6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 05:23:27.19 ID:0ys3T6Eo0
黒子「あ…」

美琴「また黒子の負けぇ☆」

初春「白井さん弱すぎますよ…」

佐天「じゃ、また白井さんは最後ですよ?」

美琴「せーのっ 白」

初春「井」

佐天「黒子ぉ!」

黒子「ジャッジメントですの」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 05:29:17.36 ID:0ys3T6Eo0
黒子「あれっ」

初春「白井さん…」

美琴「黒子、今日調子悪いんじゃない?」

佐天「昨日は御坂さんが連敗だったのに。」

初春「最初は佐天さんが負け続けてたんですが、途中から御坂さんが負けるようになったんですよね?」

黒子「なんだか頑張っても勝てませんの…」

佐天「あ!もしかしてあの日ですかぁ?」ニヤニヤ

黒子「なっ!違いますわ!」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 05:32:51.80 ID:0ys3T6Eo0
初春「佐天さんっ!///」

佐天「ごめんなさーい♪」

美琴「(なんだか黒子の顔が怖い)」
   「よしっ!もっかいやって終わりにしよっか♪」

黒子「はいっ! よぉ~し。次こそは負けませんわよぉ…?」

佐天「白」

美琴「井」

初春「黒子ぉ!」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 05:37:46.53 ID:0ys3T6Eo0
黒子「ジャッジメントですの!」

美琴「…」

佐天「…」

初春「…」

黒子「また負けてしまいましたわ…」シュン

美琴「…黒子…今日はもう帰ろ?ね?」

黒子「……はい…」

美琴「じゃぁ、そういうことだから二人ともまた明日ね」ニコッ

佐天「あ、はい。また明日。」

初春「白井さん…」

黒子「では、また明日……」トボトボ


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 05:39:49.45 ID:0ys3T6Eo0
テクテク

トボトボ

美琴「…」

黒子「…」

美琴「ハァ…黒子元気だしなさいよぉ」

黒子「はい…」

美琴「ハァ…」

テクテク

トボトボ


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 05:46:55.69 ID:0ys3T6Eo0
初春「白井さん落ち込んでましたね…」

佐天「うん…」
   「だけど、このゲームってなんでこんなに負けが偏っちゃうんだろ?」

初春「さぁ?なんだか一度負けちゃうと、そのまま負け続けちゃいますよね」

佐天「うんうん、そんな感じ」

初春「まぁ、そのゲームで負けたら次のゲームでは敗者以外の人がターンを優先されちゃうから、勝ち辛くなっちゃいますけど…」

佐天「うーん…」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 05:56:27.69 ID:0ys3T6Eo0
木山「ゲーム?」

初春「はい!」

佐天「どうしても敗者が偏っちゃうんです!」

木山「んん…少し興味をそそられるな。どれ。どんなゲームか教えてくれないか?」

初春「はい。『白井黒子ジャッジメントですの』っていうゲームなんです。」

佐天「順番に『白』『井』『黒子』と言っていき、最後に『ジャッジメントですの』って言った人が負けなんです。」

木山「ほぅ…」

初春「負けた人にはペナルティがあって」

佐天「次のゲームでは他の人にターンを優先しないといけないんです。」

木山「へぇ……え」

初春「?」

佐天「?」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:04:19.29 ID:0ys3T6Eo0
木山「待ってくれ。それじゃs」

ドォン!ドタドタドタ

初春「キャー!」

佐天「なんなんですかあなた達!」

「木山春生捕獲!!」

「よぉーし。このままお縄につくじゃん。」

佐天「あ!あなたは!」

黄泉川「ん?あぁ、お前はいつぞやの補習生じゃん?」

佐天「あの時はどうも…って!これはいったいどういうことですか!?」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:13:05.43 ID:0ys3T6Eo0
木山「チッ…!」

黄泉川「この女はまた悪巧みしてるという情報じゃん。」

初春「え!?」

佐天「いったい何を!?」

黄泉川「この女はこの街のメディアを利用s」

ドカァァァン!!!

黄泉川「なんだ今の音は!!?」

アンチスキル「わかりません!下の階からのようですが…」

モクモク

黄泉川「くっ!煙にまかれる前に木山を拘束して少女達も…」

初春「あ!!」


タタタタ…


黄泉川「!!!木山が逃げるじゃん!早く後を追うじゃん!」

ダダダダダ…


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:15:05.82 ID:0ys3T6Eo0
初春「行っちゃいましたね…」

佐天「うん…」

初春「って!私たちも早く非難しなくちゃ!」

佐天「そうだった!早いとこ降りよう!」

初春「あそこの非常出口です!」

タタタタ…



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:18:11.36 ID:0ys3T6Eo0
―――――――

