1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 17:51:22.16 ID:MirzhoZm0
 
第501統合戦闘航空団基地 深夜



   ~ 宮藤芳佳の場合 ~



芳佳「うっ……zzzz」



芳佳「うふふ…えへへ…zzzzzz」


芳佳「zzzzzzz…おっ……zzzz」

芳佳「おおお………zzzzz」


芳佳「おっきぃ………zzz」



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 17:56:17.06 ID:MirzhoZm0
 

芳佳「ん?ここはどこだろう」

芳佳「……基地じゃなさそう……だけど」

芳佳「基地からそう遠くないような……」



芳佳「………………」



芳佳「ん~~~…思い出せないや」



   ガサガサ…ガサガサ… >

芳佳「誰!?」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:01:56.92 ID:MirzhoZm0
 
   ガサガサ…ガサガサ… >


?「ヨシカチャン……」


芳佳「なに!?」

?「ヨシカチャン…」


芳佳「だ、誰なの?」


?「ワタシダヨ…ワタし……ヨシカちゃん…私だよ」


芳佳「!!……みっちゃん!?」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:07:21.26 ID:MirzhoZm0
 
?「ミッチゃん…みっチャン……ワタし…ミッちゃン…?」


芳佳「えっ…」

?「ソウダヨ…ミッチャンだよ…ワたし、ミッちャン」

芳佳「いやっ…違う!」

?「やダ…ヨシカチャン……私のコト……ワスレちゃっタノ」



芳佳「違う!違うよ!」

?「シバラク会ってないダケで……ヒドイよォ」

芳佳「違う…違う…みっちゃんじゃない!ここは扶桑じゃないもん!」



?「エエ?何言っテルノ」


芳佳「だれ?君は誰なの!?」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:12:50.95 ID:MirzhoZm0
 
?「ダレ?ダレダレ?私ハだれ?」


芳佳「そうだ!! ……リーネちゃん!」


?「リーネ、リーネ、わタしハリーネ」


?「ソウダよ。ワタシだよ」

芳佳「ああ、なんだ。リーネちゃんかぁ…」



?「何デ気が付かなカッたのかな」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:17:41.37 ID:MirzhoZm0
 
芳佳「だって、いつものリーネちゃんじゃないもん」


?「ふふふフ、私はイツモ通りヨ」

芳佳「そんなあ~~だってリーネちゃんはそんなしゃべり方じゃないよ」


?「ダヨネえ。私はこんなシャべリ方じゃナカッタよね」


芳佳「うん!だから気が付かなかったぁ」


?「デモ、見た目ハイツも通りデショ?」


芳佳「えぇ~~~?違うよお」

?「ホントニぃ?」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:22:32.32 ID:MirzhoZm0
  
芳佳「リーネちゃんはもっと    が大きくてねぇ…」

?「オッパイ?オッパイ?」

芳佳「三つ編みのおさげがとてもキュートなんだ!」

?「ミツあミ?おさゲ?」

芳佳「うん!」

?「ソウだったね…思い出してキタヨ……私は……」



芳佳「ん?リーネちゃん!?どうしたのリーネちゃん!」


?「ア……ア……ああ……ヨシカちゃん…芳佳ちゃん!」


芳佳「!!」






リーネ「……ありがとう、芳佳ちゃん」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:27:28.74 ID:MirzhoZm0
 
 
芳佳「!?」

リーネ「どうしたの?」


芳佳「あれ……何か…」


リーネ「んん?」

芳佳「おお……」

リーネ「ど、どうしたのかな」

芳佳「おっ………    あ!」


     ム   ュ !


リーネ「きゃあ!何してるの芳佳ちゃん!」

芳佳「おっきぃ……おっきぃよお」ム ム 

リーネ「芳佳ちゃあん!やめて!起きて!」

芳佳「!!!!!」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:33:18.34 ID:MirzhoZm0
 




芳佳「うはあ!」ガバッ!


芳佳「はあ…はあ…」


芳佳「何だったんだろう…今の夢は」

芳佳「凄く不思議な夢を見たような…」


芳佳「でも…」

芳佳「うううん…思い出せない」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:38:47.65 ID:MirzhoZm0
 
   ~ ペリーヌ・クロステルマンの場合 ~


ペリーヌ「ううう…zzzz」

ペリーヌ「いっ……いたい……zzzzz」


ペリーヌ「zzzzzz……少佐…や……め……」


ペリーヌ「zzzzz」


ペリーヌ「でも…………zzzzz」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:43:19.98 ID:MirzhoZm0
 


   ビシィ!

         ビシイ!

ペリーヌ「痛い!痛いですわ!」


美緒「黙れ!ペリーヌ!」


  ビシィ!

         ビシイ!

ペリーヌ「もう…やめて下さいな!」

美緒「うるさい…!お前があんなヘマをするから…!」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:48:36.97 ID:MirzhoZm0
 
   ビシイ! ビシイ!


ペリーヌ「ひぎい!いやぁ!もう……もう限界ですわ!」

  ビシイ!   
      ビシイ!

ペリーヌ「ひぎ!ひぃ!いあっ!ぎゃっ!」

美緒「はっはっは!!いい声で鳴くんだなペリーヌは!…もっとだ!もっと聞かせてくれ!」


       ビシイ!

    ビシィ!

ペリーヌ「だめ…!もう………コレ以上は…!」

美緒「はっはっはっは!!!!」


  ビシイ!

     ビシイ!

?「そこまでよ!」



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:53:05.60 ID:MirzhoZm0
 
美緒「!」

ペリーヌ「あっ…あれは…」

?「どんな悪も決して許さない!ミーナ中佐参上よ!」バッ!


美緒「なに!」

ペリーヌ「ミーナ中佐!助かりますわ!」

ミーナ「美緒!やり過ぎよ!ペリーヌさんのおしりを御覧なさい!」

美緒「…」

ミーナ「ほら!こんなに爛れてしまって…」

美緒「…」

ペリーヌ「ありがとうございます中佐…本当に…」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 18:59:26.30 ID:MirzhoZm0
 
ミーナ「いいのよペリーヌさん…」

美緒「…」

ミーナ「さあ来なさい美緒!あなたの相手は私よ!」

美緒「……」

ミーナ「あら!さっきまでの威勢はどこに行ったのかしら!」

美緒「…何やってるんだ」

ミーナ「………え?」



美緒「自分の年考えろ」

ミーナ「いやっ…ん?……えっ?」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:03:29.74 ID:MirzhoZm0
 
美緒「引く」

ミーナ「…へ?」

美緒「…仕方ない」


   ビシイ!!!!!


