1 : ◆Tina2b6i.2 :2013/07/28(日) 20:08:42.36 ID:7veCk6nD0
-食堂-

苗木「山田クン! これあげるよ!」

山田「ぬ、僕にプレゼントですかな?」

苗木「うん、良かったら貰ってくれると嬉しいな」

山田「モチのロンでござる! 有り難く頂戴致しますぞ!」

苗木「それじゃ、はいこれ!」

山田「…箱?」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:14:22.86 ID:7veCk6nD0
苗木「この中に入ってるんだ」

山田「ほほう、今開けてもよろしいですかな?」

苗木「いいよ! 気に入って貰えたらいいんだけど…」

山田「楽しみですなー、何が入って」パカッ

びよーん

苗木「っく…!」

苗木「あははっ、なんちゃって! ビックリ箱だよ!」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:17:21.06 ID:7veCk6nD0
苗木「ごめんね、驚かせ…」

苗木「……」

苗木「…あれ?」

苗木「山田クン?」

苗木「ちょ…どうしたの!?」

苗木「山田クン!? やま…」

苗木「…!」

山田「」






苗木「し、死んでる…」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:20:21.21 ID:7veCk6nD0
苗木(マジか…)

苗木(これはもう…マジか…)

苗木(……)

苗木(…立ったまま死んでるのも可哀想だし、寝かせてあげよう)

苗木「はぁぁぁぁぁ…」

苗木「セイッ!!」ドムッ

山田「」バタッ

苗木(よし…)

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:23:27.32 ID:7veCk6nD0
苗木(とりあえず、誰かがここを通る前に退散し)

不二咲「あれ? 苗木くん…何やって」

苗木「!」

苗木「ぼらァ!!!」ドゴッ

不二咲「エンッ!!」バタッ

苗木(……)

苗木(……やっべぇ)

苗木「ふ、不二咲クン…?」

不二咲「」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:27:05.75 ID:7veCk6nD0
セレス「こ、これは…」

苗木「くっ…」

苗木「テャッ!!」バキッ

セレス「たえこっ!!」バタッ

セレス「」

苗木(……)

苗木(マジか…マジでか…)

苗木(いや、死体を隠せばなんとかなるか…?)

モノクマ「ちょっと苗木クン! さすがに3人以上は」

苗木「ホォア!!」デュクシ

モノクマ「ぐぁぁ!」ドテッ

苗木(しまった…捻りが甘かったか…!)


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:30:52.56 ID:7veCk6nD0
モノクマ「うぷ…うぷぷぷぷ…」

モノクマ「学園長こと以下略!」

モノクマ「助けて! グングニルの槍ッ!」

苗木(槍…? 飛んでくるとしたらマズイな…)

苗木(…しかたない、あれを使おう!)

ヒュンッ


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:34:23.04 ID:7veCk6nD0
苗木「いいぜ」スッ

カカカッ

モノクマ「そ…その動きはッ!」

苗木「てめえが何でも思い通りに出来るってなら」サッ

カカカカッ

苗木「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す」ササッ

スカカカカカッ

モノクマ「ぜ、全部避けやがっただとッ!?」

苗木(今だ!)

苗木「チェリオ!!」バゴッ

モノクマ「モルスァ」バタッ

苗木「……」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:37:41.47 ID:7veCk6nD0
苗木(…僕はこんな事する人間じゃない!)

苗木(諦めて自首するべきか…)

腐川「さ、さっきからうるさいわねッ! 何やって」

苗木「ドゥア!!」ズドン

腐川「ふじょしっ!!」バタッ

苗木「……」

苗木「…ここで諦めたりしないぞッ!」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:43:07.10 ID:7veCk6nD0
江ノ島「ちょっ、何や」

