1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 03:08:20.51 ID:VIipSkfv0
側近「ですが今あなたがやってるのは世界征服以外の何物でもありません」

側近「どの種族の王より平和を望んでいた初代や先代は悲しんでおられるでしょう」

魔王「はぁ…あのね、私ら魔族はいくら強大な力を持とうと不死ではないの、わかる?」

側近「ええ、だからこそ彼らは弱き者の命を尊重し平和を望んだのではありませんか」

魔王「私も自分の命の大切さに気づいたからこんな事してるの」

魔王「わかる?」

側近「いいえ、失礼ですが理解に苦しみます」

魔王「ようするに、私はやりたいことをやってるの」

魔王「死後後悔しないようにね」

側近「ますます理解に苦しみます、あなたは殺戮がご趣味で?」

魔王「はぁ…めんどくさい……」

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 03:18:34.18 ID:VIipSkfv0
魔王「今、この城に対抗戦力が向かってるのは知ってるわよね?」

側近「はい、確か勇者と名乗る人間の青年ですね」

魔王「勇者ね、私の幼馴染なのよ。私が人間として生活してた時の」

側近「あ…ああ!そう言えば先代が弱い種族の気持ちを知らせる為に17年間あなたを人間の子供として」

側近「人間界へ住ませて居た時の近所の子供にどこか似てましたね」

魔王「でね、私勇者の事が好きで好きでたまらないの…本当にどうしようもないほど…」

側近「はぁ…もしかしていつもの水晶玉は勇者を見る為の水晶球だったのですか?」

魔王「そうよ…悪い…?」

側近「いいえ、滅相もございません。ただ悪趣味かな、と」

魔王「何と言おうといいわ…理解されようなんて思ってないし…」

側近「左様でございますか…」

側近「ですがまってください、勇者を名乗る人間と世界征服に何の関係が?」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 03:26:16.86 ID:VIipSkfv0
魔王「関係も何も、これは勇者の為の行為よ?」

側近「…は?」

魔王「勇者ね、つい2年前に婚約者ができたの…それはもう美しい人だった…」

魔王「探りを入れても、性格が良い事、人付き合いが良い事、家事が完璧にこなせる事しか分からなかった」

側近「……」

側近「幸せそうでいいではありませんか…」

魔王「……」

魔王「気に食わないのよ…彼が私以外の人間と愛し合ってるなんて…」

側近「…ですが、今更あなたが「私は魔族の王をやっていってあなたが好きです」なんて言うのも無理があるかと…」

魔王「そうよね、そうなのよ」

魔王「だからね、彼が持ってるものは全部全部壊してやる事にしたの」

魔王「可愛い彼女も大切な家族も心を許した友も信頼する村の仲間も」

魔王「全部全部」

側近「でも…仮にも勇者ですよ…?殺されたらどうするんですか?」

魔王「ふふっ…」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 03:32:45.03 ID:VIipSkfv0
魔王「そんなの嘘に決まってるじゃない」

側近「過信は身を滅ぼすとご存知で?」

魔王「だから、彼が勇者って事自体私がつくった嘘なの」

側近「は…?」

魔王「私が侵略を開始すると同時期に適当な人間を操ってあたかも 」

魔王「彼が本物の勇者だと信じこませる様に仕向けたの」

側近「…!?」

魔王「でも…本当は力なんてないのに…勇ましく剣なんか振るっちゃって……」

魔王「本当に勇者は可愛い……食べちゃいたいくらい…」

側近「で…ですが…それだとあなたの進撃させた軍勢が勇者を殺してしまうかもしれないのですよ?」

魔王「…ははっ…私がそんな事する訳ないじゃない……可愛い勇者を殺すなんてこの私が許さない…」

魔王「魔物には勇者と戦う時だけわざと手加減をさせてるの…」

魔王「だから彼は自分が選ばれた人間だと信じこむ事になる……」

魔王「そして私の城に着たが最後……」

魔王「私だけの物にしてあげる……ふふ……今から楽しみ……」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 03:38:30.88 ID:VIipSkfv0
側近「あ…あなたって人は……」

魔王「何?文句があるの?だったら人間側に寝返ってもいいのよ?」

側近「……」

側近「ですが…私があなたに仕えるのも…また使命です…」

側近「それでは…次のご命令は…?」

魔王「ふふっ、それじゃあ…そろそろ彼女には退場してもらおうかしら……」

側近「……」

側近「了解しました……」



勇者「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

魔物「ウガアアアアアアッッ!!」

勇者「ウラアアアッッ!!」

ス パ ァ ン

魔物「う……うぐ……ぁ……」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 03:50:26.47 ID:VIipSkfv0
勇者(最近…魔物が強くなっている気がする……)