ミーナ「ひぎいいいい!!!!!」

美緒「はっはっは!!!!熟女の鳴き声は一段とそそる!」

  ビシイ!


       ビシイ!

ミーナ「ぎゃああ!もうやめてえ!いあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」

   ビシイ!
           ビシイ!


美緒「は~~~~っはっはっは!!!!!」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:08:41.27 ID:MirzhoZm0
 



ペリーヌ「はあ!」ガバッ!

ペリーヌ「………」



ペリーヌ「なんてものを見させられましたのわたくしは…」

ペリーヌ「……」

ペリーヌ「…………」

ペリーヌ「夢の中では痛みを感じないなんて、真っ赤な嘘ですわね」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:13:21.15 ID:MirzhoZm0
 
   ~ ゲルトルート・バルクホルンの場合 ~



バルクホルン「う゛う゛う゛……zzz」


バルクホルン「なぁ……zzzzz」


バルクホルン「zzzzzzzz」


バルクホルン「あっ…zzzzzz…クリスぅ?」


バルクホルン「zzzzzz」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:18:37.77 ID:MirzhoZm0
 


    ガチャ… >



バルクホルン「クリス、お見舞いに来たぞ」

クリス「ありがとう、お姉ちゃん」

バルクホルン「……ほら、欲しがってたおもちゃだ」

クリス「うわあ!嬉しい!」

バルクホルン「……」

クリス「どうしたの?」

バルクホルン「……本当に…すまない」

クリス「もう!来る度にそればっかり!」

バルクホルン「……責任を感じているんだ。私がもっとしっかりウィッチとしての実力があれば…こうはならなかった筈だと」

クリス「そんなことないよお姉ちゃん」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:23:41.49 ID:MirzhoZm0
 
バルクホルン「いや!事実だ!頼むクリス!もっと私を責めてくれ!」

クリス「そんなこと…」

バルクホルン「そうじゃなきゃ…私は生きていけない…」

クリス「お姉ちゃん…」

バルクホルン「クリスに責められ…懺悔し続けることが…私の生きるエネルギーなのだ」

クリス「………」

バルクホルン「………」

クリス「まったく……仕方ないなあ」

バルクホルン「…!」

クリス「ほら、ベッドに横になって」

バルクホルン「!?」



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:28:37.28 ID:MirzhoZm0
 
クリス「今日だけだよ?こんなことするの」

バルクホルン「あ、ああ…」


   ギュッ…


クリス「ほら、お姉ちゃん、いい子いい子」ナデナデ

バルクホルン「…! 何の真似だ!」

クリス「いつも訓練大変でしょ?わざわざお見舞いに来てくれたんだから…これくらいはさせて」

バルクホルン「ま、まて…クリス…//」

クリス「…なでなで、なでなで」

バルクホルン「ちょ…ちょっと…」

クリス「お姉ちゃん…いい子いい子」

バルクホルン「や、やめ…」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:33:32.11 ID:MirzhoZm0
 
クリス「なでなで」

バルクホルン「や、やめろおおお!」

   ガバッ!


クリス「きゃ!」

バルクホルン「や、やめてくれ…//……頼む//」

クリス「なるほど、やさしく撫でるとそんな反応するんだぁ」

バルクホルン「…姉で遊ぶんじゃない!」

クリス「起きたら現実のトゥルーデでも試そっと!」




バルクホルン「………え?」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:38:23.52 ID:MirzhoZm0
 



バルクホルン「はあ!」ガバッ!

バルクホルン「………」

バルクホルン「ああ、やはり夢か」



バルクホルン「クリス…」


バルクホルン「………」




バルクホルン「どうしていつも…私の夢に出てくるんだ…!」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:43:20.80 ID:MirzhoZm0
 
    ~ エイラ・イルマタル・ユーティライネンの場合 ~


エイラ「……zzzzzzz」


エイラ「zzzzzzzzz……うわっ……zzzz」

エイラ「zzzzzzz」





エイラ「……寒い………zzzzz」


エイラ「zzzzzzz」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:48:26.31 ID:MirzhoZm0
 



     ビュオオオオオオオオオオ!

          ビュウウウウ!!!


エイラ「うわあああああああああああ!」


        ビュオオオオオオオオ!!!

           ビュウウウウウウウウウ!

エイラ「助けてエエエエエエエエエエ!!!!!」

エイラ「落ちるううううう!!!!!!!」


          ビュウウウウウウウウウウウウウ!!!

エイラ「ぎゃああああああああああ!!!!」


      ドサッ!



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 19:52:30.52 ID:MirzhoZm0
 
エイラ「いててて…」

         ビュウウウウウウウ!!

              ビュオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

エイラ「寒い…ナンダここは」


エイラ「……さむっ!」


   ビュウウウウウウウ!!!


エイラ「助けてくれヨ~」

エイラ「誰か~~」


ビュオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


エイラ「さっ……寒いぞ」


エイラ「ここはどこなんだヨ~」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:08:54.63 ID:MirzhoZm0
 
エイラ「……」

エイラ「そういえば」


             ビュウウウウウウウウウウ!!

    ビュオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


エイラ「スオムスもこんな吹雪いてたっけな……」


        ビュオオオオオオオオ!!

    ビュウウウウ!!

エイラ「おっ、なんか順応できた」


エイラ「不思議な感覚……ダナ…」

エイラ「………」


         ビュウウウウウウウ!!


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:13:26.33 ID:MirzhoZm0
 
エイラ「とにかく歩こう」


  テクテク…      ビュウウウウウウウ!!!
      ビュオオオオオオオ!!!!

         テクテク……

 ビュウウウウ!!        ビュオオオオオオオオ!!!

エイラ「どうなってるんダ」

エイラ「いくら歩いても家1つ無いじゃないか」

エイラ「何でこんなところに来てしまったんダ?」

       テクテク…

   テクテク…     ビュウウウウウウウウウ!!!

エイラ「………」テクテク

エイラ「……」テクテク

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:19:25.56 ID:MirzhoZm0
 
エイラ「………ん?」

              ♪~♪~>

エイラ「何だこの音」

              ♪~♪~>

エイラ「ピアノの…音?」

                  ♪~♪~>

エイラ「……あっちダ!」ダッ!