ドゴォ

江ノ島「むくろっ!!」バタッ

苗木「次!」

桑田「オイ! なえ」

ドゥグァ

桑田「アポッ!!」バタッ

苗木「次ィ!」

舞園「な…苗木く」

ファルコンッパーンチ

舞園「ピィヤァァァァ!!」キラーン

苗木「はぁっ、はぁっ…」

苗木「……」

苗木「…よし」

苗木(逃げよう)ダッ


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:47:18.16 ID:7veCk6nD0
-苗木の部屋-

苗木(さて…どうしようか…)

モノクマ「コラー!」

苗木「うぉア!!」ブォン

モノクマ「す、すとっぷ!」

苗木「な…なんだよ…」

モノクマ「苗木クン! 殺しすぎですよッ!」

苗木「し、仕方ないだろ…あれは不可抗力だよ…」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:53:04.61 ID:7veCk6nD0
モノクマ「だからって七人も殺す事ないでしょ!?」

モノクマ「侍とか小人じゃないんだから!」

苗木「そのツッコミもどうかと思うけど…」

苗木「そもそも、人数制限のルールなんてないし…」

モノクマ「もう少ししたら追加しようと思ってたんだよ!」

苗木「知らないよそんなの…」

モノクマ「とにかく後で学級裁判があるから、今の内にブルっておくんだなッ!」

苗木「学級裁判?」

モノクマ「じゃ、そういう事で!」ピュン

苗木「待っ…」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 20:56:16.66 ID:7veCk6nD0
苗木(……)

苗木(学級裁判ってなんだろう…)

キーンコーンカーンコーン

苗木(…ん?)

モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます!』

苗木(死体が発見された、か…)

苗木(…食堂に戻ってみよう)


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:02:38.47 ID:7veCk6nD0
-食堂-

苗木(一応、驚いておくか)

苗木「どっひゃああああ」

大神「む、苗木か…」

苗木「これは一体どうして…」

十神「どうもこうもない…この中の誰かが殺したんだ」

大和田「モノクマの言う事を真に受けやがったのかよ…ッ!」

葉隠「こ、これはドッキリに決まってるべ…」

霧切「それにしても、さっきのアナウンスの学級裁判っていうのが気になるわね…」

モノクマ「はーい、では説明しましょう!」

苗木「モノクマ!?」

モノクマ「学級裁判とは…」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:06:57.25 ID:7veCk6nD0

モノクマ「以上、これが学級裁判のルールなのですッ!」

石丸「そのおしおきというのは…」

モノクマ「簡単に言えば処刑だね!」

葉隠「しょ、処刑!?」

モノクマ「そういう事! じゃ、ボクは準備があるからね!」ピュン

十神「ふん…くだらん」

大神「それにしても…これ程大量に殺す必要はなかっただろう…!」

苗木(ひぃぃ)

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:08:42.33 ID:7veCk6nD0
霧切「怒っても仕方がないわ」

霧切「手掛かりを集める為に捜査をするわよ」

苗木「じゃあ、僕も手伝うよ」

苗木(せめてあのビックリ箱を隠しておかないと…)

大和田「あ? 何だこの箱」

苗木(大和田てめえェェェェ!!)

39 ::2013/07/28(日) 21:13:59.22 ID:7veCk6nD0
葉隠「ビックリ箱…みたいだべ」

朝日奈「事件に関係あるのかな?」

苗木「さ、さすがにないと思うけど…」

霧切「そうとも言い切れないわ」

十神「こんな所に落ちてるんだ、明らかに不自然だろう」

苗木(くっ…)

霧切「一応手掛かりに追加しておきましょう」

大神「他に手掛かりとなりそうな物は…」

モノクマ「おっと、これを忘れてました!」

石丸「うおっ!? …ってモノクマか…」

モノクマ「はい、モノクマファイルー」テッテレテッテッテー

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:19:36.70 ID:7veCk6nD0
大神「…これは?」

モノクマ「なんと、被害者の死亡時刻や死亡理由などが書いてあるのですッ!」

葉隠「なるほど、良い手掛かりになりそうだべ」

モノクマ「引き続き捜査頑張ってね!」ピュン

苗木(どんどん僕が不利になるな…)

