裕子「まったくPってば全然信じてくれない…」

裕子「絶対に見返してみせるんだから！」

裕子「今日こそ透視能力を身に着けてみせますよ！…ムムッ！！」

…ﾄﾞｳｰﾏｰﾝ

裕子「ん？今何か聞こえたような…気のせいですかね。さあどんどんサイキックパワーをこの全身にいきわたらせます！」

P「ふぅ…書類の整理もついたしちょっと休憩室でも行って休むか…」

-休憩室-

P「お疲れ様～」ｶﾞﾁｬ

P「おっ卯月！今日はレッスンだったな？お疲れ様！」

クルッ

卯月？「クゥ～！お か げ さ ま で！！」

P「う、卯月…？なんで顔にカードなんかつけてるんだ…？」

卯月？「楽天カードならポイントがザ ク ザ ク溜まるんです！クゥ～！！」ﾌﾞｲｯ

P「楽天…カード？何を…」

卯月?「ムムッ！あっまた増えました」

P「えっ？」

ﾗｸﾃﾝｶｰﾄﾞｳｰﾏｰﾝ!!

凛？「8秒に一人申し込み者が増えてるんだよ」ｽｯ

P「うわあぁぁぁ」ﾀﾞｯ

P「お、俺が書類を作っている間にこの事務所で何が起こっているんだ…」ﾀｯﾀｯ

P「とりあえず無事なアイドルだけでも保護しないと…！」

P「レッスン場…みんな無事だといいが…」

P「みんな無事か！！」

幸子「Pさん？慌ててどうかしたんですか…？」

幸子「まさかレッスン中の頑張るボクのカワイさが急に見たくなりました？ﾌﾌｰﾝ」

幸子「僕って罪なアイドルですねー」

P「よかった…幸子は無事だったか…」

P「ここは危ない！とにかくここを離れるんだ！」

幸子「何を言ってるんですか？ボクはこれからダンスレッスンがあるｎ ﾗｸﾃﾝｶｰﾄﾞｳｰﾏｰﾝ!!

P「幸子おおおおおおおおお！！」

幸子？「うう…Pさん…」

P「さ、幸子大丈夫なのか…」

幸子？「Pさん…私はもう…年会費無料…ﾀﾞﾒみたいです…」

P「さ、幸子もう言葉が…」

幸子？「さらに楽天カードは…最後に…ポイントがザ ク ザ ク溜まる…カワイイって言ってくれませんか…？」

P「幸子…可愛いよ…！」ﾀﾞｯ

幸子？「…」ﾆｺｯ

ﾗｸﾃﾝｶｰﾄﾞｳｰﾏｰﾝ!!

幸子？「フフーン！楽天市場の商品とど ん ど ん交換できちゃうんです！」

幸子？「楽天カードで検索！！」

P「くそう！くそう！なんでだんだよ…！」ﾀﾞﾝﾀﾞﾝ

P「誰か一人だけでも…！救ってみせる！」ﾀﾞｯ

P「誰か！！」ｶﾞﾁｬ

智恵理「持ちたいカード…No1です…」

P「無事な人は！」ｶﾞﾁｬ

早苗「楽天カードはすごいことになってるわよ～！」

P「いないのか！！」ｶﾞﾁｬ

春菜「まぁまぁ眼鏡どうぞ」

P「もう無事な人はいないのか…？」ｶﾞﾁｬ

ありす「あ、Pさん。おはようございます」

P「あ、ありす…無事なのか…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ありす「橘です。無事とはなんですか？」

P「よかった…よかった…」

ありす「まあいいです。それにしても文香さんの様子がおかしいんですが…」

文香？「年会費無料で今なら5000ポイント無料なんです…」ﾍﾟﾗｯ

P「小説じゃなく楽天のカタログを読んでいる…」

ありす「私が来た時から顔にカードをつけてカタログを見ながらずっとブツブツと同じことを言っていて私にも反応してくれないんです」

P「ありす。今この事務所は楽天カードウーマンであふれてるんだ！」

ありす「？楽天カードウーマン？何かのCMですか？」

P「これは嘘でもCMでもないんだ！今みんな！病気のように楽天カードの宣伝しかしていなんだよ！」

ありす「でも…私とPさんは何ともないですよ…？」

P「ハッ！？ありす！お前何か楽天に関するものに関わりはないか？」

ありす「うーん…タブレットを使って楽天で通販をよくするので会員登録はしていますが…」

P「それだ！！そういえば俺は楽天カードを登録している！」

P「なんとかしてみんなに会員登録させれば！」

ありす「それで解決すればいいのですが…でもみんながどうして急にそうなったんでしょうか？」

P「根本を解決しないと元に戻る確証はないか…ありすついてきてくれるか？」

ありす「橘です。みなさんと一緒にいても危害はなさそうですが、少し怖いのでついていきますよ」

P「ありがとう…」

P「さて、大体の部屋は見て回ったが、みんな変わってしまっていたな」

ありす「本当に無事なのは私達だけなんでしょうか？」

P「わからん。でもきっとこの事務所に原因があるはずなんだ！それを見つけて解決するんだ！」ｶﾞﾁｬ

裕子「ムムｯ～ン！うーんなかなか透視ができないですねー。何かができている気はするんですが」

P「ユッコ！無事だったのか！」

裕子「Pさん！なんですか？今さら謝りにきたんですか？」

P「それどころじゃないんだよ！今みんなが楽天カードウーマンになってんだよ！」

裕子「CMですか？」

ありす「そのくだりはもうやりました！何か知りませんか？」

裕子「私はずっとここでサイキックの練習をしていただけですからね。こうムムッ！と」

<ﾗｸﾃﾝｶｰﾄﾞｳｰﾏｰﾝ!!

<ｸｩ～!!

P・ありす「あっ」

裕子「えっ」

P・ありす「お前(裕子さんです)かああああああああ」

裕子「えっ？えっ？」

P「とりあえずみんなに告知して楽天や楽天カードの登録をしてもらったらなんとか収まったが」

P「まさかこんなことになるとはな…」

裕子「その説は申し訳ありませんでした…」ﾌｶﾌﾞｶ

P「俺も全然信じてなかったからな。本当に悪かった」

P「ただし！今度から調子のいい時は俺に報告すること！いいな？」

裕子「はい！」

P「しばらくユッコには監視という名目でずっと一緒に行動してもらうからな？」

裕子「はいっ！なんだか色々あったけどずっと一緒にいられるのはうれしいな」ﾎﾞｿｯ

P「おーい。次の現場行くぞ～ついてこ～い」

裕子「は～い。待ってくださいよ～」






-その頃-

常務「ムムッ。今なら年会費無料だ。さらに楽天カードはポイントがザ ク ザ ク溜まる。クゥ～！」