 ♪~♪~   ♪~♪~   ♪~♪~……

エイラ「はあ…はあ…走りにくいぞ」

   ♪~♪…  ♪~…   ♪  ♪


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:23:39.52 ID:MirzhoZm0
 
エイラ「はあ…はあ…」

     ♪   ♪

エイラ「どうなってるんダ? いくら走っても進んでいる気がしない…」


          ………

エイラ「あ、音が止んだ…」


エイラ「はあ…はあ…」

エイラ「あ」

エイラ「……………」



エイラ「家ダ…」



          さあ!早く来い!>
              やめて!その娘を連れて行かないで!>


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:28:40.04 ID:MirzhoZm0
 
エイラ「ん?誰かいる」

                 大事に育てた我が娘を……どうして私達から奪うんだ!>
             これは決まったことなんです。さあ、こっちに来てごらん>

エイラ「……あ」

                  
                      君は選ばれたんだ。優秀なウィッチにね>
                 はい…はい……>

エイラ「! この声!」

            ダメよ!サーニャ!軍隊になんかに行っちゃ!>
                         さよなら…お父様…お母様>

エイラ「……サーニャ!!!!」ダッ

エイラ「はっ……はっ……」

            ん?なんだ?>

エイラ「ま、待て!その娘から手を話すんダ!」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:31:41.81 ID:MirzhoZm0
 
  「……サーニャ、知り合いかい?」

  『部外者は黙っていてくれないか』


エイラ「う、うるさい!あっちいけ!サーニャに触るな!」

  『いっ…痛い!何をするんだ!』

  「誰!誰なのあなたは!?」

エイラ「その娘の大事な大事な友だちだ! サーニャには指一本触れさせないぞ!」

  『ん?もしかして君もウィッチなのかい?』

  「ウィッチ…この娘ウィッチだわ!」

エイラ「ああそうだ!私はウィッチだ!だからサーニャを守る!」

  『何を言っているんだこいつ!』

  「あなたサーニャの何なの? お友達って言ったわよね」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:37:21.55 ID:MirzhoZm0
 
エイラ「ああ!そうだ!サーニャ!今すぐ助けてやるからな」ダッ!

  『あ!やめろ!勝手に連れて行くんじゃない!』

  「誘拐よ!誘拐!」

    
    タッタッタッタ…

エイラ(どういうことダ? さっきは全く走れなかったのに…)

    タッタッタ…

エイラ「サーニャ!」

  「……」

エイラ「ここまで来たら大丈夫だぞ!もう安心ダ!」


  「ありがとう…エイラ」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:42:33.61 ID:MirzhoZm0
 


エイラ「……はっ」


エイラ「ナンダ夢か……」

エイラ「………」


エイラ「……それにしても」


エイラ「…幼いサーニャ…」

エイラ「………」

エイラ「……」


エイラ「…」



エイラ「あの可愛さは反則ダナ」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:47:09.17 ID:MirzhoZm0
 
     ~ シャーロット・E・イェーガーの場合 ~



シャーリー「…zzzzzzzzz」

シャーリー「zzzzzzzzz」



シャーリー「zzzzz」

シャーリー「………zzzz…………zzzz」

シャーリー「zzzzzzzzzz」

シャーリー「…まったく…zzzzz…仕方ないなぁ…zzzzz」




62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:52:12.85 ID:MirzhoZm0
 



シャーリー「ほら、ルッキーニ、さっさと支度しろ」

ルッキーニ「はーい」

シャーリー「今日はロマーニャの市街地にある名画座に行くんだろ?」

ルッキーニ「あれ?そうだっけ」

シャーリー「なんだ、忘れたのか」

ルッキーニ「にひぃ!とにかくさ!早くバイクに乗せてよ!」

シャーリー「全く…あたしのバイクに乗ることしか頭にないんだな」

ルッキーニ「いいじゃんいいじゃん!あたしシャーリーと一緒にかっ飛ばすの大好き!」

シャーリー「仕方ないなあ」

ルッキーニ「ほら!早く早く!」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 20:57:56.60 ID:MirzhoZm0
 
シャーリー「じゃ、後ろに乗れ。早速出発するぞ」

ルッキーニ「うじゅぁぁ!」


          ブロロロロ…

シャーリー「ルッキーニ、今日は何見たい!?」

ルッキーニ「……」

シャーリー「おおおおい!聞こえてるかぁ!どんな作品を見たいんだ!?」

ルッキーニ「………」

シャーリー「ルッキーニぃぃ!!!! 聞けえええ!!!!」

ルッキーニ「…………」

シャーリー「一旦停めよう」

     ブウウウン……


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:14:46.87 ID:MirzhoZm0
 
シャーリー「ふう…と」

ルッキーニ「zzzz」

シャーリー「…なんだ、寝てしまったのか」

ルッキーニ「zzzz」

シャーリー「…バイクに乗りながら、しかもエンジン音を聞きながら寝るとは…すげえなコイツは」

ルッキーニ「zzz」

シャーリー「仕方ない。このままルッキーニを運ぼう」

     ブロロロロロ……

シャーリー「…何を見せるべきかなあ」

シャーリー「……『市民ケーン』は……ルッキーニにはまだ早いな」

シャーリー「『風と共に去りぬ』…う~ん」

シャーリー「ルッキーニなら途中で飽きるかな…」



74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:19:58.34 ID:MirzhoZm0
 
シャーリー「……やっぱりアニメ作品か…」

ルッキーニ「zzz」

シャーリー「『白雪姫』…? 『ファンタジア』…? 『蒸気船ウィリー』…?」

ルッキーニ「zzz」

シャーリー「……起きたら本人に聞いてみるとしよう」

   ブロロロロロ…


シャーリー「よし!着いたぞ!」

シャーリー「…白雪姫は…もう始まってるのか」

シャーリー「…おっ!『ジキル博士とハイド氏』…これは面白そうだ!」

シャーリー「…でもルッキーニは見たくないだろうなあ…こういうのは」


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:24:08.91 ID:MirzhoZm0
 
ルッキーニ「zzzz」

シャーリー「やっぱり…ファンタジアか…蒸気船ウィリーだな」

ルッキーニ「……ふああ」

シャーリー「起きたか」

ルッキーニ「ん?……ここどこぉ?」

シャーリー「とっくに名画座に着いてる!」

ルッキーニ「ふぁぁぁ…」

シャーリー「まったく…映画を観る前からこんな状態じゃあな…」

ルッキーニ「ごめんなしゃい…」

シャーリー「まあいいか。『ファンタジア』『蒸気船ウィリー』、今日上映するのはこの2つだ」

ルッキーニ「うにゃあ!どっちも面白そう!」

シャーリー「あっ、もうそろそろ始まるぞ。早く中に入って席を取ろう。立ち見は勘弁だ」

ルッキーニ「うん!」


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:32:02.97 ID:MirzhoZm0
 


シャーリー「……うぅぅん…」

シャーリー「……はっ!」



シャーリー「………」

シャーリー「………なんだ…夢だったのか」

シャーリー「………」

シャーリー「……リベリオンの映画がロマーニャで上映するかっての」

シャーリー「………それにしても」

シャーリー「……」



シャーリー「どうしていつも、"今からがいいところだ!"って時に目覚めてしまうんだろうな…」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:37:17.99 ID:MirzhoZm0
 
