1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 01:40:05.06 ID:/c9g6W+0O
神代家・夜……

凌牙「すまん、良く聞こえなかったんだが今何て言った?」

璃緒「だから一緒にお風呂に入りましょうって言ったのよ。こんな近くで言ったのに聞こえないなんて凌牙、ちゃんと耳掃除してる?
良ければ後で私がしてあげても良いけど」

凌牙「……脳にカビでも生えたのか? 梅雨の時期はとっくに過ぎたはずだが?」

璃緒「失礼ね。妹とはいえ淑女に対してそんな言い方は無いんじゃない?」

凌牙「少なくとも俺の知る淑女は実の兄にいきなり混浴を申し込んだりしねえよ」



 
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 01:46:31.77 ID:/c9g6W+0O
凌牙「そもそも何で俺がお前と風呂に入らなきゃいけないんだよ?」

璃緒「純粋に凌牙とお風呂に入りたいのよ。それ以上の理由もそれ以下の理由もないわ」

凌牙「俺はお前と風呂に入りたくなんかない」

璃緒「嘘よ。凌牙は私と一緒にお風呂に入りたくて、入りたくて仕方がないはずよ。凌牙の事なら何でも知ってるんだから」

凌牙「その得意気な顔、何だかイラッと来るぜ」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 01:52:35.80 ID:/c9g6W+0O
凌牙「あのなぁ、俺達はもう中学生だ。ガキの頃ならまだしもこの年で風呂なんていくら兄妹でも不味いだろ?」

璃緒「学校一の札付きが何細かい事言ってるのよ? ていうか今時札付きって」プーブックス

凌牙「うるせえ。とにかく俺は絶対にお前と風呂になんか入らないからな」

璃緒「そう、どうしても嫌というのね……ならこっちにも考えがあるわ」

凌牙「何?」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 01:57:21.00 ID:/c9g6W+0O
璃緒「凌牙、今から私とデュエルなさい!!」←デュエル脳

凌牙「デュエルだと?」

璃緒「デュエルで私が勝ったら一緒にお風呂に入って貰うわ……凌牙、まさかデュエルから逃げたりなんかしないわよね?」

凌牙「…………」

凌牙「おもしれえ」←デュエル脳


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:04:20.94 ID:/c9g6W+0O
…………

璃緒「凌牙とのデュエル、これで101回目になるのかしら?」

凌牙「悪いが今回も俺が勝たせて貰うぜ。俺はお前と風呂に入る気なんて毛頭ない」

璃緒「兄だからって何時までも私に勝てると思わないでよね」

璃緒(このデュエル、絶対に勝ってみせる。そして)

璃緒(必ず凌牙と洗いっこしたり、一緒にアヒルのガーちゃんで遊んだりするんだから!)

※アヒルのガーちゃん(健全な玩具)

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:07:45.24 ID:/c9g6W+0O
凌牙「いくぜ、デュエルディスク・セット!」

ジャキンジャキンジャキーン!!

璃緒「ハアァァァァ!!」

シャキーン!!

凌牙&璃緒「「Dゲイザー・セット!」」

ピルピルピル……『ARヴィジョンリンクカンリョウ』

凌牙&璃緒「「デュエル!!」」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:11:07.86 ID:/c9g6W+0O
その後、遊馬が観てたら「やっぱりこの二人のデュエルはすごいビングだぜ~」みたいな内容のデュエルが繰り広げられた。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:21:52.87 ID:/c9g6W+0O
そして18ターン目……

パパーパパー♪ パーパパパ、パパーー♪

凌牙「俺は《潜航母艦エアロ・シャーク》の効果を発動! 俺の手札1枚につき、400ポイントのダメージを与える!!」

凌牙「俺の手札は4枚、よって1600ポイントのダメージを与える! 喰らえ、エアー・トルピード!!」

ドカーン! ドカーン!!

璃緒(くっ、手札1枚につき400バーンって相変わらずチートな効果ね……これが人気投票第2位に輝いた《エアロ・シャーク》の力……!)

