1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:50:28.84 ID:Smtl+fov0
自室

男「はぁ……」

男「友達ができないし講義は長いし早く夏にならないかな」

男「これなら高校の時のほうが楽しかったかもな」

男「まぁ高校でも友達いなかったけどwww」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:52:39.49 ID:Smtl+fov0
リア充「うぇーいwww」

スイーツ「リア充くんってかっこいいよねー!おもしろいしwww」

ブサ男(おもしろさが理解できねーよwww)

リア充「バレた?ちょっと喉かわいたからジュース買ってくるけど、何か飲む?」

スイーツ「えっ?いいの?じゃあ私いちごオレー」

リア充「りょ!行ってくるから待ってて」スタスタ

ブサ男(さりげなくスイーツ得してんじゃん)

ブサ男(うはwwwリア充が後ろから迫ってくるおwww)スタスタ


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:54:22.40 ID:Smtl+fov0
ーーーガッ

喪女「いたっ……」ドサッ

ブサ男「あっふ、あっ、あにょ、そのっ、すっすすすすいません」

ブサ男「ぼっ、ぼきゅが前、見てなかった、から」

喪女「い、いえ……」スッ

リア充「ん?あれ?ブサ男じゃん、なにしてんの?」

ブサ男「あ、っえ、っと」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:55:17.70 ID:Smtl+fov0
ブサ男(なんでこいつ僕のことを知ってるんだ)

リア充「え?何?もしかしてそこの女の子とぶつかっちゃったの?」

ブサ男「えっ、あっ、まぁ……」

リア充「まぁ、じゃねーよ、女の子の手から血でてんじゃん」

喪女「そっ、その……」

リア充「大丈夫?手ついたときに擦っちゃった感じ?」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:56:15.46 ID:Smtl+fov0
喪女「あっ、その……はい」

喪女「でっ、でも、全然!大丈夫、なんで……」

リア充「ホントに?ならいいんだけど、てかブサ男お前テッシュかなんか持ってねーの?」

ブサ男「あっ、ぅえ?あぁ、ははハンカチなら」スッ

リア充「何きょどってんの?てかお前も大丈夫かよ」

ブサ男「ま、まぁ、うん……」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:56:57.85 ID:Smtl+fov0
リア充「はい!俺のじゃねーけど血、拭いときなよ」

ブサ男(僕のだし、てかハンカチどうすんだよ)

喪女「あ、ありがと」

喪女「あっ、でもっ、はっ、ハンカチっ!」

リア充「あぁ、いいよいいよ」

リア充「次会った時にでも渡して?俺んじゃねーけどwww」

ブサ男(ちょ、勝手に進めるなwwwそれ僕のだからwww)

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:57:46.70 ID:Smtl+fov0
スイーツ「ちょっとぉーリア充くん何してんのー?」スタスタ

リア充「わりぃ、ちょっとゼミの友達がいたからつい」

ブサ男「……えっ」(小声)

ブサ男(ゼミ一緒だったのか、知らなかった)

ブサ男(というか友達?嘘だろ?話したこともないのに?)

スイーツ「そうなんだー、てかこの人とホントに友達なの?www」

リア充「あたりめーじゃんwww」

ブサ男(えっ、マジで?)

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:58:20.80 ID:Smtl+fov0
スイーツ「なんか意外wwwこういう人とも仲いいんだ」

ブサ男「……」

リア充「あんま絡んだことねーけどなwwwてか友達にそういうこと言うのやめてくんね?」

リア充「こういう人とか失礼っしょ、そういうのあんまり好きじゃねーわ」

スイーツ「ごめん、気にするとか知らなくて」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:58:53.97 ID:Smtl+fov0
リア充「いや、謝るのは俺にじゃなくてさ」

スイーツ「えっ?」

リア充「まぁいいや、ごめっ、ちょっと気にしすぎたわ!どうせなら一緒にジュース買い行こうぜー」

スイーツ「うんっ!」

リア充「まっ、そういうことだから後はブサ男!任せた!」スタスタ

スイーツ「じゃあね~」スタスタ

ブサ男「あっ、えっ?ちょっと!」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 14:59:46.51 ID:Smtl+fov0
ブサ男「……」

ブサ男「あっ、あの、えっと……」

喪女「その、ハンカチ、洗って返しますね?」

ブサ男「あっ、はっ、はい、お気遣いなく!」

喪女「その……よかったらですけど、連絡先聞いていいですか?」

喪女「返す時にでも連絡するので……」

ブサ男「えっ、あ!もちろん!どうぞ!」

喪女「……」

ブサ男「……」

喪女「あっ、喪女っていいます」

ブサ男「あ、あぁ、えぇ、はい、ブサ男、です」

喪女「と、登録、できました」

喪女「それじゃ、また」

ブサ男「ま、また」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:04:11.52 ID:Smtl+fov0
自室

