1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:36:34.00 ID:N529IkFe0
ハルヒ「そっちじゃなくて、もうちょっと左隅の方よ」

キョン「まったく注文の多いやつだな……それだったら自分でやればいいだろう」

本日の俺の雑用は、部室の配置換えだそうだ。そう団長に告げられた俺は息をつく暇も無く机などを言われた通りの場所に移動していく、この光景を日常だと思ってしまう自分が何か哀しい。

ハルヒ「今日に限って、みんな遅いわねぇ。キョンが可哀想じゃない」

キョン「そう思うんだったら、少しは手伝ってくれても罰はあたらんと思う……ぜ」

勢い良く地面に下ろした長机は辺りに大量の埃を撒き散らした。

ハルヒ「ゴホッ…ゴホ……。すごいわねこりゃ、床の掃除もしなきゃならないかしら」


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:43:20.66 ID:N529IkFe0
端から順序良く済ませていっていたのだが、その時不意に小さな箱が目に付いた。

ハルヒ「なにその箱? そんなの部室にあったかしら」

キョン「どうだろうな、俺も初めて見るなこんなもの」

ハルヒ「何が入っているのかしら、ねぇキョン開けてみてよ」

興味津々といった顔でハルヒは俺の手元にある小箱に視線を送っている。

キョン「ちょっと待てよ、この部屋は俺達だけのもんじゃねぇ。誰か他のやつらの私物かもしれないだろ、勝手に開けるのは」

ハルヒ「ごちゃごちゃ言わないの、部員のものはあたしのもの、あたしのものはあたしのものなの! これ宇宙の真理」

宇宙というかお前の心理だろうが……。そう心中で悪態をつきながら、どうするものか思案していた。

少し悩んだ後俺のとった行動は>>4



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:49:27.80 ID:ImYGS3at0
ディアゴスティーニ本を毎号買い集め真紅を組み立てる

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:00:10.25 ID:N529IkFe0
ハルヒ「そういえば全く関係ないんだけど、少し前ディアゴスティーニのグラビアに採用されてね」

キョン「本当に関係ない話だな……、んでそれがどうした」

ハルヒ「お礼としてこのディアゴスティーニ一年分交換券もらったんだけど、今日の報酬としてあんたに上げるわ喜びなさい」

キョン「それって、いらないもの処分したいだけなんじゃないか?」

ハルヒ「そんなことないわよ、買うと結構高いのよ。まぁいらないなら捨てちゃうけど」

やっぱりいらないんじゃねぇか。でも捨てるのも勿体無いし、貰っておこうか。
その後、早々に切り上げた俺は家に帰って早速その交換券を使って見ることにした。

キョン「なになに、毎月パーツをくみ上げるだけで貴方だけのドールが完成します。……なんだ人形かよ」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:02:54.81 ID:N529IkFe0
まぁ完成したら妹にでもやるか…、そう考えながら到着したディアゴスティーニを開封して見た。

キョン「へぇ、結構本格的な造りだな……ん、なんだこの紙切れ?」

まきますか? まきませんか?

なんじゃこの注意書きは、まくって何をだろうか。
俺は>>8



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:13:25.05 ID:GRnL423k0
ハルヒの頭をやさしく撫でながら、おねぇ言葉で髪の毛を巻いてみた

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:24:15.71 ID:N529IkFe0
俺は手に持っていた人形を床に投げ捨て、玄関まで走った。

妹「あるぇー、キョンくんどこいくの?」

キョン「ちょっと、ハルヒさんの家まで行ってくるわね」

妹「…………キョンくん」

数分経った所で俺はハルヒの家までたどり着いた。とりあえずインターフォンを連打してみる。

ハルヒ「ピンポン、ピンポンうっさいわね! 一回鳴らせばわかんのよっ」

何故か仏頂面で玄関の扉を勢い良く開けたハルヒに俺はゆっくりと近づく。

キョン「あら、ハルヒさんタイが曲がっていてよ」

ハルヒ「な、なによその喋り方気持ち悪いわね」

ハルヒの目前まで迫った俺は、ハルヒの頭をやさしく撫でながら、髪の毛を巻いてみた。

キョン「やっぱり思ったとおりね……サラサラで素晴らしい髪質だわ」

ハルヒ「ちょ、ちょちょっと! なんのつもりよキョン!」

一瞬で頬が真紅に染まったハルヒは>>11


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:30:18.39 ID:GRnL423k0
キョンの胸に顔をうずめた

