1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:16:03.76 ID:Xj3JmGGR0
千早「・・・くっ!持って行かれた・・・・・・!!」

千早「返して・・・弟なのよ・・・・・・」

千早「足でも!両腕でも!・・・・・・心臓だってあげるわ」

千早「だから!!」

千早「返して!!」

千早「たった一人の弟なの!!」

バ ドクン






春香「みたいな?」

P「頭大丈夫か?」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:18:08.73 ID:Xj3JmGGR0
P「唐突に何言い出すんだ」

春香「漫画買ったんですよ、漫画!鋼の錬金術師って言うんですけど」

P「ああ・・・それであんな事言い出したのか」

春香「プロデューサーさんも読んだことあるんですか?」

P「俺はガンガンの愛読者だからな、読んだことあるよ」

春香「だったら人体錬成も知ってますよね?」

P「作品内の錬金術における禁忌だろ?」

P「もし人体錬成したら真理の扉の通行料として体の一部が持って行かれる・・・だったか?」

春香「そうです!だから千早ちゃんも持って行かれたのかな?って思ったんです」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:34:14.18 ID:eHbhS/16P
あずさ「ふふっ……私は皆さんが”世界”と呼ぶ存在。あるいは”宇宙”、あるいは神」

あずさ「私は”全”、私は"一"、私は”真理”、私は”歌姫”。そして」

あずさ「私はあなたよ、千早ちゃん?」

千早「あずさ……さん?」

あずさ「ふふっ、返して欲しいでしょう? この体。その声を手に入れるために、どれだけの代償を払ったのか」

千早「い、言ってる意味がよく……」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:35:00.67 ID:Xj3JmGGR0
P「・・・どこを?」

春香「やだなあ。それを女性に言わせるんですか?」

P「・・・千早が聞いたら怒るぞ?」

春香「・・・そうですね」

P「というかなんで千早なんだ?」

春香「こう言うと千早ちゃんに失礼ですけど」

P「もう十分失礼だけどな・・・それで?」

春香「優君を蘇らせる為に人体錬成して、その反動で胸を持っていかれちゃったのかなって」

P「結局胸って言ってるじゃないか」

春香「小さいことは気にしないで下さい。千早ちゃんの胸じゃないんですから」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:41:46.39 ID:Xj3JmGGR0
P「いや本当に千早聞いてたら怒るぞ?身体的な意味でもだが、何より弟さんの事を笑いのネタに使われたんじゃ」

春香「ごめんなさい・・・これは二人だけの秘密にして下さいね」

P「当たり前だろ?こんな話千早にもほかの皆にも言えないよ」

春香「えへへ。プロデューサーさんと私だけの秘密///」

P「何でそこで照れるんだよ」

春香「じゃあプロデューサーさんはどう思うんですか?」

P「えっ何が?」

春香「千早ちゃんが人体錬成して持っていかれたと思わないんですか?」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:48:09.98 ID:Xj3JmGGR0
P「いやいやいや、普通思わないだろ。アレは漫画の話だぞ?」

春香「そんな事言ったって!千早ちゃんのあの壁か胸かも区別の付かない物なんて病気ですよ!?」

P「何で逆ギレなんだよ。っていうか春香・・・お前千早の事そんな風に思ってたのか?」

春香「流石に冗談ですけど、何であんなに育ってないんだろうって思った事はあります」

P「そんな事いっても身体的特徴だからな、しょうがない」

春香「そうなんですけどね。でもただ育っていないってよりも夢があるかなと思うんです」

P「夢ってなんだ」

春香「持って行かれたっていう設定なら元々大きかったからまた育つ可能性があるっていうか」

P「それ育たなかったらただの悪夢だろ・・・」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:54:08.34 ID:Xj3JmGGR0
P「いいんだよ、千早は少し劣等感を感じているのかもしれないが、世の中千早くらいが好きっていう男もいる」

春香「それじゃプロデューサーさんは小さい方と大きい方とどっちがいいんですか?」

P「なんだよ急に」

春香「だって千早ちゃんをそうやってフォローしたってことはプロデューサーさんにも好みがあるってことでしょう?」

P「そりゃまあ俺も男だしな」

春香「それでどっちがいいんですか?」

P「・・・大きい方かな」

春香「あー!千早ちゃんをフォローしといてそんな事言うんですね!」

P「そんな事言ったって、もし小さい方って行ったら『千早ちゃんをそういう目で見てたんですね!』とかっていうんだろ!?」

春香「はい」

P「即答すんなよ」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 20:59:12.39 ID:Xj3JmGGR0
春香「ふふふ、どうですか?千早ちゃんより大きいですよ?触ってみますか?」

P「触ったらセクハラだろ・・・それに春香よりももっと大きいほうがいい」

春香「ま、まだ私だって大きくなりますし」

P「あずささんや、貴音くらいか?」

春香「わかりました、この話は終わりです。はいはい、やめやめ」

P「自分から話を振ったんだろうに・・・」

春香「ところでプロデューサーさんはハガレンの中で一番好きなシーンはどこですか?」

P「うーん・・・甲乙付けがたいけど、やっぱり最終決戦の『勝てよ、兄さん』のシーンかな?」

春香「それで千早ちゃんの胸が戻るんですね!?」

P「だからどうしてそこに繋げようとするんだ」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:05:56.65 ID:Xj3JmGGR0
P「そういう春香はどこが一番好きなシーンなんだ?」