     ~ リネット・ビショップの場合 ~


リーネ「zzzzz…ううう…」

リーネ「…いやっ……zzzz」


リーネ「……zzzzz」


リーネ「zzzzzzz」


リーネ「zzzzz…………あ……あ…zzz」


リーネ「ううっ……zzzzz」




83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:42:19.27 ID:MirzhoZm0
 


リーネ(……ここ…は?)



リーネ(どこ……なの……?)


リーネ(いや…なにこれぇ……)


リーネ(視界が…………)


リーネ(凄く…歪んでる……)


リーネ(誰かいるの…?)

リーネ(誰もいないの……?)



85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:47:18.15 ID:MirzhoZm0
 
リーネ(助けて…!誰か……)

リーネ「……!!!……!!」



リーネ(どうして!?)

リーネ「……!……!」



リーネ(声が……出ない……)

リーネ(いや! 助けて…誰か!)



リーネ「…!…!」

リーネ(お願い!誰か来て!)

リーネ(……から…だが……)

リーネ(思うように…動かないの……)

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:52:30.27 ID:MirzhoZm0
 
リーネ(どうして……何で……)


             ガサガサ >

リーネ(いやっ!何の音!?)


リーネ(分からない…ナニモ…)


            ガサガサ >

リーネ(上を向いているの…下を向いているの…?)


リーネ(それとも……?)

リーネ(分からないよ……全て…)


リーネ(あれ……)


リーネ(私、どうしてここに居るんだろう……)


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:57:44.13 ID:MirzhoZm0
 
リーネ(分からない…)


リーネ(あれ……)


リーネ(私の名前って…?)


リーネ(私ってどこの出身って…?)


リーネ(今まで何をして生きていたの…?)

リーネ(あれ? あれ?)

リーネ「………」

リーネ(あれ?あれ?あれ?)

            ガサガサ >

リーネ(誰? 誰? 誰?)

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:02:09.21 ID:MirzhoZm0
 
           ガサガサ…ガサガサ… >

  「あれ~ここはどこだろう」

リーネ(あっ…誰だっけ……見覚えのある…顔……声……)

  「ん?誰!?」



リーネ(あ、思い出した……ヨシカチャンだ……私の大切な…友達……)


リーネ「ヨシカチャン…」

   「誰!?」

リーネ(誰?私は誰?)  

リーネ(この娘はヨシカチャン…そして……私は………誰?)


リーネ(ほら…私だよ…気付いて…そして教えて…私だよ…芳佳ちゃん……)



91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:07:21.91 ID:MirzhoZm0
 




芳佳「あ、わかった!みっちゃんだ!」



リーネ(みっちゃん? みっちゃん…みっちゃん……)

リーネ(私…そうだ、みっちゃんだ……芳佳ちゃんの友達…みっちゃんだった…扶桑の友達…みっちゃん…)


芳佳「いやっ…違う…」

リーネ(違う…何で…? 忘れちゃったの…)



リーネ(そっか…しばらく会ってなかったもんね……でも…忘れるなんて…酷いよ)


芳佳「違う…みっちゃんじゃないよ!」

リーネ(なんで?どうして?)

芳佳「ここは扶桑じゃない…みっちゃんはここにはいない!」

リーネ(居ない…?ここは扶桑じゃないの…?何言ってるの…?)


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:12:23.35 ID:MirzhoZm0
 
リーネ(じゃあ私は誰なの……?誰?誰?私は誰?)


芳佳「…わかった!」

リーネ(……?)


芳佳「……リーネちゃんだ!」


リーネ(リーネ? リーネ? 誰? リーネ?)

リーネ(…そうだ、思い出した。私は……『リネット・ビショップ』)

リーネ(芳佳ちゃんの…友達…)


芳佳「リーネちゃんだよね!」

リーネ「うん…そうだよ…私はリーネ…リネット・ビショップ…)


芳佳「やっぱりそうだよね!」



96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:17:22.24 ID:MirzhoZm0
 
リーネ(でも…なんで芳佳ちゃん、すぐに気付けなかったのかな……)

芳佳「いつものリーネちゃんじゃなかったもん…」


リーネ(いつものリーネじゃない…?どうして…?いつも通り…私はいつでも…リネット・ビショップのはず)


芳佳「そんなしゃべり方じゃないもん」


リーネ(そっか…芳佳ちゃんには…ぜんぜん違う言葉として聞こえてるんだね…)

リーネ(でも…見た目はいつもどおり…あれ?……あれ……)


リーネ(私って…どんな容姿だったっけ…?)

リーネ(あれ…あれ…)


芳佳「えっとねえ…リーネちゃんは    が大きくてねえ」

リーネ(    …?     …?)

芳佳「三つ編みがとってもキュートなの!」

リーネ(三つ編み…? ああ……あああああ……)

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:22:05.15 ID:MirzhoZm0
 
 
リーネ(そうだよね……そう……どうして思い出せなかったんだろう……私は……わたしは……)




芳佳「り、リーネちゃん…?」

リーネ「…………」

芳佳「……リーネ…ちゃん…」

リーネ「…………芳佳ちゃああん!!!!」ガバッ!


芳佳「うわあ!」

リーネ「ありがとう!芳佳ちゃん!全て思い出せたよ!」


芳佳「あっ……あっ……   ぁ!」


    ム ニ ュ !


リーネ「きゃあああああああああ!!!!」



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:27:16.83 ID:MirzhoZm0
 


リーネ「はあっ!」ガバッ!