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:38:36.29 ID:N529IkFe0
そのままゆっくりとハルヒはキョンの胸に顔をうずめた。
キョンもそれを黙って受け入れる……、穏やかな静寂が辺りを支配していた。

キョン「…………ん、ここはどこだ。確か俺は部屋で人形を」

ハルヒ「キョン……」

俺は静かに呟く声と共に身体が密着しているハルヒを認識する。

キョン「なんだこりゃ、どうなってんだ一体」

ハルヒ「ん………」

俺の動揺とは裏腹にハルヒは俺の背中に手を回してきた。
なんだか良く分からないが俺も男だ、こうなったら言ってやる、言ってやるさ。

キョン「>>14!」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:44:46.44 ID:zno8LmI60
長門は俺の嫁

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:53:14.88 ID:N529IkFe0
キョン「長門は俺の嫁!」

ハルヒ「……へ?」

ハルヒは俺の言葉に理解が出来ていないようだった。だったら何度だっていってやるさ。

キョン「長門は俺の嫁なんだよ!」

ハルヒ「嫁って……あんた達結婚してたの!?」

キョン「結婚、なんだそりゃ、そんなもん関係ねぇよ。俺の嫁って言えば嫁なんだから」

ハルヒ「という事は有希は承諾してないわけね」

キョン「そんな伏線一つもでてないだろうが、つまりはそういうことだ」

ハルヒ「こ……こ……こ」

ハルヒが小刻みに震えながら俺を見据える。なにか悪い予感がしないこともない。

キョン「どうしたハルヒ」

ハルヒ「こんのストーカーがぁ!!」

涙目のハルヒに顔面をぶん殴られて、俺は数メートル吹き飛んだ。
勢い良くドアが閉まる様を見届けると俺はおぼつかない足取りで駅前まで向かった。そこで俺は>>17




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:00:24.39 ID:7xTh3fG9O
オタ芸を路上で披露している長門を見つけた


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:14:21.52 ID:Q8Rtlbgx0
あたり一面に鳴り響く音楽にふと目を向けると、沢山の人だかりが出来ていた。
少し近づくと聞いたことのある声が聞こえてきた。

長門「隣同士あなたーとあーたしさくらんぼー♪ お腹の子供とYamadaのポイント一体どっちが大事なの、Yamada! ハイ・ハイ♪」

キョン「あ、あれは長門か?」

長門は今まで見たことも無いような満面の笑みで、路上でオタ芸を披露していた。カメラのフラッシュが眩しいほどたかれていた。

長門「もらったものは~……」

キョン「……なにしてんの長門」

俺と目が合った長門は、静かにマイクを下げると、ラジカセの停止ボタンに指をかける。

長門「コレには深いわけがある、理解できないかもしれないだけど聞いて。……実は>>21」

キョン「な……なんだと」



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:18:18.37 ID:8Z01Tdyn0
古泉を小泉と間違える奴撲滅運動中

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:24:42.05 ID:Q8Rtlbgx0
長門「わたしは今、古泉を小泉と間違える奴撲滅運動をオタ芸を介すことで広めている」

キョン「たしかに、アニメが放映されて結構経つ、原作ならばなおさらだ。なのに今だ小泉を古泉と間違われる事が多い…。」

長門「違う、古泉を小泉」

キョン「なんか俺も良くわからくなってきたぞ」

長門「今はそれでいい、とりあえず今見たことを忘れればそれでいい」

キョン「そうはいくかよ、俺達同じ部員だろ。俺に何か手伝えることはないのか!」

俯いた長門から舌打ちのようなものが聞こえたが多分気のせいだろう。
しばらく考えている素振りを見せた長門は俺に、

長門「ならば>>24」



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:26:10.52 ID:zJjIpWaM0
長門「ならば戦争だ!」



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:34:27.17 ID:Q8Rtlbgx0
長門「戦争だ、ならば戦争だ!」

叫び声と共に長門が手に持っていたラジカセで俺に殴りかかった

キョン「っつ、あぶねぇ! なんだこのシンクロ率は!?」

間一髪横に転がり、その一撃をかわす。叩きつけられたラジカセは、地面に大きなクレーターを生成していた。

長門「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方をみる。これは情報思念体の一存をかけた戦争」

キョン「冗談にしても笑えない、いいからそのラジカセをしまってくれ!」

長門「それ…無理」

いつもの無表情で長門は俺の頭上にラジカセを振り上げる。

キョン「くっ、なんだこれは動けねぇ!」

長門「それじゃ死んで」

その刹那、俺は一か八かの賭けにでた。

キョン「>>31!」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:36:07.36 ID:0jk4lcFg0
長門は俺の嫁



