1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:12:35.56 ID:OWVEp/iK0
れんげ「にゃんぱすー」
楓(駄菓子屋)「おぉ、れんげか…ってなんだそりゃ」
れんげ「?」
楓「不思議そうに首を傾げるな!ほら今の『にゃんぱすー』ってやつ」
れんげ「にゃん!ぱすぅ!」
楓「…そうか。ならいいんだ」
れんげ「姉ねぇに100円貰ったん!何かおススメとかありますか?」
楓「おススメか…本当ならプリンタセットの30万のPCをおススメしたい所だが…」
楓「相手はれんげだしな…」
楓「う~ん…」
れんげ「う~ん…」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:17:02.23 ID:OWVEp/iK0
楓「これはどうだ?粉を入れるだけでコーラが出来上がる不思議な白い粉だ」
れんげ「ウチ…知ってるん。それ本当はコーラじゃなくて美味しくないん」
楓「いやいや、美味しいぞ。ってか飲んだ事あるのか?」
れんげ「なっつんが言ってたん」
楓「アホの言うことは気にすんな」
れんげ「むむむ…」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:22:13.98 ID:OWVEp/iK0
楓「あーわかったわかった。じゃあ試しに1個開けてみよう」
れんげ「お、おぉぉっ!」
楓「へっへっへっ、水に入れてねればねるほど、色が変わって…こうやって…出来上がり!」
れんげ「?」
楓「いや、今のは無し。絶対無しだ。…現代っ子にはわからないか」
れんげ「そんなことより、飲むん。ウチのどがカラカラなのん」
楓「はいはい、どうぞ」
ごくごくごく
れんげ「美味しいん!」
楓「ははは。だろ?」
れんげ「この偽物で安物っぽい味がとてもいいのん。たまに飲みたくなる味なんな」
楓「ほっとけ」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:27:03.61 ID:OWVEp/iK0
楓「しかし、これであのアホが『美味しくない』って言ったのが間違いって証明されたな」
れんげ「なっつん凄いん」
楓「は?何がだ?」
れんげ「『美味しくない』って言えば、『駄菓子屋はそれを奢ってくれる』って、なっつんが言ってたのん」
楓「くそーっ!夏海め!!」
れんげ「ごちそうさまでしたん」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:33:03.87 ID:OWVEp/iK0
楓「…じゃあ、これなんてどうだ?ちょっと高いがサクッてする板チョコだぞ」
れんげ「もうお腹いっぱいなのん」
楓「…そうか」
れんげ「あ、あれは!?」タタタタタッ
楓「おーい、奥は散らかってるから気をつけろよー」
楓「…さて、テレビでも見るか」
ツンツン
楓「ん?何かあったのか?」
れんげ「これ、これ読んでほしいん。これ!」
楓「これはシンドバットの冒険の紙芝居…」
楓(そういえば、れんげに読んでやろうと思って入荷したんだったな)
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:37:53.17 ID:OWVEp/iK0
れんげ「…」
楓「ふむ」
れんげ「ダメなん?」
楓「あぁ~、しょんぼりすんな。読んでやるから」
れんげ「うおっぉぉぉ」
楓「そんなに目を輝かせるなよ。ただし、今度は何か買ってけよ」
れんげ「うん♪」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:43:40.60 ID:OWVEp/iK0
………
一穂「れんちょーん。近くまで来たから迎えに来たよー」
一穂「…って、あらら」
れんげ「ぐーぐーだがしやー」Zzzz
楓「むにゃむにゃ。楓さまってよべー」Zzzz
終わり
続きまして
小鞠「蛍もこたつ入る?」蛍(センパイはミニスカ…そしてこたつ)
をお送りいたします
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:48:12.66 ID:OWVEp/iK0
蛍「こんにちはー」
小鞠「いらっしゃい、蛍」
ダダダダダダダダダ!
夏海「スライディング イン こたつ!」
蛍(夏海センパイが頭からこたつに入っちゃった!?)
夏海「ふーぬくぬくー」
小鞠「んもー行儀が悪いよー夏海」
にょき
夏海「いいじゃん、別にー」
小鞠「って、何で私の膝の上に頭を出してんのよ」
夏海「えへへ~姉ちゃんぬくぬくー」
小鞠「抱きつくな!」
蛍(きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ)
蛍(私もやりたい!私もやりたい!私もやりたい!私もやりたい!私もやりたい!私もやりたい!)
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:53:33.31 ID:OWVEp/iK0
蛍(あっ!!!!!!!!!!!!!)
