1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:05:02.96 ID:l3jVYH6Qo
犯人は…貴様だ

「ヤコ」

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注:マンガ最終話直後を描いています

  原作最後の『謎』についての考察です

  全話読み終わったあとにお読みになることを強くお勧めします!!!

  あと、すげー短い

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480867502

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:08:04.04 ID:l3jVYH6Qo
弥子&茜(以下弥子)「やっと来たね。相棒 ずっとこの時を待ってたよ」

ネウロ「………」

弥子「取り敢えず、そこの席に座りなよ」

弥子「最近の飛行機ってすごいんだよ。座席を回して対面座りもできるようになってるの。」

ネウロ「……」ギシッ

弥子「………おかえり、ネウロ」

ネウロ「……何故だ」

弥子「理由なんてないよ。ただやりたいことをやっただけ」

弥子「あんたに見つけてもらえるように」

弥子「あんたには見える様に輝こうと思っただけ」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:09:06.55 ID:l3jVYH6Qo
弥子「約束したでしょ? いつどこに帰ってきても見える様に」

弥子「輝いてみせるって」

弥子「あんたは、普通の生き物じゃないから」

弥子「例え、どの場所で輝いてもあんたには届かないと思ったんだ」

弥子「あんたがこの世界に惹かれる理由はただ一つ」

弥子「『謎』でしょ?」

弥子「だから私は…」

私は………

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:23:32.74 ID:l3jVYH6Qo
私は……考えたの

今まで私たちが出会った人たちのことは覚えてる?

『謎』にしか興味無いあんたには聞いても無駄か…


今まであった人たちはね


すごい人達だった

世界一アブナイ料理人に
世界一孤独な歌姫

世界一の怪盗や
世界一の勘違い観光者

世界一の脳科学者に
その彼が作った世界一のプログラム


果てには、世界一の犯罪者

彼らは、様々な『謎』を生み出してくれた

それでも、あんたの空腹は満たされなかった

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:25:11.05 ID:l3jVYH6Qo
だからね、私は考えたの

進化しようと、ネウロの願いを叶えるにはどうしたらいいのかと

そしたら気づいたんだ

世界一の怪盗でも成しえない
世界一の犯罪者でも成せなかったこと


世界一の支配、だよ

世界一の支配者の生み出すものこそが『究極の謎』たりえるんだよ

だから私は、探偵になった

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:25:44.44 ID:l3jVYH6Qo
探偵になって、世界を廻る

世界を廻って、世界を知る

その上でどうしたらいいのか気づいたんだ

私はね、テロリストとの交渉を沢山したんだ

テロリストの彼らを知り、彼らの心に入り込む

彼らを支配して、刑務所に服役させる

それがわたしの世界征服

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:26:41.04 ID:l3jVYH6Qo
ネウロ「一つ、聞きたいことがある」

弥子「なに?」

ネウロ「………確かに、貴様から『謎』の気配がする」

ネウロ「未だかつて無い『謎』の気配が」

弥子「だろうね」

ネウロ「だが腑に落ちない」

ネウロ「貴様から醸し出される『謎』の気配は」

ネウロ「今日明日で実現するものではなく」

ネウロ「貴様自身が発するものでもなく」

ネウロ「貴様のまわりを漂っているようだ」

弥子「………だろうね」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:27:33.05 ID:l3jVYH6Qo
私の作る『謎』は、私が作るものじゃないから


ネウロ「なに?」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:28:10.40 ID:l3jVYH6Qo
世界中のテロリストを支配して

全員が解放されたその日から私の『謎』は生まれるの

世界中で同時にテロが起こったらどうなると思う?


世界は恐怖に包まれて
きっとこれまでに無い『謎』を生んでくれると思うの

これが私の計画
それが私の世界征服

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:29:01.79 ID:l3jVYH6Qo
だからさ、

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:29:40.92 ID:l3jVYH6Qo
これまでみたいに

これまで以上に

私と一緒に

探偵をしてくれない?

きっと行く所々で『謎』はあるよ

私、有名な探偵だもん

だからさ、

また、手伝ってよ。 ………助手さん

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:34:31.02 ID:l3jVYH6Qo
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フフ

フハハハハハハハハハ


ナメクジ風情が我が輩を助手と呼ぶのか!
我が輩に監視をしろというのか!
実に不愉快だ!
イイだろう!乗ってやろう!

だが忘れるでないぞ。
我が輩が求めるものは『究極の謎』でありそれ以外の何物でもない

たとえ貴様が泣きわめいて喰わないでくれといっても
構わず喰うぞ

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/05(月) 01:35:03.90 ID:l3jVYH6Qo
うん、それでいいよ………

それまでよろしく


相棒



引用元: 脳噛ネウロ「我が輩がお前に直接手を下すことになるとはな…」