凌牙「俺はさらに魔法カード《アクア・ジェット》を発動! この効果で《エアロ・シャーク》の攻撃力を1000ポイントアップさせる!!」

>>1「出た! シャークさんのマジックコンボだ!!」

凌牙「これで終わりだ! 《エアロ・シャーク》で《零鳥獣シルフィーネ》を攻撃、ビックイーター!!」

璃緒「きゃあああああ!!」

神代凌牙Win

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:33:13.83 ID:/c9g6W+0O
璃緒「負けた……せめて前のターンに《リオート・ハルピュイア》を召喚出来ていれば……」

璃緒「というかコナミはもっと水属性・鳥獣族を出しなさいよ……特にレベル5を……中の人も私のデッキを組もうにもカードが少な過ぎて困ってるのに……」ブツブツ

凌牙「何一人でぶつぶつ言ってんだ。とにかくこのデュエルは俺の勝ちだ。風呂は諦めろ」

璃緒「くっ!」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:43:54.02 ID:/c9g6W+0O
…………

凌牙(それにしてももうこんな時間か……風呂入って寝よ)トコトコ

凌牙「えっと、タオルと下着は……」

璃緒「はい、ここにちゃんと用意してあるわよ」

凌牙「お、サンキュー」

璃緒「まったく、凌牙は私がいないと本当に駄目なんだから」ヤレヤレ

凌牙「うるせよー」

璃緒「それじゃあ早く入りましょう」

凌牙「そうだな」

凌牙「……とでも言うと思ったか! 何ナチュラルに風呂場に着いて来る気満々でいるんだよ!!」

璃緒「!」ビクッ

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:50:56.05 ID:/c9g6W+0O
凌牙「デュエルに負けたら俺と風呂入るのは諦める約束だろうが!」

璃緒「あら、負けたら一緒に入らないなんて約束した覚えないけど?」

凌牙「屁理屈を言うな! お前もデュエリストならちゃんと筋は通せよ!!」

璃緒「今日の私はリアリストなのよ」

凌牙「なんだよ、それ!」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 02:59:08.32 ID:/c9g6W+0O
凌牙「とにかく俺は何と言われようと一人で入るからな! お前は部屋に戻ってデッキでも弄ってろ!!」

璃緒「……そんなに私とお風呂入るの嫌なの?」

凌牙「当たり前だろ? 何が悲しくて中学生になって妹と風呂に……!」

璃緒「…………」グスッ

凌牙「……おい、何泣いてるんだよ?」

璃緒「別に泣いてない」ポロポロ

凌牙(どうみても両目から激流葬してるんだが……)

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 03:04:20.63 ID:/c9g6W+0O
璃緒「私、ずっと長い事入院してたし……」

璃緒「退院した後もいろいろゴタゴタしてたし……」

璃緒「それに凌牙もしょっちゅう入院するし……」

璃緒「そのせいで構って貰える時間、ほとんどなかったし……」

凌牙「…………」

凌牙(あー……つまりたまには甘えたい、って事か?)



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 03:13:40.44 ID:/c9g6W+0O
璃緒「でも凌牙がそんなに嫌だっていうならもういいわ……ごめん、部屋に戻ってる」トボトボ

凌牙「……待てよ」

璃緒「………?」

凌牙「悪かったな……寂しい思いをさせてたみたいで」

凌牙「そんな気はなかったんだが、確かに最近あまり構ってやってなかったかもしれない」

凌牙「で、さすがに風呂は無理だが、もしお前がよかったら--」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 03:22:34.26 ID:/c9g6W+0O
…………

璃緒「~♪」

凌牙「その下手くそな鼻歌やめろ。イラッとするから」

璃緒「だって嬉しすぎて自然と出ちゃうのよ」

璃緒「まさか凌牙の方から今日は一緒に寝ようって言ってくれるなんて思わなかったから」

凌牙「ちっ、寝るだけだからな。今夜だけだからな」

凌牙(さっきまでしょぼくれてた癖にもうご機嫌になってやがる。まさかこれを見越して嘘泣きしてたんじゃないだろうな?)

璃緒「~♪」

凌牙(……まあ別に良いけどよぉ)

凌牙「いい加減寝るぞ。電気消すからな」

璃緒「は~い」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 03:30:08.77 ID:/c9g6W+0O
凌牙「くっつき過ぎだ、馬鹿。ただでさえ蒸し暑いんだから少し離れろよ」

璃緒「そうかしら? 私はちょうど良い温かさだけど」

凌牙「俺は暑いんだよ。煮えたぎるんだよ」

璃緒「我慢して。それに私と一緒に寝る以上、こうなるって事は分かってたでしょ?」

凌牙「……ちっ、あ~もう好きにしろ」

璃緒「うん、好きにする~」スリスリ



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/27(火) 03:34:43.21 ID:/c9g6W+0O
璃緒「……ねえ、凌牙」

凌牙「……なんだ?」

璃緒「これからも……ずっと私の傍に居てね」ギュ

凌牙「…………」

凌牙「そんな当たり前の質問に答える気はない……良いからさっさと寝ろ」

璃緒「うん……おやすみ、凌牙」

凌牙「……おやすみ、璃緒」