蛍(センパイにやってもらうのもあり!絶対にあり!)
蛍(でも、どうやったら…)
蛍「ムムムムム」
小鞠「あーほら夏海が変な事するから、蛍が入りにくそうにしてるよ」
夏海「ごめんねーほたるん」
蛍「いえいえ、いいアイデアを頂きましたし」
小鞠「え?」
蛍「あっ、いえ。その…」
夏海「あーもしかして」
蛍「いえ!ち、違うんですよ!?」
夏海「スライディング イン こたつ!やりたいんでしょ?」
蛍「え?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 21:58:24.50 ID:OWVEp/iK0
小鞠「はぁ~。蛍がそんな事するわけないでしょ?」
夏海「えー、だってこう見えても小学生だよー。絶対にやりたいって」
小鞠「ん~…そうなの?蛍?」
蛍「あっ、いえっ、その…あの…実は…はい」ゴニョゴニョ
夏海「じゃあウチ出るから…ちょっと待ってて」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:03:26.90 ID:OWVEp/iK0
夏海「よし!こたつで着替えも終わったし、れんちょんの家に遊びに行ってくるね」
小鞠「はいはい、行ってらっしゃい」
蛍「行ってらっしゃいです」
小鞠「…でやるの?」
蛍「は、はい。その…ふつつか者ですがよろしくお願いします」
小鞠「うん?」
蛍「行きます!えいっ!」
ズサーっ
蛍(やった自然にこたつに入れた!あとは…)
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:08:46.74 ID:OWVEp/iK0
■妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
バサッ
小鞠「って、何で私の膝の上に顔を出してるの!?」
蛍「テヘッ☆間違っちゃいました」
小鞠「まったく蛍はあわてん坊さんだなぁ~」ナデナデ
蛍「えへへ~」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
蛍(無理無理無理無理無理無理無理無理無理!でも夢に向けて頑張れ私!)
ゴソゴソ
蛍(まずは向きを変えて…よし!センパイの足はこっちに…)
蛍「!?」
蛍(ハイニーソ!?)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:13:52.38 ID:OWVEp/iK0
小鞠「えーと、大丈夫?何か静かだけど頭とか打ってない?」
蛍「大丈夫です!全然OKです!」
小鞠「そ、そう?」
小鞠(気持ちいいのかな?私もやってみようかな…で、でも私はお姉さんだし…でも…)
蛍(どうしよう…)
蛍(ハイニーソの太ももにスリスリするのは難易度が高いよぉー)
蛍(うぅ…)
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:18:44.00 ID:OWVEp/iK0
………
小鞠「蛍!?ちょっと大丈夫!?」
蛍「え?…センパイ?」
小鞠「まったくのぼせちゃって…ずっとこたつに入ってるからいけないんだよ!」
蛍「え?あっ…私…ごめんなさい」
小鞠「んもー。最初死んじゃったかと思ったんだから!」
蛍(頭がボーとしてたけど…だんだん意識が回復して…)
蛍「ひ、膝枕!?」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:23:40.96 ID:OWVEp/iK0
小鞠「え?あっ、ごめんね。慌ててて、こたつから頭をひっぱり出すだけで一杯一杯で」
蛍「っ~」ブバァァ
小鞠「って、すっごい量の鼻血!?蛍!?大丈夫!いやーーーーーお母さんーーー蛍がーーーー」
蛍「えへへ~。もう死んでもいいかも…」
小鞠「ちょっと死なないで!蛍!?蛍ーーーーー!」
終わり
続きまして
夏海「ウチが不人気という風潮」
をお送りいたします
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:28:52.66 ID:OWVEp/iK0
小鞠「まぁ、そういう風潮はあるかもね」
夏海「うわあああああ姉にさっそく肯定されちゃったあああ」
小鞠「でもひか姉が東京のインターネットで見た情報なんでしょ?」
小鞠「そんなのを信用しているうちは、まだまだ夏海も子供って事だね」
夏海「うぅ…人気者だからって調子にのって…」
夏海「ハッ!」
夏海「そうだ!ウチ、姉ちゃんの真似をする!」
小鞠「へ?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:34:02.03 ID:OWVEp/iK0
夏海「髪を下ろして…」
夏海「じゃーん、姉ちゃんの真似!」
夏海「姉ちゃんですよー大人ですよーちっちゃくないですよー」
小鞠「」イラッ
ガララララッ
蛍「センパイはそういうんじゃありません!もっとこう!夏海センパイとは別次元の存在なんです!」
小鞠「蛍!?」
