1 :代行:2011/03/05(土) 22:26:14.71 ID:q0cBylYY0
マミ「え?」

まどか「いや、こっちが聞いてるんですけど」

マミ「何かしら?」

まどか「マミさん、今何か言いましたよね?」

マミ「な、何かって……」

まどか「今魔女倒す瞬間、何か言いましたよね。何て言ってたんですか?」

マミ「……」


7 :代理サンクス:2011/03/05(土) 22:33:49.15 ID:Fw08tTlp0
まどか「教えてください」

マミ「さ、さぁ?何のことかしら……」

まどか「えー、絶対言ってましたよ。なんちゃらかんちゃらって」

まどか「大砲みたいなの撃つ瞬間に」

まどか「なんですかアレ?」

マミ「そ、それはその……魔法少女だけの秘密よ……」

まどか「そうなの?キュウベエ?」

QB「いや、そんな秘密はないね。少なくともボクは知らないよ」

マミ「あ、ちょ、ちょっと待って。う、うん。言ったわ。ええ、確かに言ったわ……」

まどか「やっぱり!」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:39:06.95 ID:Fw08tTlp0
まどか「で、何て言ってたんですか?」

マミ「え、えっと……それは、ええと……」

まどか「もったいぶらないで教えてくださいよ」

マミ(何なのこの子……。何でこんなグイグイくるのよ……)

QB「いいじゃないか教えてあげても。いつも言ってるだろう?」

マミ「あ、いや……」

まどか「あっ、さっきのっていつも言ってるんですね。そう言えば初めて会った時も言ってたような」

マミ「ま、まぁそうね。言ってるわ。毎回……」

まどか「へぇ~。そうなんですか~。で、何て言ってるんですか?」

マミ「え、ええと……」

マミ「ティ……ティロ……///」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:41:38.32 ID:VR/czvnpO
マミ「…テ、ティ

ほむら「ティロ・フィナーレ!!」シュッ

マミ「ロフィえっ?」

ほむら「」シュッ


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:47:00.05 ID:Fw08tTlp0
まどか「え?てぃろ?」

マミ「ティ、ティロフィナ……ゴニョゴニョ」

まどか「最後のほうよく聞こえませんでした。もう一回お願いします」

マミ「ティロフィ……///」

マミ「も、もうやめましょう!あっ、わ、私のソウルジェム濁ってきたから早く浄化しないと!」

QB「そうかな?まだ十分綺麗じゃないか」

マミ「そ、そうね。綺麗ね。うんとっても綺麗!ほら見て?綺麗でしょう?」

まどか「わぁ。綺麗ですね~。で、何て言ってるんですか?」

マミ「あう……」

QB「ティロ・フィナーレだろ?まどか、スレタイを見てみなよ」

マミ「わ、ちょっ」

まどか「あ、本当だ。書いてある。へぇ~。ティロ・フィナーレって言ってたんですか~」

マミ「///」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:52:24.10 ID:Fw08tTlp0
マミ「も、もういいわよね?さ、帰りましょう?」

まどか「うーん、どういう意味なんですか?」

マミ「へっ?」

まどか「私ばかだから外国の言葉はわかんないんです。どういう意味なんですか?」

マミ「えっと……ま、魔法少女語よ」

まどか「魔法少女語?キュウベエ、なにそれ?」

QB「いや、そんな言語はこの宇宙のどこにも存在しな」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドゴオオオオン

QB「」

まどか「ああっ!?何するんですかマミさん!ひどいですよ!」

マミ「ハー……ハー……」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:59:32.76 ID:Fw08tTlp0
マミ「大丈夫よ……。なんかその子復活するっぽいし……」ハーハー

まどか「そうなんですか。じゃあ安心ですね」

マミ「も、もう用はないわよね?とっとと帰りましょう」スタスタ

まどか「待ってください」ムンズ

マミ「……」

まどか「魔法少女語ってことはわかりました。でも意味がわからないので教えてください」

マミ「ま、魔法少女になればわかるわ……」

まどか「でもマミさんがキュウベエを殺しちゃったから、今すぐ魔法少女にはなれません。だから教えてください」

マミ「わ、わかったわよ……」

まどか「わくわく」

マミ「……」

マミ「……さ、最終射撃……///」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:06:00.74 ID:Fw08tTlp0
まどか「最終射撃?」

マミ「……そ、そうよ。悪い?」

まどか「あっ、いえ!悪いなんてとんでもありません!かっこいいです!」

マミ「あ、あらそう?ありがとう……」

まどか「最終射撃、かぁ……。かっこいいなぁ。憧れます!」

マミ「ふふ。ティロ・フィナーレはね、イタリア語のtiro finaleよ。英語で言えばfinal shot。意訳すると、最終射撃と言うよりは「トドメよ!」ってところかしら」

まどか「え?イタリア語?魔法少女語じゃないんですか?」

マミ「あっ///」



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:11:52.87 ID:Fw08tTlp0
マミ「や、やぁね。魔法少女のルーツはイタリアよ?言わなかったかしら?」

まどか「いえ、聞いてません」

マミ「だから魔法少女語はイタリア語が語源なの」

まどか「そうなんですか。じゃあ魔法少女のマミさんはイタリア語もペラペラなんですね!」

マミ「へっ……?」

まどか「魔法少女ならもちろん魔法少女語はペラペラ!ということは、イタリア語も喋れますよね?」

マミ「……も、もちろんよ」

まどか「イタリア語でなんか喋ってみてください」

マミ「ロ、ローマ……ユヴェントース、ナポーリ、ゴッドファーザー……」

まどか「わぁ!すごいですマミさん!!」

マミ「グ、グラッツェ」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:19:31.89 ID:Fw08tTlp0
マミ「も、もういいでしょ!?早く帰りましょうよ!何回も言わせないで!」

まどか「あ、もうひとつ聞きたい事があるんですけど」

マミ「何よ!?」

まどか「そのティロ・フィナーレって絶対に言わないとダメなんですか?」

マミ(ぐっ……!)

まどか「どうなんですか?」

マミ「そ、そうよ!言わないと魔女は倒せないの!」

まどか「じゃあほむらちゃんも言ってるんですか?」

マミ「そうよ!魔法少女はみんな言ってるわ!ティロ・フィナーレ!ティロ・フィナーレ!!」

マミ(……もう知ったこっちゃないわ)

マミ「はい!一緒に!ティロ・フィナーレ!!」

まどか「あ、私は魔法少女じゃないんで遠慮しておきます」

マミ「くっ……///」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:27:48.59 ID:Fw08tTlp0
翌日 学校

まどか「さやかちゃん、私決めたよ!私魔法少女になる!」

ほむら(!?)

さやか「は?な、なんで急に……」

まどか「魔法少女になるとイタリア語もペラペラになるんだって。私、イタリア語喋ってみたい!」

ほむら(な、なにそれ……私そんなの知らないわ……)

さやか「いや、まぁ、まどかがそうしたいって言うなら……」

まどか「ティロ・フィナーレ!ティロ・フィナーレ!!魔法少女の練習!必ず言わないとダメなんだって!」

ほむら(ど、どういうことなの……?)


上の階

先生「と、巴くん……。顔色が悪いようだけど……」

マミ(ああああああああ!テレパシーで全部聞こえてるのよおおおおおおおおお!!!!!)





                    ティロ・フィナーレ