佐天「ふぅ…」

初春「何とか助かりましたねぇ…」

佐天「うん。だけど、結局なにもわからなかった…」

初春「うーん…あ」

佐天「ん?あ。あの子は」

Mr.インクレディブル「コラ!スフィンクス!勝手に走り回ると迷子になったら大変なんだよ!」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:22:38.44 ID:0ys3T6Eo0
Mr.インクレディブル「まったく…あれ?ここどこだろ?とーまぁ!とーまぁ!」


初春「こんにちは」

Mr.インクレディブル「ん?」

佐天「あなたいつも上条さんと一緒にいるMr.インクレディブルさんですよね?」

Mr.インクレディブル「いかにもなんだよ!」エッヘン
          「だけど、あなた達は誰かな?…まさかとーまの知り合い?」

佐天「んー」

初春「上条さんの知り合いっていうよりも、私たち御坂さんの友達です。」

Mr.インクレディブル「ふーーーーーーん…」ジトー

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:25:40.39 ID:0ys3T6Eo0
初春「(う…)」

佐天「(目が怖い…)」

Mr.インクレディブル「まぁいいんだよ…」
          「で、短髪のお友達が私になんの用なのかな?」

佐天「いや、用っていうか見かけたから」

初春「そうだ。『白井黒子ジャッジメントですの』って知ってますか?」

Mr.インクレディブル「? 聞いたことないんだよ?」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:30:06.97 ID:0ys3T6Eo0
初春「あーでこーで」

佐天「かくかくのしかじか」

初春「っていうルールなんですよ」

Mr.インクレディブル「………」

佐天「? どうかしましたか?」

初春「インクレディブルさん?」

Mr.インクレディブル「あなた達わたしをおちょくってるのかな…?」

佐天「?」

初春「?」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:38:16.23 ID:0ys3T6Eo0
Mr.インクレディブル「そのゲームは短髪も参加してたのかな?」

初春「はい」

佐天「御坂さんは昨日連敗してしまって…」

Mr.インクレディブル「ハァ…そんなルールじゃ負け続けても仕方がないんだよ…」

初春「え!」

佐天「というと!?」

Mr.インクレディブル「ふふふふふ」
          「犯人はヤスならぬ短髪なんだよッ!」フンス

初春「犯人!?」

佐天「御坂さんが!?」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:49:23.81 ID:0ys3T6Eo0
Mr.インクレディブル「その通り!」

初春「待ってください!犯人だなんて何がなんだか…」

Mr.インクレディブル「まったく…これだから短髪の友達は程度が低いんだよ…」
          「いいかな?まず、この現象が起こるときには必ず短髪が参加してるんだよ」

初春「はぁ」

佐天「まぁ」

Mr.インクレディブル「加えて短髪のあの性格!冷酷非道無慈悲無差別鬼畜ちくちくなんだよっ!」

初春「え」

Mr.インクレディブル「よって!短髪がいじわるして敗者を陥れてるに違いないんだよっ!」

佐天「え」

Mr.インクレディブル「さすがのれべるふぁいぶも私の頭脳の前ではこんなものなんだよ…」
          「科学の力なんて所詮は魔術に敵わないんだよぉ♪」ニヤリ

佐天「でも、昨日は御坂さんが負け続けだったのはどういうわけなんですかぁ?」

Mr.インクレディブル「え」

初春「え」

佐天「え」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 06:56:51.19 ID:0ys3T6Eo0
Mr.インクレディブル「そ、それは、ああのそのあれなんだよその」

ぉーぃ!Mr.インクレディブルぅー!

Mr.インクレディブル「あ!とーまぁ!」

上条「お、見つけた見つけた」
   「駄目じゃねぇか!Mr.インクレディブル!迷子になるから勝手に離れるなってあれほd」

Mr.インクレディブル「ふぇーーーーん!とぉーーまぁーー!」ビエーン

上条「ぬぉっ!どうしたどうした!?なにがあったんでせうか!?」

Mr.インクレディブル「あの二人がいじめるぅ!ううううううぅ!」ビエーン

上条「あの二人…?あ」

佐天「どうも☆」

初春「こんにちわ…」エヘヘ

上条「おぉ、こんちわ。二人そろってどうしたんだ?」

初春「実はですね…」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:00:58.89 ID:0ys3T6Eo0
―――――――――

初春「というわけなんです」

佐天「上条さんはなにかわかりませんか?」

上条「…」

Mr.インクレディブル「ビエーーーーン!」つっ

初春「このままだとこのゲームをやる度に誰か一人だけが辛い思いしないといけなくて……」

上条「ふ…」

初春「?」

佐天「上条さん?」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:11:30.96 ID:0ys3T6Eo0
上条「不幸だァァァァ!!!」

