2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:14:50 PmHECcio
ジャン「!!(これは…)」
ミカサ「それがどうしたの?」
ジャン「じゃ、じゃあ死に急ぎ野郎との予定は」
ミカサ「エレンとの予定も無い」
ジャン「!!!!!!(…いや、でも、もしかして)」
ミカサ「何?」
ジャン「…アルミンとは」
ミカサ「私はクリスマスに予定がないと言っている」
ジャン「!!!!!!!!!!!」クワッ
3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:15:37 PmHECcio
ミカサ「?」
ジャン「まじか!!」
ミカサ「…それがなに?」
壁lマルコ「…(頑張れジャン!)」
ジャン「クククククリスマス…もしよかったら…」モジモジ
ミカサ「…」
壁lマルコ「…(あとちょっとだ!)」
ジャン「おおおお俺と…飯でも食いに行かないか?」
壁lマルコ「(よくやったジャン!誘えただけでも大きな一歩だよ!)」パチパチ
ミカサ「行く」
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:16:18 PmHECcio
ジャン「そうか…残念だ。…えっ?」
壁lマルコ「えっ?」
ミカサ「えっ?」
ジャン「今行くって?」
ミカサ「行きたい」
ジャン「OK?」
ミカサ「OK」
ジャン「行く?」
ミカサ「行く」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:17:03 PmHECcio
ジャン「本当?」
ミカサ「本当」
ジャン「叩いてくれ」
ミカサ「」ブンッ
バシーン ドシーン
ジャン「」
ミカサ「じゃあ、18時に門の前で…」スッ
"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:17:49 PmHECcio
―――男子寮
ジャン「エレン君!」
エレン「…なんだよ気持ちわりぃ」
ジャン「ライナーも!聞いてくれ」
ライナー「どうした、顔腫れてるぞ」
ジャン「…さっきミカサをクリスマスディナーに誘ったんだけどよ」
ライナー「そうか、残念だったな。」
エレン「残念会するか?クリスマスに」
ジャン「…OKもらえたんだ」
エレン「そうか。明日も見れるといいなー」
ジャン「夢の話じゃねぇよ!」クワッ
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:18:24 PmHECcio
ライナー「ジャン、お前は今疲れてるんだよ」ニコッ
ジャン「嘘じゃねぇよぉぉおおおお」ウワーン
マルコ「…ジャンの話は本当だよ二人共」スッ
ジャン「マルコっ!」
マルコ「僕は壁に隠れて見ていたんだ。ジャンが殴り倒される瞬間も、ミカサが待ち合わせ場所と時間を告げる瞬間もね!」ドヤァ
ジャン「マルコ…さすが親友だぜ」
エレン「へぇ、頑張れよジャン」ニコッ
ライナー「応援してるからな!」ニコッ
ジャン「お前らっ…いいやつだなぁっ…」フルフル
マルコ「頑張れジャン」グッ
ジャン「おうっ!じゃあ俺風呂はいってくるよ!今から清潔にしとかないとな!」タッ
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:20:18 PmHECcio
エレン「…ま、付いていくけどな」
ライナー「当たり前じゃないか」
マルコ「どうする?次の人に回しておく?」
エレン「頼んだぞマルコ」グッ
マルコ「OK!じゃあアルミンの所へ伝えに行ってくるよ!」タッ
ライナー「じゃあ俺はベルトルトに!」タッ
エレン「こんな面白いこと滅多にないからな…俺はコニーに!」タッ
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:38:57 PmHECcio
ジャン「なぁっ!なぁ、フランツ!どうかな?この服でどうかな?」クルクル
フランツ「おーカッコイイカッコイイ」
ジャン「せめて一瞬だけでも見てくれよ!」クワッ
フランツ「…えぇー」
ジャン「お前いっつもデートしてんだろ!?」
フランツ「自然体でいいと思うよ」
ジャン「…そうか、そうだよな!サンキュー!俺行ってくるわ!」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:40:16 PmHECcio
―――門の前
ジャン「(今日のミカサはどんな服かな、いや寒いからミニじゃないかもしれんが…コートっていうのもまた良い!)」
ジャン「(十五分も前に出てきてしまった…いや、遅れて嫌われるよりマシだ!)」
ミカサ「…ジャン」
ジャン「うわぁっ!?」
ミカサ「遅れて申し訳ない」シュン
ジャン「いやいや!十五分前くらいだ!俺が早く来すぎただけだ!」アセアセ
