1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:44:08.21 ID:0sAd6y3o0
早朝ッ!

海未「おはようございます」

ことり「うん、おはよぅ海未ちゃん」あくび

海未「眠そうですね」

ことり「うん・・昨日遅くまで起きてたから」

海未「衣装作りですか?」

ことり「うん。といっても、まだアイデア出してる途中だけどね。えへへ」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:45:54.96 ID:0sAd6y3o0
ことり「海未ちゃんも案があったら聴くよ?」

海未「あまりスカートの短い衣装でなければなんでも・・」

ことり「えー、ことりとしてはもっときわどいのがいいんだけどなぁ」

海未「ことりの太腿が見れると思えば悪くはないのかも・・」

ことり「なんか言った?」

海未「いえ何も」

海未(うっかり心の声が盛れるところでした。気をつけなければいけませんね)

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:47:27.23 ID:0sAd6y3o0
海未「では学校に行きましょう」

ことり「そうだね」

ことり「――ってあれれ? 穂乃果ちゃんは?」

海未「風邪らしいです。珍しいこともあるものですね」

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:49:14.81 ID:0sAd6y3o0
ことり「それじゃ穂乃果ちゃんは馬鹿って言ってるみたいだよ」

海未「いえ、そういう意味ではなくて」

ことり「ふふ、わかってる。冗談だよ? それに本当に風邪ひいちゃったんだもんね」

海未「あとで見舞いにでも行きましょうか」

ことり「そうだね。何を買っていったら喜ぶかなぁ」

海未「風を引いても食べられるもの・・アイスクリームとかはどうでしょう」

ことり「ご飯は食べなくてもアイスは食べちゃいそうだね」

海未(私はことりを食べたいです)



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:50:23.05 ID:0sAd6y3o0
通学路を歩きながら


海未(久しぶりにことりと二人きり。何か話さなくては)

ことり「あ、ネコさんだ。こんにちはー」

海未(そういえばこの間までは秋だというのに暑いくらいでした。しかし今日は少し寒い。この話題でせめてみましょう)

ことり「ネコさん行っちゃった」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:53:11.35 ID:0sAd6y3o0
海未「今日は冷えますね」

ことり「そうだね」

海未「もうすっかり秋です」

ことり「10月だもんね」

海未「ですね」

ことり「」

海未「」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:55:23.93 ID:0sAd6y3o0
海未(あ、あれ?話が広がらない)

海未(穂乃果がいる時はこんな沈黙は続かないのに)

海未(改めて穂乃果の凄さがわかったような気がします)

海未(ではなくて!会話会話)

海未(ああああ、二人きりだと意識してしまうと話が思い浮かびません!)

海未(ダレカタスケテー。なんちゃって)



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 17:59:34.03 ID:0sAd6y3o0
ことり「えいっ」

海未「ひゃっ!」

ことり「ふふ、海未ちゃんあったかーい」

海未「こ、ことり? ど、どうしていきなり抱きつくんですかっ」

ことり「こうした方があったかいかなって」

海未「もう、ことりってば」

海未(ドキドキして暑いくらいです)

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:02:59.40 ID:0sAd6y3o0
ことり「ねえ海未ちゃん」

海未「な、なんですか?」

海未(腕を組んできてるせいか、ことりの胸ががが)

海未(ってなんですかー!私は思春期の男の子ですかっ)

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:05:03.52 ID:0sAd6y3o0
ことり「顔赤いよ?大丈夫?」

顔を覗き込む

海未「だ、大丈夫ですっ」

視線そらす

海未(ずっとことりの顔を見ていたいのに・・恥ずかしくなってしまいます)

ことり「ふうん?」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:06:40.71 ID:0sAd6y3o0
海未(もうすぐ学校に着いてしまいます。そうなれば、このひと時も終わりですね)

ことり「今日は練習、休みの日だよね」

海未「そうですね。放課後は暇になります」

海未(これは誘っていいフラグですか?行っちゃっていいんですよね?)



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:07:41.29 ID:0sAd6y3o0
ことり「練習はないし穂乃果ちゃんはいないしぃ」

海未(早く誘わねば!しかしなんていえば?)

