1: 1 2016/12/20(火) 00:04:12.35 ID:Exk+qnz0O

キャラ崩壊注意



【幻夢コーポレーション・社長室】

黎人「皆さん揃いましたね」

永夢「社長、僕たちに用ってなんですか?」

大我「くだらない話だったら帰るぞ」

貴利矢「俺たちを騙してなんかやらせようってんじゃないの? この人胡散臭いし」

飛彩「お前が言うな」

黎人「ははは、実は君たちに新しいガシャットのモニターになって欲しいんだ」

大我「新しいガシャット?」

黎人「本当は私も手伝いたいんだが最近忙しくてね、このままでは死んでしまいそうだよ」

大我「そしたらゾンビにでもなるんじゃないか?」

黎人「報酬と言ってはなんだけど、気に入ったガシャットがあれば幾つか差し上げよう」

飛彩「まぁ戦力が増えるのであれば吝かではないが」

黎人「じゃあ頼んだよ、大体のゲームは恐らく永夢君が知ってるはずだから」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482159852

2: 1 2016/12/20(火) 00:05:10.78 ID:Exk+qnz0O

【空き地】

貴利矢「はぁ、俺はあまり気が乗らないけどなぁ」

永夢「まぁまぁいいじゃないですか」

大我「力がいらないなら全て俺が貰ってやるよ」

永夢「あ、ちなみにほとんど戦闘には使えないガシャットらしいですよ」

飛彩「え」

大我「え」

永夢「さて、誰かがレベル3で展開するとドラゴナイトハンターみたいに他3人にも影響する仕組みみたいですね」

永夢「今回は俺がやってやるぜ!」マイティアクション!エーックス!

3: 1 2016/12/20(火) 00:05:58.52 ID:Exk+qnz0O

永夢「先ずは『サムズアップアドベンチャー』! 召喚される険しいフィールドを駆け抜けて、お宝を集めながらゴールを目指せ!」

永夢「マイティアクションXとタドルクエストに似てるけど、各所のサムズアップポイントでサムズアップを決めないとダメージを受けるぜ」

貴利矢「うわぁ、目の前に山やら崖やらすげぇな」

大我「仕方ねぇ、やるからには俺が勝つ」レベルアーップ!

飛彩「貴様にだけは負けん」レベルアーップ!

貴利矢「あれ? 何で俺だけレベルアップしないの?」

永夢「俺たちはレベル3状態でもこれは追加アーマーが出ない分見た目はレベル2だけど、あんたはレベル2がバイクだから…」

飛彩「特別措置か」

大我「事実レベル3だからもうギリギリチャンバラを使ってのレベル3にはなれず」

永夢「レベル2はバイクだからレベル1」

貴利矢「うわー、なーんで俺に巡ってきたのが爆走バイクだったんだろ、超後悔」


4: 1 2016/12/20(火) 00:06:38.56 ID:Exk+qnz0O

ゲームスタート!

永夢「俺のルートは崖、森、遺跡エリアだ! 行くぜ!」

飛彩「砂漠と火山か、面倒な」

大我「おい待てなんだ自転車、泳ぎ、走りって! なんで俺だけ方法なんだ! これトライアスロンじゃねーか!!!」

貴利矢「山、崖、山!? このレベル1ボディで登ったり降りたりすんのかよ!」





永夢「うおぉ、流石に森の中は迷いそうだな」ピーピーピーピーピー

永夢「おっと、サムズアップ!」ピンポーン

永夢「よーし、どんどん行くぜ!」


5: 1 2016/12/20(火) 00:07:28.39 ID:Exk+qnz0O

貴利矢「崖登りは…中々キツイな」ピーピーピーピーピー

貴利矢「なんだこの音…そうかサムズアップポイントってやつか」

貴利矢「…って無理無理無理無理! 手ぇ離せないって!」ブッブー

貴利矢「うわぁぁぁぁぁ!」チュドーン




ーーーーー
ーーー


飛彩「エリアが少なかっただけあってゴールも見えてきたな…ん?」




大我「うおおおおおおおおお!!!」ダダダダダダダダダ!!!

大我「見たかごらぁぁぁぁぁぁ!!!」ゴーーール!