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:41:22.86 ID:Q8Rtlbgx0
キョン「長門は俺の嫁!」

長門「……?」

長門は俺の言葉に理解が出来ていないようだった。だったら何度だっていってやるさ。

キョン「長門は俺の嫁なんだよ!」

長門「嫁……わたしがあなたの」

キョン「激しいバトルを繰り広げた男女は結ばれるのが王道だろうが。俺の嫁って言えば嫁だ」

長門「わ……わ…わ」

長門が小刻みに震えながら俺を見据える。なにか悪い予感がしないこともない。

キョン「どうした長門」

長門「わたしも…、あなたは私の婿」

長門はそう呟くとゆっくりと俺の背中に手を回してきた。
どうやら俺達は相思相愛だったらしい……

キョン「長門……いいんだな。これでハッピーエンドで、俺眠ってもいいんだよな」

その瞬間全身の力が抜ける、長門も俺の瞳を見据え応えてくれた。

長門「>>39」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:43:38.41 ID:opa+vEPp0
計画通り

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:48:36.87 ID:Q8Rtlbgx0
長門「計画通り」

キョン「ん? なんか言ったか長門」

長門「なにも言ってない、今日はもう帰るべき」

キョン「そうだな、……なぁ長門手をつないでもいいか」

長門「別に構わない」

俺達は互いに手を取り合い、夜の街を歩き出した。その手から伝わる長門の体温はとても穏やかで…暖かかった。



ハルヒ「なによデレデレしちゃって、キョンは騙されてんのよ。これで終わりじゃないわよ、こうなったら>>44 してやるわ」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:51:37.47 ID:F99iOBzL0
ライアーゲーム


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:01:40.59 ID:Q8Rtlbgx0
翌日、いつものように部活に顔をだすと、ハルヒが仁王立ちで待ち構えていた。

ハルヒ「よく来たわねキョン、いつもオセロばかりじゃなんだから、今日はライアーゲームをしようと思ってるの」

キョン「嘘つきのゲーム? なんだそりゃ、どういう風の吹き回しなんだ」

ハルヒ「別に、純情な乙女心を傷つけた復讐とかそんなんじゃないわよ」

キョン「何をいってんだお前は。俺はこんなくだらない事に付き合ってる暇は」

古泉「まぁまぁ、いいじゃありませんか。たまにはこういうレクリエーションで部員の結束を高めるにも」

キョン「しかしだな小泉、俺はルールを全くしらんのに無茶だ」

古泉「古泉です…、まぁやっていればそのうち理解できるでしょう」

ハルヒ「もちろん賞品も出すわよ、この小箱!」

ハルヒの手に乗っているのは昨日部室で見つけた箱…。

長門「ここは余計な抵抗はしないほうがいい、あの瞳はなにか企んでいる」

長門が俺の耳元で忠告をする。やるしかないってのか

ハルヒ「それじゃ一回戦は>>50よ!」



 

 

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:14:33.56 ID:Q8Rtlbgx0
(あの声)「一回戦はえっと…    ……ひゃぁ」

キョン「ん、なんだあの声は」

(あの声)「内容いかにキョンくんを騙して『禁則事項』を め めするかを競うでぇすー」

どこかで聞いたことのある舌足らずなあの声が聞こえてきた。

古泉(不味いですね…、この勝負圧倒的に彼女ら女性陣が有利。だがこの古泉一樹がこんな所で屈するわけには)

長門(彼の心は既に先日掌握してある、涼宮ハルヒがこの内容で勝負を挑んでくることも予想済み。夫婦であるわたしたちにとってこのような行為はHBの鉛筆をボキッとへし折るようなもの。
これであの小箱は我ら情報思念体のもの。……全て計画通り)

ハルヒ(キョンの『禁則事項』、キョンの『禁則事項』)

キョン「なんだこいつらの異様な目つきは……なにかヤバイな」

とりあえず俺は>>57



57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:19:39.95 ID:WQCfXTce0
嫌な予感がするので古泉を行動不能まで痛めつける

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:26:15.14 ID:Q8Rtlbgx0
古泉「このままでは千日戦争に陥ってしまう……、まずは僕から勝負を仕掛けさせていただ」

とりあえず嫌な予感がしたので、小泉を椅子で動かなくなるまで痛めつけた。

キョン「悪いな小泉、まずは男から潰させてもらうぜ」

古泉「こ、古泉…です」

長門(まずは一人消えたか…、予想よりも早い。だがこれも想定の範囲内。すぐにプランを修正し適切な行動に移る。この場で自然に彼の男性器に舌の粘膜を接触させるには……)

