1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:11:57.46 ID:yarVOWPm0
美希「湯葉? 食べるの!」

P「じゃあ、はい」コトッ

美希「わーい」

P「しょうゆはお好みでな」

美希「はいなの」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:15:27.22 ID:yarVOWPm0
美希「あれ、ハニーはわさびもつけるの?」

P「ああ、しょうゆに少し溶かすんだ」

美希「お刺身みたいなの」

P「美希もつけるか?」

美希「うーん……ミキ、辛いのはあんまり好きじゃないの」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:18:46.14 ID:yarVOWPm0
P「はは、美希もまだまだお子ちゃまだな」

美希「むぅ……そんなこと言われたら退くに退けないの。ミキもつけるの」ネリ

P「おいおい、無理するなよ」

美希「無理なんかしてないの。ミキはもうオトナのオンナなの」ネリ

P「……って言いながら、すごく控えめなつけ方だな」

美希「……そこはツッコまないでほしいの」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:20:40.70 ID:yarVOWPm0
P「まあでも実際、それくらいがちょうどいいと思うぞ。あんまりつけ過ぎると湯葉の風味が死んじゃうしな」

美希「そうだよ。ミキ、わかってたの」

P「はいはい」

美希「ちゃんと聞いてほしいの!」

P「聞いてる聞いてる。さあ食べよう」

美希「もー……ハニーの『聞いてる』は全然当てにならないの」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:23:33.91 ID:yarVOWPm0
P「では、頂きます」

美希「頂きますなの」

P「わさび醤油をちょちょっと付けて……と。はむっ」

美希「はむ」

P「ん~っ、ウマい!」

美希「う~ん、このもっちり感がたまらないの!」

P「湯葉ってシンプルなのに美味いよなぁ」

美希「ミキ的には、シンプルだからこそ美味しいんだって思うな」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:27:58.23 ID:yarVOWPm0
P「そうだなあ、そうかもしれないな」

美希「あー、また聞いてないの!」

P「聞いてるって。要は奇をてらってない、シンプルで普通なのが良いってことだろ?」

美希「そうなの」

P「あんまりコテコテしてると胃もたれするしな」

美希「そうそう、だからこれくらいのあっさり感がちょうどいいの」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:30:00.37 ID:yarVOWPm0
P「このわさび醤油もよく合うだろ?」

美希「うん。思ったほど辛くないっていうか、すごくしっくりくるの」

P「これで美希も大人の仲間入りだな」

美希「むー。ミキは最初からオトナのオンナって言ってたの!」

P「ああ、そうだったな。大人大人すごいすごい」

美希「適当なの!」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:35:42.58 ID:yarVOWPm0
P「ところで美希、湯葉って何からできてるか知ってるか?」

美希「うーん……そういえばあんまり考えたことなかったの。何なの?」

P「大豆だよ。ざっくりいえば豆腐の親戚みたいなもんだな」

美希「あー、言われてみれば確かに豆腐っぽいカンジだね」

P「大豆から豆乳を搾り出し、その豆乳を温めて膜を取ったものが湯葉になるんだ」

美希「そう聞くと、このヘルシー感も納得なの」



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:40:22.11 ID:yarVOWPm0
P「ちなみに豆乳を搾り出したときに、残ったものはおからになるんだ」

美希「へー、じゃあおからも親戚なんだね」

P「そういうことだ。豆乳も、おからも、皆つながっていて……それで初めて、湯葉になるんだ」

美希「なんだか面白いの」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:47:38.97 ID:yarVOWPm0
P「さて、湯葉を食べて大豆エネルギーを蓄えたら……」

美希「お仕事の時間なの」

P「そうだ! 偉いぞ美希。ちゃんと覚えてたな」

美希「えへへ。もっとほめてほしいの」

P「よしよし、いいこいいこ」ナデナデ

美希「えへへへ」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 21:51:00.31 ID:yarVOWPm0
P「で、今日はテレビCMの撮影だな。夜遅くなるから、終わったらどっかで晩飯食べてくか」

美希「わーい! ハニーとごはん♪ ハニーとごはん♪」

P「はは……まあ、あんまり期待するなよ。給料日前だし……」

美希「わかったの。じゃあね、ミキ、湯葉が良いの!」

P「えっ! い、今食べたじゃないか」

美希「うん。でも、すっごく美味しかったから、もっとも~っと食べたいの♪」

P「……外で食べる湯葉って、結構するんだけどな……」

美希「え? なんか言った? ハニー」

P「……あーいや、何でもない。まあ、それで美希がやる気出すなら、安いもんだ……はは……」

美希「あはっ☆ よーし! 今日のミキはゆばゆばパワーで頑張っちゃうの☆」