初春佐天「」ビクッ

上条「(くっそぉ魔術師めぇ…また上条さんの平穏な日常に水を指しやがったなぁ!!)」
   「(毎度毎度毎度毎度で毎度毎度性懲りもなくぅ…)」

佐天「あの…」

初春「上条さん?」

上条「(そのうえ今度はこんな無関係な子たちを巻き込みやがって…)」
   「(一体この子たちが何したっていうんだ…!それが奴らのやり方だってのか…!?)」プルプル

佐天「あ、あの」

上条「(…ふ)」
   「(いいぜ…)」
   「(目的のためなら手段を選らばねぇ。それが奴らの掲げる『正義』だってなら)」
   「(まずはそのふざけた幻想を)」
   「ぶち殺す!!!」クワッ

初春佐天「ひぃっ!!」ビクッ


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:19:04.82 ID:0ys3T6Eo0
上条「あのさ!」

佐天「ひっ!はいっ!!」

上条「今からビリビリ達を呼び出せるか!?」

佐天「え!え!」

上条「呼び出せるか!?」<イケメンAA

佐天「あ、あのそれは…」

初春「佐天さんっ…!」

佐天「え!?」

初春「(ダメっ!)」フルフル

佐天「え!え!あの…!」

上条「(くっ…早くしないと手遅れになるかも知れない…!)」
   「ちょっとごめん!」

バッ!

佐天「あ!携帯が!」

初春「!!!」

ピポパポピピピ

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:21:39.93 ID:0ys3T6Eo0
プルルルル








プルルルル







ガチャ

美琴「はい?」

上条「あ、ビリビリか!?」

美琴「sじあ;いdjたぎl;うぇl;あせいljfぃ」プシュー



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:30:46.37 ID:0ys3T6Eo0
上条「お、おぃっ!!大丈夫か!!?」

―美琴「ぐぷぐぷぐぷ!」
  オネェサマ!ドウイタシマシノ!?オキヲシッカリ!
―美琴「ふぇ、ふぇふぇああの! ゴホン! な、なによ急に電話なんて掛けてきて!!」

上条「あぁ、いま佐天って子から電話を借りてるんだが…」

―美琴「そそ、そうよ!それ佐天さんのじゃないッ!説明しなさいッ!」

上条「説明は…悪い。正直俺にもまだよくわからないんだが、やばいかもしれないんだ…!」
   「頼む!今から公園に来ら」―美琴「行くぅーーーーーー!!!!!」

上条「そ、そうか!なら早」クロコモオトモイタシ  ツーッツーッツー

上条「……」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:48:43.54 ID:0ys3T6Eo0
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
  シュン        シュン        シュン

黒子「(クッ…!あのレールガン…テレポートでも追いつけない……!!)」

――――――――
上条「これで二人が来るわけだが…」

ダダダダダダダ オネェサマァー

キキィーー!

美琴「ハァハァハァまハァフ待った?ハァハァハァフ」ゼェゼェ

シュン

黒子「お姉さまッ!」ダキッ

美琴「ハァで?ハァハァなんの用なわけ?ハァフ」

黒子「(無視ですの?)」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:55:51.46 ID:0ys3T6Eo0
上条「あぁうん。今から『白井黒子ですの』をやって欲しいんだ」

初春「え?」

黒子「?」

佐天「一体なんd」美琴「いいわよ!さ!みんなやろ!」ハァフ

初春黒子佐天「………」


―――――
美琴「じゃあ私からね♪」

上条「あ、ちょっと待ってくれ」

美琴「?」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 07:57:09.46 ID:0ys3T6Eo0
ピトッ

黒子「?」

美琴「ななななな!」
   「ア、アンタなにしてくれちゃってんのよッ!!?」

上条「あ、いやこれは」

佐天「白」
初春「井」
黒子「黒子」

美琴「え、あ、ジャッジメントですの!   あ」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:02:58.16 ID:0ys3T6Eo0
初春「御坂さんの負けですね」

美琴「えええ!ちょちょちょっと今のはこいつが…」

佐天「ダーメでーすョ♪」

美琴「う、うぅー…(こいつの前で良いとこ見せたかったのに…)」シュン

上条「ビリビリ。ちょっといいか?」

美琴「え?」

ピトッ

美琴「ふぇ?」
   「ふしゅーーーー///」プシュー


上条「おしっと」

美琴「グプグプグプ!」

初春「あの、上条さんさっきからなにしてるんですか?」

黒子「熱でも測ってらっしゃるんですの?」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:08:37.93 ID:0ys3T6Eo0
上条「いやこれは…そうだ。」

