7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 17:28:00.76 ID:qzOcvWBX0
魔王「あぁ……勇者可愛い……」
側近「あのー魔王様ぁ~?入りますよぉ?」
魔王「!!!ちょっと待ってろ!!」
側近「はーい」
魔王(勇者グッズをかたずけて…っと)
魔王「入っていいぞぉ」
ガチャリ
側近「魔王様 勇者一行がこの城に近くにいると言う情報が…」
魔王「そ、そうだな……」
側近「? 魔王様?顔がお赤いですよ?」
魔王「いや……その……少し赤面症だから……」
側近「?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 17:48:47.01 ID:qzOcvWBX0
魔王「ま……まぁ適当にあしらっとけ」
側近「そうですか ではサイクロプス部隊を……」
魔王「サイクロプス?!!駄目駄目!!スライムとかにして!」
側近「スライムですか?まぁいいですけど」
魔王(たすかったぁ)
側近「?」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 18:13:02.39 ID:qzOcvWBX0
魔王「今日は魔界通販で買った【秘録!勇者凌辱DVD】が届く日」
側近「魔王様~?このような小包が……」
魔王「あ それ私の……」
側近「いえそれが中身がこのようなものに」
魔王「え ちょっ、見ちゃ駄目ぇ!!」
【秘録!♂戦士 】
魔王「……」
側近「なんでしょうかこれ 勇者からの新手の嫌がらせでしょうか」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 18:22:15.98 ID:qzOcvWBX0
側近「勇者が攻め込んできました」
魔王「マジで!?相手してやろーっと」
勇者♂「デュフフwww僕が世界を救うんだなwww」
魔王「死滅しろ」ベギラゴーン
勇者♂「フォカヌポウゥwwww焼き豚ならぬ焼き勇者www」死亡
側近「キモかったですね」
魔王「あぁキモかったな」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 18:29:05.78 ID:qzOcvWBX0
魔王「死滅しろ」マヒャドーン
勇者A「デュフフwww」チーン
魔王「おっ死ね」メラゾマー
勇者B「デュフフwww」チーン
魔王「なんでこうもキモいのばっかり集まるんだ?」
側近「そりゃあ魔王様のお顔が美しいからでしょう」
魔王「側近よ お前も中々だぞ」
側近「あら魔王様ったら」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 18:41:44.49 ID:qzOcvWBX0
魔王「側近 今の世界の状勢はどうなってる?」
側近「西の大陸で魔王を名乗る輩が現れたそうです」
魔王「ふん……素性は分かってるのか?」
側近「元々は勇者として旅立ったようですが……」
魔王「ふーん……男?女?」
側近「女ですよ………?どこかへ出かけるんですか?」
魔王「いやぁ魔王と名乗る輩は私一人で十分かなって」
側近「なら私もお供します」
魔王「一人でいけるのに……」
側近「何言ってるんですか 魔王様は方向音痴なんですから」
魔王「酷い言われよう」
側近「ほらほら 早く行きますよ!」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 18:50:56.49 ID:qzOcvWBX0
豪華客船【クイーンビー号】
魔王「ごうきゃかくせん」
側近「違います豪華客船です」
魔王「ごうかかくせん」
側近「違います豪華客船です」
魔王「ごうきゃきゃくせん」
側近「違いますごうきゃかくせん……あれ?」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 18:56:37.45 ID:qzOcvWBX0
魔王「ついたぜ西の大陸!」
側近「魔王様 そんなに声を荒げては群衆に笑われます」
魔王「だってこの大陸初めてだし…」
側近「そういえば魔王様は箱入り娘でしたね」
魔王「そもそも城から出るのも久しぶりだし……」
側近「魔王様……それは引き篭もりという物です」
魔王「えっ……」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 19:10:04.33 ID:qzOcvWBX0
魔王「ここがその偽魔王の城か…」
側近「そうみたいですね 看板が立てられています」
【ようこそ 魔王のお城へ!!】
魔王(手書きかな 可愛い文字)
側近「扉開けますね」ギィ
勇者♀「はっはっは よく来たな勇者共!私は魔王だ!」
側近「実に威勢のいい魔王ですね」
勇者♀「これはプレゼントだ!」ライデイーン
側近「どこに雷系呪文を使う魔王が居るんですか……魔王様?」
魔王「可愛い……」ボミオース
勇者♀「くっ!動きが!!」
魔王「側近! この子持って帰るね!」
側近「お持ち帰りって どうするんですか?」
勇者「おい!放せ馬鹿!どこにつれてく気だ!おい!」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 19:37:07.23 ID:qzOcvWBX0
側近「魔王様はあの勇者を部屋に連れ込んでいったい何をしているんでしょう」
魔王「君可愛いねぇ ぷにぷにー」
勇者「放せ!私に触るな!」
魔王「そんな事言わないでよぉ 今日は一緒に寝ようね~」
勇者「…………やめてくださいヒグッ 放してくださいヒグッ」
魔王「…………どうして魔王なんてやってたの?」
勇者「ヒグッ……一緒にヒグッ……旅してた仲間が……」
魔王「仲間が……?」
勇者「寝込みを襲って来てヒグッ……それで……人が信じられなくなってヒグッ」
魔王「そう……でも安心して……」
勇者「……ヒグッ」
魔王「ここに居る皆は君を襲わないし君はもう襲われない 私が守るから」
勇者「ヒグッ……うわぁああああああん」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 19:44:17.03 ID:qzOcvWBX0
魔王「側近よ 世界の状勢はどうなってる」
側近「東の大陸で超絶大魔王を名乗る輩が現れたそうです」
魔王「超絶大魔王って……」
側近「倒しにいかれますか」
魔王「あぁ……付いてくるのか?」
側近「当たり前ですよ 迷子になったら心配ですから」
勇者「魔王様ぁ!私も連れてってください!」ギュー
側近「あ ずるい!私も!」ギュー
魔王「あー もう これだから魔王はやめられない」
世界は今日も平和です
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 20:35:43.94 ID:qzOcvWBX0
一方その頃東の大陸では
超絶「魔王になれば女勇者とわいわいできると思ったのに」
デュフフwwwwデュフフwwwデュフフwwww
超絶「なんで男勇者しか集まって来ないんだ」
魔物「どうやら本物の魔王は女性らしいですぞ」
超絶「それでか…………そうだ その魔王とイチャイチャすればいいんだ!」ルーラン
魔物「魔王様!どこへ行かれ……行っちまったよあの馬鹿」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 20:48:12.48 ID:qzOcvWBX0
超絶「ここが魔王城か……」
超絶「たのもー!……なんか張り紙があるぞ」
【超絶大魔王を倒しに行きます 探さないでください 魔王】
超絶「……スレチガイだぁあああああ」ルーラン
超絶「ただいまぁ・・・ん?」
魔王「あ いた」
超絶「……魔王だァああああああああ」
魔王「そうです私が真の魔王です」イオナズーン
カッ
超絶「ガレキの下に居る ガレージキットではない」
超絶「あぁ……可愛かったな 魔王の隣に居た二人も良かった」
世界は今日も平和です
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