさいね、反抗期なもので」

シンシア「いえいえ、可愛らしいものですわ。ふふっ、素敵なお母様ね戸倉剣」

母の言葉によりそれ以上強く言い出せない
シンシアは優越感に浸るように余裕のある微笑みを返してくる

ああ全く…こんな事になるとはな……
片意地張るのも面倒だ、いっそ楽しむことにしよう

剣「…ボクの好みはそれだな」

美紗綾「あらそお?ならこれとか…」

シンシア「それならならばあのお店の方が……」


ボク達は時間を忘れて服やアクセサリーを物色し始めた

372: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 01:20:47.99 ID:n8XjdlOuo




本当に時間を忘れて没頭してしまい、卯月から『まだ帰ってこないの?』という連絡が来て慌てて解散となった
その別れ際、母とシンシアが連絡先を交換し合っていた
そのついでとばかりに、ボクとシンシアも連絡先を交換することとなった

あの二人、どうにも感性が似通った部分があるようだ
根本的な芯というか、なんというかオーラというか、上手く言い表せないが何か似ている部分があった

食材の買い出しに来ていたはずが、買ってきたものは服飾ばかり
その中にはシンシアに選んでもらったアイパッチもあった

………まあセンスだけは、褒めてやろう
流石は良家の生まれというだけあった


ボクは買って着た物を並べ、満足感に浸っていた


1、シンシアに感謝のメールを送っておく
2、服を妹に自慢する
3、早速着て外を出歩く
4、自由安価

安価↓1

374: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 01:33:54.10 ID:n8XjdlOuo

>>373採用:2


剣「これ!特にこれが良くないか?なんといってもこのダークな色合い、ボクの心に突き刺さる…」

卯月「…そうね、お兄ちゃんには似合うね」

ボクは早速買ってきた服を卯月に自慢していた
しかし卯月はあまり面白くなさそうだった
理由は明白

剣「あまり卯月には似合わないかもしれないな」

何故こんな事を言うかと言えば、卯月の服の8割はボクのお古だからだ
卯月にとってボクの服は将来の自分の服
ボクに似合うかどうかより、自分に似合うかどうかが重要なのだろう

剣「しかし、将来の卯月には似合うようになっているかもしれんだろう?」

卯月「そうかなぁ…お兄ちゃんみたいにカッコよくなれる?」

剣「お前次第、と言っておこう。こればかりはな」

卯月「う~ん…でもなぁ、卯月はもうちょっと明るい色合いが好きだなぁ…」

剣「しかしだな、これと組み合わせると一気に明るい印象になるだろう?」

卯月「本当だ!凄い凄い!卯月これ着たい!」

剣「ふふっ、もう少し大きくなってからだな」

そうしてボクは妹の将来のコーディネートについて熱く語り合った


※六日目終了

375: ◆7m3grp2dM2 2016/11/23(水) 01:34:45.85 ID:n8XjdlOuo

と、言う所で今日の更新はここまでです

次回、『初デート』です
どうぞお楽しみに!!

ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました

379: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 20:42:19.81 ID:SQXhMv4So

七日目・朝


昨日に引き続き、今日も朝早くから起きて活動を始めていた
しかし、今日という日はただの休日とはわけが違う

鹿島弥生とのデートの日なのだ
出会って一週間、こんなにも早くこの日が来るとは思っていなかった
しかもあちらからのお誘いだ

脈を期待するのも無理はない

ボクは約束の昼前まで、服を選ぶことにした

さて、どうするか……


1、変に気取らずパーカー、ホットパンツ、スニーカーでラフな格好
2、バッチリめかしこむ。ワンピース、編み込みサンダル、帽子でゴシック調統一
3、新しい服。革のアイパッチ、イヤーカフス、パンクファッション統一
4、自由安価

安価↓1

383: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 20:57:35.65 ID:SQXhMv4So

>>380採用>>382受諾:2、ゴシック調でめかしこむ


剣「うむ…うむうむ、やはりこれだな」

お気に入りの服を引っ張り出して鏡の前でポーズをとる
所謂勝負服という奴だ

黒を基調とし、挿し色は白で重たい印象になり過ぎないように意識されている

服装以外の部分でも手を抜かない
普段はバレッタで一纏めにしている髪を解き、ヘアアイロンをかけて緩いウェーブを作る
アクセサリーは殆どつけずに帽子のみ

剣「ソックスはどうする?二色ボーダー…いや、いっそタイツも……先に靴だな、靴に合わせよう」

剣「靴…靴は……ブーツ…いや、こっちのサンダルだな」

剣「となると裸足の方がいいな」

足の爪先まで細心の注意を払って手入れをする

そうこうしている内に、もうすぐ時間が迫っていた
最終確認を行い、ボクは家を出たのだった

384: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 21:07:03.54 ID:SQXhMv4So