ハルヒ(キョンの『禁則事項』、キョンの『禁則事項』、キョンの『禁則事項』)

後は、いつもの無表情で佇む長門と、……何故か涎を垂れ流しにしてるハルヒか。
こうなったら二人ともこのチェアーでやっちまうか。俺は>>61


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:30:08.62 ID:kILcmp5g0
もう一度古泉を痛めつけた


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:39:40.29 ID:Q8Rtlbgx0
なんとなく小泉を痛めつけたくなったので、もう一度チェアーで動かなくなるまで痛めつけた。

古泉「こ、小泉です……」

キョン「そうだ…、テメェの名前は小泉だ。よく言えたな、偉いねぇぇ」

長門(一体どういうつもりだ、古泉一樹は既に行動不能だったはず、それをさらに痛めつけるとは……考えろ、考えるのだ。何かきっと彼にとってメリットのある行為のはず。
……さては!)

キョン「さて、これで古泉一樹というプレイヤーはこのゲームから消滅した……よって、このゲームはお流れ。そして、こいつの一億は今手にしている俺の物となる!」

長門(しまった、彼は最初からそれを見越して古泉一樹に攻撃を!? これで彼は己の肉体を一切穢すことなく第一のゲームを乗り切ることが出来る)

ハルヒ(キョンの『禁則事項』、キョンの『禁則事項』、キョンの『禁則事項』、キョンの『禁則事項』)

キョン「さぁ、後はお前等の持っている一億を奪えばゲーム終了だ」

(あの声)「そういうルールなんですかぁ? よく分からないけど次のゲームは>>66」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:50:38.89 ID:zJjIpWaM0
古泉フルボッコ

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:56:53.69 ID:Q8Rtlbgx0
キョン「いくぜ…、長門、ハルヒ。ヤツにジェットストリームアタックをかける!」

長門「了解した」

ハルヒ「いくわよ、だりゃぁぁぁ!」

俺達三人の体はその刹那一つの光になり古泉に降り注いだ。
何度も、何度も、……まるで獲物に喰らう肉食獣のように古泉に攻撃を加えていった。

古泉「………………」

キョン「終わったな、古泉。いやもう顔もわからなくなっちまった……。こいつは哀れな生贄だな」

長門「何かを得るには何かを失わなければいけない。これは自然の摂理、ゼロサムゲーム」

ハルヒ「そうよ、わたし達はこんなところで立ち止まるわけにはいかないわ。古泉くんの為にも」

俺達は互いに手を取り合う、そこには欺瞞、疑心、そのようなものは一遍の欠片も無かった。

キョン「いくぜ、これが最後の戦いだ!」

俺達は>>76


これでラスト安価にしときますね



76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 02:02:49.26 ID:3mkGIHOP0
夢からさめた


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 02:08:40.49 ID:Q8Rtlbgx0
キョン「はっ、夢か!」

俺は勢い良く布団から飛び起きた。ヤバイこの時間じゃ遅刻じゃねぇか!

妹「キョンくんご飯はー?」

キョン「この食パンでいいや、んじゃいってくる!」

急いで玄関から飛び出し地面を駆ける。……と、その瞬間曲がり角で誰かとぶつかってしまった。

ハルヒ「痛たたたた、あんた何すんのよ! ってキョンじゃない」

見ると目の前にはハルヒの姿があった、ぶつかったのが知り合いでよかったぜ。安堵した俺はふとアイツの足元に落ちている小箱に目がいった。




79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 02:11:11.26 ID:Q8Rtlbgx0
キョン「なんだコイツは」

ハルヒ「ちょっと、なに勝手に開けてんのよ!」

見ると中には小さなショートケーキとメッセージカードが。何気なくそのカードを読んでみると

『掃除ごくろうさま、キョン』

と一言ハルヒの字で書かれていた。

ハルヒ「なに勝手に読んでんのよ、アンタは!」

キョン「今日は、部活の掃除やらされるのか?……やれやれ」

ハルヒ「あったりまえでしょう! アンタはうちの雑用係なんだから」

満面の笑みで微笑むハルヒを横目に俺は坂下の町並みを見下ろす……今日もいい天気だ。




長門「隣同士あなたーとあーたしさくらんぼー♪  ハイ・ハイ!」


ハルヒ「あの坂下にいるの有希じゃないの」

キョン「なにやってんだアイツ……」

=おしまい=