1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 03:18:57.49 ID:OZ/Gc2me0
佐天「のど渇いたなー・・・コンビニで何か買お」スタスタ

バイーーーーン!!!!!!

佐天「ぐはっ!!!!」ドサッ!

佐天「痛っ・・・何でこのドア開かないの・・・?」ジンジン

ウイーン

店員「お、お客様ぁあ!!!大丈夫ですかっ!!?」

佐天「あ・・・だ、大丈夫です・・・ハハッ・・・」ジンジン

佐天(恥ずかしいとこ見られちゃったな・・・)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

店員「ありがとうございましたー、またお越しくださいませー」

佐天「♪」スタスタ

バイーン!!!!!

佐天「ぐはっ!!!!」ドサッ!

店員「お客様ぁああ゛ああ゛っ!!!!!!」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 16:50:22.53 ID:zC38TAZFO
佐天「イテテ・・・何でまた開かないの・・・」ジンジン

ウィーン

初春「♪」テクテク

初春「・・・あっ」

佐天「えっ・・・?」ジンジン

初春「佐天さん?どうしたんですか?こんなところで這つくばって・・・」

佐天「う、初春・・・いやぁ・・・ちょっとね・・・アハハ」

初春「・・・?オデコ真っ赤ですよ?」

佐天「う、うん・・・」

初春「アレ・・・?そういえば何でソコに佐天さんが転がってるのに、ドア閉まったままなんですか?」

佐天「・・・それがよく分からないけど・・・私が近付いてもこのドア反応しないんだよね・・・」

初春「えぇっ!?wwwwww」ケラケラ

佐天「・・・」

初春「あ、す、すいません・・・というより、冗談ですよね?」

佐天「いや、いいよ・・・私も初春の立場だったら絶対笑ってるし・・・でもこれマジなんだ・・・」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 16:58:03.84 ID:zC38TAZFO
佐天「何でだろう・・・・・・」
初春「ぐ、偶然ですよ・・・もう一度ドアに近付いたら開きますよきっと!」

佐天「・・・そうかなぁ、そうだよね・・・うん、やってみる!」スッ
初春「はい!」

佐天「・・・よ、よーし、行くよ」ドキドキ

スタスタ

初春「・・・」

佐天「よし!開けっ!」ピタッ

自動ドア「・・・」シーン・・・

佐天「・・・」

初春「・・・ぅ・・・わ」ボソッ

佐天「初春」

初春「は、はいっ!」

佐天「私・・・欠陥品なのかな・・・」グスッ

初春「さ、佐天さんは欠陥品なんかじゃ!」
初春「な、ないと・・・思います・・・あくまで私の個人的な意見ですけど・・・」

佐天「・・・」グスッ

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 17:02:46.13 ID:zC38TAZFO
初春「けっ、欠陥品はこのドアです!!」ビシッ!

佐天「・・・」グスッ

初春「こ、こんな非常識なドア見た事ないですよ!!」

佐天「・・・」グスッ

初春「大丈夫です!!佐天さん!!見ててください!!」スタスタ

佐天「・・・?」

初春「こんな開かないドアなんて私がこうしてやりますよ!」グッ!

自動ドア「ウィーン!」

初春「あっ」

佐天「・・・」

初春「す、すみません・・・」

佐天「・・・うぅっ」ブワッ


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 17:23:55.24 ID:zC38TAZFO
佐天「・・・うぅっ・・・」グスッ

初春「さ、佐天さん、こんなところにいてもしょうがないです。一旦外へ出ましょう」

佐天「う、うん・・・そうだね」

ウィーン

初春「さぁ行きましょう・・・」スッ

佐天「うん・・・」

スタスタ

ドンッ

佐天「あっ、す、すみません」

一方通行「あァ?邪魔だァクソガキィ」

佐天「ご、ごめんなさい!」

初春「アワアワ」アタフタアタフタ

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 17:28:19.20 ID:zC38TAZFO
一方通行「チッ、まァいい、俺はコーヒー買いに来ただけだァ」

佐天「・・・はぁ」

一方通行「もちろん・・・」

佐天「・・・」

一方通行「ブラックだぜェ」キリッ

佐天「・・・」

初春「・・・」

一方通行「どきやがれェ」

佐天「あ、はい・・・」スッ

初春「・・・」

一方通行「♪」スタスタ

佐天(ドアよ!お願いだから開くなっ!)カッ!