待ち合わせの場所につくが、まだ鹿島弥生の姿は見えなかった

当然か、約束の時間よりも1時間早い
しかし待たせるよりはずっといい

行きかう人々の熱のこもった視線を感じながらも、思い人を待つ



しっとり汗ばんだ白い肌に初々しい赤色が差す
頬に張り付く金色の髪を払いのける指
ソワソワとした面持ちで何度も時計とスマホを確認している

あらゆる所作に人の目を奪う魅力が弾けていた

彼は気付いていなかったが、現実とは思えないほど愛らしいその様子はちょっとした人だかりを作っていた



時間にして30分

「おーい」

と此方に声がかけられた
ボクはその声に即座に顔をあげた
現れたのは……


コンマ判定
0-3 鹿島弥生と日比乃明日香
4-7 近衛鈴鹿
8,9 鹿島弥生

直下コンマ


387: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 21:18:02.61 ID:SQXhMv4So

ボクに大きく手を振る人物を見て、表情が固まってしまった

鹿島弥生は確かに居た
しかし、しかし明らかにおかしい

ボクに手を振っている女は忌々しき恋敵

明日香「うわっ!剣君すっごいなぁ…なんだかボク達の格好が恥ずかしくなってくるよ」

日比乃明日香その人だった
しかも、ボクに見せつけるように手を繋いでやって来たのだ
明らかなる挑発行為だった

剣「や、やってくれたな日比乃明日香」

思わず笑顔が引きつってしまう
あの鹿島弥生からのお誘いも、この女が仕組んだ罠
これを見せつけるためだったのだろう

明日香「何の事だい?」

とぼけた顔で首をかしげる
知らぬ存ぜぬで通すらしい
言動に反して腹の黒い女だ

388: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 21:35:24.64 ID:SQXhMv4So

明日香「それにしても本当に可愛いね剣君。ちょっと女の子としての自信無くしちゃうなぁ…」

お前に見せるために着てきたのではないがな、と心の中で毒づいておく
日比乃明日香の格好は白いシャツにタイトジーンズという格好だった
全く面白みのないファッションにあまり興味がなさそうなチョイスだ

弥生「本当にちょっとビックリした。こんなに綺麗な人現実に居ていいんだ……なんて逆に失礼かな」

数歩遅れて姿を見せてくれた鹿島弥生
彼女はノースリーブのブラウスにロングスカートという清楚なコーディネートだ
ギュッとウエストが絞られており、彼女の女性的なシルエットが強調されていた

ガードの硬そうなスカートと無防備なノースリーブというギャップに生唾を飲み込む
彼女が一人だったらどれほど良かったことかと、視界の端でチラチラと映る女の姿にため息が出る

明日香「折角だし皆で写真撮ろうよ!いいかな?」

剣「お前とか…」

弥生「私も皆で撮りたいな。嫌かな?」

剣「……はぁ…」

仕方なく明日香の構えるカメラに3人が収まろうと体を寄せる
ボクは2人に挟まれ、感動と嫌悪の感情の板挟みに悩まされながらも写真を撮った

明日香「鈴鹿にも自慢しよっと………返信はやっ!あ、鈴鹿も来たいって」

剣「はぁ?」

明日香「元々の集合時間より早いし、待ってあげる?」

剣「………」

ボクとしてはこれ以上じゃ間が増えないでほしいが、ここから人が増えようがそれほど変わらないというのも事実
さて……


1、仕方なく承諾
2、断固拒絶

安価↓1

390: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 21:52:34.47 ID:SQXhMv4So

>>389採用:1


剣「…もう勝手にしろ」

最早デートという空気ではなくなったため、ボクは投げやりに返事をした
あの女の事だ、ボクが嫌と言ったところで勝手に来そうな雰囲気もある

剣「こんな予定では……」

期待からの揺り戻し
あまりの虚脱感に、自分の本気のオシャレにすら腹が立ってくる
こんな事なら適当なラフな格好でよかったのでないかとも思えてくる

弥生「あの、剣君」

剣「なんだ?」

弥生「も、もしよかったらもう一枚良いかな?本当に、感動するくらい素敵だったから私用に欲しくて…」

あの鹿島弥生がふんすふんすと鼻を鳴らしスマホをいそいそと取りだしている
前言撤回、やはりお洒落には意味があった

剣「ふふんっ、仕方がないな」

弥生「ありがとうね。じゃあ…ちょっと明日香見切れてるからどいて」

明日香「ああ、ごめんごめん…」

普段から表情の乏しい彼女が珍しく興奮しているようだ
この珍しい姿が見れただけでも大収穫かもしれない

391: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 22:05:00.61 ID:SQXhMv4So