ブサ男「いやな、うんありえねーでしょ」

ブサ男「こういう展開とか二次元だけだろ」

ブサ男「喪女ちゃんて言うのか~」

ブサ男「可愛かったな」

ブサ男「いや、可愛かったけどさ」

ブサ男「あぁああぁああ」

ブサ男「しかも明日ゼミあるし……」

ブサ男「リア充くるだろうなぁ」

ブサ男「絶対いじられるだろうなぁぁあ」

ブサ男「休みてぇー……」



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:07:20.86 ID:Smtl+fov0
翌日

リア充「よっ!お前さぁ、毎回だけどゼミだからって寝すぎだろ」

ブサ男(なんか気軽に話しかけてきたしどうするよおい)

ブサ男「あっ、いや、うん……」

リア充「俺もたまに寝るけどなw」

ブサ男(寝るのかよ)

ブサ男「あっ、あのさ、なんで僕なんかと……しゃべってくれるの?」

リア充「は?いやだって、友達じゃん」

ブサ男「だって、その、しゃべった事とかなかったし」

リア充「ゼミで一緒だしさ、きっかけとしては充分じゃね?」

リア充「話したことないならこれから話せばいいし、そう思って昨日はそう言ったんだけど嫌だったか?」

ブサ男(これがリア充のコミュ力というやつか……)

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:08:53.33 ID:Smtl+fov0
ブサ男「いやじゃ、ないけどさ」

リア充「ならいいじゃん、そうだ!これから飯食わね?」

ブサ男「えっ、ちょっ、僕と?」

リア充「いいじゃん、いいじゃん」

ブサ男「いやでも、リア充って他に友達いるでしょ?」

リア充「あーまぁ、な」

リア充「みんなには適当に言っとくから一緒に食おうぜ?」

ブサ男「いや、僕は、いいけど」

リア充「おっけ、じゃ食堂行くか」

リア充「食堂でいいよな?」

ブサ男「えっ、あぁ、うん」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:10:07.68 ID:Smtl+fov0
食堂

リア充「わりっ、またせた」

ブサ男「いいよ、だってリア充は丼ものだし時間かかるよ」

リア充「ほい、水」

ブサ男「えっ、ああ、忘れてた、ありがとう」

リア充「で、あの女の子とはどうなったよ」

ブサ男「へ?」

リア充「とぼけんなって」

リア充「ほらあのぶつかってた女の子だよ」

ブサ男「いや、でもハンカチ返してもらうだけだし……」

リア充「あーそういう感じか?」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:13:07.70 ID:Smtl+fov0
リア充「でもさーやっぱそういうのって期待しちゃうくね?」

ブサ男「な、何が?」

リア充「いや、ほら、恋ってやつ?」

ブサ男「いやっ、ありえないありえない、僕だよ?」

リア充「だから?」

ブサ男「だって、ほら、ブサイクだし」

リア充「意外にそーいうの関係ねーって」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:16:28.31 ID:Smtl+fov0
ブサ男「あっ、あるよ!」

リア充「そんなもんかねぇー」

リア充「でもちょっと期待してたりするだろ?w」

リア充「あの女の子なかなか可愛かったし」

ブサ男「そ、そりゃあ、まぁ……」

リア充「そういうとこ素直なんだなwww」

ブサ男「わっ、悪いかよー」

リア充「いや、そんなことねーよ?」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:24:23.55 ID:Smtl+fov0
リア充「ん、じゃあ行くか!」

ブサ男「あっ、そっ、その……」

リア充「ん?」

ブサ男「れっ、連絡先、聞いていいかな?」

リア充「あぁいいよ、ほい」

ブサ男「あ、ありがと」

リア充「いつでも連絡してくれていーぞ」

ブサ男「うん、じゃあまた」

リア充「おう!」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:27:47.23 ID:Smtl+fov0
自室

ブサ男「さて、どうしたものか」

ブサ男「勢いで聞いてしまったけど連絡とることないだろうしな…」

ピコッ

ブサ男「メールだ、久しぶりに来たな」

ブサ男「誰からだ?」

「喪女ですが、明日の昼休み空いてますか?よければハンカチを返したいのですが」

ブサ男「おっふ……」

ブサ男「どうしよ……」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:31:08.14 ID:Smtl+fov0
ブサ男「りっ、リア充に相談、しよう」