リーネ「はあ…はあ……」


リーネ「…………」


リーネ「……………」



リーネ「悪夢……だった……」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:32:47.35 ID:MirzhoZm0
 
     ~ フランチェスカ・ルッキーニの場合 ~


ルッキーニ「zzzzz」


ルッキーニ「うっ……zzzzz……じゅぅぅぅ……zzzz」



ルッキーニ「zzzzzzzz」


ルッキーニ「……zzzz……フガッ!」


ルッキーニ「zzzzzz」


ルッキーニ「zzzzzzz……うぅぅ……zzz」






102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:37:45.72 ID:MirzhoZm0
 

ルッキーニ「シャーリー…ねえシャーリー……」

シャーリー「ん?なんだ急に」

ルッキーニ「暇だよお~どこか連れて行ってよぉ~~~」

シャーリー「ううん…………どうしようか……」

ルッキーニ「今日も訓練とか嫌だよ~~~」

シャーリー「う~ん………」

ルッキーニ「遠いところ連れて行ってよ~~~早く~~~」

シャーリー「……よし!じゃあ映画でも見に行くか!」

ルッキーニ「映画?」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:42:44.53 ID:MirzhoZm0
 
シャーリー「ああ!1940年代に入ってから、世界の映画技術が急成長しているんだ!」

ルッキーニ「へえええ………」

シャーリー「モノクロの時代はもうすぐ終わる!間違いない!」

ルッキーニ「……」

シャーリー「アニメーションと実写を合成することだって、この先可能になるはずだ!」

ルッキーニ「……」

シャーリー「って…興味ないか」

ルッキーニ「とにかく、どこか連れて行ってよ~暇だよ~」

シャーリー「じゃ、明日中佐に許可もらって、ロマーニャの名画座に行こうか」

ルッキーニ「ほんと!?やったあ!」

シャーリー「もちろん!あたしのバイクでだ!」

ルッキーニ「うじゅ~~!嬉しいぃぃぃ~!」



106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:47:35.05 ID:MirzhoZm0
 

ルッキーニ「……」


ルッキーニ「……ふがっ!」


ルッキーニ「…………」

ルッキーニ「………」


ルッキーニ「……ふぁぁぁあ……あれっ」

ルッキーニ「……まだ夜だ」


ルッキーニ「……もっかい寝よっと」


ルッキーニ「zzzzzzzz」




108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:52:18.71 ID:MirzhoZm0
 


ルッキーニ「……シャーリー!」

シャーリー「お、ルッキーニ、はやく支度しろ」

ルッキーニ「はーい……って、何の?」

シャーリー「おいおい…今日はロマーニャの名画座に行って映画見るんじゃなかったのか?」

ルッキーニ「……うじゅう……そうだっけ……」

シャーリー「仕方ないなあ……ほら、早く後ろに乗れ」


ルッキーニ「うわぁぁい!ドライブ!ドライブ!」

シャーリー「全く……」

           ブロロロロロロロ…



110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:59:05.40 ID:MirzhoZm0
 
ルッキーニ「うにゃあ!凄いエンジン音…!」

シャーリー「よし!出発するぞ!」

          ブウウウウウウンン……

ルッキーニ「うううう……何か…また……来そう…何かが……」

シャーリー「…ルッキーニ!しっかり捕まれよ!」

ルッキーニ「うじゅぅぁぁ!風が…風が……」

      バババババ!

シャーリー「スピードは大丈夫かぁ!ルッキーニぃぃ!」


ルッキーニ「うにゃあああああ!!!!」

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:04:07.67 ID:MirzhoZm0
 


ルッキーニ「うにゃああ!」ガバッ!


ルッキーニ「……!」



ルッキーニ「んもおおお! また起きちゃったぁぁ!」


ルッキーニ「しっかり寝ないと体が育たないのにぃぃ!」

ルッキーニ「もう!突然エンジン蒸すシャーリーのせいだかんね!」

ルッキーニ「………」




ルッキーニ「……」



114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:10:13.14 ID:MirzhoZm0
 
ルッキーニ「………うじゅううう!眠れないぃぃぃ!」

ルッキーニ「……」


ルッキーニ「でも………あたし、どんな夢見てたっけ…」

ルッキーニ「シャーリーが出てきて…バイクに乗って……」


ルッキーニ「えっと……」

ルッキーニ「…………えっ……と………」


ルッキーニ「………」



ルッキーニ「……zzzzz」



116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:16:06.11 ID:MirzhoZm0
 

ルッキーニ「……あれ?ここは?」

シャーリー「お、やっと起きたかルッキーニ」

ルッキーニ「えっ……?」

シャーリー「ほら、今日上映するアニメ作品はこの2つだ」

ルッキーニ「………」

シャーリー「全く…上映する前からそんな状態じゃあな…」

ルッキーニ「ごめんなしゃい…」

シャーリー「仕方ないな…」

ルッキーニ「ん?」

シャーリー「どうした?ルッキーニ」

ルッキーニ「うにゃあ!どっちの映画も面白そう!」

シャーリー「ほら、もう上映が始まるぞ。早く席を取っちまおう」

ルッキーニ「……うん!」


118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:22:13.56 ID:MirzhoZm0
 


ルッキーニ「………うっ……」

ルッキーニ「…………ふぁぁぁぁ」

         チュンチュン… >

               チュンチュン… >


ルッキーニ「……えええええ!もう朝~~~?」

ルッキーニ「…………今日の夢全然楽しくなかったぁ~~!」


ルッキーニ「………」

ルッキーニ「やだよぉぉ!シャーリーのバイクに乗りたかったよぉぉ!映画とかどうでもよかったのにぃ!」



ルッキーニ「なんで夢っていつも大事なところが端折られるの~~!」


120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:27:12.06 ID:MirzhoZm0
 
         ~ 坂本美緒の場合 ~

美緒「……はっはっは……zzzz」


美緒「……zzzzz」


美緒「………zzzzzz……はっは」

美緒「……zzzzzzz」


美緒「はっはっはっは!………」バッ!