春香「序盤ですけど、タッカーの話です」

P「あの話か、エドが自分の無力さを味わい始めたきっかけだよな。いいシーンだと思う」

春香「そうなんです!エドが大佐に向かって弱音を吐くところは、ああやっぱり子供なんだなあって共感しちゃって」

春香「強がっていたいはずの大佐の前で弱音を吐くっていうのがまたいい味出してるんですよ」

P「確かになあ・・・アイドルやってるといい事だけじゃなくて、いやな事も多いから皆強がってても弱音を吐きたくなるしな」

春香「でも私には支えてくれる仲間がいますから!」

P(その仲間の過去を笑いの種にするのは正直どうなんだ)

春香「あっ閃きました」

P「えっ」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:10:01.79 ID:Xj3JmGGR0
伊織「今日は降りそうね」

やよい「こんにちわー!プロデューサー今日もよろしくお願いしますー!」

やよい「あれ?誰もいないのかな?」

伊織「プロデューサー!プロデューサー!っと・・・なんだいるじゃない」

P「ああ、お前らか。見てくれ、完成品だ」

P「人語を理解するキメラだよ」

P「見てろ?いいか?この人は伊織」

キメラ「いお、り?」

P「そうだよくできたぞ」

キメラ「よく、でき、た?」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:15:17.38 ID:Xj3JmGGR0
伊織「信じられないわ・・・本当にしゃべってる・・・」

キメラ「いおり」

キメラ「いおり」

キメラ「いお、り」

キメラ「いおり」

キメラ「なん」

キメラ「くる」

キラメ「ない」

伊織「――――――」



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:20:43.61 ID:Xj3JmGGR0
伊織「プロデューサーあんたが人語を理解するキメラの研究が認められて資格とったのいつだっけ?」

P「えーと・・・2年前だな」

伊織「小鳥がいなくなったのは?」

P「・・・2年前だな」

伊織「もうひとつ質問いい?」

伊織「響とハム蔵どこ行ったの?」

やよい「!!」

P「お前のような勘のいいガキは嫌いだ」




春香「みたいな」

P「もう一回言うけど頭大丈夫か?」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:25:43.00 ID:Xj3JmGGR0
春香「えー割とアリだと思うんですけど」

P「なにがアリかよくわからんけどとりあえず俺の配役おかしいだろ?」

春香「でもプロデューサーさんって眼鏡してますしタッカーもしてましたよね?」

P「判断材料そこだけ?っていうか眼鏡キャラならヒューズとかいるよな?」

春香「ヒューズさん死んじゃいますしそういう頭脳明晰なのは律子さんかなって」

P「いやタッカーも死ぬだろ!スカーに殺されるじゃん!ヒューズよりも前に!」

P「それに律子はヒューズの部下になったシェスカとかのが似合うだろ!」

春香「それを突っ込むなら伊織とやよいの配役も逆の方がいいですよね?声的にですけど」

春香「それに2期だと律子さんネタは通用しませんよ?」

P「えっ?そうなの!?」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:30:23.18 ID:Xj3JmGGR0
P「ってそうじゃなくて!仲間だと思ってるなら仲間を笑いのネタにしてやるなよ?」

春香「はーい」

ガチャッ

貴音「ただいま戻りました」

P「お、貴音か。お疲れさん。」

春香「おかえりなさい、貴音さん」

貴音「随分盛り上がっていたようですが」

P「ああ、まあちょっとな」

春香(貴音さんって家のこと何も言わないけど…実は錬金術師の家系だったりして)

貴音「どうしたのです春香。私の顔に何かついていますか?」

春香「えっあっいや!なんでもないです!」

P(春香が小鳥さんのように妄想に耽ってたけど…悪い大人の真似をしなくてもいいだろうに)

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:34:41.56 ID:Xj3JmGGR0
貴音「ところで事務所の玄関で千早が震えていましたが・・・」

春香「えっ!?」

P「まさか・・・」

貴音「声をかけても反応がないので心配なのですが何かご存知ですか?」

P「あー・・・」

春香「な、なんですかその顔!」

P「春香が悪いよなあって思って」

春香「そ、そんなこといったって・・・」

千早「いいの、春香」

春香「ひっ!ち、千早ちゃん・・・」

千早「春香が私のことどう思ってるか十分に分かったから」

春香「さ、さっきの話はその」

千早「これからの私達の関係についてゆっくり話し合う必要があるようね?」ニコッ

春香「ひぃぃぃぃ!」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 21:40:06.19 ID:Xj3JmGGR0
ゴ、ゴメンナサイチハヤチャン!チガウノ!

ナニモチガワナイワヨ、ハルカ

チハヤチャンゴメ…ヒィィィィィィィ

貴音「仲裁せずよろしいのですか?」

P「ま、ほかっとけ春香が悪いから」

貴音「そうですか・・・」

P「時間も時間だし、晩飯食って帰るか?ラーメンでもどうだ?」

貴音「まことですか!」

P「ああ、腹減ったし。駅前のところでいいよな?」

貴音「もちろんです。貴方様とならどこへでも」

P「じゃあそういうわけで春香と千早、戸締りよろしくな」

チョ!プロデューサーサンタスケ

ドコエイクノ?ハルカ

ヒィィィィィ!!