1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:12:34.68 ID:Pq9Nxvxx0
俺は見滝原中学に通うごく普通の中学二年生、ところが帰り道で謎の猫ウサギに話し掛けられてしまった!

QB「君には僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ、君にはその力が備わっている」

俺「おいおい、冗談はよしてくれよ、魔法少女なんて所詮空想の世界の物だろ?それに俺は男だ、少年であっても少女ではない」

QB「まずは一つ目の問いの答え、本当に魔法少女は居る、魔法少女は僕と契約して魔女と戦うんだ、世界の平和を守るためにね」

QB「そして二つ目の問いの答え、普通なら第二次性徴期の少女にしか魔法少女の素質はないはずなんだが…何故か君にはそれが備わっている」

俺「ふーん、で?それで魔法少女になって俺に何の得があるんだ?」

QB「何でも願いを叶えてあげられるよ」

俺「ハッハッハ、こりゃ面白い、どんな願いでも叶えてくれる、か…まぁ実際そんなのになる気はないがな、どういう仕掛けで喋っているのかは知らないが、変な宗教のお誘いなら断っておくぜ」

QB「全く信じる気がないようだね……!!気をつけて!魔女の気配だ!」

奴がそう言った―――刹那、俺の周りの景色は急に変わった―――


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:22:49.69 ID:Pq9Nxvxx0


俺「おい…なんだよこりゃ…」

QB「あれが魔女の使い魔だ!さぁ!早く契約を!願いを言うんだ!このままじゃ殺されてしまう!」

俺「夢…だよな…おい…あぁ、夢に決まってる 、きっと今俺は授業中に居眠りをしてるんだ!」

QB「危ない!」

使い魔「がおー!」ドーン

俺「うわぁっ!(な…痛…い…夢…じゃない…俺は…)」

QB「速く契約するんだ!迅速に!」

使い魔「どーん」

俺「(こりゃ俺死ぬかな…はぁ…今まで死にたい死にたい言ってきたが…実際死ぬとなると…)」

俺「…つまんねぇ人生だったなー……」

そして魔女の使い魔に攻撃され………俺は死んだ

――――――筈だった―――――



???「ティロ・フィナーレ!」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:32:34.99 ID:Pq9Nxvxx0
使い魔「うわぁ」

俺「!?生き…てる…?」

QB「マミィ!」

マミ「危なかったわね、でももう大丈夫」

俺「貴…女は…」

マミ「自己紹介がまだだったわね、でも先に…こいつらを片づけさせて!」

マミ「黄金の美脚!」

使い魔「うわー」

マミ「これでもう大丈夫、使い魔はやっつけたわ、私は巴マミ、貴女と同じ見滝原中の3年生、そして…」

QB「僕と契約した魔法少女さ!どうだい?これで信じる気になったかい?」

俺「…(わけがわからないよ)」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:44:45.45 ID:Pq9Nxvxx0
俺「わかった俺魔法少女になる!願いはまた今度決めさせてもらう!」

QB「わかった君はエントロピーを凌駕した!解き放つんだ!」

俺「わかったどーん!」

マミ「凄い…」

ワルプルギス「あひゃひゃひゃひゃ」

ほむら「なっ…!」

おっさん「スーパーセルです!

俺「死ねぇ!」

ワルプルギス「うわっ」ちゅどーん

俺「俺の願いはこの世の全てが幸せになること!全てだ全て!」

QB「そんな願いがかなうとしたら凄い!さぁ解き放つんだ!」

俺「うわああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

ほむら「ワルプルギスが…倒された…これで私のループも…」

杏子「どういうことだオイ親父も妹も家族皆生き返ったぞしかも信者増えて私が魔法少女じゃなくなった」

さやか「恭介の腕が治った!」
上条「さやか、志筑さん、二人とも僕と結婚しよう」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:49:40.09 ID:Pq9Nxvxx0
QB「エネルギー問題が解決した!やったね!」

マミ「事故なんてなかった」

仁美「一夫多妻制の国に住みますわ!」

ほむら「まどかぁー!」

まどか「ほむらちゃん!」

”俺”の願いによってこの世の、いや過去未来並行世界全ての魔女は魔法少女に戻り全ての魔法少女は人間に戻った
暁美ほむらのループも終わり、鹿目まどかと結ばれた
そしてエネルギー問題も解決しQBは帰った
ありがとう俺!

QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」俺「えっ?」  完

―――あなたはノットアローン―――