美緒「………zz」

美緒「zzzzzzzz」



125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:34:39.48 ID:MirzhoZm0
 

美緒「烈風斬!!! れっぷううざん!」


美緒「はっはっは!見ろペリーヌ!コレが新しい真・烈風斬だ!」


美緒「はあああっはっはっはぁ!!!!!」


ペリーヌ「いやあ!イタい!イタいですわ!」

美緒「イタいとは何だ!せっかく必殺技を編み出してやったのに!」

ペリーヌ「見てられませんわ!」


美緒「はっはっはっは!!!真・烈風斬!!!!!」

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:39:05.69 ID:MirzhoZm0
 
ペリーヌ「少佐!やめて下さい!!」

美緒「うるさい!れっぷうざん!!!!!れっぷ~~~~ざん!!  は~~っはっはっは!!!!」

ペリーヌ「イタい!イタい!イタイタしいですわあああ!」

美緒「ペリーヌ!なんてことを言うんだ!お前があんなヘマをしたからだぞ! だから私がペリーヌをいついかなる時でもサポート出来るように烈風斬を強化したんじゃないか!」

ペリーヌ「いやあ!増々イタいですわ!」

美緒「は~~~はっはっは!」

美緒「真・烈風斬!!!!  ああ!いつ聞いてもいい響だ!魂が揺さぶられる!」

ペリーヌ「少佐…もう………だめ……もう…コレ以上は……」


?「そこまでよっ!」



128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:44:19.29 ID:MirzhoZm0
 
美緒「誰だ!」

ペリーヌ「!」


?「ペリーヌさん!私が来たからにはもう大丈夫よ!」


美緒「み、ミーナ…!」

ペリーヌ「中佐!」

ミーナ「……ペリーヌさん。一人でよく耐えたわね、かつて無い精神的苦痛だったでしょう…」

ペリーヌ「はい…」

ミーナ「美緒!ペリーヌさんの目を御覧なさい!こんなに涙を浮かべて…」

美緒「……」




ミーナ「あなた恥ずかしくないの!!!!?」

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:49:56.83 ID:MirzhoZm0
 
美緒「……」

ミーナ「何か言いなさい!」


美緒「………れっぷぅ
ミーナ「だからそれやめなさいって!」

美緒「しん
ミーナ「"真"も禁止!」



美緒「……………」

ミーナ「………」


美緒「………」

ミーナ「ほら、ペリーヌさんに謝りなさい」

美緒「……すまない…ペリーヌ」

ペリーヌ「いっ…いえ…わたくしは別に…」

ミーナ「"すまない"じゃないでしょ?」


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:54:33.69 ID:MirzhoZm0
 
美緒「あ、ああ……すみませんでした」

ミーナ「美緒?扶桑において最上級の謝罪は……どうすればよかったかしら」

美緒「………」

ミーナ「ほら!」

美緒「…すまないペリーヌ!許してくれ!この通り!」バッ!

ミーナ「おほほほほほほ! そう!"ドゲザ"よ!わかってるじゃないの!」

美緒「ううっ……ううう……」

ペリーヌ「少佐!」

ミーナ「あら、美緒みたいな人でも、涙は出るのね」

美緒「うっ……うわぁぁん……」


134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:59:38.05 ID:MirzhoZm0
 



美緒「……は!」ガバッ


美緒「…………ふう」


美緒「………」


美緒「………はあ」


美緒「………」


美緒「………うううっ……ふぇぇ……」

美緒「ひどい………グスッ………ひどいじゃないかミーナ……」


美緒「うわあああああぁぁぁぁ……!!!!!」

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 00:05:26.48 ID:0a7PGFa/0
 
          ~ エーリカ・ハルトマンの場合 ~



エーリカ「ふああああ……」


エーリカ「今日はどんな夢をみよっかなぁ…どこに行こうかなぁ」


エーリカ「……ふっ……ふぅぁぁ」

エーリカ「………」


エーリカ「………」


エーリカ「…………………zzzz」



エーリカ「zzzzzz」



138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 00:10:24.94 ID:0a7PGFa/0
 


エーリカ「……よっと!」

エーリカ「おお!ここは……」


エーリカ「ごくごく普通の町中かぁ…」


エーリカ「よし!じゃあここでいっちょ核爆弾でも落としてみよっか」



エーリカ「うおおおおおお!」


       ドオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

        きゃあああああああ >

      うわああああああああ >

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 00:16:10.50 ID:0a7PGFa/0
 
エーリカ「ははは!やっぱり夢って楽しいなあ!」



   あれっ? 何だったんだ今のは >

              大きな爆発音がしたはずよ >



エーリカ「よし、次は……お?」


エーリカ「………」

エーリカ「………あの老人を助けてあげよう」



  「うううん…困ったものじゃ」

エーリカ「おじいさん!お困りのようですね!」



141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 00:21:32.25 ID:0a7PGFa/0
 
  「ああ、どうやら道に迷ってしまってな」

エーリカ「どこに行きたんですか!」

  「ちょっと、孫が入院してる病院にな…」

エーリカ「お安いご用!」


エーリカ「えいっ!」

エーリカ「病院よ!目の前にまで来いっ!」


   ゴゴゴゴゴゴゴ…

   「おお、助かった」

エーリカ「なんの!」

   「不思議な力を持っておられる」


150 :2013/11/25(月) 00:55:01.03 ID:0a7PGFa/0
  
エーリカ「いやいや」

   「私がもっとお金持ちなら…あなたにお礼を差し上げたいものじゃが」

エーリカ「そっか……じゃ、こうしよう」

   「?」


エーリカ「おじいさんよ!大富豪になれ!  えいっ!」

   「ん?何じゃ?」

          ブウウウウウウウン…

   「な、なんじゃこの高級車は!」

エーリカ「さあ、おじいさん!はやく孫に自慢しなよ!」

   「あ、ああ、君へのお礼はいつか必ずする!頼む、住所を教えてくれないか!」

エーリカ「それはちょっとねえ」

エーリカ(どうせこれは夢だから…お礼もらうまでに朝になっちゃうよ)

   「そうか、残念じゃ」

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 00:56:07.85 ID:0a7PGFa/0
 
エーリカ「またね~!」


エーリカ「ふうう…これが夢のデメリットだよね」

エーリカ「次は…どうしよっか」

エーリカ「ここで巨大なネウロイに変身して世界を絶望に…!」

エーリカ「……」

エーリカ「でもこれは前に一度やったしなあ」

エーリカ「……う~ん」

エーリカ「病院………そっか」

エーリカ「よし!」

エーリカ「クリスのふりしてトゥルーデをからかおっと!」

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 00:57:35.95 ID:0a7PGFa/0
 


エーリカ「ふああああ~~」

   チュンチュン… >

          チュンチュン… >

エーリカ「……お、もう朝?」


エーリカ「……久しぶりかな」


エーリカ「こんな時間に起きれたのは……」

エーリカ「…」

エーリカ「よし!早速試そっと!」



154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 01:05:21.00 ID:0a7PGFa/0
 
      ~ ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケの場合 ~


ミーナ「zzzzzz」

ミーナ「zzzzz」




ミーナ「うっ……う……」


ミーナ「zzzzzz」


ミーナ「み、美緒……zzzzz」


ミーナ「……zzzz……それは……zzzz」


ミーナ「zzzzzz」




159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 01:12:35.90 ID:0a7PGFa/0
 

ミーナ「……あら?」


ミーナ「ここはどこかしら」


ミーナ「確か……地下室だったかしら」


ミーナ「……普段あまり入らない部屋ね」


ミーナ「…あら?」


ミーナ「基地にこんな地下室あったかしら」

ミーナ「……んん?」


ミーナ「あったような…無かったような…」

ミーナ「よく思い出せないわ」


162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 01:21:25.67 ID:0a7PGFa/0
 
ミーナ「とにかく…電気を付けないと」


         パチッ!