大我「っしゃぁぁぁ!」


飛彩「…」

大我「…あ」

飛彩「………嬉しそうだな」

大我「…い、いや」





6: 1 2016/12/20(火) 00:09:06.22 ID:Exk+qnz0O

永夢「次は『バトルファイトトランプ』! トランプって言う割にポーカーしか出来ない、生き残りを賭けた複数対戦カードゲームだ!」

貴利矢「今回は姿形が関係ないゲームで良かったわ」

永夢「1ラウンド4戦でラウンド終了時に1番持ち点の低い人が脱落! 1位が決まるまで戦いは続く! 」

飛彩「俺の渾身のポーカーフェイスを見せてやる」

大我「どんな面してようが仮面で見えねーだろうが」


ゲームボイス『ザァ!ミンナモオデトイッジョニウンメイトドダダカオウ!』

飛彩「ゲームボイスにやけにノイズがあるようだが調整不足か?」

永夢「仕様だ」

7: 1 2016/12/20(火) 00:09:41.13 ID:Exk+qnz0O

ゲームスタート!

永夢「ドロー」

大我「…ドローだ」

飛彩「フォールド」

貴利矢「お、怖いねぇ、俺はドロー」

ゲームボイス『ウェーイ!』

大我「ウェーイじゃねぇ、オープンだ!」

永夢「ツーペア」

大我「チッ…ワンペアだ」

飛彩「フォーカード」

貴利矢「あー届かなかったか、スリーカード」


8: 1 2016/12/20(火) 00:10:08.11 ID:Exk+qnz0O

永夢「ドロー…しかしこうして普通にカードやってると思うんだけど」

大我「ドロー…何をだ天才ゲーマー」

飛彩「…ドロー」

貴利矢「ドローかな」

永夢「俺たちは仕事もせずに何をやってるんだろう」

飛彩「待てそれを言うな研修医!」

貴利矢「…うん、若干思ってた、思ってたけど言わなかったわそれは」

大我「お前ら医者失格だな」


「「「お前が言うな!!!」」」

9: 1 2016/12/20(火) 00:10:36.24 ID:Exk+qnz0O

貴利矢「かあぁ、しっかし最後にロイヤルストレートフラッシュとは恐れ入ったぜ、名人」←3位

大我「てめぇまさかサマやったんじゃねぇだろうな?」←2位

永夢「運も実力のうちってね」←トップ

飛彩「あり得ん…この俺が…」←ラス


永夢「まぁ気を取り直して次に行こう」

10: 1 2016/12/20(火) 00:11:02.08 ID:Exk+qnz0O

永夢「次は『ヒストリーオブDKD』! これはサポートキャラが過去10年の歴史を教えてくれる教育系ゲームだ!」

飛彩「サポートキャラ?」

DKD「ふーん、出て来てはみたがどうやらここも俺の世界ではないらしいな」

大我「なんかお前みたいな色の奴が出て来たぞ天才ゲーマー」

DKD「ん?」

貴利矢「ん? 俺? なんか用?」

DKD「ちょっと擽ったいぞ」FFR…レ・レ・レ・レーザー

貴利矢「お、うわぁぁぁぁぁ!」

貴利矢(バイク)「な、なんだこりゃ!? 体がバイクになっちまった!?」

永夢「…」

飛彩「…」

大我「…」

貴利矢「……あ、何時ものことだったわ」


11: 1 2016/12/20(火) 00:11:34.00 ID:Exk+qnz0O

永夢「さて、貴利矢が二頭身に戻ったところでサクサクいこうか」

永夢「次は『レフトライトディテクティブ』! 主人公の探偵と一緒に事件の謎を追う推理ゲームだ!」

永夢「これもサポートキャラが出て来るから困ったことがあったら聴いてみてくれ」

赤い男『事件発生だ、あいつらはもう現場に向かった! 俺たちも向かうぞ!』

大我「ん? お前がこのゲームのサポートキャラか?」

赤い男『俺に質問するなっ!』

貴利矢「一言で自分の存在意義を全否定しやがった」

大我「質問に答えないサポートキャラってどう思うよ天才ゲーマー」

飛彩「バグか?」

永夢「仕様だ」

12: 1 2016/12/20(火) 00:12:03.88 ID:Exk+qnz0O

ゲームスタート!


