1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 02:13:50.85 ID:S0temGar0
貴音「真、美味ですね」シャクシャク

真美「お姫ちんー何食べてんの?」

貴音「柿ですよ、真美」シャクシャク

P「貴音が食べたいって言うから買ってきたんだ」

真美「いーな!真美も食べたい!」

貴音「申し訳ありません、先ほどのが最後の一切れで…」

真美「えーーー!!」

P「ガッカリするなって。また買ってきてやるから」

真美「ホント!?」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 02:20:28.64 ID:S0temGar0
真美「早く帰ってこないかなー」

貴音「待ち遠しいですね」

真美「今度は真美の柿なんだからお姫ちんは食べちゃダメだよ」

貴音「なんと!」

真美「あっ、兄ちゃんだ!おかえりー」

P「……」

貴音「どうされたのですか」

P「…なかった」

真美「え?」

P「スーパーの柿が売り切れだったんだ!」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 02:26:11.84 ID:S0temGar0
P「さっきは沢山あったのに…」

貴音「誰かが買い占めたのでしょうか」

真美「じゃあ真美の柿は?」

P「ない」

真美「そんなー、柿が食べたいー!」

P「そんなこといわれても…」

貴音「プロデューサー、>>22だったら柿があるのでは」



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 02:45:14.90 ID:S0temGar0
P「俺の家?なんでそんな所に」

貴音「とりあえず参りましょう」

P「あ、おい。ちょっと待てよ」

 Pの自宅

真美「柿だ」

貴音「柿ですね」

P「なんで…」

貴音「その謎はそこに隠れている>>35が教えてくれますよ」



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:01:15.40 ID:S0temGar0
小鳥「ピヨッ!?」

真美「ピヨちゃん…」

小鳥「わ、私は何もしてませんよ?」

貴音「往生際が悪いですよ」

P「っていうかどうやって俺の家に入った」

貴音「訳を話してくれませんか、小鳥嬢」



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:10:15.67 ID:S0temGar0

真美「亜美!?」

P「どうしてこんな…」

亜美「……」

貴音「亜美、正直に話してください」

亜美「だって…真美だけ兄ちゃんに柿買ってもらうなんてズルいもん!」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:15:36.57 ID:S0temGar0
P「そんな理由で…」

亜美「最近、兄ちゃん真美に構ってばっかだし」

真美「それは亜美が竜宮小町で」

亜美「関係ないよ!この柿もどうせ兄ちゃんが真美にあげるんだったら…いらない!!」

チュドーン

貴音「ああっ!!柿が!!」

真美「爆発した…」

P「えええええぇぇ…俺の家…」



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:22:48.44 ID:S0temGar0
貴音「柿を手に入れることはできませんでしたね」

真美「亜美には逃げられちゃったし」

P「家…」

真美「どうしよっか」

貴音「自分たちで作るというのはどうでしょう」

P「何年かかるんだよ!」

真美「なんだっけ…柿の木栗の木かきくけこ?」

貴音「桃栗三年柿八年では?」

真美「そう、それそれ」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:25:46.45 ID:S0temGar0
P「できるわけないだろ…」

真美「だったら兄ちゃんは何かアイデアあんの?」

P「あー…」

貴音「プロデューサー…」

P「わかったよ、案を出せばいいんだろ!そうだな…>>61とかどうだ」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:35:36.69 ID:S0temGar0
P「真美の家に泊めてくれ」

真美「柿はどうすんの」

P「そんなことより俺の寝床のほうが大事だ。泊めてください、お願いします」

真美「…いいよ」

P「本当か!」

貴音「良かったですね、プロデューサー」



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:40:48.24 ID:S0temGar0
双海宅

P「ここが亜美真美の家か。車で送ったことはあるが入るのは初めてだな」

真美「ささ、早く入って」

P「おじゃまします」

真美「何か飲む?ジュースがあるよ」

P「じゃあもらおうかな」

真美「らじゃー」

P(さすが医者の家、広いなあ。俺もこんな所に住みたい)

真美「兄ちゃん!」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:44:01.93 ID:S0temGar0
真美「冷蔵庫にこれが…」

真美へ

さっきはゴメンね。柿を一つ残しておいたから、兄ちゃんと二人で食べて

真美「亜美…」

P「……食べるか!」

真美「うん!」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:49:38.56 ID:S0temGar0
その日の夜

亜美(まさか真美が兄ちゃんを連れてくるなんて…今日のこともあるし、ますます兄ちゃんは真美に…)

亜美「なんか喉渇いた…水でも飲も」

亜美「あれ?なんかある」

亜美へ

お腹いっぱいになったから食べて!この柿チョー美味しいよ!

亜美「真美…」

亜美「うん…ちょーおいしいよ」シャクシャク


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/12(土) 03:56:33.12 ID:S0temGar0
亜美「ねえねえ兄ちゃん」

真美「いつまで真美たちん家いるの?」

P「んー、多分来週には引っ越せるからそれまでだな」

真美「えー、つまんないの」

亜美「もっといてもいいのに」

P「そういうわけにもいかないだろ。親御さんにも迷惑になるし」

亜美「もっかい兄ちゃん家を爆破」

P「やめてくれ!」

真美「またいつでも遊びに来てよ!」

P「柿が食べたくなったら行くよ」