11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:40:53 PmHECcio
ミカサ「そう、ありがとう。では行こう」
ジャン「おう(…今日のミカサの格好は)」チラッ
ミカサ「今日は寒い。モモヒキも履いた」モコモコ
ジャン「これはこれで……」ウンウン
影lエレン「モッコモコだな、ミカサ」ジー
影lアルミン「デートって感じより、訓練って言葉が似合うね」ジー
影lベルトルト「ジャンの顔は浮かれまくってますね」ジー
影lライナー「殴りたくなる顔してるな」ジー
影lコニー「寒い…」ブルブル
影lマルコ「我慢だよ、コニー。あっ!二人が店に入った!」
影lエレン「あの店の中にユミルとクリスタいねぇか?」ジー
12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:41:23 PmHECcio
―――店内
クリスタ「美味しいねユミル」キラキラ
ユミル「高いからな…マズイ訳が無い」モグモグ
クリスタ「…もうまたそんな事言って」モグモグ
ユミル「幸せだ」ホワン
クリスタ「私も」ホワン
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:41:59 PmHECcio
―――店内
ミカサ「…」パクッ
ジャン「…」モグモグ
ミカサ「美味しい」パァ
ジャン「美味しいな」ドキドキ
ミカサ「美味しい」
ジャン「…その、ミカサは恋人は」
ミカサ「…いない」モグモグ
ジャン「好きな人は…」
ミカサ「…いない」モグモグ
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:42:49 PmHECcio
ジャン「(いくか!?今言うべきなのか!?)」
ミカサ「美味しい」モグモグ
ジャン「(言ってやる)…っ」スゥッ
ミカサ「…ジャンは」
ジャン「!?」ゴホッ
ミカサ「…エレンのことが好きなの?」
ジャン「な訳あるか!」
ミカサ「そう…良かった」
ジャン「…アイツはミカサの何なんだ?」
ミカサ「…家族」
ジャン「エレンと恋人になりたいか?」
ミカサ「…べ、別にそんなんじゃ///」
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:44:13 PmHECcio
ジャン「…」
ジャン「そうか…食い終わったな…もう出よう」ガタッ
ミカサ「う、うん分かった。」ガタッ
ジャン「(そうだよな、ミカサはやっぱりアイツの事……)」
16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:44:45 PmHECcio
――――外
ミカサ「本当に美味しかった」
ジャン「(なのに浮かれまくってた俺が馬鹿みてぇだ…)」
ミカサ「…本当に」
ジャン「(ダセェな…くそー)」
ミカサ「…楽しかった」ボソ
ジャン「(マルコ達に何て報告すればいいんだ…)」
ミカサ「ジャン…」
ジャン「へっ!?」
ミカサ「また一緒にごはん食べに行こう」
ジャン「///」
ミカサ「ね」ニコッ
ジャン「」チーン
おわり
17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:45:22 PmHECcio
おまけ1
―――店内
エレン「うまいなコレ」
アルミン「エレン、一口ちょうだい」クィクィ
エレン「しょうがねーなぁ」
ライナー「この飲み物なんだ?うまいな」
ベルトルト「都会の味がするね」コク
コニー「母ちゃんの作ってた料理の味に似てる」ジーン
ライナー「…良かったなコニー」
マルコ「…何か忘れてるような?」
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:46:02 PmHECcio
おまけ2
クリスタ「クリスマス空いてる?」
ユミル「空いてる」
クリスタ「ホントに?」
ユミル「超空いてる、もうヤバいくらい空いてる、どうしようもない位空いてる、もう1年の中で1番空いてる今年のクリスマス」
クリスタ「そっか!ごはんでも食べに行かない?」
ユミル「行く行く行く行く行く」グイッ
クリスタ「本当っ?良かったぁ」ニコー
ユミル「(結婚しよ)」ホワン
クリスタ「オシャレしていこうね!」
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/15(火) 21:46:37 PmHECcio
ユミル「もちろんだ、デートだからな。」
クリスタ「あ、その事なんだけどね?」モジモジ
ユミル「なんだ?結婚するか?」
クリスタ「ユミルに…紹介したい人がいるの」
ユミル「」ガタッ
クリスタ「…なーんてねっ、二人で楽しもうねっ!」ニコッ
ユミル「…」ギュッ
クリスタ「…ユミルあったかーい」ホワホワ
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