主人公(左)『今回の事件はこの病院で起きた』

主人公(右)『病院内の一室で一人の医師が亡くなっているのが見つかった、とても痛ましいものだった』

飛彩「ん? この病院見覚えがあるぞ」

主人公(左)『今回の被害者、鏡飛彩』

飛彩(遺体)『』



飛彩「おい」


飛彩「おい!」

大我「ご愁傷様だな、お坊ちゃん」

飛彩「貴様ここぞとばかりにイキイキするな!」


13: 1 2016/12/20(火) 00:12:29.22 ID:Exk+qnz0O

飛彩「そもそも俺はこんなゲームに使用される許可は出してないぞ!」

貴利矢「まぁ試作品だし? とりあえず適当な人を使ったんじゃない?」

飛彩「とりあえずで殺されてたまるか!」

飛彩「こんなの犯人はどうせこの闇医者に決まってる!」

大我「おいおい、言い掛かりは止せよ」

主人公(右)『遺体の特徴から犯人は、かなり特殊な銃を使用し、被害者を滅多撃ちにしたと見られるね』

主人公(左)『さらに付近の防犯カメラに、黒と黄色の奇抜な武装をした犯人と思われる人物が映っていた』

飛彩「こんなの犯人はこいつに決まってる!」

大我「おいおい、断定は止せよ」

貴利矢「否定しきれなくなってきてんじゃねぇか」


14: 1 2016/12/20(火) 00:13:46.41 ID:Exk+qnz0O

主人公(左)『今のところ犯人の疑いがあると思われるのがこの3人だ』

主人公(右)『1人目は防犯カメラに映っていた謎の人物』

飛彩「そうだ! こいつだ!」

主人公(右)『2人目は被害者と険悪な関係であったイニシャルT.H、一部では免許を持たない闇医者として有名らしい』

飛彩「リーチだな!」

主人公(左)『最後は花家大我、俺はこいつが一番怪しいと睨んでるぜ』

飛彩「それ見ろビンゴだ!」

永夢「まるで鬼の首を取ったようだ」

大我「すまん、俺かもしれん」

貴利矢「認めた!?」


15: 1 2016/12/20(火) 00:14:33.38 ID:Exk+qnz0O
ーーーーー
ーーー

永夢「いやぁしかしまさか犯人が院長だったとは思わなかったなぁ」

貴利矢「あのトリックは人間じゃ思いつかないわ」

飛彩「なんでだ、親父…」

大我「…今回は何も言わないでおいてやる」



永夢「次でひとまず最後にしようぜ」

16: 1 2016/12/20(火) 00:15:06.78 ID:Exk+qnz0O

永夢「最後は『ゲットバックメダル』! ルールは簡単! たくさん敵を倒してたくさんメダルを集める!」

永夢「たまに敵が落とす色付きのメダルは銀のメダル100枚分! 他プレイヤーを攻撃してメダルを奪うこともできる争奪系ゲーム」

貴利矢「なんか良い夢見れそうなタイトルだこと」

大我「ジャスト1分だけな」


貴利矢「ま、ここまで来たらこの体でも出来るとこまで乗ってやろうじゃんか」

飛彩「最後に憂さ晴らしだ」

大我「ま、勝つのは俺だがな」


永夢「んじゃ張り切って行くぜー!」

17: 1 2016/12/20(火) 00:15:35.97 ID:Exk+qnz0O

永夢「はっ! おりゃ!」ドカドカッ!

飛彩「フッ!」ズバッ!

メダルの怪人『ぐぁぁああぁあ!』チャリンチャリンッ


大我「食らえ!」バキュンバキュン!

貴利矢「せーの!」ガギンッ!

メダルの怪人『があああ!』ジャリリンッチャリチャリンッ!




メダルの怪人たち『ぎゃああああ!』ドガアアアン!


貴利矢「ふぅ、残り時間半分ってとこ?」

永夢「もうすぐ1000枚の大台だぜ!」

飛彩「ん、これが色の付いたメダルか」

大我「なんだと? それをこっちに渡してもらおうか」


18: 1 2016/12/20(火) 00:16:18.39 ID:Exk+qnz0O

飛彩「断る、欲しければ力ずくで奪ってみろ」

大我「ならお望み通り!」バンバンバンバンバン!


貴利矢「まーた始まったよ、飽きない奴らだ」

永夢「まったくだ」


飛彩「…」ピタッ

大我「…」ピタッ


永夢「ん?」

大我(…奪うものが変わっただけで)

飛彩(…なんだか何時もとやってることが変わらない)



飛彩「もうこんなことはやめておけ」

大我「なんか虚しくなってくる」

19: 1 2016/12/20(火) 00:16:48.17 ID:Exk+qnz0O

ーーーーー
ーーー

黎人「終わったのかい? お疲れ様」

黎人「とりあえず報酬を渡そう」



大我「なんで俺だけゴーゴートライアスロンなんだ! もういらん! 持ってる!」


黎人「それで、ガシャットを遊んでみた感想は?」

永夢「それはもちろん」



「「「「もうクソゲーはいらない!」」」」


おわり

引用元: 【仮面ライダー】永夢「皆さんとゲームで遊ぶ」