ピトッピトッ

初春「?」
佐天「?」

上条「よし」

美琴「あああ!ち、ちょっと!なにしてんのよってば!!」

上条「いいからいいから。ゲーム続けてw」

美琴「良くないわよ!ちゃんと説明」黒子「白」佐天「井」初春「黒子」

美琴「ああああジャッジメントですの!ふえーーーん」つっ

上条「……」
   「あれ?」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:11:35.26 ID:0ys3T6Eo0
上条「も、もう一回!」

佐天「白」

黒子「井」

初春「黒子」

美琴「ジャッジメントですの!ふえーーーん!」つっ

上条「あれ?これは」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:14:55.79 ID:0ys3T6Eo0
黒子「白」

初春「井」

佐天「黒子」

美琴「ジャ、ジャッジメントですの!う、うう、うぅ」

上条「(魔術じゃない?)」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:36:45.40 ID:0ys3T6Eo0
ガサガサッ

ガサッ

木山「ふー…何とかアンチスキルを巻けたようだ…」
   「おや?あの子たちは…」

―――――――

初春「どうしたんですか?上条さん?」

上条「い、いや、その」

佐天「あ、木山さん」

木山「やぁ。君達まだこんな遊びをしているのか?」

初春「?」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:44:15.41 ID:0ys3T6Eo0
佐天「はい。でも、やっぱり負けだ偏っちゃって…」

木山「…」
   「君達は雪山で遭難して小屋の四隅を回る男達の都市伝説を知っているか…?」

黒子「ええ…それをするには一人足りないという事に後々気づくお話ですわ」

初春「それがどうかしたんですか?」

木山「このゲームの現象も似たような理屈だっていうことさ…」

佐天「似たような……って! まさか…!!」

木山「そう…何らかの霊的な力が作用していると見て間違いない…」

美琴「い、イヤーーーー!!!!」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:47:41.53 ID:0ys3T6Eo0
初春「なら!わ、私達どうすれば!」

木山「ふっ。安心したまえ。これを持つといい。」

黒子「これは?」

木山「魔除のお守りだよ」

佐天「良かった…これで一安心ですね…」

初春「さっそく試しましょう!白」

佐天「井」

黒子「黒子」

美琴「ジャッジメントですの!」

木山「あれ?」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:50:38.29 ID:0ys3T6Eo0
初春「…」

佐天「どういうことですか?」

黒子「…」

美琴「…」

木山「…」
   「どうやら幽霊の仕業ではないようだ」

佐天「そんな!」

初春「私達もう木山さんしか頼れないんです!」

木山「う~ん…」

ガサガサッ

黄泉川「やっと見つけたじゃん…」

初春佐天「!!」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 08:56:10.24 ID:0ys3T6Eo0
木山「クッ!」

黄泉川「身命にお縄につくじゃん」

初春「待ってください!」バッ

佐天「初春!」

木山「…」

黄泉川「ん?」

初春「この人は…この人は私達に必要なんです!!」

黄泉川「どくじゃん」

初春「どきません!この人が一体なにを企んでいたのかわかりません…でも、この人はそんな悪人じゃないんです!」
   「きっとなにか訳があってのことなんだと思います!」

佐天「初春…」

木山「…」

黄泉川「…」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 09:09:39.86 ID:0ys3T6Eo0
黄泉川「…なにか訳がある?…なにを企んでいるかわからない?」
     「いいじゃん…教えてやるじゃん。こいつの企み…!」

初春「…」

黄泉川「こいつはこの学園都市の…メディアというメディアをコントロールし、民衆の心理を操作しようとした」

木山「違う!あるべき姿にしたかっただけだ!」

初春「…?」

黄泉川「…」
     「ファッションの流行を操作して、『裸でいられる世の中』を築こうとした…!」

初春佐天黒子美琴「!!!」

木山「『裸』を流行らせれば…裸でいられると思った…」
   「そうさ…!裸の何が悪い!」
   「暑い夏に冷房をつけるわりに服を着るなんて矛盾しているじゃないか!」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/21(金) 09:17:36.73 ID:0ys3T6Eo0
黄泉川「裸じゃ男共が喜ぶじゃん!」

木山「喜ばせれば良い!若い女も男に見られて嬉しいだろう!一挙両得の素晴らしい新世界じゃないか!」

黄泉川「そんなの間違えてるじゃん!法的にあり得ないじゃん!」

木山「法など人が作ったものだ!人が変えればいい!人の心なくして法などあり得ない!人の心こそが法なのだ!!!」

黄泉川「もういい!後は豚箱で聞いてやるじゃん」ガッ

スタスタスタスタスタ…


佐天「」
初春「」
黒子「」
美琴「」

佐天「…」

初春「このゲームはやめましょう」

黒子「そうしましょ」

佐天「あーぁ結局謎は解けなかったなぁ」

上条「美琴。結婚しよう」<イケメンAA

美琴「当麻…」
                 fin