勇者(俺自身の経験が増えれば増えるほどどんどん魔物が強くなっている気がする……)

勇者(こんなんじゃ…まだまだ魔王を倒す事はできない……)

勇者「でも…村の人達の為にも頑張らないと駄目だよな…」


俺の村は元々は平和で、戦闘とは無縁の村だった。
だがある日突然魔王の世界征服が始まった。対抗しようにも
何処もかしこも平和ムードで武力なんて一切持っていなかった。
だがそんな人間界にも希望が一つだけあった。それが俺だ。

なんでも、人間の中でも俺だけが特別な力を持ち、魔王を倒せるんだとか。
それを言い出したのが協会の大神父、影響力はすごい。

自分では特別な風には思えないが、何処の国も藁にもすがる思いだったのだろう。
俺は人間界をすべる王に無理やり戦士として戦場へ駆りだされた。

だが俺自身、人々の希望になれるなら予言が嘘だろうと突き進むだけだ
それが彼らの生きる糧になるならそれで十分だ。

例えその結果死のうと俺はみんなの役に立てるなら後悔なんてない

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 04:01:29.45 ID:VIipSkfv0
「ゅ…しゃ…」

「ゆ…ぅ…しゃ…」

「勇者っ!」

勇者「おわッ!?」

村娘「勇者ったら驚きすぎだよ、そんなんで救世主なんて務まるの?ふふっ」

勇者「正直俺は、近所の木こりの方が強くて便りがいがあるし、みんなの希望としては相応しいと思う」

村娘「またまた、そんな、遠慮してー!」

勇者「遠慮なんかしてねえよ!実際アイツの方が腕っ節は…!」

村娘「勇者のいい所は腕っ節なんかじゃないよ、私はあなたが救世主だって噂、信じる」

勇者「いや…でも…俺なんか……」

村娘「大丈夫、自分に自信持って、ね?」

村娘「このお腹の中の子の為にも、ね?」

勇者「……あぁ…そうだな…」

村娘「うん、来月には式もあげられるんだし、今月は乗り切ろ、ね?」

勇者「あ…あぁ!!」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 04:17:20.94 ID:VIipSkfv0
勇者「う…嘘だろ……?こんな……」

周りは火の海だった
確かにここには俺の家があって…隣にも家があった……はずだった…
なのに周り一面赤一色だった……

勇者「お…おい…!村娘ッ!!どこだッ!村娘ッッ!!」

勇者「みんなも…でてこいよ……」

勇者「こんなドッキリ……全然面白くない……面白く無いぞ……」

勇者「だから…」

勇者「だからでてこいよ!!!」

勇者「村娘ッッ!!!村娘ッッ!!おい、好い加減にしろッ!!」

勇者「流石の俺も…おこ……」

「……ぁ…ゆ…しゃ……」

勇者「ッ!?」

勇者「こ…この家の下に居るのか……?」

勇者「う…嘘だよな…?……な……?」


勇者「ウアアアアアアアアアアァァァァァァァァァッッ!アアァァッッ!!!」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 04:26:01.76 ID:VIipSkfv0
魔王「ふふ…この声…この顔…この胸を締め付けられる感覚……」

魔王「あぁ…全部…全部堪らなく気持ちいい…気持ちいいわ……勇者……」

魔王「そう、この顔よ!この顔! これが見たかったの……あぁ…勇者……」

魔王「私も大切な人が奪われた時、こんなに悲しかったの…こんなにやるせなかったの…」

魔王「今の勇者なら分かってくれるわよね…あぁ…生きててよかった……」

側近「……」

魔王「…言いたい事があるなら言いなさい」

側近「…復讐にしては…少し…残酷すぎるかと…」

側近「勇者が仮にあなたの立場なら、ここまでするのでしょうか…?」

魔王「……」

魔王「でも、見てみなさいよ側近」

魔王「この勇者の顔……堪らなくそそるでしょ…?」

側近「……」

側近「私には理解できません…」

魔王「そう…残念だわ…」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 04:37:27.78 ID:VIipSkfv0
勇者「………」
____
村娘「……と、隣村から引っ越して来ました…、…村娘といいます…よろしくお願いします…」

(か…可愛いなぁ… 恥ずかしがり屋…なのかなぁ……)