ピポパポ……とぅるるるるる

ブサ男「頼む、でてくれ」

リア充『あいよーもしもしー』

ブサ男「あっ、り、リア充!?」

リア充『おーブサ男か、どうしたどうした』

ブサ男「ちょっとさ、あの、明日の昼休みに、あにょ、ほらハンカチ、その」

リア充『とりあえず落ち着けってwww』

45 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2013/09/02(月) 15:34:47.38 ID:QLX0F7g80
もうやめてくれ

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:35:59.68 ID:Smtl+fov0
ブサ男「ごっ、ごめん!」

リア充『いーっていーって、で?ハンカチを明日の昼休みに返してもらうの?』

ブサ男「そう!さっき、メール、きて、返事できてなくて」

リア充『ハンカチ返してもらう前にメール返せよwww』

ブサ男「な、なんて返せばいいかな?というか僕と一緒に」

リア充『てきとーに大丈夫ですって返しとけってwあと俺、明日の昼休みはちょっと忙しいかな』

リア充『つーわけで、頑張れ!じゃな』

ブサ男「えっ、あっ、ちょっ!」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:38:50.18 ID:Smtl+fov0
ブサ男「まいったな……」

ブサ男「とりあえずメールは大丈夫です、食堂前にいます、っと」

ブサ男「こっ、これでいいかな?だ、大丈夫だよな?」

ブサ男「あーもうどうしよう困った……」

ブサ男「そんないきなりすぎるって」

ブサ男「はぁ……」



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:42:04.95 ID:Smtl+fov0
昼休み

ブサ男(とうとうきてしまった、昼休み)

ブサ男(ドタキャンとかされたらどうしよ)

ブサ男(完璧に恥ずかしいやつだよな……)

喪女「あっ、あの!」

ブサ男「はっ、ひゃいっ!」

喪女「ど、どうも」

ブサ男「こっ、こちらこそ……」

ブサ男(あーやっぱ可愛いなぁ)

喪女「えっと、こっ、これ」

ブサ男「あっ、あーありがと」

喪女「い、いえこちらこそ」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:45:54.74 ID:Smtl+fov0
ブサ男「……」

喪女「……」

ブサ男(やっぱ会話が続かねぇ)

喪女「あの、そろそろ」

ブサ男「えっ、あ、あぁ」

リア充「ん?あれー?ブサ男じゃん!よく会うなぁ」

ブサ男「りっ、リア充!」

リア充「おー、女の子も一緒じゃん!

喪女「あっ、どうも……」



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:49:52.21 ID:Smtl+fov0
リア充「俺はリア充、ブサ男の友達なんだなけど名前は?」

喪女「あっ、もっ、喪女っていいます」

リア充「へぇ~喪女ちゃんか!そういやブサ男が喪女ちゃん可愛いって言ってたなぁ」

ブサ男「ふっ、ふぇあっ?」

リア充「いやいや、俺も可愛いと思うわ、うん」

喪女「そんなこと、ない、です」

リア充「あーそうそう、ブサ男と喪女ちゃんてもうご飯食べた?」

ブサ男「まだ、だけど」

喪女「わ、わたしも、まだ……」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 15:53:57.05 ID:Smtl+fov0
リア充「俺もまだなんだよなー」

リア充「てことで、ご飯みんなで食べない?」

喪女「えっ、と、その」

リア充「もしかして友達待たせたりしてたとか?」

喪女「そんなことは…」

リア充「じゃあ喪女ちゃんも誘っちゃっていい?」

喪女「あ、は、はい」

リア充「おーよかったな!ブサ男!喪女ちゃん来てくれるってよwww」

ブサ男「な、なんだよー」

リア充「べっつにー?」

喪女「ふふっ」

ブサ男・リア充「ははっ」

リア充「んじゃ、入りますか」



59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 16:00:19.83 ID:Smtl+fov0
数ヶ月後

リア充「でさーオムライスがさぁーうめぇーの、マジでwww」スタスタ

スイーツ「ホントにぃ?」スタスタ

リア充「ホントホント!マジうめぇの、オムライス」スタスタ

リア充「あれ?ブサ男じゃん!」

ブサ男「おーリア充じゃん!」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/02(月) 16:00:52.39 ID:Smtl+fov0
リア充「あ!喪女ちゃんまで一緒じゃん」

喪女「あっ、どうも」ペコッ

リア充「なんだよー彼女かぁー?」

ブサ男「ま、まぁな!お前のおかげだ」

リア充「俺はなんもしてねーよ」

ブサ男「わかってるくせに」

リア充「まぁなw」

ブサ男「んじゃ、また連絡するよ」

リア充「おうっ!またな!」