40分後、大きく髪を振り乱して変 女は現れた

ミニスカートのワンピースにウエストベルトに黒タイツと重ためな色見だ
ハイヒールを履いており、ただでさえ大きな背丈と長い脚がこれでもかと強調されている

剣「一人だけおばさんみたいだな」

と嫌味を込めて感想を述べてやった

明日香「あはは!確かに一人だけお母さんって感じ」

弥生「これでサングラスがあったら完璧だね」

と二人も年齢層が高めな鈴鹿のセンスを指摘していた
しかし鈴鹿も負けじと煽り返してくる

鈴鹿「あらそお?ならこうして並べば親子に見えるかしら?」

と、ボクの頭に手を乗せる
丁度色合い的にも黒基調のボクと変 女、白基調で爽やかな弥生と明日香、で収まりが良いのも腹立たしい
まさかそれを狙っての事かと無用な勘繰りを発揮してしまう

普通に考えて、時間が無くて慌ててやってきたのだろう

392: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 22:26:17.39 ID:SQXhMv4So

ボク達はホテルでランチを食べに向かった
元より遊びに行くよりも此方がメインだったらしい

鹿島弥生が割引券を偶然貰ったらしく、それが理由で誘われたようだ
近衛鈴鹿だけは別払いで割引を受けられないと嘆いていたが、明日香が気を利かせて全員で折半することになった

バイキング形式であり所謂食べ放題という奴だ

外食をあまりしない家庭だからか、物珍しさで色々なものを適当にとってしまう
最終的にまとまりの無い和洋中、節操のないプレートが完成してしまった

四人掛けの席を陣取り、全員が席に着くのを待った

日比乃明日香はご飯ものをメインにサラダが少しとスープが数種類という妙な構成
近衛鈴鹿は対照的にパンがメインに卵料理や魚、野菜がバランスよく彩られている

一番遅くにやって来た鹿島弥生の皿が一番予想と違っていた
山盛りに盛られた肉、肉、肉
これでもかと肉ばかり、オマケとしてポテトのマッシュが添えられているだけだ

弥生「ふふふっ、ちょっと取り過ぎちゃったかな」

鈴鹿「ちょっとってレベルかしらねこれ…」

明日香「まあまあ、たくさん食べる方が可愛いって…じゃあ揃ったことだし、いただきましょうか」

そう明日香が音頭を取り、食事が開始された


1、食事に集中する
2、弥生に話しかける
3、明日香に話しかけられる
4、鈴鹿に話しかけられる

安価↓1

394: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 22:40:14.14 ID:SQXhMv4So

>>393採用:3


一番初めに席に座ったのが災いし、隣は変 、正面に恋敵、一番遠い位置に鹿島弥生が居る
更には鹿島弥生の前には巨大な肉の壁すらある
これでは弥生と会話は望めそうにない

諦めて食事に集中しよう
しかしこの大きなエビ、どう食べればいいんだ?
フォークとナイフを持ったまま巨体でボクを威圧するエビに攻め手を欠いてしまっていた

明日香「あ、切り分けてあげるよ」

ボクの許可も取らずに慣れた手つきでエビを解体していく明日香
取り分けるように、別のナイフとフォークを使っており妙な所で気が利く女だった

明日香「どうぞ」

剣「…ふん、まあ良い働きだと褒めてやる」

明日香「どういたしまして」

切り分けられてエビを口に運ぼうとして、じっと見つめる視線に気が付く
何故かニコニコと目の前の女がボクを見つめ続けている

剣「……」


1、無視して食べ進める
2、何の用だと聞く
3、フォークに刺してあるエビを目の前の女の口にねじ込む

安価↓1

396: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 22:50:29.09 ID:SQXhMv4So