夏海「別次元!?」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:39:16.80 ID:OWVEp/iK0
………
蛍「え?人気ですか?」
蛍「でも、正直人気ってどうでもいいような…」
小鞠「でしょー。私もそういうので争ううちはどうなの?って思うんだけどねー」
夏海「うぅ…人気者だからって調子にのって…」
夏海「…」
夏海(でもウチもほたるんほどじゃないけど、スタイルいいよね)
夏海(なのに、この人気の差…)
夏海「ハッ!」
ダダダダダダダダ
蛍「え!?夏海センパイどこに行くんですか!?」
小鞠「気にしなくていいよ。どうせどうでもいい事、思いついたんだろうし」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:44:01.74 ID:OWVEp/iK0
………
夏海「これだーっ!」
小鞠「!?」
蛍「それは!こまぐるみ366号!通称『こまちゃんハウス』!」
小鞠「って、何それ!?」
蛍「あっ、いえ、小鞠センパイの形をしたぬいぐるみのお家でして……」
小鞠「へぇ~。蛍って何でも作れるんだね」
蛍「そんなー褒めないでくださいよー」
蛍(ワーイ♪センパイに褒められちゃったー♪)
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:49:24.96 ID:OWVEp/iK0
夏海「ウチもこういうの作る!たくさん作れば、ほたるんみたいに人気アップするかも」
小鞠「いや、それは普通にドン引き」
蛍「……………………………………………………え?」
夏海「あ、あれれぇー!?」
小鞠「そういうのが許されるのは小学生までだし」
蛍「………………………………………………………………ですよね」
夏海「ち、畜生ー!人気者共のバカ野郎ーーー」タタタタタタタ
蛍「せ、センパイ!?」
小鞠「いいよ、気にしなくて。どうせお腹減ったら帰ってくるから」
蛍「そ、そうなんですね」
兄「…」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:54:38.39 ID:OWVEp/iK0
………
雪子(夏海母)「はあ?人気?」
夏海「うんうん。そもそも母ちゃんが人気があるように産んでくれたら」
雪子「やっぱり勉強だね」
夏海「…へ?」
雪子「れんげちゃんは成績優秀。姉ちゃんも兄ちゃんも蛍ちゃんも普通にいい…………で、あんたは?」
夏海「う、ウチは…まぁ、平均並みには…」
雪子「どこの平均よ!!!!」
夏海「うっ」
雪子「勉強しな!絶対に成績も人気もあがるから!」
夏海「いやーーーーーーーーー」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 22:59:37.03 ID:OWVEp/iK0
………
夏海「勉強やるふりして逃げてきた」
夏海「そもそも夏海ちゃんの部屋に、窓とドアがあるのがいけないもんねー」
夏海「窓もドアもあれば外に出ちゃうもんだもんねー」
夏海「…」
夏海「はぁ…夕日見てたら目が痛くなってきた…」
夏海「お腹も減ったし帰ろうかな」
兄「…」
夏海「兄ちゃん!?」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:04:15.82 ID:OWVEp/iK0
夏海「…」
夏海「よくよく考えたら、ウチって兄ちゃんよりは人気あるよね」
兄「」ウン
夏海「まぁ、兄ちゃんより人気無かったらヘコむけど」
兄「!?」ガーン
夏海「はぁ~…」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:09:36.01 ID:OWVEp/iK0
バサッ
夏海「えっ!?」
兄「」
夏海「え?プレゼント?」
兄「」ウン
夏海「え?人気が出るための?」
兄「」ウン
夏海「ありがとう。ウチの為に………そっか。ウチの為に…」
兄「」ウン
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:15:00.89 ID:OWVEp/iK0
夏海「ねえ…開けてもいい?」
兄「」ウンウン
ガササッ
夏海「わーい♪猫耳ー♪」
兄「」ウンウン
夏海「猫ちゃんですよー。にゃーんにゃーん♪」
兄「…」
夏海「って、こんなので人気が上がれば苦労せんわーーー!」
兄「!?」ビクッ
夏海「兄ちゃんのバーカバーカ」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/24(日) 23:19:05.89 ID:OWVEp/iK0
■次の日
れんげ「おぉっ!なっつんの筆箱かわいいん!」
小鞠「あれ?いつの間に買ったの?」
蛍「わぁー猫耳がついてて可愛いですね~」
夏海「いやー、ちょっと自作でねー」
夏海「まぁ、せっかくのプレゼントだし」ボソッ
小鞠「え?」
夏海「いや、なんでもーあははははー」
終わり
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