可可「お2人ともあんまりです… いくらすみれとはいえこんな冗談…！」

かのん「可可ちゃん　ごめん　本当に分からないの」

千砂都「えっ　えっ　何かまずい事言った？わたし」

夏美「オニナッツ～ 先輩方　お揃いで　ちょうどよかったですの」

夏美「こないだ撮影した今度のライブのキービジュアルが完成したので見て欲しいですの」

夏美「8人とも最高にクールに仕上がりましたのーよ」

可可「…？」

夏美「と思ったんですがどうかしましたの？」

かのん「あっ… うん　夏美ちゃんありがとう」

かのん「今ちょっと可可ちゃんが人探しててね」

可可「8人って… ちょっと見せてください！ナツミ」

夏美「うわぉえっ！？夏美のタブレットがぁ～～」

可可「いない… 8人しか… アェ？」

可可「どうして… 为什么没有菫！？」ダンッ！

かのん「ちょっと落ち着いて可可ちゃん！」

夏美「ヒィィィ　夏美のタブレットがーー」

千砂都「どっ　どうしたの？！」

可可「はっ！可可のスマホ　画像っ！昔のっ！リエラの！」

可可「……………」

可可「いないっ　いないっ　いないっ」

可可「な、なんで…」

可可「そ、そんな………」ﾊﾟﾀﾘ

かのん「くっ　可可ちゃん？ くーーくーちゃーーんーーー！！」

　

四季「ーーーで、可可先輩の話によるとリエラは元々5人であったと？」

かのん「うん、1年生のみんなが入ってくる前」

かのん「私と可可ちゃんとちぃちゃんと恋ちゃんの他にもう1人…」

恋「すみれさんという方がいたと？」

きな子「どういうことっすか」

メイ「いやいやいや　なんだよそれ」

夏美「オカルトですの？」

夏美「『【驚愕】リエラは5人だった！？』 うーん　動画のネタとしては突飛すぎますの…」

千砂都「現実としてリエラは4人だったしその画像や動画もたくさんあるわけで…」

メイ「ああ　私だって昨年ずっと4人のリエラを応援してて…… いやなんでもない　とにかく私たち1年が入るまでリエラが4人だったのは間違いない」

恋「念の為学校の全生徒の名簿を調べましたが可可さんのいう平安名すみれというなの生徒はありませんでした」

夏美「ではやっぱり可可先輩の頭が…… いてっ　何しますの！四季さん」

かのん「でもあの可可ちゃんの様子　只事じゃなかった…」

きな子「そういえば可可先輩はどこに行ったすか？」

千砂都「なんか神社に行くって」

～～～～



可可「ごめんください」

？？「はーい」

可可「わっ　小さいすみれ！？」

？？「なっ　なんですかお姉さんは？！」

可可「失礼しました　ここに平安名すみれという人がいますよね？」

？？「いえ　確かに平安名はうちですが家族にそのような人は……」

可可「そうですか… 失礼します…」



可可「すみれ… いくら存在感がないからといって本当にで消えてしまうとは…」

四季「考えられるのは並行宇宙」

四季「量子力学における他世界解釈」

四季「多元宇宙の素粒子のレベル3マルチバースト、そこから生じた歪みで可可先輩だけが、あるいは可可先輩を除く私たちの世界がすみれのいない次元宇宙サークルへと分岐してしまった可能性がある」

かのん「えっえっ？」

メイ「ったくお前はもう少し分かりやすく言えよ」

千砂都「今サークルって言った!まるだよね！まるぅ！」

夏美「要するにパラレルワールドってことですの？」

恋「こないだやったゲームにそういった話がありました！」

可可「はぁ　すみれ　一体どこにいってしまったのですか」


～～～フワ

可可「？」


～～～～フワ　　　フワ～～～


可可「！」

可可「アレは…」

可可「あのティアラは!!」


～～～～～

可可「確認したところこの世界にはリエラの曲にノンフィクションはありませんでした」

可可「恐らくすみれが存在しない世界線だからなのでしょう」

可可「それなのにこのティアラが存在するということは…」

可可「はぁ　これだけは言いたくありませんでしたが」

可可「本当に忌々しいですね　すみれのやつ」

可可「………」

可可「ギャラクシー！！！」


パァァァァ(ティアラが光り輝き出す)


すみれ「まったく　9月の恋ってわけね」



お終い