>>395採用:2


剣「……なんだ、食べ辛いだろう」

明日香「ああうん。全然気にしないでいいよ」

剣「気にしているから言っているんだろう…」

フォークを置き、暗に話せと会話を促す

明日香「いやぁ、話は聞いてたけど全然剣君の事を知らないからなんだか楽しくってね」

剣「そうか」

明日香「あのぅ、もっともな事を聞くんだけどさ」

剣「なんだ?」

明日香「剣君って男の子なんだよね?」

剣「何を馬鹿なことを…どこをどうみても……まあ外見はな」

流石に女性物の服を着ている状 では何処をどう見ても女だ

397: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 23:00:54.06 ID:SQXhMv4So

剣「外見はこうだが心は普通に男だ。自分の事を男と思っているし、好きな相手も女だ」

明日香「そっかそっか、因みにその服は剣君の趣味なのかな?」

剣「そうでもある。母が喜ぶんでな、服は女性物しかない」

明日香「あっお母さんの趣味なんだね。抵抗は無かったの?」

剣「特に無いな。昔からこうだったからか、ボクも好きだしな」

明日香「ふ~ん…そっかそっか…」

会話が一段落したところを見計らい食事を再開した
ちょっぴり冷めてしまっている

鈴鹿「あらあら明日香、弥生が居るのに他の子にうつつを抜かすのかしら?」

明日香「んもぅ、誤解を生む表現は止めなって。興味があるだけ」

鈴鹿「ふぅん?その心は?」

明日香「裏なんて無いってば。本当にちょっと、彼の事が知りたいだけ」

明日香がチラリとボクを見る
その視線には熱っぽいものが混ざっているような気がした

そうこうしている内にも、鹿島弥生の前にあった肉の壁が黙々と消化されている
口いっぱいに肉を頬張る彼女の新たな一面に驚かされる
どうやらかなりの健啖家らしい

ボクも採算をとろうと貧乏性な考えをしながら、黙々と食べ進めるのだった

398: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 23:10:34.39 ID:SQXhMv4So

弥生「う~ん…満足…」

彼女は大きく伸びをして体をほぐしている
無意識だろうがある一部分が非常に強調されており、釘付けになる
全く意識したことは無かったが、弥生は相当スタイルがいい

明日香「ボクはちょっと食べ過ぎたかも…」

一方明日香はベルトを緩め、苦しそうなお腹をさすっている
改めて見ると弥生と明日香の二人は随分対照的だ

地味だが女性的な女性の弥生
明るく目立つし男性的な明日香

この二人は似てるから仲がいいというのの逆で、真逆だからこそ一緒に居て楽しいと思うタイプなのだろう

鈴鹿「ふふっ、何処を見ているのかしら?」

剣「お前じゃない事だけは確かだ」

鈴鹿「ひ、日に日に私に対しての当たりが強くなってくるのを感じるわ…」

絡んでくる変 を軽くあしらいながら、何処に行こうかと話をする
候補は……


1、ゲームセンター
2、映画館
3、ウィンドウショッピング
4、自由安価

安価↓1

400: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 23:22:08.58 ID:SQXhMv4So

>>399採用:3


ホテルでのバイキングは割引込と言えど、中高生には中々に重い金額であった
そういうわけで、あまりお金を使わないウィンドウショッピングにすることにした

活気のある商店街を練り歩く

多くの人間の活力で溢れた空間
友人連れと思われる人間は他にもいくらでもいたが、ボクと変 女は一際視線を集めていた
ボクとこの女に対しては妙にキャッチがやってきて鬱陶しい

更にいえば、ボクと変 女、鹿島弥生とあの女というのがセットであるかのような扱いに納得がいかなかった
しかしあの二人はべったりで、中々引き剥がす隙も無い

二人きりならボクだって手を繋いだものを!
今彼女の手を繋げば、仲良し3姉妹とその保護者という構図になること請け合いだ
流石にそれはボクのプライドが許さない

そんな中でも、各々が目を奪われるお店があった…


1、古本屋
2、雑貨屋
3、ブティック
4、屋台
5、自由安価

安価↓1

402: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 23:37:48.32 ID:SQXhMv4So

>>401採用:1


鹿島弥生が古本屋に誘われるように入っていった
正直本なんて一切読まないので興味は無かったが、都合よく二人きりになれそうだった
彼女を一人きりにさせないという意味もあったが

弥生「……あった」

何かお目当てを見つけたようで顔を綻ばせている

剣「本を読むのが好きなのか?」

弥生「うん。あんまり運動とか好きじゃないから、昔っからインドア趣味」

剣「それはイメージ通りだな」

弥生「あはは…よく言われる」

剣「それは何の本なんだ?」

弥生「えっと…まあ小説だよ。青春モノ?」

剣「見せてもらっていいか?」

弥生「えっ…ひ、人を選ぶと思うよ!」

上ずった声でボクを止めようとするが、ボクは弥生の手からそれを引き抜き内容に目を向ける

403: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 23:46:11.70 ID:SQXhMv4So