バイーーーン!!!!

一方通行「ばァぁあ゛!!」ドサッ

店員「お客様ぁぁ゛あ゛ああっっ!!!」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 17:41:37.01 ID:zC38TAZFO
佐天(なるほど、私自身は絶対開けないけど、他人の場合はそれを任意で出来るのか・・・!)

店員「お客様大丈夫ですか!!?」

一方通行「何だ何だよ何なンですかァ!?愉快に素敵に決まっちまったぞ!!」ガクガクガクガク
一方通行「この俺がたかが自動ドアに反射されるとはなンの冗談ですかァ!?」ガクガクガクガク

店員「も、申し訳ございません!!」

佐天(ってことはコレを応用すれば・・・!)

一方通行「あァン!?何ジロジロ見てンですかァ!?クソガキども!!」イライラ

初春「ひっ!す、すみません!」
佐天「ご、ごめんなさい!」

一方通行「チッ、くそがっ・・・まァいい・・・通しやがれェ」

店員「は、はいっ!どうぞ!いらっしゃいませ!」
ウィーン

一方通行「・・・」スタスタ

佐天(いまだっ!ドアよ!開くな!)

ガシーーーン!!!!

一方通行「ぶべェえっ!!!!」ギギギ

店員「お、お客様がドアに挟まったぁああ゛ああ!!!!」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 18:13:10.21 ID:zC38TAZFO
初春「い、一体どうなってるんでしょうか・・・」

一方通行「べェえええ!!!」ギギギ

店員「お客様ぁあああ!!!これは違うんですぅうう゛う!!」グググ!

初春「もしかして、ただのドアの故障だったんじゃないですか!?よかったですね!佐天さん!とにかく助けに行きましょう!」

・・・・・・・・

初春「佐天さん・・・?」チラッ


佐天「ぐぐぐ!!」ギロリ!!


初春「す、凄まじい目力・・・!!まさかコレ佐天さんが・・・?」

佐天「ふぅ、もういいや・・・」フッ

初春「えっ?」

店員、一方通行「がァアアアア!!!」
ドンガラガッシャーン!!!

佐天「うわぁ、急にドア開いたもんだから、てんやわんやしてるよ・・・」



63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 18:47:46.83 ID:zC38TAZFO
店員「はぁはぁ、お、お客様・・・はぁはぁ・・・大丈夫ですか?」

一方通行「はァはァ・・・てめェ・・・」ギロリ

店員「え!?ぼ、僕ですかっ!?ち、違います!!」アタフタ

一方通行「この学園都市の人間においてはテメェで二人目だァ!!!」

店員「え!?何がです!?ご、ごめんなさい!!」



初春「アワアワ、さ、佐天さんが調子に乗るから!!」

佐天「あ、ごご、ごめん!」

初春「とにかく!マズイですよ!!すぐに止めないと!!行きますよ!!」

佐天「わ、わかった!!!」

ダダダダダダダダ

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 18:52:01.29 ID:zC38TAZFO
初春「ちょっと待ってください!」

佐天「・・・」

一方通行「あァン?なンだァ!?まだいやがったンですかァ!?クソガキどもォ!!」ギロリ

佐天、初春「!!!」ビクッ

一方通行「いいねいいねェ!最高だねェ!!!テメェらまとめて潰してやるよォ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

佐天、初春、店員「!!!!」ビクビクビクビク

オイ、何やってんだよ!

一方通行、佐天、初春、店員「!!!!」クルッ!!!

一方通行「・・・テ、テメェは!!!」



上条「!!」キリッ!キリッ!