海未(ふ、普通に誘えばいいんです。友達、なんですから。そう、私達は友達・・ただの友達・・)

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:10:10.52 ID:0sAd6y3o0
ことり「学校、さぼっちゃおっか?」

海未「そうですね」

海未「え?」

海未「ことり、今、なんて言いました?」

ことり「学校さぼっちゃおっかなって」



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:14:07.78 ID:0sAd6y3o0
海未「ダメダメダメですいけません。そんな不良みたいなこと!」

ことり「不良って、ふふ、大袈裟だなぁ海未ちゃんは。大丈夫だよ一日くらい」

海未「ですが!」

ことり「学校をサボるってのも学生のうちにしか出来ないことだよ?」

海未「そう、ですけど」

ことり「ねぇ海未ちゃん。ことりは海未ちゃんと一緒に、今日一日を過ごしたいなぁ。だめぇ?」

海未「もしもし? 先生、道端で倒れてるおばあさんを見つけまして、病院に送ることになったので。はい、そうです。ことりも一緒です。ええ。お願いします。失礼します」
ピッ


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:21:38.44 ID:0sAd6y3o0
海未「ことり!!」

ことり(びくっ)

海未「今日は一日フリーです」

ことり「さすが海未ちゃん!」

海未「では、どこに行きましょうか」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:23:02.10 ID:0sAd6y3o0
ことり「そうだねぇ」

海未(二人きりでお出かけ。これはもうデートと言っても申し分ないはずです)

海未(デートの定番といえば映画でしょうか)

海未(薄暗い館内で、ポップコーンへと伸びる二人の手。必然的にぶつかり合い、頬を染めることり)

海未(顔が赤いのばれちゃったかな? ううん、こんなに暗いんだし、大丈夫だよね――と安心することりの肩にそっと手を回し――)

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:25:52.91 ID:0sAd6y3o0
ことり「あ!」

海未(ビクッ)


ことり「クレープ屋さんだ。実は寝坊しそうになって朝ご飯食べてないんだー」

海未「ではクレープを二つ頼みましょう」

店員「はいよ」

ことり「あれ?財布がない?あれー?」

海未(株を上げるチャンス到来!!)

海未「私が出しますよ」キリッ

ことり「ありがとう海未ちゃん」

海未(この笑顔のためならクレープの一つや二つどうってことないです)



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:28:44.49 ID:0sAd6y3o0
もぐもぐ

ことり「ふふ、海未ちゃんってばほっぺにクリームついてる」

ぺろり

海未「んなっ」

ことり「甘ーい。そっちの味もよかったなぁ」

海未「こ、ここっ、交換しましょう!」

ことり「うん!」

一口食べさせっこ

海未(はわわわわことりとの関節キスきたああああ)


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:32:26.02 ID:0sAd6y3o0
ことり「ねえねえ海未ちゃん、ゲーセンいこ?」

海未「ゲーセンですか?」

ことり「サボって行くところといえばゲーセンって感じがしない?」

海未「その感覚はよくわかりませんけど」

海未(映画館じゃないのは惜しいですが、ことりが望むのなら!)



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:34:02.59 ID:0sAd6y3o0
ゲーセン内で

ことり「ねね、次はこれやろうよ! ゾンビを撃つんだって」

海未「いいですね。久しぶりに本気出しちゃいます」

海未(ゾンビクエスト・・前に穂乃果とやったことがあるやつですね)

海未(コインを入れて・・と)


ことり「えいっえいっ。うーん、なかなか当たらないなぁ」

海未(夢中になってることりはまるで天使のようです)

海未(確か穂乃果はこういう風に銃を構えて)

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:37:01.23 ID:0sAd6y3o0
ことり「わぁ、海未ちゃんプロのガンマンみたいでかっこいいね!どうやって持ってるの?」

海未「こ、こうです」

(どさくさに紛れて手を握っちゃっても許されますよね?)

ぎゅっ

海未(わわっ、髪が鼻の近くに。いい匂いがします)

ことり「あっ、ちょっと! 海未ちゃん鼻息洗いよー?」

海未「えっ、ごめんなさい」

ことり「もう。   なこと考えてたんでしょ」

海未(えっええっ、それはどういう意味ですかっ)

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:38:33.57 ID:0sAd6y3o0
バンバン

ゾンビA「ぐあああっ」

ゾンビB「リフレーッシュウウッ」


海未(まさか私の想いがばれて)

海未(何かの聞き間違えかもしれません)

ゾンビC「ヒャッハアアア」

バキグシャブシュウウッ

ことり「あ、ゲームーオーバーだ」

海未「これはなかなかハードなゲームみたいですね」

ことり「」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:39:38.56 ID:0sAd6y3o0
海未(何故無言。な、なにか他のゲームを探さなければっ)

海未「そ、そうだ! 次はあれをやりましょう」

クレーンゲーム指差して

ことり「そうやって誤魔化すんだね」

海未「ち、違いますよっ、誤魔化す? 何をです? ほら、このアルパカのぬいぐるみ! 欲しがってましたよね?だから、ね?」

ことり「ほんとだ!可愛いー!」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:41:37.18 ID:0sAd6y3o0
男「お、アルパカじゃんとってやるよ」