適当にパラパラめくり挿絵が目に留まる
制服姿の女子同士がキスをしていた

剣「…成程、よく分かった」

弥生「あ、あわわわわ…」

弥生本人もあまりいい趣味だと思っていないんだろう、かなり照れた様子でテンパっている

思い人がアレな事を踏まえると、ヘテロの可能性もあり得たがその望みは経たれたと言ってもいい
彼女はこういった女性同士というのがやはり好きなようだ

特にショックはないが、少し気になることもある

ボクはどう思われているのだろうか?
完全に男性である意識はあるが、外見的には女性と扱われても遜色ない

剣「…一つ聞いてもいいか?」

弥生「な、何でございますか?」

本を弥生に返しながら問う
弥生は何を言われると思っているのか妙に畏まっている

剣「……」



1、『ボクの事、どう思う?』
2、『男は…嫌いか?』
3、『趣味は人それぞれだ』

安価↓1

405: ◆7m3grp2dM2 2016/11/24(木) 23:54:56.91 ID:SQXhMv4So

>>404採用:1


剣「ボクの事、どう思う?」

弥生「それは友達だと…」

剣「それは建前だろう?嘘でもないのも分かる」

剣「だけど、ボクが知りたいのはもっと生々しい部分の事だ」

弥生「………」

剣「素直に答えてもらえると嬉しい。その方が、お互い無用な気を遣わなくてよくなるだろう」

弥生「わかった……」

彼女は決意をしたように口を開いた


1-4 女友達だと思ってる
5-7 男友達だと思ってる
8,9 もっと知りたいって思う
0   ???

直下コンマ

408: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 00:04:12.81 ID:SbyH6qkSo

コンマ判定:9



弥生「…まだ、私の中でも決めかねてる」

弥生「上手く言えないけど…今まで感じた事の無いっていうか、私が知らなかった領分なのかな」

弥生「ただ、剣君の事…もっと知りたいって思う」

真っ直ぐな瞳でボクを見る
前髪に隠れがちなその瞳には、確かな輝きが秘められていた

剣「…それだけ聞ければ十分だ」

想定以上の好感触にボクは満足して大きく首を振った

まだ不確かな存在だが、ボクは確実に彼女の心の中に居る
彼女の心を揺るがす存在になり始めている

此処から先の選択が、非常に重要になってくるのだろう

409: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 00:11:34.20 ID:SbyH6qkSo

夕方


ウインドウショッピングを終えて、一度最初に集まった場所に戻ってきていた
彼女はあれから二冊ほどお目当ての本を発掘して、ほくほくとしていた
他の女も何かしらを買っており、満足げだ

明日香「そろそろ解散って感じかな?」

弥生「名残惜しいけど、そろそろね。中学生をあんまり連れ回すのもよくないし」

剣「ボクは弥生と一緒なら全く構わないんだがな」

その心は本心であったが、バイキング代の影響でお財布事情は非常に寂しいものとなりつつあった

明日香「それじゃあ今日はとっても楽しかったよ。またこの面子で集まれたらいいね」

弥生「バイバイ、剣君」

鈴鹿「それじゃあ私たちはこっち方面だから。また明日学校でね」

剣「ああ、おやすみ」

3人と別れボクも家路についたのだった


410: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 00:19:03.65 ID:SbyH6qkSo




色々と邪魔は入ってしまったが、概ね満足なデートから戻った
昼に食べ過ぎたので夕飯は少し残してしまったが、明日の昼のおかずになる事だろう

服は着替えて楽な格好になっている
あの勝負服、最高に気に入っているのだがやはりお気に入りの為か色々と神経を使ってしまう
家でくらいは好きに皺を作ってもいい服でゴロゴロしよう

ゴロゴロとしていた時、誰かから連絡が来る

差し出し人は日比乃明日香であった
3人で撮った写真が添付され、『今日は楽しかったね!』と文章が添えられている

非常に楽しそうな二人に相反し、ボクはジト目でカメラを睨んでいた
もう少し愛想をよくしてやってもよかったな

と、今ならばそんな事を思う余裕もできていた

どれもこれも彼女といい雰囲気になれたからだろう


さて…


1、明日香に連絡を返す
2、誰かに連絡を取る
3、妹と過ごす
4、夜の町をぶらつく
5、買ってきた本を読む
6、自由安価

安価↓1

413: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 00:29:37.18 ID:SbyH6qkSo