朝日奈「えっ…これって…」

大和田「殺された時間がほとんど一緒じゃねーか…!」

葉隠「それに、全員一撃で死んだって書いてるべ…」

十神「お前の目は節穴か? よく見ろ、山田だけは別だ」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:22:06.91 ID:7veCk6nD0
石丸「ではどうやって殺されたんだ!?」

苗木「そ、そんなの僕に聞かれても分からないよ」

霧切「とりあえず、捜査を続けてみましょう」

大神「その方が賢明だろう…」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:27:47.50 ID:7veCk6nD0

苗木「何も見つからないな…」

霧切「困ったわね…」

キーンコーンカーンコーン

モノクマ『さて、準備が整ったので、開きたいと思います!』

モノクマ『お待ちかねの…学級裁判をっ!』

モノクマ『学校エリア1階にある、赤い扉に入って来てね! 待ってるよー!』

苗木「……」

葉隠「ど、どうすんだべ! まだ手掛かりも全然ねーぞ!」

大和田「どうするっつってもよォ…」

霧切「行くしかないわね」

朝日奈「うん、そうだよね! なんとかなるって!」

石丸「では、行こうではないか!」



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:34:10.83 ID:7veCk6nD0
-エレベーター内-

葉隠「なぁ…俺達はどうなるんだべ…?」

十神「殺した犯人を当てる事が出来れば生き残り、出来なかった場合は死ぬ…それだけだ」

大和田「まさに命がけってとこだな…」

朝日奈「生き残ろうよ! 絶対に!」

石丸「うむ!」

大神「そうだな…」

霧切「なんとしても生き延びて…」

苗木「……」

そして、エレベーターはどんどん地下に潜っていった…

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:42:38.56 ID:7veCk6nD0

苗木「ここは…」

モノクマ「やっほー! 遅かったね!」

モノクマ「まずは、オマエラは自分の名前が書かれた席に着いてください!」

僕らはモノクマに急かされるまま、自分達の席へと向かった


モノクマ「はい、では全員の準備が終わったところで…」

モノクマ「早速、学校裁判を始めたいと思いまーす!」

ついに始まる…
命がけの騙し合い…命がけの裏切り…
命がけの…学校裁判…!

学級裁判、開廷!



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:50:27.39 ID:7veCk6nD0
霧切「まずは、死亡状況を整理しましょう」

苗木「えっと、殺されたのは山田クン、不二咲さん以下略だね」

朝日奈「でも、山田だけ死亡理由が違ったんだよね」

十神「他と違って、外傷は一切ないみたいだったからな」

葉隠「わかったぞ! 死因は心臓発作だべ!」

石丸「は…?」

大神「心臓発作だと…?」

葉隠「俺の占いでそう出たから間違いねーべ!」

朝日奈「占いで簡単に決めれる事じゃないよ!」



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 21:57:43.07 ID:7veCk6nD0
大和田「だけどよ…他に手掛かりとかあんのか?」

霧切「あのビックリ箱が気になるわね…」

朝日奈「なにか関係があるの?」

霧切「…わからないわ」

石丸「そうか…」

大神「ぬぅ…」

朝日奈「うーん…」

十神「……」

大和田「クソッ! 何かねーのかよ!」

葉隠「【手掛かりがない】んじゃ仕方ねーべ…」

苗木(ん…手掛かりがない…?)

苗木(……)

苗木(…そうだ!)

苗木「それは違うよ!」パリーン

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:02:58.22 ID:7veCk6nD0
葉隠「へ…何がだべ?」

苗木「葉隠クンは手掛かりがない…そう言ったよね?」

朝日奈「苗木は何かあるの?」

苗木「いや…手掛かりはないんだ」

大和田「ねーのかよ!」

苗木「そ、そうじゃなくて…」

石丸「では…どういう事だ?」

苗木「これだけで十分なんだ、って事だよ」

十神「なんだと…?」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:07:48.18 ID:7veCk6nD0
霧切「…苗木くん、説明してもらえるかしら?」