ミーナ「!」

ミーナ「何よコレ……」

ミーナ「何なのこの服……」


ミーナ「………どうしてこんなモノが基地にあるの!?」


ミーナ「……巫女……装束……」


ミーナ「これを着ろっていうの……」


ミーナ「………」

ミーナ「……ゴクリ」


ミーナ「いやっ!な、何考えてるのかしら私!」

ミーナ「……でも…」



164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 01:31:03.23 ID:0a7PGFa/0
 
ミーナ「ここなら……誰も……」

ミーナ「……ゴクリ」

ミーナ「…ちょっとだけ……」

ミーナ「よいしょ……」

ミーナ「ここに……腕を通して……」スルッ

ミーナ「いやっ…何よコレ……袖が広がりすぎてて……邪魔だわ……」

ミーナ「まったく…扶桑の魔女って……どうしてこんな暑苦しいものを着るのかしら……」

ミーナ「そして…コレが袴ね」

ミーナ「これを…穿いて……」

ミーナ「前で結べば……」


ミーナ「これで完璧ね!」


ミーナ「や、やだ…ちょっと恥ずかしいわ//」

ミーナ「上は白一色…下は赤一色…」

ミーナ「なんて独特な色使いなのかしら。扶桑のセンスはわからないわ」


169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 01:37:25.57 ID:0a7PGFa/0
 
           きゃああああああ! >

              はっはっは!!!! >

ミーナ「!!」

ミーナ「誰かいるの!?」

          や、やめて下さい…少佐… >

                  まだだ!ペリーヌ!こんなものでは済まないぞ! >

ミーナ「美緒とペリーヌさん!」

ミーナ「どうして地下室に…!」

       いやあ!もう許して!…いっ……痛い!>

                    何言ってるんだペリーヌ!まだまだこれからだ! >



ミーナ「大変!ペリーヌさんが困っているわ!」ダッ!


ミーナ「美緒!そこまでよ!」


171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 01:46:43.49 ID:0a7PGFa/0
 
美緒「お、ミーナか」

ペリーヌ「ちゅ…中佐…」

美緒「今な、コスチュームプレイで盛り上がっていたところだ」

ペリーヌ「もう恥ずかしいですわ…」

ミーナ「こすちゅーむ…ぷれい…?」

美緒「ああ、ペリーヌに無理やりウェディングドレスを着せて、そして私がタキシードを着て楽しむ」

ミーナ「へっ…へえ」

ペリーヌ「痛い…苦しい……」

美緒「耐えろペリーヌ!ウエストの締め付けくらいどうってこと無い!」


ペリーヌ「痛すぎます!もう息をするのも苦しいですわ!」


美緒「はっはっは!美しいぞペリーヌ!」

ペリーヌ「しょ…少佐//」


ミーナ「バカバカしい…」


174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 01:54:08.46 ID:0a7PGFa/0
 
 
美緒「何言ってるんだ、そんな格好して。それは扶桑に古来から伝わる巫女装束だな!」

ミーナ「あっ…」

美緒「なんだ、ミーナもそういう趣味があったのか!」

ミーナ「いやっ…これは…」

美緒「はっはっは!恥ずかしがる必要はない!さ、一緒に盛り上がろう!」

ミーナ「ちょ…え……?」

美緒「ちょっとミーナには年齢的にキツイが……問題ない!楽しければなんだっていい!」

ミーナ「いやっ……な…へ?」

美緒「熟女のコスチュームプレイは一段とそそる!なあペリーヌ!」

ペリーヌ「少佐の言うとおりですわ~」

ミーナ「いやあああああああああ!!!!!!」

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 02:03:50.38 ID:0a7PGFa/0
 

ミーナ「はぁ!」ガバッ!


ミーナ「はあ……はあ……」



ミーナ「…………」

ミーナ「……悪夢よ……悪夢」

ミーナ「どうして夢の中ではおばさんって設定なの!」

ミーナ「いつもそう!年齢設定が毎度おかしいわ!」

ミーナ「…………でも」



ミーナ「美緒のタキシードは………何か……」

ミーナ「ふふっ」


180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 02:12:04.44 ID:0a7PGFa/0
 
    ~ サーニャ・V・リトヴャクの場合 ~



サーニャ「……夜間哨戒」


サーニャ「本日も異常なし……」フラフラ

     ドサッ…



サーニャ「………」

サーニャ「…………」


サーニャ「……zz」


サーニャ「zzzzz」





182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 02:20:41.55 ID:0a7PGFa/0
 
 

サーニャ「………」

    ♪~♪~

サーニャ「……」

サーニャ「…………」

   ♪~♪

サーニャ「…」

サーニャ(またこの夢…)

サーニャ(…幼いころの記憶…)

サーニャ(…ピアノのを弾きながら…………)

  「サーニャ、あの曲を聴かせてくれ」

サーニャ「お父様…!」



184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 02:27:36.15 ID:0a7PGFa/0
 
  「今日は一段と寒い。サーニャの演奏で、温めてくれないか」

サーニャ「…はい」

     ♪~~♪~
   ♪~
       ♪~~

  「……さすがだ。この年でその曲を演奏するとは」

サーニャ「……」

  「どうした?サーニャ」

サーニャ「なんでもない…」

  「……あら、あなた、帰ってたのね」
  「ああ…」

サーニャ「お母様…!」

  「……もっときれいなピアノを買ってあげたいわ」
  「何を言う。ピアノはボロくても、サーニャの演奏する曲はとても美しいんだ。な、サーニャ」

サーニャ「はい……」

  「……元気が無いわね」

サーニャ「そんなこと……」



188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 02:35:58.26 ID:0a7PGFa/0
 
サーニャ(…………)

  「この娘は立派なピアニストになる…それがこの娘の運命なんだ」
  「あなた…もうそんな話はやめて頂戴」

サーニャ「…」

サーニャ(わかってる…わかってるわ……もうすぐ、軍が家に来るの……)