>>411採用:1


気分もよかったため、戯れに返信を返してやった

『次はもっとマシな服で来い。逆にボクが浮いたみたいだった』

返信はすぐに帰って来た

『ボクの服はどれもあんな感じなんだよねぇ…(´・ω・`)』

との事らしい
ボクとは全く趣味が合わなさそうだ
体系の事もあってか、男性物の服を選びがちなのかもしれない
見た目もほとんど男と言っても過言ではないからな

『精々センスを磨くんだな』
                  『剣君は厳しいなぁ』
                  『いっそ君が選んでくれないかなぁ…|д゚)』

顔文字が非常にウザったらしいが、さて…


1、意外と楽しそうだ。承諾してやる
2、鈴鹿にでも頼めと突っぱねる
3、引き受けてもいいが、報酬を要求する

安価↓1

415: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 00:38:49.47 ID:SbyH6qkSo

>>414採用:1


ふむ、つっぱねようかとも思ったが意外に悪くないかもしれない

自分の為にしか服を選んだことは無いが、母やシンシアの姿を思い出すと非常に楽しそうだ
偶にはそういうことをしてみても楽しいかもしれない

『いいぞ』
                      『え!?本当に言ってる?』
『ボクの気が変わらない内にな』
                      『じゃ、じゃあ明日は部活だから明後日の放課後でいい?それとも土日の方がいい?』


いつにするか…

1、明後日
2、土日

安価↓1

417: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 00:50:13.66 ID:SbyH6qkSo

>>416採用:1


『明後日だな。楽しみにしておけ』
                    『うわああ…勢いで言ってみるもんだね…』
                    『楽しみにしてるから!!』

そんな感じで明後日の予定が決まってしまった

明後日の放課後、日比乃明日香の服を買いに行くことになった
……冷静に考えてみると制服デートと言う形になるのか

いや、アイツとはデートとは言わんな

ボクは積んでいた服の雑誌を広げ、何処に行こうかと考えている内に眠ってしまった



※七日目終了
※九日目の放課後、行動が固定されます

421: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 21:19:54.98 ID:SbyH6qkSo

八日目・朝


昨日はあの雑誌を見ながら寝てしまっていた
いくつか良さそうな候補を見つけ、付箋をしておいた

さて、今日は……


1、早くに出る
2、普通に出る
3、遅めに出る

安価↓1

423: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 21:27:15.08 ID:SbyH6qkSo

>>422採用:2



普段通りの時間にでる

通学路では様々な生徒とすれ違うが、一向に鹿島弥生とすれ違ったことが無い
普段はどれくらいの時間帯で家を出ているのだろうか?
いっそ迎えに行く?いや、流石に遠いな。家から逆方向なわけだしな

明日香なんかは部活で朝練をしているだろう
そういえばシンシアも朝早くに見かけたな…

この時間帯にあったことのあるやつと言えば…


1、柘榴花あや
2、近衛鈴鹿
3、庄内葉月

安価↓1

426: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 21:38:16.04 ID:SbyH6qkSo

>>424採用:2


鈴鹿「あら、おはよう剣ちゃん」

剣「…お前が居たな」

最近よく顔を合わせている気がするこの変 女
この女は何時もこの時間帯なのだろう


鈴鹿「今日昼過ぎから雨らしいわよ」

剣「そうか」

鈴鹿「傘持ってきてるかしら?お姉さんの傘に入れてあげましょうか?」

剣「折り畳み傘を携帯しているので不要だ」

鈴鹿「あら残念」

普段の調子で会話をしていると
何やら奇妙なものを感じ、即座に後ろを振り向く

しかし、誰かが此方を見ているわけでもなく異常は見当たらない

鈴鹿「どうしたの?」

剣「………いや、何でもない」

確かに感じた不穏な気配
心に引っかかるところは会ったが、気のせいと断じて会話に戻った


427: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 21:46:58.56 ID:SbyH6qkSo

鈴鹿「聞いたわよ、明日は明日香とデートですってね」

剣「…耳が早いな」

鈴鹿「ふふふっ、まあいいじゃない。それよりも気になるわね、明日香に優しい理由」

剣「特別優しくしてなどいない」

鈴鹿「あら?それじゃあ私の服も選んでくれる?皆に老けてるって言われちゃったし」

剣「…そもそもお前はそうやって制服を着ていないと、ボク達と同じ学生には見えないからな」

剣「アレはアレで似合っていると思うぞ?そんな事はお前が分かっていそうなモノなんだがな、服飾研究部」

鈴鹿「うふふ、これって褒めてくれたのかしら?」

女はころころと上品に笑う
相変わらず、飄々とした女だ
弱点とかないのだろうか?