苗木「えっと…このビックリ箱は、やっぱり事件に関係ある物だったんだ」

大神「しかし…どういった関係があるのだ?」

苗木「これは事件で使われた物ではなくて…」

苗木「山田クンが残したダイイングメッセージだったんだ!」

石丸「何っ!?」

葉隠「バイキングソーセージだったのか!」

苗木「それに…これは犯人を直接示してあるんだ」

十神「なんだと…?」



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:14:19.50 ID:7veCk6nD0
朝日奈「それって誰なの!?」

苗木「お、落ち着いて朝日奈さん」

苗木「ところで、この箱は何に使うかわかるよね?」

朝日奈「え? 驚かすため…かな?」

苗木「そうなんだ、つまり…」

苗木「ビックリ…ビックレ…ハックレ…」

霧切「まさか…」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:22:01.63 ID:7veCk6nD0
苗木「そう! つまり、犯人は葉隠クン…君なんだ!」

十神「なんだと…!?」

葉隠「んなメチャクチャな!?」

大神「ふむ…」

霧切「たしかに、一理あるわね…」

葉隠「ねーよ! ただのこじつけだべ!」

大和田「テメェ…!」

朝日奈「本当に葉隠が皆を…?」

石丸「そうだったのか…ッ!」

葉隠「おいおい! 俺はそんなの認めねーぞ!」

苗木「葉隠クン、キミが何と言おうと、すべての謎はもう解けているんだ…」

苗木「今回の事件の答えは、これだ!」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:26:55.64 ID:7veCk6nD0
クライマックス推理!

苗木「まず、葉隠クンは占いをしてあげようと皆を誘っていた…」

苗木「そして、最初に来たお客さんは…山田クンだったんだ」

苗木「それは葉隠クンが呼んだから当たり前なんだけど…そこで事件は起きた」

苗木「思いがけない占いの結果に、山田クンは心臓発作を起こして死んでしまったんだ」

苗木「そのせいで葉隠クンは焦っていて、次に入って来た人…」

苗木「つまり、目撃者である不二咲さんを殺してしまったんだ」



75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:30:10.88 ID:7veCk6nD0
苗木「その後も次々呼んでいた人が入って来てしまい…」

苗木「その目撃者を全員殺してしまった…」

苗木「でも、山田クンは自分だけが呼ばれたと思い、もし殺された時の為にダイイングメッセージ…」

苗木「そう、ビックリ箱を用意しておいたんだ」

苗木「それが解決の手掛かりとなった…」

苗木「…これが今回の事件の全貌だ!」



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:34:40.67 ID:7veCk6nD0
葉隠「……」

葉隠「…そう、だったのか…」

霧切「終わりね」

朝日奈「やっぱり…葉隠が…」

葉隠「知らなかったべ…」

葉隠「俺がそんな最低な奴だったなんて…!」

苗木「いいんだ、葉隠クン…」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:36:58.72 ID:7veCk6nD0
苗木「自分の罪はしっかり償えばいいんだ」

葉隠「わかったべ…」

苗木「…モノクマ!」

モノクマ「んぁっ!?」

苗木「僕達の結論は出たよ!」

モノクマ「…わかりました!」

モノクマ「では、行ってみましょう…」

モノクマ「投票ターイム!」


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:39:10.55 ID:7veCk6nD0
-体育館-

モノクマ「卒業生、苗木誠クン!」

苗木「はい!」

モノクマ「えー、あなたはクロとなり、シロを欺き…」

モノクマ「見事、生き残りましたので、ここに卒業証書を授与致します」

苗木「ありがとうございます!」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/28(日) 22:42:18.66 ID:7veCk6nD0
結局卒業するのは僕だけになってしまった

犠牲になってしまった皆の事を思うと、ちょっとだけ胸が痛むかな…

でも、そんな後ろ向きな気持ちじゃ皆から笑われちゃうよね

だから、僕は前に向かって進むんだ


そう…




―胸に希望を抱いて!


終わり