村娘「……ぐすん……ひぐっ……ひぐっ……ひぐっ……」

「どうしたの?大丈夫? はい、ハンカチ」

村娘「あ…ありがとうございます……む…村の人達が…殴るんです…私が…よそ者だからって…」

「…俺は君の味方だから……待っててね…俺が話つけてくる」


村娘「その傷…私の為に…?」

「ごめん…何もしてられなかった…ごめん……」

村娘「ふふっ…その傷…私と同じですねっ」

「…ふふっ…本当だ、お揃いだねっ」

村娘「結果は残せなくても…私の味方をしてくれるって言ってくれた時…嬉しかったです…」

村娘「本当に、ありがとう…ございます…!」

「ちょ、泣かないでよ!大丈夫!大丈夫だから!」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 04:46:27.43 ID:VIipSkfv0
勇者「………」ギュッ

勇者「いつも俺は…お前を守れなかった……」

勇者「…口ばっかりで…強くも無いくせに突っ込んでばっかりで……」

勇者「………」

勇者「魔王も…同じ目に合わせてやる……せめて彼女の思いを…魔王に……」

勇者「絶対……!絶対にだ!!!」

__________

魔王「ふふっ、いつでも待ってるよー、私の可愛い可愛い勇者」

魔王「そんな女の事なんか、忘れさせるほど満足させてあげるんだから…」

魔王「後少し……後少しだからね……」
__________


勇者「……」

キュイン キュイン キュイン キュイン

勇者「……」

勇者「何の音だ…?村のほこらの方から……」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 04:54:45.70 ID:VIipSkfv0
側近「魔王様、そろそろ勇者への手加減をやめさせてはどうでしょうか?」

魔王「……どういうつもり?」

側近「いえ、そのままの意味ですが」

魔王「それは私にとって勇者は生きがいだと言う考慮を入れた上での意見かしら?」

側近「もちろんです、手加減をやめさせた所で勇者はしなないだろうという結論に至った上です…」

魔王「…人間が魔族を倒す…?そんな事、ある訳ないじゃない」

側近「ですが現状では我が魔物の軍勢が人間一人にまったく敵わないのです」

側近「たかが一人です。こんな事、今までありませんでした」

魔王「…? それは手加減しているからでしょう?」

側近「いいえ、実は命の危険を感じた一部の者は全力で挑んでるんです。ですがまったく敵わなかったようなのです」

側近「このままあなたが魔物全員をセーフモードにさせておくと魔界が危険です」

側近「どうか、お願いですからお考えください…」

魔王「……」

魔王「私以外の魔物に勇者を殺させる…? ありえない…」

魔王「至急勇者をここへ招き入れなさい、側近」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 05:03:44.78 ID:VIipSkfv0
勇者「……」

魔王「久しぶり、勇者 何年ぶりかしらね、思い出せないわ」

勇者「……」

魔王「村のみんなは元気かしら? たしかあそこの村人は元気だけが取り柄だったわよね…?」

勇者「……」チャキッ

魔王「いいよ、終わらせてあげる、あなたの茶番劇、全部、全部」

魔王「…現実を知って…悲しんだら…たくさん慰めてあげるからね…」

魔王「あれ…勇者、一言も喋らないようだけどもしかして具合が悪いの?」

魔王「それとも、恋人の村娘さんが死んじゃって傷心だったr」

勇者「……グウオオオオオオォォォォッッッ!!!!」

魔王「…!?」

魔王「あ…あなた誰よ……私の……私の勇者はどこよ……」

勇者「アアアアアアアァァァァァァァァァッッ!!!」

魔王「何処って聞いてんのよッ!!」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 05:10:48.63 ID:VIipSkfv0
側近「さっきの勇者の様子…明らかに変でした…」

側近「それに…あの戦闘力も人間にしては破格の物でした……何か心あたりがあるのでは…?」

先代「…まぁな…もはや…彼は人間ではない……」

側近「彼が持っていた剣、あれはなんですか?…魔界でもあんな名剣は見たことがありません…」

先代「…我々は代々、平和を受け継いで来た一族……これは知っておるだろ?」

側近「えぇ…まぁ…」

先代「だが…一族には必ず…我らの教えに背き、道を誤る者が居る……」

側近「それが今の魔王様、ですか?」

先代「あぁ…そうだ…まさか教育の為と思っていた事がこんな事態を引き起こすなんて思ってもみなかった…」

先代「…言えばあの剣は…抑止力みたいな物だ…」

側近「っと…言いますと…?」

先代「…実はな……」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 05:20:24.09 ID:VIipSkfv0
勇者「アァァァァッッ!! ウアァァァァッッ!!」