剣「お前、嫌いなものはないか?」

鈴鹿「さぁ?何かしらね?」

あくまではぐらかすつもりらしい


1、耳に息を吹きかける
2、手首を捻りあげる
3、薄暗い路地裏に連れ込む
4、自由安価

安価↓1

429: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 21:52:32.63 ID:SbyH6qkSo

>>428採用:1


描写上の問題で制服の判定
偶数でブレザー、奇数でセーラー服

直下コンマ

431: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 22:06:18.38 ID:SbyH6qkSo
コンマ判定:偶数 ブレザー
※高等部の制服はブレザー、中等部はセーラー服となりました


少し脅かしてやろう
ボクは女のネクタイを掴み顔を近づけさせる

鈴鹿「きゃっ!」

女は年ごろの生娘のような可愛らしい悲鳴をあげた
そこから更に

剣「ふ~…」

鈴鹿「ひゃああ!?」

体を震わせ、お手本のような悲鳴を上げてくれた

剣「ハハハハ!お前も可愛い声が出せるじゃないか」

鈴鹿「なに?もう…お返し」

剣「なっ!?馬鹿っ!やめっ!ふわぁっ!?」

変 女に耳を舐められ、ぞわぞわと背筋に不快感が走り抜ける
女はボクの反応にくすくすと笑っている

この女の余裕を崩すには、今一歩足りなかったようだ

432: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 22:08:18.67 ID:SbyH6qkSo




昼食はどこで食べようか?
いっそこちらから誰かを誘ってみてもいいかもしれないな……


1、教室で食べる
2、食堂に向かう
3、中庭で食べる
4、すぐに食べ終えて、校内を探索する
5、誰かを誘う
6、自由安価

安価↓1

435: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 22:24:07.92 ID:SbyH6qkSo

>>433採用:2


食堂で食事をすることにした
辺りを見渡し知り合いを探していると…

千紗「およ?剣様じゃん、席探してる?」

千紗「ウチらと食べようよ!葉月も居るけどいいよね?ハイ決定!」

ぐいぐいとボクの腕を引き、コイツラの席まで案内されてしまった
本当は鹿島弥生を探していたんだが、まあいいか

千紗「剣様連れてきたよー!」

案内された席にはすでに先客が二人

葉月「ナ~イス!千紗!戸倉君私の隣ね」

あの情報通の奴隷その1と

奴隷2「おっ!戸倉と飯なんて久々だな、まあ座れよ」

やたらとボクを遊びに誘ってくる馴れ馴れしい奴隷その2
名前は確か…

千紗「ええい愚民ども、剣様はウチの隣なの!ほら、孝介そっちの席に座って」

孝介「俺が移動すんのかよぉ…」

男は千紗に強引に席を移動させられている
そうか名前は確か『浅間孝介(アサマ コウスケ)』だったな
部活はバスケ部、能天気でやたらと馴れ馴れしい男

騒がしい奴らに囲まれながら、ボクは弁当の包みを広げた

436: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 22:35:49.73 ID:SbyH6qkSo

弁当はボクのみで、後は全員食堂の定食だった
まあ、わざわざ食堂に来るのだからそれが普通だろう

孝介「そういや戸倉の弁当は妹が作ってるんだっけか」

剣「まあな…」

孝介「イイよなぁ妹…俺も姉よりも妹が良かったよ」

葉月「アンタが兄貴だったら絶対弁当作らないわぁ、戸倉君なら作るけど」

孝介「バーカ、俺もお前みたいな妹要らねーっての」

千紗「マジめな話でさ、孝介の良いところってどこよ?」

孝介「うええ!?あ、あぁ…あるだろ…?あるよな…自信なくなってきたな…」

千紗「あはは!ちょい言い過ぎたね、まあ悪い奴ではないんじゃん?」

孝介「良いところは!?」

千紗「取り敢えず、ウチが妹だったとしても弁当は作ってあげないかな」

孝介「だ、誰もフォローしてくれねぇ…」

孝介はガックリと肩を落とし、女二人は笑っている
こんな騒がしい学生らしさ、久しぶりなような気がするな

食べ進めながら適当に話題を振る


1、孝介に姉について
2、葉月に噂の話
3、千紗に趣味の話
4、自由安価

安価↓1

438: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 22:50:05.17 ID:SbyH6qkSo