サーニャ(…………私は無理やり連れて行かれる………)

サーニャ(そこでいつも夢が覚める……)

サーニャ(……大丈夫……もう慣れた……) 

  ♪~ ♪ 
    ♪~~♪~~

        ドンドンドン! >

  「!」
  「どうして…!?」

サーニャ「………」

  「まずい!奴らもう来たのか!」
  「ちょっと!今日だなんて聞いてないわ!」


191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 02:44:26.46 ID:0a7PGFa/0
 
サーニャ「……」

      ドン!!! >

サーニャ「!」

  『アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク様のご自宅で間違いないでしょうか』

  「……」
  「……」

  『ウィッチとしての収集命令です。拒否権はありません。』

  「……」
  「……」

  『……軍としても、これほどウィッチの素質がある人を見逃すわけにはいきません。さ、早く』

サーニャ「…はい」

  「サーニャ!その人についていっちゃダメよ!」
  「こんな幼い少女に武器を持たすなんて……!」

  『選ばれたんですよ、優秀なウィッチに。これは親としても誇らしいことじゃありませんか』

  「そんな馬鹿な話…」

サーニャ「……さよなら、お父様…お母様…」



194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 02:51:23.66 ID:0a7PGFa/0
 
            まてええええええええええええええ!!!!!! >

サーニャ「…?」

            その娘から手を離せぇぇぇぇぇぇ!!!!! >

サーニャ(この声…!)



  『何ですかあなたは』

エイラ「私の大切な大切な…友達だあ!!!!」

サーニャ(エイラ…どうして…!?)

  「サーニャ、知り合いかい?」
  「失礼ですが…どちら様で…」

エイラ「うるさいうるさい!あっちいけええ!」ポカポカ

  『痛い痛い!何をする!!』

  「きゃあ!」
  「何なんだ君は!」

エイラ「さあ!サーニャ!早く私と一緒に逃げるぞ」

195 :>>194 6行目 私の→私はサーニャの:2013/11/25(月) 02:57:27.07 ID:0a7PGFa/0
 
サーニャ「……………うん!」

   タッタッタッタ…

  「誘拐よ!誘拐!」



サーニャ(どうして…どうしてエイラがいるの…?)

サーニャ(エイラ……エイラぁ……)


  タッタッタ……


エイラ「サーニャ!大丈夫か!?」

サーニャ「……ふふ」

エイラ「サーニャ…?」


サーニャ「……ありがとう、エイラ」


198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 03:06:51.67 ID:0a7PGFa/0
 




サーニャ「…………」

サーニャ「……………」



サーニャ「…………不思議…」

サーニャ「エイラが出てくるなんて……」




サーニャ「………」

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 03:14:04.87 ID:0a7PGFa/0
 
    ====朝====


芳佳「おはよ~リーネちゃん」

リーネ「おはよう」


芳佳「ふぁぁあぁぁ」

リーネ「まだ眠いね」

芳佳「………なんか変な夢見ちゃってさ」

リーネ「そうなの…」

芳佳「…とても不思議な夢だったはずなんだけど…わすれちゃったあ…えへへ」

リーネ「そう……」

芳佳「さ、早く朝ごはんつくろうよ」

リーネ「…………芳佳ちゃん」

芳佳「?」

リーネ「……ありがとう」

芳佳「どうしたの急に」

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 03:23:10.33 ID:0a7PGFa/0
 
リーネ「夢の中でね、芳佳ちゃんに助けられちゃった」

芳佳「そうなんだ!」

     ガチャ…

ルッキーニ「おはよ」

芳佳「ルッキーニちゃん!今日は早いね!」

ルッキーニ「もう!シャーリーのせいだよ!」

芳佳「シャーリーさんがどうしたの?」

ルッキーニ「夢の中でシャーリーがやたらうるさいから…全然眠れなかった!」

芳佳「それシャーリーさん全然悪くないと思うけどなぁ…」


    ガチャ…

サーニャ
エイラ 「おはよう…」

芳佳「あ、サーニャちゃん!どうしたの!昨日も夜間哨戒でしょ!?」

サーニャ「ううん、ちゃんと寝られた」


201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 03:31:26.00 ID:0a7PGFa/0
 
リーネ「でも…!」

サーニャ「いいの…大丈夫………とても、いい気分だから」

芳佳「?」

サーニャ「ふふっ……//」

芳佳「エイラさんも何か機嫌がいいですね」

エイラ「ああ!とってもいい夢を見れた!こんなに気分の晴れた朝は久々ダナ!」


      バアン! >

芳佳「うわっびっくりした!」

エーリカ「ほら~トゥルーデ~なでなで~」

バルクホルン「頭を撫でるんじゃない…やめろぉぉ!//」
 
エーリカ「これがいいんでしょ~ここが弱いんでしょ~」

芳佳「朝から元気ですね…」


   ガチャ…

美緒「………」


205 :1:2013/11/25(月) 03:51:17.76 ID:0a7PGFa/I
リーネ「あ、おはようございます」

美緒「………」

芳佳「坂本さん、今日も朝練終わりですか?」

美緒「……」

リーネ「……元気が無いですね」

美緒「……ああ」

芳佳「?」

シャーリー「おっす!」

芳佳「あ!シャーリーさん!」

シャーリー「あれ?こんな時間なのに人が多いな」

芳佳「今日はなぜか早起きばかりなんです」

シャーリー「そっか」

206 :1:2013/11/25(月) 04:00:36.05 ID:0a7PGFa/I
芳佳「シャーリーさんはどうして…」

シャーリー「たまたま早く目が冷めてさ」

芳佳「変な夢でも見たんですか?」

シャーリー「いや、なんでもない普通の夢だったよ」

   ガチャ… >

ミーナ「おはよう」
ペリーヌ「おはようございます」

リーネ「ミーナ中佐…!ペリーヌさん…!」

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/25(月) 04:01:46.79 ID:0a7PGFa/0
 
ペリーヌ「なんだか朝から騒がしいですわね」

ミーナ「珍しいわね…この時間に全員揃うの」

芳佳「はい……そうだ!一度皆さんと、語り合いたいことがあったんです!」

ミーナ「なにかしら」

バルクホルン「今後の戦略か!?」

芳佳「いえ、本当に何でもない話なんですけど…」

バルクホルン「言ってみろ」



芳佳「皆さん!昨日はどんな夢を見ましたか!?」



             完