魔王「違うッ!!違うッ!!違うッッ!!!」

ガキンッ ガキンッ ガキンッ

魔王「私が欲しかったのはッ!!こんなのッ!じゃッ!ないッ!!」

勇者「グゥゥルァァァァァァァァァッッッ!!!!」

 カ ッ キ ィ ィ ィ ィ ィ ン カラン カラン

魔王「ッ!!」

勇者「………」

魔王「ま…まさか…止め…ささないよね…?」

勇者「………」

魔王「わ…私は…こんなに…あなたの事が…好きで…」

魔王「大好きで……あ…あなたの…一番になりたかったの…ゆ…許して…」

勇者「……そんなものは……どうでもいい……」

勇者「お前を殺せれば……俺はそれで……」

魔王「こ…こんなの…!ち…違う…!!本当のアナタじゃないッ!!」



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 05:29:38.63 ID:VIipSkfv0
先代「あの剣には今までの魔王の最後の魔力が全て蓄えられている…」

側近「も…もしかして今のあなたにまったく魔力を感じないのも……」

先代「ああ…そういうことだ…次の代へ交代する時、あの剣に魔力をそそぐのだ…」

先代「魔力というのは漏れやすい…手入れをしてやらんとすぐにただの剣になってしまう……」

先代「だが、長い年月、魔力が注ぎこまれ続けた剣は…どんな剣よりも鋭く…強大だ…」

先代「恐らく、ワシの全盛期でも今の彼にはかなわないだろう……」

側近「ですが、何故彼があの剣を…?」

先代「娘を村へ生活させただろ?あの村に代々剣は封印されていた…」

先代「娘が誤った道を踏んだ場合に…あの村の勇敢な者があの剣を使えるように……」

側近「でもあの剣を…たかが人間が簡単に使いこなせるとは思えません…」

側近「何かトリックがあるのではないですか?」

先代「ふふ…すべてお見通しだな…」

先代「あの剣は…強い意志を持った者が現れた場合のみ現れ」

先代「その者の意識を食う…そしてはじめて強大な力をもたらす」

側近「だ…だったら今の彼は…」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 05:54:36.02 ID:VIipSkfv0
先代「今の彼の原動力は「何かを果たすという強い意志」のみ…」

先代「それを果たせば…彼を動かす物はない……そうなると意識を食われた彼は……」

側近「…そんなの…あんまりです…」


魔王「…や…やめて…こんなの…違うのッッ!!」
_______
「もうっ、お前は本当駄目だなぁ、貸してみろ」

「な?これはこうやったら早く終わるんだよ」

「…こ、こんなの…すごくねえよっ…!第一、お前のがうまいし!」
_____
「ほら、泣くな、これやるからさ、引っ越してもずっと友達、いいだろ?」

「だからなくなって!よしよし!ほら早く乗れ!」

「な……泣いてねえよ!…ほ、ほらさっ…さと…いけ…」
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魔王「わ…私が会いたかったのは…不器用で…泣き虫で、でもいつも優しかったアナタなの!!」  

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 06:02:49.41 ID:VIipSkfv0
勇者「……これで、終わりだ…」

魔王「え…?」

勇者「俺も後を追う…お互い…それでおしまい…」

魔王「や…やだ…死ぬのなんて怖い…あなたと…あなたと離れちゃう…」

勇者「………」

勇者「一緒にいてやる…いてやるから…寂しくない…そうだろ…?」

魔王「…居てくれるの…?」

勇者「ああ…居てやる…ずっとずっとな…」

魔王「………」

勇者「………」

ギ ュ ウ ッ

魔王「勇者…暖かい……」

勇者「あぁ…あったかい…あったかいな……」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/29(月) 06:15:02.02 ID:VIipSkfv0
新魔王「どうですか…?私の料理、おいしいですか?」

「…ぁ…ぁぁ……」

新魔王「まだまだ姉さんまでとはいきませんが…」

「………」

新魔王「外の世界は…平和ですよ…人間界の王は、あなたを神と崇め石像までつくってます…」

「………」

新魔王「不思議ですね、あなたに何人も仲間が殺されたのに…自然と憎くはないです…」

新魔王「少し、あなたを愛していた姉さんの気持ちが分かった気がします…」

「………」

新魔王「大丈夫です、私は姉さんみたいに世界征服をしようなんて思ってません…」

新魔王「あなたをこんな風にしたのは姉の一番近くに居ながら止められなかった私の責任です」

新魔王「しっかり罪は償わせて頂きます」

新魔王「あ、今日は良い天気ですね、散歩なんてどうですか?」