>>437採用:1


剣「お前、姉なんて居たんだな」

孝介「ん?言ったことなかったか?三つ上、高2の姉貴が居るよ」

孝介「うちの学校に居るぜ?」

剣「ふ~ん…姉か……」

もう無理な可能性だが、自分に姉がいたらどんな存在だったのだろう?
どんな人だっただろう?
妹はボクに似たが、姉は母に似たりするんだろうか?
ボクがあんまり母に似ていないから、先に生まれたからと言って母に似るわけでもないか

葉月「何々?孝介の姉さんに興味あるの?」

剣「少しな」

葉月「コイツに全っっ然似てないよ?図書委員でいっつも図書館に居るから気になるなら会いに行ってみれば?」

孝介「姉貴人見知りだから会話してくれっかなぁ…」

剣「コイツの姉なのに人見知りだと?本当に同じ遺伝子なのか…」

孝介「…褒められてんのか貶されてるのか絶妙なラインだなぁオイ」

浅間孝介の姉の話を聞いた
図書館に行くことがあれば、会うこともあるだろう

439: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 22:59:21.54 ID:SbyH6qkSo

放課後


全ての授業が終わり、放課後の時間だ
部活動があるモノは部活動に向かい、それ以外の者も思い思いに行動を始めている

ボクも行動しようと席を立つと、声をかけられた

千紗「あ!剣様剣様!暇ならウチに付き合わない?」

剣「お前にか?」

千紗「葉月は部活だしさ、他の友達も部活部活でだ~れも捕まんなかったし…」

剣「ほう?他の有象無象の代わりがボクだと?」

千紗「いいじゃんさぁ、ウチら帰宅部仲間っしょ?それとも剣様なにか部活始めたの?」

部活か
今更陸上にも水泳にも微塵も未練はないが…文化部はどんなものがあっただろう?
鹿島弥生の興味がありそうな部はあるか…?

取り敢えず先にこの女の誘いに答えておくか


1、付き合ってやる
2、断る
3、条件付きで付き合う

安価↓1

441: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 23:08:52.85 ID:SbyH6qkSo

>>440採用:2


剣「悪いがボクも他にすることがあってな。その口振りだと学校での用事ではないんだろう?」

千紗「う~ん…そっかぁ、引き留めてゴメンね!」

こういう時にしつこくないのがこの女のいいところだな
次に何かあった時には手伝ってやるとしよう

さて、断った手前何もせずに帰るわけにはいかない

何をしようか?


1、旧実習棟の音楽室に行く
2、図書館にでも行ってみる
3、部活動探しをしてみる
4、体育館を覗いてみる
5、妙な気配を感じる…
6、自由安価

安価↓1

443: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 23:20:44.59 ID:SbyH6qkSo

>>442採用:2


ボクは図書館に向かう事にした
本なんて読まないので、全く足を運んだことの無い場所

あの孝介の姉という人物の事がちょっと気になったからだ

目当ての人物はすぐに見つけることができた
受付の席で不愛想に本を読んでいる眼鏡の女がそうなのだと思われる
もし違うとなれば、今日はここには居ないのだろう

図書館に足を運んだことが無かったが、全く人が居ないかった
そう、受付に居るこの女以外は


さて…


1、受付の女に話しかける
2、本を読む
3、別の場所に行く

安価↓1



445: ◆7m3grp2dM2 2016/11/25(金) 23:32:39.60 ID:SbyH6qkSo

>>444採用:2


折角だから本を読むとしよう
昨日、弥生にお勧めされて買った本が一冊あった

小説を読むのなんて国語の授業以外では初めての経験だ

窓際の席を陣取り、気合を入れて本を読み始める

外から聞こえる雨音がとても心地いい
周囲の音をシャットアウトするその雨音は、カチコチと音を立てる時計の針を際立たせるほどに空間をシットリ沈めていた

小説の内容は大方予想がつく
弥生が好きな女性同士の恋愛ものだろう
…しかし、本当にここは気分が静かでいい場所だな

こんなところで昼食を食べられれば最高なんだが、無理な事は分かっているさ

………いかんな、目が滑る
何ページあるんだこれ?259ページ……まだ20ページだと!?
もういいんじゃないか?

………………少し、休憩するか

ボクは早々に本を読むのを投げ出し、雨音に身を任せて深く目をつぶるのだった