一方通行「三下ァあああ゛あ!!!!」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 19:10:04.54 ID:zC38TAZFO
上条「何やってんだよお前」
一方通行「あァァアアン!?」

上条「お前は本当はこんな無抵抗な人や女の子相手に本気になったりするような情けない奴じゃないって思ってたんだぜ!?」

一方通行「・・・ンだよ・・・」

上条「お前は変わったと思ってた!いや、自分の気持ちに気付く事が出来たんだと思ってた!でもな」

~~~~~~~~~~~~中略~~~~~~~~~~~~

上条「その幻想をぶっ殺す!!」キリッ!
一方通行「・・・」

上条「どうした?かかってこいよ!」

一方通行「ハッ、やめだやめだ、ったく、興ざめだぜ!」

上条「お、お前!分かってくれたのか!?」

一方通行「あー!うるせェうるせェ、一々相手してられっか・・・ったくヒーロー様にゃ敵わねェなァ」

上条「やれやれ一方通行のやつw」

佐天、初春、店員「・・・」


佐天「何が始まるかと思ったら、とんだ茶番だった」



75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 19:39:55.22 ID:zC38TAZFO
一方通行「おい、クソガキどもォ」

佐天、初春「は、はいっ!」

一方通行「すまなかったなァ」

佐天「あ、いえ、こちらこそ・・・」

初春「はい、本当黙って見ててすみませんでした・・・」

一方通行「あァ、それと店員!」

店員「は、はいっ!」

一方通行「すまなかったな、今日は気分がいい!この店の棚に出してるブラックコーヒー全部買ってやるぜェ!!」

店員「あ、ありがとうございます!!すぐに用意します!!(うわぁ、逆に迷惑なんだけど)」

スタスタ

一方通行「・・・」ニヤニヤ

店員(・・・まぁ機嫌良さそうだし、こっちも有り難い雰囲気だしとこ・・・)

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 19:46:10.16 ID:zC38TAZFO
店員「合計〇〇〇〇円です」

一方通行「あァ、そらよ」
店員「はい、ちょうどお預かりします・・・あの、それと・・・」
一方通行「あァ?」

店員「先程は本当に申し訳ございませんでした」

一方通行「あァいいって事よォ!」

店員「ち、ちなみにあのキリッとされた方はどなたで?」
一方通行「あ?」

上条「・・・」キリッ

一方通行「あァ、アイツが一人目の男だァ!ったくよォ!」ニヤニヤ

店員「そ、そうですか・・・(さっきからこの人、一人目とか二人目とか何を言ってるんだろう・・・凄く嬉しそうだし)」

一方通行「じゃあな!二人目のクソ野郎!」ニヤニヤ

店員「あ、ありがとうございました!」

ウィーン・・・
店員「・・・ハッ!」


店員「・・・  ・・・?」

店員はそう呟き、キュッと自分の  を引き締めた


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 20:12:57.57 ID:zC38TAZFO
上条「全く・・・一方通行の奴相変わらず無茶しやがるぜ」キリッ!

初春「あ、あの・・・///」

上条「ん?」

佐天「助けていただいて有難うございました!」ペコッ

初春「ありがとうございました////」ペコッ

上条「あぁ、別にいいよ、それよりこんなに可愛い女の子二人があんな相手にあまり絡んでほしくないな・・・心配になるぜ」キリッ

初春「は、はい!すみませんでした!(か、可愛いって言われちゃった!///)」

佐天「・・・」

上条「あぁ、気を付けるんだぞ、じゃあな、俺はもう行くぜ!」キリッ!キリッ!

初春「はい!/////」ポワーン

佐天「・・・」

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 20:14:30.79 ID:zC38TAZFO
上条「・・・」キリッ!キリッ!キリッ!

スタスタ

佐天「・・・」

初春「/////」ポワーン



佐天「・・・えいっ!」カッ!

バイーーーーーン!!!

上条「ぐべぇええ!!!」ドサッ!!!



初春「ハッ!!何て事するんですかぁ!!」クワッ!

佐天「いやぁ、やれって言われたような気がしてさぁ、へへっ」

店員「ぉおお客様ぁぁあ゛あああ!!!!!」ドタドタドタ!!