女「ゆうくんすっごい上手ー」
男「この程度朝飯前よっ」

ことり「アルパカ、先に取られちゃったね」

海未「ま、まだです。隣にぼのぼののぬいぐるみがありますっ」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:42:26.17 ID:0sAd6y3o0
ことり「懐かしいね」

海未「連載はまだ続いてますよ」

海未「では取りましょう。見ていてくださいことり!」

ことり「頑張って!」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:48:00.30 ID:0sAd6y3o0
(連コイン)

ことり「全然だめだね」

海未「ごめんなさい」

ことり「ううん。いいよ。ぼのぼのさんも可愛くて好きだけど、私が一番好きなのは海未ちゃんなんだよ?」

海未「え、ことり、今なんて」

ことり「実は知ってたんだ。海未ちゃんが体育の時トイレ行くって抜け出して、ことりの制服をこっそりかいでたこと」

海未「はうわああああああああああ」

ことり「飲みかけのジュースのストローを盗ったのも知ってる」

海未「ゴババババ(゚q。)」

海未(おわった・・)



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:49:40.97 ID:0sAd6y3o0
ことり「でも嬉しかったの」

海未「えっ、嬉しかった?」

ことり「だって、それだけことりのこと想ってくれてるってことでしょ?」

ことり「ことりもね、海未ちゃんのこと好きだから。だから、嬉しかったんだ」

ことり「ねえ、素直に言って?海未ちゃんのためなら、その、   なことでも頑張るよ?」



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:55:04.98 ID:0sAd6y3o0
海未「ありがとうございます。ですけど、私はことりが好きだから、愛してるから、大事にしたいんです。いっときの感情でやるのは違うって思います」

ことり「制服は」

海未「うっ。そ、それは出来心と言いますか、その・・」

ことり「出来心ならやっちゃってもいいんだ」

海未「そういうわけではっ、ない、ですけど」

ことり「じゃあさ、ちゃんと聞かせて? 海未ちゃんの気持ち」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:56:05.58 ID:0sAd6y3o0
海未「ああもうっ! ごちゃごちゃ考えるのはやめです!」

海未「したいです!ことりと   なことしたいです!」

海未「それでもよければ私と付き合ってくださいっ!」

頭下げて

海未(言ってしまいました。引かれたでしょうか)

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 18:59:01.64 ID:0sAd6y3o0
ポタポタ

海未(水滴?)

おそるおそる顔あげて

海未(な、泣いてるっ?)

海未「あ、あのっ、ことり?今のはそのっ、えーと」

ことり「ありがとう、凄く嬉しい」

海未「えっ」

ことり「ことりも海未ちゃんといろんなことしたいなって思ってたから」

ことり「本当はね、怖かったの。女の子を好きになるのっておかしいんじゃないかって。海未ちゃんがことりの制服を持ってたのだって何かの間違いで、ことりの都合のいい解釈に過ぎないんじゃないかって」

海未「ことり・・」

ことり「でも海未ちゃんはことりと同じ気持ちだった。だから嬉しいの。すごく、キュンキュンしちゃう」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 19:03:54.49 ID:0sAd6y3o0
ことり「私も海未ちゃんのことが大大大好きです。ことりのこと、幸せにしてくださいね?」

海未「はいっ!」





夕方

海未「ではまた明日。今日は楽しかったです」

ことり「待って」

海未「なんですか?」
ことり「ばいばいのぎゅっして?」



57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 19:06:41.59 ID:0sAd6y3o0
海未「え、ここで?」

海未(周りに人がたくさん)

ことり「うん」

海未「ですがっ」

ことり「嫌?」

海未「まさか!」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 19:12:47.19 ID:0sAd6y3o0
前から抱きしめ

海未(ああことり、温かいです。それに、凄く柔らかくて、気持ちいい)

ことり「今度は私から」

ちゅっ

海未「!!」

ことり「海未ちゃんは特別な日に特別なことをしたいんだよね?ことりも同じなんだよ?」

海未「同じ?」

ことり「うん。大好きな人との初デートの日に、本気のちゅーするのが夢だったの。だからことりのファーストキッス、プレゼント」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/18(金) 19:13:21.29 ID:0sAd6y3o0
海未「では私からはセカンドキッスです」

ことり「んっ、んんっ」

海未「ぷはぁっ。ことりの唇、すっごく甘いです」

ことり「海未ちゃんの唇だって負けてないよ?」

海未「ことり! 愛してます」

だきっ

ことり「ふふ、知ってる。私達、世界で一番の幸せ者だね♪」



おわりです(`・ω・´)